JPH11101207A - 連結固定具 - Google Patents

連結固定具

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JPH11101207A
JPH11101207A JP27961397A JP27961397A JPH11101207A JP H11101207 A JPH11101207 A JP H11101207A JP 27961397 A JP27961397 A JP 27961397A JP 27961397 A JP27961397 A JP 27961397A JP H11101207 A JPH11101207 A JP H11101207A
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nut
shaped member
bolt
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screw
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JP27961397A
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Tsugio Fukumoto
次男 福元
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ASAHI KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
ASAHI KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】二つのボルト状部材を連結・固定する操作が容
易な連結固定具を提供する。 【解決手段】本体2と、左方側のボルト状部材B1に螺
合させるナット状部材3とを備えている。本体2は、筒
状体4と、筒状の連結部材5と、接続部材6と、接続部
材6を付勢するための付勢部材7とを備えている。接続
部材6は、ナット状部材螺合用雄ネジ63を有する軸部
61と、頭部62とを備えており、軸部61が筒状体4
の接続部材嵌挿孔42から通されてナット状部材3に螺
合することにより、ナット状部材3と筒状体4とが接続
する。連結部材5の内周側には、右方側のボルト状部材
B2の雄ネジに螺合させて固定させる雌ネジ52が備え
られ、連結部材5の外周側には、筒状体4に設けられた
本体回動用雌ネジ41aに螺合させるための本体回動用
雄ネジ51が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、二つの部材各々
に固定されたボルト状部材同士を連結して固定すること
により、二つの部材を互いに固定する連結固定具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】所定位置に設置された二つの部材、例え
ば機械装置同士やコンクリート壁同士を互いに連結・固
定する場合、二つの部材各々に固定されたボルト状部材
同士を連結して固定する方法が従来から広く採用されて
おり、この従来におけるボルト状部材同士の連結する手
段として、二つのナット部材を用いて行われている。詳
しくは、例えば図10に示すように予め、左右両方の部
材A1、A2各々に固定された各ボルト状部材B1、B
2に、夫々ナット部材a1、a2を螺合させておき(左
方側のナット部材a1は、図の点線で示す位置)、一方
側の部材を他方の部材の側方側に、両方のボルト状部材
B1、B2同士が対向するように設置し、左方側の部材
のボルト状部材B1に螺合させておいたナット部材a1
を回動操作して右方側の部材のボルト状部材B2に螺合
させる。その後、ナット部材a1と、他方側の部材のボ
ルト状部材B2に螺合させておいたナット部材a2との
各々にスパナ等の工具を係合させ、互いに反対方向(図
示のX−Y方向)に締付け合う。こうすることにより、
ボルト状部材B1、B2自体が回動することがないた
め、両ボルト状部材B1、B2に螺合したナット部材a
1が固定し、二つの部材A1、A2を連結・固定でき
る。しかしながら、上記のように二つのナット部材a
1、a2を用いて行う場合は、各々のナット部材a1、
a2に係合させたスパナを両方の手で持って、互いに反
対方向に締付けなければならず、人間の力で行う場合に
は、相当な力が必要であるとともに、確実に締付けるの
は困難である。又、この場合、二つのナット部材a1、
a2を互いに反対方向に締付けるように製作した専用工
具を使用することも考えられるが、常時専用工具を準備
しておかなけらばならないという課題を有する。又、一
方側の部材を、他方の部材の側方側に設置する場合、予
め定めた所定の設置位置に設置した場合でも、図11に
示すように左方側の部材のボルト状部材B1と、右方側
の部材のボルト状部材B2との双方のネジのピッチP
1、P1が両者間で異なるピッチP2となってしまい、
ネジのピッチが不連続になってしまうとともに、互いの
軸芯q1、q2も所定量のずれtを起こしてネジが互い
に偏心してしまう。その結果、上記のように一方側のボ
ルト状部材B1に螺合させたナット部材a1を他方側の
ボルト状部材B2に螺合させ難く、二つのボルト状部材
B1、B2同士を連結させることが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、二つのボルト状部材を連結
・固定する操作が容易な連結固定具を提供することを第
1の目的とする。本願発明は、二つのボルト状部材が、
互いにネジピッチのずれを起こしている場合や、偏心し
ている場合でも、容易に連結・固定し得る連結固定具を
提供することを第2の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】二つの部材各々に固定さ
れたボルト状部材B1、B2同士を連結して固定するこ
とにより、二つの部材を互いに固定し得る連結固定具に
おいて、本願発明は、以下の特徴を有するものを提供す
ることにより上記課題を解決する。本願第1の発明は、
連結固定具が、本体2と、本体2に係止される筒状のナ
ット状部材3、300とを備える。本体2は、一方側の
ボルト状部材B2に対して回動しつつ軸方向に移動可能
に連結される。ナット状部材3、300は、他方側のボ
ルト状部材B1にに対して回動しつつ軸方向に移動可能
に連結される。又、本体2の一方側のボルト状部材B2
への回動に対する移動と、ナット状部材3、300の他
方側のボルト状部材B1への回動に対する移動との比又
は方向が異るものである。
【0005】本願第2の発明は、本願第1の発明に係る
本体2が、筒状のカップリング400と、カップリング
400に固定される筒状の固定部材410とを備えたも
のである。カップリング400は、内周側に、固定部材
410を収納し得る収納部401を備える。又、この収
納部401は、固定部材410を当接させる固定部材当
接部403と、内周壁に刻設された固定用雌ネジ402
とを備える。固定部材410の外周側には、固定用雄ネ
ジ411が備えられ、この固定用雄ネジ411が、カッ
プリング400の固定用雌ネジ402に螺合されること
により、固定部材410の一端側がカップリングの固定
部材当接部403に押し付けられて固定されるようにな
され、固定部材410の他端側には、他端側に突設され
た突起413を備え、固定部材410の内周側には、本
体回動用ネジ部414が備えられ、この本体回動用ネジ
部414が、一方側のボルト状部材B2に螺合されるこ
とにより、本体2が一方側のボルト状部材B2に連結さ
れるとともに、そのボルト状部材B2に対して回動しつ
つ軸方向に移動可能とされる。ナット状部材300の一
端側には、突起嵌合凹部303が備えられ、この突起嵌
合凹部303が、固定部材410の突起413を嵌合す
ることにより、ナット状部材300と固定部材410と
が互いに位置決め可能とされ、ナット状部材300の内
周側には、固定部材410の本体回動用ネジ部414の
ネジと逆方向にネジ切り加工されたネジを有するナット
状部材回動用ネジ部304を備えたものである。
【0006】本願第3の発明は、本願第1の発明に係る
本体2が、筒状体4と、筒状体4を一方側のボルト状部
材B2に連結させる筒状の連結部材5とを備える。筒状
体4は、一端側に本体回動用雌ネジ41aを備える。連
結部材5の内周側には、一方側のボルト部材B2に固定
される固定手段52を備える。又、外周側には、本体回
動用雄ネジ51を備える。そして、この本体回動用雄ネ
ジ51が筒状体4の本体回動用雌ネジ41aに螺合され
ることにより、この連結部材5を介して筒状体4が一方
側のボルト部材B2に連結されるとともに、一方側のボ
ルト部材B2に対して回動しつつ軸方向に移動可能とさ
れたものである。
【0007】本願第4の発明は、本願第1又は第3の発
明に係る本体2が、筒状体4とナット状部材3とを接続
する接続部材6とを備える。筒状体4は、他端側に接続
部材6を接続する接続部42、43を備える。接続部材
6の一端側は、筒状体4の接続部42、43に回動不能
且つ軸方向及び径方向に移動可能に接続され、接続部材
6の他端側には、ナット状部材螺合用雄ネジ63を備
え、このナット状部材螺合用雄ネジ63が、ナット状部
材3のナット状部材回動用ネジ部31に螺合されること
により、接続部材6とナット状部材3とが回動不能に係
止可能とされたものである。
【0008】以上のように構成された本願第1の発明に
おいては、各々のボルト状部材B1、B2に連結して互
いに係止した本体2又はナット状部材3、300の一方
を一方向側に回動させれば、共に同速度で回動し、本体
2は本体回動用ネジ部21、414に沿って軸方向に移
動し、ナット状部材3、300はナット状部材回動用ネ
ジ部31、304に沿って軸方向に移動しようとする
が、本体2の一方側のボルト状部材B2への回動に対す
る移動と、ナット状部材3、300の他方側のボルト状
部材B1への回動に対する移動との比又は方向が異るた
め、共に移動できない。その結果、本体2と、ナット状
部材3、300との間に、締め付け力が働き、左右二つ
のボルト状部材B1、B2を互いに引っ張り力をかけた
緊張状態にでき、互いに固定できる。従って、従来のよ
うに二つのナット部材各々に互いに反対方向の力をかけ
て締め付けなくても、本体2又はナット状部材3、30
0の一方を、一方向側に回動させれば良く、操作を容易
なものにできる。
【0009】本願第2の発明においては、固定部材41
0の突起413と、ナット状部材300の突起嵌合凹部
303とを嵌合することにより、ナット状部材300と
固定部材410とを互いに位置決めし得るようにしたも
のとする。こうすることにより、例えば図5に示すよう
に、右方側のボルト状部材B2に螺合させた固定部材4
10の突起413を、左方側のボルト状部材B1に螺合
させたナット状部材300の突起嵌合凹部303に嵌合
させれば、二つのボルト状部材B1、B2各々の軸芯を
揃えることができる。又、固定部材410の突起413
と、ナット状部材300の突起嵌合凹部303とを嵌合
させた状態で、固定部材410及びナット状部材300
各々の外周にネジ切り加工を施しておけば、一体的なネ
ジを形成でき、右方側のボルト状部材B2に螺合させた
固定部材410の突起413を、左方側のボルト状部材
B1に螺合させたナット状部材300の突起嵌合凹部3
03に嵌合させれば、固定部材410とナット状部材3
00にネジピッチのずれのない連続したネジを形成でき
る。従って、固定部材410とナット状部材300とを
容易に接続でき、ナット状部材300と本体2とを係止
する係止手段としてネジを採用することも可能となる。
【0010】本願第3の発明においては、外周側に本体
回動用雄ネジ51を有する連結部材5を、一方側のボル
ト部材B2に固定するようにし、筒状体4を、この本体
回動用雄ネジ51に沿って移動させるものとする。こう
することにより、二つのボルト状部材B1、B2各々の
雄ネジ部が、同一のネジから構成されている場合でも、
本体回動用ネジ部21、414とナット状部材回動用ネ
ジ部31、304とを異なるネジピッチ又は逆方向にネ
ジ切りしたものにでき、同一の雄ネジ部を有する二つの
ボルト状部材B1、B2を連結・固定できる。
【0011】本願第4の発明においては、本体2に、回
動不能且つ軸方向及び径方向に移動可能に接続した接続
部材6を備えたものとする。こうすることにより、二つ
のボルト状部材B1、B2各々の雄ネジ部のネジピッチ
がずれを起こしている場合には、本体2の接続部材6が
軸方向に移動することにより、ネジピッチのずれを吸収
でき、二つのボルト状部材B1、B2各々に螺合した本
体2の接続部材6のナット状部材螺合用雄ネジ63と、
ナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31とを容
易に螺合させることができる。又、二つのボルト状部材
B1、B2各々の雄ネジ部の軸芯が偏心している場合に
は、本体2の接続部材6が径方向に偏心した分だけ移動
することにより、二つのボルト状部材B1、B2各々に
螺合した本体2の接続部材6のナット状部材螺合用雄ネ
ジ63と、ナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部
31との各々の軸芯を揃えることができ、両者を容易に
螺合させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を基に本願発明の一実施
形態の連結固定具を具体的に説明する。図1は、本願発
明の第1実施形態の連結固定具の一部を断面にした側面
図である。
【0013】本願発明の第1実施形態の連結固定具は、
本体2と、ナット状部材3と、本体2とナット状部材3
とを回動不能に係止する係止手段とを備えている。尚、
以下の説明において、ネジは、特に明記しない場合は右
ネジとし、左ネジの場合にのみ明記する。
【0014】本体2は、筒状体4と、筒状の連結部材5
と、筒状体4とナット状部材3とを接続する接続部材6
と、接続部材6を付勢するための付勢部材7とを備えて
いる。
【0015】筒状体4の右方側の内部は、断面円形状に
形成されており、連結部材5や付勢部材7等を収納する
収納孔41をなし、右端側から内部にそれらを収納し得
るようになされている。又、収納孔41の内壁面には、
本体回動用雌ネジ41aが備えられている。本実施形態
における本体回動用雌ネジ41aは、M64、ネジピッ
チ6.0の雌ネジから構成されている。筒状体4の左方
側には、接続部材嵌挿孔42が備えられている。この接
続部材嵌挿孔42は、接続部材6を嵌挿するためのもの
で、図1、図2に示すように収納孔41から段部43を
介して断面四角形状に形成されている。又、この段部4
3は、接続部材嵌挿孔42の周部に形成されており、接
続部材当接部43をなし、後述の接続部材6の頭部61
を当接し得るようになされている。尚、接続部材嵌挿孔
42及び収納孔41は、各軸芯が本体2の軸心に略一致
するように形成されている。
【0016】又、筒状体4の外周における左方側には、
工具係合部44が備えられている。この工具係合部44
は、筒状体4を回動操作するためのもので、外周形状が
六角形状に形成され、スパナ等の工具を係合し得るよう
になされている。
【0017】連結部材5は、この連結固定具により連結
・固定させる左右二つのボルト状部材B1、B2の内の
一方側のボルト状部材B2(図1では右側のもの)と、
筒状体4とを連結させるためのもので、内周側に右方側
のボルト状部材B2に固定し得る固定手段を備え、外周
側に本体回動用雄ネジ51が備えられている。固定手段
は、本実施形態では、本体回動用雄ネジ部51と同軸芯
となるように形成されたM27、ネジピッチ2.0の雌
ネジ52から構成されており、この雌ネジ52が右方側
のボルト状部材B2の雄ネジに螺合され、連結部材5の
右端面が右方側のボルト状部材B2を取り付けた部材に
当接されるまで締め付けられることにより、この連結部
材5が右方側のボルト状部材B2に固定されるようにな
されている。
【0018】連結部材5の本体回動用雄ネジ51は、筒
状体4の本体回動用雌ネジ41aに螺合し得るように、
M64、ネジピッチ6.0の雄ネジから構成されてお
り、この連結部材5の本体回動用雄ネジ51と筒状体4
の本体回動用雌ネジ41aとで本体2の本体回動用ねじ
部21をなし、筒状体4の本体回動用雌ネジ41aがボ
ルト状部材B2に固定された連結部材5の本体回動用雄
ネジ51に螺合されることにより、筒状体4が右方側の
ボルト状部材B2に対して回動しながら軸方向に移動し
得るようになされる。
【0019】接続部材6は、左部側に軸部61を備え、
右部側に頭部62を備えている。軸部61における左端
側には、ナット状部材螺合用雄ネジ63が備えられ、軸
部61における右端側には、嵌挿部64が備えられてい
る。ナット状部材螺合用雄ネジ63は、M27、ネジピ
ッチが2.0の雄ネジから構成されている。嵌挿部64
は、図2に示すように外周が四角形状に形成され、筒状
体4の接続部材嵌挿孔42に嵌挿し得るようになされて
いる。又、この嵌挿部64は、嵌挿後におけるこの嵌挿
部64と、筒状体4の接続部材嵌挿孔42との間に、所
定間隔の隙間8が形成し得るようになされている。本実
施形態では、嵌挿部64の縦及び横幅各々が、筒状体4
の接続部材嵌挿孔42の縦及び横幅より1mm程度小さ
くなされ、嵌挿した場合に、嵌挿部64の全周に0.5
mm程度の隙間8が形成できるようになされている。接
続部材6の頭部62は、嵌挿部64より径大に形成され
ることにより、筒状体4の接続部材嵌挿孔42に入り込
むことなく接続部材当接部43に当接し得るようになさ
れている。尚、この接続部材6の嵌挿部64と筒状体4
の接続部材嵌挿孔42との嵌合は、接続部材6が筒状体
4に対して回動不能に通せる形態のものであれば良く、
接続部材6の嵌挿部64、筒状体4の接続部材嵌挿孔4
2の形状は、特に限定されず、例えば三角形や五角形等
の多角形、楕円等でも良く、適宜変更し得る。
【0020】そして、このように構成された接続部材6
は、軸部61の嵌挿部64が筒状体4の収納孔41側か
ら接続部材嵌挿孔42に嵌挿されることにより、接続部
材6のナット状部材螺合用ねじ部63が筒状体4から左
方側に突設された状態で、接続部材6が筒状体4に対し
周方向に回動不能且つ軸方向及び径方向に移動可能に接
続される。
【0021】付勢部材7は、コイルスプリング7から構
成され、接続部材6と右方側のボルト状部材B2との間
に配位されることにより、筒状体4の接続部材嵌挿孔4
2に嵌挿した接続部材6を常時左方側に付勢し、接続部
材6のナット状部材螺合用ねじ部63を筒状体4から突
出した状態に維持しておく。
【0022】ナット状部材3は、外周が六角形状に形成
され、スパナ等の工具を係合してナット状部材3を回動
操作し得るようになされている。ナット状部材3の内周
部には、ナット状部材回動用ネジ部31が備えられてい
る。このナット状部材回動用ネジ部31は、本願の連結
固定具により連結・固定させる左右二つのボルト状部材
B1、B2の内の他方側のボルト状部材B1(図では左
方側のもの)の雄ネジに螺合し得るようになされたもの
で、本実施形態では、M27、ネジピッチ2.0の雌ネ
ジから構成されている。そして、このナット状部材回動
用ネジ部31が左方側のボルト状部材B1に螺合される
ことにより、ナット状部材3が左方側のボルト状部材B
1に対して回動しながら軸方向に移動可能とされる。
又、このナット状部材回動用ネジ部31は、接続部材6
のナット状部材螺合用雄ネジ63と螺合し得るようにな
されており、このナット状部材回動用ネジ部31と接続
部材6のナット状部材螺合用雄ネジ63とが螺合するこ
とにより、ナット状部材3と本体2の接続部材6とが接
続される。
【0023】係止手段は、上述したナット状部材3のナ
ット状部材回動用ネジ部31と接続部材6のナット状部
材螺合用雄ネジ63とによる螺合と、接続部材6の頭部
62とから構成されている。詳しくは、上記のようにナ
ット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31と接続部
材6のナット状部材螺合用雄ネジ63とを螺合させてい
くと、ナット状部材3の右端面と筒状体4の左端面とが
当接するとともに、接続部材6の頭部62が筒状体4の
接続部材当接部43に当接することにより、ナット状部
材3と接続部材6とが互いに締め付けられ、これによ
り、両者が一体化して互いに回動不能に係止され、両者
が共に回動し得るとともに、共に軸方向に移動し得るよ
うになされる。
【0024】次に、この連結固定具の使用方法を、図4
に示す高速道路用防護柵に使用する場合を例にとって説
明する。まず、本願発明の連結固定具の使用方法の説明
に先立って、この高速道路用防護柵Aを簡単に説明す
る。この高速道路用防護柵Aは、高速道路における中央
分離帯や側方に設置され、走行する車輌の対面衝突、或
いは高速道路からの車輌の落下を防止するためのもの
で、図4に示すように複数の高速道路用防護柵片A1…
A3から構成される。又、各高速道路用防護柵片A1…
A3は、長さが3000mm程度、高さが1400mm
程度の大きさで、総重量が4トン程度のものからなり、
複数が順次長手方向に並設され、各高速道路用防護柵片
A1…A3の上部に埋め込まれたPC鋼棒B1…B3同
士が連結・固定されることにより、並設された複数の高
速道路用防護柵片全体が固定されるようになされたもの
である。又、そのPC鋼棒B1…B3各々の両端には、
図1に示すように連結固定具における連結部材5の雌ネ
ジ52及びナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部
31と同一ネジからなるM27、ネジピッチ2.0の雄
ネジ部が設けられており、そのPC鋼棒B1…B3各々
の両端が、各高速道路用防護柵片A1…A3の左方及び
右方に突設されている。そして、図4に示すように高速
道路用防護柵片A1…A3が長手方向に並設されること
により、図1に示すように隣接した二つの高速道路用防
護柵片A1、A2内の左方側の高速道路用防護柵片A1
におけるPC鋼棒B1の右端側と、右方側の高速道路用
防護柵片A2におけるPC鋼棒B2の左端側とが、所定
間隔だけ隔てて略軸芯が揃うように配設される。
【0025】そして、本願発明の連結固定具は、上記の
ようにして並設された複数の高速道路用防護柵片A1…
A3の各PC鋼棒B1…B3間に配設され、PC鋼棒B
1…B3同士を連結・固定することにより、高速道路用
防護柵片A1…A3同士を固定する。従って、この実施
形態の場合は、各高速道路用防護柵片A1…A3に設け
られたPC鋼棒B1…B3が本願発明の連結固定具によ
って連結・固定するボルト状部材をなす。
【0026】本願発明の連結固定具によって、ボルト状
部材としてのPC鋼棒B1…B3同士を連結・固定する
には、先ず、図1に示すように隣接する二つの高速道路
用防護柵片A1、A2における左方側の高速道路用防護
柵片A1のPC鋼棒B1にナット状部材3を、ナット状
部材3の左端側から螺合してセットしておく。このナッ
ト状部材3のセットは、ナット状部材3の右端側からP
C鋼棒B1が出る程度まで行っておく(図1中の点線で
示す位置)。一方、右方側の高速道路用防護柵片A2の
PC鋼棒B2に、連結部材5及び筒状体4をセットして
おく。詳しくは、連結部材5の雌ネジ52をPC鋼棒B
2に螺合するとともに、筒状体4に接続部材6及びコイ
ルスプリング7を収納した後、その筒状体4における本
体回動用雌ネジ41aを、連結部材5の本体回動用雄ネ
ジ51に螺合させることにより行う。これにより、コイ
ルスプリング7の右端側がPC鋼棒B2の端面に押圧さ
れることにより、接続部材6が常時左方側に付勢され、
接続部材6の頭部62が筒状体4の接続部材当接部43
に当接した状態となり、接続部材6のナット状部材螺合
用ねじ部63がPC鋼棒B2の軸心と略一致し、筒状体
4の接続部材嵌挿孔42から左方側に突出した状態にな
る。尚、連結部材5をPC鋼棒B2にセットする際、こ
の図1に示すように、そのPC鋼棒B2にナット9を介
在させても良い。又、ナット状部材3、連結部材5、及
び筒状体4のPC鋼棒B1、B2へのセットは、手で螺
合させておけば良い。
【0027】その状態から、二つの高速道路用防護柵片
A1、A2を高速道路における所定位置に設置すること
により隣接して並設させる。これにより、左方側の高速
道路用防護柵片A1のPC鋼棒B1と、右方側の高速道
路用防護柵片A2のPC鋼棒B2に取り付けた接続部材
6との間に僅かな間隙10が形成された状態になる。
尚、この間隙10は、筒状体4を回転させることにより
調整でき、例えば、左方側の高速道路用防護柵片A1の
PC鋼棒B1に接続部材6が当たるような場合は、筒状
体4を、連結部材5に対して締め込む方向(図示のX方
向)に回転すれば筒状体4が連結部材5の本体回動用雄
ネジに沿って右方側に移動させることができる。
【0028】その後、左方側の高速道路用防護柵片A1
のPC鋼棒B1に螺合させたナット状部材3を、そのP
C鋼棒B1に対して緩める方向(図示のX方向)に回転
操作していく。これにより、ナット状部材3がPC鋼棒
B1の雄ネジ部に沿って回転しつつ、右方向に移動し、
ナット状部材回動用ネジ部31がそのPC鋼棒B1の右
側方に配された接続部材6のナット状部材螺合用雄ネジ
63に螺合させていくことができる。その際、PC鋼棒
B1の雄ねじ部と接続部材6のナット状部材螺合用雄ネ
ジ63とのネジのピッチがずれを起こして二つのネジが
不連続になっている場合は、ナット状部材3を回転させ
てもナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31と
接続部材6のナット状部材螺合用雄ネジ63とが食いつ
かずに螺合することがなく、ナット状部材3の右端面と
接続部材6の左端面とが当接した状態で、ナット状部材
3の回転による右方向への移動に伴って接続部材6がコ
イルスプリング7の付勢力に抗して右方向へ押圧され
る。そして、その接続部材6の右方向への所定量の移動
によって両者のネジ31、63のネジのピッチが合致す
ると、コイルスプリング7の付勢力によって両者のネジ
31、63が食い付き、自然と螺合を始める。一方、左
右のPC鋼棒B1、B2の互いの軸心がずれを起こして
いる場合、例えば図3に示すように左方側のPC鋼棒B
1の軸芯O1と、右方側のPC鋼棒B1の軸芯O2と
が、ずれtを起こしている場合は、左方側のPC鋼棒B
1に螺合したナット状部材3のナット状部材回動用ネジ
部31と、右方側のPC鋼棒B2に接続した接続部材6
のナット状部材螺合用雄ネジ63とのネジの軸芯もずれ
tを起こして両者のネジ31、63を螺合できないが、
この場合は、接続部材6の嵌挿部64と筒状体4の接続
部材嵌挿孔42との間に隙間8が形成されているため、
接続部材6がネジの軸芯のずれtの分だけ接続部材嵌挿
孔42内を自在に移動し、接続部材6のナット状部材螺
合用雄ネジ63の軸芯をナット状部材3のナット状部材
回動用ネジ部31の軸芯に一致させることができる。従
って、左右のPC鋼棒B1、B2が互いの軸心にずれを
起こしている場合でも、PC鋼棒B1に螺合したナット
状部材3の回転によりナット状部材3を接続部材6に螺
合させることができる。
【0029】更に、接続部材6に螺合したナット状部材
3を、そのまま回転させていく。これにより、ナット状
部材3の右端面と筒状体4の左端面とが当接するととも
に、接続部材6の頭部62と筒状体4の接続部材当接部
43とが当接し、両者を回転不能に係止でき、両者を共
に回転可能状態にできる。
【0030】その後、更にその状態からナット状部材3
を回転すると、筒状体4に同方向(図示のX方向)の回
転力が働き、筒状体4の本体回動用雌ネジ41aが連結
部材5の本体回動用雄ネジ51に沿って、或いは、筒状
体4と螺合した連結部材5の雌ネジ52が右方側のボル
ト状部材B2の雄ネジ部に沿って回転しようとする。こ
の場合、本体回動用雌ネジ41aと本体回動用雄ネジ5
1とのネジのピッチがナット状部材3のナット状部材回
動用ネジ部31のネジのピッチより大きいため、筒状体
4の回転に対する右方向への移動量がナット状部材3の
回転に対する右方向への移動量に比して多くなり、その
結果、ナット状部材3と筒状体4とが一体的に同速度で
回転すると、筒状体4がナット状部材3と分離して単独
で右側に移動しようとするが、筒状体4の接続部材当接
部43に接続部材6の頭部62が当接しているため、筒
状体4がナット状部材3と分離した単独での右側への移
動が阻止される。従って、筒状体4の本体回動用雌ネジ
41aが連結部材5の本体回動用雄ネジ51に沿って回
転することができず、筒状体4の回転力が連結部材5に
伝達され、筒状体4と連結部材5とが共に右方側のボル
ト状部材B2の雄ネジ部に沿って回転する。
【0031】この連結部材5の回転は、連結部材5の右
端面が右方側の高速道路用防護柵片A2の端面に当接す
ると停止し、その後の回転力によって連結部材5が高速
道路用防護柵片A2に締め付けられて固定される。従っ
て、連結部材5の固定は、別途にスパナによって締め付
けなくても、ナット状部材3を締め付けていくという一
つの操作で行うことができる。又、連結部材5が固定し
てしまうと、ナット状部材3、筒状体4も、もはや回転
できなくなる。従って、連結部材5の固定後に、ナット
状部材3に回転力をかけると、その回転力がナット状部
材3に螺合した接続部材6の頭部62を筒状体4によっ
て右方側に引っ張ろうとする方向に働き、その結果、ナ
ット状部材3、筒状体4、及び連結部材5を互いに締め
付け、左右のPC鋼棒B1、B2を互いに引っ張り力を
かけた緊張状態にでき、左右のPC鋼棒B1、B2を互
いに固定できる。
【0032】以上のようにして行うことにより、従来の
ように隣接する二つのナット部材を互いに反対方向に締
め付けなくても、ナット状部材3を一方向側に締め付け
ていくという一つの操作で容易に行うことができる。し
かも、二つのPC鋼棒B1、B2の双方のネジのピッチ
が不連続になっている場合、或いは互いのネジの軸芯が
ずれtを起こしてネジが互いに偏心している場合でも、
連結させることができる。
【0033】尚、上記実施形態では、本体回動用雌ネジ
41aと本体回動用雄ネジ51とのネジのピッチを、ナ
ット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31のネジの
ピッチより大きくしているが、本体回動用雌ネジ41a
と本体回動用雄ネジ51とのネジのピッチを、ナット状
部材3のナット状部材回動用ネジ部31のネジのピッチ
より小さくし、或いは、本体回動用雌ネジ41aと本体
回動用雄ネジ51とを、ナット状部材3のナット状部材
回動用ネジ部31と反対方向のネジ、例えばナット状部
材3のナット状部材回動用ネジ部31が通常の右ネジで
ある場合に、本体回動用雌ネジ41aと本体回動用雄ネ
ジ51とを左ネジから構成する等、適宜変更できる。
【0034】又、上記実施形態では、連結部材5を用い
ることによって、一方のボルト状部材B1に連結させた
ナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31と、他
方のボルト状部材B2に連結させた本体2の本体回動用
ネジ部とを、異なるネジピッチ又は逆方向にネジ切り加
工したものとし、同一の雄ネジ部を有する二つのボルト
状部材B1、B2に適応させ得るようにしているが、例
えば二つのボルト状部材B1、B2の各雄ネジ部が互い
に異なるものに使用する場合は、連結部材5を設けなく
ても良く、筒状体4の本体回動用雌ネジ41aを直接他
方のボルト状部材B2の雄ネジ部に螺合させて連結させ
れば良く、適宜変更できる。
【0035】更に、上記実施形態では、ナット状部材3
と接続部材6とを係止する係止手段を、ナット状部材3
のナット状部材回動用ネジ部31と接続部材6のナット
状部材螺合用雄ネジ63とによる螺合と、接続部材6の
頭部62とから構成しているが、この形態のものに限ら
ず、ナット状部材3と接続部材6とを互いに回動不能に
係止できる形態のものであれば良く、例えば各ボルト状
部材B1、B2に螺合したナット状部材3と接続部材6
とをピンにより回動不能に係止するようにしても良く、
適宜変更し得る。
【0036】次に、第2実施形態について説明する。こ
の第2実施形態における連結固定具は、図5に示すよう
に本体2と、ナット状部材300と、本体2とナット状
部材300とを回動不能に係止する係止手段とを備えた
ものから構成されている。
【0037】本体2は、筒状のカップリング400と、
カップリング400内に固定される固定部材410とを
備えている。カップリング400は、図4(A) に示すよ
うに図示左方側の内方に、左端面から軸方向に沿って所
定長さで穿設された収納部401が備えられ、内部に固
定部材410及びナット状部材3の一部を収納し得るよ
うになされている。又、収納部401内の奥部の右端面
が固定部材410を当接させる固定部材当接面403を
なし、収納部401の内壁面には、固定部材410及び
ナット状部材3とを螺合して固定するための左ネジから
なる固定用左雌ネジ402を備えている。カップリング
400における図示右方側の内方には、収納部401か
ら右端面に貫通するように穿設された挿通孔402が備
えられ、一方側のボルト状部材B1(図5では右方側の
もの)を通し得るようになされている。一方、図示右方
側の外周には、このカップリング400を回動操作する
ための工具係合部403が備えられている。この工具係
合部403は、スパナ等の工具を係合し得るように外周
形状が六角形状に形成されている。
【0038】固定部材410は、図6(B) に示すように
外周における左方側に、カップリング400の固定用左
雌ネジ402に螺合し得る左ネジからなる固定用左雄ネ
ジ411が備えられ、外周における右方側には、固定部
材410を回動操作するための工具係合部412が備え
られている。この工具係合部412は、カップリング4
00の工具係合部403と同様にスパナ等の工具を係合
し得るように外周形状が六角形状に形成されている。一
方、固定部材410の内周には、本体回動用左雌ネジ4
14を備えている。この本体回動用左雄ネジ414は、
一方側のボルト状部材B2(図6の右方側のもの)に螺
合し得るようになされており、本実施形態では、M2
7、ネジピッチ2.0の左ネジからなる。従って、この
実施形態の連結固定具は、右方側のボルト状部材B2が
M27、ネジピッチ2.0の左雄ネジ部を有するものに
使用され、本体回動用左雄ネジ414が、本体2を右方
側のボルト状部材B2に連結させる連結手段をなすとと
もに、本体2における本体回動用ネジ部をなす。
【0039】又、固定部材410の左端面には、左方側
に突設された突起413が、左方側に突設されている。
又、この突起413の周面には、本体回動用左雄ネジ4
14と同芯上に形成されたテーパ部413aを有してい
る。
【0040】ナット状部材300は、図6(C) に示すよ
うに、内周側には、ナット状部材回動用ネジ部304が
備えられている。このナット状部材回動用ネジ部304
は、本実施形態では、M27、ネジピッチ2.0の右雌
ネジから構成され、他方側のボルト状部材B1(図4の
左方側のもの)の雄ネジ部に螺合し得るようになされて
いる。従って、この実施形態においては、左方側のボル
ト状部材B1は、左方側のボルト状部材B2と異なり、
右ネジからなる雄ネジ部を有するものが使用され、この
ナット状部材回動用ネジ部304が左方側のボルト状部
材B1に雄ネジ部に螺合することにより、ナット状部材
300が左方側のボルト状部材B1に連結してそのボル
ト状部材B1に対して回動しつつ軸方向に移動可能とさ
れる。
【0041】又、ナット状部材300の右端面には、固
定部材410の突起413を嵌合し得る突起嵌合凹部3
03が備えられている。この突起嵌合凹部303は、ナ
ット状部材300の右端面から左方側に窪まされて形成
され、周面にテーパ当接面303aを備えている。この
テーパ当接面303aは、突起413のテーパ部413
aに対応し得る形状を有し、突起413のテーパ部41
3aをテーパ当接面303aで当接し得るようになされ
ている。又、このテーパ当接面303aは、ナット状部
材回動用ネジ部304と同軸芯上に形成されており、テ
ーパ当接面303aが固定部材410のテーパ部413
aに当接されることにより、ナット状部材300の軸芯
が固定部材410の軸芯に一致するようになされてい
る。
【0042】一方、ナット状部材300の外周における
左方側には、このナット状部材300を回動操作させる
回動操作部302が備えられている。回動操作部302
は、カップリング400の工具係合部403等と同様に
スパナ等の工具を係合し得るように外周形状が六角形状
に形成されている。ナット状部材300の外周における
右方側には、左ネジからなるカップリング接続用左雄ネ
ジ301が備えられている。このカップリング接続用左
雄ネジ301は、カップリング400の固定用左雌ネジ
402に螺合されるようになされており、カップリング
接続用左雄ネジ301とカップリング400の固定用左
雌ネジ402とが螺合することにより、ナット状部材3
00とカップリング400とが接続する。又、このカッ
プリング接続用左雄ネジ301は、固定部材410の固
定用左雌ネジ402と、同時にネジ切り加工されてい
る。詳しくは、ナット状部材300のテーパ当接面30
3aと、固定部材410のテーパ部413aとを当接し
た状態にし、この状態からナット状部材300のカップ
リング接続用左雄ネジ301と固定部材410の固定用
左雌ネジ402とを同時にネジ切り加工されており、こ
うすることにより、ナット状部材300のテーパ当接面
303aと固定部材410のテーパ部413aとを当接
させると、常時両者のネジ301、402が連続したネ
ジを構成し、両者間にネジのピッチのずれた不連続な部
分ができないようにしている。
【0043】係止手段は、本実施形態では、上記のナッ
ト状部材300のカップリング接続用左雄ネジ301と
カップリング400の固定用左雄ネジ411との螺合、
及び、カップリング400に固定された固定部材410
のテーパ部413aにナット状部材300のテーパ当接
面303aが当接することにより構成されている。尚、
この係止手段については、更に後述する。
【0044】次に、この第2実施形態における連結固定
具の使用方法について説明する。まず、左方側のボルト
状部材B1にナット状部材300を、ボルト状部材B1
からナット状部材300の突起嵌合凹部303を右方に
やや突出する程度に螺合させてセットしておく。一方、
右方側のボルト状部材B2に、カップリング400を通
すとともに、固定部材410を、ボルト状部材B2から
固定部材410の突起413を左方にやや突出する程度
に螺合させてセットしておく。
【0045】そして、その状態から、ボルト状部材B
1、B2を取り付けた左方側又は右方側の一方側の部材
(図示せず)を、他方側の部材の側方に設置するが、そ
の設置に際して各々のボルト状部材B1、B2にセット
したナット状部材300の突起嵌合凹部303と固定部
材410の突起413とを嵌合させるようにして行う。
突起嵌合凹部303と突起413との嵌合により、突起
嵌合凹部303のテーパ当接面303aと突起413の
テーパ部413aとが当接し、ボルト状部材B1、B2
各々の軸芯を揃えることができる。又、テーパ当接面3
03aとテーパ部413aとの当接により、ナット状部
材300のカップリング接続用左雄ネジ301と固定部
材410の固定用左雌ネジ402とが連続したネジを構
成する。尚、部材の設置に際し、ナット状部材300の
突起嵌合凹部303と固定部材410の突起413との
嵌合は、完全に嵌合させなくても、設置後、ナット状部
材300又は固定部材410を回転させることにより、
テーパ当接面303aとテーパ部413aとが互いに摺
動するため、容易に嵌合させることができる。
【0046】その後、右方側のボルト状部材B2に通し
ておいたカップリング400の固定用左雌ネジ402
を、固定部材410の固定用左雄ネジ411に螺合させ
ていき、更に、ナット状部材300のカップリング接続
用左雄ネジ301に螺合させていく。そして、カップリ
ング400の固定部材当接面403と固定部材410の
右端面とが当接するまで行う。尚、カップリング400
の固定部材当接面403と固定部材410の右端面とが
当接するまでにおける固定部材410及びナット状部材
300へのカップリング400の螺合操作は、カップリ
ング400の工具係合部412にスパナ等を係合させて
行っても良いが、手で簡単に行うことができる。
【0047】カップリング400の固定部材当接面40
3と固定部材410の右端面とが当接した後は、カップ
リング400の工具係合部403にスパナ等を係合さ
せ、カップリング400を右方側のボルト状部材B2に
対して緩める方向(図示のX方向)回転させる。その
際、カップリング400の固定用左雄ネジ411のネジ
のピッチが固定部材410の本体回動用左雄ネジ414
のネジのピッチより大きいため、カップリング400が
固定部材410より速く左側(図示のZ方向)に移動
し、カップリング400の固定部材当接面403が固定
部材410の右端面を押圧し、カップリング400と固
定部材410とが一体化し、完全に固定する。従って、
両者400、410が固定した後は、カップリング40
0の固定用左雄ネジ411が固定部材410の固定用左
雄ネジ411に沿って回転できず、カップリング400
は、固定部材410と共に、固定部材410の本体回動
用左雄ネジ414に沿って回転しながら左方側に移動す
る。
【0048】一方、カップリング400が右方側のボル
ト状部材B2に対して緩める方向に回転すると、ナット
状部材300に対しては締める方向に回転することにな
るため、ナット状部材3は、ナット状部材回動用ネジ部
304を介してカップリング400に対して相対的に引
き寄せられ、又、カップリング400がナット状部材3
00と共に回転すると、ナット状部材300は、右ネジ
からなるナット状部材回動用ネジ部304に沿って回転
してカップリング400と反対方向の右側に移動し、そ
の結果、ナット状部材300のテーパ当接面303aが
固定部材410のテーパ部413aに押し付けられ、カ
ップリング400、ナット状部材300、及び固定部材
410は、その以上移動できなくなる。従って、ナット
状部材300のテーパ当接面303aと固定部材410
のテーパ部413aとの当接後におけるカップリング4
00の回転力により、ナット状部材300とカップリン
グ400と固定部材410との三者間に締め付け力が働
き、その結果、左右二つのボルト状部材B1、B2は互
いに引っ張り力をかけた緊張状態にでき、互いに固定で
きる。
【0049】尚、上記の説明では、カップリング400
の固定部材当接面403と固定部材410の右端面とが
当接した後、カップリング400の工具係合部403に
スパナ等を係合させ、カップリング400を回動操作す
ることにより、左右二つのボルト状部材B1、B2を固
定したが、ナット状部材300にスパナ等を係合させ、
ナット状部材300を回動操作することにより行うこと
もできる。その場合は、ナット状部材300を左方側の
ボルト状部材B1に対して緩める方向(図示のX方向)
に回転させれば良く、これにより、ナット状部材300
が右方向に移動しようとするとともに、カップリング接
続用左雌ネジ402に螺合したカップリング400もナ
ット状部材300と共に同方向に回転しようとする。そ
の際、固定部材410は、カップリング400の固定部
材当接面403に当接してカップリング400に対して
移動できないため、カップリング400の回転により、
固定部材410もカップリング400と共に同方向に回
転させられ、その結果、固定部材410の本体回動用左
雄ネジ414が右方側のボルト状部材B2の左雄ネジ部
に沿ってナット状部材300と反対方向の左側に移動
し、固定部材410とナット状部材300とが互いに押
し付けられる。従って、カップリング400、ナット状
部材300、及び固定部材410は、その以上移動でき
なくなり、三者間に締め付け力が働き、左右二つのボル
ト状部材B1、B2を互いに引っ張り力をかけた緊張状
態にでき、互いに固定できる。
【0050】以上のようにして行うことにより、カップ
リング400又はナット状部材300を一方向側に締め
付けていくという一つの操作で容易に行うことができ
る。又、テーパ部413aとテーパ当接面303aとの
当接により、二つのボルト状部材B1、B2の軸芯を揃
えながら行うことができ、しかも、テーパ部413aと
テーパ当接面303aとを当接させることにより、ナッ
ト状部材300のカップリング接続用左雄ネジ301と
固定部材410の固定用左雌ネジ402とをピッチずれ
のない連続したネジにネジに形成でき、カップリング4
00によってナット状部材300と固定部材410とを
接続できる。
【0051】尚、この第2実施形態においては、左雄ネ
ジ部を有するボルト状部材B2に本体2を連結させ、右
ネジからなる雄ネジ部を有するボルト状部材B1にナッ
ト状部材300を連結させているが、図7に示すように
左雄ネジ部を有するボルト状部材B1にナット状部材3
00を連結させ、右ネジからなる雄ネジ部を有するボル
ト状部材B2に本体2を連結させることもできる。その
場合は、ナット状部材300のナット状部材回動用ネジ
部304を左ネジとし、固定部材410の本体回動用左
雄ネジ414を右ネジとし、更に、ナット状部材300
のカップリング接続用左雄ネジ301、固定部材410
の固定用左雌ネジ402、及びカップリング400の固
定用左雄ネジ411各々を右ネジにしておく。そして、
図7に示す状態からカップリング400又はナット状部
材300を回転させれば左右二つのボルト状部材B1、
B2を互いに引っ張り力をかけた緊張状態にでき、互い
に固定できる。例えば、カップリング400を、右方側
のボルト状部材B2に対して緩める方向(図示のY方
向)に回転させれば、固定部材410と共に右方側のボ
ルト状部材B2の雄ネジ部に沿って回転して左方側に移
動する。一方、固定部材410に当接したナット状部材
300は、カップリング400の回転により、同方向に
回転し、左方側のボルト状部材B1の左雄ネジ部に沿っ
てカップリング400と反対方向の右側に移動しようと
し、その結果、ナット状部材300のテーパ当接面30
3aが固定部材410のテーパ部413aに押し付けら
れ、カップリング400、ナット状部材300、及び固
定部材410は、その以上移動できなくなる。従って、
ナット状部材300のテーパ当接面303aと固定部材
410のテーパ部413aとの当接後におけるカップリ
ング400の回転力により、ナット状部材300とカッ
プリング400と固定部材410との三者間に締め付け
力が働き、左右二つのボルト状部材B1、B2は互いに
引っ張り力をかけた緊張状態にでき、互いに固定でき
る。
【0052】一方、この第2実施形態におけるナット状
部材300とカップリング400との係止手段は、ナッ
ト状部材300とカップリング400とを互いに回動不
能に係止できる形態のものであれば良く、例えば各ボル
ト状部材B1、B2に螺合したナット状部材300とカ
ップリング400とをピンにより係止するようにしても
良く、適宜変更し得る。カップリング400と固定部材
410との固定方法も、上記のようにネジの締め付けに
よる方法に限らず、ピンにより固定するようにしても良
く、適宜変更し得る。
【0053】又、二つのボルト状部材B1、B2の各雄
ネジ部が、反対方向にネジ切りされている場合は、図8
に示すような第3実施形態のものでも良い。詳しくは、
この第3実施形態のものは、本体2と、ナット状部材3
00とから構成されている。ナット状部材300は、内
周側に左ネジからなるナット状部材回動用左雌ネジ31
3を備え、外周に、接続用雄ネジ311と、工具係合部
312とを備えている。本体2は、内周側における右方
側に、本体回動用雌ネジ201を備え、内周側における
左方側に、接続用雌ネジ202と、ナット状部材300
を当接させるナット状部材当接部203とを備えてい
る。又、この接続用雌ネジ202は、ナット状部材30
0の接続用雄ネジ311と同一ネジで、又、そのネジピ
ッチは、本体回動用雌ネジ201のネジピッチと同一に
形成されている。そして、手で、右方側の雄ネジ部を有
するボルト状部材B2に螺合させた本体2を、ボルト状
部材B2に対して緩める方向(図示のX方向)に回転さ
せていき、左方側の左雄ネジ部を有するボルト状部材B
1に螺合させたナット状部材300における接続用雄ネ
ジ311に、本体2の接続用雌ネジ202を螺合させて
いき、ナット状部材300の左端面に本体2のナット状
部材当接部203を当接させる。その後、スパナ等の工
具を本体2に係合させ、更に本体2を同方向に回転させ
る。これにより、本体2の回転力によりナット状部材3
00も同方向に回転しようとするが、ナット状部材30
0が同方向に回転すると左方側のボルト状部材B1の左
雄ネジ部に沿って右側に移動するため、ナット状部材3
00と本体2とが互いに押し付け合い、移動できなくな
り、両者間に締付力が働き、二つのボルト状部材B1、
B2を連結・固定できる。但し、この第3実施形態のも
のでは、二つのボルト状部材B1、B2の各雄ネジ部の
ピッチや軸芯のずれがある場合には、本体2とナット状
部材300とを螺合するのが困難となるため、図5及び
図7に示した第2実施形態のものを使用するのが好まし
い。尚、この第3実施形態においても、本体2とナット
状部材300との接続は、ネジ202、311の螺合に
より行うものにも限らず、ピンにより両者2、300を
回動不能に係止する等、他の係止手段によって行うこと
ができ、適宜変更できる。以上が、第3実施形態の説明
である。
【0054】また、図1に示した第1実施形態では、ナ
ット状部材3を操作するだけで良いものとしているが、
第1実施形態の説明で述べたように接続部材6を用いる
ことにより、二つのボルト状部材B1、B2の双方のネ
ジのピッチが不連続になる場合、或いは互いのネジの軸
芯がずれtを起こしてネジが互いに偏心している場合で
も、連結させることができるため、接続部材6を用いる
ことで、二つのボルト状部材B1、B2の双方のネジの
ピッチが不連続になる場合、或いは互いのネジの軸芯が
ずれtを起こしてネジが互いに偏心している場合の連結
・固定を主目的にした連結固定具として実施することも
可能である。例えば図9に示すようにナット状部材3の
内ネジを、左方側のナット状部材回動用ネジ部31と、
右方側の接続部材接続用左雌ネジ部32とから構成し、
接続部材6のナット状部材螺合用左雄ネジ63をナット
状部材3の接続部材接続用左雌ネジ部32に螺合させる
ようにする。
【0055】詳しくは、ナット状部材3のナット状部材
回動用ネジ部31は、ボルト状部材B1、B2の内の他
方側のボルト状部材B1(図では左方側のもの)の雄ネ
ジに螺合し得るようになされており、M27、ネジピッ
チ2.0の雌ネジから構成されている。ナット状部材3
の接続部材接続用左雌ネジ部32は、M33、ネジピッ
チ2.0の左雌ネジから構成されている。一方、接続部
材6のナット状部材螺合用左雄ネジ63は、ナット状部
材3の接続部材接続用左雌ネジ部32に螺合し得るよう
にM33、ネジピッチ2.0の左雄ネジから構成されて
いる。尚、その他は、図1に示す第1実施形態のものと
同構成を採っており、図9中に筒状体4等の各部材に第
1実施形態のものと同符号を付けている。
【0056】そして、この図9に示す連結固定具によっ
て二つのボルト状部材B1、B2を連結・固定するに
は、左方側のボルト状部材B1に、ナット状部材3のナ
ット状部材回動用ネジ部31をセットし、右方側のボル
ト状部材B2に、連結部材5及び接続部材6を組み込ん
だ筒状体4をセットしておく。尚、左方側のボルト状部
材B1とナット状部材3との螺合に際しては、接続部材
接続用左雌ネジ部32の内径がナット状部材回動用ネジ
部31の内径より大きいため、左方側のボルト状部材B
1をナット状部材3の接続部材接続用左雌ネジ部32内
を通すことができ、ボルト状部材B1を、接続部材接続
用左雌ネジ部32の右端から突出する程度にしておく。
その後、筒状体4を回転しないようにスパナ等で固定
し、ナット状部材3を左方側のボルト状部材B1に対し
て左回転(図示のX方向)させていく。これにより、ナ
ット状部材3がボルト状部材B1のネジに沿って右方側
に移動してナット状部材3の右端面が接続部材6の左端
面に当接する。
【0057】その状態から更に、ナット状部材3を左回
転させると、ナット状部材3の回転方向が接続部材6の
ナット状部材螺合用左雄ネジ63に対して緩む方向にな
るため、ナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部3
1と接続部材6のナット状部材螺合用左雄ネジ63とが
螺合することがなく、接続部材6はナット状部材3の右
方側への移動に伴ってコイルスプリング7の付勢力に抗
して右方側に押圧されていき、筒状体4内に入ってい
く。そして、ボルト状部材B1の右端がナット状部材3
のナット状部材回動用ネジ部31の左端位置まできた時
点で、ナット状部材3を右回転させる。このナット状部
材3の回転方向は、ナット状部材3のナット状部材回動
用ネジ部31と接続部材6のナット状部材螺合用左雄ネ
ジ63とが螺合する方向となり、又、ナット状部材3の
ナット状部材回動用ネジ部31と接続部材6のナット状
部材螺合用左雄ネジ63とのネジのピッチは同じに設定
されており、しかも、その際、接続部材6がコイルスプ
リング7の付勢力によってナット状部材3の方向に押圧
されているため、ナット状部材3を右回転させていく
と、ナット状部材回動用ネジ部31とナット状部材螺合
用左雄ネジ63との双方のネジのピッチが合致する。
又、図3に示したように両者ボルト状部材B1、B2の
軸芯O1、O2が、ずれtを起こしている場合でも接続
部材6の嵌挿部64と筒状体4の接続部材嵌挿孔42と
の間に隙間8が形成されているため、接続部材6がネジ
の軸芯のずれtの分だけ接続部材嵌挿孔42内を自在に
移動し、接続部材6のナット状部材螺合用雄ネジ63の
軸芯をナット状部材3のナット状部材回動用ネジ部31
の軸芯に一致させることができる。従って、ナット状部
材3の右回転により、ナット状部材3は接続部材6と螺
合しつつボルト状部材B1のネジに沿って右方側に移動
し、接続部材6は、ナット状部材3に螺合するために左
方側に移動する。そして、接続部材6の頭部62と筒状
体4の接続部材当接部43とが当接すると、接続部材6
の左方側への移動が止まる。よって、その状態から、更
にナット状部材3を、工具を介して右回転させれば接続
部材6及び接続部材6に連結した筒状体4がナット状部
材3側に引っ張られ、ナット状部材3と接続部材6及び
筒状体4とを緊張状態にでき、両者を固定できる。
【0058】以上のようにすれば、筒状体4をスパナ等
で固定した状態でナット状部材3を回転しなけらばなら
ないが、接続部材6によって二つのボルト状部材B1、
B2の双方のネジのピッチが不連続になる場合、或いは
互いのネジの軸芯がずれtを起こしてネジが互いに偏心
している場合であっても連結・固定できる。そして、こ
の図9に示す実施形態の連結固定具は、次の構成を採
る。
【0059】二つの部材各々に固定されたボルト状部材
B1、B2同士を連結して固定することにより、二つの
部材を互いに固定し得る連結固定具において、連結固定
具は、筒状体4と、筒状のナット状部材3と、筒状体4
とナット状部材3とを接続する接続部材6とを備え、筒
状体4の一端側が、一方側のボルト状部材B2に回動自
在に連結し得る連結手段41aを備え、ナット状部材3
の他端側が、他方側のボルト状部材B1に連結される連
結手段31を備え、接続部材6の一端側と筒状体4の他
端側とが、回動不能且つ軸方向及び径方向に移動可能に
接続され、接続部材6の他端側とナット状部材3の一端
側とが、ナット状部材3の回動操作に伴い係止されるも
のであることを特徴とするものである。尚、この実施形
態においては、ナット状部材3を回転操作する際には、
筒状体4をスパナ等で固定して行うため、筒状体4の本
体回動用雌ネジ41aと連結部材5の本体回動用雄ネジ
51とは、接続部材6のナット状部材螺合用左雄ネジ6
3と無関係なもので良く、互いに螺合できるものであれ
ば良く、適宜変更できる。
【0060】
【発明の効果】以上、本願第1の発明は、各々のボルト
状部材B1、B2に連結して互いに係止した本体2又は
ナット状部材3、300の一方を一方向側に回転させれ
ば、本体2と、ナット状部材3、300との間に、締め
付け力が働き、左右二つのボルト状部材B1、B2を互
いに引っ張り力をかけた緊張状態にでき、互いに固定で
きる。従って、従来のように二つのナット部材各々に互
いに反対方向の力をかけて締め付けなくても、本体2又
はナット状部材3、300の一方を、一方向側に回転さ
せれば良く、操作を容易なものにできる。
【0061】本願第2の発明は、一方側のボルト状部材
に連結させた固定部材410の突起413と、一方側の
ボルト状部材に連結させたナット状部材300の突起嵌
合凹部303とを嵌合させれば、二つのボルト状部材の
軸芯を揃えることができる。又、固定部材410の突起
413と、ナット状部材300の突起嵌合凹部303と
を嵌合させた状態で、固定部材410及びナット状部材
300各々の外周にネジ切り加工を施しておけば、一体
的なネジを形成でき、右方側のボルト状部材B2に螺合
させた固定部材410の突起413を、左方側のボルト
状部材B1に螺合させたナット状部材300の突起嵌合
凹部303に嵌合させれば、固定部材410とナット状
部材300にネジピッチのずれのない連続したネジを形
成できる。従って、固定部材410とナット状部材30
0とを容易にカップリング400を介して接続でき、ナ
ット状部材300と本体2とを係止する係止手段として
ネジを採用することも可能となり、ネジの締め付け力を
利用してナット状部材300と本体2とを係止できる。
【0062】本願第3の発明は、二つのボルト状部材B
1、B2各々の雄ネジ部が、同一のネジから構成されて
いる場合でも、本体回動用ネジ部21、414とナット
状部材回動用ネジ部31、304と異なるネジピッチ、
又は逆方向にネジ切り加工したネジにでき、同一の雄ネ
ジ部を有する二つのボルト状部材B1、B2を連結・固
定できる。
【0063】本願第4の発明は、二つのボルト状部材B
1、B2各々の雄ネジ部のネジピッチがずれを起こして
いる場合には、本体2の接続部材6が軸方向に移動する
ことにより、ネジピッチのずれを吸収でき、二つのボル
ト状部材B1、B2各々に螺合した本体2の接続部材6
のナット状部材螺合用雄ネジ63と、ナット状部材3の
ナット状部材回動用ネジ部31とを容易に螺合させるこ
とができる。又、二つのボルト状部材B1、B2各々の
雄ネジ部の軸芯が偏心している場合には、本体2の接続
部材6が径方向に偏心した分だけ移動することにより、
二つのボルト状部材B1、B2各々に螺合した本体2の
接続部材6のナット状部材螺合用雄ネジ63と、ナット
状部材3のナット状部材回動用ネジ部31との各々の軸
芯を揃えることができ、両者を容易に螺合させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態の連結固定具の一部を
断面にした側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】二つのボルト状部材が偏心している場合におけ
る筒状体の接続部材嵌挿孔に対する接続部材の位置を示
す説明図である。
【図4】本願発明の連結固定具によって連結・固定した
一実施形態の高速道路用防護壁の説明図である。
【図5】本願発明の第2実施形態の連結固定具の一部を
断面にした側面図である。
【図6】(A) は、第2実施形態の連結固定具におけるカ
ップリングの一部を断面にした側面図、(B) は、第2実
施形態の連結固定具における固定部材の一部を断面にし
た側面図、(C) は、第2実施形態の連結固定具における
ナット状部材の一部を断面にした側面図である。
【図7】本願発明の第2実施形態における他の実施形態
の一部を断面にした側面図である。
【図8】本願発明の第3実施形態の連結固定具の断面説
明図である。
【図9】更に他の実施形態の連結固定具の一部を断面に
した側面図である。
【図10】従来例の断面図である。
【図11】従来例における二つのボルト状部材を連結す
る際の互いの位置関係を示す要部拡大説明図である。
【符号の説明】
2 本体 3、300 ナット状部材 4 筒状体 5 連結部材 6 接続部材 7 付勢部材 31、304 ナット状部材回動用ネジ部 41a 本体回動用雌ネジ 51 本体回動用雄ネジ部 301 カップリング接続用左雄ネジ 303a テーパ当接面 400 カップリング 402 固定用左雌ネジ 410 固定部材 411 固定用左雄ネジ 413a テーパ部 B1、B2 ボルト状部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの部材各々に固定されたボルト状部
    材(B1)(B2)同士を連結して固定することにより、二つの
    部材を互いに固定し得る連結固定具において、 この連結固定具が、本体(2) と、本体(2) と係止される
    筒状のナット状部材(3)(300)とを備え、 本体(2) が一方側のボルト状部材(B2)に対して回動しつ
    つ軸方向に移動可能に連結され、 ナット状部材(3)(300)が、他方側のボルト状部材(B1)に
    連結されるとともに、その連結したボルト状部材(B1)に
    対して回動しつつ軸方向に移動可能に連結され、 本体(2) の一方側のボルト状部材(B2)への回動に対する
    移動と、ナット状部材(3)(300)の他方側のボルト状部材
    (B1)への回動に対する移動との比又は方向が異なるもの
    とされたことを特徴とする連結固定具。
  2. 【請求項2】上記本体(2) が、筒状のカップリング(40
    0) と、カップリングに固定される筒状の固定部材(410)
    とを備えたものであり、カップリング(400) が、内周
    側に、固定部材(410) を収納し得る収納部(401)を備
    え、この収納部(401) が、固定部材(410) を当接させる
    固定部材当接部(403) と、内周壁に刻設された固定用雌
    ネジ(402) とを備え、 固定部材(410) の外周側には、固定用雄ネジ(411) が備
    えられ、この固定用雄ネジ(411) が、カップリング(40
    0) の固定用雌ネジ(402) に螺合されることにより、固
    定部材(410) の一端側がカップリングの固定部材当接部
    (403) に押し付けられて固定されるようになされ、固定
    部材(410) の他端側には、他端側に突設された突起(41
    3) を備え、固定部材(410) の内周側には、本体回動用
    ネジ部(414)が備えられ、この本体回動用ネジ部(414)
    が、一方側のボルト状部材(B2)に螺合されることによ
    り、本体(2) が一方側のボルト状部材(B2)に連結される
    とともに、そのボルト状部材(B2)に対して回動しつつ軸
    方向に移動可能とされ、 ナット状部材(300) の一端側には、突起嵌合凹部(303)
    が備えられ、この突起嵌合凹部(303) が、固定部材(41
    0) の突起(413) を嵌合することにより、ナット状部材
    (300) と固定部材(410) とが互いに位置決め可能とさ
    れ、ナット状部材(300) の内周側には、固定部材(410)
    の本体回動用ネジ部(414) のネジと逆方向にネジ切り加
    工されたネジを有するナット状部材回動用ネジ部(304)
    を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の連
    結固定具。
  3. 【請求項3】 上記本体(2) が、筒状体(4) と、筒状体
    (4) を一方側のボルト状部材(B2)に連結させる筒状の連
    結部材(5) とを備え、 筒状体(4) が、一端側に本体回動用雌ネジ(41a) を備
    え、 連結部材(5) の内周側には、一方側のボルト部材(B2)に
    固定される固定手段(52)を備え、外周側には、本体回動
    用雄ネジ(51)を備え、この本体回動用雄ネジ(51)が筒状
    体(4) の本体回動用雌ネジ(41a) に螺合されることによ
    り、この連結部材(5) を介して筒状体(4) が一方側のボ
    ルト部材(B2)に連結されるとともに、一方側のボルト部
    材(B2)に対して回動しつつ軸方向に移動可能とされたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の連結固定具。
  4. 【請求項4】 上記本体(2) が、筒状体(4) と、筒状体
    (4) とナット状部材(3) とを接続する接続部材(6) とを
    備え、 筒状体(4) が、一端側に本体回動用雌ネジ(41a) を備
    え、他端側に接続部材(6) を接続する接続部(42)(43)を
    備え、 接続部材(6) の一端側が、筒状体(4) の接続部(42)(43)
    に回動不能且つ軸方向及び径方向に移動可能に接続さ
    れ、接続部材(6) の他端側には、ナット状部材螺合用雄
    ネジ(63)を備え、このナット状部材螺合用雄ネジ(63)
    が、ナット状部材(3) のナット状部材回動用ネジ部(31)
    に螺合されることにより、接続部材(6) とナット状部材
    (3) とが回動不能に係止可能とされたものであることを
    特徴とする請求項1又は3記載の連結固定具。
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