JPH11101282A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents
電動式ブレーキ装置Info
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- JPH11101282A JPH11101282A JP9282860A JP28286097A JPH11101282A JP H11101282 A JPH11101282 A JP H11101282A JP 9282860 A JP9282860 A JP 9282860A JP 28286097 A JP28286097 A JP 28286097A JP H11101282 A JPH11101282 A JP H11101282A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定格トルク以上のトルクを電動モータに発生
させ、摩擦パッドによる押圧力を十分に増大させた状態
でこの押圧力を保持することにより、電動モータへの通
電時間を短縮し、モータの小型化を図るようにする。 【解決手段】 電動モータ12の回転をピストン14の
軸方向変位に変換するねじ棒15と電動モータ12のモ
ータ軸12Aとの間に、減速機18と回転制御装置19
とを設ける。そして、ピストン14を押圧力の増加方向
に駆動するときには、電動モータ12の出力トルクを瞬
間的に定格トルクを越えるトルク値まで上昇させ、電動
モータ12の回転を回転制御装置19及び減速機18を
介してねじ棒15に高トルクで伝える。また、ピストン
14の押圧力を十分に増大させた状態では、電動モータ
12の回転を停止して回転制御装置19によりピストン
14の押圧力を保持し、各摩擦パッド25をディスク2
に強く押圧し続ける。
させ、摩擦パッドによる押圧力を十分に増大させた状態
でこの押圧力を保持することにより、電動モータへの通
電時間を短縮し、モータの小型化を図るようにする。 【解決手段】 電動モータ12の回転をピストン14の
軸方向変位に変換するねじ棒15と電動モータ12のモ
ータ軸12Aとの間に、減速機18と回転制御装置19
とを設ける。そして、ピストン14を押圧力の増加方向
に駆動するときには、電動モータ12の出力トルクを瞬
間的に定格トルクを越えるトルク値まで上昇させ、電動
モータ12の回転を回転制御装置19及び減速機18を
介してねじ棒15に高トルクで伝える。また、ピストン
14の押圧力を十分に増大させた状態では、電動モータ
12の回転を停止して回転制御装置19によりピストン
14の押圧力を保持し、各摩擦パッド25をディスク2
に強く押圧し続ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両等に制
動力を付与するのに好適に用いられる電動式ブレーキ装
置に関する。
動力を付与するのに好適に用いられる電動式ブレーキ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブレーキハウジング内に電動モ
ータを設け、該電動モータの回転出力(トルク)を軸方
向の押圧力に変換することにより摩擦パッド等の摩擦部
材を介して車両等のディスク(回転部材)に制動力を付
与する構成とした電動式ブレーキ装置は、例えば特開平
4−108058号公報等によって知られている。
ータを設け、該電動モータの回転出力(トルク)を軸方
向の押圧力に変換することにより摩擦パッド等の摩擦部
材を介して車両等のディスク(回転部材)に制動力を付
与する構成とした電動式ブレーキ装置は、例えば特開平
4−108058号公報等によって知られている。
【0003】この種の従来技術による電動式ブレーキ装
置は、ブレーキハウジングと、該ブレーキハウジング内
に電動モータと共に設けられ、該電動モータの回転を減
速する減速機と、該減速機の出力軸とピストンとの間に
設けられ、前記出力軸の回転をピストンの軸方向変位に
変換する送りねじ機構と、前記ピストンによりディスク
に向けて押圧され、該ディスクに制動力を付与する摩擦
パッドとから構成されている。
置は、ブレーキハウジングと、該ブレーキハウジング内
に電動モータと共に設けられ、該電動モータの回転を減
速する減速機と、該減速機の出力軸とピストンとの間に
設けられ、前記出力軸の回転をピストンの軸方向変位に
変換する送りねじ機構と、前記ピストンによりディスク
に向けて押圧され、該ディスクに制動力を付与する摩擦
パッドとから構成されている。
【0004】そして、従来技術の電動式ブレーキ装置に
あっては、車両の運転者がブレーキペダルを踏込み操作
すると、このときの操作量に対応した回転角または回転
数をもって前記電動モータが回転駆動され、前記送りね
じ機構で電動モータの回転をピストンの軸方向変位に変
換すると共に、このピストンで摩擦パッドをディスクの
表面に向けて押圧することにより、ディスクを介して車
両に制動力を与えるようになっている。
あっては、車両の運転者がブレーキペダルを踏込み操作
すると、このときの操作量に対応した回転角または回転
数をもって前記電動モータが回転駆動され、前記送りね
じ機構で電動モータの回転をピストンの軸方向変位に変
換すると共に、このピストンで摩擦パッドをディスクの
表面に向けて押圧することにより、ディスクを介して車
両に制動力を与えるようになっている。
【0005】また、前記減速機はウォームギヤ式の減速
歯車機構等からなり、電動モータの高速回転を減速して
前記送りねじ機構側に低速、高トルクの回転力(駆動
力)を伝達すると共に、回転力の伝達方向を電動モータ
側から送りねじ機構側に向けた一方向とし、送りねじ機
構側から電動モータに向けて回転力が伝わるのを規制す
る不可逆機構として構成されている。
歯車機構等からなり、電動モータの高速回転を減速して
前記送りねじ機構側に低速、高トルクの回転力(駆動
力)を伝達すると共に、回転力の伝達方向を電動モータ
側から送りねじ機構側に向けた一方向とし、送りねじ機
構側から電動モータに向けて回転力が伝わるのを規制す
る不可逆機構として構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、電動モータと送りねじ機構との間に設けた
減速機を、ウォームギヤ等からなる不可逆機構により構
成しているから、ブレーキ操作時に電動モータのトルク
により送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に駆
動し、車両のディスクに対する摩擦パッドの押圧力(ブ
レーキ反力)を十分に大きくした状態で、前記電動モー
タの回転を停止させても、ウォームギヤによる保持力に
よって前記ディスクに対する押圧力を確保でき、省電力
化を図ることができるという利点がある。
来技術では、電動モータと送りねじ機構との間に設けた
減速機を、ウォームギヤ等からなる不可逆機構により構
成しているから、ブレーキ操作時に電動モータのトルク
により送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に駆
動し、車両のディスクに対する摩擦パッドの押圧力(ブ
レーキ反力)を十分に大きくした状態で、前記電動モー
タの回転を停止させても、ウォームギヤによる保持力に
よって前記ディスクに対する押圧力を確保でき、省電力
化を図ることができるという利点がある。
【0007】しかし、ウォームギヤは一般的に機械効率
が悪く、前記押圧力を十分に大きくするためには、電動
モータを大型化し、印加電圧等の通電量をアップさせる
必要があるから、必ずしも有効に電力を削減できないば
かりか、装置全体を小型化し軽量化することができない
という問題がある。
が悪く、前記押圧力を十分に大きくするためには、電動
モータを大型化し、印加電圧等の通電量をアップさせる
必要があるから、必ずしも有効に電力を削減できないば
かりか、装置全体を小型化し軽量化することができない
という問題がある。
【0008】また、一般に電動モータは定格トルク以下
でしか連続使用することができず、定格トルク以下の範
囲内で電動モータを作動させる限りにおいては、電動モ
ータを大型化して押圧力を増大させざるを得ないという
問題がある。
でしか連続使用することができず、定格トルク以下の範
囲内で電動モータを作動させる限りにおいては、電動モ
ータを大型化して押圧力を増大させざるを得ないという
問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、例えば定格トルク以上のトルクを電動モ
ータに発生させ、摩擦パッド等の摩擦部材による押圧力
を十分に増大させた状態でこの押圧力を保持でき、電動
モータへの通電時間を確実に短縮できると共に、モータ
の小型化を図ることができるようにした電動式ブレーキ
装置を提供することを目的としている。
されたもので、例えば定格トルク以上のトルクを電動モ
ータに発生させ、摩擦パッド等の摩擦部材による押圧力
を十分に増大させた状態でこの押圧力を保持でき、電動
モータへの通電時間を確実に短縮できると共に、モータ
の小型化を図ることができるようにした電動式ブレーキ
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、ブレーキハウジングと、該ブレーキハ
ウジングに設けられた電動モータと、該電動モータの回
転により軸方向の押圧力を発生させる押圧力発生手段
と、該押圧力発生手段により回転部材に向けて押圧され
該回転部材に制動力を付与する摩擦部材とからなる電動
式ブレーキ装置に適用される。
ために本発明は、ブレーキハウジングと、該ブレーキハ
ウジングに設けられた電動モータと、該電動モータの回
転により軸方向の押圧力を発生させる押圧力発生手段
と、該押圧力発生手段により回転部材に向けて押圧され
該回転部材に制動力を付与する摩擦部材とからなる電動
式ブレーキ装置に適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記押圧力発生手段を、前記電動モータの回転
をピストンの軸方向変位に変換し、該ピストンにより前
記摩擦部材を回転部材に向けて押圧する送りねじ機構
と、前記電動モータのトルクにより該送りねじ機構のピ
ストンを押圧力の増加方向に駆動する途中で、前記電動
モータのトルクが失効したときに前記押圧力を保持する
押圧力保持機構と、前記電動モータが逆回転するときに
該押圧力保持機構による押圧力を解除し、前記電動モー
タのトルクにより前記送りねじ機構のピストンが押圧力
の減少方向に駆動されるのを許す押圧力解除機構とから
構成したことにある。
特徴は、前記押圧力発生手段を、前記電動モータの回転
をピストンの軸方向変位に変換し、該ピストンにより前
記摩擦部材を回転部材に向けて押圧する送りねじ機構
と、前記電動モータのトルクにより該送りねじ機構のピ
ストンを押圧力の増加方向に駆動する途中で、前記電動
モータのトルクが失効したときに前記押圧力を保持する
押圧力保持機構と、前記電動モータが逆回転するときに
該押圧力保持機構による押圧力を解除し、前記電動モー
タのトルクにより前記送りねじ機構のピストンが押圧力
の減少方向に駆動されるのを許す押圧力解除機構とから
構成したことにある。
【0012】即ち、一般に電動モータは連続使用しない
限り、定格トルクの3倍程度のトルクが出力可能であ
る。そこで、送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方
向に駆動するときに、例えば電動モータのトルクを瞬間
的に定格トルク以上のトルク値まで上昇させ、前記ピス
トンの押圧力を十分に増大させた状態で電動モータの回
転を停止(失効)させる。そして、この状態では押圧力
保持機構を作動させることにより押圧力を保持でき、前
記ピストンにより摩擦部材を回転部材に強く押圧し続け
ることができる。
限り、定格トルクの3倍程度のトルクが出力可能であ
る。そこで、送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方
向に駆動するときに、例えば電動モータのトルクを瞬間
的に定格トルク以上のトルク値まで上昇させ、前記ピス
トンの押圧力を十分に増大させた状態で電動モータの回
転を停止(失効)させる。そして、この状態では押圧力
保持機構を作動させることにより押圧力を保持でき、前
記ピストンにより摩擦部材を回転部材に強く押圧し続け
ることができる。
【0013】一方、ブレーキ操作の停止時に制動力を解
除するため、電動モータを逆回転させるときには、押圧
力解除機構が作動して前記押圧力保持機構による押圧力
を解除でき、前記電動モータの逆回転によるトルクで送
りねじ機構のピストンが押圧力の減少方向に駆動される
のを許すことができ、これによって、前記摩擦部材を回
転部材から速やかに離間させるように後退させることが
できる。
除するため、電動モータを逆回転させるときには、押圧
力解除機構が作動して前記押圧力保持機構による押圧力
を解除でき、前記電動モータの逆回転によるトルクで送
りねじ機構のピストンが押圧力の減少方向に駆動される
のを許すことができ、これによって、前記摩擦部材を回
転部材から速やかに離間させるように後退させることが
できる。
【0014】また、請求項2の発明にあっては、押圧力
保持機構を、電動モータと一体に回転する第1の回転体
と、該第1の回転体とブレーキハウジングとの間に相対
回転可能に設けられ、送りねじ機構の回転部に連結され
た第2の回転体と、前記ブレーキハウジング内に位置し
て該第1,第2の回転体間に設けられ、常時は前記電動
モータからのトルクにより前記第1の回転体を介して第
2の回転体を回転させ、前記電動モータのトルクが失効
したときには、前記第2の回転体をブレーキハウジング
側に拘束させ逆方向の回転を規制する回転伝達・規制部
とからなる構成としている。
保持機構を、電動モータと一体に回転する第1の回転体
と、該第1の回転体とブレーキハウジングとの間に相対
回転可能に設けられ、送りねじ機構の回転部に連結され
た第2の回転体と、前記ブレーキハウジング内に位置し
て該第1,第2の回転体間に設けられ、常時は前記電動
モータからのトルクにより前記第1の回転体を介して第
2の回転体を回転させ、前記電動モータのトルクが失効
したときには、前記第2の回転体をブレーキハウジング
側に拘束させ逆方向の回転を規制する回転伝達・規制部
とからなる構成としている。
【0015】これにより、電動モータを一方向に回転し
て送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動す
るときには、第1の回転体の回転を回転伝達・規制部を
介して第2の回転体に伝達でき、例えば定格トルク以上
のトルク値まで電動モータのトルクを瞬間的に上昇させ
ることにより、前記ピストンの押圧力を十分に増大させ
ることができる。そして、この状態で電動モータの回転
を停止(失効)させたときには、回転伝達・規制部によ
り第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束でき、第
2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転するの
を規制できる。これによって、押圧力保持機構を作動状
態として押圧力を保持でき、前記ピストンにより摩擦部
材を回転部材に強く押圧し続けることができる。
て送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動す
るときには、第1の回転体の回転を回転伝達・規制部を
介して第2の回転体に伝達でき、例えば定格トルク以上
のトルク値まで電動モータのトルクを瞬間的に上昇させ
ることにより、前記ピストンの押圧力を十分に増大させ
ることができる。そして、この状態で電動モータの回転
を停止(失効)させたときには、回転伝達・規制部によ
り第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束でき、第
2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転するの
を規制できる。これによって、押圧力保持機構を作動状
態として押圧力を保持でき、前記ピストンにより摩擦部
材を回転部材に強く押圧し続けることができる。
【0016】さらに、請求項3の発明では、回転伝達・
規制部は、前記電動モータのトルクが定格トルクに達す
るまでは前記第2の回転体を第1の回転体と共に一方向
に回転させ、定格トルクを越えたときには前記第1の回
転体が第2の回転体に対して予め決められた角度分だけ
相対回転するのを許し、この状態で前記電動モータのト
ルクが失効すると、前記第2の回転体をブレーキハウジ
ング側に拘束させて逆方向の回転を規制する構成として
いる。
規制部は、前記電動モータのトルクが定格トルクに達す
るまでは前記第2の回転体を第1の回転体と共に一方向
に回転させ、定格トルクを越えたときには前記第1の回
転体が第2の回転体に対して予め決められた角度分だけ
相対回転するのを許し、この状態で前記電動モータのト
ルクが失効すると、前記第2の回転体をブレーキハウジ
ング側に拘束させて逆方向の回転を規制する構成として
いる。
【0017】これにより、電動モータのトルクを瞬間的
に定格トルク以上のトルク値まで上昇させたときに、回
転伝達・規制部は第1の回転体が第2の回転体に対して
予め決められた角度分だけ相対回転するのを許し、この
状態で電動モータの回転を停止(失効)させたときに
は、第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束させ、
第2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転する
のを規制できる。
に定格トルク以上のトルク値まで上昇させたときに、回
転伝達・規制部は第1の回転体が第2の回転体に対して
予め決められた角度分だけ相対回転するのを許し、この
状態で電動モータの回転を停止(失効)させたときに
は、第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束させ、
第2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転する
のを規制できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
電動式ブレーキ装置を添付図面に従って詳細に説明す
る。
電動式ブレーキ装置を添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0019】ここで、図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態による電動式ブレーキ装置を、フローティン
グキャリパ型のディスクブレーキに適用した場合を示し
ている。
実施の形態による電動式ブレーキ装置を、フローティン
グキャリパ型のディスクブレーキに適用した場合を示し
ている。
【0020】図において、1は車両の非回転部分に設け
られるキャリアで、該キャリア1は例えば車両のインナ
側にボルト等を介して固着され、アウタ側に向けて延び
る一対の腕部1A,1Aを有している。そして、キャリ
ア1の各腕部1Aは、車両の車輪(図示せず)と一体に
回転する回転部材としてのディスク2の外周側を跨ぎ、
該ディスク2の軸方向両側で後述の各摩擦パッド25を
摺動可能に支持する構成となっている。
られるキャリアで、該キャリア1は例えば車両のインナ
側にボルト等を介して固着され、アウタ側に向けて延び
る一対の腕部1A,1Aを有している。そして、キャリ
ア1の各腕部1Aは、車両の車輪(図示せず)と一体に
回転する回転部材としてのディスク2の外周側を跨ぎ、
該ディスク2の軸方向両側で後述の各摩擦パッド25を
摺動可能に支持する構成となっている。
【0021】また、各腕部1A内にはディスク2の軸方
向に延びる有底のガイド穴(図示せず)が形成され、後
述のキャリパ4をキャリア1に対して変位可能に支持す
るための一対の摺動ピン(図示せず)が各ガイド穴内に
摺動可能に挿嵌されている。さらに、各腕部1Aの先端
側には連結部1Bが一体形成され、該連結部1Bはディ
スク2のアウタ側で各腕部1A間を連結することによ
り、キャリア1全体の剛性を高めるものである。
向に延びる有底のガイド穴(図示せず)が形成され、後
述のキャリパ4をキャリア1に対して変位可能に支持す
るための一対の摺動ピン(図示せず)が各ガイド穴内に
摺動可能に挿嵌されている。さらに、各腕部1Aの先端
側には連結部1Bが一体形成され、該連結部1Bはディ
スク2のアウタ側で各腕部1A間を連結することによ
り、キャリア1全体の剛性を高めるものである。
【0022】3,3は前記各摺動ピンの外周側に挿通さ
れた保護ブーツ、4はキャリア1の各腕部1Aに各摺動
ピンを介して取付られたブレーキハウジングを構成する
キャリパで、該キャリパ4は図2に示す如く、ディスク
2の一側(インナ側)に位置し、ピストン摺動穴5A等
が形成されたインナ脚部5と、ディスク2の他側(アウ
タ側)に位置する爪部6と、ディスク2の外周側を跨い
でインナ脚部5をアウタ側の爪部6に連結させるブリッ
ジ部7と、図1に示すようにインナ脚部5の両側からデ
ィスク2の周方向に突設され、前記各摺動ピンがボルト
8,8により固着された一対の取付部9,9とから大略
構成されている。
れた保護ブーツ、4はキャリア1の各腕部1Aに各摺動
ピンを介して取付られたブレーキハウジングを構成する
キャリパで、該キャリパ4は図2に示す如く、ディスク
2の一側(インナ側)に位置し、ピストン摺動穴5A等
が形成されたインナ脚部5と、ディスク2の他側(アウ
タ側)に位置する爪部6と、ディスク2の外周側を跨い
でインナ脚部5をアウタ側の爪部6に連結させるブリッ
ジ部7と、図1に示すようにインナ脚部5の両側からデ
ィスク2の周方向に突設され、前記各摺動ピンがボルト
8,8により固着された一対の取付部9,9とから大略
構成されている。
【0023】ここで、インナ脚部5にはピストン摺動穴
5Aの奥所側に位置して該ピストン摺動穴5Aよりも大
径の収容穴5Bが形成され、該収容穴5B内にはブレー
キハウジングの一部を構成する段付の筒形ケース(モー
タハウジング)10が廻止め状態で位置決めされてい
る。そして、該筒形ケース10内には後述の電動モータ
12及び減速機18等が収容され、筒形ケース10の内
周面は図3に示す如く後述する回転板21の摺動面10
Aとなっている。
5Aの奥所側に位置して該ピストン摺動穴5Aよりも大
径の収容穴5Bが形成され、該収容穴5B内にはブレー
キハウジングの一部を構成する段付の筒形ケース(モー
タハウジング)10が廻止め状態で位置決めされてい
る。そして、該筒形ケース10内には後述の電動モータ
12及び減速機18等が収容され、筒形ケース10の内
周面は図3に示す如く後述する回転板21の摺動面10
Aとなっている。
【0024】11はインナ脚部5のピストン摺動穴5A
とは反対側の位置で収容穴5Bを着脱可能に閉塞した蓋
体で、該蓋体11はキャリパ4及び筒形ケース10と共
にブレーキハウジングを構成し、筒形ケース10をイン
ナ脚部5内で軸方向に位置決めすると共に、筒形ケース
10内に電動モータ12等を位置決めする構成となって
いる。
とは反対側の位置で収容穴5Bを着脱可能に閉塞した蓋
体で、該蓋体11はキャリパ4及び筒形ケース10と共
にブレーキハウジングを構成し、筒形ケース10をイン
ナ脚部5内で軸方向に位置決めすると共に、筒形ケース
10内に電動モータ12等を位置決めする構成となって
いる。
【0025】12はインナ脚部5の筒形ケース10内に
収容された電動モータを示し、該電動モータ12は外部
のコントロールユニット(図示せず)等から給電される
ことによりモータ軸12Aが回転駆動され、後述のピス
トン14を軸方向に摺動変位させるものである。即ち、
車両の運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏込み操
作すると、このときの操作量に対応した信号が前記コン
トロールユニットに出力され、コントロールユニット側
では前記操作量に対応した回転角または回転数をもって
電動モータ12を回転させるように制御信号を出力し給
電を行うものである。
収容された電動モータを示し、該電動モータ12は外部
のコントロールユニット(図示せず)等から給電される
ことによりモータ軸12Aが回転駆動され、後述のピス
トン14を軸方向に摺動変位させるものである。即ち、
車両の運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏込み操
作すると、このときの操作量に対応した信号が前記コン
トロールユニットに出力され、コントロールユニット側
では前記操作量に対応した回転角または回転数をもって
電動モータ12を回転させるように制御信号を出力し給
電を行うものである。
【0026】13は電動モータ12と共にインナ脚部5
内に設けられた押圧力発生手段としての押圧力発生装置
で、該押圧力発生装置13はピストン14、後述のねじ
棒15、減速機18及び回転制御装置19等によって構
成され、モータ軸12Aの回転時にピストン14を軸方
向に進出または後退させるものである。
内に設けられた押圧力発生手段としての押圧力発生装置
で、該押圧力発生装置13はピストン14、後述のねじ
棒15、減速機18及び回転制御装置19等によって構
成され、モータ軸12Aの回転時にピストン14を軸方
向に進出または後退させるものである。
【0027】14はインナ脚部5のピストン摺動穴5A
内に摺動可能に設けられたピストンで、該ピストン14
はねじ棒15と共に送りねじ機構を構成し、その内周側
にはねじ棒15に螺合するねじ穴14Aが形成されてい
る。そして、ピストン14は電動モータ12によりねじ
棒15を介して駆動され、摩擦パッド25をディスク2
に押圧すべくピストン摺動穴5A内を軸方向に摺動変位
する。また、例えばピストン14の先端側には、後述す
るインナ側の摩擦パッド25との間にねじ棒15の周囲
でピストン14が回転するのを規制する廻止め等が設け
られている。
内に摺動可能に設けられたピストンで、該ピストン14
はねじ棒15と共に送りねじ機構を構成し、その内周側
にはねじ棒15に螺合するねじ穴14Aが形成されてい
る。そして、ピストン14は電動モータ12によりねじ
棒15を介して駆動され、摩擦パッド25をディスク2
に押圧すべくピストン摺動穴5A内を軸方向に摺動変位
する。また、例えばピストン14の先端側には、後述す
るインナ側の摩擦パッド25との間にねじ棒15の周囲
でピストン14が回転するのを規制する廻止め等が設け
られている。
【0028】15は送りねじ機構の回転部を構成するね
じ棒を示し、該ねじ棒15は外周側におねじが形成さ
れ、ピストン14のねじ穴14A内に螺合状態で取付け
られている。そして、ねじ棒15は電動モータ12の回
転が減速機18等を介して伝えられることにより、電動
モータ12の回転をピストン14の軸方向変位に変換す
る構成となっている。
じ棒を示し、該ねじ棒15は外周側におねじが形成さ
れ、ピストン14のねじ穴14A内に螺合状態で取付け
られている。そして、ねじ棒15は電動モータ12の回
転が減速機18等を介して伝えられることにより、電動
モータ12の回転をピストン14の軸方向変位に変換す
る構成となっている。
【0029】また、ねじ棒15の基端側には減速機18
の出力軸を構成する回転板16が一体に設けられ、該回
転板16の外周側は筒形ケース10の先端側端面にスラ
ストベアリング17を介して回転可能に支持されてい
る。そして、スラストベアリング17は後述のブレーキ
反力等を筒形ケース10を介して受承し、減速機18等
にスラスト荷重が作用するの防止している。
の出力軸を構成する回転板16が一体に設けられ、該回
転板16の外周側は筒形ケース10の先端側端面にスラ
ストベアリング17を介して回転可能に支持されてい
る。そして、スラストベアリング17は後述のブレーキ
反力等を筒形ケース10を介して受承し、減速機18等
にスラスト荷重が作用するの防止している。
【0030】18は回転板16と電動モータ12との間
に位置して筒形ケース10内に配設された減速機を示
し、該減速機18は入力軸18Aが後述の回転板21に
一体化され、入力軸18Aの回転を減速して出力側の回
転板16に伝達する構成となっている。そして、減速機
18は電動モータ12の回転が後述の回転制御装置19
を介して入力軸18Aに伝達されるときに、この回転を
一定の減速比をもって回転板16側に出力することによ
り、ねじ棒15に大きなトルクを発生させると共に、電
動モータ12の回転負荷を軽減させる機能を発揮するも
のである。
に位置して筒形ケース10内に配設された減速機を示
し、該減速機18は入力軸18Aが後述の回転板21に
一体化され、入力軸18Aの回転を減速して出力側の回
転板16に伝達する構成となっている。そして、減速機
18は電動モータ12の回転が後述の回転制御装置19
を介して入力軸18Aに伝達されるときに、この回転を
一定の減速比をもって回転板16側に出力することによ
り、ねじ棒15に大きなトルクを発生させると共に、電
動モータ12の回転負荷を軽減させる機能を発揮するも
のである。
【0031】19は筒形ケース10内に位置して電動モ
ータ12のモータ軸12Aと減速機18の入力軸18A
との間に配設された回転制御装置で、該回転制御装置1
9は後述の回転板20,21、レバー22及びボール2
4等からなり、押圧力保持機構と押圧力解除機構とを兼
用して構成するものである。
ータ12のモータ軸12Aと減速機18の入力軸18A
との間に配設された回転制御装置で、該回転制御装置1
9は後述の回転板20,21、レバー22及びボール2
4等からなり、押圧力保持機構と押圧力解除機構とを兼
用して構成するものである。
【0032】20はモータ軸12Aの先端側に設けられ
た第1の回転体を構成する回転板を示し、該回転板20
は一定の板厚をもった円板として形成され、電動モータ
12のモータ軸12Aと一体回転するものである。そし
て、回転板20はブレーキ操作時に電動モータ12によ
り図3中の矢示A方向に回転駆動され、ブレーキ操作の
解除時には矢示B方向に回転駆動される。また、回転板
20の外周側には図3ないし図5に示す如く、後述の凹
溝21B内に向けて径方向外側へと突出したストッパ突
起20Aと、該ストッパ突起20Aから周方向に一定角
度分だけ離間した位置で回転板20の外周面に平坦面と
して形成されたカム面20Bとが設けられている。
た第1の回転体を構成する回転板を示し、該回転板20
は一定の板厚をもった円板として形成され、電動モータ
12のモータ軸12Aと一体回転するものである。そし
て、回転板20はブレーキ操作時に電動モータ12によ
り図3中の矢示A方向に回転駆動され、ブレーキ操作の
解除時には矢示B方向に回転駆動される。また、回転板
20の外周側には図3ないし図5に示す如く、後述の凹
溝21B内に向けて径方向外側へと突出したストッパ突
起20Aと、該ストッパ突起20Aから周方向に一定角
度分だけ離間した位置で回転板20の外周面に平坦面と
して形成されたカム面20Bとが設けられている。
【0033】21は筒形ケース10の摺動面10Aと回
転板20との間に相対回転可能に設けられた第2の回転
体を構成する他の回転板で、該回転板21は図2に示す
如く回転板20よりも大径で、かつ厚肉の円板として形
成され、減速機18の入力軸18Aに一体に設けられて
いる。そして、回転板21には図3等に示す如く、回転
板20の外径に対応する穴径をもった円形の凹所21A
が形成され、該凹所21A内には回転板20が収容され
ている。
転板20との間に相対回転可能に設けられた第2の回転
体を構成する他の回転板で、該回転板21は図2に示す
如く回転板20よりも大径で、かつ厚肉の円板として形
成され、減速機18の入力軸18Aに一体に設けられて
いる。そして、回転板21には図3等に示す如く、回転
板20の外径に対応する穴径をもった円形の凹所21A
が形成され、該凹所21A内には回転板20が収容され
ている。
【0034】また、回転板21には凹所21Aの外周側
に位置して回転板20のストッパ突起20Aが装入され
た凹溝21Bが形成され、該凹溝21Bは回転板21の
周方向に一定の角度θをもって延びている。そして、凹
溝21Bは回転板20,21が角度θ分だけ相対回転す
るのを許し、これ以上の相対回転をストッパ突起20A
を介して規制する構成となっている。さらに、回転板2
1には凹溝21Bから周方向に離間し、回転板20のカ
ム面20Bにほぼ対応した位置にレバー収容穴21Cが
形成され、該レバー収容穴21Cは両端側が凹所21A
と回転板21の外周面とに開口している。
に位置して回転板20のストッパ突起20Aが装入され
た凹溝21Bが形成され、該凹溝21Bは回転板21の
周方向に一定の角度θをもって延びている。そして、凹
溝21Bは回転板20,21が角度θ分だけ相対回転す
るのを許し、これ以上の相対回転をストッパ突起20A
を介して規制する構成となっている。さらに、回転板2
1には凹溝21Bから周方向に離間し、回転板20のカ
ム面20Bにほぼ対応した位置にレバー収容穴21Cが
形成され、該レバー収容穴21Cは両端側が凹所21A
と回転板21の外周面とに開口している。
【0035】22はレバー収容穴21C内に揺動可能に
配設されたレバーで、該レバー22は基端側がレバー収
容穴21Cの一側で回転板21にピン23を介してピン
結合され、先端側はレバー収容穴21Cの他側ヘと延び
る自由端となっている。そして、レバー22はボール2
4と共に回転伝達・規制部を構成し、回転板20のカム
面20Bにより図3に示す待機位置と、図4及び図5に
示すリフト位置との間で上,下に揺動変位されるもので
ある。
配設されたレバーで、該レバー22は基端側がレバー収
容穴21Cの一側で回転板21にピン23を介してピン
結合され、先端側はレバー収容穴21Cの他側ヘと延び
る自由端となっている。そして、レバー22はボール2
4と共に回転伝達・規制部を構成し、回転板20のカム
面20Bにより図3に示す待機位置と、図4及び図5に
示すリフト位置との間で上,下に揺動変位されるもので
ある。
【0036】24は回転板21のレバー収容穴21C内
にレバー22と共に収容されたボールで、該ボール24
は高い剛性をもった鋼球等からなり、レバー22が図3
に示す待機位置にある間はレバー収容穴21C内でフリ
ーな状態に配置される。そして、レバー22が図4に示
すリフト位置にあるときに回転板20,21が矢示B方
向に角度α分だけ強制回転されると、ボール24は図5
に示すように筒形ケース10の摺動面10Aとレバー2
2との間で挟持され、回転板21を筒形ケース10の摺
動面10Aに対して拘束させる。これにより、回転板2
1は矢示B方向へのこれ以上の回転が規制され、ブレー
キ操作時における押圧力の保持動作をレバー22及びボ
ール24と共にを行うものである。
にレバー22と共に収容されたボールで、該ボール24
は高い剛性をもった鋼球等からなり、レバー22が図3
に示す待機位置にある間はレバー収容穴21C内でフリ
ーな状態に配置される。そして、レバー22が図4に示
すリフト位置にあるときに回転板20,21が矢示B方
向に角度α分だけ強制回転されると、ボール24は図5
に示すように筒形ケース10の摺動面10Aとレバー2
2との間で挟持され、回転板21を筒形ケース10の摺
動面10Aに対して拘束させる。これにより、回転板2
1は矢示B方向へのこれ以上の回転が規制され、ブレー
キ操作時における押圧力の保持動作をレバー22及びボ
ール24と共にを行うものである。
【0037】また、この状態でブレーキ操作を解除する
ため電動モータ12を逆向きに回転させ、回転板20を
矢示B方向に回転駆動したときには、回転板20が回転
板21に対して角度θ分だけ相対回転した後に、図3に
示す如くストッパ突起20Aが凹溝21Bに係合すると
共に、レバー22が図5のリフト位置から図3の待機位
置へと変位する。これにより、筒形ケース10に対する
回転板21の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解
除動作が行われると共に、回転板20,21は一体とな
って筒形ケース10内を自由に回転できるようになる。
ため電動モータ12を逆向きに回転させ、回転板20を
矢示B方向に回転駆動したときには、回転板20が回転
板21に対して角度θ分だけ相対回転した後に、図3に
示す如くストッパ突起20Aが凹溝21Bに係合すると
共に、レバー22が図5のリフト位置から図3の待機位
置へと変位する。これにより、筒形ケース10に対する
回転板21の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解
除動作が行われると共に、回転板20,21は一体とな
って筒形ケース10内を自由に回転できるようになる。
【0038】25,25はディスク2の両面側に配設さ
れた一対の摩擦部材となる摩擦パッドで、該各摩擦パッ
ド25のうちインナ側の摩擦パッド25は、ピストン1
4によりディスク2の一側面に向けて押圧される。ま
た、アウタ側の摩擦パッド25は、このときの押圧反力
でキャリパ4全体が図1に示すキャリア1に対して軸方
向に摺動変位することにより、キャリパ4の爪部6と共
にディスク2の他側面に向けて押圧される。そして、各
摩擦パッド25はディスク2を両面側から強く挟持する
ことにより、回転しているディスク2に対して制動力を
与えるものである。
れた一対の摩擦部材となる摩擦パッドで、該各摩擦パッ
ド25のうちインナ側の摩擦パッド25は、ピストン1
4によりディスク2の一側面に向けて押圧される。ま
た、アウタ側の摩擦パッド25は、このときの押圧反力
でキャリパ4全体が図1に示すキャリア1に対して軸方
向に摺動変位することにより、キャリパ4の爪部6と共
にディスク2の他側面に向けて押圧される。そして、各
摩擦パッド25はディスク2を両面側から強く挟持する
ことにより、回転しているディスク2に対して制動力を
与えるものである。
【0039】さらに、電動モータ12は図6中に実線で
示す特性線26の如きトルク特性を一般に有し、その出
力トルクTは回転数Nが速くなるのに応じて低下して行
く。そして、電動モータ12を連続使用するときには、
その出力トルクTが図6中に点線27で示す定格トルク
Tn 以下の領域に限られ、定格トルクTn 以上の領域で
電動モータ12を作動させる場合には、短時間の瞬間的
な使用に限定されることになるものである。
示す特性線26の如きトルク特性を一般に有し、その出
力トルクTは回転数Nが速くなるのに応じて低下して行
く。そして、電動モータ12を連続使用するときには、
その出力トルクTが図6中に点線27で示す定格トルク
Tn 以下の領域に限られ、定格トルクTn 以上の領域で
電動モータ12を作動させる場合には、短時間の瞬間的
な使用に限定されることになるものである。
【0040】本実施の形態によるディスクブレーキは上
述の如き構成を有するもので、次にその作動について説
明する。
述の如き構成を有するもので、次にその作動について説
明する。
【0041】まず、ブレーキ操作を行う前の状態では、
電動モータ12と減速機18との間に設けた回転制御装
置19の回転板20,21が図3に示す状態にあり、レ
バー22は回転板20のカム面20Bによりリフトされ
ることなく、図3に示す待機位置におかれている。そし
て、ボール24はレバー収容穴21C内でフリーな状態
に配置されている。
電動モータ12と減速機18との間に設けた回転制御装
置19の回転板20,21が図3に示す状態にあり、レ
バー22は回転板20のカム面20Bによりリフトされ
ることなく、図3に示す待機位置におかれている。そし
て、ボール24はレバー収容穴21C内でフリーな状態
に配置されている。
【0042】次に、車両の運転者がブレーキペダルを踏
込み操作したときには、このブレーキペダルの近傍に設
けたペダルセンサ(図示せず)により、ブレーキペダル
の踏込み操作量に対応した信号がコントロールユニット
側に出力される。そして、コントロールユニット側では
この操作量に対応した制御信号を電動モータ12に出力
し、該電動モータ12のモータ軸12Aを前記操作量に
対応した回転角または回転数をもって回転駆動させる。
込み操作したときには、このブレーキペダルの近傍に設
けたペダルセンサ(図示せず)により、ブレーキペダル
の踏込み操作量に対応した信号がコントロールユニット
側に出力される。そして、コントロールユニット側では
この操作量に対応した制御信号を電動モータ12に出力
し、該電動モータ12のモータ軸12Aを前記操作量に
対応した回転角または回転数をもって回転駆動させる。
【0043】これにより、回転制御装置19は回転板2
0がモータ軸12Aと一体に矢示A方向に回転駆動さ
れ、回転板20が回転板21に対して角度θ分だけ相対
回転した後に、図4に示す如くストッパ突起20Aが凹
溝21Bに係合すると共に、レバー22は図3の待機位
置から図4のリフト位置へと変位する。そして、図4の
状態で回転板20の回転(矢示A方向)が回転板21に
伝えられることにより、減速機18の入力軸18Aが回
転板21と一体回転され、ねじ棒15には減速機18に
より減速された回転が伝達される。
0がモータ軸12Aと一体に矢示A方向に回転駆動さ
れ、回転板20が回転板21に対して角度θ分だけ相対
回転した後に、図4に示す如くストッパ突起20Aが凹
溝21Bに係合すると共に、レバー22は図3の待機位
置から図4のリフト位置へと変位する。そして、図4の
状態で回転板20の回転(矢示A方向)が回転板21に
伝えられることにより、減速機18の入力軸18Aが回
転板21と一体回転され、ねじ棒15には減速機18に
より減速された回転が伝達される。
【0044】ここで、ブレーキ操作時にインナ側の摩擦
パッド25がディスク2に当接するまでの間は電動モー
タ12に作用する回転負荷が小さく、電動モータ12は
図6に示す定格トルクTn よりも十分に小さい出力トル
クTをもって回転駆動されるから、例えば電動モータ1
2の回転数Nを定格回転数Nn よりも速い速度(図6に
示す点線27よりも下側の連続使用領域)で高速回転さ
せることができる。そして、電動モータ12の高速回転
を減速機18で減速してねじ棒15に伝え、ピストン1
4によりインナ側の摩擦パッド25をディスク2に当接
する制動位置まで図2に示すパッドクリアランスC分だ
け速やかに進出させる。
パッド25がディスク2に当接するまでの間は電動モー
タ12に作用する回転負荷が小さく、電動モータ12は
図6に示す定格トルクTn よりも十分に小さい出力トル
クTをもって回転駆動されるから、例えば電動モータ1
2の回転数Nを定格回転数Nn よりも速い速度(図6に
示す点線27よりも下側の連続使用領域)で高速回転さ
せることができる。そして、電動モータ12の高速回転
を減速機18で減速してねじ棒15に伝え、ピストン1
4によりインナ側の摩擦パッド25をディスク2に当接
する制動位置まで図2に示すパッドクリアランスC分だ
け速やかに進出させる。
【0045】そして、インナ側の摩擦パッド25がディ
スク2に当接すると、このときのブレーキ反力により電
動モータ12の回転負荷が大きくなり、電動モータ12
のモータ軸12Aには、例えば定格トルクTn 以上のト
ルクが作用するようになる。しかし、電動モータ12は
連続使用しない限り、図6に示す特性線26の如く定格
トルクTn 以上のトルクが出力可能となっている。
スク2に当接すると、このときのブレーキ反力により電
動モータ12の回転負荷が大きくなり、電動モータ12
のモータ軸12Aには、例えば定格トルクTn 以上のト
ルクが作用するようになる。しかし、電動モータ12は
連続使用しない限り、図6に示す特性線26の如く定格
トルクTn 以上のトルクが出力可能となっている。
【0046】そこで、本実施の形態にあっては、ディス
ク2側に向けてピストン14を押圧力の増加方向に駆動
するときに、電動モータ12の出力トルクTを瞬間的に
定格トルクTn 以上のトルク値まで上昇させ、電動モー
タ12の回転を回転制御装置19及び減速機18を介し
てねじ棒15に高トルクで伝えることにより、ピストン
14の押圧力を増大させると共に、各摩擦パッド25を
ディスク2に強く押圧させるようにしている。
ク2側に向けてピストン14を押圧力の増加方向に駆動
するときに、電動モータ12の出力トルクTを瞬間的に
定格トルクTn 以上のトルク値まで上昇させ、電動モー
タ12の回転を回転制御装置19及び減速機18を介し
てねじ棒15に高トルクで伝えることにより、ピストン
14の押圧力を増大させると共に、各摩擦パッド25を
ディスク2に強く押圧させるようにしている。
【0047】そして、ピストン14の押圧力を十分に増
大させた状態では、電動モータ12の回転を停止(失
効)させ、電動モータ12への通電時間を積極的に短縮
させるようにしている。そして、電動モータ12の回転
力が失効すると、ディスク2側からピストン14に向け
て働いているブレーキ反力により、ねじ棒15にはこれ
までとは逆向きの回転力が作用し、この回転力は減速機
18を介して回転制御装置19の回転板21に伝わる。
大させた状態では、電動モータ12の回転を停止(失
効)させ、電動モータ12への通電時間を積極的に短縮
させるようにしている。そして、電動モータ12の回転
力が失効すると、ディスク2側からピストン14に向け
て働いているブレーキ反力により、ねじ棒15にはこれ
までとは逆向きの回転力が作用し、この回転力は減速機
18を介して回転制御装置19の回転板21に伝わる。
【0048】この結果、回転板21にはブレーキ反力に
より図4中に示す矢示B方向の回転力が働き、回転板2
1は回転板20と共に矢示B方向に角度α分だけ強制回
転される。そして、この間はレバー22が図4、図5に
示す如くリフト位置に保持されているから、ボール24
を図5に示すように筒形ケース10の摺動面10Aとレ
バー22との間で挟持でき、回転板21を筒形ケース1
0の摺動面10Aに対して拘束させることができる。
より図4中に示す矢示B方向の回転力が働き、回転板2
1は回転板20と共に矢示B方向に角度α分だけ強制回
転される。そして、この間はレバー22が図4、図5に
示す如くリフト位置に保持されているから、ボール24
を図5に示すように筒形ケース10の摺動面10Aとレ
バー22との間で挟持でき、回転板21を筒形ケース1
0の摺動面10Aに対して拘束させることができる。
【0049】これにより、回転板20,21が角度α分
を越えて矢示B方向に回転されるのを規制できるから、
ブレーキ操作時におけるピストン14の押圧力を確保で
きると共に、ピストン14によって各摩擦パッド25を
ディスク2に強く押圧し続けることができ、例えば走行
途中の車両にディスク2を介して制動力を確実に付与で
きる。
を越えて矢示B方向に回転されるのを規制できるから、
ブレーキ操作時におけるピストン14の押圧力を確保で
きると共に、ピストン14によって各摩擦パッド25を
ディスク2に強く押圧し続けることができ、例えば走行
途中の車両にディスク2を介して制動力を確実に付与で
きる。
【0050】次に、この状態でブレーキペダルの踏込み
操作を解除したときには、前記ペダルセンサからの信号
により電動モータ12を逆回転させる。そして、電動モ
ータ12の逆回転により回転板20を図5の矢示B方向
に回転駆動したときには、回転板20が回転板21に対
して図3に示す如く角度θ分だけ相対回転した後に、ス
トッパ突起20Aが凹溝21Bに係合すると共に、レバ
ー22が図5のリフト位置から図3の待機位置へと変位
する。
操作を解除したときには、前記ペダルセンサからの信号
により電動モータ12を逆回転させる。そして、電動モ
ータ12の逆回転により回転板20を図5の矢示B方向
に回転駆動したときには、回転板20が回転板21に対
して図3に示す如く角度θ分だけ相対回転した後に、ス
トッパ突起20Aが凹溝21Bに係合すると共に、レバ
ー22が図5のリフト位置から図3の待機位置へと変位
する。
【0051】これにより、筒形ケース10に対する回転
板21の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解除動
作が行われると共に、回転板20,21は一体となって
筒形ケース10内を自由に回転できるようになる。この
ため、電動モータ12の逆回転は回転板20,21及び
減速機18を介してねじ棒15に伝えられ、ピストン1
4を摩擦パッド25と共にディスク2から後退する方向
(押圧力の減少方向)に駆動でき、摩擦パッド25によ
るディスク2への押圧力を確実に低下させることができ
ると共に、摩擦パッド25をディスク2から速やかに後
退させ、パッドクリアランスC分だけディスク2から離
間させることができる。
板21の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解除動
作が行われると共に、回転板20,21は一体となって
筒形ケース10内を自由に回転できるようになる。この
ため、電動モータ12の逆回転は回転板20,21及び
減速機18を介してねじ棒15に伝えられ、ピストン1
4を摩擦パッド25と共にディスク2から後退する方向
(押圧力の減少方向)に駆動でき、摩擦パッド25によ
るディスク2への押圧力を確実に低下させることができ
ると共に、摩擦パッド25をディスク2から速やかに後
退させ、パッドクリアランスC分だけディスク2から離
間させることができる。
【0052】かくして、本実施の形態によれば、電動モ
ータ12の回転をピストン14の軸方向変位に変換する
ねじ棒15と電動モータ12のモータ軸12Aとの間
に、減速機18と回転制御装置19とを設け、ディスク
2側に向けてピストン14を押圧力の増加方向に駆動す
るときには、電動モータ12の出力トルクTを瞬間的に
例えば定格トルクTn を越えるトルク値まで上昇させ、
電動モータ12の回転を回転制御装置19及び減速機1
8を介してねじ棒15に高トルクで伝えることにより、
ピストン14の押圧力を増大させると共に、各摩擦パッ
ド25をディスク2に強く押圧させるようにしている。
ータ12の回転をピストン14の軸方向変位に変換する
ねじ棒15と電動モータ12のモータ軸12Aとの間
に、減速機18と回転制御装置19とを設け、ディスク
2側に向けてピストン14を押圧力の増加方向に駆動す
るときには、電動モータ12の出力トルクTを瞬間的に
例えば定格トルクTn を越えるトルク値まで上昇させ、
電動モータ12の回転を回転制御装置19及び減速機1
8を介してねじ棒15に高トルクで伝えることにより、
ピストン14の押圧力を増大させると共に、各摩擦パッ
ド25をディスク2に強く押圧させるようにしている。
【0053】そして、ピストン14の押圧力を十分に増
大させた状態では、電動モータ12の回転を停止して回
転制御装置19を作動させることにより、ブレーキ操作
時におけるピストン14の押圧力を保持できると共に、
ピストン14によって各摩擦パッド25をディスク2に
強く押圧し続けることができ、例えば走行途中の車両に
ディスク2を介して制動力を確実に付与できる。
大させた状態では、電動モータ12の回転を停止して回
転制御装置19を作動させることにより、ブレーキ操作
時におけるピストン14の押圧力を保持できると共に、
ピストン14によって各摩擦パッド25をディスク2に
強く押圧し続けることができ、例えば走行途中の車両に
ディスク2を介して制動力を確実に付与できる。
【0054】従って、本実施の形態によれば、車両のブ
レーキ操作時に定格トルクTn 以上の出力トルクTで電
動モータ12を回転駆動でき、摩擦パッド25による押
圧力を十分に増大させた状態で電動モータ12を停止さ
せた場合でも、回転制御装置19によって高い押圧力を
保持することができ、電動モータ12への通電時間を確
実に短縮できる。
レーキ操作時に定格トルクTn 以上の出力トルクTで電
動モータ12を回転駆動でき、摩擦パッド25による押
圧力を十分に増大させた状態で電動モータ12を停止さ
せた場合でも、回転制御装置19によって高い押圧力を
保持することができ、電動モータ12への通電時間を確
実に短縮できる。
【0055】また、ウォームギヤ等の不可逆機構を用い
た従来技術に比較して、トルク伝達時等の機械効率を大
幅に向上でき、電動モータ12を小型化して装置全体を
軽量化できると共に、消電力化も図ることができる。
た従来技術に比較して、トルク伝達時等の機械効率を大
幅に向上でき、電動モータ12を小型化して装置全体を
軽量化できると共に、消電力化も図ることができる。
【0056】さらに、ブレーキ操作時と制動解除時とに
摩擦パッド25をパッドクリアランスC分だけ移動させ
るときには、電動モータ12を定格トルクTn 以下の出
力トルクTで回転させることができるから、例えば図6
に示す定格回転数Nn よりも速い速度で電動モータ12
を高速回転でき、パッドクリアランスC分だけ摩擦パッ
ド25(ピストン14)を速やかに移動できる。これに
より、ブレーキ操作の応答性を向上できると共に、ブレ
ーキ操作の解除時にも摩擦パッド25を早期に戻すこと
ができ、応答性を高めて操作性や安全性を大幅に向上で
きる。
摩擦パッド25をパッドクリアランスC分だけ移動させ
るときには、電動モータ12を定格トルクTn 以下の出
力トルクTで回転させることができるから、例えば図6
に示す定格回転数Nn よりも速い速度で電動モータ12
を高速回転でき、パッドクリアランスC分だけ摩擦パッ
ド25(ピストン14)を速やかに移動できる。これに
より、ブレーキ操作の応答性を向上できると共に、ブレ
ーキ操作の解除時にも摩擦パッド25を早期に戻すこと
ができ、応答性を高めて操作性や安全性を大幅に向上で
きる。
【0057】次に、図7ないし図10は本発明の第2の
実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、電動モータ
の出力トルクが定格トルクに達するまでは第1,第2の
回転体間の相対回転を規制し、低トルク時でブレーキの
制御性能を向上させると共に、ピストンによる押圧力の
保持機能を安定させる構成としたことにある。なお、本
実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、電動モータ
の出力トルクが定格トルクに達するまでは第1,第2の
回転体間の相対回転を規制し、低トルク時でブレーキの
制御性能を向上させると共に、ピストンによる押圧力の
保持機能を安定させる構成としたことにある。なお、本
実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0058】図中、31は本実施の形態で採用した回転
制御装置で、該回転制御装置31は前記第1の実施の形
態で述べた回転制御装置19と同様に、図2に示す筒形
ケース10内に位置して電動モータ12のモータ軸12
Aと減速機18の入力軸18Aとの間に配設され、押圧
力保持機構と押圧力解除機構とを兼用して構成するもの
である。しかし、該回転制御装置31は後述する回転板
32,33、レバー34、スプリング36及びボール3
7,38等から構成されている。
制御装置で、該回転制御装置31は前記第1の実施の形
態で述べた回転制御装置19と同様に、図2に示す筒形
ケース10内に位置して電動モータ12のモータ軸12
Aと減速機18の入力軸18Aとの間に配設され、押圧
力保持機構と押圧力解除機構とを兼用して構成するもの
である。しかし、該回転制御装置31は後述する回転板
32,33、レバー34、スプリング36及びボール3
7,38等から構成されている。
【0059】32は第1の回転体を構成する回転板で、
該回転板32は前記第1の実施の形態で述べた回転板2
0とほぼ同様に構成され、電動モータ12のモータ軸1
2Aと一体回転するものである。そして、回転板32は
ブレーキ操作時に電動モータ12により矢示A方向に回
転駆動され、ブレーキ操作の解除時には矢示B方向に回
転駆動される。しかし、回転板32の外周側には略半円
形状の凹溝32Aが形成され、該凹溝32A内には後述
のボール37が転動可能に収容されている。
該回転板32は前記第1の実施の形態で述べた回転板2
0とほぼ同様に構成され、電動モータ12のモータ軸1
2Aと一体回転するものである。そして、回転板32は
ブレーキ操作時に電動モータ12により矢示A方向に回
転駆動され、ブレーキ操作の解除時には矢示B方向に回
転駆動される。しかし、回転板32の外周側には略半円
形状の凹溝32Aが形成され、該凹溝32A内には後述
のボール37が転動可能に収容されている。
【0060】33は筒形ケース10の摺動面10Aと回
転板32との間に相対回転可能に設けられた第2の回転
体を構成する他の回転板で、該回転板33は前記第1の
実施の形態で述べた回転板21とほぼ同様に構成され、
減速機18の入力軸18Aに一体に設けられている。そ
して、回転板33には回転板32の外径に対応する穴径
をもった円形の凹所33Aが形成され、該凹所33A内
には回転板32が収容されている。
転板32との間に相対回転可能に設けられた第2の回転
体を構成する他の回転板で、該回転板33は前記第1の
実施の形態で述べた回転板21とほぼ同様に構成され、
減速機18の入力軸18Aに一体に設けられている。そ
して、回転板33には回転板32の外径に対応する穴径
をもった円形の凹所33Aが形成され、該凹所33A内
には回転板32が収容されている。
【0061】また、回転板33には凹所33Aの外周側
にレバー収容穴33Bが形成され、該レバー収容穴33
Bは両端側が凹所33Aと回転板33の外周面とに開口
している。さらに、回転板33にはレバー収容穴33B
の周壁側に切欠溝33Cが形成され、該切欠溝33C内
には後述するレバー34の先端突起34Aがスプリング
36と共に挿入されている。
にレバー収容穴33Bが形成され、該レバー収容穴33
Bは両端側が凹所33Aと回転板33の外周面とに開口
している。さらに、回転板33にはレバー収容穴33B
の周壁側に切欠溝33Cが形成され、該切欠溝33C内
には後述するレバー34の先端突起34Aがスプリング
36と共に挿入されている。
【0062】34はレバー収容穴33B内に揺動可能に
配設されたレバーで、該レバー34は基端側がレバー収
容穴33Bの一側で回転板33にピン35を介してピン
結合され、レバー収容穴33Bの他側ヘと延びる先端側
には先端突起34Aが一体形成されている。
配設されたレバーで、該レバー34は基端側がレバー収
容穴33Bの一側で回転板33にピン35を介してピン
結合され、レバー収容穴33Bの他側ヘと延びる先端側
には先端突起34Aが一体形成されている。
【0063】また、レバー34はボール37,38に接
触する上,下面がそれぞれ一定の傾斜角をもったテーパ
面34B,34Cとして形成され、レバー34はテーパ
面34B,34Cにより基端側から先端側に向けて漸次
幅広となるように形成されている。そして、レバー34
はスプリング36、ボール37,38と共に回転伝達・
規制部を構成し、図8に示す待機位置と図9、図10に
示すリフト位置との間で上,下に揺動変位されるもので
ある。
触する上,下面がそれぞれ一定の傾斜角をもったテーパ
面34B,34Cとして形成され、レバー34はテーパ
面34B,34Cにより基端側から先端側に向けて漸次
幅広となるように形成されている。そして、レバー34
はスプリング36、ボール37,38と共に回転伝達・
規制部を構成し、図8に示す待機位置と図9、図10に
示すリフト位置との間で上,下に揺動変位されるもので
ある。
【0064】36はレバー34の先端突起34Aを介し
て回転板33の切欠溝33C内に縮装状態で配設された
付勢手段としてのスプリングで、該スプリング36は図
7に示すようにレバー34の先端突起34Aを常時下向
きに付勢し、レバー34を待機位置に保持する構成とな
っている。そして、スプリング36は電動モータ12の
出力トルクTが図6に例示した定格トルクTn を越える
基準トルク値に達したときに、図9に示す如く弾性的に
圧縮変形され、レバー34がリフト位置に向けて揺動変
位するのを許すものである。
て回転板33の切欠溝33C内に縮装状態で配設された
付勢手段としてのスプリングで、該スプリング36は図
7に示すようにレバー34の先端突起34Aを常時下向
きに付勢し、レバー34を待機位置に保持する構成とな
っている。そして、スプリング36は電動モータ12の
出力トルクTが図6に例示した定格トルクTn を越える
基準トルク値に達したときに、図9に示す如く弾性的に
圧縮変形され、レバー34がリフト位置に向けて揺動変
位するのを許すものである。
【0065】37,38は回転板33のレバー収容穴3
3Bにレバー34と共に収容されたボールで、該ボール
37,38は高い剛性をもった鋼球等からなり、下側の
ボール37は回転板32の凹溝32A内に転動可能に収
容されている。一方、上側のボール38は筒形ケース1
0の摺動面10Aとレバー34と間に位置し、レバー3
4が図8に示す待機位置にある間はレバー収容穴21C
内でフリーな状態に配置される。
3Bにレバー34と共に収容されたボールで、該ボール
37,38は高い剛性をもった鋼球等からなり、下側の
ボール37は回転板32の凹溝32A内に転動可能に収
容されている。一方、上側のボール38は筒形ケース1
0の摺動面10Aとレバー34と間に位置し、レバー3
4が図8に示す待機位置にある間はレバー収容穴21C
内でフリーな状態に配置される。
【0066】ここで、電動モータ12により回転板32
を矢示A方向に回転駆動するとき、ボール37はレバー
34とスプリング36を介して回転板33に回転力を伝
え、回転板33を回転板32と共に矢示A方向に回転さ
せる。そして、この途中で回転板32,33間に前記基
準トルク値を越えるトルクが働くと、ボール37はレバ
ー34をスプリング36に抗して図9に示す如くリフト
させ、回転板32が回転板33に対して角度β分だけ相
対回転するのを許し、図9に示すレバー34のリフト位
置で回転板32,33間の相対回転を規制する。
を矢示A方向に回転駆動するとき、ボール37はレバー
34とスプリング36を介して回転板33に回転力を伝
え、回転板33を回転板32と共に矢示A方向に回転さ
せる。そして、この途中で回転板32,33間に前記基
準トルク値を越えるトルクが働くと、ボール37はレバ
ー34をスプリング36に抗して図9に示す如くリフト
させ、回転板32が回転板33に対して角度β分だけ相
対回転するのを許し、図9に示すレバー34のリフト位
置で回転板32,33間の相対回転を規制する。
【0067】また、レバー34が図9に示すリフト位置
にあるときに回転板33が図10に示す角度γ分だけ矢
示B方向に強制回転されると、ボール38は筒形ケース
10の摺動面10Aとレバー34との間で挟持され、回
転板33を筒形ケース10の摺動面10Aに対して拘束
させる。これにより、回転板33は矢示B方向へのこれ
以上の回転が規制され、ブレーキ操作時における押圧力
の保持動作をレバー34及びボール37,38と共にを
行うものである。
にあるときに回転板33が図10に示す角度γ分だけ矢
示B方向に強制回転されると、ボール38は筒形ケース
10の摺動面10Aとレバー34との間で挟持され、回
転板33を筒形ケース10の摺動面10Aに対して拘束
させる。これにより、回転板33は矢示B方向へのこれ
以上の回転が規制され、ブレーキ操作時における押圧力
の保持動作をレバー34及びボール37,38と共にを
行うものである。
【0068】一方、この状態でブレーキ操作を解除する
ため電動モータ12を逆向きに回転させ、回転板32を
矢示B方向に回転駆動したときには、回転板32が回転
板33に対して図10に示す角度β分だけ相対回転した
後に、図8に示す如くボール37がレバー収容穴33B
の周壁に接触すると共に、レバー34が図10のリフト
位置から図8の待機位置へとスプリング36により押戻
される。これにより、筒形ケース10に対する回転板3
3の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解除動作が
行われると共に、回転板32,33は一体となって筒形
ケース10内を矢示B方向に回転できるようになる。
ため電動モータ12を逆向きに回転させ、回転板32を
矢示B方向に回転駆動したときには、回転板32が回転
板33に対して図10に示す角度β分だけ相対回転した
後に、図8に示す如くボール37がレバー収容穴33B
の周壁に接触すると共に、レバー34が図10のリフト
位置から図8の待機位置へとスプリング36により押戻
される。これにより、筒形ケース10に対する回転板3
3の拘束状態は自動的に解除され、押圧力の解除動作が
行われると共に、回転板32,33は一体となって筒形
ケース10内を矢示B方向に回転できるようになる。
【0069】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、押圧力
保持機構と押圧力解除機構とを兼用した回転制御装置3
1を回転板32,33、レバー34、スプリング36及
びボール37,38等により構成し、電動モータ12の
出力トルクTが図6に例示した定格トルクTn を越える
基準トルク値に達するまでは、スプリング36によりレ
バー34を待機位置に保持し、回転板32,33を実質
的に一体回転させる構成としている。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、押圧力
保持機構と押圧力解除機構とを兼用した回転制御装置3
1を回転板32,33、レバー34、スプリング36及
びボール37,38等により構成し、電動モータ12の
出力トルクTが図6に例示した定格トルクTn を越える
基準トルク値に達するまでは、スプリング36によりレ
バー34を待機位置に保持し、回転板32,33を実質
的に一体回転させる構成としている。
【0070】この結果、ブレーキ操作時に電動モータ1
2の出力トルクTが前記基準トルク値まで上昇すること
のない、例えば柔らかい軽度のブレーキ操作時等に押圧
力の保持動作が不必要に行われるのを防止でき、低トル
ク時でブレーキの制御性能を向上させることができる。
2の出力トルクTが前記基準トルク値まで上昇すること
のない、例えば柔らかい軽度のブレーキ操作時等に押圧
力の保持動作が不必要に行われるのを防止でき、低トル
ク時でブレーキの制御性能を向上させることができる。
【0071】また、電動モータ12の出力トルクTが前
記基準トルク値を越えた場合でも、ボール37によりレ
バー34をスプリング36に抗して図9に示す如くリフ
トさせ、回転板32が回転板33に対して角度β分だけ
相対回転した状態で電動モータ12を停止させることに
より、回転板33を図10に示す角度γ分だけ矢示B方
向に回転させ、ボール38を筒形ケース10の摺動面1
0Aとレバー34との間に挟持でき、回転板33を筒形
ケース10の摺動面10Aに対して拘束できると共に、
回転板33の矢示B方向への回転を規制でき、ブレーキ
操作時における押圧力の保持動作を安定させることがで
きる。
記基準トルク値を越えた場合でも、ボール37によりレ
バー34をスプリング36に抗して図9に示す如くリフ
トさせ、回転板32が回転板33に対して角度β分だけ
相対回転した状態で電動モータ12を停止させることに
より、回転板33を図10に示す角度γ分だけ矢示B方
向に回転させ、ボール38を筒形ケース10の摺動面1
0Aとレバー34との間に挟持でき、回転板33を筒形
ケース10の摺動面10Aに対して拘束できると共に、
回転板33の矢示B方向への回転を規制でき、ブレーキ
操作時における押圧力の保持動作を安定させることがで
きる。
【0072】なお、前記各実施の形態では、ブレーキ装
置をフローティングキャリパ型のディスクブレーキに適
用する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば対向ピストン型のディスクブレーキに適用
してもよく、これ以外のブレーキ装置に適用してもよい
ものである。
置をフローティングキャリパ型のディスクブレーキに適
用する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば対向ピストン型のディスクブレーキに適用
してもよく、これ以外のブレーキ装置に適用してもよい
ものである。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ブレーキハウジング内に設ける押圧力発生
手段を、電動モータの回転をピストンの軸方向変位に変
換する送りねじ機構と、押圧力保持機構及び押圧力解除
機構とから構成し、電動モータのトルクにより送りねじ
機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動する途中で、
前記電動モータのトルクが失効したときにも押圧力保持
機構で押圧力を保持する構成としたから、前記送りねじ
機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動するときに、
例えば電動モータのトルクを瞬間的に定格トルク以上の
トルク値まで上昇させ、前記ピストンの押圧力を十分に
増大させた状態で押圧力を保持でき、前記ピストンによ
り摩擦部材を回転部材に強く押圧し続けることができ
る。
明によれば、ブレーキハウジング内に設ける押圧力発生
手段を、電動モータの回転をピストンの軸方向変位に変
換する送りねじ機構と、押圧力保持機構及び押圧力解除
機構とから構成し、電動モータのトルクにより送りねじ
機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動する途中で、
前記電動モータのトルクが失効したときにも押圧力保持
機構で押圧力を保持する構成としたから、前記送りねじ
機構のピストンを押圧力の増加方向に駆動するときに、
例えば電動モータのトルクを瞬間的に定格トルク以上の
トルク値まで上昇させ、前記ピストンの押圧力を十分に
増大させた状態で押圧力を保持でき、前記ピストンによ
り摩擦部材を回転部材に強く押圧し続けることができ
る。
【0074】従って、ブレーキ操作時に定格トルク以上
のトルクで電動モータを回転駆動でき、摩擦部材による
押圧力を十分に増大させた状態で電動モータを停止させ
た場合でも、押圧力保持機構によって高い押圧力を保持
することができ、電動モータへの通電時間を確実に短縮
できる。また、ウォームギヤ等の不可逆機構を用いた従
来技術に比較して、トルク伝達時等の機械効率を大幅に
向上でき、電動モータを小型化して装置全体を軽量化で
きると共に、消電力化も図ることができる。
のトルクで電動モータを回転駆動でき、摩擦部材による
押圧力を十分に増大させた状態で電動モータを停止させ
た場合でも、押圧力保持機構によって高い押圧力を保持
することができ、電動モータへの通電時間を確実に短縮
できる。また、ウォームギヤ等の不可逆機構を用いた従
来技術に比較して、トルク伝達時等の機械効率を大幅に
向上でき、電動モータを小型化して装置全体を軽量化で
きると共に、消電力化も図ることができる。
【0075】また、請求項2の発明では、押圧力保持機
構を第1,第2回転体及び回転伝達・規制部により構成
し、該回転伝達・規制部によって常時は電動モータから
のトルクにより第1の回転体を介して第2の回転体を回
転させ、電動モータのトルクが失効したときには、第2
の回転体をブレーキハウジング側に拘束させ、逆方向の
回転を規制する構成としたから、電動モータを一方向に
回転して送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に
駆動するときには、第1の回転体の回転を回転伝達・規
制部を介して第2の回転体に伝達でき、例えば定格トル
ク以上のトルク値まで電動モータのトルクを瞬間的に上
昇させることにより、前記ピストンの押圧力を十分に増
大させることができる。そして、この状態で電動モータ
の回転を停止(失効)させたときには、回転伝達・規制
部により第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束で
き、第2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転
するのを規制できると共に、押圧力保持機構を作動状態
として押圧力を保持でき、ピストンにより摩擦部材を回
転部材に強く押圧し続けることができる。
構を第1,第2回転体及び回転伝達・規制部により構成
し、該回転伝達・規制部によって常時は電動モータから
のトルクにより第1の回転体を介して第2の回転体を回
転させ、電動モータのトルクが失効したときには、第2
の回転体をブレーキハウジング側に拘束させ、逆方向の
回転を規制する構成としたから、電動モータを一方向に
回転して送りねじ機構のピストンを押圧力の増加方向に
駆動するときには、第1の回転体の回転を回転伝達・規
制部を介して第2の回転体に伝達でき、例えば定格トル
ク以上のトルク値まで電動モータのトルクを瞬間的に上
昇させることにより、前記ピストンの押圧力を十分に増
大させることができる。そして、この状態で電動モータ
の回転を停止(失効)させたときには、回転伝達・規制
部により第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束で
き、第2の回転体が逆方向(押圧力の減少方向)に回転
するのを規制できると共に、押圧力保持機構を作動状態
として押圧力を保持でき、ピストンにより摩擦部材を回
転部材に強く押圧し続けることができる。
【0076】さらに、請求項3の発明では、回転伝達・
規制部により電動モータのトルクが定格トルクに達する
までは第2の回転体を第1の回転体と共に一方向に回転
させ、定格トルクを越えたときには第1の回転体が第2
の回転体に対して予め決められた角度分だけ相対回転す
るのを許し、この状態で前記電動モータのトルクが失効
しても、第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束さ
せて逆方向の回転を規制する構成としているから、ブレ
ーキ操作時に電動モータのトルクが定格トルク以上まで
上昇することのない、例えば柔らかい軽度のブレーキ操
作時等に押圧力の保持動作が不必要に行われるのを防止
でき、低トルク時でブレーキの制御性能を向上させるこ
とができる。
規制部により電動モータのトルクが定格トルクに達する
までは第2の回転体を第1の回転体と共に一方向に回転
させ、定格トルクを越えたときには第1の回転体が第2
の回転体に対して予め決められた角度分だけ相対回転す
るのを許し、この状態で前記電動モータのトルクが失効
しても、第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束さ
せて逆方向の回転を規制する構成としているから、ブレ
ーキ操作時に電動モータのトルクが定格トルク以上まで
上昇することのない、例えば柔らかい軽度のブレーキ操
作時等に押圧力の保持動作が不必要に行われるのを防止
でき、低トルク時でブレーキの制御性能を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるディスクブレ
ーキを示す平面図である。
ーキを示す平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたディスクブレ
ーキの縦断面図である。
ーキの縦断面図である。
【図3】回転制御装置の要部を拡大して示す図2中の矢
示 III−III 方向からみた断面図である。
示 III−III 方向からみた断面図である。
【図4】ブレーキ操作時の回転制御装置を示す図3と同
様の断面図である。
様の断面図である。
【図5】押圧力の保持状態を示す図3と同様の断面図で
ある。
ある。
【図6】電動モータのトルク特性を示す特性線図であ
る。
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるディスクブレ
ーキの回転制御装置を示す要部拡大断面図である。
ーキの回転制御装置を示す要部拡大断面図である。
【図8】ブレーキ操作の解除時を示す図7とほぼ同様の
断面図である。
断面図である。
【図9】ブレーキ操作時に基準トルクを越えてスプリン
グが圧縮された状態を示す図8と同様の断面図である。
グが圧縮された状態を示す図8と同様の断面図である。
【図10】押圧力の保持状態を示す図8と同様の断面図
である。
である。
1 キャリア 2 ディスク(回転部材) 4 キャリパ(ブレーキハウジング) 5 インナ脚部 5A ピストン摺動穴 10 筒形ケース 12 電動モータ 13 押圧力発生装置(押圧力発生手段) 14 ピストン 15 ねじ棒(送りねじ機構) 18 減速機 19,31 回転制御装置(押圧力保持機構、押圧力解
除機構) 20,32 回転板(第1の回転体) 21,33 回転板(第2の回転体) 22,34 レバー(回転伝達・規制部) 24,37,38 ボール 25 摩擦パッド(摩擦部材) 36 スプリング
除機構) 20,32 回転板(第1の回転体) 21,33 回転板(第2の回転体) 22,34 レバー(回転伝達・規制部) 24,37,38 ボール 25 摩擦パッド(摩擦部材) 36 スプリング
Claims (3)
- 【請求項1】 ブレーキハウジングと、該ブレーキハウ
ジングに設けられた電動モータと、該電動モータの回転
により軸方向の押圧力を発生させる押圧力発生手段と、
該押圧力発生手段により回転部材に向けて押圧され該回
転部材に制動力を付与する摩擦部材とからなる電動式ブ
レーキ装置において、 前記押圧力発生手段は、 前記電動モータの回転をピストンの軸方向変位に変換
し、該ピストンにより前記摩擦部材を回転部材に向けて
押圧する送りねじ機構と、 前記電動モータのトルクにより該送りねじ機構のピスト
ンを押圧力の増加方向に駆動する途中で、前記電動モー
タのトルクが失効したときに前記押圧力を保持する押圧
力保持機構と、 前記電動モータが逆回転するときに該押圧力保持機構に
よる押圧力を解除し、前記電動モータのトルクにより前
記送りねじ機構のピストンが押圧力の減少方向に駆動さ
れるのを許す押圧力解除機構とから構成したことを特徴
とする電動式ブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記押圧力保持機構は、前記電動モータ
と一体に回転する第1の回転体と、該第1の回転体とブ
レーキハウジングとの間に相対回転可能に設けられ、前
記送りねじ機構の回転部に連結された第2の回転体と、
前記ブレーキハウジング内に位置して該第1,第2の回
転体間に設けられ、常時は前記電動モータからのトルク
により前記第1の回転体を介して第2の回転体を回転さ
せ、前記電動モータのトルクが失効したときには、前記
第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束させ逆方向
の回転を規制する回転伝達・規制部とから構成してなる
請求項1に記載の電動式ブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記回転伝達・規制部は、前記電動モー
タのトルクが定格トルクに達するまでは前記第2の回転
体を第1の回転体と共に一方向に回転させ、定格トルク
を越えたときには前記第1の回転体が第2の回転体に対
して予め決められた角度分だけ相対回転するのを許し、
この状態で前記電動モータのトルクが失効すると、前記
第2の回転体をブレーキハウジング側に拘束させて逆方
向の回転を規制する構成としてなる請求項2に記載の電
動式ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9282860A JPH11101282A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電動式ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9282860A JPH11101282A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電動式ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11101282A true JPH11101282A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17658025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9282860A Pending JPH11101282A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電動式ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11101282A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198336B2 (en) | 2000-09-28 | 2007-04-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular brake control apparatus and control method of vehicular brake apparatus |
| JPWO2025088690A1 (ja) * | 2023-10-24 | 2025-05-01 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9282860A patent/JPH11101282A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198336B2 (en) | 2000-09-28 | 2007-04-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular brake control apparatus and control method of vehicular brake apparatus |
| JPWO2025088690A1 (ja) * | 2023-10-24 | 2025-05-01 |
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