JPH1096430A - トリポード型等速自在継手 - Google Patents
トリポード型等速自在継手Info
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- JPH1096430A JPH1096430A JP25038296A JP25038296A JPH1096430A JP H1096430 A JPH1096430 A JP H1096430A JP 25038296 A JP25038296 A JP 25038296A JP 25038296 A JP25038296 A JP 25038296A JP H1096430 A JPH1096430 A JP H1096430A
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- leg shaft
- outer diameter
- boss
- constant velocity
- universal joint
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脚軸の付根部について十分な強度を確保する
ことにある。 【解決手段】 セレーション孔9が貫通形成されたボス
部10の外周に三つの平坦面11を周方向等間隔で形成
し、その各平坦面11に脚軸1を径方向に突設し、各脚
軸1の外径面12に複数のニードルローラを転動自在に
配したトラニオン部材22を具備したトリポード型等速
自在継手であって、前記トラニオン部材22は、前記脚
軸1の外径面12とその外径面12と直交するボス部1
0の前記平坦面11との境界を形成する脚軸1の付根部
23を、熱処理後における脚軸の外径面とボス部の平坦
面との同時研削により所定の曲率半径r1 による一つの
連続したR面とする。
ことにある。 【解決手段】 セレーション孔9が貫通形成されたボス
部10の外周に三つの平坦面11を周方向等間隔で形成
し、その各平坦面11に脚軸1を径方向に突設し、各脚
軸1の外径面12に複数のニードルローラを転動自在に
配したトラニオン部材22を具備したトリポード型等速
自在継手であって、前記トラニオン部材22は、前記脚
軸1の外径面12とその外径面12と直交するボス部1
0の前記平坦面11との境界を形成する脚軸1の付根部
23を、熱処理後における脚軸の外径面とボス部の平坦
面との同時研削により所定の曲率半径r1 による一つの
連続したR面とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリポード型等速自
在継手に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械におい
て動力伝達用として使用されるトリポード型等速自在継
手に関する。
在継手に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械におい
て動力伝達用として使用されるトリポード型等速自在継
手に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のドライブシャフトやプ
ロペラシャフト等に使用されるトリポード型等速自在継
手〔TJ〕は、図3(a)(b)に示すように三本の脚
軸1を120°ずつの周方向間隔で径方向に一体的に突
設したトラニオン部材2と、このトラニオン部材2の三
本の脚軸1をニードルローラ3及び球面ローラ4を介し
てトラック溝5に嵌合して一体的に回転する外輪6とで
構成され、トラニオン部材2と外輪6とにそれぞれ設け
られた二軸7,8が作動角をとっても等速で回転トルク
を伝達し、軸方向の相対変位をも許容するという特徴を
備えている。
ロペラシャフト等に使用されるトリポード型等速自在継
手〔TJ〕は、図3(a)(b)に示すように三本の脚
軸1を120°ずつの周方向間隔で径方向に一体的に突
設したトラニオン部材2と、このトラニオン部材2の三
本の脚軸1をニードルローラ3及び球面ローラ4を介し
てトラック溝5に嵌合して一体的に回転する外輪6とで
構成され、トラニオン部材2と外輪6とにそれぞれ設け
られた二軸7,8が作動角をとっても等速で回転トルク
を伝達し、軸方向の相対変位をも許容するという特徴を
備えている。
【0003】トラニオン部材2〔図4(a)参照〕は、
その中央部にセレーション孔9を貫通形成したボス部1
0の外周に120°ずつの周方向間隔で三つの平坦面1
1が形成され、各平坦面11に脚軸1が径方向に一体的
に突設される。脚軸1の外径面12は円筒面であり、そ
の外径面12には複数のニードルローラ3が転動自在に
配され、ニードルローラ3を介して球面ローラ4が回転
自在に嵌合される。
その中央部にセレーション孔9を貫通形成したボス部1
0の外周に120°ずつの周方向間隔で三つの平坦面1
1が形成され、各平坦面11に脚軸1が径方向に一体的
に突設される。脚軸1の外径面12は円筒面であり、そ
の外径面12には複数のニードルローラ3が転動自在に
配され、ニードルローラ3を介して球面ローラ4が回転
自在に嵌合される。
【0004】ニードルローラ3は、脚軸1の先端部及び
基端部に装着された一対のワッシャ13,14と脚軸1
の先端部に嵌着された止め輪15とによって脚軸1の軸
線方向への変位が規制され、脚軸1の外径面上を転動す
ることにより、球面ローラ4の円滑な回転を可能にす
る。球面ローラ4は、ニードルローラ3と線接触する円
筒状内径面17と、外輪6のトラック溝5に嵌合される
凸球面状の外径面18とを有し、脚軸1の軸線方向への
所定量の変位が許容されている。
基端部に装着された一対のワッシャ13,14と脚軸1
の先端部に嵌着された止め輪15とによって脚軸1の軸
線方向への変位が規制され、脚軸1の外径面上を転動す
ることにより、球面ローラ4の円滑な回転を可能にす
る。球面ローラ4は、ニードルローラ3と線接触する円
筒状内径面17と、外輪6のトラック溝5に嵌合される
凸球面状の外径面18とを有し、脚軸1の軸線方向への
所定量の変位が許容されている。
【0005】尚、ボス部10のセレーション孔9に一方
の軸7が嵌合され、段部19とクリップ20との間で軸
方向両側に抜け止め保持される。
の軸7が嵌合され、段部19とクリップ20との間で軸
方向両側に抜け止め保持される。
【0006】外輪6は、一端が開口して他端が閉塞した
略円筒カップ状をなし、他端に他方の軸8が一体に設け
られ、内周面に120°ずつの周方向間隔で凹球面状の
三つのトラック溝5が軸方向に沿って形成されている。
略円筒カップ状をなし、他端に他方の軸8が一体に設け
られ、内周面に120°ずつの周方向間隔で凹球面状の
三つのトラック溝5が軸方向に沿って形成されている。
【0007】外輪6とトラニオン部材2との間のトルク
伝達は、トラック溝5と球面ローラ4の外径面18との
接触部、球面ローラ4の内径面17とニードルローラ3
との接触部、及びニードルローラ3と脚軸1の外径面1
2との接触部を介してなされる。
伝達は、トラック溝5と球面ローラ4の外径面18との
接触部、球面ローラ4の内径面17とニードルローラ3
との接触部、及びニードルローラ3と脚軸1の外径面1
2との接触部を介してなされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザから
のドライブシャフト等の低コスト化の要望によりドライ
ブシャフト等の小型化や高強度化を実現する必要があ
る。そのため、ドライブシャフト等に使用されるトリポ
ード型等速自在継手についても、従来、トラニオン部材
2のセレーション孔9の歯数を増加させてセレーション
孔9の1歯当りの応力を小さくしたり、或いはトラニオ
ン部材2の浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理を工夫したりす
ることによりボス部10の強度向上を図る試みがなされ
ていた。
のドライブシャフト等の低コスト化の要望によりドライ
ブシャフト等の小型化や高強度化を実現する必要があ
る。そのため、ドライブシャフト等に使用されるトリポ
ード型等速自在継手についても、従来、トラニオン部材
2のセレーション孔9の歯数を増加させてセレーション
孔9の1歯当りの応力を小さくしたり、或いはトラニオ
ン部材2の浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理を工夫したりす
ることによりボス部10の強度向上を図る試みがなされ
ていた。
【0009】しかしながら、トラニオン部材2のボス部
10の強度が向上したことにより、今度は脚軸1の付根
部21の強度が最弱部となる。
10の強度が向上したことにより、今度は脚軸1の付根
部21の強度が最弱部となる。
【0010】即ち、脚軸1の付根部21では、その脚軸
1の外径面12がニードルローラ3の転動面となるた
め、浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理後、図4(b)に示す
ように脚軸1の外径面12を砥石などにより図中矢印s
で示す位置まで研削するようにしている。その結果、脚
軸1の外径面12の研削下端部位とボス部10の平坦面
11との間で小さな曲率半径r2 〔例えば0.9〜1.
2mm程度〕のR面が残存することになる。従って、こ
の脚軸1の付根部21のR面、及びワッシャ13が載る
平坦面11は旋削のままで未研削状態である。
1の外径面12がニードルローラ3の転動面となるた
め、浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理後、図4(b)に示す
ように脚軸1の外径面12を砥石などにより図中矢印s
で示す位置まで研削するようにしている。その結果、脚
軸1の外径面12の研削下端部位とボス部10の平坦面
11との間で小さな曲率半径r2 〔例えば0.9〜1.
2mm程度〕のR面が残存することになる。従って、こ
の脚軸1の付根部21のR面、及びワッシャ13が載る
平坦面11は旋削のままで未研削状態である。
【0011】このように脚軸1の外径面12とボス部1
0の平坦面11との間に位置するR面ではその曲率半径
r2 が小さいために応力集中が生じやすく、また、その
R面はワッシャ13が載る平坦面11と共に旋削のまま
で未研削状態であるため、面粗度が25μm程度と粗
く、更に、熱処理により表面異常層〔粒界酸化層〕が形
成される。これらの相乗作用により、脚軸1に大きな力
が負荷されると、脚軸1の付根部21のR面に亀裂mが
生じるという現象が発生していた〔図4(b)参照〕。
0の平坦面11との間に位置するR面ではその曲率半径
r2 が小さいために応力集中が生じやすく、また、その
R面はワッシャ13が載る平坦面11と共に旋削のまま
で未研削状態であるため、面粗度が25μm程度と粗
く、更に、熱処理により表面異常層〔粒界酸化層〕が形
成される。これらの相乗作用により、脚軸1に大きな力
が負荷されると、脚軸1の付根部21のR面に亀裂mが
生じるという現象が発生していた〔図4(b)参照〕。
【0012】それ故に、トラニオン部材2のセレーショ
ン孔9の歯数を増加させても、脚軸1の付根部21の強
度も向上しない限り、トラニオン部材全体としての強度
を向上させることが困難となる。
ン孔9の歯数を増加させても、脚軸1の付根部21の強
度も向上しない限り、トラニオン部材全体としての強度
を向上させることが困難となる。
【0013】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、脚軸の付根部
について十分な強度を確保し得るトラニオン部材を具備
したトリポード型等速自在継手を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、脚軸の付根部
について十分な強度を確保し得るトラニオン部材を具備
したトリポード型等速自在継手を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、セレーション孔が貫通
形成されたボス部の外周に三つの平坦面を周方向等間隔
で形成し、その各平坦面に脚軸を径方向に突設し、各脚
軸の外径面に複数のニードルローラを転動自在に配した
トラニオン部材を具備したトリポード型等速自在継手で
あって、前記トラニオン部材は、前記脚軸の外径面とそ
の外径面と直交するボス部の前記平坦面との境界を形成
する脚軸の付根部を、所定の曲率半径による一つの連続
したR面としたことを特徴とする。
の技術的手段として、本発明は、セレーション孔が貫通
形成されたボス部の外周に三つの平坦面を周方向等間隔
で形成し、その各平坦面に脚軸を径方向に突設し、各脚
軸の外径面に複数のニードルローラを転動自在に配した
トラニオン部材を具備したトリポード型等速自在継手で
あって、前記トラニオン部材は、前記脚軸の外径面とそ
の外径面と直交するボス部の前記平坦面との境界を形成
する脚軸の付根部を、所定の曲率半径による一つの連続
したR面としたことを特徴とする。
【0015】尚、前記トラニオン部材の脚軸の付根部の
R面は、熱処理後における脚軸の外径面とボス部の平坦
面との同時研削により形成することが可能である。
R面は、熱処理後における脚軸の外径面とボス部の平坦
面との同時研削により形成することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るトリポード型等速自
在継手の実施形態を以下に説明する。尚、図3及び図4
と同一部分には同一参照符号を付す。
在継手の実施形態を以下に説明する。尚、図3及び図4
と同一部分には同一参照符号を付す。
【0017】トリポード型等速自在継手〔図3(a)
(b)参照〕は、三本の脚軸1を120°ずつの周方向
間隔で径方向に一体的に突設したトラニオン部材22
と、このトラニオン部材22の三本の脚軸1をニードル
ローラ3及び球面ローラ4を介してトラック溝5に嵌合
して一体的に回転する外輪6とで構成され、本発明の特
徴はトラニオン部材22にある。
(b)参照〕は、三本の脚軸1を120°ずつの周方向
間隔で径方向に一体的に突設したトラニオン部材22
と、このトラニオン部材22の三本の脚軸1をニードル
ローラ3及び球面ローラ4を介してトラック溝5に嵌合
して一体的に回転する外輪6とで構成され、本発明の特
徴はトラニオン部材22にある。
【0018】トラニオン部材22〔図1(a)参照〕
は、中央部にセレーション孔9を貫通形成したボス部1
0の外周に120°ずつの周方向間隔で三つの平坦面1
1が形成され、各平坦面11に脚軸1が径方向に一体的
に突設される。脚軸1の外径面12は円筒面であり、そ
の外径面12には複数のニードルローラ3が転動自在に
配され、ニードルローラ3を介して球面ローラ4が回転
自在に嵌合される。
は、中央部にセレーション孔9を貫通形成したボス部1
0の外周に120°ずつの周方向間隔で三つの平坦面1
1が形成され、各平坦面11に脚軸1が径方向に一体的
に突設される。脚軸1の外径面12は円筒面であり、そ
の外径面12には複数のニードルローラ3が転動自在に
配され、ニードルローラ3を介して球面ローラ4が回転
自在に嵌合される。
【0019】ニードルローラ3は、脚軸1の先端部及び
基端部に装着された一対のワッシャ13,14と脚軸1
の先端部に嵌着された止め輪15とによって脚軸1の軸
線方向への変位が規制され、脚軸1の外径面上を転動す
ることにより、球面ローラ4の円滑な回転を可能にす
る。球面ローラ4は、ニードルローラ3と線接触する円
筒状内径面17と、外輪6のトラック溝5に嵌合される
凸球面状の外径面18とを有し、脚軸1の軸線方向への
所定量の変位が許容されている。
基端部に装着された一対のワッシャ13,14と脚軸1
の先端部に嵌着された止め輪15とによって脚軸1の軸
線方向への変位が規制され、脚軸1の外径面上を転動す
ることにより、球面ローラ4の円滑な回転を可能にす
る。球面ローラ4は、ニードルローラ3と線接触する円
筒状内径面17と、外輪6のトラック溝5に嵌合される
凸球面状の外径面18とを有し、脚軸1の軸線方向への
所定量の変位が許容されている。
【0020】本発明の特徴は、前述したトラニオン部材
22の脚軸1の付根部23にある。その脚軸1の外径面
12はニードルローラ3と接触する転動面となるために
研削する必要があるが、本発明では、その脚軸1の外径
面12だけでなく、ボス部10の平坦面11についても
研削する。即ち、浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理後、図1
(b)に示すように脚軸1の外径面12とボス部10の
平坦面11とを砥石などにより同時研削する。
22の脚軸1の付根部23にある。その脚軸1の外径面
12はニードルローラ3と接触する転動面となるために
研削する必要があるが、本発明では、その脚軸1の外径
面12だけでなく、ボス部10の平坦面11についても
研削する。即ち、浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理後、図1
(b)に示すように脚軸1の外径面12とボス部10の
平坦面11とを砥石などにより同時研削する。
【0021】その結果、脚軸1の外径面12とボス部1
0の平坦面11との間、即ち、脚軸1の付根部23で従
来よりも大きな曲率半径r1 を有する一つの連続したR
面を形成する。このR面の曲率半径r1 は、例えば、
0.4〜1.4mm程度が望ましい。尚、0.4mmよ
り小さい曲率半径のR面では、従来のように亀裂が発生
しやすく不適であり、また、1.4mmより大きい曲率
半径のR面では、ボス部10の平坦面11とニードルロ
ーラ3との間に配置されるワッシャ13を適正な位置に
配置することが困難となって不適である。
0の平坦面11との間、即ち、脚軸1の付根部23で従
来よりも大きな曲率半径r1 を有する一つの連続したR
面を形成する。このR面の曲率半径r1 は、例えば、
0.4〜1.4mm程度が望ましい。尚、0.4mmよ
り小さい曲率半径のR面では、従来のように亀裂が発生
しやすく不適であり、また、1.4mmより大きい曲率
半径のR面では、ボス部10の平坦面11とニードルロ
ーラ3との間に配置されるワッシャ13を適正な位置に
配置することが困難となって不適である。
【0022】このように脚軸1の外径面12とボス部1
0の平坦面11との間に位置するR面では、その曲率半
径r1 が従来よりも大きいために応力集中が緩和され
る。また、脚軸1の外径面12とボス部10の平坦面1
1との同時研削により脚軸1の付根部23のR面での面
粗度が2μm程度と細かい状態であり、更に、熱処理に
より形成された表面異常層〔粒界酸化層〕を研削により
除去する。これらの相乗作用により脚軸1の付根部23
のR面の疲労強度は著しく向上する。
0の平坦面11との間に位置するR面では、その曲率半
径r1 が従来よりも大きいために応力集中が緩和され
る。また、脚軸1の外径面12とボス部10の平坦面1
1との同時研削により脚軸1の付根部23のR面での面
粗度が2μm程度と細かい状態であり、更に、熱処理に
より形成された表面異常層〔粒界酸化層〕を研削により
除去する。これらの相乗作用により脚軸1の付根部23
のR面の疲労強度は著しく向上する。
【0023】
【実施例】本出願人は、トリポード型等速自在継手〔T
J71〕に使用されるトラニオン部材について、取付角
θ=0°、負荷トルクT=0〜71kgf・mを試験条
件として、従来品と本発明品について片振り捩り疲労強
度を試験した。その試験結果を図2のワイブル線図に示
し、そのワイブル線図における横軸は破損までの繰り返
し数(回)、縦軸は累積破損確率(%)である。
J71〕に使用されるトラニオン部材について、取付角
θ=0°、負荷トルクT=0〜71kgf・mを試験条
件として、従来品と本発明品について片振り捩り疲労強
度を試験した。その試験結果を図2のワイブル線図に示
し、そのワイブル線図における横軸は破損までの繰り返
し数(回)、縦軸は累積破損確率(%)である。
【0024】同図から明らかなように脚軸1の外径面1
2のみを研削して脚軸1の付根部21を小さいR面とし
た従来品〔図中アの直線〕の場合、累積破損確率が10
%、50%で破損までの繰り返し数が2.264×10
5 回、3.581×105 回となり、ばらつきがあって
安定した所望の強度を得ることが困難である。
2のみを研削して脚軸1の付根部21を小さいR面とし
た従来品〔図中アの直線〕の場合、累積破損確率が10
%、50%で破損までの繰り返し数が2.264×10
5 回、3.581×105 回となり、ばらつきがあって
安定した所望の強度を得ることが困難である。
【0025】これに対して、脚軸1の外径面12とボス
部10の平坦面11とを同時研削して脚軸1の付根部2
3を大きいR面とした本発明品〔図中イの直線〕の場
合、累積破損確率が10%と50%の両者で破損までの
繰り返し数がともに2.0×106 回以上となり、安定
した所望の強度を得ることができる。
部10の平坦面11とを同時研削して脚軸1の付根部2
3を大きいR面とした本発明品〔図中イの直線〕の場
合、累積破損確率が10%と50%の両者で破損までの
繰り返し数がともに2.0×106 回以上となり、安定
した所望の強度を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、脚軸の外径面とその外
径面と直交するボス部の前記平坦面との境界を形成する
脚軸の付根部を、所定の曲率半径による一つの連続した
R面としたトラニオン部材を具備したことにより、脚軸
の付根部での応力集中が緩和される。また、前述したR
面を熱処理後の同時研削により形成したことにより、面
粗度の向上、熱処理による表面異常層〔粒界酸化層〕の
除去が実現できる。これらの相乗作用により脚軸の付根
部が破損することを抑止でき、その脚軸の付根部の高強
度化が実現容易となり、高品質で信頼性の高いトリポー
ド型等速自在継手を提供することができる。
径面と直交するボス部の前記平坦面との境界を形成する
脚軸の付根部を、所定の曲率半径による一つの連続した
R面としたトラニオン部材を具備したことにより、脚軸
の付根部での応力集中が緩和される。また、前述したR
面を熱処理後の同時研削により形成したことにより、面
粗度の向上、熱処理による表面異常層〔粒界酸化層〕の
除去が実現できる。これらの相乗作用により脚軸の付根
部が破損することを抑止でき、その脚軸の付根部の高強
度化が実現容易となり、高品質で信頼性の高いトリポー
ド型等速自在継手を提供することができる。
【図1】(a)はトリポード型等速自在継手に使用され
る本発明のトラニオン部材を示す正面図 (b)は(a)のA部拡大断面図
る本発明のトラニオン部材を示す正面図 (b)は(a)のA部拡大断面図
【図2】片振り捩り疲労強度のワイブル線図
【図3】(a)はトリポード型等速自在継手の具体的構
造を示す断面図 (b)は(a)のトリポード型等速自在継手が作動角を
とった時の状態を示す断面図
造を示す断面図 (b)は(a)のトリポード型等速自在継手が作動角を
とった時の状態を示す断面図
【図4】(a)はトリポード型等速自在継手に使用され
る従来のトラニオン部材を示す正面図 (b)は(a)のB部拡大断面図
る従来のトラニオン部材を示す正面図 (b)は(a)のB部拡大断面図
1 脚軸 3 ニードルローラ 9 セレーション孔 10 ボス部 11 平坦面 12 外径面 22 トラニオン部材 23 脚軸の付根部 r1 曲率半径
Claims (2)
- 【請求項1】 セレーション孔が貫通形成されたボス部
の外周に三つの平坦面を周方向等間隔で形成し、その各
平坦面に脚軸を径方向に突設し、各脚軸の外径面に複数
のニードルローラを転動自在に配したトラニオン部材を
具備したトリポード型等速自在継手であって、前記トラ
ニオン部材は、前記脚軸の外径面とその外径面と直交す
るボス部の前記平坦面との境界を形成する脚軸の付根部
を、所定の曲率半径による一つの連続したR面としたこ
とを特徴とするトリポード型等速自在継手。 - 【請求項2】 前記トラニオン部材の脚軸の付根部のR
面を、熱処理後における脚軸の外径面とボス部の平坦面
との同時研削により形成したことを特徴とする請求項1
記載のトリポード型等速自在継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25038296A JPH1096430A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | トリポード型等速自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25038296A JPH1096430A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | トリポード型等速自在継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096430A true JPH1096430A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17207095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25038296A Pending JPH1096430A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | トリポード型等速自在継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1096430A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-09-20 JP JP25038296A patent/JPH1096430A/ja active Pending
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| Date | Code | Title | Description |
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Effective date: 20051216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060801 |