JPH1098269A - 回路基板 - Google Patents
回路基板Info
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- JPH1098269A JPH1098269A JP8271900A JP27190096A JPH1098269A JP H1098269 A JPH1098269 A JP H1098269A JP 8271900 A JP8271900 A JP 8271900A JP 27190096 A JP27190096 A JP 27190096A JP H1098269 A JPH1098269 A JP H1098269A
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- capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルのインダクタンスがコンデンサによる
影響を受けにくい構造の回路基板を提供する。 【解決手段】 回路基板1は、セラミック多層基板2の
一方の板面に形成されたコイル4と、該セラミック多層
基板2中に形成されたコンデンサ5とを備え、セラミッ
ク多層基板2の厚さ方向において、コンデンサ5のコイ
ル4側に位置する電極6から該コイル4までの、その対
向面同士の距離が0.4mm以上、望ましくは0.5mm以
上とされる。
影響を受けにくい構造の回路基板を提供する。 【解決手段】 回路基板1は、セラミック多層基板2の
一方の板面に形成されたコイル4と、該セラミック多層
基板2中に形成されたコンデンサ5とを備え、セラミッ
ク多層基板2の厚さ方向において、コンデンサ5のコイ
ル4側に位置する電極6から該コイル4までの、その対
向面同士の距離が0.4mm以上、望ましくは0.5mm以
上とされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック多層基
板に対し、少なくともコイルとコンデンサとを組み込ん
だ回路基板に関する。
板に対し、少なくともコイルとコンデンサとを組み込ん
だ回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック基板にコイル、抵抗素子及び
コンデンサを組み込んでいわゆるLRC回路を形成する
場合、基板面積を節約して回路の小型化を図るために、
図16に示すように、セラミック多層基板101内にコ
ンデンサ102を印刷法により作り込み、他方そのセラ
ミック多層基板101の表面に気相成膜法あるいは化学
メッキ等により抵抗素子103及びコイル104を形成
することが行われている。
コンデンサを組み込んでいわゆるLRC回路を形成する
場合、基板面積を節約して回路の小型化を図るために、
図16に示すように、セラミック多層基板101内にコ
ンデンサ102を印刷法により作り込み、他方そのセラ
ミック多層基板101の表面に気相成膜法あるいは化学
メッキ等により抵抗素子103及びコイル104を形成
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図16において、例え
ば基板表面のコイル104の直下にコンデンサ102が
形成されている場合、基板厚さ方向におけるコンデンサ
102とコイル104との距離が近くなりすぎると、コ
ンデンサ102の上部電極とコイル104の配線との間
に無視できない大きさの新たなキャパシタンス(静電容
量)が生じ、その影響でコイル104の見かけのインダ
クタンスが変化してしまう問題が生ずる。
ば基板表面のコイル104の直下にコンデンサ102が
形成されている場合、基板厚さ方向におけるコンデンサ
102とコイル104との距離が近くなりすぎると、コ
ンデンサ102の上部電極とコイル104の配線との間
に無視できない大きさの新たなキャパシタンス(静電容
量)が生じ、その影響でコイル104の見かけのインダ
クタンスが変化してしまう問題が生ずる。
【0004】本発明の課題は、コイルのインダクタンス
がコンデンサによる影響を受けにくい構造の回路基板を
提供することにある。
がコンデンサによる影響を受けにくい構造の回路基板を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために本発明の回路基板は、セラミック多
層基板の一方の板面に形成されたコイルと、該セラミッ
ク多層基板中又は該基板の他方の板面上に形成されたコ
ンデンサとを備え、セラミック多層基板の厚さ方向にお
いて、コンデンサのコイル側に位置する電極から該コイ
ルまでの、その対向面同士の距離(以下、単に「コンデ
ンサとコイルとの距離」等という)が0.4mm以上とさ
れたことを特徴とする。基板表面のコイルと基板内のコ
ンデンサとの距離を上述のように設定することで、コン
デンサとコイル配線との間に形成されるキャパシタンス
が小さくなり、ひいてはコイルの見かけのインダクタン
スに及ぼす影響を少なくすることができる。なお、コン
デンサとコイルとの距離は、望ましくは0.5mm以上に
設定するのがよい。
題を解決するために本発明の回路基板は、セラミック多
層基板の一方の板面に形成されたコイルと、該セラミッ
ク多層基板中又は該基板の他方の板面上に形成されたコ
ンデンサとを備え、セラミック多層基板の厚さ方向にお
いて、コンデンサのコイル側に位置する電極から該コイ
ルまでの、その対向面同士の距離(以下、単に「コンデ
ンサとコイルとの距離」等という)が0.4mm以上とさ
れたことを特徴とする。基板表面のコイルと基板内のコ
ンデンサとの距離を上述のように設定することで、コン
デンサとコイル配線との間に形成されるキャパシタンス
が小さくなり、ひいてはコイルの見かけのインダクタン
スに及ぼす影響を少なくすることができる。なお、コン
デンサとコイルとの距離は、望ましくは0.5mm以上に
設定するのがよい。
【0006】また、コンデンサは、セラミック多層基板
の厚さ方向における中心を挟んでコイルと反対側に配置
することができる。コイルとコンデンサとを上述のよう
な位置関係で配置することでコイルとコンデンサとの間
の距離が広がるので、両者の間に形成される新たなキャ
パシタンスが小さくなり、コイルの見かけのインダクタ
ンスに及ぼす影響を軽減することができる。この場合、
コンデンサは、基板の他方の板面になるべく近付けて形
成することが望ましい。
の厚さ方向における中心を挟んでコイルと反対側に配置
することができる。コイルとコンデンサとを上述のよう
な位置関係で配置することでコイルとコンデンサとの間
の距離が広がるので、両者の間に形成される新たなキャ
パシタンスが小さくなり、コイルの見かけのインダクタ
ンスに及ぼす影響を軽減することができる。この場合、
コンデンサは、基板の他方の板面になるべく近付けて形
成することが望ましい。
【0007】なお、セラミック多層基板の他方の板面に
回路の接地電極が形成される場合、接地電極とコイルと
の間の距離が小さくなりすぎると、両者の間にも新たな
キャパシタンスを生じ、その影響でコイルの見かけのイ
ンダクタンスが変化する場合があるので、接地電極とコ
イルとの間の距離はそのような不具合が生じないように
設定することが望ましい。
回路の接地電極が形成される場合、接地電極とコイルと
の間の距離が小さくなりすぎると、両者の間にも新たな
キャパシタンスを生じ、その影響でコイルの見かけのイ
ンダクタンスが変化する場合があるので、接地電極とコ
イルとの間の距離はそのような不具合が生じないように
設定することが望ましい。
【0008】コンデンサは、セラミック多層基板を構成
すべきセラミックグリーンシート上に、導電性材料を含
有するペーストを用いて電極パターンを印刷した後、こ
れを焼成することにより形成することができる。
すべきセラミックグリーンシート上に、導電性材料を含
有するペーストを用いて電極パターンを印刷した後、こ
れを焼成することにより形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施例としての回路基板1を模式的に示すものであり、
アルミナ等のセラミックスで構成されたセラミック多層
基板(以下、単に基板ともいう)2の一方の板面(以
下、表面という)に薄膜抵抗素子3及び薄膜コイル4が
形成されている。また、基板2内には、その厚さ方向に
おける中心線Oを挟んで薄膜コイル4と反対側にコンデ
ンサ5が内蔵されている。該コンデンサ5は、各々基板
2の板面方向に配置されるとともに、該基板2の厚さ方
向において所定の間隔で互いに対向する上部電極6及び
下部電極7とを備えている。一方、基板2の他方の板面
(以下、裏面という)には、コンデンサ5の下部電極の
接地端子8が形成されている。
に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施例としての回路基板1を模式的に示すものであり、
アルミナ等のセラミックスで構成されたセラミック多層
基板(以下、単に基板ともいう)2の一方の板面(以
下、表面という)に薄膜抵抗素子3及び薄膜コイル4が
形成されている。また、基板2内には、その厚さ方向に
おける中心線Oを挟んで薄膜コイル4と反対側にコンデ
ンサ5が内蔵されている。該コンデンサ5は、各々基板
2の板面方向に配置されるとともに、該基板2の厚さ方
向において所定の間隔で互いに対向する上部電極6及び
下部電極7とを備えている。一方、基板2の他方の板面
(以下、裏面という)には、コンデンサ5の下部電極の
接地端子8が形成されている。
【0010】コンデンサ5は、その上部電極6の上面か
ら薄膜コイル4下面までの距離d1が0.4mm以上、望
ましくは0.5mm以上に設定されている。また、接地電
極8の上面から薄膜コイル4の下面までの距離d2は、
薄膜コイル4の見かけのインダクタンスに及ぼす影響が
なるべく生じない値に設定されている。さらに、コンデ
ンサ5は基板2の裏面に近接する位置に形成されてい
る。
ら薄膜コイル4下面までの距離d1が0.4mm以上、望
ましくは0.5mm以上に設定されている。また、接地電
極8の上面から薄膜コイル4の下面までの距離d2は、
薄膜コイル4の見かけのインダクタンスに及ぼす影響が
なるべく生じない値に設定されている。さらに、コンデ
ンサ5は基板2の裏面に近接する位置に形成されてい
る。
【0011】図2は、図1の回路基板1の積層構造を、
より詳しく表した図である(なお、該図において、基板
2及び各膜の厚さは誇張して描いている)。コンデンサ
5の各電極は、後述する通り、基板2を構成するグリー
ンシート上にW(タングステン)ないしMo(モリブデ
ン)等の導電性粉末を含有するペーストを用いてパター
ンを印刷し、これを焼成することにより形成されたもの
である。また、薄膜抵抗素子3は、反応性スパッタ法等
の気相成膜法により形成された窒化タンタルの抵抗材料
膜とされており、その膜面方向に通電されることで抵抗
素子として機能する。また、薄膜コイル4、配線部9,
10及び裏面側の接地電極8は、高周波スパッタリング
等の気相成膜法及び化学メッキ等により形成された多層
金属膜とされている。本実施例では該多層金属膜は、T
i(チタン)膜15(膜厚100〜200nm)、Pd
(パラジウム)膜16(膜厚300〜500nm)及びA
u(金)膜17(膜厚2〜5μm)が、基板2側からこ
の順序で積層されたものとなっている。さらに、コンデ
ンサ5の上部電極6と基板2の上面側の配線9との間、
下部電極7と配線10との間、及び下部電極7と接地電
極8との間は、導電性材料粉末を含有するペーストの焼
成により基板2の厚さ方向に形成された内部結線部11
〜14を介して、それぞれ電気的に結合されている。
より詳しく表した図である(なお、該図において、基板
2及び各膜の厚さは誇張して描いている)。コンデンサ
5の各電極は、後述する通り、基板2を構成するグリー
ンシート上にW(タングステン)ないしMo(モリブデ
ン)等の導電性粉末を含有するペーストを用いてパター
ンを印刷し、これを焼成することにより形成されたもの
である。また、薄膜抵抗素子3は、反応性スパッタ法等
の気相成膜法により形成された窒化タンタルの抵抗材料
膜とされており、その膜面方向に通電されることで抵抗
素子として機能する。また、薄膜コイル4、配線部9,
10及び裏面側の接地電極8は、高周波スパッタリング
等の気相成膜法及び化学メッキ等により形成された多層
金属膜とされている。本実施例では該多層金属膜は、T
i(チタン)膜15(膜厚100〜200nm)、Pd
(パラジウム)膜16(膜厚300〜500nm)及びA
u(金)膜17(膜厚2〜5μm)が、基板2側からこ
の順序で積層されたものとなっている。さらに、コンデ
ンサ5の上部電極6と基板2の上面側の配線9との間、
下部電極7と配線10との間、及び下部電極7と接地電
極8との間は、導電性材料粉末を含有するペーストの焼
成により基板2の厚さ方向に形成された内部結線部11
〜14を介して、それぞれ電気的に結合されている。
【0012】以下、回路基板1の製造方法について説明
する。まず、図3に示すように、アルミナ粉末を主体に
構成された各種厚さのセラミックグリーンシート51〜
53を用意する。ここで、基板2の上面側を形成するこ
ととなるグリーンシート51の厚さは、焼成後における
厚さが前述の距離d1(図1)に等しくなるように調整
される。また、中間のグリーンシート52は、焼成によ
りコンデンサ5の誘電体部分を形成するものであり、そ
の厚さは、焼成後の厚さがコンデンサ5の上部電極6及
び下部電極7の極板間距離に等しくなるように調整され
る。さらに、下側のグリーンシート53の厚さは、上記
2つのシート51,52とともに積層されて焼成・一体
化されたときの厚さが前述の距離d2となるように調整
される。また、各シート51〜53には、前述の内部結
線部11〜14を形成するための孔部54〜58が、そ
れぞれシートの厚さ方向に貫通する形態で孔設される。
する。まず、図3に示すように、アルミナ粉末を主体に
構成された各種厚さのセラミックグリーンシート51〜
53を用意する。ここで、基板2の上面側を形成するこ
ととなるグリーンシート51の厚さは、焼成後における
厚さが前述の距離d1(図1)に等しくなるように調整
される。また、中間のグリーンシート52は、焼成によ
りコンデンサ5の誘電体部分を形成するものであり、そ
の厚さは、焼成後の厚さがコンデンサ5の上部電極6及
び下部電極7の極板間距離に等しくなるように調整され
る。さらに、下側のグリーンシート53の厚さは、上記
2つのシート51,52とともに積層されて焼成・一体
化されたときの厚さが前述の距離d2となるように調整
される。また、各シート51〜53には、前述の内部結
線部11〜14を形成するための孔部54〜58が、そ
れぞれシートの厚さ方向に貫通する形態で孔設される。
【0013】そして、図4に示すように、シート52及
び53には、前述の導電性材料粉末を含有するペースト
Pにより、コンデンサ5の両電極6及び7を形成するた
めのパターン59及び60が、それぞれ印刷形成され
る。また、各孔部54〜58にも該ペーストPが充填さ
れる。そして、この状態で各シート51〜53を互いに
積層し、さらに所定の焼成炉内で温度1300〜160
0℃で焼成することにより、図5に示すように、シート
51〜53は焼成・一体化されて基板2を形成するとと
もに、パターン59及び60はそれぞれ焼結されてコン
デンサ5の上部電極6及び下部電極7となり、さらに各
孔部54〜58に充填されたペーストPは内部結線部1
1〜14となる。
び53には、前述の導電性材料粉末を含有するペースト
Pにより、コンデンサ5の両電極6及び7を形成するた
めのパターン59及び60が、それぞれ印刷形成され
る。また、各孔部54〜58にも該ペーストPが充填さ
れる。そして、この状態で各シート51〜53を互いに
積層し、さらに所定の焼成炉内で温度1300〜160
0℃で焼成することにより、図5に示すように、シート
51〜53は焼成・一体化されて基板2を形成するとと
もに、パターン59及び60はそれぞれ焼結されてコン
デンサ5の上部電極6及び下部電極7となり、さらに各
孔部54〜58に充填されたペーストPは内部結線部1
1〜14となる。
【0014】次に、図6に示すように、こうして得られ
た基板2の上面に、後に薄膜抵抗素子3を形成すること
となる窒化タンタル等の抵抗材料被膜61を反応性スパ
ッタ法等により形成する。そして、その抵抗材料被膜6
1をフォトレジスト被膜で覆い、さらに所定のパターン
を露光・現像することにより、図7に示すように、薄膜
抵抗素子3として予定される部分にのみフォトレジスト
被膜62を残留させる。そして、この状態で抵抗材料被
膜61側にエッチング、例えばO2やCF4等のガスを用
いた反応性エッチング(いわゆるRIEエッチング)を
施して、フォトレジスト被膜62が形成されていない部
分の抵抗材料被膜61を除去することにより、薄膜抵抗
素子3が形成される。
た基板2の上面に、後に薄膜抵抗素子3を形成すること
となる窒化タンタル等の抵抗材料被膜61を反応性スパ
ッタ法等により形成する。そして、その抵抗材料被膜6
1をフォトレジスト被膜で覆い、さらに所定のパターン
を露光・現像することにより、図7に示すように、薄膜
抵抗素子3として予定される部分にのみフォトレジスト
被膜62を残留させる。そして、この状態で抵抗材料被
膜61側にエッチング、例えばO2やCF4等のガスを用
いた反応性エッチング(いわゆるRIEエッチング)を
施して、フォトレジスト被膜62が形成されていない部
分の抵抗材料被膜61を除去することにより、薄膜抵抗
素子3が形成される。
【0015】続いて、図8に示すように基板2の両面
に、セラミックスとの密着力を高めるためのTi膜1
5、及び次工程で形成するAu膜との密着力を高めるた
めのPd膜16を、それぞれ高周波スパッタ法あるいは
蒸着法により順次形成する。そして、図9に示すよう
に、前述と同様の方法により、基板2の上面側におい
て、配線部9,10及び薄膜コイル4(図2)に予定さ
れた部分以外の領域にフォトレジスト被膜64を形成す
る。
に、セラミックスとの密着力を高めるためのTi膜1
5、及び次工程で形成するAu膜との密着力を高めるた
めのPd膜16を、それぞれ高周波スパッタ法あるいは
蒸着法により順次形成する。そして、図9に示すよう
に、前述と同様の方法により、基板2の上面側におい
て、配線部9,10及び薄膜コイル4(図2)に予定さ
れた部分以外の領域にフォトレジスト被膜64を形成す
る。
【0016】次に、図10に示すように、基板2の両面
に金メッキを施して、Au層17を形成する。このと
き、基板2の上面側では、配線部9,10及び薄膜コイ
ル4(図2)に予定された部分に選択的に金メッキが施
されることとなる。そして、最終的に上記フォトレジス
ト被膜64を除去し、さらにこれにより露出したTi膜
15及びPd膜16の部分を化学エッチング等により除
去することにより、図2に示す回路基板1が得られる。
なお、図3及び図4においてコンデンサ5の誘電体部分
を構成するグリーンシート52はアルミナを主体に構成
されているが、これに代えて、鉄・タングステン酸鉛あ
るいは亜鉛・ニオブ酸鉛等を主体に構成された誘電率の
さらに高いセラミック粉末に、必要に応じてホウ硅酸鉛
系ガラス粉末を添加して調製したグリーンシートを使用
する態様とすることもできる。これにより、コンデンサ
5の誘電体部分の誘電率を高めることができ、ひいては
コンデンサ5の容量を大きくすることができる。また、
セラミック基板は、低温焼成可能なガラスセラミックス
を絶縁材料として用い、Ag、Cu等の導体材料と同時
焼結したものを用いてもよい。
に金メッキを施して、Au層17を形成する。このと
き、基板2の上面側では、配線部9,10及び薄膜コイ
ル4(図2)に予定された部分に選択的に金メッキが施
されることとなる。そして、最終的に上記フォトレジス
ト被膜64を除去し、さらにこれにより露出したTi膜
15及びPd膜16の部分を化学エッチング等により除
去することにより、図2に示す回路基板1が得られる。
なお、図3及び図4においてコンデンサ5の誘電体部分
を構成するグリーンシート52はアルミナを主体に構成
されているが、これに代えて、鉄・タングステン酸鉛あ
るいは亜鉛・ニオブ酸鉛等を主体に構成された誘電率の
さらに高いセラミック粉末に、必要に応じてホウ硅酸鉛
系ガラス粉末を添加して調製したグリーンシートを使用
する態様とすることもできる。これにより、コンデンサ
5の誘電体部分の誘電率を高めることができ、ひいては
コンデンサ5の容量を大きくすることができる。また、
セラミック基板は、低温焼成可能なガラスセラミックス
を絶縁材料として用い、Ag、Cu等の導体材料と同時
焼結したものを用いてもよい。
【0017】なお、図11に示すように、コンデンサ5
を薄膜コイル4の直下位置から外して形成するようにし
てもよい。また、図12に示すように、コンデンサ5の
下部電極7を、基板2の裏面上に形成してもよい。さら
に、図13に示すように、基板2の裏面上に、下部電極
6、誘電体層5a及び上部電極7をこの順序で形成し
て、コンデンサ5とする構成も可能である。なお、この
場合、誘電体層5aを薄膜として形成することにより、
薄膜コンデンサとして構成することもできる。
を薄膜コイル4の直下位置から外して形成するようにし
てもよい。また、図12に示すように、コンデンサ5の
下部電極7を、基板2の裏面上に形成してもよい。さら
に、図13に示すように、基板2の裏面上に、下部電極
6、誘電体層5a及び上部電極7をこの順序で形成し
て、コンデンサ5とする構成も可能である。なお、この
場合、誘電体層5aを薄膜として形成することにより、
薄膜コンデンサとして構成することもできる。
【0018】また、図14に示すように、基板2の厚さ
tが十分に確保されている場合等においては、コイル4
の下面からコンデンサ5の上部電極6までの距離d1が
0.4mm以上、望ましくは0.5mm以上の前述の条件を
充足している限り、基板2の中心線Oに関してコイル4
とコンデンサ5とが同じ側に形成されていても差しつか
えない。逆に、基板2の厚さtが小さい場合は、中心線
Oに関してコイル4とコンデンサ5とが互いに異なる側
に形成されていれば、必ずしもd1が上記条件を満たし
ていなくてもよい。また、上記実施例において、薄膜抵
抗素子3は省略する構成としてもよい。さらに、抵抗素
子、コイルは薄膜法で形成されるものに限らず、厚膜法
で形成されるものであってもよい。
tが十分に確保されている場合等においては、コイル4
の下面からコンデンサ5の上部電極6までの距離d1が
0.4mm以上、望ましくは0.5mm以上の前述の条件を
充足している限り、基板2の中心線Oに関してコイル4
とコンデンサ5とが同じ側に形成されていても差しつか
えない。逆に、基板2の厚さtが小さい場合は、中心線
Oに関してコイル4とコンデンサ5とが互いに異なる側
に形成されていれば、必ずしもd1が上記条件を満たし
ていなくてもよい。また、上記実施例において、薄膜抵
抗素子3は省略する構成としてもよい。さらに、抵抗素
子、コイルは薄膜法で形成されるものに限らず、厚膜法
で形成されるものであってもよい。
【0019】
【実施例】コンデンサ5の上部電極6の上面から薄膜コ
イル4下面までの距離d1が各種値を有する図1の回路
基板1を、前述の方法により作製した。なお、薄膜コイ
ル4は巻数を3とし、その巻線部の幅wと隣接する巻線
間同士の間隔のスペースsをいずれも0.1mmとしたも
の(図17)と、0.05mmとしたものと(図18)の
2種類を作製した。このような回路基板1に対し、10
0MHz〜1GHzの各種周波数の高周波を印加し、コ
イル4の見かけのインダクタンスがどのように変化する
かを測定した。図17及び図18にその結果を示す。な
お、見かけのインダクタンスの値は、d1が無限大であ
ると仮定した場合の推定インダクタンス値に対する相対
値により表示している。インダクタンスは、d1が本発
明の要件を充足する0.4mm以上の範囲においてd1が
無限大である場合の値の90%以上となり、さらにd1
が0.5mm以上では95%以上になっている。すなわ
ち、本発明の回路基板においては、コンデンサ5のコイ
ル4のインダクタンスに与える影響が非常に小さいこと
がわかる。
イル4下面までの距離d1が各種値を有する図1の回路
基板1を、前述の方法により作製した。なお、薄膜コイ
ル4は巻数を3とし、その巻線部の幅wと隣接する巻線
間同士の間隔のスペースsをいずれも0.1mmとしたも
の(図17)と、0.05mmとしたものと(図18)の
2種類を作製した。このような回路基板1に対し、10
0MHz〜1GHzの各種周波数の高周波を印加し、コ
イル4の見かけのインダクタンスがどのように変化する
かを測定した。図17及び図18にその結果を示す。な
お、見かけのインダクタンスの値は、d1が無限大であ
ると仮定した場合の推定インダクタンス値に対する相対
値により表示している。インダクタンスは、d1が本発
明の要件を充足する0.4mm以上の範囲においてd1が
無限大である場合の値の90%以上となり、さらにd1
が0.5mm以上では95%以上になっている。すなわ
ち、本発明の回路基板においては、コンデンサ5のコイ
ル4のインダクタンスに与える影響が非常に小さいこと
がわかる。
【図1】本発明の回路基板の一実施例を示す断面模式
図。
図。
【図2】その基板及び各膜の積層構造の詳細を示す断面
模式図。
模式図。
【図3】回路基板の製造工程説明図。
【図4】図3に続く工程説明図。
【図5】図4に続く工程説明図。
【図6】図5に続く工程説明図。
【図7】図6に続く工程説明図。
【図8】図7に続く工程説明図。
【図9】図8に続く工程説明図。
【図10】図9に続く工程説明図。
【図11】図1の回路基板の第一の変形例を示す断面模
式図。
式図。
【図12】同じく第二の変形例を示す断面模式図。
【図13】同じく第三の変形例を示す断面模式図。
【図14】同じく第四の変形例を示す断面模式図。
【図15】同じく第五の変形例を示す断面模式図。
【図16】従来の回路基板の断面模式図。
【図17】実施例の回路基板における、そのコイルとコ
ンデンサとの距離と、コイルのインダクタンスとの関係
の一例を示すグラフ。
ンデンサとの距離と、コイルのインダクタンスとの関係
の一例を示すグラフ。
【図18】同じく別の例を示すグラフ。
1 回路基板 2 セラミック多層基板 4 薄膜コイル 5 コンデンサ 6 上部電極 7 下部電極 8 接地電極 O 中心線
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミック多層基板の一方の板面に形成
されたコイルと、 該セラミック多層基板中又は該基板の他方の板面上に形
成されたコンデンサとを備え、 前記セラミック多層基板の厚さ方向において、前記コン
デンサの前記コイル側に位置する電極から該コイルまで
の、その対向面同士の距離が0.4mm以上とされたこと
を特徴とする回路基板。 - 【請求項2】 セラミック多層基板の一方の板面に形成
されたコイルと、 該セラミック多層基板中又は該基板の他方の板面上に形
成されたコンデンサとを備え、 前記セラミック多層基板の厚さ方向における中心を挟ん
で、前記コンデンサが前記コイルと反対側に配置された
ことを特徴とする回路基板。 - 【請求項3】 前記セラミック多層基板の厚さ方向にお
いて、前記コンデンサの前記コイル側に位置する電極か
ら該コイルまでの、その対向面同士の距離が0.4mm以
上とされている請求項2記載の回路基板。 - 【請求項4】 前記コンデンサは、前記セラミック多層
基板を構成すべきセラミックグリーンシート上に、導電
性材料を含有するペーストを用いて電極パターンを印刷
した後、これを焼成することにより形成されたものであ
る請求項1ないし3のいずれかに記載の回路基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8271900A JPH1098269A (ja) | 1996-09-21 | 1996-09-21 | 回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8271900A JPH1098269A (ja) | 1996-09-21 | 1996-09-21 | 回路基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1098269A true JPH1098269A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17506463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8271900A Pending JPH1098269A (ja) | 1996-09-21 | 1996-09-21 | 回路基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1098269A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002368428A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-20 | Sony Corp | 高周波モジュール用基板装置、高周波モジュール装置及びこれらの製造方法 |
| WO2017057422A1 (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 株式会社村田製作所 | 薄膜型lc部品およびその実装構造 |
-
1996
- 1996-09-21 JP JP8271900A patent/JPH1098269A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002368428A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-20 | Sony Corp | 高周波モジュール用基板装置、高周波モジュール装置及びこれらの製造方法 |
| WO2017057422A1 (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 株式会社村田製作所 | 薄膜型lc部品およびその実装構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051020 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060113 |