JPH1097378A - 携帯形情報機器 - Google Patents

携帯形情報機器

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JPH1097378A
JPH1097378A JP8250151A JP25015196A JPH1097378A JP H1097378 A JPH1097378 A JP H1097378A JP 8250151 A JP8250151 A JP 8250151A JP 25015196 A JP25015196 A JP 25015196A JP H1097378 A JPH1097378 A JP H1097378A
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wall
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reinforcing plate
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聡 大岡
Yoshinori Kamikawa
喜規 上川
Tomomi Murayama
友巳 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、第2の操作部が外力の影響を受け難
くなり、この第2の操作部の誤動作を防止できる携帯形
情報機器を得ることにある。 【解決手段】携帯形情報機器は、前壁21と、この前壁の
背後に位置する後壁20とを有するハウジング16を備えて
いる。ハウジングの後壁には、指先で操作する第1の操
作部40a,40b が配置され、ハウジングの前壁には、第1
の操作部と向かい合う位置に指先で押圧する第2の操作
部66が配置されている。第1の操作部と第2の操作部と
の間には、第1の操作部を操作した際に生じる押圧力を
受け止めるスイッチプレート47が配置されている。スイ
ッチプレート、第1の操作部および第2の操作部は、夫
々後壁に固定されている。補強板と第2の操作部との間
には、隙間S が形成され、第1の壁の内面には、補強板
に当接するリブ80が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブルコンピ
ュータのような携帯形情報機器に係り、特にそのディス
プレイユニットのハウジングにポインティングスティッ
クやクリックスイッチボタンを配置する場合の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近のポータブルコンピュータは、市場
からの要求に伴って、筐体の小型・軽量化が押し進めら
れている。この筐体の小型化が進むにつれて、筐体内の
実装スペースは益々狭くなる傾向にあり、この筐体に実
装される各種の機能部品のレイアウトに対する条件が一
段と厳しくなりつつある。
【0003】そのため、例えばスーツのポケットに収納
し得るような大きさを有する超小型のポータブルコンピ
ュータでは、筐体にポインティングスティックや複数の
クリックスイッチボタンを配置するスペースを得ること
ができないために、これらポインティングスティックや
クリックスイッチボタンを、ディスプレイユニットに配
置することが行なわれている。
【0004】このディスプレイユニットは、筐体の上面
を覆う閉じ位置と、この筐体の後部において起立する開
き位置と、に亘って回動可能に上記筐体に支持されてい
る。このディスプレイユニットは、フラットな液晶表示
装置と、この液晶表示装置を収容する合成樹脂製のハウ
ジングとを備えている。このハウジングは、液晶表示装
置の表示画面に連なる前壁と、この前壁の背後に位置さ
れた後壁とを有しており、上記ポインティングスティッ
クは、上記前壁における表示画面の側方に隣接した位置
に配置されている。また、クリックスイッチボタンは、
上記ハウジングの後壁に配置されている。
【0005】そのため、クリックスイッチボタンとポイ
ンティングスティックとは、ハウジングの側部において
互いに背中合わせの状態で配置されており、オペレータ
は、親指でポインティングスティックを操作し、人差し
指あるいは中指でクリックスイッチボタンを操作するよ
うになっている。
【0006】ところで、従来のコンピュータでは、クリ
ックスイッチボタンとポインティングスティックとが背
中合わせで配置されているため、このクリックスイッチ
ボタンによって押圧されるクリックスイッチおよびポイ
ンティングスティックは、共通の支持板の表面および裏
面に支持されている。そして、この支持板は、上記ハウ
ジングの内面にねじ止めされている。このため、支持板
は、クリックスイッチボタンを指先で押圧した際に生じ
る押圧力を反力として受け止め、この力をハウジングに
逃がすようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成によると、ハウジングは、コンピュータの小型化要
求に伴って、肉厚が極限近くまで薄く形成されているた
め、このハウジングの剛性を充分に確保することは非常
に困難な場合が多い。このことから、従来のコンピュー
タでは、クリックスイッチボタンを押圧した時に、この
押圧力によってハウジングがねじれてしまうことがあり
得る。
【0008】そうした場合に、支持板に支持されている
ポインティングスティックは、指先で押圧した時に生じ
る歪みを検出することで、表示画面上のポインタを所望
の位置に移動させるものであるため、上記のようにハウ
ジングがねじれてしまうと、このハウジングのねじれが
支持板を介してポインティングスティックに伝わり、こ
のスティックによって検知される場合があり得る。
【0009】また、この種のコンピュータでは、ポイン
ティングスティックを操作した後、クリックスイッチボ
タンを押すといった使い方が頻繁に行なわれる。この場
合、人差し指または中指でクリックスイッチボタンを押
す際に、オペレータは、親指をポインティングスティッ
クからずらして前壁に当てがい、人差し指または中指と
の間でハウジングを挾み込む動作を行なうことが多い。
すると、薄肉なハウジングの前壁がねじれることがあ
り、このねじれがポインティングスティックによって検
知される場合があり得る。
【0010】この結果、ポインティングスティックを操
作していないにも拘らず、表示画面上のポインタが勝手
に移動してしまうといった不具合が生じてくる。この対
策として、支持板の肉厚を増したり、この支持板に複数
のリブを形成し、支持板自体の剛性を高めて、ハウジン
グのねじれがポインティングスティックに伝わらないよ
うにすることが考えられる。
【0011】しかしながら、この構成によると、支持板
の形状が複雑化するため、この支持板をダイカスト成型
品とする必要がある。このため、支持板の製造コストが
高くなり、コンピュータの価格が高くなる。その上、支
持板にリブを形成すると、限られた大きさのハウジング
の内部にリブを収める空間を確保しなくてはならない。
この結果、ハウジングの内部の実装スペースが狭くな
り、ここにポインティングスティックやクリックスイッ
チを実装する上での新たな制約が生じてくるといった問
題がある。
【0012】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、その目的は、第2の操作部が外力の影響
を受け難くなり、この第2の操作部の誤動作を防止でき
るとともに、補強板の構造を簡略化できる携帯形情報機
器を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された携帯形情報機器は、第1の壁
と、この第1の壁と向かい合う第2の壁と、を有する箱
状のハウジングと;このハウジングの第1の壁に配置さ
れ、指先で操作する第1の操作部と;上記ハウジングの
第2の壁に配置され、上記第1の操作部と向かい合うと
ともに、指先で押圧する第2の操作部と;上記第1の壁
に固定され、上記第1の操作部と第2の操作部との間に
介在されるとともに、上記第1の操作部を操作した際に
生じる押圧力を受け止める補強板と;を備えている。
【0014】そして、上記第1および第2の操作部は、
夫々上記第1の壁に固定するとともに、上記補強板と上
記第2の操作部との間に隙間を形成し、上記第2の壁の
内面には、上記補強板に当接するリブが形成されてい
る。
【0015】このような構成において、第1の操作部を
指先で操作すると、その時に第1の操作部に加わる押圧
力は、補強板が反力として受け止め、この押圧力は、ハ
ウジングに逃がされる。この補強板は、第2の操作部と
の間に隙間を存して配置されているため、たとえこの補
強板が強い押圧力を受けて撓んだり、あるいはハウジン
グのねじれが補強板に伝えられても、第2の操作部に補
強板の撓みやハウジングのねじれが伝わることはない。
【0016】また、ハウジングの第2の壁は、リブを介
して補強板に当接しているため、ハウジングに第2の壁
を押圧するような力が作用しても、この力は補強板によ
って受け止められ、第2の壁が撓んだり、ねじれ難くな
る。
【0017】この結果、第2の操作部が外力の影響を受
け難くなるので、補強板に格別な補強を施す必要もなく
なり、補強板の構造を簡略化することができる。請求項
2によれば、上記請求項1に記載されたハウジングは、
上記第1の壁を含むハウジング本体と、このハウジング
本体に連結され、上記第2の壁を含む蓋と、を有し、上
記蓋は、合成樹脂材料にて構成され、上記ハウジング本
体は、上記蓋よりも剛性の高い金属材料にて構成されて
いる。
【0018】この構成によると、第1および第2の操作
部は、剛性の高い金属製のハウジング本体に固定される
ので、これら操作部の固定強度が増大する。しかも、第
1の操作部を操作した際の押圧力が補強板を介してハウ
ジング本体に伝えられても、この押圧力に容易に打ち勝
つことができ、ハウジング本体のねじれを防止できる。
【0019】請求項3によれば、上記請求項1に記載さ
れた第2の操作部は、指先で押圧される押圧部と、この
押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、この支持
板が上記ハウジング本体の第1の壁に固定されていると
ともに、この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形
成されている。
【0020】この構成によると、ハウジングがねじれた
としても、このねじれが押圧部に伝わり難くなり、第2
の操作部に対する外力の影響を極力排除することができ
る。請求項4によれば、上記請求項3に記載された第2
の操作部は、上記押圧部を押圧した際の歪みを検出する
スイッチにて構成されている。
【0021】この構成によると、ハウジングがねじれた
としても、第2の操作部への外力の影響が排除されるの
で、第2の操作部がハウジングのねじれを検知すること
はなく、この第2の操作部の誤動作を防止することがで
きる。
【0022】請求項5によれば、上記請求項3の記載に
おいて、上記リブは、上記押圧部を取り囲むような筒状
をなしている。この構成によると、第2の壁における押
圧部の周囲は、補強板によって支えられるので、この押
圧部の周囲を指先で押圧したとしても、この押圧力は補
強板によって受け止められる。そのため、第2の壁のね
じれや変形を防止することができ、第2の操作部に対す
る外力の影響を排除することができる。
【0023】請求項6によれば、上記請求項1に記載さ
れた第1の壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部
を有し、このガイド凹部の略中央部に上記第1の操作部
が配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹
部に対応した位置に配置されている。
【0024】この構成によると、指先を第2の操作部か
らずらして第2の壁に当てがう場合に、この指先の座り
が良好となり、ハウジングに指先が馴染み易くなる。し
かも、第2の操作部を指先で操作する際には、ガイド凹
部に沿わせて指先を移動すれば良く、第2の操作部を指
先で押圧する際の操作性が良好となる。
【0025】また、ガイド凹部に指先を当てがった場合
でも、このガイド凹部に対応した位置にはリブが存在す
るので、ガイド凹部に加わる押圧力を補強板で受け止め
ることができる。したがって、ガイド凹部のねじれや変
形を防止でき、第2の操作部に対する外力の影響を排除
できる。
【0026】また、上記目的を達成するため、請求項7
に記載された携帯形情報機器は、上面に情報を入力する
手段を有する筐体と;この筐体に支持されたディスプレ
イユニットと;を備えている。上記ディスプレイユニッ
トは、フラットなディスプレイ装置と、このディスプレ
イ装置を収容する箱状のハウジングと、を有し、このハ
ウジングは、上記ディスプレイ装置の画面を露出させる
開口部を有する前壁と、この前壁の背後に位置される後
壁と、を有し、上記ハウジングの後壁に指先で操作する
第1の操作部を配置するとともに、上記ハウジングの前
壁に、上記第1の操作部と向かい合うとともに、指先で
押圧する第2の操作部を配置し、これら第1の操作部と
第2の操作部との間には、上記第1の操作部を操作した
際に生じる押圧力を受け止める補強板が配置されてい
る。
【0027】そして、上記補強板、上記第1の操作部お
よび上記第2の操作部は、夫々上記後壁に固定するとと
もに、上記補強板と上記第2の操作部との間に隙間を形
成し、上記前壁の内面には、上記補強板に当接するリブ
が形成されている。
【0028】このような構成において、第1の操作部を
指先で操作すると、その時に第1の操作部に加わる押圧
力は、補強板が反力として受け止め、この押圧力は、ハ
ウジングの後壁に逃がされる。この補強板は、第2の操
作部との間に隙間を存して配置されているため、たとえ
この補強板が強い押圧力を受けて撓んだり、あるいはハ
ウジングのねじれが補強板に伝えられても、第2の操作
部に補強板の撓みやハウジングのねじれが伝わることは
ない。
【0029】また、ハウジングの前壁は、リブを介して
補強板に当接しているため、ハウジングに前壁を押圧す
るような力が作用しても、この力は補強板によって受け
止められ、前壁が撓んだり、ねじれ難くなる。
【0030】この結果、第2の操作部が外力の影響を受
け難くなるので、補強板に格別な補強を施す必要もなく
なり、補強板の構造を簡略化することができる。請求項
8によれば、上記請求項7に記載されたハウジングは、
上記後壁を含むディスプレイカバーと、このディスプレ
イカバーに連結され、上記前壁を含むディスプレイマス
クと、を有し、上記ディスプレイマスクは、合成樹脂材
料にて構成され、上記ディスプレイカバーは、上記ディ
スプレイマスクよりも剛性の高い金属材料にて構成され
ている。
【0031】この構成によると、第1および第2の操作
部は、剛性の高い金属製のディスプレイカバーに固定さ
れるので、これら操作部の固定強度が増大する。しか
も、第1の操作部を操作した際の押圧力がディスプレイ
カバーに伝えられても、この押圧力に容易に打ち勝つこ
とができ、ハウジングのねじれを防止できる。
【0032】請求項9によれば、上記請求項8の記載に
おいて、上記第2の操作部は、指先で押圧される押圧部
と、この押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、
この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されて
いるとともに、上記補強板および支持板は、上記ディス
プレイカバーに支持されている。
【0033】この構成によると、ハウジングがねじれた
としても、このねじれが押圧部に伝わり難くなり、第2
の操作部に対する外力の影響を極力排除することができ
る。請求項10によれば、上記請求項9の記載におい
て、上記ディスプレイマスクのリブは、押圧部を取り囲
むような筒状をなしている。
【0034】この構成によると、前壁における押圧部の
周囲は、補強板によって支えられるので、この押圧部の
周囲を指先で押圧した際に、この押圧力は補強板によっ
て受け止められる。そのため、前壁のねじれや変形を防
止することができ、第2の操作部に対する外力の影響を
排除することができる。
【0035】請求項11によれば、上記請求項8に記載
された前壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を
有し、このガイド凹部の略中央部に上記第2の操作部が
配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹部
に対応した位置に配置されている。
【0036】この構成によると、指先を第2の操作部か
らずらして前壁に当てがう場合に、この指先は円弧状に
湾曲されたガイド凹部に収まるので、この指先の座りが
良好となり、ハウジングに指先が馴染み易くなる。しか
も、第2の操作部を指先で操作する際には、ガイド凹部
に沿わせて指先を移動すれば良く、第2の操作部を指先
で押圧する際の操作性が良好となる。
【0037】また、ガイド凹部に指先を当てがった場合
でも、このガイド凹部に対応した位置にはリブが存在す
るので、ガイド凹部に加わる押圧力を補強板で受け止め
ることができる。したがって、ガイド凹部のねじれや変
形を防止でき、第2の操作部に対する外力の影響を排除
することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面
を参照して説明する。図1は、スーツのポケットに収容
し得るような大きさを有する超小型のポータブルコンピ
ュータ1を示している。このコンピュータ1は、偏平な
箱形の筐体22と、この筐体2に支持されたディスプレ
イユニット3とを備えている。
【0039】図1および図2に示すように、筐体2は、
平坦な底壁4aと、この底壁4aに連なる一対の側壁4
b,4c、後壁4dおよび上壁4eとを有している。上
壁4eは、底壁4aと略平行に配置されており、この上
壁4eの前部は、平坦なアームレスト5となっている。
【0040】図4に示すように、筐体2は、上記底壁4
aを含むロアハウジング7と、上記上壁4eを含むアッ
パハウジング8とを有している。ロアハウジング7は、
マグネシウム合金のような熱伝導性を有する金属材料に
て構成されている。本実施の形態におけるロアハウジン
グ7は、金属ダイカスト成型法とプラスティック射出成
型法とを合体した、いわゆるハイブリット成型法を用い
て製造される。この成型法では、チップ化されたマグネ
シウム合金のペレットをシリンダ内に供給し、このシリ
ンダ内で加熱しつつ攪拌することにより、マグネシウム
合金をスラリー状に形成する。そして、このスラリー化
されたマグネシウム合金を金型の成型空間に射出し、こ
の成型空間内で凝固させることで、所望の成型品を得る
ようになっている。
【0041】アッパハウジング8は、ABS樹脂のよう
な合成樹脂材料にて構成されている。このアッパハウジ
ング8は、ロアハウジング7に取り外し可能に連結され
ている。アッパハウジング8の上壁4eには、キーボー
ド装着部10が形成されている。このキーボード装着部
10には、情報を入力する手段としてのキーボード12
が配置されている。
【0042】筐体2は、バッテリ収容部2aを備えてい
る。バッテリ収容部2aは、上記アームレスト5の下方
において、筐体2の幅方向に延びている。このバッテリ
収容部2aには、バッテリパック13が取り外し可能に
収容されている。バッテリパック13は、コンピュータ
1を商用交流電源が得られない場所で使用する際に、そ
の駆動用電源として機能するものであり、コンピュータ
1に標準装備されている。
【0043】図4に示すように、筐体2の内部には、回
路基板6が収容されている。回路基板6は、ロアハウジ
ング7の底壁4aに複数のねじ9を介して固定されてお
り、この回路基板6に上記キーボード12およびバッテ
リパック13が電気的に接続されている。
【0044】アッパハウジング8の上壁4eの後端部に
は、第1および第2のディスプレイ支持部14a,14
bが形成されている。第1および第2のディスプレイ支
持部14a,14bは、筐体2の幅方向に離間して配置
されており、これらディスプレイ支持部14a,14b
の間に上記ディスプレイユニット3が支持されている。
【0045】図1に示すように、ディスプレイユニット
3は、カラー液晶ディスプレイ装置15と、このカラー
液晶ディスプレイ装置15を収容する偏平な箱状のハウ
ジング16とを備えている。カラー液晶ディスプレイ装
置15は、矩形状の表示画面17を有するフラットな板
状をなしている。ハウジング16は、ハウジング本体と
してのLCDカバー18と、蓋としてのLCDマスク1
9とを備えている。LCDカバー18とLCDマスク1
9とは、互いに連結されている。
【0046】LCDカバー18は、マグネシウム合金の
ような熱伝導性を有する金属材料にて構成されている。
本実施形態におけるLCDカバー18は、上記ロアハウ
ジング7と同様に、金属ダイカスト成型法とプラスティ
ック成型法とを合体した、いわゆるハイブリット成型法
を用いて製造される。このLCDカバー18は、第1の
壁としての後壁20を有している。この後壁20は、上
記筐体2の上壁4eと略同じ大きさを有しており、この
後壁20の中央部に上記カラー液晶ディスプレイ装置1
5がねじ止めされている。
【0047】LCDマスク19は、ABS樹脂のような
合成樹脂材料にて構成されている。このLCDマスク1
9は、第1の壁としての前壁21を有している。前壁2
1は、上記後壁20と略同じ大きさを有し、この前壁2
1の中央部に、上記表示画面17を露出させる開口部2
2が形成されている。
【0048】図5に示すように、LCDカバー18の内
部には、第1の回路基板24と第2の回路基板25とが
収容されている。第1の回路基板24は、上記カラー液
晶ディスプレイ装置15のバックライト用インバータ回
路を有している。この第1の回路基板24は、上記カラ
ー液晶ディスプレイ装置15の左側において、LCDカ
バー18の後壁20にねじ止めされている。第2の回路
基板25は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右
側において、LCDカバー18の後壁20にねじ止めさ
れている。そして、上記LCDマスク19の前壁21
は、後壁20と協働して上記第1および第2の回路基板
24,25を覆い隠している。
【0049】図1に示すように、ハウジング16の一端
部には、このハウジング16の幅方向に延びる連結部2
8が形成されている。連結部28は、LCDマスク19
の前壁21に連なる前半部分28aと、LCDカバー1
8の後壁20に連なる後半部分28bとを有している。
前半部分28aと後半部分28bとは、互いに突き合わ
されており、これら前半部分28aと後半部分28bと
の間に上記カラー液晶ディスプレイ装置15の一端部が
入り込んでいる。
【0050】連結部28は、上記筐体2のディスプレイ
支持部14a,14bの間に介在されている。図4に示
すように、連結部28の一端部は、ヒンジ装置30を介
して筐体2に支持されている。ヒンジ装置30は、ヒン
ジ軸31と、このヒンジ軸31の一端に回動可能に連結
された第1のブラケット32と、ヒンジ軸31の他端に
固定された第2のブラケット33とを備えている。
【0051】ヒンジ軸31は、第1のディスプレイ支持
部14aと連結部28との間に跨がって水平に配置され
ている。第1のブラケット32は、アッパハウジング8
の内部に収容され、このアッパハウジング8およびロア
ハウジング7に上記ねじ9を介して固定されている。第
2のブラケット33は、ディスプレイユニット3のハウ
ジング16の内部に導かれ、その後壁20にねじ止めさ
れている。
【0052】そのため、ディスプレイユニット3は、ヒ
ンジ軸31を支点として、上記アームレスト5やキーボ
ード12を上方から覆う閉じ位置と、キーボード12の
後方において起立する開き位置とに亘って回動可能に筐
体2に支持されている。
【0053】そして、図3に示すように、ディスプレイ
ユニット3を閉じ位置に回動させた状態では、剛性の高
い金属製のLCDカバー18がLCDマスク19の上方
に位置し、ハウジング16の上面を構成する。このこと
から、筐体2の底となるロアハウジング7も剛性の高い
金属製であることと合わせて、ディスプレイユニット3
を閉じた時には、コンピュータ1の外周部分の大部分が
金属となる。
【0054】よって、コンピュータ1を携帯している時
に、このコンピュータ1に外方から圧力が加わっても、
この圧力に充分に対抗することができ、筐体2やディス
プレイユニット3が破損し難くなる。
【0055】図2および図3に示すように、ディスプレ
イユニット3のハウジング16の後壁20には、第1の
操作部としての一対のクリックスイッチボタン40a,
40bが配置されている。クリックスイッチボタン40
a,40bは、コマンドの実行および取り消しを行なう
ためのものである。これらクリックスイッチボタン40
a,40bは、後壁20の右端部に配置され、ディスプ
レイユニット3を開き位置に回動させた状態では、上下
に並んで位置されている。そのため、クリックスイッチ
ボタン40a,40bは、コンピュータ1の使用中にお
いて、右手の中指および人差し指で押圧操作される。
【0056】図6に示すように、後壁20は、クリック
スイッチボタン40a,40bに対応した位置に、一対
の通孔42a,42bを有している。通孔42a,42
bは、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右側であ
り、かつ、上記第2の回路基板25の下側に位置されて
おり、これら通孔42a,42bにLCDカバー18の
内側からクリックスイッチボタン40a,40bが嵌め
込まれている。
【0057】クリックスイッチボタン40a,40b
は、合成樹脂材料にて構成されている。これらクリック
スイッチボタン40a,40bは、一対の支持部44を
介して互いに連結されている。各支持部44は、蛇行状
に湾曲された弾性変形部44aと、この弾性変形部44
aの中間に位置された中空筒状のボス部45とを備えて
いる。ボス部45は、後壁20の内面から延びる複数の
係合突起46の一部に嵌合されており、この嵌合によ
り、クリックスイッチボタン40a,40bがLCDカ
バー18に位置決め保持されている。そして、この場
合、ボス部45とクリックスイッチボタン40a,40
bとの間には、弾性変形部44aが位置するため、クリ
ックスイッチボタン40a,40bは、一定のストロー
クで変位可能にLCDカバー18に保持されている。
【0058】LCDカバー18には、補強板としてのス
イッチプレート47が支持されている。スイッチプレー
ト47は、平坦な板金材にて構成され、このスイッチプ
レート47の外周部分には、複数の係合孔49と一対の
通孔50a,50bとが開口されている。係合孔49
は、上記係合突起46に対応した位置に配置されてお
り、これら係合孔49に係合突起46を係合させること
で、スイッチプレート47がLCDカバー18の後壁2
0に位置決めされている。
【0059】スイッチプレート47の通孔50a,50
bは、後壁20の内面から延びる一対の第1の取り付け
座51a,51bに対応している。これら通孔50a,
50bには、夫々ねじ52が挿通されている。ねじ52
は、第1の取り付け座51a,51bにねじ込まれてお
り、このねじ込みにより、スイッチプレート47がLC
Dカバー19の後壁20に固定されている。
【0060】また、スイッチプレート47の中央部に
は、連通孔53が開口されている。この連通孔53は、
後壁20の内面と向かい合っており、この後壁20の内
面には、第2の取り付け座55が突設されている。図7
に示すように、第2の取り付け座55の先端は、上記連
通孔53を貫通して、上記スイッチプレート47から僅
かに突出されている。
【0061】図9に示すように、スイッチプレート47
は、クリックスイッチボタン40a,40bと向かい合
う第1の面47aと、LCDマスク19の前壁21と向
かい合う第2の面47bとを有している。スイッチプレ
ート47の第1の面47aには、配線基板57が重ね合
わされている。配線基板57は、上記第2の回路基板2
5に接続されており、この配線基板55の中央部には、
上記第2の取り付け座55が貫通する貫通孔58が形成
されている。
【0062】配線基板55上には、シート状をなす一対
のクリックスイッチ60a,60bが配置されている。
クリックスイッチ60a,60bは、上記クリックスイ
ッチボタン40a,40bの押圧突起61と向かい合っ
ている。
【0063】このため、クリックスイッチボタン40
a,40bを人差し指あるいは中指の指先で押圧する
と、その押圧突起61がクリックスイッチ60a,60
bに当接し、これらクリックスイッチ60a,60bが
ON・OFF操作されるようになっている。そして、こ
れらクリックスイッチボタン40a,40bの押圧力
は、上記スイッチプレート47が反力として受け止め、
この力はLCDカバー18に逃がされるようになってい
る。
【0064】図2図3および図9に示すように、LCD
カバー18の後壁20は、クリックスイッチボタン40
a,40bに対応した位置に一対の第1のガイド凹部6
2a,62bを有している。第1のガイド凹部62a,
62bは、右手の人差し指あるいは中指の指先を収める
ためのもので、後壁20の外面から滑らかな曲率を描い
て凹んでいる。そして、これら第1のガイド凹部62
a,62bの底に上記クリックスイッチボタン40a,
40bが位置されている。
【0065】そのため、ガイド凹部62a,62bに収
めた指先を、ガイド凹部62a,62bに沿って移動さ
せれば、この指先がクリックスイッチボタン40a,4
0bに導かれるようになっている。
【0066】図1に示すように、ディスプレイユニット
3のハウジング16の前壁21には、第2の操作部とし
てのポインティングデバイス65が配置されている。ポ
インティングデバイス65は、ポインタを表示画面17
上の所望の位置に移動させるためのものであり、前壁2
1の右端部に位置されている。そのため、ポインティン
グデバイス65は、ディスプレイユニット3を開き位置
に回動させた時に、オペレータと向かい合うようになっ
ており、コンピュータ1の使用中においては、右手の親
指で押圧操作される。
【0067】図6ないし図8に示すように、ポインティ
ングデバイス65は、ポインティングスティック66
と、このポインティングスティック66を支持する板金
製の平坦な支持板67とを備えている。ポインティング
スティック66は、剛体にて構成された円盤状の押圧部
68を有し、この押圧部68は上記支持板67に移動不
能に支持されている。このポインティングスティック6
6は、押圧部68を指先で押圧した際に生じる歪みを検
出するための検出素子(図示せず)を含むスイッチであ
り、この検出素子は、上記押圧部68の近傍に位置され
ている。
【0068】支持板67は、上記スイッチプレート47
よりも小さな形状を有し、このスイッチプレート47の
第2の面47bと向かい合っている。支持板67は、一
対の位置決め孔70a,70bと、一つのねじ挿通孔7
1とを有している。位置決め孔70a,70bは、上記
後壁20の係合突起46に対応した位置に形成されてお
り、これら位置決め孔70a,70bを係合突起46に
係合させることで、支持板67がLCDカバー18の後
壁20に位置決めされている。
【0069】また、ねじ挿通孔71は、上記押圧部68
の近傍に配置され、上記スイッチプレート47の連通孔
53に連なっている。このねじ挿通孔71には、ねじ7
2が挿通されている。ねじ72は、上記LCDカバー1
8の第2の取り付け座55にねじ込まれている。このね
じ込みにより、ねじ挿通孔71の開口縁部が第2の取り
付け座55の先端面に押し付けられ、支持板67がLC
Dカバー18の後壁20に固定されている。
【0070】この場合、第2の取り付け座55の先端面
は、スイッチプレート47の第2の面47bから僅かに
突出しているので、図9に示すように、支持板67とス
イッチプレート47との間には、0.5〜0.6mm程
度の隙間Sが形成されている。
【0071】したがって、ポインティングデバイス65
と上記スイッチプレート47とは、個々に独立してLC
Dカバー18に支持されており、このポインティングデ
バイス65と上記クリックスイッチボタン40a,40
bとは、互いに背中合わせの状態で配置されている。
【0072】なお、支持板67には、上記検出素子に接
続されたフレキシブルな配線板75が取り付けられてお
り、この配線板75は、上記第2の回路基板25に接続
されている。
【0073】図10に示すように、LCDマスク19の
前壁21は、ポインティングスティック66に対応した
位置に、通孔77を有している。通孔77は、上記カラ
ー液晶ディスプレイ装置15の右側であり、かつ、上記
第2の回路基板25の下側に位置されており、この通孔
77に上記ポインティングスティック66の押圧部68
が嵌め込まれている。
【0074】LCDマスク19の前壁21は、ポインテ
ィングスティック66の押圧部68に対応した位置に第
2のガイド凹部78を有している。第2のガイド凹部7
8は、右手の親指の指先を収めるためのもので、前壁2
1の外面から滑らかな曲率を描いて凹んでいる。そし
て、この第2のガイド凹部78の底に上記ポインティン
グスティック66の押圧部68が位置されている。その
ため、ガイド凹部78に収めた指先を、このガイド凹部
78に沿って移動させれば、指先がポインティングステ
ィック66の押圧部68に導かれるようになっている。
【0075】図9や図10に示すように、LCDマスク
19の前壁21の内面には、リブ80が形成されてい
る。リブ80は、ガイド凹部78に対応した位置に形成
されており、上記通孔77およびポインティングスティ
ック66の押圧部68を取り囲むような中空円筒状をな
している。このリブ80の先端は、上記スイッチプレー
ト47の第2の面47bに当接されている。
【0076】なお、LCDマスク19の前壁21には、
コンピュータ1のメインスイッチ81が配置されてお
り、このメインスイッチ81は、上記第2の回路基板2
5に支持されている。
【0077】ディスプレイユニット3の内部の第1およ
び第2の回路基板24,25は、ケーブル85を介して
上記筐体2の回路基板6に接続されている。ケーブル8
5は、フレキシブルなプリント配線板にて構成され、上
記ハウジング16の連結部28の右端部から上記第2の
ディスプレイ支持部14bの内側を通して筐体2の内部
に導かれている。
【0078】図5や図6に示すように、LCDカバー1
8の後壁20には、合成樹脂製のケーブルガイド86が
取り付けられている。ケーブルガイド86は、上記連結
部28の右端部と第2のディスプレイ支持部14bとの
間において、ケーブル85の挿通経路をガイドするため
のものである。このケーブルガイド86は、箱状をなす
第1のガイド部87と、この第1のガイド部87に連な
る中空筒状の第2のガイド部88とを一体に有し、これ
ら第1および第2のガイド部87,88の内部にケーブ
ル85が挿通配置されている。
【0079】第1のガイド部87は、上記カラー液晶デ
ィスプレイ装置15の右側部に沿うような姿勢でLCD
カバー18の後壁20にねじ止めされている。この第1
のガイド部87は、上記第2のガイド部88に連なる端
部がハウシング16の連結部28に導かれている。第2
のガイド部88は、連結部28の右端面を貫通してハウ
ジング16の外方に水平に導出されており、この第2の
ガイド部88は、上記ヒンジ軸31と同軸上に位置され
ている。
【0080】図12に示すように、連結部28の右端面
は、第2のディスプレイ支持部14bの端面と向かい合
っている。この第2のディスプレイ支持部14bの端面
には、嵌合孔90が形成されており、この嵌合孔90に
上記第2のガイド部88が回動可能に嵌合されている。
第2のガイド部88の大部分は、第2のディスプレイ支
持部14bの内側に導入されており、この第2のガイド
部88の周面には、筐体2の内部に開口するスリット9
1(図11および図13に示す)が形成されている。
【0081】図13に示すように、ケーブル85は、第
2のガイド部88の内側において、折り畳まれている。
このケーブル85は、上記スリット91を通じて導出さ
れた帯状の延長部92を有している。延長部92は、第
2のガイド部88の外周面に数ターン巻回された後に、
筐体2の内部に導出されており、この延長部92の先端
の端子部92aが上記回路基板6上のディスプレイコネ
クタ93に接続されている。
【0082】また、図13に示すように、ケーブルガイ
ド86の表面は、導電性を有するメッキ層94によって
覆われている。このメッキ層94は、上記ハウジング1
6の連結部28と第2のディスプレイ支持部14bとの
間に跨がるケーブル85を外側から覆っている。
【0083】図12に示すように、第2のガイド部88
の先端は、筐体2の右側の側壁4cに隣接されている。
この側壁4cの内側には、金属製の補強パネル96が配
置されている。補強パネル96は、上記ねじ9を介して
回路基板6に固定されており、この補強パネル96は、
回路基板6のグランド配線層(図示せず)に接してい
る。
【0084】図11に示すように、補強パネル96に
は、金属製のアースばね97が取り付けられている。こ
のアースばね97の先端は、上記第2のガイド部88の
先端に接している。そのため、ケーブルガイド86のメ
ッキ層94は、アースばね97および補強パネル96を
介して上記回路基板6のグランド配線層に電気的に接続
されている。
【0085】この結果、ケーブル85を外側から覆うメ
ッキ層94が筐体2に接地されるので、高速の信号が流
れるケーブル85がディスプレイユニット3と筐体2と
に跨がるにも拘らず、このケーブル85をシールドする
ことができる。
【0086】このような構成のコンピュータ1におい
て、クリックスイッチボタン40a,40bおよびポイ
ンティングスティック66を操作するには、図1や図2
に示すように、ディスプレイユニット3を閉じ位置から
開き位置に回動させ、そのハウジング16をキーボード
12の後方において起立させる。
【0087】そして、ハウジング16の第1のガイド凹
部62a,62bに右手の人差し指および中指の指先を
収めるとともに、第2のガイド凹部78に親指の指先を
収める。この場合、第1および第2のガイド凹部62
a,62b,78は、夫々ハウジング16の後壁20お
よび前壁21から滑らかな曲率を描いて凹んでいるの
で、指先の座りが良好となり、指先がハウジング16に
馴染み易くなる。
【0088】しかも、クリックスイッチボタン40a,
40b又はポインティングスティック66を押圧するに
は、指先を第1および第2のガイド凹部62a,62
b,78に沿わせて移動させれば良く、上記指先の座り
が良好となることと合わせて、クリックスイッチボタン
40a,40b又はポインティングスティック66を押
圧する際の操作感が改善される。
【0089】クリックスイッチボタン40a,40bを
指先で押圧すると、その支持部44の弾性変形部44a
が変形し、クリックスイッチボタン40a,40bが一
定のストロークで押し込まれる。そのため、クリックス
イッチボタン40a,40bの押圧突起61がクリック
スイッチ60a,60bに接触し、これらクリックスイ
ッチ60a,60bがON又はOFFされる。
【0090】クリックスイッチボタン40a,40bの
押圧突起61がクリックスイッチ60a,60bに当接
すると、このクリックスイッチ60a,60bを有する
配線基板57は、スイッチプレート47に重ね合わされ
ているので、クリックスイッチボタン40a,40bを
押圧した際の押圧力は、上記スイッチプレート47が反
力として受け止める。そして、この押圧力は、金属製の
LCDカバー18に逃がされる。
【0091】クリックスイッチボタン40a,40bと
ポインティングスティック66とは、スイッチプレート
47を挾んで背中合わせの状態で配置されているため、
スイッチプレート47が強い押圧力を受けて撓んでしま
うと、ポインティングスティック66の検出素子がスイ
ッチプレート46の撓みを歪として検出してしまい、ポ
インタが誤動作する虞がある。
【0092】しかるに、上記構成によると、スイッチプ
レート47とポインティングスティック66を支持する
支持板67との間には、隙間Sが形成されているため、
スイッチプレート47が強い押圧力を受けて撓んだとし
ても、このスイッチプレート47の撓みは、隙間Sの部
分で吸収され、ポインティングスティック66の支持板
67に伝わることはない。
【0093】よって、ポインティングスティック66の
検出素子がスイッチプレート46の撓みの影響を受ける
ことはなく、ポインタの不所望な移動を防止することが
できる。それとともに、スイッチプレート47に格別な
補強を施す必要もなくなるので、このスイッチプレート
47の構造を簡略化することができ、限られた大きさの
ハウジング16の内部に、クリックスイッチボタン40
a,40bとポインティングスティック66とを背中合
わせの状態で配置する場合に好都合となる。
【0094】そして、本実施の形態では、LCDカバー
18が金属製であるため、クリックスイッチボタン40
a,40b、ポインティングデバイス65およびスイッ
チプレート47の取り付け強度が向上する。加えて、ク
リックスイッチボタン40a,40bを押圧した際の押
圧力がスイッチプレート47を介してLCDカバー18
に伝えられても、このLCDカバー18自体の剛性が高
いために、上記押圧力に容易に打ち勝つことができ、L
CDカバー18のねじれを防止することができる。
【0095】よって、LCDカバー18のねじれがポイ
ンティングスティック66の検出素子によって検出され
ることはなく、ポインタの誤動作を防止できる。また、
この種のコンピュータ1においては、ポインティングス
ティック66を親指で操作した後、人差し指あるいは中
指でクリックスイッチボタン40a,40bを押圧する
といった使い方が頻繁に行なわれる。この場合、オペレ
ータは、人差し指または中指でクリックスイッチボタン
40a,40bを押す際に、親指をポインティングステ
ィック66の押圧部68からずらして前壁21の第2の
ガイド凹部78に当てがい、人差し指または中指との間
でハウジング16を挾み込む動作を行なうことが多い。
そのため、ポインティングスティック66が配置された
前壁21に押圧力が加わり、前壁21のねじれや変形の
原因となる虞があり得る。
【0096】しかるに、上記構成によると、前壁21の
内面には、ポインティングスティック66の押圧部68
を取り囲むような円筒状のリブ80が形成され、このリ
ブ80の先端が上記スイッチプレート47に当接されて
いるので、前壁21に加わる押圧力をスイッチプレート
47によって受け止めることができる。
【0097】したがって、前壁21のうち、押圧部68
に対応する部分のねじれあるいは変形を防止することが
でき、この前壁21のねじれがポインティングスティッ
ク66の検出素子によって検出されることはない。よっ
て、ポインティングスティック66に対する外力の影響
を極力排除することができ、ポインタの誤動作を防止す
ることができる。
【0098】なお、上記実施の形態においては、ディス
プレイユニットのLCDカバーを金属製としたが、本発
明はこれに限らず、LCDマスクと同様に合成樹脂製と
しても良い。
【0099】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、第1の操
作部に加わる押圧力を受け止める補強板が強い押圧力を
受けて撓んだり、あるいはハウジングがねじれとして
も、第2の操作部に補強板の撓みやハウジングのねじれ
が伝わることはない。しかも、ハウジングの第2の壁
(前壁)は、リブを介して補強板に当接しているため、
ハウジングに第2の壁(前壁)を押圧するような力が作
用しても、この力は補強板によって受け止められ、第2
の壁(前壁)が撓んだり、ねじれ難くなる。このため、
第2の操作部に対する外力の影響を極力排除することが
できるので、補強板に格別な補強を施す必要もなくな
り、補強板の構造を簡略化することができる。
【0100】したがって、限られた大きさのハウジング
の内部に、第1の操作部と第2の操作部とを補強板を挾
んで背中合わせの状態で配置する場合に好都合となり、
ハウジングの小型・軽量化にも無理なく対応できるとい
った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポータブルコンピュ
ータにおいて、そのディスプレイユニットを開き位置に
回動させ、親指でポインティングスティックを操作する
状態を示す斜視図。
【図2】ディスプレイユニットを開き位置に回動させ、
人差し指および中指でクリックスイッチボタンを操作す
る状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】ディスプレイユニットを閉じ位置に回動させた
状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図4】ポータブルコンピュータの筐体の断面図。
【図5】ディスプレイユニットのLCDカバーにカラー
液晶ディスプレイ装置やポインティングデバイスを装着
した状態を示す斜視図。
【図6】LCDカバーとクリックスイッチボタン、スイ
ッチプレートおよびポインティングデバイスとの位置関
係を分解して示す斜視図。
【図7】スイッチプレートとポインティングデバイスと
の関係を分解して示す斜視図。
【図8】ポインティングデバイスの斜視図。
【図9】ポインティングデバイスおよびクリックスイッ
チボタンの取り付け部分を示す断面図。
【図10】LCDマスクを内側から見た斜視図。
【図11】ケーブルガイドとアースばねとの関係を示す
斜視図。
【図12】ケーブルガイドと筐体との位置関係を示す断
面図。
【図13】図12のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
2…筐体 3…ディスプレイユニット 12…入力手段(キーボード) 15…ディスプレイ装置(カラー液晶ディスプレイ装
置) 16…ハウジング 20…第1の壁(後壁) 21…第2の壁(前壁) 22…開口部 40a,40b…第1の操作部(クリックスイッチボタ
ン) 47…補強板(スイッチプレート) 66…第2の操作部(ポインティングスティック) 80…リブ S…隙間

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の壁と、この第1の壁と向かい合う
    第2の壁と、を有する箱状のハウジングと;このハウジ
    ングの第1の壁に配置され、指先で操作する第1の操作
    部と;上記ハウジングの第2の壁に配置され、上記第1
    の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の
    操作部と;上記第1の壁に固定され、上記第1の操作部
    と第2の操作部との間に介在されるとともに、上記第1
    の操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強
    板と;を備えており、 上記第1および第2の操作部は、夫々上記第1の壁に固
    定するとともに、上記補強板と上記第2の操作部との間
    に隙間を形成し、上記第2の壁の内面には、上記補強板
    に当接するリブを形成したことを特徴とする携帯形情報
    機器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記ハウジン
    グは、上記第1の壁を含むハウジング本体と、このハウ
    ジング本体に連結され、上記第2の壁を含む蓋と、を有
    し、上記蓋は、合成樹脂材料にて構成され、上記ハウジ
    ング本体は、上記蓋よりも剛性の高い金属材料にて構成
    されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記第2の操
    作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持
    する金属製の支持板と、を有し、この支持板は上記ハウ
    ジング本体の第1の壁に固定されているとともに、この
    支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されている
    ことを特徴とする携帯形情報機器。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記第2の操
    作部は、上記押圧部を押圧した際の歪みを検出するスイ
    ッチであることを特徴とする携帯形情報機器。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、上記リブは、
    上記押圧部を取り囲むような筒状をなしていることを特
    徴とする携帯形情報機器。
  6. 【請求項6】 請求項1の記載において、上記第1の壁
    は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、この
    ガイド凹部の略中央部に上記第1の操作部が配置されて
    いるとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した
    位置に配置されていることを特徴とする携帯形情報機
    器。
  7. 【請求項7】 上面に情報を入力する手段を有する筐体
    と;この筐体に支持されたディスプレイユニットと;を
    備え、 上記ディスプレイユニットは、フラットなディスプレイ
    装置と、このディスプレイ装置を収容する箱状のハウジ
    ングと、を有し、このハウジングは、上記ディスプレイ
    装置の画面を露出させる開口部を有する前壁と、この前
    壁の背後に位置される後壁と、を有し、 上記ハウジングの後壁に指先で操作する第1の操作部を
    配置するとともに、上記ハウジングの前壁に、上記第1
    の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の
    操作部を配置した携帯形情報機器において、 上記第1の操作部と第2の操作部との間に、上記第1の
    操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強板
    を配置し、 これら補強板、第1の操作部および上記第2の操作部
    は、夫々上記後壁に固定するとともに、上記第2の操作
    部と上記補強板との間に隙間を形成し、 上記前壁の内面には、上記補強板に当接するリブを形成
    したことを特徴とする携帯形情報機器。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、上記ハウジン
    グは、上記後壁を含むディスプレイカバーと、このディ
    スプレイカバーに連結され、上記前壁を含むディスプレ
    イマスクと、を有し、上記ディスプレイマスクは、合成
    樹脂材料にて構成され、上記ディスプレイカバーは、上
    記ディスプレイマスクよりも剛性の高い金属材料にて構
    成されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記第2の操
    作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持
    する金属製の支持板と、を有し、この支持板と上記補強
    板との間に上記隙間が形成されているとともに、上記補
    強板および支持板は、上記ディスプレイカバーに支持さ
    れていることを特徴とする携帯形情報機器。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、上記ディス
    プレイマスクのリブは、押圧部を取り囲むような筒状を
    なしていることを特徴とする携帯形情報機器。
  11. 【請求項11】 請求項7の記載において、上記前壁
    は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、この
    ガイド凹部の略中央部に上記第2の操作部が配置されて
    いるとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した
    位置に配置されていることを特徴とする携帯形情報機
    器。
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