JPH1096453A - 自転車用内装変速装置 - Google Patents
自転車用内装変速装置Info
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- JPH1096453A JPH1096453A JP8251107A JP25110796A JPH1096453A JP H1096453 A JPH1096453 A JP H1096453A JP 8251107 A JP8251107 A JP 8251107A JP 25110796 A JP25110796 A JP 25110796A JP H1096453 A JPH1096453 A JP H1096453A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M11/00—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
- B62M11/04—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
- B62M11/14—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
- B62M11/16—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/08—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with electrical or fluid transmitting systems
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Abstract
た場合、変速時に大きな操作力が必要な場合があった。 【解決手段】内装変速装置の変速操作を、後輪ハブの固
定軸3に固定したモータ部100により行い、更に、駆
動体1よりの駆動力を取り出すための駆動力取り出し部
120、130を設ける。この駆動力取り出し部12
0、130には駆動体1より、駆動体1と同じ方向の駆
動力を取り出す部分と、駆動体1よりの駆動力をピニオ
ンギヤ6により逆転させて、この逆転方向の駆動力を取
り出す部分を設け、増速方向と減速方向の両方向におい
て、駆動力を利用してモータ部100を補助する。
Description
前進方向に対応する駆動方向と、この駆動方向とは反対
方向の逆転方向に前記固定軸周りで回転可能の駆動体
と、複数の変速段に対応する駆動力経路のいずれかを選
択するクラッチと、前記クラッチを操作するクラッチ操
作部を備える自転車用内装変速装置に関する。
ンと係合し、チェンを複数設けられたギヤのいずれかに
対応させるディレーラを利用した変速装置と、ハブに内
装された内装変速装置の2種類に分けることができる。
このうちの内装変速装置の一例として実用新案公報昭和
57−42792に開示されている装置が存在する。内
装変速装置は基本的には遊星ギヤ機構を利用して、複数
の変速段を得るものである。ここで、簡単に内装変速装
置の構成について説明する。内装変速装置において重要
な部品は、自転車のフォークに固定された固定軸、この
固定軸にベアリングなどにより回転可能に支持され、チ
ェンよりの駆動力がギヤを介して伝達される駆動体、更
に、駆動体よりの駆動力が複数の駆動力伝達経路を経て
伝達されるハブ胴がある。このハブ胴にスポークなどを
介して、後輪が支持されているのである。更に駆動体と
ハブ胴の間には、複数の駆動力伝達経路を形成する遊星
ギヤ機構が存在する。この遊星ギヤ機構は固定軸に設け
られた太陽ギヤと、この太陽ギヤと係合する遊星ギヤを
有している。この遊星ギヤは、通常、外面にギヤ歯を設
ける筒状体であり、ギヤ枠と呼ばれ固定軸に回転可能に
支持された支持部により固定軸に対して、自転をしなが
ら公転するようになっている。遊星ギヤの径方向外側に
は遊星ギヤのギヤ歯と係合するリングギヤが設けられる
場合が多い。自転車のペダルを漕ぐと、駆動力がチェン
やチェンと係合するギヤを介して駆動体に伝達される。
駆動体よりの駆動力が遊星ギヤを支持するギヤ枠を介し
て、遊星ギヤに伝達され、この遊星ギヤの自転が車輪が
支持されるハブ胴に伝達されると、駆動体の回転が増速
されてハブ胴に伝達される。また、駆動体よりの駆動力
が、遊星ギヤの径方向外側に位置するリングギヤを介し
て、遊星ギヤに伝達され、これよりギヤ枠等を通してハ
ブ胴に伝達された場合、駆動体よりの回転が減速されて
ハブ胴に伝達される。
置においては駆動力がギヤを介して伝達され、複数の駆
動力伝達経路の内いずれかをクラッチにより選択して変
速を行うのであるが、駆動力により噛み合っているギヤ
を入り切りする必要があるため、クラッチの操作には比
較的大きな操作力が必要であるという問題があった。こ
の問題はペダルを強く踏み込んだ場合などの駆動負荷が
大きな場合、特に顕著になる。
決するために考案されたものであり、本発明による自転
車用内装変速装置のクラッチ操作部は前記駆動体よりの
駆動力により、駆動方向とは反対方向に変位する逆転手
段と、前記逆転手段と係合することにより前記駆動体と
は反対方向の駆動力を前記クラッチに伝達する第1状態
と、前記逆転手段と非係合状態にある第2状態との間で
変位可能の第1動力取り出し部と、前記第1駆動力取り
出し部の前記第1状態と前記2状態を選択する第1制御
部と、前記第1制御部を操作する変速操作部を備えてい
る。この様に、変速を行いたい際に、クラッチの操作に
駆動体よりの駆動力を利用することにより駆動負荷が比
較的大きな際にも小さな操作力でクラッチ操作を行うこ
とができる。
操作部に前記駆動体と係合する事により前記駆動体の駆
動力を前記クラッチに伝達する第1状態と、前記駆動体
と非係合状態にある第2状態との間で変位可能の第2駆
動力取り出し部を備え、更に、前記第2駆動力取り出し
部の前記第1状態と第2状態を選択し、前記変速操作部
に操作される第2制御部を備える事ができる。従って、
例えば増速などの変速を行うためにクラッチを一方方向
に変位させる際に、逆転手段と第1動力取り出し部を介
して、駆動体よりの駆動力を利用し、反対方向への変速
を行うために第2動力取り出し部を介して、駆動体より
の駆動力を利用し、クラッチを他方向へ変位させること
が可能になる。これにより両方向の変速において軽くス
ムースな変速が行えるようになる。また、本発明の実施
形態において、前記制御部が、第1と第2駆動力取り出
し部とそれぞれ対応する第1と第2制御部を有するよう
構成し、前記第1駆動力取り出し部に前記逆転体と係合
する方向に付勢された係合爪を備え、前記第1制御部に
前記第1駆動力取り出し部の係合爪と前記逆転体の係合
を阻止する爪押さえ部を備え、さらに、前記第2駆動力
取り出し部に前記駆動体と係合する方向に付勢された係
合爪を備え、前記第2制御部は前記第2駆動力取り出し
部の係合爪と前記駆動体の係合を阻止する爪押さえ部を
備えることができる。この様に、駆動体より駆動力を取
り出す機構を駆動体方向に付勢される係合爪とすること
で、確実な駆動力の伝達が可能になり、また、この駆動
体と制御部との係合を解除することも爪を押さえる爪押
さえ部により行うことができる。即ち、簡単な構造でか
つ、確実な係合及び係合解除が可能になる。
記クラッチ操作部に弾性手段を備えることができる。こ
れにより、前記クラッチの操作に必要な操作力が設定値
より小さいときには、前記弾性手段は変位せず前記クラ
ッチ操作部は第1駆動力取り出し部を第2状態の非伝達
状態にしたままで、前記弾性手段を介して前記クラッチ
を操作し、前記クラッチの操作に必要な操作力が前記設
定値より大きい時には前記モータは前記弾性手段を変位
させ、前記弾性手段の弾性力に対抗して、前記第1駆動
力取り出し部を第1状態である伝達状態に操作し、前記
逆転体よりの駆動力が前記第1駆動力取り出し部を介し
て前記クラッチに伝達され、前記クラッチが操作される
よう構成することが可能である。この様に、弾性体をク
ラッチ操作部に設けることにより、変速操作部によるク
ラッチの操作と、駆動体よりの駆動力によるクラッチの
操作のいずれかが、クラッチ操作に必要な力の変化に応
じて選択できる機構を簡単な構造で提供することができ
る。
部にモータ部を備え、前記第1と第2制御部を前記モー
タ部により操作することができる。すなわち、内装変速
装置の変速をモータで行うことにより、自転車のライダ
ーにとって変速操作に必要な操作力を極端に小さくする
ことができる。また、前記逆転手段は前記固定軸周りで
前記駆動体とは反対方向に回転する逆転体と、前記固定
軸に回転不可能に備えられた固定部材上に設けられ、前
記固定軸の径方向外側位置において前記駆動体と係合
し、径方向内側位置において前記逆転体と係合するピニ
オンギヤを備えることが望ましい。固定部材上に設けら
れたピニオンギヤを利用することにより構造が簡単な逆
転手段を提供することができる。
装置Aを後輪軸に備える自転車Bが示されている。この
自転車Bには他に、ペダルよりの駆動力を内装変速装置
Aに伝達するチェンCや、ハンドルのグリップG付近に
備えられた、変速段を選択するスイッチSWや、このス
イッチよりの信号を前記内装変速装置Aに伝達するため
のコードDや、自転車の速度を感知するためのセンサー
Eが備えられている。また、図1Bで示されるとおりハ
ンドルのステム付近には、操作用の電池を備え、変速段
や速度などの表示部を有するインジケータIが取り付け
られている。これらスイッチSWとインジケータIは変
速操作装置を構成している。このスイッチSWはグリッ
プGの周方向に並ぶ2つのボタンスイッチを備え、一方
を押すと、増速方向に変速し、他方を押すと減速方向に
変速操作を行う。このスイッチSWでは通常1段づつの
変速を行うが、例えば1秒などの設定時間以上押した状
態で保持すると数段の変速が可能である。
転車用内装変速装置が示されている。この実施形態では
本発明の要素であるモータと、以下に説明される駆動力
取り出し部を7段の変速装置に応用して説明するが、以
下の説明で明らかであるとおり、4段や3段あるいは他
の変速段を有する内装変速装置にも応用できるのであ
る。この変速装置は、自転車駆動用チェンをギヤ部1a
に巻き掛けて回動方向F(以後この方向を時計方向とも
称する)に回動駆動する入力用の駆動体1と、自転車用
車輪のスポーク(図示せず)をハブ鍔2aに連結するよ
うに構成したハブ胴2と、自転車の車体フレームに固定
された固定軸3と、駆動体1からハブ胴2に回転動力を
伝達する動力伝達機構である遊星ギヤ機構10とを備
え、これらはボール4や玉押し5を介して回動自在に固
定軸3によって支持されている。遊星ギヤ機構10は2
つの遊星ギヤ機構60、70を備えており、駆動体1の
回動力を7段階に変速してハブ胴2に伝達する。
0は第1ギヤ枠19を備え、この第1ギヤ枠19にはコ
ースターブレーキ49の領域に設けられた中継体20が
相対回転不能に嵌合されている。第1遊星ギヤ機構に属
する第1、第2太陽ギヤ21,22は、固定軸3に対し
夫々が独立して回転自在且つ軸方向移動不能となるよう
に支持されており、この第1、第2太陽ギヤ21,22
に各々噛合する第1、第2遊星ギヤ11a,11bは径
の異なるダブルギヤとして一体形成され、第1ギヤ枠1
9に支持されている。第2遊星ギヤ11bには第1リン
グギヤ17が噛合している。前記第2遊星ギヤ機構70
は前記第1ギヤ枠19と相対回転不能にスプライン結合
された第2ギヤ枠15を備え、この第2遊星ギヤ機構7
0に属する第3、第4太陽ギヤ23,24も、固定軸3
に対し夫々が独立して回転自在且つ軸方向移動不能とな
るように支持されており、この第3、第4太陽ギヤ2
3,24に各々噛合する第3、第4遊星ギヤ12a,1
2bも同様に径の異なるダブルギヤとして一体形成さ
れ、第2ギヤ枠15に支持されている。第4遊星ギヤ1
2bには第2リングギヤ13が噛合している。尚、固定
軸3に対する各太陽ギヤ21,22,23,24の自由
回転(free wheeling)/固定制御は、後に詳しく説明さ
れる変速スリーブ31によって選択的に行われる。第1
リングギヤ17と中継体20とは、ハブ胴2に対する遊
星ギヤ機構10の出力部材として選択的に用いられ、ま
た、第2リングギヤ13と第2ギヤ枠15とは駆動体2
からの入力部材として選択的に切り換えられる。そし
て、これらの各部材間での選択的な動力伝達を実現する
ため、ワンウェイクラッチが採用されている。つまり、
出力ワンウェイクラッチとして中継体20とハブ胴2と
の間に設けられた出力用第1伝動クラッチ25と第1リ
ングギヤ17とハブ胴2との間に設けられた出力用第2
伝動クラッチ18が装備され、そして入力ワンウェイク
ラッチとして第2ギヤ枠15と駆動体1との間に設けら
れた入力用第3伝動クラッチ16と第2リングギヤ13
と駆動体1との間に設けられた入力用第4伝動クラッチ
14とが装備されている。これら各ワンウェイクラッチ
はそれぞれラチェット歯に係合するラチェット爪として
形成されている。
4伝動爪25,18,16,14は対応する各伝動歯2
c,2b,15a,13aに係合するようにばねにより
常時付勢されている。第1伝動爪25は中継体20に、
第2伝動爪18は第1リングギヤ17に、第3・第4伝
動爪16,14は駆動体1に取り付けられており、伝動
爪25,18,16,14を取り付けた各部材が第2図
で矢印で示された駆動方向Fに回転する場合にのみ、そ
れぞれの爪に対応するハブ胴2、第2ギヤ枠15または
第2リングギヤ13が従動するように爪を配向してあ
る。尚、第3伝動爪16は前記第3伝動歯15aの全幅
にわたって噛み合い、第3伝動クラッチとしての第3伝
動爪16は、後述する伝導爪操作体34により入切可能
である。前記第4伝動爪14は係止起立姿勢に爪ばね
(図示せず)によって付勢されており、駆動体1の回動
力をリングギヤ13に伝達し、かつ、リングギヤ13が
駆動体1より先行回転することを許容する。前記第2伝
動爪18は、係止起立姿勢に爪ばね(図示せず)によっ
て付勢されており、リングギヤ17の回動力をハブ胴2
に伝達する。前記第1伝動爪25は、係止起立姿勢に爪
ばね(図示せず)によって付勢されており、ハブ胴2が
中継体20より高速で回動することを可能にするように
ラチェット爪に形成してあり、第1遊星ギヤ11のギヤ
枠19から中継体20に伝達する回動力をハブ胴2に伝
達し、かつ、ハブ胴2が中継体20より先行回転するこ
とを許容する。
ばね(図示せず)によって付勢されており、係止状態で
駆動体1の回動力をギヤ枠15に伝達し、係脱状態で駆
動体1からギヤ枠15への伝動を絶つ。第1ギヤ枠19
と第2ギヤ枠15とはそれぞれに設けられた歯部15b
と19aとによって一体に回動するように噛み合い連動
している。図2と図6A〜Dに示すように、前記第1〜
第4太陽ギヤ21,22,23,24と固定軸3との間
には、ワンウェイクラッチとして機能するようにそれぞ
れ第1〜第4太陽ギヤの内周に揺動可能に取り付けられ
た第1〜第4太陽爪21a,22a,23a,24aが
備えられており、これらの太陽爪は固定軸3に向かって
常時付勢されている。固定軸3には、第1太陽爪21a
と係合可能な第1規制突起3a、第2太陽爪22aと係
合可能な第2規制突起3b、そして第3と第4太陽爪2
3a,24aと共通に係合可能な第3規制突起3cが形
成されている。これら太陽爪と規制突起の協動作用によ
りそれぞれの太陽ギヤの固定軸3回りの一方の方向の回
動が禁止される。ここで、第1、第2太陽爪21a、2
2aは固定軸3に対する駆動方向Fとは反対回りの回転
が許容され、第3、第4太陽クラッチ23,24は固定
軸3に対する駆動方向F回りの回転が許容されるように
配設されている。尚、第1太陽ギヤ21は小径であるこ
とから、そのボス部を左側に延出させ、その延出部に第
1太陽爪21aが設けられている。
ように実現される;図3にまとめられているように、第
3伝動爪16が入りで、第1太陽爪21aが制御不要
で、第2太陽爪22aがロック姿勢で、第3太陽爪23
aが制御不要で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第7速になり、駆動体1の回動力が第3伝動爪1
6、ギヤ枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ
17、第2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が入りで、第1太陽爪21aがロック姿勢
で、第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪
23aが制御不要で、第4太陽爪24aが制御不要にな
ると、第6速になり、駆動体1の回動力が第3伝動爪1
6、ギヤ枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ
17、第2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が切りで、第1太陽爪21aが制御不要
で、第2太陽爪22aがロック姿勢で、第3太陽爪23
aがロック姿勢で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第5速になり、駆動体1の回動力が第4伝動爪1
4、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と
19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ17、第2伝動爪
18を介してハブ胴2に伝達する。
aがロック解除姿勢で、第2太陽爪22aがロック解除
姿勢で、第3太陽爪23aが制御不要で、第4太陽爪2
4aが制御不要になると、第4速になり、駆動体1の回
動力が第3伝動爪16、ギヤ枠15と19、回転伝動体
20、第1伝動爪25を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が切りで、第1太陽爪21aがロック姿勢
で、第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪
23aがロック解除姿勢で、第4太陽爪24aがロック
姿勢になると、第3速になり、駆動体1の回動力が第4
伝動爪14、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ
枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ17、第
2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第3伝動爪
16が切りで、第1太陽爪21aがロック解除姿勢で、
第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪23
aがロック姿勢で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第2速になり、駆動体1の回動力が第4伝動爪1
4、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と
19、回転伝動体20、第1伝動爪25を介してハブ胴
2に伝達する。第3伝動爪16が切りで、第1太陽爪2
1aがロック解除姿勢で、第2太陽爪22aがロック解
除姿勢で、第3太陽爪23aがロック解除姿勢で、第4
太陽爪24aがロック姿勢になると、第1速になり、駆
動体1の回動力が第4伝動爪14、リングギヤ13、第
2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と19、中継体20、第1
伝動爪25を介してハブ胴2に伝達する。
リーブ31付近の部品について詳しく説明する。図2に
示される内装変速装置は固定軸3に正逆回転可能に外嵌
している前記変速スリーブ31、前記玉押し5よりハブ
内側で変速スリーブ31を逆回転方向に回動付勢してい
るリターンばね32、固定軸3が前記玉押し5の近くで
支持部材33を介して支持している伝導爪操作体34、
この伝導爪操作体34に作用するリターンばね35など
を備える。変速スリーブ31は固定軸3の軸芯まわりで
時計方向と反時計方向とに回転し、一方の回動スロトー
クエンド側の第1速位置と他方の回動ストロークエンド
側の第7速位置までの7つの操作位置に切り換わる。
図4Bで示されるとおり、カム体37には変速スリーブ
31の一対の突起を受ける一対の凹部37eが設けら
れ、変速スリーブ31と一体回動可能に嵌合されてい
る。変速スリーブ31が第1速位置〜第3速位置に位置
すると、カム体37の第1接当部37aが前記伝導爪操
作体34の操作ピン部34aに当接する。すると、第1
接当部37aが伝導爪操作体34をリターンばね35に
抗して支持部材33のガイドに沿わせて第3伝動爪16
の方に摺動操作し、伝導爪操作体34のカム部が第3伝
動爪16の端部に当接して第3伝動爪16を駆動体側に
倒伏操作する。これにより、変速スリーブ31は第3伝
動爪16を切りに操作することになる。変速スリーブ3
1が第4速位置になると、カム体37の切欠き底部でな
る第2接当部37bが伝導爪操作体34の操作ピン部3
4aに対応する。すると、伝導爪操作体34がリターン
ばね35の弾性復元力による操作力のために第3伝動爪
16から離れる位置に摺動し、第3伝動爪16が爪ばね
による付勢力によって入りになる。これにより、変速ス
リーブ31は第3伝動爪16を入りに操作することにな
る。変速スリーブ31が第5速位置になると、カム体3
7の第3接当部37cが操作ピン部34aに当接して伝
導爪操作体34をリターンばね35に抗して第3伝動爪
16の方に摺動操作し、伝導爪操作体34のカム部が第
3伝動爪16の端部に当接して第3伝動爪16を駆動体
側に倒伏操作する。
爪16を切りに操作することになる。変速スリーブ31
が第6速位置および第7速位置になると、カム体37の
切欠き底部でなる第4接当部37dが操作ピン部34a
に対応し、伝導爪操作体34がリターンばね35のため
に第3伝動爪16ら離れる位置に摺動して第3伝動爪1
6が爪ばねによる付勢力によって入りになる。これによ
り変速スリーブ31は第3伝動爪16を入りに操作する
ことになる。変速スリーブ31は前記太陽ギヤ21〜2
4と対応している箇所に、図5の如き第1制御部31
X、第2制御部31Yおよび第3制御部31Zを備えて
いる。第1制御部31Xは変速スリーブ31が回動する
に伴って固定軸3の第1突起3aに対して固定軸芯まわ
りで移動し、第1太陽爪21aが第1突起3aに係止す
ることを可能にしたり、第1太陽爪21aが第1制御部
31Xをガイドとして第1突起3aを乗り越えることを
可能にする。第2制御部31Yは変速スリーブ31が回
動するに伴って固定軸3の第2突起3bに対して固定軸
芯まわりで移動し、第2太陽爪22aが第2突起3bに
係止することを可能にしたり、第2太陽爪22aが第2
制御部31Yをガイドとして第2突起3bを乗り越える
ことを可能にする。第3制御部31Zは変速スリーブ3
1が回動するに伴って固定軸3の第3突起3cに対して
固定軸芯まわりで移動し、第3太陽爪23aが第3突起
3cに係止することを可能にしたり、第3太陽爪23a
が第3制御部31Zをガイドとして第3突起3cを乗り
越えることを可能にする。
〜第7速位置のそれぞれに位置すると、前記制御部31
X,31Y,31Zにより、太陽爪21a〜24aを図
3に示す如く制御不要とロック姿勢およびロック解除姿
勢のいずれかに操作する。たとえば変速スリーブ31が
第6速位置になった場合の変速スリーブ31の制御部と
4つの太陽爪との関係をそれぞれ図6A,6B,6C,
6Dに示されている。この図面から明らかなように、第
1制御部31Xの一部が第1突起3aに合致するととも
に他の第1制御部31Xが第1突起部3aから離れて、
第1太陽爪21aが第1突起3aに係止し、一部の第2
制御部31Yが第2突起3bの近くに位置して第2太陽
爪22aが第2制御部31Yを乗り越えガイドとして第
2突起3bを乗り越えて回動する。第3、第4太陽爪2
3a,24aはその回転方向が自由回転の方向なので、
制御される必要はない。
は駆動体1の回転方向とは逆に変位するする逆転手段が
備えられており、この逆転手段は以下に説明されるとお
り、ピニオンギヤ6と逆転体7により構成されている。
図2に示されるとおり、固定軸3に固定される玉押し5
にピニオンギヤ6が回転自在に支持されている。このピ
ニオンギヤ6は固定軸3と平行に延びる軸部6aと前記
軸部6aと一体回転するギヤ歯6bを有する。このギヤ
歯6bが径方向外側において前記駆動体1の右端部の内
側面に設けられたギヤ部1bと係合することにより、ピ
ニオンギヤ6の固定軸3に対する径方向外側の部分は前
記駆動体1と同方向に変位する。このピニオンギヤ6の
ギヤ歯6bは固定軸3に対する径方向内側において逆転
体7と係合している。従って、ピニオンギヤ6のギヤ歯
6bの固定軸3に対する径方向内側の部分は前記駆動体
1とは反対方向に変位している。この逆転体7は固定軸
3回りで回転自在であり、筒状の小径部と大径部を有す
る。小径部の径方向外側にはピニオンギヤ6のギヤ歯6
bと係合するギヤ7aが備えられ、大径部の径方向内面
には後に詳しく説明される第1動力取り出し部120と
係合するギヤ7bが設けられている。小径部と大径部を
前記固定軸3とは垂直に延びる面が連結している。この
逆転体7は玉押し5の径方向内側に設けられた軸方向に
延びる円筒状の延出部5aにより回転自在に支持されて
いる。逆転体7の回転方向は駆動体1の回転方向とは逆
である。
実施形態に開示される変速装置においてはカム体37と
変速スリーブ31の回転により全ての変速段が得られる
よう構成されている。クラッチとは複数の駆動経路を選
択するために設けられた機構であり、本実施形態ではこ
のカム体37と変速スリーブ31の組み合わせをクラッ
チと呼ぶ。本発明は、このクラッチを以下に説明される
DCモータ101を含むクラッチ操作部により操作する
ことにより、駆動負荷が大きい時にも非常に操作が軽い
変速装置を提供できるのである。次にクラッチと連結さ
れ、これを回動方向或いは反対方向に回動することによ
りクラッチを操作するクラッチ操作部について図2と図
7から9を用いて説明する。 [モータ部]先ずモータ部100について説明する。ハ
ンドルのグリップ付近に備えられたスイッチSWよりの
信号は図1のコードDを介してモータ部100に付近に
設けられ、電気的に連絡するコントローラ(図示せず)
により処理される。すなわち、スイッチSWよりの信号
は増速変速(UP)か減速変速(DOWN)に対応する
信号のみであり、例えば、変速装置が既に最高段である
第7速位置にある時にさらに増速するUPの信号が入っ
ても、これを実行することは不可能である。従って、ス
イッチよりの信号が入ってもコントローラあそれを即座
にモータ101に伝達するのではなく、スイッチSWよ
りの命令信号が最高変速位置を越えないか、或いは最低
変速位置を下回らないかの確認をコントローラが行う。
従って、例えば最高変速位置にあるにもかかわらず増速
変速信号がスイッチSWより出された場合はコントロー
ラはモータ101を駆動しない。また、スイッチSWが
設定時間以下の間押されていれば変速を1段分行い、設
定時間以上押されていれば複数の変速段に相当する変速
を行うようモータ101を駆動するのもこのコントロー
ラである。モータ101は全体的に円筒状のモータケー
ス102の内部に固定されている。このモータケース1
02自体は固定軸に固定板99とボルト99aにより回
転不可能に固定されている。
する方向を向いており、この回転軸先端には真鍮性のイ
モネジ101aが取り付けられている。このイモネジ1
01aは固定軸と平行に延びる軸102a回りで回転す
る第1ギヤ103の大径ギヤ部103aと螺合してい
る。図9Bで示されるとおり、この第1ギヤ103の回
転軸102cはモータケース102の一方側の側面から
他方側の側面の方向に延びる一体的に形成された軸10
2cである。前記第1ギヤ103は前記大径ギヤ部10
3aと一体的に形成された小径ギヤ部103bを備えて
おり、この小径ギヤ部103bは第2ギヤ104の大径
ギヤ部104aと係合している。この第2ギヤは固定軸
3と平行のモータケース102に設けられた軸102b
まわりで回転する。この第2ギヤ104も前記大径ギヤ
部104aと一体的に形成された小径ギヤ部104bを
有し、この小径ギヤ部104bは第3ギヤ105と係合
している。第3ギヤは第4ギヤ106の外側筒部106
aの内面に設けられたギヤ部と螺合している。第4ギヤ
106は図9Bで明らかなとおり、固定軸3回りで回転
し、固定軸3に平行に延びる内側筒部106bと、内側
筒部106bと同芯状の外側筒部106aを有し、これ
ら2つの筒状部が固定軸3とは垂直に延びる面106c
により一体的に連結されている。モータケース102は
第4ギヤ106の内側筒部106bと固定軸3の間に入
り込む筒状部102aを備えている。
第2ギヤ104、第3ギヤ105は前記第4ギヤの外側
筒部106aと内側筒部106bの間に形成された空間
に配置されている。第3ギヤ105よりの回転力は、外
側筒部106aを介して、内側筒部106bと連結され
ている図7に示される右スリーブ110に伝達される。
これらの複数のギヤによりモータ101の回転速度が減
速されるのであるが、減速比は、小型のモータでも大き
な操作力を得ることができるよう小さいことが望まし
く、1/500以下、できれば1/700以下がよい。
さらにモータ部100にはポテンシオメタを備える変速
段感知部が備えられている。このポテンシオメタは前記
コントローラと連結され、第1抵抗部108aと第2抵
抗部分108bと、前記第1抵抗部と第2抵抗部と電気
的に接触している4つの接触端107aを備える端子部
107を有する。gennbo この端子部107は図9Bで
示されるとおり、第4ギヤに、軸方向に延びた支持部1
06dにより支持されている。また、前記第1抵抗部1
08aと第2抵抗部108bはモータケース102の内
面に固定されている。前記第1抵抗部108aは図9A
で示されるとおり、円弧の一部を定義する基部と基部よ
り径方向内側に延びる複数の延出部よりなる。この複数
の延出部は設定されて間隔を開けて設けられており、複
数の変速位置に対応する。従って、第4ギヤ106がモ
ータ101により回転されると、端子部107がこれに
ともなって移動し、4つの接触端107aの内2つが前
記複数の延出部の一つと接触する。一方接触端107a
の内、他の2つは第2抵抗部に常に接触している。従っ
て、第1と第2抵抗部を電池の一方の電極に接続し、端
子部107を他方の電極に接続すると、端子部107の
2つの抵抗部に対する相対位置により、更に端子部10
7が第1抵抗部108aと接触しているかどうかによ
り、抵抗が変化する。このポテンシオメタの抵抗値の変
化を前記コントローラが感知し、コントローラが次の変
速位置に達したことと、更に複数の変速位置のいずれの
変速位置に達したかを感知する。
より複数のギヤを経て得られた操作力が、駆動負荷が大
きくクラッチを操作するに必要な操作力より小さい場合
に、駆動体1よりの駆動力を取り出す駆動力取り出し部
について図7を用いて説明する。この駆動力取り出し部
は変速操作部の一部を構成し、クラッチと、モータ部1
00の間に介在している。先ず、前記モータ部100に
備えられた前記第4ギヤ106の内側筒部106bに対
して、右スリーブ110が一体回転するよう係合してい
る。この係合は、図7に示されるとおり、内側筒部10
6cの内径側に設けられた一対の凹部106eに前記右
スリーブ110より軸方向に延びる一対の係合突起11
0aが係合して行われる。この係合は、例えばドッグク
ラッチを用いるなど、一体回転するような係合であれば
どのような方法で行われても良い。右スリーブ110は
全体的に筒状をしており、固定軸3回りで回転すること
ができる。
aとは軸方向反対側に第1制御部114と係合する係合
突起110bが設けられている。またこの係合突起11
0bの周方向の側面は、中スリーブ125の係合突起1
25aの周方向の側面に形成される接当面125bと接
当する接当面110cを形成している。第1制御部11
4は上述されたとおり、右スリーブ110と一体的に回
転するものであり、第1制御部114は大きく分けて、
固定軸3に対して垂直に延びる環状の本体部と、本体部
の周部より固定軸3の軸芯方向に延びる1対の爪押さえ
部114aを有する。さらに第1制御部114の環状の
本体部の内側には、右スリーブ110の係合突起110
bが係合し、貫通する係合溝114bが設けられてい
る。この様に、モータ部100の第4ギヤ106、右ス
リーブ110、第1制御部114が一体的に回転するよ
う構成されている。図7で、第1制御部114の左に描
かれているのが第1動力取り出し部120である。この
第1動力取り出し部120は、中心に固定軸3を通す穴
を設け、固定軸3に対して自由に回転できるように支持
された円盤状の本体部124を備えている。さらに逆転
体7と係合するための係合爪122が爪支持軸121に
より端部において本体部124に揺動可能に支持されて
いる。この係合爪122は付勢バネ123により径方向
外側、すなわち、逆転体7との係合方向に付勢されてい
る。付勢バネ123の一端は係合爪122に係合し、他
端は本体部124に設けられた孔120aに係合してい
る。前記係合爪の径方向外側に位置する面は、係合爪1
22が逆転体7と係合した伝達状態において、径方向に
傾斜して延びるような形状を有する摺動面122aとし
て形成されている。この摺動面122aに前記第1制御
部114の爪押さえ部114aが径方向外側より接当す
ると、係合爪122と逆転体7の係合が解除され非伝達
状態となる。第1動力取り出し部120の本体部の径方
向内側の部分には中スリーブ125から軸方向に延びる
係合突起125aと係合する係合溝120bが形成され
ている。この係合により第1動力取り出し部120と中
スリーブ125が一体的に回転するのである。
り、固定軸3回りで回転することができる。この中スリ
ーブ125には係合突起125aとは軸方向反対側に第
2制御部129と係合する係合突起125dが設けられ
ている。また、この係合突起125dの周方向の側面
は、左スリーブ135の係合突起135bの周方向の側
面に形成される接当面135cと接当する接当面125
eを形成している。第2制御部129は、前記第1制御
部114と同様の形状をしており、固定軸3に対して垂
直に延びる環状の本体部と、本体部の周部より固定軸3
の軸芯方向に延びる1対の爪押さえ部129aを備えて
いる。さらに第2制御部129の環状の本体部の内側に
は、中スリーブ125の係合突起125dが係合し、貫
通する係合溝129bが設けられている。この様に、第
1動力取り出し部120と中スリーブ125と第2制御
部129が一体的に回転するよう構成されている。
いるのが第2動力取り出し部130である。この第2動
力取り出し部130は、中心に固定軸3を通す穴を設
け、固定軸3に対して自由に回転できるように支持され
た円盤状の本体部134を備えている。さらに駆動体1
の径方向内側に設けられたギヤ1cと係合するための係
合爪132が爪支持軸131により端部において本体部
134に揺動可能に支持されている。この係合爪132
は付勢バネ133により径方向外側、すなわち、駆動体
1との係合方向に付勢されている。付勢バネ133の一
端は係合爪132に係合し、他端は本体部134に設け
られた孔130aに係合している。前記係合爪132の
径方向外側に位置する面は、係合爪132が駆動体1と
係合した伝達状態において、径方向に傾斜して延びるよ
うな形状を有する摺動面132aとして形成されてい
る。図8に示されるとおり、この摺動面132aに前記
第2制御部129の爪押さえ部129aが径方向外側よ
り接当すると、係合爪132と駆動体1の係合が解除さ
れるのである(非伝達状態)。第2動力取り出し部13
0の本体部134の径方向内側の部分には左スリーブ1
35から軸方向に延びる係合突起135aと係合する係
合溝130bが形成されている。この係合により第2動
力取り出し部120と左スリーブ135が一体的に回転
するのである。この左スリーブ135の係合突起135
aは中スリーブ125の係合突起125dの径方向に延
びる面125eと接当する接当面135dを有してお
り、これらの面は後に説明される通り、第2セーババネ
127により接当するよう構成されている。左スリーブ
135は、クラッチと一体回転するようカム体37の径
方向内側に設けられた凹部と係止する一対の係止突起1
35cが設けられている。モータ部100からの操作力
が無い場合、第1制御部114の爪押さえ部114aは
第1動力取り出し部120の係合爪122を押さえる状
態で配置されており、第2制御部129の爪押さえ部1
29aは第2動力取り出し部132の係合爪132を押
さえる状態で配置されている。また、右スリーブ110
と中スリーブ125の間には、ねじりバネである第1セ
ーババネ112が設けられており、第1セーババネ11
2の一端112aは前記右スリーブ110の係合突起1
10bに形成された孔110dに対して係合し、他端1
12bは中スリーブ125の係合突起125aに設けら
れた孔125cに係合している。
5の間には、ねじりバネである第2セーババネ127が
設けられており、第2セーババネ127の一端127a
は前記中スリーブ125の係合突起125dに形成され
た孔125fに対して係合し、他端127bは左スリー
ブ135の係合突起135aに設けられた孔135bに
係合している。第1セーババネ112と第2セーババネ
は両方とも初期バネ力を加えた状態で組み付けられてい
る。すなわち、第1セーババネ112は右スリーブ11
0と中スリーブ125がそれぞれの接当面110cと1
25bにおいて接当している状態において、右スリーブ
110と中スリーブ125が接当する方向に付勢力が働
くよう組み付けられている。同様に、第2セーババネ1
27は中スリーブ125と左スリーブ135のそれぞれ
の接当面125eと135c間にも同様の付勢力が働く
よう組み付けられている。本実施例においては、第1セ
ーババネ112の初期バネ力の値は、第2セーババネ1
27の初期バネ力の値とほぼ同じにしてあるが、2つの
バネの初期バネ力の値を異なるものにしても良い。本発
明ではクラッチの操作に必要な操作力が設定値より大き
いときに、駆動体1よりの駆動力をクラッチに伝達する
伝達状態と、駆動体2よりの前記駆動力を前記クラッチ
に伝達しない非伝達状態との間で駆動力取り出し部が変
位するのであるが、この設定値を第1動力取り出し部1
20と第1制御部114を例にとって説明する。以下で
説明されるとおり、モータ部100は、第1制御部11
4を第1取り出し部120の係合爪122が逆転体7と
係合するまで必要操作角度だけ揺動操作できる必要があ
る。これに必要な操作力は、前記初期バネ力にバネ係数
と第1セーババネ112の前記必要操作角度の積を加え
た値である。この値を設定値とする。前記設定値はモー
タ部100の操作力より小さい必要があるが、この他は
自由に選択することができる。例えば、この設定値を極
端に小さくすることにより変速操作の際には常に動力取
り出し部を介して駆動体1よりの駆動力を利用してクラ
ッチを操作するようにしてもよい。しかし本実施例で
は、前記設定値はをモータ部100の操作力に近い値に
設定してある。
説明する。この説明にあたり、モータ部100より右ス
リーブ110に対して伝達される操作力をモータ操作力
と呼ぶ。また、自転車Bが駆動状態にあり、遊星ギヤ機
構に駆動負荷がかかっていると仮定する。この状態で、
クラッチを操作するに必要な操作力を必要操作力と呼
ぶ。先ず、増速方向の変速について説明する。この場
合、右スリーブ110はFとは反対方向にモータ部10
0により操作される。もし、この時、必要操作力が上述
された設定値より小さい場合、第1セーババネ112と
第2セーババネ127により、右スリーブ110と中ス
リーブ125と左スリーブ135は一体的に回転し、ク
ラッチが操作され、任意の変速位置に変速される。この
時第1動力取り出し部120は逆転体7とは係合してい
ない非伝達状態となっている。 しかし、必要操作力が
前記設定値より大きい場合、右スリーブ110がFとは
逆方向に回転するが、中スリーブ125は左スリーブ1
35と係合突起の側面同士の接当により、回転できな
い。従って、第1セーババネ112による右スリーブ1
10と中スリーブ125を一体的に回転させようとする
付勢力に対向して、中スリーブ125に対して右スリー
ブ110がF方向に回転する。そうすると、今まで、第
1動力取り出し部120の係合爪122を押さえていた
第1制御部114の爪押さえ部114aが相対的に回転
し、逆転体7と第1動力取り出し部120との係合を許
可する伝達状態となる。すると、逆回転体7からの駆動
体1とは逆方向である方向の駆動力が、係合爪122
や、中スリーブ125と、左スリーブを介してクラッチ
へ伝達され、変速が行われる。
ーブ125と左スリーブ135はそれぞれの係合突起に
おいて接当しており、相対的な変位は起きないため、第
2動力取り出し部130の係合爪133は第2制御部1
29の爪押さえ部129aにより押さえられており、第
2動力取り出し部130と駆動体1は係合しない非伝達
状態を保っている。次に、減速方向への操作した際の動
力取り出し部の作用について説明する。この際、右スリ
ーブ110はFの方向へ回転操作される。もし、必要操
作力が、両方のセーババネの初期バネ力の設定値より小
さい場合、中スリーブ125は右スリーブ110に対し
て互いの接当突起により接当しているため一体的に回転
し、更に左スリーブ135は中スリーブ125と第2セ
ーババネ127により連結されているため、その付勢力
により中スリーブ125と一体的に回転し、変速操作が
行われる。しかし、必要操作力が駆動操作力を上回る
と、中スリーブ125が右スリーブ110により回転さ
せられても、左スリーブ135は動かないため、第2セ
ーババネ127の付勢力に対向して、中スリーブ125
は左スリーブ135に対して相対的にF方向に回転す
る。すると、第2制御部129の爪押さえ部129a
が、第2動力取り出し部130の係合爪132に対して
移動し、第2動力取り出し部130の駆動体1に対する
係合を許可する。このことにより、駆動体1のF方向へ
の駆動力が、係合爪132や、左スリーブ135を介し
てクラッチに伝達され、変速が行われる。この様に、モ
ータ101を利用して内装変速装置の変速操作を行うこ
とにより、自転車のライダーが供給しなければならない
操作力を極端に小さくすることができる。更に、上述さ
れた動力取り出し部を利用すると、モータ部100より
の操作力が小さくても、駆動体1よりの駆動力を利用す
ることにより変速が円滑に行われる。この様に構成する
と、必要なモータ100は小さなものでよく、必要な電
池も小さくて良くシステムのコンパクト化を図ることが
可能である。また、必要な電力も小さいため電池の交換
時期を長くすることができるのである。
の応用例として7段の変速位置を有する内装変速装置に
関して説明を行っているが、この内装変速装置の変速段
の段数は7段以外でも良く、複数の駆動経路を選択する
機構として回転変位するクラッチ部分を有する内装変速
装置であれば本発明を適応することができる。上記実施
形態ではクラッチは固定軸3回りで揺動する構造になっ
ているが、固定軸3の軸芯方向に変位する様な構造であ
ってもよく、この場合、クラッチ操作部に固定軸3に対
して傾斜しているカム面等を設けることによりクラッチ
を操作するよう構成することができる。上記実施形態で
は逆転手段は逆転体7とピニオンギヤ6を備え、第1動
力取り出し部122を逆転体7と係合させることにより
駆動体1の回転方向とは反対方向への駆動力を得るよう
構成しているが、第1動力取り出し部122をピニオン
ギヤ6の固定軸3側において直接係合させることにより
駆動体1とは反対方向の駆動力を得ることも可能であ
る。従って、本明細書では駆動体1の回転方向とは逆方
向の駆動力を提供する手段を逆転手段と呼ぶ。図1Cで
は変速段を選択するスイッチSWの別実施形態が示され
ている。このスイッチはハンドルのグリップG回りに揺
動可能に設けられたグリップ式レバーで、原点であるホ
ームポジションを有し、このホームポジションより一方
方向に揺動することで増速方向に変速操作を行い、他方
方向に揺動することにより減速方向に変速操作を行う。
操作の毎に手を離すと、ホームポジションの方向にバネ
により付勢されているのでホームポジションに復帰す
る。
車の側面図 (B)内装変速装置を操作するスイッチとインジケータ
が備えられているハンドル部分を示す平面図
の断面図
係を示す各太陽爪の箇所での断面図
の構成を示す展開斜視図
面図 (B)モータ部の構造を示す軸方向とは垂直の方向から
見た断面図
態を示す平面図
前進方向に対応する駆動方向と、この駆動方向とは反対
方向の逆転方向に前記固定軸周りで回転可能の駆動体
と、複数の変速段に対応する駆動力経路のいずれかを選
択するクラッチと、前記クラッチを操作するクラッチ操
作部を備える自転車用内装変速装置に関する。
ンと係合し、チェンを複数設けられたギヤのいずれかに
対応させるディレーラを利用した変速装置と、ハブに内
装された内装変速装置の2種類に分けることができる。
このうちの内装変速装置の一例として実用新案公報昭和
57−42792に開示されている装置が存在する。内
装変速装置は基本的には遊星ギヤ機構を利用して、複数
の変速段を得るものである。ここで、簡単に内装変速装
置の構成について説明する。内装変速装置において重要
な部品は、自転車のフォークに固定された固定軸、この
固定軸にベアリングなどにより回転可能に支持され、チ
ェンよりの駆動力がギヤを介して伝達される駆動体、更
に、駆動体よりの駆動力が複数の駆動力伝達経路を経て
伝達されるハブ胴がある。このハブ胴にスポークなどを
介して、後輪が支持されているのである。更に駆動体と
ハブ胴の間には、複数の駆動力伝達経路を形成する遊星
ギヤ機構が存在する。この遊星ギヤ機構は固定軸に設け
られた太陽ギヤと、この太陽ギヤと係合する遊星ギヤを
有している。この遊星ギヤは、通常、外面にギヤ歯を設
ける筒状体であり、ギヤ枠と呼ばれ固定軸に回転可能に
支持された支持部により固定軸に対して、自転をしなが
ら公転するようになっている。遊星ギヤの径方向外側に
は遊星ギヤのギヤ歯と係合するリングギヤが設けられる
場合が多い。自転車のペダルを漕ぐと、駆動力がチェン
やチェンと係合するギヤを介して駆動体に伝達される。
駆動体よりの駆動力が遊星ギヤを支持するギヤ枠を介し
て、遊星ギヤに伝達され、この遊星ギヤの自転が車輪が
支持されるハブ胴に伝達されると、駆動体の回転が増速
されてハブ胴に伝達される。また、駆動体よりの駆動力
が、遊星ギヤの径方向外側に位置するリングギヤを介し
て、遊星ギヤに伝達され、これよりギヤ枠等を通してハ
ブ胴に伝達された場合、駆動体よりの回転が減速されて
ハブ胴に伝達される。
置においては駆動力がギヤを介して伝達され、複数の駆
動力伝達経路の内いずれかをクラッチにより選択して変
速を行うのであるが、駆動力により噛み合っているギヤ
を入り切りする必要があるため、クラッチの操作には比
較的大きな操作力が必要であるという問題があった。こ
の問題はペダルを強く踏み込んだ場合などの駆動負荷が
大きな場合、特に顕著になる。
決するために考案されたものであり、本発明による自転
車用内装変速装置のクラッチ操作部は前記駆動体よりの
駆動力により、駆動方向とは反対方向に変位する逆転手
段と、前記逆転手段と係合することにより前記駆動体と
は反対方向の駆動力を前記クラッチに伝達する第1状態
と、前記逆転手段と非係合状態にある第2状態との間で
変位可能の第1動力取り出し部と、前記第1駆動力取り
出し部の前記第1状態と前記2状態を選択する第1制御
部と、前記第1制御部を操作する変速操作部を備えてい
る。この様に、変速を行いたい際に、クラッチの操作に
駆動体よりの駆動力を利用することにより駆動負荷が比
較的大きな際にも小さな操作力でクラッチ操作を行うこ
とができる。
操作部に前記駆動体と係合する事により前記駆動体の駆
動力を前記クラッチに伝達する第1状態と、前記駆動体
と非係合状態にある第2状態との間で変位可能の第2駆
動力取り出し部を備え、更に、前記第2駆動力取り出し
部の前記第1状態と第2状態を選択し、前記変速操作部
に操作される第2制御部を備える事ができる。従って、
例えば増速などの変速を行うためにクラッチを一方方向
に変位させる際に、逆転手段と第1動力取り出し部を介
して、駆動体よりの駆動力を利用し、反対方向への変速
を行うために第2動力取り出し部を介して、駆動体より
の駆動力を利用し、クラッチを他方向へ変位させること
が可能になる。これにより両方向の変速において軽くス
ムースな変速が行えるようになる。また、本発明の実施
形態において、前記制御部が、第1と第2駆動力取り出
し部とそれぞれ対応する第1と第2制御部を有するよう
構成し、前記第1駆動力取り出し部に前記逆転体と係合
する方向に付勢された係合爪を備え、前記第1制御部に
前記第1駆動力取り出し部の係合爪と前記逆転体の係合
を阻止する爪押さえ部を備え、さらに、前記第2駆動力
取り出し部に前記駆動体と係合する方向に付勢された係
合爪を備え、前記第2制御部は前記第2駆動力取り出し
部の係合爪と前記駆動体の係合を阻止する爪押さえ部を
備えることができる。この様に、駆動体より駆動力を取
り出す機構を駆動体方向に付勢される係合爪とすること
で、確実な駆動力の伝達が可能になり、また、この駆動
体と制御部との係合を解除することも爪を押さえる爪押
さえ部により行うことができる。即ち、簡単な構造でか
つ、確実な係合及び係合解除が可能になる。
記クラッチ操作部に弾性手段を備えることができる。こ
れにより、前記クラッチの操作に必要な操作力が設定値
より小さいときには、前記弾性手段は変位せず前記クラ
ッチ操作部は第1駆動力取り出し部を第2状態の非伝達
状態にしたままで、前記弾性手段を介して前記クラッチ
を操作し、前記クラッチの操作に必要な操作力が前記設
定値より大きい時には前記変速操作部は前記弾性手段を
変位させ、前記弾性手段の弾性力に対抗して、前記第1
駆動力取り出し部を第1状態である伝達状態に操作し、
前記逆転体よりの駆動力が前記第1駆動力取り出し部を
介して前記クラッチに伝達され、前記クラッチが操作さ
れるよう構成することが可能である。この様に、弾性体
をクラッチ操作部に設けることにより、変速操作部によ
るクラッチの操作と、駆動体よりの駆動力によるクラッ
チの操作のいずれかが、クラッチ操作に必要な力の変化
に応じて選択できる機構を簡単な構造で提供することが
できる。
部にモータ部を備え、前記第1と第2制御部を前記モー
タ部により操作することができる。すなわち、内装変速
装置の変速をモータで行うことにより、自転車のライダ
ーにとって変速操作に必要な操作力を極端に小さくする
ことができる。また、前記逆転手段は前記固定軸周りで
前記駆動体とは反対方向に回転する逆転体と、前記固定
軸に回転不可能に備えられた固定部材上に設けられ、前
記固定軸の径方向外側位置において前記駆動体と係合
し、径方向内側位置において前記逆転体と係合するピニ
オンギヤを備えることが望ましい。固定部材上に設けら
れたピニオンギヤを利用することにより構造が簡単な逆
転手段を提供することができる。
装置Aを後輪軸に備える自転車Bが示されている。この
自転車Bには他に、ペダルよりの駆動力を内装変速装置
Aに伝達するチェンCや、ハンドルのグリップG付近に
備えられた、変速段を選択するスイッチSWや、このス
イッチよりの信号を前記内装変速装置Aに伝達するため
のコードDや、自転車の速度を感知するためのセンサー
Eが備えられている。また、図1Bで示されるとおりハ
ンドルのステム付近には、操作用の電池を備え、変速段
や速度などの表示部を有するインジケータIが取り付け
られている。これらスイッチSWとインジケータIは変
速操作装置を構成している。このスイッチSWはグリッ
プGの周方向に並ぶ2つのボタンスイッチを備え、一方
を押すと、増速方向に変速し、他方を押すと減速方向に
変速操作を行う。このスイッチSWでは通常1段づつの
変速を行うが、例えば1秒などの設定時間以上押した状
態で保持すると数段の変速が可能である。
転車用内装変速装置が示されている。この実施形態では
本発明の要素であるモータと、以下に説明される駆動力
取り出し部を7段の変速装置に応用して説明するが、以
下の説明で明らかであるとおり、4段や3段あるいは他
の変速段を有する内装変速装置にも応用できるのであ
る。この変速装置は、自転車駆動用チェンをギヤ部1a
に巻き掛けて駆動方向F(以後この方向を時計方向とも
称する)に回動駆動する入力用の駆動体1と、自転車用
車輪のスポーク(図示せず)をハブ鍔2aに連結するよ
うに構成したハブ胴2と、自転車の車体フレームに固定
された固定軸3と、駆動体1からハブ胴2に回転動力を
伝達する動力伝達機構である遊星ギヤ機構10とを備
え、これらはボール4や玉押し5を介して回動自在に固
定軸3によって支持されている。遊星ギヤ機構10は2
つの遊星ギヤ機構60、70を備えており、駆動体1の
回動力を7段階に変速してハブ胴2に伝達する。
0は第1ギヤ枠19を備え、この第1ギヤ枠19にはコ
ースターブレーキ49の領域に設けられた中継体20が
相対回転不能に嵌合されている。第1遊星ギヤ機構に属
する第1、第2太陽ギヤ21,22は、固定軸3に対し
夫々が独立して回転自在且つ軸方向移動不能となるよう
に支持されており、この第1、第2太陽ギヤ21,22
に各々噛合する第1、第2遊星ギヤ11a,11bは径
の異なるダブルギヤとして一体形成され、第1ギヤ枠1
9に支持されている。第2遊星ギヤ11bには第1リン
グギヤ17が噛合している。前記第2遊星ギヤ機構70
は前記第1ギヤ枠19と相対回転不能にスプライン結合
された第2ギヤ枠15を備え、この第2遊星ギヤ機構7
0に属する第3、第4太陽ギヤ23,24も、固定軸3
に対し夫々が独立して回転自在且つ軸方向移動不能とな
るように支持されており、この第3、第4太陽ギヤ2
3,24に各々噛合する第3、第4遊星ギヤ12a,1
2bも同様に径の異なるダブルギヤとして一体形成さ
れ、第2ギヤ枠15に支持されている。第4遊星ギヤ1
2bには第2リングギヤ13が噛合している。尚、固定
軸3に対する各太陽ギヤ21,22,23,24の自由
回転(free wheeling)/固定制御は、後に詳しく説明さ
れる変速スリーブ31によって選択的に行われる。第1
リングギヤ17と中継体20とは、ハブ胴2に対する遊
星ギヤ機構10の出力部材として選択的に用いられ、ま
た、第2リングギヤ13と第2ギヤ枠15とは駆動体2
からの入力部材として選択的に切り換えられる。そし
て、これらの各部材間での選択的な動力伝達を実現する
ため、ワンウェイクラッチが採用されている。つまり、
出力ワンウェイクラッチとして中継体20とハブ胴2と
の間に設けられた出力用第1伝動クラッチ25と第1リ
ングギヤ17とハブ胴2との間に設けられた出力用第2
伝動クラッチ18が装備され、そして入力ワンウェイク
ラッチとして第2ギヤ枠15と駆動体1との間に設けら
れた入力用第3伝動クラッチ16と第2リングギヤ13
と駆動体1との間に設けられた入力用第4伝動クラッチ
14とが装備されている。これら各ワンウェイクラッチ
はそれぞれラチェット歯に係合するラチェット爪として
形成されている。
4伝動爪25,18,16,14は対応する各伝動歯2
c,2b,15a,13aに係合するようにばねにより
常時付勢されている。第1伝動爪25は中継体20に、
第2伝動爪18は第1リングギヤ17に、第3・第4伝
動爪16,14は駆動体1に取り付けられており、伝動
爪25,18,16,14を取り付けた各部材が第2図
で矢印で示された駆動方向Fに回転する場合にのみ、そ
れぞれの爪に対応するハブ胴2、第2ギヤ枠15または
第2リングギヤ13が従動するように爪を配向してあ
る。尚、第3伝動爪16は前記第3伝動歯15aの全幅
にわたって噛み合い、第3伝動クラッチとしての第3伝
動爪16は、後述する伝導爪操作体34により入切可能
である。前記第4伝動爪14は係止起立姿勢に爪ばね
(図示せず)によって付勢されており、駆動体1の回動
力をリングギヤ13に伝達し、かつ、リングギヤ13が
駆動体1より先行回転することを許容する。前記第2伝
動爪18は、係止起立姿勢に爪ばね(図示せず)によっ
て付勢されており、リングギヤ17の回動力をハブ胴2
に伝達する。前記第1伝動爪25は、係止起立姿勢に爪
ばね(図示せず)によって付勢されており、ハブ胴2が
中継体20より高速で回動することを可能にするように
ラチェット爪に形成してあり、第1遊星ギヤ11のギヤ
枠19から中継体20に伝達する回動力をハブ胴2に伝
達し、かつ、ハブ胴2が中継体20より先行回転するこ
とを許容する。
ばね(図示せず)によって付勢されており、係止状態で
駆動体1の回動力をギヤ枠15に伝達し、係脱状態で駆
動体1からギヤ枠15への伝動を絶つ。第1ギヤ枠19
と第2ギヤ枠15とはそれぞれに設けられた歯部15b
と19aとによって一体に回動するように噛み合い連動
している。図2と図6A〜Dに示すように、前記第1〜
第4太陽ギヤ21,22,23,24と固定軸3との間
には、ワンウェイクラッチとして機能するようにそれぞ
れ第1〜第4太陽ギヤの内周に揺動可能に取り付けられ
た第1〜第4太陽爪21a,22a ,23a, 24a
が備えられており、 これらの太陽爪は固定軸3に向か
って常時付勢されている。固定軸3には、第1太陽爪2
1aと係合可能な第1規制突起3a、第2太陽爪22a
と係合可能な第2規制突起3b、そして第3と第4太陽
爪23a,24aと共通に係合可能な第3規制突起3c
が形成されている。これら太陽爪と規制突起の協動作用
によりそれぞれの太陽ギヤの固定軸3回りの一方の方向
の回動が禁止される。ここで、第1、第2太陽爪21
a、22aは固定軸3に対する駆動方向Fとは反対回り
の回転が許容され、第3、第4太陽クラッチ23,24
は固定軸3に対する駆動方向F回りの回転が許容される
ように配設されている。尚、第1太陽ギヤ21は小径で
あることから、そのボス部を左側に延出させ、その延出
部に第1太陽爪21aが設けられている。
ように実現される;図3にまとめられているように、第
3伝動爪16が入りで、第1太陽爪21aが制御不要
で、第2太陽爪22aがロック姿勢で、第3太陽爪23
aが制御不要で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第7速になり、駆動体1の回動力が第3伝動爪1
6、ギヤ枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ
17、第2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が入りで、第1太陽爪21aがロック姿勢
で、第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪
23aが制御不要で、第4太陽爪24aが制御不要にな
ると、第6速になり、駆動体1の回動力が第3伝動爪1
6、ギヤ枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ
17、第2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が切りで、第1太陽爪21aが制御不要
で、第2太陽爪22aがロック姿勢で、第3太陽爪23
aがロック姿勢で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第5速になり、駆動体1の回動力が第4伝動爪1
4、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と
19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ17、第2伝動爪
18を介してハブ胴2に伝達する。
aがロック解除姿勢で、第2太陽爪22aがロック解除
姿勢で、第3太陽爪23aが制御不要で、第4太陽爪2
4aが制御不要になると、第4速になり、駆動体1の回
動力が第3伝動爪16、ギヤ枠15と19、回転伝動体
20、第1伝動爪25を介してハブ胴2に伝達する。第
3伝動爪16が切りで、第1太陽爪21aがロック姿勢
で、第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪
23aがロック解除姿勢で、第4太陽爪24aがロック
姿勢になると、第3速になり、駆動体1の回動力が第4
伝動爪14、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ
枠15と19、第1遊星ギヤ11、リングギヤ17、第
2伝動爪18を介してハブ胴2に伝達する。第3伝動爪
16が切りで、第1太陽爪21aがロック解除姿勢で、
第2太陽爪22aがロック解除姿勢で、第3太陽爪23
aがロック姿勢で、第4太陽爪24aが制御不要になる
と、第2速になり、駆動体1の回動力が第4伝動爪1
4、リングギヤ13、第2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と
19、回転伝動体20、第1伝動爪25を介してハブ胴
2に伝達する。第3伝動爪16が切りで、第1太陽爪2
1aがロック解除姿勢で、第2太陽爪22aがロック解
除姿勢で、第3太陽爪23aがロック解除姿勢で、第4
太陽爪24aがロック姿勢になると、第1速になり、駆
動体1の回動力が第4伝動爪14、リングギヤ13、第
2遊星ギヤ12、ギヤ枠15と19、中継体20、第1
伝動爪25を介してハブ胴2に伝達する。
リーブ31付近の部品について詳しく説明する。図2に
示される内装変速装置は固定軸3に正逆回転可能に外嵌
している前記変速スリーブ31、前記玉押し5よりハブ
内側で変速スリーブ31を逆回転方向に回動付勢してい
るリターンばね32、固定軸3が前記玉押し5の近くで
支持部材33を介して支持している伝導爪操作体34、
この伝導爪操作体34に作用するリターンばね35など
を備える。変速スリーブ31は固定軸3の軸芯まわりで
時計方向と反時計方向とに回転し、一方の回動スロトー
クエンド側の第1速位置と他方の回動ストロークエンド
側の第7速位置までの7つの操作位置に切り換わる。
図4Bで示されるとおり、カム体37には変速スリーブ
31の一対の突起を受ける一対の凹部37eが設けら
れ、変速スリーブ31と一体回動可能に嵌合されてい
る。変速スリーブ31が第1速位置〜第3速位置に位置
すると、カム体37の第1接当部37aが前記伝導爪操
作体34の操作ピン部34aに当接する。すると、第1
接当部37aが伝導爪操作体34をリターンばね35に
抗して支持部材33のガイドに沿わせて第3伝動爪16
の方に摺動操作し、伝導爪操作体34のカム部が第3伝
動爪16の端部に当接して第3伝動爪16を駆動体側に
倒伏操作する。これにより、変速スリーブ31は第3伝
動爪16を切りに操作することになる。変速スリーブ3
1が第4速位置になると、カム体37の切欠き底部でな
る第2接当部37bが伝導爪操作体34の操作ピン部3
4aに対応する。すると、伝導爪操作体34がリターン
ばね35の弾性復元力による操作力のために第3伝動爪
16から離れる位置に摺動し、第3伝動爪16が爪ばね
による付勢力によって入りになる。これにより、変速ス
リーブ31は第3伝動爪16を入りに操作することにな
る。変速スリーブ31が第5速位置になると、カム体3
7の第3接当部37cが操作ピン部34aに当接して伝
導爪操作体34をリターンばね35に抗して第3伝動爪
16の方に摺動操作し、伝導爪操作体34のカム部が第
3伝動爪16の端部に当接して第3伝動爪16を駆動体
側に倒伏操作する。
爪16を切りに操作することになる。変速スリーブ31
が第6速位置および第7速位置になると、カム体37の
切欠き底部でなる第4接当部37dが操作ピン部34a
に対応し、伝導爪操作体34がリターンばね35のため
に第3伝動爪16ら離れる位置に摺動して第3伝動爪1
6が爪ばねによる付勢力によって入りになる。これによ
り変速スリーブ31は第3伝動爪16を入りに操作する
ことになる。変速スリーブ31は前記太陽ギヤ21〜2
4と対応している箇所に、図5の如き第1制御部31
X、第2制御部31Yおよび第3制御部31Zを備えて
いる。第1制御部31Xは変速スリーブ31が回動する
に伴って固定軸3の第1突起3aに対して固定軸芯まわ
りで移動し、第1太陽爪21aが第1突起3aに係止す
ることを可能にしたり、第1太陽爪21aが第1制御部
31Xをガイドとして第1突起3aを乗り越えることを
可能にする。第2制御部31Yは変速スリーブ31が回
動するに伴って固定軸3の第2突起3bに対して固定軸
芯まわりで移動し、第2太陽爪22aが第2突起3bに
係止することを可能にしたり、第2太陽爪22aが第2
制御部31Yをガイドとして第2突起3bを乗り越える
ことを可能にする。第3制御部31Zは変速スリーブ3
1が回動するに伴って固定軸3の第3突起3cに対して
固定軸芯まわりで移動し、第3太陽爪23aが第3突起
3cに係止することを可能にしたり、第3太陽爪23a
が第3制御部31Zをガイドとして第3突起3cを乗り
越えることを可能にする。
〜第7速位置のそれぞれに位置すると、前記制御部31
X,31Y,31Zにより、太陽爪21a〜24aを図
3に示す如く制御不要とロック姿勢およびロック解除姿
勢のいずれかに操作する。たとえば変速スリーブ31が
第6速位置になった場合の変速スリーブ31の制御部と
4つの太陽爪との関係をそれぞれ図6A,6B,6C,
6Dに示されている。この図面から明らかなように、第
1制御部31Xの一部が第1突起3aに合致するととも
に他の第1制御部31Xが第1突起部3aから離れて、
第1太陽爪21aが第1突起3aに係止し、一部の第2
制御部31Yが第2突起3bの近くに位置して第2太陽
爪22aが第2制御部31Yを乗り越えガイドとして第
2突起3bを乗り越えて回動する。第3、第4太陽爪2
3a,24aはその回転方向が自由回転の方向なので、
制御される必要はない。
は駆動体1の回転方向とは逆に変位するする逆転手段が
備えられており、この逆転手段は以下に説明されるとお
り、ピニオンギヤ6と逆転体7により構成されている。
図2に示されるとおり、固定軸3に固定される玉押し5
にピニオンギヤ6が回転自在に支持されている。このピ
ニオンギヤ6は固定軸3と平行に延びる軸部6aと前記
軸部6aと一体回転するギヤ歯6bを有する。このギヤ
歯6bが径方向外側において前記駆動体1の右端部の内
側面に設けられたギヤ部1bと係合することにより、ピ
ニオンギヤ6の固定軸3に対する径方向外側の部分は前
記駆動体1と同方向に変位する。このピニオンギヤ6の
ギヤ歯6bは固定軸3に対する径方向内側において逆転
体7と係合している。従って、ピニオンギヤ6のギヤ歯
6bの固定軸3に対する径方向内側の部分は前記駆動体
1とは反対方向に変位している。この逆転体7は固定軸
3回りで回転自在であり、筒状の小径部と大径部を有す
る。小径部の径方向外側にはピニオンギヤ6のギヤ歯6
bと係合するギヤ7aが備えられ、大径部の径方向内面
には後に詳しく説明される第1動力取り出し部120と
係合するギヤ7bが設けられている。小径部と大径部を
前記固定軸3とは垂直に延びる面が連結している。この
逆転体7は玉押し5の径方向内側に設けられた軸方向に
延びる円筒状の延出部5aにより回転自在に支持されて
いる。逆転体7の回転方向は駆動体1の回転方向とは逆
である。
実施形態に開示される変速装置においてはカム体37と
変速スリーブ31の回転により全ての変速段が得られる
よう構成されている。クラッチとは複数の駆動経路を選
択するために設けられた機構であり、本実施形態ではこ
のカム体37と変速スリーブ31の組み合わせをクラッ
チと呼ぶ。本発明は、このクラッチを以下に説明される
DCモータ101を含むクラッチ操作部により操作する
ことにより、駆動負荷が大きい時にも非常に操作が軽い
変速装置を提供できるのである。次にクラッチと連結さ
れ、これを駆動方向或いは逆転方向に回動することによ
りクラッチを操作するクラッチ操作部について図2と図
7から9を用いて説明する。 [モータ部]先ずモータ部100について説明する。ハ
ンドルのグリップ付近に備えられたスイッチSWよりの
信号は図1のコードDを介してモータ部100に付近に
設けられ、電気的に連絡するコントローラ(図示せず)
により処理される。すなわち、スイッチSWよりの信号
は増速変速(UP)か減速変速(DOWN)に対応する
信号のみであり、例えば、変速装置が既に最高段である
第7速位置にある時にさらに増速するUPの信号が入っ
ても、これを実行することは不可能である。従って、ス
イッチよりの信号が入ってもコントローラはそれを即座
にモータ101に伝達するのではなく、スイッチSWよ
りの命令信号が最高変速位置を越えないか、或いは最低
変速位置を下回らないかの確認をコントローラが行う。
従って、例えば最高変速位置にあるにもかかわらず増速
変速信号がスイッチSWより出された場合はコントロー
ラはモータ101を駆動しない。また、スイッチSWが
設定時間以下の間押されていれば変速を1段分行い、設
定時間以上押されていれば複数の変速段に相当する変速
を行うようモータ101を駆動するのもこのコントロー
ラである。モータ101は全体的に円筒状のモータケー
ス102の内部に固定されている。このモータケース1
02自体は固定軸に固定板99とボルト99aにより回
転不可能に固定されている。
する方向を向いており、この回転軸3先端には真鍮性の
イモネジ101aが取り付けられている。このイモネジ
101aは固定軸3と平行に延びる軸102a回りで回
転する第1ギヤ103の大径ギヤ部103aと螺合して
いる。この第1ギヤ103の回転軸102aはモータケ
ース102の一方側の側面から他方側の側面の方向に延
びる一体的に形成された軸102aである。前記第1ギ
ヤ103は前記大径ギヤ部103aと一体的に形成され
た小径ギヤ部103bを備えており、この小径ギヤ部1
03bは第2ギヤ104の大径ギヤ部104aと係合し
ている。この第2ギヤは固定軸3と平行のモータケース
102に設けられた軸102bまわりで回転する。この
第2ギヤ104も前記大径ギヤ部104aと一体的に形
成された小径ギヤ部104bを有し、この小径ギヤ部1
04bは第3ギヤ105と係合している。第3ギヤ10
5は第4ギヤ106の外側筒部106aの内面に設けら
れたギヤ部と螺合している。第4ギヤ106は図9Bで
明らかなとおり、固定軸3回りで回転し、固定軸3に平
行に延びる内側筒部106bと、内側筒部106bと同
芯状の外側筒部106aを有し、これら2つの筒状部が
固定軸3とは垂直に延びる面106cにより一体的に連
結されている。モータケース102は第4ギヤ106の
内側筒部106bと固定軸3の間に入り込む筒状部10
2dを備えている。
第2ギヤ104、第3ギヤ105は前記第4ギヤの外側
筒部106aと内側筒部106bの間に形成された空間
に配置されている。第3ギヤ105よりの回転力は、外
側筒部106aを介して、内側筒部106bと連結され
ている図7に示される右スリーブ110に伝達される。
これらの複数のギヤによりモータ101の回転速度が減
速されるのであるが、減速比は、小型のモータでも大き
な操作力を得ることができるよう小さいことが望まし
く、1/500以下、できれば1/700以下がよい。
さらにモータ部100にはポテンシオメタを備える変速
段感知部が備えられている。このポテンシオメタは前記
コントローラと連結され、第1抵抗部108aと第2抵
抗部分108bと、前記第1抵抗部108aと第2抵抗
部108bと電気的に接触している4つの接触端107
aを備える端子部107を有する。 この端子部107
は図9Bで示されるとおり、第4ギヤ106に、軸方向
に延びた支持部106dにより支持されている。また、
前記第1抵抗部108aと第2抵抗部108bはモータ
ケース102の内面に固定されている。前記第1抵抗部
108aは図9Aで示されるとおり、円弧の一部を定義
する基部と基部より径方向内側に延びる複数の延出部よ
りなる。この複数の延出部は設定間隔を開けて設けられ
ており、複数の変速位置に対応する。従って、第4ギヤ
106がモータ101により回転されると、端子部10
7がこれにともなって移動し、4つの接触端107aの
内2つが前記複数の延出部の一つと接触する。一方接触
端107aの内、他の2つは第2抵抗部に常に接触して
いる。従って、第1と第2抵抗部を電池の一方の電極に
接続し、端子部107を他方の電極に接続すると、端子
部107の2つの抵抗部に対する相対位置により、更に
端子部107が第1抵抗部108aと接触しているかど
うかにより、抵抗が変化する。このポテンシオメタの抵
抗値の変化を前記コントローラが感知し、コントローラ
が次の変速位置に達したことと、更に複数の変速位置の
いずれの変速位置に達したかを感知する。
より複数のギヤを経て得られた操作力が、駆動負荷が大
きくクラッチを操作するに必要な操作力より小さい場合
に、駆動体1よりの駆動力を取り出す駆動力取り出し部
について図7を用いて説明する。この駆動力取り出し部
はクラッチ操作部の一部を構成し、クラッチと、モータ
部100の間に介在している。先ず、前記モータ部10
0に備えられた前記第4ギヤ106の内側筒部106b
に対して、右スリーブ110が一体回転するよう係合し
ている。この係合は、図9に示される内側筒部106c
の内径側に設けられた一対の凹部106eに前記右スリ
ーブ110より軸方向に延びる一対の係合突起110a
が係合して行われる。この係合は、例えばドッグクラッ
チを用いるなど、一体回転するような係合であればどの
ような方法で行われても良い。右スリーブ110は全体
的に筒状をしており、固定軸3回りで回転することがで
きる。
aとは軸方向反対側に第1制御部114と係合する係合
突起110bが設けられている。またこの係合突起11
0bの周方向の側面は、中スリーブ125の係合突起1
25aの周方向の側面に形成される接当面125bと接
当する接当面110cを形成している。第1制御部11
4は上述されたとおり、右スリーブ110と一体的に回
転するものであり、第1制御部114は大きく分けて、
固定軸3に対して垂直に延びる環状の本体部と、本体部
の周部より固定軸3の軸芯方向に延びる1対の爪押さえ
部114aを有する。さらに第1制御部114の環状の
本体部の内側には、右スリーブ110の係合突起110
bが係合し、貫通する係合溝114bが設けられてい
る。この様に、モータ部100の第4ギヤ106、右ス
リーブ110、第1制御部114が一体的に回転するよ
う構成されている。図7で、第1制御部114の左に描
かれているのが第1動力取り出し部120である。この
第1動力取り出し部120は、中心に固定軸3を通す穴
を設け、固定軸3に対して自由に回転できるように支持
された円盤状の本体部124を備えている。さらに逆転
体7と係合するための係合爪122が爪支持軸121に
より端部において本体部124に揺動可能に支持されて
いる。この係合爪122は付勢バネ123により径方向
外側、すなわち、逆転体7との係合方向に付勢されてい
る。付勢バネ123の一端は係合爪122に係合し、他
端は本体部124に設けられた孔120aに係合してい
る。前記係合爪122の径方向外側に位置する面は、係
合爪122が逆転体7と係合した伝達状態において、径
方向に傾斜して延びるような形状を有する摺動面122
aとして形成されている。この摺動面122aに前記第
1制御部114の爪押さえ部114aが径方向外側より
接当すると、係合爪122と逆転体7の係合が解除され
非伝達状態となる。第1動力取り出し部120の本体部
の径方向内側の部分には中スリーブ125から軸方向に
延びる係合突起125aと係合する係合溝120bが形
成されている。この係合により第1動力取り出し部12
0と中スリーブ125が一体的に回転するのである。
り、固定軸3回りで回転することができる。この中スリ
ーブ125には係合突起125aとは軸方向反対側に第
2制御部129と係合する係合突起125dが設けられ
ている。また、この係合突起125dの周方向の側面
は、左スリーブ135の係合突起135bの周方向の側
面に形成される接当面135bと接当する接当面125
eを形成している。第2制御部129は、前記第1制御
部114と同様の形状をしており、固定軸3に対して垂
直に延びる環状の本体部と、本体部の周部より固定軸3
の軸芯方向に延びる1対の爪押さえ部129aを備えて
いる。さらに第2制御部129の環状の本体部の内側に
は、中スリーブ125の係合突起125dが係合し、貫
通する係合溝129bが設けられている。この様に、第
1動力取り出し部120と中スリーブ125と第2制御
部129が一体的に回転するよう構成されている。
いるのが第2動力取り出し部130である。この第2動
力取り出し部130は、中心に固定軸3を通す穴を設
け、固定軸3に対して自由に回転できるように支持され
た円盤状の本体部134を備えている。さらに駆動体1
の径方向内側に設けられたギヤ1cと係合するための係
合爪132が爪支持軸131により端部において本体部
134に揺動可能に支持されている。この係合爪132
は付勢バネ133により径方向外側、すなわち、駆動体
1との係合方向に付勢されている。付勢バネ133の一
端は係合爪132に係合し、他端は本体部134に設け
られた孔130aに係合している。前記係合爪132の
径方向外側に位置する面は、係合爪132が駆動体1と
係合した伝達状態において、径方向に傾斜して延びるよ
うな形状を有する摺動面132aとして形成されてい
る。図8に示されるとおり、この摺動面132aに前記
第2制御部129の爪押さえ部129aが径方向外側よ
り接当すると、係合爪132と駆動体1の係合が解除さ
れるのである(非伝達状態)。第2動力取り出し部13
0の本体部134の径方向内側の部分には左スリーブ1
35から軸方向に延びる係合突起135aと係合する係
合溝130bが形成されている。この係合により第2動
力取り出し部130と左スリーブ135が一体的に回転
するのである。この左スリーブ135の係合突起135
aは中スリーブ125の係合突起125dの径方向に延
びる面125eと接当する接当面135bを有してお
り、これらの面は後に説明される通り、第2セーババネ
127により接当する方向に付勢されている。左スリー
ブ135は、クラッチと一体回転するようカム体37の
径方向内側に設けられた凹部と係止する一対の係止突起
135cが設けられている。モータ部100からの操作
力が無い場合、第1制御部114の爪押さえ部114a
は第1動力取り出し部120の係合爪122を押さえる
状態で配置されており、第2制御部129の爪押さえ部
129aは第2動力取り出し部132の係合爪132を
押さえる状態で配置されている。また、右スリーブ11
0と中スリーブ125の間には、ねじりバネである第1
セーババネ112が設けられており、第1セーババネ1
12の一端112aは前記右スリーブ110の係合突起
110bに形成された孔110dに対して係合し、他端
112bは中スリーブ125の係合突起125aに設け
られた孔125cに係合している。
5の間には、ねじりバネである第2セーババネ127が
設けられており、第2セーババネ127の一端127a
は前記中スリーブ125の係合突起125dに形成され
た孔125fに対して係合し、他端127bは左スリー
ブ135の係合突起135aに設けられた孔135bに
係合している。第1セーババネ112と第2セーババネ
127は両方とも初期バネ力を加えた状態で組み付けら
れている。すなわち、第1セーババネ112は右スリー
ブ110と中スリーブ125がそれぞれの接当面110
cと125bにおいて接当している状態において、右ス
リーブ110と中スリーブ125が接当する方向に付勢
力が働くよう組み付けられている。同様に、第2セーバ
バネ127は中スリーブ125と左スリーブ135のそ
れぞれの接当面125eと135b間にも同様の付勢力
が働くよう組み付けられている。本実施例においては、
第1セーババネ112の初期バネ力の値は、第2セーバ
バネ127の初期バネ力の値とほぼ同じにしてあるが、
2つのバネの初期バネ力の値を異なるものにしても良
い。本発明ではクラッチの操作に必要な操作力が設定値
より大きいときに、駆動体1よりの駆動力をクラッチに
伝達する伝達状態と、駆動体2よりの前記駆動力を前記
クラッチに伝達しない非伝達状態との間で駆動力取り出
し部が変位するのであるが、この設定値を第1動力取り
出し部120と第1制御部114を例にとって説明す
る。以下で説明されるとおり、モータ部100は、第1
制御部114を第1取り出し部120の係合爪122が
逆転体7と係合するまで必要操作角度だけ揺動操作でき
る必要がある。これに必要な操作力は、前記初期バネ力
にバネ係数と第1セーババネ112の前記必要操作角度
の積を加えた値である。この値を設定値とする。前記設
定値はモータ部100の操作力より小さい必要がある
が、この他は自由に選択することができる。例えば、こ
の設定値を極端に小さくすることにより変速操作の際に
は常に動力取り出し部を介して駆動体1よりの駆動力を
利用してクラッチを操作するようにしてもよい。しかし
本実施例では、前記設定値はをモータ部100の操作力
に近い値に設定してある。
説明する。この説明にあたり、モータ部100より右ス
リーブ110に対して伝達される操作力をモータ操作力
と呼ぶ。また、自転車Bが駆動状態にあり、遊星ギヤ機
構に駆動負荷がかかっていると仮定する。この状態で、
クラッチを操作するに必要な操作力を必要操作力と呼
ぶ。先ず、増速方向の変速について説明する。この場
合、右スリーブ110はFとは反対方向にモータ部10
0により操作される。もし、この時、必要操作力が上述
された設定値より小さい場合、第1セーババネ112と
第2セーババネ127により、右スリーブ110と中ス
リーブ125と左スリーブ135は一体的に回転し、ク
ラッチが操作され、任意の変速位置に変速される。この
時第1動力取り出し部120は逆転体7とは係合してい
ない非伝達状態となっている。しかし、必要操作力が前
記設定値より大きい場合、右スリーブ110がFとは逆
方向に回転するが、中スリーブ125は左スリーブ13
5と係合突起の側面同士の接当により、回転できない。
従って、第1セーババネ112による右スリーブ110
と中スリーブ125を一体的に回転させようとする付勢
力に対抗して、中スリーブ125に対して右スリーブ1
10がFとは逆方向に回転する。そうすると、今まで、
第1動力取り出し部120の係合爪122を押さえてい
た第1制御部114の爪押さえ部114aが相対的に回
転し、逆転体7と第1動力取り出し部120との係合を
許可する伝達状態となる。すると、逆回転体7からの駆
動体1とは逆方向である方向の駆動力が、係合爪122
や、中スリーブ125と、左スリーブを介してクラッチ
へ伝達され、変速が行われる。
ーブ125と左スリーブ135はそれぞれの係合突起に
おいて接当しており、相対的な変位は起きないため、第
2動力取り出し部130の係合爪133は第2制御部1
29の爪押さえ部129aにより押さえられており、第
2動力取り出し部130と駆動体1は係合しない非伝達
状態を保っている。次に、減速方向への操作した際の動
力取り出し部の作用について説明する。この際、右スリ
ーブ110はFの方向へ回転操作される。もし、必要操
作力が、両方のセーババネの初期バネ力の設定値より小
さい場合、中スリーブ125は右スリーブ110に対し
て互いの接当突起により接当しているため一体的に回転
し、更に左スリーブ135は中スリーブ125と第2セ
ーババネ127により連結されているため、その付勢力
により中スリーブ125と一体的に回転し、変速操作が
行われる。しかし、必要操作力が駆動操作力を上回る
と、中スリーブ125が右スリーブ110により回転さ
せられても、左スリーブ135は動かないため、第2セ
ーババネ127の付勢力に対抗して、中スリーブ125
は左スリーブ135に対して相対的にF方向に回転す
る。すると、第2制御部129の爪押さえ部129a
が、第2動力取り出し部130の係合爪132に対して
移動し、第2動力取り出し部130の駆動体1に対する
係合を許可する。このことにより、駆動体1のF方向へ
の駆動力が、係合爪132や、左スリーブ135を介し
てクラッチに伝達され、変速が行われる。この様に、モ
ータ101を利用して内装変速装置の変速操作を行うこ
とにより、自転車のライダーが供給しなければならない
操作力を極端に小さくすることができる。更に、上述さ
れた動力取り出し部を利用すると、モータ部100より
の操作力が小さくても、駆動体1よりの駆動力を利用す
ることにより変速が円滑に行われる。この様に構成する
と、必要なモータ100は小さなものでよく、必要な電
池も小さくて良くシステムのコンパクト化を図ることが
可能である。また、必要な電力も小さいため電池の交換
時期を長くすることができるのである。
の応用例として7段の変速位置を有する内装変速装置に
関して説明を行っているが、この内装変速装置の変速段
の段数は7段以外でも良く、複数の駆動経路を選択する
機構として回転変位するクラッチ部分を有する内装変速
装置であれば本発明を適応することができる。上記実施
形態ではクラッチは固定軸3回りで揺動する構造になっ
ているが、固定軸3の軸芯方向に変位する様な構造であ
ってもよく、この場合、クラッチ操作部に固定軸3に対
して傾斜しているカム面等を設けることによりクラッチ
を操作するよう構成することができる。上記実施形態で
は逆転手段は逆転体7とピニオンギヤ6を備え、第1動
力取り出し部122を逆転体7と係合させることにより
駆動体1の回転方向とは反対方向への駆動力を得るよう
構成しているが、第1動力取り出し部122をピニオン
ギヤ6の固定軸3側において直接係合させることにより
駆動体1とは反対方向の駆動力を得ることも可能であ
る。従って、本明細書では駆動体1の回転方向とは逆方
向の駆動力を提供する手段を逆転手段と呼ぶ。図10で
は変速段を選択するスイッチSWの別実施形態が示され
ている。このスイッチはハンドルのグリップG回りに揺
動可能に設けられたグリップ式レバーで、原点であるホ
ームポジションを有し、このホームポジションより一方
方向に揺動することで増速方向に変速操作を行い、他方
方向に揺動することにより減速方向に変速操作を行う。
操作の毎に手を離すと、ホームポジションの方向にバネ
により付勢されているのでホームポジションに復帰す
る。
車の側面図 (B)内装変速装置を操作するスイッチとインジケータ
が備えられているハンドル部分を示す平面図
の断面図
係を示す各太陽爪の箇所での断面図
の構成を示す展開斜視図
面図 (B)モータ部の構造を示す軸方向とは垂直の方向から
見た断面図
態を示す平面図
Claims (6)
- 【請求項1】 固定軸と、 自転車の前進方向に対応する駆動方向と、この駆動方向
とは反対方向の逆転方向に前記固定軸周りで回転可能の
駆動体と、 複数の変速段に対応する駆動力経路のいずれかを選択す
るクラッチと、 前記クラッチを操作するクラッチ操作部を備える自転車
用内装変速装置であって、 前記クラッチ操作部は前記駆動体よりの駆動力により、
駆動方向とは反対方向に変位する逆転手段と、 前記逆転手段と係合することにより前記駆動体とは反対
方向の駆動力を前記クラッチに伝達する第1状態と、前
記逆転手段と非係合状態にある第2状態との間で変位可
能の第1動力取り出し部と、 前記第1駆動力取り出し部の前記第1状態と前記2状態
を選択する第1制御部と、 前記第1制御部を操作する変速操作部を備える自転車用
内装変速装置。 - 【請求項2】 前記クラッチ操作部は、前記駆動体と係
合する事により前記駆動体の駆動力を前記クラッチに伝
達する第1状態と、前記駆動体と非係合状態にある第2
状態との間で変位可能の第2駆動力取り出し部と、前記
第2駆動力取り出し部の前記第1状態と第2状態を選択
し、前記変速操作部に操作される第2制御部を備える請
求項1による自転車用内装変速装置。 - 【請求項3】 前記第1駆動力取り出し部は前記逆転手
段と係合する方向に付勢された係合爪を有し、前記第1
制御部は前記第1駆動力取り出し部の係合爪と前記逆転
手段の係合を阻止する爪押さえ部を備え、前記第2駆動
力取り出し部は前記駆動体と係合する方向に付勢された
係合爪を有し、前記第2制御部は前記第2駆動力取り出
し部の係合爪と前記駆動体の係合を阻止する爪押さえ部
を備える請求項2による自転車用内装変速装置。 - 【請求項4】 前記クラッチ操作部は弾性手段を備え、
前記クラッチの操作に必要な操作力が設定値より小さい
ときに、前記弾性手段は変位せず前記クラッチ操作部は
第1駆動力取り出し部を前記第2状態にしたままで、前
記弾性手段を介して前記クラッチを操作し、前記クラッ
チの操作に必要な操作力が前記設定値より大きい時に前
記変速操作部は前記弾性手段を変位させ、前記弾性手段
の弾性力に対抗して、前記第1駆動力取り出し部を前記
第1状態に操作し、前記逆転手段よりの駆動力が前記第
1駆動力取り出し部を介して前記クラッチに伝達され前
記クラッチが操作される請求項1による自転車用内装変
速装置。 - 【請求項5】 前記変速操作部はモータ部を備え、前記
第1と第2制御部は前記モータ部により操作される請求
項2による自転車用内装変速装置。 - 【請求項6】前記逆転手段は前記固定軸周りで前記駆動
体とは反対方向に回転する逆転体と、前記固定軸に回転
不可能に備えられた固定部材上に設けられ、前記固定軸
の径方向外側位置において前記駆動体と係合し、径方向
内側位置において前記逆転体と係合するピニオンギヤを
備える請求項1による自転車用内装変速装置。
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| JP (1) | JP3086180B2 (ja) |
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