JPH109862A - 汎地球測位システムを用いた測量装置 - Google Patents

汎地球測位システムを用いた測量装置

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JPH109862A
JPH109862A JP8162535A JP16253596A JPH109862A JP H109862 A JPH109862 A JP H109862A JP 8162535 A JP8162535 A JP 8162535A JP 16253596 A JP16253596 A JP 16253596A JP H109862 A JPH109862 A JP H109862A
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JP
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gps
surveying instrument
station
surveying
measuring
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JP8162535A
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Shigeru Aoki
滋 青木
Hiroshi Kishimoto
弘 岸本
Yuichi Igarashi
祐一 五十嵐
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎地球測位システムを用いた測量装置に関
し、特にトータルステーションと併用できる。 【解決手段】 測量用ポール30には、測定局側のGP
S測量機50を設けている。トータルステーション本体
20内のメモリ(図示せず)、又は基準局側のGPS測
量機40内のメモリ(図示せず)には、測点Bに接する
前記測量用ポール30のポール先端35から前記測距用
プリズム33までの高さh3及び相対位置と、前記ポー
ル先端35から前記測定局側のGPS測量機50のアン
テナ52までの高さh4及び相対位置を、オフセット値
して少なくとも測量実行前に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汎地球測位シス
テムを用いた測量装置に関し、特にトータルステーショ
ンと併用できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の測量装置に関しては、例
えば次の2件の公報に記載されている。 特開平4−151509号公報 特開平4−151510号公報 上記従来の測量装置の主な構成を、図18に示す。
【0003】従来の測量装置は、次の3つの装置から構
成されていた。第1は、トータルステーション300であ
る。上記トータルステーション300には、図示しない
が、測距用プリズムを有する測量用ポールが使用されて
いた。第2は、汎地球測位システムを用いた複数台、例
えば1台の基準局側と1台の測定局側のGPS測量機31
0,320である。
【0004】第3は、パーソナルコンピュータ330であ
り、GPS測量機310,320により各々測定されたGPS
測定値と、トータルステーション300により測定された
トータルステーション測定値とをパーソナルコンピュー
タ330に入力し、その座標変換プログラムを用いて単一
の座標系に変換していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の測量装置では、次のような問題点があった。すなわ
ち、従来の測量装置では、機材数が多く、これらの機材
の搬送や移動に手数が掛かるという問題点があった。特
に、測量用ポールや測定局側のGPS測量機320は、測
量時に移動しなければならない。
【0006】このため、測量用ポールと測定局側のGP
S測量機320とを一体にすることも考えられる。しか
し、GPS測定値とトータルステーション測定値とを、
単一の座標系に変換して合成する際に、測量用ポール
と、測定局側のGPS測量機320との相対的位置が問題
となる。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、次の2つの点にある。第
1に、請求項1記載の発明の目的は、測量用ポールや測
定局側のGPS測量機とを一体的にすることで、現場へ
の持ち込み機材数を減少できるばかりでなく、測量時の
移動を容易にした点にある。
【0008】第2に、請求項1記載の発明の目的は、測
量用ポールと測定局側のGPS測量機との相対位置をオ
フセット値としてメモり内に設定できるように点にあ
る。これにより、トータルステーション本体又は基準局
側のGPS測量機側で、トータルステーション測定値と
GPS測定値とを合成して単一の座標系に変換する際
に、メモり内に設定されたオフセット値を利用できる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明の目的は、測定局側のGPS測
量機でオフセット値を設置できるようにすることで、オ
フセット値の設定や変更を容易にした点にある。
【0010】例えば、測量途中で、アンテナ高を変更し
たような場合にも、トータルステーション本体や基準局
側のGPS測量機側まで一々行って変更したり、或いは
音声無線により変更を連絡する必要がない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)本発明は、上記した目的を達成するためのも
のであり、以下にその内容を図面に示した発明の実施の
形態を用いて説明する。請求項1記載の発明は、次の2
つの点を特徴とする。
【0012】第1に、測量用ポール(30)には、例えば図
3に示すように、測定局側のGPS測量機(50)を設けて
いる。上記測定局側のGPS測量機(50)は、測量用ポー
ル(30)に対して脱着可能に設けても良いし、或いは固定
的に設けても良い。第2に、トータルステーション本体
(20)内のメモリ(図示せず)又は基準局側のGPS測量
機(40)内のメモリ(図示せず)には、例えば図3に示す
ように、測点(B)に接する前記測量用ポール(30)のポー
ル先端(35)から前記測距用プリズム(33)までの高さ(h3)
及び相対位置と、前記ポール先端(35)から前記測定局側
のGPS測量機(50)のアンテナ(52)までの高さ(h4)及び
相対位置を、オフセット値して少なくとも測量実行前に
設定できるようにしている。
【0013】トータルステーション本体(20)側で、例え
ば図1に示すように、座標合成を行う場合には、トータ
ルステーション本体(20)内のメモリ(図示せず)にオフ
セット値を設定できるようにすると良い。逆に、基準局
側のGPS測量機(40)側で、座標合成を行う場合には、
例えば図14に示すように、基準局側のGPS測量機(4
0)内のメモリ(図示せず)にオフセット値を設定できる
ようにすると良い。
【0014】なお、オフセット値は、測量実行前に限ら
ず、測量中に設定や変更ができるようにしておいても良
い。請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発
明の特徴に加え、次の点を特徴とする。すなわち、測定
局側のGPS測量機(50)には、次の2つの構成を備えて
いる。
【0015】第1は、入力キー(55)であり、この入力キ
ー(55)には、例えば図1,3に示すように、測点(B)に
接する前記測量用ポール(30)のポール先端(35)から前記
測距用プリズム(33)までの高さのプリズム高(h3)、前記
ポール先端(35)から前記測定局側のGPS測量機のアン
テナ(52)までの高さのアンテナ高(h4)、及びプリズム定
数を少なくとも測量中に入力できる。
【0016】これらの入力は、測量中に限らず、測量実
行前に入力できるようにしておいても良い。第2に、デ
ータ無線部(56)であり、このデータ無線部(56)は、例え
ば図1に示すように、前記入力キー(55)から入力された
前記プリズム高(h3)、前記アンテナ高(h4)及び前記プリ
ズム定数を、トータルステーション本体(20)又は基準局
側のGPS測量機(40)に無線通信するものである。 (作用)つぎに、上記した特徴点を備えた各請求項にそ
れぞれ記載された各発明の作用について、以下に説明す
る。
【0017】請求項1記載の発明によれば、次のような
作用を奏する。まず、測量用ポール(30)には、例えば図
3に示すように、測定局側のGPS測量機(50)を設けて
いるので、両者を一体的に現場に搬送、並びに測量時に
移動できる。また、トータルステーション本体(20)内の
メモリ(図示せず)、又は基準局側のGPS測量機(40)
内のメモリ(図示せず)にオフセット値を設定できるの
で、トータルステーション測定値とGPS測定値とを合
成して単一の座標系に変換する際に、メモり内に設定さ
れたオフセット値を利用できる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏す
る。まず、測定局側のGPS測量機(50)の入力キー(55)
を使用して、プリズム高(h3)、アンテナ高(h4)、及びプ
リズム定数を入力できる。また、入力したプリズム高(h
3)、アンテナ高(h4)、及びプリズム定数を、データ無線
部(56)により、例えば図1に示すように、測定局側のG
PS測量機(50)からトータルステーション本体(20)又は
基準局側のGPS測量機(40)に無線通信できる。
【0019】
【発明の実施の態様】
(第1実施例)図1〜11は、本発明の実施の形態の第
1実施例を示すものである。図1は、ブロック図、図2
はトータルステーションを示す概略図、図3は測量用ポ
ールを示す概略図、図4はトータルステーションを示す
拡大図、図5はコネクターを示す説明図をそれぞれ示
す。
【0020】図6〜11は、フローチャートを示し、図
6は信号処理のメインフロー、図7は図6の衛星電波サ
ーチ、航法メッセージ取得のサブルーチンを示すフロ
ー、図8は図6の捕捉衛星決定のサブルーチンを示すフ
ロー、図9は図6の第1GPS測量機の衛星電波の位相
データ取得のサブルーチンを示すフロー、図10は図6
の第2GPS測量機の衛星電波の位相データ取得のサブ
ルーチンを示すフロー、図11は図6の基線解析処理の
サブルーチンを示すフローをそれぞれ示す。 (測量装置)図1中、10は、測量装置を示し、この測量
装置10は、大別すると、次の2つの機器から構成されて
いる。
【0021】第1は、測量用のトータルステーションで
あり、このトータルステーションは、図1〜3に示すよ
うに、大別すると、トータルステーション本体20と、測
量用ポール30とから構成されている。なお、明細書中、
並びに図面中、「トータルステーション」のことを「T
S」と略して使用している箇所がある。
【0022】第2は、汎地球測位システムを用いた複数
のGPS測量機であり、これらのGPS測量機は、図1
〜3に示すように、例えば1台の基準局側GPS測量機
40と、1台の測定局側GPS測量機50とから構成されて
いる。なお、基準局側GPS測量機40と測定局側GPS
測量機50とを各々1台ずつから構成したが、各々複数台
使用しても良い。 (トータルステーション;トータルステーション本体)
上記トータルステーション本体20は、マイクロコンピュ
ータを中心に構成され、メインCPU60のほか、図示し
ないが、プログラムを記憶したROMやRAM等のメモ
リを備えている。
【0023】まず、メインCPU60の入力側には、図1
に示すように、測定手段70を備え、入力手段としてのI
/O80を介してメインCPU60に接続されている。上記
測定手段70は、図1に例示するように、例えばEDM71
(光波測距儀)、エンコーダ72、チルトセンサ73等から
構成されている。また、I/O80には、図1に示すよう
に、光通信ケーブル90を介して基準局側GPS測量機40
が接続されている。
【0024】一方、メインCPU60の出力側には、図1
に示すように、出力手段100が接続されている。上記出
力手段100は、図1に例示するように、例えば表示部101
と、外部通信手段102とから構成されている。上記表示
部101は、図示しないが、例えば液晶等のディスプレー
を用いているが、これに限らず、7セグメント等を用い
ても良い。
【0025】また、前記外部通信手段102は、例えばI
Cカード等を使用するが、これに限らず、FD、MD等
の記録媒体を使用したり、或いは周辺機器とケーブルで
直接接続しても良いし、或いは無線通信できるようにし
ても良い。さらに、トータルステーション本体20には、
図1,4,5に示すように、バッテリ等の電源部110を
備え、この電源部110を基準局側GPS測量機40と共用
している。
【0026】前記メインCPU60は、ROMに記憶され
たプログラムを実行することで、座標合成変換手段とし
て機能する。すなわち、メインCPU60は、測定手段70
により測定した各種の測定値と、基準局側GPS測量機
40から送出された例えばWGS−84系のGPS座標値
(3次元直交座標値(dx,dy,dz)、分散値
(λ))とを合成して単一の座標系の合成座標値、すな
わち、例えば日本測地系のGPS測量座標値(経度ψ、
緯度φ、標高h)に変換している。
【0027】なお、上記合成座標値として、例えば日本
測地系のGPS測量座標値に変換に変換したが、これに
限らず、他の測地系、ベッセル系、ローカル系の合成座
標値に変換しても良い。上記座標合成変換手段として
は、図1に示すように、TS座標変換手段61、GPS座
標変換手段62、座標合成手段63を備えている。
【0028】上記TS座標変換手段61は、図1に示すよ
うに、前記測定手段70により測定した各種の測定値を、
例えば日本測地系のTS座標値(経度ψ、緯度φ、標高
h)に変換している。なお、TS座標変換手段61によ
り、測定手段70により測定した各種の測定値を例えば日
本測地系のTS座標値に変換したが、これに限らず、他
の測地系、ベッセル系、ローカル系のTS座標値に変換
しても良い。
【0029】前記GPS座標変換手段62は、図1に示す
ように、基準局側GPS測量機40から送出された、例え
ばWGS−84系のGPS座標値を、TS座標値と同じ
座標系の値、例えば日本測地系のGPS測量座標値(経
度ψ、緯度φ、標高h)に変換している。なお、GPS
座標変換手段62により、GPS座標値を、例えば日本測
地系のGPS測量座標値に変換したが、これに限らず、
TS座標変換手段61と同じ座標系の値であれば良く、他
の測地系、ベッセル系、ローカル系のGPS測量座標値
に変換しても良い。
【0030】前記座標合成手段63は、図1に示すよう
に、TS座標変換手段61から送出されたTS座標値と、
GPS座標変換手段62から送出されたGPS測量座標値
とを合成し、合成座標値を出力する。 (トータルステーション;測量用ポール)つぎに、図3
を用いて、トータルステーションの測量用ポール30につ
いて説明する。
【0031】上記測量用ポール30は、図3に示すよう
に、大別すると、ポール本体31と、このポール本体31の
高さの途中に固定されたプレート32とから構成されてい
る。上記プレート32には、図3に示すように、その中心
に測距用プリズム33が設けられている。また、測距用プ
リズム33の周囲には、測量用ターゲット34が放射状に設
けられている。
【0032】なお、上記ポール本体31は、2m程度の高
さがあり、搬送の便宜を考え、複数本のポールを接続し
たり、或いは伸縮できるようにしていても良い。また、
前記プレート32は、ポール本体31の所定の位置に固定し
ても良いし、或いは高さ方向に上下動できるようにして
も良い。 (GPS測量機:基準局側GPS測量機)前記基準局側
GPS測量機40は、図1,2,4に示すように、大別す
ると、GPS本体41と、このGPS本体41にケーブルで
接続されたGPSアンテナ42とから構成されている。
【0033】上記GPS本体41は、図4,5に示すよう
に、連結手段としてのコネクター120を介して、トータ
ルステーション本体20に脱着可能に連結されている。な
お、単独使用を考慮して、GPS本体41を脱着可能とし
たが、これに限らず、トータルステーション本体20に取
り外し不能に固定しても良い。また、前記GPSアンテ
ナ42も、図2,4に示すように、トータルステーション
本体20の上端部に脱着可能に装着されている。
【0034】なお、単独使用を考慮して、GPSアンテ
ナ42も脱着可能としたが、これに限らず、トータルステ
ーション本体20に取り外し不能に固定しても良い。上記
GPSアンテナ42は、図2に示すように、トータルステ
ーション本体20を設置する測点Aに対して、相対位置が
予め設定されている。すなわち、測点Aに対するトータ
ルステーション機械中心とGPSアンテナ42との相対位
置を、メモリ内に予め設定しておき、基線解析や座標変
換時に使用する。
【0035】本実施例では、トータルステーション機械
中心と、GPSアンテナ42とのxy軸を同一に揃え、z
軸方向の値をオフセット値として使用している。勿論、
測点Aに対するトータルステーション機械中心とGPS
アンテナ42との相対位置がわかれば良く、xyzの3軸
方向にオフセット値を持っていても良い。
【0036】そして、既知点としての測点座標、並びに
z軸方向のオフセット値として、測点Aからトータルス
テーション機械中心までの高さh1(以下「トータルス
テーション機械高」という。)、並びに測点AからGP
Sアンテナ42の座標基準位置までの高さh2(以下「ア
ンテナ高」という。)を予め入力しておく。一方、GP
S本体41内には、図1に示すように、受信手段43、デジ
タル処理部44、基線解析手段45、データ無線部46を備え
る。
【0037】上記受信手段43は、図1に示すように、G
PSアンテナ42からの受信データを入力し、大別する
と、高周波部47と、中間周波部48とから構成されてい
る。前記デジタル処理部44は、図1に示すように、受信
手段43の中間周波部48から入力した受信データをアナロ
グ/デジタル変換している。前記基線解析手段45は、図
1に示すように、デジタル処理部44から入力した基準局
側のGPS測定値と、測定局側GPS測量機50から無線
通信され、データ無線部46を介して入力された測定局側
のGPS測定値とを基線解析し、例えばWGS−84系
のGPS座標値に変換する。そして、変換されたGPS
座標値は、光通信ケーブル90を介してトータルステーシ
ョン本体20のI/O80に出力される。
【0038】基準局側GPS測量機40と、トータルステ
ーション本体20との間では、図5に示すように、前記コ
ネクタ120を通じて、GPS座標値等のデジタル信号の
やり取りと、トータルステーション本体20の電源部110
から供給される電源を、GPS本体41に供給している。
なお、トータルステーション本体20内には、図5に示す
ように、電源制御手段130を備えている。 (GPS測量機:測定局側GPS測量機)上記測定局側
GPS測量機50は、図3に示すように、大別すると、G
PS本体51と、このGPS本体51にケーブルで接続され
たGPSアンテナ52とから構成されている。
【0039】上記GPS本体51は、図3に示すように、
ポール本体31の高さの途中に脱着可能に装着されてい
る。また、このとき、GPS本体51は、ポール本体31に
対して回転可能に装着すると良い。これは、GPSアン
テナ52を指向性が問題となった場合、GPS本体51を回
転することで、操作したり、見易い位置に移動できる利
点がある。
【0040】なお、単独使用を考慮して、GPS本体51
を脱着可能としたが、これに限らず、ポール本体31に取
り外し不能に固定しても良い。また、前記GPSアンテ
ナ52は、図3に示すように、ポール本体31の上端部に脱
着可能に装着されている。なお、単独使用を考慮して、
GPSアンテナ52も脱着可能としたが、これに限らず、
ポール本体31に取り外し不能に固定しても良い。
【0041】上記GPSアンテナ52は、図3に示すよう
に、ポール本体31のポール先端35が載置される測点Bに
対して、相対位置が予め設定されている。すなわち、測
点Bに対する測距用プリズム33とGPSアンテナ52との
相対位置を、メモリ内に予め設定しておき、基線解析や
座標変換時に使用する。。本実施例では、測距用プリズ
ム33と、GPSアンテナ52とのxy軸を同一に揃え、z
軸方向の値をオフセット値として使用している。
【0042】勿論、測点Bに対する測距用プリズム33と
GPSアンテナ52との相対位置がわかれば良く、xyz
の3軸方向にオフセット値を持っていても良い。そし
て、z軸方向のオフセット値として、測点Bから測量用
ポール30の測距用プリズム33までの高さh3(以下「プ
リズム高」という。)、並びに測点BからGPSアンテ
ナ52の座標基準位置までの高さh4(以下「アンテナ
高」という。)を予め入力しておく。
【0043】また、測距用プリズム33については、プリ
ズム常数も、予め入力しておく。前記GPS本体内51に
は、図1に示すように、受信手段53、デジタル処理部5
4、入力キー55、データ無線部56を備える。上記受信手
段53は、図1に示すように、GPSアンテナ52からの受
信データを入力し、大別すると、高周波部57と、中間周
波部58とから構成されている。
【0044】前記デジタル処理部54は、図1に示すよう
に、受信手段53の中間周波部58から入力した受信データ
をアナログ/デジタル変換している。前記入力キー55か
らは、先に説明したプリズム高h3、アンテナ高h4、
並びにプリズム定数等が入力される。前記データ無線部
56は、図1に示すように、上記デジタル処理部54により
デジタル変換されたGPS測定値と、入力キー55から入
力されたプリズム高h3、アンテナ高h4、並びにプリ
ズム定数とが、無線通信により基準局側GPS測量機40
のGPS本体41に送出される。
【0045】なお、入力キー55から入力されたプリズム
高h3、アンテナ高h4、並びにプリズム定数は、基準
局側GPS測量機40のGPS本体41から光通信ケーブル
90を介してトータルステーション本体20に送出され、座
標合成時にも使用される。また、ポール本体31には、G
PS本体51に電源を供給する電源部140を装着してい
る。
【0046】なお、本実施例では、基準局側GPS測量
機40と測定局側GPS測量機50とを異なる構成とした
が、両者は同一構成であっても良く、いずれのGPS測
量機を基準局側又は測定局側に使用しても良い。 (メインフロー)つぎに、図6〜11に示したフローを
用いて、GPS測定値の座標変換について説明する。本
実施例では、干渉測位方式として、キネマティック測位
を採用している。
【0047】図6を用いて、メインフローを説明する。
まず、図6に示すように、第1のステップS10で、衛
星電波サーチ、航法メッセージを取得する。第1のステ
ップS10終了後、図6に示すように、第2のステップ
S20に進み、捕捉衛星を決定する。
【0048】捕捉衛星決定後、図6に示すように、第2
のステップS20から第3のステップS30に進み、基
準局側GPS測量機40の衛星電波の位相データを取得
し、取得した位相データは、基準局側GPS測量機40の
GPS本体41内のメモリ(図示せず)に格納される。つ
ぎに、第4のステップS40では、図6に示すように、
測定局側GPS測量機50の衛星電波の位相データを取得
し、取得した位相データは、測定局側GPS測量機50の
GPS本体51から基準局側GPS測量機40のGPS本体
41に無線通信され、基準局側GPS測量機40のGPS本
体41内のメモリ(図示せず)に格納される。
【0049】なお、第3,第4のステップS30,S4
0は、図6に示したフローでは前後しているが、基準局
側GPS測量機40と測定局側GPS測量機50とを同期さ
せ、同時に衛星電波の位相データを取得している。その
後、図6に示すように、第5のステップS50に進み、
基線解析処理が行われる。
【0050】上記基線解析処理は、図1に示すように、
基準局側GPS測量機40のGPS本体41内の基線解析手
段45より処理される。前記基線解析手段45は、基準局側
GPS測量機40及び測定局側GPS測量機50の位相デー
タ、並びに基準局側GPS測量機40の予め入力された既
知点としての測点座標、航法メッセージにもとづいて、
例えばWGS−84系のGPS座標値(dx,dy,d
z)と分散値λとを演算する。
【0051】上記基線解析処理後、図6に示すように、
次の第6のステップS60に進み、基線解析処理により
得た解(dx,dy,dz,λ)を、基準局側GPS測
量機40のGPS本体41内のメモリ(図示せず)に格納す
る。つぎに、図6に示すように、第7のステップS70
に進み、解のGO/NG判定を行っている。
【0052】具体的には、分散λの値が、規定値より小
さい場合には、「GO」と判定され、図6に示すよう
に、第7のステップS70から次の第8のステップS8
0に進む。上記第8のステップS80では、解(dx,
dy,dz,λ)の座標変換を行う。この解の座標変換
は、図1に示すように、トータルステーション本体20の
メインCPU60のGPS座標変換手段62により処理され
る。前記GPS座標変換手段62は、基準局側GPS測量
機40の基線解析手段45から、光通信ケーブル90を介して
送出された例えばWGS−84系のGPS座標値(d
x,dy,dz)を、TS座標値と同じ単一の座標値、
例えば測地系、ベッセル系、ローカル系のGPS測量座
標値に変換する。本実施例では、GPS座標変換手段62
により、WGS−84系のGPS座標値(dx,dy,
dz)を、例えば日本測地系のGPS測量座標値(経度
ψ、緯度φ、標高h)に変換している。
【0053】上記座標変換後、図6に示すように、次の
第9のステップS90に進み、日本測地系のGPS測量
座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)を出力する。本実施
例では、図1に示すように、トータルステーション本体
20のメインCPU60のGPS座標変換手段62から日本測
地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)
を、座標合成手段63に出力している。
【0054】一方、先に説明した第7のステップS70
において、分散λの値が、規定値より大きい場合には、
「NG」と判定され、図6に示すように、第7のステッ
プS70から先の第3のステップS30に戻り、基準局
側GPS測量機40及び測定局側GPS測量機50の位相デ
ータを再度、取得する。 (衛星電波サーチ、航法メッセージ取得)つぎに、図6
の第1のステップS10の衛星電波サーチ、航法メッセ
ージ取得について、図7を用いて更に説明する。
【0055】まず、第1のステップS11では、図7に
示すように、衛星の仰角が計算される。つぎに、第2の
ステップS12に進み、図7に示すように、衛星の選
択、並びにPN(疑似雑音符号)の割り当てが行われ
る。その後、第3のステップS13に進み、図7に示す
ように、ドップラーシフト計算、並びにロック周波数の
設定が行われる。
【0056】つぎに、第4のステップS14に進み、図
7に示すように、衛星をロックをしているか否かの判定
が行われる。その結果、衛星をロックしている場合に
は、図7に示すように、第4のステップS14から次の
第5のステップS15に進み、航法メッセージ(衛星位
置、時刻情報)を取得する。
【0057】これに対し、衛星をロックしていない場合
には、図7に示すように、第4のステップS14から先
の第1のステップS11に戻り、次の衛星を選択し、ロ
ックするまで処理を繰り返す。 (捕捉衛星決定)つぎに、図6の第2のステップS20
の捕捉衛星決定について、図8を用いて更に説明する。
【0058】まず、第1のステップS21では、図8に
示すように、衛星の仰角が計算される。つぎに、第2の
ステップS22に進み、図8に示すように、受信可能な
衛星(MAX)を選択する。本実施例では、12チャン
ネルの受信機を使用しているため、MAX=12と設定
している。
【0059】その後、第3のステップS23に進み、図
8に示すように、ドップラーシフト量を計算する。つぎ
に、第4のステップS24に進み、図8に示すように、
受信可能な衛星のうち、一番目の衛星(n=1)を選択
する。その後、第5ステップS25に進み、図8に示す
ように、一番目の衛星(n=1)に対応するチャンネル
Nにロック周波数を設定する。
【0060】つぎに、第6ステップS26に進み、図8
に示すように、当該一番目の衛星(n=1)がロックさ
れているか否かの判定が行われる。その結果、ロックし
ている場合には、図8に示すように、次の第7のステッ
プS27に進み、受信可能な12個の衛星が全て選択さ
れているか否か、すなわちn=MAXの判定が行われ
る。
【0061】その結果、受信可能な12個の衛星が全て
選択されていない場合、すなわち、n≠MAXの場合に
は、図8に示すように、次の第8のステップS28に進
み、次の衛星(n=1+1)が選択される。その後、図
8に示すように、第8のステップS28から先の第5の
ステップS25に戻り、受信可能な12個の全ての衛星
が選択されるまで、すなわちn=MAXとなるまで処理
を繰り返し、n=MAXとなると、当該処理を抜ける。
【0062】これに対し、先の第6ステップS26にお
いて、図8に示すように、当該一番目の衛星(n=1)
がロックされていない場合には、第9のステップS29
に進む。上記第9のステップS29では、図8に示すよ
うに、所定時間を経過したか否かが判定される。当該判
定はスキップ処理のためのステップであり、所定時間中
は、先の第6ステップS26に戻り、ロックの判定を繰
り返す。
【0063】これに対し、所定時間経過後は、図8に示
すように、第9のステップS29から第8のステップS
28に進み、当該衛星をスキップして、次の衛星のロッ
クを開始する。例えば、受信可能な衛星数、すなわち、
MAX=12としても、実際に木や建物等があってロッ
クできない衛星もある。このため、実測できた衛星数
は、MAX≧max、例えばmax=8と仮定する。 (基準局側GPS測量機40の衛星電波の位相データ取
得)つぎに、図6の第3のステップS30の基準局側G
PS測量機40の衛星電波の位相データ取得について、図
9を用いて更に説明する。
【0064】まず、第1のステップS31では、図9に
示すように、タイマ割り込み待ちを行う。これは、カウ
ンタに位相データが蓄積されるのを待つ処理で、例えば
コンマ5秒待っている。その後、第2のステップS32
に進み、図9に示すように、1〜max番目のタイマを
ラッチする。maxは、実測できた衛星数であり、例え
ばmax=8と仮定している。
【0065】つぎに、第3のステップS33に進み、図
9に示すように、一番目の衛星に対応するカウンタ(n
=1)を選択する。なお、基準局側GPS測量機40のG
PS本体41内には、図示しないが、少なくともmax=
8個のカウンタが内蔵されている。つぎに、第4のステ
ップS34に進み、図9に示すように、選択された一番
目の衛星に対応するカウンタ(n=1)からカウンタ値
を読み出す。
【0066】その後、第5のステップS35に進み、図
9に示すように、読み出したカウンタ値を、図示しない
が、基準局側GPS測量機40のGPS本体41のメモり内
に格納する。メモリに格納後、第6のステップS36に
進み、図9に示すように、8個の衛星が全て選択されて
いるか否か、すなわちn=maxの判定が行われる。
【0067】その結果、8個の衛星が全て選択されてい
ない場合には、図9に示すように、次の第7のステップ
S37に進み、次の衛星(n=1+1)が選択される。
その後、図9に示すように、第7のステップS37から
先の第4のステップS34に戻り、8個の全ての衛星が
選択されるまで、すなわちn=maxとなるまで処理を
繰り返し、n=maxとなると、当該処理を抜ける。 (測定局側GPS測量機50の衛星電波の位相データ取
得)つぎに、図6の第4のステップS40の測定局側G
PS測量機50の衛星電波の位相データ取得について、図
10を用いて更に説明する。
【0068】図10に示すフローにおいては、測定局側
GPS測量機50の衛星電波の位相データ取得後の、基準
局側GPS測量機40への位相データの送信関係について
説明する。なお、測定局側GPS測量機50の衛星電波の
位相データ取得については、先に図9を用いて説明した
基準局側GPS測量機40の衛星電波の位相データ取得と
同様の手順で位相データを取得している。
【0069】まず、図10に示すように、第1のステッ
プS41では、測定局側GPS測量機50よりの通信割り
込み待ちをしている。これは、図1に示すように、基準
局側GPS測量機40のGPS本体41のデータ無線部46で
処理されている。つぎに、第2のステップS42に進
み、図10に示すように、測定局側GPS測量機50で測
定した位相データであるGPS測定値を、基準局側GP
S測量機40のデータ無線部46に受信する。
【0070】その後、第3のステップS43に進み、図
10に示すように、受信した測定局側GPS測量機50で
測定した位相データであるGPS測定値を、図示しない
が、基準局側GPS測量機40のGPS本体41内のメモリ
に格納する。 (基線解析処理)つぎに、図6の第5のステップS50
の基線解析処理について、図11を用いて更に説明す
る。上記基線解析処理は、図1に示すように、基準局側
GPS測量機40のGPS本体41内の基線解析処理手段45
により行われる。
【0071】まず、第1のステップS51に進み、図1
1に示すように、基準局側GPS測量機40の位相データ
を、図示しないが、基準局側GPS測量機40のGPS本
体41内のワーキングエリア内に格納する。すなわち、先
に説明した図9の第5のステップS35でメモリ内に格
納した基準局側GPS測量機40の位相データを読み出
し、図示しないが、GPS本体41内のワーキングエリア
内に格納する。
【0072】つぎに、第2のステップS52に進み、図
11に示すように、測定局側GPS測量機50の位相デー
タをワーキングエリア内に格納する。すなわち、先に説
明した図10の第3のステップS43でメモリ内に格納
した測定局側GPS測量機50の位相データを読み出し、
ワーキングエリア内に格納する。その後、第3のステッ
プS53に進み、図11に示すように、航法メッセージ
をワーキングエリア内に格納する。すなわち、先に説明
した図7の第5のステップS15で取得した航法メッセ
ージを、ワーキングエリア内に格納する。
【0073】つぎに、第4のステップS54に進み、図
11に示すように、測点A座標をワーキングエリア内に
格納する。なお、第1〜第4のステップS51〜S54
は、図11に示した手順に限らず、いずれの手順で処理
しても良い。その後、第5のステップS55に進み、図
11に示すように、疑似距離計算による観測時刻,受信
点位置を修正する。
【0074】つぎに、第6のステップS56に進み、図
11に示すように、サイクルスリップの編集を行う。そ
の後、第7のステップS57に進み、図11に示すよう
に、二重差による基線ベクトルの推定を行い、解として
の3次元直交座標値(dx,dy,dz)、解の分散値
(λ)を得る。
【0075】つぎに、第8のステップS58に進み、図
11に示すように、先の第7のステップS57で得た解
としての3次元直交座標値(dx,dy,dz)及び解
の分散値(λ)を、図示しないが、基準局側GPS測量
機40のGPS本体41のメモり内に格納する。 (使用態様)つぎに、使用態様について説明する。
【0076】まず、トータルステーション本体20を、設
置点に設置する。このとき、トータルステーション本体
20の設置点の座標が未知点である場合には、測定局側G
PS測量機50を、既知点である測点Bに設置する。そし
て、基準局側GPS測量機40をトータルステーション本
体20にコネクター120を介して連結する。
【0077】そして、2台の基準局側及測定局側GPS
測量機40,50及び測点Bの既知点座標値を用いて、トー
タルステーション本体20の設置点の座標値を求める。本
実施例では、トータルステーション本体20内のGPS座
標変換手段62により変換したGPS測量座標値を、トー
タルステーション本体20の設置点の原点座標として用い
ている。
【0078】一方、トータルステーション本体20の設置
点の座標が既知点である場合には、既知点の座標をトー
タルステーション本体20に入力する。また、トータルス
テーション本体20に、図4に示すように、基準局側GP
S測量機40をコネクター120を介して連結する。このと
き、基準局側GPS測量機40の測点座標は、本実施例で
は、先に入力されたトータルステーション本体20の設置
点座標値を用い、予め入力されたアンテナ高h2にもと
づいて、演算により測点座標値を求めている。なお、ト
ータルステーション本体20と別個に、基準局側GPS測
量機40の測点座標値を入力しても良い。
【0079】そして、測量用ポール30に、図3に示すよ
うに、測定局側GPS測量機50を連結し、測量用ポール
30を未知点である測点Bに設置する。その後、GPS測
量機40,50を行い、トータルステーション本体20の絶対
方位角を求める。本実施例では、トータルステーション
本体20内のGPS座標変換手段62により変換したGPS
測量座標値に基づいて、トータルステーション本体20の
絶対方位角を求めている。
【0080】つぎに、実際の測量に際しては、測量地の
環境に即応して、トータルステーション本体20とGPS
測量機40,50とを併用したり、或いはいずれか一方を単
独使用する。例えば、トータルステーション本体20と測
量用ポール30との間に、木や建物等の遮蔽物がある場合
には、2台の基準局側及測定局側GPS測量機40,50を
用いて測量を行う。
【0081】これに対し、GPS測量機40,50のGPS
アンテナ42,52が、木や建物等により遮蔽されたり、衛
星電波の受信状況が悪化した場合には、トータルステー
ション本体20と測量用ポール30を使用して測量を行う。
また、トータルステーション本体20とGPS測量機40,5
0とを併用できる環境で有れば、両者を使用して測量を
行い、求めた座標値の最適な座標値を採用することで、
測量精度や信頼性を向上することも可能である。
【0082】さらに、2台の基準局側及測定局側GPS
測量機40,50は、単独使用も可能である。すなわち、基
準局側GPS測量機40を、トータルステーション本体20
から取り外し、また、測定局側GPS測量機50も、測量
用ポール30から取り外して各々単独使用が可能である。 (第2実施例)つぎに、本発明の第2実施例について、
図12を用いて説明する。
【0083】図12は、ブロック図を示す。本第2実施
例の特徴点は、次の2つの点にある。第1に、基線解析
手段150を、図12に示すように、トータルステーショ
ン本体20に設けている。すなわち、基準局側GPS測量
機40からのGPS測定値を、図12に示すように、光通
信ケーブル90を介して、トータルステーション本体20の
入力手段としてのI/O80に入力している。
【0084】また、測定局側GPS測量機50からのGP
S測定値を、図12に示すように、無線通信でデータ無
線部56,160を介して、トータルステーション本体20の入
力手段としてのI/O80に入力している。そして、トー
タルステーション本体20の基線解析手段150では、基準
局側及び測定局側GPS測量機40,50からの両GPS測
定値を基線解析して、例えばWGS−84系のGPS座
標値を演算し、演算結果を次段のGPS座標変換手段62
に入力している。
【0085】本第2実施例によれば、基準局側GPS測
量機40のGPS本体41内に、基線解析手段を必要としな
いので、基準局側GPS測量機40側の演算処理を簡便に
できる。第2に、測定局側GPS測量機50側に、図12
に示すように、表示手段170を設け、トータルステーシ
ョン本体20で座標合成した合成座標値を、測定局側GP
S測量機50側でも表示できるようにしている。
【0086】上記表示手段170は、液晶等のディスプレ
イを用いているが、これに限らず、7セグメントを用い
ても良い。例えば、測設、決められた座標に杭を打つ場
合等に、リアルタイムに自身の座標が把握することがで
き、便利である。なお、本第2実施例の説明にあって
は、先に説明した第1実施例と同一構成部分については
同一符号を付し、具体的な説明は省略する。 (第3実施例)つぎに、本発明の第3実施例について、
図13を用いて説明する。
【0087】図13は、ブロック図を示す。本第3実施
例の特徴点は、図13に示すように、基準局側GPS測
量機40のGPS本体41にGPS座標変換手段180を設け
ている点にある。すなわち、GPS本体41内の基線解析
手段45により、基準局側及び測定局側GPS測量機40,5
0からの両GPS測定値を基線解析して、例えばWGS
−84系のGPS座標値に変換後、GPS座標変換手段
180により、例えば日本測地系のGPS測量座標値に変
換している。
【0088】その後、GPS測量座標値を、光通信ケー
ブル90を介して、トータルステーション本体20の入力手
段としてのI/O80に入力している。本第3実施例によ
れば、先に説明した第2実施例とは逆に、トータルステ
ーション本体20に基線解析手段を必要としないので、ト
ータルステーション本体20側の演算処理を簡便にでき
る。
【0089】なお、本第3実施例の説明にあっては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については同一符
号を付し、具体的な説明は省略する。 (第4実施例)つぎに、本発明の第4実施例について、
図14〜16を用いて説明する。本実施例の特徴は、図
14に示すように、GPS測量機40,50のいずれか一方
側に、座標合成変換手段としてのメインCPU190が組
み込まれている点にある。 (第4実施例:トータルステーション本体)まず、トー
タルステーション本体20について、図14を用いて説明
する。
【0090】上記トータルステーション本体20は、図1
4示すように、測定手段70と、この測定手段70により測
定されたトータルステーション測定値を、デジタル処理
するデジタル処理部21と、このデジタル処理部21により
デジタル処理されたトータルステーション測定値をトー
タルステーション座標値(以下「TS座標値」とい
う。)に変換するTS座標変換手段22とを備える。
【0091】上記TS座標変換手段22は、図14に示す
ように、デジタル処理部21によりデジタル処理された、
測定手段70により測定された各種の測定値を、例えば日
本測地系のTS座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)に変
換している。なお、TS座標変換手段22により、測定手
段70により測定した各種の測定値を例えば日本測地系の
TS座標値に変換したが、これに限らず、他の測地系、
ベッセル系、ローカル系のTS座標値に変換しても良
い。
【0092】そして、TS座標変換手段22により変換さ
れたTS座標値は、図14に示すように、通信ケーブル
として光通信ケーブル90を介して基準局側GPS測量機
40に送信される。なお、本実施例では、通信ケーブルと
して光通信ケーブル90を介して、トータルステーション
本体20のTS座標値を基準局側GPS測量機40に送信し
ているが、これに限らず、例えば導線を用いても良い
し、或いは無線通信、例えば電波を用いても良いし、赤
外線等の光空間通信を用いても良い。 (第4実施例:基準局側GPS測量機)前記メインCP
U190の入力側には、図14に示すように、受信手段43
と、この受信手段43により受信されたGPS測定値、測
定局側GPS測量機50から無線通信により入力されるG
PS測定値、並びに光通信ケーブル90を介して入力され
るトータルステーション本体20のTS座標値がそれぞれ
入力される入力手段200とが接続されている。
【0093】上記入力手段200は、図14に示すよう
に、I/O201と、測定局側GPS測量機50からのGP
S測定値を無線通信により入力するデータ無線部202と
を備えている。一方、メインCPU190の出力側には、
図14に示すように、出力手段210が接続されている。
【0094】上記出力手段210は、図14に例示するよ
うに、例えば表示部211と、外部通信手段212とから構成
されている。さらに、基準局側GPS測量機40には、図
14〜16に示すように、バッテリ等の電源部220を備
え、この電源部220をトータルステーション本体20と共
用している。
【0095】前記メインCPU190は、図14に示すよ
うに、基線解析手段191、GPS座標変換手段192、座標
合成手段193を備えている。上記基線解析手段191は、図
14に示すように、受信手段43により受信されたGPS
測定値と、測定局側GPS測量機50から入力されたGP
S測定値とを基線解析し、例えばWGS−84系のGP
S座標値(3次元直交座標値(dx,dy,dz)、分
散値(λ))に変換している。
【0096】前記GPS座標変換手段192は、図14に
示すように、基線解析手段191により基線解析された、
例えばWGS−84系のGPS座標値を、光通信ケーブ
ル90を介して入力されるトータルステーション本体20の
TS座標値と同じ座標系の値、例えば日本測地系のGP
S測量座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)に変換してい
る。
【0097】なお、GPS座標変換手段192により、G
PS座標値を、例えば日本測地系のGPS測量座標値に
変換したが、これに限らず、TS座標値と同じ座標系の
値であれば良く、他の測地系、ベッセル系、ローカル系
のGPS測量座標値に変換しても良い。前記座標合成手
段193は、図14に示すように、GPS座標変換手段192
により変換されたGPS測量座標値と、光通信ケーブル
90を介して入力されるトータルステーション本体20のT
S座標値とを合成し、例えば日本測地系の合成座標値
(経度ψ、緯度φ、標高h)に変換している。
【0098】基準局側GPS測量機40と、トータルステ
ーション本体20との間では、図16に示すように、前記
コネクタ120を通じて、GPS座標値等のデジタル信号
のやり取りと、基準局側GPS測量機40の電源部220か
ら供給される電源を、トータルステーション本体20に供
給している。なお、基準局側GPS測量機40内には、図
16に示すように、電源制御手段230を備えている。 (第4実施例:作用)上記した構成を備えた本発明の第
4実施例によれば、先に説明した第1〜3実施例のもの
に比較し、トータルステーション本体20側の演算処理を
簡便にできる。
【0099】なお、本第4実施例の説明にあっては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については同一符
号を付し、具体的な説明は省略する。 (第5実施例)つぎに、本発明の第5実施例について、
図17を用いて説明する。本第5実施例の特徴点は、次
の点にある。
【0100】すなわち、TS座標変換手段194を、図1
7に示すように、基準局側GPS測量機40のGPS本体
41内に設けている。本第5実施例によれば、トータルス
テーション本体20内に、TS座標変換手段を必要としな
いので、トータルステーション本体20側の演算処理を簡
便にできる。
【0101】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の発明によれば、次のような2つの効
果を奏する。第1に、請求項1記載の発明によれば、測
量用ポールや測定局側のGPS測量機とを一体的にする
ことで、現場への持ち込み機材数を減少できるばかりで
なく、測量時の移動を容易することができる。
【0102】第2に、請求項1記載の発明によれば、測
量用ポールと測定局側のGPS測量機との相対位置をオ
フセット値としてメモり内に設定することができる。こ
れにより、トータルステーション本体又は基準局側のG
PS測量機側で、トータルステーション測定値とGPS
測定値とを合成して単一の座標系に変換する際に、メモ
り内に設定されたオフセット値を利用できる。
【0103】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項2記載の発明によれば、測定局側
のGPS測量機でオフセット値を設置できるようにする
ことで、オフセット値の設定や変更を容易することがで
きる。
【0104】例えば、測量途中で、アンテナ高を変更し
たような場合にも、トータルステーション本体や基準局
側のGPS測量機側まで一々行って変更したり、或いは
音声無線により変更を連絡する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図である。
【図2】トータルステーション本体を示す概略図であ
る。
【図3】測量用ポールを示す概略図である。
【図4】トータルステーション本体を示す拡大図であ
る。
【図5】コネクターを示す説明図である。
【図6】信号処理のメインフローである。
【図7】図6の衛星電波サーチ、航法メッセージ取得の
サブルーチンを示すフローである。
【図8】図6の捕捉衛星決定のサブルーチンを示すフロ
ーである。
【図9】図6の基準局側GPS測量機の衛星電波の位相
データ取得のサブルーチンを示すフローである。
【図10】図6の測定局側GPS測量機の衛星電波の位
相データ取得のサブルーチンを示すフローである。
【図11】図6の基線解析処理のサブルーチンを示すフ
ローである。
【図12】本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
【図14】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
【図15】本発明の第4実施例を示し、トータルステー
ション本体を示す拡大図である。
【図16】本発明の第4実施例を示し、コネクターを示
す説明図である。
【図17】本発明の第5実施例を示すブロック図であ
る。
【図18】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 測量装置 20 トータル
ステーション本体 30 測量用ポール 31 ポール本
体 32 プレート 33 測距用プ
リズム 34 測量用ターゲット 35 ポール先
端 40 基準局側GPS測量機 41 GPS本
体 42 GPSアンテナ 43 受信手段 44 デジタル処理部 45 基線解析
手段 46 データ無線部 47 高周波部 48 中間周波部 50 測定局側
GPS測量機 51 GPS本体 52 GPSア
ンテナ 53 受信手段 54 デジタル
処理部 55 入力キー 56 データ無
線部 57 高周波部 58 中間周波
部 60 メインCPU(座標合成変換手段) 61 TS座標
変換手段 62 GPS座標変換手段 63 座標合成
手段 70 測定手段 71 EDM
(光波測距儀) 72 エンコーダ 73 チルトセ
ンサ 80 I/O(入力手段) 90 光通信ケ
ーブル 100 出力手段 101 表示部 102 外部通信部 110 電源部 120 コネクター(連結手段) 130 電源制
御手段 140 電源部 A 測点 B 測点 h1 トータルステーション機械高 h2 アンテ
ナ高 h3 プリズム高 h4 アンテ
ナ高 150 基線解析手段 160 データ
無線部 170 表示手段 180 GPS
座標変換手段 190 メインCPU(座標合成変換手段) 191 基線解
析手段 192 GPS座標変換手段 193 座標合
成手段 194 TS座標変換手段 200 入力手
段 201 I/O 202 データ
無線部 210 出力手段 211 表示部 212 外部通信部 220 電源部 230 電源制御手段 300 トータ
ルステーション 310 基準局側GPS測量機 320 測定局
側GPS測量機 330 パーソナルコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トータルステーション本体、及び測距用
    プリズムを有する測量用ポールを含む測量用のトータル
    ステーションと、 汎地球測位システムを用いるとともに、少なくとも1台
    の基準局側と少なくとも1台の測定局側を含む複数のG
    PS測量機とを備えた汎地球測位システムを用いた測量
    装置において、 前記測量用ポールには、前記測定局側のGPS測量機を
    設け、 前記トータルステーション本体内のメモリ又は基準局側
    のGPS測量機内のメモリには、 測点に接する前記測量用ポールのポール先端から前記測
    距用プリズムまでの高さ及び相対位置と、 前記ポール先端から前記測定局側のGPS測量機のアン
    テナまでの高さ及び相対位置を、オフセット値して少な
    くとも測量実行前に設定できるようにしたことを特徴と
    する汎地球測位システムを用いた測量装置。
  2. 【請求項2】 前記測定局側のGPS測量機には、 測点に接する前記測量用ポールのポール先端から前記測
    距用プリズムまでの高さのプリズム高、前記ポール先端
    から前記測定局側のGPS測量機のアンテナまでの高さ
    のアンテナ高、及びプリズム定数を少なくとも測量中に
    入力できる入力キーと、 前記入力キーから入力された前記プリズム高、前記アン
    テナ高及び前記プリズム定数を、前記トータルステーシ
    ョン本体又は基準局側のGPS測量機に無線通信するデ
    ータ無線部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    汎地球測位システムを用いた測量装置。
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