JP2000247399A - タンクローリ車の底弁ロック装置 - Google Patents

タンクローリ車の底弁ロック装置

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JP2000247399A
JP2000247399A JP11050951A JP5095199A JP2000247399A JP 2000247399 A JP2000247399 A JP 2000247399A JP 11050951 A JP11050951 A JP 11050951A JP 5095199 A JP5095199 A JP 5095199A JP 2000247399 A JP2000247399 A JP 2000247399A
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lock
rod
hatch
lock portion
valve
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Minoru Koseki
実 小関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タンクローリ車の各ハッチに設け
られた底弁の操作ハンドルのロック機構をコンパクト化
することを課題とする。 【解決手段】 ロック機構20は、弁軸18に固定され
る係合部材44と、係合部材44に係合して弁軸18を
ロックする第1のロック部47と、第1のロック部47
をロックする第2のロック部48と、第2のロック部4
8を駆動する電動アクチュエータ49よりなる。また、
ロック機構20は、係合部材44を第1のロック部47
でロックし、第1のロック部47を第2のロック部48
でロックするため、第2のロック部48を比較的小さい
力で駆動することができ、電動アクチュエータ49が小
型化され、コンパクトな構成となっている。また、コン
プレッサや空気配管等を取り付ける必要がなく、取付作
業が容易に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンクローリ車の底
弁ロック装置に係り、特に複数のハッチの夫々に積込ま
れた油液が配送先の地下タンクへ誤って荷降しされるこ
とを防止するよう構成したタンクローリ車の底弁ロック
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油槽所からガソリンスタンド等へ油液を
配送するための配送手段としては、一般にタンクローリ
車が使用されている。タンクローリ車のタンクは複数の
ハッチに仕切られており、各ハッチには配送先の注文に
応じて例えば1番のハッチにはガソリン、2番のハッチ
には軽油、3番のハッチには灯油といった具合に各ハッ
チごとに異なる油種の油液を積込むことができる。その
ため、タンクローリ車が配送先のガソリンスタンドに到
着すると、運転者は地下タンクの注油口近傍に設けられ
た銘板等を見て地下タンクの油種が例えばガソリンであ
ることを確認する。
【0003】その後、荷降ろしホースの一端をタンクロ
ーリ車の1番ハッチの底弁吐出口に接続し、他端をガソ
リン用の地下タンクに設けられた注油口に接続した後、
例えばタンクローリ車の当該ハッチの底弁を開弁して荷
降ろしが行われる。以下、軽油、灯油の荷降ろし時も同
様な操作が行なわれる。また、各ハッチ毎に設けられた
底弁の操作ハンドルは、各ハッチの上部に設けられてお
り、操作ハンドルが取り付けられた弁軸がハッチを貫通
してハッチ底部の底弁に連結されている。そのため、運
転者は、タンクローリ車が給油所に到着すると、上記の
ように荷降ろしホースを接続した後、ハッチの上部に設
けられた操作ハンドルを回して開弁操作する。これによ
り、ハッチの油液が給油所の地下タンクに荷降ろしされ
る。
【0004】そして、従来は、操作ハンドルを開弁操作
する際に誤って荷降ろしホースが接続されていない別の
ハッチに設けられた操作ハンドルを開弁操作してしまう
と、そのハッチの油液が地面に吐出されてしまう。その
ため、各操作ハンドルには、通常回動操作できないよう
に操作ハンドル自体をロックするロック機構が取り付け
られている。
【0005】また、従来のロック機構としては、 鍵を使用して手動操作によりロック機構のロックを解
除するもの、 カップ状のカバーで操作ハンドルの上部及び外周を覆
うことにより操作ハンドルを回動操作できなくする構成
であり、荷降ろし時にアクチュエータが駆動されてカバ
ーを上昇させた後、90°水平方向に回動させてロック
解除させるもの、 リング状の枠体を操作ハンドルの外周に被せて操作ハ
ンドルを回動操作できなくする構成であり、荷降ろし時
にアクチュエータが駆動されてリング状の枠体を降下さ
せてロック解除させるもの等がある。
【0006】しかしながら、上記従来ののものは、各
ハッチ毎の鍵を管理する必要があり、複数の鍵を持ち歩
かなければならないので面倒であるばかりか、手動のた
め誤って荷降ろしホースが接続されていない別のハッチ
のロック機構のロックを解除させてしまうおそれがあっ
た。また、従来ののものは、カップ状のカバーで操作
ハンドルの上部及び外周を覆う構成であるため、ロック
解除後に操作ハンドルを回動操作する際、運転者の傍に
カバーがあって操作しにくいといった問題がある。
【0007】また、従来ののものも、ロック解除後に
操作ハンドルを回動操作する際、操作ハンドル下方にリ
ング状の枠体があるため、回動操作がしにくかった。こ
のような問題を解決するための技術としては、本出願人
により特開平10−211988号公報により開示され
たものがある。この公報のものは、操作ハンドルのロッ
ク機構を空気シリンダ装置のピストン動作によりロック
解除する構成の底弁ロック装置が提案されている。
【0008】また、この公報の装置では、空気シリンダ
装置を各底弁の操作ハンドル近傍に設置すると共に、空
気圧を生成するコンプレッサ及びコンプレッサにより加
圧された空気圧を空気シリンダ装置に供給するための空
気配管及び空気圧の切替えを行なうバルブユニット及び
バルブユニットの各バルブを選択的に駆動させる制御回
路等をタンクローリ車に配設する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように空気シリンダ装置を用いてタンクローリ車の各底
弁の操作ハンドルをロック又はロック解除する構成のも
のでは、底弁の操作ハンドルの弁軸に設けられた係合部
材に係合するロッドを直接空気シリンダ装置により駆動
させてロック解除するため、ロッドを駆動するための駆
動力が大きくなり、その分空気シリンダ装置が大型化す
るといった問題がある。
【0010】さらに、上記したタンクローリ車の底弁ロ
ック装置では、空気シリンダ装置を各底弁の操作ハンド
ル近傍に設けるだけでなくコンプレッサ、空気配管、バ
ルブユニット、制御回路等も付帯設備として設ける必要
があるので、設置作業に手間がかかり、製造コストが高
価となってしまうといった問題がある。そこで、本発明
は上記問題を解決したタンクローリ車の底弁ロック装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、タンクローリ車の各ハッチの夫々に設け
られた底弁と、該ハッチの上部に設けられ底弁の開閉操
作を行うための操作ハンドルと、該操作ハンドルの弁軸
に取り付けられた係合部材と、該係合部材に対し係合又
は係合解除するように移動可能に設けられた第1のロッ
ク部と、該第1のロック部の移動方向と直交する方向に
移動可能に設けられ、前記第1のロック部に対し係合又
は係合解除するように移動可能に設けられた第2のロッ
ク部と、該第2のロック部を係合解除方向に駆動する電
動アクチュエータと、からなることを特徴とするもので
ある。
【0012】従って、請求項1記載の発明によれば、操
作ハンドルに設けられた係合部材に対し係合又は係合解
除するように移動可能に設けられた第1のロック部を、
第1のロック部の移動方向と直交する方向に移動可能に
設けられた第2のロック部に係合させ、電動アクチュエ
ータにより第2のロック部を係合解除方向に駆動してロ
ック解除するため、第1のロック部を直接駆動手段で駆
動する場合よりも第2のロック部を駆動する方がロック
解除動作時の駆動手段の駆動力が小さくて済み、電動ア
クチュエータの小型化を図ることができる。また、従来
のように、タンクローリ車に空気管路やコンプレッサ、
バルブユニット等を設ける必要がなく取付作業が容易に
行なえる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載のタンクローリ車の底弁ロック装置において、前
記第2のロック部を前記第1のロック部から係合解除す
る方向に手動操作により移動可能に設けたことを特徴と
するものである。従って、請求項2記載の発明によれ
ば、第2のロック部を第1のロック部から係合解除する
方向に手動操作により移動可能に設けたため、停電時で
も手動操作により第2のロック部をロック解除方向に移
動させて操作ハンドルのロックを解除することができ
る。
【0014】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1記載のタンクローリ車の底弁ロック装置において、前
記第1のロック部は、前記係合部材に係合する第1のロ
ッドと、該第1のロッドを前記係合部材の係合方向に付
勢する第1の付勢部材と、前記第2のロック部によって
係合又は係合解除され、前記第1のロッドと前記係合部
材との係合方向と逆方向から前記第1のロッドに係合す
る第2のロッドと、前記第1の付勢部材よりも大きな力
で前記第2のロッドを前記係合方向とは逆方向に付勢す
る第2の付勢部材と、からなることを特徴とするもので
ある。
【0015】従って、請求項3記載の発明によれば、底
弁のロック解除操作時には、第2のロック部を係合解除
方向に移動させることで、第2のロッドが第2の付勢部
材によって第1のロッドの係合解除方向に移動し、第2
のロッドによる係合が解除された第1のロッドが係合部
材から係合解除方向に移動することで底弁のロックが解
除される。また、操作ハンドルを閉弁方向に回動操作す
るときは、操作ハンドルを回動するのみで、係合部材に
係合する第1のロッドが第1の付勢部材に抗して移動さ
せられるので、底弁が閉弁される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は給油所及びタンクローリ
車の概略構成図である。図1に示されるように、給油所
の地下には、各油種毎の地下タンク1〜3が埋設されて
いる。各地下タンク1〜3は、夫々異なる油種を貯蔵す
るようになっており、本実施例では、第1の地下タンク
1はガソリン用のタンク、第2の地下タンク2は軽油用
のタンク、第3の地下タンク3は灯油用のタンクとして
設けられている。
【0017】地下タンク1〜3には、各タンク内の油液
の貯蔵量を算出するため、液位を計測する液位センサ4
〜6が設けられている。液位センサ4〜6は液面計7と
接続され、液面計7は液位センサ4〜6から入力される
地下タンク1〜3の液位に応じた信号に基づいて各地下
タンク1〜3の残量を表示する。さらに、液面計7に接
続された液面計外部表示器7aは、液位センサ4〜6か
ら出力された信号をデジタル信号に変換して後述するタ
ンクローリ車の荷降コンソール29に供給する。
【0018】また、各地下タンク1〜3の注油口9〜1
1には、荷降ろしホース12が接続されたことを検出し
て各地下タンク1〜3毎に設定されたコード番号を送信
する送信部13〜15が設けられている。尚、荷降ろし
ホース12には、送信部13〜15からの信号をタンク
ローリ車側に送信するための信号線12aが設けられて
いる。
【0019】21はタンクローリ車で、複数のハッチ2
2a〜22gに仕切られたタンク22を有する。複数の
ハッチ22a〜22gには、配送先の注文に応じて複数
種の油液が積込まれており、例えば1番、2番のハッチ
22a,22bにはガソリン、3番〜5番のハッチ22
c〜22eには軽油、6番、7番のハッチ22f,ハッ
チ22gには灯油といった具合に各油種が積込まれてい
る。
【0020】各ハッチ22a〜22gの底部には、各ハ
ッチ22a〜22gに積み込まれた油液を荷降ろしする
際に手動で開弁される底弁23a〜23gが設けられて
いる。底弁23a〜23gは、タンク22の上部に設け
られた操作ハンドル19a〜19gにより開閉操作され
るように構成されており、各操作ハンドル19a〜19
gは後述するロック機構20a〜20gによりロックさ
れている。
【0021】また、底弁23a〜23gには、開弁操作
された際に開弁検出信号を出力する底弁センサ24a〜
24gが配設されている。底弁23a〜23gのうち前
側(運転席側)に配設された1番から3番の底弁23a
〜23cは、第1の吐出口25に並列接続されている。
また、底弁23a〜23gのうち後側に配設された4番
から7番の底弁23d〜23gは、第2の吐出口26に
並列接続されている。
【0022】さらに、第1の吐出口25、第2の吐出口
26の上流側管路には、夫々第1の電磁弁27、第2の
電磁弁28が配設されている。タンクローリ車21の運
転席には、荷降コンソール29と、本質安全バリア30
が配設されている。そして、底弁センサ24a〜24g
は本質安全バリア30を介して荷降コンソール29に開
弁信号を送信し、第1の電磁弁27、第2の電磁弁28
は荷降コンソール29から出力される制御信号により開
弁する。
【0023】図2はタンクローリ車21のハッチ22a
〜22gに積み込まれた油液を荷降ろしする際の様子を
示す斜視図である。図2に示されるように、タンクロー
リ車21の各ハッチ22a〜22gの上部には、油槽所
で油液の積み込みを行うための給油口42a〜42gが
設けられている。そして、各給油口42a〜42gの近
傍には、底弁23a〜23gの操作ハンドル19a〜1
9gと、各操作ハンドル19a〜19gのロック機構2
0a〜20gとが配設されている。また、操作ハンドル
19a〜19gは、各ハッチ22a〜22gを上下方向
に貫通して底弁23a〜23gの弁体(図示せず)に連
結された弁軸18a〜18gの上端に取り付けられてい
る。
【0024】また、タンクローリ車21が給油所に到着
すると、運転者は荷降ろしホース12の一端を吐出口2
5又は26に接続し、荷降ろしホース12の他端を荷降
ろしする油種の地下タンク1〜3の注油口9〜11に接
続する。このように荷降ろしホース12の接続が完了す
ると、運転者はタンク22上の操作ハンドル19a〜1
9gのうち当該ハッチの操作ハンドルを開弁方向に回動
操作する。その際、ロック機構20a〜20gは、後述
するように荷降ろしを行う当該ハッチに対応するものだ
けがロック解除される。
【0025】図3はロック機構20が操作ハンドル19
の弁軸18に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図3に示されるように、ロック機構20(20a〜20
g)は、弁軸18(18a〜18g)に固定される係合
部材44(44a〜44g)と、弁軸18(18a〜1
8g)を軸承する軸受部45(45a〜45g)に固定
されたブラケット46(46a〜46g)と、ブラケッ
ト46(46a〜46g)に固定され係合部材44(4
4a〜44g)に係合して弁軸18(18a〜18g)
をロックする第1のロック部47(47a〜47g)
と、第1のロック部47(47a〜47g)をロックす
る第2のロック部48(48a〜48g)と、第2のロ
ック部48(48a〜48g)を駆動する電動アクチュ
エータ49(49a〜49g)よりなる。
【0026】尚、ロック機構20(20a〜20g)
は、操作ハンドル19(19a〜19g)とタンク22
上面との間に取り付けられており、操作ハンドル19
(19a〜19g)を回動操作する際に邪魔にならない
ように設けられている。ブラケット46は、ボルト46
Aの締めつけにより軸受部45の外周を挟持するように
固定される。
【0027】また、ロック機構20(20a〜20g)
は、係合部材44(44a〜44g)を第1のロック部
47(47a〜47g)でロックし、第1のロック部4
7(47a〜47g)を第2のロック部48(48a〜
48g)でロックするため、第2のロック部48(48
a〜48g)を比較的小さい力で駆動することができ、
電動アクチュエータ49(49a〜49g)が小型化さ
れ、コンパクトな構成となっている。
【0028】また、電動アクチュエータ49(49a〜
49g)は、ソレノイドからなるため、エアシリンダ装
置を用いた従来のロック装置のようにコンプレッサや空
気配管等を取り付ける必要がなく、取付作業が容易に行
なえる。図4は弁軸18に設けられた係合部材44及び
第1のロック部47の内部構造を示す縦断面図である。
また、図5は第1のロック部47及び第2のロック部4
8の位置関係を示す平面図である。
【0029】図4及び図5に示されるように、係合部材
44は、弁軸18に固定される固定部50と、弁軸18
が挿通される取付孔51と、固定部50の周囲を囲むよ
うに形成されたリング状の係合用爪車52とを有する。
係合部材44の固定部50は、ボルト53の締めつけに
より弁軸18の外周を挟持するように固定される。ま
た、係合用爪車52は、外周に所定ピッチ毎に設けられ
た複数の爪部55を有する。この爪部55は、ロッド5
6の一端56aに当接して係止される段部55aと、弁
軸18が閉弁方向に回動されたときロッド56をロック
解除方向(B方向)に移動させるための傾斜部55bと
よりなる。
【0030】第1のロック部47は、ブラケット46に
固定された本体部57と、係合用爪車52の爪部55に
係合するロック位置又は爪部55から離間するロック解
除位置に移動可能に設けられた第1のロッド56と、第
1のロッド56の外周に摺動可能に嵌合された第2のロ
ッド58と、第1のロッド56をA方向に付勢する第1
のコイルバネ59と、第2のロッド58をB方向に付勢
する第2のコイルバネ60と、第2のロッド58の端部
に螺入された手動操作用の第1の操作つまみ61とを有
する。
【0031】第2のコイルバネ60は、第1のコイルバ
ネ59よりもバネ力(バネ定数)が大となるように設定
されており、第2のロッド58をB方向に変位した位置
に保持している。そして、第1のロッド56は、第2の
ロッド58の内部を貫通するガイド孔58bに挿通さ
れ、第1のコイルバネ59のバネ力により係合用爪車5
2の爪部55に係合するロック位置に保持されている。
【0032】第1のロッド56は、一端が係合用爪車5
2の爪部55に係合するように本体部57よりA方向に
突出しており、他端に鍔部56bが設けられている。こ
の鍔部56bは、中空形状に形成された第2のロッド5
8の内部に形成された段部58aに当接してA方向への
突出位置が規制される。そして、第1のロッド56は、
鍔部56bが段部58aと第1の操作つまみ61との間
に形成された空間62を移動できるように第2のロッド
58の内部に挿通されている。
【0033】すなわち、第1のロッド56は、操作ハン
ドル19が閉弁方向の回動操作されたときは、一端が係
合用爪車52の爪部55に係合するロック位置から傾斜
部55bに押圧されて爪部55から離間するロック解除
位置に摺動する。これにより、底弁23は操作ハンドル
19の閉弁操作により閉弁する。しかし、操作ハンドル
19が開弁方向の回動操作されたときは、第1のロッド
56の一端が爪部55の段部55aに当接して弁軸18
及び操作ハンドル19の開弁方向への回動を阻止する。
【0034】また、第2のロッド58は、本体部57を
A,B方向に貫通する貫通孔57aに摺動可能に挿通さ
れており、弁軸18を開弁方向の回動を規制するため、
第1の操作つまみ61がA方向に押圧操作されると、係
合用爪車52の爪部55に係合する係合方向に移動す
る。また、第2のロッド58がコイルバネ60のバネ力
により係合解除方向であるB方向に移動すると、段部5
8aが鍔部56aに当接して第1のロッド56を同方向
へ移動させる。
【0035】従って、第2のロッド58は、ロック解除
動作時はコイルバネ60のバネ力により自動的に係合解
除方向であるB方向に移動し、荷降ろしが終了して底弁
23を閉弁させる際は、第1の操作つまみ61を係合方
向であるA方向に押圧操作することによりにより第1の
ロッド56を係合用爪車52の爪部55に係合するロッ
ク位置に移動させることができる。これにより、弁軸1
8及び操作ハンドル19は、開弁方向への回動操作が阻
止されると共に、閉弁方向への回動操作が可能となる。
【0036】上記のように係合用爪車52に係合する第
1のロッド56が、コイルバネ59によって係合用爪車
52の係合方向に付勢され、第2のロック部48によっ
て係合又は係合解除され、第1のロッド56と係合用爪
車52との係合方向と逆方向から第1のロッド56に係
合する第2のロッド58が、コイルバネ60によってコ
イルバネ59よりも大きな力で第2のロッド56を前記
係合方向とは逆方向に付勢される。そのため、底弁23
のロック解除操作時には、第2のロック部48を係合解
除方向に移動させることで第2のロッド58がコイルバ
ネ60によって第1のロッド56の係合解除方向に移動
して、コイルバネ60による強い力で確実に底弁23の
ロックを解除することができる。
【0037】その反面、操作ハンドル19を閉弁方向に
回動操作するときには、操作ハンドル19を回動させる
のに必要な力に加えて、コイルバネ59に抗して第1の
ロッド56を移動させるのに小さな力を要するだけで、
底弁23を閉弁することができる。図6は図5中A−A
線に沿う縦断面図である。
【0038】図6及び図5に示されるように、第2のロ
ッド58は、外周に係合溝58bが設けられている。そ
して、荷降ろし前の状態では、この係合溝58bには、
第2のロッド58の摺動方向(A,B方向)と直交する
C,D方向から突出する第2のロック部48のロック部
材65が係合している。これにより、第2のロッド58
は、摺動不可状態にロックされ、ロック解除方向である
B方向への移動が阻止されている。
【0039】また、ロック部材65は、図5に示される
ように、第2のロッド58の係合溝58bに対し、第1
のロッド56が係合用爪車52の爪部55に当接する方
向と逆方向から当接するように設けられている。そのた
め、操作ハンドル19が開弁方向に回動操作しようとし
ても、係合用爪車52の爪部55に対して第2のロッド
58が強固に固定されており、底弁23の開弁操作が確
実に阻止される。
【0040】図7は第2のロック部48の内部構造を示
す縦断面図である。図7に示されるように、第2のロッ
ク部48のケーシング66内には、上記ロック部材65
と、ロック部材65を駆動する電動アクチュエータ49
が収納されている。電動アクチュエータ49は、ロック
部材65が連結されるプランジャ67と、プランジャ6
7をC方向に付勢するコイルバネ68と、プランジャ6
7の外周を覆うように設けられたコイル69と、コイル
69に通電を行なうための電源端子70とからなる。
【0041】後述するように荷降ろしする油種に応じた
ハッチ22に対応するロック機構20の電動アクチュエ
ータ49のコイル69に通電が行なわれて励磁される
と、コイル69に挿通されたプランジャ67が電磁力に
よりD方向に吸引される。このようにプランジャ67が
D方向に移動すると、プランジャ67の連結部67aに
連結されたロック部材65が同方向に駆動されて上記第
2のロッド58の係合溝58bから離間する。
【0042】これにより、第2のロッド58は、ロック
部材65によるロックが解除されて移動可能な状態とな
る。そして、第2のロッド58は、コイルバネ60のバ
ネ力により係合解除方向であるB方向に移動されると共
に、上記第1の操作つまみ61及び第1のロッド56が
係合用爪車52の爪部55から係合解除する方向に移動
し、係合用爪車52のロックが解除される。よって、上
記ロック解除動作により、弁軸18及び操作ハンドル1
9は、開弁方向への回動操作が可能となる。
【0043】また、第2のロック部48のケーシング6
6は、コイル69及び電源端子70に通電するため、防
爆構造となっており、油液の積込み及び荷降ろしを行な
う際の引火を防止している。プランジャ67と一体的に
設けられたロッド71は、コイル69の内周に設けられ
たガイド部材72の中心孔72aを貫通するようにD方
向に延在形成されている。そして、ロッド71の端部に
は、第2の操作つまみ73がケーシング66の蓋74よ
り突出するように取り付けられている。
【0044】蓋74の中央孔74aには、第2の操作つ
まみ73を覆うキャップ75が螺入されている。また、
キャップ75は、通常、蓋74に取り付けられており、
勝手に第2の操作つまみ73を操作できないようにして
いる。例えば、停電又は故障により電動アクチュエータ
49が作動しないとき、作業者はキャップ75を外して
手動操作により第2の操作つまみ73をD方向に移動さ
せてロック部材65をロック解除方向に移動させること
ができる。これにより、ロック部材65による第2のロ
ッド58のロックが解除され、第2のロッド58がコイ
ルバネ60のバネ力により係合解除方向であるB方向に
移動する。そして、第1のロッド56による係合用爪車
52の係合が解除される。
【0045】また、荷降ろし終了後には、電動アクチュ
エータ49が消磁されてプランジャ67がコイルバネ6
8のバネ力で係合方向であるC方向に復帰する。ここ
で、第2のロッド58の端部に設けられた第1の操作つ
まみ61をA方向に押圧操作してスライドさせると、第
2のロッド58の外周に形成された係合溝58bにロッ
ク部材65の先端が嵌合して第2のロッド58をロック
する。
【0046】これで、底弁23の弁軸18及び操作ハン
ドル19が開弁方向に回動することが阻止される。この
状態では、弁軸18及び操作ハンドル19は、第1のロ
ック部48の第1のロッド56と係合用爪車52との作
用により閉弁方向にのみ回動可能となる。図8は荷降コ
ンソール29のブロック構成図を示す。
【0047】図8に示されるように、荷降コンソール2
9は、荷降制御回路31、記憶部32、カードリーダ3
3、プリンタ34、表示器35、ハッチ指定キー36a
〜36g、地下タンク指定キー37a〜37g、ハッチ
表示灯38a〜38g、地下タンク表示灯39a〜39
gを有する。荷降制御回路31は、荷降ろしする油種の
ハッチ22に対応するロック機構20の電動アクチュエ
ータ49を励磁して第1のロック部47の第2のロッド
58のロックを解除させて当該ハッチの底弁23の開弁
操作を可能とする。
【0048】図9はマスタファイル40の記憶内容の一
例を示す。図9に示されるように、記憶部32には、各
ハッチ番号毎に吐出口25又は26を識別するためのマ
スタファイル40が格納されている。このマスタファイ
ル40には、ハッチ番号、吐出口番号、油種等のデータ
が記憶されている。図10は荷降コンソール29の正面
図を示す。
【0049】図10に示されるように、荷降コンソール
29の前面には、カードリーダ33の挿入口33a、プ
リンタ34の伝票排出口34a、表示器35、ハッチ指
定キー36a〜36g、地下タンク指定キー37a〜3
7g、ハッチ表示灯38a〜38g、地下タンク表示灯
39a〜39gが配設されている。図11(A)〜
(C)は車両予約データ、地下タンクデータ、荷降状態
記憶エリアを模式的に示す図である。
【0050】カードリーダ33の挿入口33aには、給
油所で荷降ろしを行う際にローリカード41が挿入され
る。このローリカード41には図11(A)に示すよう
な車両別予約データが記憶されている。車両別予約デー
タは、車両を識別する車両番号、ハッチを識別するハッ
チ番号、ハッチ毎の油種を示す油種データ、ハッチ毎に
積込まれた数量を示す数量データ、ハッチ毎の配送先を
識別する顧客番号データとが記憶されている。
【0051】また、荷降コンソール29の記憶部32に
は、図11(B)に示すような予め地下タンクデータが
記憶されている。この地下タンクデータは地下タンク1
〜3を識別する地下タンク番号データ、各地下タンク1
〜3毎の貯蔵油種を識別するための油種データよりな
る。また、荷降コンソール29の記憶部32には、図1
1(C)に示すような荷降状態記憶エリアが設けられて
おり、地下タンク1〜3毎に荷降中であることを示す荷
降中フラグ及び荷降終了を示す荷降終了フラグが記憶さ
れている。
【0052】次に、荷降し作業と共に荷降コンソール2
9の荷降制御回路31が実行する荷降制御処理について
図12乃至図14のフローチャートを参照して説明す
る。タンクローリ車21が給油所に到着すると、運転者
はまず荷降コンソール29に設けられたカードリーダ3
3の挿入口33aにローリカード41を挿入し、さらに
底弁センサ用コネクタ及びアース線をタンクローリ車2
1に接続する。
【0053】そして、地下タンク1〜3の注油口9〜1
1のいずれかに荷降ろしホース12の一端を接続し、ホ
ース12の他端をタンクローリ車21の吐出口25又は
26に接続する。例えばハッチ22aに積み込まれたガ
ソリンを地下タンク1に荷降ろしする場合には、注油口
9にホース12の一端を接続し、ホース12の他端を前
側の吐出口25に接続する。このようにホース12の接
続作業が終了すると、地下タンク1の番号又は貯蔵油種
を表す信号(情報)が荷降コンソール29に送信され
る。
【0054】そして、当該ハッチ22aのロック機構2
0aによるロックを解除させた後、ハッチ22aの底弁
23aを開弁させ、第1の電磁弁27に設けられたスタ
ート釦(図示せず)をオンに操作する。また、ハッチ2
2aの荷降ろしが終了したときは、第1の電磁弁27に
設けられたストップ釦(図示せず)をオンに操作する。
【0055】荷降制御回路31は、ステップS1(以下
「ステップ」を省略する)において、荷降コンソール2
9のカードリーダ33の挿入口33aにローリカード4
1が挿入されると、ローリカード41に記憶された車番
カードデータが荷降コンソール29に読み込まれ、当該
タンクローリ車21の各ハッチ22a〜22gに積み込
まれている油種をマスタファイル40に書き込み記憶さ
れる。
【0056】次にS1aでは、マスタファイル40に記
憶された底弁23a〜23gの油種データに基づいて荷
降ろしすべき油種が積み込まれた一のハッチに対応する
ロック機構20の電動アクチュエータ49を励磁させ
て、プランジャ67をロック解除方向(D方向)に移動
させる。これにより、プランジャ67の連結部67aに
連結されたロック部材65が同方向に駆動されて上記第
2のロッド58の係合溝58bから離間して第2のロッ
ド58のロックが解除される。
【0057】そして、第2のロッド58は、コイルバネ
60のバネ力により係合解除方向であるB方向に移動さ
れると共に、第1のロッド56が係合用爪車52の爪部
55から係合解除する方向に移動し、係合用爪車52の
ロックが解除される。これで、運転者は、ロック機構2
0によるロックが解除された弁軸18の操作ハンドル1
9を開弁方向に回動操作することができる。よって、荷
降ろしすべき油種が積み込まれた一のハッチの底弁23
が開弁される。
【0058】次のS2では、上記のように荷降ろしすべ
き油種の底弁23a〜23gが開弁操作されて底弁セン
サ24a〜24gから開弁検出信号が出力されると、S
3に進み開弁された底弁23a〜23gが属する吐出口
25又は26と油種を検索する。次のS4では、マスタ
ファイル40に記憶された底弁23a〜23gの油種デ
ータに基づいて底弁23a〜23gのうち開弁された底
弁が前側の吐出口25に属するのか、あるいは後側の吐
出口26に属するのかを判定する。
【0059】例えばガソリンが積み込まれた1番のハッ
チ22aの底弁23aが開弁された場合には、マスタフ
ァイル40に記憶されたデータより前側の吐出口25が
選択され、S5に移行する。そして、S5では吐出口2
5に属するハッチ番号を検索する。本実施例では、吐出
口25に属するハッチ番号としては、1番から3番とな
る。しかし、S4において、開弁された底弁が後側の吐
出口26に属する場合には、後述するSTEP2(図1
4に示す)に移行する。
【0060】次のS6では、1番から3番のハッチ22
a〜22cに設けられた底弁23a〜23cのうち既に
開弁されたものがあるか否かを判定する。このS6にお
いて、1番から3番の底弁23a〜23cがいずれも開
弁されていない場合には、S7に進み他の1番から7番
のハッチ22a〜22gの底弁23a〜23gが開弁さ
れたか否かを判定する。
【0061】S7において、他の1番から7番のハッチ
22a〜22gの底弁23a〜23gが開弁されていな
い場合には、S8に進み吐出口25のスタート釦(図示
せず)がオンに操作された否かを判定する。そして、S
8において、吐出口25のスタート釦(図示せず)がオ
ンに操作されたときは、S9に進み吐出口25にホース
12が接続されているか否かを判定する。ここで、ホー
ス12が地下タンク1〜3の注油口9〜11のいずれに
も接続されず送信部13〜15から送信された信号を受
信していないときは、ホース12の接続が完了していな
いものと判断してS10に進み、異常があることを報知
する。
【0062】しかし、S9において、ホース12がガソ
リン用の地下タンク1の注油口9に接続されて送信部1
3から送信された信号を受信したときは、図13のS1
1に進み、ホース12を通じて吐出口25が接続された
地下タンク1の注油口9に設けられた送信部13からの
信号により地下タンク1の油種を判別する。次のS12
では、開弁された底弁のハッチの油種とホース12が接
続された地下タンクの油種とが一致するか否かを判定す
る。このS12でハッチの油種と地下タンクの油種が不
一致の場合には、S13に移行して異常があることを報
知する。
【0063】しかし、S12でハッチ22aの油種と地
下タンク1の油種が一致した場合には、S14に移行し
て吐出口25に対して荷降ろしを許可する。そして、S
15に進み吐出口25の電磁弁27を開弁させる。これ
で、吐出口25からの荷降ろしが開始され、ハッチ22
aの油液は地下タンク1へ移送される。S16では油液
の荷降ろし中の処理として、例えば吐出口25から荷降
ろしされた油液の流量計測等を行う。次のS17では、
他のハッチの底弁23b〜23gが開弁された否かを判
定する。
【0064】S17で他のハッチの底弁23b〜23g
が開弁されていない場合には、S18に進み吐出口25
のストップ釦(図示せず)がオンに操作された否かを判
定する。もし、吐出口25のストップ釦(図示せず)が
オフの場合には、上記S16に戻り吐出口25のストッ
プ釦(図示せず)がオンに操作されるまでS16〜S1
8の処理を繰り返す。
【0065】しかし、S18で吐出口25のストップ釦
(図示せず)がオンに操作されると、S19に移行して
電磁弁27を閉弁させる。そして、S20で当該給油所
の荷降ろし予定の全ての油種、数量が荷降ろし完了した
か否かを判定する。例えば、荷降ろし予定がハッチ22
aの油種、数量であるときは、S20aでロック機構2
0の電動アクチュエータ49を消磁する。
【0066】このように電動アクチュエータ49が消磁
されると、プランジャ64がコイルバネ68のバネ力で
C方向に復帰する。そして、第2のロッド58の端部に
設けられた第1の操作つまみ61をA方向に押圧操作し
てスライドさせると、第2のロッド58の外周に形成さ
れた係合溝58bにロック部材65の先端が嵌合して第
2のロッド58がロックされる。これで、当該ハッチの
底弁23の弁軸18及び操作ハンドル19が開弁方向に
回動することが阻止される。
【0067】この状態では、当該ハッチの弁軸18及び
操作ハンドル19が、第1のロック部48の第1のロッ
ド56と係合用爪車52との作用により閉弁方向にのみ
回動可能となる。そして、運転者は、操作ハンドル19
を閉弁方向に回動操作して底弁23を閉弁させる。これ
で、荷降ろし処理が終了する。ここで荷降ろし処理を終
了させる。
【0068】しかし、ハッチ22a以外のハッチで荷降
ろしの予定が残っている場合には、S21に移行して次
に荷降ろしするハッチ22bに対応するロック機構20
の電動アクチュエータ49を励磁させて、プランジャ6
7をロック解除方向(D方向)に移動させる。これによ
り、プランジャ67の連結部67aに連結されたロック
部材65が同方向に駆動されて上記第2のロッド58の
係合溝58bから離間して第2のロッド58のロックが
解除される。
【0069】そして、上記の場合と同様に、第2のロッ
ド58がコイルバネ60のバネ力により係合解除方向で
あるB方向に移動されると共に、上記第1の操作つまみ
61及び第1のロッド56が係合用爪車52の爪部55
から係合解除するB方向に移動し、係合用爪車52のロ
ックが解除される。これで、運転者は、ロック機構20
によるロックが解除された弁軸18の操作ハンドル19
を開弁方向に回動操作することができる。よって、荷降
ろしすべき油種が積み込まれた一のハッチの底弁23が
開弁される。
【0070】そして、S21aで次の底弁センサ24に
より底弁23が開弁されたことを確認する。その後、前
述したS3に戻り、S3以降の処理を実行する。また、
上記S6において、例えば1番ハッチ22aの底弁23
aが先に開弁されている状態で2番ハッチ22bの底弁
23bが開弁された場合、、S22に進み既に開弁され
ている1番ハッチ22aの油種と今回開弁された2番ハ
ッチ22bの油種とが同一であるか否かを判定する。
【0071】S22において、今回2番ハッチ22bの
底弁23bを開弁する予定が間違って軽油が積み込まれ
た3番ハッチ22cの底弁23cを開弁させてしまった
場合、油種が不一致となる。この場合、異油種混合事故
(コンタミネーション)が発生するため、S23に移行
して異常を報知すると共に吐出口25の第1の電磁弁2
7を閉弁させる。
【0072】しかし、S22において、今回2番ハッチ
22bの底弁23bを開弁した場合には、油種が一致す
る。この場合には、異油種混合事故(コンタミネーショ
ン)が発生しないため、S24に進み吐出口25で既に
荷降ろし中か否かを判定する。すなわち、すでに吐出口
25のスタート釦(図示せず)がオンに操作されている
場合には、S25に進み今回開弁された底弁23bのハ
ッチ22bに対しても荷降ろしを許可する。
【0073】そして、S16に移行して吐出口25から
の荷降ろしを継続し、S16以降の処理を実行する。ま
た、S7において、他の1番から7番のハッチ22a〜
22gの底弁23a〜23gのいずれかが開弁された場
合には、S3に戻り再度S3〜S7の処理を実行する。
【0074】また、S8において、吐出口25のスター
ト釦(図示せず)がオンに操作されないときは、S7に
戻り、再度他の1番から7番のハッチ22a〜22gの
底弁23a〜23gが開弁されたか否かを判定する。上
記S24において、吐出口25のスタート釦(図示せ
ず)がオンに操作されない場合には、S7に移行して他
のハッチの底弁が開弁されたか否かを判定してS7以降
の処理を実行する。
【0075】また、図12に示すフローチャートの処理
は、第2の吐出口26に対する荷降ろし処理である。す
なわち、上記S4において、マスタファイル40に記憶
された底弁23a〜23gの油種データに基づいて開弁
された一の底弁が後側の吐出口26に属する場合には、
図14のS26に移行する。
【0076】例えば軽油が積み込まれた4番のハッチ2
2dの底弁23dが開弁された場合には、マスタファイ
ル40に記憶されたデータより後側の吐出口26が選択
され、S26に移行する。そして、S26では吐出口2
6に属するハッチ番号を検索する。本実施例では、吐出
口26に属するハッチ番号としては、4番から7番とな
る。
【0077】次のS27では、4番から7番のハッチ2
2d〜22gに設けられた底弁23d〜23gのうち既
に開弁されたものがあるか否かを判定する。このS27
において、4番から7番の底弁23d〜23gがいずれ
も開弁されていない場合には、S28に進み他の1番か
ら7番のハッチ22a〜22gの底弁23a〜23gが
開弁されたか否かを判定する。
【0078】S28において、他の1番から7番のハッ
チ22a〜22gの底弁23a〜23gが開弁されてい
ない場合には、S29に進み吐出口26のスタート釦
(図示せず)がオンに操作された否かを判定する。そし
て、S29において、吐出口26のスタート釦(図示せ
ず)がオンに操作されたときは、S30に進み吐出口2
6にホース12が接続されているか否かを判定する。こ
こで、ホース12が地下タンク1〜3の注油口9〜11
のいずれにも接続されず送信部13〜15から送信され
た信号を受信していないときは、ホース12の接続が完
了していないものと判断してS31に進み、異常がある
ことを報知する。
【0079】しかし、S30において、ホース12が地
下タンク2の注油口10に接続されて送信部12から送
信された信号を受信したときは、S32に進み、ホース
12を通じて吐出口26が接続された地下タンク2の注
油口10に設けられた送信部14からの信号により地下
タンク2の油種を判別する。次のS33では、開弁され
た底弁23dが設けられたハッチ22dの油種とホース
12が接続された地下タンク2の油種とが一致するか否
かを判定する。このS33でハッチの油種と地下タンク
の油種が不一致の場合には、S34に移行して異常があ
ることを報知する。
【0080】しかし、S33でハッチ22dの油種と地
下タンク2の油種が一致した場合には、S35に移行し
て吐出口26に対して荷降ろしを許可する。そして、S
36に進み吐出口26の電磁弁28を開弁させる。これ
で、吐出口26からの荷降ろしが開始され、ハッチ22
dの油液は地下タンク2へ移送される。S37では油液
の荷降ろし中の処理として、例えば吐出口26から荷降
ろしされた油液の流量計測等を行う。次のS38では、
他のハッチの底弁23a〜23cが開弁された否かを判
定する。
【0081】S38で他のハッチの底弁23a〜23c
が開弁されていない場合には、S39に進み吐出口26
のストップ釦(図示せず)がオンに操作された否かを判
定する。もし、吐出口26のストップ釦(図示せず)が
オフの場合には、上記S37に戻り吐出口26のストッ
プ釦(図示せず)がオンに操作されるまでS37〜S3
9の処理を繰り返す。
【0082】しかし、S39で吐出口26のストップ釦
(図示せず)がオンに操作されると、S40に移行して
電磁弁28を閉弁させる。そして、S41で当該給油所
の荷降ろし予定の全ての油種、数量が荷降ろし完了した
か否かを判定する。例えば、荷降ろし予定がハッチ22
dの油種、数量であるときは、S41aでロック機構2
0のソレノイド64bを消磁して荷降ろし完了したハッ
チの弁軸18をロックさせる(図4参照)。これで、荷
降ろし処理が終了する。
【0083】しかし、ハッチ22d以外のハッチの荷降
ろしの予定が残っている場合には、S42に移行して次
に荷降ろしするハッチ22に対応するロック機構20の
電動アクチュエータ49を励磁させて、プランジャ67
をロック解除方向(D方向)に移動させる。これによ
り、プランジャ67の連結部67aに連結されたロック
部材65が同方向に駆動されて上記第2のロッド58の
係合溝58bから離間して第2のロッド58のロックが
解除される。
【0084】そして、第2のロッド58がコイルバネ6
0のバネ力により係合解除方向であるB方向に移動され
ると共に、上記第1の操作つまみ61及び第1のロッド
56が係合用爪車52の爪部55から係合解除するB方
向に移動し、係合用爪車52のロックが解除される。こ
れで、運転者は、ロック機構20によるロックが解除さ
れた弁軸18の操作ハンドル19を開弁方向に回動操作
することができる。よって、荷降ろしすべき油種が積み
込まれた一のハッチの底弁23が開弁される。
【0085】そして、S42aで次の底弁センサ24に
より底弁23が開弁されたことを確認する。その後、前
述したS3に戻り、S3以降の処理を実行する。また、
上記S27において、例えば4番ハッチ22dの底弁2
3dが先に開弁されている状態で5番ハッチ22eの底
弁23eが開弁された場合、S43に進み既に開弁され
ている4番ハッチ22dの油種と今回開弁された5番ハ
ッチ22eの油種とが同一であるか否かを判定する。
【0086】S43において、今回5番ハッチ22eの
底弁23eを開弁する予定が間違って灯油が積み込まれ
た6番ハッチ22fの底弁23fを開弁させてしまった
場合、油種が不一致となる。この場合、異油種混合事故
(コンタミネーション)が発生するため、S44に移行
して異常を報知すると共に吐出口26の第2の電磁弁2
8を閉弁させる。
【0087】しかし、S43において、今回5番ハッチ
22eの底弁23eを開弁した場合には、油種が一致す
る。この場合には、異油種混合事故(コンタミネーショ
ン)が発生しないため、S45に進み吐出口26で既に
荷降ろし中か否かを判定する。すなわち、すでに吐出口
26のスタート釦(図示せず)がオンに操作されている
場合には、S46に進み今回開弁された底弁23eのハ
ッチ22eに対しても荷降ろしを許可する。
【0088】そして、S47に移行して吐出口26から
の荷降ろしを継続し、S37以降の処理を実行する。ま
た、S28において、他の1番から7番のハッチ22a
〜22gの底弁23a〜23gのいずれかが開弁された
場合には、S3に戻り再度S3,S4,S26〜S28
の処理を実行する。
【0089】また、S29において、吐出口26のスタ
ート釦(図示せず)がオンに操作されないときは、S2
8に戻り、再度他の1番から7番のハッチ22a〜22
gの底弁23a〜23gが開弁されたか否かを判定す
る。上記S45において、吐出口26のスタート釦(図
示せず)がオンに操作されない場合には、S28に移行
して他のハッチの底弁が開弁されたか否かを判定してS
28以降の処理を実行する。
【0090】尚、上記実施例では、荷降ろしすべき油種
が判明したときに該当するハッチ22に対応する弁軸1
8のロックを解除する構成としたが、コンソールのスイ
ッチ操作により先に荷降ろしするハッチ22と地下タン
クとを設定し、両者の油種が一致したときのみ弁軸18
のロックを解除する構成としても良い。また、上記実施
例では、タンクローリ車21に2個の吐出口25,26
が設けられているものとして説明したが、これに限ら
ず、本発明は1つの吐出口が複数のハッチに並列接続さ
れるものであれば、3個又はそれ以上の吐出口を設けた
構成にも適用することができる。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、操作ハンドルに設けられた係合部材に対し係合
又は係合解除するように移動可能に設けられた第1のロ
ック部を、第1のロック部の移動方向と直交する方向に
移動可能に設けられた第2のロック部に係合させ、電動
アクチュエータにより第2のロック部を係合解除方向に
駆動してロック解除するため、第1のロック部を直接電
動アクチュエータで駆動する場合よりも第2のロック部
を駆動する方がロック解除動作時の電動アクチュエータ
の駆動力が小さくて済み、電動アクチュエータの小型化
を図ることができる。さらに、電動アクチュエータが駆
動手段として用いられるため、タンクローリ車に空気管
路やコンプレッサ、バルブユニット等を設ける必要がな
く取付作業が容易に行なえる。
【0092】また、請求項2記載の発明によれば、第2
のロック部を第1のロック部から係合解除する方向に手
動操作により移動可能に設けたため、停電時でも手動操
作により第2のロック部をロック解除方向に移動させて
操作ハンドルのロックを解除することができる。また、
請求項3記載の発明によれば、係合部材に係合する第1
のロッドが、第1の付勢部材によって係合部材の係合方
向に付勢され、前記第2のロック部によって係合又は係
合解除され、前記第1のロッドと係合部材との係合方向
と逆方向から第1のロッドに係合する第2のロッドが、
第2の付勢部材によって第1の付勢部材よりも大きな力
で第2のロッドを前記係合方向とは逆方向に付勢される
ため、底弁のロック解除操作時には、第2のロック部を
係合解除方向に移動させることで第2のロッドが第2の
付勢部材によって第1のロッドの係合解除方向に移動し
て、第2の付勢部材による強い力で確実に底弁のロック
を解除することができる反面、操作ハンドルを閉弁方向
に回動操作するときには、操作ハンドルを回動させるの
に必要な力に加えて、第1の付勢部材に抗して第1のロ
ッドを移動させるのに小さな力を要するだけで、底弁を
閉弁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】タンクローリ車のハッチに積み込まれた油液を
荷降ろしする際の様子を示す斜視図である。
【図3】ロック機構が操作ハンドルの弁軸に取り付けら
れた状態を示す斜視図である。
【図4】弁軸に設けられた係合部材及び第1のロック部
の内部構造を示す縦断面図である。
【図5】第1のロック部及び第2のロック部の位置関係
を示す平面図である。
【図6】図5中A−A線に沿う縦断面図である。
【図7】第2のロック部の内部構造を示す縦断面図であ
る。
【図8】荷降コンソールのブロック構成図である。
【図9】マスタファイルの記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図10】荷降コンソールの正面図である。
【図11】記憶部に記憶されるデータ内容を説明するた
めの図である。
【図12】荷降コンソールの荷降制御回路が実行する処
理のフローチャートである。
【図13】図12の処理に続いて実行される処理のフロ
ーチャートである。
【図14】図13の処理に続いて実行される処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1〜3 地下タンク 4〜6 液位センサ 7 液面計 9〜11 注油口 12 荷降ろしホース 13〜15 送信部 18(18a〜18g) 弁軸 19(19a〜19g) 操作ハンドル 20(20a〜20g) ロック機構 21 タンクローリ車 22a〜22g ハッチ 23a〜23g 底弁 24a〜24g 底弁センサ 25 第1の吐出口 26 第2の吐出口 27 第1の電磁弁 28 第2の電磁弁 29 荷降コンソール 31 荷降制御回路 44(44a〜44g) 係合部材 45(45a〜45g) 軸受部 46(46a〜46g) ブラケット 47(47a〜47g) 第1のロック部 48(48a〜48g) 第2のロック部 49(49a〜49g) 電動アクチュエータ 50 固定部 51 取付孔 52 係合用爪車 55 爪部 56 第1のロッド 57 本体部 58 第2のロッド 59 第1のコイルバネ 60 第2のコイルバネ 61 第1の操作つまみ 65 ロック部材 67 プランジャ 69 コイル 71 ロッド 72 ガイド部材 73 第2の操作つまみ 74 蓋 75 キャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクローリ車の各ハッチの夫々に設け
    られた底弁と、 該ハッチの上部に設けられ底弁の開閉操作を行うための
    操作ハンドルと、 該操作ハンドルの弁軸に取り付けられた係合部材と、 該係合部材に対し係合又は係合解除するように移動可能
    に設けられた第1のロック部と、 該第1のロック部の移動方向と直交する方向に移動可能
    に設けられ、前記第1のロック部に対し係合又は係合解
    除するように移動可能に設けられた第2のロック部と、 該第2のロック部を係合解除方向に駆動する電動アクチ
    ュエータと、 からなることを特徴とするタンクローリ車の底弁ロック
    装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のタンクローリ車の底
    弁ロック装置において、 前記第2のロック部を前記第1のロック部から係合解除
    する方向に手動操作により移動可能に設けたことを特徴
    とするタンクローリ車の底弁ロック装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載のタンクローリ車の底
    弁ロック装置において、 前記第1のロック部は、 前記係合部材に係合する第1のロッドと、 該第1のロッドを前記係合部材の係合方向に付勢する第
    1の付勢部材と、 前記第2のロック部によって係合又は係合解除され、前
    記第1のロッドと前記係合部材との係合方向と逆方向か
    ら前記第1のロッドに係合する第2のロッドと、 前記第1の付勢部材よりも大きな力で前記第2のロッド
    を前記係合方向とは逆方向に付勢する第2の付勢部材
    と、 からなることを特徴とするタンクローリ車の底弁ロック
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084134A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Tokiko Techno Kk 出荷管理システム
JP2013193775A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Tokiko Techno Kk タンクローリ車の荷卸しシステム

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