JPH1098351A - 圧電振動デバイス - Google Patents
圧電振動デバイスInfo
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- JPH1098351A JPH1098351A JP9138833A JP13883397A JPH1098351A JP H1098351 A JPH1098351 A JP H1098351A JP 9138833 A JP9138833 A JP 9138833A JP 13883397 A JP13883397 A JP 13883397A JP H1098351 A JPH1098351 A JP H1098351A
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Abstract
を抑制し、通過帯域特性を良好にかつ広帯域にするとと
もに、通過帯域外における保証減衰量特性を良好にする
圧電振動デバイスを提供する。 【解決手段】 入力電極及び出力電極あるいは共通電極
の外周近傍の少なくとも一部で、かつ非調和オーバート
ーンモードが比較的強く励振される部分に重み軽減部あ
るいは重み付加部を設ける。また、入力電極と出力電極
の総面積に対して、共通電極の面積を大きくし、重み軽
減部あるいは重み付加部は入力電極と出力電極に対向す
る共通電極部分に及ぶ範囲とする。さらに水晶板のいず
れかの主面に形成する電極を厚肉とする。ここで、水晶
板の一方の主面に形成された共通電極の厚さを、他方の
主面に形成された入力電極及び出力電極の厚さの2倍〜
10倍の厚さとするのが好ましい。これらの電極材料と
しては、銀、銀合金、金、金合金を用いる。
Description
られる厚み系振動を用いた圧電振動デバイスにし、更に
詳しくは、例えば一般に非調和(インハーモニック)オ
ーバートーンモード等の不要振動であるスプリアス振動
の影響を抑制し、保証減衰量特性を良好にする圧電振動
デバイスに関する。
来技術を以下に説明する。図31は従来の圧電振動デバ
イスを裏面からみた電極構成および(3,1,3)モー
ドと一般に称される非調和オーバートーンモードのスプ
リアス振動の振動エネルギ分布を示す図であり、図32
は図31におけるS−S断面図および主振動モード(実
線)と(3,1,3)モードのスプリアス振動の振動エ
ネルギ分布を示す図である。この(3,1,3)の各記
号は、それぞれ水晶板のY′軸(厚み)方向のオーバー
トーンの次数、X軸方向のオーバートーンの次数、Z′
軸方向のオーバートーンの次数を表しており、図31に
示すように(3,1,3 )モードはZ′軸方向に平行
に並ぶ3つの振動の山(谷)を有するスプリアス振動の
モードである。
る。この水晶板90の一方の主面に入力電極191、出
力電極192とこれら電極を水晶板90の外周に導く引
出電極191a,192aとが設けられ、もう一方の主
面には共通電極193とこの電極を水晶板90の外周に
導く引出電極193aとが設けられている。これらの各
電極は真空蒸着法等による薄膜形成手段によって形成さ
れる。なお、図示していないが、入出力電極191、1
92はそれぞれ入出力端子に接続され、共通電極193
はアース端子に接続された状態で気密封止されている。
晶板90を挟んで対向して形成された入出力電極19
1、192と共通電極193部分を共振領域として、対
称モード(fs)と斜対称モード振動(fa)がこれら
電極部分に閉じ込められ、これらが音響的に結合するこ
とにより多重モードの主振動を形成し、これにより所定
のフィルタとしての通過帯域特性を有する圧電振動デバ
イスを構成している。
三次オーバートーンタイプの電極材料としてはアルミニ
ウムが一般的に用いられている。
動デバイスは、上述したように主振動以外に、高次の非
調和オーバートーンモード例えば(3,1,3)モード
のスプリアス振動もこのの電極部分に閉じ込められるこ
とから、同時に励振される。また、このようなモード以
外にもX軸方向に平行に並ぶ3つの振動の山(谷)を有
する(3,3,1)モードと呼ばれるスプリアス振動、
あるいはそれぞれ軸方向に3つの振動の山(谷)を有す
る振動モード等数多くのスプリアス振動が存在する。こ
うしたスプリアス振動は励振電極下にエネルギが閉じ込
められていることから定在波として比較的強く励振さ
れ、スプリアス振動として主振動に悪影響を与えたり、
フィルタとしての通過帯域特性を乱したり、通過帯域外
における保証減衰量特性が十分とれない等の問題があっ
た。また、電極材料として従来のようにアルミニウムを
用いた場合、アルミニウムは酸化され易く、歩留り及び
生産性が悪いという問題がある。さらに、酸化されて酸
化アルミニウムが形成されると、導電性接着剤との導通
抵抗が大きくなり、保証減衰量特性が悪かった。
なされたもので、主振動(公称周波数)近傍に発生して
いたスプリアス振動モードを抑制し、通過帯域特性を良
好にかつ広帯域にするとともに、通過帯域外における保
証減衰量特性を良好にする圧電振動デバイスを提供する
ことを目的とする。
ために、本発明の圧電振動デバイスは、水晶板の一方の
主面に入力電極と出力電極とが所定の間隔で近接して形
成され、かつこの水晶板の他方の主面にその入力電極及
び出力電極に対応する共通電極が設けられ、これらの電
極により共振領域が形成された厚み系振動を用いた圧電
振動デバイスにおいて、上記入力電極及び出力電極ある
いは共通電極の外周近傍の少なくとも一部に重み軽減部
あるいは重み付加部が設けられていることによって特徴
付けられている。
は、3ポール型の圧電振動デバイス、すなわち、水晶板
の一方の主面に入力電極と出力電極と、これらの電極間
に介在するアース電極とが所定の間隔で近接して形成さ
れ、かつこの水晶板の他方の主面にこれらの電極に対応
する共通電極が設けられ、これらの電極により共振領域
が形成された厚み系振動を用いた圧電振動デバイスにお
いても、また、4ポール型の圧電振動デバイス、すなわ
ち、水晶板の一方の主面に入力電極と出力電極とが所定
の間隔で近接して形成された入出力電極対が、2組並列
に形成され、かつこの水晶板の他方の主面に各入出力電
極対に対応する共通電極がそれぞれ設けられ、これら2
組の入出力電極対に及び共通電極により共振領域が形成
された厚み系振動を用いた圧電振動デバイスにおいても
適用される。
は、当該圧電振動デバイスの励振時に現れるスプリアス
振動の振動エネルギが主振動エネルギより相対的に高い
部分に設けられていることが好ましい。
力電極と出力電極とが所定の間隔で近接して形成され、
かつこの水晶板の他方の主面にその入力電極及び出力電
極に対応する矩形状の共通電極が設けられ、これらの電
極により共振領域が形成されているとともに、これらの
各電極を上記水晶板の外周端部に導出する引出電極が形
成された厚み系振動を用いた圧電振動デバイスにおい
て、上記重み軽減部あるいは重み付加部は、上記入力電
極と出力電極とが互いに対向する遠い辺の中央部の少な
くとも1か所に、あるいは共通電極の対向する遠い辺の
中央部の少なくとも1か所に、あるいは上記入力電極も
しくは出力電極の上記遠い辺の中央部のいずれかと、上
記共通電極の上記遠い辺の中央部の少なくとも1か所に
設けられていることが好ましい。
構成であってよいし、上記電極の所定箇所の当該電極を
全部もしくは一部除去することにより形成される凹部に
よって構成されてもよい。
しくは全体が厚肉に形成された構成あるいは樹脂材料が
上記電極の一部もしくは全体に付加された構成であって
もよい。
に対して、上記共通電極の面積が大きく形成されている
とともに、その共通電極の外周近傍の少なくとも一部に
重み軽減部あるいは重み付加部が設けられ、その重み軽
減部あるいは重み付加部は上記入力電極と出力電極に対
向する当該共通電極部分に及ぶ構成であってもよい。
のいずれかの主面に形成された電極が厚肉に形成されて
いる構成であってもよい。本発明の圧電振動デバイス
は、上記水晶板の一方の主面に形成された共通電極の厚
さが、他方の主面に形成された入力電極及び出力電極の
厚さの2倍から10倍の範囲であることが望ましい。
記水晶板のいずれかの主面に形成された電極が金または
銀を主成分とする金属、あるいは金または銀からなるこ
とが望ましい。
振動は、図10に示すように、その振動エネルギの分布
は対称モード振動(fs)、斜対称モード振動(fa)
の音響的結合で構成される主振動モードよりやや外側に
偏っており、入力電極や出力電極あるいは共通電極が対
向している領域の端部近傍においては、スプリアス振動
の振動エネルギが主振動の振動エネルギより高いことが
知られている。ここで本発明によれば、この部分に重み
軽減部あるいは重み付加部を設けたので、図1に示した
振動エネルギ分布からも明らかなように、このスプリア
ス振動のバランスが大きく崩れ、全体としてスプリアス
振動の振動エネルギが弱められる。
電振動デバイスにおいても、スプリアス振動をずらすこ
とができ、同様に振動エネルギが弱められる。また、こ
の重み軽減部あるいは重み付加部の構成により、主振動
モードが励振電極の中央部分に集中され、その結果、対
称モード振動(fs)と斜対称モード振動(fa)の音
響的結合が強化され、圧電振動デバイスとしての通過帯
域幅が広くなる。
電極と出力電極の総面積より大きくしたことにより、例
えば非調和オーバートーンモードは、その振動エネルギ
分布より外側に偏った状態となる。このような状態にお
いて、この共通電極の外周の少なくとも一部に重み軽減
部あるいは重み付加部を形成し、この重み軽減部あるい
は重み付加部は対向するその共通電極部分に及ぶ構成と
したので、この非調和オーバートーンモード自体のバラ
ンスが崩れ、この振動エネルギを極めて効率よく減衰さ
せることができる。また、一般的には電極面積を大きく
することで駆動インピ−ダンスを低下させることができ
るが、各種のスプリアス振動も同時に顕在化してくる。
しかし、本発明の重み軽減部あるいは重み付加部を設け
た構成により、スプリアス振動は実用に供するレベルに
まで弱めることができる。
る電極を厚肉とする構成とすれば、励振電極の外周端面
によって形成される境界条件がより強調され、上記した
重み軽減部あるいは重み付加部を設けることによる効果
をより有効に導き出すことができ、スプリアス抑制効果
がより向上する。
共通電極の厚さが、他方の主面に形成された入力電極及
び出力電極の厚さの2〜10倍の範囲に形成すれば、ス
プリアス振動のエネルギを外に出すために好ましく、励
振電極の外周端面によって形成される境界条件がより強
調され、上記した重み軽減部あるいは重み付加部を設け
ることによる効果をより有効に導き出すことができ、ス
プリアス抑制効果がより向上し、保証減衰量特性が向上
する。
で構成すれば、このようにスプリアス振動が厚みすべり
系非調和振動である場合には、比重が重いこれらの金属
からなる電極構成により、主振動より非調和振動の方が
周波数の低下量が小さくなり、見かけ上このスプリアス
振動が主振動よりより高い周波数になる。つまり、スプ
リアス振動を主振動からより遠ざけることができる。さ
らに、銀はアルミニウムに比べ酸化しにくく、導電性接
着剤との導通抵抗が大きくなることもなく、減衰量特性
が良くなる。
好適な実施の形態について説明する。図1、図2及び図
3は本発明を適用したモノシリック水晶フィルタを例に
とった第1の実施の形態の説明図で、図1は共通電極側
の主面の平面図、図2は図1におけるA−A断面図、図
3は図1におけるB−B断面図であり、図1と図3に主
振動モードとそのスプリアス振動の1つである(3,
1,3)モードの振動エネルギの分布状態も併せて模式
的に示す。
れており、矩形状に加工されている。この水晶板1の一
方の主面(裏面)にはZ′軸方向に所定の間隔を開けて
それぞれ矩形状の入力電極21と出力電極22の対が近
接して形成されている。入力電極21と出力電極22
は、それぞれの引出電極21a,22aによって水晶板
1の対角線状に位置する各コーナー部に導かれている。
また、他方の主面(表面)には入力電極21、出力電極
22に対向するように矩形状の共通電極23が形成さ
れ、この共通電極23は引出電極23aによって水晶板
1の他のコーナー部に導かれ、アース端子(図示せず)
に接続されている。この共通電極23の短辺の中央部分
には切り欠き部231、232が形成されている。図2
及び図3の断面形状から明らかなように、入力電極2
1、出力電極22と共通電極23との外周端部の位置は
両主面(表裏面)でほぼ同じ位置に設定されており、共
通電極23の切り欠き部231、232は内側に入り込
んだ状態となっている。
励振させた場合、図12に示すような周波数特性を示
し、従来技術におけるモノシリック水晶フィルタの周波
数特性を示す図22と比較すると、本実施の形態では従
来比較的大きな振動エネルギをもっていた非調和オーバ
ートーンモード等のスプリアス振動が減衰されている。
これは、本実施の形態における特徴的な電極構成による
もので、切り欠き部231、232には電界が加わらな
いため、逆圧電効果に基づく励振が行われないことによ
るものと考えられる。つまり、振動エネルギの分布は図
1に示すように、切り欠き部231、232に沿って振
動にアンバランスが生じた状態になり、図3に示すよう
に非調和オーバートーンモードの振動エネルギは抑制さ
れ、弱まっていると考えられる。また図12からは読み
取りにくいが、通過帯域幅は従来品に比べ広くなってい
る。
ック水晶フィルタには、5mm×2.5mmのATカッ
ト矩形水晶板を用い、中心周波数を130MHzに設定
したものを用い、それぞれの電極の寸法が長辺が0.7
8mm、短辺が0.56mmの矩形電極の対を互いの間
隔を0.1mm開けて裏面に形成し、表面には、これら
の入出力電極に対向するように、ほぼ対応した大きさの
共通電極が形成されたものである。従来例とは、この共
通電極の形状が上述したように異なるものである。重み
を軽減するための電極形状として、本実施の形態では共
通電極に切り欠き部の例を示したが、この切り欠き部の
形状は本実施の形態で示した形状に限定されるものでは
なく、主振動モードの変位分布に影響を与えないような
形状、寸法であればよく、湾曲形状であってもよい。
していないが例えば支持体に各々つながるリード端子を
有するベースを用意し、上述した電極構成の水晶板1を
リード端子と接合された支持体で支持し、キャップによ
り気密封止してもよいし、また、外部導出電極パッドを
有するパッケージに搭載し、気密封止してもよい。
て、電極の所定箇所の電極部分を除去した貫通孔が形成
された構成を第2の実施の形態として以下に説明する。
図4はこの第2の実施の形態の構成を示し、共通電極が
形成された裏面の平面図である。第1の実施の形態の例
と同じ構造部分については、同番号を付し、同番号の部
分の説明は省略する。
極24a,24bによって水晶板1の対角線状に位置す
る各コーナー部に導かれている。水晶板1の裏面に形成
された共通電極24には、複数のピット241,24
2,243,244,245,246が形成されてお
り、これらのピットが形成されている部位は、(3,
3,1)モードのスプリアス振動が比較的強く励振され
ている領域である。各ピットは、励振電極形成後、レー
ザービ−ムを照射して所定の箇所の電極材料を除去する
等の公知の手段を用いて形成することができる。このよ
うな構成により、(3,3,1)モードのスプリアス振
動のバランスが崩れ、振動エネルギが減衰するものと考
えられる。
共通電極に貫通孔が形成された構成としたが、この貫通
孔に限ることなく、電極の一部を薄肉化してビット(凹
み)を形成する構成であってもよい。さらに、これら貫
通孔やピットと上述したような切り欠き部を混在させた
構造としてもよい。
して、図5及び図6に示すような電極が形成された構成
を第3の実施の形態として以下に説明する。図5はこの
第3の実施の形態の構成を示し、共通電極が形成された
裏面の平面図であり、図6は図5におけるC−C断面図
である。第1の実施の形態の例と同じ構造部分について
は、同番号を付し、同番号の部分の説明は省略する。
2がZ′軸方向に並んで所定の間隔を開けて近接した状
態で形成されている。これらの入力電極31、出力電極
32はそれぞれ引出電極31a,32aによって水晶板
1の対角線状に位置する各コーナー部に導かれている。
他方の主面には入力電極31、出力電極32にそれぞれ
対向するように共通電極33,34が形成されている。
これらの共通電極33,34はそれぞれ引出電極33
a,34aによって水晶板1の対角線状に位置する各コ
ーナー部に導かれている。また、各電極の形状は、対と
なるように形成された入力電極31と出力電極32、ま
た共通電極33と共通電極34が、それぞれX軸方向に
互いに対向する遠い辺が円弧状をなす構成となってい
る。この構成により、楕円状の振動エネルギの分布に一
部近似させた形状となり、これを採用できる。なお、こ
の実施の形態の例は電極がX軸方向に並列する構成を採
用しているが、これは通過帯域を拡げる必要がある等、
所望の電気的特性によって選択される事項である。
軽減するために、共通電極33の円弧をなす電極端部の
中央部分に切り欠き部331を形成するとともに、出力
電極32の円弧をなす電極端部の中央部分に切り欠き部
321を形成した構成となっている。このような切り欠
き部が形成された構成においても、上述の第1及び第2
の実施の形態と同様に非調和オーバートーンモード等の
スプリアス振動の振動エネルギを減衰させることができ
る。
加された電極形状を有するモノシリック水晶フィルタの
例を図7にその断面図を示し、以下に説明する。図31
に示す従来例と同様な構成の電極構成に、さらに共通電
極37の一方の端部に電極37と同じ材料で形成された
付加電極371が設けられている。この付加電極371
の形成部分は非調和オーバートーンモードが比較的強く
励振される部分としており、これにより非調和オーバー
トーンモード等のスプリアス振動を減衰させることがで
きる。
0を参照しながら以下に説明する。図8は共通電極側の
主面の平面図、図9は図8におけるD−D断面図、図1
0は図8におけるE−E断面図である。
成された矩形状の入力電極41、出力電極42に対し
て、他方の主面に形成された矩形状の共通電極43は4
辺とも大きく形成され、入力電極41、出力電極42の
両方を覆う大きさとなっている。さらにこの共通電極4
3の対向する短辺の中央部分に切り欠き部431、43
2が形成されており、その切り欠き深さは反対の面に形
成されている入出力電極41、42に対向する共通電極
43部分に及ぶ深さに形成されている。
って水晶板1の他のコーナー部に導かれ、アース端子
(図示せず)に接続されている。また、入力電極41と
出力電極42は、それぞれの引出電極41a,42aに
よって水晶板1の対角線状に位置する各コーナー部に導
かれている構成となっている。
調和オーバートーンモードは、より外側に偏った状態の
振動エネルギ分布において、この非調和オーバートーン
モード自体のバランスが崩れ、この振動エネルギを極め
て効率よく減衰させることができる。一般に電極面積を
大きくすることで駆動インピ−ダンスを低下させること
ができる一方、各種のスプリアス振動も同時に顕在化す
る問題が生じるが、重みを軽減するための電極形状ある
いは重み付加するための電極形状の構成を採用すれば、
こうしたスプリアス振動を実用化に供するレベルまで弱
めることができる。
Z′方向に、互いに対向する位置に形成された構成を示
したが、このZ′方向に限ることなく、図20に示すよ
うに、共通電極93においてX方向に切り欠き部93
1、932、933、934を形成する構成であっても
よい。この図20に示す構成において、共通電極の短辺
L 0 を1.30mmとし、入出力電極のX方向の幅L2
を0.78mmとした場合について、X方向に配設され
た対向する切り欠き部間のX方向の距離L1 とスプリア
ス減衰量との関係を、表1に示す。
なるほど、つまり、切り欠き深さが大きくなるほどスプ
リアス振動の減衰量が大きくなり、好ましい。この第5
の実施の形態によるモノシリック水晶フィルタには、5
mm×2.5mmのATカット矩形水晶板を用い、中心
周波数を130MHzに設定したものを用い、それぞれ
の電極の寸法が長辺が0.78mm、短辺が0.56m
mの矩形電極の対を互いの間隔を0.1mm開けて裏面
に形成し、表面には、これらの入出力電極を覆うよう
に、電極の寸法が長辺が1.84mm、短辺が1.1m
mの矩形の共通電極43が形成された構成である。この
構成のモノシリック水晶フィルタの周波数特性は図13
に示すような周波数特性を示し、従来技術におけるモノ
シリック水晶フィルタの周波数特性を示す図22と比較
すると、従来比較的大きな振動エネルギをもっていた非
調和オーバートーンモード等のスプリアス振動が減衰さ
れていることが明らかとなっている。この場合も図12
に示した第1の実施の形態のデバイスと同様、図13か
らは読み取りにくいが、通過帯域幅は従来品に比べ広く
なっている。
4に示す構成がある。この変形例では、一方の主面に形
成された矩形状の入力電極51、出力電極52に対し
て、他方の主面に形成された矩形状の共通電極53は4
辺とも大きく形成され、入力電極51、出力電極52の
両方を覆う大きさとなっている点、及び切り欠き部53
1、532の切り欠き深さは反対の面に形成されている
入出力電極51、52に対向する共通電極53部分に及
ぶ深さに形成されている点については図8に示す構成と
同等であるが、共通電極53に形成された切り欠き53
1、532の形状が異なる。なお、共通電極53は引出
電極53a、54aによって水晶板1の対角線状に位置
する各コーナー部に導かれ、アース端子(図示せず)に
接続されている。また、入力電極51と出力電極52
は、それぞれの引出電極51a,52aによって水晶板
1の対角線状に位置する各コーナー部に導かれている構
成となっている。
波数特性は図15に示すような周波数特性を示し、従来
技術におけるモノシリック水晶フィルタの周波数特性を
示す図22と比較すると、先に示した図8の構成と同
様、従来比較的大きな振動エネルギをもっていた非調和
オーバートーンモード等のスプリアス振動が減衰されて
いることが明らかであり、(イ)、(ロ)のスプリアス
振動が主振動から遠くなり、(ロ)のスプリアス振動が
減衰していることがわかる。
しながら以下に説明する。図16は共通電極側の主面の
平面図である。この実施の形態の例では、図14に示し
た変形例と、入力電極61、出力電極62及び共通電極
63に形成されたZ′方向に互いに対向して形成された
切り欠き部631、632の構成は同等であるが、この
共通電極63にX方向に切り欠き部633、634、6
35、636が形成されたされた構成が特徴的な構成と
なっている。切り欠き部633と634、切り欠き部6
35と636はそれぞれ互いに対向する位置に形成され
た構成となっている。
波数特性は図17に示すような周波数特性を示す。先に
示した図8の構成による周波数特性を示す図15と同
様、(ハ)、(ニ)のスプリアス振動が主振動から遠く
なり、さらにこの第6の実施の形態では、(ニ)のスプ
リアス振動だけでなく(ハ)のスプリアス振動も減衰し
ていることがわかる。
て、図18及び図19に示す構成をあげることができ
る。図18の構成においては、共通電極73におけるX
方向に形成された切り欠き部731、732、733、
734の形状及び形成部分は図16の構成と同じであ
り、またZ′方向に形成された切り欠き部741、74
2の形状に違いがあるが、その形成部分は同じである。
また共通電極73の対向する短辺は外側に弧状に形成さ
れている。この構成においても図16の構成と同等の作
用効果を奏するものである。
通電極83に形成された切り欠き部831、832、8
33、834は矩形の電極の各コーナー部から対角線上
に沿って入出力電極81、82に対向する共通電極83
部分に及ぶ切り欠きが形成された構成となっている。こ
の構成においても図16の構成と同等の作用効果を奏す
るものである。
形態において、共通電極は対向する二辺のみを大きくし
た構成であってもよいし、水晶板全面に形成しても差し
支えないが、その水晶板を例えばパッケージの電極パッ
ドに導電性接合材等により接続する際に、反対主面に形
成された入出力電極の引出電極との短絡事故が考えられ
るので、この構成を採用する際にはこのような問題を生
じさせない無電極領域を形成する必要がある。
電極、出力電極あるいは共通電極ののいずれか一方の主
面の電極を厚肉に形成してもよく、例えば図11に示す
ように入力電極35、出力電極36の厚さG2に対し
て、共通電極37の厚さG1を大きくしている。この厚
さG2は厚さG1に対して約4倍とするとスプリアス振
動のエネルギを外に出すために好ましい。ただし、厚み
を増加させるにしたがって、帯域が増えるものの、この
場合ある程度までいくと同じになることを考慮して設計
すべきである。このような構成により、重み軽減あるい
は重み付加による境界条件の変化がより強調され、スプ
リアス振動を抑制することができる。
電極の厚さが、他方の主面に形成された入力電極及び出
力電極の厚さの2倍から10倍の範囲であることがスプ
リアス振動のエネルギを外に出すために望ましく、例え
ば図11に示すように入力電極35、出力電極36の厚
さG2に対して、共通電極37の厚さG1は約2倍とし
ている。この2倍から10倍の範囲の限定は、厚みを増
加させるにしたがって、帯域が増えるものの、ある程度
までいくと同じになることを考慮して設計されたもので
あり、以下に図24及び図25に示す実験デ−タを参照
しながら詳細に説明する。
出力電極の厚さを500Å、主振動周波数を130MH
zとした場合、共通電極の厚さを500Å、1000
Å、2000Å、3000Å、4000Å、5000
Å、6000Å、7000Åと変化させた場合の保証減
衰量をそれぞれ評価したものである。また、図25はこ
の場合の各共通電極の厚さに対する挿入損失を示すグラ
フである。さらに、図26は電極材料をクロムと銀の合
金とし、入力電極及び出力電極の厚さを500Å、主振
動周波数を45MHzとした場合、共通電極の厚さを5
00Å、1000Å、2000Å、3000Å、400
0Å、5000Å、6000Å、7000Åと変化させ
た場合の保証減衰量をそれぞれ評価したものである。ま
た、図27はこの場合の各共通電極の厚さに対する挿入
損失を示すグラフである。
は、図25に示すように挿入損失が高い傾向にあるた
め、挿入損失が約3dB以下を使用可能範囲としてお
り、45MHzの基本波では挿入損失が低い傾向にある
ため、挿入損失が約2dB以下を使用可能範囲としてい
る。また、保証減衰量特性の最適値を考慮すると、いず
れの場合も共通電極の厚さは1000Åから5000Å
の範囲が最適である。以上のデ−タは実験的に共通電極
の厚さを入力電極及び出力電極の厚さの2倍から10倍
の範囲とすることの根拠を示すものである。
が得られ、重み軽減あるいは重み付加による境界条件の
変化がより強調される結果、スプリアス振動を効果的に
抑制することができる。
るいは重み付加部の大きさ(量)によって異なり、場合
によっては主振動モードを減衰させてしまうことがある
こと、さらに、電極形成時の製造誤差等も勘案して、切
り欠き部等の設計を行う必要がある。
は、電極材料として銀を用いたが、この構成は従来用い
られていたアルミニウムを電極材料とした場合に比べ
て、スプリアス振動は主振動からより遠くに発生させる
ことができる点で優れている。図22及び図23は、と
もに電極構成を図21に示す構成を適用し、その電極材
料をそれぞれアルミニウム、銀とした場合の周波数特性
を示す。なお、ここで用いたモノシリック水晶フィルタ
の共通電極13、入力電極11、出力電極12にはいず
れも本願の特徴的構成である重みを軽減あるいは付加す
る構成をとっていないが、ここでは電極材料の違いによ
る作用効果の違いのみを述べる。図22に示すように、
アルミニウム電極を用いた場合には、スプリアス振動
(ホ)、(ヘ)は主振動の近辺で大きく発生するが、銀
電極を用いた場合には、スプリアス振動(ト)、(チ)
は主振動から遠くに発生する。これは、スプリアス振動
が厚みすべり系非調和振動であり、比重の重い電極によ
り形成した場合、主振動より非調和振動の方が周波数の
低下量が小さく、見かけ上このスプリアス振動が主振動
よりより高い周波数になるためである。また、アルミニ
ウムが酸化しやすく、銀に比べ不安定材料であることに
起因する。以上のことから、電極材料を銀とすることは
スプリアス振動の影響を抑制する観点から有効な手段と
いえる。また、電極材料を銀のみならず、金を用いても
よい。また、これら金、銀のみを用いた電極に限ること
なく、金あるいは銀を主成分とした金属多層構造、例え
ばクロム−銀−金、クロム−銀−クロム、クロム−金−
クロム、ニッケル−銀−ニッケル、クロム−銀−ニッケ
ルあるいはニッケル−銀−クロムなどの三層構造、クロ
ム−銀、クロム−金、ニッケル−銀、ニッケル−金など
の二層構造とした電極構成であってもよい。これらの電
極を用いた場合も上記した銀を単独で用いた場合と同様
の効果を得ることができる。
17、図22及び図23に示した周波数特性は、図30
の分解斜視図に示すパッケージ320を用いて測定し
た。このとき測定される圧電振動デバイス300は、上
記した本願のいずれのデバイスでもよいが、例えば、図
30に示すように、圧電性基板310の一面に、互いに
所定のギャップGを開けて入出力振動電極対311、3
12を形成し、その反対側の面にはこれらと対向するよ
うに共通電極313を形成したもので、この圧電振動デ
バイス300が表面実装型のパッケージ320内に収容
される。
ク等の絶縁材料からなるパッケージ本体321と、その
パッケージ本体321の上面開口部にコバーリング(図
示せず)を介して被せられる金属製の蓋322によって
構成されている。パッケージ本体321には2つのピッ
ト341、342が形成されており、これらのピット3
41と342は、組み立て状態において圧電性基板31
0の入力振動電極311と出力振動電極312にそれぞ
れ対向し、また、各ピット341、342間の隔壁34
3は、入出力振動電極対311、312間のギャップG
に沿った状態となる。
動電極対311および出力振動電極312をそれぞれピ
ット341、342の底面側に向けた状態で、圧電性基
板310の3つのコーナー部分でピット341、342
の周縁部近傍においてパッケージ本体321に支持され
る。圧電性基板310の入出力振動電極311、312
および共通電極313はそれぞれに対応する引き出し電
極によって圧電性基板310の3箇所のコーナー部分に
引き出されているとともに、パッケージ本体321に
は、ピット341、342の周縁部近傍に上記コーナー
部と対応する位置に3つの接続パッドPが形成されてい
る。そして、圧電性基板310は、その3箇所のコーナ
ー部分において導電性接着剤によって振動を妨げられな
い状態で各接続パッドP上に機械的に固定されると同時
に、入出力振動電極対311、312および共通電極3
13が、それぞれの接続パッドPに個別に電気的に接続
される。このような状態で測定されたものである。
は、電極構成を2ポール型とした場合を説明したが、3
ポール型あるいは4ポール型の圧電振動デバイスにも同
様に適用されるものである。以下にその実施の形態を図
24及び図25を参照しながら説明する。
電極側の主面の平面図であり、3ポール型の圧電振動デ
バイスを示す。水晶板1には、矩形状に加工されたAT
カット水晶板が用いられており、一方の主面には、矩形
状の入力電極261、アース電極263、出力電極26
2が、所定の間隔を開けて、アース電極263が入力電
極261と出力電極262との間に介在させた状態で形
成されている。入力電極261、出力電極262は、そ
れぞれ引出し電極261a,262aによって水晶板1
の対角線状に位置する各コーナー部に導かれており、ア
ース電極263は水晶板1のもう1つの対角線状に位置
する各コーナー部に引出し電極(図示せず)によって導
かれている。一方、他方の主面には、入力電極261、
アース電極263、出力電極262に対向するように、
共通電極264が形成され、この共通電極264は引出
し電極264a,264bによって水晶板1の対角線状
に位置する各コーナー部に導かれ、アース電極263と
共通接続されている。この共通電極264の外周には切
り欠き264が対向する入力電極261、出力電極26
2に及ぶ深さに形成されている。この3ポール型の圧電
振動デバイスにおいても、共通電極264に重み軽減部
を設けたので、スプリアス振動のバランスが崩れ、全体
としてスプリアス振動の振動エネルギが弱められる。
通電極側の主面の平面図であり、4ポール型の圧電振動
デバイスを示す。水晶板1には、矩形状に加工されたA
Tカット水晶板が用いられており、一方の主面には、2
組の入出力電極、すなわち、矩形状の入力電極271と
出力電極272、入力電極281と出力電極282がそ
れぞれ所定の間隔を開けて形成されている。入力電極2
71、出力電極272は、それぞれ引出し電極271
a,272aによって、入力電極281、出力電極28
2は、それぞれ引出し電極281a,282aによって
それぞれ水晶板1のコーナー部に導かれている。一方、
他方の主面には、入力電極271、出力電極272、及
び入力電極281、出力電極282にそれぞれ対向する
ように、共通電極273、283が形成され、この共通
電極273、283は引出し電極273a,283aに
よって水晶板1の対角線状に位置する各コーナー部に導
かれている。これらの共通電極273、283の外周に
はそれぞれ切り欠き274、284が対向する入力電極
271、出力電極272及び入力電極281、出力電極
282に及ぶ深さに形成されている。この4ポール型の
圧電振動デバイスにおいても、共通電極274、284
に重み軽減部を設けたので、スプリアス振動のバランス
が崩れ、全体としてスプリアス振動の振動エネルギが弱
められる。
デバイスによれば、入力電極及び出力電極あるいは共通
電極の外周近傍の少なくとも一部で、かつ非調和オーバ
ートーンモードが比較的強く励振される部分に、重み軽
減部あるいは重み付加部を設けた構成としたので、振動
エネルギ分布のバランスが大きく崩れ、全体として振動
エネルギが弱められる。従って、従来通過帯域特性を悪
化させていたスプリアス振動が減衰することにより、通
過帯域特性が良好になるとともに、通過帯域外における
保証減衰量特性を良好にすることができる。さらに、主
振動モードが励振電極の中央部分に集中し、その結果対
称モード振動(fs)と斜対称モード振動(fa)の音
響的結合が強化され、水晶フィルタの通過帯域幅が広く
なる。
通電極の面積を大きくし、その共通電極の外周近傍の少
なくとも一部に重み軽減部あるいは重み付加部を設け、
その重み軽減部あるいは重み付加部は入力電極と出力電
極に対向する共通電極部分に及ぶ構成とした場合、非調
和オーバートーンモードは、その振動エネルギ分布がよ
り外側に偏った状態となり、この非調和オーバートーン
モード自体のバランスが崩れ、この振動エネルギを極め
て効率よく減衰させることができる。また、一般的には
電極面積を大きくすることにより駆動インピ−ダンスを
低下させることができるが、各種のスプリアス振動も同
時に顕在化する問題がある。しかし、本発明の重み軽減
部あるいは重み付加部を設けた構成により、このスプリ
アス振動を実用に供するレベルにまで弱めることがで
き、従って、より広帯域でかつ良好な通過帯域特性を得
ることができるとともに、通過帯域外における保証減衰
量特性を良好にすることができる。
る電極を厚肉とする構成とすれば、励振電極の外周端面
によって形成される境界条件がより強調され、上記した
重み軽減部あるいは重み付加部を設けることによる効果
をより有効に導き出すことができる。従って、この場合
スプリアス抑制効果がより向上する。
共通電極の厚さが、他方の主面に形成された入力電極及
び出力電極の厚さの2倍〜10倍の厚さとすれば、スプ
リアス振動の抑制効果が大きく、また、重み軽減部ある
いは重み付加部を設けた構成との相乗効果により一層効
果的なものとなる。この結果、圧電振動デバイスの製造
において、歩留り向上を図ることができ、信頼性の高い
デバイスを得ることができる。
金を用いた場合には、スプリアス振動を主振動から遠く
に発生させることができ、スプリアス振動の影響の抑制
効果をより大きくすることができ、しかも歩留り及び生
産性を向上するこができる。
の平面図
の平面図
の平面図
の平面図
示す図
を示す図
を示す図
通電極側の主面の平面図
性を示す図
面の平面図
す図
通電極側の主面の平面図
通電極側の主面の平面図
通電極側の主面の平面図
た圧電振動デバイスの電極構成を示す共通電極側の主面
の平面図
とした場合の周波数特性を示す図
の周波数特性を示す図
Å、主振動周波数を130MHzとした場合における共
通電極の厚さに対する保証減衰量の特性を示す図
Å、主振動周波数を130MHzとした場合における共
通電極の厚さに対する挿入損失の特性を示す図
の厚さを500Å、主振動周波数を45MHzとした場
合における共通電極の厚さに対する保証減衰量の特性を
示す図
Å、主振動周波数を45MHzとした場合における共通
電極の厚さに対する挿入損失の特性を示す図
面の平面図
面の平面図
られるパッケージの分解斜視図
の主面の平面図
入力電極 22,36,42,62,262,272,282‥‥
出力電極 263‥‥アース電極 23,24,34,37,43,63,264,27
3,283‥‥共通電極 231,232,331,321,431,432,6
31,632,633,634,635,636,26
5,274,284‥‥切り欠き部 241,242,243,244,245,246‥‥
貫通孔 371‥‥付加電極
Claims (12)
- 【請求項1】 水晶板の一方の主面に入力電極と出力電
極とが所定の間隔で近接して形成され、かつこの水晶板
の他方の主面にその入力電極及び出力電極に対応する共
通電極が設けられ、これらの電極により共振領域が形成
された厚み系振動を用いた圧電振動デバイスにおいて、
上記入力電極及び出力電極あるいは共通電極の外周近傍
の少なくとも一部に重み軽減部あるいは重み付加部が設
けられていることを特徴とする圧電振動デバイス。 - 【請求項2】 水晶板の一方の主面に入力電極と出力電
極と、これらの電極間に介在するアース電極とが所定の
間隔で近接して形成され、かつこの水晶板の他方の主面
にこれらの電極に対応する共通電極が設けられ、これら
の電極により共振領域が形成された厚み系振動を用いた
圧電振動デバイスにおいて、上記入力電極及び出力電極
あるいは共通電極の外周近傍の少なくとも一部に重み軽
減部あるいは重み付加部が設けられていることを特徴と
する圧電振動デバイス。 - 【請求項3】 水晶板の一方の主面に入力電極と出力電
極とが所定の間隔で近接して形成された入出力電極対
が、2組並列に形成され、かつこの水晶板の他方の主面
に各入出力電極対に対応する共通電極がそれぞれ設けら
れ、これら2組の入出力電極対に及び共通電極により共
振領域が形成された厚み系振動を用いた圧電振動デバイ
スにおいて、上記入力電極及び出力電極あるいは共通電
極の外周近傍の少なくとも一部に重み軽減部あるいは重
み付加部が設けられていることを特徴とする圧電振動デ
バイス。 - 【請求項4】 上記重み軽減部あるいは重み付加部は、
当該圧電振動デバイスの励振時に現れるスプリアス振動
の振動エネルギが主振動エネルギより相対的に高い部分
に設けられていることを特徴とする請求項1、2または
3に記載の圧電振動デバイス。 - 【請求項5】 上記各電極は矩形状に形成されていると
ともに、上記重み軽減部あるいは重み付加部は、上記入
力電極と出力電極とが互いに対向する遠い辺の中央部の
少なくとも1か所に、あるいは共通電極の対向する遠い
辺の中央部の少なくとも1か所に、あるいは上記入力電
極もしくは出力電極の上記遠い辺の中央部のいずれか
と、上記共通電極の上記遠い辺の中央部の少なくとも1
か所に設けられていることを特徴とする請求項1、2、
3または4に記載の圧電振動デバイス。 - 【請求項6】 上記重み軽減部は切り欠き部が形成され
た構成であることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
たは5に記載の圧電振動デバイス。 - 【請求項7】 上記重み軽減部は上記電極の所定箇所の
当該電極を全部もしくは一部除去することにより形成さ
れる凹部によって構成されていることを特徴とする請求
項1、2、3、4または5に記載の圧電振動デバイス。 - 【請求項8】 上記重み付加部は上記電極の一部もしく
は全体が厚肉に形成された構成あるいは樹脂材料が上記
電極の一部もしくは全体に付加された構成であることを
特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の圧電
振動デバイス。 - 【請求項9】 上記入力電極と出力電極の総面積に対し
て、上記共通電極の面積が大きく形成されているととも
に、その共通電極の外周近傍の少なくとも一部に重み軽
減部あるいは重み付加部が設けられ、その重み軽減部あ
るいは重み付加部は上記入力電極と出力電極に対向する
当該共通電極部分に及ぶ構成であることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の圧電
振動デバイス。 - 【請求項10】 上記水晶板のいずれかの主面に形成さ
れた電極が厚肉に形成されていることを特徴とする請求
項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の圧
電振動デバイス。 - 【請求項11】 上記水晶板の一方の主面に形成された
共通電極の厚さが他方の主面に形成された入力電極およ
び出力電極の厚さの2倍から10倍の範囲であることを
特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9
または10に記載の圧電振動デバイス。 - 【請求項12】 上記水晶板のいずれかの主面に形成さ
れた電極が金または銀を主成分とする金属あるいは金ま
たは銀からなることを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10または11に記載の圧電
振動デバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13883397A JP3235515B2 (ja) | 1996-07-31 | 1997-05-28 | 圧電振動デバイス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21938396 | 1996-07-31 | ||
| JP8-219383 | 1996-07-31 | ||
| JP13883397A JP3235515B2 (ja) | 1996-07-31 | 1997-05-28 | 圧電振動デバイス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1098351A true JPH1098351A (ja) | 1998-04-14 |
| JP3235515B2 JP3235515B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=26471779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13883397A Expired - Lifetime JP3235515B2 (ja) | 1996-07-31 | 1997-05-28 | 圧電振動デバイス |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3235515B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| WO2024154372A1 (ja) * | 2023-01-17 | 2024-07-25 | 株式会社村田製作所 | 圧電振動素子、圧電振動子及び圧電発振器 |
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-
1997
- 1997-05-28 JP JP13883397A patent/JP3235515B2/ja not_active Expired - Lifetime
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