JPH0752974Y2 - 等速ジョイント - Google Patents
等速ジョイントInfo
- Publication number
- JPH0752974Y2 JPH0752974Y2 JP1990058061U JP5806190U JPH0752974Y2 JP H0752974 Y2 JPH0752974 Y2 JP H0752974Y2 JP 1990058061 U JP1990058061 U JP 1990058061U JP 5806190 U JP5806190 U JP 5806190U JP H0752974 Y2 JPH0752974 Y2 JP H0752974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint member
- guide grooves
- outer joint
- constant velocity
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 6
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 6
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の駆動力伝達部に用いられる等速ジョ
イントに関する。
イントに関する。
[従来の技術] 従来の等速ジョイントとして、一端が開口したカップ状
で内周に軸方向に伸びる複数の第1案内溝を有する外方
継手部材と、該外方継手部材と同軸的に配設され外周に
前記第1案内溝と同数の軸方向に伸びる第2案内溝を有
する内方継手部材と、前記第1及び第2案内溝間に配設
されトルクを伝達するボールと、該ボールを保持して前
記内外方両継手部材間に介装されたケージとからなるも
のが知られている。かかる等速ジョイントにおいては、
第6図及び第7図に斜線で示すように、外方継手部材1a
の内周面14a及び第1案内溝16aを形成する表面部に耐摩
耗性向上と強度向上のために、高周波等による焼入れ処
理さらには焼戻し処理(以下「焼入れ処理等」という)
が施され高硬度化されるのが通常である。特に第1案内
溝16aは、回転トルクを伝達するボールが転動するた
め、焼入れ処理等を施して高硬度化させることにより耐
摩耗性の向上が図られている。
で内周に軸方向に伸びる複数の第1案内溝を有する外方
継手部材と、該外方継手部材と同軸的に配設され外周に
前記第1案内溝と同数の軸方向に伸びる第2案内溝を有
する内方継手部材と、前記第1及び第2案内溝間に配設
されトルクを伝達するボールと、該ボールを保持して前
記内外方両継手部材間に介装されたケージとからなるも
のが知られている。かかる等速ジョイントにおいては、
第6図及び第7図に斜線で示すように、外方継手部材1a
の内周面14a及び第1案内溝16aを形成する表面部に耐摩
耗性向上と強度向上のために、高周波等による焼入れ処
理さらには焼戻し処理(以下「焼入れ処理等」という)
が施され高硬度化されるのが通常である。特に第1案内
溝16aは、回転トルクを伝達するボールが転動するた
め、焼入れ処理等を施して高硬度化させることにより耐
摩耗性の向上が図られている。
[考案が解決しようとする課題] 上記等速ジョイントでは、内外方両継手部材が大きな交
差角度をとって回転すると、ボールは第1及び第2案内
溝上の両端縁に近い位置の間で転動する。上述したよう
に、第1案内溝を形成する表面部の焼入れ処理等が外方
継手部材の開口端面まで施されており、特に内外方両継
手部材が交差角度をとってトルクを伝達する時、ボール
は外方継手部材の開口端面に近い部分にまで転動するた
めその部分には力の影響が最も及びやすく、そこから疲
労破壊が発生しやすい。
差角度をとって回転すると、ボールは第1及び第2案内
溝上の両端縁に近い位置の間で転動する。上述したよう
に、第1案内溝を形成する表面部の焼入れ処理等が外方
継手部材の開口端面まで施されており、特に内外方両継
手部材が交差角度をとってトルクを伝達する時、ボール
は外方継手部材の開口端面に近い部分にまで転動するた
めその部分には力の影響が最も及びやすく、そこから疲
労破壊が発生しやすい。
本考案は上記実状に鑑み案出されたものであり、その技
術的課題は、外方継手部材に形成される第1案内溝の開
口端部分における疲労強度の向上を図った等速ジョイン
トを提供することにある。
術的課題は、外方継手部材に形成される第1案内溝の開
口端部分における疲労強度の向上を図った等速ジョイン
トを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の等速ジョイントは、一端が開口したカップ状で
内周に軸方向に伸びる複数の第1案内溝を有し少なくと
も該第1案内溝を形成する表面部が焼入れ処理された外
方継手部材と、該外方継手部材と同軸的に配設され外周
に前記第1案内溝と同数の軸方向に伸びる第2案内溝を
有する内方継手部材と、前記第1及び第2案内溝間に配
設されトルクを伝達するボールと、該ボールを保持して
前記内外方両継手部材間に介装されたケージとからなる
等速ジョイントにおいて、前記外方継手部材は、開口端
部の外周面に焼きばめにより一体的に装着されたリング
部材を有することを特徴とするものである。
内周に軸方向に伸びる複数の第1案内溝を有し少なくと
も該第1案内溝を形成する表面部が焼入れ処理された外
方継手部材と、該外方継手部材と同軸的に配設され外周
に前記第1案内溝と同数の軸方向に伸びる第2案内溝を
有する内方継手部材と、前記第1及び第2案内溝間に配
設されトルクを伝達するボールと、該ボールを保持して
前記内外方両継手部材間に介装されたケージとからなる
等速ジョイントにおいて、前記外方継手部材は、開口端
部の外周面に焼きばめにより一体的に装着されたリング
部材を有することを特徴とするものである。
[作用] 本考案の等速ジョイントでは、外方継手部材の開口端部
の外周面にリング部材が焼きばめにより一体的に装着さ
れているため、その開口端部にはリング部材の収縮力に
より圧縮応力が生じる。これにより、第1案内溝の開口
端面に近い部分の疲労強度が向上し、疲労破壊が発生し
にくくなる。
の外周面にリング部材が焼きばめにより一体的に装着さ
れているため、その開口端部にはリング部材の収縮力に
より圧縮応力が生じる。これにより、第1案内溝の開口
端面に近い部分の疲労強度が向上し、疲労破壊が発生し
にくくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図に本実施例に係る等速ジョイントの断面図を示
し、第2図に外方継手部材の断面図を示し、第3図にそ
の側面図を示し、第4図及び第5図に外方継手部材に生
じる圧縮応力の説明図を示す。
し、第2図に外方継手部材の断面図を示し、第3図にそ
の側面図を示し、第4図及び第5図に外方継手部材に生
じる圧縮応力の説明図を示す。
本実施例の等速ジョイントは、第1案内溝16及び後述の
リング部材18を有する外方継手部材1と、第2案内溝23
を有する内方継手部材2と、第1及び第2案内溝16、23
間に配設されたボール3と、ボール3を保持して内外方
両継手部材1、2間に介装されたケージ4とを主要素と
して構成されている。
リング部材18を有する外方継手部材1と、第2案内溝23
を有する内方継手部材2と、第1及び第2案内溝16、23
間に配設されたボール3と、ボール3を保持して内外方
両継手部材1、2間に介装されたケージ4とを主要素と
して構成されている。
外方継手部材1は、一端が開口したカップ状のものであ
り、その底部12側が被動軸5の一端に固定されている。
外方継手部材1の内周は、ある一定の曲率で凹球面に形
成された内周面14を有する。この内周面14には、軸方向
に円弧状に伸びる6条の第1案内溝16が等角度間隔に形
成されている。そして、内周面14及び第1案内溝16の表
面部には高周波焼入れ及び焼戻しが施されており、所定
厚さの焼入れパターン15、17が形成されている。第1案
内溝16の表面部の焼入れパターン17は、外方継手部材1
の開口端面まで形成され、第1案内溝16の全域にわたっ
て耐摩耗性及び強度の向上が図られている。そして、外
方継手部材1の開口端部の外周面には、リング部材18が
焼きばめにより装着されている。このリング部材は、熱
膨張した状態で装着されて温度低下に伴ない径が縮小す
るので、第4図及び第5図に示すように、外方継手部材
1の開口端部には圧縮応力が生じている。特に、第1案
内溝16が形成された部分は他よりも肉厚が薄いため、第
1案内溝16の部分には大きな圧縮応力が生じている。
り、その底部12側が被動軸5の一端に固定されている。
外方継手部材1の内周は、ある一定の曲率で凹球面に形
成された内周面14を有する。この内周面14には、軸方向
に円弧状に伸びる6条の第1案内溝16が等角度間隔に形
成されている。そして、内周面14及び第1案内溝16の表
面部には高周波焼入れ及び焼戻しが施されており、所定
厚さの焼入れパターン15、17が形成されている。第1案
内溝16の表面部の焼入れパターン17は、外方継手部材1
の開口端面まで形成され、第1案内溝16の全域にわたっ
て耐摩耗性及び強度の向上が図られている。そして、外
方継手部材1の開口端部の外周面には、リング部材18が
焼きばめにより装着されている。このリング部材は、熱
膨張した状態で装着されて温度低下に伴ない径が縮小す
るので、第4図及び第5図に示すように、外方継手部材
1の開口端部には圧縮応力が生じている。特に、第1案
内溝16が形成された部分は他よりも肉厚が薄いため、第
1案内溝16の部分には大きな圧縮応力が生じている。
内方継手部材2は、短い円筒形状のものであり、外方継
手部材1の内側に同軸的に配設されている。この内方継
手部材2は、駆動軸6の一端にスプライン結合によって
固定されている。内方継手部材2の外周面21は、ある一
定の曲率で凸球面に形成されており、この外周面21に
は、第1案内溝16と対応して6条の第2案内溝23が形成
されている。
手部材1の内側に同軸的に配設されている。この内方継
手部材2は、駆動軸6の一端にスプライン結合によって
固定されている。内方継手部材2の外周面21は、ある一
定の曲率で凸球面に形成されており、この外周面21に
は、第1案内溝16と対応して6条の第2案内溝23が形成
されている。
ボール3は、鋼鉄により真球状に形成されたものであ
り、対応する各第1及び第2案内溝16、23間にそれぞれ
1個づつ配設されている。
り、対応する各第1及び第2案内溝16、23間にそれぞれ
1個づつ配設されている。
ケージ4は、外方継手部材1の内周面14と符合する外周
面41、及び内方継手部材2の外周面21と符合する内周面
43を有する筒状のものである。このケージ4には、周方
向に沿って等角度間隔に6個のボール保持窓45が形成さ
れており、このボール保持窓45により各ボール3を保持
している。
面41、及び内方継手部材2の外周面21と符合する内周面
43を有する筒状のものである。このケージ4には、周方
向に沿って等角度間隔に6個のボール保持窓45が形成さ
れており、このボール保持窓45により各ボール3を保持
している。
なお、外方継手部材1の開口側外周縁から駆動軸6の外
周面にかけて変形自在なゴム製カバー7が装着されてい
る。
周面にかけて変形自在なゴム製カバー7が装着されてい
る。
以上のように構成された等速ジョイントにおいて、駆動
軸6が回転するとその回転トルクを内方継手部材2から
各ボール3を介して外方継手部材1に伝達し、被動軸5
を駆動軸6と等速で回転させる。また、被動軸5と駆動
軸6との交差角度が変化するときには、ボール3が第1
及び第2案内溝16、23に案内されて転動することによ
り、等速性を維持しつつ両軸5、6の角度変位が許容さ
れる。
軸6が回転するとその回転トルクを内方継手部材2から
各ボール3を介して外方継手部材1に伝達し、被動軸5
を駆動軸6と等速で回転させる。また、被動軸5と駆動
軸6との交差角度が変化するときには、ボール3が第1
及び第2案内溝16、23に案内されて転動することによ
り、等速性を維持しつつ両軸5、6の角度変位が許容さ
れる。
そして、外方継手部材1の開口端部の外周面には、焼ば
めによりリング部材18が装着されているため、外方継手
部材1の開口端部に圧縮応力が生じている。これによ
り、使用に伴って疲労破壊が発生しやすい第1案内溝16
の開口端面は疲労強度が向上し、疲労破壊は発生しにく
くなる。
めによりリング部材18が装着されているため、外方継手
部材1の開口端部に圧縮応力が生じている。これによ
り、使用に伴って疲労破壊が発生しやすい第1案内溝16
の開口端面は疲労強度が向上し、疲労破壊は発生しにく
くなる。
なお本実施例では、ベル型等速ジョイントを例にとり説
明したが、他の例として軸方向への相対移動が可能なダ
ブルオフセット型等速ジョイントにも本考案を適用でき
る。
明したが、他の例として軸方向への相対移動が可能なダ
ブルオフセット型等速ジョイントにも本考案を適用でき
る。
[考案の効果] 本考案の等速ジョイントによれば、外方継手部材の開口
端部の外周面に焼きばめにより一体的に装着されたリン
グ部材により、その開口端部分に圧縮応力が生じるた
め、外方継手部材に形成される第1案内溝の開口端部分
における疲労強度を向上させることができる。
端部の外周面に焼きばめにより一体的に装着されたリン
グ部材により、その開口端部分に圧縮応力が生じるた
め、外方継手部材に形成される第1案内溝の開口端部分
における疲労強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第5図は本考案の実施例に係り、第1図は等速
ジョイントの断面図、第2図は外方継手部材の断面図、
第3図はその側面図、第4図及び第5図は外方継手部材
に生じる圧縮応力の説明図である。第6図及び第7図は
従来の外方継手部材に施される焼入れパターンを示し、
第6図はその断面図、第7図はその側面図である。 1……外方継手部材、2……内方継手部材 3……ボール、4……ケージ 16……第1案内溝、18……リング部材 23……第2案内溝
ジョイントの断面図、第2図は外方継手部材の断面図、
第3図はその側面図、第4図及び第5図は外方継手部材
に生じる圧縮応力の説明図である。第6図及び第7図は
従来の外方継手部材に施される焼入れパターンを示し、
第6図はその断面図、第7図はその側面図である。 1……外方継手部材、2……内方継手部材 3……ボール、4……ケージ 16……第1案内溝、18……リング部材 23……第2案内溝
Claims (1)
- 【請求項1】一端が開口したカップ状で内周に軸方向に
伸びる複数の第1案内溝を有し少なくとも該第1案内溝
を形成する表面部が焼入れ処理された外方継手部材と、
該外方継手部材と同軸的に配設され外周に前記第1案内
溝と同数の軸方向に伸びる第2案内溝を有する内方継手
部材と、前記第1及び第2案内溝間に配設されトルクを
伝達するボールと、該ボールを保持して前記内外方両継
手部材間に介装されたケージとからなる等速ジョイント
において、 前記外方継手部材は、開口端部の外周面に焼きばめによ
り一体的に装着されたリング部材を有することを特徴と
する等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990058061U JPH0752974Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990058061U JPH0752974Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 等速ジョイント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0417516U JPH0417516U (ja) | 1992-02-13 |
| JPH0752974Y2 true JPH0752974Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31583330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990058061U Expired - Lifetime JPH0752974Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 等速ジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752974Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP1990058061U patent/JPH0752974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0417516U (ja) | 1992-02-13 |
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