JPH1110339A - 溶接装置 - Google Patents
溶接装置Info
- Publication number
- JPH1110339A JPH1110339A JP16721797A JP16721797A JPH1110339A JP H1110339 A JPH1110339 A JP H1110339A JP 16721797 A JP16721797 A JP 16721797A JP 16721797 A JP16721797 A JP 16721797A JP H1110339 A JPH1110339 A JP H1110339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding torch
- groove
- welding
- abutment
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 横向き姿勢で溶接した場合における溶接品質
を向上させることができ、しかも作業性を向上させる。 【解決手段】 溶接トーチ48には、これに対して相対
回転可能に結合された支持ブラケット52を介して当金
本体60が連結されている。開先形状に応じた凹溝を備
えた当金本体60からは第1シャフト56及び第2シャ
フト58が延出され、これらのシャフトは支持ブラケッ
ト52に対して直交する方向へスライド可能に支持され
ている。従って、後退角θを決めた後は、凹溝の端部と
溶接トーチ48の先端部との距離が常に一定に保たれ
る。また、凹溝で溶接ビード形状が規制されるので、ア
ンダーカットや過剰な余盛りが発生することもない。さ
らに、当金本体60及び溶接トーチ48は支持ブラケッ
ト52を介して連結されているため、当金本体60及び
溶接トーチ48の開先形成位置に対する位置決め作業も
容易になる。
を向上させることができ、しかも作業性を向上させる。 【解決手段】 溶接トーチ48には、これに対して相対
回転可能に結合された支持ブラケット52を介して当金
本体60が連結されている。開先形状に応じた凹溝を備
えた当金本体60からは第1シャフト56及び第2シャ
フト58が延出され、これらのシャフトは支持ブラケッ
ト52に対して直交する方向へスライド可能に支持され
ている。従って、後退角θを決めた後は、凹溝の端部と
溶接トーチ48の先端部との距離が常に一定に保たれ
る。また、凹溝で溶接ビード形状が規制されるので、ア
ンダーカットや過剰な余盛りが発生することもない。さ
らに、当金本体60及び溶接トーチ48は支持ブラケッ
ト52を介して連結されているため、当金本体60及び
溶接トーチ48の開先形成位置に対する位置決め作業も
容易になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材同士の継手部
に沿って横向き姿勢で周回可能に設けられた溶接トーチ
を含んで構成される溶接装置に関する。
に沿って横向き姿勢で周回可能に設けられた溶接トーチ
を含んで構成される溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅から、部材同士を継手部にて接合す
るための手段として、溶接ロボットを用いたアーク溶接
が多用されている。この種のアーク溶接を実施するに際
しては、アンダーカットや必要以上の余盛りの発生を防
止するべく、溶接トーチが下向きになるような下向き姿
勢の溶接とすることが一般には望ましい。
るための手段として、溶接ロボットを用いたアーク溶接
が多用されている。この種のアーク溶接を実施するに際
しては、アンダーカットや必要以上の余盛りの発生を防
止するべく、溶接トーチが下向きになるような下向き姿
勢の溶接とすることが一般には望ましい。
【0003】ところが、下向き姿勢のアーク溶接を実施
することが困難な場合もある。例えば、ユニット住宅の
ユニット躯体を構成する柱(角パイプ)同士を継手部に
てアーク溶接するような場合、下向き姿勢のアーク溶接
を実施するためにはユニット躯体を回転させなければな
らないが、大型で重量物であるユニット躯体を回転させ
ることは設備上困難である。このため、溶接トーチが横
向きになるような横向き姿勢のアーク溶接を実施せざる
を得ない。
することが困難な場合もある。例えば、ユニット住宅の
ユニット躯体を構成する柱(角パイプ)同士を継手部に
てアーク溶接するような場合、下向き姿勢のアーク溶接
を実施するためにはユニット躯体を回転させなければな
らないが、大型で重量物であるユニット躯体を回転させ
ることは設備上困難である。このため、溶接トーチが横
向きになるような横向き姿勢のアーク溶接を実施せざる
を得ない。
【0004】このような横向き姿勢のアーク溶接をする
場合にも、前述したアンダーカットや必要以上の余盛り
の発生が生じないようにするための発明が、特開平8−
215840号公報に開示されている。この公報に開示
された構成について簡単に説明すると、まず、上母材と
下母材とで形成された開先に対し、裏側に固形バッキン
グ材を当接させる。次に、大電流と小電流とを周期的に
繰り返し通電して溶接する電流変化溶接法を実施するこ
とによって、初層ビードを形成する。次に、残る開先部
の表側に摺動可能な当金を当接させ、溶接トーチを開先
の幅方向に揺動させながら溶接していくエレクトロガス
溶接法によって、仕上げビードを形成する。
場合にも、前述したアンダーカットや必要以上の余盛り
の発生が生じないようにするための発明が、特開平8−
215840号公報に開示されている。この公報に開示
された構成について簡単に説明すると、まず、上母材と
下母材とで形成された開先に対し、裏側に固形バッキン
グ材を当接させる。次に、大電流と小電流とを周期的に
繰り返し通電して溶接する電流変化溶接法を実施するこ
とによって、初層ビードを形成する。次に、残る開先部
の表側に摺動可能な当金を当接させ、溶接トーチを開先
の幅方向に揺動させながら溶接していくエレクトロガス
溶接法によって、仕上げビードを形成する。
【0005】上記構成によれば、一次溶接として電流変
化溶接法を用いることにより、溶融金属が垂れ下がる前
に小電流に切り換えて溶融金属の凝固を促進することが
可能となるため、溶融金属の垂れ下がりを防止すること
ができるというものである。また、二次溶接としてエレ
クトロガス溶接法を用いるが、この時点では既に初層ビ
ードが形成されているため、初層ビード形成分だけ開先
断面積が減少している。従って、溶融金属の表面張力が
強くなり、溶融金属が垂れ下がることなく良好な仕上げ
ビードが得られるというものである。
化溶接法を用いることにより、溶融金属が垂れ下がる前
に小電流に切り換えて溶融金属の凝固を促進することが
可能となるため、溶融金属の垂れ下がりを防止すること
ができるというものである。また、二次溶接としてエレ
クトロガス溶接法を用いるが、この時点では既に初層ビ
ードが形成されているため、初層ビード形成分だけ開先
断面積が減少している。従って、溶融金属の表面張力が
強くなり、溶融金属が垂れ下がることなく良好な仕上げ
ビードが得られるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成による場合、走行台車に溶接トーチと当金とが別
個独立に支持されているため、エレクトロガス溶接法を
実施するに際して、溶接トーチ及び当金の開先形成位置
に対する位置決めを予め別個独立に調整用摘みで行わな
ければならず、作業の煩雑化を招くという問題がある。
た構成による場合、走行台車に溶接トーチと当金とが別
個独立に支持されているため、エレクトロガス溶接法を
実施するに際して、溶接トーチ及び当金の開先形成位置
に対する位置決めを予め別個独立に調整用摘みで行わな
ければならず、作業の煩雑化を招くという問題がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、横向き姿勢で
溶接した場合における溶接品質を向上させることがで
き、しかも作業性を向上させることができる溶接装置を
得ることが目的である。
溶接した場合における溶接品質を向上させることがで
き、しかも作業性を向上させることができる溶接装置を
得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る溶接装置は、部材同士の継手部に沿って横向き姿勢
で周回可能に設けられた溶接トーチと、継手部の開先周
囲面に密着可能とされかつ開先形状に応じた所定幅及び
所定深さの凹溝を備えた当接面を含んで構成された当金
部と、当金部と溶接トーチとを相対移動可能に連結し、
当該相対移動により当金部の凹溝の端部と溶接トーチの
先端部との位置関係を開先形成位置を基準に定めること
により、当金部の当接面に直交する直交線と溶接トーチ
の中心線とのなす角度である後退角を一定に保持する連
結手段と、を有することを特徴としている。
係る溶接装置は、部材同士の継手部に沿って横向き姿勢
で周回可能に設けられた溶接トーチと、継手部の開先周
囲面に密着可能とされかつ開先形状に応じた所定幅及び
所定深さの凹溝を備えた当接面を含んで構成された当金
部と、当金部と溶接トーチとを相対移動可能に連結し、
当該相対移動により当金部の凹溝の端部と溶接トーチの
先端部との位置関係を開先形成位置を基準に定めること
により、当金部の当接面に直交する直交線と溶接トーチ
の中心線とのなす角度である後退角を一定に保持する連
結手段と、を有することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明に係る溶接装置は、
請求項1に記載の発明において、横向き姿勢の溶接トー
チに対して同一水平面内で延出された中間部と、溶接ト
ーチに相対回転可能に結合されかつ相対回転することに
より中間部を前記同一水平面内で旋回させる基端部と、
を含むブラケットによって前記連結手段を構成し、さら
に、前記当接面を備えた当金本体と、一端部に当金本体
が固定されると共に他端部が前記同一水平面内で前記ブ
ラケットに対して直交する方向へスライド可能に支持さ
れた当金支持部と、を含んで前記当金部を構成した、こ
とを特徴としている。
請求項1に記載の発明において、横向き姿勢の溶接トー
チに対して同一水平面内で延出された中間部と、溶接ト
ーチに相対回転可能に結合されかつ相対回転することに
より中間部を前記同一水平面内で旋回させる基端部と、
を含むブラケットによって前記連結手段を構成し、さら
に、前記当接面を備えた当金本体と、一端部に当金本体
が固定されると共に他端部が前記同一水平面内で前記ブ
ラケットに対して直交する方向へスライド可能に支持さ
れた当金支持部と、を含んで前記当金部を構成した、こ
とを特徴としている。
【0010】請求項1記載の本発明によれば、以下の如
くして、横向き姿勢の溶接トーチを用いて部材同士を継
手部にて溶接接合することができる。
くして、横向き姿勢の溶接トーチを用いて部材同士を継
手部にて溶接接合することができる。
【0011】まず、連結手段を介して溶接トーチに連結
された当金部を溶接トーチに対して相対移動させること
により、継手部の開先周囲面に当金部の当接面を密着さ
せる。このとき、当金部の凹溝が継手部の開先に対向す
るようにする。次に、当金部に対して溶接トーチを相対
移動させることにより、当金部の凹溝の端部に溶接トー
チの先端部を近接させる。このようにして、当金部の凹
溝の端部と溶接トーチの先端部との位置関係が開先形成
位置を基準に定められる。なお、上記位置決め作業は、
逆の手順(即ち、溶接トーチを位置決めした後に当金部
を位置決めする手順)によって行ってもよい。その後、
継手部に沿って横向き姿勢の溶接トーチを周回させなが
ら溶接していく。
された当金部を溶接トーチに対して相対移動させること
により、継手部の開先周囲面に当金部の当接面を密着さ
せる。このとき、当金部の凹溝が継手部の開先に対向す
るようにする。次に、当金部に対して溶接トーチを相対
移動させることにより、当金部の凹溝の端部に溶接トー
チの先端部を近接させる。このようにして、当金部の凹
溝の端部と溶接トーチの先端部との位置関係が開先形成
位置を基準に定められる。なお、上記位置決め作業は、
逆の手順(即ち、溶接トーチを位置決めした後に当金部
を位置決めする手順)によって行ってもよい。その後、
継手部に沿って横向き姿勢の溶接トーチを周回させなが
ら溶接していく。
【0012】ここで、本発明では、当金部と溶接トーチ
とが連結手段によって相対移動可能に連結されることに
より両者が一体化されていること、並びに、相対移動に
より当金部の凹溝の端部と溶接トーチの先端部との位置
関係が開先形成位置を基準に定められた後は連結手段に
よって当金部の当接面に直交する直交線と溶接トーチの
中心線とのなす角度である後退角が一定に保持されるこ
とから、溶接トーチの周回時においては凹溝の端部と溶
接トーチの先端部との距離が常に一定に保持される。こ
のため、溶接条件が同一である限り、溶材の溶融量にバ
ラツキが生じることはない。
とが連結手段によって相対移動可能に連結されることに
より両者が一体化されていること、並びに、相対移動に
より当金部の凹溝の端部と溶接トーチの先端部との位置
関係が開先形成位置を基準に定められた後は連結手段に
よって当金部の当接面に直交する直交線と溶接トーチの
中心線とのなす角度である後退角が一定に保持されるこ
とから、溶接トーチの周回時においては凹溝の端部と溶
接トーチの先端部との距離が常に一定に保持される。こ
のため、溶接条件が同一である限り、溶材の溶融量にバ
ラツキが生じることはない。
【0013】さらに、本発明では、当金部の当接面に継
手部の開先形状に応じた所定幅及び所定深さに設定され
た凹溝が形成されているため、溶融した金属は凹溝内に
充填されて凹溝形状通りに硬化される。従って、溶融金
属の垂れ下がりによるアンダーカットが発生することが
なくなり、又余盛り高さが設定(凹溝の深さ)以上に高
くなることもない。
手部の開先形状に応じた所定幅及び所定深さに設定され
た凹溝が形成されているため、溶融した金属は凹溝内に
充填されて凹溝形状通りに硬化される。従って、溶融金
属の垂れ下がりによるアンダーカットが発生することが
なくなり、又余盛り高さが設定(凹溝の深さ)以上に高
くなることもない。
【0014】加えて、本発明では、当金部と溶接トーチ
とが連結手段によって相対移動可能に連結されているた
め、当金部の凹溝の端部の開先形成位置を基準とした位
置決め作業と溶接トーチの先端部の開先形成位置を基準
とした位置決め作業とを別個独立に行う場合に比し、簡
単な操作で、当金部及び溶接トーチの位置決め作業を行
うことができる。
とが連結手段によって相対移動可能に連結されているた
め、当金部の凹溝の端部の開先形成位置を基準とした位
置決め作業と溶接トーチの先端部の開先形成位置を基準
とした位置決め作業とを別個独立に行う場合に比し、簡
単な操作で、当金部及び溶接トーチの位置決め作業を行
うことができる。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、連結手段
を構成するブラケットの基端部が溶接トーチに相対回転
可能に結合されており、しかもブラケットの中間部は横
向き姿勢の溶接トーチに対して同一水平面内で延出され
ているため、ブラケットの中間部を継手部の開先周囲面
にある程度近づけて当該開先周囲面に対して平行に配置
すれば、当金支持部をブラケットに対して直交する方向
へスライドさせるだけで、当金本体の当接面を開先周囲
面に密着させることができる。
を構成するブラケットの基端部が溶接トーチに相対回転
可能に結合されており、しかもブラケットの中間部は横
向き姿勢の溶接トーチに対して同一水平面内で延出され
ているため、ブラケットの中間部を継手部の開先周囲面
にある程度近づけて当該開先周囲面に対して平行に配置
すれば、当金支持部をブラケットに対して直交する方向
へスライドさせるだけで、当金本体の当接面を開先周囲
面に密着させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。
明の一実施形態について説明する。
【0017】図4には、ユニット住宅を構成するための
居室用ユニットのユニット躯体10の斜視図が示されて
いる。この図に示されるように、このユニット躯体10
は、天井フレーム側柱12を四隅に有する天井パネル1
4と、床フレーム側柱16を四隅に有する床パネル18
と、これらの天井フレーム側柱12及び床フレーム側柱
16間に配置される複数の中間柱20と、を含んで構成
されており、柱が分割(三分割)されている点に特徴が
ある。
居室用ユニットのユニット躯体10の斜視図が示されて
いる。この図に示されるように、このユニット躯体10
は、天井フレーム側柱12を四隅に有する天井パネル1
4と、床フレーム側柱16を四隅に有する床パネル18
と、これらの天井フレーム側柱12及び床フレーム側柱
16間に配置される複数の中間柱20と、を含んで構成
されており、柱が分割(三分割)されている点に特徴が
ある。
【0018】この点を踏まえて簡単に説明すると、天井
パネル14は、互いに平行に配置された各々一対の桁天
井大梁22及び妻天井大梁24と、これらの桁天井大梁
22及び妻天井大梁24の端部同士に接合される角パイ
プの短柱である天井フレーム側柱12と、桁天井大梁2
2間に掛け渡された複数の天井小梁26と、を含んで構
成される天井フレーム28と、この天井フレーム28の
下面側に図示しない複数の野縁を介して配設される天井
板30と、によって構成されている。
パネル14は、互いに平行に配置された各々一対の桁天
井大梁22及び妻天井大梁24と、これらの桁天井大梁
22及び妻天井大梁24の端部同士に接合される角パイ
プの短柱である天井フレーム側柱12と、桁天井大梁2
2間に掛け渡された複数の天井小梁26と、を含んで構
成される天井フレーム28と、この天井フレーム28の
下面側に図示しない複数の野縁を介して配設される天井
板30と、によって構成されている。
【0019】同様に、床パネル18は、互いに平行に配
置された各々一対の桁床大梁32及び妻床大梁34と、
これらの桁床大梁32及び妻床大梁34の端部同士に接
合される角パイプの短柱である床フレーム側柱16と、
桁床大梁32間に掛け渡された図示しない複数の床小梁
と、を含んで構成される床フレーム36と、この床フレ
ーム36の上面側に図示しない複数の根太、断熱材を介
して配設される床板37と、によって構成されている。
置された各々一対の桁床大梁32及び妻床大梁34と、
これらの桁床大梁32及び妻床大梁34の端部同士に接
合される角パイプの短柱である床フレーム側柱16と、
桁床大梁32間に掛け渡された図示しない複数の床小梁
と、を含んで構成される床フレーム36と、この床フレ
ーム36の上面側に図示しない複数の根太、断熱材を介
して配設される床板37と、によって構成されている。
【0020】上述した天井フレーム28の天井フレーム
側柱12と床フレーム36の床フレーム側柱16との間
には、所定の長手方向寸法を有しかつ角パイプによって
構成された中間柱20がそれぞれ配置されて相互に接合
されるようになっている。そこで、次に、天井フレーム
側柱12と中間柱20、床フレーム側柱16と中間柱2
0との接合構造について説明する。
側柱12と床フレーム36の床フレーム側柱16との間
には、所定の長手方向寸法を有しかつ角パイプによって
構成された中間柱20がそれぞれ配置されて相互に接合
されるようになっている。そこで、次に、天井フレーム
側柱12と中間柱20、床フレーム側柱16と中間柱2
0との接合構造について説明する。
【0021】床フレーム側柱16の上端部16Aに中間
柱20の下端部20Aが嵌合されて溶接接合された状態
(図5参照)の縦断面構造である図6に示されるよう
に、角パイプである床フレーム側柱16の上端部16A
の内側には、平面視で方形枠状とされた裏当金38が取
り付けられている。具体的には、裏当金38は、床フレ
ーム側柱16の上端部16Aの内側に溶接される基部3
8Aと、この基部38Aの上端部側から内方側へ所定角
度屈曲された屈曲部38Bと、によって構成されてい
る。
柱20の下端部20Aが嵌合されて溶接接合された状態
(図5参照)の縦断面構造である図6に示されるよう
に、角パイプである床フレーム側柱16の上端部16A
の内側には、平面視で方形枠状とされた裏当金38が取
り付けられている。具体的には、裏当金38は、床フレ
ーム側柱16の上端部16Aの内側に溶接される基部3
8Aと、この基部38Aの上端部側から内方側へ所定角
度屈曲された屈曲部38Bと、によって構成されてい
る。
【0022】なお、床フレーム側柱16の上端部16A
の内側に溶接されるのは基部38Aの下部側であり、基
部38Aの上部側は床フレーム側柱16の上端部16A
から突出されている。これに対し、中間柱20の下端部
20Aは、外周縁が面取りされているものの、角パイプ
そのままの状態とされている。逆に、図示は省略する
が、中間柱20の上端部の内側には同様構成の裏当金3
8が取り付けられており、天井フレーム側柱12の下端
部は角パイプそのままの状態とされている。
の内側に溶接されるのは基部38Aの下部側であり、基
部38Aの上部側は床フレーム側柱16の上端部16A
から突出されている。これに対し、中間柱20の下端部
20Aは、外周縁が面取りされているものの、角パイプ
そのままの状態とされている。逆に、図示は省略する
が、中間柱20の上端部の内側には同様構成の裏当金3
8が取り付けられており、天井フレーム側柱12の下端
部は角パイプそのままの状態とされている。
【0023】これにより、裏当金38の屈曲部38Bを
ガイドとして中間柱20の下端部20Aを床フレーム側
柱16の上端部16Aへ嵌合させることができ、又天井
フレーム側柱12の下端部を中間柱20の上端部の裏当
金へ同様に嵌合させることが可能となる。このようにし
て床フレーム側柱16の上端部16Aに中間柱20の下
端部20Aが嵌合された状態では、両者の継手部40に
断面略レ形の開先42が形成されている。なお、開先4
2の開先幅及び開先深さは各々所定寸法に設定されてい
る。また、本実施形態では、開先42の断面形状を略レ
形にしているが、これに限らず、種々の断面形状を採用
することが可能である。
ガイドとして中間柱20の下端部20Aを床フレーム側
柱16の上端部16Aへ嵌合させることができ、又天井
フレーム側柱12の下端部を中間柱20の上端部の裏当
金へ同様に嵌合させることが可能となる。このようにし
て床フレーム側柱16の上端部16Aに中間柱20の下
端部20Aが嵌合された状態では、両者の継手部40に
断面略レ形の開先42が形成されている。なお、開先4
2の開先幅及び開先深さは各々所定寸法に設定されてい
る。また、本実施形態では、開先42の断面形状を略レ
形にしているが、これに限らず、種々の断面形状を採用
することが可能である。
【0024】次に、上述した床フレーム側柱16の上端
部16Aと中間柱20の下端部20A並びに中間柱20
の上端部と天井フレーム側柱12の下端部を各々の継手
部40にて溶接接合する際に用いられるアーク溶接ロボ
ット44の構成について説明する。
部16Aと中間柱20の下端部20A並びに中間柱20
の上端部と天井フレーム側柱12の下端部を各々の継手
部40にて溶接接合する際に用いられるアーク溶接ロボ
ット44の構成について説明する。
【0025】図1に示されるように、アーク溶接ロボッ
ト44のロボットアーム46には、溶接トーチ48が取
り付けられている。なお、本図に示される状態が溶接ト
ーチ48の横向き姿勢の状態である。
ト44のロボットアーム46には、溶接トーチ48が取
り付けられている。なお、本図に示される状態が溶接ト
ーチ48の横向き姿勢の状態である。
【0026】溶接トーチ48の中間部にはクランプ状の
取付ブラケット50が取り付けられており、更に取付ブ
ラケット50の突出部50Aにはアーム状の支持ブラケ
ット52の基端部52Aがヒンジピン54によってヒン
ジ結合されている。また、支持ブラケット52の基端部
52Aからは中間部52Bが一体的に延出されており、
更にその先端部付近には互いに平行に配置された一対の
第1シャフト56及び第2シャフト58が挿通されてい
る。これらの第1シャフト56及び第2シャフト58
は、支持ブラケット52に対して直交する方向へスライ
ド可能に支持されている。また、第1シャフト56及び
第2シャフト58は、溶接トーチ48に対して同一水平
面内に配置されている。
取付ブラケット50が取り付けられており、更に取付ブ
ラケット50の突出部50Aにはアーム状の支持ブラケ
ット52の基端部52Aがヒンジピン54によってヒン
ジ結合されている。また、支持ブラケット52の基端部
52Aからは中間部52Bが一体的に延出されており、
更にその先端部付近には互いに平行に配置された一対の
第1シャフト56及び第2シャフト58が挿通されてい
る。これらの第1シャフト56及び第2シャフト58
は、支持ブラケット52に対して直交する方向へスライ
ド可能に支持されている。また、第1シャフト56及び
第2シャフト58は、溶接トーチ48に対して同一水平
面内に配置されている。
【0027】また、第1シャフト56の一端部(先端
部)には雄ねじが形成されており、この雄ねじ形成部分
にブロック状かつ銅製の当金本体60が螺合されてい
る。当金本体60の背面における第1シャフト56の貫
通部位周囲には円筒状のカラー62が一体に形成されて
いる。さらに、第1シャフト56の他端部(後端部)に
はストッパとして機能する鍔付ナット64が螺合されて
いる。また、第1シャフト56におけるカラー62と支
持ブラケット52との間には、圧縮コイルスプリング6
6が巻装されている。従って、圧縮コイルスプリング6
6は、当金本体60を支持ブラケット52から離間する
方向へ常時押圧付勢している。
部)には雄ねじが形成されており、この雄ねじ形成部分
にブロック状かつ銅製の当金本体60が螺合されてい
る。当金本体60の背面における第1シャフト56の貫
通部位周囲には円筒状のカラー62が一体に形成されて
いる。さらに、第1シャフト56の他端部(後端部)に
はストッパとして機能する鍔付ナット64が螺合されて
いる。また、第1シャフト56におけるカラー62と支
持ブラケット52との間には、圧縮コイルスプリング6
6が巻装されている。従って、圧縮コイルスプリング6
6は、当金本体60を支持ブラケット52から離間する
方向へ常時押圧付勢している。
【0028】なお、支持ブラケット52の基端部52A
は取付ブラケット50の突出部50Aにヒンジピン54
によってヒンジ結合されていると説明したが、ヒンジ結
合された状態では基端部52Aは突出部50Aに対して
所定の摩擦力を有する状態で相対回転可能とされてお
り、その摩擦力は圧縮コイルスプリング66から支持ブ
ラケット52の中間部52Bに作用する付勢反力よりも
強く設定されている。また、別の構成としては、支持ブ
ラケット52の基端部52Aと取付ブラケット50の突
出部50Aとを相対回転可能にヒンジ結合させた上で、
後述する後退角θの設定後に突出部50Aに対する基端
部52Aの位置を保持手段によって固定的に保持するよ
うにしてもよい。
は取付ブラケット50の突出部50Aにヒンジピン54
によってヒンジ結合されていると説明したが、ヒンジ結
合された状態では基端部52Aは突出部50Aに対して
所定の摩擦力を有する状態で相対回転可能とされてお
り、その摩擦力は圧縮コイルスプリング66から支持ブ
ラケット52の中間部52Bに作用する付勢反力よりも
強く設定されている。また、別の構成としては、支持ブ
ラケット52の基端部52Aと取付ブラケット50の突
出部50Aとを相対回転可能にヒンジ結合させた上で、
後述する後退角θの設定後に突出部50Aに対する基端
部52Aの位置を保持手段によって固定的に保持するよ
うにしてもよい。
【0029】また、図2及び図3に示されるように、上
述した当金本体60の当接面60A側には、その高さ方
向中間部に断面矩形の凹溝68が形成されている。この
凹溝68の溝幅Aは開先42の開先幅よりも若干大きく
設定されており、又溝深さBは所定深さ(本実施形態で
は、2mm)に設定されている(図2参照)。また、図
1に戻り、当金本体60の所定位置には上下に貫通する
貫通孔70が形成されており、この貫通孔70内へは一
対のホース72の各一端部が嵌合されている。これらの
ホース72の他端部は冷却用の循環ポンプ(図示省略)
に接合されている。
述した当金本体60の当接面60A側には、その高さ方
向中間部に断面矩形の凹溝68が形成されている。この
凹溝68の溝幅Aは開先42の開先幅よりも若干大きく
設定されており、又溝深さBは所定深さ(本実施形態で
は、2mm)に設定されている(図2参照)。また、図
1に戻り、当金本体60の所定位置には上下に貫通する
貫通孔70が形成されており、この貫通孔70内へは一
対のホース72の各一端部が嵌合されている。これらの
ホース72の他端部は冷却用の循環ポンプ(図示省略)
に接合されている。
【0030】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。本実施形態によれば、以下の如くして、横
向き姿勢の溶接トーチ48を用いて部材同士(床フレー
ム側柱16の上端部16Aと中間柱20の下端部20
A、並びに、中間柱20の上端部と天井フレーム側柱1
2の下端部)をその継手部40にて溶接接合することが
できる。
て説明する。本実施形態によれば、以下の如くして、横
向き姿勢の溶接トーチ48を用いて部材同士(床フレー
ム側柱16の上端部16Aと中間柱20の下端部20
A、並びに、中間柱20の上端部と天井フレーム側柱1
2の下端部)をその継手部40にて溶接接合することが
できる。
【0031】まず、溶接トーチ48を継手部40の開先
周囲面にある程度近づけることで、支持ブラケット52
を当該開先周囲面に近づける。次いで、支持ブラケット
52をヒンジピン54回りに旋回させることにより、支
持ブラケット52の中間部52Bを当該開先周囲面に対
して平行に位置させる。
周囲面にある程度近づけることで、支持ブラケット52
を当該開先周囲面に近づける。次いで、支持ブラケット
52をヒンジピン54回りに旋回させることにより、支
持ブラケット52の中間部52Bを当該開先周囲面に対
して平行に位置させる。
【0032】この状態にすることにより、当金本体60
は圧縮コイルスプリング66の付勢力によって支持ブラ
ケット52に対して直交する方向へスライドし、当金本
体60の当接面60Aが開先周囲面に所定の押圧力で密
着される。なお、密着後又は予め、図3に示される如
く、当金本体60の凹溝68が開先42に対向するよう
にアーク溶接ロボット44の溶接トーチ48の高さ調節
がなされる。また、当金本体60が支持ブラケット52
に対してスライドする際には、第2シャフト58が当金
本体60の回り止めとして機能する。さらに、当金本体
60の当接面60Aが開先周囲面に当接された際に、圧
縮コイルスプリング66の付勢反力が支持ブラケット5
2の中間部52Bに作用し、これを基端部52A回りに
旋回させようとするが、前述したように基端部52Aと
取付ブラケット50の突出部50Aとのヒンジ結合はこ
れに打ち勝つ程度の摩擦力を有しているので、当金本体
60の開先周囲面への当接後に支持ブラケット52が離
間する方向へ旋回することはない。
は圧縮コイルスプリング66の付勢力によって支持ブラ
ケット52に対して直交する方向へスライドし、当金本
体60の当接面60Aが開先周囲面に所定の押圧力で密
着される。なお、密着後又は予め、図3に示される如
く、当金本体60の凹溝68が開先42に対向するよう
にアーク溶接ロボット44の溶接トーチ48の高さ調節
がなされる。また、当金本体60が支持ブラケット52
に対してスライドする際には、第2シャフト58が当金
本体60の回り止めとして機能する。さらに、当金本体
60の当接面60Aが開先周囲面に当接された際に、圧
縮コイルスプリング66の付勢反力が支持ブラケット5
2の中間部52Bに作用し、これを基端部52A回りに
旋回させようとするが、前述したように基端部52Aと
取付ブラケット50の突出部50Aとのヒンジ結合はこ
れに打ち勝つ程度の摩擦力を有しているので、当金本体
60の開先周囲面への当接後に支持ブラケット52が離
間する方向へ旋回することはない。
【0033】次に、当金本体60に対して溶接トーチ4
8をヒンジピン54回りに相対回転させることにより、
当金本体60の凹溝68の端部に溶接トーチ48の先端
部を近接させる。このようにして、当金本体60の凹溝
68の端部と溶接トーチ48の先端部との位置関係が開
先形成位置を基準に定められる。また、これにより、当
金本体60の当接面60Aに直交する直交線Pと溶接ト
ーチ48の中心線Qとのなす角度である後退角θが一意
的に決定される。
8をヒンジピン54回りに相対回転させることにより、
当金本体60の凹溝68の端部に溶接トーチ48の先端
部を近接させる。このようにして、当金本体60の凹溝
68の端部と溶接トーチ48の先端部との位置関係が開
先形成位置を基準に定められる。また、これにより、当
金本体60の当接面60Aに直交する直交線Pと溶接ト
ーチ48の中心線Qとのなす角度である後退角θが一意
的に決定される。
【0034】なお、上述した位置決め作業は、逆の手順
(即ち、溶接トーチ48を先に位置決めした後に当金本
体60を位置決めする手順)によって行ってもよい。
(即ち、溶接トーチ48を先に位置決めした後に当金本
体60を位置決めする手順)によって行ってもよい。
【0035】次に、溶接ワイヤを凹溝68の端部位置に
保持した状態で、横向き姿勢の溶接トーチ48を継手部
40に沿って周回させながら、アーク溶接を実施(即
ち、凹溝68内でアークを発生させて溶接ワイヤを溶融
させることにより鋳込み溶接する)していく。なお、こ
のとき、図示しない循環ポンプが駆動され、一対のホー
ス72を介して当金本体60の貫通孔70内へ冷却水が
循環送給されることにより、当金本体60が水冷されて
溶融金属が溶着するのが防止される。
保持した状態で、横向き姿勢の溶接トーチ48を継手部
40に沿って周回させながら、アーク溶接を実施(即
ち、凹溝68内でアークを発生させて溶接ワイヤを溶融
させることにより鋳込み溶接する)していく。なお、こ
のとき、図示しない循環ポンプが駆動され、一対のホー
ス72を介して当金本体60の貫通孔70内へ冷却水が
循環送給されることにより、当金本体60が水冷されて
溶融金属が溶着するのが防止される。
【0036】ここで、本実施形態では、当金本体60と
溶接トーチ48とが支持ブラケット52によって相対移
動可能に連結されることにより両者が一体化されている
こと、並びに、相対移動により当金本体60の凹溝68
の端部と溶接トーチ48の先端部との位置関係が開先形
成位置を基準に定められた後は支持ブラケット52によ
って当金本体60の当接面60Aに直交する直交線Pと
溶接トーチ48の中心線Qとのなす角度である後退角θ
が一定に保持されることから、溶接トーチ48の周回時
においては凹溝68の端部と溶接トーチ48の先端部と
の距離を常に一定に保持することができる。このため、
溶接条件が同一である限り、溶材(溶接ワイヤ)の溶融
量にバラツキが生じることはない。
溶接トーチ48とが支持ブラケット52によって相対移
動可能に連結されることにより両者が一体化されている
こと、並びに、相対移動により当金本体60の凹溝68
の端部と溶接トーチ48の先端部との位置関係が開先形
成位置を基準に定められた後は支持ブラケット52によ
って当金本体60の当接面60Aに直交する直交線Pと
溶接トーチ48の中心線Qとのなす角度である後退角θ
が一定に保持されることから、溶接トーチ48の周回時
においては凹溝68の端部と溶接トーチ48の先端部と
の距離を常に一定に保持することができる。このため、
溶接条件が同一である限り、溶材(溶接ワイヤ)の溶融
量にバラツキが生じることはない。
【0037】さらに、本実施形態では、当金本体60の
当接面60Aに継手部40の開先形状に応じた所定幅及
び所定深さに設定された凹溝68が形成されているた
め、溶融した金属は凹溝68内に充填されて凹溝形状通
りに硬化されて溶接ビード74が形成される(図6参
照)。すなわち、溶接ビード74の形状が当金本体60
の凹溝68によって規制される。従って、本実施形態に
よれば、溶融金属の垂れ下がりによるアンダーカットが
発生するのを防止することができると共に、余盛り高さ
が設定(凹溝68の深さである2mm)以上に高くなる
のを防止することができる。
当接面60Aに継手部40の開先形状に応じた所定幅及
び所定深さに設定された凹溝68が形成されているた
め、溶融した金属は凹溝68内に充填されて凹溝形状通
りに硬化されて溶接ビード74が形成される(図6参
照)。すなわち、溶接ビード74の形状が当金本体60
の凹溝68によって規制される。従って、本実施形態に
よれば、溶融金属の垂れ下がりによるアンダーカットが
発生するのを防止することができると共に、余盛り高さ
が設定(凹溝68の深さである2mm)以上に高くなる
のを防止することができる。
【0038】これらのことから、本実施形態によれば、
横向き姿勢で溶接した場合における溶接品質を向上させ
ることができ、ひいては以下の効果をもたらす。すなわ
ち、前述した如く、アンダーカットの発生を防止できる
点は、均一な溶接強度の確保に繋がる。また、余盛り高
さが高くなり過ぎるのを防止できる点は、溶接ビードと
図示しない外壁フレームとの干渉を防止して外壁パネル
の組付作業性を向上させることができるという効果をも
たらすと共に、高くなり過ぎた溶接ビードの削り作業を
廃止することができるので作業性を向上させることがで
きるという効果をももたらす。
横向き姿勢で溶接した場合における溶接品質を向上させ
ることができ、ひいては以下の効果をもたらす。すなわ
ち、前述した如く、アンダーカットの発生を防止できる
点は、均一な溶接強度の確保に繋がる。また、余盛り高
さが高くなり過ぎるのを防止できる点は、溶接ビードと
図示しない外壁フレームとの干渉を防止して外壁パネル
の組付作業性を向上させることができるという効果をも
たらすと共に、高くなり過ぎた溶接ビードの削り作業を
廃止することができるので作業性を向上させることがで
きるという効果をももたらす。
【0039】加えて、本実施形態では、当金本体60と
溶接トーチ48とが支持ブラケット52によって相対移
動可能に連結されているため、当金本体60の凹溝68
の端部の開先形成位置を基準とした位置決め作業と溶接
トーチ48の先端部の開先形成位置を基準とした位置決
め作業とを別個独立に行う場合に比し、簡単な操作で、
当金本体60及び溶接トーチ48の位置決め作業を行う
ことができる。このため、本実施形態によれば、横向き
姿勢のアーク溶接時の作業性を向上させることができ
る。
溶接トーチ48とが支持ブラケット52によって相対移
動可能に連結されているため、当金本体60の凹溝68
の端部の開先形成位置を基準とした位置決め作業と溶接
トーチ48の先端部の開先形成位置を基準とした位置決
め作業とを別個独立に行う場合に比し、簡単な操作で、
当金本体60及び溶接トーチ48の位置決め作業を行う
ことができる。このため、本実施形態によれば、横向き
姿勢のアーク溶接時の作業性を向上させることができ
る。
【0040】また、本実施形態によれば、支持ブラケッ
ト52の中間部52Bを継手部40の開先周囲面にある
程度近づけて当該中間部52Bを当該開先周囲面に対し
て平行に配置すれば、その後は圧縮コイルスプリング6
6の付勢力によって第1シャフト56及び第2シャフト
58が支持ブラケット52に対して直交する方向へ自動
的にスライドし、当金本体60の当接面60Aを開先周
囲面に密着させることができるので、横向き姿勢のアー
ク溶接時の作業性をより一層向上させることができる。
ト52の中間部52Bを継手部40の開先周囲面にある
程度近づけて当該中間部52Bを当該開先周囲面に対し
て平行に配置すれば、その後は圧縮コイルスプリング6
6の付勢力によって第1シャフト56及び第2シャフト
58が支持ブラケット52に対して直交する方向へ自動
的にスライドし、当金本体60の当接面60Aを開先周
囲面に密着させることができるので、横向き姿勢のアー
ク溶接時の作業性をより一層向上させることができる。
【0041】なお、本実施形態では、当金本体60を開
先周囲面側へ押圧すべく当金本体60の背面と支持ブラ
ケット52の中間部52Bとの間に圧縮コイルスプリン
グ66を介在させたが、これに限らず、当金本体60の
移動量が予め所定範囲に設定されているのであれば、圧
縮コイルスプリング66に代えて皿バネ等を用いること
も可能であり、付勢手段であればすべて適用可能であ
る。
先周囲面側へ押圧すべく当金本体60の背面と支持ブラ
ケット52の中間部52Bとの間に圧縮コイルスプリン
グ66を介在させたが、これに限らず、当金本体60の
移動量が予め所定範囲に設定されているのであれば、圧
縮コイルスプリング66に代えて皿バネ等を用いること
も可能であり、付勢手段であればすべて適用可能であ
る。
【0042】また、本実施形態では、第2シャフト58
が断面円形の丸鋼を用いたので、当金本体60の支持ブ
ラケット52に対する回り止めとして第2シャフト58
を並列配置したが、第2シャフト58を角棒にしたり、
角棒に相当するブロック部を設ける等して第2シャフト
58を廃止するようにしてもよい。
が断面円形の丸鋼を用いたので、当金本体60の支持ブ
ラケット52に対する回り止めとして第2シャフト58
を並列配置したが、第2シャフト58を角棒にしたり、
角棒に相当するブロック部を設ける等して第2シャフト
58を廃止するようにしてもよい。
【0043】さらに、本実施形態では、銅製の当金本体
60を用いたので冷却構成を付加したが、セラミック製
の当金にして冷却構成を廃止するようにしてもよい。
60を用いたので冷却構成を付加したが、セラミック製
の当金にして冷却構成を廃止するようにしてもよい。
【0044】また、本実施形態では、柱を床フレーム側
柱16、天井フレーム側柱12、及び中間柱20といっ
た三つの柱要素に分割する構成を示したが、これに限ら
ず、二分割する構成にしてもよいし、四つ以上に分割す
る構成にしてもよい。
柱16、天井フレーム側柱12、及び中間柱20といっ
た三つの柱要素に分割する構成を示したが、これに限ら
ず、二分割する構成にしてもよいし、四つ以上に分割す
る構成にしてもよい。
【0045】さらに、本実施形態では、住宅構成用の居
室用ユニットのユニット躯体10の継手部40を横向き
姿勢の溶接トーチ48を備えたアーク溶接ロボット44
を用いて自動溶接する場合を例にして説明したが、これ
に限らず、住宅以外の分野の部材同士の継手部を横向き
姿勢の溶接トーチを用いてアーク溶接するものであれ
ば、本発明はすべて適用可能である。
室用ユニットのユニット躯体10の継手部40を横向き
姿勢の溶接トーチ48を備えたアーク溶接ロボット44
を用いて自動溶接する場合を例にして説明したが、これ
に限らず、住宅以外の分野の部材同士の継手部を横向き
姿勢の溶接トーチを用いてアーク溶接するものであれ
ば、本発明はすべて適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る溶接装置は、部材同士の継手部に沿って横向き
姿勢で周回可能に設けられた溶接トーチと、継手部の開
先周囲面に密着可能とされかつ開先形状に応じた所定幅
及び所定深さの凹溝を備えた当接面を含んで構成された
当金部と、当金部と溶接トーチとを相対移動可能に連結
し、当該相対移動により当金部の凹溝の端部と溶接トー
チの先端部との位置関係を開先形成位置を基準に定める
ことにより、当金部の当接面に直交する直交線と溶接ト
ーチの中心線とのなす角度である後退角を一定に保持す
る連結手段と、を有するので、溶材の溶融量のバラツキ
の発生、アンダーカットの発生、設定以上の余盛りの発
生を防止することができ、その結果、横向き姿勢で溶接
した場合における溶接品質を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
明に係る溶接装置は、部材同士の継手部に沿って横向き
姿勢で周回可能に設けられた溶接トーチと、継手部の開
先周囲面に密着可能とされかつ開先形状に応じた所定幅
及び所定深さの凹溝を備えた当接面を含んで構成された
当金部と、当金部と溶接トーチとを相対移動可能に連結
し、当該相対移動により当金部の凹溝の端部と溶接トー
チの先端部との位置関係を開先形成位置を基準に定める
ことにより、当金部の当接面に直交する直交線と溶接ト
ーチの中心線とのなす角度である後退角を一定に保持す
る連結手段と、を有するので、溶材の溶融量のバラツキ
の発生、アンダーカットの発生、設定以上の余盛りの発
生を防止することができ、その結果、横向き姿勢で溶接
した場合における溶接品質を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
【0047】さらに、本発明に係る溶接装置は、当金部
と溶接トーチとが連結手段によって相対移動可能に連結
されているため、当金部の凹溝の端部の開先形成位置を
基準とした位置決め作業と溶接トーチの先端部の開先形
成位置を基準とした位置決め作業とを別個独立に行う場
合に比し、簡単な操作で、当金部及び溶接トーチの位置
決め作業を行うことができ、その結果、作業性を向上さ
せることができるという優れた効果を有する。
と溶接トーチとが連結手段によって相対移動可能に連結
されているため、当金部の凹溝の端部の開先形成位置を
基準とした位置決め作業と溶接トーチの先端部の開先形
成位置を基準とした位置決め作業とを別個独立に行う場
合に比し、簡単な操作で、当金部及び溶接トーチの位置
決め作業を行うことができ、その結果、作業性を向上さ
せることができるという優れた効果を有する。
【0048】請求項2記載の本発明に係る溶接装置は、
請求項1に記載の発明において、横向き姿勢の溶接トー
チに対して同一水平面内で延出された中間部と、溶接ト
ーチに相対回転可能に結合されかつ相対回転することに
より中間部を前記同一水平面内で旋回させる基端部と、
を含むブラケットによって連結手段を構成し、さらに、
当接面を備えた当金本体と、一端部に当金本体が固定さ
れると共に他端部が前記同一水平面内でブラケットに対
して直交する方向へスライド可能に支持された当金支持
部と、を含んで当金部を構成したので、ブラケットの中
間部を継手部の開先周囲面にある程度近づけて当該開先
周囲面に対して平行に配置すれば、当金支持部をブラケ
ットに対して直交する方向へスライドさせるだけで、当
金本体の当接面を開先周囲面に密着させることができ、
その結果、より一層作業性を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
請求項1に記載の発明において、横向き姿勢の溶接トー
チに対して同一水平面内で延出された中間部と、溶接ト
ーチに相対回転可能に結合されかつ相対回転することに
より中間部を前記同一水平面内で旋回させる基端部と、
を含むブラケットによって連結手段を構成し、さらに、
当接面を備えた当金本体と、一端部に当金本体が固定さ
れると共に他端部が前記同一水平面内でブラケットに対
して直交する方向へスライド可能に支持された当金支持
部と、を含んで当金部を構成したので、ブラケットの中
間部を継手部の開先周囲面にある程度近づけて当該開先
周囲面に対して平行に配置すれば、当金支持部をブラケ
ットに対して直交する方向へスライドさせるだけで、当
金本体の当接面を開先周囲面に密着させることができ、
その結果、より一層作業性を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
【図1】本実施形態の要部である溶接トーチ、当金本
体、及び支持ブラケット等を示す平面図である。
体、及び支持ブラケット等を示す平面図である。
【図2】(A)は図1に示される当金本体の側面図であ
り、(B)は当該当金本体の背面図である。
り、(B)は当該当金本体の背面図である。
【図3】継手部を当金本体が周回する様子を示す図4の
3線矢視部の拡大側面図である。
3線矢視部の拡大側面図である。
【図4】本実施形態に係る居室用ユニットのユニット躯
体の斜視図である。
体の斜視図である。
【図5】図3に示される継手部の開先がアーク溶接され
て溶接ビードが形成された状態を示す図3に対応する側
面図である。
て溶接ビードが形成された状態を示す図3に対応する側
面図である。
【図6】裏当金を示すための図5の6−6線に沿った拡
大断面図である。
大断面図である。
12 天井フレーム側柱(部材) 16 床フレーム側柱(部材) 20 中間柱(部材) 40 継手部 42 開先 44 アーク溶接ロボット(溶接装置) 48 溶接トーチ 52 支持ブラケット(連結手段、ブラケット) 52A 基端部 52B 中間部 56 第1シャフト(当金部、当金支持部) 58 第2シャフト(当金部、当金支持部) 60 当金本体(当金部) 60A 当接面 68 凹溝
Claims (2)
- 【請求項1】 部材同士の継手部に沿って横向き姿勢で
周回可能に設けられた溶接トーチと、 継手部の開先周囲面に密着可能とされかつ開先形状に応
じた所定幅及び所定深さの凹溝を備えた当接面を含んで
構成された当金部と、 当金部と溶接トーチとを相対移動可能に連結し、当該相
対移動により当金部の凹溝の端部と溶接トーチの先端部
との位置関係を開先形成位置を基準に定めることによ
り、当金部の当接面に直交する直交線と溶接トーチの中
心線とのなす角度である後退角を一定に保持する連結手
段と、 を有することを特徴とする溶接装置。 - 【請求項2】 横向き姿勢の溶接トーチに対して同一水
平面内で延出された中間部と、溶接トーチに相対回転可
能に結合されかつ相対回転することにより中間部を前記
同一水平面内で旋回させる基端部と、を含むブラケット
によって前記連結手段を構成し、 さらに、前記当接面を備えた当金本体と、一端部に当金
本体が固定されると共に他端部が前記同一水平面内で前
記ブラケットに対して直交する方向へスライド可能に支
持された当金支持部と、を含んで前記当金部を構成し
た、 ことを特徴とする請求項1に記載の溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16721797A JPH1110339A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16721797A JPH1110339A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 溶接装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110339A true JPH1110339A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15845613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16721797A Pending JPH1110339A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110339A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100874943B1 (ko) | 2006-05-29 | 2008-12-19 | 마론 첸 | 용접 당김고정 구조 |
| CN111594705A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-08-28 | 泰州市创新电子有限公司 | 显示器立架和显示器 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16721797A patent/JPH1110339A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100874943B1 (ko) | 2006-05-29 | 2008-12-19 | 마론 첸 | 용접 당김고정 구조 |
| CN111594705A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-08-28 | 泰州市创新电子有限公司 | 显示器立架和显示器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6290117B1 (en) | Friction stir welding method and friction stir welding apparatus | |
| US6533493B2 (en) | Structural body | |
| JP2000205217A (ja) | 摩擦接合用中空部材 | |
| JP3014654B2 (ja) | 摩擦接合方法 | |
| EP1688206A1 (en) | Friction stir welding method with prior welding of a buildup bead by using a buildup member | |
| JP2003001440A (ja) | すみ摩擦攪拌接合用部材及びその接合方法 | |
| JP3416885B2 (ja) | 鉄骨梁と鉄骨柱との溶接方法および接合構造 | |
| JPH1110365A (ja) | 摩擦撹拌接合によるt継手の形成方法 | |
| JP6635559B2 (ja) | ワークのコーナー部の振動tig溶接方法 | |
| JPH0749160B2 (ja) | 鉄骨部材溶接用ポジシヨナ | |
| JP2001129674A (ja) | 摩擦溶接装置 | |
| JPH0530862Y2 (ja) | ||
| JP3079798B2 (ja) | 梁の溶接方法 | |
| JPS6317597Y2 (ja) | ||
| JP3045700B2 (ja) | 摩擦撹拌接合法及びそれに用いられる接合工具 | |
| JP2002066762A (ja) | 部材の接合方法及び接合装置 | |
| JPH10166165A (ja) | 摩擦溶接方法および装置 | |
| JP3152420B2 (ja) | 構造体の製作方法および構造体 | |
| JPH11254189A (ja) | アーク溶接装置及びアーク溶接方法 | |
| JPH0515431Y2 (ja) | ||
| JP3179758B2 (ja) | 摩擦接合方法および構造体 | |
| JP3224091B2 (ja) | 摩擦接合用部材 | |
| KR100588942B1 (ko) | 선체 용접용 용접기 | |
| JP3224097B2 (ja) | 摩擦接合方法 | |
| JP3229283B2 (ja) | 摩擦接合方法および構造体 |