JPH1099876A - 有機物含有廃水の処理方法 - Google Patents
有機物含有廃水の処理方法Info
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- JPH1099876A JPH1099876A JP25442696A JP25442696A JPH1099876A JP H1099876 A JPH1099876 A JP H1099876A JP 25442696 A JP25442696 A JP 25442696A JP 25442696 A JP25442696 A JP 25442696A JP H1099876 A JPH1099876 A JP H1099876A
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- wastewater
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体触媒存在下に廃水が液相を保持する圧力
下で有機物含有廃水を湿式酸化処理する方法において、
高活性で高い機械的強度を有する固体触媒を用いること
により、高効率かつ低ランニングコストである処理方法
を提供する。 【解決手段】 ルテニウムを担持したアナターゼ型結晶
構造を有するチタニアであって、該チタニアの細孔径と
これに対する細孔容積の細孔径分布において主ピーク及
びそれより低い副ピークを有し、かつ該主ピークより細
孔径が大きい側に副ピークがある固体触媒存在下に、廃
水が液相を保持する圧力下で有機物含有廃水を湿式酸化
処理する。
下で有機物含有廃水を湿式酸化処理する方法において、
高活性で高い機械的強度を有する固体触媒を用いること
により、高効率かつ低ランニングコストである処理方法
を提供する。 【解決手段】 ルテニウムを担持したアナターゼ型結晶
構造を有するチタニアであって、該チタニアの細孔径と
これに対する細孔容積の細孔径分布において主ピーク及
びそれより低い副ピークを有し、かつ該主ピークより細
孔径が大きい側に副ピークがある固体触媒存在下に、廃
水が液相を保持する圧力下で有機物含有廃水を湿式酸化
処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物含有廃水を
固体触媒存在下に湿式酸化処理する方法に関する。更に
詳しくは、廃水中の有機物質を効率的に炭酸ガス、水、
窒素等に変換し高温高圧条件下での使用に耐え得る固体
触媒の存在下に有機物含有廃水を湿式酸化処理する方法
に関する。
固体触媒存在下に湿式酸化処理する方法に関する。更に
詳しくは、廃水中の有機物質を効率的に炭酸ガス、水、
窒素等に変換し高温高圧条件下での使用に耐え得る固体
触媒の存在下に有機物含有廃水を湿式酸化処理する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に有機物含有廃水の処理方法には生
物的方法、液中燃焼法が広く知られている。
物的方法、液中燃焼法が広く知られている。
【0003】生物的方法は低濃度廃水の処理には有効な
方法であるが、工業廃水のような高濃度の有機物廃水を
処理するには、微生物への悪影響を抑制するために廃水
の希釈やpHの調整などの操作が必要となるため、汎用
性の高い方法とは言えない。また、この方法は余剰汚泥
の発生を伴うため、廃水処理の負荷が上がれば2次処理
コストが必要となり廃水処理コスト全体が高くなるとい
った問題点もある。
方法であるが、工業廃水のような高濃度の有機物廃水を
処理するには、微生物への悪影響を抑制するために廃水
の希釈やpHの調整などの操作が必要となるため、汎用
性の高い方法とは言えない。また、この方法は余剰汚泥
の発生を伴うため、廃水処理の負荷が上がれば2次処理
コストが必要となり廃水処理コスト全体が高くなるとい
った問題点もある。
【0004】次に、液中燃焼法は有機物含有廃水を火炎
中に噴射して高温中で有機物を酸化分解する方法である
が、燃料を大量に消費することからランニングコストが
高い点が問題となっている。
中に噴射して高温中で有機物を酸化分解する方法である
が、燃料を大量に消費することからランニングコストが
高い点が問題となっている。
【0005】また、下水処理において広く実用化されて
いる方法として湿式酸化法(チンマーマン法)がある。
この方法は廃水中の有機物や無機物を空気酸化によって
完全分解する方法であるが、高温、高圧の反応条件が要
求されるため、処理設備に耐食性が高く高価な材質を使
用しなければならない問題がある。さらに窒素原子を含
む化合物の分解効率が低く、処理可能な廃水は窒素原子
を含む化合物の含有量が低い廃水に限定されるといった
問題点があった。
いる方法として湿式酸化法(チンマーマン法)がある。
この方法は廃水中の有機物や無機物を空気酸化によって
完全分解する方法であるが、高温、高圧の反応条件が要
求されるため、処理設備に耐食性が高く高価な材質を使
用しなければならない問題がある。さらに窒素原子を含
む化合物の分解効率が低く、処理可能な廃水は窒素原子
を含む化合物の含有量が低い廃水に限定されるといった
問題点があった。
【0006】このため、湿式酸化法において処理効率を
向上させることを目的として各種の触媒を使用する方法
が提案されている。それらの中、固体触媒を用いた湿式
酸化法は廃水の浄化能力が高く経済性に優れていること
から近年特に注目されている。提案されている触媒とし
て、ルテニウム、パラジウム等の貴金属類をアルミナ、
シリカゲル、活性炭等の担体に担持した触媒が例示され
る(特開昭49−44556号公報、特開昭49−94
157号公報)。
向上させることを目的として各種の触媒を使用する方法
が提案されている。それらの中、固体触媒を用いた湿式
酸化法は廃水の浄化能力が高く経済性に優れていること
から近年特に注目されている。提案されている触媒とし
て、ルテニウム、パラジウム等の貴金属類をアルミナ、
シリカゲル、活性炭等の担体に担持した触媒が例示され
る(特開昭49−44556号公報、特開昭49−94
157号公報)。
【0007】それらの他に、チタニアまたはジルコニア
を担体として用いる方法が提案されている(特開昭58
−64188号公報)。この方法によれば、アルカリ性
廃水を中性領域で処理することが可能となり、触媒の強
度低下、破砕粉化が抑制されると記載されている。しか
しながら、これらの触媒は触媒活性や触媒強度において
十分に満足のいくものではなかった。
を担体として用いる方法が提案されている(特開昭58
−64188号公報)。この方法によれば、アルカリ性
廃水を中性領域で処理することが可能となり、触媒の強
度低下、破砕粉化が抑制されると記載されている。しか
しながら、これらの触媒は触媒活性や触媒強度において
十分に満足のいくものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
高活性で高い機械的強度を有する触媒について鋭意研究
を重ねた結果、特定の細孔構造を有するチタニアを担体
とし、該担体に活性成分としてルテニウムを担持した触
媒が課題を解決することを見出し本発明を完成させるに
至った。
高活性で高い機械的強度を有する触媒について鋭意研究
を重ねた結果、特定の細孔構造を有するチタニアを担体
とし、該担体に活性成分としてルテニウムを担持した触
媒が課題を解決することを見出し本発明を完成させるに
至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体触媒存在
下に廃水が液相を保持する圧力で有機物含有廃水を湿式
酸化処理する方法において、該固体触媒がルテニウムを
担持したアナターゼ型結晶構造を有するチタニアであっ
て、該チタニアの細孔径とこれに対する細孔容積の細孔
径分布において主ピーク及びそれより低い副ピークを有
し、かつ該主ピークより細孔径が大きい側に副ピークが
あることを特徴とする有機物含有排水の処理方法であ
る。
下に廃水が液相を保持する圧力で有機物含有廃水を湿式
酸化処理する方法において、該固体触媒がルテニウムを
担持したアナターゼ型結晶構造を有するチタニアであっ
て、該チタニアの細孔径とこれに対する細孔容積の細孔
径分布において主ピーク及びそれより低い副ピークを有
し、かつ該主ピークより細孔径が大きい側に副ピークが
あることを特徴とする有機物含有排水の処理方法であ
る。
【0010】本発明における触媒の担体には、無機金属
酸化物であるアナターゼ型結晶構造を有するチタニアを
用いる。
酸化物であるアナターゼ型結晶構造を有するチタニアを
用いる。
【0011】一般的に触媒の担体として用いられる無機
金属酸化物の成型品は、比表面積を大きくするために微
細な一次粒子の粉末を原料として製造されるため、担体
の細孔径分布のピークは小さくなる傾向にある。また反
応する基質に最適な細孔構造とするために、細孔径分布
をシャープにする場合が多い。しかし本発明の湿式酸化
反応のように有機物を分解して炭酸ガスや窒素等のガス
を発生させる反応の場合、細孔径が小さすぎると触媒内
部で発生したガスが効率よく触媒外へ出られないため
に、細孔内の圧力が上昇し触媒を破壊してしまうという
問題がある。かかる問題の解決策の一つとして、触媒成
型体の強度を強くするために高温で焼成した担体に触媒
金属を担持する方法がある。しかしこの方法では、担体
の比表面積が非常に小さくなるために、反応活性を充分
に発揮させ得るだけの分散状態で触媒金属を担持するこ
とは困難となる。かかる問題を解決するためには触媒化
するために適当な比表面積を有し、かつ発生したガスが
素早く触媒外へ排気されるような細孔径分布を有する担
体を使用することが必要となる。
金属酸化物の成型品は、比表面積を大きくするために微
細な一次粒子の粉末を原料として製造されるため、担体
の細孔径分布のピークは小さくなる傾向にある。また反
応する基質に最適な細孔構造とするために、細孔径分布
をシャープにする場合が多い。しかし本発明の湿式酸化
反応のように有機物を分解して炭酸ガスや窒素等のガス
を発生させる反応の場合、細孔径が小さすぎると触媒内
部で発生したガスが効率よく触媒外へ出られないため
に、細孔内の圧力が上昇し触媒を破壊してしまうという
問題がある。かかる問題の解決策の一つとして、触媒成
型体の強度を強くするために高温で焼成した担体に触媒
金属を担持する方法がある。しかしこの方法では、担体
の比表面積が非常に小さくなるために、反応活性を充分
に発揮させ得るだけの分散状態で触媒金属を担持するこ
とは困難となる。かかる問題を解決するためには触媒化
するために適当な比表面積を有し、かつ発生したガスが
素早く触媒外へ排気されるような細孔径分布を有する担
体を使用することが必要となる。
【0012】本発明で用いられるチタニアの細孔径分布
は、該チタニアの細孔径とこれに対する細孔容積の細孔
径分布において主ピーク及びそれより低い副ピークを有
し、かつ該主ピークより細孔径が大きい側に副ピークが
あることが必要である。
は、該チタニアの細孔径とこれに対する細孔容積の細孔
径分布において主ピーク及びそれより低い副ピークを有
し、かつ該主ピークより細孔径が大きい側に副ピークが
あることが必要である。
【0013】なお、細孔径分布は、表面積測定装置を用
いて、吸着ガスとして窒素ガス、測定温度として液体窒
素の沸点の条件下で、相対圧力0.01〜0.97の範
囲で圧力を変えて触媒のガス吸着量を測定することで吸
着等温線データを得て、該データから計算して求めた。
いて、吸着ガスとして窒素ガス、測定温度として液体窒
素の沸点の条件下で、相対圧力0.01〜0.97の範
囲で圧力を変えて触媒のガス吸着量を測定することで吸
着等温線データを得て、該データから計算して求めた。
【0014】本発明で用いられるチタニアの細孔径分布
において、主ピークが50〜300オングストローム
に、副ピークが400〜8000オングストローム存在
することが好ましい。副ピークが存在しないと触媒内で
ガスが発生した際、触媒が破壊してしまうので好ましく
ない。
において、主ピークが50〜300オングストローム
に、副ピークが400〜8000オングストローム存在
することが好ましい。副ピークが存在しないと触媒内で
ガスが発生した際、触媒が破壊してしまうので好ましく
ない。
【0015】さらに、チタニアの細孔容積は0.2〜
0.5cc/gの範囲であることが好ましい。細孔容積
が0.2cc/g未満であればルテニウムの分散度が低
下することにより活性が低下するので好ましくない。一
方、細孔容積が0.5cc/gを越えれば、触媒の機械
的強度が低下するので好ましくない。
0.5cc/gの範囲であることが好ましい。細孔容積
が0.2cc/g未満であればルテニウムの分散度が低
下することにより活性が低下するので好ましくない。一
方、細孔容積が0.5cc/gを越えれば、触媒の機械
的強度が低下するので好ましくない。
【0016】本発明で使用するチタニアは、化学的に安
定で比表面積が大きいアナターゼ型結晶構造を有するこ
とが必要である。
定で比表面積が大きいアナターゼ型結晶構造を有するこ
とが必要である。
【0017】チタニアの形状は特に限定されないが、高
強度な形状である球形、粒形が好ましい。チタニアの粒
径は平均粒径として1〜8mmが好ましく、2〜5mm
がさらに好ましい。粒径が1mm未満であると、触媒の
初期強度を保有することが難しくなるとともに圧力損失
が大きくなり、廃水の固形分が目詰まりする恐れがある
ため好ましくない。一方、粒径が8mmを超えると触媒
自体の幾何学的表面積が確保されないために触媒活性が
低下するため好ましくない。
強度な形状である球形、粒形が好ましい。チタニアの粒
径は平均粒径として1〜8mmが好ましく、2〜5mm
がさらに好ましい。粒径が1mm未満であると、触媒の
初期強度を保有することが難しくなるとともに圧力損失
が大きくなり、廃水の固形分が目詰まりする恐れがある
ため好ましくない。一方、粒径が8mmを超えると触媒
自体の幾何学的表面積が確保されないために触媒活性が
低下するため好ましくない。
【0018】チタニアに担持されるルテニウム金属量は
触媒量を基準として0.1〜10重量%が好ましい。ル
テニウム金属が0.1重量%未満か10重量%を超える
と反応に有効なルテニウムの総表面積が減少し、触媒活
性の低下をもたらすため好ましくない。
触媒量を基準として0.1〜10重量%が好ましい。ル
テニウム金属が0.1重量%未満か10重量%を超える
と反応に有効なルテニウムの総表面積が減少し、触媒活
性の低下をもたらすため好ましくない。
【0019】本発明の触媒調製に使用されるルテニウム
化合物は特に限定されるものではないが、例えば塩化ル
テニウム水和物、臭化ルテニウム水和物、酸化ルテニウ
ム水和物、塩化ヘキサアンミンルテニウム、臭化ヘキサ
アンミンルテニウム、ルテニウム(VI)酸ナトリウム、
ルテニウム(VI)酸カリウム、過ルテニウム酸カリウ
ム、過ルテニウム酸ナトリウム等が挙げられる。
化合物は特に限定されるものではないが、例えば塩化ル
テニウム水和物、臭化ルテニウム水和物、酸化ルテニウ
ム水和物、塩化ヘキサアンミンルテニウム、臭化ヘキサ
アンミンルテニウム、ルテニウム(VI)酸ナトリウム、
ルテニウム(VI)酸カリウム、過ルテニウム酸カリウ
ム、過ルテニウム酸ナトリウム等が挙げられる。
【0020】触媒の調製方法は通常知られている方法に
より容易に調製できる。即ち、ルテニウム化合物を含浸
法、吸水法、乾固法等により担体に担持し、次いで水素
による還元あるいは水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジ
ン、蟻酸等による化学還元を行うことで調製することが
できる。
より容易に調製できる。即ち、ルテニウム化合物を含浸
法、吸水法、乾固法等により担体に担持し、次いで水素
による還元あるいは水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジ
ン、蟻酸等による化学還元を行うことで調製することが
できる。
【0021】本発明はシアン化合物含有廃水、フェノー
ル含有廃水、含油廃水、有機物重合工程廃水、染料廃
水、その他の化学工場廃水、食品工場廃水、一般産業廃
水、さらには一般家庭から排出されるし尿、下水に対し
て適用できる。
ル含有廃水、含油廃水、有機物重合工程廃水、染料廃
水、その他の化学工場廃水、食品工場廃水、一般産業廃
水、さらには一般家庭から排出されるし尿、下水に対し
て適用できる。
【0022】廃水中の有機物は特に制限はされない。ギ
酸、ホルムアルデヒドといった比較的分解しやすい有機
物から、酢酸、テレフタル酸といった難分解性の有機物
に至るまで分解することが可能である。
酸、ホルムアルデヒドといった比較的分解しやすい有機
物から、酢酸、テレフタル酸といった難分解性の有機物
に至るまで分解することが可能である。
【0023】廃水中の有機物濃度は特に限定されるもの
ではないが、廃水全体に対して0.01〜20重量%の
範囲であることが好ましく、0.1〜10重量%の範囲
であることがさらに好ましい。有機物濃度が20重量%
を超えると、過剰な反応生成熱が発生して反応温度のコ
ントロールが困難になるため好ましくない。
ではないが、廃水全体に対して0.01〜20重量%の
範囲であることが好ましく、0.1〜10重量%の範囲
であることがさらに好ましい。有機物濃度が20重量%
を超えると、過剰な反応生成熱が発生して反応温度のコ
ントロールが困難になるため好ましくない。
【0024】本発明で実施される湿式酸化反応の反応温
度は、無酸素加熱処理の場合200〜250℃、有酸素
加熱処理の場合150〜250℃が好ましい。
度は、無酸素加熱処理の場合200〜250℃、有酸素
加熱処理の場合150〜250℃が好ましい。
【0025】また、該反応の反応圧力は無酸素加熱処理
の場合には飽和蒸気圧以上で実施するのが好ましく、有
酸素加熱処理の場合には高圧で実施することにより廃水
への酸素溶存量が増加し反応が促進されるため好まし
い。
の場合には飽和蒸気圧以上で実施するのが好ましく、有
酸素加熱処理の場合には高圧で実施することにより廃水
への酸素溶存量が増加し反応が促進されるため好まし
い。
【0026】有酸素加熱処理で使用される酸素含有ガス
としては、空気、純酸素、酸素富化空気のいずれを用い
ることもできるが、経済性を考慮すれば空気を用いるの
が好ましい。
としては、空気、純酸素、酸素富化空気のいずれを用い
ることもできるが、経済性を考慮すれば空気を用いるの
が好ましい。
【0027】酸素含有ガス量は有機物を酸化分解するに
必要な理論酸素量の0.1〜1.5倍が望ましい。反応
系のpHは酸性側でもアルカリ性側でもどちらであって
も採用できる。
必要な理論酸素量の0.1〜1.5倍が望ましい。反応
系のpHは酸性側でもアルカリ性側でもどちらであって
も採用できる。
【0028】
【実施例】次に実施例、比較例を掲げて本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のでは無い。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のでは無い。
【0029】[触媒調製例1]圧縮強度が2.7kgで
細孔径分布の主ピークが140オングストロームに細孔
径分布の副ピークが500オングストロームにあるチタ
ニア球状担体100gにRu原子として2.0gを含む
RuCl3水溶液を吸収させて110℃で16時間乾燥
した。次いでNaOHを5.4g溶解させた水溶液42
mlに浸漬して3時間保持した。次に抱水ヒドラジンを
添加して還元した後、温純水で洗浄し110℃で16時
間乾燥して2%Ru/チタニア触媒(以下A−1と表わ
す)を得た。この触媒の破壊試験後の破壊率と強度を表
1に示す。
細孔径分布の主ピークが140オングストロームに細孔
径分布の副ピークが500オングストロームにあるチタ
ニア球状担体100gにRu原子として2.0gを含む
RuCl3水溶液を吸収させて110℃で16時間乾燥
した。次いでNaOHを5.4g溶解させた水溶液42
mlに浸漬して3時間保持した。次に抱水ヒドラジンを
添加して還元した後、温純水で洗浄し110℃で16時
間乾燥して2%Ru/チタニア触媒(以下A−1と表わ
す)を得た。この触媒の破壊試験後の破壊率と強度を表
1に示す。
【0030】[触媒調製例2]圧縮強度が1.8kgで
細孔径分布のピークが85オングストロームのみにある
チタニア球状担体を用いた以外は触媒調製例1と同じ手
順で2%Ru/チタニア触媒(以下A−2と表わす)を
得た。この触媒の破壊試験後の破壊率と強度を表1に示
す。
細孔径分布のピークが85オングストロームのみにある
チタニア球状担体を用いた以外は触媒調製例1と同じ手
順で2%Ru/チタニア触媒(以下A−2と表わす)を
得た。この触媒の破壊試験後の破壊率と強度を表1に示
す。
【0031】
【表1】
【0032】なお、表1中の破壊率は、オートクレーブ
中で触媒をギ酸、ホルムアルデヒド及び酢酸を含有する
排水に浸漬して空気を70kg/cm2Gで張り込み2
50℃で2時間保持した後の破壊した触媒の割合を表わ
す。また、表1中の圧縮強度は、触媒に加重を加えたと
き、その触媒が破壊した荷重を表わす。
中で触媒をギ酸、ホルムアルデヒド及び酢酸を含有する
排水に浸漬して空気を70kg/cm2Gで張り込み2
50℃で2時間保持した後の破壊した触媒の割合を表わ
す。また、表1中の圧縮強度は、触媒に加重を加えたと
き、その触媒が破壊した荷重を表わす。
【0033】[実施例1]撹拌機を備えた内容積500
mLのチタン・ライニング製オートクレーブに、触媒調
製例1で調製した触媒(A−1)と、ギ酸、ホルムアル
デヒド及び酢酸を含有する全有機炭素濃度47,840
ppmの廃水100gを仕込み、150℃に昇温した。
この時、オートクレーブ内圧は3kg/cm2Gとなっ
た。続いて、オートクレーブ内圧が15kg/cm2G
に到達するまで、空気を導入し、撹拌速度1000rp
mで撹拌しながら表2に示す反応条件で1時間反応を行
った。反応終了後、反応液を室温まで冷却したのち、処
理水を取り出してガスクロマトグラフィー及び等速電気
泳動法により廃水中の各成分を定量分析した。結果は表
2に記載した通りであった。
mLのチタン・ライニング製オートクレーブに、触媒調
製例1で調製した触媒(A−1)と、ギ酸、ホルムアル
デヒド及び酢酸を含有する全有機炭素濃度47,840
ppmの廃水100gを仕込み、150℃に昇温した。
この時、オートクレーブ内圧は3kg/cm2Gとなっ
た。続いて、オートクレーブ内圧が15kg/cm2G
に到達するまで、空気を導入し、撹拌速度1000rp
mで撹拌しながら表2に示す反応条件で1時間反応を行
った。反応終了後、反応液を室温まで冷却したのち、処
理水を取り出してガスクロマトグラフィー及び等速電気
泳動法により廃水中の各成分を定量分析した。結果は表
2に記載した通りであった。
【0034】[実施例2]3B×1.1mSUS316
L製の管型流通式反応器に、触媒調製例1で調製した触
媒5kgを充填し、180℃まで昇温されたギ酸、ホル
ムアルデヒド、酢酸、メタノールを含有する全有機炭素
濃度47,840ppmの廃水を重量空間速度(以後W
HSVと略称する)2hr-1で反応器に導入した。0
℃、1気圧に換算した流量が4l/minの空気を反応
器に導入して表2に示す反応条件で連続反応を行なっ
た。処理水は連続的に取り出してガスクロマトグラフィ
ー及び等速電気泳動法により廃水中の各成分について定
量分析を行った。結果は表2に記載した通りであった。
L製の管型流通式反応器に、触媒調製例1で調製した触
媒5kgを充填し、180℃まで昇温されたギ酸、ホル
ムアルデヒド、酢酸、メタノールを含有する全有機炭素
濃度47,840ppmの廃水を重量空間速度(以後W
HSVと略称する)2hr-1で反応器に導入した。0
℃、1気圧に換算した流量が4l/minの空気を反応
器に導入して表2に示す反応条件で連続反応を行なっ
た。処理水は連続的に取り出してガスクロマトグラフィ
ー及び等速電気泳動法により廃水中の各成分について定
量分析を行った。結果は表2に記載した通りであった。
【0035】[比較例1]触媒調製例2で調製した触媒
(A−2)を使用し、かつ表2に示す反応条件に設定し
た以外は実施例1と同じ方法で反応を実施した後、ガス
クロマトグラフィー及び等速電気泳動法により廃水中の
各成分を定量分析した。結果は表2に記載した通りであ
った。
(A−2)を使用し、かつ表2に示す反応条件に設定し
た以外は実施例1と同じ方法で反応を実施した後、ガス
クロマトグラフィー及び等速電気泳動法により廃水中の
各成分を定量分析した。結果は表2に記載した通りであ
った。
【0036】[比較例2]触媒調製例2で調製した触媒
(A−2)を使用し、かつ表2に示す反応条件に設定し
た以外は実施例2と同じ方法で反応を実施した後、ガス
クロマトグラフィー及び等速電気泳動法により廃水中の
各成分を定量分析した。結果は表2に記載した通りであ
った。
(A−2)を使用し、かつ表2に示す反応条件に設定し
た以外は実施例2と同じ方法で反応を実施した後、ガス
クロマトグラフィー及び等速電気泳動法により廃水中の
各成分を定量分析した。結果は表2に記載した通りであ
った。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明のルテニウムを担持した特定の細
孔径分布を有するチタニア触媒を用いることで触媒の機
械的強度が向上し、効率良く有機物含有廃水を湿式酸化
処理することができ、さらに廃水処理の設備投資及びラ
ンニングコストを大幅に低減することができる。
孔径分布を有するチタニア触媒を用いることで触媒の機
械的強度が向上し、効率良く有機物含有廃水を湿式酸化
処理することができ、さらに廃水処理の設備投資及びラ
ンニングコストを大幅に低減することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 固体触媒存在下に廃水が液相を保持する
圧力で有機物含有廃水を湿式酸化処理する方法におい
て、該固体触媒がルテニウムを担持したアナターゼ型結
晶構造を有するチタニアであって、該チタニアの細孔径
とこれに対する細孔容積の細孔径分布において主ピーク
及びそれより低い副ピークを有し、かつ該主ピークより
細孔径が大きい側に副ピークがあることを特徴とする有
機物含有排水の処理方法。 - 【請求項2】 主ピークが50〜300オングストロー
ムの範囲内にあり、かつ副ピークが400〜8000オ
ングストロームの範囲内にある請求項1記載の有機物含
有廃水の処理方法。 - 【請求項3】 ルテニウムの担持量が固体触媒重量に対
して0.1〜10重量%である、請求項1または2に記
載の有機物含有廃水の処理方法。 - 【請求項4】 チタニアの平均粒径が1〜8mmである
請求項1〜3のいずれかに記載の有機物含有廃水の処理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25442696A JPH1099876A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 有機物含有廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25442696A JPH1099876A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 有機物含有廃水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099876A true JPH1099876A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17264824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25442696A Pending JPH1099876A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 有機物含有廃水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1099876A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011121052A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 酸化分解処理装置 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25442696A patent/JPH1099876A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011121052A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 酸化分解処理装置 |
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