JPH11101295A - 流体封入式筒形防振支持体 - Google Patents
流体封入式筒形防振支持体Info
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- JPH11101295A JPH11101295A JP26371497A JP26371497A JPH11101295A JP H11101295 A JPH11101295 A JP H11101295A JP 26371497 A JP26371497 A JP 26371497A JP 26371497 A JP26371497 A JP 26371497A JP H11101295 A JPH11101295 A JP H11101295A
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- annular rubber
- fluid
- rubber elastic
- elastic body
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 流体封入式筒形防振支持体において、軸方向
に入力される支持荷重に対する耐久性を確保しつつ、互
いに直交する二つの径方向で大きなばね比を実現するこ
と。 【解決手段】 第一の流体室72と第二の流体室74を
仕切る弾性仕切部材58を、軸方向に延びる略筒形状を
もって形成する一方、第二の環状ゴム弾性体18の内周
側部分を外側端面から軸方向内方に延びる肉抜凹部49
を形成すると共に、該第二の環状ゴム弾性体の外周側部
分を第二の流体室74から軸方向外方に延びる一対のす
ぐり部50,50を、径方向一方向で対向位置して形成
することにより、かかる第二の環状ゴム弾性体18に対
して、それら肉抜凹部49とすぐり部50,50の間に
おいて、弾性仕切部材58と同じ軸方向に延びる一対の
弾性縦壁部52,52を形成した。
に入力される支持荷重に対する耐久性を確保しつつ、互
いに直交する二つの径方向で大きなばね比を実現するこ
と。 【解決手段】 第一の流体室72と第二の流体室74を
仕切る弾性仕切部材58を、軸方向に延びる略筒形状を
もって形成する一方、第二の環状ゴム弾性体18の内周
側部分を外側端面から軸方向内方に延びる肉抜凹部49
を形成すると共に、該第二の環状ゴム弾性体の外周側部
分を第二の流体室74から軸方向外方に延びる一対のす
ぐり部50,50を、径方向一方向で対向位置して形成
することにより、かかる第二の環状ゴム弾性体18に対
して、それら肉抜凹部49とすぐり部50,50の間に
おいて、弾性仕切部材58と同じ軸方向に延びる一対の
弾性縦壁部52,52を形成した。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、全体として略円筒形状乃至は円
形ブロック形状を有し、内部に封入された非圧縮性流体
の流動作用に基づいて、主に軸方向の入力振動に対して
有効な防振効果を発揮する流体封入式筒形防振支持体に
係り、特に、自動車におけるメンバマウントやボデーマ
ウント等として好適に用いられ得る流体封入式筒形防振
支持体に関するものである。
形ブロック形状を有し、内部に封入された非圧縮性流体
の流動作用に基づいて、主に軸方向の入力振動に対して
有効な防振効果を発揮する流体封入式筒形防振支持体に
係り、特に、自動車におけるメンバマウントやボデーマ
ウント等として好適に用いられ得る流体封入式筒形防振
支持体に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体乃至は防振支持体の一種として、
特公平2−6935号公報や特公平6−94889号公
報等に記載されているように、軸金具とその外周側に所
定距離を隔てて配された外筒金具を、軸方向両側におい
て第一の環状ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性体によっ
て互いに連結すると共に、それら第一の環状ゴム弾性体
と第二の環状ゴム弾性体の間に、別途形成された略環状
の仕切部材を配設し、この仕切部材を挟んだ軸方向両側
に水等の非圧縮性流体が封入された第一の流体室と第二
の流体室を形成せしめて、それら両流体室をオリフィス
通路を通じて相互に連通することによって、軸金具と外
筒金具の間への軸方向の振動入力時に、オリフィス通路
を通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用
に基づいて防振効果を得るようにした筒形の流体封入式
防振支持体が知られている。具体的には、このような防
振支持体は、例えば、自動車のボデーマウントやメンバ
マウント,サブフレームマウント,キャブマウントの
他、ストラットバークッションの如きサスペンションブ
ッシュ等への適用が考えられる。
介装される防振連結体乃至は防振支持体の一種として、
特公平2−6935号公報や特公平6−94889号公
報等に記載されているように、軸金具とその外周側に所
定距離を隔てて配された外筒金具を、軸方向両側におい
て第一の環状ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性体によっ
て互いに連結すると共に、それら第一の環状ゴム弾性体
と第二の環状ゴム弾性体の間に、別途形成された略環状
の仕切部材を配設し、この仕切部材を挟んだ軸方向両側
に水等の非圧縮性流体が封入された第一の流体室と第二
の流体室を形成せしめて、それら両流体室をオリフィス
通路を通じて相互に連通することによって、軸金具と外
筒金具の間への軸方向の振動入力時に、オリフィス通路
を通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用
に基づいて防振効果を得るようにした筒形の流体封入式
防振支持体が知られている。具体的には、このような防
振支持体は、例えば、自動車のボデーマウントやメンバ
マウント,サブフレームマウント,キャブマウントの
他、ストラットバークッションの如きサスペンションブ
ッシュ等への適用が考えられる。
【0003】ところで、このような流体封入式筒形防振
支持体にあっては、軸方向および軸直角方向(径方向)
に入力される振動に対して、それぞれ振動入力方向に応
じた相異なる防振特性が要求される場合がある。例え
ば、自動車におけるサスペンションメンバのボデー本体
に対する取付部位に介装されるメンバマウントにあって
は、車両上下方向となる軸方向に入力されるロードノイ
ズ等の振動や、車両前後方向となる径方向一方向に入力
されるハーシュネス等の振動に対して有効な防振効果を
発揮せしめて良好な乗り心地を実現するために、軸方向
と車両前後方向に相当する径方向一方向とで、それぞ
れ、軟らかいばね特性が要求される一方、コーナリング
時等における車両の姿勢変化を抑えて操縦安定性を確保
するために、車両左右方向に相当する径方向一方向で、
硬いばね特性が要求されることとなり、更に、車両ボデ
ー荷重が入力される車両上下方向では、ばね特性の十分
な耐久性が要求される。
支持体にあっては、軸方向および軸直角方向(径方向)
に入力される振動に対して、それぞれ振動入力方向に応
じた相異なる防振特性が要求される場合がある。例え
ば、自動車におけるサスペンションメンバのボデー本体
に対する取付部位に介装されるメンバマウントにあって
は、車両上下方向となる軸方向に入力されるロードノイ
ズ等の振動や、車両前後方向となる径方向一方向に入力
されるハーシュネス等の振動に対して有効な防振効果を
発揮せしめて良好な乗り心地を実現するために、軸方向
と車両前後方向に相当する径方向一方向とで、それぞ
れ、軟らかいばね特性が要求される一方、コーナリング
時等における車両の姿勢変化を抑えて操縦安定性を確保
するために、車両左右方向に相当する径方向一方向で、
硬いばね特性が要求されることとなり、更に、車両ボデ
ー荷重が入力される車両上下方向では、ばね特性の十分
な耐久性が要求される。
【0004】ところが、前記公報に記載されているよう
な従来構造の防振支持体においては、要求特性を未だ十
分に達成することが難しかったのであり、特に、第一及
び第二の環状ゴム弾性体に対して剪断荷重が及ぼされ易
い軸方向でのばね特性の耐久性を十分に確保すると共
に、第一及び第二の環状ゴム弾性体に対して圧縮荷重が
及ぼされ易い径方向でのばね特性を、互いに直交する径
方向二方向のうちの一方向で十分に軟らかく設定するこ
とが難しいという問題があった。
な従来構造の防振支持体においては、要求特性を未だ十
分に達成することが難しかったのであり、特に、第一及
び第二の環状ゴム弾性体に対して剪断荷重が及ぼされ易
い軸方向でのばね特性の耐久性を十分に確保すると共
に、第一及び第二の環状ゴム弾性体に対して圧縮荷重が
及ぼされ易い径方向でのばね特性を、互いに直交する径
方向二方向のうちの一方向で十分に軟らかく設定するこ
とが難しいという問題があった。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決すべき課
題とするところは、軸方向でのばね特性の耐久性を十分
に確保しつつ、互いに直交する径方向二方向におけるば
ね比を大きく設定し、そのうちの径方向一方向と軸方向
で、何れも十分に軟らかいばね特性を有利に実現するこ
との出来る、改良された構造の流体封入式筒形防振支持
体を提供することにある。
を背景として為されたものであって、その解決すべき課
題とするところは、軸方向でのばね特性の耐久性を十分
に確保しつつ、互いに直交する径方向二方向におけるば
ね比を大きく設定し、そのうちの径方向一方向と軸方向
で、何れも十分に軟らかいばね特性を有利に実現するこ
との出来る、改良された構造の流体封入式筒形防振支持
体を提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、軸部材とその外周側
に離隔配置された外筒部材が、それら両部材間において
軸方向に離間して介装された第一の環状ゴム弾性体と第
二の環状ゴム弾性体によって弾性連結されていると共
に、それら第一の環状ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性
体の間に位置して該軸部材と該外筒部材の間を周方向に
連続して延びる弾性仕切部材が配設されており、該弾性
仕切部材を挟んだ両側に、それぞれ非圧縮性流体が封入
された第一の流体室と第二の流体室が形成されていると
共に、それら第一の流体室と第二の流体室を相互に連通
するオリフィス通路が形成されてなる流体封入式筒形防
振支持体において、前記弾性仕切部材における内周側の
前記軸部材に対する固定部位と、外周側の前記外筒部材
に対する固定部位が、互いに軸方向にずらされることに
より、該弾性仕切部材が軸方向に延びて配設されている
一方、前記外筒部材の軸方向一方の端部に径方向内方に
屈曲した内フランジ部が形成されていると共に、該内フ
ランジ部の形成された軸方向端部側で、前記軸部材と前
記外筒部材の径方向対向面間に介装された前記第二の環
状ゴム弾性体に対して、内周側部分を外側端面から軸方
向内方に延びる肉抜凹部と、外周側部分を前記第二の流
体室から軸方向外方に延び、該軸部材を径方向一方向に
挟んだ両側で対向位置せしめられる一対のすぐり部とが
形成されることにより、それら肉抜凹部とすぐり部との
間に、前記弾性仕切部材と同じ軸方向に延びる一対の弾
性縦壁部が構成されていることにある。
に、本発明の特徴とするところは、軸部材とその外周側
に離隔配置された外筒部材が、それら両部材間において
軸方向に離間して介装された第一の環状ゴム弾性体と第
二の環状ゴム弾性体によって弾性連結されていると共
に、それら第一の環状ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性
体の間に位置して該軸部材と該外筒部材の間を周方向に
連続して延びる弾性仕切部材が配設されており、該弾性
仕切部材を挟んだ両側に、それぞれ非圧縮性流体が封入
された第一の流体室と第二の流体室が形成されていると
共に、それら第一の流体室と第二の流体室を相互に連通
するオリフィス通路が形成されてなる流体封入式筒形防
振支持体において、前記弾性仕切部材における内周側の
前記軸部材に対する固定部位と、外周側の前記外筒部材
に対する固定部位が、互いに軸方向にずらされることに
より、該弾性仕切部材が軸方向に延びて配設されている
一方、前記外筒部材の軸方向一方の端部に径方向内方に
屈曲した内フランジ部が形成されていると共に、該内フ
ランジ部の形成された軸方向端部側で、前記軸部材と前
記外筒部材の径方向対向面間に介装された前記第二の環
状ゴム弾性体に対して、内周側部分を外側端面から軸方
向内方に延びる肉抜凹部と、外周側部分を前記第二の流
体室から軸方向外方に延び、該軸部材を径方向一方向に
挟んだ両側で対向位置せしめられる一対のすぐり部とが
形成されることにより、それら肉抜凹部とすぐり部との
間に、前記弾性仕切部材と同じ軸方向に延びる一対の弾
性縦壁部が構成されていることにある。
【0007】このような本発明に従う構造とされた流体
封入式筒形防振支持体においては、弾性仕切部材と第二
の環状ゴム弾性体(弾性縦壁部)とにおいて、何れも、
軸方向の荷重入力時に圧縮変形が生ぜしめられると共
に、一対のすぐり部が対向位置する径方向の荷重入力時
に剪断変形が生ぜしめられることとなる。それ故、それ
ら弾性仕切部材と第二の環状ゴム弾性体とにおいては、
何れも、軸方向の入力荷重に対して良好なる耐久性を確
保しつつ、一対のすぐり部が対向位置する径方向の入力
振動に対して軟らかいばね特性が発揮されて優れた防振
効果が発揮され得るのである。しかも、一対のすぐり部
の対向方向に直交する径方向の荷重入力時には、軸部材
と外筒部材の径方向対向面間に介装された第二の環状ゴ
ム弾性体に対して圧縮変形が生ぜしめられることから、
十分に硬いばね特性が発揮されるのであり、その結果、
互いに直交する2つの径方向で大きなばね比を容易に設
定することが可能となるのである。
封入式筒形防振支持体においては、弾性仕切部材と第二
の環状ゴム弾性体(弾性縦壁部)とにおいて、何れも、
軸方向の荷重入力時に圧縮変形が生ぜしめられると共
に、一対のすぐり部が対向位置する径方向の荷重入力時
に剪断変形が生ぜしめられることとなる。それ故、それ
ら弾性仕切部材と第二の環状ゴム弾性体とにおいては、
何れも、軸方向の入力荷重に対して良好なる耐久性を確
保しつつ、一対のすぐり部が対向位置する径方向の入力
振動に対して軟らかいばね特性が発揮されて優れた防振
効果が発揮され得るのである。しかも、一対のすぐり部
の対向方向に直交する径方向の荷重入力時には、軸部材
と外筒部材の径方向対向面間に介装された第二の環状ゴ
ム弾性体に対して圧縮変形が生ぜしめられることから、
十分に硬いばね特性が発揮されるのであり、その結果、
互いに直交する2つの径方向で大きなばね比を容易に設
定することが可能となるのである。
【0008】なお、本発明におけるオリフィス通路の具
体的構造は、何等限定されるものでないが、例えば、弾
性仕切部材の内周側または外周側に対して、オリフィス
通路を形成するリング状のオリフィス部材を固着せしめ
て、該オリフィス部材を軸部材の外周面または外筒部材
の内周面に嵌着固定した構造が、好適に採用される。こ
のような構造においては、弾性仕切部材を軸部材または
外筒部材に固定するための部材を利用してオリフィス通
路が形成されることとなり、特別な部材を必要とするこ
となく簡単な構造をもって、オリフィス通路の形成スペ
ースが有利に確保され得るのであり、特に、オリフィス
部材に対して周方向に延びるオリフィス通路を形成すれ
ば、オリフィス通路の流路長さを容易に確保することが
出来、更に、オリフィス部材を弾性仕切部材の外周側に
固着して外筒部材の内周面に嵌着固定すれば、オリフィ
ス通路の流路長さを一層有利に確保することが出来る。
体的構造は、何等限定されるものでないが、例えば、弾
性仕切部材の内周側または外周側に対して、オリフィス
通路を形成するリング状のオリフィス部材を固着せしめ
て、該オリフィス部材を軸部材の外周面または外筒部材
の内周面に嵌着固定した構造が、好適に採用される。こ
のような構造においては、弾性仕切部材を軸部材または
外筒部材に固定するための部材を利用してオリフィス通
路が形成されることとなり、特別な部材を必要とするこ
となく簡単な構造をもって、オリフィス通路の形成スペ
ースが有利に確保され得るのであり、特に、オリフィス
部材に対して周方向に延びるオリフィス通路を形成すれ
ば、オリフィス通路の流路長さを容易に確保することが
出来、更に、オリフィス部材を弾性仕切部材の外周側に
固着して外筒部材の内周面に嵌着固定すれば、オリフィ
ス通路の流路長さを一層有利に確保することが出来る。
【0009】また、第一の環状ゴム弾性体の形状は、特
に限定されるものでないが、例えば、かかる第一の環状
ゴム弾性体をテーパ筒形状をもって形成し、軸部材と外
筒部材の間において、弾性仕切部材と同じ軸方向に延び
る状態で介装せしめた構造が、好適に採用される。この
ような構造を採用すれば、第一の環状ゴム弾性体におい
ても、軸方向の荷重入力時に圧縮変形が生ぜしめられる
と共に、一対のすぐり部が対向位置する径方向の荷重入
力時に剪断変形が生ぜしめられるのであり、それによっ
て、軸方向の入力荷重に対する耐久性の確保と、一対の
すぐり部が対向位置する径方向の入力振動に対する低動
ばね特性とが、一層有利に達成され得ることとなる。
に限定されるものでないが、例えば、かかる第一の環状
ゴム弾性体をテーパ筒形状をもって形成し、軸部材と外
筒部材の間において、弾性仕切部材と同じ軸方向に延び
る状態で介装せしめた構造が、好適に採用される。この
ような構造を採用すれば、第一の環状ゴム弾性体におい
ても、軸方向の荷重入力時に圧縮変形が生ぜしめられる
と共に、一対のすぐり部が対向位置する径方向の荷重入
力時に剪断変形が生ぜしめられるのであり、それによっ
て、軸方向の入力荷重に対する耐久性の確保と、一対の
すぐり部が対向位置する径方向の入力振動に対する低動
ばね特性とが、一層有利に達成され得ることとなる。
【0010】更にまた、本発明においては、軸部材にお
ける第一の環状ゴム弾性体による連結部位において、一
対のすぐり部の対向方向に直交する径方向で対向位置し
て、それぞれ径方向外方に突出して形成された一対の径
方向突部が、好適に採用される。このような径方向突部
を設けることにより、第一の環状ゴム弾性体において、
軸方向荷重入力時の圧縮変形を増大させて耐久性をより
有利に確保すると共に、互いに直交する2つの径方向で
のばね比を大きく設定することが可能となる。
ける第一の環状ゴム弾性体による連結部位において、一
対のすぐり部の対向方向に直交する径方向で対向位置し
て、それぞれ径方向外方に突出して形成された一対の径
方向突部が、好適に採用される。このような径方向突部
を設けることにより、第一の環状ゴム弾性体において、
軸方向荷重入力時の圧縮変形を増大させて耐久性をより
有利に確保すると共に、互いに直交する2つの径方向で
のばね比を大きく設定することが可能となる。
【0011】また、本発明においては、第二の環状ゴム
弾性体におけるすぐり部の形成部位において、軸部材か
ら径方向外方に突出し、すぐり部を挟んで外筒部材に対
して対向位置する硬質のストッパ部材が、好適に採用さ
れる。このようなストッパ部材を採用すれば、一対のす
ぐり部が対向位置する径方向において、高動ばね化を回
避しつつ、軸部材と外筒部材の相対的変位両を制限する
ストッパ機構が、優れたスペース効率のもとに有利に付
与され得るのである。
弾性体におけるすぐり部の形成部位において、軸部材か
ら径方向外方に突出し、すぐり部を挟んで外筒部材に対
して対向位置する硬質のストッパ部材が、好適に採用さ
れる。このようなストッパ部材を採用すれば、一対のす
ぐり部が対向位置する径方向において、高動ばね化を回
避しつつ、軸部材と外筒部材の相対的変位両を制限する
ストッパ機構が、優れたスペース効率のもとに有利に付
与され得るのである。
【0012】さらに、本発明においては、(a)軸部材
と、該軸部材の軸方向一方の端部側において該軸部材の
外周側に離隔配置された第一の外筒分割体とが、第一の
環状ゴム弾性体によって連結されてなる第一の一体加硫
成形品と、(b)軸部材の軸方向他方の端部側に外嵌固
定される第一の固定スリーブと、軸方向一方の端部にお
いて第一の外筒分割体に外嵌固定されることにより前記
外筒部材を構成する第二の外筒分割体とが、径方向に離
隔配置されると共に、それら第一の固定スリーブと第二
の外筒分割体が第二の環状ゴム弾性体によって互いに連
結されてなる第二の一体加硫成形品と、(c)軸部材の
軸方向中間部分に外嵌固定される第二の固定スリーブ
と、第一の外筒分割体に内嵌固定される第三の固定スリ
ーブとが、径方向に離隔配置されると共に、それら第二
の固定スリーブと第三の固定スリーブが弾性仕切部材に
よって互いに連結されてなる第三の一体加硫成形品と
を、含んで構成されてなる構造が、有利に採用される。
このような構造を採用すれば、第一の一体加硫成形品に
対して、第三の一体加硫成形品と第二の一体加硫成形品
を、順次、軸方向に内外挿して組み付けることによっ
て、目的とする防振支持体を良好なる作業性のもとに製
造することが出来ると共に、第一及び第二の流体室にお
ける流体密性を容易に確保することが出来るのである。
また、例えば、第一の一体加硫成形品に対する第三及び
第二の一体加硫成形品の組み付けを、非圧縮性流体中で
行うこと等によって、非圧縮性流体を流体室に容易に且
つ迅速に封入することが出来るといった利点もある。
と、該軸部材の軸方向一方の端部側において該軸部材の
外周側に離隔配置された第一の外筒分割体とが、第一の
環状ゴム弾性体によって連結されてなる第一の一体加硫
成形品と、(b)軸部材の軸方向他方の端部側に外嵌固
定される第一の固定スリーブと、軸方向一方の端部にお
いて第一の外筒分割体に外嵌固定されることにより前記
外筒部材を構成する第二の外筒分割体とが、径方向に離
隔配置されると共に、それら第一の固定スリーブと第二
の外筒分割体が第二の環状ゴム弾性体によって互いに連
結されてなる第二の一体加硫成形品と、(c)軸部材の
軸方向中間部分に外嵌固定される第二の固定スリーブ
と、第一の外筒分割体に内嵌固定される第三の固定スリ
ーブとが、径方向に離隔配置されると共に、それら第二
の固定スリーブと第三の固定スリーブが弾性仕切部材に
よって互いに連結されてなる第三の一体加硫成形品と
を、含んで構成されてなる構造が、有利に採用される。
このような構造を採用すれば、第一の一体加硫成形品に
対して、第三の一体加硫成形品と第二の一体加硫成形品
を、順次、軸方向に内外挿して組み付けることによっ
て、目的とする防振支持体を良好なる作業性のもとに製
造することが出来ると共に、第一及び第二の流体室にお
ける流体密性を容易に確保することが出来るのである。
また、例えば、第一の一体加硫成形品に対する第三及び
第二の一体加硫成形品の組み付けを、非圧縮性流体中で
行うこと等によって、非圧縮性流体を流体室に容易に且
つ迅速に封入することが出来るといった利点もある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の一実施形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明する。
かにするために、本発明の一実施形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明する。
【0014】先ず、図1〜3には、本発明の一実施形態
としての自動車用サスペンションメンバマウント10
が、示されている。このマウント10は、互いに径方向
に所定距離を隔てて配された軸部材としての内筒金具1
2と外筒部材としての外筒金具14を有しており、それ
ら内外筒金具12,14の軸方向両端部分が、第一の環
状ゴム弾性体16と第二の環状ゴム弾性体18によって
弾性的に連結されている。そして、かかるマウント10
は、図1中の上下方向が車両上下方向となり、図2中の
上下方向および左右方向が車両の前後方向および左右方
向となる状態で、図4に示されているように、内筒金具
12が、ボデー本体20に立設されたロッド22にボル
ト固定される一方、外筒金具14が、サスペンションメ
ンバ24に設けられた取付スリーブ26に圧入固定され
ることによって、サスペンションメンバ24のボデー本
体20に対する取付部位に介装されるようになってい
る。なお、マウント10の装着状態下では、図4に示さ
れているように、内外筒金具12,14間に、ボデーの
分担荷重が及ぼされることにより、第一及び第二の環状
ゴム弾性体16,18が弾性変形して、内外筒金具1
2,14が軸方向に所定量だけ相対変位して位置せしめ
られる。また、以下の説明中、上下方向とは、原則とし
て、図1中の上下方向をいうものとする。
としての自動車用サスペンションメンバマウント10
が、示されている。このマウント10は、互いに径方向
に所定距離を隔てて配された軸部材としての内筒金具1
2と外筒部材としての外筒金具14を有しており、それ
ら内外筒金具12,14の軸方向両端部分が、第一の環
状ゴム弾性体16と第二の環状ゴム弾性体18によって
弾性的に連結されている。そして、かかるマウント10
は、図1中の上下方向が車両上下方向となり、図2中の
上下方向および左右方向が車両の前後方向および左右方
向となる状態で、図4に示されているように、内筒金具
12が、ボデー本体20に立設されたロッド22にボル
ト固定される一方、外筒金具14が、サスペンションメ
ンバ24に設けられた取付スリーブ26に圧入固定され
ることによって、サスペンションメンバ24のボデー本
体20に対する取付部位に介装されるようになってい
る。なお、マウント10の装着状態下では、図4に示さ
れているように、内外筒金具12,14間に、ボデーの
分担荷重が及ぼされることにより、第一及び第二の環状
ゴム弾性体16,18が弾性変形して、内外筒金具1
2,14が軸方向に所定量だけ相対変位して位置せしめ
られる。また、以下の説明中、上下方向とは、原則とし
て、図1中の上下方向をいうものとする。
【0015】より詳細には、内筒金具12は、円筒形状
を有している。また、内筒金具12の軸方向上端部は、
外径寸法が僅かに大きくされた厚肉部28とされている
と共に、車両横方向となる径方向で対向位置する部分に
おいて、かかる厚肉部28から径方向外方に突出する一
対の径方向突部30,30が、一体的に突設されてい
る。更に、内筒金具12の径方向外方には、第一の外筒
分割体としての第一の外筒分割金具32が、径方向に所
定距離を隔てて同軸的に配されている。この第一の外筒
分割金具32は、軸方向長さが内筒金具12の半分以下
とされた円筒形状を有しており、軸方向上端部には、径
方向外方に広がる外フランジ部34が一体形成されてい
る。そして、かかる第一の外筒分割金具32は、その軸
方向上端部が、内筒金具12の軸方向上端部よりも所定
量だけ下方に位置せしめられた状態で、配設されてい
る。
を有している。また、内筒金具12の軸方向上端部は、
外径寸法が僅かに大きくされた厚肉部28とされている
と共に、車両横方向となる径方向で対向位置する部分に
おいて、かかる厚肉部28から径方向外方に突出する一
対の径方向突部30,30が、一体的に突設されてい
る。更に、内筒金具12の径方向外方には、第一の外筒
分割体としての第一の外筒分割金具32が、径方向に所
定距離を隔てて同軸的に配されている。この第一の外筒
分割金具32は、軸方向長さが内筒金具12の半分以下
とされた円筒形状を有しており、軸方向上端部には、径
方向外方に広がる外フランジ部34が一体形成されてい
る。そして、かかる第一の外筒分割金具32は、その軸
方向上端部が、内筒金具12の軸方向上端部よりも所定
量だけ下方に位置せしめられた状態で、配設されてい
る。
【0016】そして、これら内筒金具12と第一の外筒
分割金具32の間に、第一の環状ゴム弾性体16が介装
されている。この第一の環状ゴム弾性体16は、内筒金
具12の厚肉部28と第一の外筒分割金具32の外フラ
ンジ部34側端部との間に介装されており、内筒金具1
2から第一の外筒分割金具32側に向かって、軸方向下
方に傾斜したテーパ筒形状とされている。それにより、
ボデー荷重の入力時に圧縮変形せしめられて優れた耐久
性が発揮されるようになっている。また、第一の環状ゴ
ム弾性体16の内周側部分には、一対の外フランジ部3
4,34が固着されており、それによって、外フランジ
部34,34が対向位置する車両左右方向となる径方向
で硬いばね特性が発揮されるようになっている。また一
方、第一の外筒分割金具32の外フランジ部34には、
上方に向かって突出するストッパゴム36が設けられて
おり、図4に示されているように、車両への装着状態下
で、外筒金具14が、このストッパゴム36を介してボ
デー本体20に当接せしめられることによって、内筒金
具12に対する外筒金具14の軸方向上方(バウンド方
向)への相対的変位量が制限されるようになっている。
分割金具32の間に、第一の環状ゴム弾性体16が介装
されている。この第一の環状ゴム弾性体16は、内筒金
具12の厚肉部28と第一の外筒分割金具32の外フラ
ンジ部34側端部との間に介装されており、内筒金具1
2から第一の外筒分割金具32側に向かって、軸方向下
方に傾斜したテーパ筒形状とされている。それにより、
ボデー荷重の入力時に圧縮変形せしめられて優れた耐久
性が発揮されるようになっている。また、第一の環状ゴ
ム弾性体16の内周側部分には、一対の外フランジ部3
4,34が固着されており、それによって、外フランジ
部34,34が対向位置する車両左右方向となる径方向
で硬いばね特性が発揮されるようになっている。また一
方、第一の外筒分割金具32の外フランジ部34には、
上方に向かって突出するストッパゴム36が設けられて
おり、図4に示されているように、車両への装着状態下
で、外筒金具14が、このストッパゴム36を介してボ
デー本体20に当接せしめられることによって、内筒金
具12に対する外筒金具14の軸方向上方(バウンド方
向)への相対的変位量が制限されるようになっている。
【0017】要するに、第一の環状ゴム弾性体16は、
その内周面に内筒金具12が加硫接着されると共に、そ
の外周面に第一の外筒分割金具32が加硫接着されてお
り、それら内筒金具12と第一の外筒分割金具32を備
えた第一の一体加硫成形品37として形成されているの
である。なお、第一の外筒分割金具32の内周面には、
略全面に亘ってシールゴム層38が形成されている。
その内周面に内筒金具12が加硫接着されると共に、そ
の外周面に第一の外筒分割金具32が加硫接着されてお
り、それら内筒金具12と第一の外筒分割金具32を備
えた第一の一体加硫成形品37として形成されているの
である。なお、第一の外筒分割金具32の内周面には、
略全面に亘ってシールゴム層38が形成されている。
【0018】さらに、内筒金具12の軸方向他方の端部
側(下端側)には、第一の固定スリーブとしての第一の
金属スリーブ40が外嵌固定されている。この第一の金
属スリーブ40は、内筒金具12の略半分の軸方向長さ
の円筒形状を有していると共に、軸方向下端部が僅かに
大径とされて、その内周面にシールゴム層41が形成さ
れており、内筒金具12に対して流体密に嵌着固定され
ている。
側(下端側)には、第一の固定スリーブとしての第一の
金属スリーブ40が外嵌固定されている。この第一の金
属スリーブ40は、内筒金具12の略半分の軸方向長さ
の円筒形状を有していると共に、軸方向下端部が僅かに
大径とされて、その内周面にシールゴム層41が形成さ
れており、内筒金具12に対して流体密に嵌着固定され
ている。
【0019】また、第一の金属スリーブ40の径方向外
方には、所定距離を隔てて且つ同軸的に、第二の外筒分
割体としての第二の外筒分割金具42が配設されてい
る。この第二の外筒分割金具42は、第一の外筒分割金
具32よりも僅かに大径の円筒形状を有していると共
に、内筒金具12と略同一の軸方向長さを有している。
また、第二の外筒分割金具42の軸方向下端部は、第一
の金属スリーブ40よりも軸方向下方に突出して位置せ
しめられていると共に、この突出位置した軸方向下端部
には、かしめ加工等によって、径方向内方に向かって突
出する環状の内フランジ部44が一体形成されている。
方には、所定距離を隔てて且つ同軸的に、第二の外筒分
割体としての第二の外筒分割金具42が配設されてい
る。この第二の外筒分割金具42は、第一の外筒分割金
具32よりも僅かに大径の円筒形状を有していると共
に、内筒金具12と略同一の軸方向長さを有している。
また、第二の外筒分割金具42の軸方向下端部は、第一
の金属スリーブ40よりも軸方向下方に突出して位置せ
しめられていると共に、この突出位置した軸方向下端部
には、かしめ加工等によって、径方向内方に向かって突
出する環状の内フランジ部44が一体形成されている。
【0020】更にまた、これら第一の金属スリーブ40
と第二の外筒分割金具42の間には、第二の環状ゴム弾
性体18が介装されている。この第二の環状ゴム弾性体
18は、全体として厚肉の円筒形状を有しており、内周
面に第一の金属スリーブ40が外周面に第二の外筒分割
金具42が、それぞれ加硫接着された第二の一体加硫成
形品46として形成されている。なお、第二の外筒分割
金具42の内周面には、略全面に亘って薄肉のシールゴ
ム層47が形成されている。
と第二の外筒分割金具42の間には、第二の環状ゴム弾
性体18が介装されている。この第二の環状ゴム弾性体
18は、全体として厚肉の円筒形状を有しており、内周
面に第一の金属スリーブ40が外周面に第二の外筒分割
金具42が、それぞれ加硫接着された第二の一体加硫成
形品46として形成されている。なお、第二の外筒分割
金具42の内周面には、略全面に亘って薄肉のシールゴ
ム層47が形成されている。
【0021】そして、第二の外筒分割金具42の軸方向
上側部分が、第一の外筒分割金具32に外挿されて八方
絞り等で縮径されることにより、第一の外筒分割金具3
2に対して、シールゴム層47を挟んで流体密に組み付
けられている。これにより、第一の外筒分割金具32と
第二の外筒分割金具42が、相互に固着され、全体とし
て大径円筒形状の外筒金具14が構成されているのであ
り、かかる外筒金具14の軸方向上下両側部分が、第一
の環状ゴム弾性体16と第二の環状ゴム弾性体18によ
って、弾性的に連結されている。また、内筒金具12と
外筒金具14の間には、第一の環状ゴム弾性体16と第
二の環状ゴム弾性体18の軸方向対向面間において、内
部に所定の非圧縮性流体が封入されて外部空間に対して
密閉された流体室48が画成されている。
上側部分が、第一の外筒分割金具32に外挿されて八方
絞り等で縮径されることにより、第一の外筒分割金具3
2に対して、シールゴム層47を挟んで流体密に組み付
けられている。これにより、第一の外筒分割金具32と
第二の外筒分割金具42が、相互に固着され、全体とし
て大径円筒形状の外筒金具14が構成されているのであ
り、かかる外筒金具14の軸方向上下両側部分が、第一
の環状ゴム弾性体16と第二の環状ゴム弾性体18によ
って、弾性的に連結されている。また、内筒金具12と
外筒金具14の間には、第一の環状ゴム弾性体16と第
二の環状ゴム弾性体18の軸方向対向面間において、内
部に所定の非圧縮性流体が封入されて外部空間に対して
密閉された流体室48が画成されている。
【0022】なお、封入流体としては、水やアルキレン
グリコール、ポリアルキレングリコール、シリコーン油
等が好適に採用されるが、特に、流体の共振作用に基づ
く防振効果が有効に発揮されるように、0.1Pa・s
以下の粘度を有するものが有利に採用される。また、非
圧縮性流体の封入は、例えば、第一の一体加硫成形品3
7と第二の一体加硫成形品46の組付けを、かかる流体
中で行うこと等によって容易に為され得る。
グリコール、ポリアルキレングリコール、シリコーン油
等が好適に採用されるが、特に、流体の共振作用に基づ
く防振効果が有効に発揮されるように、0.1Pa・s
以下の粘度を有するものが有利に採用される。また、非
圧縮性流体の封入は、例えば、第一の一体加硫成形品3
7と第二の一体加硫成形品46の組付けを、かかる流体
中で行うこと等によって容易に為され得る。
【0023】また、第二の環状ゴム弾性体18には、そ
の内周側部分において、軸方向下端面から第一の金属ス
リーブ40の外周面に沿って軸方向上方に延びる環状の
肉抜凹部49が設けられている。更にまた、第二の環状
ゴム弾性体18の外周側部分には、軸方向上端面から第
二の外筒分割金具42の内周面に沿って軸方向下方に延
びるすぐり部50が、それぞれ周方向に1/2周弱の範
囲に亘って、第一の金属スリーブ40を挟んで車両前後
方向となる径方向に対向位置して一対形成されている。
そして、これら肉抜凹部49とすぐり部50,50は、
径方向において互いにオーバーラップする深さで形成さ
れており、それによって、第二の環状ゴム弾性体18
が、これら肉抜凹部49とすぐり部50,50で挟まれ
た部分において、略軸方向に延びる一対の弾性縦壁部5
2,52とされている。
の内周側部分において、軸方向下端面から第一の金属ス
リーブ40の外周面に沿って軸方向上方に延びる環状の
肉抜凹部49が設けられている。更にまた、第二の環状
ゴム弾性体18の外周側部分には、軸方向上端面から第
二の外筒分割金具42の内周面に沿って軸方向下方に延
びるすぐり部50が、それぞれ周方向に1/2周弱の範
囲に亘って、第一の金属スリーブ40を挟んで車両前後
方向となる径方向に対向位置して一対形成されている。
そして、これら肉抜凹部49とすぐり部50,50は、
径方向において互いにオーバーラップする深さで形成さ
れており、それによって、第二の環状ゴム弾性体18
が、これら肉抜凹部49とすぐり部50,50で挟まれ
た部分において、略軸方向に延びる一対の弾性縦壁部5
2,52とされている。
【0024】なお、これらの弾性縦壁部52,52は、
第一の環状ゴム弾性体16と同様、軸方向上部が内筒金
具12側に、軸方向下部が外筒金具14側に、それぞれ
連結されることにより、第一の環状ゴム弾性体16と同
じ軸方向に延びる形状とされている。これによって、弾
性縦壁部52,52は、ボデー荷重の入力時に圧縮変形
せしめられて優れた耐久性が発揮されるようになってい
ると共に、一対のすぐり部50,50が対向位置する径
方向の入力荷重に対しては、剪断変形せしめられること
により十分に軟らかいばね特性が発揮されることによっ
て、すぐり部50,50が対向位置する径方向と、それ
に直交する径方向とのばね比、換言すれば車両前後方向
と車両左右方向とのばね比が十分に大きく設定されるよ
うになっている。また、弾性縦壁部52,52の下端部
には、第二の外筒分割金具42の内フランジ部44が固
着されており、それによって、ボデー荷重の入力時にお
ける圧縮変形が一層有利に生ぜしめられるようになって
いる。
第一の環状ゴム弾性体16と同様、軸方向上部が内筒金
具12側に、軸方向下部が外筒金具14側に、それぞれ
連結されることにより、第一の環状ゴム弾性体16と同
じ軸方向に延びる形状とされている。これによって、弾
性縦壁部52,52は、ボデー荷重の入力時に圧縮変形
せしめられて優れた耐久性が発揮されるようになってい
ると共に、一対のすぐり部50,50が対向位置する径
方向の入力荷重に対しては、剪断変形せしめられること
により十分に軟らかいばね特性が発揮されることによっ
て、すぐり部50,50が対向位置する径方向と、それ
に直交する径方向とのばね比、換言すれば車両前後方向
と車両左右方向とのばね比が十分に大きく設定されるよ
うになっている。また、弾性縦壁部52,52の下端部
には、第二の外筒分割金具42の内フランジ部44が固
着されており、それによって、ボデー荷重の入力時にお
ける圧縮変形が一層有利に生ぜしめられるようになって
いる。
【0025】また、第一の金属スリーブ40の軸方向中
央部分には、合成樹脂等の少なくとも第二の環状ゴム弾
性体18よりも硬質の材質からなるストッパリング54
が外嵌固定されており、第二の環状ゴム弾性体18に埋
設固定されている。このストッパリング54は、一対の
すぐり部50,50が対向位置する径方向において、そ
れぞれ径方向外方に向かってすぐり部50までは至らな
い高さで突出する一対のストッパ突部56,56を有し
ている。そして、これらのストッパ突部56,56の突
出先端面が、それぞれ、すぐり部50を挟んで、外筒金
具14に対して径方向に対向位置せしめられている。こ
れにより、ばね特性が軟らかくされた車両前後方向に相
当する径方向で大きな荷重が入力された際、ストッパ突
部56が外筒金具14側に当接することによって内外筒
金具12,14の相対的変位量を制限するストッパ機能
が発揮されるようになっている。なお、ストッパリング
54は、すぐり部50が形成されていない部分で十分に
薄肉とされており、第二の環状ゴム弾性体18のばね特
性を阻害しないようになっている。また、ストッパリン
グ54は、第二の環状ゴム弾性体18に対して、すぐり
部50を形成する部位に埋設配置されていることから、
ストッパリング54の配設に際しての流体室48の容積
の減少も回避される。
央部分には、合成樹脂等の少なくとも第二の環状ゴム弾
性体18よりも硬質の材質からなるストッパリング54
が外嵌固定されており、第二の環状ゴム弾性体18に埋
設固定されている。このストッパリング54は、一対の
すぐり部50,50が対向位置する径方向において、そ
れぞれ径方向外方に向かってすぐり部50までは至らな
い高さで突出する一対のストッパ突部56,56を有し
ている。そして、これらのストッパ突部56,56の突
出先端面が、それぞれ、すぐり部50を挟んで、外筒金
具14に対して径方向に対向位置せしめられている。こ
れにより、ばね特性が軟らかくされた車両前後方向に相
当する径方向で大きな荷重が入力された際、ストッパ突
部56が外筒金具14側に当接することによって内外筒
金具12,14の相対的変位量を制限するストッパ機能
が発揮されるようになっている。なお、ストッパリング
54は、すぐり部50が形成されていない部分で十分に
薄肉とされており、第二の環状ゴム弾性体18のばね特
性を阻害しないようになっている。また、ストッパリン
グ54は、第二の環状ゴム弾性体18に対して、すぐり
部50を形成する部位に埋設配置されていることから、
ストッパリング54の配設に際しての流体室48の容積
の減少も回避される。
【0026】更にまた、第二の外筒分割金具42におけ
る内フランジ部44には軸方向外方に向かって突出する
ストッパゴム55が形成されている。そして、図4に示
されているように、車両への装着状態下で、内筒金具1
2に固設されるロッド22の下端部に対して円環板状の
ストッパ金具53がボルト固定せしめられ、このストッ
パ金具53に対して、第二の外筒分割金具42の内フラ
ンジ部44が軸方向に対向位置せしめられ、該内フラン
ジ部44が、ストッパゴム55を介して、ストッパ金具
53に当接せしめられることによって、内筒金具12に
対する外筒金具14の軸方向下方(リバウンド方向)へ
の相対的変位量が制限されるようになっている。
る内フランジ部44には軸方向外方に向かって突出する
ストッパゴム55が形成されている。そして、図4に示
されているように、車両への装着状態下で、内筒金具1
2に固設されるロッド22の下端部に対して円環板状の
ストッパ金具53がボルト固定せしめられ、このストッ
パ金具53に対して、第二の外筒分割金具42の内フラ
ンジ部44が軸方向に対向位置せしめられ、該内フラン
ジ部44が、ストッパゴム55を介して、ストッパ金具
53に当接せしめられることによって、内筒金具12に
対する外筒金具14の軸方向下方(リバウンド方向)へ
の相対的変位量が制限されるようになっている。
【0027】さらに、内筒金具12と外筒金具14の間
には、第一の環状ゴム弾性体16と第二のゴム弾性体1
8の軸方向対向面間に位置して、弾性仕切部材としての
弾性仕切ゴム58が配設されており、流体室48に収容
配置されている。この弾性仕切ゴム58は、略円筒形状
を有しており、軸方向上端部が径方向内方に屈折せしめ
られ、その内周面に対して、第二の固定スリーブとして
の第二の金属スリーブ60が加硫接着されている一方、
軸方向下端部が径方向外方に屈曲せしめられて、その外
周面に対して、第三の固定スリーブとしての第三の金属
スリーブ62が加硫接着されている。要するに、弾性仕
切ゴム58は、第二及び第三の金属スリーブ60,62
を備えた第三の一体加硫成形品66として形成されてい
るのである。
には、第一の環状ゴム弾性体16と第二のゴム弾性体1
8の軸方向対向面間に位置して、弾性仕切部材としての
弾性仕切ゴム58が配設されており、流体室48に収容
配置されている。この弾性仕切ゴム58は、略円筒形状
を有しており、軸方向上端部が径方向内方に屈折せしめ
られ、その内周面に対して、第二の固定スリーブとして
の第二の金属スリーブ60が加硫接着されている一方、
軸方向下端部が径方向外方に屈曲せしめられて、その外
周面に対して、第三の固定スリーブとしての第三の金属
スリーブ62が加硫接着されている。要するに、弾性仕
切ゴム58は、第二及び第三の金属スリーブ60,62
を備えた第三の一体加硫成形品66として形成されてい
るのである。
【0028】第二の金属スリーブ60は、小径円筒形状
を有しており、軸方向上側部分が僅かに大径とされて、
この大径部分の内周面に薄肉のシールゴム層64が形成
されている。そして、かかる第二の金属スリーブ60
は、内筒金具12に外挿され、シールゴム層64を挟ん
で流体密に嵌着固定されることにより、内筒金具12の
厚肉部28と第一の金属スリーブ40との間に位置せし
められている。また一方、第三の金属スリーブ62は、
大径円筒形状を有していると共に、軸方向両端部が径方
向外方に屈曲されることにより、全体として溝形断面を
呈しており、外周面に開口して周方向に連続して延びる
周溝68を備えている。そして、この第三の金属スリー
ブ62は、第一の外筒分割金具32に内挿され、シール
ゴム層38を挟んで流体密に嵌着固定されている。ま
た、これにより、周溝68の開口が第一の外筒分割金具
32で覆蓋せしめられ、以て、第一の外筒分割金具32
と第三の金属スリーブ62の間を周方向に延びるオリフ
ィス通路70が形成されている。要するに、本実施形態
では、第三の金属スリーブ62によってオリフィス部材
が構成されているのである。
を有しており、軸方向上側部分が僅かに大径とされて、
この大径部分の内周面に薄肉のシールゴム層64が形成
されている。そして、かかる第二の金属スリーブ60
は、内筒金具12に外挿され、シールゴム層64を挟ん
で流体密に嵌着固定されることにより、内筒金具12の
厚肉部28と第一の金属スリーブ40との間に位置せし
められている。また一方、第三の金属スリーブ62は、
大径円筒形状を有していると共に、軸方向両端部が径方
向外方に屈曲されることにより、全体として溝形断面を
呈しており、外周面に開口して周方向に連続して延びる
周溝68を備えている。そして、この第三の金属スリー
ブ62は、第一の外筒分割金具32に内挿され、シール
ゴム層38を挟んで流体密に嵌着固定されている。ま
た、これにより、周溝68の開口が第一の外筒分割金具
32で覆蓋せしめられ、以て、第一の外筒分割金具32
と第三の金属スリーブ62の間を周方向に延びるオリフ
ィス通路70が形成されている。要するに、本実施形態
では、第三の金属スリーブ62によってオリフィス部材
が構成されているのである。
【0029】このようにして、第三の一体加硫成形品6
6が組み付けられることにより、流体室48が、軸方向
中間部分において弾性仕切ゴム58によって流体密に仕
切られており、以て、第一の環状ゴム弾性体16と弾性
仕切ゴム58の間には、環状の第一の流体室72が画成
されている一方、第二の環状ゴム弾性体18と弾性仕切
ゴム58の間には、環状の第二の流体室74が画成され
ている。また、オリフィス通路70が、第三の金属スリ
ーブ62に設けられた連通孔76,78を通じて第一の
流体室72と第二の流体室74に接続されていることに
より、第一の流体室72と第二の流体室74の間で、オ
リフィス通路70を通じての流体流動が許容されるよう
になっている。
6が組み付けられることにより、流体室48が、軸方向
中間部分において弾性仕切ゴム58によって流体密に仕
切られており、以て、第一の環状ゴム弾性体16と弾性
仕切ゴム58の間には、環状の第一の流体室72が画成
されている一方、第二の環状ゴム弾性体18と弾性仕切
ゴム58の間には、環状の第二の流体室74が画成され
ている。また、オリフィス通路70が、第三の金属スリ
ーブ62に設けられた連通孔76,78を通じて第一の
流体室72と第二の流体室74に接続されていることに
より、第一の流体室72と第二の流体室74の間で、オ
リフィス通路70を通じての流体流動が許容されるよう
になっている。
【0030】上述の如き構造とされたサスペンションメ
ンバマウント10においては、図4に示されている如き
装着状態下、内外筒金具12,14間に対して、車両上
下方向である軸方向の振動荷重が入力されると、第一の
流体室72と第二の流体室74の間に相対的な圧力変化
が生ぜしめられてオリフィス通路70を通じての流体流
動が生ぜしめられることにより、流体の共振作用等の流
動作用に基づく防振効果が有効に発揮されることとな
る。その際、オリフィス通路70の流路長さや断面積を
適当に調節し、問題となる特定の振動周波数域にチュー
ニングすることによって、問題となる振動に対して流体
流動作用を利用した有効な防振効果を得ることが出来る
のである。
ンバマウント10においては、図4に示されている如き
装着状態下、内外筒金具12,14間に対して、車両上
下方向である軸方向の振動荷重が入力されると、第一の
流体室72と第二の流体室74の間に相対的な圧力変化
が生ぜしめられてオリフィス通路70を通じての流体流
動が生ぜしめられることにより、流体の共振作用等の流
動作用に基づく防振効果が有効に発揮されることとな
る。その際、オリフィス通路70の流路長さや断面積を
適当に調節し、問題となる特定の振動周波数域にチュー
ニングすることによって、問題となる振動に対して流体
流動作用を利用した有効な防振効果を得ることが出来る
のである。
【0031】しかも、内外筒金具12,14を弾性連結
する第一及び第二の環状ゴム弾性体16,18および弾
性仕切ゴム58の何れにおいても、ボデー重量の分担荷
重の入力時には、圧縮変形が有利に生ぜしめられて、引
張変形の発生が可及的に軽減されることから、極めて優
れた耐久性が発揮されるのである。
する第一及び第二の環状ゴム弾性体16,18および弾
性仕切ゴム58の何れにおいても、ボデー重量の分担荷
重の入力時には、圧縮変形が有利に生ぜしめられて、引
張変形の発生が可及的に軽減されることから、極めて優
れた耐久性が発揮されるのである。
【0032】また、車両左右方向となる径方向では、第
二の環状ゴム弾性体18に対して、振動入力時に有効な
圧縮変形が生ぜしめられることにより、硬いばね特性が
発揮されて、優れた操縦安定性が発揮されることとな
る。一方、車両前後方向となる径方向では、内外筒金具
12,14を弾性連結する第一及び第二の環状ゴム弾性
体16,18および弾性仕切ゴム58の何れにおいて
も、剪断変形が有効に生ぜしめられるのであり、それに
よって、十分に軟らかいばね特性が発揮される。それ
故、車両の操縦安定性を高度に保ちつつ、ハーシュネス
等に対する防振性能の向上が有利に実現され得て、優れ
た乗り心地が達成されるのである。
二の環状ゴム弾性体18に対して、振動入力時に有効な
圧縮変形が生ぜしめられることにより、硬いばね特性が
発揮されて、優れた操縦安定性が発揮されることとな
る。一方、車両前後方向となる径方向では、内外筒金具
12,14を弾性連結する第一及び第二の環状ゴム弾性
体16,18および弾性仕切ゴム58の何れにおいて
も、剪断変形が有効に生ぜしめられるのであり、それに
よって、十分に軟らかいばね特性が発揮される。それ
故、車両の操縦安定性を高度に保ちつつ、ハーシュネス
等に対する防振性能の向上が有利に実現され得て、優れ
た乗り心地が達成されるのである。
【0033】特に、従来構造の筒形防振支持体では、軸
方向のばね定数に対する車両前後方向となる径方向ばね
定数の比を、略1:1に設定することが極めて困難であ
ったが、本実施形態の構造を採用することによって、ボ
デー荷重に対する軸方向の支持ばね剛性を確保しつつ、
そのようなばね比の設定が実現可能となることが、本発
明者等によって確認されている。
方向のばね定数に対する車両前後方向となる径方向ばね
定数の比を、略1:1に設定することが極めて困難であ
ったが、本実施形態の構造を採用することによって、ボ
デー荷重に対する軸方向の支持ばね剛性を確保しつつ、
そのようなばね比の設定が実現可能となることが、本発
明者等によって確認されている。
【0034】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、
かかる実施形態に関する具体的な記載によって、何等限
定的に解釈されるものではない。
てきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、
かかる実施形態に関する具体的な記載によって、何等限
定的に解釈されるものではない。
【0035】例えば、第一の環状ゴム弾性体16には、
必ずしもテーパを付する必要はなく、また、内筒金具1
2における径方向突部30,30も、必ずしも設ける必
要はない。そして、そのような場合にも、特定形状とさ
れた第二の環状ゴム弾性体18や弾性仕切ゴム58によ
って、軸方向入力荷重に対する耐久性や径方向における
高いばね比は、何れも有効に実現され得る。
必ずしもテーパを付する必要はなく、また、内筒金具1
2における径方向突部30,30も、必ずしも設ける必
要はない。そして、そのような場合にも、特定形状とさ
れた第二の環状ゴム弾性体18や弾性仕切ゴム58によ
って、軸方向入力荷重に対する耐久性や径方向における
高いばね比は、何れも有効に実現され得る。
【0036】また、オリフィス通路の構造や長さ,通路
断面積等は、要求される防振特性等に応じて適宜に決定
されるものであって、何等、限定されるものでない。
断面積等は、要求される防振特性等に応じて適宜に決定
されるものであって、何等、限定されるものでない。
【0037】加えて、本発明は、例示の如きサスペンシ
ョンメンバマウントの他、デフマウントやボデーマウン
ト,サブフレームマウント,キャブマウント,ストラッ
トバークッション等、更にはその他の各種の機械装置等
における防振支持体に対しても、適用可能であること
は、勿論である。
ョンメンバマウントの他、デフマウントやボデーマウン
ト,サブフレームマウント,キャブマウント,ストラッ
トバークッション等、更にはその他の各種の機械装置等
における防振支持体に対しても、適用可能であること
は、勿論である。
【0038】その他、一々列挙はしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何
れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言
うまでもない。
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何
れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言
うまでもない。
【0039】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式筒形防振支持体において
は、それぞれ軸方向に延びて形成された第二の環状ゴム
弾性体における一対の弾性縦壁部と弾性仕切部材によっ
て、軸方向に入力される支持荷重に対して優れた耐久性
が発揮されると共に、互いに直交する径方向で大きなば
ね比が実現され得るのであり、それによって、軸方向と
互いに直交する二つの径方向で、それぞれ異なるばね特
性が容易に且つ有利に発現され得て、各方向でそれぞれ
要求される相異なる防振特性に対して広い範囲で対応す
ることが可能となるのである。
に従う構造とされた流体封入式筒形防振支持体において
は、それぞれ軸方向に延びて形成された第二の環状ゴム
弾性体における一対の弾性縦壁部と弾性仕切部材によっ
て、軸方向に入力される支持荷重に対して優れた耐久性
が発揮されると共に、互いに直交する径方向で大きなば
ね比が実現され得るのであり、それによって、軸方向と
互いに直交する二つの径方向で、それぞれ異なるばね特
性が容易に且つ有利に発現され得て、各方向でそれぞれ
要求される相異なる防振特性に対して広い範囲で対応す
ることが可能となるのである。
【図1】本発明の一実施形態としての自動車用サスペン
ションメンバマウントの縦断面図であって、図2におけ
るI−I断面に相当する図である。
ションメンバマウントの縦断面図であって、図2におけ
るI−I断面に相当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示されたサスペンションメンバマウント
の平面図である。
の平面図である。
【図4】図1に示されたサスペンションメンバマウント
の車両への装着状態を示す、図1に対応した縦断面図で
ある。
の車両への装着状態を示す、図1に対応した縦断面図で
ある。
10 サスペンションメンバマウント 12 内筒金具 14 外筒金具 16 第一の環状ゴム弾性体 18 第二の環状ゴム弾性体 49 肉抜凹部 50 すぐり部 52 弾性縦壁部 58 弾性仕切ゴム 70 オリフィス通路 72 第一の流体室 74 第二の流体室
Claims (6)
- 【請求項1】 軸部材とその外周側に離隔配置された外
筒部材が、それら両部材間において軸方向に離間して介
装された第一の環状ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性体
によって弾性連結されていると共に、それら第一の環状
ゴム弾性体と第二の環状ゴム弾性体の間に位置して該軸
部材と該外筒部材の間を周方向に連続して延びる弾性仕
切部材が配設されており、該弾性仕切部材を挟んだ両側
に、それぞれ非圧縮性流体が封入された第一の流体室と
第二の流体室が形成されていると共に、それら第一の流
体室と第二の流体室を相互に連通するオリフィス通路が
形成されてなる流体封入式筒形防振支持体において、 前記弾性仕切部材における内周側の前記軸部材に対する
固定部位と、外周側の前記外筒部材に対する固定部位
が、互いに軸方向にずらされることにより、該弾性仕切
部材が軸方向に延びて配設されている一方、前記外筒部
材の軸方向一方の端部に径方向内方に屈曲した内フラン
ジ部が形成されていると共に、該内フランジ部の形成さ
れた軸方向端部側で、前記軸部材と前記外筒部材の径方
向対向面間に介装された前記第二の環状ゴム弾性体に対
して、内周側部分を外側端面から軸方向内方に延びる肉
抜凹部と、外周側部分を前記第二の流体室から軸方向外
方に延び、該軸部材を径方向一方向に挟んだ両側で対向
位置せしめられる一対のすぐり部とが形成されることに
より、それら肉抜凹部とすぐり部との間に、前記弾性仕
切部材と同じ軸方向に延びる一対の弾性縦壁部が構成さ
れていることを特徴とする流体封入式筒形防振支持体。 - 【請求項2】 前記弾性仕切部材の内周側または外周側
に対して、前記オリフィス通路を形成するリング状のオ
リフィス部材が固着されており、該オリフィス部材が前
記軸部材の外周面または前記外筒部材の内周面に嵌着固
定されている請求項1に記載の流体封入式筒形防振支持
体。 - 【請求項3】 前記第一の環状ゴム弾性体がテーパ筒形
状とされており、前記軸部材と前記外筒部材の間におい
て、前記弾性仕切部材と同じ軸方向に延びて介装されて
いる請求項1又は2に記載の流体封入式筒形防振支持
体。 - 【請求項4】 前記軸部材における前記第一の環状ゴム
弾性体による連結部位において、前記一対のすぐり部の
対向方向に直交する径方向で対向位置して、それぞれ径
方向外方に突出する一対の径方向突部が形成されている
請求項1乃至3の何れかに記載の流体封入式筒形防振支
持体。 - 【請求項5】 前記第二の環状ゴム弾性体における前記
すぐり部の形成部位において、前記軸部材から径方向外
方に突出し、該すぐり部を挟んで前記外筒部材に対して
径方向で対向位置する硬質のストッパ部材が設けられて
いる請求項1乃至4の何れかに記載の流体封入式筒形防
振支持体。 - 【請求項6】 前記軸部材と、該軸部材の軸方向一方の
端部側において該軸部材の外周側に離隔配置された第一
の外筒分割体とが、前記第一の環状ゴム弾性体によって
連結されてなる第一の一体加硫成形品と、 前記軸部材の軸方向他方の端部側に外嵌固定される第一
の固定スリーブと、軸方向一方の端部において前記第一
の外筒分割体に外嵌固定されることにより前記外筒部材
を構成する第二の外筒分割体とが、径方向に離隔配置さ
れると共に、それら第一の固定スリーブと第二の外筒分
割体が前記第二の環状ゴム弾性体によって互いに連結さ
れてなる第二の一体加硫成形品と、 前記軸部材の軸方向中間部分に外嵌固定される第二の固
定スリーブと、前記第一の外筒分割体に内嵌固定される
第三の固定スリーブとが、径方向に離隔配置されると共
に、それら第二の固定スリーブと第三の固定スリーブが
前記弾性仕切部材によって互いに連結されてなる第三の
一体加硫成形品とを、含んで構成されている請求項1乃
至5の何れかに記載の流体封入式筒形防振支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26371497A JPH11101295A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 流体封入式筒形防振支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26371497A JPH11101295A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 流体封入式筒形防振支持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11101295A true JPH11101295A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17393307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26371497A Pending JPH11101295A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 流体封入式筒形防振支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11101295A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6981696B2 (en) | 2002-07-04 | 2006-01-03 | Tokai Rubber Industries, Ltd | Fluid-filled cylindrical vibration damping device |
| US7198258B2 (en) | 2004-11-29 | 2007-04-03 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled cylindrical elastic mount |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26371497A patent/JPH11101295A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6981696B2 (en) | 2002-07-04 | 2006-01-03 | Tokai Rubber Industries, Ltd | Fluid-filled cylindrical vibration damping device |
| US7198258B2 (en) | 2004-11-29 | 2007-04-03 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled cylindrical elastic mount |
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