JPH1097999A - 加熱装置、処理装置、加熱方法及び処理方法 - Google Patents

加熱装置、処理装置、加熱方法及び処理方法

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JPH1097999A
JPH1097999A JP27149796A JP27149796A JPH1097999A JP H1097999 A JPH1097999 A JP H1097999A JP 27149796 A JP27149796 A JP 27149796A JP 27149796 A JP27149796 A JP 27149796A JP H1097999 A JPH1097999 A JP H1097999A
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heating
heated
heating means
processing
wafer
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Masamichi Nomura
正道 野村
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱体及び被処理体の温度を円周方向に関
しても均一に保持し、被加熱体及び被処理体の全面にお
ける温度の均一性を保持することが可能な加熱装置を提
供する。 【解決手段】 加熱手段126と、前記加熱手段による
加熱位置に被加熱体Wが配置されるように被加熱体を支
持する支持手段111と、前記加熱手段及び前記被加熱
体を相対的に回動する回動手段145とを備えた加熱装
置において、前記加熱手段は、前記被加熱体の円周方向
に生じた温度ムラを補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱装置、処理装
置、加熱方法及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、被処理体、
例えば半導体ウエハに集積回路を形成するために、CV
D装置やスパッタ装置等の処理装置を用いて、半導体ウ
エハ上に薄膜を形成する工程が行われる。この成膜処理
工程において生じる膜厚のムラは、製品である集積回路
素子の歩留りを低下させる原因となっている。前述した
膜厚のムラは、被処理体である半導体ウエハが加熱され
る際に、半導体ウエハの面内に生じる温度ムラに起因し
ている。このため、成膜処理工程においては、半導体ウ
エハの温度の面内均一性を保持することが重要な技術課
題である。
【0003】従来のエネルギー線加熱式処理装置を図6
及び図7を用いて説明する。図6に示すように、処理室
301には、被処理体、例えば半導体ウエハ(以下ウエ
ハという)Wが載置手段311に載置される。処理ガス
が、処理ガス供給口312、多孔板313を介して図示
しないガス供給手段により前記ウエハWの表面上に供給
される。また、前記処理室301内が、図示しない排気
手段により、排気口314を介して、所定の真空度に減
圧される。
【0004】さらに、前記処理室301の下方に加熱手
段室302が設けられている。この加熱手段室302内
に、加熱手段321が設置されている。この加熱手段3
21は、加熱ランプ、例えばハロゲンランプ322と、
反射鏡323とから構成され、回動テーブル324上に
設けられている。
【0005】前記処理室301の底部には、エネルギー
線透過材料、例えばサファイヤあるいは石英ガラスから
成る透過窓315が設けられている。この透過窓315
を介して、前記加熱手段321からの照射光が前記半導
体ウエハWに照射される。
【0006】この加熱手段321は複数の組に組み分け
されている。図7に示すように、前記回動テーブル32
4を回動させることにより、前記加熱手段321の各組
がその組ごとに前記ウエハWに対して別個の輪状の照射
領域331、332、333を形成する。各々の輪状照
射領域331、332、333に照射されるエネルギー
は個別に調節される。
【0007】また、前記加熱手段室302内には、図示
しない冷却エア供給手段により、冷却エア導入口325
から冷却エアが導入される。この冷却エアにより、前記
加熱手段室302内、前記透過窓315及び前記加熱手
段321の過熱が防止される。
【0008】前記のような装置においては、各輪状照射
領域に照射されるエネルギーを個別に調節することによ
り、被処理体の半径方向の温度均一性を向上させること
は可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような装置では、前記載置手段311と前記半導体ウエ
ハWとの接触、前記加熱手段室302内に導入される冷
却エア、前記処理室301の形状及び材質の非対称性等
の影響により、前記ウエハWの吸熱及び放熱条件がウエ
ハ面内で一定にならないことに起因して、前記ウエハW
の円周方向に温度ムラが生じ、処理中のウエハWの温度
をウエハ全面において均一に保持することは困難であっ
た。
【0010】前記のような従来技術の有する問題点に鑑
み、本発明の目的とするところは、被加熱体及び被処理
体の温度を円周方向に関しても均一に保持し、被加熱体
及び被処理体の全面における温度の均一性を保持するこ
とが可能な加熱装置及び処理装置及び加熱方法及び処理
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、加熱手段と、前記加熱手段による加熱位置に被加熱
体が配置されるように被加熱体を支持する支持手段と、
前記加熱手段及び前記被加熱体を相対的に回動する回動
手段とを備え、前記加熱手段は、前記被加熱体の円周方
向に生じた温度ムラを補償することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、加熱手段と、前
記加熱手段による加熱位置に被加熱体が配置されるよう
に被加熱体を支持する支持手段と、前記加熱手段及び前
記被加熱体を相対的に回動する回動手段とを備え、前記
加熱手段のうちの少なくとも一つは、前記加熱手段及び
前記被加熱体の相対的な回動動作において、被加熱体の
第一の領域と第二の領域に対し、それぞれ異なる出力で
加熱することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、処理室と、この
処理室内の処理位置に被処理体を支持する支持手段と、
前記処理位置に処理ガスを供給する処理ガス供給手段
と、前記被処理体の加熱位置に設けられた加熱手段と、
前記被処理体及び前記加熱手段を相対的に回動する回動
手段とを備え、前記加熱手段のうちの少なくとも一つ
は、前記加熱手段及び前記被処理体の相対的な回動動作
において、被処理体の第一の領域と第二の領域に対し、
それぞれ異なる出力で加熱することを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、被加熱体を加熱
する工程と、前記被加熱体及び加熱手段を所定の速度で
相対的に回動する工程と、前記被加熱体の円周方向に生
じた温度ムラを補償する工程とを具備してなることを特
徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、加熱手段及び被
加熱体を相対的に回動させつつ被加熱体を加熱するにあ
たり、前記加熱手段のうちの少なくとも一つが前記被加
熱体中の第一の領域の加熱位置に在る際に、前期加熱手
段のうちの少なくとも一つの出力を所定の値として加熱
する工程と、前記加熱手段のうちの少なくとも一つが前
記被加熱体中の第二の領域の加熱位置に在る際に前記加
熱手段のうちの少なくとも一つの出力を前記所定の値と
は異なる値として加熱する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0016】請求項6に記載の発明は、加熱手段及び被
処理体を相対的に回動させつつ被処理体に所定の処理を
施すにあたり、前記加熱手段のうちの少なくとも一つが
前記被処理体中の第一の領域の加熱位置に在る際に前記
加熱手段のうちの少なくとも一つの出力を所定の値とし
て加熱する工程と、前記加熱手段のうちの少なくとも一
つが前記被処理体中の第二の領域の加熱位置に在る際に
前記加熱手段のうちの少なくとも一つの出力を前記所定
の値とは異なる値として加熱する工程とを含むことを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をランプ加熱式枚葉
型CVD装置に適用した一実施の形態を図1〜図5を参
照しながら説明する。なおこれらの図において同一の機
能を有する構成部材には同一の番号を付して説明する。
【0018】前記CVD装置は、図1に示すように、処
理部1A、1B、1Cと搬送部2より構成されている。
図1においては、矢印Xの向きを前方から後方とする。
前記処理部1A、1B、1Cにおいては、被処理体、或
いは被加熱体としての例えば半導体ウエハ(以下ウエハ
という)Wに対してCVD処理が行われる。また、搬送
部2により、処理部1A、1B、1Cと後述するカセッ
ト室との間でウエハWの搬送が行われる。
【0019】まず、搬送部2について説明する。図中2
01はロードロック型の移載室である。この移載室20
1内には、例えば多関節アームよりなる移載手段211
と、回動ステージ212が設けられている。回動ステー
ジ212は、移載手段211の前方に設けられている。
移載手段211を構成するアームの先端部の両側には、
吸引孔211aが形成されている。この吸引孔211a
は図示しない吸引路を介して図示しない排気手段に接続
されている。移載手段211は、真空吸着によりウエハ
Wをアームの先端部に保持し、後述する第1のカセット
室202A及び第2のカセット室202Bと処理部1A
及び処理部1Bとの間で、ウエハWを搬送することが可
能であるように構成されている。また、回転ステージ2
12は、図示しない発受光部と共に位置合わせ手段を構
成する。この位置合わせ手段は、回動ステージ212に
よりウエハWを回動させることにより、ウエハWの中心
位置とオリフラ(オリエンテーションフラット)の向き
が検出されるように構成されている。
【0020】移載室201の左右側には、ゲートバルブ
G1を介して第1のカセット室202Aが、ゲートバル
ブG2を介して第2のカセット室202Bが、配設され
ている。これらのカセット室202A及び202Bは昇
降自在なカセットステージ221を備えている。このカ
セットステージ221には、ウエハカセット222が載
置される。このウエハカセット222は、予め定められ
た方向にウエハWの取り出し部を向けて、載置される。
さらに、第1のカセット室202A内のウエハカセット
222には処理前のウエハWが、第2のカセット室20
2B内のウエハカセット222には処理後のウエハWが
各々収容される。この移載室201には、各々ゲートバ
ルブG5、G6、G7を介して左右及び後方の三方に3
つの真空処理部1A、1B、1Cが配設されている。
【0021】次に、真空処理部1A、1B、1Cについ
て、図2を参照しながら説明する。図中101は処理
室、例えばアルミニウム製、円筒状のチャンバである。
チャンバ101の内部には、支持手段、例えば円盤状の
サセプタ111が設けられている。このサセプタ111
は、上面に、被処理体を収容するための形状、例えば円
盤状の溝部を有し、この溝部にウエハWが嵌入支持され
る構造になっている。また、このサセプタ111は、後
述する加熱手段により加熱され、このサセプタ111か
らの熱伝達により、ウエハWが加熱されることが可能で
あるように、設けられている。
【0022】また、チャンバ101の底部には、透過窓
112が設けられている。この透過窓112はエネルギ
ー線透過材料、例えば石英ガラスより成る。この透過窓
112は、この透過窓112を介して後述する加熱手段
126からのエネルギーをサセプタ111に照射するよ
うに、設けられている。また、この透過窓112とチャ
ンバ101の下壁との接触部は、シール手段、例えばO
リングにより、シールされている。また、チャンバ10
1の側部を貫通し、チャンバ101の中心に向けて、温
度センサ、例えば熱電対113が設けられている。この
熱電対113はサセプタ111の温度を測定することが
可能であるように、設けられている。この熱電対113
からの出力信号は、制御手段、例えばコンピュータに送
られる。
【0023】また、チャンバ101の頂部には、ガス供
給部114が設けられている。このガス供給部114
は、処理ガス供給口115と、クリーニングガス供給口
116と、3枚の多孔板117A、117B、117C
から構成されている。ガス供給部114は、図示しない
ガス供給手段により、処理ガスまたはクリーニングガス
が、処理ガス供給口115またはクリーニングガス供給
口116から導入され、3枚の前記多孔板117A、1
17B、117Cを順次通過することにより、ウエハW
の処理面に、シャワー状に均一に供給されるように設け
られている。
【0024】また、チャンバ101の側部には、排気口
118が設けられている。この排気口118は、図示し
ない排気手段により、チャンバ内のガスを、この排気口
118を介して排気することが可能であるように設けら
れている。また、チャンバ101の側部には、不活性ガ
ス供給口119が設けられている。この不活性ガス供給
口119は、図示しない不活性ガス供給手段により、こ
の不活性ガス供給口119を介して導入された不活性ガ
ス、例えば窒素ガスが、サセプタ111と透過窓112
により囲まれた空間に供給されるように、設けられてい
る。また、サセプタ111と透過窓112により囲まれ
た部分に、バッファプレート120が設けられている。
このバッファプレート120は、ガス流量が面内均一と
なるように、例えば井桁状或いは同心円状に配置された
ガス孔を有し、不活性ガス供給口119から導入される
不活性ガスがこのバッファプレート120を介してサセ
プタ111の下面近傍に均一に供給されるように、設け
られている。
【0025】チャンバ101の下方には、透過窓112
を介して加熱手段室102が連設されている。この加熱
手段室102内には、回動部121が設けられている。
この回動部121は、回動テーブル122と、シャフト
123と、スリップリング124とから構成されてい
る。シャフトには、第1のプーリ142Aが設けられて
いる。この第1のプーリ142Aは後述するように、駆
動源、第2のプーリ、ベルトとともに回動部121の駆
動手段を構成する。スリップリング124は、電力供給
手段により、電力供給端子124aを介して、加熱源1
27に電力を供給することが可能であるように設けられ
ている。また、スリップリング124の下部には、位置
センサ、例えばエンコーダ125が設けられている。エ
ンコーダ125は、回動テーブル122の回動位置を検
出することが可能であるように設けられている。このエ
ンコーダ125からの出力は、制御手段、例えばコンピ
ュータに送られる。また、回動部121は、後述する駆
動手段により、加熱手段室102に対して回動すること
が可能であるように設けられている。シャフト123と
加熱手段室102の内壁との接触部にはベアリング10
6が設けられている。このベアリング106により、回
動部121の加熱手段室102に対する回動が円滑に行
われる。
【0026】また、回動テーブル122の所定の位置
に、加熱手段126が設けられている。この加熱手段1
26は複数の加熱源127より成る。この加熱源127
は、加熱ランプ、例えばハロゲンランプ128及び反射
鏡129を有している。加熱手段126は、複数の加熱
源127からのエネルギーが、透過窓112を介して、
それぞれ所定の方向に照射されるように設けられてい
る。加熱源127は、図3に示すように、回動テーブル
122上において、複数の円周、例えば3個の同心円周
A、B、C上に配設され、第1の加熱源群127Aと、
第2の加熱源群127Bと、第3の加熱源群127Cを
構成する。但し、前記各円周の半径は、A>B>Cであ
る。第1の加熱源127Aは、15個の加熱源から構成
される。また、第2の加熱源群127Bは、6個の加熱
源から構成される。また、第3の加熱源群127Cは、
2個の加熱源から構成される。前記各加熱源群は、回動
テーブル122を回動させることにより、各加熱源群毎
に、別個の輪状加熱領域を形成するように設けられてい
る。
【0027】加熱源127は各々の属する加熱源群のな
かで2個づつに組み合わされ、加熱源対130を構成す
る。各加熱源対は、その出力を、各加熱源対毎に、独立
して制御することが可能であるように、設けられてい
る。加熱源群127Aにおいては、14個の加熱源が7
個の加熱源対を構成する。この加熱源群127Aに属す
る残りの1個の加熱源は、補助加熱源127Xとして用
いられるように設けられている。また、加熱手段室10
2の側部に、冷却エア導入口131および冷却エア排気
口132が設けられている。冷却エア導入口131およ
び冷却エア排気口132は、図示しない冷却エア供給手
段により、加熱源冷却ガス、例えば窒素ガスが、冷却エ
ア導入口131を介して、加熱源近傍に供給され、加熱
源を冷却した後に冷却エア排気口132を介して排気さ
れるように、設けられている。
【0028】また、加熱手段室102に駆動手段室10
4が連設されている。駆動手段室104内には駆動源、
例えば可変速ACモータ141が設けられている。駆動
手段室104は、可変速ACモータ141を駆動源とし
て、回動部121を回動することが可能であるように設
けられている。また、可変速ACモータ141の回動軸
に第2のプーリ142Bが設けられ、さらに、前記第1
のプーリ142Aと第2のプーリ142Bとを連動する
ベルト143が設けられている。可変速ACモータ14
1と第1のプーリ142A及び第2のプーリ142Bと
ベルト143により、回動部121を駆動する駆動手段
144が構成されている。また、この駆動手段144と
回動部121とで、加熱手段126を回動する回動手段
145が構成されている。
【0029】次に、以上のように構成されたランプ加熱
式CVD装置の動作について、説明する。次に示す動作
は、予め記憶されたプログラムに従い、自動的に実行す
る。先ず、ゲートバルブG1を開放する。次いで、移載
手段211により、カセット222内のウエハWを、移
載手段211のアーム上に真空吸着し、予め大気圧の不
活性ガス雰囲気にされた移載室201内に搬入し、回転
ステージ212上に前記真空吸着を解除して受け渡す。
次いで、ゲートバルブG1を閉鎖する。回転ステージ2
12を回動し、オリフラ(オリエンテーションフラッ
ト)合わせ及び中心の位置合わせを行う。次いで、移載
手段211により、ウエハWを、再び移載手段211の
アーム上に真空吸着する。次いで、図示しない排気手段
により、移載室201内を所定の真空度に減圧する。
【0030】次に、ゲートバルブG5を開放する。次い
で、移載手段211により、ウエハWを、図示しない排
気手段により予め所定の真空度に減圧された真空処理部
1Aのチャンバ101内に、搬入し、サセプタ111の
ウエハ保持用溝部に載置する。次いで、ゲートバルブG
5を閉鎖する。次に、駆動手段144により、回動部1
21を、被処理体に温度ムラを生じにくい回動速度、例
えば5〜10rpmで回動する。また、電力供給手段に
より、電力供給端子124a及びスリップリング124
を介して、加熱源127に所定の値、例えば補助加熱源
127Xには0.5〜1kWを最大値として、他の加熱
源には10〜25kWを最大値として、電力を供給す
る。回動する加熱手段126からのエネルギーを、透過
窓112を介して、サセプタ111に照射することによ
り、このサセプタ111を昇温する。このサセプタ11
1からウエハWへの伝熱により、ウエハWを処理温度、
例えば500〜700℃まで、ウエハ面内において均一
に、昇温する。加熱手段126の動作の詳細について
は、後述する。
【0031】次に、図示しないガス供給手段により、処
理ガスを、処理ガス供給口115から導入する。この処
理ガスに、3枚の多孔板117A、117B、117C
を通過させることにより、ウエハWの処理面近傍にシャ
ワー状に供給する。この処理ガスを原料として、ウエハ
Wの処理面上において、CVD法による成膜を行う。こ
の成膜処理工程においては、チャンバ101内の圧力を
所定の値、例えば5〜20Torrに保持する。また、
ウエハWを処理温度に保持するため、制御手段、例えば
コンピュータにより、加熱手段125に対して、熱電対
113からの出力に基づいて、フィードバック制御を行
う。
【0032】また、前述したランプ加熱においては、図
示しない冷却エア供給手段により、冷却エア導入口13
1を介して、冷却エア、例えば窒素ガスを加熱手段室1
02内に導入する。この冷却エアにより、加熱手段12
6及び透過窓112の過熱を防止する。また、前述した
成膜工程においては、図示しない不活性ガス供給手段に
より、不活性ガス供給口119を介して、不活性ガス、
例えば窒素ガスをサセプタ111と透過窓112とによ
り囲まれた空間に供給する。この窒素ガスは、バッファ
プレート120のガス孔を通過し、サセプタ111の下
面近傍に均一に供給され、サセプタ111の隙間を通過
し、処理空間に流入する。この窒素ガスにより、サセプ
タ111の隙間からサセプタの下面側に処理ガスが流入
することを防止し、透過窓112の上面近傍に処理ガス
が供給されて、透過窓112上において成膜が起こるこ
とを防止する。バッファプレート120によって、窒素
ガスが、サセプタ111の下面近傍に均一に供給される
ことにより、前述した処理ガスの流入を防止する効果
が、サセプタの隙間全体にわたり均一に及ぶ。また、サ
セプタ111と窒素ガスとの伝熱が均一に行なわれるの
で、窒素ガスがウエハWの温度の面内均一性を損なわな
い。
【0033】前述した成膜を、所定時間行った後、処理
ガスの供給と、加熱手段126への電力供給を停止す
る。チャンバ101内の残留処理ガスを排気し、チャン
バ内の圧力を移載室201内よりも、やや負圧にする。
この圧力の選択により、チャンバ101内に反応生成物
や残留処理ガスが浮遊している場合においても、それら
の移載室への飛散を防止し、移載室内の汚染を防止する
ことができる。次いで、再びゲートバルブG5を開放す
る。次いで、移載手段211が、成膜処理が終了したウ
エハWを、予め所定の真空度に減圧された移載室201
内に搬出する。次いで、ゲートバルブG5を閉鎖する。
次いで、図示しない不活性ガス供給手段により、移載室
201内に不活性ガスを導入し、この中を、大気圧の不
活性ガス雰囲気にする。
【0034】次に、ゲートバルブG2を開放する。そし
て、移載手段211により、ウエハWを、予め大気圧の
不活性ガス雰囲気にされた第2のカセット室202B内
に搬入する。
【0035】次に、以上のように動作するランプ加熱式
CVD装置の加熱手段126の動作の詳細について、説
明する。加熱手段126は、前述したように、加熱源群
127A、127B、127Cより成る。加熱源群12
7Aのうちの一つの加熱源が、補助加熱源127Xであ
る。先ず、加熱源群127A、127B、127Cの動
作について説明する。ランプ加熱においては、各々同一
円周上に配設された各加熱源群127A、127B、1
27Cにより、図4に示すように、輪状加熱領域I、I
I、IIIをそれぞれ形成する。加熱源群127A、1
27B、127Cの出力を独立に制御することにより、
ウエハWにおける加熱領域I、II、IIIに対する加
熱量を調節する。加熱源群127A、127B、127
Cの出力比は、処理条件に応じて、サンプルウエハを用
いて予め求めた最適な出力比を選択する。その結果、各
加熱領域I、II、III間においての温度均一性、即
ちウエハWの半径方向の温度均一性が向上する。
【0036】しかしながら、ウエハWとサセプタ111
との接触、エネルギー線発生室102内に導入される冷
却エア、処理室301の形状及び材質の非対称性等の影
響により、前記ウエハWの吸熱及び放熱条件が一定にな
らないことに起因して、加熱領域I、II、III内に
おいて、即ちウエハWの円周方向に温度ムラが生じる場
合がある。
【0037】次に、補助加熱源127Xの動作につい
て、説明する。図5(a)及び図5(b)に示すよう
に、加熱領域I内において、部分的に、温度ムラ領域以
外の領域I”と温度の異なる温度ムラ領域I’が存在
し、加熱領域I内に温度ムラが生じている場合に、補助
加熱源127Xは、その回動動作において、温度ムラ領
域I’と温度ムラ領域以外の領域I”の温度差に応じ
た、温度ムラ領域以外の領域I”に対する出力とは異な
る出力で、温度ムラ領域I’を加熱することにより、加
熱領域I内の温度均一性を向上させ、ウエハWの温度均
一性を向上させる。例えば、図5(c)のように、温度
ムラ領域I’が温度ムラ領域以外の領域I”に比して低
温である場合は、図5(d)に示すようなパターンで、
補助加熱源127Xの出力を制御し、温度ムラ領域以外
の領域I”に対する出力に比して大なる出力で、温度ム
ラ領域I’に対して加熱を行う。また、温度ムラ領域
I’が温度ムラ領域以外の領域I”に比して高温である
場合は、補助加熱源127Xにより、温度ムラ領域以外
の領域I”に対する出力に比して小なる出力で、温度ム
ラ領域I’に対して加熱を行う。
【0038】補助加熱源127Xの出力制御は、制御手
段、例えばコンピュータにより、以下のように行う。エ
ンコーダ125からの出力により、補助加熱源127X
の回動軌道における位置を検出する。この補助加熱源1
27Xの位置検出と、サンプルウエハを用いて予め求め
ておいた温度ムラ領域I’の位置に基づいて、補助加熱
源127Xが、回動軌道において、温度ムラ領域I’の
加熱位置を通過する期間を検出する。この期間におい
て、温度ムラ領域I’と温度ムラ領域以外の領域I”の
温度差に応じた、温度ムラ領域以外の領域I”に対する
出力とは異なる出力となるように、補助加熱源127X
の出力を制御する。制御に当たっては、制御手段からの
制御信号に対するランプ出力の応答の遅れを考慮し、制
御信号を送信するタイミングを、補助加熱源127Xが
回動軌道において温度ムラ領域I’の加熱位置を通過す
るタイミングに対してシフトさせる。このシフト量は、
サンプルウエハを用いて、ウエハWの温度均一性を達成
するのに最適な値を予め求めておき、その値に設定す
る。補助加熱源127Xの出力制御のパターンは、サン
プルウエハを用いて、温度均一性を達成するのに最適な
パターンを予め求めておき、そのパターンに設定する。
【0039】以上のように、本発明の一実施の形態であ
るランプ加熱式CVD装置においては、各加熱源群12
7A、127B、127Cの出力を独立に制御すること
により、加熱領域I、II、IIIに対する加熱量が調
節され、ウエハWの半径方向の温度均一性が向上する。
また、前述した補助加熱源127Xによる加熱を行うこ
とにより、ウエハWの円周方向の温度均一性が向上す
る。その結果、ウエハWの全面における温度均一性が向
上する。
【0040】本実施の形態においては、補助加熱源とし
て1個のランプを用いたが、ランプの数はこれに限定さ
れるものではなく、複数個のランプを補助加熱源として
用いてもよい。また、本実施の形態においては、加熱手
段126が、補助加熱源127Xとその他の加熱源から
構成されているが、加熱手段126が、補助加熱源12
7Xのみから構成されていてもよい。また、本実施の形
態においては、サンプルウエハを用いて、温度ムラ領域
の位置を処理前に予め設定しているが、複数の温度セン
サを用いたウエハ温度の多点測定あるいはサーモビュワ
ーを用いたウエハ面内の温度分布測定により、処理中に
温度ムラ領域を設定するように装置を構成してもよい。
【0041】また、本実施の形態においては、被処理体
すなわちウエハWを固定し、加熱手段126を回動手段
3により回動させているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、加熱手段を固定し、被処理体を回動手段
により回動させるようにしてもよい。あるいは、加熱手
段、被処理体の双方を回動手段により相対的に回動させ
ても良い。また、本実施の形態においては、支持手段と
して、ウエハ全面を支持する方式の円盤状のサセプタを
用いているが、支持手段の種類はこれに限られるもので
はなく、ウエハの周縁部のみを支持する方式の支持手段
であっても良い。また、本発明は、ランプ加熱式CVD
装置に限定されるものではなく、半導体ウエハやLCD
基板等の被処理体を加熱する装置であれば、スパッタ装
置、レーザアニール装置等にも適用することが可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明に基づく加熱装置及び処理装置及
び加熱方法及び処理方法によれば、被加熱体及び被処理
体の円周方向の温度均一性が向上する。その結果、製品
の歩留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態における処理部を示す縦断
面図である。
【図3】図2のA−A線における横断面図である。
【図4】本発明の一実施形態における、ウエハの加熱領
域を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態における、温度ムラ領域の
加熱を示す説明図である。
【図6】従来のエネルギー線加熱式処理装置の縦断面図
である。
【図7】図6の装置における、ウエハの加熱領域を示す
説明図である。
【符号の説明】
101 処理容器(チャンバ) 111 サセプタ(支持手段) 126 加熱手段 127A〜127C 加熱源 128 ハロゲンランプ 145 回動手段 I’ 温度ムラ領域 I” 温度ムラ領域以外の領域 W 半導体ウエハ(被処理体、被加熱体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/31 B 21/31 21/302 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段と、前記加熱手段による加熱位置
    に被加熱体が配置されるように被加熱体を支持する支持
    手段と、前記加熱手段及び前記被加熱体を相対的に回動
    する回動手段とを備え、前記加熱手段は、前記被加熱体
    の円周方向に生じた温度ムラを補償することを特徴とす
    る加熱装置。
  2. 【請求項2】加熱手段と、前記加熱手段による加熱位置
    に被加熱体が配置されるように被加熱体を支持する支持
    手段と、前記加熱手段及び前記被加熱体を相対的に回動
    する回動手段とを備え、前記加熱手段のうちの少なくと
    も一つは、前記加熱手段及び前記被加熱体の相対的な回
    動動作において、被加熱体の温度ムラ領域とその他の領
    域に対し、それぞれ異なる出力で加熱することを特徴と
    する加熱装置。
  3. 【請求項3】処理室と、この処理室内の処理位置に被処
    理体を支持する支持手段と、前記処理位置に処理ガスを
    供給する処理ガス供給手段と、前記被処理体の加熱位置
    に設けられた加熱手段と、前記被処理体及び前記加熱手
    段を相対的に回動する回動手段とを備え、前記加熱手段
    のうちの少なくとも一つは、前記加熱手段及び前記被処
    理体の相対的な回動動作において、被処理体の温度ムラ
    領域とその他の領域に対し、それぞれ異なる出力で加熱
    することを特徴とする処理装置。
  4. 【請求項4】被加熱体を加熱する工程と、前記被加熱体
    及び加熱手段を相対的に回動する工程と、前記被加熱体
    の円周方向に生じた温度ムラを補償する工程とを具備し
    てなることを特徴とする加熱方法。
  5. 【請求項5】加熱手段及び被加熱体を相対的に回動させ
    つつ被加熱体を加熱するにあたり、前記加熱手段のうち
    の少なくとも一つが前記被加熱体中の温度ムラ領域以外
    の領域の加熱位置に在る際に、前期加熱手段のうちの少
    なくとも一つの出力を所定の値として加熱する工程と、
    前記加熱手段のうちの少なくとも一つが前記被加熱体中
    の温度ムラ領域の加熱位置に在る際に前記加熱手段のう
    ちの少なくとも一つの出力を前記所定の値とは異なる値
    として加熱する工程とを含むことを特徴とする加熱方
    法。
  6. 【請求項6】加熱手段及び被処理体を相対的に回動させ
    つつ被処理体に所定の処理を施すにあたり、前記加熱手
    段のうちの少なくとも一つが前記被処理体中の温度ムラ
    領域以外の領域の加熱位置に在る際に前記加熱手段のう
    ちの少なくとも一つの出力を所定の値として加熱する工
    程と、前記加熱手段のうちの少なくとも一つが前記被処
    理体中の温度ムラ領域の加熱位置に在る際に前記加熱手
    段のうちの少なくとも一つの出力を前記所定の値とは異
    なる値として加熱する工程とを含むことを特徴とする処
    理方法。
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