JPH11100799A - 印刷用艶消し塗被紙 - Google Patents
印刷用艶消し塗被紙Info
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- JPH11100799A JPH11100799A JP26347297A JP26347297A JPH11100799A JP H11100799 A JPH11100799 A JP H11100799A JP 26347297 A JP26347297 A JP 26347297A JP 26347297 A JP26347297 A JP 26347297A JP H11100799 A JPH11100799 A JP H11100799A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷平滑性に優れ、かつ印刷後の印刷インキに
よるコスレ汚れが発生し難く、かつストリーク等の条跡
トラブルが起こり難く、操業性に優れる印刷用艶消し塗
被紙を提供する。 【解決手段】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする水
性顔料組成物を塗被、乾燥してなる印刷用艶消し塗被紙
において、該顔料として、特定の粒度分布を示すデラミ
ネーテッドカオリンが全顔料に対して固形分対比で5〜
50重量%配合されている印刷用艶消し塗被紙。
よるコスレ汚れが発生し難く、かつストリーク等の条跡
トラブルが起こり難く、操業性に優れる印刷用艶消し塗
被紙を提供する。 【解決手段】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする水
性顔料組成物を塗被、乾燥してなる印刷用艶消し塗被紙
において、該顔料として、特定の粒度分布を示すデラミ
ネーテッドカオリンが全顔料に対して固形分対比で5〜
50重量%配合されている印刷用艶消し塗被紙。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用塗被紙に関
し、特に印刷平滑性に優れ、かつ印刷後の印刷インキに
よるコスレ汚れが発生し難く、かつストリーク等の条跡
トラブルが起こり難い、操業性に優れる印刷用艶消し塗
被紙に関する。
し、特に印刷平滑性に優れ、かつ印刷後の印刷インキに
よるコスレ汚れが発生し難く、かつストリーク等の条跡
トラブルが起こり難い、操業性に優れる印刷用艶消し塗
被紙に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、艶消し塗被紙は意図的に白紙
の表面光沢を低くし、印刷物として上品で深みのあるト
ーンを醸し出して高級感を与えるようにした塗被紙であ
る。このような艶消し塗被紙は高級な美術印刷、高級ポ
スター、カタログ、カレンダー等に亘って巾広く使用さ
れている。
の表面光沢を低くし、印刷物として上品で深みのあるト
ーンを醸し出して高級感を与えるようにした塗被紙であ
る。このような艶消し塗被紙は高級な美術印刷、高級ポ
スター、カタログ、カレンダー等に亘って巾広く使用さ
れている。
【0003】従来、艶消し塗被紙は二通りの方法で製造
されている。即ち、その一つは、グロス系塗被紙に使用
されている顔料と対比して比較的粗い顔料を配合した塗
被組成物を塗被、乾燥して、そのまま製品化するか、あ
るいは軽度のスーパーキャレンダー等の平滑化処理を行
って製品化している。他方、もう一つの方法としては、
平滑に塗被された顔料塗被層表面を粗面化キャレンダー
ロールで処理して艶消し表面にする方法がある。この方
法はロールの有するミクロン単位の粗面を塗被層表面へ
転写することで艶消し仕上げをするものである。このよ
うにして得られた艶消し塗被紙は、表面が粗面化されて
いるために、一般的にグロス系塗被紙に比べて印刷平滑
性が劣っている。
されている。即ち、その一つは、グロス系塗被紙に使用
されている顔料と対比して比較的粗い顔料を配合した塗
被組成物を塗被、乾燥して、そのまま製品化するか、あ
るいは軽度のスーパーキャレンダー等の平滑化処理を行
って製品化している。他方、もう一つの方法としては、
平滑に塗被された顔料塗被層表面を粗面化キャレンダー
ロールで処理して艶消し表面にする方法がある。この方
法はロールの有するミクロン単位の粗面を塗被層表面へ
転写することで艶消し仕上げをするものである。このよ
うにして得られた艶消し塗被紙は、表面が粗面化されて
いるために、一般的にグロス系塗被紙に比べて印刷平滑
性が劣っている。
【0004】また、このような艶消し塗被紙は、その粗
い表面のために、実用面で重大な難点を抱えている。即
ち、艶消し塗被紙を印刷にかけた途中工程や製本工程、
あるいは搬送工程において印刷部と白紙部とが摩擦され
ることにより、白紙部に印刷インキが転移する、所謂コ
スレ汚れと称するインキ転移現象がある。このコスレ汚
れが発生すると製品価値が低下し、ひどい場合にはユー
ザークレームとして莫大な損失を被ることがある。
い表面のために、実用面で重大な難点を抱えている。即
ち、艶消し塗被紙を印刷にかけた途中工程や製本工程、
あるいは搬送工程において印刷部と白紙部とが摩擦され
ることにより、白紙部に印刷インキが転移する、所謂コ
スレ汚れと称するインキ転移現象がある。このコスレ汚
れが発生すると製品価値が低下し、ひどい場合にはユー
ザークレームとして莫大な損失を被ることがある。
【0005】印刷インキが白紙部に転移する主な原因
は、一般的に次のように考えられている。即ち、艶消し
塗被紙は、その塗被層表面が粗いために、その粗い部分
が一種のやすりのような作用を起こし、白紙部と印刷部
とが接触した際に、白紙の凸部が印刷部のインキを掻き
取ることで、インキが白紙部へ移行する現象と推定され
ている。
は、一般的に次のように考えられている。即ち、艶消し
塗被紙は、その塗被層表面が粗いために、その粗い部分
が一種のやすりのような作用を起こし、白紙部と印刷部
とが接触した際に、白紙の凸部が印刷部のインキを掻き
取ることで、インキが白紙部へ移行する現象と推定され
ている。
【0006】従来、このようなコスレ汚れを解決するた
めに、印刷工程においては、印刷インキの中にワックス
を主成分とするコンパウンド等を添加して、印刷面と白
紙面との摩擦を軽減する等の対策が取られている。一
方、塗被紙においては、塗被紙を所定温度以上の高温ソ
フトキャレンダーで処理する方法(特開平5−1179
95号公報)、平均粒子径0.4〜1.0μmのデラミ
ネーテッドクレーを20〜80重量%含有せしめた塗被
層を原紙に設ける方法(特開平5−5297号公報)等
が提案されているが、問題点を解決するまでには至って
いない。さらに、塗被組成物中に脂肪酸エマルジョンや
脂肪酸塩エマルジョン、ワックスエマルジョン、ポリエ
チレンエマルジョン等の潤滑剤を特定量含有せしめたも
ので塗被層を形成させる方法(特開平6−158594
号公報)等が提案されてはいるが、いずれの潤滑剤を用
いても満足すべき効果を得るまでには至っていない。
めに、印刷工程においては、印刷インキの中にワックス
を主成分とするコンパウンド等を添加して、印刷面と白
紙面との摩擦を軽減する等の対策が取られている。一
方、塗被紙においては、塗被紙を所定温度以上の高温ソ
フトキャレンダーで処理する方法(特開平5−1179
95号公報)、平均粒子径0.4〜1.0μmのデラミ
ネーテッドクレーを20〜80重量%含有せしめた塗被
層を原紙に設ける方法(特開平5−5297号公報)等
が提案されているが、問題点を解決するまでには至って
いない。さらに、塗被組成物中に脂肪酸エマルジョンや
脂肪酸塩エマルジョン、ワックスエマルジョン、ポリエ
チレンエマルジョン等の潤滑剤を特定量含有せしめたも
ので塗被層を形成させる方法(特開平6−158594
号公報)等が提案されてはいるが、いずれの潤滑剤を用
いても満足すべき効果を得るまでには至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
如き印刷用艶消し塗被紙の有する難点を解決すべく、特
に水性顔料組成物について鋭意研究を重ねた。その結
果、本発明は特定の粒度分布を有する顔料を塗被層の顔
料として使用することで、優れた印刷平滑性を有し、か
つ印刷工程や製本工程で発生するコスレ汚れも極めて起
こり難く、さらにストリークなどの操業上の欠陥も起こ
りにくい印刷用艶消し塗被紙を提供するものである。
如き印刷用艶消し塗被紙の有する難点を解決すべく、特
に水性顔料組成物について鋭意研究を重ねた。その結
果、本発明は特定の粒度分布を有する顔料を塗被層の顔
料として使用することで、優れた印刷平滑性を有し、か
つ印刷工程や製本工程で発生するコスレ汚れも極めて起
こり難く、さらにストリークなどの操業上の欠陥も起こ
りにくい印刷用艶消し塗被紙を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原紙上に、顔
料と接着剤を主成分とする水性顔料塗被組成物を塗被、
乾燥してなる印刷用艶消し塗被紙において、該顔料とし
て、下記粒度分布、 (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が80〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が30〜50重量% (d) 1μmより小さい粒子が15〜30重量% を満足するデラミネーテッドカオリンが全顔料に対して
固形分対比で5〜50重量%配合されていることを特徴
とする印刷用艶消し塗被紙である。
料と接着剤を主成分とする水性顔料塗被組成物を塗被、
乾燥してなる印刷用艶消し塗被紙において、該顔料とし
て、下記粒度分布、 (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が80〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が30〜50重量% (d) 1μmより小さい粒子が15〜30重量% を満足するデラミネーテッドカオリンが全顔料に対して
固形分対比で5〜50重量%配合されていることを特徴
とする印刷用艶消し塗被紙である。
【0009】
【発明の実施の形態】前記したように、本発明者らは、
印刷平滑性に優れ、かつ印刷インキによるコスレ汚れが
極めて起こり難い艶消し塗被紙を得るべく鋭意研究を重
ねた。その結果、特定の粒度分布を有する顔料、即ちデ
ラミネーテッドカオリンを塗被層に含有させることによ
り、印刷平滑性に優れ、さらに印刷インキによるコスレ
汚れが著しく軽減される艶消し塗被紙が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
印刷平滑性に優れ、かつ印刷インキによるコスレ汚れが
極めて起こり難い艶消し塗被紙を得るべく鋭意研究を重
ねた。その結果、特定の粒度分布を有する顔料、即ちデ
ラミネーテッドカオリンを塗被層に含有させることによ
り、印刷平滑性に優れ、さらに印刷インキによるコスレ
汚れが著しく軽減される艶消し塗被紙が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】以下に、本発明で使用する特定のデラミネ
ーテッドカオリンについて述べる。本発明の特定のデラ
ミネーテッドカオリンとは、下記の如き粒度分布を有す
るデラミネーテッドカオリンである。即ち、 (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が80〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が30〜50重量% (d) 1μmより小さい粒子が15〜30重量% であり、さらに好ましくは (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が85〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が35〜45重量% (d) 1μmより小さい粒子が20〜30重量% の如き粒度分布を有し、平均粒子径として2〜4μmで
あるデラミネーテッドカオリンを水性顔料組成物(以
後、単に塗料と称す)の顔料として配合することによ
り、本発明が所望とする優れた効果を得るものである。
ーテッドカオリンについて述べる。本発明の特定のデラ
ミネーテッドカオリンとは、下記の如き粒度分布を有す
るデラミネーテッドカオリンである。即ち、 (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が80〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が30〜50重量% (d) 1μmより小さい粒子が15〜30重量% であり、さらに好ましくは (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が85〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が35〜45重量% (d) 1μmより小さい粒子が20〜30重量% の如き粒度分布を有し、平均粒子径として2〜4μmで
あるデラミネーテッドカオリンを水性顔料組成物(以
後、単に塗料と称す)の顔料として配合することによ
り、本発明が所望とする優れた効果を得るものである。
【0011】このような粒度分布を有するデラミネーテ
ッドカオリンを使用すると、本発明が所望する優れた効
果が得られる理由については、必ずしも明らかではない
が、次のように推定される。即ち、本発明における特定
の粒度分布を有するデラミネーテッドカオリンは、従来
から使用されているデラミネーテッドカオリンやその他
のカオリン等の顔料に比べて平均粒子径が粗く、かつ粒
度分布の巾が狭いものである。このようなデラミネーテ
ッドカオリンは、塗被紙表面の光沢が発現し難いため、
配合量を多くすることができ、かつ塗被層表面の被覆性
にも優れている。その結果、優れた印刷平滑性を呈し、
耐摩擦性を向上させることができると推定される。さら
には、その粒子の形状が板状であり、鋭利な凸部を有す
る粒子が殆ど存在しないこともあって、インキによるコ
スレ汚れを起こり難くしているものと推察される。
ッドカオリンを使用すると、本発明が所望する優れた効
果が得られる理由については、必ずしも明らかではない
が、次のように推定される。即ち、本発明における特定
の粒度分布を有するデラミネーテッドカオリンは、従来
から使用されているデラミネーテッドカオリンやその他
のカオリン等の顔料に比べて平均粒子径が粗く、かつ粒
度分布の巾が狭いものである。このようなデラミネーテ
ッドカオリンは、塗被紙表面の光沢が発現し難いため、
配合量を多くすることができ、かつ塗被層表面の被覆性
にも優れている。その結果、優れた印刷平滑性を呈し、
耐摩擦性を向上させることができると推定される。さら
には、その粒子の形状が板状であり、鋭利な凸部を有す
る粒子が殆ど存在しないこともあって、インキによるコ
スレ汚れを起こり難くしているものと推察される。
【0012】因みに、本発明で特定するデラミネーテッ
ドカオリンよりも平均粒子径が小さい場合には、光沢が
発現され易くなり、配合量をあまり多くすることができ
ず、結果的に印刷平滑性や耐コスレ汚れ適性を改善させ
ることが難しくなる。他方、平均粒子径が粗い場合に
は、塗被紙表面の平滑性を高めることが難しくなり、優
れた印刷効果を得ることが難しくなる虞れがある。な
お、平均粒子径は略同じでも、本発明の特定されるデラ
ミネーテッドカオリンよりも粒度分布の巾が広くなった
場合には、本発明が所望する印刷平滑性やコスレ汚れ適
性が得られ難くなる。
ドカオリンよりも平均粒子径が小さい場合には、光沢が
発現され易くなり、配合量をあまり多くすることができ
ず、結果的に印刷平滑性や耐コスレ汚れ適性を改善させ
ることが難しくなる。他方、平均粒子径が粗い場合に
は、塗被紙表面の平滑性を高めることが難しくなり、優
れた印刷効果を得ることが難しくなる虞れがある。な
お、平均粒子径は略同じでも、本発明の特定されるデラ
ミネーテッドカオリンよりも粒度分布の巾が広くなった
場合には、本発明が所望する印刷平滑性やコスレ汚れ適
性が得られ難くなる。
【0013】ここに、本発明でいうデラミネーテッドカ
オリンの粒度分布については、全て、島津製作所製のセ
ディグラフ5000−01(沈降法)を用いて測定した
ものである。この装置は、充填剤や顔料の粒度を測定す
るのに世界中で広く使用されている。実際の測定方法と
しては、試料をNa4 P2 O7 の0.1重量%の水溶液
中で高速攪拌と超音波により分散した分散液を使用して
行った。測定された粒度分布は、X−YレコーダーでX
軸に対応する球形直径の粒子径、Y軸に粒子の比率(重
量%)をプロットして記録される。本発明で特定する粒
度分布は、上記の方法で得た曲線から読取って得られる
値をもとに規定したものである。
オリンの粒度分布については、全て、島津製作所製のセ
ディグラフ5000−01(沈降法)を用いて測定した
ものである。この装置は、充填剤や顔料の粒度を測定す
るのに世界中で広く使用されている。実際の測定方法と
しては、試料をNa4 P2 O7 の0.1重量%の水溶液
中で高速攪拌と超音波により分散した分散液を使用して
行った。測定された粒度分布は、X−YレコーダーでX
軸に対応する球形直径の粒子径、Y軸に粒子の比率(重
量%)をプロットして記録される。本発明で特定する粒
度分布は、上記の方法で得た曲線から読取って得られる
値をもとに規定したものである。
【0014】また、塗料中における特定のデラミネーテ
ッドカオリンの配合量としては、塗料中の全顔料に対
し、固形分対比で5〜50重量%、好ましくは10〜3
0重量%の範囲で調節される。因みに、5重量%未満の
場合には、本発明が所望とする効果、即ち、印刷部と白
紙部との摩擦によって発するコスレ汚れに対する解消〜
軽減効果や印刷平滑性の改善効果が得られない。一方、
50重量%を越えると高濃度の塗料の調製ができず、結
果として、塗被紙製造時の操業性が低下したり、得られ
る艶消し塗被紙の印刷平滑性を高めることができない。
ッドカオリンの配合量としては、塗料中の全顔料に対
し、固形分対比で5〜50重量%、好ましくは10〜3
0重量%の範囲で調節される。因みに、5重量%未満の
場合には、本発明が所望とする効果、即ち、印刷部と白
紙部との摩擦によって発するコスレ汚れに対する解消〜
軽減効果や印刷平滑性の改善効果が得られない。一方、
50重量%を越えると高濃度の塗料の調製ができず、結
果として、塗被紙製造時の操業性が低下したり、得られ
る艶消し塗被紙の印刷平滑性を高めることができない。
【0015】なお、本発明において、その所望の効果を
得る上でより好ましい実施態様として、使用する塗料の
動的保水度(測定時の加圧条件=1バール、塗料の固形
分濃度=63重量%)が60g/m2 以下、好ましくは
55g/m2 以下、さらに好ましくは30〜55g/m
2 である塗料を使用することによって、より一層印刷平
滑性が改善され、さらにコスレ汚れに対する軽減〜解消
効果が得られるのみならず、ブレードコーターを用いて
塗工する場合には、ストリーク等の条跡トラブルが軽減
され、安定操業が可能となるものである。
得る上でより好ましい実施態様として、使用する塗料の
動的保水度(測定時の加圧条件=1バール、塗料の固形
分濃度=63重量%)が60g/m2 以下、好ましくは
55g/m2 以下、さらに好ましくは30〜55g/m
2 である塗料を使用することによって、より一層印刷平
滑性が改善され、さらにコスレ汚れに対する軽減〜解消
効果が得られるのみならず、ブレードコーターを用いて
塗工する場合には、ストリーク等の条跡トラブルが軽減
され、安定操業が可能となるものである。
【0016】ここに、動的保水度とは、AA−GWR
(Kaltec Scientific Inc./米
国)を使用して測定した保水度のことであり、加圧条件
下で塗料から原紙への水の転移量(g/m2 )を測定し
た値を指す。そして、本発明では、加圧条件が1バー
ル、かつ塗料の固形分濃度が63重量%のときの動的保
水度が印刷平滑性や耐コスレ汚れ適性(耐摩擦性)など
との相関関係が大きいことが分かり、加圧条件:1バー
ル、塗料濃度:63重量%を測定時の条件とした。因み
に、動的保水度が60g/m2 を越える場合には、塗料
の原紙への浸透性が高くなり、本発明が所望とする印刷
平滑性が得られ難くなり、さらにはストリーク等の欠陥
が発生し易くなる。他方、30g/m2 未満の場合に
は、塗料が着き難くなり、ブレード塗工における操業性
不良が懸念される。
(Kaltec Scientific Inc./米
国)を使用して測定した保水度のことであり、加圧条件
下で塗料から原紙への水の転移量(g/m2 )を測定し
た値を指す。そして、本発明では、加圧条件が1バー
ル、かつ塗料の固形分濃度が63重量%のときの動的保
水度が印刷平滑性や耐コスレ汚れ適性(耐摩擦性)など
との相関関係が大きいことが分かり、加圧条件:1バー
ル、塗料濃度:63重量%を測定時の条件とした。因み
に、動的保水度が60g/m2 を越える場合には、塗料
の原紙への浸透性が高くなり、本発明が所望とする印刷
平滑性が得られ難くなり、さらにはストリーク等の欠陥
が発生し易くなる。他方、30g/m2 未満の場合に
は、塗料が着き難くなり、ブレード塗工における操業性
不良が懸念される。
【0017】なお、塗料の動的保水度を調整する方法に
は、種々の方法がある。例えば、塗料中に配合する顔料
の種類と配合量、接着剤の種類と配合量、保水剤の添
加、原紙のサイズ度、さらには塗工時の塗料温度や原紙
温度などの組合わせを適宜選択することによっても動的
保水度を調節することができる。
は、種々の方法がある。例えば、塗料中に配合する顔料
の種類と配合量、接着剤の種類と配合量、保水剤の添
加、原紙のサイズ度、さらには塗工時の塗料温度や原紙
温度などの組合わせを適宜選択することによっても動的
保水度を調節することができる。
【0018】また、本発明の艶消し塗被紙をグラビア印
刷に使用した場合には、ミッシングドットなどのグラビ
ア印刷特有の印刷欠陥の解消効果が認められる。
刷に使用した場合には、ミッシングドットなどのグラビ
ア印刷特有の印刷欠陥の解消効果が認められる。
【0019】顔料としては、上記に特定される以外のデ
ラミネーテッドカオリン、カオリン、タルク、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、サチンホワイト、亜
硫酸カルシウム、石膏、硫酸バリウム、ホワイトカーボ
ン、焼成カオリン、構造化カオリン、珪藻土、炭酸マグ
ネシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、ベントナイト、セリサイト等の
無機顔料やポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹
脂微粒子、微少中空粒子、多孔質微粒子等の有機顔料等
が例示され、これらの1種以上を適宜組合わせて使用す
ることができる。
ラミネーテッドカオリン、カオリン、タルク、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、サチンホワイト、亜
硫酸カルシウム、石膏、硫酸バリウム、ホワイトカーボ
ン、焼成カオリン、構造化カオリン、珪藻土、炭酸マグ
ネシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、ベントナイト、セリサイト等の
無機顔料やポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹
脂微粒子、微少中空粒子、多孔質微粒子等の有機顔料等
が例示され、これらの1種以上を適宜組合わせて使用す
ることができる。
【0020】顔料と共に使用される接着剤としては、例
えばカゼイン、大豆蛋白等の蛋白質類、スチレン−ブタ
ジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブ
タジエン共重合体ラテックス、スチレン−メチルメタク
リレート−ブタジエン共重合体ラテックス等の共役ジエ
ン系ラテックス、アクリル酸エステルおよび/またはメ
タクリル酸エステルの重合体または共重合体ラテックス
等のアクリル系ラテックス、エチレン−酢酸ビニル重合
体ラテックス等のビニル系ラテックス、あるいはこれら
の各種共重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基
含有単量体で変性したアルカリ部分溶解性あるいは非溶
解性のラテックス、ポリビニルアルコール、オレフィン
−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウレ
タン樹脂等の合成樹脂系接着剤、酸化澱粉、陽性化澱
粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体等の通常の塗被紙用接着剤を挙げる
ことができ、これらの接着剤の1種以上を適宜使用する
ことができる。なお、接着剤の配合量は、特に限定され
るものではなく、全顔料に対し、固形分対比で2〜50
重量%、好ましくは、5〜30重量%の範囲で調節使用
される。
えばカゼイン、大豆蛋白等の蛋白質類、スチレン−ブタ
ジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブ
タジエン共重合体ラテックス、スチレン−メチルメタク
リレート−ブタジエン共重合体ラテックス等の共役ジエ
ン系ラテックス、アクリル酸エステルおよび/またはメ
タクリル酸エステルの重合体または共重合体ラテックス
等のアクリル系ラテックス、エチレン−酢酸ビニル重合
体ラテックス等のビニル系ラテックス、あるいはこれら
の各種共重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基
含有単量体で変性したアルカリ部分溶解性あるいは非溶
解性のラテックス、ポリビニルアルコール、オレフィン
−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウレ
タン樹脂等の合成樹脂系接着剤、酸化澱粉、陽性化澱
粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体等の通常の塗被紙用接着剤を挙げる
ことができ、これらの接着剤の1種以上を適宜使用する
ことができる。なお、接着剤の配合量は、特に限定され
るものではなく、全顔料に対し、固形分対比で2〜50
重量%、好ましくは、5〜30重量%の範囲で調節使用
される。
【0021】なお、塗被層を構成する塗料中には、上述
の顔料や接着剤の他に、ポリオレフィン樹脂や脂肪酸エ
マルジョン、脂肪酸塩エマルジョン、ワックスエマルジ
ョンなどの潤滑剤、アルカリ増粘型のアクリルエマルジ
ョン、ポリアクリル酸塩などの保水剤、必要に応じて消
泡剤、着色剤、流動変性剤、耐水化剤等の各種助剤を適
宜添加することができる。
の顔料や接着剤の他に、ポリオレフィン樹脂や脂肪酸エ
マルジョン、脂肪酸塩エマルジョン、ワックスエマルジ
ョンなどの潤滑剤、アルカリ増粘型のアクリルエマルジ
ョン、ポリアクリル酸塩などの保水剤、必要に応じて消
泡剤、着色剤、流動変性剤、耐水化剤等の各種助剤を適
宜添加することができる。
【0022】本発明に係わる艶消し塗被紙用原紙として
は、特に限定されるものではないが、所望とするより優
れた効果を得る上から、塗工用塗料が本発明で特定する
動的保水度となるようにサイズ度などを適宜調節するこ
とが望ましい。
は、特に限定されるものではないが、所望とするより優
れた効果を得る上から、塗工用塗料が本発明で特定する
動的保水度となるようにサイズ度などを適宜調節するこ
とが望ましい。
【0023】なお、原紙の米坪は、特に限定されるもの
でなく、一般に30〜400g/m 2 程度のものが使用
される。原紙の抄紙方法や抄紙機等についても、特に限
定されず、例えば酸性抄紙、アルカリ抄紙により、長網
マシン、丸網マシン、長網と丸網のコンビネーションマ
シンあるいはツインワイヤーマシン、オントップツイン
ワイヤーマシン等による抄紙方式を適宜採ることができ
る。原紙の主材料となるパルプ繊維としては、木材ある
いは非木材を原料として化学パルプ、機械パルプや古紙
パルプを用いることができる。また、サイズプレス等で
澱粉やポリビニルアルコール、表面サイズ剤を塗布した
ものや顔料と接着剤からなる塗料を予備塗工したもの、
マシンのプレス工程等で毛布等のパターン付けしたもの
や、抄紙後エンボスロールによる型付けをしたもの等が
適宜使用される。
でなく、一般に30〜400g/m 2 程度のものが使用
される。原紙の抄紙方法や抄紙機等についても、特に限
定されず、例えば酸性抄紙、アルカリ抄紙により、長網
マシン、丸網マシン、長網と丸網のコンビネーションマ
シンあるいはツインワイヤーマシン、オントップツイン
ワイヤーマシン等による抄紙方式を適宜採ることができ
る。原紙の主材料となるパルプ繊維としては、木材ある
いは非木材を原料として化学パルプ、機械パルプや古紙
パルプを用いることができる。また、サイズプレス等で
澱粉やポリビニルアルコール、表面サイズ剤を塗布した
ものや顔料と接着剤からなる塗料を予備塗工したもの、
マシンのプレス工程等で毛布等のパターン付けしたもの
や、抄紙後エンボスロールによる型付けをしたもの等が
適宜使用される。
【0024】原紙への塗料の塗工量としては、特に限定
されるものではないが、片面あたり固形分として2〜3
5g/m2 、好ましくは3〜20g/m2 程度の範囲で
調節される。因みに、2g/m2 未満の場合には、本発
明が所望とする印刷平滑性が得られ難くなる。
されるものではないが、片面あたり固形分として2〜3
5g/m2 、好ましくは3〜20g/m2 程度の範囲で
調節される。因みに、2g/m2 未満の場合には、本発
明が所望とする印刷平滑性が得られ難くなる。
【0025】塗工層形成のための塗工装置についても、
特に限定されるものではなく、一般に公知公用の塗工装
置が適宜利用できる。具体例としては、エアーナイフコ
ーター、ブレードコーター、ロールコーター、リバース
ロールコーター、バーコーター、カーテンコーター、ダ
イスロットコーター、グラビアコーター、チャンプレッ
クスコーター、ゲートロールコーター、サイズプレスコ
ーター、あるいはビルブレードコーター等を用いること
ができ、これらのコーターを1つ以上有するオンマシ
ン、あるいはオフマシンコーターによって、原紙上に塗
被層を一層以上設けることができる。
特に限定されるものではなく、一般に公知公用の塗工装
置が適宜利用できる。具体例としては、エアーナイフコ
ーター、ブレードコーター、ロールコーター、リバース
ロールコーター、バーコーター、カーテンコーター、ダ
イスロットコーター、グラビアコーター、チャンプレッ
クスコーター、ゲートロールコーター、サイズプレスコ
ーター、あるいはビルブレードコーター等を用いること
ができ、これらのコーターを1つ以上有するオンマシ
ン、あるいはオフマシンコーターによって、原紙上に塗
被層を一層以上設けることができる。
【0026】塗料の固形分濃度は、一般に20〜75重
量%であるが、得られる品質や塗工適性、あるいは操業
性を考慮すると40〜67重量%の範囲で調節される。
なお、原紙上に塗工された塗料の乾燥方法としては、従
来から使用されている蒸気加熱、熱風加熱、ガスヒータ
ー加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒータ
ー加熱、レーザー加熱、電子線加熱等の各種乾燥方式が
適宜使用できる。かくして得られた塗被紙は、必要に応
じてソフトキャレンダーやスーパーキャレンダー等に通
紙して平滑化処理をすることも可能である。
量%であるが、得られる品質や塗工適性、あるいは操業
性を考慮すると40〜67重量%の範囲で調節される。
なお、原紙上に塗工された塗料の乾燥方法としては、従
来から使用されている蒸気加熱、熱風加熱、ガスヒータ
ー加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒータ
ー加熱、レーザー加熱、電子線加熱等の各種乾燥方式が
適宜使用できる。かくして得られた塗被紙は、必要に応
じてソフトキャレンダーやスーパーキャレンダー等に通
紙して平滑化処理をすることも可能である。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明する。勿論、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、特に断らない限り、例中の部および%は、そ
れぞれ重量部、および重量%を示す。
明する。勿論、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、特に断らない限り、例中の部および%は、そ
れぞれ重量部、および重量%を示す。
【0028】実施例1 塗料に使用する顔料として、下記粒度分布、 (a)10μmより小さい粒子が98重量% (b)5μmより小さい粒子が89重量% (c)2μmより小さい粒子が40重量% (d)1μmより小さい粒子が25重量% であるデラミネーテッドカオリン(平均粒子径2.5μ
m…顔料A)20部、平均粒子径が0.55μmである
カオリン(商品名:HT/EC社…顔料B)30部、平
均粒子径が0.57μmである重質炭酸カルシウム(商
品名:ハイドロカーブ90/備北粉化工業社…顔料C)
40部、平均粒子径が1.0μmである軽質炭酸カルシ
ウム(商品名:TP−121/奥多摩工業社…顔料D)
10部、接着剤として、スチレン−ブタジエン共重合体
ラテックス11部、酸化澱粉3部(それぞれ固形分換
算)、分散剤(商品名:アロンT−40/東亜合成社)
0.2部(固形分)を加え、コーレス分散機により攪
拌、混合して固形分濃度64%の塗料を得た。この塗料
を米坪90g/m2 の上質原紙へ片面あたり、乾燥重量
で15g/m 2 となるようにブレードコーターを用いて
両面に塗工、乾燥し、印刷用艶消し塗被紙を得た。
m…顔料A)20部、平均粒子径が0.55μmである
カオリン(商品名:HT/EC社…顔料B)30部、平
均粒子径が0.57μmである重質炭酸カルシウム(商
品名:ハイドロカーブ90/備北粉化工業社…顔料C)
40部、平均粒子径が1.0μmである軽質炭酸カルシ
ウム(商品名:TP−121/奥多摩工業社…顔料D)
10部、接着剤として、スチレン−ブタジエン共重合体
ラテックス11部、酸化澱粉3部(それぞれ固形分換
算)、分散剤(商品名:アロンT−40/東亜合成社)
0.2部(固形分)を加え、コーレス分散機により攪
拌、混合して固形分濃度64%の塗料を得た。この塗料
を米坪90g/m2 の上質原紙へ片面あたり、乾燥重量
で15g/m 2 となるようにブレードコーターを用いて
両面に塗工、乾燥し、印刷用艶消し塗被紙を得た。
【0029】実施例2 実施例1において顔料Aを8部、顔料Bを42部へ変更
した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被紙
を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に示
した。
した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被紙
を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に示
した。
【0030】実施例3 実施例1において顔料Aを45部、顔料Bを5部へ変更
した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被紙
を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に示
した。
した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被紙
を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に示
した。
【0031】実施例4 実施例1において顔料Cを平均粒子径が1.2μmであ
る重質炭酸カルシウム(商品名:ハイドロカーブ−60
/備北粉化工業社…顔料E)へ変更した以外は、実施例
1と同様にして印刷用艶消し塗被紙を得た。得られた塗
被紙の品質および操業性を表1に示した。
る重質炭酸カルシウム(商品名:ハイドロカーブ−60
/備北粉化工業社…顔料E)へ変更した以外は、実施例
1と同様にして印刷用艶消し塗被紙を得た。得られた塗
被紙の品質および操業性を表1に示した。
【0032】比較例1 実施例1おいて顔料Aを添加せず、顔料Bを50部と
し、顔料Cを顔料Eへ変更した以外は、実施例1と同様
にして印刷用艶消し塗被紙を得た。得られた塗被紙の品
質および操業性を表1に示した。
し、顔料Cを顔料Eへ変更した以外は、実施例1と同様
にして印刷用艶消し塗被紙を得た。得られた塗被紙の品
質および操業性を表1に示した。
【0033】比較例2 実施例1において顔料Aの代りに下記粒度分布、即ち (a)10μmより小さい粒子が100重量% (b)5μmより小さい粒子が95重量% (c)2μmより小さい粒子が73重量% (d)1μmより小さい粒子が54重量% であるデラミネーテッドカオリン(商品名:カピンDL
/中央カオリン社−平均粒子径0.88μm…顔料F)
に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し
塗被紙を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表
1に示した。
/中央カオリン社−平均粒子径0.88μm…顔料F)
に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し
塗被紙を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表
1に示した。
【0034】比較例3 実施例1において顔料Aの代りに下記粒度分布、即ち (a)10μmより小さい粒子が90重量% (b)5μmより小さい粒子が67重量% (c)2μmより小さい粒子が42重量% (d)1μmより小さい粒子が33重量% であるカオリン(平均粒子径3.0μm…顔料F)に変
更した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被
紙を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に
示した。なお、上記のようにして得られた塗被紙の品質
評価を下記に準じて行い、得られた結果を表1にまとめ
て示した。
更した以外は、実施例1と同様にして印刷用艶消し塗被
紙を得た。得られた塗被紙の品質および操業性を表1に
示した。なお、上記のようにして得られた塗被紙の品質
評価を下記に準じて行い、得られた結果を表1にまとめ
て示した。
【0035】〔品質評価〕 (光沢)JIS P8142に準拠して測定した。な
お、光沢度計は村上色彩技術研究所製の光沢度計を使用
し、75°での光沢値を求めた。
お、光沢度計は村上色彩技術研究所製の光沢度計を使用
し、75°での光沢値を求めた。
【0036】(印刷平滑性…インキ着肉性で評価)RI
−II型印刷適性試験機を使用し、大日本インキ工業製
のオフセット印刷用インキ(F−グロス/墨)0.15
ccで印刷を行い、下記の基準で外観を評価した。 ◎ : インキが均一に紙面に印刷されている。 ○ : 一部インキ濃度の低い部分がある。 △ : インキの着肉が劣っており、インキ濃度の低い部分が相当ある。 × : インキ着肉が非常に劣っており、インキ濃度のムラが著しい。
−II型印刷適性試験機を使用し、大日本インキ工業製
のオフセット印刷用インキ(F−グロス/墨)0.15
ccで印刷を行い、下記の基準で外観を評価した。 ◎ : インキが均一に紙面に印刷されている。 ○ : 一部インキ濃度の低い部分がある。 △ : インキの着肉が劣っており、インキ濃度の低い部分が相当ある。 × : インキ着肉が非常に劣っており、インキ濃度のムラが著しい。
【0037】(耐摩擦性)RI−II型印刷適性試験機
を使用し、大日本インキ工業製のオフセット印刷用イン
キ(F−グロス/墨)0.35ccを使用して印刷を行
い、一昼夜放置後、東洋精機製作所製サザランドラブテ
スターで印刷した試験紙と白紙とを一定条件で接触さ
せ、荷重1ポンドで20回往復摩擦を行い、印刷した紙
から白紙へ転移したインキ濃度を下記の基準で評価し
た。 ◎ : インキの転移が殆どない。 ○ : 僅かにインキが転移している。 △ : インキの転移がかなりある。 × : インキの転移が非常に多い。
を使用し、大日本インキ工業製のオフセット印刷用イン
キ(F−グロス/墨)0.35ccを使用して印刷を行
い、一昼夜放置後、東洋精機製作所製サザランドラブテ
スターで印刷した試験紙と白紙とを一定条件で接触さ
せ、荷重1ポンドで20回往復摩擦を行い、印刷した紙
から白紙へ転移したインキ濃度を下記の基準で評価し
た。 ◎ : インキの転移が殆どない。 ○ : 僅かにインキが転移している。 △ : インキの転移がかなりある。 × : インキの転移が非常に多い。
【0038】(コーター操業性)ブレードコーターを使
用し、スピード800m/分で塗工した際のストリーク
の発生状況を観察した。 ○ : ストリークの発生が殆どない。 △ : ストリークの発生が僅かに認められるが、実用上問題なし。 × : ストリークの発生が多い。
用し、スピード800m/分で塗工した際のストリーク
の発生状況を観察した。 ○ : ストリークの発生が殆どない。 △ : ストリークの発生が僅かに認められるが、実用上問題なし。 × : ストリークの発生が多い。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】表1の結果より明らかなように、本発明
に係る艶消し塗被紙は白紙光沢やインキ着肉性、耐摩擦
性(耐インキの擦れ汚れに優れる)に優れるものであっ
た。
に係る艶消し塗被紙は白紙光沢やインキ着肉性、耐摩擦
性(耐インキの擦れ汚れに優れる)に優れるものであっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする水
性顔料組成物を塗被、乾燥してなる印刷用艶消し塗被紙
において、該顔料として、下記粒度分布、 (a) 10μmより小さい粒子が95〜100重量% (b) 5μmより小さい粒子が80〜95重量% (c) 2μmより小さい粒子が30〜50重量% (d) 1μmより小さい粒子が15〜30重量% を満足するデラミネーテッドカオリンが全顔料に対して
固形分対比で5〜50重量%配合されていることを特徴
とする印刷用艶消し塗被紙。 - 【請求項2】水性顔料組成物として、固形分濃度63重
量%における動的保水度が60g/m2 (加圧条件:1
バール)以下である水性顔料組成物を使用する請求項1
記載の印刷用艶消し塗被紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26347297A JPH11100799A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 印刷用艶消し塗被紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26347297A JPH11100799A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 印刷用艶消し塗被紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11100799A true JPH11100799A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17389994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26347297A Pending JPH11100799A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 印刷用艶消し塗被紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11100799A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021510392A (ja) * | 2018-01-12 | 2021-04-22 | ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー | 塗料組成物及び関連する板紙構造物 |
| JP2021510391A (ja) * | 2018-01-11 | 2021-04-22 | ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー | 低充填密度のクレイを使用したコーティング |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26347297A patent/JPH11100799A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021510391A (ja) * | 2018-01-11 | 2021-04-22 | ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー | 低充填密度のクレイを使用したコーティング |
| JP2021510392A (ja) * | 2018-01-12 | 2021-04-22 | ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー | 塗料組成物及び関連する板紙構造物 |
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