JPH1094601A - 留置針 - Google Patents

留置針

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Publication number
JPH1094601A
JPH1094601A JP8251304A JP25130496A JPH1094601A JP H1094601 A JPH1094601 A JP H1094601A JP 8251304 A JP8251304 A JP 8251304A JP 25130496 A JP25130496 A JP 25130496A JP H1094601 A JPH1094601 A JP H1094601A
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JP
Japan
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needle
tip
side hole
indwelling
inner needle
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Pending
Application number
JP8251304A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Abe
一博 阿部
Eisuke Makino
英介 牧野
Nobuatsu Kanie
信篤 蟹江
Norio Yasuda
典生 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SHERWOOD KK
Original Assignee
NIPPON SHERWOOD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造することができるとともに、穿刺
作業の繰り返しや失敗等を防いで安全に作業を行うこと
ができ、確実に内針および外套針の留置を確認すること
のできる信頼性の高い留置針を提供する。 【解決手段】 長手方向に貫通する内腔3aを有し、一
端が斜めに切断された針先部3bを備え、針先部3bの
近傍の側壁に側孔4が設けられた金属材料からなる針部
3および針部3の他端に接続されたプラスチックからな
る内針ハブにより構成された内針2と、針部3の外径と
ほぼ等しい内径の内腔9aを有し、針先部3b側を除い
て針部3を覆う外套部9および外套部9の他端に設けら
れた外套針ハブにより構成されたプラスチックからなる
外套針8と、針部3の針先部側内腔3aに側孔4をこの
内腔3aと連通可能に挿入され、針先部3bの刃先面と
同一平面において開口部を閉塞する金属材料または合成
樹脂材料からなる閉塞部材11とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は留置針に係り、さら
に詳しくは、内針と外套針を備え、薬液・輸液を投与も
しくは透析時に用いる静脈留置針、中心静脈カテーテル
等の血管内留置カテーテルやガイドワイヤーを挿入する
ために使用する留置針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の留置針の構成説明図および
その要部の拡大断面図である。図において、21は金属
製内針22および内針22に摺動自在に装着されるプラ
スチック製外套針25によって構成された留置針であ
る。内針22は、長手方向に貫通する内腔23aを有
し、一端が斜めに切断されて針刃先状に形成された針先
部23bを備えた例えばステンレスなどの金属材料から
なる針部23と、針部23の他端に接続されシリンジ
(図示せず)のルアーチップ等が連結されるプラスチッ
クからなる内針ハブ24とによって構成されており、外
套針25は、内針22の針部23の外径とほぼ等しい内
径の内腔26aを有し、一端が先端に向かって縮径され
た外套部26と、外套部26の他端に接続され内針22
の内針ハブ24が連結される外套針ハブ27とによって
構成されている。
【0003】このように構成された留置針21を使用す
る場合、まず、内針22の針先部23bを外套針25の
外套針ハブ27側から外套部26の内腔26a内に挿入
する。そして、外套針ハブ27と内針ハブ24の先端部
側が連結し針先部23bが外套部26を貫通するまで挿
入して、図7(a)に示すように、外套針25を内針2
2に装着する。ついで、内針22の内針ハブ24にシリ
ンジを連結した後、内針22の鋭い針先部23bで患者
の人体組織を穿刺し、内針22を外套針25とともに血
管内に挿入する。この時、内針22の針先部23bの開
口部から内腔23a内に流出する血液(一般にフラッシ
ュバックと言う)により内針22が血管内に入ったこと
を確認する。次に、図8(c)に示すように、留置針2
1をさらに3〜4mm押し進め、外套針25の外套部2
6の先端部26bが血管K内に入ったと予測した後、外
套針25のみをさらに数ミリメートル押し進めてシリン
ジとともに内針22を抜去し、外套針25を血管Kに留
置する。そして、この外套針25を用いて透析などを行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の留
置針21は、血管Kへの穿刺操作において失敗例が多
く、その成功、不成功は医師個人のセンスや勘の良さに
大きく左右されている。つまり、上述の穿刺操作におい
てフラッシュバックを確認したにも関わらず、図8
(a)または(b)に示すように、残した外套針25の
先端部26bが目的の血管K内に留置されていないこと
がしばしば起こっていた。
【0005】これは、図7(b)に示すように、外套針
25の外套部26の先端部26bから突出している内針
22の針先部23bの尖端部23e側の内壁の先端部2
3dと外套部26の先端部26bとの距離m1が約3〜
4mmと離れているためである。つまり、フラッシュバ
ックを確認している瞬間は、内針22の針先部23bの
開口部(内腔23a)が血管K内に位置しているという
状態に他ならず、外套針25の先端部26bが血管K内
に位置していることは確認することができないため、外
套針25の先端部26bを血管K内に至らしめるため
に、その内針22の針先部23bの先端部23dと外套
針25の先端部26bとの距離m1分だけ外套針25を
押し進める必要があり、その押し進める度合いはもっぱ
ら医師個人の経験による予測に頼っており、穿刺作業を
繰り返し行ったり、外套針26の先端部26bを確実に
血管K内に入れるために必要以上の深い穿刺を行うこと
で血管K壁を傷つけてしまっていた。また、図8(d)
に示すように、場合によっては血管Kを刺し貫いて重要
な人体組織や臓器などに損傷を与え、重大な危機を招く
おそれなどもあった。
【0006】そこで、このような問題を解決するために
留置針21の外套針25が血管K内に穿刺されたときに
もフラッシュバックによって確認できるようにすること
が考えられ、そのような留置針が、例えば実公昭58−
22751号公報、特公平6−93917号公報、実開
昭62−72649号公報および特開昭63−2521
67号公報に開示されている。これらは、内針の針部の
外周面長手方向に溝を設け、穿刺作業を行ったときに溝
を伝って血液が逆流されてくるのを透明または半透明の
外套針から目視により確認し、内針および外套針の両者
が血管内に位置されていることを確認するものである。
【0007】しかしながら、一般の留置針に用いられる
金属製内針の製造方法をかえりみると、ステンレス板を
連続的にかつ大量に円筒状に加工し、同時に溶接してパ
イプ状にし、その後スエージングによって所望の外径お
よび内径を有する針管を得る方法で製造され、これによ
り安価な供給を可能としている。したがって、実公昭5
8−22751号公報等に開示された留置針に見られる
ような溝を設けるなどの特殊な断面形状を有する内針を
得るためには、別途特別な加工方法が必要となり、従来
形状(円筒状)の内針と比べ著しく高価なものとなって
しまって、医療現場においてディスポーザブルに汎用的
に使用される医療器具としては現実的ではなく、実用化
されていなかった。
【0008】また、留置針はその目的とするところから
穿刺時の人体組織に対する抵抗が低いこと、つまり、切
れが良い事が要望される。留置針の切れの良さは内針の
先端部形状、外套針の先端部形状および留置針にコーテ
ィングされる潤滑剤等の因子によって決まるが、内針の
先端部形状に注目すれば、内針の肉厚は厚い程切れが良
く、ムク針状が最も切れが良い。しかしながら、ムク針
状に形成してしまうとフラッシュバックが確認できない
という問題があった。
【0009】さらに、従来の留置針21では長手方向に
貫通する内腔23aを有する中空の金属製内針22を使
用していたため、図8(b)に示すように、穿刺時に人
体組織Aを切り込んで血管Kを損傷させてしまうなどの
問題もあった。この問題点においても内針22の先端部
形状をムク針状にすることは理想的であると言えるが、
やはりフラッシュバックが確認できないため、留置針2
1が血管K内に位置していることの確認を行うことがで
きなかった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、安価に製造することができるとと
もに、穿刺作業の繰り返しや失敗等を防いで安全に作業
を行うことができ、確実に内針および外套針の留置を確
認することのできる信頼性の高い留置針を提供すること
を目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る留置針は、
長手方向に貫通する内腔を有し、一端が斜めに切断され
た針先部を備え、針先部の近傍の側壁に側孔が設けられ
た金属材料からなる針部、および針部の他端に接続され
たプラスチックからなる内針ハブにより構成された内針
と、内針の針部の外径とほぼ等しい内径の内腔を有し、
針部の針先部側を除いて針部を覆う外套部、および外套
部の他端に設けられた外套針ハブにより構成されたプラ
スチックからなる外套針と、内針の針部の針先部側内腔
に側孔をこの内腔と連通可能に挿入され、針先部の刃先
面と同一平面において開口部を閉塞する金属材料または
合成樹脂材料からなる閉塞部材とを備えたものである。
【0012】また、本発明に係る留置針は、内針の針部
の側孔を、針先部のアゴ部に対向する側壁でアゴ部から
降ろした垂線と側孔の中心との距離が3mm以内、望ま
しくは1mm以内になるように形成するとともに、閉塞
部材を、針先部の尖端部側の刃先面と対向する基部側が
側孔の先端部側とほぼ一致するかまたは若干側孔の基部
側に位置して針先部のアゴ部側に向かって斜め上方に傾
斜し、側孔との間に血液の流路を形成するように切除さ
れたものである。
【0013】さらに、本発明に係る留置針は、内針の針
部の側孔を、針先部のアゴ部側の側壁でアゴ部と側孔の
先端部側との距離が2mm以下になるように形成すると
ともに、閉塞部材を、この閉塞部材の基部側は側孔の先
端部側とほぼ一致するかまたは若干基部側に位置するよ
うに形成したものである。
【0014】本発明に係る留置針は、外套針の外套部
を、内針に装着されたときに外套部の先端部が針先部の
アゴ部から突出せずかつ側孔の基部側とほぼ一致するか
または側孔の基部側の一部を覆う長さに形成したもので
ある。
【0015】また、本発明に係る留置針は、外套針の外
套部が側孔を覆う長さを、外套部の先端部と側孔の基部
側との距離が2mm以下になるようにしたものである。
【0016】このように、針先部の近傍に側孔が設けら
れた針部の先端部内腔が閉塞部材によって閉塞された内
針に外套針を装着させた留置針では、内針の先端部形状
がムク針状になっているため、人体組織に対する抵抗が
低く、容易かつ安全に穿刺することができる。また、側
孔から内針の内腔に流出した血液によってフラッシュバ
ックが確認された場合は、内針だけでなく外套針も確実
に血管内に位置していることとなり、留置作業がきわめ
て容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の第1の実施形態の要部の上
面図、断面図および下面図、図2は第1の実施形態に係
る内針の要部の断面図およびX−X断面図、図3は本発
明の第1の実施形態の構成説明図である。図において、
1はムク針状の先端部を有する金属製内針2と、内針2
に摺動自在に装着されるプラスチック製外套針8と、内
針2の先端部を閉塞する閉塞部材11とによって構成さ
れた留置針である。
【0018】内針2は、長手方向に貫通する内腔3aを
有し、一端が斜めに切断されて針刃先状に形成された針
先部3bを備え、針先部3bのアゴ部3cに対向する側
壁にほぼ楕円形状の側孔4が設けられた例えばステンレ
スなどの金属材料からなる針部3と、針部3の他端に接
続されシリンジ13のルアーチップ13a等が連結され
るプラスチックからなる内針ハブ5とによって構成され
ており、内針2の針部3の側壁に設けられた側孔4は、
図1(c)に示すように、長径が内針2の長手方向に位
置し、図2(a)に示すように、針先部3bのアゴ部3
cから側孔4側に降ろした垂線Sの側壁との交点6と、
側孔4の長径の中心7との距離m2が3mm以内であ
り、望ましくは1mm以内になるように形成されてい
る。また、側孔4の開口面積の大きさは用途によって異
なり、内針2の内腔3aへ逆流する血液の速度上におい
ては開口面積が広い方が望ましい。しかしながら、大き
すぎては穿刺作業の繰り返しや失敗等を防いで安全に作
業を行えるという本発明の目的の1つを果たし得ないの
で、例えば内針2の針部3の外径r1(図2(a)参
照)がφ1.65mmのサイズのものにおいては、長径
が1〜3mm、短径が0.5〜1mmの範囲内である楕
円形状が望ましい。なお、側孔4の加工方法は、プレス
打ち抜き加工、放電加工、グラインド加工、電解研削加
工、レーザ加工、ドリルによる加工等いずれの加工方法
でもよい。
【0019】外套針8は、内針2の針部3の外径とほぼ
等しい内径の内腔9aを有し、一端が先端に向かって縮
径された外套部9と、外套部9の他端に接続され内針2
の内針ハブ5が連結される外套針ハブ10とによって構
成されており、外套針8の外套部9は、図1に示すよう
に、内針2に装着されたときに外套部9の先端部9bが
針先部3bのアゴ部3cから突出せずかつ側孔4の基部
4b側とほぼ一致するかまたは側孔4の基部4bの一部
を覆う長さに形成されている。また、外套部9が側孔4
を覆う長さは、図1(c)に示すように、外套部9の先
端部9bと側孔4の基部4bとの距離m3が2mm以下
であるのが望ましい。
【0020】閉塞部材11は、例えばステンレス、真鍮
またはアルミニウムなどの金属材料、特に内針2と同じ
材料のステンレス、なかでもSUS304からなり、図
2に示すように、内針2の内腔3aの先端部側(針先部
3b側)に挿入され、先端部11a側は針先部3bの刃
先面3dと同一平面において開口部を閉塞し、針先部3
bの尖端部3e側の刃先面3dと対向する基部11b側
は側孔4の先端部4a側とほぼ一致するかまたは若干側
孔4の基部4b側に位置して針先部3bのアゴ部3c側
に向かって斜め上方に傾斜し、側孔4との間に血液の流
路12を形成するように切除されている。そして、針部
3の針先部3bは閉塞部材11によってムク針状に形成
される。なお、閉塞部材11を構成する材料は、針先部
3bの開口部をただ閉塞させるためであれば、例えばエ
ポキシ樹脂、アイオノマー樹脂またはポリカーボネイト
樹脂などの高分子材料でもよいが、穿刺時の切れを考え
て針先部3bをムク針状に形成するには金属材料が望ま
しい。また、閉塞部材11を内針2の針先部3bに詰め
る際の加工方法は、金属材料からなる場合、圧入法、溶
接法またはこれらを併用した方法などがあり、高分子材
料からなる場合は、熱溶着法または接着法などの加工方
法があって、いずれの加工方法でもよい。
【0021】そして、この実施形態に係る留置針1は、
内針2の針部3を構成するステンレスパイプにプレス打
ち抜き法で側孔4を形成し、上述したように基部11b
側の一部が切除された円柱状の閉塞部材11をステンレ
スパイプの先端方向からパイプの内腔に圧入した後、ス
ポット溶接を施し、針部3が形成されるように切断して
針先部3bを加工機によりムク針状に加工する。この
時、側孔4の位置が適正な位置になるよう調節する。そ
して、針部3の基部側に内針ハブ5を溶接し、成形され
た内針2および外套針8により留置針1を構成する。
【0022】このように構成したこの実施形態において
は、まず、内針2の針先部3bを外套針8の外套針ハブ
10側から外套部9の内腔9a内に挿入し、外套針ハブ
10と内針ハブ5の先端部側が連結し針先部3bが外套
部9を貫通するまで挿入して外套針5を内針2に装着す
る。そして、図3に示すように、装着が完了した留置針
1の内針2の内針ハブ5にシリンジ13を連結し、内針
2の鋭い針先部3bで患者の人体組織を穿刺する。つい
で、図4に示すように、内針2を外套針8とともに血管
K内に挿入し、矢印Yに示すように、血液が側孔4から
流路12を通って内腔3a内に流出するフラッシュバッ
クを確認する。フラッシュバックが確認された場合は、
内針2が血管K内に入ったことになる。また、側孔4が
完全に血管K内に位置していないと血液は内腔3aに流
出しないため、フラッシュバックが確認された場合は、
側孔4の基部4b側とほぼ一致するかまたは側孔4の基
部4b側の一部を覆う長さに形成された外套針8の外套
部9の先端部9bも確実に血管K内に入ったことにな
る。フラッシュバック確認後、シリンジ13とともに内
針2を抜去して外套針8を血管Kに留置し、この外套針
8を用いて透析などを行う。
【0023】このように、内針2の針先部3bのアゴ部
3cに対向する側壁に設けられた側孔4の一部を外套針
8の外套部9の先端部9bで覆い、側孔4との間に流路
12を形成する閉塞部材11によって内針2の針先部3
bの内腔3a開口部を閉塞するように留置針1が形成さ
れているので、留置針1を血管Kに穿刺してフラッシュ
バックが確認された場合は、内針2だけでなく外套針8
の先端部9bも血管K内に位置していることとなり、従
来の留置針を用いた場合のように医師個人の経験と勘を
頼りにさらに数ミリメートルも外套針を押し進める必要
もない。これにより、留置針1特に外套針8を血管K内
の適正な位置に留置することが容易となり、穿刺作業を
繰り返し行ったり、外套針8の先端部9bを血管K内に
入れるため必要以上の深い穿刺を行って血管壁または重
要な臓器などに損傷を与え、重大な危機を招くおそれも
ない。
【0024】また、内針2の針先部3bは閉塞部材11
によってムク針状に形成されているので、穿刺時の人体
組織に対する抵抗が低く、切れの良い留置針を得ること
ができる。これにより、穿刺時に必要以上の力を必要と
せず、切れの悪い針でしばしば起こる勢い余って血管K
の前壁および後壁を貫通させてしまうような不具合を起
こしたり、人体組織を切り込んで血管Kを損傷させてし
まうことなどもなくなって、留置針1を血管K内の適正
な位置に容易に留置させることができる。
【0025】さらに、図1(c)に示すように、内針2
の針先部3bの尖端部3eと外套針8の先端部9bとの
距離m4が短く形成されているので、比較的細い血管K
に対しても適正な位置に容易に留置させることができ、
使用範囲の広い留置針1を得ることができる。
【0026】実施形態2.図5は本発明の第2の実施形
態に係る内針の要部の上面図、断面図および下面図であ
る。この実施形態は、第1の実施形態の内針2におい
て、針先部3bのアゴ部3cに対向する側壁に設けられ
た側孔4に代えて、針先部3bのアゴ部3c側の側壁に
側孔14を設けるとともに、第1の実施形態の基部11
b側が切除された閉塞部材11に代えて、内針2の内腔
3aの側孔14の先端部14a側から針先部3bにかけ
て閉塞する形状に形成された閉塞部材15を備えたもの
である。なお、外套針8の外套部9は、内針2に装着さ
れたときに外套部9の先端部9bが側孔14の基部14
b側とほぼ一致するかまたは側孔14の基部14b側の
一部を覆う長さ形成されている。
【0027】内針2の側孔14は、図5(a)に示すよ
うに、長径が内針2の長手方向に位置し、図5(b)に
示すように、針先部3bのアゴ部3cと側孔14の先端
部14aとの距離m5が2mm以下になるように形成さ
れており、加工上可能な限りアゴ部3cに近いことが望
ましい。
【0028】閉塞部材15は、第1の実施形態の閉塞部
材11と同様に内針2と同じ金属材料からなり、図5
(b)に示すように、内針2の内腔3aの先端部側(針
先部3b側)に挿入され、先端部15a側は針先部3b
の刃先面3dと同一平面において開口部を閉塞し、基部
15a側は側孔14の先端部14a側とほぼ一致するか
または若干基部14b側に位置するように形成されてい
る。
【0029】そして、この実施形態に係る留置針1は、
実施形態1の場合と同様に内針2の針部3を構成するス
テンレスパイプにプレス打ち抜き法で側孔14を形成
し、円柱状の閉塞部材15をステンレスパイプの先端方
向からパイプの内腔に圧入した後、スポット溶接を施
し、針部3が形成されるように切断して針先部3bを加
工機によりムク針状に加工する。この時、針先部3bの
アゴ部3cと側孔14の先端部14aとの距離m5が例
えば1mmになるよう調節する。そして、針部3の基部
側に内針ハブ5を溶接し、成形された内針2および外套
針8により留置針1を構成する。
【0030】このように構成したことにより、第1の実
施形態とほぼ同じ作用および効果が得られ、留置針1を
血管Kに穿刺してフラッシュバックが確認された場合
は、図6に示すように、内針2だけでなく外套針8の先
端部9bも血管K内に確実に位置していることとなり、
従来の留置針を用いた場合のように医師個人の経験と勘
を頼りにさらに数ミリメートルも外套針を押し進める必
要もない。これにより、留置針1特に外套針8を血管K
内の適正な位置に留置することが極めて容易となり、穿
刺作業を繰り返し行ったり、深い穿刺によって血管壁等
に損傷を与えて重大な危機を招くおそれもない。なお、
血管確保がより容易であるので、太い血管Kに使用され
る場合が多い。
【0031】また、閉塞部材15は簡単な構造であるた
め成形が容易であり、内針2の加工作業等も容易である
ので、留置針1を安価に製造することができる。そし
て、この閉塞部材15によって内針2の針先部3bをム
ク針状に形成することができ、穿刺時の抵抗が低く、切
れの良い留置針1を得ることができる。
【0032】なお、上述の実施形態では閉塞部材15を
金属材料で構成した場合を示したが、例えばポリカーボ
ネイト樹脂などの高分子材料で構成してもよい。この場
合の留置針1は、内針2の針部3を構成するステンレス
パイプにグラインダーで側孔14を形成し、ステンレス
パイプの内径(針部3の内腔径)より若干細い外径を有
する円柱状の閉塞部材15をステンレスパイプの先端方
向からパイプの内腔に差し込んだ後、例えばエポキシ接
着剤などで固定し、針部3が形成されるように切断して
針先部3bを加工機によりムク針状に加工する。この
時、針先部3bのアゴ部3cと側孔14の先端部14a
との距離m5が1mmになるよう調節する。そして、針
部3の基部側に内針ハブ5を溶接し、成形された内針2
および外套針8により構成される。
【0033】また、上述の実施形態では外套部9および
外套部9の他端に接続された外套針ハブ10によって構
成された外套針8を用いた場合を例示して説明したが、
例えば外套部と外套針ハブが一体に形成されたプラスチ
ックからなるカニューラを用いてもよい。この場合も同
様の効果を奏する。
【0034】さらに、上述の実施形態ではほぼ楕円形状
の側孔4,14をその長径が内針2の長手方向に位置す
るように針部3の側壁に形成した場合を示したが、側孔
4,14の形状はこれに限定するものではなく、例えば
四角形状などの多角形状または円形状に形成してもよ
く、また、ほぼ楕円形状に形成した場合でもその短径が
内針2の長手方向に位置するようにしてもよい。これら
の場合も同様の効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係る留置針は、長
手方向に貫通する内腔を有し、一端が斜めに切断された
針先部を備え、針先部の近傍の側壁に側孔が設けられた
金属材料からなる針部、および針部の他端に接続された
プラスチックからなる内針ハブにより構成された内針
と、内針の針部の外径とほぼ等しい内径の内腔を有し、
針部の針先部側を除いて針部を覆う外套部、および外套
部の他端に設けられた外套針ハブにより構成されたプラ
スチックからなる外套針と、内針の針部の針先部側内腔
に側孔をこの内腔と連通可能に挿入され、針先部の刃先
面と同一平面において開口部を閉塞する金属材料または
合成樹脂材料からなる閉塞部材とを備えたので、留置針
の内針の先端部形状を閉塞部材によりムク針状に形成す
ることができ、穿刺時において人体組織に対する抵抗が
低く切れの良い留置針を得ることができる。これによ
り、操作性の向上が図れ、信頼性の高い留置針を得るこ
とができる。
【0036】また、本発明に係る留置針は、内針の針部
の側孔を、針先部のアゴ部に対向する側壁でアゴ部から
降ろした垂線と側孔の中心との距離が3mm以内、望ま
しくは1mm以内になるように形成するとともに、閉塞
部材を、針先部の尖端部側の刃先面と対向する基部側が
側孔の先端部側とほぼ一致するかまたは若干側孔の基部
側に位置して針先部のアゴ部側に向かって斜め上方に傾
斜し、側孔との間に血液の流路を形成するように切除さ
れたので、留置針を血管に穿刺してフラッシュバックが
確認された場合は、内針だけでなく外套針も血管内に位
置していることとなり、従来の留置針を用いた場合のよ
うに医師個人の経験と勘を頼りにさらに数ミリメートル
も外套針を押し進める必要もない。これにより、留置針
特に外套針を血管内の適正な位置に留置することが容易
となり、穿刺作業を繰り返し行ったり、必要以上の深い
穿刺を行って血管壁または重要な臓器などに損傷を与
え、重大な危機を招くおそれもないため、安全に作業を
行うことができる信頼性の高い留置針を得ることができ
る。また、比較的細い血管に対しても適正な位置に容易
に留置させることができ、使用範囲の広い留置針を得る
ことができる。
【0037】さらに、本発明に係る留置針は、内針の針
部の側孔を、針先部のアゴ部側の側壁でアゴ部と側孔の
先端部側との距離が2mm以下になるように形成すると
ともに、閉塞部材を、この閉塞部材の基部側は側孔の先
端部側とほぼ一致するかまたは若干基部側に位置するよ
うに形成したので、留置針特に外套針を血管内の適正な
位置に留置することが極めて容易となり、安全に作業が
できる留置針を得ることができる。また、閉塞部材は簡
単な構造であるため成形が容易であり、内針の加工作業
等も容易であるので、安価に製造することができる留置
針を得ることができる。
【0038】本発明に係る留置針は、外套針の外套部
を、内針に装着されたときに外套部の先端部が針先部の
アゴ部から突出せずかつ側孔の基部側とほぼ一致するか
または側孔の基部側の一部を覆う長さに形成し、外套針
の外套部が側孔を覆う長さを、外套部の先端部と側孔の
基部側との距離が2mm以下になるようにしたので、フ
ラッシュバックが確認された場合は外套針が確実に血管
内に位置していることとなり、穿刺作業の繰り返しや失
敗等を防いで安全に作業を行うことができる。
【0039】以上のように本発明によれば、安価に製造
することができるとともに、患者に対し安全で容易に留
置することができる操作性および信頼性の高い留置針が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の要部の上面図、断面
図および下面図である。
【図2】第1の実施形態に係る内針の要部の断面図およ
びX−X断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の構成説明図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の作用説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る内針の要部の上
面図、断面図および下面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の作用説明図である。
【図7】従来の留置針の構成説明図およびその要部の拡
大断面図である。
【図8】従来の留置針の作用説明図である。
【符号の説明】
1 留置針 2 内針 3 針部 3a 内腔 3b 針先部 3c アゴ部 4,14 側孔 5 内針ハブ 8 外套針 9 外套部 9a 内腔 9b 先端部 10 外套針ハブ 11,15 閉塞部材 12 流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟹江 信篤 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビルディング5階 日 本シャーウッド株式会社内 (72)発明者 安田 典生 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビルディング5階 日 本シャーウッド株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に貫通する内腔を有し、一端が
    斜めに切断された針先部を備え、該針先部の近傍の側壁
    に側孔が設けられた金属材料からなる針部、および該針
    部の他端に接続されたプラスチックからなる内針ハブに
    より構成された内針と、 該内針の針部の外径とほぼ等しい内径の内腔を有し、前
    記針部の針先部側を除いて針部を覆う外套部、および該
    外套部の他端に設けられた外套針ハブにより構成された
    プラスチックからなる外套針と、 前記内針の針部の針先部側内腔に前記側孔を該内腔と連
    通可能に挿入され、前記針先部の刃先面と同一平面にお
    いて開口部を閉塞する金属材料または合成樹脂材料から
    なる閉塞部材とを備えたことを特徴とする留置針。
  2. 【請求項2】 内針の針部の側孔を、前記針先部のアゴ
    部に対向する側壁で前記アゴ部から降ろした垂線と前記
    側孔の中心との距離が3mm以内、望ましくは1mm以
    内になるように形成するとともに、前記閉塞部材を、前
    記針先部の尖端部側の刃先面と対向する基部側が前記側
    孔の先端部側とほぼ一致するかまたは若干前記側孔の基
    部側に位置して前記針先部のアゴ部側に向かって斜め上
    方に傾斜し、前記側孔との間に血液の流路を形成するよ
    うに切除されたことを特徴と請求項1記載の留置針。
  3. 【請求項3】 内針の針部の側孔を、前記針先部のアゴ
    部側の側壁で前記アゴ部と前記側孔の先端部側との距離
    が2mm以下になるように形成するとともに、前記閉塞
    部材を、該閉塞部材の基部側は前記側孔の先端部側とほ
    ぼ一致するかまたは若干基部側に位置するように形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の留置針。
  4. 【請求項4】 外套針の外套部を、前記内針に装着され
    たときに前記外套部の先端部が前記針先部のアゴ部から
    突出せずかつ前記側孔の基部側とほぼ一致するかまたは
    側孔の基部側の一部を覆う長さに形成したことを特徴と
    する請求項1,2または3記載の留置針。
  5. 【請求項5】 外套針の外套部が前記側孔を覆う長さ
    を、前記外套部の先端部と前記側孔の基部側との距離が
    2mm以下になるようにしたことを特徴とする請求項4
    記載の留置針。
JP8251304A 1996-09-24 1996-09-24 留置針 Pending JPH1094601A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536446A (ja) * 2007-08-22 2010-12-02 フレゼニウス メディカル ケア ドイチラント ゲー・エム・ベー・ハー 患者へのアクセスをモニタリングするためのデバイスおよび方法
JP2011250999A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd 穿刺針及び血管表面切痕形成器具
US9955956B2 (en) 2014-08-20 2018-05-01 Olympus Corporation Needle tube
JP2021049094A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 テルモ株式会社 カテーテル組立体
KR20240128331A (ko) * 2023-02-17 2024-08-26 주식회사 울트라브이 성형용 복합 바늘

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