JPH1092967A - 底面突起状端子配列型集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents
底面突起状端子配列型集積回路装置及びその製造方法Info
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- JPH1092967A JPH1092967A JP24201096A JP24201096A JPH1092967A JP H1092967 A JPH1092967 A JP H1092967A JP 24201096 A JP24201096 A JP 24201096A JP 24201096 A JP24201096 A JP 24201096A JP H1092967 A JPH1092967 A JP H1092967A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 パッケージの多端子化及び軽薄短小化を図る
とともに、安価かつ良好な表面実装を可能とする集積回
路装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 この装置は、集積回路が形成されたIC
チップ1を含む底面突起状端子配列型集積回路装置であ
る。本装置は、チップ1が載置されるダイパッド20
と、ダイパッドの外周側において2次元配列された複数
のインナーリード先端部2aと、チップの端子と該先端
部とを個々に接続するボンディングワイヤ3と、インナ
ーリード先端部を露出させつつチップを載置する側にお
いてチップ,ダイパッド,インナーリード先端部及びボ
ンディングワイヤーを封止する封止体4と、先端部2a
の露出面に固着される突起状電導体6とを有する。ダイ
パッド20及び先端部2aはリードフレームから得ら
れ、先端部2aは突起状電導体を固着するためのパッド
を担う。
とともに、安価かつ良好な表面実装を可能とする集積回
路装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 この装置は、集積回路が形成されたIC
チップ1を含む底面突起状端子配列型集積回路装置であ
る。本装置は、チップ1が載置されるダイパッド20
と、ダイパッドの外周側において2次元配列された複数
のインナーリード先端部2aと、チップの端子と該先端
部とを個々に接続するボンディングワイヤ3と、インナ
ーリード先端部を露出させつつチップを載置する側にお
いてチップ,ダイパッド,インナーリード先端部及びボ
ンディングワイヤーを封止する封止体4と、先端部2a
の露出面に固着される突起状電導体6とを有する。ダイ
パッド20及び先端部2aはリードフレームから得ら
れ、先端部2aは突起状電導体を固着するためのパッド
を担う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子及び/
またはその他の素子により形成される集積回路(IC)
を担う装置に関し、特に、いわゆるハンダボールなどの
球状若しくはこれに等価な形の電導体が当該装置の外部
接続端子としてパッケージ底面に形成される底面突起状
端子配設型集積回路装置及びその製造方法に関する。
またはその他の素子により形成される集積回路(IC)
を担う装置に関し、特に、いわゆるハンダボールなどの
球状若しくはこれに等価な形の電導体が当該装置の外部
接続端子としてパッケージ底面に形成される底面突起状
端子配設型集積回路装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、電子機器そのものの高性能化及び
軽薄短小化に伴って、それに使用されるICパッケージ
の多端子化及び軽薄短小化の要求も、ますます強まる一
方である。表面実装型パッケージの一種として、パッケ
ージボディ縁端よりガルウイング状(L字状)のアウタ
ーリードを延出させた、例えばファインピッチQFP
(Quad Flat Package )がある。これによれば、そのリ
ードピッチを狭くしてパッケージの多端子化及び軽薄短
小化を実現している。しかしながら、このような微細加
工されたアウターリードによる外部接続型のパッケージ
は、しばしばプリント基板への実装に困難を来し、いわ
ゆる実装歩留まりの悪化を促すことがある。かかるアウ
ターリードは微細である故に変形しやすく、変形する
と、隣合うアウターリードどうしが接触してしまった
り、アウターリード先端を適正にプリント基板上のフッ
トプリントパッドにハンダ付けできない、といった恐れ
がでてくるのである。
軽薄短小化に伴って、それに使用されるICパッケージ
の多端子化及び軽薄短小化の要求も、ますます強まる一
方である。表面実装型パッケージの一種として、パッケ
ージボディ縁端よりガルウイング状(L字状)のアウタ
ーリードを延出させた、例えばファインピッチQFP
(Quad Flat Package )がある。これによれば、そのリ
ードピッチを狭くしてパッケージの多端子化及び軽薄短
小化を実現している。しかしながら、このような微細加
工されたアウターリードによる外部接続型のパッケージ
は、しばしばプリント基板への実装に困難を来し、いわ
ゆる実装歩留まりの悪化を促すことがある。かかるアウ
ターリードは微細である故に変形しやすく、変形する
と、隣合うアウターリードどうしが接触してしまった
り、アウターリード先端を適正にプリント基板上のフッ
トプリントパッドにハンダ付けできない、といった恐れ
がでてくるのである。
【0003】この問題を克服すべく開発されたのが、B
GA(Ball Grid Array )と呼ばれるパッケージであ
る。これも表面実装型パッケージの一形態と捕らえられ
るが、上記ファインピッチタイプとは端子の外部接続方
式において明確に異にする。BGAは、パッケージの底
面に略球状のハンダ(ハンダボール)を多数形成してこ
れを外部接続端子としている。かかるハンダボールは、
2次元のアレイ状に並べられるので、上記ファインピッ
チタイプがパッケージボディの外周に沿って単一列状に
端子を形成するのに相対し、導出すべき端子数に対して
必要なパッケージボディの主面面積が小さくて済むとと
もに端子ピッチを広く採ることが可能である。
GA(Ball Grid Array )と呼ばれるパッケージであ
る。これも表面実装型パッケージの一形態と捕らえられ
るが、上記ファインピッチタイプとは端子の外部接続方
式において明確に異にする。BGAは、パッケージの底
面に略球状のハンダ(ハンダボール)を多数形成してこ
れを外部接続端子としている。かかるハンダボールは、
2次元のアレイ状に並べられるので、上記ファインピッ
チタイプがパッケージボディの外周に沿って単一列状に
端子を形成するのに相対し、導出すべき端子数に対して
必要なパッケージボディの主面面積が小さくて済むとと
もに端子ピッチを広く採ることが可能である。
【0004】従来のBGAの基本構造をより詳しく説明
すると、先ず比較的小さなパッケージ用両面配線基板に
ICチップが搭載され、ICチップの電極パッドと当該
パッケージ用基板の配線パターンとがワイヤーボンディ
ングにより接続される。パッケージ用基板は、その配線
パターン及びスルーホールによって、ワイヤーボンディ
ングされた位置から底面側のハンダボールが形成される
所定の位置までを個々に接続する。そしてパッケージ用
基板の底面におけるハンダボール形成位置の各々にハン
ダボールが形成され、ICチップが樹脂封止されて完成
となる。
すると、先ず比較的小さなパッケージ用両面配線基板に
ICチップが搭載され、ICチップの電極パッドと当該
パッケージ用基板の配線パターンとがワイヤーボンディ
ングにより接続される。パッケージ用基板は、その配線
パターン及びスルーホールによって、ワイヤーボンディ
ングされた位置から底面側のハンダボールが形成される
所定の位置までを個々に接続する。そしてパッケージ用
基板の底面におけるハンダボール形成位置の各々にハン
ダボールが形成され、ICチップが樹脂封止されて完成
となる。
【0005】このように従来のBGAでは、ICチップ
の各パッドと接続すべくワイヤボンディングされた位置
から、対応するハンダボールの位置へと引き回すため
に、両面配線基板(以下、BGA基板と呼ぶ)が用いら
れている。かかるBGA基板の材質としては、ガラスエ
ポキシなど他の基板材料に比べて伸び率の小さいBT
(ビスマストリアジン)レジンが、従来より多く採用さ
れている。その理由は、パッケージボディの反りを抑
え、ハンダボールの平坦性を向上させるためである。
の各パッドと接続すべくワイヤボンディングされた位置
から、対応するハンダボールの位置へと引き回すため
に、両面配線基板(以下、BGA基板と呼ぶ)が用いら
れている。かかるBGA基板の材質としては、ガラスエ
ポキシなど他の基板材料に比べて伸び率の小さいBT
(ビスマストリアジン)レジンが、従来より多く採用さ
れている。その理由は、パッケージボディの反りを抑
え、ハンダボールの平坦性を向上させるためである。
【0006】しかしながら、BTレジンによるBGA基
板は、他の基板材料に比べて極めて高価であり、伸び率
等を無視してガラスエポキシを採用するにしてもやはり
ガラスエポキシが一般に高価であることに変わりがな
い。一方、全く新規な手段によって集積回路装置を製造
するとなると、一般に、その製造工程を新たに組み直し
たり、製造装置を新たに開発しなければならず、材料の
低コスト化の割に製造コストが高くついてしまう、とい
うこともある。よってこの点も考慮に入れて、集積回路
装置の総合的な低コスト化が図られることが望まれる。
板は、他の基板材料に比べて極めて高価であり、伸び率
等を無視してガラスエポキシを採用するにしてもやはり
ガラスエポキシが一般に高価であることに変わりがな
い。一方、全く新規な手段によって集積回路装置を製造
するとなると、一般に、その製造工程を新たに組み直し
たり、製造装置を新たに開発しなければならず、材料の
低コスト化の割に製造コストが高くついてしまう、とい
うこともある。よってこの点も考慮に入れて、集積回路
装置の総合的な低コスト化が図られることが望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、パッケージの多端子化及び軽薄短小化を図るととも
に、安価にしてかつ良好な表面実装を可能とする集積回
路装置及びその製造方法を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、パッケージの多端子化及び軽薄短小化を図るととも
に、安価にしてかつ良好な表面実装を可能とする集積回
路装置及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による集積回路装
置は、集積回路が形成されたICチップを含む底面突起
状端子配列型集積回路装置であって、前記チップが載置
されるダイパッドと、前記ダイパッドの外周側において
2次元配列された複数のインナーリード先端部と、前記
チップの端子と前記インナーリード先端部とを個々に接
続するボンディングワイヤーと、前記インナーリード先
端部を露出させつつ前記チップを載置する側において前
記チップ,ダイパッド,インナーリード先端部及びボン
ディングワイヤーを封止する封止体と、前記インナーリ
ード先端部の露出面に固着される突起状電導体とを有
し、前記ダイパッド及びインナーリード先端部は、リー
ドフレームから得られたものであり、前記インナーリー
ド先端部は、それぞれ前記突起状電導体を固着するため
のパッドを担うことを特徴としている。
置は、集積回路が形成されたICチップを含む底面突起
状端子配列型集積回路装置であって、前記チップが載置
されるダイパッドと、前記ダイパッドの外周側において
2次元配列された複数のインナーリード先端部と、前記
チップの端子と前記インナーリード先端部とを個々に接
続するボンディングワイヤーと、前記インナーリード先
端部を露出させつつ前記チップを載置する側において前
記チップ,ダイパッド,インナーリード先端部及びボン
ディングワイヤーを封止する封止体と、前記インナーリ
ード先端部の露出面に固着される突起状電導体とを有
し、前記ダイパッド及びインナーリード先端部は、リー
ドフレームから得られたものであり、前記インナーリー
ド先端部は、それぞれ前記突起状電導体を固着するため
のパッドを担うことを特徴としている。
【0009】本発明による集積回路装置の製造方法は、
集積回路が形成されたICチップを含む底面突起状端子
配列型集積回路装置の製造方法であって、前記チップを
リードフレームのダイパッドに載置しかつ固着するダイ
ボンディング工程と、前記チップの端子と前記リードフ
レームにおいて前記ダイパッドの外周側に2次元配列さ
れた複数のインナーフレーム先端部とをボンディングワ
イヤーにて接続するワイヤーボンディング工程と、前記
インナーリード先端部を露出させつつ前記チップを載置
する側において前記チップ,ダイパッド,インナーリー
ド先端部及びボンディングワイヤーを封止する片面封止
工程と、前記インナーリード先端部の露出面に突起状電
導体を固着する外部端子形成工程とを有し、前記インナ
ーリード先端部は、それぞれ前記突起状電導体を固着す
るためのパッドを担っていることを特徴としている。
集積回路が形成されたICチップを含む底面突起状端子
配列型集積回路装置の製造方法であって、前記チップを
リードフレームのダイパッドに載置しかつ固着するダイ
ボンディング工程と、前記チップの端子と前記リードフ
レームにおいて前記ダイパッドの外周側に2次元配列さ
れた複数のインナーフレーム先端部とをボンディングワ
イヤーにて接続するワイヤーボンディング工程と、前記
インナーリード先端部を露出させつつ前記チップを載置
する側において前記チップ,ダイパッド,インナーリー
ド先端部及びボンディングワイヤーを封止する片面封止
工程と、前記インナーリード先端部の露出面に突起状電
導体を固着する外部端子形成工程とを有し、前記インナ
ーリード先端部は、それぞれ前記突起状電導体を固着す
るためのパッドを担っていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による一実
施例の集積回路装置の底面図(プリント基板へ実装する
側の面を見た図)であり、図2はそのA−A断面図であ
る。また図3は、この集積回路装置に使われるリードフ
レームの形態を示しており、適宜参照される。
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による一実
施例の集積回路装置の底面図(プリント基板へ実装する
側の面を見た図)であり、図2はそのA−A断面図であ
る。また図3は、この集積回路装置に使われるリードフ
レームの形態を示しており、適宜参照される。
【0011】図1及び図2において、半導体集積回路が
形成されたICチップ1は、リードフレーム2のダイパ
ッド20に載置され、より詳しくは両者の接合部におい
て例えば共晶合金を形成することによって、或いは塗布
された銀ペーストにてダイパッド20に固着される。チ
ップ1の表面には、図示せぬPSG(リンガラス)膜の
如き表面保護膜が被覆されるも、当該チップ外縁近傍に
おいて電極或いは入出力端子たる例えばアルミ性のパッ
ドが複数、露出形成されている。
形成されたICチップ1は、リードフレーム2のダイパ
ッド20に載置され、より詳しくは両者の接合部におい
て例えば共晶合金を形成することによって、或いは塗布
された銀ペーストにてダイパッド20に固着される。チ
ップ1の表面には、図示せぬPSG(リンガラス)膜の
如き表面保護膜が被覆されるも、当該チップ外縁近傍に
おいて電極或いは入出力端子たる例えばアルミ性のパッ
ドが複数、露出形成されている。
【0012】これらチップパッドとリードフレーム2の
インナーリード2bの先端部(以下、リードパッドと呼
ぶ)2aとの間は、ボンディングワイヤー3によって接
続される。リードパッド2aは、チップ1の各パッドと
対応しており、個々にインナーリード2bを介してパッ
ケージ外縁へと導かれる(図3参照)。チップ1,ダイ
パッド20,インナーリード2b及びリードパッド2
a,並びにボンディングワイヤー3は、一括して例えば
所定の樹脂により封止され、封止体4が形成される。但
し、封止体4は、リードフレーム2をその両面から包埋
するものではなく、リードフレーム2のチップ搭載側面
上に形成される、いわゆる片面封止をなすものである。
また、少なくともリードパッド2aは、封止体4から露
出されハンダによるメッキが施される。またそのメッキ
処理の前には、リードパッド2aの露出部を除きリード
フレーム及び封止体の底面にソルダレジストを担う絶縁
層5が形成される。
インナーリード2bの先端部(以下、リードパッドと呼
ぶ)2aとの間は、ボンディングワイヤー3によって接
続される。リードパッド2aは、チップ1の各パッドと
対応しており、個々にインナーリード2bを介してパッ
ケージ外縁へと導かれる(図3参照)。チップ1,ダイ
パッド20,インナーリード2b及びリードパッド2
a,並びにボンディングワイヤー3は、一括して例えば
所定の樹脂により封止され、封止体4が形成される。但
し、封止体4は、リードフレーム2をその両面から包埋
するものではなく、リードフレーム2のチップ搭載側面
上に形成される、いわゆる片面封止をなすものである。
また、少なくともリードパッド2aは、封止体4から露
出されハンダによるメッキが施される。またそのメッキ
処理の前には、リードパッド2aの露出部を除きリード
フレーム及び封止体の底面にソルダレジストを担う絶縁
層5が形成される。
【0013】かかるリードパッド2aの露出部には、端
子電導体としてのハンダボール6が配設または形成され
る。リードパッド2aは、ダイパッド20の周囲を取り
巻くように配されているが(図3参照)、通常のQFP
の場合と異なり、その配列はダイパッド20の外縁に沿
いダイパッド20に近いほうから一列目,2列目,…と
複数の列をなす。換言すれば、リードパッド2aは、ダ
イパッド20及び吊りピン2c以外の領域においてアレ
イ状に配列されるのである。従ってハンダボール6も、
当該リードパッドに従ってアレイ状に形成される(図1
参照)。
子電導体としてのハンダボール6が配設または形成され
る。リードパッド2aは、ダイパッド20の周囲を取り
巻くように配されているが(図3参照)、通常のQFP
の場合と異なり、その配列はダイパッド20の外縁に沿
いダイパッド20に近いほうから一列目,2列目,…と
複数の列をなす。換言すれば、リードパッド2aは、ダ
イパッド20及び吊りピン2c以外の領域においてアレ
イ状に配列されるのである。従ってハンダボール6も、
当該リードパッドに従ってアレイ状に形成される(図1
参照)。
【0014】ハンダボール6としては、従前のように全
部をハンダで形成しても良いが、本実施例のように、そ
の略中心部(コアまたは芯)に配され例えば銅からなる
球状若しくはこれに等価な形であってハンダよりも十分
に融点の高い電導体(以下、カッパコアと称する)60
と、これに被覆するハンダ膜61とからなる、いわゆる
カッパコアハンダボールを採用するのが好ましい(図2
参照)。このカッパコアハンダボールは、単にハンダボ
ール自体の外形を維持しやすいという点だけでなく、完
成した集積回路装置をそれを介してプリント基板に実装
する際にも有益である。
部をハンダで形成しても良いが、本実施例のように、そ
の略中心部(コアまたは芯)に配され例えば銅からなる
球状若しくはこれに等価な形であってハンダよりも十分
に融点の高い電導体(以下、カッパコアと称する)60
と、これに被覆するハンダ膜61とからなる、いわゆる
カッパコアハンダボールを採用するのが好ましい(図2
参照)。このカッパコアハンダボールは、単にハンダボ
ール自体の外形を維持しやすいという点だけでなく、完
成した集積回路装置をそれを介してプリント基板に実装
する際にも有益である。
【0015】つまり、ハンダボールは、プリント基板へ
のハンダ付けのためにリフロー加熱されて溶融するが、
カッパコアハンダボールであればその外皮たるハンダ膜
のみが溶融し、カッパコアは当該加熱温度よりも遙かに
融点が高いために固体のままその原形を維持する。これ
により、ハンダ膜が溶融してプリント基板との結合をな
す一方で、カッパコアは、プリント基板表面と当接また
はそれに近い状態を作ることとなる。集積回路装置の底
面に形成された全てのハンダボールがこのような状態を
同様に作るので、全面に亘りリードパッドとプリント基
板表面との間に一定の距離が保たれ、もってプリント基
板に対する均等なハンダ付けが達成されるのである。
のハンダ付けのためにリフロー加熱されて溶融するが、
カッパコアハンダボールであればその外皮たるハンダ膜
のみが溶融し、カッパコアは当該加熱温度よりも遙かに
融点が高いために固体のままその原形を維持する。これ
により、ハンダ膜が溶融してプリント基板との結合をな
す一方で、カッパコアは、プリント基板表面と当接また
はそれに近い状態を作ることとなる。集積回路装置の底
面に形成された全てのハンダボールがこのような状態を
同様に作るので、全面に亘りリードパッドとプリント基
板表面との間に一定の距離が保たれ、もってプリント基
板に対する均等なハンダ付けが達成されるのである。
【0016】これに対してカッパコアを持たずハンダに
よってのみ形成されたハンダボールの場合は、ハンダボ
ール全体が融けてしまうので、外形を維持しずらく、溶
融ハンダがプリント基板の接続すべき箇所を外れて流れ
てしまったり、隣接のハンダボール部と結合してしまう
可能性がある。カッパコアハンダボールは、このような
従来の不備を解消しているのである。
よってのみ形成されたハンダボールの場合は、ハンダボ
ール全体が融けてしまうので、外形を維持しずらく、溶
融ハンダがプリント基板の接続すべき箇所を外れて流れ
てしまったり、隣接のハンダボール部と結合してしまう
可能性がある。カッパコアハンダボールは、このような
従来の不備を解消しているのである。
【0017】カッパコアハンダボールはまた、ソルダレ
ジスト膜5(図2参照)を不要とする構成に好適であ
る。すなわち、低コスト化を重視し、ソルダレジスト膜
5を設けない場合は、ハンダボール6をリードパッド2
aに固着(マウント)する前において、リードパッド2
aとともにインナーリード2bにもハンダメッキが施さ
れる。この場合において、カッパコアを持たずハンダの
みからなるハンダボールが採用されていると、実装時の
リフロー加熱によりインナーリード2bにも溶融したハ
ンダが広がってしまい、ついにはボールの原形が完全に
崩れ、外部接続端子としての機能を失いプリント基板へ
の実装が不可能となる恐れがある。
ジスト膜5(図2参照)を不要とする構成に好適であ
る。すなわち、低コスト化を重視し、ソルダレジスト膜
5を設けない場合は、ハンダボール6をリードパッド2
aに固着(マウント)する前において、リードパッド2
aとともにインナーリード2bにもハンダメッキが施さ
れる。この場合において、カッパコアを持たずハンダの
みからなるハンダボールが採用されていると、実装時の
リフロー加熱によりインナーリード2bにも溶融したハ
ンダが広がってしまい、ついにはボールの原形が完全に
崩れ、外部接続端子としての機能を失いプリント基板へ
の実装が不可能となる恐れがある。
【0018】しかしカッパコアハンダボールを採用すれ
ば、リフロー加熱によってインナーリード2bに溶融し
たハンダが一部流れたとしても、カッパコア自身は溶融
せずその原形を維持しかつカッパコア周囲のハンダだけ
はカッパコアに付着して残るため、かかる残存ハンダに
よってプリント基板への実装は確実に達成されるのであ
る。
ば、リフロー加熱によってインナーリード2bに溶融し
たハンダが一部流れたとしても、カッパコア自身は溶融
せずその原形を維持しかつカッパコア周囲のハンダだけ
はカッパコアに付着して残るため、かかる残存ハンダに
よってプリント基板への実装は確実に達成されるのであ
る。
【0019】また、ボンディングワイヤ3(図2参照)
に、被覆ワイヤーを採用すると、次のような問題を回避
することができる。図1ないし図3から分かるように、
ボンディング接続すべきリードパッド2aは、チップ1
のパッドに近い1つの列だけでなく、何列にも亘って配
されている。こうしたリードパッドの配列は、BGA形
態を採るのに必然的なことであるが、従来の如く両面配
線基板を使った通常のBGAに比べ、ボンディングワイ
ヤーの複雑な引き回し及び長短様々なボンディングワイ
ヤーの必要性が高く、ボンディングワイヤどうしの、特
に樹脂封止の際のショートが懸念される。
に、被覆ワイヤーを採用すると、次のような問題を回避
することができる。図1ないし図3から分かるように、
ボンディング接続すべきリードパッド2aは、チップ1
のパッドに近い1つの列だけでなく、何列にも亘って配
されている。こうしたリードパッドの配列は、BGA形
態を採るのに必然的なことであるが、従来の如く両面配
線基板を使った通常のBGAに比べ、ボンディングワイ
ヤーの複雑な引き回し及び長短様々なボンディングワイ
ヤーの必要性が高く、ボンディングワイヤどうしの、特
に樹脂封止の際のショートが懸念される。
【0020】被覆ワイヤーは、図4に示されるように、
電導線(裸線)30とその両端部分を除く部分を被覆す
る絶縁膜31とからなる。これによれば、絶縁膜31に
より電導線30に対する電気的な保護がなされるので、
ワイヤどうしが接触してもショートすることはないので
ある。よってこのような被覆タイプのボンディングワイ
ヤーであれば、それらが接触することを気にせず比較的
自由に引き回してボンディングすることができる。
電導線(裸線)30とその両端部分を除く部分を被覆す
る絶縁膜31とからなる。これによれば、絶縁膜31に
より電導線30に対する電気的な保護がなされるので、
ワイヤどうしが接触してもショートすることはないので
ある。よってこのような被覆タイプのボンディングワイ
ヤーであれば、それらが接触することを気にせず比較的
自由に引き回してボンディングすることができる。
【0021】次に、この集積回路装置の製造方法につい
て叙述する。先ず全体的な製造の流れを明らかにするた
めに、図5を参照する。図5は、いわゆるアセンブリ工
程を主としたフローチャートを示しており、ウェハに形
成されたチップを個々に分割するダイシング(工程S1
0)から始まる。そして、このダイシングにより得られ
たチップ1をリードフレーム2のダイパッド20上に銀
ペーストを介して載置固着するためのダイボンディング
(工程S11)が施される。
て叙述する。先ず全体的な製造の流れを明らかにするた
めに、図5を参照する。図5は、いわゆるアセンブリ工
程を主としたフローチャートを示しており、ウェハに形
成されたチップを個々に分割するダイシング(工程S1
0)から始まる。そして、このダイシングにより得られ
たチップ1をリードフレーム2のダイパッド20上に銀
ペーストを介して載置固着するためのダイボンディング
(工程S11)が施される。
【0022】リードフレーム2の形態の一例を示した図
3から分かるように、正方形ダイパッド20は、リード
フレーム2の中央に配され、その各対角線方向に延出す
る吊りピン(或いはダイパッド支持パターン)2cによ
ってリードフレームの外枠21と連結される。ダイパッ
ド20の周縁端近傍には、リードパッド2aが当該縁端
に沿って既述の如く複数列にて配列される。インナーリ
ード2bは、リードパッド2aから端を発して延出しダ
ムバー或いはタイバーと呼ばれる樹脂の流れ止め用パタ
ーン2dとリードパッド2aとの間を連結する。
3から分かるように、正方形ダイパッド20は、リード
フレーム2の中央に配され、その各対角線方向に延出す
る吊りピン(或いはダイパッド支持パターン)2cによ
ってリードフレームの外枠21と連結される。ダイパッ
ド20の周縁端近傍には、リードパッド2aが当該縁端
に沿って既述の如く複数列にて配列される。インナーリ
ード2bは、リードパッド2aから端を発して延出しダ
ムバー或いはタイバーと呼ばれる樹脂の流れ止め用パタ
ーン2dとリードパッド2aとの間を連結する。
【0023】工程S11によるダイボンディングの後
は、ダイパッド上の熱硬化性樹脂たる銀ペーストを固め
るために例えば150〜190゜Cの雰囲気中に、かか
るダイボンディングされたリードフレーム2を2,3時
間だけ置くキュアー(工程S12)処理が行われる。次
いで、ダイパッド20に固着されたチップ1のパッドと
これに対応するリードパッド2aとを個々に接続するワ
イヤボンディング(工程S13)が行われる。先に触れ
たように、ここでのボンディングには被覆ワイヤーが使
われる。
は、ダイパッド上の熱硬化性樹脂たる銀ペーストを固め
るために例えば150〜190゜Cの雰囲気中に、かか
るダイボンディングされたリードフレーム2を2,3時
間だけ置くキュアー(工程S12)処理が行われる。次
いで、ダイパッド20に固着されたチップ1のパッドと
これに対応するリードパッド2aとを個々に接続するワ
イヤボンディング(工程S13)が行われる。先に触れ
たように、ここでのボンディングには被覆ワイヤーが使
われる。
【0024】リードパッド2aへのボンディングが全て
終了すると、本実施例の特徴の1つである片面封止工程
S14に移行する。この片面封止工程S14では、既述
した封止体4の成形がなされる。その詳細は後述するこ
とにする。片面封止工程S14が終了すると、封止体4
を形成する熱硬化性樹脂を固めるべく、例えば150〜
190゜Cの雰囲気中に、かかる封止の施されたリード
フレーム2を5〜7時間だけ置くキュアー(工程S1
5)処理が行われる。その後、ダムバー2dをカットし
(工程S16)、封止体4及びリードフレーム2の低面
においてリードパッド2aの露出部を除きソルダレジス
ト膜5を形成する(工程S17)。そして、リードパッ
ド2aにハンダメッキを施し(工程S18)、そのメッ
キの施されたリードパッド2aの各々にハンダボール6
の据え付け(マウンティング)を行う(工程S19)。
終了すると、本実施例の特徴の1つである片面封止工程
S14に移行する。この片面封止工程S14では、既述
した封止体4の成形がなされる。その詳細は後述するこ
とにする。片面封止工程S14が終了すると、封止体4
を形成する熱硬化性樹脂を固めるべく、例えば150〜
190゜Cの雰囲気中に、かかる封止の施されたリード
フレーム2を5〜7時間だけ置くキュアー(工程S1
5)処理が行われる。その後、ダムバー2dをカットし
(工程S16)、封止体4及びリードフレーム2の低面
においてリードパッド2aの露出部を除きソルダレジス
ト膜5を形成する(工程S17)。そして、リードパッ
ド2aにハンダメッキを施し(工程S18)、そのメッ
キの施されたリードパッド2aの各々にハンダボール6
の据え付け(マウンティング)を行う(工程S19)。
【0025】こうして外部接続端子としてのハンダボー
ル6の形成が終了すると、フレーム分離・仕上げ工程S
20に移行して、吊りピン2cの封止されていない露出
部など、不要なものが除去され、リードフレーム2から
封止体4及びそれによって封止されている部分が分離さ
れることとなる。かくして図1及び図2の如き集積回路
装置が得られると、検査(工程S21)、梱包(工程S
22)を経て出荷(工程S23)の運びとなる。
ル6の形成が終了すると、フレーム分離・仕上げ工程S
20に移行して、吊りピン2cの封止されていない露出
部など、不要なものが除去され、リードフレーム2から
封止体4及びそれによって封止されている部分が分離さ
れることとなる。かくして図1及び図2の如き集積回路
装置が得られると、検査(工程S21)、梱包(工程S
22)を経て出荷(工程S23)の運びとなる。
【0026】次に、上記片面封止工程S14の態様を詳
しく説明する。図6は、いわゆる低圧トランスファーモ
ールド法にて本集積回路装置のパッケージング(樹脂封
止)を行うためのトランスファー金型及びこれを含む製
造装置、並びにこの製造装置にセットされるボンディン
グ済みチップ1搭載のリードフレーム2を示す概略断面
図である。なお、図6におけるリードフレーム2は、図
3のB−B断面を示しているが、ワイヤーボンディング
の態様等は簡略的に描かれている。
しく説明する。図6は、いわゆる低圧トランスファーモ
ールド法にて本集積回路装置のパッケージング(樹脂封
止)を行うためのトランスファー金型及びこれを含む製
造装置、並びにこの製造装置にセットされるボンディン
グ済みチップ1搭載のリードフレーム2を示す概略断面
図である。なお、図6におけるリードフレーム2は、図
3のB−B断面を示しているが、ワイヤーボンディング
の態様等は簡略的に描かれている。
【0027】図6において、樹脂封止体4を成形するた
めの製造部は、主として、合わせ金型たる上側の金型
(上型)611及び下側の金型(下型)71と、これら
金型によるキャビティ610に液状樹脂を注入するため
の注入機構と、そのキャビティにおける注入樹脂から気
泡ないしは空隙(ボイド)を抜き去るためのボイド抜き
機構とからなる。かかる注入機構は、カル穴81、トラ
ンスファプランジャ91、ランナR1、及びゲートG1
によって構成され、ボイド抜き機構は、エアーベントV
1からなる。
めの製造部は、主として、合わせ金型たる上側の金型
(上型)611及び下側の金型(下型)71と、これら
金型によるキャビティ610に液状樹脂を注入するため
の注入機構と、そのキャビティにおける注入樹脂から気
泡ないしは空隙(ボイド)を抜き去るためのボイド抜き
機構とからなる。かかる注入機構は、カル穴81、トラ
ンスファプランジャ91、ランナR1、及びゲートG1
によって構成され、ボイド抜き機構は、エアーベントV
1からなる。
【0028】下型71の上型611との対向面は平坦に
なっており、下型71はむしろ金型というよりも平面を
主面とする板状の形を採る。上型611及び下型71
は、予め所定温度に加熱され、所定位置に固定された封
止対象のリードフレーム2を挟み込む(型締め)。一
方、封止体4の原料として予めタブレット状に成形した
所定の樹脂40を高周波加熱しておき、これをカル穴8
1に充填する。或いは、予め所定温度に加熱された金型
のカル穴に原料(タブレット)を入れて予備加熱し、充
填する。そうして、トランスファプランジャ91を作動
させ原料樹脂40を圧搾しランナR1及びゲートG1を
通じてキャビティ610に溶融加圧注入する。
なっており、下型71はむしろ金型というよりも平面を
主面とする板状の形を採る。上型611及び下型71
は、予め所定温度に加熱され、所定位置に固定された封
止対象のリードフレーム2を挟み込む(型締め)。一
方、封止体4の原料として予めタブレット状に成形した
所定の樹脂40を高周波加熱しておき、これをカル穴8
1に充填する。或いは、予め所定温度に加熱された金型
のカル穴に原料(タブレット)を入れて予備加熱し、充
填する。そうして、トランスファプランジャ91を作動
させ原料樹脂40を圧搾しランナR1及びゲートG1を
通じてキャビティ610に溶融加圧注入する。
【0029】このときの上型611とリードフレーム2
との配置関係は、ダイパッド20がキャビティ610の
中心に位置するよう固定される。図示すれば、図3に封
止体4の位置を示すための点線がこの関係を示すことに
なる。樹脂注入初期の上型キャビティ610内において
は、注入樹脂中にボイドが入り混じることとなる。エア
ーベントV1は、かかるボイドを外部へ押し出し若しく
は抜き出す溝であって、最終的な封止樹脂中の混入ボイ
ドを消失せしめる。
との配置関係は、ダイパッド20がキャビティ610の
中心に位置するよう固定される。図示すれば、図3に封
止体4の位置を示すための点線がこの関係を示すことに
なる。樹脂注入初期の上型キャビティ610内において
は、注入樹脂中にボイドが入り混じることとなる。エア
ーベントV1は、かかるボイドを外部へ押し出し若しく
は抜き出す溝であって、最終的な封止樹脂中の混入ボイ
ドを消失せしめる。
【0030】このような片面封止は、次のようなメリッ
トを有する。図7は、かかるメリットを説明するための
模式図であり、リードフレーム2は、図1及び図3のA
−A断面を示すものとして描かれている。図7におい
て、平板たる下型71には、やはり平板状のリードフレ
ーム2が載置される。故に下型71の表面とリードフレ
ーム2の底面とは、ほぼ隙間なく密着し、リードフレー
ム2は、下型71により反重力方向に確実な支持を受け
る。これにより、インナーリード2b及びリードパッド
2aは、外力に対して図7の点線矢印方向すなわち上下
方向、特に下方に動き難くなり、上型611のゲートG
1から比較的高圧力にて樹脂が注入されても、これらに
変形や移動が生じる可能性が抑えられることとなる。
トを有する。図7は、かかるメリットを説明するための
模式図であり、リードフレーム2は、図1及び図3のA
−A断面を示すものとして描かれている。図7におい
て、平板たる下型71には、やはり平板状のリードフレ
ーム2が載置される。故に下型71の表面とリードフレ
ーム2の底面とは、ほぼ隙間なく密着し、リードフレー
ム2は、下型71により反重力方向に確実な支持を受け
る。これにより、インナーリード2b及びリードパッド
2aは、外力に対して図7の点線矢印方向すなわち上下
方向、特に下方に動き難くなり、上型611のゲートG
1から比較的高圧力にて樹脂が注入されても、これらに
変形や移動が生じる可能性が抑えられることとなる。
【0031】またこの場合液状樹脂は図7の実線矢印の
如く流入し、インナーリード2b側とは反対側に初期の
流入方向を採るので、インナーリード2b及びリードパ
ッド2aに加わる外力の低減がなされる作用も生んでい
る。これに対して従来のQFPのような両面封止の場
合、図8に示されるように、上型611と同様のキャビ
ティを有する下型71´が用いられる。なお図8におい
ては図7におけるものと等価な部分には同一の符号が付
されている。
如く流入し、インナーリード2b側とは反対側に初期の
流入方向を採るので、インナーリード2b及びリードパ
ッド2aに加わる外力の低減がなされる作用も生んでい
る。これに対して従来のQFPのような両面封止の場
合、図8に示されるように、上型611と同様のキャビ
ティを有する下型71´が用いられる。なお図8におい
ては図7におけるものと等価な部分には同一の符号が付
されている。
【0032】これによれば、インナーリード2bは、ダ
ムバー2d側においてのみ両金型に挟持されるのみで、
形成キャビティ内では何ら支持されない。従ってインナ
ーリード2bは、外力に対して図8の点線矢印方向すな
わち上下方向に動ける能力が高くなり、上型611のゲ
ートG1から比較的高圧力にて樹脂が注入されると、こ
れらに変形や移動が生じる可能性が高い。
ムバー2d側においてのみ両金型に挟持されるのみで、
形成キャビティ内では何ら支持されない。従ってインナ
ーリード2bは、外力に対して図8の点線矢印方向すな
わち上下方向に動ける能力が高くなり、上型611のゲ
ートG1から比較的高圧力にて樹脂が注入されると、こ
れらに変形や移動が生じる可能性が高い。
【0033】またこの場合液状樹脂は、図7とは異な
り、図8の実線矢印の如く流入し、インナーリード2b
に向かう流れをも生じる。このときインナーリード2b
には下方向にその注入樹脂による圧力が加わり易く、図
8に一点鎖線で描かれた如きインナーリード2bの変形
が発生することがある。かくして本実施例による片面封
止は、こうしたインナーリード2b及びリードパッド2
aの変形や移動(ズレ)を防止することができて好都合
なのである。
り、図8の実線矢印の如く流入し、インナーリード2b
に向かう流れをも生じる。このときインナーリード2b
には下方向にその注入樹脂による圧力が加わり易く、図
8に一点鎖線で描かれた如きインナーリード2bの変形
が発生することがある。かくして本実施例による片面封
止は、こうしたインナーリード2b及びリードパッド2
aの変形や移動(ズレ)を防止することができて好都合
なのである。
【0034】次に、本発明による第2の実施例を説明す
る。この実施例は、上述の如きトランスファーモールド
ではなく、ペレット樹脂を用いて上記封止体4と等価な
封止体を形成するものである。従って本実施例は、図5
における片面封止工程S14を改変したものに相当す
る。図9に示されるように、ダイボンディング及びワイ
ヤボンディングの済んだリードフレーム2は、平板状の
ヒータ9に載置され、ヒータ9によってその底面側から
加熱される。この状態でペレット樹脂40Pがチップ1
ないしはリードフレーム2上に供給され、高温により溶
融した樹脂40Pは、チップ1,ダイパッド20,リー
ドパッド2a,インナーリード2b及びボンディングワ
イヤ3に被さりながら広がっていき、図10に示した如
き形状を呈する封止体4´が形成される。
る。この実施例は、上述の如きトランスファーモールド
ではなく、ペレット樹脂を用いて上記封止体4と等価な
封止体を形成するものである。従って本実施例は、図5
における片面封止工程S14を改変したものに相当す
る。図9に示されるように、ダイボンディング及びワイ
ヤボンディングの済んだリードフレーム2は、平板状の
ヒータ9に載置され、ヒータ9によってその底面側から
加熱される。この状態でペレット樹脂40Pがチップ1
ないしはリードフレーム2上に供給され、高温により溶
融した樹脂40Pは、チップ1,ダイパッド20,リー
ドパッド2a,インナーリード2b及びボンディングワ
イヤ3に被さりながら広がっていき、図10に示した如
き形状を呈する封止体4´が形成される。
【0035】かかるペレット成形によれば、封止体4´
において図2に示されるトランスファーモールドによる
パッケージボディのようなシャープな表面を一度に得る
ことはできないものの、トランスファモールド法のよう
な寸法精度の高くかつ高価な封止用金型は不要であり、
また、インナーリード2bを変形/移動させるような圧
力をさらに抑えることが可能である。
において図2に示されるトランスファーモールドによる
パッケージボディのようなシャープな表面を一度に得る
ことはできないものの、トランスファモールド法のよう
な寸法精度の高くかつ高価な封止用金型は不要であり、
また、インナーリード2bを変形/移動させるような圧
力をさらに抑えることが可能である。
【0036】ペレット成形により片面封止されたリード
フレームについても、工程S15以降の処理(図5参
照)が行われ、完成品へと導かれることとなる。上記第
1及び第2の実施例の集積回路装置によれば、主として
次のような効果を期待できる。第1には、先述の高価な
BGA基板に代えて安価なリードフレームを採用したの
で、材料面でのコストの低減が図られる。
フレームについても、工程S15以降の処理(図5参
照)が行われ、完成品へと導かれることとなる。上記第
1及び第2の実施例の集積回路装置によれば、主として
次のような効果を期待できる。第1には、先述の高価な
BGA基板に代えて安価なリードフレームを採用したの
で、材料面でのコストの低減が図られる。
【0037】第2には、通常のQFPのアセンブリ(或
いはパッケージング)プロセスをさほど変更することな
く、多少のBGA技術を導入するだけで本集積回路装置
を製造することができる点が挙げられる。従って既存の
QFP用アセンブリ設備及び方式の共用化が可能かつ容
易であり、多くの費用をかけることなく本集積回路装置
のためのアセンブリ設備を用意することができる。
いはパッケージング)プロセスをさほど変更することな
く、多少のBGA技術を導入するだけで本集積回路装置
を製造することができる点が挙げられる。従って既存の
QFP用アセンブリ設備及び方式の共用化が可能かつ容
易であり、多くの費用をかけることなく本集積回路装置
のためのアセンブリ設備を用意することができる。
【0038】かくして材料面からも製造面からも、低コ
スト化が図られることとなる。なお、上記実施例におい
ては、説明の簡略化のためにリードパッドをダイパッド
周縁に沿った3列に並べかつ格子状に組んだ形態を示し
たが、これに限定されることなく、それより多い数の列
にリードパッドを並べても良いし、千鳥配列としても良
く、種々の配列形態を採ることができる。
スト化が図られることとなる。なお、上記実施例におい
ては、説明の簡略化のためにリードパッドをダイパッド
周縁に沿った3列に並べかつ格子状に組んだ形態を示し
たが、これに限定されることなく、それより多い数の列
にリードパッドを並べても良いし、千鳥配列としても良
く、種々の配列形態を採ることができる。
【0039】この他にも、上記実施例では種々の構造、
手段及び工程を具体的または簡単に説明したが、当業者
の設計可能な範囲で適宜改変することは可能である。
手段及び工程を具体的または簡単に説明したが、当業者
の設計可能な範囲で適宜改変することは可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パッケージの多端子化及び軽薄短小化を図るとともに、
安価にしてかつ良好な表面実装を可能とする集積回路装
置及びその製造方法を提供することができる。
パッケージの多端子化及び軽薄短小化を図るとともに、
安価にしてかつ良好な表面実装を可能とする集積回路装
置及びその製造方法を提供することができる。
【図1】本発明による一実施例の集積回路装置の概略底
面図。
面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1及び図2の集積回路装置に適用されるリー
ドフレームの形態を示す図。
ドフレームの形態を示す図。
【図4】図1及び図2の集積回路装置に好適な被覆ワイ
ヤーの形態を示す斜視図。
ヤーの形態を示す斜視図。
【図5】本発明による一実施例の集積回路装置の製造方
法を示すフローチャート。
法を示すフローチャート。
【図6】低圧トランスファーモールド法にて本実施例集
積回路装置のパッケージングを行うためのトランスファ
ー金型及びこれを含む製造装置、並びにこの製造装置に
セットされるボンディング済みチップ1搭載のリードフ
レーム2の態様を示す概略断面図。
積回路装置のパッケージングを行うためのトランスファ
ー金型及びこれを含む製造装置、並びにこの製造装置に
セットされるボンディング済みチップ1搭載のリードフ
レーム2の態様を示す概略断面図。
【図7】本発明による片面封止の利点を説明するため
の、トランファーモールド時の金型及び封止対象物の態
様を示す概略断面図。
の、トランファーモールド時の金型及び封止対象物の態
様を示す概略断面図。
【図8】従来のQFPによる両面封止の利点を説明する
ための、トランファーモールド時の金型及び封止対象物
の態様を示す概略断面図。
ための、トランファーモールド時の金型及び封止対象物
の態様を示す概略断面図。
【図9】本発明による第2の実施例の製造方法における
加熱工程の態様を示す集積回路装置の断面図。
加熱工程の態様を示す集積回路装置の断面図。
【図10】図9の加熱工程後に得られる集積回路装置の
断面図。
断面図。
1 ICチップ 2 リードフレーム 20 ダイパッド 21 外枠 2a リードパッド 2b インナーリード 2c 吊りピン 2d ダムバー 3 ボンディングワイヤ 30 電導線 31 絶縁膜 4 封止体 5 絶縁層 6 ハンダボール 60 カッパコア 61 ハンダ膜 611 上型 71 下型 610 上型キャビティ 81 カル部 91 プランジャ R1 ランナ G1 ゲート V1 エアーベント 40 樹脂タブレット 40P ペレット樹脂 9 ヒータ
Claims (16)
- 【請求項1】 集積回路が形成されたICチップを含む
底面突起状端子配列型集積回路装置であって、 前記チップが載置されるダイパッドと、前記ダイパッド
の外周側において2次元配列された複数のインナーリー
ド先端部と、前記チップの端子と前記インナーリード先
端部とを個々に接続するボンディングワイヤーと、前記
インナーリード先端部を露出させつつ前記チップを載置
する側において前記チップ,ダイパッド,インナーリー
ド先端部及びボンディングワイヤーを封止する封止体
と、前記インナーリード先端部の露出面に固着される突
起状電導体とを有し、前記ダイパッド及びインナーリー
ド先端部は、リードフレームから得られたものであり、
前記インナーリード先端部は、それぞれ前記突起状電導
体を固着するためのパッドを担うことを特徴とする底面
突起状端子配列型集積回路装置。 - 【請求項2】 前記インナーリード先端部の露出面は、
略円形を呈することを特徴とする請求項1記載の集積回
路装置。 - 【請求項3】 前記突起状電導体は、少なくともハンダ
により形成されることを特徴とする請求項1記載の集積
回路装置。 - 【請求項4】 前記突起状電導体は、外皮を形成するハ
ンダ膜と、このハンダ膜により被膜され前記ハンダ膜よ
りも融点の高い芯部とを含むことを特徴とする請求項1
記載の集積回路装置。 - 【請求項5】 前記芯部は、電導体であることを特徴と
する請求項4記載の集積回路装置。 - 【請求項6】 前記ボンディングワイヤーは、前記チッ
プの端子との接触部及び前記インナーリード先端部との
接触部を除き電気的絶縁体にて被覆されていることを特
徴とする請求項1ないし5のうちのいずれか1つに記載
の集積回路装置。 - 【請求項7】 前記インナーリード先端部は、前記ダイ
パッドの縁端に沿って複数の列をなしていることを特徴
とする請求項1ないし6のうちのいずれか1つに記載の
集積回路装置。 - 【請求項8】 集積回路が形成されたICチップを含む
底面突起状端子配列型集積回路装置の製造方法であっ
て、 前記チップをリードフレームのダイパッドに載置しかつ
固着するダイボンディング工程と、前記チップの端子と
前記リードフレームにおいて前記ダイパッドの外周側に
2次元配列された複数のインナーフレーム先端部とをボ
ンディングワイヤーにて接続するワイヤーボンディング
工程と、前記インナーリード先端部を露出させつつ前記
チップを載置する側において前記チップ,ダイパッド,
インナーリード先端部及びボンディングワイヤーを封止
する片面封止工程と、前記インナーリード先端部の露出
面に突起状電導体を固着する外部端子形成工程とを有
し、前記インナーリード先端部は、それぞれ前記突起状
電導体を固着するためのパッドを担っていることを特徴
とする底面突起状端子配列型集積回路装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記片面封止工程は、前記ダイボンディ
ング工程及び前記ワイヤーボンディング工程の処理が施
されたリードフレームを挟持する第1及び第2の金型を
用いたトランスファ成形を行うものであって、 前記第1の金型は、前記リードフレームの前記チップが
載置された側とは反対側の面に密着する平面を有し、前
記第2の金型は、所定形状のキャビティを有しそのキャ
ビティ内に前記リードフレームの前記チップが載置され
た側の面が配されることを特徴とする請求項8記載の集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記片面封止工程は、前記ダイボンデ
ィング工程及び前記ワイヤーボンディング工程の処理が
施されたリードフレームを加熱するとともに前記リード
フレーム上にペレット樹脂を供給してこれを溶融させる
加熱工程を有することを特徴とする請求項8記載の集積
回路装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記片面封止工程により形成された封
止体の底面において前記インナーリード先端部の露出面
を除きソルダレジスト膜を形成するレジスト成膜工程を
有することを特徴とする請求項8,9または10記載の
集積回路装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記レジスト成膜工程の後において前
記封止体の底面において半田メッキを施すメッキ工程を
有し、前記外部端子形成工程は、前記メッキ工程の後に
行われ、 前記突起上電導体は、ハンダからなることを特徴とする
請求項11記載の集積回路装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記片面封止工程により形成された封
止体の底面において半田メッキを施すメッキ工程を有
し、前記外部端子形成工程は、前記メッキ工程の後に行
われ、 前記突起状電導体は、外皮を形成するハンダ膜と、この
ハンダ膜により被膜され前記ハンダ膜よりも融点の高い
芯部とを含むことを特徴とする請求項8,9または10
記載の集積回路装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記インナーリード先端部の露出面
は、略円形を呈することを特徴とする請求項8ないし1
3のうちのいずれか1つに記載の集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項15】 前記ボンディングワイヤーは、前記チ
ップの端子との接触部及び前記インナーリード先端部と
の接触部を除き電気的絶縁体にて被覆されていることを
特徴とする請求項8ないし14のうちのいずれか1つに
記載の集積回路装置の製造方法。 - 【請求項16】 前記インナーリード先端部は、前記ダ
イパッドの縁端に沿って複数の列をなしていることを特
徴とする請求項8ないし15のうちのいずれか1つに記
載の集積回路装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24201096A JPH1092967A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 底面突起状端子配列型集積回路装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24201096A JPH1092967A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 底面突起状端子配列型集積回路装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092967A true JPH1092967A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17082925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24201096A Pending JPH1092967A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 底面突起状端子配列型集積回路装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1092967A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11345895A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Matsushita Electron Corp | 半導体装置、リードフレーム、及びそれらの製造方法 |
| JP2003110058A (ja) * | 2001-10-01 | 2003-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体パッケージ及びその製造方法体装置用回路部材 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24201096A patent/JPH1092967A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11345895A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Matsushita Electron Corp | 半導体装置、リードフレーム、及びそれらの製造方法 |
| JP2003110058A (ja) * | 2001-10-01 | 2003-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体パッケージ及びその製造方法体装置用回路部材 |
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