JPH1093096A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1093096A
JPH1093096A JP24740896A JP24740896A JPH1093096A JP H1093096 A JPH1093096 A JP H1093096A JP 24740896 A JP24740896 A JP 24740896A JP 24740896 A JP24740896 A JP 24740896A JP H1093096 A JPH1093096 A JP H1093096A
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Junji Koga
淳二 古賀
Naoyuki Shigyo
直之 執行
Akira Chokai
明 鳥海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 しきい値を適正に設定することが可能であ
り、かつ高速動作が可能なSOI素子を提供すること。 【解決手段】 絶縁層2上に形成された半導体層3と、
この半導体層3に離間して形成された第1導電型のソー
ス領域及びドレイン領域7と、このソース領域及びドレ
イン領域7間の半導体層3の表面に形成されチャネルと
なる、第2導電型の不純物を含む表面領域と、ソース領
域及びドレイン領域7間でかつ前記表面領域よりも絶縁
層2側に形成され、前記表面領域よりも高い濃度の第2
導電型の不純物を含む不純物領域6と、前記表面領域上
に形成されたゲート絶縁膜4と、このゲート絶縁膜4上
に形成されたゲート電極5とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に係り、特に薄膜 SOI構造の MOSFET 及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜 SOI(Silicon-On-Insulator)素
子、例えば絶縁膜上に形成したSOI トランジスタが、0.
1 μm世代のデバイスとして最近注目されるようになっ
てきている。
【0003】この薄膜 SOI素子は、絶縁膜によりその下
の半導体基板と電気的に絶縁しているため、寄生容量が
小さいという大きな利点を有する。また、同様な理由で
ソフトエラーに強い等の利点があることが知られてい
る。
【0004】更に、SOI 層の薄膜化によりSOI 層が完全
に空乏化する場合には、移動度(モビリティ)の増加に
よる動作速度の向上や低消費電力化、さらにはスイッチ
ング特性の改善を容易に達成することができる。また、
チャネル長の微細化に伴うしきい電圧Vthの低下(いわ
ゆる短チャネル効果)がバルクに形成したMOSFETよりも
小さいことが報告されている(M. Yoshimi et al., IEI
CE Trans., vol. E74,p. 337, 1991 )。
【0005】また、0.1 μm世代の薄膜 SOI素子では、
低消費電力化は必須であり、電源電圧は 1 V程度が予想
される。これを達成するには、素子のしきい値を適正に
設定することが、最も重要である。
【0006】ところが、薄膜 SOI素子ではしきい値の設
定が難しく、回路設計が困難となるという問題がある。
これを解決するために、従来方法では、チャネル領域の
不純物濃度を高くして、しきい値の調整を行っていた。
しかしながら、この方法は、薄膜 SOI素子の大きな特徴
であるモビリティの増大を消失させてしまうという欠点
があった。
【0007】一方、薄膜 SOI素子において待機時の消費
電力を抑える等のために、良好な subthreshold 特性は
必要不可欠である。元来、SOI 素子の特徴として、優れ
た subthreshold 特性が期待されるが、実際に素子を作
製すると、subthreshold特性に劣化が見られる。
【0008】図21は、本発明者が作製した SOI素子の
I-V特性である。横軸はゲート電圧、縦軸はドレイン電
流である。ドレイン電流が立ち上がる領域においてハン
プ (こぶ )が見られ、低ゲート電圧側でドレイン電流の
増加が確認される。即ち、素子のしきい値が低下してsu
bthreshold特性が劣化していることが明らかである。
【0009】図22は、このsubthreshold特性の劣化を
説明するための薄膜 SOI素子の断面図である。213は
LOCOS 法により形成された素子分離領域であり、そのバ
ーズ・ビーク領域の下に、本来の SOI層のチャネル領域
215よりも膜厚の薄い領域215aが形成される。2
11はシリコン基板、212は埋め込みシリコン酸化
膜、214はゲート電極である。
【0010】このように、領域215aが形成される
と、この部分にしきい値の低い寄生トランジスタが存在
するようになり、この寄生トランジスタが働くことによ
り、トランジスタ全体のしきい値は本来のトランジスタ
よりも低くなる。即ち、ゲート電圧を印加すると、まず
寄生トランジスタに電流が流れ、その後に本来のトラン
ジスタに電流が流れるために、図21に示すようなハン
プ特性が現れる。この現象の詳細な解析は、例えば IEE
E, Transactions on Electron Devices, vol. 39, p. 8
74, 1992. に示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
薄膜 SOI素子では、回路設計のためしきい値設定の調整
を行うことが不可欠であり、これを達成すべくチャネル
の不純物濃度を高くしており、このため薄膜 SOI素子本
来の超高速性を実現することが困難であった。
【0012】また、待機時の消費電力を抑える等のため
に良好なsubthreshold特性を達成することが必要である
が、従来の薄膜 SOI素子ではハンプ (こぶ )が見られ、
素子のしきい値が低下してsubthreshold特性が劣化して
しまうという問題があった。
【0013】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、しきい値が適正に設定可能であり、かつ高速動
作が可能な薄膜 SOI素子を提供することを目的とするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
[概略] (第1の発明)上記した問題を解決するために本発明
は、絶縁層上に形成された半導体層と、この半導体層に
離間して形成された第1導電型のソース領域及びドレイ
ン領域と、このソース領域及びドレイン領域間の前記半
導体層の表面に形成されチャネルとなる、第2導電型の
不純物を含む表面領域と、前記ソース領域及びドレイン
領域間でかつ前記表面領域よりも前記絶縁層側に形成さ
れ、前記表面領域よりも高い濃度の第2導電型の不純物
を含む不純物領域と、前記表面領域上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電
極とを備えたことを特徴とする半導体装置を提供する。
【0015】かかる本発明においては、以下の態様が好
ましい。 (1)前記不純物領域の不純物濃度は1×1016cm-3
以上であり、前記表面領域の不純物濃度は1×1016
-3未満であること。
【0016】(2)前記不純物領域の不純物濃度は1×
1017cm-3以上であり、前記表面領域の不純物濃度は
1×1016cm-3未満であること。 (3)前記不純物領域は、前記絶縁層と接する前記半導
体層の部分に形成されたこと。
【0017】(4)前記半導体層の厚みは10nmより
も厚く、かつ前記不純物領域は前記半導体層の表面から
10nm以上の深さに形成されたこと。 さらに、かかる本発明の半導体装置を製造する方法とし
て、絶縁層上に半導体層が形成された基板に対して、前
記半導体層表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、この
ゲート絶縁膜上にゲート電極パターンを形成する工程
と、前記ゲート電極パターンをマスクとして前記半導体
層に対してほぼ垂直に第1導電型不純物をイオン注入し
て、前記半導体層にソース・ドレインとなる第1不純物
領域を形成する工程と、前記ゲート電極パターンをマス
クとして前記半導体層に対して斜めに第2導電型不純物
をイオン注入して、前記ソース・ドレインとなる第1不
純物領域間の前記半導体層表面から所定の深さの領域
に、前記半導体層表面よりも第2導電型不純物の濃度が
高い第2不純物領域を形成する工程とを備えたことを特
徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
【0018】かかる本発明において、前記半導体層に対
して斜めに第2導電型不純物をイオン注入する工程は、
前記ゲート電極パターンの側壁に選択的に側壁絶縁膜を
形成し、この側壁絶縁膜をもマスクとしてイオン注入を
行う工程であることが好ましい。
【0019】さらにまた、他の製造方法として、絶縁層
上に半導体層が形成された基板に対して、前記絶縁層に
第1導電型不純物を含有せしめる工程と、前記半導体層
表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁
膜上にゲート電極パターンを形成する工程と、前記ゲー
ト電極パターンをマスクとして前記半導体層に対して第
2導電型不純物をイオン注入して、前記半導体層にソー
ス・ドレインとなる第2導電型不純物含有領域を形成す
る工程と、熱処理により前記絶縁層に含有される第1導
電型不純物を前記半導体層中に拡散せしめて、前記ソー
ス・ドレインとなる第2導電型不純物含有領域間の前記
半導体層表面から所定の深さの領域に、前記半導体層表
面よりも第1導電型不純物の濃度が高い第1導電型不純
物含有領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする
半導体装置の製造方法を提供する。
【0020】(第2の発明)また本発明は、絶縁層上に
形成された半導体層と、この半導体層に離間して形成さ
れた第1導電型のソース領域及びドレイン領域と、この
ソース領域及びドレイン領域間の前記半導体層の表面に
形成されチャネルとなる、第2導電型の不純物を含む表
面領域と、この表面領域上に形成されたゲート絶縁膜
と、このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備
え、前記表面領域の下の前記絶縁層中に固定電荷領域が
形成されてなることを特徴とする半導体装置を提供す
る。
【0021】(第3の発明)また本発明は、絶縁層上に
複数の島状のシリコン層が素子領域として形成され、こ
の素子領域は、p型シリコンからなるゲート電極を備え
たn型チャネルのMIS型電界効果トランジスタを複数
個含み、これらの複数個のMIS型電界効果トランジス
タのうち少なくとも1つのMIS型電界効果トランジス
タのゲート電極にはGeまたはSnが含まれ、かつその
他の前記複数個のMIS型電界効果トランジスタのゲー
ト電極にはGeまたはSnが含まれないことを特徴とす
る半導体装置を提供する。
【0022】さらに本発明は、絶縁層上に複数の島状の
シリコン層が素子領域として形成され、この素子領域
は、複数の記憶素子が形成された記憶素子領域及び該記
憶素子の動作を制御する回路が形成された回路領域を有
するとともに、前記記憶素子領域及び前記回路領域は、
それぞれp型シリコンからなるゲート電極を備えたn型
チャネルのMIS型電界効果トランジスタを含み、前記
回路領域に含まれたMIS型電界効果トランジスタのゲ
ート電極にはGeまたはSnが含まれ、かつ前記記憶素
子領域に含まれたMIS型電界効果トランジスタのゲー
ト電極にはGeまたはSnが含まれないことを特徴とす
る半導体装置を提供する。
【0023】かかる2つの本発明においては、以下の態
様が好ましい。 (1)前記MIS型電界効果トランジスタのゲート電極
に含まれたGeまたはSnの濃度は1×1020cm-3
上であること。
【0024】(2)前記シリコン層には、p型シリコン
からなるゲート電極を備えたp型チャネルのMIS型電
界効果トランジスタがさらに含まれ、該MIS型電界効
果トランジスタのゲート電極にはGeまたはSnが含ま
れること。
【0025】(3)前記回路領域にはp型シリコンから
なるゲート電極を備えたp型チャネルのMIS型電界効
果トランジスタが含まれ、該MIS型電界効果トランジ
スタのゲート電極にはGeまたはSnが含まれること。
【0026】(4)前記p型チャネルのMIS型電界効
果トランジスタのゲート電極に含まれたGeまたはSn
の濃度は1×1020cm-3以上であること。 (5)前記n型チャネルのMIS型電界効果トランジス
タのソース領域にはGeまたはSnが含まれているこ
と。
【0027】(6)前記n型チャネルのMIS型電界効
果トランジスタのソース領域に含まれたGeまたはSn
の濃度は1×1020cm-3以上であること。 さらに、かかる本発明の半導体装置を製造する方法とし
て、絶縁層上に複数の島状のp型シリコン層が素子領域
として形成され、この素子領域は、p型シリコンからな
るゲート電極を備えたn型チャネルのMIS型電界効果
トランジスタを複数個含む半導体装置の製造方法であっ
て、前記p型シリコン層上にゲート絶縁膜を形成する工
程と、このゲート絶縁膜上にp型シリコンからなりゲー
ト電極となる導電膜を形成する工程と、この導電膜上に
第1のマスクパターンを形成し、この第1のマスクパタ
ーンを用いて前記導電膜に選択的にGeまたはSnを導
入する工程と、前記第1のマスクパターンを除去する工
程と、前記導電膜上に第2のマスクパターンを形成し、
この第2のマスクパターンを用いてエッチングにより、
GeまたはSnを導入した前記導電膜及びこれらを導入
しない前記導電膜をそれぞれゲート電極の形状に加工す
る工程と、前記第2のマスクパターンを用いて前記p型
シリコン層にn型不純物を導入してソース・ドレイン領
域を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装
置の製造方法を提供する。
【0028】さらにまた、他の製造方法として、絶縁層
上に形成されたp型シリコン層に、複数の記憶素子を含
む記憶素子領域及び該記憶素子の動作を制御する回路を
含む回路領域を形成する半導体装置の製造方法であっ
て、前記p型シリコン層上にゲート絶縁膜を形成する工
程と、このゲート絶縁膜上にp型シリコンからなりゲー
ト電極となる導電膜を形成する工程と、この導電膜の前
記記憶素子領域となる部分の上に第1のマスクパターン
を形成し、この第1のマスクパターンを用いて前記導電
膜の前記回路領域となる部分に選択的にGeまたはSn
を導入する工程と、前記第1のマスクパターンを除去す
る工程と、前記導電膜上に第2のマスクパターンを形成
し、この第2のマスクパターンを用いてエッチングによ
り前記記憶素子領域及び前記回路領域の前記導電膜をゲ
ート電極の形状に加工する工程と、前記第2のマスクパ
ターンを用いて前記記憶素子領域及び前記回路領域の前
記p型シリコン層にn型不純物を導入してソース・ドレ
イン領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする半
導体装置の製造方法を提供する。
【0029】かかる2つの本発明においては、前記Ge
またはSnを導入する工程は、GeまたはSnを前記導
電膜中のピーク濃度が1×1020cm-3以上となるよう
にイオン注入する工程であることが好ましい。
【0030】(第4の発明)また本発明は、絶縁層と、
この絶縁層上の素子形成領域に島状に形成された半導体
層と、この半導体層に離間して形成されたソース領域及
びドレイン領域と、このソース領域及びドレイン領域間
のチャネルとなる前記半導体層の表面上に形成されたゲ
ート絶縁膜と、前記絶縁層上の素子分離領域上に形成さ
れ、前記チャネルの幅方向に該チャネルと隣接する部分
を含む前記半導体層の側壁部の領域において概略一定の
膜厚を有し、かつこの概略一定の膜厚を有する領域の外
周の領域において前記膜厚よりも大きな膜厚を有する素
子分離絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上から前記素子分離
絶縁膜上にかけて形成されたゲート電極パターンとを備
えたことを特徴とする半導体装置を提供する。
【0031】かかる本発明においては、以下の態様が好
ましい。 (1)前記概略一定の膜厚を有する領域は、前記半導体
層の全周囲の側壁部の領域であること。
【0032】(2)前記概略一定の膜厚を有する領域
は、前記チャネルの幅方向に位置する前記半導体層の側
壁部の領域に選択的に形成されていること。 (3)前記概略一定の膜厚を有する領域の幅が0.5μ
m以下であること。
【0033】さらに、かかる本発明の半導体装置を製造
する方法として、絶縁層上の半導体層の素子分離予定領
域を選択的に酸化して素子分離絶縁膜を形成するととも
に、素子形成領域に島状に前記半導体層を残す工程と、
この半導体層の表面上にゲート絶縁膜を形成する工程
と、このゲート絶縁膜上から前記素子分離絶縁膜上にか
けてゲート電極パターンを形成する工程と、前記島状に
残した半導体層にソース領域及びドレイン領域を互いに
離間して形成する工程とを備え、前記半導体層の素子分
離予定領域を選択的に酸化する前に、前記ソース領域及
びドレイン領域間のチャネルの幅方向に該チャネルと隣
接する部分を含み、かつ前記島状に残す半導体層の側壁
部となる領域の該半導体層をエッチングすることによ
り、この領域の前記半導体層の膜厚を減少させる工程を
備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供す
る。
【0034】かかる本発明においては、以下の態様が好
ましい。 (1)前記半導体層の膜厚を減少させる工程において、
前記島状に残す半導体層の全周囲の側壁部となる領域の
該半導体層を選択的にエッチングすること。
【0035】(2)前記半導体層の膜厚を減少させる工
程において、前記ソース領域及びドレイン領域間のチャ
ネルの幅方向に位置し、かつ前記島状に残す半導体層の
側壁部となる領域の該半導体層を選択的にエッチングす
ること。
【0036】(3)前記半導体層の膜厚を減少させる工
程において、前記島状に残す半導体層、及び前記ソース
領域及びドレイン領域間のチャネルの幅方向に位置し、
かつ前記島状に残す半導体層の側壁部となる領域の該半
導体層を選択的にエッチングすること。
【0037】(第5の発明)また本発明は、絶縁層と、
この絶縁層上の素子形成領域に島状に形成された半導体
層と、この半導体層に離間して形成されたソース領域及
びドレイン領域と、このソース領域及びドレイン領域間
のチャネルとなる前記半導体層の表面上に形成されたゲ
ート絶縁膜と、前記チャネルの幅方向に該チャネルと隣
接する部分を含む前記半導体層の側壁部に形成され、膜
厚が概略一定である側壁絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上
から前記絶縁層上の素子分離領域にかけて形成されたゲ
ート電極パターンとを備えたことを特徴とする半導体装
置を提供する。
【0038】かかる本発明においては、以下の態様が好
ましい。 (1)前記側壁絶縁膜は、前記半導体層の全周囲の側壁
部に形成されていること。
【0039】(2)前記側壁絶縁膜は、前記チャネルの
幅方向に位置する前記半導体層の側壁部に選択的に形成
されていること。 (3)前記膜厚が概略一定である側壁絶縁膜の幅が0.
5μm以下であること。 さらに、かかる本発明の半導体装置を製造する方法とし
て、絶縁層上に島状に形成された半導体層にソース領域
及びドレイン領域を形成し、該半導体層上にゲート電極
パターンを形成する半導体装置の製造方法であって、絶
縁層上に形成された半導体層上に島状に選択的に第1の
絶縁パターンを形成する工程と、この第1の絶縁パター
ンをマスクとして前記半導体層をエッチングすることに
より、この半導体層の前記第1の絶縁パターンで覆われ
ていない部分の膜厚を減少させる工程と、前記第1の絶
縁パターンの側壁に第2の絶縁パターンを形成する工程
と、前記第1及び第2の絶縁パターンをマスクとして前
記半導体層をエッチングすることにより、この半導体層
の前記第1及び第2の絶縁パターンで覆われていない部
分を選択的に除去する工程と、前記第1及び第2の絶縁
パターンをマスクとして前記半導体層を選択的に酸化す
ることにより、前記ソース領域及びドレイン領域間のチ
ャネルの幅方向に該チャネルと隣接する部分を含む前記
半導体層の側壁部に側壁絶縁膜を形成する工程と、前記
第1の絶縁パターンを除去する工程と、前記半導体層の
表面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶
縁膜上から前記絶縁層上の素子分離領域にかけてゲート
電極パターンを形成する工程と、前記半導体層にソース
領域及びドレイン領域を互いに離間して形成する工程と
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供
する。
【0040】かかる本発明においては、前記第2の絶縁
パターンをさらに除去し、この後、前記ゲート電極パタ
ーンを形成することが好ましい。 (第6の発明)また本発明は、絶縁層と、この絶縁層上
の素子形成領域に島状に形成された半導体層と、この半
導体層に互いに離間して形成され、該半導体層の外縁部
より隔離して形成されたソース領域及びドレイン領域
と、前記半導体層の表面上に形成されたゲート絶縁膜
と、前記ソース領域及びドレイン領域をそれぞれ取り囲
むように前記半導体層上に前記ゲート絶縁膜を介して形
成されたゲート電極パターンとを備えたことを特徴とす
る半導体装置を提供する。
【0041】(第7の発明)また本発明は、絶縁層と、
この絶縁層上の素子形成領域に島状に形成された半導体
層と、この半導体層の表面上に形成されたゲート絶縁膜
と、前記半導体層上に前記ゲート絶縁膜を介して環状に
形成されたゲート電極パターンと、このゲート電極パタ
ーンの内側及び外側の前記半導体層の領域にそれぞれ互
いに離間して形成されたソース・ドレイン領域とを備え
たことを特徴とする半導体装置を提供する。
【0042】[作用] (第1及び第2の発明)第1の発明によれば、ソース領
域及びドレイン領域間でかつ第2導電型の不純物を含む
表面領域よりも絶縁層側、例えば前記絶縁層とその上の
半導体層との界面近傍に、前記表面領域よりも高い濃度
の第2導電型の不純物を含む不純物領域が形成されるの
で、この第2導電型の不純物の濃度を調整することによ
って、しきい値の適正な制御が可能である。さらに、前
記表面領域、即ちチャネル表面は低濃度のままであるた
め、高いモビリティを達成でき、超高速デバイスを実現
できる。
【0043】また、第2の発明によれば、第2導電型の
不純物を含む表面領域の下の絶縁層中に固定電荷が含ま
れているので、かかる固定電荷によって、しきい値の適
正な制御が可能である。さらに、前記表面領域、即ちチ
ャネル表面は低濃度のままであるため、高いモビリティ
を達成でき、超高速デバイスを実現できる。
【0044】(第3の発明)また第3の発明によれば、
p型シリコンからなるゲート電極を備えたn型チャネル
のMIS型電界効果トランジスタを複数個含み、これら
の複数個のMIS型電界効果トランジスタのうち少なく
とも1つのMIS型電界効果トランジスタのゲート電極
にはGeまたはSnが含まれ、かつその他の前記複数個
のMIS型電界効果トランジスタのゲート電極にはGe
またはSnが含まれないので、ゲート電極にGeまたは
Snが含まれるn型チャネルのMIS型電界効果トラン
ジスタは、含まれないものと比べて、しきい値(Vth
を低くすることができ、これによりVthの異なる複数個
のMIS型電界効果トランジスタを形成することができ
る。
【0045】SOI MOSFET、特に完全空乏化型SOI MOSFET
では、SOI 層のチャネル領域の不純物濃度を変えてVth
を所望の値に設定することが困難であるという問題があ
ったが、p型シリコン・ゲートへのGeまたはSn導入
の有無により、Vthを制御することが可能となり、完全
空乏化型SOI MOSFETの回路設計上の問題を克服すること
ができる。
【0046】例えば、ダイナミックRAM のメモリセル部
では、リーク電流を小さくするためにVthの高いMOSFET
が必要であり、GeまたはSnを導入していないp型シ
リコンをゲートとして用いる。一方、メモリ動作を制御
する周辺回路部では、高速動作のためにVthの低いMOSF
ETが必要であり、GeまたはSnを導入したp型シリコ
ンをゲートとして用いる。
【0047】また、p型チャネルのMIS型電界効果ト
ランジスタのゲート電極として、GeまたはSnを導入
したp型シリコンを用いれば、GeまたはSnを導入し
ない場合に比べてゲートのフェルミレベルがバンドギャ
ップの中央に近づく。このため、適正なVthを得るため
のチャネルへのイオン注入量を低減できる。また、n型
チャネルのMIS型電界効果トランジスタのゲートと同
一のゲート材料を使え、従来のn型チャネルとp型チャ
ネルのMIS型電界効果トランジスタでゲートの導電性
を変えるデュアル・ゲート(dual gate )に比べて、製
造工程を簡略化できる。
【0048】また、ソース領域へGeまたはSnを導入
すれば、バンドギャップを狭めることができ、これによ
り、n型チャネルSOI MOSFETでの基板浮遊効果の主原因
となる正孔のチャネル内の蓄積を効果的に防止できる。
【0049】(第4及び第5の発明)また第4及び第5
の発明によれば、素子分離を形成する領域のうち、素子
形成領域と相接し、かつ少なくともゲート電極パターン
を配線する領域と重複する領域の半導体層の膜厚を薄く
して、これを酸化することによって、素子分離領域を形
成する。これにより、酸化の際バーズビークが形成され
ることを抑制することができ、この部分に薄い半導体層
が残ることを防止することができる。したがって、寄生
トランジスタ効果を排除でき、良好なカット・オフ特性
を達成できる。
【0050】(第6及び第7の発明)また第6及び第7
の発明によれば、絶縁層上の素子形成領域に島状に形成
された半導体層の外縁部からチャネル領域を隔離して形
成するので、寄生トランジスタの生じやすい前記半導体
層の外縁部を避けて前記チャネル領域を形成することと
なる。したがって、寄生トランジスタ効果を排除でき、
良好なカット・オフ特性を達成できる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態では前述した第1の
発明について述べる。
【0052】図1は、本発明に係る薄膜 SOI構造の MOS
FET の構造を示す断面図である。図1に示すように、シ
リコン基板1上に埋め込みシリコン酸化膜2が形成さ
れ、このシリコン酸化膜2の上には島状シリコン層3が
形成され、このシリコン層3とシリコン酸化膜2との界
面に接して、シリコン層3にP 型不純物領域6が形成さ
れている。この領域の不純物濃度を調節することによ
り、適正なしきい値設定が可能な、N 型 MOSFET が実現
できる。逆に、P 型 MOSFET では、N 型不純物領域を形
成する。さらに、チャネル表面は低濃度のままであるた
め、高いモビリティが保持され、超高速デバイスが実現
できる。
【0053】なお、図1において4はゲート酸化膜、5
はゲート電極、7はソース・ドレイン領域である。図2
は、図1に示す薄膜 SOI素子の製造方法を示す工程断面
図である。図1と同一の部分には同一の符号を付して示
す。
【0054】図2(a)は、通常の MOSプロセスを用い
て、ゲート加工、および、ソース・ドレイン形成を終了
した状態を示す断面図である。次に、図2(b)に示す
ように、窒化シリコン膜8を全面に堆積し、異方性エッ
チングにより、側壁残しを行う。これによりゲート電極
5の側壁に窒化シリコン膜8が選択的に形成される。
【0055】さらに、図2(c)に示すように、回転斜
めイオン注入によりボロンを島状シリコン層3に導入す
る。イオン注入されたボロンはシリコン窒化膜8を通過
しにくいため、チャネル表面には、ボロンは導入されな
い。ソース・ドレイン領域7を通過したボロンは、埋め
込み酸化膜2と島状シリコン層3との界面に到達する。
さらに、ゲート長が短いため、ソース部から導入したボ
ロン領域と、ドレイン部から導入したボロン領域とはつ
ながって、P 型不純物領域6が形成される。イオン注入
の加速電圧は、SOI 膜厚に応じて、適宜、調整する。ま
た、ドーズ量は、所望のしきい値に応じて、適宜、調整
する。
【0056】図3は、本発明に係る薄膜 SOI素子の他の
構造を示す断面図である。図3に示すように、シリコン
基板31上に埋め込みシリコン酸化膜32が形成され、
このシリコン酸化膜32の上には島状シリコン層33が
形成され、このシリコン層33とシリコン酸化膜32と
の界面に接して、シリコン層33にP 型不純物領域36
が形成されている。34はゲート酸化膜、35はゲート
電極、37はソース・ドレイン領域である。
【0057】埋め込みシリコン酸化膜32には、ボロン
が導入されている。ボロンが導入された埋め込み酸化膜
32を有する SOI基板は、貼り合わせ技術により、容易
に達成できる。P 型不純物領域36は、埋め込み酸化膜
32からのボロンの拡散により形成する。埋め込み酸化
膜32に導入するボロンの濃度や熱工程は、P 型不純物
領域36の所望のプロファイルに応じて、適宜、調整す
る。
【0058】図4は、図3に示す薄膜 SOI素子の P型不
純物プロファイルをシミュレーションした結果を示す特
性図である。図4(a)は図3に示す薄膜 SOI素子の部
分断面拡大図を示し、図4(b)はボロンの濃度プロフ
ァイルを示す。図4(b)における点線部分は図4
(a)における埋め込みシリコン酸化膜32と島状シリ
コン層33との界面を示す。
【0059】シミュレーションでは、ボロンの濃度を1
19cm-3とした。また、熱工程を 850℃, 30分としてい
る。非常に急峻な P型不純物プロファイルが、埋め込み
酸化膜32と島状シリコン層33との界面近傍で達成さ
れている。また、島状シリコン層33表面には、拡散の
影響はまったく見られず、低濃度のままに保たれてい
る。
【0060】図5は、図3に示す薄膜 SOI素子の他の製
造方法を示す工程断面図である。まず、図5(a)に示
すように、シリコン基板51上に埋め込みシリコン酸化
膜52が形成され、このシリコン酸化膜52の上には島
状シリコン層53が形成された SOI基板を用意し、埋め
込みシリコン酸化膜52にボロンのイオン注入を行うこ
とにより、埋め込み酸化膜52にボロンを導入する。こ
のとき、埋め込み酸化膜52の中央付近にボロンの飛程
が到達するように、イオン注入時の加速電圧を調整す
る。また、ドーズ量に関しては、後に形成する所望の P
型不純物領域56に応じて、以後の熱工程を考慮に入れ
て、適宜、調整する。この後、ゲート酸化膜54を形成
し、この上にゲート電極55を形成する ここで、 SOI基板としてSIMOX(Separation by IM
planted OXygen)法により形成したものを用いる場合、
上記したボロンのイオン注入の条件は、例えば以下のよ
うにすると良い。即ち、酸素のイオン注入条件を加速電
圧120kev、ドーズ量3.9×1017cm-2とした場
合には、加速電圧150kev、ドーズ量1.0×10
15cm-2とする。また、燐をイオン注入する場合は、上記
酸素のイオン注入条件の下で加速電圧120kev、ド
ーズ量1.0×1015cm-2とする。
【0061】次に、ゲート電極55をマスクとしてヒ素
や燐のイオン注入を行うことにより、n型ソース・ドレ
イン領域57を形成する。さらに、埋め込み酸化膜52
からのボロンの拡散によりP 型不純物領域56を形成す
る。このP 型不純物領域56は、シリコン層53とシリ
コン酸化膜52との界面に接して、シリコン層53に形
成される。
【0062】(第2の実施形態)第2の実施形態では前
述した第2の発明について述べる。図6は、本発明に係
る薄膜 SOI構造の MOSFET の他の構造を示す断面図であ
る。図6に示すように、シリコン基板61上に埋め込み
シリコン酸化膜62が形成され、このシリコン酸化膜6
2の上には島状シリコン層63が形成されている。シリ
コン酸化膜62の内部には負の固定電荷を有する固定電
荷領域66が形成されている。逆にP 型 MOSFET の場合
は、正の固定電荷を有する固定電荷領域を形成すれば良
い。
【0063】なお、図6において64はゲート酸化膜、
65はゲート電極、67はソース・ドレイン領域であ
る。負の固定電荷を有する固定電荷領域66の固定電荷
量を調節することにより、適正なしきい値設定が可能
な、N 型 MOSFET が実現できる。即ち、本実施形態によ
れば、埋め込み酸化膜62に負の固定電荷が導入されて
おり、この負の固定電荷は、チャネル領域の基準電位を
引き上げる方向に作用するので、結果的にしきい値は上
昇する。つまり、導入する固定電荷量を調整することに
より、所望のしきい値が達成できる。この場合、チャネ
ル表面は低濃度のままであるため、高いモビリティが保
持され、超高速デバイスが実現できる。
【0064】図7は、図6に示す薄膜 SOI素子の製造方
法を示す工程断面図である。図7と同一の部分には同一
の符号を付して示す。まず、図7(a)に示すように、
シリコン基板61上に埋め込みシリコン酸化膜62が形
成され、このシリコン酸化膜62の上に島状シリコン層
63が形成されたSOI 基板を用いる。シリコン酸化膜6
2の中には負の固定電荷を有する固定電荷領域66を形
成する。この形成方法としては、例えば以下の方法を用
いる。
【0065】即ち、シリコン基板61上にシリコン酸化
膜62を形成し、このシリコン酸化膜62をプラズマ中
に浸す。プラズマ中に浸されることにより、プラズマと
基板との間に電界が印加され、チャージ・アップ効果に
よって、シリコン酸化膜62にも電界が印加され、結果
的に固定電荷が発生する。発生量は、プラズマのエネル
ギーや印加する電界によって、適宜、調整することが可
能である。例えば、プラズマガスとしてArガスを用
い、マグネトロン放電を利用した場合には、ガス流量3
0sccm、圧力10mTorr、磁界120Gaus
s、RFパワー3W/cm2 とする。
【0066】この後、ゲート絶縁膜64を形成し、ゲー
ト電極となる導電膜を形成し、これをゲート電極形状に
加工してゲート電極65を形成する。この時の断面形状
を表わす図が図7(a)である。さらに、図7(b)に
示すようにソース・ドレイン領域を形成する。
【0067】(第3の実施形態)第3の実施形態では前
述した第3の発明について述べる。まず、本実施形態を
述べる前に、薄膜SOI トランジスタの問題点を再度述べ
ておく。
【0068】薄膜SOI トランジスタ、特にSOI 層が完全
に空乏化した完全空乏化SOI MOSFETでは、SOI 層のチャ
ネル領域の不純物濃度を変えてVth を所望の値に設定す
ることが難しく、これが回路設計上の問題となる。Vth
の解析式は、次式で与えられる。
【0069】Vth = VFB + 2 φB + QB/Cox…(1) ここで、VFB はフラットバンド電圧、φB はフェルミ電
位、QBは表面電位、φs は2 φB となるときの空乏層内
の電荷量、Cox はゲート絶縁膜の容量である。
【0070】通常の半導体基板バルクに形成されるMOSF
ETでは、チャネル領域の不純物濃度を変えてQBを制御し
Vth を所望の値に設定できる。しかし、完全空乏化SOI
MOSFETではSOI 層が薄いためにQBの制御が困難になる。
完全空乏化SOI MOSFETのQBの解析式は、次式で与えられ
る。
【0071】QB = q ×NSOI×TSOI…(2) ここで、 qは素電荷量、NSOIはSOI 層のチャネル領域の
不純物濃度、TSOIはSOI 層の厚さである。つまり、完全
空乏化SOI MOSFETではSOI 層が薄くTSOIが小さいため
に、チャネル領域の不純物濃度NSOIを変えることにより
QBを所望の値に制御することが難しい。このため、SOI
層のチャネル領域の不純物濃度NSOIを変えてVth を所望
の値に設定することが困難になる。
【0072】しかし、LSI の回路設計においてはVth の
異なるMOSFETを必要とする場合がある。例えば、ダイナ
ミックRAM のメモリセル部ではリーク電流を小さくする
ためにVthの高いMOSFETが必要であり、一方メモリ動作
を制御する周辺回路部では高速動作のためにVthの低い
MOSFETが必要となる。つまり、特に完全空乏化SOI MOSF
ETでは、SOI 層のチャネル領域の不純物濃度NSOIを変え
てVth を所望の値に設定することが難しく、これが回路
設計上の問題となっている。
【0073】本実施形態の発明によれば、p型シリコン
からなるゲート電極を備えたn型チャネルのMIS型電
界効果トランジスタを複数個含み、これらの複数個のM
IS型電界効果トランジスタのうち少なくとも1つのM
IS型電界効果トランジスタのゲート電極にはGeまた
はSnが含まれ、かつその他の前記複数個のMIS型電
界効果トランジスタのゲート電極にはGeまたはSnが
含まれないので、ゲート電極にGeまたはSnが含まれ
るn型チャネルのMIS型電界効果トランジスタは、含
まれないものと比べて、しきい値(Vth)を低くするこ
とができ、これによりVthの異なる複数個のMIS型電
界効果トランジスタを形成することができる。
【0074】例えば、p型多結晶シリコン・ゲートへG
eを導入することにより、図9のバンド図に実線で示す
ように、Geを導入していない場合(破線)に比べてバ
ンドギャップが0.3 eV狭まる。これにより、p型多結晶
シリコン・ゲートの仕事関数が変わり、(1)に示した
Vth の式で、フラットバンド電圧VFB が変わる。従っ
て、p型多結晶シリコン・ゲートへのGe導入の有無に
より、Vth が0.3 V 異なる完全空乏化SOI MOSFETを実現
することができる。
【0075】以上のように、SOI MOSFET、特に完全空乏
化型SOI MOSFETでは、SOI 層のチャネル領域の不純物濃
度を変えてVthを所望の値に設定することが困難である
という問題があったが、p型シリコン・ゲートへのGe
またはSn導入の有無により、Vthを制御することが可
能となり、SOI MOSFET(特に完全空乏化型SOI MOSFET)
の回路設計上の問題を克服することができる。
【0076】本実施形態の発明は、特にダイナミックRA
M を有する半導体集積回路に有効である。例えば、ダイ
ナミックRAM のメモリセル部では、リーク電流を小さく
するためにVthの高いMOSFETが必要であり、Geまたは
Snを導入していないp型シリコンをゲートとして用い
る。一方、メモリ動作を制御する周辺回路部では、高速
動作のためにVthの低いMOSFETが必要であり、Geまた
はSnを導入したp型シリコンをゲートとして用いる。
【0077】図8は、本実施形態に係る本発明のSOI MO
SFETの構造を示す断面図である。nチャネルSOI MOSFET
のゲートとして、Geを導入していないp型多結晶シリ
コン・ゲート88と、Geを導入したp型多結晶シリコ
ン・ゲート89が形成されている。Geを導入していな
いゲート88を有するSOI MOSFETのVth は、Geを導入
したゲート89を有するSOI MOSFETのVth に比べて、Vt
h を0.3 V 高くすることができる。従って、p型多結晶
シリコン・ゲートへのGe導入の有無により、Vth が0.
3 V 異なる完全空乏化SOI MOSFETを実現することが可能
となり、SOI MOSFET(特に完全空乏化型SOI MOSFET)の
回路設計上の問題を克服することができる。なお、Ge
の代わりにSnを用いてもかかる効果を得ることが可能
である。
【0078】図11は、図8に示す薄膜 SOI素子の製造
方法を示す工程断面図である。図8と同一の部分には同
一の符号を付して示す。まず、p型(100)シリコン
基板81に周知のSIMOX 技術で厚さ100nm の埋め込み酸
化膜82を形成する。このとき、表面には単結晶シリコ
ン膜(以下SOI膜と呼ぶ。)が形成される。次に、熱酸
化とNH4 Fを用いたウェットエッチングにより、SOI
膜を50nmまで薄くする。この後、周知の選択酸化技術に
より、素子分離用の酸化膜83を形成し、隣接する素子
間を電気的に分離する。
【0079】次に、nチャネル型MOSFETの形成領域には
BF2 イオンを加速電圧20 keV 、ドーズ量5x1011cm-2
でイオン注入することにより、p型SOI 層84、85を
形成する。一方、pチャネルMOSFETの形成領域にはAs
を加速電圧40 keV 、ドーズ量5x1011cm-2でイオン注入
することにより、n 型SOI 層86を形成する。
【0080】その後、ゲート酸化膜87を7 nm の厚さ
で形成し、燐(P)をドープした多結晶シリコン88を
0.3 μm の厚さで堆積した後、図11(a)に示すよう
に、レジスト膜101をマスクにしてGeを加速電圧10
0 keV 、ドーズ量3x1015cm-2でイオン注入することによ
り、Geを含む多結晶シリコン層102を形成する。こ
こで、Geの代わりにSnをイオン注入することによ
り、Snを含む多結晶シリコン層を形成しても良い。
【0081】次に、レジスト膜101を除去した後、図
11(b)に示すようにCVD酸化膜を例えば0.3 μm
の厚さで堆積した後、周知のパターニング技術により、
Geを含まない多結晶シリコン88、Geを含む多結晶
シリコン層102、及び上記CVD酸化膜をパターニン
グすることにより、ゲート電極88、Geを含むゲート
電極89、90、及びこれらゲート電極上にそれぞれ位
置する酸化膜103、104、105を形成する。さら
に、n 型SOI 層(pチャネル型MOSFETの形成領域)86
上にレジスト膜106を形成し、Asを加速電圧30ke
V、ドーズ量5x1015cm-2でイオン注入しn型ソース・ド
レイン領域92、93を形成する。
【0082】次に、レジスト膜106を除去した後、図
11(c)に示すように、nチャネル型MOSFETの形成領
域をレジスト膜107でマスクした後、BF2 イオンを
加速電圧30keV、ドーズ量5x1015cm-2でイオン注入す
ることにより、p型ソース・ドレイン領域91を形成
し、850 ℃、30分のアニールを行う。この後、周知の技
術で、層間絶縁膜を形成した後、コンタクトを形成し、
配線の形成を行って素子を作成する。
【0083】本実施形態では、p型チャネルのMIS型
電界効果トランジスタのゲート電極90として、Ge
(またはSn)を導入したp型シリコンを用いているの
で、Ge(またはSn)を導入しない場合に比べてゲー
トのフェルミレベルがバンドギャップの中央に近づく。
このため、適正なVthを得るためのチャネルへのイオン
注入量を低減できる。また、n型チャネルのMIS型電
界効果トランジスタのゲートと同一のゲート材料を使
え、従来のn型チャネルとp型チャネルのMIS型電界
効果トランジスタでゲートの導電性を変えるデュアル・
ゲート(dual gate)に比べて、製造工程を簡略化でき
る。
【0084】(第4の実施形態)第4の実施形態におい
ても前述した第3の発明について述べる。図12は、本
実施形態の薄膜 SOI素子の製造方法を示す工程断面図で
ある。図8と同一の部分には同一の符号を付して示す。
【0085】図12に示すように、図11(b)の第3
の実施形態のn型ソース・ドレイン領域92、93を形
成するために行うAsのイオン注入において、Geを加
速電圧30 keV 、ドーズ量1015cm-2でイオン注入するこ
とにより、Geを含むn型ソース・ドレイン領域11
1、112をそれぞれ形成する。次に、周知の技術で、
p型ソース・ドレイン領域を形成し、層間絶縁膜を形成
した後、コンタクトを形成し、配線の形成を行って素子
を作成する。
【0086】第2の実施形態による素子は、第1の実施
形態と同様に、p型多結晶シリコン・ゲートへのGe導
入の有無により、Vth が0.3 V 異なる完全空乏化SOI MO
SFETを実現することができ、完全空乏化SOI MOSFETでの
回路設計上の問題を克服することができた。
【0087】さらに、本実施形態によれば、ソース領域
へGeを導入すれば、バンドギャップを狭めることがで
き、これにより、n型チャネルSOI MOSFETでの基板浮遊
効果の主原因となる正孔のチャネル内の蓄積を効果的に
防止できる。即ち、図10に示すように、ソース領域の
バンドギャップが狭くなると(実線)、チャネルとソー
ス間のエネルギー障壁は減少し、ソース内部へ流れる正
孔電流は、エネルギ−障壁の減少と共に、指数関数的に
増大する。これにより、正孔のチャネル内の蓄積を防止
することができ、Geをイオン注入しない通常の素子に
対して、オフ領域のドレイン破壊電圧が、例えば1V以
上も改善する。なお、Geの代わりにシリコンのバンド
ギャップを狭める原子であるSn(錫)を用いても良
く、上記効用を奏することが可能である。
【0088】(第5の実施形態)第5の実施形態におい
ても前述した第3の発明について述べる。図13は、本
実施形態の薄膜 SOI素子の製造方法を示す工程断面図で
ある。図8と同一の部分には同一の符号を付して示す。
【0089】まず、第3の実施形態の図11(a)と同
様に、Geを含む多結晶シリコン層102を形成し、レ
ジスト膜101を除去した後、周知のパターニング技術
により、Geを含まない多結晶シリコン88、Geを含
む多結晶シリコン層102をパターニングすることによ
り、ゲート電極88、Geを含むゲート電極89、90
を形成する。さらに、図13(a)に示すように、n 型
SOI 層(pチャネル型MOSFETの形成領域)86上にレジ
スト膜106を形成し、Pを加速電圧30keV、ドーズ
量1013cm-2でイオン注入することにより、n型ソース・
ドレイン領域131及び低濃度n型LDD(lightly do
ped drain )領域132を形成する。
【0090】次に、図13(b)に示すように、CVD
酸化膜133を全面に例えば0.5 μm の厚さで堆積した
後、周知のパターニング技術により、Geを含まないp
型多結晶シリコン・ゲート電極88を有するnチャネル
型MOSFETの形成領域とpチャネル型MOSFETの形成領域を
CVD酸化膜133で被覆する。さらに、CVD窒化膜
を全面に例えば0.5 μm の厚さで堆積した後、異方性エ
ッチングを行い、nチャネル型MOSFETのGeを含むp型
多結晶シリコン・ゲート電極89をCVD酸化膜134
で被覆する。
【0091】次に、Asを加速電圧30keV、ドーズ量
5x1015cm-2でイオン注入し、さらにGeを加速電圧30 k
eV 、ドーズ量1015cm-2でイオン注入することにより、
Geを含むn型ソース・ドレイン領域135を形成す
る。この後、Geを含まないp型多結晶シリコン・ゲー
ト電極88を有するnチャネル型MOSFETの形成領域上と
pチャネル型MOSFETの形成領域上のCVD酸化膜133
をエッチング除去する。さらに、周知の技術で、p型ソ
ース・ドレイン領域を形成し、層間絶縁膜を形成した
後、コンタクトを形成し、配線の形成を行って素子を作
成する。
【0092】本実施形態による素子は、第3の実施形態
と同様に、p型多結晶シリコン・ゲートへのGe導入の
有無により、Vth が0.3 V 異なる完全空乏化SOI MOSFET
を実現することができた。また、第4の実施例と同様
に、Geを含むp型多結晶シリコン・ゲート電極89を
有するnチャネル型MOSFETでは、n型ソース・ドレイン
領域にもGeを導入したことにより、Geを導入せずに
ソース領域を形成した素子と比べると、オフ領域のドレ
イン破壊電圧が1V向上した。さらに、Geを含まない
p型多結晶シリコン・ゲート電極88を有するnチャネ
ル型MOSFETでは、n型ソース・ドレイン領域131には
Geが導入されていないために接合リーク電流を低減す
ることができた。
【0093】なお、上記第3乃至第5の実施形態では、
イオン注入により多結晶シリコン・ゲートにGeを導入
したが、固相拡散によってGeを導入してもよい。また
上記第3及び第4の実施形態に示した製造工程では、A
s、Ge、BFイオンのイオン注入によりn型ソース
・ドレイン領域92、93、111、112、及びp型
ソース・ドレイン領域91を形成する際、Geを含むゲ
ート電極89、90、含まないゲート電極88に上記イ
オンが入らないようにするため、CVD酸化膜105を
マスク材として用いた。このマスク材として、CVD酸
化膜105の代わりに金属シリサイド膜を用いても良
い。金属シリサイド膜を用いれば、ゲート抵抗の低減に
もなり、高速な半導体素子を実現できる。
【0094】(第6の実施形態)第6の実施形態では前
述した第4の発明について述べる。図14は、本発明に
係る SOI構造の MOSFET の構造を示す概略図であ
る。図14(a)はその平面図、図14(b)は図14
(a)のA−A´での断面図である。
【0095】図14(b)に示すように、シリコン基板
141上にシリコン酸化膜142が形成され、このシリ
コン酸化膜142上には島状の単結晶シリコン領域14
5が形成されている。また、図14(a)に示すよう
に、ゲート電極の配線領域144と素子分離領域143
とが重複する領域のうち、斜線で示した領域の SOI層
が、LOCOS 酸化を行う以前に、あらかじめ薄膜化され
る。ここで、薄膜化される領域は島状の単結晶シリコン
領域145の外周部全周にわたっても良い。図14
(b)に示すように、SOI 層を薄膜化した領域では、LO
COS 法により素子分離を形成する際に、素子分離酸化膜
143aが薄くなりその膜厚が概略一定となって、バー
ズ・ビークが抑制されている。このため、その部分にお
いて図21に示すような寄生トランジスタが発生しにく
くなる。したがって、通常の簡便なLOCOS プロセスのみ
で、優れた subthreshold 特性が実現できることにな
る。なお、その他の素子分離領域では、当然、厚い酸化
膜が得られている。
【0096】本実施形態の発明は、もちろん、素子分離
領域全体の SOI層を薄膜化した素子にも、適用可能であ
る。これも、subthreshold特性の改善という観点から
は、同様に有効である。ただし、素子分離酸化膜が全体
的に薄くなるため、配線と基板の間の寄生容量が増加し
て、SOI デバイス本来の高速性が十分に発揮されないと
いう懸念がある。このため、図14に示すように局所的
に薄膜化する方が、高速化という観点からは望ましい。
【0097】素子分離を形成する前の SOI膜厚を 1100
A(オングストローム。以下同じ。)程度とした場合、
ハンプ特性が見られることがわかり、このため薄膜化す
る SOI層の膜厚は、少なくとも 1000 A以下となること
が望ましい。ただし、LOCOS酸化の条件によっても、こ
の値は上下すると考えられ、場合に応じて、適宜、最適
化してやればよい。
【0098】図15は、本発明に係る SOI素子の I-V特
性を示す特性図である。薄膜化したSOI 層の厚さは 500
A程度であり、SOI 層を薄膜化した領域の幅は、0.5 μ
m である。素子分離の作製条件は、図14の素子と同様
である。薄膜化した SOI層を設けることにより、寄生ト
ランジスタ効果を排除でき、ハンプ特性は見られず、su
bthreshold 特性が飛躍的に改善されているのがわか
る。したがって、本発明により良好なカットオフ特性を
得ることが可能である。なお、SOI 層を薄膜化した領域
の幅は、微細化の観点からも、 0.5μm以上にすること
は不要である。
【0099】図16は、図14に示した本発明に係る S
OI構造の MOSFET の製造方法を示す工程断面図である。
図14と同一部分には同一の符号を付して示す。まず、
図16(a)に示すように、シリコン酸化膜142上の
SOI 層(単結晶シリコン膜)146の薄膜化したい領域
をパターニングして、SOI 層146に段差146aを形
成する。シリコンを削る方法としては、通常の CDE(ケ
ミカル・ドライ・エッチング)やRIE (反応性イオン・
エッチング)による方法の他に、シリコンを酸化して、
その酸化膜を除去する方法などが有効である。
【0100】この後、図16(b)に示すように、通常
の MOSプロセスを用いてLOCOS 法を用いて選択酸化を行
い、素子分離領域(素子分離酸化膜)143を形成す
る。この時、島状の単結晶シリコン領域145に隣接す
る領域には膜厚が概略一定の素子分離酸化膜143aが
形成され、バーズ・ビークが抑制されている。さらに、
ゲート電極の配線領域144にゲート電極配線を形成
し、ソース・ドレイン領域(図示せず。)の形成を行
う。
【0101】図17は、図14に示した本発明に係る S
OI構造の MOSFET の他の製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、図11(a)に示すように、シリコン基板1
71上にシリコン酸化膜172が形成され、このシリコ
ン酸化膜172上にSOI 層(単結晶シリコン膜)176
が形成されたSOI 基板を準備し、SOI 層176のうちソ
ース・ドレイン領域及びチャネル形成領域、さらにはそ
の周辺の領域を選択的に薄膜化する。これにより、SOI
層176に段差176aが形成される。なお、チャネル
領域、及びそのチャネル幅方向(ソース領域とドレイン
領域とを結ぶ方向と直交する方向)に該チャネル領域と
隣接する領域のみを選択的に薄膜化しても良い。
【0102】以後は、図16に示す工程と同様にして、
図17(b)に示す断面構造を得ることができる。な
お、この図において、175は島状の単結晶シリコン領
域、173は素子分離領域(素子分離酸化膜)、173
aは膜厚の概略一定な薄い素子分離酸化膜、174はゲ
ート電極の配線領域(ゲート電極配線)である。
【0103】上記した製造方法によれば、上記した効果
が得られる他、チャネル領域の SOI層が極めて薄い素子
を作製できる。チャネル領域の SOI層が薄くなると、短
チャネル効果が改善されることが一般的に知られてい
る。したがって、かかる製造方法はSOI 素子の微細化と
いう観点からも非常に有効である。
【0104】(第7の実施形態)第7の実施形態では前
述した第5の発明について述べる。図18は、本発明に
係る SOI構造の MOSFET の構造を示す概略図である。図
18(a)はその平面図、図18(b)は図18(a)
のA−A´での断面図である。
【0105】図18(b)に示すように、シリコン基板
181上にシリコン酸化膜(素子分離領域ともなる。)
182が形成され、このシリコン酸化膜182上には島
状の単結晶シリコン領域185が形成されている。また
図18(a)に示すように、島状の単結晶シリコン領域
185を取り囲むように斜線で示した領域に、膜厚が概
略一定の薄い側壁酸化膜(素子分離酸化膜)181aが
選択的に形成されている。ここで、この薄い側壁酸化膜
181aは、チャネル幅方向に該チャネル領域に隣接す
る、島状の単結晶シリコン領域185の側壁部に選択的
に設けても良い。なお、184はゲート電極の配線領域
(ゲート電極配線)である。
【0106】図18に示す構造の SOI MOSFET において
も、第6の実施形態で述べたものと同様に、素子形成領
域と相接する素子分離形成領域の SOI層が、LOCOS 酸化
を行う以前にあらかじめ薄膜化される。このため、酸化
により得られる素子分離酸化膜181aが薄くその膜厚
は概略一定となって、バーズ・ビークが抑制されてい
る。このため、寄生トランジスタが発生しにくく、優れ
た subthreshold 特性が実現できることになる。なお、
その他の素子分離領域の SOI層は、LOCOS 酸化の前に、
あらかじめ、すべて削られる。この構造によれば、図1
4に示す構造の SOI MOSFET と同様の効果が得られる
他、微細加工が比較的簡単であるという長所もある。
【0107】図19は、図18に示した本発明に係る S
OI構造の MOSFET の製造方法を示す工程断面図である。
図18と同一部分には同一の符号を付して示す。まず、
図19(a)に示すように、シリコン酸化膜182上の
SOI 層(単結晶シリコン膜)186の表面を酸化してシ
リコン酸化膜187を形成した後、このシリコン酸化膜
187上に LPCVD法によりシリコン窒化膜188、さら
にこのシリコン窒化膜188上に CVD法によりシリコン
酸化膜189aをそれぞれ全面に堆積する。
【0108】この後、素子を形成する領域上に図示しな
いレジストパターンを形成して、これをマスクとしてシ
リコン酸化膜189a、シリコン窒化膜188、及びシ
リコン酸化膜187を順にパターニングして、素子分離
領域の SOI層186を露出せしめ、さらにこの SOI層1
86を薄膜化する。この結果、SOI 層186には段差1
86aが形成される。
【0109】次に、図19(b)に示すように、 CVD法
によりシリコン酸化膜189bを全面に堆積する。そし
て、異方性エッチングにより、シリコン酸化膜189b
をシリコン酸化膜187、シリコン窒化膜188、及び
シリコン酸化膜189aからなる積層膜の側壁部に選択
的に残置する。さらに、シリコン酸化膜189a及びシ
リコン酸化膜189bをマスクとして、露出するSOI 層
186を除去する。
【0110】次に、図19(c)に示すように、シリコ
ン酸化膜189a及びシリコン酸化膜189bを除去し
て、シリコン窒化膜188をマスクとしてLOCOS 酸化を
行う。ここで、シリコン酸化膜189bは所望により残
すことも可能である。この酸化工程により、シリコン酸
化膜189bの下に存在するSOI 層186は選択的に酸
化され、シリコン酸化膜181aが形成される。さら
に、シリコン窒化膜188及びシリコン酸化膜187を
除去して、ゲート絶縁膜の形成、ゲート電極配線184
の形成、及びソース・ドレイン領域の形成を行う。
【0111】本実施形態による方法によっても、島状の
単結晶シリコン領域185の側壁部にこのシリコン領域
185に隣接して、膜厚が概略一定の薄い側壁酸化膜
(素子分離酸化膜)181aが選択的に形成されるの
で、バーズ・ビークが抑制される。
【0112】(第8の実施形態)第8の実施形態では前
述した第6の発明について述べる。図20は、本発明に
係る SOI構造の MOSFET の構造を示す概略図である。図
20(a)はその平面図、図20(b)は図20(a)
のA−A´断面図、図20(c)は図20(a)のB−
B´断面図である。
【0113】図20(b)及び図20(c)に示すよう
に、シリコン基板701上にシリコン酸化膜(素子分離
領域ともなる。)702が形成され、このシリコン酸化
膜702上には島状の単結晶シリコン領域703が形成
されている。島状の単結晶シリコン領域703の間には
シリコン酸化膜704が埋め込まれている。また、島状
の単結晶シリコン領域の表面にはソース・ドレイン領域
706a、706bが形成されている。
【0114】このソース・ドレイン領域706a、70
6bは、島状の単結晶シリコン領域703の外縁部から
隔離して設けられており、この島状の単結晶シリコン領
域703の外縁部上、及びソース・ドレイン領域706
a、706bの間の領域上には、ゲート絶縁膜704´
を介してゲート電極705が形成されている。即ち、ゲ
ート電極705はソース・ドレイン領域706a、70
6bをそれぞれ取り囲むような形状となっている一方、
ソース・ドレイン領域706a、706bの間に形成さ
れるチャネル領域は島状の単結晶シリコン領域703の
外縁部から隔離して設けられている。さらに、これらの
上には層間絶縁膜としてシリコン酸化膜707が形成さ
れており、このシリコン酸化膜707にはソース・ドレ
イン領域706a、706bを開口するコンタクトホー
ルが形成されており、その内部に埋め込み電極708が
形成されている。
【0115】本実施形態による発明によれば、シリコン
酸化膜(素子分離領域ともなる。)702上の島状の単
結晶シリコン領域703に、チャネル領域が、該シリコ
ン領域703の外縁部から隔離して形成されるので、寄
生トランジスタの生じやすい上記外縁部を避けて前記チ
ャネル領域が形成されることとなる。したがって、寄生
トランジスタ効果を排除でき、良好なカット・オフ特性
を達成できる。
【0116】(第9の実施形態)第9の実施形態では前
述した第7の発明について述べる。本実施形態の SOI構
造の MOSFET 素子は、以下の構成をとっている。即ち、
シリコン基板上にシリコン酸化膜(素子分離領域ともな
る。)が形成され、このシリコン酸化膜上には島状の単
結晶シリコン領域が形成されている。島状の単結晶シリ
コン領域の間にはシリコン酸化膜が埋め込まれている。
また、島状の単結晶シリコン領域の表面にはソース・ド
レイン領域が形成されている。
【0117】ソース・ドレイン領域の上にはゲート絶縁
膜を介してドーナツ状にゲート電極が形成されている。
このゲート電極の形状はドーナツ状のように環状に限ら
ず、四角或いは他の多角形の形状であっても良く、要は
その内部と外部とを分けるように閉じた形状であれば良
い。
【0118】ソース・ドレイン領域は、上記ゲート電極
の内部と外部とにそれぞれ分離して形成される。即ち、
本実施形態の素子においては、ゲート電極の下のチャネ
ル領域が島状の単結晶シリコン領域の外縁部から隔離し
て設けられている。さらに、これらの上には層間絶縁膜
としてシリコン酸化膜が形成されており、このシリコン
酸化膜にはソース・ドレイン領域を開口するコンタクト
ホールが形成されており、その内部に埋め込み電極が形
成されている。
【0119】本実施形態による発明によっても、シリコ
ン酸化膜(素子分離領域ともなる。)上の島状の単結晶
シリコン領域に、チャネル領域が、該シリコン領域の外
縁部から隔離して形成されるので、寄生トランジスタの
生じやすい上記外縁部を避けて前記チャネル領域が形成
されることとなる。したがって、寄生トランジスタ効果
を排除でき、良好なカット・オフ特性を達成できる。
【0120】なお、本発明は上述した実施形態の方法に
限定されるものではない。例えば、酸素イオンをシリコ
ン基板にイオン注入するSIMOX 法でSOI 層を形成した
が、シリコン酸化層の上の多結晶シリコン膜をレーザ・
ビーム・アニール技術で単結晶化させSOI 層を形成して
もよい。また、シリコン基板同志をシリコン酸化膜を介
してお互いに貼り合わせることによりSOI 層を形成して
も良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施可能である。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、しきい値を適正に設定
することが可能であり、かつ高速動作が可能な SOI素子
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る薄膜 SOI素子
の構造を示す断面図。
【図2】 図1の薄膜 SOI素子を製造する方法を示す工
程断面図。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る他の薄膜 SOI
素子の構造を示す断面図。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る薄膜 SOI素子
のシミュレーション結果を示す特性図。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係る薄膜 SOI素子
の他の製造方法を示す工程断面図。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る薄膜 SOI素子
の構造を示す断面図。
【図7】 図6の薄膜 SOI素子を製造する方法を示す工
程断面図。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係る薄膜 SOI素子
の構造を示す断面図。
【図9】 Geを導入した場合(実線)とGeを導入し
ない場合(破線)のバンド図。
【図10】 ソースにGeを導入した場合(実線)とソ
ースにGeを導入しない場合(破線)のチャネル方向の
バンド図。
【図11】 図8の薄膜 SOI素子を製造する方法を示す
工程断面図。
【図12】 本発明の第4の実施形態に係る薄膜 SOI素
子を製造する方法を示す工程断面図。
【図13】 本発明の第5の実施形態に係る薄膜 SOI素
子を製造する方法を示す工程断面図。
【図14】 本発明の第6の実施形態に係る薄膜 SOI素
子の構造を示す平面図及び断面図。
【図15】 本発明の第6の実施形態に係る薄膜 SOI素
子の電気的特性を示す特性図。
【図16】 本発明の第6の実施形態に係る薄膜 SOI素
子の他の製造方法を示す工程断面図。
【図17】 本発明の第6の実施形態に係る薄膜 SOI素
子のさらに他の製造方法を示す工程断面図。
【図18】 本発明の第7の実施形態に係る薄膜 SOI素
子の構造を示す平面図及び断面図。
【図19】 図18の薄膜 SOI素子を製造する方法を示
す工程断面図。
【図20】 本発明の第7の実施形態に係る薄膜 SOI素
子の構造を示す平面図及び断面図。
【図21】 従来の薄膜 SOI素子の電気的特性を示す特
性図。
【図22】 従来の薄膜 SOI素子の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1:シリコン基板 2:絶縁層 3:半導体層 4:ゲート絶縁膜 5:ゲート電極 6:第2導電型の不純物を含む不純物領域 7:ソース・ドレイン領域

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層上に形成された半導体層と、この
    半導体層に離間して形成された第1導電型のソース領域
    及びドレイン領域と、このソース領域及びドレイン領域
    間の前記半導体層の表面に形成されチャネルとなる、第
    2導電型の不純物を含む表面領域と、前記ソース領域及
    びドレイン領域間でかつ前記表面領域よりも前記絶縁層
    側に形成され、前記表面領域よりも高い濃度の第2導電
    型の不純物を含む不純物領域と、前記表面領域上に形成
    されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成され
    たゲート電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記不純物領域の不純物濃度は1×10
    16cm-3以上であり、前記表面領域の不純物濃度は1×
    1016cm-3未満であることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記不純物領域の不純物濃度は1×10
    17cm-3以上であり、前記表面領域の不純物濃度は1×
    1016cm-3未満であることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記不純物領域は、前記絶縁層と接する
    前記半導体層の部分に形成されたことを特徴とする請求
    項1乃至3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体層の厚みは10nmよりも厚
    く、かつ前記不純物領域は前記半導体層の表面から10
    nm以上の深さに形成されたことを特徴とする請求項1
    乃至4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 絶縁層上に半導体層が形成された基板に
    対して、前記半導体層表面にゲート絶縁膜を形成する工
    程と、このゲート絶縁膜上にゲート電極パターンを形成
    する工程と、前記ゲート電極パターンをマスクとして前
    記半導体層に対してほぼ垂直に第1導電型不純物をイオ
    ン注入して、前記半導体層にソース・ドレインとなる第
    1不純物領域を形成する工程と、前記ゲート電極パター
    ンをマスクとして前記半導体層に対して斜めに第2導電
    型不純物をイオン注入して、前記ソース・ドレインとな
    る第1不純物領域間の前記半導体層表面から所定の深さ
    の領域に、前記半導体層表面よりも第2導電型不純物の
    濃度が高い第2不純物領域を形成する工程とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体層に対して斜めに第2導電型
    不純物をイオン注入する工程は、前記ゲート電極パター
    ンの側壁に選択的に側壁絶縁膜を形成し、この側壁絶縁
    膜をもマスクとしてイオン注入を行う工程であることを
    特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁層上に半導体層が形成された基板に
    対して、前記絶縁層に第1導電型不純物を含有せしめる
    工程と、前記半導体層表面にゲート絶縁膜を形成する工
    程と、このゲート絶縁膜上にゲート電極パターンを形成
    する工程と、前記ゲート電極パターンをマスクとして前
    記半導体層に対して第2導電型不純物をイオン注入し
    て、前記半導体層にソース・ドレインとなる第2導電型
    不純物含有領域を形成する工程と、熱処理により前記絶
    縁層に含有される第1導電型不純物を前記半導体層中に
    拡散せしめて、前記ソース・ドレインとなる第2導電型
    不純物含有領域間の前記半導体層表面から所定の深さの
    領域に、前記半導体層表面よりも第1導電型不純物の濃
    度が高い第1導電型不純物含有領域を形成する工程とを
    備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁層上に形成された半導体層と、この
    半導体層に離間して形成された第1導電型のソース領域
    及びドレイン領域と、このソース領域及びドレイン領域
    間の前記半導体層の表面に形成されチャネルとなる、第
    2導電型の不純物を含む表面領域と、この表面領域上に
    形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成
    されたゲート電極とを備え、前記表面領域の下の前記絶
    縁層中に固定電荷領域が形成されてなることを特徴とす
    る半導体装置。
  10. 【請求項10】 絶縁層上に複数の島状のシリコン層が
    素子領域として形成され、この素子領域は、p型シリコ
    ンからなるゲート電極を備えたn型チャネルのMIS型
    電界効果トランジスタを複数個含み、これらの複数個の
    MIS型電界効果トランジスタのうち少なくとも1つの
    MIS型電界効果トランジスタのゲート電極にはGeま
    たはSnが含まれ、かつその他の前記複数個のMIS型
    電界効果トランジスタのゲート電極にはGeまたはSn
    が含まれないことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 絶縁層上に複数の島状のシリコン層が
    素子領域として形成され、この素子領域は、複数の記憶
    素子が形成された記憶素子領域及び該記憶素子の動作を
    制御する回路が形成された回路領域を有するとともに、
    前記記憶素子領域及び前記回路領域は、それぞれp型シ
    リコンからなるゲート電極を備えたn型チャネルのMI
    S型電界効果トランジスタを含み、前記回路領域に含ま
    れたMIS型電界効果トランジスタのゲート電極にはG
    eまたはSnが含まれ、かつ前記記憶素子領域に含まれ
    たMIS型電界効果トランジスタのゲート電極にはGe
    またはSnが含まれないことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記MIS型電界効果トランジスタの
    ゲート電極に含まれたGeまたはSnの濃度は1×10
    20cm-3以上であることを特徴とする請求項10又は1
    1記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記シリコン層には、p型シリコンか
    らなるゲート電極を備えたp型チャネルのMIS型電界
    効果トランジスタがさらに含まれ、該MIS型電界効果
    トランジスタのゲート電極にはGeまたはSnが含まれ
    ることを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装
    置。
  14. 【請求項14】 前記回路領域にはp型シリコンからな
    るゲート電極を備えたp型チャネルのMIS型電界効果
    トランジスタが含まれ、該MIS型電界効果トランジス
    タのゲート電極にはGeまたはSnが含まれることを特
    徴とする請求項11記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記p型チャネルのMIS型電界効果
    トランジスタのゲート電極に含まれたGeまたはSnの
    濃度は1×1020cm-3以上であることを特徴とする請
    求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記n型チャネルのMIS型電界効果
    トランジスタのソース領域にはGeまたはSnが含まれ
    ていることを特徴とする請求項10又は11記載の半導
    体装置。
  17. 【請求項17】 前記n型チャネルのMIS型電界効果
    トランジスタのソース領域に含まれたGeまたはSnの
    濃度は1×1020cm-3以上であることを特徴とする請
    求項16記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 絶縁層上に複数の島状のp型シリコン
    層が素子領域として形成され、この素子領域は、p型シ
    リコンからなるゲート電極を備えたn型チャネルのMI
    S型電界効果トランジスタを複数個含む半導体装置の製
    造方法であって、前記p型シリコン層上にゲート絶縁膜
    を形成する工程と、このゲート絶縁膜上にp型シリコン
    からなりゲート電極となる導電膜を形成する工程と、こ
    の導電膜上に第1のマスクパターンを形成し、この第1
    のマスクパターンを用いて前記導電膜に選択的にGeま
    たはSnを導入する工程と、前記第1のマスクパターン
    を除去する工程と、前記導電膜上に第2のマスクパター
    ンを形成し、この第2のマスクパターンを用いてエッチ
    ングにより、GeまたはSnを導入した前記導電膜及び
    これらを導入しない前記導電膜をそれぞれゲート電極の
    形状に加工する工程と、前記第2のマスクパターンを用
    いて前記p型シリコン層にn型不純物を導入してソース
    ・ドレイン領域を形成する工程とを備えたことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 絶縁層上に形成されたp型シリコン層
    に、複数の記憶素子を含む記憶素子領域及び該記憶素子
    の動作を制御する回路を含む回路領域を形成する半導体
    装置の製造方法であって、前記p型シリコン層上にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜上にp型
    シリコンからなりゲート電極となる導電膜を形成する工
    程と、この導電膜の前記記憶素子領域となる部分の上に
    第1のマスクパターンを形成し、この第1のマスクパタ
    ーンを用いて前記導電膜の前記回路領域となる部分に選
    択的にGeまたはSnを導入する工程と、前記第1のマ
    スクパターンを除去する工程と、前記導電膜上に第2の
    マスクパターンを形成し、この第2のマスクパターンを
    用いてエッチングにより前記記憶素子領域及び前記回路
    領域の前記導電膜をゲート電極の形状に加工する工程
    と、前記第2のマスクパターンを用いて前記記憶素子領
    域及び前記回路領域の前記p型シリコン層にn型不純物
    を導入してソース・ドレイン領域を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記GeまたはSnを導入する工程
    は、GeまたはSnを前記導電膜中のピーク濃度が1×
    1020cm-3以上となるようにイオン注入する工程であ
    ることを特徴とする請求項18又は19記載の半導体装
    置の製造方法。
  21. 【請求項21】 絶縁層と、この絶縁層上の素子形成領
    域に島状に形成された半導体層と、この半導体層に離間
    して形成されたソース領域及びドレイン領域と、このソ
    ース領域及びドレイン領域間のチャネルとなる前記半導
    体層の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、前記絶縁層
    上の素子分離領域上に形成され、前記チャネルの幅方向
    に該チャネルと隣接する部分を含む前記半導体層の側壁
    部の領域において概略一定の膜厚を有し、かつこの概略
    一定の膜厚を有する領域の外周の領域において前記膜厚
    よりも大きな膜厚を有する素子分離絶縁膜と、前記ゲー
    ト絶縁膜上から前記素子分離絶縁膜上にかけて形成され
    たゲート電極パターンとを備えたことを特徴とする半導
    体装置。
  22. 【請求項22】 前記概略一定の膜厚を有する領域は、
    前記半導体層の全周囲の側壁部の領域であることを特徴
    とする請求項21記載の半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記概略一定の膜厚を有する領域は、
    前記チャネルの幅方向に位置する前記半導体層の側壁部
    の領域に選択的に形成されていることを特徴とする請求
    項21記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 前記概略一定の膜厚を有する領域の幅
    が0.5μm以下であることを特徴とする請求項21記
    載の半導体装置。
  25. 【請求項25】 絶縁層と、この絶縁層上の素子形成領
    域に島状に形成された半導体層と、この半導体層に離間
    して形成されたソース領域及びドレイン領域と、このソ
    ース領域及びドレイン領域間のチャネルとなる前記半導
    体層の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、前記チャネ
    ルの幅方向に該チャネルと隣接する部分を含む前記半導
    体層の側壁部に形成され、膜厚が概略一定である側壁絶
    縁膜と、前記ゲート絶縁膜上から前記絶縁層上の素子分
    離領域にかけて形成されたゲート電極パターンとを備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  26. 【請求項26】 前記側壁絶縁膜は、前記半導体層の全
    周囲の側壁部に形成されていることを特徴とする請求項
    25記載の半導体装置。
  27. 【請求項27】 前記側壁絶縁膜は、前記チャネルの幅
    方向に位置する前記半導体層の側壁部に選択的に形成さ
    れていることを特徴とする請求項25記載の半導体装
    置。
  28. 【請求項28】 前記膜厚が概略一定である側壁絶縁膜
    の幅が0.5μm以下であることを特徴とする請求項2
    5記載の半導体装置。
  29. 【請求項29】 絶縁層上の半導体層の素子分離予定領
    域を選択的に酸化して素子分離絶縁膜を形成するととも
    に、素子形成領域に島状に前記半導体層を残す工程と、
    この半導体層の表面上にゲート絶縁膜を形成する工程
    と、このゲート絶縁膜上から前記素子分離絶縁膜上にか
    けてゲート電極パターンを形成する工程と、前記島状に
    残した半導体層にソース領域及びドレイン領域を互いに
    離間して形成する工程とを備え、前記半導体層の素子分
    離予定領域を選択的に酸化する前に、前記ソース領域及
    びドレイン領域間のチャネルの幅方向に該チャネルと隣
    接する部分を含み、かつ前記島状に残す半導体層の側壁
    部となる領域の該半導体層をエッチングすることによ
    り、この領域の前記半導体層の膜厚を減少させる工程を
    備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記半導体層の膜厚を減少させる工程
    において、前記島状に残す半導体層の全周囲の側壁部と
    なる領域の該半導体層を選択的にエッチングすることを
    特徴とする請求項29記載の半導体装置。
  31. 【請求項31】 前記半導体層の膜厚を減少させる工程
    において、前記ソース領域及びドレイン領域間のチャネ
    ルの幅方向に位置し、かつ前記島状に残す半導体層の側
    壁部となる領域の該半導体層を選択的にエッチングする
    ことを特徴とする請求項29記載の半導体装置。
  32. 【請求項32】 前記半導体層の膜厚を減少させる工程
    において、前記島状に残す半導体層、及び前記ソース領
    域及びドレイン領域間のチャネルの幅方向に位置し、か
    つ前記島状に残す半導体層の側壁部となる領域の該半導
    体層を選択的にエッチングすることを特徴とする請求項
    29記載の半導体装置。
  33. 【請求項33】 絶縁層上に島状に形成された半導体層
    にソース領域及びドレイン領域を形成し、該半導体層上
    にゲート電極パターンを形成する半導体装置の製造方法
    であって、絶縁層上に形成された半導体層上に島状に選
    択的に第1の絶縁パターンを形成する工程と、この第1
    の絶縁パターンをマスクとして前記半導体層をエッチン
    グすることにより、この半導体層の前記第1の絶縁パタ
    ーンで覆われていない部分の膜厚を減少させる工程と、
    前記第1の絶縁パターンの側壁に第2の絶縁パターンを
    形成する工程と、前記第1及び第2の絶縁パターンをマ
    スクとして前記半導体層をエッチングすることにより、
    この半導体層の前記第1及び第2の絶縁パターンで覆わ
    れていない部分を選択的に除去する工程と、前記第1及
    び第2の絶縁パターンをマスクとして前記半導体層を選
    択的に酸化することにより、前記ソース領域及びドレイ
    ン領域間のチャネルの幅方向に該チャネルと隣接する部
    分を含む前記半導体層の側壁部に側壁絶縁膜を形成する
    工程と、前記第1の絶縁パターンを除去する工程と、前
    記半導体層の表面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    このゲート絶縁膜上から前記絶縁層上の素子分離領域に
    かけてゲート電極パターンを形成する工程と、前記半導
    体層にソース領域及びドレイン領域を互いに離間して形
    成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  34. 【請求項34】 前記第2の絶縁パターンをさらに除去
    し、この後、前記ゲート電極パターンを形成することを
    特徴とする請求項33記載の半導体装置。
  35. 【請求項35】 絶縁層と、この絶縁層上の素子形成領
    域に島状に形成された半導体層と、この半導体層に互い
    に離間して形成され、該半導体層の外縁部より隔離して
    形成されたソース領域及びドレイン領域と、前記半導体
    層の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ソース領
    域及びドレイン領域をそれぞれ取り囲むように前記半導
    体層上に前記ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電
    極パターンとを備えたことを特徴とする半導体装置。
  36. 【請求項36】 絶縁層と、この絶縁層上の素子形成領
    域に島状に形成された半導体層と、この半導体層の表面
    上に形成されたゲート絶縁膜と、前記半導体層上に前記
    ゲート絶縁膜を介して環状に形成されたゲート電極パタ
    ーンと、このゲート電極パターンの内側及び外側の前記
    半導体層の領域にそれぞれ互いに離間して形成されたソ
    ース・ドレイン領域とを備えたことを特徴とする半導体
    装置。
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