JPH109325A - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
- Publication number
- JPH109325A JPH109325A JP17992696A JP17992696A JPH109325A JP H109325 A JPH109325 A JP H109325A JP 17992696 A JP17992696 A JP 17992696A JP 17992696 A JP17992696 A JP 17992696A JP H109325 A JPH109325 A JP H109325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- chamber
- cylinder chamber
- control piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピストンの微小ストローク速度域に於いても
十分な軸力を発生させ、操舵初期等に於ける車体の姿勢
変化を効果的に抑制する。 【解決手段】 シリンダ10と、制御ピストン42が往
復動可能に配置された内部シリンダ室40を有するピス
トン30とを有し、制御ピストンは内部シリンダ室をそ
れぞれシリンダ上室32及びシリンダ下室34と連通す
る内部上室44及び内部下室46に分割している。制御
ピストンには内部上室より内部下室へ向かう作動油の流
れのみを許す逆止弁66と、内部下室より内部上室へ向
かう作動油の流れのみを許す逆止弁78とが設けられ、
制御ピストンは圧縮コイルばね76、88により標準位
置へ付勢されており、標準位置より所定の距離変位する
と内部シリンダ室の端壁に当接する。
十分な軸力を発生させ、操舵初期等に於ける車体の姿勢
変化を効果的に抑制する。 【解決手段】 シリンダ10と、制御ピストン42が往
復動可能に配置された内部シリンダ室40を有するピス
トン30とを有し、制御ピストンは内部シリンダ室をそ
れぞれシリンダ上室32及びシリンダ下室34と連通す
る内部上室44及び内部下室46に分割している。制御
ピストンには内部上室より内部下室へ向かう作動油の流
れのみを許す逆止弁66と、内部下室より内部上室へ向
かう作動油の流れのみを許す逆止弁78とが設けられ、
制御ピストンは圧縮コイルばね76、88により標準位
置へ付勢されており、標準位置より所定の距離変位する
と内部シリンダ室の端壁に当接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
サスペンションに組込まれるショックアブソーバに係
り、特にピストンの微小ストローク速度域に於いても所
要の軸力を発生するよう改良されたショックアブソーバ
に係る。
サスペンションに組込まれるショックアブソーバに係
り、特にピストンの微小ストローク速度域に於いても所
要の軸力を発生するよう改良されたショックアブソーバ
に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のサスペンションに組込
まれるショックアブソーバは、例えば特開平2−195
039号公報に記載されている如く、ピストン速度が比
較的低い領域に於いては、オイルが閉弁状態の減衰力発
生弁のオリフィスを通過することにより減衰力が発生さ
れ(オリフィス領域)、ピストン速度が比較的高い領域
に於いてはピストン速度の増大につれて減衰力発生弁の
開弁量が漸次大きくなり(バルブ領域)、これによりピ
ストン速度の増大に対する減衰力の増大の比がオリフィ
ス領域よりも小さくなるよう構成されている。
まれるショックアブソーバは、例えば特開平2−195
039号公報に記載されている如く、ピストン速度が比
較的低い領域に於いては、オイルが閉弁状態の減衰力発
生弁のオリフィスを通過することにより減衰力が発生さ
れ(オリフィス領域)、ピストン速度が比較的高い領域
に於いてはピストン速度の増大につれて減衰力発生弁の
開弁量が漸次大きくなり(バルブ領域)、これによりピ
ストン速度の増大に対する減衰力の増大の比がオリフィ
ス領域よりも小さくなるよう構成されている。
【0003】かかるオリフィス領域及びバルブ領域の二
つの領域を有するショックアブソーバによれば、オリフ
ィス領域又はバルブ領域のみしか有しないショックアブ
ソーバに比して、ピストン速度が高い領域に於ける減衰
力が過剰になることを防止しつつピストン速度が低い領
域に於ける減衰力を高くすることができ、これにより車
輌の乗り心地性を悪化させることなく車輌の良好な操縦
安定性を確保することができる。
つの領域を有するショックアブソーバによれば、オリフ
ィス領域又はバルブ領域のみしか有しないショックアブ
ソーバに比して、ピストン速度が高い領域に於ける減衰
力が過剰になることを防止しつつピストン速度が低い領
域に於ける減衰力を高くすることができ、これにより車
輌の乗り心地性を悪化させることなく車輌の良好な操縦
安定性を確保することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし操舵初期や加減
速の初期の如くピストンの微小ストローク速度域に於い
ては、二つのシリンダ室の間の差圧が小さいため、上述
の如きオリフィス領域及びバルブ領域の二つの領域を有
するショックアブソーバによっても十分な減衰力を発生
させることができず、そのため車体の姿勢変化を効果的
に抑制することができない。
速の初期の如くピストンの微小ストローク速度域に於い
ては、二つのシリンダ室の間の差圧が小さいため、上述
の如きオリフィス領域及びバルブ領域の二つの領域を有
するショックアブソーバによっても十分な減衰力を発生
させることができず、そのため車体の姿勢変化を効果的
に抑制することができない。
【0005】またかかる問題を解消すべく、ピストンの
微小ストローク速度域に於いても十分な減衰力を発生さ
せようとすると、オリフィスの実効通路断面積を小さく
しなければならず、その場合にはピストンのストローク
速度が中高速である領域に於ける減衰力が過剰になって
車輌の乗り心地性が悪化する。
微小ストローク速度域に於いても十分な減衰力を発生さ
せようとすると、オリフィスの実効通路断面積を小さく
しなければならず、その場合にはピストンのストローク
速度が中高速である領域に於ける減衰力が過剰になって
車輌の乗り心地性が悪化する。
【0006】本発明は、従来のショックアブソーバに於
ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発
明の主要な課題は、ピストンの微小ストローク速度域に
於いてはオイルがオリフィスを流通することに依存しな
い力を発生させることにより、ピストンの微小ストロー
ク速度域に於いても十分な軸力を発生させ、これにより
車輌の乗り心地性を悪化させることなく操舵初期や加減
速の初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制する
ことである。
ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発
明の主要な課題は、ピストンの微小ストローク速度域に
於いてはオイルがオリフィスを流通することに依存しな
い力を発生させることにより、ピストンの微小ストロー
ク速度域に於いても十分な軸力を発生させ、これにより
車輌の乗り心地性を悪化させることなく操舵初期や加減
速の初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き主要な課題
は、本発明によれば、請求項1の構成、即ちシリンダ
と、前記シリンダに往復動可能に嵌合し前記シリンダと
共働して第一及び第二のシリンダ室を郭定するピストン
と、前記第一及び第二のシリンダ室を相互に連通接続す
るシリンダ室装置と、前記シリンダ室装置内に往復動可
能に配置され前記シリンダ室装置内をそれぞれ前記第一
及び第二のシリンダ室と連通する第三及び第四のシリン
ダ室に分割する制御ピストンと、前記制御ピストンに設
けられ前記第三及び第四のシリンダ室を相互に連通接続
する第一及び第二の連通通路と、前記第三のシリンダ室
より前記第一の連通通路を経て前記第四のシリンダ室へ
向かう作動油の流れのみを許す第一の逆止弁と、前記第
四のシリンダ室より前記第二の連通通路を経て前記第三
のシリンダ室へ向かう作動油の流れのみを許す第二の逆
止弁と、それぞれ前記第三及び第四のシリンダ室内に配
置され互いに共働して前記制御ピストンを標準位置へ付
勢する第一及び第二の弾性付勢手段とを有し、前記制御
ピストンが前記標準位置より所定の距離変位すると前記
シリンダ室装置の端壁に当接するよう構成されているこ
とを特徴とするショックアブソーバによって達成され
る。
は、本発明によれば、請求項1の構成、即ちシリンダ
と、前記シリンダに往復動可能に嵌合し前記シリンダと
共働して第一及び第二のシリンダ室を郭定するピストン
と、前記第一及び第二のシリンダ室を相互に連通接続す
るシリンダ室装置と、前記シリンダ室装置内に往復動可
能に配置され前記シリンダ室装置内をそれぞれ前記第一
及び第二のシリンダ室と連通する第三及び第四のシリン
ダ室に分割する制御ピストンと、前記制御ピストンに設
けられ前記第三及び第四のシリンダ室を相互に連通接続
する第一及び第二の連通通路と、前記第三のシリンダ室
より前記第一の連通通路を経て前記第四のシリンダ室へ
向かう作動油の流れのみを許す第一の逆止弁と、前記第
四のシリンダ室より前記第二の連通通路を経て前記第三
のシリンダ室へ向かう作動油の流れのみを許す第二の逆
止弁と、それぞれ前記第三及び第四のシリンダ室内に配
置され互いに共働して前記制御ピストンを標準位置へ付
勢する第一及び第二の弾性付勢手段とを有し、前記制御
ピストンが前記標準位置より所定の距離変位すると前記
シリンダ室装置の端壁に当接するよう構成されているこ
とを特徴とするショックアブソーバによって達成され
る。
【0008】上記請求項1の構成によれば、ショックア
ブソーバの伸び行程に於いては、第一のシリンダ室の容
積が減少してその圧力が増大し、第二のシリンダ室の容
積が増大してその圧力が減少すると、伸び行程の初期に
於いては、第三のシリンダ室の圧力が増大し第四のシリ
ンダ室の圧力が減少するので、制御ピストンは第三のシ
リンダ室の容積が増大し第四のシリンダ室の容積が減少
する方向へシリンダ室装置に対し相対変位し、第一の弾
性付勢手段が伸張すると共に第二の弾性付勢手段が圧縮
され、これによりシリンダ室装置に対する制御ピストン
の相対変位に比例する大きさにてピストンの伸び方向へ
の変位を抑制する方向の力がピストンに与えられる。
ブソーバの伸び行程に於いては、第一のシリンダ室の容
積が減少してその圧力が増大し、第二のシリンダ室の容
積が増大してその圧力が減少すると、伸び行程の初期に
於いては、第三のシリンダ室の圧力が増大し第四のシリ
ンダ室の圧力が減少するので、制御ピストンは第三のシ
リンダ室の容積が増大し第四のシリンダ室の容積が減少
する方向へシリンダ室装置に対し相対変位し、第一の弾
性付勢手段が伸張すると共に第二の弾性付勢手段が圧縮
され、これによりシリンダ室装置に対する制御ピストン
の相対変位に比例する大きさにてピストンの伸び方向へ
の変位を抑制する方向の力がピストンに与えられる。
【0009】また伸び行程が更に継続し、制御ピストン
が標準位置より所定の距離変位すると、制御ピストンは
シリンダ室装置の端壁に当接し、それ以上シリンダ室装
置に対し相対変位できなくなるので、第一のシリンダ室
内の作動油は第三のシリンダ室、第一の連通通路、第一
の逆止弁を経て第四のシリンダ室及び第二のシリンダ室
へ流れ、作動油が第一の逆止弁を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
が標準位置より所定の距離変位すると、制御ピストンは
シリンダ室装置の端壁に当接し、それ以上シリンダ室装
置に対し相対変位できなくなるので、第一のシリンダ室
内の作動油は第三のシリンダ室、第一の連通通路、第一
の逆止弁を経て第四のシリンダ室及び第二のシリンダ室
へ流れ、作動油が第一の逆止弁を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
【0010】同様に縮み行程の初期に於いては、第四の
シリンダ室の圧力が増大し第三のシリンダ室の圧力が減
少するので、制御ピストンは第四のシリンダ室の容積が
増大し第三のシリンダ室の容積が減少する方向へシリン
ダ室装置に対し相対変位し、第二の弾性付勢手段が伸張
すると共に第一の弾性付勢手段が圧縮され、これにより
シリンダ室装置に対する制御ピストンの相対変位に比例
する大きさにてピストンの縮み方向への変位を抑制する
方向の力がピストンに与えられる。
シリンダ室の圧力が増大し第三のシリンダ室の圧力が減
少するので、制御ピストンは第四のシリンダ室の容積が
増大し第三のシリンダ室の容積が減少する方向へシリン
ダ室装置に対し相対変位し、第二の弾性付勢手段が伸張
すると共に第一の弾性付勢手段が圧縮され、これにより
シリンダ室装置に対する制御ピストンの相対変位に比例
する大きさにてピストンの縮み方向への変位を抑制する
方向の力がピストンに与えられる。
【0011】また縮み行程が更に継続し、制御ピストン
が標準位置より所定の距離変位すると、制御ピストンは
シリンダ室装置の端壁に当接し、それ以上シリンダ室装
置に対し相対変位できなくなるので、第二のシリンダ室
内の作動油は第四のシリンダ室、第二の連通通路、第二
の逆止弁を経て第三のシリンダ室及び第一のシリンダ室
へ流れ、作動油が第二の逆止弁を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
が標準位置より所定の距離変位すると、制御ピストンは
シリンダ室装置の端壁に当接し、それ以上シリンダ室装
置に対し相対変位できなくなるので、第二のシリンダ室
内の作動油は第四のシリンダ室、第二の連通通路、第二
の逆止弁を経て第三のシリンダ室及び第一のシリンダ室
へ流れ、作動油が第二の逆止弁を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
【0012】従って上記請求項1の構成によれば、ショ
ックアブソーバの伸び行程及び縮み行程の何れの場合に
も、制御ピストンの相対変位に伴う弾性付勢手段の弾性
変形により、ピストンの微小ストローク速度域に於いて
作動油が逆止弁を通過することに依存しない力が発生さ
れるので、ピストンの微小ストローク速度域に於いても
十分な軸力が発生される。
ックアブソーバの伸び行程及び縮み行程の何れの場合に
も、制御ピストンの相対変位に伴う弾性付勢手段の弾性
変形により、ピストンの微小ストローク速度域に於いて
作動油が逆止弁を通過することに依存しない力が発生さ
れるので、ピストンの微小ストローク速度域に於いても
十分な軸力が発生される。
【0013】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、シリン
ダ室装置はピストンの内部に設けられる(好ましい態様
1)。
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、シリン
ダ室装置はピストンの内部に設けられる(好ましい態様
1)。
【0014】本発明の一つの好ましい態様によれば、上
記請求項1又は好ましい態様1の構成に於いて、第一及
び第二の弾性付勢手段は互いに共働して制御ピストンを
標準位置へ付勢すると共に、それぞれ第一及び第二の逆
止弁の弁要素を閉弁位置へ付勢するよう構成される(好
ましい態様2)。
記請求項1又は好ましい態様1の構成に於いて、第一及
び第二の弾性付勢手段は互いに共働して制御ピストンを
標準位置へ付勢すると共に、それぞれ第一及び第二の逆
止弁の弁要素を閉弁位置へ付勢するよう構成される(好
ましい態様2)。
【0015】本発明の一つの好ましい態様によれば、上
記好ましい態様1の構成に於いて、ピストンは内部にシ
リンダ室装置を有する本体部と、該本体部と一体に接続
され第一のシリンダ室を貫通してシリンダ外まで延在す
るロッド部とを有し、本体部は第一のシリンダ室内にて
リバウンドストッパを担持するよう構成される(好まし
い態様3)。
記好ましい態様1の構成に於いて、ピストンは内部にシ
リンダ室装置を有する本体部と、該本体部と一体に接続
され第一のシリンダ室を貫通してシリンダ外まで延在す
るロッド部とを有し、本体部は第一のシリンダ室内にて
リバウンドストッパを担持するよう構成される(好まし
い態様3)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0017】図1は複筒式のショックアブソーバとして
構成された本発明によるショックアブソーバの一つの実
施形態を示す部分縦断面図、図2は図1に示されたショ
ックアブソーバの要部を示す拡大部分縦断面図である。
構成された本発明によるショックアブソーバの一つの実
施形態を示す部分縦断面図、図2は図1に示されたショ
ックアブソーバの要部を示す拡大部分縦断面図である。
【0018】これらの図に於いて、10はシリンダを示
しており、シリンダ10は軸線12に沿って互いに同心
に延在するインナシリンダ14及びアウタシリンダ16
を含んでいる。インナシリンダ14及びアウタシリンダ
16の上端は図には示されていないがアッパキャップに
より閉ざされており、アウタシリンダ16の下端はそれ
に固定されたロアキャップ18により閉ざされている。
インナシリンダ14の下端はアウタシリンダ16の下端
部に固定されたそれ自身周知のベースバルブ組立体20
により支持されている。インナシリンダ14及びアウタ
シリンダ16はアッパキャップと共働して環状のリザー
バ室22を郭定しており、リザーバ室22には高圧のガ
ス24及び作動流体としてのオイル26が封入されてい
る。ベースバルブ組立体20はロアキャップ18と共働
してリザーバ室22と自由に連通するベースバルブ室2
8を郭定している。
しており、シリンダ10は軸線12に沿って互いに同心
に延在するインナシリンダ14及びアウタシリンダ16
を含んでいる。インナシリンダ14及びアウタシリンダ
16の上端は図には示されていないがアッパキャップに
より閉ざされており、アウタシリンダ16の下端はそれ
に固定されたロアキャップ18により閉ざされている。
インナシリンダ14の下端はアウタシリンダ16の下端
部に固定されたそれ自身周知のベースバルブ組立体20
により支持されている。インナシリンダ14及びアウタ
シリンダ16はアッパキャップと共働して環状のリザー
バ室22を郭定しており、リザーバ室22には高圧のガ
ス24及び作動流体としてのオイル26が封入されてい
る。ベースバルブ組立体20はロアキャップ18と共働
してリザーバ室22と自由に連通するベースバルブ室2
8を郭定している。
【0019】インナシリンダ14内には軸線12に沿っ
て往復動可能にピストン30が配置されている。ピスト
ン30は軸線12に沿って延在するロッド部30Aと、
該ロッド部の下端に一体に形成されたピストン本体部3
0Bとを有している。ピストン本体部30Bはインナシ
リンダ14等と共働してその上方に第一のシリンダ室と
してのシリンダ上室32を郭定し、その下方に第二のシ
リンダ室としてのシリンダ下室34を郭定している。
て往復動可能にピストン30が配置されている。ピスト
ン30は軸線12に沿って延在するロッド部30Aと、
該ロッド部の下端に一体に形成されたピストン本体部3
0Bとを有している。ピストン本体部30Bはインナシ
リンダ14等と共働してその上方に第一のシリンダ室と
してのシリンダ上室32を郭定し、その下方に第二のシ
リンダ室としてのシリンダ下室34を郭定している。
【0020】ピストン本体部30Bは実質的に円筒形を
なし、その下端外周面にはシールバンド31が固定さ
れ、該シールバンドにてインナシリンダ14の内面に摺
動可能に密に当接している。ピストン本体部30Bの上
端にはフランジ35が一体に形成され、該フランジの上
面には環状のリバウンドストッパ36が固定されてい
る。尚ピストン本体部30Bはロッド部30Aとは別体
の部品として形成され、例えばピストン本体部30Bの
下端にねじ込みや溶接等の手段によりピストン本体部3
0Bの下端に固定されてもよい。
なし、その下端外周面にはシールバンド31が固定さ
れ、該シールバンドにてインナシリンダ14の内面に摺
動可能に密に当接している。ピストン本体部30Bの上
端にはフランジ35が一体に形成され、該フランジの上
面には環状のリバウンドストッパ36が固定されてい
る。尚ピストン本体部30Bはロッド部30Aとは別体
の部品として形成され、例えばピストン本体部30Bの
下端にねじ込みや溶接等の手段によりピストン本体部3
0Bの下端に固定されてもよい。
【0021】ピストン本体部30Bの下端にはキャップ
38が固定されており、ピストン本体部はキャップ38
と共働してシリンダ室装置としての内部シリンダ室40
を郭定している。内部シリンダ室40内には軸線12に
沿って往復動可能に制御ピストン42が配置されてい
る。制御ピストン42は内部シリンダ室40を第三のシ
リンダ室としての内部上室44と第四のシリンダ室とし
ての内部下室46とに分割している。内部上室44はピ
ストン本体部30Bの上端に設けられた複数個の連通孔
48によりシリンダ上室32と連通接続されており、内
部下室46はキャップ38に設けられた複数個の連通孔
50によりシリンダ下室34と連通接続されている。
38が固定されており、ピストン本体部はキャップ38
と共働してシリンダ室装置としての内部シリンダ室40
を郭定している。内部シリンダ室40内には軸線12に
沿って往復動可能に制御ピストン42が配置されてい
る。制御ピストン42は内部シリンダ室40を第三のシ
リンダ室としての内部上室44と第四のシリンダ室とし
ての内部下室46とに分割している。内部上室44はピ
ストン本体部30Bの上端に設けられた複数個の連通孔
48によりシリンダ上室32と連通接続されており、内
部下室46はキャップ38に設けられた複数個の連通孔
50によりシリンダ下室34と連通接続されている。
【0022】制御ピストン42は実質的に軸線12に沿
って延在するシャフト52と、該シャフトに嵌合しロッ
クナット54及び56等によりシャフト52に固定され
た制御ピストン本体部58とを含んでいる。制御ピスト
ン本体部58には内部上室44と内部下室46とを相互
に連通接続する複数個の第一の連通通路60及び複数個
の第二の連通通路62が設けられている。また制御ピス
トン本体部58の外周面にはシールバンド64が固定さ
れ、該シールバンドにてピストン本体部30Bの内面に
摺動可能に密に当接している。
って延在するシャフト52と、該シャフトに嵌合しロッ
クナット54及び56等によりシャフト52に固定され
た制御ピストン本体部58とを含んでいる。制御ピスト
ン本体部58には内部上室44と内部下室46とを相互
に連通接続する複数個の第一の連通通路60及び複数個
の第二の連通通路62が設けられている。また制御ピス
トン本体部58の外周面にはシールバンド64が固定さ
れ、該シールバンドにてピストン本体部30Bの内面に
摺動可能に密に当接している。
【0023】内部下室46には内部上室44より連通通
路60を経て内部下室46へ向かうオイルの流れのみを
許す第一の逆止弁66が設けられている。逆止弁66は
シャフト52に嵌合しスリーブ68及びシム70を介し
てロックナット54により制御ピストン本体部58に固
定された実質的に円環板状の弁要素72を有し、スリー
ブ68に往復動可能に嵌合し弁要素72に当接するばね
座74とキャップ38の内壁面38Aとの間には弾性付
勢手段としての圧縮コイルばね76が弾装されている。
路60を経て内部下室46へ向かうオイルの流れのみを
許す第一の逆止弁66が設けられている。逆止弁66は
シャフト52に嵌合しスリーブ68及びシム70を介し
てロックナット54により制御ピストン本体部58に固
定された実質的に円環板状の弁要素72を有し、スリー
ブ68に往復動可能に嵌合し弁要素72に当接するばね
座74とキャップ38の内壁面38Aとの間には弾性付
勢手段としての圧縮コイルばね76が弾装されている。
【0024】同様に内部上室44には内部下室46より
連通通路62を経て内部上室44へ向かうオイルの流れ
のみを許す第二の逆止弁78が設けられている。逆止弁
78はシャフト52に嵌合しスリーブ80及びシム82
を介してロックナット56により制御ピストン本体部5
8に固定された実質的に円環板状の弁要素84を有し、
スリーブ80に往復動可能に嵌合し弁要素84に当接す
るばね座86と内部シリンダ室40の内端壁40Aとの
間には弾性付勢手段としての圧縮コイルばね88が弾装
されている。
連通通路62を経て内部上室44へ向かうオイルの流れ
のみを許す第二の逆止弁78が設けられている。逆止弁
78はシャフト52に嵌合しスリーブ80及びシム82
を介してロックナット56により制御ピストン本体部5
8に固定された実質的に円環板状の弁要素84を有し、
スリーブ80に往復動可能に嵌合し弁要素84に当接す
るばね座86と内部シリンダ室40の内端壁40Aとの
間には弾性付勢手段としての圧縮コイルばね88が弾装
されている。
【0025】尚図示の実施形態に於いては、弾性付勢手
段は圧縮コイルばねであるが、弾性付勢手段は引張りコ
イルばねであってもよく、またゴムその他のゴム状弾性
体であってもよく、更には例えばガス袋の如き非線形特
性を有するばねであってもよい。
段は圧縮コイルばねであるが、弾性付勢手段は引張りコ
イルばねであってもよく、またゴムその他のゴム状弾性
体であってもよく、更には例えばガス袋の如き非線形特
性を有するばねであってもよい。
【0026】かくして逆止弁66及び78はそれぞれば
ね座74及び86を介して圧縮コイルばね76及び88
により制御ピストン本体部58に当接する図2に示され
た閉弁位置へ付勢されている。また制御ピストン42は
圧縮コイルばね76及び88により図2に示された標準
位置へ付勢されており、制御ピストン42が標準位置に
あるときにはシャフト52の上端及び下端はそれぞれ内
端壁40A及び内壁面38Aより所定の距離隔置される
ようになっている。
ね座74及び86を介して圧縮コイルばね76及び88
により制御ピストン本体部58に当接する図2に示され
た閉弁位置へ付勢されている。また制御ピストン42は
圧縮コイルばね76及び88により図2に示された標準
位置へ付勢されており、制御ピストン42が標準位置に
あるときにはシャフト52の上端及び下端はそれぞれ内
端壁40A及び内壁面38Aより所定の距離隔置される
ようになっている。
【0027】上述の如く構成されたショックアブソーバ
の伸び行程の初期に於いては、シリンダ上室32の容積
が減少してその圧力が増大し、シリンダ下室34の容積
が増大してその圧力が減少することにより、内部上室4
4の圧力が増大し内部下室46の圧力が減少し、これに
より図3に示されている如く制御ピストン42は標準位
置よりピストン本体部30Bに対し相対的に図にて下方
へ変位する。
の伸び行程の初期に於いては、シリンダ上室32の容積
が減少してその圧力が増大し、シリンダ下室34の容積
が増大してその圧力が減少することにより、内部上室4
4の圧力が増大し内部下室46の圧力が減少し、これに
より図3に示されている如く制御ピストン42は標準位
置よりピストン本体部30Bに対し相対的に図にて下方
へ変位する。
【0028】従って圧縮コイルばね88は伸張するが圧
縮コイルばね76は圧縮され、これらの圧縮コイルばね
によりピストン30を図にて下方へ付勢する力が発生さ
れ、その力はピストン本体部30Bに対する制御ピスト
ン42の標準位置よりの相対変位量に比例する。
縮コイルばね76は圧縮され、これらの圧縮コイルばね
によりピストン30を図にて下方へ付勢する力が発生さ
れ、その力はピストン本体部30Bに対する制御ピスト
ン42の標準位置よりの相対変位量に比例する。
【0029】またシリンダ10及びピストン30が更に
伸び方向へ相対変位すると、図4に示されている如くシ
ャフト52の下端がキャップ38の内壁面38Aに当接
し、制御ピストン42はそれ以上ピストン本体部30B
に対し相対的に下方へ変位することができなくなるの
で、逆止弁66が圧縮コイルばね76のばね力に抗して
開弁し、内部上室44内のオイルは連通通路60及び逆
止弁66を経て内部下室46へ流れ、更に連通孔50を
経てシリンダ下室34へ流れ、オイルが逆止弁66を通
過する際の流通抵抗により減衰力が発生される。
伸び方向へ相対変位すると、図4に示されている如くシ
ャフト52の下端がキャップ38の内壁面38Aに当接
し、制御ピストン42はそれ以上ピストン本体部30B
に対し相対的に下方へ変位することができなくなるの
で、逆止弁66が圧縮コイルばね76のばね力に抗して
開弁し、内部上室44内のオイルは連通通路60及び逆
止弁66を経て内部下室46へ流れ、更に連通孔50を
経てシリンダ下室34へ流れ、オイルが逆止弁66を通
過する際の流通抵抗により減衰力が発生される。
【0030】同様にショックアブソーバの縮み行程の初
期に於いては、シリンダ下室34の容積が減少してその
圧力が増大し、シリンダ上室32の容積が増大してその
圧力が減少することにより、内部下室46の圧力が増大
し内部上室44の圧力が減少し、これにより制御ピスト
ン42はピストン本体部30Bに対し相対的に図にて上
方へ変位する。
期に於いては、シリンダ下室34の容積が減少してその
圧力が増大し、シリンダ上室32の容積が増大してその
圧力が減少することにより、内部下室46の圧力が増大
し内部上室44の圧力が減少し、これにより制御ピスト
ン42はピストン本体部30Bに対し相対的に図にて上
方へ変位する。
【0031】従って圧縮コイルばね76は伸張するが圧
縮コイルばね88は圧縮され、これらの圧縮コイルばね
によりピストン30を図にて上方へ付勢する力が発生さ
れ、その力もピストン本体部30Bに対する制御ピスト
ン42の標準位置よりの相対変位量に比例する。
縮コイルばね88は圧縮され、これらの圧縮コイルばね
によりピストン30を図にて上方へ付勢する力が発生さ
れ、その力もピストン本体部30Bに対する制御ピスト
ン42の標準位置よりの相対変位量に比例する。
【0032】またシリンダ10及びピストン30が更に
縮み方向へ相対変位すると、シャフト52の上端が内部
シリンダ室40の内端壁40Aに当接し、制御ピストン
42はそれ以上ピストン本体部30Bに対し相対的に上
方へ変位することができなくなるので、逆止弁78が圧
縮コイルばね88のばね力に抗して開弁し、内部下室4
6内のオイルは連通通路62及び逆止弁78を経て内部
上室44へ流れ、更に連通孔48を経てシリンダ上室3
2へ流れ、オイルが逆止弁78を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
縮み方向へ相対変位すると、シャフト52の上端が内部
シリンダ室40の内端壁40Aに当接し、制御ピストン
42はそれ以上ピストン本体部30Bに対し相対的に上
方へ変位することができなくなるので、逆止弁78が圧
縮コイルばね88のばね力に抗して開弁し、内部下室4
6内のオイルは連通通路62及び逆止弁78を経て内部
上室44へ流れ、更に連通孔48を経てシリンダ上室3
2へ流れ、オイルが逆止弁78を通過する際の流通抵抗
により減衰力が発生される。
【0033】図5は操舵時や加減速時等に於ける図示の
実施形態の作動を従来のショックアブソーバの作動と対
比して示すグラフであり、図6は車体が上下振動する場
合に於ける図示の実施形態の作動を従来のショックアブ
ソーバの作動と対比して示すグラフである。
実施形態の作動を従来のショックアブソーバの作動と対
比して示すグラフであり、図6は車体が上下振動する場
合に於ける図示の実施形態の作動を従来のショックアブ
ソーバの作動と対比して示すグラフである。
【0034】尚これらの図に於いて、上段はシリンダ1
0に対するピストン30の相対変位を示し、下段はショ
ックアブソーバの軸力の変化を実施形態については実線
にて示し、従来技術については破線にて示している。ま
たこれらの図に於いて、+及び−はそれぞれショックア
ブソーバの伸び方向及び縮み方向を示している。
0に対するピストン30の相対変位を示し、下段はショ
ックアブソーバの軸力の変化を実施形態については実線
にて示し、従来技術については破線にて示している。ま
たこれらの図に於いて、+及び−はそれぞれショックア
ブソーバの伸び方向及び縮み方向を示している。
【0035】図5より解る如く、図示の実施形態によれ
ば、シリンダ10に対するピストン30の相対速度が小
さい場合にも、シリンダに対するピストンの相対変位に
より発生される内部上室44と内部下室46との間の差
圧により制御ピストン42がピストン本体部30Bに対
し相対的に駆動され、圧縮コイルばね76又は88が圧
縮されることによりシリンダに対するピストンの相対変
位に対抗する力が発生されるので、操舵初期や加減速の
初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制すること
ができる。
ば、シリンダ10に対するピストン30の相対速度が小
さい場合にも、シリンダに対するピストンの相対変位に
より発生される内部上室44と内部下室46との間の差
圧により制御ピストン42がピストン本体部30Bに対
し相対的に駆動され、圧縮コイルばね76又は88が圧
縮されることによりシリンダに対するピストンの相対変
位に対抗する力が発生されるので、操舵初期や加減速の
初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制すること
ができる。
【0036】これに対し従来のショックアブソーバに於
いては、シリンダに対するピストンの相対速度が小さい
場合には、オイルが減衰力発生弁のオリフィスを比較的
容易に通過してしまうことにより十分な減衰力が発生し
ないので、シリンダに対するピストンの相対変位に十分
対抗することができず、そのため操舵初期や加減速の初
期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制することが
できない。
いては、シリンダに対するピストンの相対速度が小さい
場合には、オイルが減衰力発生弁のオリフィスを比較的
容易に通過してしまうことにより十分な減衰力が発生し
ないので、シリンダに対するピストンの相対変位に十分
対抗することができず、そのため操舵初期や加減速の初
期等に於ける車体の姿勢変化を効果的に抑制することが
できない。
【0037】また図6より解る如く、車体が上下振動す
る場合に於ける図示の実施形態の軸力は、特にシリンダ
に対するピストンの相対変位の方向が反転する領域に於
いて従来のショックアブソーバの軸力に対し若干の位相
遅れを生じるが、全体的には従来のショックアブソーバ
の軸力と同様であるので、図示の実施形態の構造により
車輌の乗り心地性が大きく悪化されることはない。
る場合に於ける図示の実施形態の軸力は、特にシリンダ
に対するピストンの相対変位の方向が反転する領域に於
いて従来のショックアブソーバの軸力に対し若干の位相
遅れを生じるが、全体的には従来のショックアブソーバ
の軸力と同様であるので、図示の実施形態の構造により
車輌の乗り心地性が大きく悪化されることはない。
【0038】特に図示の実施形態によれば、シリンダ室
装置としての内部シリンダ室40はピストン30のピス
トン本体部30B内に設けられているので、シリンダ室
装置がシリンダ10及びピストン30の外部に設けられ
る場合に比して、車輌に対するショックアブソーバの良
好な組み付け性を確保することができ、またシリンダ上
室32と内部上室44との間の通路及びシリンダ下室3
4と内部下室46との間の通路を短くしてショックアブ
ソーバの応答性を高くすることができる。
装置としての内部シリンダ室40はピストン30のピス
トン本体部30B内に設けられているので、シリンダ室
装置がシリンダ10及びピストン30の外部に設けられ
る場合に比して、車輌に対するショックアブソーバの良
好な組み付け性を確保することができ、またシリンダ上
室32と内部上室44との間の通路及びシリンダ下室3
4と内部下室46との間の通路を短くしてショックアブ
ソーバの応答性を高くすることができる。
【0039】尚必要ならば、内部に制御ピストン(4
2)を往復動可能に収容するシリンダ室装置はシリンダ
10と一体的に又は別体の装置としてシリンダ及びピス
トン外に設けられ、第三及び第四のシリンダ室としての
内部上室及び内部下室がそれぞれ導管等により第一及び
第二のシリンダ室としてのシリンダ上室32及びシリン
ダ下室34と連通接続されてもよい。この場合には図示
の実施形態の場合に比してショックアブソーバの直径を
低減することができる。
2)を往復動可能に収容するシリンダ室装置はシリンダ
10と一体的に又は別体の装置としてシリンダ及びピス
トン外に設けられ、第三及び第四のシリンダ室としての
内部上室及び内部下室がそれぞれ導管等により第一及び
第二のシリンダ室としてのシリンダ上室32及びシリン
ダ下室34と連通接続されてもよい。この場合には図示
の実施形態の場合に比してショックアブソーバの直径を
低減することができる。
【0040】また図示の実施形態によれば、第一及び第
二の弾性付勢手段としての圧縮コイルばね76及び88
は互いに共働して制御ピストン42をその標準位置へ付
勢する機能と、それぞれ第一の逆止弁66の弁要素72
及び第二の逆止弁78の弁要素84を閉弁位置へ付勢す
る機能の二つの機能を果たすようになっているので、こ
れらの機能を個別に果たす二種類の弾性付勢手段が使用
される場合に比して、ショックアブソーバの部品点数及
び組立て工数を低減することができる。
二の弾性付勢手段としての圧縮コイルばね76及び88
は互いに共働して制御ピストン42をその標準位置へ付
勢する機能と、それぞれ第一の逆止弁66の弁要素72
及び第二の逆止弁78の弁要素84を閉弁位置へ付勢す
る機能の二つの機能を果たすようになっているので、こ
れらの機能を個別に果たす二種類の弾性付勢手段が使用
される場合に比して、ショックアブソーバの部品点数及
び組立て工数を低減することができる。
【0041】尚必要ならば、弾性付勢手段は制御ピスト
ン本体部58とキャップ38の内壁面38A及び内部シ
リンダ室40の内端壁40Aとの間に弾装され、逆止弁
の弁要素を閉弁位置へ付勢する他の弾性付勢手段がばね
座74とロックナット54との間及びばね座86とロッ
クナット56との間に弾装されてもよい。その場合には
制御ピストンを標準位置へ付勢するためのばね特性と逆
止弁の弁要素を閉弁位置へ付勢するためのばね特性とを
個別に設定することができる。
ン本体部58とキャップ38の内壁面38A及び内部シ
リンダ室40の内端壁40Aとの間に弾装され、逆止弁
の弁要素を閉弁位置へ付勢する他の弾性付勢手段がばね
座74とロックナット54との間及びばね座86とロッ
クナット56との間に弾装されてもよい。その場合には
制御ピストンを標準位置へ付勢するためのばね特性と逆
止弁の弁要素を閉弁位置へ付勢するためのばね特性とを
個別に設定することができる。
【0042】また図示の実施形態によれば、ピストン本
体部30Bの上端にはフランジ35が一体に形成され、
該フランジの上面にリバウンドストッパ36が固定され
ているので、従来のショックアブソーバに於いてピスト
ン本体部より離れた位置にてピストンのロッド部に溶接
等により固定されていたリバウンドストッパ支持用のス
テーを省略することができる。
体部30Bの上端にはフランジ35が一体に形成され、
該フランジの上面にリバウンドストッパ36が固定され
ているので、従来のショックアブソーバに於いてピスト
ン本体部より離れた位置にてピストンのロッド部に溶接
等により固定されていたリバウンドストッパ支持用のス
テーを省略することができる。
【0043】尚ピストン本体部30Bの軸線方向の長さ
は制御ピストン42の往復動距離よりも僅かに長い長さ
であってよいので、リバウンドストッパ36がフランジ
35に固定される図示の実施形態の構造に於いても、ピ
ストン本体部の下端とリバウンドストッパの上端との間
の距離を従来のショックアブソーバの場合と実質的に同
一にすることができる。
は制御ピストン42の往復動距離よりも僅かに長い長さ
であってよいので、リバウンドストッパ36がフランジ
35に固定される図示の実施形態の構造に於いても、ピ
ストン本体部の下端とリバウンドストッパの上端との間
の距離を従来のショックアブソーバの場合と実質的に同
一にすることができる。
【0044】以上に於ては本発明を特定の実施形態につ
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0045】例えば図示の実施形態に於いては、制御ピ
ストン42はショックアブソーバの軸線12に沿って往
復動するようになっているが、例えば内部シリンダ室4
0の軸線が軸線12とは異なる方向に設定されることに
より、制御ピストンがピストン30の往復動方向とは異
なる方向、例えば軸線12を横切る方向に往復動するよ
う構成されてもよい。
ストン42はショックアブソーバの軸線12に沿って往
復動するようになっているが、例えば内部シリンダ室4
0の軸線が軸線12とは異なる方向に設定されることに
より、制御ピストンがピストン30の往復動方向とは異
なる方向、例えば軸線12を横切る方向に往復動するよ
う構成されてもよい。
【0046】また図示の実施形態は複筒式のショックア
ブソーバとして構成されているが、本発明によるショッ
クアブソーバはフリーピストンやガス袋によってシリン
ダ内のピストンの体積の増減が吸収される単筒式のショ
ックアブソーバとして構成されてもよい。
ブソーバとして構成されているが、本発明によるショッ
クアブソーバはフリーピストンやガス袋によってシリン
ダ内のピストンの体積の増減が吸収される単筒式のショ
ックアブソーバとして構成されてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、ショックアブソーバの伸び行程及び縮み行
程の何れの場合にも、制御ピストンの相対変位に伴う弾
性付勢手段の弾性変形により、ピストンの微小ストロー
ク速度域に於いて作動油が逆止弁を通過することに依存
しない力が発生されるので、ピストンの微小ストローク
速度域に於いても十分な軸力を発生させることができ、
これにより車輌の乗り心地性を悪化させることなく操舵
初期や加減速の初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的
に抑制することができる。
明によれば、ショックアブソーバの伸び行程及び縮み行
程の何れの場合にも、制御ピストンの相対変位に伴う弾
性付勢手段の弾性変形により、ピストンの微小ストロー
ク速度域に於いて作動油が逆止弁を通過することに依存
しない力が発生されるので、ピストンの微小ストローク
速度域に於いても十分な軸力を発生させることができ、
これにより車輌の乗り心地性を悪化させることなく操舵
初期や加減速の初期等に於ける車体の姿勢変化を効果的
に抑制することができる。
【図1】複筒式のショックアブソーバとして構成された
本発明によるショックアブソーバの一つの実施形態を示
す部分縦断面図である。
本発明によるショックアブソーバの一つの実施形態を示
す部分縦断面図である。
【図2】図1に示されたショックアブソーバの要部を中
立位置について示す拡大部分縦断面図である。
立位置について示す拡大部分縦断面図である。
【図3】図1に示されたショックアブソーバの要部を伸
び行程の初期の位置について示す拡大部分縦断面図であ
る。
び行程の初期の位置について示す拡大部分縦断面図であ
る。
【図4】図1に示されたショックアブソーバの要部を伸
び行程の初期以降の位置について示す拡大部分縦断面図
である。
び行程の初期以降の位置について示す拡大部分縦断面図
である。
【図5】操舵時や加減速時等に於ける図示の実施形態の
作動を従来のショックアブソーバの作動と対比して示す
グラフである。
作動を従来のショックアブソーバの作動と対比して示す
グラフである。
【図6】車体が上下振動する場合に於ける図示の実施形
態の作動を従来のショックアブソーバの作動と対比して
示すグラフである。
態の作動を従来のショックアブソーバの作動と対比して
示すグラフである。
10…シリンダ 14…インナシリンダ 16…アウタシリンダ 32…シリンダ上室 34…シリンダ下室 40…内部シリンダ室 42…制御ピストン 44…内部上室 46…内部下室 60、62…連通通路 66…第一の逆止弁 76…圧縮コイルばね 78…第二の逆止弁 88…圧縮コイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダと、前記シリンダに往復動可能に
嵌合し前記シリンダと共働して第一及び第二のシリンダ
室を郭定するピストンと、前記第一及び第二のシリンダ
室を相互に連通接続するシリンダ室装置と、前記シリン
ダ室装置内に往復動可能に配置され前記シリンダ室装置
内をそれぞれ前記第一及び第二のシリンダ室と連通する
第三及び第四のシリンダ室に分割する制御ピストンと、
前記制御ピストンに設けられ前記第三及び第四のシリン
ダ室を相互に連通接続する第一及び第二の連通通路と、
前記第三のシリンダ室より前記第一の連通通路を経て前
記第四のシリンダ室へ向かう作動油の流れのみを許す第
一の逆止弁と、前記第四のシリンダ室より前記第二の連
通通路を経て前記第三のシリンダ室へ向かう作動油の流
れのみを許す第二の逆止弁と、それぞれ前記第三及び第
四のシリンダ室内に配置され互いに共働して前記制御ピ
ストンを標準位置へ付勢する第一及び第二の弾性付勢手
段とを有し、前記制御ピストンが前記標準位置より所定
の距離変位すると前記シリンダ室装置の端壁に当接する
よう構成されていることを特徴とするショックアブソー
バ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17992696A JPH109325A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17992696A JPH109325A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ショックアブソーバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109325A true JPH109325A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16074349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17992696A Pending JPH109325A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH109325A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112629397A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-04-09 | 宁波中车时代传感技术有限公司 | 一种自诊断的高速磁悬浮列车间隙传感器及自诊断方法 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP17992696A patent/JPH109325A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112629397A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-04-09 | 宁波中车时代传感技术有限公司 | 一种自诊断的高速磁悬浮列车间隙传感器及自诊断方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4905799A (en) | Shock absorber | |
| CN100422591C (zh) | 与行程相关的旁路 | |
| US11536344B2 (en) | Valve and shock absorber | |
| JP2694465B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
| US5219414A (en) | Variable damping force shock absorber with stroke dependent variation characteristics of damping force | |
| CA2627817C (en) | Single cylinder type hydraulic shock absorber for vehicle | |
| US20180135718A1 (en) | Shock absorber | |
| JP2005054854A (ja) | リリーフ弁および車高調整機能付油圧緩衝器 | |
| WO2017175784A1 (ja) | 緩衝器 | |
| JPH02142942A (ja) | 液圧緩衝器 | |
| EP3333446B1 (en) | Valve structure for buffer | |
| JPH10339345A (ja) | 液圧緩衝装置 | |
| JP4331799B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
| JPH08291836A (ja) | 液圧緩衝装置 | |
| JPH08135714A (ja) | 液圧緩衝装置 | |
| JPH08121524A (ja) | ショックアブソーバ | |
| JPH0719643U (ja) | 車両用緩衝装置 | |
| JPH109325A (ja) | ショックアブソーバ | |
| JP3198843B2 (ja) | 減衰力可変式ショックアブソーバ | |
| JP2007309409A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH0633968A (ja) | ショックアブソーバ | |
| JPS6228331B2 (ja) | ||
| JP2001173704A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JP3991661B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
| JP2918301B2 (ja) | 緩衝器 |