JPH1093599A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH1093599A
JPH1093599A JP8241663A JP24166396A JPH1093599A JP H1093599 A JPH1093599 A JP H1093599A JP 8241663 A JP8241663 A JP 8241663A JP 24166396 A JP24166396 A JP 24166396A JP H1093599 A JPH1093599 A JP H1093599A
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JP8241663A
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Masao Hiratsuka
昌夫 平塚
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ラインの一部に断線が生じても非断線部
分では通信機能が活動し続けるようにする。 【解決手段】 この発明のトークンパッシング方式のデ
ータ伝送システムでは、複数の従局VA,VB,VC等
がループ配設された通信ラインL1,L2を介して環状
接続されており、両通信ラインL1,L2に断線が発生
して従局VBで信号入力の無い状態が続くと、両タイマ
3,4からのタイムアップ信号を受けてゲート5,6が
HUBデバイス1の出力ポートT1,T2と通信ライン
L1,L2の接続を遮断し、ネットワークへの再参加を
求めてHUB回路1から出されるブレーク信号が通信ラ
インL1,L2へ送出されるのを未然に阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信ラインを介
して直列に接続された複数の通信局を順に発信権付与用
信号としてのトークンが順に渡されるよう構成されたト
ークンパッシング方式のデータ伝送システムに係り、特
に、通信ラインの一部に断線があった場合に、システム
全体の通信機能が完全に損なわれることを回避するため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトークンパッシング方式のデータ
伝送システムは、複数の通信局が通信ラインを介して直
列に接続されていて、稼働中、複数の通信局の間にデー
タ信号のやり取りをおこなうためのネットワークが構築
され、発信局である通信局から出たデータ信号が、途中
の通信局を中継局として相手局である通信局に到達する
という通信システムである。ただ、データ伝送システム
では、各通信局が勝手にデータ信号を発信するとたちま
ち混信状態に陥るので、(最初に)データ信号の発信を
行うことのできる通信局(発信局)が、いわゆる発信権
付与用信号としてのトークンを保持している通信局に限
られるよう構成されている。もちろん、トークンは特定
の通信局に保持され続けるのではなく、通信ラインを介
して通信局の間を順番に渡されてゆき、各通信局には、
発信を行える時(発信局となる時)がそれぞれ巡ってく
るようになっている。このようにして、トークンパッシ
ング方式のデータ伝送システムでは、簡潔な通信ライン
構成でもって多数の通信局の間で混信状態を引き起こす
ことなくデータ信号のやり取りが行えるのである。
【0003】また、トークンパッシング方式のデータ伝
送システムとして、通信ラインがループ配設されてい
て、複数の通信局が環状接続されたかたちとなってお
り、トークンを保持中の通信局、つまり発信局から通信
ラインの両側に同一のデータ信号が送りだされて相手局
(受信局)である通信局へ移送されるよう構成されてい
るシステムもある。このように通信ラインをループ配設
した場合は、通信ラインを非ループ配設とした場合より
も、相手局にデータ信号が伝送される確率が高まるとい
う利点が加わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトークンパッシング方式のデータ伝送システムで
は、通信ラインの一部に断線が生じた場合、非断線部分
の通信機能までもが完全に麻痺してしまう危険性があ
る。
【0005】通信ラインの断線により信号を全く受信で
きなくなった通信局がシステム中にできた場合、この通
信局は、ネットワークへの再参加を求めて、先ずネット
ワークをいったん破壊(クリア)するブレーク信号を何
度でも通信ラインへ出し続ける(ブレーク信号はバース
ト信号とも呼ばれる)。このブレーク信号の継続出力の
ために、断線部分以外の正常な非断線部分のネットワー
クまでが破壊されてしまって、システムの通信機能が完
全に麻痺するのである。このシステム全体に渡る通信機
能の麻痺は、断線箇所の発見も不可能にしてしまう。こ
のように、通信ラインの一部断線により、非断線部分の
通信機能までもが完全に麻痺するという問題は、通信ラ
インがループ配設されている場合についても同様であ
る。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑み、通信ライ
ンの一部に断線が生じても、非断線部分では通信機能が
活動し続けるようなトークンパッシング方式のデータ伝
送システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数の通信局が通信ラインを介
して直列に接続されてなり、前記複数の通信局の間にデ
ータ信号のやり取りをおこなうためのネットワークが構
築されるとともに、各通信局を発信権付与用信号として
のトークンが通信ラインを通して順に渡されるよう構成
されており、かつ、ネックワーク構築の際、ブレーク信
号が通信局から通信ラインへ送出されるよう構成された
データ伝送システムにおいて、前記通信局が、通信ライ
ンから一定時間以上の間にデータ信号を受信しない場合
にはタイムアップ信号を出力する計時手段と、前記タイ
ムアップ信号に基づきブレーク信号の送出を阻止するブ
レーク信号阻止手段とを備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のデータ伝送システムにおいて、通信ラインがループ配
設されていて、複数の通信局が環状接続されたかたちと
なっており、トークンを保持中の通信局から同一のデー
タ信号が両側の通信ラインを通して相手局である通信局
へ送られるとともに、前記相手局が片側の通信ラインか
らデータ信号を受信すると他側の通信ラインからの受信
は停止するよう構成されている。
【0009】次に、この発明に係るトークンパッシング
方式のデータ伝送システムでの送信時における作用を説
明する。請求項1のデータ伝送システムでは、システム
稼働中、通信ラインを介して直列に接続された複数の通
信局の間にネットワークが構築されて、各通信局を発信
権付与用信号としてのトークンが通信ラインを通して順
に渡されてゆく。そして、トークンを順に受信する各通
信局は、トークンを保持している間は発信局となって、
必要に応じて通信ラインを通してデータ信号を相手局で
ある通信局へ向けて出力する。なお、通信局がシステム
稼働を開始する時や、ネットワークを再構築する時など
には、ネットワークをいったん破壊(クリア)するブレ
ーク信号が通信ラインへ出力される。
【0010】一方、このデータ伝送システムにおいて、
通信ラインの一部に断線が生じた場合、この断線によっ
て信号入力のない状態が長く続く通信局では、その計時
手段が、最後にデータ信号を受信してから一定時間が経
過した時点でタイムアップ信号を出力する。他方、デー
タ信号が受信できない通信局は、ネットワークへの再参
加を求めて、非断線部分のネットワークを破壊するブレ
ーク信号を通信ラインへ出力しようとするのであるが、
計時手段からのタイムアップ信号に基づいて、ブレーク
信号阻止手段が通信ラインへのブレーク信号の送出を阻
止する。
【0011】請求項2のデータ伝送システムでは、上に
加え、ループ配設された通信ラインによって複数の通信
局が環状接続構成となっており、トークンを保持中の通
信局(発信局)から同一のデータ信号が両側の通信ライ
ンを通して相手局である通信局へ送られるので、データ
信号は異なる経路で二重に送られるかたちとなる。ま
た、相手局は、片側の通信ラインからデータ信号を受信
すると他側の通信ラインからのデータ信号の受信は停止
して、同一信号の重複受信を回避する。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、この発明の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は実施例のトークンパ
ッシング方式のデータ伝送システムの全体構成を示すブ
ロック図、図2は実施例のシステムで使われるデータ信
号の構成を示す模式図、図3は実施例システムにおける
通信局の構成を示すブロック図である。
【0013】図1に示す実施例のデータ伝送システムで
は、1個の主局VとN個の従局V1〜VNの計(N+
1)個の通信局(ノード)が、ループ配設された通信ラ
インL1,L2を介して環状接続されたかたちとなって
いる。システム稼働中、これら主局Vおよび従局V1〜
VNの間に、通信ラインL1,L2を通してデータ信号
をやり取りするネットワークが構築される。
【0014】このデータ伝送システムは、通信ラインL
1ないし通信ラインL2を介して発信権付与用信号とし
てのトークン(話中信号)が、局同士の間を順番に渡さ
れてゆき、各局はトークンを保持している間だけは、デ
ータ信号の受信・中継機能の他に発信局としての機能も
発揮して、必要に応じて相手局へデータ信号を発信する
トークンパッシング方式である他、システム稼働を開始
する時や、ネットワークの再構築の時などに、ネックワ
ーク構築用のブレーク信号が通信Iラインへ送り出され
て、ネックワークがいったん破壊(クリア)された後に
構築が進められる構成となっている。
【0015】トークン保持中の発信機能を持つ局では、
同一のデータ信号を、通信ラインL1,L2の両方に送
り出す。ただ、通信ラインL1,L2では、データ信号
を移送する方向が逆であり、通信ラインL1では、反時
計回りにデータ信号が移送され、また通信ラインL2で
は、時計回りにデータ信号が移送される。したがって、
データ信号は異なる経路で二重に送られるかたちとなる
結果、何らかの支障があって、片側の通信ラインからデ
ータ信号が相手局に伝送されないような場合にも、他側
の通信ラインからはデータ信号が相手局に伝送されるこ
とになるので、通信機能の信頼性が高い。
【0016】各局から発信される典型的なデータ信号の
一例としては、図2に示すものが挙げられる。図2のデ
ータ信号は、データが届けられるべき相手局を示す相手
先アドレス区AD1、データを発信した局を示す発信局
アドレス区AD2、データの具体的な内容を示すデータ
内容区AD3およびチェック機能を果たすチェック(C
RC)データ区AD4などから構成されている。勿論、
通信ラインL1,L2を流れる信号は、データ信号だけ
ではない。トークンやアクノリッジなどの特殊な制御目
的のものも必要に応じて様々な形式でもって通信ライン
L1,L2の上を流れることになる。
【0017】続いて、各局の構成を従局VBに則して具
体的に説明する。図3に示すように、従局VBは、デー
タ分岐制御用の集積回路素子であるHUBデバイス(H
UB回路)1と、データ信号の解析・処理やデータ作成
などのうち必要なものを行う制御部2とを有する。HU
Bデバイス1は、二つの入力ポートR1,R2と二つの
出力ポートT1,T2を通信ラインL1,L2に対して
具備するとともに、入力ポートR3と出力ポートT3を
制御部(制御回路)2に対し具備する。HUBデバイス
1では、入力ポートR1,R2の片方にデータ信号が入
力されると、直ちに他方の入力ポートが閉じられて、デ
ータ信号の重複受信を回避する構成となっている。
【0018】また、入力ポートR1で受信されたデータ
信号は、直ちに出力ポートT3を通して制御部2へ送ら
れるとともに、出力ポートT2から次の通信局へ転送さ
れる。入力ポートR2で受信されたデータ信号も、直ち
に出力ポートT3を通して制御部2へ送られるととも
に、出力ポートT1から次の通信局へ転送される。ま
た、制御部2で作成されたデータは、入力ポートR3を
通してHUBデバイス1へ入力された後、従局VBがト
ークンを保持している間に、出力ポートT1,T2を通
して通信ラインL1,L2へデータ信号として出力され
る。
【0019】さらに、従局VBでは、両通信ラインL
1,L2から一定時間以上の間にデータ信号が受信され
なければタイムアップ信号を出力するタイマ(計時手
段)3,4が接続されているとともに、両通信ラインL
1,L2の受信側とHUBデバイス(HUB回路)1の
出力ポートT1,T2の間には、タイマ3,4からのタ
イムアップ信号を受けて閉じられるゲート5,6がそれ
ぞれ介設されている。したがって、ゲート5,6は通常
は開いており、出力ポートT1,T2は通信ラインL
1,L2と接続されていて、信号を出力することができ
る状態となっている。なお、タイマ3,4で設定される
一定時間としては、例えば、トークンがシステムの各局
を一周する時間が挙げられるが、これに限られるもので
はなく、システムの態様・必要性に応じて適当な時間を
設定することができる。他の局も、制御部2の具体的な
構成など異なる部分があっても、基本的には上記のよう
な構成である。
【0020】続いて、以上の構成を有するデータ伝送シ
ステムにおける通信動作を説明する。図3に示すよう
に、従局VAから通信ラインL1を通して送られて来た
他局発信のデータ信号は、入力ポートR1を通ってHU
Bデバイス1で受信されるとともに、タイマ3へも入力
される。データ信号の受信を受けたタイマ3はリッセト
されて計時が0からやり直しとなる。HUBデバイス1
で受信されたデータ信号は、出力ポートT3から制御部
2へ送られるとともに、出力ポートT2から開放中のゲ
ート6を経て出力側となる通信ラインL1へ送り出され
る他、通信ラインL2から移送されてくる同一信号を重
複受信しないよう入力ポートR2を必要な時間だけ閉じ
る。そして、制御部2は、取り込まれたデータ信号の相
手先アドレス区AD1を読み取り、従局VBのアドレス
と同じであればデータ内容区AD3のデータに従って処
理がなされる。勿論、従局VBのアドレスでなければ無
視される。
【0021】また、従局VCから通信ラインL2を通し
て送られて来た他局発信のデータ信号は、入力ポートR
2を経てHUBデバイス1で受信されるとともに、タイ
マ4でも受信される。受信したデータ信号によりタイマ
4はリッセトされて計時が0からやり直しとなる。HU
Bデバイス1で受信されたデータ信号は、出力ポートT
3から制御部2へ送られるとともに、出力ポートT1か
ら開放中のゲート5を経て出力側となる通信ラインL2
へ送り出される他、通信ラインL1から移送されてくる
同一信号を重複受信しないよう入力ポートR1を必要な
時間だけ閉じる。そして、制御部2は、取り込まれたデ
ータ信号の相手先アドレス区AD1を読み取り、従局V
Bのアドレスと同じであればデータ内容区AD3のデー
タに従って処理がなされる。勿論、従局VBのアドレス
でなければ無視される。
【0022】さらに、入力ポートR1,R2の両方で同
時にデータ信号が受信された場合、タイマ3,4のリセ
ットがそれぞれなされるとともに、制御部2にだけデー
タ信号が取り込まれて、相手先アドレス区AD1の読み
取りや必要な処理がなされる。この場合は、HUBデバ
イス1の出力ポートT1,T2からデータ信号が出力さ
れることはない。
【0023】以上は、通信ラインに断線が生じていない
正常時の通信動作であり、続いて、通信ラインの一部が
断線した異常時の動作について説明する。図4に×印G
1で示されるように、従局VAと従局VBの間の通信ラ
インL1に断線が生じた場合、従局VBのタイマ3およ
び入力ポートR1には全く信号が入力されない。この信
号の入力のない状態で一定時間が経過するとタイマ3か
らタイムアップ信号がゲート5に送られる。タイムアッ
プ信号を受けてゲート5は閉じた状態のままとなる。た
だ、この時点では、通信ラインL2から入力ポートR2
を介してデータ信号が入力されるので、未だブレーク信
号は出力されず、ネットワークは破壊されないことか
ら、従局VBも含めて全ての局が通信ラインL1,L2
のいずれか一方からデータ信号を受け取れる。
【0024】また、図5に×印G2で示されるように、
従局VBと従局VCの間の通信ラインL2に断線が生じ
た場合、従局VBのタイマ4および入力ポートR2には
全く信号が入力されない。この信号の入力のない状態で
一定時間が経過するとタイマ4からタイムアップ信号が
ゲート6に送られる。タイムアップ信号を受けてゲート
6は閉じた状態のままとなる。ただ、この時点では、通
信ラインL1から入力ポートR1を介してデータ信号が
入力されるので、未だブレーク信号は出力されず、ネッ
トワークは破壊されないことから、従局VBも含めて全
ての局が通信ラインL1,L2のいずれか一方からデー
タ信号を受け取れる。
【0025】さらに、図6に×印G1および×印G2で
示されるように、従局VAと従局VBの間の通信ライン
L1と従局VBと従局VCの間の通信ラインL2の両方
に断線が生じた場合、タイマ3,4および入力ポートR
1,R2には全く信号が入力されない。信号の入力のな
い状態で一定時間が経過するとタイマ3,4からゲート
5,6へタイムアップ信号が送られる。タイムアップ信
号を受けてゲート5,6は閉じた状態のままとなる。そ
して、この場合、両入力ポートR1,R2には全く信号
の受信がないため、HUBデバイス1はブレーク信号を
出力ポートT1,T2から出力しようとするが、ゲート
5,6で阻まれるので、通信ラインL1,L2にブレー
ク信号が送出されることはない。したがって、ネットワ
ークは破壊されることなく、従局VB以外の局は通信ラ
インL1,L2のいずれか一方からデータ信号を受け取
れるし、従局VBの異常を、例えば主局Vがネットワー
クを介して検知することも出来る。
【0026】なお、上の説明から分かるように、実施例
ではブレーク信号阻止手段がゲート5,6で構成されて
いるが、タイマ3,4の一方からタイムアップ信号が出
た状態では、ブレーク信号が出ないので、別にブレーク
信号を阻止できる状態となるわけではない。両タイマ
3,4からタイムアップ信号が出て、両方のゲート5,
6が閉じて始めてブレーク信号を阻止できる状態とな
る。
【0027】続いて、この発明の他の実施例を図面を参
照しながら説明する。図7は他の実施例に係るトークン
パッシング方式のデータ伝送システムの全体構成を示す
ブロック図、図8は他の実施例システムにおける通信局
の構成を示すブロック図である。
【0028】他の実施例のシステムでは、図7に示すよ
うに、1個の主局Wとn個の従局WL1〜WLnおよび
n個の従局WR1〜WRnの計(2n+1)個の通信局
(ノード)が、通信ラインLA,LBを介して直鎖状
(直列)に接続されている。すなわち、図7の実施例
は、通信局が、先の実施例のように環状接続ではなくて
直鎖状接続であって、左が従局WLnで行き止まりとな
り、右が従局WRnで行き止まりとなっている点で異な
り、この相違点に関連して構成・動作上の差異がある他
は、先の実施例と同じ構成である。すなわち、他の実施
例のシステムもトークンパッシング方式である上に、図
8に示すように、各通信局が先の実施例と全く同じ構成
であり、かつ、同一形式のデータ信号を使用する構成と
なっているので、以下、重複する部分の説明は省略す
る。
【0029】通信ラインに断線がない正常時の通信動作
に関して言えば、図7に示すように、相手局の通信局
(例えば従局WRA)が発信局の通信局(例えば従局W
L2)より右側に位置する場合は、通信ラインLBを通
してデータ信号が送られ、相手局の通信局(例えば従局
WL2)が発信局の通信局(例えば従局WRA)より左
側に位置する場合は、通信ラインLAを通してデータ信
号が送られる。つまり、他の実施例のシステムの場合、
通信ラインがループ配列でないため、データ信号は発信
局である通信局から通信ラインLA,LBのいずれか一
方だけを通して相手局である通信局へ送られることにな
り、データ信号の送信は一重である。勿論、個々の通信
局におけるデータ信号の受信・転送動作等は先の実施例
の場合と同じである。
【0030】次に、他の実施例の通信システムにおい
て、通信ラインに断線が生じた場合の通信動作を説明す
る。図9(a)に×印g1で示されるように、従局WL
Aと従局WLBの間の通信ラインLAに断線が生じた場
合、従局WRnと従局WLAの間の通信ラインLAによ
る送・受信と全通信ラインLBによる送・受信とは可能
である。また、図9(b)に×印g2で示されるよう
に、従局WLBと従局WLCの間の通信ラインLBに断
線が生じた場合、従局WRnと従局WLBの間の通信ラ
インLBによる送・受信と全通信ラインLAによる送・
受信とは可能である。しかし、図9(c)に×印g1,
g2で示されるように、従局WLAと従局WLBの間の
通信ラインLAと、従局WLBと従局WLCの間の通信
ラインLBの2箇所で断線が生じた場合、従局WLBは
全く信号を受信できず、信号受信のないまま一定時間が
経過すると従局WLBのHUBデバイス1はブレーク信
号を発生し通信ラインに出力しようとするが、先の実施
例の場合と同様、タイマ3,4のタイムアップ信号を受
けたゲート5,6で阻まれるので、ブレーク信号は通信
ラインに送出されない。したがって、ネットワークは破
壊されることなく、従局WRnと従局WLAの間の非断
線部分に位置する通信局は送・受信が可能である。ま
た、そのために、通信ラインの断線を、例えば主局Wが
ネットワークを介して検知することも可能である。
【0031】なお、上記ふたつの実施例において、断線
が一時的なものであって、通信ラインが直ぐに正常に復
帰した場合、信号入力によりタイマがリセットされるに
伴って、ゲートが開かれて、従局VBや従局WLB等の
いったんネットワークから外れた通信局はネットワーク
に自動的に再参加することになる。
【0032】この発明は、上記実施例に限られるもので
はなく、例えば、以下のように変形実施することが可能
である。 (1)上記実施例では、タイマ3,4の一方がタイムア
ップ信号を出せば、ゲート5,6のうち対応する一方が
閉じられる構成であったが、両通信ラインL1,L2が
断線した時に始めてブレーク信号が発生するものである
ので、タイマ3,4の両方からのタイムアップ信号が揃
った時だけにゲート5,6の両方が閉じるようにする構
成が変形例として挙げられる。例えば、両タイムアップ
信号をAND素子を介してゲート5,6へ入力するよう
にすればよい。
【0033】(2)上記実施例では、ゲート5,6によ
り、ブレーク信号の送出を阻止する構成であったが、両
タイムアップ信号が揃った場合には、HUBデバイス1
がブレーク信号を発生しない回路構成として、ブレーク
信号の送出を阻止する構成も変形例として挙げられる。
【0034】
【発明の効果】請求項1のデータ伝送システムによれ
ば、通信ラインの断線により信号入力が途絶えて、ネッ
トワークへの再参加を求めるためのブレーク信号が出力
されるような状況となった場合、計時手段が出力したタ
イムアップ信号に基づきブレーク信号阻止手段がブレー
ク信号の送出を阻止するので、非断線部分のところでは
ネットワークが破壊されずに通信機能が活動を続けるこ
とができる。
【0035】請求項2のデータ伝送システムによれば、
上に加えて、同一の信号が異なる経路で重複受信の弊害
を回避するようにして二重に送られるので、通信機能の
信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のデータ伝送システムの全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】実施例のシステムで使われるデータ信号の構成
例を示す模式図である。
【図3】実施例のシステムにおける通信局の構成を示す
ブロック図である。
【図4】実施例のシステムの通信ラインの断線状況例を
示すブロック図である。
【図5】実施例のシステムの通信ラインの別の断線状況
例を示すブロック図である。
【図6】実施例のシステムの通信ラインの別の断線状況
例を示すブロック図である。
【図7】他の実施例のシステムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】他の実施例のシステムにおける通信局の構成を
示すブロック図である。
【図9】他の実施例のシステムの通信ラインの断線状況
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3,4…計時手段としてのタイマ 5,6…ブレーク信号阻止手段としてのゲート L1,L2,LA,LB…通信ライン V,W…通信局としての主局 V1〜VN,WL1〜WLn,WR1〜WRn…通信局
としての従局 VA〜VC,WLA〜WLC,WRA〜WRC…通信局
としての従局

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信局が通信ラインを介して直列
    に接続されてなり、前記複数の通信局の間にデータ信号
    のやり取りをおこなうためのネットワークが構築される
    とともに、各通信局を発信権付与用信号としてのトーク
    ンが通信ラインを通して順に渡されるよう構成されてお
    り、かつ、ネックワーク構築の際、ブレーク信号が通信
    局から通信ラインへ送出されるよう構成されたデータ伝
    送システムにおいて、前記通信局が、通信ラインから一
    定時間以上の間にデータ信号を受信しない場合にはタイ
    ムアップ信号を出力する計時手段と、前記タイムアップ
    信号に基づきブレーク信号の送出を阻止するブレーク信
    号阻止手段とを備えていることを特徴とするデータ伝送
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、通信ラインがループ配設されていて、複数の通
    信局が環状接続されたかたちとなっており、トークンを
    保持中の通信局から同一のデータ信号が両側の通信ライ
    ンを通して相手局である通信局へ送られるとともに、前
    記相手局が片側の通信ラインからデータ信号を受信する
    と他側の通信ラインからの受信は停止するよう構成され
    ているデータ伝送システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014513880A (ja) * 2011-03-01 2014-06-05 リンデール インコーポレイテッド 電気デバイス制御ためのシステムおよび方法

Cited By (1)

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JP2014513880A (ja) * 2011-03-01 2014-06-05 リンデール インコーポレイテッド 電気デバイス制御ためのシステムおよび方法

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