JPH1096195A - 抗菌板紙の製造方法 - Google Patents
抗菌板紙の製造方法Info
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- JPH1096195A JPH1096195A JP26658396A JP26658396A JPH1096195A JP H1096195 A JPH1096195 A JP H1096195A JP 26658396 A JP26658396 A JP 26658396A JP 26658396 A JP26658396 A JP 26658396A JP H1096195 A JPH1096195 A JP H1096195A
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- antibacterial
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、排水処理工程への影響が少
なく、安価で白色度の低下もない抗菌板紙の製造方法を
提供することにある。 【解決手段】 本発明に係る抗菌板紙の製造方法は、古
紙パルプを主原料とする湿紙の紙層を2層以上抄き合わ
せて製造する板紙の製造工程において、少なくても1つ
以上の層間に抄き合わせ前に抗菌剤を噴霧することによ
り、板紙内に抗菌剤を保持させるものである。
なく、安価で白色度の低下もない抗菌板紙の製造方法を
提供することにある。 【解決手段】 本発明に係る抗菌板紙の製造方法は、古
紙パルプを主原料とする湿紙の紙層を2層以上抄き合わ
せて製造する板紙の製造工程において、少なくても1つ
以上の層間に抄き合わせ前に抗菌剤を噴霧することによ
り、板紙内に抗菌剤を保持させるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板紙の製造方法に
関するものである。更に詳しく述べるならば、安全で且
つ優れた抗菌性をもつ板紙を排水処理に影響をさせるこ
となく、製造し得る新規な抗菌板紙の製造方法を提供す
るものである。
関するものである。更に詳しく述べるならば、安全で且
つ優れた抗菌性をもつ板紙を排水処理に影響をさせるこ
となく、製造し得る新規な抗菌板紙の製造方法を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、白板紙などの板紙は医療用包
装紙、食品用包装紙などの分野に使用されている。近
年、このような分野を主体にして、抗菌性を有した板紙
の要求が高まっている。
装紙、食品用包装紙などの分野に使用されている。近
年、このような分野を主体にして、抗菌性を有した板紙
の要求が高まっている。
【0003】従来の抗菌板紙の製造方法としては、特開
平5−32512号公報に示されているように抗菌剤と
パルプを含むスラリーに凝集剤を添加し抄紙する方法及
び抄紙後の紙に抗菌剤とバインダーを含む液を塗布、含
浸、吹き付けなどの方法がある。
平5−32512号公報に示されているように抗菌剤と
パルプを含むスラリーに凝集剤を添加し抄紙する方法及
び抄紙後の紙に抗菌剤とバインダーを含む液を塗布、含
浸、吹き付けなどの方法がある。
【0004】しかし、抗菌剤とパルプを含むスラリーに
凝集剤を添加し抄紙する方法では紙中に保持されなかっ
た抗菌剤が排水処理に多量に流出する。流出した抗菌剤
は、排水処理における活性汚泥に影響し、排水の負荷を
増加させる結果となる。リン酸ジルコニウムを担体とす
る銀系無機抗菌剤では10ppmの濃度で、活性汚泥の
生菌数が減少してしまうという問題があった。
凝集剤を添加し抄紙する方法では紙中に保持されなかっ
た抗菌剤が排水処理に多量に流出する。流出した抗菌剤
は、排水処理における活性汚泥に影響し、排水の負荷を
増加させる結果となる。リン酸ジルコニウムを担体とす
る銀系無機抗菌剤では10ppmの濃度で、活性汚泥の
生菌数が減少してしまうという問題があった。
【0005】一方、抄紙後の成紙に抗菌剤とバインダー
を含む液を塗布、含浸、吹き付けなどの方法を行う場
合、オンマシンでの抗菌剤付与と異なり、工程数が増
え、エネルギー費用の増大から大幅なコスト高となって
しまう。
を含む液を塗布、含浸、吹き付けなどの方法を行う場
合、オンマシンでの抗菌剤付与と異なり、工程数が増
え、エネルギー費用の増大から大幅なコスト高となって
しまう。
【0006】一方、板紙における顔料オンマシン塗工液
中に抗菌剤を添加し、塗工する方法が考えられるが、抗
菌剤の白色度が塗工顔料よりも低いこと、また、抗菌剤
が銀系であることから光による褐色化が経過時間により
起こってしまい、塗工面の白色度低下に繋がってしまう
という問題点がある。
中に抗菌剤を添加し、塗工する方法が考えられるが、抗
菌剤の白色度が塗工顔料よりも低いこと、また、抗菌剤
が銀系であることから光による褐色化が経過時間により
起こってしまい、塗工面の白色度低下に繋がってしまう
という問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、排水処理工程への影響が少なく、安価で白色度
の低下もない抗菌板紙の製造方法を提供することを目的
とするものである。
解決し、排水処理工程への影響が少なく、安価で白色度
の低下もない抗菌板紙の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の目的
を達成すべく、古紙パルプを主原料とする板紙に抗菌剤
をいかにして保持させるか鋭意研究を重ねた結果、少な
くても1つ以上の層間に抄き合わせ前に抗菌剤を噴霧す
ることにより、排水処理工程への影響を少なくして、抗
菌作用の高い抗菌板紙が製造できることを見出だし、本
発明を完成するに至った。
を達成すべく、古紙パルプを主原料とする板紙に抗菌剤
をいかにして保持させるか鋭意研究を重ねた結果、少な
くても1つ以上の層間に抄き合わせ前に抗菌剤を噴霧す
ることにより、排水処理工程への影響を少なくして、抗
菌作用の高い抗菌板紙が製造できることを見出だし、本
発明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、古紙パルプを主原料とする
湿紙の紙層を2層以上抄き合わせて製造する板紙の製造
工程において、少なくても1つ以上の層間に抄き合わせ
前に予め澱粉とともに水分散液とした抗菌剤を噴霧塗布
することにより、板紙内に抗菌剤を保持させることを特
徴とする抗菌板紙の製造方法である。
湿紙の紙層を2層以上抄き合わせて製造する板紙の製造
工程において、少なくても1つ以上の層間に抄き合わせ
前に予め澱粉とともに水分散液とした抗菌剤を噴霧塗布
することにより、板紙内に抗菌剤を保持させることを特
徴とする抗菌板紙の製造方法である。
【0010】本発明に使用する抗菌剤としては、安全性
の高い銀系のものが望ましく、ゼオライト、シリカゲ
ル、アパタイト、燐酸ジルコニウムなどに銀を担持させ
たものが使用できる。少なくても1つ以上の板紙の層間
に予め澱粉とともに水分散液とともに噴霧する抗菌剤の
量としては固形分として合計で0.1〜3.0g/
m2、好ましくは0.5〜1.5g/m2 程度が適量で
ある。また、1つの層間に1.0g/m2 以上噴霧する
と、層間の剥離強度の低下を招く恐れがあるのでこの場
合2つ以上の層間に分けて噴霧することが望ましい。一
方、1つの層間に3.0g/m2 以上噴霧しても抗菌効
果に大きな差は生じない。
の高い銀系のものが望ましく、ゼオライト、シリカゲ
ル、アパタイト、燐酸ジルコニウムなどに銀を担持させ
たものが使用できる。少なくても1つ以上の板紙の層間
に予め澱粉とともに水分散液とともに噴霧する抗菌剤の
量としては固形分として合計で0.1〜3.0g/
m2、好ましくは0.5〜1.5g/m2 程度が適量で
ある。また、1つの層間に1.0g/m2 以上噴霧する
と、層間の剥離強度の低下を招く恐れがあるのでこの場
合2つ以上の層間に分けて噴霧することが望ましい。一
方、1つの層間に3.0g/m2 以上噴霧しても抗菌効
果に大きな差は生じない。
【0011】本発明に使用する澱粉としては、通常用い
られる澱粉、米、小麦、コーン、タピオカ、馬鈴薯など
の生澱粉、あるいはこれら澱粉の変性澱粉が使用でき
る。また、これら澱粉の混合品、あるいは合成高分子物
質と併用しても、なんら本発明の効果を下げるものでは
ない。
られる澱粉、米、小麦、コーン、タピオカ、馬鈴薯など
の生澱粉、あるいはこれら澱粉の変性澱粉が使用でき
る。また、これら澱粉の混合品、あるいは合成高分子物
質と併用しても、なんら本発明の効果を下げるものでは
ない。
【0012】本発明は新聞、雑誌古紙の脱墨パルプある
いは上質印刷古紙の脱墨パルプを主原料とし、2層もし
くはそれ以上の多層抄き合わせを要する公知の全ての板
紙の抄紙工程に適用し得るものであり、脱墨パルプに周
知の各種パルプを混合しても、何ら差支えない。
いは上質印刷古紙の脱墨パルプを主原料とし、2層もし
くはそれ以上の多層抄き合わせを要する公知の全ての板
紙の抄紙工程に適用し得るものであり、脱墨パルプに周
知の各種パルプを混合しても、何ら差支えない。
【0013】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明は、勿論これらに限定されるもの
ではない。なお、実施例および比較例中の「%」はすべ
て「固形分重量%」である。
に説明するが、本発明は、勿論これらに限定されるもの
ではない。なお、実施例および比較例中の「%」はすべ
て「固形分重量%」である。
【0014】実施例1 新聞古紙の脱墨パルプ(CSF 370cc) の1%パ
ルプスラリーをJISP 8209に準じ、実験室用角
型手抄機を用いて絶乾坪量100g/m2 となるように
抄紙し、2枚の湿紙を調整した。得られた湿紙に予め馬
鈴薯澱粉(ファラジム・Fマツタニ:松谷化学工業
(株)製)(以下、実施例において単に澱粉という)と
ともに水分散液とした燐酸ジルコニウムを担持とする銀
系無機抗菌剤(ノバロンAG300:東亜合成化学工業
(株)製)(以下、実施例において単に抗菌剤という)
を1枚の紙に対して、澱粉0.5g/m2 、抗菌剤0.
4g/m2 になるよう噴霧し、2枚の紙に噴霧塗布し
た。次に、抗菌剤噴霧面を上にし、もう1枚噴霧塗布し
た紙の噴霧面を上にし重ねた。次に、上質印刷古紙の脱
墨パルプ(CSF 450cc)の1%パルプスラリー
をJIS P 8209に準じ、実験室用角型手抄機を
用いて絶乾坪量50g/m2 となるように抄紙し、2枚
重ね合わせた抗菌剤噴霧面の上に更に重ね合わせ、プレ
ス後、乾燥して3枚抄き合わせからなる約米坪250g
/m2 の板紙を得た。
ルプスラリーをJISP 8209に準じ、実験室用角
型手抄機を用いて絶乾坪量100g/m2 となるように
抄紙し、2枚の湿紙を調整した。得られた湿紙に予め馬
鈴薯澱粉(ファラジム・Fマツタニ:松谷化学工業
(株)製)(以下、実施例において単に澱粉という)と
ともに水分散液とした燐酸ジルコニウムを担持とする銀
系無機抗菌剤(ノバロンAG300:東亜合成化学工業
(株)製)(以下、実施例において単に抗菌剤という)
を1枚の紙に対して、澱粉0.5g/m2 、抗菌剤0.
4g/m2 になるよう噴霧し、2枚の紙に噴霧塗布し
た。次に、抗菌剤噴霧面を上にし、もう1枚噴霧塗布し
た紙の噴霧面を上にし重ねた。次に、上質印刷古紙の脱
墨パルプ(CSF 450cc)の1%パルプスラリー
をJIS P 8209に準じ、実験室用角型手抄機を
用いて絶乾坪量50g/m2 となるように抄紙し、2枚
重ね合わせた抗菌剤噴霧面の上に更に重ね合わせ、プレ
ス後、乾燥して3枚抄き合わせからなる約米坪250g
/m2 の板紙を得た。
【0015】実施例2 実施例1において、1枚の紙に対して、澱粉0.5g/
m2 、抗菌剤1.0g/m2 噴霧した以外は実施例1と
同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
m2 、抗菌剤1.0g/m2 噴霧した以外は実施例1と
同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
【0016】比較例1 実施例1において、抗菌剤を噴霧しない以外は実施例1
と同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
と同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
【0017】比較例2 実施例1において、新聞古紙の脱墨パルプの1%パルプ
スラリーに抗菌剤を添加し、抗菌剤が0.4g/m2 紙
中の保持されるように実験室用角型手抄機を用いて絶乾
坪量100g/m2 の湿紙を2枚抄紙し、更に抗菌剤を
入れない上質印刷古紙の脱墨パルプから得た絶乾坪量5
0g/m2 となる湿紙を1枚抄紙した。抗菌剤を保持さ
せた紙に実施例1と同様に澱粉のみを0.5g/m2 噴
霧した。次に、澱粉噴霧面を上にし、もう1枚澱粉を噴
霧した紙の噴霧面を上にし重ね、更に抗菌剤を入れない
湿紙を重ね合わせ、プレス後乾燥して3枚抄き合わせか
らなる約米坪250g/m2 の抄紙を得た。この抄紙時
に排水された水中の抗菌剤濃度は水量に対し、50pp
mであった。
スラリーに抗菌剤を添加し、抗菌剤が0.4g/m2 紙
中の保持されるように実験室用角型手抄機を用いて絶乾
坪量100g/m2 の湿紙を2枚抄紙し、更に抗菌剤を
入れない上質印刷古紙の脱墨パルプから得た絶乾坪量5
0g/m2 となる湿紙を1枚抄紙した。抗菌剤を保持さ
せた紙に実施例1と同様に澱粉のみを0.5g/m2 噴
霧した。次に、澱粉噴霧面を上にし、もう1枚澱粉を噴
霧した紙の噴霧面を上にし重ね、更に抗菌剤を入れない
湿紙を重ね合わせ、プレス後乾燥して3枚抄き合わせか
らなる約米坪250g/m2 の抄紙を得た。この抄紙時
に排水された水中の抗菌剤濃度は水量に対し、50pp
mであった。
【0018】比較例3 比較例2において、新聞古紙の脱墨パルプの1%パルプ
スラリーに抗菌剤を添加し、抗菌剤が1.0g/m2 紙
中の保持されるように実験室用角型手抄機を用いて絶乾
坪量100g/m2 の湿紙を2枚抄紙した以外は、比較
例1と同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得
た。この抄紙時に排水された水中の抗菌剤濃度は水量に
対し、130ppmであった。
スラリーに抗菌剤を添加し、抗菌剤が1.0g/m2 紙
中の保持されるように実験室用角型手抄機を用いて絶乾
坪量100g/m2 の湿紙を2枚抄紙した以外は、比較
例1と同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得
た。この抄紙時に排水された水中の抗菌剤濃度は水量に
対し、130ppmであった。
【0019】比較例4 実施例1において、澱粉を噴霧しない以外は実施例1と
同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
同様な手順にて3枚抄き合わせからなる板紙を得た。
【0020】実施例3 実施例1において、得られた板紙の上質印刷古紙パルプ
から抄紙した面にクレー/重質炭酸カルシウム=50/
50%、ラテックス15部の塗工液を調整し、10g/
m2 塗工し、塗工液を得た。
から抄紙した面にクレー/重質炭酸カルシウム=50/
50%、ラテックス15部の塗工液を調整し、10g/
m2 塗工し、塗工液を得た。
【0021】比較例5 比較例1において、得られた板紙の上質印刷古紙パルプ
から抄紙した面にクレー/重質炭酸カルシウム=50/
50%、ラテックス15部の塗工液に抗菌剤を添加し、
塗工量10.8g/m2 塗工し、塗工板紙を得た。この
塗工量10.8g/m2 中には抗菌剤が0.8g/m2
含まれていた。
から抄紙した面にクレー/重質炭酸カルシウム=50/
50%、ラテックス15部の塗工液に抗菌剤を添加し、
塗工量10.8g/m2 塗工し、塗工板紙を得た。この
塗工量10.8g/m2 中には抗菌剤が0.8g/m2
含まれていた。
【0022】実施例1〜3で得た抗菌板紙と比較例1〜
5で得られた板紙を、対照物としてSEKナイロン標準
布を用いたシュークフラスコ法により測定し、表1記載
の結果を得た。
5で得られた板紙を、対照物としてSEKナイロン標準
布を用いたシュークフラスコ法により測定し、表1記載
の結果を得た。
【表1】
【0023】表1に示したように実施例1〜3で得た抗
菌板紙は全て黄色ブドウ球菌、大腸菌に対して十分な抗
菌性を示した。また、比較例においても抗菌剤を保持さ
せた板紙は十分な抗菌性を示した。
菌板紙は全て黄色ブドウ球菌、大腸菌に対して十分な抗
菌性を示した。また、比較例においても抗菌剤を保持さ
せた板紙は十分な抗菌性を示した。
【0024】表2に層間強度の測定結果を示した。な
お、層間強度の測定は熊谷理機工業(株)製インターナ
ルボンドテスターを用いて測定した。
お、層間強度の測定は熊谷理機工業(株)製インターナ
ルボンドテスターを用いて測定した。
【表2】
【0025】表2に示したように層間に澱粉を噴霧する
ことにより層間強度は改善される。また、抗菌剤を噴霧
することによる層間強度の低下を抑える働きが見られ
る。
ことにより層間強度は改善される。また、抗菌剤を噴霧
することによる層間強度の低下を抑える働きが見られ
る。
【0026】表3に、新聞古紙の脱墨パルプを実験室用
手抄機を用いて絶乾坪量100g/m2 となるように抄
紙した際に発生する排水を活性汚泥に混合し30℃、2
時間および15時間振盪後の生菌数を水道水と比較した
結果を示した。
手抄機を用いて絶乾坪量100g/m2 となるように抄
紙した際に発生する排水を活性汚泥に混合し30℃、2
時間および15時間振盪後の生菌数を水道水と比較した
結果を示した。
【表3】
【0027】表3に示したように実施例1、2において
は排水処理工程の活性汚泥の菌に対して影響が見られな
いが、比較例2、3のように抄紙工程に抗菌剤を添加す
ると排水工程での活性汚泥など水処理の菌に対しても悪
影響してしまい、排水処理工程の負荷が増加する恐れが
ある。
は排水処理工程の活性汚泥の菌に対して影響が見られな
いが、比較例2、3のように抄紙工程に抗菌剤を添加す
ると排水工程での活性汚泥など水処理の菌に対しても悪
影響してしまい、排水処理工程の負荷が増加する恐れが
ある。
【0028】表4に比較例5の塗工液中に抗菌剤を添加
し塗工した場合と、本発明の実施例3の白色度および耐
光試験後の白色度を比較した。なお、白色度の測定はハ
ンター白色度計(東洋精機製作所製)にて測定した。ま
た、耐光試験は退色試験機MH−1(三菱電気社製)に
て24時間耐光後の白色度を測定した。低下率の計算は
以下の式にて計算した。 低下率(%)=(耐光前の白色度−耐光後の白色度)/
(耐光前の白色度)
し塗工した場合と、本発明の実施例3の白色度および耐
光試験後の白色度を比較した。なお、白色度の測定はハ
ンター白色度計(東洋精機製作所製)にて測定した。ま
た、耐光試験は退色試験機MH−1(三菱電気社製)に
て24時間耐光後の白色度を測定した。低下率の計算は
以下の式にて計算した。 低下率(%)=(耐光前の白色度−耐光後の白色度)/
(耐光前の白色度)
【0029】
【表4】 表4に示したように本発明の実施例においては紙の表面
に抗菌剤が露出していないため、塗工後の紙の白色度は
高く、また耐光後の白色度も高い抗菌板紙を提供するこ
とができる。
に抗菌剤が露出していないため、塗工後の紙の白色度は
高く、また耐光後の白色度も高い抗菌板紙を提供するこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の抗菌板紙の製造方法は、上記の
試験結果から判るように古紙パルプを主原料とする板紙
においても、排水工程に影響を及すことなく、抗菌効果
が高い板紙を提供することができる。また、板紙の特性
である剥離強度も高く、白色度、耐光後の白色度も高く
評価することができる。したがって、従来の抗菌板紙よ
りも安価で、品質の高い抗菌板紙を提供する製造方法で
ある。
試験結果から判るように古紙パルプを主原料とする板紙
においても、排水工程に影響を及すことなく、抗菌効果
が高い板紙を提供することができる。また、板紙の特性
である剥離強度も高く、白色度、耐光後の白色度も高く
評価することができる。したがって、従来の抗菌板紙よ
りも安価で、品質の高い抗菌板紙を提供する製造方法で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 直彦 千葉県市川市大洲3丁目21番1号 北越製 紙株式会社市川工場内 (72)発明者 本間 彰 千葉県市川市大洲3丁目21番1号 北越製 紙株式会社市川工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 古紙パルプを主原料とする湿紙の紙層を
2層以上抄き合わせて製造する板紙の製造工程におい
て、少なくても1つ以上の層間に抄き合わせ前に抗菌剤
を噴霧することにより、板紙内に抗菌剤を保持させるこ
とを特徴とする抗菌板紙の製造方法。 - 【請求項2】 噴霧する抗菌剤を予め澱粉とともに水分
散液とし、層間に噴霧することを特徴とする請求項1記
載の抗菌板紙の製造方法。 - 【請求項3】 板紙の層間に噴霧する抗菌剤が銀系無機
抗菌剤であり、固形分として合計で0.1〜3.0g/
m2 保持させることを特徴とする請求項1又は2記載の
抗菌板紙の製造方法。 - 【請求項4】 板紙の一つの層間に噴霧する抗菌剤が銀
系無機抗菌剤であり、固形分として0.1g/m2 以上
1.0g/m2 未満保持させることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の抗菌板紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26658396A JPH1096195A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 抗菌板紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26658396A JPH1096195A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 抗菌板紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096195A true JPH1096195A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17432829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26658396A Withdrawn JPH1096195A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 抗菌板紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1096195A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001248098A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-09-14 | Nippon A & L Kk | 紙被覆用共重合体ラテックスおよびその用途 |
| JP2018040070A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 王子ホールディングス株式会社 | 段ボール用白色ライナー及びその製造方法、並びに白色段ボール |
| JP2021088787A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 日本製紙株式会社 | 飲食品用多層紙 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP26658396A patent/JPH1096195A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001248098A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-09-14 | Nippon A & L Kk | 紙被覆用共重合体ラテックスおよびその用途 |
| JP2018040070A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 王子ホールディングス株式会社 | 段ボール用白色ライナー及びその製造方法、並びに白色段ボール |
| JP2021088787A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 日本製紙株式会社 | 飲食品用多層紙 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |