JPH1095491A - タンクローリの混液防止装置 - Google Patents

タンクローリの混液防止装置

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JPH1095491A
JPH1095491A JP8271881A JP27188196A JPH1095491A JP H1095491 A JPH1095491 A JP H1095491A JP 8271881 A JP8271881 A JP 8271881A JP 27188196 A JP27188196 A JP 27188196A JP H1095491 A JPH1095491 A JP H1095491A
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JP
Japan
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stopper
tank
unloading
liquid type
handle
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JP8271881A
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English (en)
Inventor
Tokio Sugano
時男 菅野
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、混油事故,混液事故が確実に防止さ
れると共に、第2に、しかもこれが簡単容易に実現さ
れ、更に第3に、いたずらにより吐出弁を開とすること
も防止され、第4に、吐出弁を開とした後の誤作動にも
容易に対応可能な、タンクローリの混液防止装置を提案
する。 【解決手段】 この混液防止装置30では、積込みに際
し、積載液種指定手段による指定が行われ、荷卸しに際
し、吐出口へのホースの接続に伴う荷卸しタンク室指定
手段による指定と、荷卸し液種指定手段による指定が行
われる。そして、指定されたタンク室の積載液種情報と
荷卸し液種情報が一致した場合のみ、そのタンク室の制
御弁が開とされシリンダ37が駆動されて、ストッパ3
5が、ハンドル7側の傾斜61付のストッパ受け34の
ロック解除位置を取り、ハンドル7の開位置への回動操
作が可能、そして吐出弁Vが開可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクローリの混
液防止装置に関する。すなわち、タンクローリにおい
て、実際に荷卸しされるべき液種とは異なる液種が荷卸
しされてしまうことを防止する、混液防止装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】タンクローリでは、一般にタンク内が複
数のタンク室に区画されると共に、各タンク室毎に異な
った液種、例えばレギュラーガソリン,ハイオクガソリ
ン,灯油,軽油等が、油槽所の貯蔵タンクから積込まれ
て積載,運搬されることが多い。そして、タンクローリ
からの荷卸しは、荷卸しされる液種が積載されたタンク
室と、ガソリンスタンド等の地上設備側のその液種の荷
受けタンクとを、そのタンク室の底弁,吐出配管,吐出
弁,吐出口等を介し、ホースにて接続すると共に、吐出
弁を閉から開に切換えることにより実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
タンクローリによる荷卸しに際しては、ガソリンスタン
ド等の荷受けタンクに実際に荷卸しされるべき液種と、
底弁や吐出弁が開とされて荷卸しされるタンク室に積載
されている液種とは、当然のことながら必ず一致してい
なくてはならないが、この判断は目視や記憶に頼ってい
た。つまり、どのタンク室にどのような液種が積載され
ているか、どのような液種を荷卸しすべきか、どの吐出
弁をハンドルにて閉から開に切換えるべきか、等々の判
断は目視や記憶に頼ることが多かった。そこで、目視ミ
ス,記憶違い,誤認,作業ミス,操作ミス等により、荷
卸しされるべき液種とは異なる液種を、荷卸ししてしま
う危険があった。そして、もしも荷卸しされるべき液種
とは合致しない異なる液種が、間違って荷卸しされるよ
うなことがあると、ガソリンスタンド等の荷受けタンク
内に異なった液種が混入されてしまい、混油事故,混液
事故が発生し、非常に危険であると共に、事後の復旧処
理にも大きな手間がかかることになる。
【0004】ところで、いわゆる集中配管方式のタンク
ローリに比し、いわゆる独立配管方式のタンクローリ
は、特に、このような混油事故,混液事故発生の危険が
高かった。すなわち、独立配管方式のタンクローリで
は、タンク内が複数のタンク室に区画されると共に、各
タンク室毎にそれぞれ専用の、底弁,吐出配管,吐出
弁,吐出口等が順に設けられると共に、吐出弁開閉用の
ハンドルが配されている。そして、あるタンク室用のハ
ンドルを閉位置から開位置に回動操作することにより、
そのタンク室から、開の底弁,吐出配管,ハンドルにて
開に切換えられた吐出弁,吐出口等を介した後、その吐
出口に接続されたホースを経由して、荷卸しが行われ
る。そして、荷卸し操作の利便性の為、この独立配管方
式のタンクローリでは、各タンク室用の吐出弁,吐出
口,吐出弁開閉用のハンドル等は、タンクの側面下の中
央付近に集合せしめられ、集中的に配設されている。
【0005】そこで、このような独立配管方式のタンク
ローリにあっては、荷卸しされるべき液種を積載した荷
卸し予定のタンク室の吐出口ではなく、荷卸しされるべ
き液種とは異なる液種が積載された隣接する他のタンク
室の吐出口に対し、誤ってホースをつなぎ込んでしまう
接続ミスや、荷卸し予定のタンク室の吐出弁開閉用のハ
ンドルではなく、隣接する他のタンク室の吐出弁開閉用
のハンドルを誤って引いてしまう回動操作ミス、等が重
なることにより、混油事故,混液事故発生の危険が高か
った。つまり上述により、ガソリンスタンド等の荷受け
タンク内に、荷卸しされるべき液種とは合致しない異な
る液種が荷卸しされ、もって、荷受けタンク内に異なっ
た液種が混入されてしまう混油事故,混液事故が発生し
やすく、危険であるという問題が指摘されていた。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例における課題を解決すべくなされたものであって、
吐出弁開閉用のハンドルに取付けられたストッパ受け
と、そのロック位置とロック解除位置に変位可能なスト
ッパと、ストッパをロック位置に付勢するスプリング
と、ストッパをロック解除位置へ変位せしめるシリンダ
と、シリンダの制御弁とを備えたロック装置を採用する
と共に、このようなロック装置を、積載液種指定手段,
荷卸しタンク室指定手段,荷卸し液種指定手段,制御手
段等を備えた制御装置と、組み合わせて用いてなる。更
に請求項2では、ストッパ受けが係合穴部を備えてな
り、請求項3では、荷卸しタンク室指定手段が各吐出口
毎に付設されてホースの接続を検知し、請求項4では、
ストッパ受けの係合穴部の外側に所定の傾斜を形成して
なる。
【0007】これらにより本発明は、第1に、混油事
故,混液事故が確実に防止されると共に、第2に、これ
が簡単容易に実現される、タンクローリの混液防止装置
を提案することを目的とする。更に、請求項3では第3
に、ホース接続時以外の吐出弁開を回避でき、請求項4
では第4に、吐出弁開後の誤作動にも容易に対応可能
な、タンクローリの混液防止装置も提案することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のタンクローリの混液防止装置は、タンク内が複数のタ
ンク室に区画され、各該タンク室毎にそれぞれ、底弁,
吐出配管,吐出弁,吐出口等が順に設けられると共に該
吐出弁開閉用のハンドルが配され、該ハンドルを閉位置
から開位置に回動操作することにより、該タンク室から
該底弁,吐出配管,吐出弁,吐出口等を介した後、該吐
出口に接続されたホースを経由して荷卸しが行われる、
タンクローリにおいて用いられる。
【0009】そしてこの混液防止装置は、実際に荷卸し
されるべき液種とは異なる液種が荷卸しされてしまうこ
とを防止し、ロック装置と制御装置とを有してなる。ま
ず該ロック位置は、該タンク室の吐出弁開閉用のハンド
ル取付け固定されたストッパ受けと、該ハンドルの閉位
置において該ストッパ受けのロック位置とロック解除位
置とに変位可能なストッパと、該ストッパを常時ロック
位置へと付勢するスプリングと、駆動により該ストッパ
を該スプリングの付勢力に抗しロック位置からロック解
除位置へと変位せしめるシリンダと、該シリンダと駆動
源間に介装され開閉により該シリンダを駆動,駆動解除
する制御弁と、を備えてなる。
【0010】又、該制御装置は、各該タンク室毎に積載
されるレギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,
軽油等の液種を指定すべく手動操作される積載液種指定
手段と、実際に荷卸しが行われる予定の該タンク室を指
定する荷卸しタンク室指定手段と、実際に荷卸しされる
べき液種を指定する荷卸し液種指定手段と、制御手段
と、を備えてなる。そして該制御手段は、該荷卸しタン
ク室指定手段にて指定された該タンク室についての該積
載液種指定手段による積載液種情報と、該荷卸し液種指
定手段による荷卸し液種情報とを比較し、両情報が一致
した場合のみ、該タンク室のロック装置の制御弁を開と
し、もって該タンク室のロック装置のシリンダを駆動し
て、該ストッパを常時のロック位置からロック解除位置
に変位せしめること、を特徴とする。
【0011】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のタンクローリの混液防止装置
は、請求項1に記載したタンクローリの混液防止装置に
おいて、該ロック装置は、該スプリングが該シリンダに
内蔵され、該ストッパ受けが係合穴部を備え、該ストッ
パが該ストッパ受けの係合穴部に嵌挿可能な形状よりな
ること、を特徴とする。又、請求項3については次のと
おり。すなわち、この請求項3のタンクローリの混液防
止装置は、請求項1に記載したタンクローリの混液防止
装置において、該制御装置の荷卸しタンク室指定手段
は、各該吐出口毎に付設され、該吐出口への該ホースの
接続を検知することにより、荷卸しが行われる予定の該
タンク室を指定すること、を特徴とする。
【0012】次に、請求項4については次のとおり。す
なわち、この請求項4のタンクローリの混液防止装置
は、請求項2に記載したタンクローリの混液防止装置に
おいて、該ロック装置のストッパ受けの係合穴部の外側
に傾斜が形成されており、該傾斜は、該ストッパがロッ
ク位置にあると共に該ハンドルが開位置から閉位置へと
回動操作された場合において、該ストッパに当接,押動
して該ストッパを一旦ロック解除位置側へと変位せしめ
ることが可能であると共に、事後に該スプリングの付勢
力にて該ストッパを該係合穴部に嵌挿されたロック位置
へと復帰せしめることが可能な、ガイド形状よりなるこ
と、を特徴とする。
【0013】さて、このタンクローリの混液防止装置に
あっては、積込みに際し、制御装置の積載液種指定手段
にて、各タンク室毎の積載液種が指定される。荷卸しに
際しては、荷卸しタンク室指定手段にて荷卸し予定のタ
ンク室が指定され、例えば請求項3では、吐出口にホー
スを接続することにより荷卸し予定のタンク室が指定さ
れ、かつ、荷卸し液種指定手段にて、実際にガソリンス
タンド等の荷受けタンクに荷卸しされるべき液種が指定
される。そして、荷卸しタンク室指定手段にて指定され
たタンク室についての積載液種指定手段による積載液種
情報と、荷卸し液種指定手段による荷卸し液種情報とが
一致した場合のみ、制御手段にてそのタンク室のロック
装置の制御弁が開とされる。
【0014】このように制御装置にて、ロック装置が制
御される。そして、制御弁が開とされたタンク室につい
て、ロック装置のシリンダが駆動して、ストッパをスプ
リングの付勢力に抗し、ハンドル側のストッパ受けのロ
ック位置からロック解除位置に変位させる。なお、請求
項2のロック装置では、ストッパは、ストッパ受けの係
合穴部への嵌挿から脱する。それから、ハンドルを閉位
置から開位置に回動操作することにより、吐出弁が閉か
ら開に切換えられ、荷卸しが開始される。なお請求項4
では、荷卸し中にもしもストッパがロック解除位置から
ロック位置に変位するようなことがあっても、ハンドル
を開位置から閉位置に向けて回動操作することにより、
ストッパ受けの係合穴部の外側の傾斜が、このロック装
置のストッパを当接,押動する。そして、ハンドルが閉
位置となり吐出弁が開から閉となると共に、これによ
り、ストッパがロック位置に復帰してストッパ受けに嵌
挿され、もって、ハンドルが閉位置にてロックされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4,図5,図6,図7,図8,図9等は、本発
明の実施の形態の説明に供する。そして図1,図2は、
ロック装置等の正断面図、図3,図4は、ロック装置等
の側面図、図5の(1)図は、ロック装置のストッパ受
けの正断面図、図5の(2)図は、同ストッパ受けの斜
視図である。図6は、底弁開閉用のレバー,その他の正
面説明図、図7は、制御装置,その他の正面説明図、図
8は、制御装置のブロック図、図9は、タンクローリの
斜視図である。図10は、タンクローリの側面説明図で
ある。
【0016】まず、タンクローリ1について一般的に述
べる。図9や図10に示したように、タンクローリ1
は、タンク2内が複数のタンク室3に区画,分割され、
各タンク室3毎にそれぞれ、底弁4,吐出配管5,吐出
弁V,吐出口6等が順に設けられると共に、吐出弁V開
閉用のハンドル7が配され(図1,図2,図7等も参
照)が配設されている。そこで、そのレバーを回動操作
して底弁4を開に切換えると共に、ハンドル7を閉位置
から開位置に回動操作して、吐出弁Vを開に切換え、も
って、タンク室3から底弁4,吐出配管5,吐出弁V,
吐出口6等を介した後、吐出口6に接続されたホース8
を経由して、荷卸しが行われる。
【0017】このようなタンクローリ1について、更に
詳述する。タンクローリ1のタンク2内は、幅方向に沿
った仕切板9により、2室から7室程度(図示例では6
室)の複数室のタンク室3に区画されている。そして、
レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,灯油,軽油,
その他の油等の液体が、油槽所の貯蔵タンク(図示せ
ず)から、マンホール10に付設された注入口を介し各
タンク室3にそれぞれ積載されるが、各タンク室3毎に
異なった種類の液体が積載されることが多い。もってタ
ンクローリ1は、タンク2の各タンク室3にこれらの液
体を積載して運搬し、目的地の地上設備、例えばガソリ
ンスタンド11の地下タンク等の荷受けタンク(図示せ
ず)に荷卸しする。このタンク2からガソリンスタンド
11等の荷受けタンクへの荷卸しは、各タンク室3毎
に、その底部の常閉から開に切換えられた底弁4、底弁
4に一端が接続された吐出配管5、吐出配管5の他端で
あってタンク2の左右両側下等に位置する吐出弁V付の
吐出口6、荷卸しに際し吐出口6に一端が接続されたホ
ース8、ホース8の他端が接続されるガソリンスタンド
11等の荷受けタンクの給油口たる受口12、等々を介
して実施される。ガソリンスタンド11等の荷受けタン
クは、例えばレギュラーガソリン,ハイオクガソリン,
灯油,軽油,その他の油等、液体の種類つまり液種毎に
区画されており、ホース8は、そのいずれかの受口12
に選択的に接続される。
【0018】又、タンクローリ1としては、一体の単体
タイプのものや、タンク2を搭載したトレーラーがトラ
クタにて牽引されるトレーラータイプのものがあり、図
中13は、タンクローリ1のキャブである。そしてこの
タンクローリ1では、いわゆる集中配管方式ではなく独
立配管方式が採用され、各タンク室3毎に、それぞれ専
用の底弁4,吐出配管5,吐出弁V,吐出口6等、更に
は底弁4開閉用のレバー,吐出弁V開閉用のハンドル7
等、を備えてなる。各タンク室3用の吐出弁Vや吐出口
6は、タンク2の側面下の中央付近に集合せしめられ、
集中的に配設されている。なお、各タンク室3の吐出配
管5はそれぞれ途中で左右に分岐され、その左右の末端
に各々、吐出弁V付の吐出口6が設けられることも多
い。図中14は操作箱である。タンクローリ1は、一般
的にこのようになっている。
【0019】次に、各タンク室3の底部に設けられた底
弁4の開閉方式の1例について、図6,図7中に示され
たものを説明しておく。図6に示したように、底弁4開
閉用のレバー15は、フレーム16に取付けられた水平
のピンよりなる支点17を中心に、図中実線表示の閉位
置と想像線表示のように倒された開位置間にて、上部を
握って、図面上では左右に回動操作可能となっている。
18はストッパであり、このストッパ18は、レバー1
5を底弁4の閉位置にて位置決め保持する。19はレバ
ー戻しであり、このレバー戻し19は、フレーム16に
取付けられた水平のピンよりなる支点20を中心に、図
示の常時位置と、上方に回動された緊急位置(図示せ
ず)とに、回動操作可能となっている。そしてレバー戻
し19は、ストッパ21上に位置決め保持された図示の
常時位置にて、レバー15を底弁4の開位置に位置決め
保持する。又、このレバー戻し19は、他のレバー15
用としても共用されており、図示の常時位置から上方の
緊急位置に持ち上げ,回動操作することにより、開位置
にあるすべてのレバー15を、閉位置に回動せしめるべ
く使用される。つまりレバー戻し19は、荷卸し中に底
弁4を緊急に閉とする必要が生じた際に、使用される。
【0020】そしてレバー15の支点17寄りの下位に
は、アーム22の一端部が、ピン23にて枢着されてお
り、アーム22の他端部にはワイヤ24の一端が止着さ
れ、延出されたワイヤ24の他端が、図7に示したよう
に、底弁4のL型レバー25に止着されている。もっ
て、まずレバー15が閉位置にある場合は、アーム22
やワイヤ24を介しL型レバー25が引かれることもな
く、底弁4は閉となっている。すなわち底弁4は、内装
されたスプリング27の付勢力にてその弁体26が弁座
28に押し付けられており、常時は閉となっている。こ
れに対し、レバー15が開位置に回動操作されると、支
点17のデッドポイントを越えたアーム22やワイヤ2
4を介しL型レバー25が引かれ、シャフト29を介し
弁体26が、スプリング27の付勢力に抗し弁座28か
ら離れる。このようにして、底弁4が閉から開に切換え
られる。底弁4の開閉方式は、例えばこのようになって
いる。
【0021】以下、混液防止装置30について述べる。
この混液防止装置30は、このようなタンクローリ1に
おいて、実際に荷卸しされるべき液種とは異なる液種が
荷卸しされてしまうことを防止するものであり、ロック
装置31と制御装置32と、を有してなる。そしてロッ
ク装置31は、図1,図2,図3,図4,図5,図6等
に示したように、タンク室3の吐出弁V開閉用のハンド
ル7の中央部33に取付け固定されたストッパ受け34
と、ハンドル7の閉位置Aにおいてストッパ受け34の
ロック位置Bとロック解除位置Cとに変位可能なストッ
パ35と、ストッパ35を常時ロック位置Bへと付勢す
るスプリング36と、駆動によりストッパ35をスプリ
ング36の付勢力に抗しロック位置Bからロック解除位
置Cへと変位せしめるシリンダ37と、シリンダ37と
駆動源38間に介装され開閉によりシリンダ37を駆
動,駆動解除する制御弁39と、を有してなる。
【0022】このようなロック装置31について、更に
詳述する。まず、ロック装置31のストッパ受け34
は、図1,図2,図3,図4,図5等に示したように、
吐出弁V開閉用のハンドル7の中央部33に、ボルト4
0にて取付け固定されている。すなわちストッパ受け3
4は、上部に、係合穴部41が縦に形成されると共に、
中央部に、図示例ではこの係合穴部41と連通した貫挿
穴部42が横に形成されている。係合穴部41は、上面
が開放され、例えば縦シャフト状をなすストッパ35が
そのロック位置Bにおいて上方から嵌挿される形状、例
えば縦丸穴状をなす。貫挿穴部42は、ハンドル7の断
面形状にほぼ見合った形状、例えば横角穴状をなし、開
放された前後面からハンドル7が左右の若干の調整間隙
43を存しつつ貫挿される形状よりなる。ボルト40
は、このように貫挿穴部42に貫挿されたハンドル7の
中央部33に対し、ストッパ受け34を、左右の両横方
向から不動に固定するものであり、ストッパ受け34の
左右両側面に形成された調整ねじ穴44(図5を参照)
を介し、貫挿穴部42内のハンドル7の中央部33を保
持すべく、両側からねじ止め固定される。
【0023】又、この両ボルト40は、位置調整手段と
しても機能する。すなわち、一定の軌跡にて回動され定
位置にて閉位置Aを取るハンドル7の中央部33に対
し、ストッパ受け34そして係合穴部41が、ロック位
置Bを取るストッパ35にて確実にロックされ嵌挿され
るべく、その位置を、前後,左右方向(X,Y方向)に
調整可能としている。つまり前後方向には、ハンドル7
に沿ってストッパ受け34を移動させ、左右方向には、
調整間隙43を利用してストッパ受け34を移動させ、
もってストッパ受け34の位置を調整してから、この両
ボルト40にて、ストッパ受け34をハンドル7に固定
するようになっている。なお、図中45は回動軸であ
り、ハンドル7の基端部に固定され、吐出弁Vをその回
動により開閉する。そしてハンドル7は、図1,図2,
図3では吐出弁Vの閉位置Aにあると共に、図4では吐
出弁Vの開位置Dにあり、ハンドル7は、この閉位置A
と開位置D間で、回動軸45を中心に90°水平に回動
可能となっている。ストッパ受け34は、このようにハ
ンドル7側に取付け固定されている。
【0024】次に、ロック装置31のストッパ35につ
いて述べる。このストッパ35は、ハンドル7の閉位置
Aにおいて、図1に示したようにストッパ受け34をロ
ックするロック位置Bと、図2,図3に示したように、
ロック解除するロック解除位置Cとに、変位可能となっ
ている。すなわち、このストッパ35は例えば縦シャフ
ト状をなし、上部が、次に述べるシリンダ37のピスト
ンロッド46の先端部に取付け固定されると共に、下部
が、ハンドル7の閉位置Aにおいて、ハンドル7側のス
トッパ受け34の係合穴部41に対向位置し、係合穴部
41に嵌挿されストッパ受け34をロックする下位のロ
ック位置Bと、係合穴部41との嵌挿を解除されストッ
パ受け34のロックを解除した上位のロック解除位置C
とに、上下動可能となっている。ストッパ35は、この
ようになっている。
【0025】次に、ロック装置31のシリンダ37およ
びスプリング36について述べる。まずシリンダ37
は、このようなストッパ35をピストンロッド46先端
部に取付け固定すると共に、吐出弁V側つまり不動部側
に取付け固定されている。すなわち、吐出弁Vに付設さ
れたフランジ47には、L字状に折曲されたブラケット
48の基端部が取付け固定され、ブラケット48の上端
部には取付部材49の基端部が取付け固定されており、
取付部材49の自由端側の先端部上に、シリンダ37が
縦に取付け固定されると共に、先端部内にはガイド穴5
0が形成されている。このガイド穴50は、縦の貫通穴
状をなし、シリンダ37下に位置し、そのピストンロッ
ド46先端部に取付け固定された縦シャフト状をなすス
トッパ35をガイドすべく機能する。
【0026】図示例では、このようなシリンダ37のピ
ストンロッド46とは反対側に、スプリング36が内装
されている。このスプリング36は、その付勢力により
ピストンロッド46を介し、ストッパ35を下位のロッ
ク位置Bへと常時付勢している。もってストッパ35
は、シリンダ37が駆動解除されている常時は、スプリ
ング36の付勢力にて前進したピストンロッド46を介
し、下位のロック位置Bを取り、その下端部がガイド穴
50から突出して係合穴部41に嵌挿され、もって、ス
トッパ受け34そしてハンドル7を閉位置Aにて不動に
ロックする。これに対し、シリンダ37が駆動される
と、このストッパ35は、スプリング36の付勢力に抗
し後退したピストンロッド46にて、上位のロック解除
位置Cを取り、その下端部がガイド穴50内に収納され
ることにより、係合穴部41への嵌挿を解除され、もっ
て、ストッパ受け34そしてハンドル7はロック解除さ
れ、閉位置Aから開位置Dへと回動操作可能となる。な
お、スプリング36は、図示例によらずシリンダ37外
に配することも、勿論可能である。シリンダ37および
スプリング36は、このようになっている。
【0027】次に、ロック装置31の制御弁39につい
て述べる。この制御弁39は、その開閉により、シリン
ダ37をこのように駆動,駆動解除すべく、図6,図7
に示したように、シリンダ37とその駆動源38との間
の配管51に、介装されている。まず、図7中に示した
駆動源38は、タンクローリ1のブレーキ用としても兼
用されるエアータンクが使用されており、この駆動源3
8たるエアータンクと、エアーシリンダたるシリンダ3
7との間の配管51つまりエアー配管に、上流側から順
に、プロテクションバルブ52,二方弁53,レギュレ
ータ54,圧力計55,制御弁39等が、介装されてい
る。なお、このようなエアー方式の図示例によらず、油
圧方式によることも可能であり、その場合には、対応し
た駆動源38,シリンダ37,配管51が用いられる。
【0028】プロテクションバルブ52は、駆動源38
たるエアータンクについて、ブレーキ側のエアー圧が一
定値以上にならないと、配管51側にエアーが流出しな
いように制御する。つまり、もしもブレーキ側のエアー
圧が低くなり一定値に達しないようなことが起きると、
タンクローリ1のブレーキが作動しなくなるので、この
ような事態を回避すべく、このプロテクションバルブ5
2は一種の安全装置として用いられている。レギュレー
タ54は、配管51内のエアー圧を1次圧から2次圧へ
と圧力調整すべく機能する。そして制御弁39として
は、図示例では電磁弁が用いられており、次に詳述する
制御装置32の制御手段56にて、通電,励磁されるこ
とにより開から閉に切換制御される。制御弁39は、こ
のようになっている。
【0029】この混液防止装置30のロック装置31
は、このようなハンドル7側に設けられるストッパ受け
34と、吐出弁V側に設けられるストッパ35,スプリ
ング36,シリンダ37,制御弁39等を備えてなる。
そして、このようなロック装置31が、各タンク室3の
吐出弁V開閉用のハンドル7毎に設けられている。次
に、この混液防止装置30において、このようなロック
装置31と組み合わせて用いられる制御装置32につい
て述べる。
【0030】この制御装置32は、図7,図8,図9等
に示したように、次の積載液種指定手段57,荷卸しタ
ンク室指定手段58,荷卸し液種指定手段59,制御手
段56等を備えてなる。すなわち制御装置32は、各タ
ンク室3毎に積載されるレギュラーガソリン,ハイオク
ガソリン,灯油,軽油等の液種を指定すべく手動操作さ
れる積載液種指定手段57と、実際に荷卸しが行われる
予定のタンク室3を指定する荷卸しタンク室指定手段5
8と、実際に荷卸しされるべき液種を指定する荷卸し液
種指定手段59と、次の制御手段56と、を備えてな
る。そして制御手段56は、荷卸しタンク室指定手段5
8にて指定されたタンク室3についての積載液種指定手
段57による積載液種情報と、荷卸し液種指定手段59
による荷卸し液種情報とを比較し、両情報が一致した場
合のみ、そのタンク室3のロック装置31の制御弁39
を開とし、もってそのタンク室3のロック装置31のシ
リンダ37を駆動して、ストッパ35を、常時のロック
位置Bからロック解除位置Cに変位せしめる。
【0031】このような制御装置32について、更に詳
述する。まず、制御装置32の積載液種指定手段57
は、各タンク室3に対応して設けられ、各タンク室3へ
の液体の積込み時に、それぞれ積載される液体の種類つ
まり液種が、ボタンスイッチやダイヤル等による選択,
入力操作や、液種キーの装填操作等により指定せしめら
れ、積載液種情報とされる。又、このような積載液種指
定手段57による指定操作は、例えば、積込み伝票を見
ることにより、各タンク室3について、積載される液種
と共に積載される容量を指定すべく実施される。
【0032】更に積載液種指定手段57は、上述したよ
うな選択,入力,装填操作によらず、積込み時に油槽所
側から発行されるICカードや磁気カード等を利用し、
これを読み込む方式のものや、法規上義務づけられてい
るタンク2背面の油種表示板を利用し、これから取り込
む方式や、その他各種の電気的,機械的方式の採用も考
えられる。そして、このような積載液種指定手段57よ
りの積載液種情報は、制御手段56へと送出され,記憶
される。積載液種指定手段57は、このようになってい
る。
【0033】次に、制御装置32の荷卸しタンク室指定
手段58は、荷卸しに際し、荷卸しが行われる予定のタ
ンク室3を指定する。例えば荷卸しに際し、制御手段5
6に付設され上述した積載液種指定手段57よりの積載
液種情報を表示する表示部(図示せず)を参照すること
により、各タンク室3毎の積載液種と積載容量とを確認
し、もって、荷卸しタンク室指定手段58のボタンスイ
ッチやダイヤル等を選択,入力操作することにより、荷
卸し予定のタンク室3の室番号を具体的に指定する方式
が考えられる。図示例では、このようなボタンスイッチ
やダイヤル等を操作する方式によらず、荷卸しタンク室
指定手段58を、各タンク室3の吐出口6毎に付設して
おき、荷卸し時に吐出口6へのホース8の接続を検知す
ることにより、荷卸し予定のタンク室3を自動的に判
別,指定するようになっている。勿論、吐出口6へのホ
ース8の接続自体は、例えば前述した各タンク室3毎の
積載液種情報を表示部にて参照,確認し、もって荷卸し
されるべき液種に見合ったタンク室3の吐出口6を具体
的に認識することにより、実施される。そして、このよ
うな荷卸しタンク室指定手段58よりの荷卸しタンク室
情報は、制御手段56へと送出される。荷卸しタンク指
定手段58は、このようになっている。
【0034】次に、制御装置32の荷卸し液種指定手段
59は、荷卸しに際し、実際に荷卸しされるべき液種を
指定する。すなわち荷卸し液種指定手段59は、荷卸し
に際し、例えばガソリンスタンド11の荷受けタンク
に、その受口12を介し荷卸しされる液種、つまりホー
ス8が接続される受口12の液種を指定するものであ
り、前述した積載液種指定手段57に準じ、ボタンスイ
ッチ,ダイヤル,液種キー,ICカード,磁気カード等
を利用しつつ、選択,入力,装填,読み込み等の操作を
する方式が考えられ、荷卸しされるべき液種と共に荷卸
し容量も指定される場合もある。
【0035】例えば、このような荷卸し液種指定手段5
9としてバーコード読み取り器を用いることも考えら
れ、この場合には、ガソリンスタンド11の荷受けタン
クの各受口12毎にその液種に応じ各々付設されたバー
コードを、このバーコード読み取り器で読み取る。すな
わち、ホース8が接続される受口12に付設され、その
荷受けタンクの液種を表示するバーコード、つまり実際
に荷卸しされるべき液種を表示するバーコードを、荷卸
し液種指定手段59たるバーコード読み取り器で読み取
り、もって、その読み取り信号を例えば無線にて制御手
段56へと送出する方式が考えられる。例えばこのよう
にして、荷卸し液種指定手段59よりの荷卸し液種情報
が、制御手段56へと送出される。荷卸し液種指定手段
59は、このようになっている。
【0036】次に、制御装置32の制御手段56は、例
えば、前述した操作箱14内に配されたマイクロコンピ
ュータや、メモリー付のコンパレータ等よりなる。この
制御手段56には、前述した積載液種指定手段57から
の積載液種情報が、又、荷卸しタンク室指定手段58か
らの荷卸しタンク室情報が、更に、荷卸し液種指定手段
59からの荷卸し液種情報が、回路60等を介しそれぞ
れ信号として入力され、適宜記憶される。
【0037】そして制御手段56は、これらの3つの情
報がすべて入力されたことを条件に、荷卸しタンク室情
報にて指定されたタンク室3についての積載液種情報
と、荷卸し液種情報とを、照合,比較し(なお前述によ
り、積載液種と共に積載容量も情報として入力され、か
つ荷卸し液種と共に荷卸し容量も情報として入力されて
いた場合には、制御手段56は、液種情報の一致と共に
容量情報の一致をも照合,比較する)、両情報が一致し
た場合のみ、そのタンク室3のロック装置31の制御弁
39に対し、これを開とする制御信号を送出する。もっ
て、そのタンク室3のロック装置31では、制御弁39
が閉から開に切換わり、シリンダ37が駆動して、スト
ッパ35が常時のロック位置Bからロック解除位置Cに
変位する。
【0038】ところで制御手段56は、このように、積
載液種情報,荷卸しタンク室情報,荷卸し液種情報の3
つの情報の入力を条件に、制御弁39を開とする制御信
号を送出可能となっている。そこで、その1つの情報の
入力が欠如すると、例えば図示例ではホース8の接続を
解くと荷卸しタンク室情報が入力されなくなるので、制
御手段56は制御弁39開の制御信号を送出せず、もっ
てシリンダ37は駆動解除され、ストッパ35はロック
解除位置Cからロック位置Bに復帰する。制御手段56
は、このようになっている。制御装置32は、このよう
な積載液種指定手段57,荷卸しタンク室指定手段5
8,荷卸し液種指定手段59,制御手段56等、を備え
てなる。
【0039】ここで、前述した係合穴部41について、
その外側に形成された傾斜61について述べておく。図
1,図2,図3,図4,図5等に示したように、ロック
装置31のストッパ受け34について、その係合穴部4
1の外側の一側には、傾斜61が形成されている。そし
て、この傾斜61は、もしも、ストッパ35がロック位
置Bにあると共にハンドル7が開位置Dから閉位置Aへ
と回動操作された場合において、まず、ストッパ35に
当接,押動してストッパ35を一旦ロック解除位置C側
へと変位せしめることが可能であると共に、事後、スプ
リング36の付勢力にてストッパ35をロック位置Bへ
と復帰せしめることが可能な、ガイド形状よりなる。
【0040】このような傾斜61について詳述すると、
前述により制御手段56にてシリンダ37が駆動され、
ストッパ35が上位のロック解除位置Cを取りハンドル
7がロック解除されて、閉位置Aから開位置Dへと回動
操作され吐出弁Vが開となった後、つまり荷卸し開始後
において(図4を参照)、通常は、ストッパ35がその
ままロック解除位置Cを保持するが、何らかの理由、例
えば制御手段56等の制御装置32の誤作動により、ス
トッパ35が下位のロック位置Bを取ってしまった場合
については、次のとおり。
【0041】すなわち、この場合において例えば荷卸し
終了後に、ハンドル7を開位置Dから閉位置Aへと回動
操作すると、まず、ハンドル7側のストッパ受け34の
外側の傾斜61が、上位のストッパ35に当接する。こ
の傾斜61は、係合穴部42の上縁から徐々に下降した
形状よりなるので、ストッパ35と摺接しつつ、ストッ
パ35を下位のロック位置Bから上位のロック解除位置
C側へと導くべく、上方へと押動する。そして、ハンド
ル7を更に開位置Aへと回動操作することにより、傾斜
61がストッパ35との摺接位置を通過し、もって、ハ
ンドル7が閉位置Aを取り吐出弁Vが開から閉に切換え
られると共に、ハンドル7側のストッパ受け34の傾斜
61によるストッパ35の押動が解除される。もって、
ストッパ35が上述により一旦変位していた上位のロッ
ク解除位置C側から、スプリング36の付勢力により再
び下位のロック位置Bへと復帰して、ストッパ受け34
に嵌挿され、もってハンドル7を不動にロックする(図
1を参照)。ロック装置31のストッパ受け34の外側
には、このようなガイド形状よりなる傾斜61が形成さ
れ、もって、制御装置32の誤操作時にも、支障なく吐
出弁Vを開から閉へと切換可能となっている。
【0042】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このタンクローリ1の
混液防止装置30にあっては、まず積込みに際し、制御
装置32の積載液種指定手段57が手動操作され、各タ
ンク室3毎に積載液種が指定される。
【0043】そして荷卸しに際しては、まずホース8
が、所定のタンク室3の吐出口6と、ガソリンスタンド
11等の荷受けタンク側の受口12との間に、つなぎ込
まれ,接続される。そして、荷卸しタンク室指定手段5
8にて、荷卸し予定のいずれかのタンク室3が選択,指
定されるが、図示例では、あるタンク室3の吐出口6に
ホース8の一端を接続したことにより、その吐出口6の
タンク室3が荷卸し予定のタンク室3として、自動的に
指定される。これと共に、荷卸し液種指定手段59例え
ばバーコード読み取り器にて、実際に荷卸しされるべき
液種が指定される。このような3つの指定が実施され、
もって、荷卸しタンク室指定手段58にて指定されたタ
ンク室3についての積載液種指定手段57による積載液
種情報と、荷卸し液種指定手段59による荷卸し液種情
報とが、一致した場合のみ、制御手段56にて、そのタ
ンク室3のロック装置31の制御弁39が開とされる。
【0044】このように制御装置32にて、ロック装置
31が制御される。そして、制御弁39が開とされたタ
ンク室3について、ロック装置31のシリンダ37が、
駆動源38からのエアー圧にて駆動され、そのピストン
ロッド46が前進することにより、スプリング36の付
勢力に抗しストッパ35を、ハンドル7側のストッパ受
け34のロック位置Bから、上位のロック解除位置Cに
変位させる(図1そして図2,図3を参照)。そこで、
ハンドル7を閉位置Aから開位置Dに回動操作すること
により(図4を参照)、そのタンク室3の吐出弁Vが閉
から開に切換えられ、もって荷卸しが開始される(勿論
その際、予め底弁4も、レバー15操作により閉から開
に切換えられている)。すなわち、そのタンク室3か
ら、底弁4,吐出配管5,吐出弁V,吐出口6等を介
し、ホース8や受口12を経由して、ガソリンスタンド
11等の荷受けタンクに対し、荷卸しが開始される。
【0045】荷卸しが終了すると、ハンドル7を開位置
Dから閉位置Aに回動操作することにより(図4そして
図2,図3を参照)、その吐出弁Vが開から閉に切換え
られる。そして、制御装置32の荷卸しタンク室指定手
段58が、例えばホース8を吐出口6との接続を解いて
外すことにより指定取消となるので、制御手段56に
て、その吐出弁Vのロック装置31の制御弁39が開か
ら閉に切換えられ、シリンダ37に至る配管51のエア
ーが制御弁39から大気に放出されて、シリンダ37が
駆動解除され、そのピストンロッド46が後退する。も
って、スプリング36の付勢力にて、ロック装置31の
ストッパ35が、それまでの上位のロック解除位置Cか
ら常時の下位のロック位置Bへと変位して、ストッパ受
け34の係合穴部41に嵌挿される。もって、閉位置A
のハンドル7が、このようなロック装置31のストッパ
35にてロックされる(図1を参照)。さてそこで、こ
のタンクローリ1の混液防止装置30にあっては、次の
第1,第2,第3,第4のようになる。
【0046】第1に、この混液防止装置30にあって
は、荷卸し予定のタンク室3についての積載液種情報
と、例えばガソリンスタンド11側から得られた荷卸し
液種情報とが、一致した場合のみ、制御装置32にて、
そのタンク室3のロック装置31によるロックが解除さ
れる。つまり、ロック装置31のストッパ35が、スト
ッパ受け34そして吐出弁V開閉用のハンドル7のロッ
ク位置Bから、上位のロック解除位置Cに変位し、もっ
て、ハンドル7がそれまでの閉位置Aから開位置Dに回
動操作可能、つまり吐出弁Vが開可能となる。これに対
し不一致の場合、つまり、積載液種情報と荷卸し液種情
報とが一致しない場合は、ロック装置31によるロック
がそのまま継続される。つまり、ロック装置31のスト
ッパ35が、ストッパ受け34そして吐出弁V開閉用の
ハンドル7のロック位置Bを維持し、ハンドル7は閉位
置Aにロックされ続け、開位置Dへの回動操作は不能、
つまり吐出弁Vは閉を維持し開不能である。もって、荷
卸し液種とは異なる積載液種が、ガソリンスタンド11
等の荷受けタンクに荷卸しされ混入されてしまうこと
は、確実に防止される。
【0047】第2に、この混液防止装置30は、ハンド
ル7側にストッパ受け34を付設すると共に、ストッパ
35,その位置決め用のスプリング36,シリンダ3
7,その制御弁39等を備えたロック装置31と、積載
液種指定手段57,荷卸しタンク室指定手段58,荷卸
し液種指定手段59,制御手段56等を備えた制御装置
32とからなるという、比較的簡単な構成よりなる。そ
して、積載液種指定手段57や荷卸し液種指定手段59
等を手動操作するだけで、容易に上述した第1の点が実
現される。特に図示例では、荷卸しタンク室指定手段5
8を、各タンク室3の吐出口6毎に付設して、いずれの
タンク室3の吐出口6にホース8が接続されたかを検知
することにより、荷卸し予定のタンク室3が自動的に指
定されるので、その分、操作が簡単容易化される。
【0048】第3に、図示例の制御装置32の荷卸しタ
ンク室指定手段58は、このように、吐出弁6へのホー
ス8接続の検知により、荷卸し予定のタンク室3を指定
するようになっている。そこで、吐出口6にホース8が
接続されない限り、制御装置32の荷卸しタンク室指定
手段58によるタンク室3の指定が行われず、もって制
御手段56は制御弁39を開とする制御信号を送出しな
いので、シリンダ37も駆動されず、ロック装置31に
よるロックが維持される。つまり、ロック装置31のス
トッパ35が、ストッパ受け34そしてハンドル7のロ
ック位置Bを維持し、ハンドル7は閉位置Aにロックさ
れ、吐出弁Vは閉を維持する。このように、実際に荷卸
しに際しホース8を接続しない限り、吐出弁Vを開にす
る可能性が生じないので、いたずらにより、ホース8を
接続することなく吐出弁Vを開にすることが防止され
る。
【0049】第4に、更に図示例では、ロック装置31
のストッパ35がロック解除位置Cを取り、ハンドル7
がロック解除されて閉位置Aから開位置Dへと回動操作
され、もって荷卸しが開始された後において、制御装置
32やロック装置31が誤作動して、ストッパ35がロ
ック位置Bに変位してしまった場合でも、ストッパ受け
34の外側に形成された傾斜61により、容易に吐出弁
Vを閉とすることが可能となっている。すなわちこの場
合には、ハンドル7を開位置Dから閉位置Aへと回動操
作することにより、傾斜61が、上位のストッパ35に
当接,押動して、ストッパ35を一旦ロック位置Bから
ロック解除位置C側に変位せしめる。もって、ハンドル
7を閉位置Aに回動操作して吐出弁Vを閉とすると、ス
プリング36の付勢力にてストッパ35がロック位置B
へと復帰して、ストッパ受け34の係合穴部41に嵌挿
され、もって、ハンドル7が閉位置Aにてロックされ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るタンクローリの混液防止装
置は、以上説明したように、吐出弁開閉用のハンドルに
取付けられたストッパ受けと、そのロック位置とロック
解除位置に変位可能なストッパと、ストッパをロック位
置に付勢するスプリングと、ストッパをロック解除位置
へ変位せしめるシリンダと、シリンダの制御弁とを備え
たロック装置を採用すると共に、このようなロック装置
を、積載液種指定手段,荷卸しタンク室指定手段,荷卸
し液種指定手段,制御手段等を備えた制御装置と、組み
合わせて用いてなる。更に請求項2では、ストッパ受け
が係合穴部を備えてなり、請求項3では、荷卸しタンク
室指定手段が各吐出口毎に付設されてホースの接続を検
知し、請求項4では、ストッパ受けの係合穴部の外側に
所定の傾斜を形成してなる。そこで本発明は、次の効果
を発揮する。
【0051】第1に、混油事故,混液事故が確実に防止
される。すなわち、このタンクローリの混液防止装置に
あっては、荷卸し予定のタンク室についての積載液種情
報と、荷受けタンクに実際に荷卸しされるべき荷卸し液
種情報とが、一致した場合のみ、制御装置にてロック装
置のロックが解除され、吐出弁開閉用のハンドルが開位
置に回動操作可能、つまり吐出弁を開可能となる。これ
に対し不一致の場合は、つまり積載液種情報と荷卸し液
種情報とが一致しない場合には、制御装置にてロック装
置によるロックが維持され、吐出弁開閉用のハンドルは
閉位置にロックされ、開位置への回動操作は不能、つま
り吐出弁は開不能である。もって、荷卸し液種とは合致
しない異なる積載液種が、目視ミス,記憶違い,誤認,
作業ミス,操作ミス等により、ガソリンスタンド等の荷
受けタンクに荷卸し,混入される混油事故,混液事故の
発生は、確実に防止される。
【0052】特に、独立配管方式のタンクローリにおい
て、荷卸しされるべき液種を積載した荷卸し予定のタン
ク室の吐出口に対し、ホースが接続ミスなくつなぎ込ま
れると共に、そのタンク室の吐出弁開閉用のハンドルが
回動操作ミスなく引かれた場合のみ、荷卸しが実施可能
となる。つまり、荷卸しされるべき液種とは異なる液種
が積載された隣接する他のタンク室の吐出口に対し、誤
ってホースをつなぎ込んでしまう接続ミスや、このよう
な隣接する他のタンク室の吐出弁開閉用のハンドルを誤
って引いてしまう回動操作ミスの場合は、荷卸し不能で
あり、混油事故,混液事故は確実に防止される。
【0053】第2に、しかもこれは簡単容易に実現され
る。すなわち、このタンクローリの混液防止装置は、ス
トッパ受け,ストッパ,スプリング,シリンダ,制御弁
等を備えたロック装置と、積載液種指定手段,荷卸しタ
ンク室指定手段,荷卸し液種指定手段,制御手段等を備
えた制御装置とからなり、構成が簡単である。もって、
上述した第1の点は容易に実現される。
【0054】更に請求項3では、上述した第1,第2に
加え、次の効果を発揮する。第3に、ホース接続時以外
の吐出弁の開を回避できる。すなわち、制御装置の荷卸
しタンク室指定手段は、吐出口へのホース接続の検知に
より、荷卸し予定のタンク室を指定するので、吐出口に
ホースが接続されない限り、荷卸しタンク室指定手段に
よるタンク室の指定が行われず、制御手段も作動せず、
ロック装置はロックを維持する。このように、ホースを
接続しないと吐出弁を開にすることができないので、い
たずらが防止される。つまり、ホースを接続することな
く開閉用のハンドルを、悪意で回動操作して吐出弁を開
とするいたずらが防止され、安全でもある。
【0055】又請求項4では、前述した第1,第2に加
え、次の効果を発揮する。第4に、吐出弁開後の誤作動
にも、容易に対応可能である。すなわち、ストッパがロ
ック解除位置となり、ハンドルが開位置に回動操作され
て吐出弁を開にした後に、もしも、制御装置やロック装
置が誤作動して、ストッパがロック位置に変位してしま
った場合は、ハンドルを閉位置へと回動操作すると、ロ
ック装置のストッパ受けの係合穴部の外側の傾斜が、ス
トッパに当接,押動して、一旦ロック解除位置側に変位
せしめる。もって、ハンドルを閉位置に回動操作し吐出
弁を閉とすると、スプリングの付勢力にてストッパがロ
ック位置へと復帰して係合穴部に嵌挿され、ハンドルが
ロックされる。このようにして、荷卸し中の誤作動の場
合でも手動にて容易に、吐出弁を閉とすることができ
る。このように、この種従来例に存した課題がすべて一
挙に解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にし
て大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンクローリの混液防止装置につ
いて、発明の実施の形態の説明に供し、ロック装置等の
正断面図であり、ハンドルが閉位置にあると共にストッ
パがロック位置にある状態を示す。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、ロック装置
等の正断面図であり、ハンドルが閉位置にあると共にス
トッパがロック解除位置にある状態を示す。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、ロック装置
等の側面図であり、ハンドルが閉位置にあると共にスト
ッパがロック解除位置にある状態を示す。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供し、ロック装置
等の側面図であり、ハンドルが開位置にあると共にスト
ッパがロック解除位置にある状態を示す。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、そのロック
装置のストッパ受けを示し、(1)図は正断面図、
(2)図は、斜視図である。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、その底弁開
閉用のレバー,その他の正面説明図である。
【図7】同発明の実施の形態の説明に供し、その制御装
置,その他の正面説明図である。
【図8】同発明の実施の形態の説明に供し、その制御装
置のブロック図である。
【図9】同発明の実施の形態の説明に供する、タンクロ
ーリの斜視図である。
【図10】タンクローリの側面説明図である。
【符号の説明】
1 タンクローリ 2 タンク 3 タンク室 4 底弁 5 吐出配管 6 吐出口 7 ハンドル 8 ホース 30 混液防止装置 31 ロック装置 32 制御装置 34 ストッパ受け 35 ストッパ 36 スプリング 37 シリンダ 38 駆動源 39 制御弁 41 係合穴部 56 制御手段 57 積載液種指定手段 58 荷卸しタンク室指定手段 59 荷卸し液種指定手段 61 傾斜 A 閉位置 B ロック位置 C ロック解除位置 D 開位置 V 吐出弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内が複数のタンク室に区画され、
    各該タンク室毎にそれぞれ、底弁,吐出配管,吐出弁,
    吐出口等が順に設けられると共に該吐出弁開閉用のハン
    ドルが配され、該ハンドルを閉位置から開位置に回動操
    作することにより、該タンク室から該底弁,吐出配管,
    吐出弁,吐出口等を介した後、該吐出口に接続されたホ
    ースを経由して荷卸しが行われるタンクローリにおい
    て、 実際に荷卸しされるべき液種とは異なる液種が荷卸しさ
    れてしまうことを防止する混液防止装置であって、ロッ
    ク装置と制御装置とを有してなり、 該ロック装置は、該タンク室の吐出弁開閉用のハンドル
    に取付け固定されたストッパ受けと、該ハンドルの閉位
    置において該ストッパ受けのロック位置とロック解除位
    置とに変位可能なストッパと、該ストッパを常時ロック
    位置へと付勢するスプリングと、駆動により該ストッパ
    を該スプリングの付勢力に抗しロック位置からロック解
    除位置へと変位せしめるシリンダと、該シリンダと駆動
    源間に介装され開閉により該シリンダを駆動,駆動解除
    する制御弁と、を備えてなり、 該制御装置は、各該タンク室毎に積載されるレギュラー
    ガソリン,ハイオクガソリン,灯油,軽油等の液種を指
    定すべく手動操作される積載液種指定手段と、実際に荷
    卸しが行われる予定の該タンク室を指定する荷卸しタン
    ク室指定手段と、実際に荷卸しされるべき液種を指定す
    る荷卸し液種指定手段と、制御手段とを備えてなり、 該制御手段は、該荷卸しタンク室指定手段にて指定され
    た該タンク室についての該積載液種指定手段による積載
    液種情報と、該荷卸し液種指定手段による荷卸し液種情
    報とを比較し、両情報が一致した場合のみ、該タンク室
    のロック装置の制御弁を開とし、もって該タンク室のロ
    ック装置のシリンダを駆動して、該ストッパを常時のロ
    ック位置からロック解除位置に変位せしめること、を特
    徴とするタンクローリの混液防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したタンクローリの混液
    防止装置において、該ロック装置は、該スプリングが該
    シリンダに内蔵され、該ストッパ受けが係合穴部を備
    え、該ストッパが該ストッパ受けの係合穴部に嵌挿可能
    な形状よりなること、を特徴とするタンクローリの混液
    防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載したタンクローリの混液
    防止装置において、該制御装置の該荷卸しタンク室指定
    手段は、各該吐出口毎に付設され、該吐出口への該ホー
    スの接続を検知することにより、荷卸しが行われる予定
    の該タンク室を指定すること、を特徴とするタンクロー
    リの混液防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載したタンクローリの混液
    防止装置において、該ロック装置のストッパ受けの係合
    穴部の外側に傾斜が形成されており、該傾斜は、該スト
    ッパがロック位置にあると共に該ハンドルが開位置から
    閉位置へと回動操作された場合において、該ストッパに
    当接,押動して該ストッパを一旦ロック解除位置側へと
    変位せしめることが可能であると共に、事後に該スプリ
    ングの付勢力にて該ストッパを該係合穴部に嵌挿された
    ロック装置へと復帰せしめることが可能な、ガイド形状
    よりなること、を特徴とするタンクローリの混液防止装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024030265A (ja) * 2022-08-24 2024-03-07 トーホーテック株式会社 チタン製のタンク、および当該タンクを備えるタンクローリー

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