JPH109796A - 冷却水温度のマトリックス制御方法 - Google Patents
冷却水温度のマトリックス制御方法Info
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Abstract
冷水の温度を安定化するために、冷却塔1から冷凍機2
に供給する冷却水の温度を安定化することを目的とす
る。 【解決手段】冷凍機2に冷水温度センサー3を配設す
る。冷凍機2の給水管22に冷却水温度センサー4を配
設する。冷却塔1の送風機eのファンの回転数を2段階
に切り換えて弱運転と強運転とを切り替えれるようにす
る。4台の冷却塔1について、弱運転、強運転およびフ
ァンの停止の各運転状況の組み合わせにより、冷却塔1
の冷却能力を9段階に設定する。制御装置5により、5
分毎に冷水温度センサー3で検出した回収される冷水の
温度に基づいて冷凍機2における負荷変動率を検出す
る。この負荷変動率、冷却水温度センサー4で検出した
冷却水温度およびその変化温度の3つのパラメータを検
出する。検出したパラメータに対応して冷却能力の切換
え段数のデータを読み出し、冷却塔1における冷却能力
を切り換えて、冷却水の温度を制御する。切換え段数を
複数段で切換え可能にしておく。
Description
を使用する装置と冷却塔との間で冷却水を循環させ、こ
の冷却塔から冷凍機などに供給する冷却水の温度を制御
する冷却水温度のマトリックス制御方法に関する。
水は冷凍機から供給され、この冷凍機は屋外に設置され
た冷却塔から供給される冷却水を使用して運転されてい
る。例えば図3に示したように、屋上に設置された冷却
塔1は、冷凍機2に対して冷却水Aを供給するととも
に、冷凍機2で熱交換により暖められた冷却水Bを回収
し、これを冷却して再び冷却水Aとして冷凍機2に供給
する。
冷却水Aを使用して冷水を冷却し、この冷却した冷水
A′をビルなどの施設10に供給するとともに、施設1
0で温められた冷水B′を回収し、これを冷却水Aとの
熱交換により冷却して再び冷水A′として施設10に供
給する。なお、平常は、冷却塔1で冷却された冷却水A
は20℃程度であり、冷凍機2から冷却塔1に回収され
る冷却水は26℃程度である。また、冷凍機2から施設
10に供給される冷水A′は7℃程度であり、施設10
から冷凍機2に回収される冷水は14℃程度である。
設に供給する冷水の温度の安定化が図れると、ビルや工
場の空調の安定化、一定温度の冷水を必要とするプロセ
スでの操作の安定化、および、熱供給事業における冷熱
の安定供給が可能となる。このため、冷水温度の安定化
が要求されている。
凍機の運転に着目すると、冷却水の温度が高い場合には
冷凍機の冷却効率は低くなり、冷却水の温度を低下させ
れば冷却効率は高くなる。また、冷却水の温度変化が緩
慢であれば、冷凍機自体の自動制御の働きにより冷水温
度を一定に制御することができるが、冷却水に大きな温
度変化があると冷凍機で供給する冷水の温度が設定値か
ら大きく外れてしまうという問題がある。このように、
冷凍機で使用される冷却水の温度を制御することは、冷
水温度の安定化にとって重要な要素となる。
Bを散水しながらこの冷却水Bに送風機で外気を送風し
て該冷却水を冷却するようになっており、送風機の駆動
台数や回転数を変えることにより冷却塔1の冷却能力を
段階的に変えることができる。そして、このような冷却
塔により冷却水の温度を制御するために、従来は、冷却
水の温度が設定温度からある範囲以上外れた場合に冷却
塔の現在の冷却能力を1段づつ変えることで対応してい
る。
従来の冷却水の温度制御方法は、冷却水の温度が設定温
度からある程度外れてからのフィードバック制御であ
り、この設定温度から外れることが制御タイミングとな
っている。このため応答性が悪いという問題がある。特
に、ビルや工場などの施設の立ち上げ時のように、冷凍
機に急激な負荷変動が生じて冷却水に大きな温度変化が
生じた場合に冷却水温度を安定化させるのに時間を要
し、十分に対応できないという問題がある。本発明は、
冷凍機などで使用する冷却水の大きな温度変化にも十分
対応して、冷却水の温度を安定化させることを課題とす
る。
めになした本発明の請求項1の冷却水温度のマトリック
ス制御方法は、冷却水を熱交換源として使用する装置と
冷却塔との間で冷却水を循環させ、該冷却塔で上記装置
から回収した冷却水を冷却することにより、上記装置に
供給する冷却水の温度を制御する冷却水の温度制御方法
であって、前記冷却塔の冷却能力を段階的に複数段設定
するとともに、該冷却能力を増減させる切換え段数を、
前記冷却塔から前記装置に供給する冷却水の変化温度を
含む複数のパラメータの組み合わせに対応させておき、
前記複数のパラメータを検出し、該検出した複数のパラ
メータに対応する前記切換え段数に基づいて前記冷却塔
の冷却能力を複数段の段数で増減可能にしたことを特徴
とする。
ス制御方法は、請求項1の構成を備えるとともに、前記
複数のパラメータを、前記冷却塔から前記装置に供給す
る冷却水の変化温度、上記装置に供給する冷却水の現在
温度、および、上記装置における熱交換にかかる負荷の
負荷変動率の3つのパラメータとしたことを特徴とす
る。
ス制御方法にあっては、請求項1または請求項2の構成
を備えることともに、前記冷却水を使用する装置は、他
の施設との間で冷水を循環させる冷凍機であり、該冷凍
機に供給する上記冷却水の温度制御に適用したことを特
徴とする。
リックス制御方法によれば、冷却塔から前記装置に供給
する冷却水の変化温度を1つのパラメータとするので、
例えば冷凍機における負荷が急変したときの急激な冷却
水温度変化に対応できる。また、検出した複数のパラメ
ータに対応して冷却塔の冷却能力を複数段の段数で増減
可能になるので、急激な冷却水温度変化に迅速に対応す
ることができる。さらに、複数のパラメータに基づいて
冷却能力を増減するので、通常の温度制御にも対応させ
るとともに、幅広い要因に対応させて温度制御を行うこ
とができる。また、複数のパラメータの組み合わせに対
応して記憶している切換え段数の記憶内容を変更するこ
とにより、環境に応じた制御特性を容易に設定すること
ができる。
ス制御方法によれば、冷却水の変化温度、現在温度およ
び冷却水を使用する装置の負荷変動率の3つのパラメー
タに基づいて制御するので、例えば冷凍機における負荷
の急変から予測される急激な冷却水温度変化に対応する
ことができる。
ス制御方法によれば、冷却水の緩慢な温度変化に対して
は冷凍機自体で冷水温度の制御を行えるので、冷凍機に
おける上記施設から回収した冷水を冷却するために加わ
る負荷の負荷変動率に基づいて冷却水の急激な温度変化
に対応するだけでよい。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係
る冷却水温度のマトリックス制御方法を適用したプラン
ト冷却システムのブロック図である。図2は実施例にお
ける冷却塔の側断面概略図である。
a、散水管b、散水ノズルc、充填物d、送風機e、駆
動装置f、冷却水槽g、送水管h、送水ポンプiを備え
ており、冷凍機1で温められた冷却水Bは給水管aを経
て冷却塔1内へ送られ、散水管bと散水ノズルcで充填
物d上に均一に散水される。送風機eは駆動装置fで駆
動され、冷却塔1内に外気Cが吸引される。充填物d内
では、散水された冷却水Bは、冷却塔1内に吸引された
外気Cと直接気液接触して冷却され、充填物dの下方の
冷却水槽gに溜められて送水ポンプiによって送水管h
を通って冷却液Aとして冷凍機2に送られる。なお、図
1に示したように、冷却塔1は散水管bと送風機eを複
数備えている。
1を4台備えており、各冷却塔1の給水管aは冷凍機2
の排出管21に連結され、送水管hは冷凍機2の給水管
22に接続されている。そして、冷凍機2で26℃程度
に温められた冷却水はポンプ23により排出管21と給
水管aを通って各冷却塔1内に送られ、冷却塔1で20
℃程度に冷却された冷却水は各冷却塔1の送水ポンプi
により送水管hと給水管22を通って冷凍機2に送られ
る。
ともに、施設から送られてくる温められた冷水を冷却塔
1から供給される冷却水との熱交換により冷却する。ま
た、この冷凍機2は、冷却塔1から供給される冷却水の
緩慢な温度変化に対して、上記冷水の温度を略一定に保
つ自動制御の能力を備えている。
度を検出する冷水温度センサー3が配設され、冷凍機2
の給水管22には冷却塔1から供給される冷却水の温度
を検出する冷却水温度センサー4が配設されている。こ
の冷水温度センサー3と冷却水温度センサー4はそれぞ
れ制御装置5に接続され、制御装置5はこれらの温度セ
ンサーにより、冷水温度と冷却水温度およびこれらの変
化温度を検出する。なお、制御装置5は、冷水温度とそ
の変化温度により冷凍機2における負荷変動率を検出す
る。
順にユニット番号「I,II,III ,IV」が割り当てられ
ており、制御装置5は、各ユニットを識別して各冷却塔
1の駆動装置fを介して各送風機eを制御する。冷却塔
1の駆動装置fは、送風機eの駆動と停止の他に、送風
機eのファンの回転数を低速回転と高速回転の2段階に
切換え駆動できるようになっており、制御装置5は、各
駆動装置fに指令信号を出力することにより、送風機e
の停止、ファンの低速回転(以後、「弱運転」とい
う。)、および、ファンの高速回転(以後、「強運転」
という。)を切り換え制御する。なお、冷却塔1の冷却
能力は、弱運転のとき低く、強運転のとき高くなる。
り、この制御装置5には、次表1に示したように、ユニ
ット番号「I,II,III ,IV」で示される各冷却塔1の
送風機eの運転状況(停止,弱運転,強運転)の組み合
わせのデータが、各冷却塔1の全体としての冷却能力を
9段に分けた段数のデータに対応させて記憶されてい
る。
うに、冷凍機2における負荷変動率を場合分けした3段
階の負荷状態、冷凍機2に供給される冷却水の現在温度
Tの設定値Sを基準にした複数の温度範囲、および、同
冷却水の変化温度Δtの複数の温度範囲のそれぞれの組
み合わせに対応して、冷却塔1における冷却能力の切換
え段数のデータ(3,2,1,0,−1,−2)がマト
リックス状に記憶されている。
応じて冷凍機2における負荷は異なるが、表2の3段の
負荷状態において、「負荷急変時」は、ビルや工場など
の施設における空調の立ち上げ時などのように、施設か
ら回収される冷水の温度が急変して冷凍機2における負
荷変動が大きくなった場合に対応し、「負荷定常時」
は、空調の通常運転時のように安定した状態に対応し、
「無負荷時」は、夜間など空調の運転停止時などに対応
している。
冷凍機2に供給する冷却水の目標温度(例えば20℃)
を設定値とし、この設定値の前後の値により設定されて
いる。なお、この設定値は運転開始時に入力設定された
値である。また、冷却水の変化温度Δtは、5分前から
の変化温度である。また、切換え段数のデータは、例え
ば「+n」はn段増、「−n」はn段減、「0」は現状
保持に対応している。
度センサー3で検出した冷凍機2における負荷変動率
と、冷却水温度センサー4で検出した冷却水の現在温度
Tおよび変化温度Δtをパラメータとし、各パラメータ
に対応する冷却能力の切換え段数のデータを5分毎に求
め、この切換え段数を現在の段数に加算することにより
冷却能力の段数を更新して冷却水の温度を制御する。な
お、運転開始時の段数は、前回停止時の段数など予め求
められている段数を設定し、その段数に基づいて運転を
開始する。
設定温度から高く外れるほど切換え段数が大きくなって
おり、冷却能力が高まる傾向が大きくなっている。ま
た、変化温度Δtが小さいときは現状保持で、変化温度
Δtの絶対値が大きくなるほど切換え段数が大きくなっ
ており、冷却能力を高めたり低めたりする傾向が大きく
なっている。これにより、冷却水の急激な変化に応じた
制御を行うことができる。さらに、冷凍機2の負荷変動
率に対応した切換え段数を用いているので、冷凍機2に
おける負荷が急変しても、予測される冷却水の急激な温
度上昇にも速やかに対応して制御を行うことができる。
なお、表2に示した切換え段数は一例であり、実際の運
転のなかで、適宜修正してもよい。
および変化温度に基づいて、5分毎に冷却能力の制御を
行うようにしているが、例えば「設定温度+2<現在温
度T」の状態が一定時間(例えば30分)以上続く場合
は1段増の状態で運転、また、「設定温度−2>現在温
度T」の状態が一定時間(例えば30分)以上続く場合
は1段減の状態で運転するようにしてもよい。
的に9段に分けるようにしているが、この段数は少なく
してもよいし多くしてもよい。また、冷却能力を段階的
に分けなくても、冷却塔の送風機のファンの回転数を連
続変化できるようにして、冷却能力を連続的に変化さる
ようにしてもよい。
却水を冷凍機に供給する場合について説明したが、本発
明は冷却水を使用する装置であればその他の装置にも適
用できる。
温度のマトリックス制御方法によれば、冷却塔の冷却能
力を段階的に複数段設定し、冷却水の変化温度を含む複
数のパラメータに対応する切換え段数に基づいて冷却塔
の冷却能力を複数段の段数で増減可能にしたので、複数
段の切換え段数で冷却能力を切り換えることができ、従
来の一段づつの切り換え制御に比較して、温度制御の応
答性が高り、急激な冷却水温度変化に迅速に対応するこ
とができる。さらに、複数のパラメータに基づいて冷却
能力を増減するので、通常の温度制御にも対応させると
ともに、幅広い要因に対応させて温度制御を行うことが
できる。したがって、冷凍機などで使用する冷却水の温
度を安定化させることができる。なお、複数のパラメー
タの組み合わせに対応して記憶している切換え段数の記
憶内容を変更することにより、環境に応じた制御特性を
容易に設定することができる。
ス制御方法によれば、冷却水の変化温度、現在温度およ
び冷却水を使用する装置の負荷変動率の3つのパラメー
タに基づいて制御するので、例えば冷凍機における負荷
の急変から予測される急激な冷却水温度変化に対応する
ことができる。
ス制御方法によれば、冷凍機に供給する冷却水の温度制
御に適用したので、冷却水の緩慢な温度変化に対しては
冷凍機自体で冷水温度の制御を行えるので、冷却水の急
激な温度変化に対応するだけでよい。
ス制御方法を適用したプラント冷却システムのブロック
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 冷却水を熱交換源として使用する装置と
冷却塔との間で冷却水を循環させ、該冷却塔で上記装置
から回収した冷却水を冷却することにより、上記装置に
供給する冷却水の温度を制御する冷却水の温度制御方法
であって、 前記冷却塔の冷却能力を段階的に複数段設定するととも
に、該冷却能力を増減させる切換え段数を、前記冷却塔
から前記装置に供給する冷却水の変化温度を含む複数の
パラメータの組み合わせに対応させておき、 前記複数のパラメータを検出し、該検出した複数のパラ
メータに対応する前記切換え段数に基づいて前記冷却塔
の冷却能力を複数段の段数で増減可能にしたことを特徴
とする冷却水温度のマトリックス制御方法。 - 【請求項2】 前記複数のパラメータを、前記冷却塔か
ら前記装置に供給する冷却水の変化温度、上記装置に供
給する冷却水の現在温度、および、上記装置における熱
交換にかかる負荷の負荷変動率の3つのパラメータとし
たことを特徴とする請求項1記載の冷却水温度のマトリ
ックス制御方法。 - 【請求項3】 前記冷却水を使用する装置は、他の施設
との間で冷水を循環させる冷凍機であり、該冷凍機に供
給する上記冷却水の温度制御に適用したことを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の冷却水温度のマトリッ
クス制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16344096A JP2742407B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 冷却水温度のマトリックス制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP16344096A JP2742407B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 冷却水温度のマトリックス制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109796A true JPH109796A (ja) | 1998-01-16 |
| JP2742407B2 JP2742407B2 (ja) | 1998-04-22 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP16344096A Expired - Fee Related JP2742407B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 冷却水温度のマトリックス制御方法 |
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-
1996
- 1996-06-24 JP JP16344096A patent/JP2742407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2742407B2 (ja) | 1998-04-22 |
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