JPH1094876A - プラズマトーチのノズル構造 - Google Patents

プラズマトーチのノズル構造

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JPH1094876A
JPH1094876A JP8251061A JP25106196A JPH1094876A JP H1094876 A JPH1094876 A JP H1094876A JP 8251061 A JP8251061 A JP 8251061A JP 25106196 A JP25106196 A JP 25106196A JP H1094876 A JPH1094876 A JP H1094876A
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plasma arc
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JP8251061A
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Akira Kojo
昭 古城
Daiji Sakai
大司 坂井
Hirotaka Obara
裕隆 小原
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Koike Sanso Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加工材に向けてプラズマアークを噴射して母
材を溶融,燃焼させると共に溶融物を排除して切断する
に際し、被加工材に形成される切溝の幅を可及的に狭く
する。 【解決手段】内側ノズル3及び外側ノズル4を嵌合させ
て一体化させることで、各ノズル3,4に形成された孔
3a,4aを所定距離離隔させる。各ノズル3,4の間
に空隙部6が形成され、断熱層としての機能を発揮す
る。外側ノズル4とキャップ7の間に冷却通路8を形成
し、冷却流体を流通させることで、外側ノズル4を冷却
する。各ノズル3,4をプラズマトーチの台座5に取り
付けて孔3a,4aの中心を電極1の軸心1aと一致さ
せる。プラズマアークを噴射したとき、該アークは各孔
3a,4aによって膨張が拘束され、細く絞られた状態
を維持して被加工材を切断する。従って、形成された切
溝の幅を狭くすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工材に噴射す
るプラズマアークの絞り状態を長く拘束することで切幅
を可及的に狭くすることが出来るプラズマトーチのノズ
ル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマ切断は、切断すべき被加工材
(母材)に向けてプラズマアークを噴射し、該プラズマ
アークの熱によって母材を燃焼及び、又は溶融させ、同
時にプラズマアークの噴射エネルギーによって燃焼生成
物,溶融物を母材から排除することで切溝を形成して行
われる。
【0003】ノズル孔から被加工材に向けて噴射したプ
ラズマアークは、ノズル孔から大気に噴射されると同時
に自由膨張して径が増大する。このため、被加工材には
切断した製品の形状に沿って必然的にプラズマアークの
径に応じた幅を持った切溝が形成される。
【0004】目的の製品を切断した後の残材はスクラッ
プとして処分されるが、比較的面積が大きい場合、配管
用のフランジ等の小物を切断する材料として利用するの
が一般である。即ち、切溝の幅が狭い程有効面積が大き
くなり、応用範囲が広がることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラズマ切断に於い
て、ノズルの径が小さければ切溝の幅の絶対値を小さく
することが出来る。しかし、この場合には、大電流を流
すとノズルが短時間で破壊に至り、厚板切断に適用する
ことが出来ないという実用上の問題がある。
【0006】またノズルの径を大電流を流したときに必
要とされる値まで大きくし且つ軸方向の長さを大きくす
ることによって、ノズルの径と切溝の幅の比率を小さく
することが出来る。しかし、この場合には、ノズルのス
ロート部分が長時間プラズマアークに曝されることとな
り、ノズルからの放熱量よりもノズルに対する入熱量の
方が多くなって短時間で破壊に至るという実用上の問題
が生じる。
【0007】本発明の目的は、可及的に切溝の幅を狭く
し得るプラズマトーチのノズル構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るプラズマトーチのノズル構造は、プラズ
マアークを通過させるプラズマトーチのノズル構造であ
って、中心を電極の軸心と一致させた孔を有し且つ該孔
を軸心に沿って離隔させて配置した複数のノズルと、前
記各ノズル間に設けられた断熱層とを有して構成される
ものである。
【0009】上記ノズル構造では、中心が電極の軸心と
一致した孔を有する複数のノズルが該軸心に沿って離隔
して配置されるため、これらのノズルによってプラズマ
アークを拘束することが可能となり、軸心に沿った見掛
け上のノズルの軸方向の長さ(以下「スロート長」とい
う)を長くすることが出来る。特に、各ノズルの孔のス
ロートをプラズマアークによって破壊される虞のない長
さとすることで、ノズルの孔径に対し充分に長いスロー
トを形成して切溝の幅を相対的に狭くすることが出来
る。
【0010】そして複数のノズルの離隔距離を適宜設定
することでプラズマアークを拘束し得る長さを適宜設定
することが可能となり、切溝の幅とノズルの孔径との比
率を小さくして相対的に切溝の幅を狭くすることが出来
る。特に、各ノズルを離隔させて配置することで夫々の
ノズルの暴露面積を大きくし、これにより放熱面積を広
くすることが可能となり、ノズルの寿命を延長すること
が出来る。
【0011】上記ノズル構造に於いて、断熱層が空気層
であることが好ましい。このように、各ノズルの間に空
気層からなる断熱層を設けることで、ノズルの寿命を延
長させることが出来る。
【0012】特に、ノズルを冷却することによってプラ
ズマアークを強く絞ることが可能となり、切溝の幅をよ
り狭くすることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、上記プラズマトーチのノズ
ル構造の好ましい実施形態について図を用いて説明す
る。図1は第1実施例に係るノズル構造の構成を模式的
に説明する図、図2は第2実施例に係るノズル構造の構
成を模式的に説明する図である。
【0014】本発明に係るノズル構造は、予め設定され
た厚さを有する被加工材を切断するのに必要な電流を通
電したときに発生するプラズマアークを通過させるのに
必要なノズル径を維持して見掛け上のスロート長(ノズ
ル部分の長さ)を長くし、これによりプラズマアークを
拘束して切溝の幅(切幅)を狭くし得るようにしたもの
である。即ち、切幅とノズル径との比率が従来のものよ
りも小さい値になるようにするものである。
【0015】先ず、第1実施例のノズル構造について図
1により説明する。図に於いて、プラズマトーチの中心
に電極1が配置されており、この電極1の周囲にプラズ
マガスが流通する通路2が形成されている。
【0016】電極1の軸心1aと一致した中心を有し、
且つ電極1から夫々予め設定された距離離隔した位置に
孔3aを有する内側ノズル3と、孔4aを有する外側ノ
ズル4が配置されている。各孔3a,4aは各ノズル
3,4の軸心と一致して形成されており、これらのノズ
ル3,4を嵌合して一体化することで孔3a,4aは同
一軸心に沿って且つ予め設定された距離を保持して配置
される。
【0017】そして一体化させた各ノズル3,4を電極
1に対向させて配置すると共にプラズマトーチの台座5
に装着することで、孔3a,4aは中心が電極1の軸心
1aと一致し、且つ電極1からの距離が予め設定された
値となる。
【0018】内側ノズル3及び外側ノズル4に形成され
た各孔3a,4aの径は互いに等しくとも良く、また何
れか一方の孔径が他方の孔径より大きくとも良い。何れ
の場合であっても、小さい方の孔径は通電する電流値に
対応した値に設定されている。また各孔3a,4aのス
ロート長は、夫々内側ノズル3,外側ノズル4が独立し
たノズルとして台座5に装着された場合であっても夫々
所定の機能を発揮し得る値に設定されている。即ち、内
側ノズル3及び外側ノズル4は、夫々独立して従来のノ
ズルと同様に使用し得るように構成されている。
【0019】内側ノズル3及び外側ノズル4に形成され
た孔3a,4aの離隔距離Lは特に限定するものではな
い。しかし、孔3a,4aの離隔距離Lは電極1と被加
工材との距離に関連するため、前記距離Lが大きくなる
とプラズマアークを形成する電圧を高く保持する必要が
生じる。従って、孔3a,4aの離隔距離Lは自ずと限
界が生じる。本実施例では、孔3a,4aの離隔距離L
を0.2 mm〜10mmの範囲、又は下限を0.2 mmとし上限を孔
3a,4aの大きい径の3倍の値とする範囲内で適宜設
定している。
【0020】内側ノズル3,外側ノズル4に形成された
孔3a,4aの間に存在する離隔距離Lによって各ノズ
ル3,4の間に空隙部6が形成されている。この空隙部
6は閉鎖空間として構成され、外部から空気或いは他の
流体が流入することはない。従って、前記空隙部6は空
気層からなる断熱層としての機能を有しており、内側ノ
ズル3及び外側ノズル4の熱の伝達は空気層6によって
遮断される。
【0021】台座5に装着された外側ノズル4の外周部
位にキャップ7が取り付けられている。このキャップ7
と外側ノズル4の間には冷却通路8が形成され、該通路
8に冷却水を流通させることで外側ノズル4を冷却して
いる。本実施例では外側ノズル4を強制冷却し得るよう
に構成しているが、外側ノズル4と同時に内側ノズル3
をも冷却し得るように構成することが好ましい。
【0022】上記プラズマトーチのノズル構造では、図
示しない被加工材と電極1の間に形成されるプラズマア
ークは軸心1aに沿って噴射し、内側ノズル3の孔3a
及び外側ノズル4の孔4aを順に通過する。即ち、見掛
け上ノズルのスロート長は孔3aの入口から孔4aの出
口までとなる。このため、プラズマアークは、噴射過程
で各孔3a,4aによって膨張が拘束され、孔4aを通
過して大気に放出されるまで絞られた状態を維持する。
【0023】従って、プラズマアークを細く絞った状態
で被加工材を溶融,燃焼させると共に溶融物,燃焼生成
物を母材から排除して連続的な切溝を形成することで切
断を行うことが可能である。前記の如くして形成された
切溝に於ける切幅と孔3a,4aの径との比率は従来の
ノズルを用いた場合と比較して小さくなり、相対的に切
幅を狭くすることが可能である。
【0024】次に、図2により第2実施例に係るノズル
構造について説明する。尚、図に於いて前述の第1実施
例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0025】本実施例では、内側ノズル3と外側の4の
間に断熱材9を介在させて断熱層とし、これにより、各
ノズル3,4の間に生じる熱の伝達を防止している。前
記断熱材9としては、ポリイミド,ポリエーテル・エー
テルケトン等の高耐熱樹脂を選択的に用いることが可能
である。
【0026】上記ノズル構造であっても、前述した第1
実施例の場合と同様に細く絞ったプラズマアークによっ
て被加工材を切断することが可能であり、切幅を狭くす
ることが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
プラズマトーチのノズル構造では、見掛け上のスロート
長を長くしてプラズマアークの膨張を長区間で拘束する
ことが出来る。このため、被加工材に到達したプラズマ
アークは細く絞られた状態を維持し、形成された切溝の
幅を小さくすることが出来る。
【0028】従って、従来のノズルと孔径が同一である
場合、被加工材を切断したときの切幅を狭くすることが
出来、残材の有効利用をはかることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るノズル構造の構成を模式的に
説明する図である。
【図2】第2実施例に係るノズル構造の構成を模式的に
説明する図である。
【符号の説明】
1 電極 1a 軸心 2 通路 3 内側ノズル 3a,4a 孔 4 外側ノズル 5 台座 6 空隙部 7 キャップ 8 冷却通路 9 断熱材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマアークを通過させるプラズマト
    ーチのノズル構造であって、中心を電極の軸心と一致さ
    せた孔を有し且つ該孔を軸心に沿って離隔させて配置し
    た複数のノズルと、前記各ノズル間に設けられた断熱層
    とを有することを特徴とするプラズマトーチのノズル構
    造。
  2. 【請求項2】 前記断熱層が空気層であることを特徴と
    する請求項1に記載したプラズマトーチのノズル構造。
  3. 【請求項3】 前記ノズルが冷却されることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載したプラズマトーチのノズル構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320561B1 (ko) * 1998-12-25 2002-01-16 카메이 미치오 플라즈마토치용 노즐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100320561B1 (ko) * 1998-12-25 2002-01-16 카메이 미치오 플라즈마토치용 노즐

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