JPH1093097A - 高耐圧半導体装置及びプラズマディスプレイパネル - Google Patents
高耐圧半導体装置及びプラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH1093097A JPH1093097A JP26504496A JP26504496A JPH1093097A JP H1093097 A JPH1093097 A JP H1093097A JP 26504496 A JP26504496 A JP 26504496A JP 26504496 A JP26504496 A JP 26504496A JP H1093097 A JPH1093097 A JP H1093097A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い耐圧の設定や多数の高耐圧半導体素子を
集積化した場合でも、チップ面積の増大を抑えることが
できる誘電体分離型半導体装置を提供する。 【解決手段】 電極16(K)が電気的に接続された活
性層12の第1導電型拡散領域13は、活性層の他方の
電極7(A)が電気的に接続された第2導電型拡散領域
14と対向する第1の部分と、トレンチ20に形成され
た素子分離領域と対向する第2の部分とからなり、この
素子分離領域に囲まれた素子領域は、前記第1の部分と
前記電極16が電気的に接続された第2導電型拡散領域
14との間の第1の領域(A1)と、前記第2の部分と
素子分離領域20との間の第2の領域(A2)とから構
成されている。そして、トレンチを挟んで対向するトレ
ンチ内の素子領域の電極16と接続する第2導電型拡散
領域の電位とトレンチ外の外部領域(B)の電位とを同
じか、もしくは同程度にする。
集積化した場合でも、チップ面積の増大を抑えることが
できる誘電体分離型半導体装置を提供する。 【解決手段】 電極16(K)が電気的に接続された活
性層12の第1導電型拡散領域13は、活性層の他方の
電極7(A)が電気的に接続された第2導電型拡散領域
14と対向する第1の部分と、トレンチ20に形成され
た素子分離領域と対向する第2の部分とからなり、この
素子分離領域に囲まれた素子領域は、前記第1の部分と
前記電極16が電気的に接続された第2導電型拡散領域
14との間の第1の領域(A1)と、前記第2の部分と
素子分離領域20との間の第2の領域(A2)とから構
成されている。そして、トレンチを挟んで対向するトレ
ンチ内の素子領域の電極16と接続する第2導電型拡散
領域の電位とトレンチ外の外部領域(B)の電位とを同
じか、もしくは同程度にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性層のトレンチ
溝に素子分離領域を形成した誘電体分離型の高耐圧半導
体装置に関するものである。
溝に素子分離領域を形成した誘電体分離型の高耐圧半導
体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置内に形成されたPN接合に逆
バイアスを印加した場合、降伏電圧までどのように印加
電圧を分担するかは、不純物拡散領域の形状や不純物濃
度などによって決められる。主として降伏電圧を決定す
るのは、低不純物濃度側の空乏層の形状である。半導体
から形成される実際のICやLSIなどの半導体装置に
は、理想的な一様なPN接合は殆ど認められず、どこか
で終端が形成される。一様でないPN接合を有する半導
体装置は、理想的な一様なPN接合を有する半導体装置
より耐圧が下がるのが一般的である。不純物拡散領域
(以下、拡散領域という)のパターン形状は、耐圧と密
接な関係にある。そのため、従来は耐圧低下の原因にな
る拡散領域のコーナー部に丸みをつけるなどの工夫を凝
らしていた。しかし、拡散領域のパターン形状をコーナ
ー部分で補正しても、半導体基板内部には一様でないP
N接合を有する半導体装置では依然としてPN接合に曲
りが存在している。この半導体基板内部の曲りに対して
は、基板構造や拡散領域構造を変えることによって対処
している。
バイアスを印加した場合、降伏電圧までどのように印加
電圧を分担するかは、不純物拡散領域の形状や不純物濃
度などによって決められる。主として降伏電圧を決定す
るのは、低不純物濃度側の空乏層の形状である。半導体
から形成される実際のICやLSIなどの半導体装置に
は、理想的な一様なPN接合は殆ど認められず、どこか
で終端が形成される。一様でないPN接合を有する半導
体装置は、理想的な一様なPN接合を有する半導体装置
より耐圧が下がるのが一般的である。不純物拡散領域
(以下、拡散領域という)のパターン形状は、耐圧と密
接な関係にある。そのため、従来は耐圧低下の原因にな
る拡散領域のコーナー部に丸みをつけるなどの工夫を凝
らしていた。しかし、拡散領域のパターン形状をコーナ
ー部分で補正しても、半導体基板内部には一様でないP
N接合を有する半導体装置では依然としてPN接合に曲
りが存在している。この半導体基板内部の曲りに対して
は、基板構造や拡散領域構造を変えることによって対処
している。
【0003】図14は、薄型の活性層を備えたSOI(S
emiconductor On Insulator)を用いた場合の耐圧構造を
示している。例は、ダイオード構造である。この半導体
基板は、台基板上に底面絶縁膜69を介して形成された
薄い厚さ数μmの活性層68を素子領域として用いるこ
とに特徴が有る。この活性層68内に、カソード領域と
なるN型拡散領域67及びアノード領域となるP型拡散
領域70を形成し、カソード領域67には、その表面に
カソード電極64を形成する。アノード領域70には、
その表面にアノード電極65を形成する。この様に構成
された半導体装置において、電極64、65間に図に示
すように逆バイアス72を印加する。活性層68がカソ
ード領域67と同じN型であると、空乏層71は、アノ
ード領域側から伸びてくる。活性層68の厚さが空乏層
71の伸びる厚さよりも薄くなると、空乏層71は、直
ぐに活性層68下端に到達し、後は、アノード直下では
空乏層及び絶縁膜で電位分配し、横方向には従来通り空
乏層のみで耐圧を支える。そして横方向に伸びていく空
乏層内で臨界電場に達するか、あるいはアノード直下の
空乏層内で臨界電場に達したときに降伏が生ずる。アノ
ード直下の耐圧は、絶縁層を厚くすることで耐圧を上げ
ることができる。
emiconductor On Insulator)を用いた場合の耐圧構造を
示している。例は、ダイオード構造である。この半導体
基板は、台基板上に底面絶縁膜69を介して形成された
薄い厚さ数μmの活性層68を素子領域として用いるこ
とに特徴が有る。この活性層68内に、カソード領域と
なるN型拡散領域67及びアノード領域となるP型拡散
領域70を形成し、カソード領域67には、その表面に
カソード電極64を形成する。アノード領域70には、
その表面にアノード電極65を形成する。この様に構成
された半導体装置において、電極64、65間に図に示
すように逆バイアス72を印加する。活性層68がカソ
ード領域67と同じN型であると、空乏層71は、アノ
ード領域側から伸びてくる。活性層68の厚さが空乏層
71の伸びる厚さよりも薄くなると、空乏層71は、直
ぐに活性層68下端に到達し、後は、アノード直下では
空乏層及び絶縁膜で電位分配し、横方向には従来通り空
乏層のみで耐圧を支える。そして横方向に伸びていく空
乏層内で臨界電場に達するか、あるいはアノード直下の
空乏層内で臨界電場に達したときに降伏が生ずる。アノ
ード直下の耐圧は、絶縁層を厚くすることで耐圧を上げ
ることができる。
【0004】そのため、活性層68を薄くするほど横方
向に伸びる空乏層71の曲率は小さくなり、理想的な平
面接合に近くなる。そのため、空乏層の曲りによる耐圧
の低下は、基板内部の拡散領域の形状には実質的な関係
はなく、基板上面から見たみた拡散領域のパターン形状
にのみ依存するようになる。また、拡散領域構造を改善
する上の対策としては、例えば、基板内部をRESUR
F(Reduced Surface Field) 構造化する例がある。この
構造は、基板表面付近での空乏層の曲りを緩和するため
に低不純物濃度の拡散領域を配置するものである。図1
5にこの構造をもった半導体装置の例を示す。P型半導
体基板79の表面領域にアノード領域であるP型拡散領
域78、カソード領域であるN型拡散領域77及びカソ
ード領域77とアノード領域78の間に低不純物濃度の
N型RESURF領域75を形成する。半導体基板79
表面には、絶縁膜76を形成し、これを開口して、カソ
ード領域77及びアノード領域78に接触するカソード
電極73及びアノード電極74を各領域の上に形成す
る。この電極73、74間に逆バイアス82を印加する
と半導体基板表面に配置した低濃度のRESURF領域
75は、直ぐに空乏化し、この領域75とアノード領域
78の境界付近での曲率が緩和され素子耐圧が上がる。
したがって、空乏層の曲りによる耐圧低下は、この場合
も半導体基板上面から見た拡散領域のパターン形状に依
存する。
向に伸びる空乏層71の曲率は小さくなり、理想的な平
面接合に近くなる。そのため、空乏層の曲りによる耐圧
の低下は、基板内部の拡散領域の形状には実質的な関係
はなく、基板上面から見たみた拡散領域のパターン形状
にのみ依存するようになる。また、拡散領域構造を改善
する上の対策としては、例えば、基板内部をRESUR
F(Reduced Surface Field) 構造化する例がある。この
構造は、基板表面付近での空乏層の曲りを緩和するため
に低不純物濃度の拡散領域を配置するものである。図1
5にこの構造をもった半導体装置の例を示す。P型半導
体基板79の表面領域にアノード領域であるP型拡散領
域78、カソード領域であるN型拡散領域77及びカソ
ード領域77とアノード領域78の間に低不純物濃度の
N型RESURF領域75を形成する。半導体基板79
表面には、絶縁膜76を形成し、これを開口して、カソ
ード領域77及びアノード領域78に接触するカソード
電極73及びアノード電極74を各領域の上に形成す
る。この電極73、74間に逆バイアス82を印加する
と半導体基板表面に配置した低濃度のRESURF領域
75は、直ぐに空乏化し、この領域75とアノード領域
78の境界付近での曲率が緩和され素子耐圧が上がる。
したがって、空乏層の曲りによる耐圧低下は、この場合
も半導体基板上面から見た拡散領域のパターン形状に依
存する。
【0005】そこで従来の半導体装置の上面からみた拡
散領域パターンについて以下に説明する。図16は、従
来の誘電体分離型の高耐圧半導体装置(MOSFET)
の平面図、図17は、図16のA−A′線に沿う部分の
断面図である。SOI基板の台基板にはN型又はP型シ
リコン半導体基板10を用いる。半導体基板10の上に
は厚さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上
に素子が形成される厚さ約15μm程度の半導体単結晶
からなり、抵抗率が6〜10Ωcm程度の活性層12が
形成されている。活性層12は、低不純物濃度であり、
N−領域になっている。この活性層12には中心部分に
ドレイン領域である円形のN+拡散領域1が形成され、
その周辺部分に同心円状にベース領域であるドーナツ状
のP型拡散領域2が形成されている。P型拡散領域2の
中にはソース領域であるN+拡散領域3が形成されてい
る。このN−領域とソース領域3とを跨ぐようにベース
領域3上にはゲート絶縁膜(図示せず)を介してポリシ
リコンなどのゲート電極(G)4が形成されている。ま
た拡散領域1上にはドレイン電極(D)5、拡散領域3
とベース領域2との上にソース電極(S)6がそれぞれ
形成されている。このMOSFETの素子耐圧は、上述
した理由から拡散領域1と拡散領域2との間の距離で決
まり、例えば、600Vが必要ならその距離は約60μ
mになる。そして、素子本体は120μmに加えアノー
ド・カソード拡散領域の幅を加えた直径の円形状にな
る。
散領域パターンについて以下に説明する。図16は、従
来の誘電体分離型の高耐圧半導体装置(MOSFET)
の平面図、図17は、図16のA−A′線に沿う部分の
断面図である。SOI基板の台基板にはN型又はP型シ
リコン半導体基板10を用いる。半導体基板10の上に
は厚さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上
に素子が形成される厚さ約15μm程度の半導体単結晶
からなり、抵抗率が6〜10Ωcm程度の活性層12が
形成されている。活性層12は、低不純物濃度であり、
N−領域になっている。この活性層12には中心部分に
ドレイン領域である円形のN+拡散領域1が形成され、
その周辺部分に同心円状にベース領域であるドーナツ状
のP型拡散領域2が形成されている。P型拡散領域2の
中にはソース領域であるN+拡散領域3が形成されてい
る。このN−領域とソース領域3とを跨ぐようにベース
領域3上にはゲート絶縁膜(図示せず)を介してポリシ
リコンなどのゲート電極(G)4が形成されている。ま
た拡散領域1上にはドレイン電極(D)5、拡散領域3
とベース領域2との上にソース電極(S)6がそれぞれ
形成されている。このMOSFETの素子耐圧は、上述
した理由から拡散領域1と拡散領域2との間の距離で決
まり、例えば、600Vが必要ならその距離は約60μ
mになる。そして、素子本体は120μmに加えアノー
ド・カソード拡散領域の幅を加えた直径の円形状にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様に高耐圧半導体
装置は、従来耐圧を高める工夫をしながら開発が進めら
れてきた。従来のSOI基板を使用した誘電体分離半導
体装置では、約100V以上の高耐圧を得るために、縦
方向はドリフト領域の空乏化(RESURFの効果)と
台基板との間の絶縁膜の双方に電位を分布させ、横方向
はRESURFの効果のみによって電位を分布させてい
た。横方向は、耐圧がかかる2つの主電極が向かい合う
形で配置されている。したがって、最も効果的な素子の
パターンは、一方の電極を他方の電極が取り囲む形状に
なっていた。すなわち、SOI基板を用いた誘電体分離
型半導体装置や横型半導体装置においては比較的高い耐
圧(約100V以上)を必要とする場合、一方の電極を
他方の電極が取り囲む形状にし、両電極間にかかる電位
分布に偏りがないようにすることでより高い耐圧を得て
いた。通常は、円形の電極の外側に環状の電極が配置さ
れるような構造になっている。また、比較的電流容量が
必要になる場合は、両電極の対向沿面距離が大きくなる
ように棒状の形態を取るが、この場合も矩形の部分は設
けず滑らかな曲線で向かい合うように形成している。
装置は、従来耐圧を高める工夫をしながら開発が進めら
れてきた。従来のSOI基板を使用した誘電体分離半導
体装置では、約100V以上の高耐圧を得るために、縦
方向はドリフト領域の空乏化(RESURFの効果)と
台基板との間の絶縁膜の双方に電位を分布させ、横方向
はRESURFの効果のみによって電位を分布させてい
た。横方向は、耐圧がかかる2つの主電極が向かい合う
形で配置されている。したがって、最も効果的な素子の
パターンは、一方の電極を他方の電極が取り囲む形状に
なっていた。すなわち、SOI基板を用いた誘電体分離
型半導体装置や横型半導体装置においては比較的高い耐
圧(約100V以上)を必要とする場合、一方の電極を
他方の電極が取り囲む形状にし、両電極間にかかる電位
分布に偏りがないようにすることでより高い耐圧を得て
いた。通常は、円形の電極の外側に環状の電極が配置さ
れるような構造になっている。また、比較的電流容量が
必要になる場合は、両電極の対向沿面距離が大きくなる
ように棒状の形態を取るが、この場合も矩形の部分は設
けず滑らかな曲線で向かい合うように形成している。
【0007】一方の電極を他方の電極が取り囲む構造に
なっているため、電流容量が小さい場合でも素子面積は
大きく、素子を小形化する上で問題となっていた。ま
た、横型の半導体素子では耐圧構造を基板面に平行に設
定するために耐圧が高くなればなるほど素子面積が増大
した。これらの構造の半導体装置では、必要とする電流
容量以上に素子の面積を大きくしなければならず、とく
に多数の高耐圧半導体素子を集積化しようとする場合に
は面積の増加が顕著になり、コストの増加を招くという
問題があった。本発明は、このような事情によりなされ
たものであり、高い耐圧の設定や多数の高耐圧半導体素
子を集積化した場合でも、チップ面積の増大を抑えるこ
とができる誘電体分離型半導体装置を提供する。
なっているため、電流容量が小さい場合でも素子面積は
大きく、素子を小形化する上で問題となっていた。ま
た、横型の半導体素子では耐圧構造を基板面に平行に設
定するために耐圧が高くなればなるほど素子面積が増大
した。これらの構造の半導体装置では、必要とする電流
容量以上に素子の面積を大きくしなければならず、とく
に多数の高耐圧半導体素子を集積化しようとする場合に
は面積の増加が顕著になり、コストの増加を招くという
問題があった。本発明は、このような事情によりなされ
たものであり、高い耐圧の設定や多数の高耐圧半導体素
子を集積化した場合でも、チップ面積の増大を抑えるこ
とができる誘電体分離型半導体装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
従来のように耐圧のかかる1対の電極の内、一方が他方
を取り囲む構造、すなわち、他方の電極が電気的に接続
された第1導電型の活性層の第1導電型拡散領域をこの
活性層の一方の電極が電気的に接続された第2導電型拡
散領域が取り囲んでおらず、他方の電極が電気的に接続
された前記活性層の第1導電型拡散領域は、前記活性層
の一方の電極が電気的に接続された第2導電型拡散領域
と対向する第1の部分と、トレンチ溝に形成された素子
分離領域と対向する第2の部分とからなり、この素子分
離領域に囲まれた素子領域は、前記第1の部分と前記一
方の電極が電気的に接続された第2導電型拡散領域との
間の第1の領域と、前記第2の部分と素子分離領域との
間の第2の領域とから構成されている。そして、トレン
チ溝を挟んで対向するトレンチ溝内の素子領域の前記一
方の電極と接続する第2導電型拡散領域の電位とトレン
チ溝外の外部領域の電位とを同じか、もしくは同程度に
することに特徴がある。
従来のように耐圧のかかる1対の電極の内、一方が他方
を取り囲む構造、すなわち、他方の電極が電気的に接続
された第1導電型の活性層の第1導電型拡散領域をこの
活性層の一方の電極が電気的に接続された第2導電型拡
散領域が取り囲んでおらず、他方の電極が電気的に接続
された前記活性層の第1導電型拡散領域は、前記活性層
の一方の電極が電気的に接続された第2導電型拡散領域
と対向する第1の部分と、トレンチ溝に形成された素子
分離領域と対向する第2の部分とからなり、この素子分
離領域に囲まれた素子領域は、前記第1の部分と前記一
方の電極が電気的に接続された第2導電型拡散領域との
間の第1の領域と、前記第2の部分と素子分離領域との
間の第2の領域とから構成されている。そして、トレン
チ溝を挟んで対向するトレンチ溝内の素子領域の前記一
方の電極と接続する第2導電型拡散領域の電位とトレン
チ溝外の外部領域の電位とを同じか、もしくは同程度に
することに特徴がある。
【0009】トレンチ溝に形成された素子分離領域に対
向する第1導電型拡散領域からその素子分離領域までの
部分の電位は、トレンチ溝を挟んで対向する素子領域の
前記一方の電極と接続する第2導電型拡散領域の電位と
外部領域の電位とを同じにすることによりその部分又は
その部分とトレンチ溝の側壁絶縁膜とで分配される。そ
の結果一方の電極を他方が取り囲む従来形状の半導体装
置と比較してより少ない面積で半導体素子を構成するこ
とができる。この本発明の高耐圧半導体装置は、プラズ
マディスプレイパネルのドライバに適用することができ
る。
向する第1導電型拡散領域からその素子分離領域までの
部分の電位は、トレンチ溝を挟んで対向する素子領域の
前記一方の電極と接続する第2導電型拡散領域の電位と
外部領域の電位とを同じにすることによりその部分又は
その部分とトレンチ溝の側壁絶縁膜とで分配される。そ
の結果一方の電極を他方が取り囲む従来形状の半導体装
置と比較してより少ない面積で半導体素子を構成するこ
とができる。この本発明の高耐圧半導体装置は、プラズ
マディスプレイパネルのドライバに適用することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1及び図2を参照して第1
の実施例を説明する。この半導体装置は、ダイオードが
形成されたSOI基板を半導体基板としている。図1
は、このダイオードの平面図、図2は、図1のA−A′
線に沿う部分の断面図である。SOI基板の台基板に
は、N型又はP型シリコン半導体基板10を用いる。厚
さが、例えば、625μmの半導体基板10の上には厚
さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上に素
子が形成される厚さ約15μm程度のエピタキシャル成
長法などにより形成された半導体単結晶からなり、抵抗
率が6〜10Ωcm程度の活性層12が形成されてい
る。活性層12は、低不純物濃度であり、N−領域にな
っている。この活性層12には円形のN+拡散領域13
及び方形のP型拡散領域14が形成されている。活性層
12は、表面絶縁膜(図示せず)によって被覆されてお
り、この表面絶縁膜は、各拡散領域13、14の上に開
口部が形成されていて、この開口部を介して拡散領域1
3上にカソード電極(第2の電極)16、拡散領域14
上にアノード電極(第1の電極)17がそれぞれ形成さ
れている。
の形態を説明する。まず、図1及び図2を参照して第1
の実施例を説明する。この半導体装置は、ダイオードが
形成されたSOI基板を半導体基板としている。図1
は、このダイオードの平面図、図2は、図1のA−A′
線に沿う部分の断面図である。SOI基板の台基板に
は、N型又はP型シリコン半導体基板10を用いる。厚
さが、例えば、625μmの半導体基板10の上には厚
さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上に素
子が形成される厚さ約15μm程度のエピタキシャル成
長法などにより形成された半導体単結晶からなり、抵抗
率が6〜10Ωcm程度の活性層12が形成されてい
る。活性層12は、低不純物濃度であり、N−領域にな
っている。この活性層12には円形のN+拡散領域13
及び方形のP型拡散領域14が形成されている。活性層
12は、表面絶縁膜(図示せず)によって被覆されてお
り、この表面絶縁膜は、各拡散領域13、14の上に開
口部が形成されていて、この開口部を介して拡散領域1
3上にカソード電極(第2の電極)16、拡散領域14
上にアノード電極(第1の電極)17がそれぞれ形成さ
れている。
【0011】カソード領域となるN+拡散領域13及び
アノード領域となるP型拡散領域14は、トレンチ溝2
0に形成された素子分離領域に囲まれた素子領域(A)
に形成される。トレンチ溝20は、活性層12の所定の
位置に形成されている。トレンチ溝で囲まれた領域の外
側は外部領域(B)という。外部領域(B)にはN+拡
散領域15が形成されている。この領域の電極(第3の
電極)18は、拡散領域15上に形成されている。トレ
ンチ溝20は、活性層12表面から底面絶縁膜11まで
形成されており、側壁表面は、例えば、シリコン酸化膜
などの絶縁膜21で被覆されており、内部には、ポリシ
リコンが充填されている。トレンチ溝20の側壁絶縁膜
21の厚みは、少なくとも0.05μmは必要であり熱
酸化では1μm程度まで厚くすることができる。CVD
(Chemical Vapour Deposition)法による酸化膜では、1
0μm程度まで厚くすることができる。トレンチ溝径
は、0.5μm〜5μm程度にするのが適当でである。
アノード領域となるP型拡散領域14は、トレンチ溝2
0に形成された素子分離領域に囲まれた素子領域(A)
に形成される。トレンチ溝20は、活性層12の所定の
位置に形成されている。トレンチ溝で囲まれた領域の外
側は外部領域(B)という。外部領域(B)にはN+拡
散領域15が形成されている。この領域の電極(第3の
電極)18は、拡散領域15上に形成されている。トレ
ンチ溝20は、活性層12表面から底面絶縁膜11まで
形成されており、側壁表面は、例えば、シリコン酸化膜
などの絶縁膜21で被覆されており、内部には、ポリシ
リコンが充填されている。トレンチ溝20の側壁絶縁膜
21の厚みは、少なくとも0.05μmは必要であり熱
酸化では1μm程度まで厚くすることができる。CVD
(Chemical Vapour Deposition)法による酸化膜では、1
0μm程度まで厚くすることができる。トレンチ溝径
は、0.5μm〜5μm程度にするのが適当でである。
【0012】トレンチ溝20で囲まれた素子領域(A)
は、カソード電極(第2の電極)16がP型拡散領域1
4と対向する第1の領域A1とカソード電極16がトレ
ンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の
領域A2とから構成されている。このカソード電極16
に最大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域
A1が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依
存し、第2の領域A2がカソード電極/素子分離領域間
の距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚
さとに依存するようにP型拡散領域14と外部領域
(B)の電位を同電位にするか、もしくは互いに近い電
位にすることが必要である。この実施例では台基板10
及び活性層12の外部領域(B)は、いずれもGNDに
接続されている。この実施例において、カソード電極1
6が形成されたN+拡散領域(コンタクト領域)13と
P型拡散領域14間の距離aは、例えば、60μmであ
る。耐圧は、1μmにつき10Vであるとするとこのダ
イオードは、600Vの耐圧があることになる。一方、
縦方向の耐圧について、活性層12の厚さbが約15μ
mであるので、その部分の耐圧は150Vである。
は、カソード電極(第2の電極)16がP型拡散領域1
4と対向する第1の領域A1とカソード電極16がトレ
ンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の
領域A2とから構成されている。このカソード電極16
に最大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域
A1が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依
存し、第2の領域A2がカソード電極/素子分離領域間
の距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚
さとに依存するようにP型拡散領域14と外部領域
(B)の電位を同電位にするか、もしくは互いに近い電
位にすることが必要である。この実施例では台基板10
及び活性層12の外部領域(B)は、いずれもGNDに
接続されている。この実施例において、カソード電極1
6が形成されたN+拡散領域(コンタクト領域)13と
P型拡散領域14間の距離aは、例えば、60μmであ
る。耐圧は、1μmにつき10Vであるとするとこのダ
イオードは、600Vの耐圧があることになる。一方、
縦方向の耐圧について、活性層12の厚さbが約15μ
mであるので、その部分の耐圧は150Vである。
【0013】また、底面絶縁膜11の厚さcは約3μm
であり、1μmについて150Vの耐圧があるので、こ
の底面絶縁膜11の耐圧は、450Vになる。したがっ
て、縦方向の耐圧は、600Vになる。カソード電極1
6が形成されたコンタクト領域13がP型拡散領域14
と対向する第1の領域A1では、この縦方向の耐圧が素
子耐圧になっている。これに対し、コンタクト領域13
がトレンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する
第2の領域A2においては、コンタクト領域13とトレ
ンチ溝側壁の絶縁膜21までの距離dは、位置によって
変化するが、最大(dmax)でもコンタクト領域13とP
型拡散領域14間の距離aと等しいかそれより小さくす
るのが良いが(dmax ≦a)、この領域13と側壁絶縁
膜21との間の距離dがこの領域13、14間の距離a
より大きい場合(d>a)には、その距離aを素子耐圧
より大きくすることが必要である。したがって、その部
分の耐圧は、素子耐圧(600V)より小さくなるの
で、不足分は、素子分離領域で補うことになる。例え
ば、不足分を600Vの80%とすると、側壁絶縁膜2
1の膜厚を2×1.5μmとし、充填されたポリシリコ
ン22の厚さを3μm(トレンチ溝径は6μmとなる)
にすれば、素子分離領域は、素子耐圧の80%まで負担
することができる。
であり、1μmについて150Vの耐圧があるので、こ
の底面絶縁膜11の耐圧は、450Vになる。したがっ
て、縦方向の耐圧は、600Vになる。カソード電極1
6が形成されたコンタクト領域13がP型拡散領域14
と対向する第1の領域A1では、この縦方向の耐圧が素
子耐圧になっている。これに対し、コンタクト領域13
がトレンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する
第2の領域A2においては、コンタクト領域13とトレ
ンチ溝側壁の絶縁膜21までの距離dは、位置によって
変化するが、最大(dmax)でもコンタクト領域13とP
型拡散領域14間の距離aと等しいかそれより小さくす
るのが良いが(dmax ≦a)、この領域13と側壁絶縁
膜21との間の距離dがこの領域13、14間の距離a
より大きい場合(d>a)には、その距離aを素子耐圧
より大きくすることが必要である。したがって、その部
分の耐圧は、素子耐圧(600V)より小さくなるの
で、不足分は、素子分離領域で補うことになる。例え
ば、不足分を600Vの80%とすると、側壁絶縁膜2
1の膜厚を2×1.5μmとし、充填されたポリシリコ
ン22の厚さを3μm(トレンチ溝径は6μmとなる)
にすれば、素子分離領域は、素子耐圧の80%まで負担
することができる。
【0014】従来のSOI基板を使用した誘電体分離型
の高耐圧半導体装置(ダイオード)では、約100V以
上の高耐圧を得るために、縦方向は、ドリフト領域の空
乏化(RESURFの効果)と台基板との間の絶縁膜の
双方に電位を分布させ、横方向はRESURFの効果の
みによって電位を分布させていた。横方向は、耐圧がか
かる2つの主電極が向かい合う形で配置されている(つ
まり、主電極の1つが形成されたコンタクト領域と他の
主電極が形成された拡散領域とが活性層の表面領域で対
向配置されている)。したがって、最も効果的な素子の
パターンは、一方の電極を他方の電極が取り囲む形状に
なっていた。そのため、素子領域の大きさは、少なくと
も耐圧に相当するコンタクト領域と拡散領域との距離の
2倍の大きさになってしまいチップサイズを小さくする
ことには限界があったが、本発明は、横方向には耐圧に
相当する距離が在れば良いのでチップサイズを前記従来
のおよそ半分にすることができる。コンタクト領域と素
子分離領域とが対向する領域は、縦方向の素子構造(活
性層/底面絶縁膜/台基板の半導体層)と同様に活性層
/素子分離構造の側壁絶縁膜/活性層の外部領域の半導
体層という構造にして基板厚さとほぼ同じ寸法まで縮小
される。
の高耐圧半導体装置(ダイオード)では、約100V以
上の高耐圧を得るために、縦方向は、ドリフト領域の空
乏化(RESURFの効果)と台基板との間の絶縁膜の
双方に電位を分布させ、横方向はRESURFの効果の
みによって電位を分布させていた。横方向は、耐圧がか
かる2つの主電極が向かい合う形で配置されている(つ
まり、主電極の1つが形成されたコンタクト領域と他の
主電極が形成された拡散領域とが活性層の表面領域で対
向配置されている)。したがって、最も効果的な素子の
パターンは、一方の電極を他方の電極が取り囲む形状に
なっていた。そのため、素子領域の大きさは、少なくと
も耐圧に相当するコンタクト領域と拡散領域との距離の
2倍の大きさになってしまいチップサイズを小さくする
ことには限界があったが、本発明は、横方向には耐圧に
相当する距離が在れば良いのでチップサイズを前記従来
のおよそ半分にすることができる。コンタクト領域と素
子分離領域とが対向する領域は、縦方向の素子構造(活
性層/底面絶縁膜/台基板の半導体層)と同様に活性層
/素子分離構造の側壁絶縁膜/活性層の外部領域の半導
体層という構造にして基板厚さとほぼ同じ寸法まで縮小
される。
【0015】次に、第1の実施例の半導体装置の製造方
法を説明する。まず、このSOI基板を形成する。例え
ば、シリコン半導体基板10と活性層12に対応する不
純物濃度の低い高抵抗N−シリコン半導体基板とを直接
接着技術を用いて張合わせる。2枚の半導体基板を鏡面
研磨しておき、その研磨面同士を清浄な雰囲気中で密着
させ、例えば、約1000℃、約90分間酸素雰囲気中
で熱処理することにより一体化する。この時、少なくと
も一方の半導体基板の接着面に予め熱酸化などにより形
成したシリコン酸化膜からなる厚さ約3μm程度の底面
絶縁膜11を形成しておくことにより、半導体基板10
と電気的に分離された低不純物濃度のN−シリコン半導
体層からなる活性層12が得られる。この活性層12に
素子分離領域を形成する。活性層12表面には熱酸化法
などによりシリコン酸化膜などの絶縁膜(図示せず)が
形成されている。まず、PEP(Photo Engrave Proces
s)により表面に形成したフォトレジスト(図示せず)を
パターニングしてこの絶縁膜を部分的に除去し、これを
マスクとしてRIE(Reactive Ion Etching)により底面
絶縁膜11に達するトレンチ溝20を形成する。ついで
マスクとして用いた絶縁膜をエッチング除去する。
法を説明する。まず、このSOI基板を形成する。例え
ば、シリコン半導体基板10と活性層12に対応する不
純物濃度の低い高抵抗N−シリコン半導体基板とを直接
接着技術を用いて張合わせる。2枚の半導体基板を鏡面
研磨しておき、その研磨面同士を清浄な雰囲気中で密着
させ、例えば、約1000℃、約90分間酸素雰囲気中
で熱処理することにより一体化する。この時、少なくと
も一方の半導体基板の接着面に予め熱酸化などにより形
成したシリコン酸化膜からなる厚さ約3μm程度の底面
絶縁膜11を形成しておくことにより、半導体基板10
と電気的に分離された低不純物濃度のN−シリコン半導
体層からなる活性層12が得られる。この活性層12に
素子分離領域を形成する。活性層12表面には熱酸化法
などによりシリコン酸化膜などの絶縁膜(図示せず)が
形成されている。まず、PEP(Photo Engrave Proces
s)により表面に形成したフォトレジスト(図示せず)を
パターニングしてこの絶縁膜を部分的に除去し、これを
マスクとしてRIE(Reactive Ion Etching)により底面
絶縁膜11に達するトレンチ溝20を形成する。ついで
マスクとして用いた絶縁膜をエッチング除去する。
【0016】次に、約1050℃の酸化雰囲気中で20
0分程度熱処理を行ってトレンチ溝20の内部表面に
1.5μm厚程度のシリコン酸化物からなる側壁絶縁膜
21を形成する。このとき熱処理による絶縁膜は、活性
層表面にも形成されるがその図示は省略する。ついで減
圧CVDによりトレンチ溝20内及び活性層12表面に
ポリシリコン膜を堆積させる。トレンチ溝20内部はほ
ぼ完全にポリシリコン22によって充填される。その後
トレンチ溝20内部のポリシリコン22を残すようにC
DE(Chemical Dry Etching)法などによりこれをエッチ
バックしてポリシリコン22のみをトレンチ溝20に残
すようにする。つぎにトレンチ溝20に囲まれた素子領
域(A)にN+拡散領域(コンタクト領域)13及びP
型拡散領域14を、外部領域(B)にN+拡散領域(コ
ンタクト領域)15を、例えば、イオン注入により形成
する。次に、活性層12の表面に、熱酸化法などにより
表面絶縁膜となるシリコン酸化膜を形成する。ついで、
エッチングにより表面絶縁膜を選択的に開口部を形成し
て拡散領域13、14を部分的に露出し、拡散領域13
の上にカソード電極(K)16及び拡散領域14の上に
アノード電極(A)17を形成する。拡散領域15の上
には引き出し電極(F)18を形成する。外部領域
(B)は、台基板10と同様にGNDにするのでカソー
ド電極(K)16と同じ金属膜を用いて配線を共通にし
ても良い。
0分程度熱処理を行ってトレンチ溝20の内部表面に
1.5μm厚程度のシリコン酸化物からなる側壁絶縁膜
21を形成する。このとき熱処理による絶縁膜は、活性
層表面にも形成されるがその図示は省略する。ついで減
圧CVDによりトレンチ溝20内及び活性層12表面に
ポリシリコン膜を堆積させる。トレンチ溝20内部はほ
ぼ完全にポリシリコン22によって充填される。その後
トレンチ溝20内部のポリシリコン22を残すようにC
DE(Chemical Dry Etching)法などによりこれをエッチ
バックしてポリシリコン22のみをトレンチ溝20に残
すようにする。つぎにトレンチ溝20に囲まれた素子領
域(A)にN+拡散領域(コンタクト領域)13及びP
型拡散領域14を、外部領域(B)にN+拡散領域(コ
ンタクト領域)15を、例えば、イオン注入により形成
する。次に、活性層12の表面に、熱酸化法などにより
表面絶縁膜となるシリコン酸化膜を形成する。ついで、
エッチングにより表面絶縁膜を選択的に開口部を形成し
て拡散領域13、14を部分的に露出し、拡散領域13
の上にカソード電極(K)16及び拡散領域14の上に
アノード電極(A)17を形成する。拡散領域15の上
には引き出し電極(F)18を形成する。外部領域
(B)は、台基板10と同様にGNDにするのでカソー
ド電極(K)16と同じ金属膜を用いて配線を共通にし
ても良い。
【0017】次に、図3を参照して第2の実施例を説明
する。この高耐圧半導体装置は、図1と同様にダイオー
ドが形成されたSOI基板を半導体基板としている。S
OI基板の構造は、図1及び図2と同じである。図3
は、このMOSFETの平面図である。この平面図の電
極の図示は省略する。この活性層12には円形のN+拡
散領域13及び略方形のP型拡散領域14が形成されて
いる。活性層12は、表面絶縁膜(図示せず)によって
被覆されており、この表面絶縁膜は、各拡散領域13、
14の上に開口部が形成されていて、この開口部を介し
て拡散領域13上にカソード電極16、拡散領域14上
にアノード電極17がそれぞれ形成されている。カソー
ド領域となるN+拡散領域13及びアノード領域となる
P型拡散領域14は、素子領域(A)に形成される。ト
レンチ溝で囲まれた領域の外は外部領域(B)となって
いる。外部領域(B)にはコンタクト領域15が形成さ
れ、この上に電極18が形成されている。この実施例
は、アノード電極が形成されたP型拡散領域14の形状
が第1の実施例のものと異なる。カソード電極のコンタ
クト領域13がP型拡散領域14と対向する素子領域の
第1の領域A1では、P型拡散領域14のコンタクト領
域13と対向する辺は直線構造であったが、ここでは曲
率Rがついている。その結果コンタクト領域/P型拡散
領域間の距離aはどこでも一定なので、この部分に掛か
る電圧は常に一定になっている。従来の直線構造では前
記距離aが辺の位置によって異なり電圧は一定にはなら
ない。この実施例では、前の実施例に加えてこの様な効
果が認められる。
する。この高耐圧半導体装置は、図1と同様にダイオー
ドが形成されたSOI基板を半導体基板としている。S
OI基板の構造は、図1及び図2と同じである。図3
は、このMOSFETの平面図である。この平面図の電
極の図示は省略する。この活性層12には円形のN+拡
散領域13及び略方形のP型拡散領域14が形成されて
いる。活性層12は、表面絶縁膜(図示せず)によって
被覆されており、この表面絶縁膜は、各拡散領域13、
14の上に開口部が形成されていて、この開口部を介し
て拡散領域13上にカソード電極16、拡散領域14上
にアノード電極17がそれぞれ形成されている。カソー
ド領域となるN+拡散領域13及びアノード領域となる
P型拡散領域14は、素子領域(A)に形成される。ト
レンチ溝で囲まれた領域の外は外部領域(B)となって
いる。外部領域(B)にはコンタクト領域15が形成さ
れ、この上に電極18が形成されている。この実施例
は、アノード電極が形成されたP型拡散領域14の形状
が第1の実施例のものと異なる。カソード電極のコンタ
クト領域13がP型拡散領域14と対向する素子領域の
第1の領域A1では、P型拡散領域14のコンタクト領
域13と対向する辺は直線構造であったが、ここでは曲
率Rがついている。その結果コンタクト領域/P型拡散
領域間の距離aはどこでも一定なので、この部分に掛か
る電圧は常に一定になっている。従来の直線構造では前
記距離aが辺の位置によって異なり電圧は一定にはなら
ない。この実施例では、前の実施例に加えてこの様な効
果が認められる。
【0018】次に、図4及び図5を参照して第3の実施
例を説明する。この高耐圧半導体装置は、パワーMOS
FETが形成されたSOI基板を半導体基板としてい
る。SOI基板の構造は、図1及び図2と同じである。
図4は、MOSFETの平面図、図5は、図4のA−
A′線に沿う部分の断面図(電極の表示は省略する)で
ある。この半導体装置は、MOSFETが形成されたS
OI基板を半導体基板としている。SOI基板の台基板
には、N型又はP型シリコン半導体基板10を用いる。
厚さが、例えば、625μmの半導体基板10の上には
厚さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上に
半導体素子が形成される厚さ約15μm程度の半導体単
結晶からなる抵抗率が6〜10Ωcm程度の活性層12
が形成されている。活性層12は、低不純物濃度のN−
領域になっている。この活性層12の表面領域には円形
のN+拡散領域(ドレイン領域)19及び方形のP型拡
散領域(ベース領域)23が形成されている。P型拡散
領域23内にはN+拡散領域(ソース領域)24が形成
されている。このN−領域とソース領域24とを跨ぐよ
うにベース領域23上にはゲート絶縁膜(図示せず)を
介してポリシリコンなどのゲート電極(G)27が形成
されている。
例を説明する。この高耐圧半導体装置は、パワーMOS
FETが形成されたSOI基板を半導体基板としてい
る。SOI基板の構造は、図1及び図2と同じである。
図4は、MOSFETの平面図、図5は、図4のA−
A′線に沿う部分の断面図(電極の表示は省略する)で
ある。この半導体装置は、MOSFETが形成されたS
OI基板を半導体基板としている。SOI基板の台基板
には、N型又はP型シリコン半導体基板10を用いる。
厚さが、例えば、625μmの半導体基板10の上には
厚さ3μm程度の底面絶縁膜11が形成され、その上に
半導体素子が形成される厚さ約15μm程度の半導体単
結晶からなる抵抗率が6〜10Ωcm程度の活性層12
が形成されている。活性層12は、低不純物濃度のN−
領域になっている。この活性層12の表面領域には円形
のN+拡散領域(ドレイン領域)19及び方形のP型拡
散領域(ベース領域)23が形成されている。P型拡散
領域23内にはN+拡散領域(ソース領域)24が形成
されている。このN−領域とソース領域24とを跨ぐよ
うにベース領域23上にはゲート絶縁膜(図示せず)を
介してポリシリコンなどのゲート電極(G)27が形成
されている。
【0019】また、拡散領域19上にはドレイン電極
(第2の電極)(D)26、拡散領域24とベース領域
23との上にソース電極(第1の電極)(S)25がそ
れぞれ形成されている。N+拡散領域19及びP型拡散
領域23は、トレンチ溝20に形成された素子分離領域
に囲まれた素子領域(A)に形成される。トレンチ溝2
0は、活性層12の所定の位置に形成され、トレンチ溝
で囲まれた領域の外は外部領域(B)となっている。外
部領域(B)にはN+拡散領域15が形成されている。
この領域の電極(F)18は、拡散領域15上に形成さ
れている。トレンチ溝20は、活性層12表面から底面
絶縁膜11まで形成されており、側壁表面は、例えば、
シリコン酸化膜などの絶縁膜21で被覆されており、内
部には、ポリシリコンが充填されている。トレンチ溝2
0の側壁絶縁膜21の厚みは、少なくとも0.05μm
は必要であり、熱酸化では1μm程度まで厚くすること
ができる。CVDによる酸化膜では、10μm程度まで
厚くすることができる。トレンチ溝径は、0.5μm〜
5μm程度にするのが適当である。
(第2の電極)(D)26、拡散領域24とベース領域
23との上にソース電極(第1の電極)(S)25がそ
れぞれ形成されている。N+拡散領域19及びP型拡散
領域23は、トレンチ溝20に形成された素子分離領域
に囲まれた素子領域(A)に形成される。トレンチ溝2
0は、活性層12の所定の位置に形成され、トレンチ溝
で囲まれた領域の外は外部領域(B)となっている。外
部領域(B)にはN+拡散領域15が形成されている。
この領域の電極(F)18は、拡散領域15上に形成さ
れている。トレンチ溝20は、活性層12表面から底面
絶縁膜11まで形成されており、側壁表面は、例えば、
シリコン酸化膜などの絶縁膜21で被覆されており、内
部には、ポリシリコンが充填されている。トレンチ溝2
0の側壁絶縁膜21の厚みは、少なくとも0.05μm
は必要であり、熱酸化では1μm程度まで厚くすること
ができる。CVDによる酸化膜では、10μm程度まで
厚くすることができる。トレンチ溝径は、0.5μm〜
5μm程度にするのが適当である。
【0020】トレンチ溝20で囲まれた素子領域(A)
は、ドレイン電極(第2の電極)26がP型拡散領域2
3と対向する第1の領域A1とドレイン電極26がトレ
ンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の
領域A2とから構成されている。ドレイン電極26に最
大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A1
が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存
し、第2の領域A2がドレイン電極/素子分離領域間の
距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さ
とに依存するようにP型拡散領域23と外部領域(B)
の電位を同電位にするか、又は互いに近い電位にするこ
とが必要である。この実施例では台基板10及び活性層
12の外部領域(B)はいずれもGNDに接続されてい
る。
は、ドレイン電極(第2の電極)26がP型拡散領域2
3と対向する第1の領域A1とドレイン電極26がトレ
ンチ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の
領域A2とから構成されている。ドレイン電極26に最
大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A1
が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存
し、第2の領域A2がドレイン電極/素子分離領域間の
距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さ
とに依存するようにP型拡散領域23と外部領域(B)
の電位を同電位にするか、又は互いに近い電位にするこ
とが必要である。この実施例では台基板10及び活性層
12の外部領域(B)はいずれもGNDに接続されてい
る。
【0021】次に、図6及び図7を参照して第3の実施
例を説明する。この高耐圧半導体装置は、パワーバイポ
ーラトランジスタが形成されたSOI基板を半導体基板
としている。SOI基板の構造は、図1及び図2と同じ
である。図6は、バイポーラトランジスタの平面図、図
7は、図6のA−A′線に沿う部分の断面図(電極の表
示は省略する)である。この半導体装置は、バイポーラ
トランジスタが形成されたSOI基板を半導体基板とし
ている。SOI基板の台基板には、N型又はP型シリコ
ン半導体基板10を用いる厚さが、例えば、625μm
の半導体基板10の上には厚さ3μm程度の底面絶縁膜
11が形成され、その上に半導体素子が形成される厚さ
約15μm程度の半導体単結晶からなり、抵抗率が6〜
10Ωcm程度のN−活性層12が形成されている。こ
の活性層12の表面領域には円形のN+拡散領域(コレ
クタ領域)28及び楕円形のP型拡散領域(ベース領
域)29が形成されている。P型拡散領域29内にはN
型拡散領域(エミッタ領域)30が形成されている。ベ
ース領域29上にはベース電極(第1の電極)(B)3
1が形成され、エミッタ領域30上にはエミッタ電極
(E)32が形成されている。また、拡散領域28上に
はコレクタ電極(第2の電極)(C)33、拡散領域1
5の上にはその電極(F)18がそれぞれ形成されてい
る。
例を説明する。この高耐圧半導体装置は、パワーバイポ
ーラトランジスタが形成されたSOI基板を半導体基板
としている。SOI基板の構造は、図1及び図2と同じ
である。図6は、バイポーラトランジスタの平面図、図
7は、図6のA−A′線に沿う部分の断面図(電極の表
示は省略する)である。この半導体装置は、バイポーラ
トランジスタが形成されたSOI基板を半導体基板とし
ている。SOI基板の台基板には、N型又はP型シリコ
ン半導体基板10を用いる厚さが、例えば、625μm
の半導体基板10の上には厚さ3μm程度の底面絶縁膜
11が形成され、その上に半導体素子が形成される厚さ
約15μm程度の半導体単結晶からなり、抵抗率が6〜
10Ωcm程度のN−活性層12が形成されている。こ
の活性層12の表面領域には円形のN+拡散領域(コレ
クタ領域)28及び楕円形のP型拡散領域(ベース領
域)29が形成されている。P型拡散領域29内にはN
型拡散領域(エミッタ領域)30が形成されている。ベ
ース領域29上にはベース電極(第1の電極)(B)3
1が形成され、エミッタ領域30上にはエミッタ電極
(E)32が形成されている。また、拡散領域28上に
はコレクタ電極(第2の電極)(C)33、拡散領域1
5の上にはその電極(F)18がそれぞれ形成されてい
る。
【0022】N+拡散領域28及びP型拡散領域29
は、トレンチ溝20に形成された素子分離領域に囲まれ
た素子領域(A)に形成される。トレンチ溝20は、活
性層12の所定の位置に形成され、トレンチ溝で囲まれ
た領域の外は外部領域(B)となっている。外部領域
(B)にはN+拡散領域15が形成されている。トレン
チ溝20は、活性層12表面から底面絶縁膜11まで形
成されており、側壁表面は、例えば、シリコン酸化膜な
どの絶縁膜21で被覆されており、内部には、ポリシリ
コンが充填されている。トレンチ溝20の側壁絶縁膜2
1の厚みは、少なくとも0.05μmは必要であり、熱
酸化では1μm程度まで厚くすることができる。CVD
法による酸化膜では、10μm程度まで厚くすることが
できる。トレンチ溝径は、0.5μm〜5μm程度にす
るのが適当である。トレンチ溝20で囲まれた素子領域
(A)は、コレクタ領域28がP型拡散領域29と対向
する第1の領域A1とコレクタ領域28がトレンチ溝2
0に形成された素子分離領域と対向する第2の領域A2
とから構成されている。コレクタ電極33に最大電圧を
逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A1が活性層
12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存し、第2の
領域A2がコレクタ電極/素子分離領域間の距離とこの
素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さとに依存す
るようにP型拡散領域29と外部領域(B)の電位を同
電位にするか、もしくは互いに近い電位にすることが必
要である。この実施例では、台基板10及び活性層12
の外部領域(B)は、いずれもGNDに接続されてい
る。
は、トレンチ溝20に形成された素子分離領域に囲まれ
た素子領域(A)に形成される。トレンチ溝20は、活
性層12の所定の位置に形成され、トレンチ溝で囲まれ
た領域の外は外部領域(B)となっている。外部領域
(B)にはN+拡散領域15が形成されている。トレン
チ溝20は、活性層12表面から底面絶縁膜11まで形
成されており、側壁表面は、例えば、シリコン酸化膜な
どの絶縁膜21で被覆されており、内部には、ポリシリ
コンが充填されている。トレンチ溝20の側壁絶縁膜2
1の厚みは、少なくとも0.05μmは必要であり、熱
酸化では1μm程度まで厚くすることができる。CVD
法による酸化膜では、10μm程度まで厚くすることが
できる。トレンチ溝径は、0.5μm〜5μm程度にす
るのが適当である。トレンチ溝20で囲まれた素子領域
(A)は、コレクタ領域28がP型拡散領域29と対向
する第1の領域A1とコレクタ領域28がトレンチ溝2
0に形成された素子分離領域と対向する第2の領域A2
とから構成されている。コレクタ電極33に最大電圧を
逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A1が活性層
12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存し、第2の
領域A2がコレクタ電極/素子分離領域間の距離とこの
素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さとに依存す
るようにP型拡散領域29と外部領域(B)の電位を同
電位にするか、もしくは互いに近い電位にすることが必
要である。この実施例では、台基板10及び活性層12
の外部領域(B)は、いずれもGNDに接続されてい
る。
【0023】次に、図8及び図9を参照して第4の実施
例を説明する。この実施例は、半導体チップに複数の高
耐圧半導体素子を載置した場合である。例えば、PDP
(Plasma Disply Panel) ドライバは、図8に示すよう
に、入力端子INを駆動回路DVを介してゲートに接続
し、ドレインを抵抗Rを介して最大600Vの電源に接
続し、ソースをGNDに接続したMOSFET(T1、
T2、T3・・・)を複数個半導体チップに形成する。
本発明の半導体素子は、素子耐圧が600Vの場合、ド
レイン領域19とベース領域23との間の距離aが素子
耐圧に相当する60μm程度で良く、ドレイン領域19
とトレンチ溝20が対向する領域は、ドレイン領域/ト
レンチ溝間の距離は、活性層厚さの20〜150%程度
の大きさで良いので、従来の半導体素子のように60μ
mを半径とする円の大きさよりは格段に小さくなってい
る。
例を説明する。この実施例は、半導体チップに複数の高
耐圧半導体素子を載置した場合である。例えば、PDP
(Plasma Disply Panel) ドライバは、図8に示すよう
に、入力端子INを駆動回路DVを介してゲートに接続
し、ドレインを抵抗Rを介して最大600Vの電源に接
続し、ソースをGNDに接続したMOSFET(T1、
T2、T3・・・)を複数個半導体チップに形成する。
本発明の半導体素子は、素子耐圧が600Vの場合、ド
レイン領域19とベース領域23との間の距離aが素子
耐圧に相当する60μm程度で良く、ドレイン領域19
とトレンチ溝20が対向する領域は、ドレイン領域/ト
レンチ溝間の距離は、活性層厚さの20〜150%程度
の大きさで良いので、従来の半導体素子のように60μ
mを半径とする円の大きさよりは格段に小さくなってい
る。
【0024】次に、図10及び図11を参照して第5の
実施例を説明する。この実施例では、チップに搭載して
複数の半導体素子の接続する方法を説明する。例えば、
CMOSインバータは、NMOSFETとPMOSFE
Tのドレイン同士を接続する。従来は、図16に示すよ
うな円形の半導体素子を並べてドレイン19、19を接
続していた。ドレインは半導体素子の中心に配置されて
いるので、配線が長くなるなどの弊害があったが、この
実施例では、ドレイン19がトレンチ溝20近傍に偏在
しているので、ドレイン19、19を互いに接近するよ
うに半導体素子を配置し、配線すると配線長を従来より
短くすることができる。また、半導体素子自体が小さい
上に、上記の様に半導体素子の配置を工夫すれば、配線
などを含めたインバータのサイズを小さくすることがで
きる。図11に示すようにソース/ドレイン間を接続す
る場合にも両者を接近するように半導体素子の配置を工
夫すれば、半導体素子が構成する回路のチップでの占有
面積を小さくすることができる。
実施例を説明する。この実施例では、チップに搭載して
複数の半導体素子の接続する方法を説明する。例えば、
CMOSインバータは、NMOSFETとPMOSFE
Tのドレイン同士を接続する。従来は、図16に示すよ
うな円形の半導体素子を並べてドレイン19、19を接
続していた。ドレインは半導体素子の中心に配置されて
いるので、配線が長くなるなどの弊害があったが、この
実施例では、ドレイン19がトレンチ溝20近傍に偏在
しているので、ドレイン19、19を互いに接近するよ
うに半導体素子を配置し、配線すると配線長を従来より
短くすることができる。また、半導体素子自体が小さい
上に、上記の様に半導体素子の配置を工夫すれば、配線
などを含めたインバータのサイズを小さくすることがで
きる。図11に示すようにソース/ドレイン間を接続す
る場合にも両者を接近するように半導体素子の配置を工
夫すれば、半導体素子が構成する回路のチップでの占有
面積を小さくすることができる。
【0025】次に、図12及び図13を参照して第6の
実施例を説明する。この高耐圧半導体装置は、IGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor) が形成されたS
OI基板を半導体基板としている。SOI基板の構造
は、図1及び図2と同じである。図12は、IGBTの
平面図、図13は、図12のA−A′線に沿う部分の断
面図(電極の表示は省略する)である。活性層12は、
低不純物濃度のN−領域になっている。この活性層12
の表面領域には円形のN+拡散領域48及びその中にP
型拡散領域(コレクタ領域)49が形成され、さらに方
形のP型拡散領域(ベース領域)43が形成されてい
る。P型拡散領域43内にはN+拡散領域(エミッタ領
域)44が形成されている。このN−領域12とエミッ
タ領域44とを跨ぐようにベース領域43上にはゲート
絶縁膜(図示せず)を介してポリシリコンなどのゲート
電極(G)47が形成されている。
実施例を説明する。この高耐圧半導体装置は、IGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor) が形成されたS
OI基板を半導体基板としている。SOI基板の構造
は、図1及び図2と同じである。図12は、IGBTの
平面図、図13は、図12のA−A′線に沿う部分の断
面図(電極の表示は省略する)である。活性層12は、
低不純物濃度のN−領域になっている。この活性層12
の表面領域には円形のN+拡散領域48及びその中にP
型拡散領域(コレクタ領域)49が形成され、さらに方
形のP型拡散領域(ベース領域)43が形成されてい
る。P型拡散領域43内にはN+拡散領域(エミッタ領
域)44が形成されている。このN−領域12とエミッ
タ領域44とを跨ぐようにベース領域43上にはゲート
絶縁膜(図示せず)を介してポリシリコンなどのゲート
電極(G)47が形成されている。
【0026】また、P型拡散領域49上にはコレクタ電
極(第2の電極)(C)46、N+拡散領域44とベー
ス領域43との上にエミッタ電極(第1の電極)(E)
45がそれぞれ形成されている。N+拡散領域49及び
P型拡散領域43は、トレンチ溝20に形成された素子
分離領域に囲まれた素子領域(A)に形成される。トレ
ンチ溝20は活性層12の所定の位置に形成され、トレ
ンチ溝で囲まれた領域の外は外部領域(B)となってい
る。外部領域(B)にはN+拡散領域15が形成されて
いる。この領域の電極(F)18は拡散領域15上に形
成されている。トレンチ溝20は、活性層12表面から
底面絶縁膜11まで形成されており、側壁表面は、例え
ば、シリコン酸化膜などの絶縁膜21で被覆されてお
り、内部には、ポリシリコンが充填されている。トレン
チ溝20の側壁絶縁膜21の厚みは少なくとも0.05
μmは必要であり、熱酸化では1μm程度まで厚くする
ことができる。CVDによる酸化膜では、10μm程度
まで厚くすることができる。トレンチ溝径は、0.5μ
m〜5μm程度にするのが適当である。
極(第2の電極)(C)46、N+拡散領域44とベー
ス領域43との上にエミッタ電極(第1の電極)(E)
45がそれぞれ形成されている。N+拡散領域49及び
P型拡散領域43は、トレンチ溝20に形成された素子
分離領域に囲まれた素子領域(A)に形成される。トレ
ンチ溝20は活性層12の所定の位置に形成され、トレ
ンチ溝で囲まれた領域の外は外部領域(B)となってい
る。外部領域(B)にはN+拡散領域15が形成されて
いる。この領域の電極(F)18は拡散領域15上に形
成されている。トレンチ溝20は、活性層12表面から
底面絶縁膜11まで形成されており、側壁表面は、例え
ば、シリコン酸化膜などの絶縁膜21で被覆されてお
り、内部には、ポリシリコンが充填されている。トレン
チ溝20の側壁絶縁膜21の厚みは少なくとも0.05
μmは必要であり、熱酸化では1μm程度まで厚くする
ことができる。CVDによる酸化膜では、10μm程度
まで厚くすることができる。トレンチ溝径は、0.5μ
m〜5μm程度にするのが適当である。
【0027】トレンチ溝20で囲まれた素子領域(A)
は、コレクタ電極(第2の電極)46がP型拡散領域2
3と対向する第1の領域A1とコレクタ電極4がトレン
チ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の領
域A2とから構成されている。このコレクタ電極46に
最大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A
1が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存
し、第2の領域A2がコレクタ電極/素子分離領域間の
距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さ
とに依存するようにP型拡散領域23と外部領域(B)
の電位を同電位にするかもしくは互いに近い電位にする
ことが必要である。この実施例では台基板10及び活性
層12の外部領域(B)はいずれもGNDに接続されて
いる。以上のように、本発明は、横方向には耐圧に相当
する距離が在れば良いのでチップサイズを前記従来のお
よそ半分にすることができる。コンタクト領域と素子分
離領域とが対向する領域は、縦方向の素子構造(活性層
/底面絶縁膜/台基板の半導体層と同様に活性層/素子
分離構造の側壁絶縁膜/活性層の外部領域の半導体層と
いう構造にして基板厚さとほぼ同じ寸法まで縮小され
る。
は、コレクタ電極(第2の電極)46がP型拡散領域2
3と対向する第1の領域A1とコレクタ電極4がトレン
チ溝20に形成された素子分離領域と対向する第2の領
域A2とから構成されている。このコレクタ電極46に
最大電圧を逆バイアスしたときの耐圧は、第1の領域A
1が活性層12の厚さと底面絶縁膜11の厚さとに依存
し、第2の領域A2がコレクタ電極/素子分離領域間の
距離とこの素子分離領域に形成された側壁絶縁膜の厚さ
とに依存するようにP型拡散領域23と外部領域(B)
の電位を同電位にするかもしくは互いに近い電位にする
ことが必要である。この実施例では台基板10及び活性
層12の外部領域(B)はいずれもGNDに接続されて
いる。以上のように、本発明は、横方向には耐圧に相当
する距離が在れば良いのでチップサイズを前記従来のお
よそ半分にすることができる。コンタクト領域と素子分
離領域とが対向する領域は、縦方向の素子構造(活性層
/底面絶縁膜/台基板の半導体層と同様に活性層/素子
分離構造の側壁絶縁膜/活性層の外部領域の半導体層と
いう構造にして基板厚さとほぼ同じ寸法まで縮小され
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、高い耐圧を設定した場
合や、多数の高耐圧半導体素子を集積した場合でもチッ
プ面積の増大を抑えることができる。
合や、多数の高耐圧半導体素子を集積した場合でもチッ
プ面積の増大を抑えることができる。
【図1】本発明の高耐圧半導体装置の平面図。
【図2】図1のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図3】本発明の高耐圧半導体装置の平面図。
【図4】本発明の高耐圧半導体装置の平面図。
【図5】図4のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図6】本発明の高耐圧半導体装置の平面図。
【図7】図6のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図8】本発明の高耐圧半導体装置を用いたPDPドラ
イバの回路ブロック図。
イバの回路ブロック図。
【図9】図8のPDPドライバを形成したチップの平面
図。
図。
【図10】本発明の高耐圧半導体装置を形成したチップ
の平面図。
の平面図。
【図11】本発明の高耐圧半導体装置を形成したチップ
の平面図。
の平面図。
【図12】本発明の高耐圧半導体装置の平面図。
【図13】図12のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図14】高耐圧半導体装置の動作を説明する半導体基
板の断面図。
板の断面図。
【図15】高耐圧半導体装置の動作を説明する半導体基
板の断面図。
板の断面図。
【図16】従来の高耐圧半導体装置の平面図。
【図17】図16のA−A′線に沿う部分の断面図。
10・・・台基板、 11・・・底面絶縁膜、 1
2・・・活性層、13、15、19、24、28、4
4、48・・・N+拡散領域、14、23、29、4
3、49・・・P型拡散領域、16、17、18、2
5、26、31、33、45、46・・・電極、20・
・・トレンチ、 21・・・側壁絶縁膜、22・・・
トレンチに充填されたポリシリコン、 27・・・ゲ
ート電極、30・・・N型拡散領域。
2・・・活性層、13、15、19、24、28、4
4、48・・・N+拡散領域、14、23、29、4
3、49・・・P型拡散領域、16、17、18、2
5、26、31、33、45、46・・・電極、20・
・・トレンチ、 21・・・側壁絶縁膜、22・・・
トレンチに充填されたポリシリコン、 27・・・ゲ
ート電極、30・・・N型拡散領域。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体からなる台基板上に底面絶縁膜を
介して積層された第1導電型半導体単結晶の活性層と、 前記活性層の表面から前記底面絶縁膜に達するトレンチ
溝で囲まれた素子分離領域と、 前記素子分離領域に囲まれた素子領域と、 前記素子領域に形成された第1導電型の不純物拡散領域
と、 前記素子領域に形成された第2導電型の不純物拡散領域
と、 前記第1導電型の不純物拡散領域上に形成された第1の
電極と、 前記第2導電型の不純物拡散領域上に形成された第2の
電極とを備え、 前記素子領域は、前記第1導電型の不純物拡散領域が前
記第2導電型の不純物拡散領域と対向している第1の領
域と、この第1の領域以外の領域にあって前記第1導電
型の不純物拡散領域が前記素子分離領域と対向している
第2の領域とを有し、その耐圧は、前記第1の領域が前
記第1導電型の不純物拡散領域と前記第2導電型の不純
物拡散領域との間の距離に依存し、前記第2の領域が前
記第1導電型の不純物拡散領域と前記素子分離領域との
間の距離、もしくはこの距離と前記素子分離領域の厚さ
とに依存するように構成されていることを特徴とする高
耐圧半導体装置。 - 【請求項2】 前記第1の電極に最大電圧を加えたとき
に、前記素子分離領域の外側の領域と前記第2の電極と
は、接地電位もしくはドレイン電位に比較してソース電
位に近い電位にすることを特徴とする請求項1に記載の
高耐圧半導体装置。 - 【請求項3】 前記第2導電型不純物拡散領域、前記素
子分離領域の外側の領域及び台基板の電位は、いずれも
等しくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の高耐圧半導体装置。 - 【請求項4】 前記第2の領域において、前記第1導電
型の不純物拡散領域と前記素子分離領域との間の距離
は、前記活性層の厚さの20%〜150%の距離にある
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の高耐圧半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1導電型不純物拡散領域と対向す
る前記第2導電型不純物拡散領域の対向する辺は、所定
の曲率を有しており、これら不純物拡散領域間の距離
は、この辺の任意の位置において一定であることを特徴
とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の高耐圧
半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の高耐圧半導体装置をドライバに用いることを特徴とす
るプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26504496A JPH1093097A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 高耐圧半導体装置及びプラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26504496A JPH1093097A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 高耐圧半導体装置及びプラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093097A true JPH1093097A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17411810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26504496A Abandoned JPH1093097A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 高耐圧半導体装置及びプラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1093097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007088312A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| JP2011258907A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 薄膜トランジスター、それを備えた表示装置およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP26504496A patent/JPH1093097A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007088312A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| JP2011258907A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 薄膜トランジスター、それを備えた表示装置およびその製造方法 |
| US8906719B2 (en) | 2010-06-04 | 2014-12-09 | Samsung Display Co., Ltd. | Thin film transistor and display device using the same and method for manufacturing the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041021 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20041125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |