JPH1096369A - 外壁開口部の補強構造 - Google Patents

外壁開口部の補強構造

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JPH1096369A
JPH1096369A JP25021296A JP25021296A JPH1096369A JP H1096369 A JPH1096369 A JP H1096369A JP 25021296 A JP25021296 A JP 25021296A JP 25021296 A JP25021296 A JP 25021296A JP H1096369 A JPH1096369 A JP H1096369A
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flat bar
opening
angle
reinforcing
flange
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JP25021296A
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Kaneo Akita
金男 秋田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、躯体コンクリートの打設時に埋込
金物53を配置する必要がなく、開口補強材に材料ロス
がなく、開口位置の変更に用意に対応でき、溶接機等の
機材が不要で、縦材を軽量化し、室内側に断熱工事が不
要な、取付け作業性が良い開口部の補強構造を提供する
ことを可能にすることを目的としている。 【解決手段】開口部の補強材の縦材として、フラットバ
ーを用いて、釘、アンカーあるいは接着剤で、該フラッ
トバーを、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルに固
定するように構成したこと特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用外壁パネル
に設けられた開口部の補強構造に係り、床の上面あるい
は梁の上面と、上階の床の下面あるいは上層の梁の下面
の間に軽量気泡コンクリートパネルによる外壁面を構成
し、その外壁面に開口部を設ける場合の好適な開口部補
強構造に関するものであり、床や梁が他の鉄材などであ
っても使用できるが、特に床や梁がコンクリート製であ
る際の開口部補強構造として好適な開口部補強構造に関
するものである。即ち、特に有用に使用されるのは、コ
ンクリート床の上面あるいはコンクリート梁の上面と、
コンクリート床の下面あるいはコンクリート梁の下面の
間に、軽量気泡コンクリートパネルによる外壁面を構成
し、その外壁面に開口部を設ける場合の好適な開口部補
強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13、図14を用いて、従来の開口部
補強構造を説明する。図13に示すように、通常、開口
補強材52は、下階の躯体コンクリート51の上面から
上階の躯体コンクリート51の下面に亘って配置され
る。従来の技術では、開口部に作用する風荷重を、軽量
気泡コンクリートパネルには負担させずに、開口補強横
材を介して開口補強縦材から躯体コンクリートに直接荷
重を伝達するとしている。
【0003】この従来の技術では、躯体コンクリート5
1を施工する際に、予め、開口補強材52が配置される
位置で躯体コンクリート51を成形する型枠に埋込金物
53を配置しておき、躯体コンクリート51が硬化した
段階で前記型枠を取り外し、一部が躯体コンクリート5
1の内部に埋設されると共に、一部が表面に露出した埋
込金物53に開口補強材52を溶接等により固定する。
【0004】開口補強材52を取り付ける手順として
は、先ず、図14に示すように、躯体コンクリート51
から露出した埋込金物53にアングルピース54を溶接
して固定した後、該アングルピース54に開口補強材5
2の縦材52aを溶接して固定する。そして、該縦材5
2aに横材52bを溶接して固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、躯体コンクリート51を打設する際
に、埋込金物53を配置する必要があり、手間がかか
る。また、コンクリート打設前のコンクリート型枠工事
の時点で型枠に取り付ける必要があり、軽量気泡コンク
リート工事とは別の工事業種にこの作業を依頼しなけれ
ばならないので繁雑である。さらに、コンクリート打設
時に、コンクリートの流れによって、埋込金物53が位
置ズレをし、所定の位置に水平に設置されない場合も多
い。その上、埋込金物53の位置が予め固定されるた
め、開口位置の変更に対応できないという問題もある。
【0006】また、埋込金物53、アングルピース5
4、縦材52a、横材52bの固定は、すべて溶接によ
って行われるため、溶接による作業時間を要するととも
に、作業者の溶接技能が十分でない場合には、強度上の
信頼性が不足する場合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る第1の発明、即ち請求項1に示した発明
の構成は、床の上面あるいは梁の上面と、上階の床の下
面あるいは上層の梁の下面の間に軽量気泡コンクリート
パネルによる外壁面が形成され、該外壁部に開口部が形
成された構造であって、該開口部の補強用の縦材として
フラットバーが、釘、アンカーあるいは接着剤で、該開
口部の横側の軽量気泡コンクリートパネルの該開口部に
面する長辺側面に固定されて、該フラットバーはパネル
長辺側面のほぼ全長にわたる長さであることを特徴とす
る外壁開口部の補強構造である。
【0008】なお、この発明では、床や梁がコンクリー
ト製であっても、フラットバーの上下端部は、アンカー
用部材などを介して直接床や梁のコンクリートには止め
られてはおらず、釘、アンカーあるいは接着剤を用いて
開口部横の軽量気泡コンクリートパネルに固定され、一
体化されている。釘の場合、アルミ製のカットネイルな
どを用いることが出来、アンカーの場合、軽量気泡コン
クリート用のホールインアンカーなどを用いることが出
来る。釘止め、アンカー止めの場合、予め、所定ピッチ
でフラットバーに穴開けを行っておけば、現場での作業
性が向上して望ましい。取付ピッチは、200mm〜1
000mm程度であり、400mm〜600mm程度が
好適である。
【0009】接着剤を用いる場合には、酢酸ビニル系、
エポキシ系の接着剤などを用い、連続的あるいは断続的
に接着する。フラットバーと開口部横の軽量気泡コンク
リートパネルの一体化を確実にするためには、釘と接着
剤、アンカーと接着剤の併用も、場合によっては有効で
ある。
【0010】これらの一体化する方法の中では、作業性
と経済性の両方の観点から、釘を用いる方法が好まし
い。また、第1の発明では、開口補強横材と縦材との接
続方法には、言及しておらず、特にそれらの接続方法を
規定はしない。このように、本発明の第1の発明、即ち
請求項1に示した発明では、開口補強の縦材にフラット
バーを用いた上、フラットバーは釘、アンカーあるいは
接着剤で開口部横の軽量気泡コンクリートパネルと一体
化しているため、開口部に作用する風荷重を開口補強横
材を介して開口補強縦材から躯体コンクリートに伝達す
るとしている従来の開口補強方法とは異なり、荷重を有
効に開口部横の軽量気泡コンクリートパネルに伝達する
事が出来、縦材を軽量化することが可能である。そのた
め、現場での材の振り回しを良くし、施工手間を少なく
することが可能である。
【0011】また、建物が鉄筋コンクリート製であるが
為に床や梁がコンクリートである場合にも、開口補強縦
材上下端部で、コンクリートに止める必要がないため、
コンクリート打設前に型枠に埋込金物53を配置する繁
雑な作業もなくなる上、アングルピース54も不要にな
るため、溶接作業をなくすることが出来、作業を大幅に
省力化することが可能である。その上、現場で、開口部
の位置が変更があった場合にも容易に対応することが可
能である。
【0012】さらに、開口補強の縦材がフラットバーと
出来るため、アングル材のようにフランジの一片が室内
側に露出することもなく、断熱性の確保のために、この
部分にウレタンなどを吹き付け断熱工事をする必要がな
くなり、建築工事全体の省力化のために好ましい。ま
た、この第1の発明によれば、縦材フラットバーの上下
端部は、建物が鉄筋コンクリート製であるが為に床や梁
がコンクリートである場合にも、コンクリートに直接止
める必要がないので、予め、コンクリート床の上面ある
いはコンクリート梁の上面から、コンクリート床の下面
あるいはコンクリート梁の下面までの距離よりも、現場
の躯体コンクリートの寸法精度を考慮して、短めに工場
で切断して現場搬入することが可能である。そのため、
縦材フラットバーを現場で切断する必要がなく、予め、
工場で所定の長さに切断し、必要に応じて工場で釘止め
用の穴を開け、現場に搬入して用いることができるた
め、フラットバーの現場でのロス材の発生をなくするこ
とが可能である。
【0013】なお、この発明では、開口部に作用する風
荷重を、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルにすべ
て伝達するため、従来の技術の場合と比較して、該軽量
気泡コンクリートパネルの強度を高めるよう配筋設計し
ておく必要があるが、建物が鉄筋コンクリート製である
が為に床や梁がコンクリートである場合にも、コンクリ
ートの床上からコンクリートの梁下までの間に外壁があ
り、そこに開口部を設ける場合が多く、その場合の開口
部横の軽量気泡コンクリートパネルは、パネル長さが2
メートル程度の短かさになり、低層建築物の場合には、
風荷重も小さいため、パネルの配筋設計上十分な余力が
あり、問題なくこの発明を適用できる場合も多い。ま
た、必要に応じて、予め、開口部横の軽量気泡コンクリ
ートパネルを、想定される開口部の荷重も考慮してパネ
ル配筋設計して対応することも可能である。
【0014】次に、本発明の第2の発明、即ち請求項2
に示した発明の構成は、床あるいは梁がコンクリートで
あり、前記フラットバーの上下端部が更に上記のコンク
リートに固定されていることを特徴とする請求項1に記
載の外壁開口部の補強構造である。この第2の発明で
は、フラットバーの上下端部をアンカー用繋ぎ材や埋込
金物53などを介して、躯体コンクリートに固定する。
固定方法については、特定はしていないが、ボルト止
め、溶接、アンカーなどの固定手段を用い、かつアンカ
ー用繋ぎ材や埋込金物53などを介しては躯体コンクリ
ートに固定できるものであればかまわない。
【0015】このように本発明の第2の発明、即ち請求
項2に示した発明では、開口補強の縦材にフラットバー
を用いた上、フラットバーは釘、アンカーあるいは接着
剤で開口部横の軽量気泡コンクリートパネルと一体化し
ている上に、フラットバーの上下端部は、ボルト止め、
溶接、アンカーなどの固定手段を用い、かつアンカー用
繋ぎ材や埋込金物53などを介して躯体コンクリートに
固定されているため、請求項1に記載の発明に比較し
て、開口部の強度上の信頼性を高めることが可能であ
る。
【0016】この第2の発明によれば、請求項1に記載
の発明のように、開口部に作用する風荷重を、開口部横
の軽量気泡コンクリートパネルにすべて伝達するのでは
なく、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルだけでは
なく、フラットバーの上下端部においても、ボルト止
め、溶接、アンカーなどの固定手段を用い、かつアンカ
ー用繋ぎ材や埋込金物53などを介することによって、
躯体コンクリート有効に荷重伝達することが可能であ
り、結果として請求項1に記載の発明に比較して、開口
部の強度上の信頼性を高めることが可能であり、グレー
ドの高い外壁開口部の補強構造とすることが出来る。
【0017】よって、請求項1に記載の発明では困難で
あった、コンクリートの床上からコンクリートの床下ま
での間に外壁があり、そこに開口部を設ける場合で、開
口部横の軽量気泡コンクリートパネルの長さが3メート
ル程度の長さになる場合や、高層建築物の場合で、風荷
重が大きい場合などにも、この発明によれば、対応する
ことが可能である。
【0018】また、本発明の第3の発明、即ち請求項3
に示した発明の構成は、開口部の補強用の縦材として使
用されるフラットバーやアングル材のパネル長辺側面に
面するフランジ面に、その長さ方向の上下端部近傍に穴
あるいは長穴が設けられたものが使用され、繋ぎ材Aと
して該フラットバーやアングル材の前記フランジ面に当
接する片と該片に対して直角に折り曲げられた片を有
し、更に前記フラットバーやアングル材に当接する片の
面にボルトねじ部を突出させて有するものが使用され、
該繋ぎ材Aのフラットバーやアングル材に当接する片に
対して直角に折り曲げられた片が床あるいは梁の面に接
した状態で固定され、該繋ぎ材Aのフラットバーやアン
グル材に当接する片の面に設けられた前記ボルトねじ部
がフラットバーやアングル材のフランジ面に設けられた
前記の穴あるいは長穴に挿通された状態でナット締めさ
れていることにより前記フラットバーやアングル材が繋
ぎ材Aに固定されて上下で床あるいは梁の面に固定され
ていることを特徴とする外壁開口部の補強構造である。
【0019】この第3の発明は、開口補強の縦材にフラ
ットバーやアングル材を用いた上、フラットバーもしく
はアングル材は、第2の発明と同様に、釘、アンカーあ
るいは接着剤で開口部横の軽量気泡コンクリートパネル
と一体化することが可能であり、フラットバーもしくは
アングル材の上下端部は、繋ぎ材Aを介して躯体(建物
がコンクリート造である場合は躯体コンクリート)に固
定されているため、請求項1に記載の発明に比較して、
開口部の強度上の信頼性を高めることが可能である。
【0020】この第3の発明では、フラットバー(もし
くはアングル材)に当接する繋ぎ材Aの面に直角に折り
曲げられた片があるため、この片を容易に建物がコンク
リート造である場合でも床や梁などの躯体コンクリート
に固定することができる。この固定には、銃砲ピン、コ
ンクリートねじ、後施工アンカー、溶接などのいずれの
方法を用いてもよいが、予め、コンクリートに埋込金物
53を配置しておく必要がない銃砲ピン、コンクリート
ねじ、後施工アンカーなどの方法がよい。そのような方
法を採用することによって、現場で、開口部の位置が変
更があった場合にも容易に対応することが可能である。
これらの固定方法は、要求される強度やコストなどを勘
案して、適切な方法を選択することができる。
【0021】さらに、銃砲ピン、コンクリートねじ、後
施工アンカーなどで施工する場合には、予め、片の所定
の位置に、取付手段に応じた取付用の穴を開けておくの
が望ましい。また、フラットバー(もしくはアングル
材)に当接する繋ぎ材Aの面の所定位置にボルトねじ部
を突出させて一体に形成してあり、このねじ部を、フラ
ットバー(もしくはアングル材)の上下端部近傍に設け
た穴あるいは長穴を通してナット締めすることにより繋
ぎ材Aと該フラットバー(もしくはアングル材)を容易
に固定することができる。
【0022】なお、フラットバー(もしくはアングル
材)の上下端部近傍に設けられる穴あるいは長穴は、躯
体(建物がコンクリート造である場合は躯体コンクリー
ト)の寸法誤差を吸収するために、少なくとも一端は長
穴とするのが望ましい。さらに、この発明によれば、フ
ラットバー(もしくはアングル材)の上下端部の少なく
とも一端近傍に長穴を設け、躯体の寸法誤差を吸収する
ことができるため、フラットバー(もしくはアングル
材)を現場切断しなくとも、予め、工場で所定の長さに
切断して、現場に搬入して使用することが出来る。その
ため、フラットバー(もしくはアングル材)の現場での
ロス材の発生をなくすることが可能である。このような
切断性やパネル裏面に縦材が露出しない点から、縦材と
してはフラットバーの使用が好ましい。
【0023】前記した片を躯体(建物がコンクリート造
である場合は躯体コンクリート)に固定するために、銃
砲ピンかコンクリートねじを用いた場合、銃砲ピンを打
ったり、コンクリートねじをねじ込む際に、銃やスクリ
ュードライバーがボルトねじ部に当たらないように、あ
るいは、後施工アンカーを用い、ボルト止めする場合
に、ラチェットなどがボルトねじ部に当たらないよう
に、繋ぎ材Aのフラットバー(若しくはアングル材)に
当接する面にボルトねじ部を突出させる方向は、前記し
た片がフラットバー(若しくはアングル材)に当接する
面に対して直角に曲げられた方向とは、逆方向にしてお
くのが、さらに望ましい。
【0024】また、この第3の発明では、繋ぎ材Aのフ
ラットバー(若しくはアングル材)に当接する面にボル
トねじ部が一体に形成されているためボルト頭の部分が
なく、繋ぎ材Aにボルトねじ部を一体に設けず、繋ぎ材
Aとフラットバー(若しくはアングル材)のそれぞれに
穴あるいは長穴を開け、一般のボルトとナットを組み合
わせて接合する場合との比較で、繋ぎ材Aとフラットバ
ーを当接した面からボルト頭が突出しないので、ナット
が片側に突出するだけで済む。それ故、軽量気泡コンク
リートパネルに突出部が当たるために、軽量気泡コンク
リートパネルを切削加工する必要があるのは、開口補強
縦材の右側あるいは左側の片側のパネルだけで済むとい
うメリットがある。
【0025】そのうえ、繋ぎ材Aのフラットバーに当接
する面にボルトねじ部が一体に形成されているため、繋
ぎ材Aにボルトねじ部を一体に設けず、繋ぎ材Aとフラ
ットバー(もしくはアングル材)のそれぞれに穴あるい
は長穴を開け、一般のボルトとナットを組み合わせて接
合する場合との比較で、繋ぎ材Aとボルトが別々でない
分、部品点数を少なくすることが出来、現場での作業性
を向上させることが可能である。
【0026】さらに、以上に述べてきたように、繋ぎ材
Aを用いれば、溶接作業をする必要がなく、作業の省力
化をはかることが可能である。また、本発明の第4の発
明、即ち請求項4に示した発明の構成は、開口部の補強
用の縦材として使用されるフラットバーやアングル材の
パネル長辺側面に面するフランジ面に直交する方向の開
口部の補強用の横材として、水平フランジの左右端部近
傍に穴あるいは長穴が設けられたフラットバーやアング
ル材が使用されていると共に、繋ぎ材として該フラット
バーやアングル材の水平フランジに当接する面と前記の
縦材のパネル長辺側面に位置するフラットな面に当接す
る面を有し、更にフラットバーやアングル材の水平フラ
ンジに当接する面の所定位置にボルトねじ部が突出され
た繋ぎ材Bが使用され、該繋ぎ材Bの前記縦材のフラッ
トな面に当接する面が開口部の補強用の縦材のフラット
な面に固定され、前記ボルトねじ部がフラットバーやア
ングル材の水平フランジの左右端部近傍に設けた穴ある
いは長穴に挿通されてナット締めされていることによ
り、前記繋ぎ材Bを介して該フラットバーやアングル材
が開口部の補強用の縦材に固定されていることを特徴と
する外壁開口部の補強構造である。
【0027】この第4の発明では開口部の補強材の横材
アングル(若しくはフラットバー)の水平フランジに当
接する繋ぎ材Bの面に直角に折り曲げられた片があるた
め、この片を容易に開口部の補強材の縦材に固定するこ
とができる。固定方法は、ボルト止め、溶接などの方法
を用いることが出来る。また、開口部の補強材の横材ア
ングル(若しくはフラットバー)の水平フランジに当接
する繋ぎ材Bの面の所定位置にボルトねじ部を突出させ
て一体に形成してあり、このねじ部を、該水平フランジ
の左右端部近傍に設けた穴あるいは長穴を通してナット
締めすることにより繋ぎ材Bと横材アングル(若しくは
フラットバー)を容易に固定することができる。
【0028】なお、前記した水平フランジの左右端部近
傍に設けられる穴あるいは長穴は、開口部幅寸法の現場
寸法に誤差がある場合を想定し、少なくとも一端は長穴
とするのが望ましい。さらに、この方法によれば、横材
アングル(若しくはフラットバー)の水平フランジの左
右端部の少なくとも一端近傍に長穴を設け、開口部幅寸
法の現場寸法誤差を吸収することが出来るため、横材ア
ングル(若しくはフラットバー)を現場切断しなくと
も、あらかじめ工場で所定の長さに切断して、現場に搬
入して使用することが出来る。そのため、横材アングル
(若しくはフラットバー)を現場切断することによるロ
ス材の発生をなくすることが可能である。
【0029】前記した片を開口部の補強材の縦材に固定
するために、ボルト止めを用いる場合、ラチェットなど
がボルトねじ部に当たらないように、繋ぎ材Bの前記水
平フランジに当接する面にボルトねじ部を突出させる方
向は、前記した片が水平フランジに当接する面に対して
直角に曲げられた方向とは、逆方向にしておくのが、さ
らに望ましい。
【0030】また、この第4の発明では、繋ぎ材Bの水
平フランジに当接する面にボルトねじ部が一体に形成さ
れているためボルト頭の部分がなく、繋ぎ材Bにボルト
ねじ部を一体に設けず、繋ぎ材Bと水平フランジのそれ
ぞれに穴あるいは長穴を開け、一般のボルトとナットを
組み合わせて接合する場合との比較で、繋ぎ材Bと水平
フランジを当接した面からボルト頭が突出しないので、
ナットが片側に突出するだけで済み、開口部側にナット
の突出部がくるようにすれば、開口部上または下の軽量
気泡コンクリートパネルに突出部が当たることはなく、
軽量気泡コンクリートパネルを切削加工する必要もなく
なるというメリットがある。
【0031】そのうえ、繋ぎ材Bの水平フランジに当接
する面にボルトねじ部が一体に形成されているため、繋
ぎ材Bにボルトねじ部を一体に設けず、繋ぎ材Bと水平
フランジのそれぞれに穴あるいは長穴を開け、一般のボ
ルトとナットを組み合わせて接合する場合との比較で、
繋ぎ材Bとボルトが別々でない分、部品点数を少なくす
ることが出来、現場での作業性を向上させることが可能
である。
【0032】さらに、以上に述べてきたように、繋ぎ材
Bを用いれば、溶接作業をする必要がなく、作業の省力
化をはかることが可能である。以上に説明した請求項3
記載の第3の発明の構成と請求項4記載の第4の発明の
構成を共に有する構造として、それぞれの性能を有する
構造とすることは、勿論、好ましい実施形態である。
【0033】また、本発明の第5の発明、即ち請求項5
に示した発明の構成は、開口部の補強用の縦材としてア
ングル材あるいはフラットバーが使用され、アングル材
の外壁の厚さ方向に配置されるフランジあるいは前記フ
ラットバーの上下端部近傍及び横材存在位置近傍もしく
は前記のいずれかの位置に穴あるいは長穴が設けられた
ものであり、該アングル材あるいはフラットバーが下記
の少なくとも2種の繋ぎ材が使用されていることにより
床(あるいは梁)の面と横材の双方にあるいはいずれか
の一方に固定されていることを特徴とする外壁開口部の
補強構造であって、前記のアングル材あるいはフラット
バーの外壁の厚さ方向の面と、該フランジあるいはフラ
ットバーの縁にそって曲げられた片とを有し、更に前記
のアングル材あるいはフラットバーの外壁の厚さ方向の
面の所定の位置にボルトねじ部が、前記フランジあるい
はフラットバーの縁にそって曲げられた片の曲げられた
方向に、突出して一体に形成された繋ぎ材Cと、前記縦
材の前記フランジあるいはフラットバーに当接する面を
有し該面に対して直角に折り曲げられ横材の水平片若し
くは床(あるいは梁)の面に当接する面を有し、前記フ
ランジあるいはフラットバーに当接する面の所定位置に
設けた穴あるいは長穴が設けられた繋ぎ材Dが使用さ
れ、前記繋ぎ材Cのボルトねじ部が前記のアングル材の
フランジあるいはフラットバーの所定の位置に設けられ
た穴あるいは長穴と、前記フランジあるいはフラットバ
ーに当接する面を有し該面に対して直角に折り曲げられ
た片を一端部に有する繋ぎ材Dの前記面の所定位置に設
けた穴あるいは長穴に、挿通した状態でナットにて締め
付けられることにより、開口部の補強用の縦材としてア
ングル材あるいはフラットバーが床(あるいは梁)と横
材の双方にもしくは床(あるいは梁)と横材のいずれか
に固定されていることを特徴とする外壁開口部の補強構
造である。
【0034】第5の発明は、繋ぎ材Dを用いた開口部の
補強材の縦材を躯体(建物がコンクリート造である場合
は躯体コンクリート)あるいは開口部の補強材の横材に
固定する際に、繋ぎ材Dと開口部の補強材の縦材の固定
にあたり、繋ぎ材Cを用いることにより、好適な仕様と
したものである。具体的には、開口部横の軽量気泡コン
クリートパネル側から、開口部の補強材の縦材に設けら
れた穴あるいは長穴に通し、繋ぎ材Cのボルトねじ部を
差込み、かつ、繋ぎ材Dの片に設けられた穴あるいは長
穴に通し、ナットにて締め込むことにより、繋ぎ材Dと
開口部の補強材の縦材を固定する。
【0035】ここで、繋ぎ材Cは、縦材のフランジある
いはフラットバーの縁にそって曲げられた片を一体に有
しているため、ナットを締める際に、ボルトの回転防止
のための固定をラチェットなどで行わなくとも、曲げら
れた片が、縦材のフランジあるいはフラットバーの縁に
掛かるため、回転防止が可能である。施工の手順で説明
すると、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルを建て
込み終わった後に、予め、繋ぎ材Dを、繋ぎ材Cとナッ
トによって開口部の縦材に仮固定しておき、それを開口
部横の軽量気泡コンクリートパネルに固定する。その
後、繋ぎ材Dの取付け位置を確認し、必要に応じて該位
置を微調整した後、ナットを本締めして、確実に固定す
る。そして、最後に、繋ぎ材Dを、躯体コンクリートあ
るいは横材に取り付ける。この施工作業の流れの中で、
ナットを本締めして、繋ぎ材Dを確実に固定する際に、
開口部横の軽量気泡コンクリートパネルが既に存在し、
その部分にボルトの回転防止のためのラチェットなどの
差込作業を行えないにもかかわらず、曲げられた片が縦
材のフランジあるいはフラットバーの縁に掛かるため、
問題なく繋ぎ材Dを縦材に固定することができる。
【0036】なお、繋ぎ材Dを、繋ぎ材Cとナットによ
って開口部の縦材に仮固定はせず、単に、繋ぎ材Cを開
口部の縦材の穴に通しておくだけで、縦材の固定が完了
してから、繋ぎ材Dをセットし、ナットにて締め付け固
定する方法などの他の施工の手順を採用することも出来
る。また、この第5の発明では、壁の厚さ方向に配置さ
れるアングル材のフランジあるいはフラットバーの面の
方向に配置される繋ぎ材Cの面にボルトねじ部が一体に
形成されているためボルト頭の部分がなく、繋ぎ材Cを
用いず、アングル材のフランジあるいはフラットバー、
さらに繋ぎ材Dのそれぞれに穴あるいは長穴を開け、一
般のボルトとナットを組み合わせて接合する場合との比
較で、繋ぎ材C、アングル材のフランジあるいはフラッ
トバーや繋ぎ材Dを当接した面からボルト頭が突出しな
いので、ナットが開口部の内側に突出するだけで済み、
開口部横の軽量気泡コンクリートパネルを切削加工する
必要もなくなるというメリットがある。
【0037】そのうえ、繋ぎ材Cにボルトねじ部が一体
に形成されているため、繋ぎ材Cにボルトねじ部を一体
に設けず、繋ぎ材C、アングル材のフランジあるいはフ
ラットバー、繋ぎ材Dのそれぞれに穴あるいは長穴を開
け、一般のボルトとナットを組み合わせて接合する場合
との比較で、繋ぎ材Cとボルトが別々でない分、部品点
数を少なくすることが出来、現場での作業性を向上させ
ることが可能である。
【0038】さらに、以上に述べてきたように、繋ぎ材
Cを用いれば、溶接作業をする必要がなく、作業の省力
化をはかることが可能である。また、本発明の第6の発
明、即ち請求項6に示した発明の構成は、開口部の補強
用の縦材としてアングル材あるいはフラットバーが使用
され、アングル材の外壁の厚さ方向に配置されるフラン
ジあるいは前記フラットバーの上下端部近傍及び横材存
在位置近傍もしくは前記のいずれかの位置に穴あるいは
長穴が設けられたものであり、該アングル材あるいはフ
ラットバーが少なくとも下記の繋ぎ材が使用されている
ことにより床(あるいは梁)の面と横材の双方にあるい
はいずれかの一方に固定されていることを特徴とする外
壁開口部の補強構造であって、前記フランジあるいはフ
ラットバーに当接する面を有し該面に対して直角に折り
曲げられた片を一端部に有し、前記フランジあるいはフ
ラットバーに当接する面の所定位置に穴あるいは長穴が
設けられた繋ぎ材Dが使用され、頭付きボルトが前記の
アングル材のフランジあるいはフラットバーの所定の位
置に設けられた穴若しくは長穴に挿通され、更に前記繋
ぎ材Dのフランジあるいはフラットバーに当接する面に
対して直角に折り曲げられた片に設けられた穴若しくは
長穴に挿通された状態でナットにて締め付け固定される
ことにより、開口部の補強用の縦材としてアングル材あ
るいはフラットバーが床(あるいは梁)の面と横材の水
平面の双方にもしくは床(あるいは梁)の面と横材のい
ずれかに固定されていることを特徴とする外壁開口部の
補強構造である。
【0039】この第6の発明は、繋ぎ材Dを用いた開口
部の補強材の縦材を躯体(建物がコンクリート造である
場合は躯体コンクリート)あるいは開口部の補強材の横
材に固定する際に、繋ぎ材Dと開口部の補強材の縦材の
固定にあたり、頭付きボルト(好ましくは角根ボルト)
を用いることにより、好適な仕様としたものである。
【0040】この角根ボルト等のボルトを所定の位置に
固定し易くするには、縦材のアングル材やフラットバー
に設ける穴は小さな穴より長穴とすることが好ましい。
具体的には、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル側
から、開口部の補強材の縦材に設けられた長穴に通し、
角根ボルトを差込み、さらに繋ぎ材Dの片に設けられた
穴あるいは長穴に通し、ナットにて締め込むことによ
り、繋ぎ材Dと開口部の補強材の縦材を固定する。
【0041】ここで、角根ボルトとは、ボルト軸部の根
元であるボルト頭に近い部分が、角形に加工してあるボ
ルトのことを言い、開口部の補強材の縦材に設けられた
長穴にこの角根部分が嵌合するようにしておき、ナット
を締める際に、ボルトの回転防止のための固定をラチェ
ットなどで行わなくとも、角根部分が、開口部の補強材
の縦材に設けられた長穴に掛かるようにしておけば、ボ
ルトの回転防止が可能となる。
【0042】施工の手順で説明すると、開口部横の軽量
気泡コンクリートパネルを建て込み終わった後に、予
め、繋ぎ材Dを、角根ボルトとナットによって開口部の
縦材に仮固定しておき、それを開口部横の軽量気泡コン
クリートパネルに固定する。その後、繋ぎ材Dの取付け
位置を確認し、必要に応じて該位置を微調整した後、ナ
ットを本締めして、確実に固定する。そして、最後に、
繋ぎ材Dを躯体(建物がコンクリート造である場合は躯
体コンクリート)あるいは横材に取り付ける。この施工
作業の流れの中で、ナットを本締めして、繋ぎ材Dを確
実に固定する際に、開口部横の軽量気泡コンクリートパ
ネルが既に存在し、その部分にボルトの回転防止のため
のラチェットなどの差込作業を行えないにもかかわら
ず、角根部分が縦材のフランジあるいはフラットバーの
長穴に掛かるため、問題なく繋ぎ材Dを縦材に固定する
ことができる。
【0043】なお、繋ぎ材Dを、角根ボルトとナットに
よって開口部の縦材に仮固定はせず、単に、角根ボルト
を開口部の縦材の穴に通しておくだけで、縦材の固定が
完了してから、繋ぎ材Dをセットし、ナットにて締め付
け固定する方法などの他の施工の手順を採用することも
出来る。また、この第6の発明では、アングル材のフラ
ンジあるいはフラットバーに長穴を開け、さらに繋ぎ材
Bに穴あるいは長穴を開け、一般の角根ボルトとナット
を組み合わせて接合するため、アングル材のフランジあ
るいはフラットバー、さらに繋ぎ材Dを当接した面から
ボルト頭が開口部の外側に向けて突出するため、開口部
横の軽量気泡コンクリートパネルを切削加工する必要が
でてくる。この点は、第5の発明より劣る点である。し
かし、ボルト頭を六角ではなく、丸頭にすれば、すなわ
ち、角根丸頭ボルトとすれば、軽量気泡コンクリートパ
ネルの切削加工は最小限に抑えられるし、繋ぎ材Cとい
う特殊な金物を用意する必要がないという長所がある。
【0044】さらに、以上に述べてきたように、角根ボ
ルト等のボルトを用いれば、溶接作業をする必要がな
く、作業の省力化をはかることが可能である。
【0045】
【発明の実施の形態】実施の形態を、建物がコンクリー
ト造である場合について図面を用いて説明する。本発明
についての説明図の図1から図12の中身は以下の通り
である。図1と図2は本発明に係る外壁開口部の補強構
造の全体構成を示す斜視図、図3は繋ぎ材Aを用いた縦
材と躯体コンクリートの接合部の構成を示す要部斜視
図、図4は図3の構成を分解して示す斜視図、図5は繋
ぎ材Bを用いた縦材と横材の接合部の構成を示す要部斜
視図、図6は図5の構成を分解して示す斜視図、図7は
繋ぎ材Dと繋ぎ材Cを用いた縦材と横材の接合部の構成
を分解して示す斜視図、図8と図9は繋ぎ材Dと繋ぎ材
Cを用いた縦材と躯体コンクリートの接合部の構成を示
す要部斜視図、図10は繋ぎ材Dと角根ボルトを用いた
縦材と横材の接合部の構成を分解して示す斜視図、図1
1と図12は繋ぎ材Dと角根ボルトを用いた縦材と躯体
コンクリートの接合部の構成を示す要部斜視図である。
【0046】なお、いずれの実施の形態でも、開口部
横、上、下の軽量気泡コンクリートパネルの固定方法に
ついては、図示と説明をおこなわないが、該軽量気泡コ
ンクリートパネルの上下方向の端部を、躯体コンクリー
トあるいは開口部上下の開口補強の横材に固定する方法
であれば、どのような方法で固定をおこなっても、本発
明による外壁開口部の補強構造の構成と作用効果には影
響を及ぼさない。 (第1の発明の実施の形態)本発明に係る第1の発明、
即ち請求項1に示した発明の構成の例が示された図1に
示すように、コンクリート床の上面1aと、コンクリー
ト梁の下面1bの間に、軽量気泡コンクリートパネル2
による外壁面があり、該外壁面の開口部13には、開口
補強材3が設けられている。開口補強材3の縦材とし
て、縦材フラットバー3aを用い、縦材フラットバー3
aは、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル2aにカ
ットネール4で止められている。
【0047】なお、縦材フラットバー3aの上下端部
は、駆体コンクリート1には、固定されていない。ま
た、縦材フラットバー3aは、カットネール4の代わり
に、ALC用アンカーで、開口部横の軽量気泡コンクリ
ートパネル2aに止めてもよく、接着剤として、酢酸ビ
ニル系の接着剤などを併用、あるいは、接着剤の単独使
用で、固定してもよい。これらの一体化する方法の中で
は、作業性と経済性の両方の観点から、カットネール4
を用いる方法が好ましい。
【0048】さらに、室内側には、縦材フラットバー3
aが露出しないので、縦材に、ウレタン吹き付けなどの
断熱材の処理が不要になり、縦材フラットバー3aは、
軽量であるため、現場での作業性も良好である。 (第2の発明の実施の形態)本発明に係る第2の発明、
即ち請求項2に示した発明の構成の例が示された図2に
示すように、コンクリート床の上面1aと、コンクリー
ト梁の下面1bの間に、軽量気泡コンクリートパネル2
による外壁面があり、該外壁面の開口部13には、開口
補強材3が設けられている。開口補強材3の縦材とし
て、縦材フラットバー3aを用い、縦材フラットバー3
aは、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル2aにカ
ットネール4で止められている。
【0049】さらに、縦材フラットバー3aの上下端部
は、駆体コンクリート1に、繋ぎ材A5を用いて、図示
しない銃砲ピンによって固定されている。固定の方法
は、銃砲ピン以外に、コンクリートねじ、後施工アンカ
ー、溶接などの方法があるが、作業性と経済性の両方の
観点から、銃砲ピンを用いる方法が好ましい。この実施
の様態では、繋ぎ材A5を用いた例を示したが、従来の
技術で示したように、図13、14のような方法を用い
てもよい。
【0050】また、縦材フラットバー3aは、カットネ
ール4の代わりに、ALC用アンカーで、開口部横の軽
量気泡コンクリート2aに止めてもよく、接着剤とし
て、酢酸ビニル系の接着剤などを併用、あるいは、接着
剤の単独使用で、固定してもよい。これらの一体化する
方法の中では、作業性と経済性の両方の観点から、カッ
トネール4を用いる方法が好ましい。
【0051】この構成では、第1の発明に比較して、開
口部の強度上の信頼性が高く、図2では、コンクリート
床の上面1aからコンクリート梁の下面1bまでの間に
外壁面が設けられる実施の様態を示しているが、コンク
リート床の上面1aからコンクリート床の下面1bまで
の間に外壁面が設けられており、外壁面が高く開口部が
受ける風荷重の総量が多い場合にも、さらには、高層物
件で風荷重の大きい場合にも、採用しやすく、好まし
い。
【0052】さらに、室内側には、縦材フラットバー3
aが露出しないので、縦材に、ウレタン吹き付けなどの
断熱材の処理が不要になり、縦材フラットバー3aは、
軽量であるため、現場での作業性も良好である。 (第3の発明の実施の形態)本発明に係る第3の発明、
即ち請求項3に示した発明の構成の例が示された図2か
ら図4に示すように、コンクリート床の上面1aと、コ
ンクリート梁の下面1bの間に、軽量気泡コンクリート
パネル2による外壁面があり、該外壁面の開口部13に
は、開口補強材3が設けられている。開口補強材3の縦
材として、縦材フラットバー3aを用い、縦材フラット
バー3aは、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル2
aにカットネール4で止められている。
【0053】さらに、縦材フラットバー3aの上下端部
は、駆体コンクリート1に、繋ぎ材A5を用いて、図示
しない銃砲ピンによって固定されている。図3、4によ
り、施工の手順に従って説明すると、まず、繋ぎ材A5
を、5aに直角に折り曲げられた片5cに設けられた取
付用の穴5dを通し、図示しない銃砲ピンを打ち込むこ
とにより、コンクリート梁の下面1bの所定の位置に固
定する。次に、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル
2aを建て込む。さらに、縦材フラットバー3aの端部
に、予め、工場にて、長穴3cを開けておき、所定の長
さに切断してある。また、縦材フラットバー3aには、
カットネール4を打ち込む所定の位置に図示しない穴を
開けておく。この縦材フラットバー3aを、開口部横の
軽量気泡コンクリートパネル2aに添わせて建て込み、
カットネール4にて、開口部横の軽量気泡コンクリート
パネル2aに固定すると共に、ボルトねじ部5bに長穴
3cを差込みナット9により締め込み固定する。
【0054】銃砲ピンを打ち込むためには、銃撃ちの施
工に邪魔にならないよう、繋ぎ材A5は、5aに直角に
折り曲げられた片5cの方向とボルトねじ部5bの方向
は逆方向が望ましい。また、開口部横の軽量気泡コンク
リートパネル2aから建て込んでいく施工の手順から考
えて、ボルトねじ部5bは、開口部13の内側に向いて
いるのが望ましく、この場合には、繋ぎ材A5にボルト
頭の部分がないため、開口部横の軽量気泡コンクリート
パネル2aを切削加工などする必要がない。
【0055】さらに、繋ぎ材A5の5aに直角に折り曲
げられた片5cに設けられた取付用の穴5dは、所定間
隔で少なくとも2カ所の取付用の穴5dが開けてあり、
銃砲ピンで躯体コンクリート1に止めた場合に、コンク
リート中の骨材に当たるなどで、1つ目の取付部の穴5
d周囲のコンクリートが破損して、銃砲ピンが打てなく
なった場合にも、2つ目の取付部の穴5dを用いて、銃
砲ピンを打って固定する事が出来る。2カ所ともの取付
部の穴5d周囲のコンクリートが破損することは考えに
くいが、仮に、そのような事態になった場合は、後述す
るボルト止め取付用の穴6dのある繋ぎ材B6を代用し
て、ボルト止め取付用の穴6dを通して、後施工アンカ
ーで取り付けることが可能である。
【0056】また、縦材フラットバー3aは、予め、工
場にて、カットネール4を打ち込む所定の位置に図示し
ない穴と、少なくとも一端部に長穴3cが開けてあり、
所定の長さに切断してあるので、現場での材料ロスの発
生をなくすることが出来る。さらに、室内側には、縦材
フラットバー3aが露出しないので、縦材に、ウレタン
吹き付けなどの断熱材の処理が不要になり、縦材フラッ
トバー3aは、軽量であるため、現場での作業性も良好
である。 (第4の発明の実施の形態)本発明に係る第4の発明、
即ち請求項4に示した発明の構成の例が示された図1、
図2、図5、図6に示すように、コンクリート床の上面
1aと、コンクリート梁の下面1bの間に、軽量気泡コ
ンクリートパネル2による外壁面があり、該外壁面の開
口部13には、開口補強材3が設けられている。図1、
図2では、開口補強材3の縦材として、縦材フラットバ
ー3aを用い、縦材フラットバー3aは、開口部横の軽
量気泡コンクリートパネル2aにカットネール4で止め
られているが、従来の技術のように、アングル材を用い
ることもでき、カットネール4などで、止められていな
くともよい。
【0057】図5、6により、施工の手順に従って説明
すると、縦材フラットバー3aの建て込み前に、予め、
繋ぎ材B6を、縦材フラットバー3aに設けられた長穴
3cと繋ぎ材B6のボルト止め取付け用の穴6dを通し
て、ボルト10とナット9によって仮固定しておく。次
に、縦材フラットバー3aを、(第3の発明の実施の様
態)の中で説明した要領で建て込み固定する。この状態
で、ボルト10のボルト頭は、開口部横の軽量気泡コン
クリートパネル2aに接触するため、切削加工をして、
当たらないようにしておく必要がある。
【0058】次に、繋ぎ材B6の高さ方向の位置を確認
し、必要に応じて、高さ位置の微調整を行った後、ナッ
ト9を本締めし、繋ぎ材B6を確実に縦材フラットバー
3aに固定する。しかし、この際に、縦材フラットバー
3aは、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル2aに
接触しており、普通は、ボルト10のボルト頭をラチェ
ットなどで、固定することはできない。そのため、開口
部横の軽量気泡コンクリート2aを大きく切り欠くなど
して破損させ、ボルト10のボルト頭をラチェットなど
で固定しながら、ナット9の本締めを行う必要があり、
その後に、開口部横の軽量気泡コンクリートパネル2a
の破損箇所を補修しておく必要が出てくる。そのため、
後述する第5あるいは第6の発明を採用するのが望まし
い。
【0059】両サイドの縦材フラットバー3aの建て込
みが終了したら、次に、予め、工場にて、端部に長穴3
cを開けておき、所定の長さに切断してある横材3b
を、開口部の高さ寸法から求まる所定の位置に建て込
み、ボルトねじ部6bに長穴3cを差込みナット9によ
り締め込み固定する。縦材フラットバー3aと繋ぎ材6
の固定のために、ナット9をラチェットなどで締め込む
際に、締め込み作業でラチェットがボルトねじ部6bに
当たらないよう繋ぎ材B6は、6aに直角に折り曲げら
れた片6cの方向とボルトねじ部6bの方向は逆方向が
望ましい。
【0060】また、図5、図6に示すように、ボルトね
じ部6bは、開口部13に向かって上方向に向けてあ
り、この場合には、繋ぎ材B6にボルト頭の部分がない
ため、開口部下の軽量気泡コンクリートパネル2cを切
削加工などする必要がなく、望ましい。もちろん、図
5、図6では、縦材フラットバー3aと繋ぎ材6の固定
のためのナット9によって、開口部下の軽量気泡コンク
リートパネル2cを切削加工する必要もあるが、ボルト
ねじ、ナットを使用して止めるにも係わらず、全体とし
ては、ボルト頭やナットに当たることによる軽量気泡コ
ンクリートパネルの切削加工はかなり少なくすることが
出来る。
【0061】さらに、ここで用いる繋ぎ材B6は、前述
したように、場合によっては、縦材と躯体コンクリート
1を止める場合にも流用することが可能である。また、
開口部横に直接躯体コンクリート1が来る場合にも、後
施工アンカーを躯体コンクリート1の所定の位置に打ち
込むことにより、繋ぎ材B6を用いて直接止めることが
出来るなど、応用範囲の広い補強構造とできる。
【0062】また、横材3bは、予め、工場にて、少な
くとも一端部に長穴3cが開けてあり、所定の長さに切
断してあるので、現場での材料ロスの発生をなくするこ
とが出来る。 (第5の発明の実施の形態)本発明に係る第5の発明、
即ち請求項5に示した発明の構成の例が示された図7、
図8、図9に示すように、繋ぎ材C11を用いて、繋ぎ
材D14を縦材フラットバー3aに固定し、かつ図7で
は繋ぎ材D14を横材3bに、図8と図9では繋ぎ材D
14を躯体コンクリート1に固定している。
【0063】図7により、施工の手順に従って説明する
と、縦材フラットバー3aの建て込み前に、予め、繋ぎ
材D14を、縦材フラットバー3aに設けられた長穴3
cと繋ぎ材D14のボルト止め取付け用の穴14bを通
して、繋ぎ材C11とナット9によって仮固定してお
く。次に、縦材フラットバー3aを、(第3の発明の実
施の様態)の中で説明した要領で建て込み固定する。こ
の状態で、繋ぎ材C11は、開口部横の軽量気泡コンク
リートパネル2aにほとんど接触しないためため、切削
加工をして、当たらないようにしておく必要がない。実
際には、繋ぎ材C11の板厚分だけ開口部横の軽量気泡
コンクリートパネル2aに当たるわけであるが、繋ぎ材
C11の板厚を2.3mmあるいは3.2mmなどの薄
板にしておけば、軽量気泡コンクリートパネルの切削加
工は大変ではないし、開口部両サイドの縦目地に、予め
10mm程度の隙間を設けておけば、縦材が2.3mm
あるいは3.2mm程度は変形し、隙間内に、繋ぎ材D
14、縦材フラットバー3a、繋ぎ材C11すべてを収
めることが可能である。
【0064】次に、繋ぎ材D14の高さ方向の位置を確
認し、必要に応じて、高さ位置の微調整を行った後、ナ
ット9を本締めし、繋ぎ材D14を確実に縦材フラット
バー3aに固定する。しかし、この際に、縦材フラット
バー3aは、開口部横の軽量気泡コンクリート2aに接
触しているが(実際は、繋ぎ材C11の板厚の分のみ隙
間があるが、その寸法は前述したように、わずかであ
る。)、縦材フラットバーの縁にそって曲げられた片1
1cが、縦材フラットバー3aの縁に掛かるため、ボル
トねじ部11bをラチェットなどで、固定できなくと
も、ナット9を本締めすることが可能である。
【0065】なお、図7に示したように、縦材フラット
バーの縁にそって曲げられた片11cの寸法や形状は、
縦材フラットバー3aの縁に掛かり、繋ぎ材C11すな
わちボルトねじ部11bの回転を防止できるものであれ
ば、自由に採用する事が出来る。図8については、繋ぎ
材D14の片が、横材3bではなく、躯体コンクリート
1に固定されている以外は、図7において説明したもの
と同様である。なお、繋ぎ材D14の片には、図7で
は、ボルトねじ部14dが、図8では、取付用の穴14
eが設けてあるが、繋ぎ材D14の片を横材3bや躯体
コンクリート1に固定する方法は特に規定するものでは
なく、これ以外の方法を採用してもよい。
【0066】また、繋ぎ材D14の片14Cを、躯体コ
ンクリート1に止める場合には、図8の方法以外に、縦
材フラットバー3aと繋ぎ材D14を、ボルトねじ部1
1bに差し込む順を逆にして、納めることも可能であ
る。この場合の事例を図9に示す。この方法の施工の手
順では、予め、繋ぎ材D14を躯体コンクリート1に取
り付けておき、その後、繋ぎ材C11をセットし、さら
に、開口部横の軽量気泡コンクリート2aを建て込んだ
後、縦材フラットバー3aをナットにて固定する。 (第6の発明の実施の形態)本発明に係る第6の発明、
即ち請求項6に示した発明の構成の例が示された図1
0、図11、図12に示すように、角根ボルト12を用
いて、繋ぎ材D14を縦材フラットバー3aに固定し、
かつ図10では繋ぎ材D14を横材3bに、図11と図
12では繋ぎ材D14を躯体コンクリート1に固定して
いる。
【0067】図10により、施工の手順に従って説明す
ると、縦材フラットバー3aの建て込み前に、予め、繋
ぎ材D14を、縦材フラットバー3aに設けられた長穴
3cと繋ぎ材D14のボルト止め取付け用の穴14bを
通して、角根ボルト12とナット9によって仮固定して
おく。次に、縦材フラットバー3aを、(第3の発明の
実施の様態)の中で説明した要領で建て込み固定する。
【0068】この状態で、角根ボルト12は、開口部横
の軽量気泡コンクリートパネル2aに接触するが、角根
ボルト12のボルト頭を丸頭12bとし、小さくしてあ
るので、切削加工をして、当たらないようにしておく部
分はわずかですむ。次に、繋ぎ材D14の高さ方向の位
置を確認し、必要に応じて、高さ位置の微調整を行った
後、ナット9を本締めし、繋ぎ材D14を確実に縦材フ
ラットバー3aに固定する。しかし、この際に、縦材フ
ラットバー3aは、開口部横の軽量気泡コンクリート2
aに接触しているが、角根ボルト12の角根部分12a
が、縦材フラットバー3aの長穴3cに掛かるため、角
根ボルト12をラチェットなどで、固定できなくとも、
ナット9を本締めすることが可能である。
【0069】図11については、詳細には説明しない
が、繋ぎ材D14の片が、横材3bではなく、躯体コン
クリート1に固定されている以外は、図10において説
明したものと同様である。なお、繋ぎ材D14の片に
は、図10では、ボルトねじ部14dが、図11では、
取付用の穴14eが設けてあるが、繋ぎ材D14の片を
横材3bや躯体コンクリート1に固定する方法は特に規
定するものではなく、これ以外の方法を採用してもよ
い。
【0070】また、繋ぎ材D14の片14Cを、躯体コ
ンクリート1に止める場合には、図11の方法以外に、
縦材フラットバー3aと繋ぎ材D14を、角根ボルト1
2に差し込む順を逆にして、納めることも可能である。
この場合の事例を図12に示す。この方法の施工の手順
では、予め、繋ぎ材D14を躯体コンクリート1に取り
付けておき、その後、角根ボルト12をセットし、さら
に、開口部横の軽量気泡コンクリート2aを建て込んだ
後、縦材フラットバー3aをナットにて固定する。
【0071】
【発明の効果】第1の発明は、従来の開口補強方法とは
異なり、開口部に作用する風荷重を、開口部横の軽量気
泡コンクリートパネルに伝達する事が出来、縦材を軽量
化でき、現場での材の振り回しを良くし、施工手間を少
なくすることができる。また、縦材の固定に、溶接作業
をなくすることが出来、作業を大幅に省力化することが
でき、開口部の位置変更にも容易に対応できる。
【0072】それ故に、建物がコンクリート造の場合に
も極めて容易に対応できる。さらに、第1の発明ではフ
ラットバーを使用しているので、室内側に縦材が露出し
ないので、ウレタンなどの断熱工事が不要になる。その
上、縦材は、予め、工場で切断しておくことができ、現
場でのロス材の発生をなくすことも可能である。このよ
うにフラットバーの代わりにアングル材を使用したとき
の下記のような欠点をなくすことができる。
【0073】図13に示す従来の開口補強材52は、縦
材52a、横材52b共に、アングル材が用いられる。
また、開口補強材52は、現場の寸法に合わせて、現場
で切断している。また、開口補強材52は、例えば、3
mまたは6mの市販の定尺長さのアングル材から現場で
必要な長さだけ切り出して使用するため、切断手間がか
かり、アングル材のロスが発生する。特に、躯体がコン
クリートである気泡コンクリート工事では、短く残った
アングル材を他の部分に使えることがほとんどないた
め、多くのロス材発生につながり、問題であった。
【0074】また、縦材52aに鋼材重量の大きいアン
グルを用いているため、現場での材の振り回しと施工手
間が大変である。さらに、縦材52aとして、アングル
材を用いているため、アングル材のフランジの一片が室
内側に露出し、この部分は鋼材であるため、室外側の熱
を室内まで伝えやすく、断熱性の確保のために、この部
分にウレタンを吹き付けるなどの断熱工事を必要とする
場合があった。
【0075】上記したように、第1の発明ではこれらの
欠点を解消するものである。また、第2の発明は、縦材
を軽量化でき、現場での材の振り回しを良くして、施工
手間を少なくし、ウレタンなどの断熱工事が不要になる
のは、第1の発明と同じであるが、開口部の強度上の信
頼性を高めることが出来、より高い強度を必要とする部
分に用いることが出来る。
【0076】また、第3の発明においてフラットバーを
使用する場合は、縦材を軽量化でき、現場での材の振り
回しを良くして、施工手間を少なくし、ウレタンなどの
断熱工事が不要にし、かつ開口部の強度上の信頼性を高
めることが出来るのは、第2の発明と同じであるが、さ
らにその上に、フラットバーを用いた場合は、勿論のこ
とフラットバーの代わりにアングル材を使用した場合
は、繋ぎ材の片によって容易に躯体(建物がコンクリー
ト造である場合は躯体コンクリート)に取り付けること
が出来、縦材は、予め、工場で切断しておくことがで
き、現場でのロス材の発生をなくすことも可能であり、
かつ、パネルにボルト頭が当たらずに加工を少なくする
ことが出来る。
【0077】また、繋ぎ材を用いるにも係わらず、部品
点数が少なく、現場での取り扱いを良好に出来る。ま
た、躯体コンクリートとの取付に、埋込金物53や溶接
手段を採用する必要もなく、銃砲ピン、コンクリートね
じ、後施工アンカーなどの取付け手段を用いた場合に
は、溶接作業もなくすことが出来、作業の省力化を計る
ことが可能であり、開口部の位置変更があった場合の対
応も容易である。
【0078】また、第4の発明は、繋ぎ材の片によって
容易に縦材に、ボルトねじ部によって容易に横材アング
ルに取り付けることが出来、横材は、予め、工場で切断
しておくことができ、現場でのロス材の発生をなくすこ
とも可能であり、かつ、開口部上または下のパネルにボ
ルト頭が当たらずに加工をなくすることも出来る。ま
た、繋ぎ材を用いるにも係わらず、部品点数が少なく、
現場での取り扱いを良好に出来る。
【0079】また、縦材との取付に、溶接手段を採用す
る必要もなく、ボルト止めなどの取付け手段を用いた場
合には、溶接作業もなくすことが出来、作業の省力化を
計ることが可能である。以上に記載した第3の発明の効
果と第4の発明の効果は、第3の発明と第4の発明の構
成を同時に満足する構造に置いては、同時に達成するこ
とができるのは勿論である。
【0080】また、第5の発明は、縦材との固定にボル
トねじ部を直接固定しなくとも、ナット締めが可能であ
り、かつ、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルにボ
ルト頭が当たらずに加工をなくすることが出来る。ま
た、繋ぎ材を用いるにも係わらず、部品点数が少なく、
現場での取り扱いを良好に出来る。また、第6の発明
は、第5の発明と同様の、縦材との固定にボルトねじ部
を直接固定しなくとも、ナット締めが可能であり、か
つ、開口部横の軽量気泡コンクリートパネルにボルト頭
があまり当たらずに加工を少なくすることが出来る。第
5の発明とは違い、繋ぎ材Cという特殊な金物を用意す
る必要がないという効果がある。
【0081】以上の第3発明から第6発明は、床や梁が
鉄材であっても発揮される効果であるが、建物がコンク
リート造であるために躯体がコンクリートである場合に
特に良く適応できる構造であるという優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外壁開口部の補強構造の全体構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る外壁開口部の補強構造の全体構成
を示す斜視図である。
【図3】繋ぎ材Aを用いた縦材と躯体コンクリートの接
合部の構成を示す要部斜視図である。
【図4】図3の構成を分解して示す斜視図である。
【図5】繋ぎ材Bを用いた縦材と横材の接合部の構成を
示す要部斜視図である。
【図6】図5の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】繋ぎ材Dと繋ぎ材Cを用いた縦材と横材の接合
部の構成を分解して示す斜視図である。
【図8】繋ぎ材Dと繋ぎ材Cを用いた縦材と躯体コンク
リートの接合部の構成を示す要部斜視図である。
【図9】繋ぎ材Dと繋ぎ材Cを用いた縦材と躯体コンク
リートの接合部の構成を示す要部斜視図である。
【図10】繋ぎ材Dと角根ボルトを用いた縦材と横材の
接合部の構成を分解して示す斜視図である。
【図11】繋ぎ材Dと角根ボルトを用いた縦材と躯体コ
ンクリートの接合部の構成を示す要部斜視図である。
【図12】繋ぎ材Dと角根ボルトを用いた縦材と躯体コ
ンクリートの接合部の構成を示す要部斜視図である。
【図13】従来例を示す図である。
【図14】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 躯体コンクリート 1a コンクリート床の上面 1b コンクリート梁の下面 2a 開口部横の軽量気泡コンクリートパネル 2b 開口部上の軽量気泡コンクリートパネル 2c 開口部下の軽量気泡コンクリートパネル 3 開口補強材 3a 縦材フラットバー 3b 横材 3c 長穴 4 カットネール 5 繋ぎ材A 5a 縦材フラットバーに当設する面 5b ボルトねじ部 5c 5aに直角に折り曲げられた片 5d 取付用の穴 6 繋ぎ材B 6a 横材アングル材の水平フランジに当設する面 6b ボルトねじ部 6c 6aに直角に折り曲げられた片 6d ボルト止め取付用の穴 7 繋ぎ材Aを用いた縦材と躯体コンクリートの接
合要部 8 繋ぎ材Bを用いた縦材と横材の接合要部 9 ナット 10 ボルト 11 繋ぎ材C 11a 縦材フラットバーに当設する面 11b ボルトねじ部 11c 縦材フラットバーの縁にそって曲げられた片 12 角根ボルト 12a 角根部分 12b 丸頭 13 開口部 14 繋ぎ材D 14a 縦材フラットバーに当設する面 14b ボルト止め取付用の穴 14c 14aに直角に折り曲げられた片 14d ボルトねじ部 14e 取付用の穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床の上面あるいは梁の上面と、上階の床
    の下面あるいは上層の梁の下面の間に軽量気泡コンクリ
    ートパネルによる外壁面が形成され、該外壁部に開口部
    が形成された構造であって、該開口部の補強用の縦材と
    してフラットバーが、釘、アンカーあるいは接着剤で、
    該開口部の横側の軽量気泡コンクリートパネルの該開口
    部に面する長辺側面に固定されて、該フラットバーはパ
    ネル長辺側面のほぼ全長にわたる長さであることを特徴
    とする外壁開口部の補強構造
  2. 【請求項2】 前記の床あるいは梁がコンクリートであ
    り、前記フラットバーの上下端部が更に上記のコンクリ
    ートに固定されていることを特徴とする請求項1に記載
    の外壁開口部の補強構造
  3. 【請求項3】 開口部の補強用の縦材として使用される
    フラットバーやアングル材のパネル長辺側面に面するフ
    ランジ面に、その長さ方向の上下端部近傍に穴あるいは
    長穴が設けられたものが使用され、繋ぎ材Aとして該フ
    ラットバーやアングル材の前記フランジ面に当接する片
    と該片に対して直角に折り曲げられた片を有し、更に前
    記フラットバーやアングル材に当接する片の面にボルト
    ねじ部を突出させて有するものが使用され、該繋ぎ材A
    のフラットバーやアングル材に当接する片に対して直角
    に折り曲げられた片が床あるいは梁の面に接した状態で
    固定され、該繋ぎ材Aのフラットバーやアングル材に当
    接する片の面に設けられた前記ボルトねじ部がフラット
    バーあるいはアングル材のフランジ面に設けられた前記
    の穴あるいは長穴に挿通された状態でナット締めされて
    いることにより前記フラットバーやアングル材が繋ぎ材
    Aに固定されて上下で床あるいは梁の面に固定されてい
    ることを特徴とする外壁開口部の補強構造
  4. 【請求項4】 開口部の補強用の縦材として使用される
    フラットバーやアングル材のパネル長辺側面に面するフ
    ランジ面に直交する方向の開口部の補強用の横材とし
    て、水平フランジの左右端部近傍に穴あるいは長穴が設
    けられたフラットバーやアングル材が使用されていると
    共に、繋ぎ材として該フラットバーやアングル材の水平
    フランジに当接する面と前記の縦材のパネル長辺側面に
    位置するフラットな面に当接する面を有し、更にフラッ
    トバーやアングル材の水平フランジに当接する面の所定
    位置にボルトねじ部が突出された繋ぎ材Bが使用され、
    該繋ぎ材Bの前記縦材のフラットな面に当接する面が開
    口部の補強用の縦材のフラットな面に固定され、前記ボ
    ルトねじ部がフラットバーやアングル材の水平フランジ
    の左右端部近傍に設けた穴あるいは長穴に挿通されてナ
    ット締めされていることにより、前記繋ぎ材Bを介して
    該フラットバーやアングル材が開口部の補強用の縦材に
    固定されていることを特徴とする外壁開口部の補強構造
  5. 【請求項5】 開口部の補強用の縦材としてアングル材
    あるいはフラットバーが使用され、アングル材の外壁の
    厚さ方向に配置されるフランジあるいは前記フラットバ
    ーの上下端部近傍及び横材存在位置近傍もしくは前記の
    いずれかの位置に穴あるいは長穴が設けられたものであ
    り、該アングル材あるいはフラットバーが下記の少なく
    とも2種の繋ぎ材が使用されていることにより床(ある
    いは梁)の面と横材の双方にあるいはいずれかの一方に
    固定されていることを特徴とする外壁開口部の補強構造
    であって、前記のアングル材あるいはフラットバーの外
    壁の厚さ方向の面と、該フランジあるいはフラットバー
    の縁にそって曲げられた片とを有し、更に前記のアング
    ル材あるいはフラットバーの外壁の厚さ方向の面の所定
    の位置にボルトねじ部が、前記フランジあるいはフラッ
    トバーの縁にそって曲げられた片の曲げられた方向に、
    突出して一体に形成された繋ぎ材Cと、前記縦材の前記
    フランジあるいはフラットバーに当接する面を有し該面
    に対して直角に折り曲げられ横材の水平片若しくは床
    (あるいは梁)の面に当接する面を有し、前記フランジ
    あるいはフラットバーに当接する面の所定位置に設けた
    穴あるいは長穴が設けられた繋ぎ材Dが使用され、前記
    繋ぎ材Cのボルトねじ部が前記のアングル材のフランジ
    あるいはフラットバーの所定の位置に設けられた穴ある
    いは長穴と、前記フランジあるいはフラットバーに当接
    する面を有し該面に対して直角に折り曲げられた片を一
    端部に有する繋ぎ材Dの前記面の所定位置に設けた穴あ
    るいは長穴に、挿通した状態でナットにて締め付けられ
    ることにより、開口部の補強用の縦材としてアングル材
    あるいはフラットバーが床(あるいは梁)と横材の双方
    にもしくは床(あるいは梁)と横材のいずれかに固定さ
    れていることを特徴とする外壁開口部の補強構造
  6. 【請求項6】 開口部の補強用の縦材としてアングル材
    あるいはフラットバーが使用され、アングル材の外壁の
    厚さ方向に配置されるフランジあるいは前記フラットバ
    ーの上下端部近傍及び横材存在位置近傍もしくは前記の
    いずれかの位置に穴あるいは長穴が設けられたものであ
    り、該アングル材あるいはフラットバーが少なくとも下
    記の繋ぎ材が使用されていることにより床(あるいは
    梁)の面と横材の双方にあるいはいずれかの一方に固定
    されていることを特徴とする外壁開口部の補強構造であ
    って、前記フランジあるいはフラットバーに当接する面
    を有し該面に対して直角に折り曲げられた片を一端部に
    有し、前記フランジあるいはフラットバーに当接する面
    の所定位置に穴あるいは長穴が設けられた繋ぎ材Dが使
    用され、頭付きボルトが前記のアングル材のフランジあ
    るいはフラットバーの所定の位置に設けられた穴若しく
    は長穴に挿通され、更に前記繋ぎ材Dのフランジあるい
    はフラットバーに当接する面に対して直角に折り曲げら
    れた片に設けられた穴若しくは長穴に挿通された状態で
    ナットにて締め付け固定されることにより、開口部の補
    強用の縦材としてアングル材あるいはフラットバーが床
    (あるいは梁)の面と横材の水平面の双方にもしくは床
    (あるいは梁)の面と横材のいずれかに固定されている
    ことを特徴とする外壁開口部の補強構造
  7. 【請求項7】 請求項3記載の補強構造と請求項4記載
    の補強構造とをともに有していることを特徴とする外壁
    開口部の補強構造
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