JPH11103447A - 動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体 - Google Patents
動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体Info
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- JPH11103447A JPH11103447A JP10218367A JP21836798A JPH11103447A JP H11103447 A JPH11103447 A JP H11103447A JP 10218367 A JP10218367 A JP 10218367A JP 21836798 A JP21836798 A JP 21836798A JP H11103447 A JPH11103447 A JP H11103447A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタル化された動画像中のキズやノイズを
修復する。 【解決手段】 動画像の修復方法は、画像情報が欠落し
たフレームの内の修正領域に対してフレーム内修正を実
行すると共に、修正領域と前後のフレームとのマッチン
グを行うことにより前後フレームにおける対応領域を求
め、さらに連続するフレーム間で修正画素に対し平均処
理を施すことにより、修復結果画像を得る。
修復する。 【解決手段】 動画像の修復方法は、画像情報が欠落し
たフレームの内の修正領域に対してフレーム内修正を実
行すると共に、修正領域と前後のフレームとのマッチン
グを行うことにより前後フレームにおける対応領域を求
め、さらに連続するフレーム間で修正画素に対し平均処
理を施すことにより、修復結果画像を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル化され
た動画像中の、キズや不要物、あるいはノイズ等を除去
し、画像を復元する方法及び装置に関する。
た動画像中の、キズや不要物、あるいはノイズ等を除去
し、画像を復元する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】古い映画のフィルムには多数のゴミが付
着しておりまたキズも多数存在する。こうしたフィルム
をスキャナで電子的に読み取りデジタル画像とした後に
は、ゴミやキズの電子的な除去が必要である。当然、本
来どのような画像であったかはわからないから、ゴミや
キズ部分の画素は情報は欠落した状態にある。それを周
囲の画素の情報をもとに復元しなくてはならない。
着しておりまたキズも多数存在する。こうしたフィルム
をスキャナで電子的に読み取りデジタル画像とした後に
は、ゴミやキズの電子的な除去が必要である。当然、本
来どのような画像であったかはわからないから、ゴミや
キズ部分の画素は情報は欠落した状態にある。それを周
囲の画素の情報をもとに復元しなくてはならない。
【0003】また、近年の映画の特殊効果では俳優や乗
り物などをワイヤーで吊して空中を飛行するなどのシー
ンを撮影し、後にこのワイヤーを電子的に消去すること
がよく行われる。この場合も、ワイヤーで隠されてしま
った、本来は見えてほしかった部分は撮影済のフィルム
からはもはや得られないから、その再現が必要になる。
これもやはり情報の欠落した画素を復元する問題として
捉えることが出来る。
り物などをワイヤーで吊して空中を飛行するなどのシー
ンを撮影し、後にこのワイヤーを電子的に消去すること
がよく行われる。この場合も、ワイヤーで隠されてしま
った、本来は見えてほしかった部分は撮影済のフィルム
からはもはや得られないから、その再現が必要になる。
これもやはり情報の欠落した画素を復元する問題として
捉えることが出来る。
【0004】さらにまた、電波やコンピュータネットワ
ーク上の伝送の際に誤りが生じた画像に対しても、誤り
による欠損を目立たなくする復元技術が必要になる。
ーク上の伝送の際に誤りが生じた画像に対しても、誤り
による欠損を目立たなくする復元技術が必要になる。
【0005】画像の修正を行うにあたって、最も伝統的
でかつ今日でも広く行われているのは、人間による手描
き修正である。ペンやブラシやエアブラシで紙に絵を描
く操作をコンピュータ上に再現したソフトウェア(ペイ
ントソフトやフォトレタッチソフトと呼ばれる)を用
い、画像に対して電子的なペンやブラシで絵を描いて、
画像中のキズを修復することが今日でも一般的に行われ
ている。
でかつ今日でも広く行われているのは、人間による手描
き修正である。ペンやブラシやエアブラシで紙に絵を描
く操作をコンピュータ上に再現したソフトウェア(ペイ
ントソフトやフォトレタッチソフトと呼ばれる)を用
い、画像に対して電子的なペンやブラシで絵を描いて、
画像中のキズを修復することが今日でも一般的に行われ
ている。
【0006】1フレームをきれいに修復するのはもちろ
ん大変であるが、動画像となると、さらに困難な作業と
なる。すなわち、手で修正しているために各フレームに
おける修復のされ方が同じ画素といえども一様ではな
く、その結果、それぞれのフレームを単独で見ると良好
な修復であっても、それらを連続して動画としてみると
時間軸方向での修復の不連続さがノイズとして人間の目
に感知されてしまうのである。このノイズを除去するの
は極めて難しい。いうまでもなくこれは時間と熟練を要
する作業であり、100フレーム程度の動画像の修正に
1週間近い時間を要することも珍しくなく、映画やビデ
オの映像操作において、その時間的効率を下げる大きな
要因となっている。
ん大変であるが、動画像となると、さらに困難な作業と
なる。すなわち、手で修正しているために各フレームに
おける修復のされ方が同じ画素といえども一様ではな
く、その結果、それぞれのフレームを単独で見ると良好
な修復であっても、それらを連続して動画としてみると
時間軸方向での修復の不連続さがノイズとして人間の目
に感知されてしまうのである。このノイズを除去するの
は極めて難しい。いうまでもなくこれは時間と熟練を要
する作業であり、100フレーム程度の動画像の修正に
1週間近い時間を要することも珍しくなく、映画やビデ
オの映像操作において、その時間的効率を下げる大きな
要因となっている。
【0007】作業を効率化するためにコンピュータを用
いた画像処理により画像の修復を自動化する試みは従来
からなされている。
いた画像処理により画像の修復を自動化する試みは従来
からなされている。
【0008】画像処理フィルタの利用は代表的な例であ
り、例えばローパスフィルタ(低域通過フィルタ)の使
用により、情報が欠落した部分をぼかして周囲となじま
せることで、ある程度の復元が可能である。単にローパ
スフィルタを施しただけでは画像全体がぼけてしまうた
め、この点を改善するために統計的操作を用いたフィル
タであるメディアン・フィルタ (median filter)など多
数のフィルタが考案されている。こうしたフィルタによ
る画像復元の技術は、画像処理の代表的著作である A.
K. Jain 著“Fundamentals of digital image processi
ng"、Prenticehall出版、などに詳しく記載されてい
る。しかし、これらのフィルタは主として、小さな、そ
れぞれ離散的に存在する画素情報の欠落に対しては有効
であるが、連続した画素からなる大きな領域の修復には
不向きである。
り、例えばローパスフィルタ(低域通過フィルタ)の使
用により、情報が欠落した部分をぼかして周囲となじま
せることで、ある程度の復元が可能である。単にローパ
スフィルタを施しただけでは画像全体がぼけてしまうた
め、この点を改善するために統計的操作を用いたフィル
タであるメディアン・フィルタ (median filter)など多
数のフィルタが考案されている。こうしたフィルタによ
る画像復元の技術は、画像処理の代表的著作である A.
K. Jain 著“Fundamentals of digital image processi
ng"、Prenticehall出版、などに詳しく記載されてい
る。しかし、これらのフィルタは主として、小さな、そ
れぞれ離散的に存在する画素情報の欠落に対しては有効
であるが、連続した画素からなる大きな領域の修復には
不向きである。
【0009】従って、主要な用途である、画像中のキズ
の除去、ワイヤなどの不要物除去後の背景の復元、画像
伝送中のバースト的な誤りの復元には十分とは言えな
い。
の除去、ワイヤなどの不要物除去後の背景の復元、画像
伝送中のバースト的な誤りの復元には十分とは言えな
い。
【0010】ディジタル画像のスクラッチは、画像内の
不要な画素である。スクラッチ雑音は、一般的に、画素
の小さな独立したグループや集まりというよりはむし
ろ、多数の隣接した画素からなる。画像において、スク
ラッチ雑音は、例えば10画素×100画素のような画
素の領域により構成され、スクラッチによって切断され
たテクスチャ又はエッジ等の細部を有する画像の領域に
存在する。
不要な画素である。スクラッチ雑音は、一般的に、画素
の小さな独立したグループや集まりというよりはむし
ろ、多数の隣接した画素からなる。画像において、スク
ラッチ雑音は、例えば10画素×100画素のような画
素の領域により構成され、スクラッチによって切断され
たテクスチャ又はエッジ等の細部を有する画像の領域に
存在する。
【0011】画像からスクラッチを除去するために、ス
クラッチ領域を構成する画素は、元のデータを表し、あ
るいは元のデータに匹敵するデータで置換しなければな
らない。効果的にスクラッチ領域を修復するためには、
この画素データが、スクラッチ領域において周辺の領域
と同程度にシャープな画像を生じさせるものでなければ
ならない。さらに、鮮明なエッジの連続が維持され、ワ
イヤあるいはスクラッチ画素を置換するために生成され
たテクスチャは周辺のテクスチャに調和しなければなら
ない。
クラッチ領域を構成する画素は、元のデータを表し、あ
るいは元のデータに匹敵するデータで置換しなければな
らない。効果的にスクラッチ領域を修復するためには、
この画素データが、スクラッチ領域において周辺の領域
と同程度にシャープな画像を生じさせるものでなければ
ならない。さらに、鮮明なエッジの連続が維持され、ワ
イヤあるいはスクラッチ画素を置換するために生成され
たテクスチャは周辺のテクスチャに調和しなければなら
ない。
【0012】ディジタル処理における従来の技術の効果
は、規則的又はランダム的に発生する画像の特徴と画像
内における相対的なサイズに従って、変化する。規則的
に発生する特徴の例としては、煉瓦壁や布に織り込まれ
たテクスチャがある。ランダムに発生する特徴の例とし
ては、アスファルト道路、コンクリート歩道又は砂浜が
ある。従来の技術の効果は、スクラッチ領域の大きさや
種類にも依存する。画像の平滑あるいはぼやけた領域に
小さく、孤立した雑音画素の集合は、例えばフィルタリ
ング、クローニング、ペインティングの技術等の従来の
技術により、比較的簡単に除去することができる。しか
し、従来の雑音除去技術は、多数の隣接した画素からな
るスクラッチや、画像のテクスチャ領域又は際だったエ
ッジや線を有する領域のスクラッチには適用できない。
は、規則的又はランダム的に発生する画像の特徴と画像
内における相対的なサイズに従って、変化する。規則的
に発生する特徴の例としては、煉瓦壁や布に織り込まれ
たテクスチャがある。ランダムに発生する特徴の例とし
ては、アスファルト道路、コンクリート歩道又は砂浜が
ある。従来の技術の効果は、スクラッチ領域の大きさや
種類にも依存する。画像の平滑あるいはぼやけた領域に
小さく、孤立した雑音画素の集合は、例えばフィルタリ
ング、クローニング、ペインティングの技術等の従来の
技術により、比較的簡単に除去することができる。しか
し、従来の雑音除去技術は、多数の隣接した画素からな
るスクラッチや、画像のテクスチャ領域又は際だったエ
ッジや線を有する領域のスクラッチには適用できない。
【0013】画像雑音除去における従来の技術は、一般
的に、1)フレーム内技術、2)フレーム間技術の2種
類に分類することができる。これらの2つの一般的な技
術の違いは、主に雑音画素を置換するデータがどこから
得られるかという点にある。フレーム間技術では、一般
的に、雑音画素を置換するために必要とされる画素を、
先行するあるいは連続したフレームからコピーする。一
方、フレーム内技術では、一般的に、修復される画像フ
レーム内のデータを雑音画素の置換のために利用する。
的に、1)フレーム内技術、2)フレーム間技術の2種
類に分類することができる。これらの2つの一般的な技
術の違いは、主に雑音画素を置換するデータがどこから
得られるかという点にある。フレーム間技術では、一般
的に、雑音画素を置換するために必要とされる画素を、
先行するあるいは連続したフレームからコピーする。一
方、フレーム内技術では、一般的に、修復される画像フ
レーム内のデータを雑音画素の置換のために利用する。
【0014】フレーム間技術は、極端なカメラの動きや
場面の動きを考えた画像/場面においては、良好な結果
を出すことができない。またこの技術は、幾つかの画像
フレームに亘ってスクラッチが広がっていたり、損傷し
た画像フレームが画像を修復するためのデータを提供す
る唯一の画像フレームである場合などにも適用すること
ができない。不運にも、一般的な映写機による映画フィ
ルムの動きにおいてスクラッチが幾つもの画像フレーム
に亘ることは一般的に生じ得ることである。これらの状
況においては、先行/連続する画像フレームからの対応
する画像データは、スクラッチ領域を置換/コピーする
のに利用することができない。スクラッチ雑音除去にお
ける従来の技術は、スクラッチ雑音除去の問題に対し
て、いくつかの方法を提供している。この従来の方法
は、以下の方法を含むものである。すなわち、(a)ロ
ーパスフィルタリングと他の線形フィルタリング、
(b)メディアンフィルタリングと他の非線形フィルタ
リング、(c)統計的なテクスチャの合成、(d)例え
ば画像の他の部分をコピーするクローニング、(e)手
でのペインティング、(f)射影に基づいた方法、
(g)連立方程式を解くことに基づいた方法、である。
しかし、これらの技術は、様々なスクラッチ/画像の状
態に対して、最適な結果を引き出すためのスクラッチ除
去に成功していない。
場面の動きを考えた画像/場面においては、良好な結果
を出すことができない。またこの技術は、幾つかの画像
フレームに亘ってスクラッチが広がっていたり、損傷し
た画像フレームが画像を修復するためのデータを提供す
る唯一の画像フレームである場合などにも適用すること
ができない。不運にも、一般的な映写機による映画フィ
ルムの動きにおいてスクラッチが幾つもの画像フレーム
に亘ることは一般的に生じ得ることである。これらの状
況においては、先行/連続する画像フレームからの対応
する画像データは、スクラッチ領域を置換/コピーする
のに利用することができない。スクラッチ雑音除去にお
ける従来の技術は、スクラッチ雑音除去の問題に対し
て、いくつかの方法を提供している。この従来の方法
は、以下の方法を含むものである。すなわち、(a)ロ
ーパスフィルタリングと他の線形フィルタリング、
(b)メディアンフィルタリングと他の非線形フィルタ
リング、(c)統計的なテクスチャの合成、(d)例え
ば画像の他の部分をコピーするクローニング、(e)手
でのペインティング、(f)射影に基づいた方法、
(g)連立方程式を解くことに基づいた方法、である。
しかし、これらの技術は、様々なスクラッチ/画像の状
態に対して、最適な結果を引き出すためのスクラッチ除
去に成功していない。
【0015】全ての画像信号は、互いに異なる周波数を
有する多くの正弦波信号の特定の比率の組み合わせで構
成されると考えられる。そのような画像を画像成分とし
て分析するには、高速フーリエ変換(FFT)として知
られる方法が用いられる。画像をこのような方法で分析
し、このFFTで生成された情報に対する処理は、周波
数領域での処理として知られている。画像信号に対する
直接的な処理は、空間領域での処理として知られる。
有する多くの正弦波信号の特定の比率の組み合わせで構
成されると考えられる。そのような画像を画像成分とし
て分析するには、高速フーリエ変換(FFT)として知
られる方法が用いられる。画像をこのような方法で分析
し、このFFTで生成された情報に対する処理は、周波
数領域での処理として知られている。画像信号に対する
直接的な処理は、空間領域での処理として知られる。
【0016】上記(a)から(e)までの方法は、1つ
のそのような領域でしか処理しない。周波数領域での方
法は、画像の全体の構造を把握することができるが、局
所的な処理性ローカルコントロール(線連続性、鮮明
度)を失ってしまう。その結果、線及び他の細部が不鮮
明になってしまう。
のそのような領域でしか処理しない。周波数領域での方
法は、画像の全体の構造を把握することができるが、局
所的な処理性ローカルコントロール(線連続性、鮮明
度)を失ってしまう。その結果、線及び他の細部が不鮮
明になってしまう。
【0017】空間領域のみの方法で見られる問題は、そ
れらは、局所的な処理性ローカルコントロール及び局所
的な情報を有しているが、画像の全体の構造に関する情
報を有していないということである。局所的な近傍に対
する制限は、ある場合には、実際のコンピュータ処理に
おける制約が原因である。さらに、中間フィルタリング
のような幾つかの方法は、本来全体の情報を有意義に使
用する能力がない。
れらは、局所的な処理性ローカルコントロール及び局所
的な情報を有しているが、画像の全体の構造に関する情
報を有していないということである。局所的な近傍に対
する制限は、ある場合には、実際のコンピュータ処理に
おける制約が原因である。さらに、中間フィルタリング
のような幾つかの方法は、本来全体の情報を有意義に使
用する能力がない。
【0018】ここで、従来の画像修復方法として、修復
に使用する領域を前後のフレームからのコピーによって
得る方法がある。図1に例を示すように、図1のBに示
す第iフレーム31中にキズ(黒い太線部分)3が含ま
れている。
に使用する領域を前後のフレームからのコピーによって
得る方法がある。図1に例を示すように、図1のBに示
す第iフレーム31中にキズ(黒い太線部分)3が含ま
れている。
【0019】即ち、図1のAの第i−1フレーム30、
図1のBの第iフレーム31、図1のCの第i+1フレ
ーム32には、図中略々中央に図中右下方向に向かって
移動する移動体41がそれぞれ表示されている。図中の
Bの第iフレーム31の図中略々中央には図中略々右上
方向を長手方向とする略々矩形状のキズ3が含まれてい
る。そして、図1のAの第i−1フレーム30及び図1
のCの第i+1フレーム32には、図1のBの第iフレ
ーム31に含まれているキズ3に対応する部分に同一形
状の部分7がそれぞれ設定されている。ここでは、図1
のBの第iフレーム31のキズ3のデータを前後のフレ
ームに破線で示した領域7から画像領域を取得してコピ
ーすることで修復することができる。
図1のBの第iフレーム31、図1のCの第i+1フレ
ーム32には、図中略々中央に図中右下方向に向かって
移動する移動体41がそれぞれ表示されている。図中の
Bの第iフレーム31の図中略々中央には図中略々右上
方向を長手方向とする略々矩形状のキズ3が含まれてい
る。そして、図1のAの第i−1フレーム30及び図1
のCの第i+1フレーム32には、図1のBの第iフレ
ーム31に含まれているキズ3に対応する部分に同一形
状の部分7がそれぞれ設定されている。ここでは、図1
のBの第iフレーム31のキズ3のデータを前後のフレ
ームに破線で示した領域7から画像領域を取得してコピ
ーすることで修復することができる。
【0020】しかし、図2に示すように、各フレームで
明るさや陰影の調子が変化している場合がある。
明るさや陰影の調子が変化している場合がある。
【0021】即ち、図2のAの第i−1フレーム30、
図2のBの第iフレーム31、図2のCの第i+1フレ
ーム32には、上記図1における移動体41と同一形状
の移動体41がそれぞれ表示されている。しかし、これ
ら各フレーム30〜32の明るさや陰影の調子は異なっ
ている。第iフレーム31に表示されている移動体41
に比較すると、第i−1フレーム30に表示されている
移動体41は暗く、第i+1フレーム32に表示されて
いる移動体41は明るい。このような場合には、単にコ
ピーをして張り付けたのでは色が合わず、修復品質が低
い。
図2のBの第iフレーム31、図2のCの第i+1フレ
ーム32には、上記図1における移動体41と同一形状
の移動体41がそれぞれ表示されている。しかし、これ
ら各フレーム30〜32の明るさや陰影の調子は異なっ
ている。第iフレーム31に表示されている移動体41
に比較すると、第i−1フレーム30に表示されている
移動体41は暗く、第i+1フレーム32に表示されて
いる移動体41は明るい。このような場合には、単にコ
ピーをして張り付けたのでは色が合わず、修復品質が低
い。
【0022】また、図3に示すように、キズ3が前後の
フレームで大きく重なっている場合がある。
フレームで大きく重なっている場合がある。
【0023】即ち、図3のAの第i−1フレーム30、
図3のBの第iフレーム31、図3のCの第i+1フレ
ーム32には、上記図1における移動体41と同一形状
の移動体41がそれぞれ表示されている。図3のAの第
i−1フレーム30には、図中中央やや左に図中の略々
右上方向を長手方向とする矩形状のキズ3が含まれてい
る。図3のBの第iフレーム31には、図中略々中央に
図中の略々右上方向を長手方向とする矩形状のキズ3が
含まれている。図3のCの第i+1フレーム32には、
図中中央やや右に図中の略々右上方向を長手方向とする
矩形状のキズ3が含まれている。そして、キズ3は前後
のフレームで大きく重なっている。
図3のBの第iフレーム31、図3のCの第i+1フレ
ーム32には、上記図1における移動体41と同一形状
の移動体41がそれぞれ表示されている。図3のAの第
i−1フレーム30には、図中中央やや左に図中の略々
右上方向を長手方向とする矩形状のキズ3が含まれてい
る。図3のBの第iフレーム31には、図中略々中央に
図中の略々右上方向を長手方向とする矩形状のキズ3が
含まれている。図3のCの第i+1フレーム32には、
図中中央やや右に図中の略々右上方向を長手方向とする
矩形状のキズ3が含まれている。そして、キズ3は前後
のフレームで大きく重なっている。
【0024】このような場合には、埋めるデータをさら
に時間軸上遠方の(例えば第i−2フレームや第i+2
フレーム)から求める必要がある。時間的に遠方のフレ
ームを参照するほど、上述の陰影などの差も大きくなる
から良好な修復を行うことは困難となる。
に時間軸上遠方の(例えば第i−2フレームや第i+2
フレーム)から求める必要がある。時間的に遠方のフレ
ームを参照するほど、上述の陰影などの差も大きくなる
から良好な修復を行うことは困難となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来の技術においては、手作業による動画像の修復に
は、熟練したオペレータであっても多大の時間要してい
た。それでもなお、全フレームにわたり一様な修復を施
すことが困難であり、結果的に修復の品質が低かった。
従来の技術においては、手作業による動画像の修復に
は、熟練したオペレータであっても多大の時間要してい
た。それでもなお、全フレームにわたり一様な修復を施
すことが困難であり、結果的に修復の品質が低かった。
【0026】また、コンピュータを用いて修復する従来
の方法は連続する多数の画素の情報の欠落に対しては十
分な効果が無く、さらに動画像に対して連続で一様な修
復をすることができない。単一フレームに対する修復の
精度を従来より大きく改善した、日本特許出願の“特願
平7−303420号”及び“特願平8−204776
号”の各明細書中に開示した技術においてもなお、動画
像修復を行ったときの品質は良好とはいえない。
の方法は連続する多数の画素の情報の欠落に対しては十
分な効果が無く、さらに動画像に対して連続で一様な修
復をすることができない。単一フレームに対する修復の
精度を従来より大きく改善した、日本特許出願の“特願
平7−303420号”及び“特願平8−204776
号”の各明細書中に開示した技術においてもなお、動画
像修復を行ったときの品質は良好とはいえない。
【0027】さらに、前後の画像から画像をコピーして
修復を行う方法は、時間と共に陰影や明るさが変化する
場合にはよい結果が得られない。前後のフレームで情報
が欠落している領域が重なっている場合にはさらに離れ
たフレームを使用しなくてはならないが、時間的に離れ
るほど、陰影の差や形状の違いが大きくなり、この方法
での修復は困難となる。
修復を行う方法は、時間と共に陰影や明るさが変化する
場合にはよい結果が得られない。前後のフレームで情報
が欠落している領域が重なっている場合にはさらに離れ
たフレームを使用しなくてはならないが、時間的に離れ
るほど、陰影の差や形状の違いが大きくなり、この方法
での修復は困難となる。
【0028】このように、従来の方法では、単一フレー
ムの修復は満足できる結果を得ることもできるが、動画
像全体の良好な修復は不可能であった。
ムの修復は満足できる結果を得ることもできるが、動画
像全体の良好な修復は不可能であった。
【0029】本発明は上述の実情に鑑み、動画像におい
ても良好な画像の修復が可能な動画像の修復方法及び修
復装置並びに提供媒体を提供することを目的とする。
ても良好な画像の修復が可能な動画像の修復方法及び修
復装置並びに提供媒体を提供することを目的とする。
【0030】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係る動画像の修復方法は、連続した複
数の画像から構成される動画像中の画素情報の欠落を修
復する動画像の修復方法において、画素情報が欠落した
修復対象画像の前後の少なくとも1つの画像における、
上記欠落画素に対応する画像部分の情報に基づいて、画
像が時間方向に連続であるように上記欠落画素を修復す
る連続性維持工程を有することにより、上述の課題を解
決する。
めに、この発明に係る動画像の修復方法は、連続した複
数の画像から構成される動画像中の画素情報の欠落を修
復する動画像の修復方法において、画素情報が欠落した
修復対象画像の前後の少なくとも1つの画像における、
上記欠落画素に対応する画像部分の情報に基づいて、画
像が時間方向に連続であるように上記欠落画素を修復す
る連続性維持工程を有することにより、上述の課題を解
決する。
【0031】また、本発明に係る動画像の修復装置は、
連続した複数の画像から構成される動画像中の画素情報
の欠落を修復する動画像の修復装置において、画素情報
が欠落した修復対象画像の前後の少なくとも1つの画像
における、上記欠落画素に対応する画像部分の情報に基
づいて、画像が時間方向に連続であるように上記欠落画
素を修復する連続性維持処理を制御する制御手段を有す
ることにより、上述の課題を解決する。
連続した複数の画像から構成される動画像中の画素情報
の欠落を修復する動画像の修復装置において、画素情報
が欠落した修復対象画像の前後の少なくとも1つの画像
における、上記欠落画素に対応する画像部分の情報に基
づいて、画像が時間方向に連続であるように上記欠落画
素を修復する連続性維持処理を制御する制御手段を有す
ることにより、上述の課題を解決する。
【0032】さらに、本発明に係る提供媒体は、連続し
た複数の画像から構成される動画像中の画素情報の欠落
を修復する処理を制御装置に実行させるための制御情報
を提供する提供媒体において、画素情報が欠落した修復
対象画像の前後の少なくとも1つの画像における、上記
欠落画素に対応する画像部分の情報に基づいて、画像が
時間方向に連続であるように上記欠落画素を修復する制
御情報を有することにより、上述の課題を解決する。
た複数の画像から構成される動画像中の画素情報の欠落
を修復する処理を制御装置に実行させるための制御情報
を提供する提供媒体において、画素情報が欠落した修復
対象画像の前後の少なくとも1つの画像における、上記
欠落画素に対応する画像部分の情報に基づいて、画像が
時間方向に連続であるように上記欠落画素を修復する制
御情報を有することにより、上述の課題を解決する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る動画像の修復
方法及び装置の好ましい実施の形態について、図面を参
照しながら説明する。
方法及び装置の好ましい実施の形態について、図面を参
照しながら説明する。
【0034】上記動画像の修復装置は、図4に示すよう
に、この装置の全体を制御する制御部10と、データの
演算を集中して行う中央処理部21と、データを保存す
るメモリ22とを有している。
に、この装置の全体を制御する制御部10と、データの
演算を集中して行う中央処理部21と、データを保存す
るメモリ22とを有している。
【0035】上記制御部10は、この装置の各部に対し
て制御を行うコントローラである。この制御部10は、
上記中央処理部21と、上記メモリ22とデータの送受
を行い、これら中央処理部21及びメモリ22と一体と
なって上記画像内の領域設定方法に係る一連の手順を実
行する。また、この制御部10には、マウス23と、ペ
ン/タブレット24と、画像入力26とからデータが入
力し、CRT25にデータを出力している。
て制御を行うコントローラである。この制御部10は、
上記中央処理部21と、上記メモリ22とデータの送受
を行い、これら中央処理部21及びメモリ22と一体と
なって上記画像内の領域設定方法に係る一連の手順を実
行する。また、この制御部10には、マウス23と、ペ
ン/タブレット24と、画像入力26とからデータが入
力し、CRT25にデータを出力している。
【0036】上記中央処理部21は、データに係る演算
を集中して行うプロセッサである。この中央処理部21
は、上記制御部10に接続され、この制御部10の制御
の下に、この制御部10から与えられたデータについて
演算を行う。
を集中して行うプロセッサである。この中央処理部21
は、上記制御部10に接続され、この制御部10の制御
の下に、この制御部10から与えられたデータについて
演算を行う。
【0037】上記メモリ22は、データを保存する記憶
部である。このメモリ22は、上記制御部10に接続さ
れ、この制御部10の制御の下に、データの書込み及び
読み出しをなされる。動画像の修復を行なうプログラム
も、このメモリ22に記憶されている。また、メモリ2
2は、ROM(Read Only Memory)とRAM(RandomAc
cess Memory)等の2種類のメモリから構成することも
可能であるし、いずれか一方で構成してもよい。2種類
のメモリで構成する場合には、例えば、CD−ROMと
半導体メモリとの組み合わせなどが考えられる。
部である。このメモリ22は、上記制御部10に接続さ
れ、この制御部10の制御の下に、データの書込み及び
読み出しをなされる。動画像の修復を行なうプログラム
も、このメモリ22に記憶されている。また、メモリ2
2は、ROM(Read Only Memory)とRAM(RandomAc
cess Memory)等の2種類のメモリから構成することも
可能であるし、いずれか一方で構成してもよい。2種類
のメモリで構成する場合には、例えば、CD−ROMと
半導体メモリとの組み合わせなどが考えられる。
【0038】また、上記修復装置は、入力手段としてマ
ウス23及びペン/タブレット24を、出力手段として
CRT25を有している。
ウス23及びペン/タブレット24を、出力手段として
CRT25を有している。
【0039】上記マウス23は、掌に握って操作するこ
とができる程度の大きさの筐体を有するポインティング
デバイスである。このマウス23は、例えば机上のよう
な平坦面上を所望の方向に所望の距離摺動されることに
より、例えばCRT25上に表示されたカーソルの位置
を入力される。そして、このマウス23は、入力された
位置に係るデータを上記制御部10に伝送する。
とができる程度の大きさの筐体を有するポインティング
デバイスである。このマウス23は、例えば机上のよう
な平坦面上を所望の方向に所望の距離摺動されることに
より、例えばCRT25上に表示されたカーソルの位置
を入力される。そして、このマウス23は、入力された
位置に係るデータを上記制御部10に伝送する。
【0040】上記ペン/タブレット24は、略々直方体
状の平坦な筐体を有し、この平坦な主面の1にマトリッ
クス状に配設された複数の検知素子を備え、このマトリ
ックス上の位置を検知するタブレットと、このタブレッ
トの主面をペン先にてなぞることにより位置を入力する
ペンとの一組からなる入力手段である。このペン/タブ
レット24は、入力された位置に係るデータを上記制御
部10に伝送する。
状の平坦な筐体を有し、この平坦な主面の1にマトリッ
クス状に配設された複数の検知素子を備え、このマトリ
ックス上の位置を検知するタブレットと、このタブレッ
トの主面をペン先にてなぞることにより位置を入力する
ペンとの一組からなる入力手段である。このペン/タブ
レット24は、入力された位置に係るデータを上記制御
部10に伝送する。
【0041】上記CRT25は、画像に係るデータを陰
極線の管面に配設された複数の画素に画像として表示す
る出力手段である。このCRT25は、上記制御部10
から画像に係るデータを伝送され、このデータを画像と
して表示する。
極線の管面に配設された複数の画素に画像として表示す
る出力手段である。このCRT25は、上記制御部10
から画像に係るデータを伝送され、このデータを画像と
して表示する。
【0042】次に、動画像の修復方法に係る一連の工程
を、図5に示すデータフロー図を参照して説明する。こ
のデータフロー図の構成要素であるブロックは、四辺形
はデータを、楕円形は処理モジュールを表している。簡
単のため、図中では動画像の最初の3フレームに関する
処理だけを示してあるが、これより長い動画像について
も図示する処理の繰り返しとなる。
を、図5に示すデータフロー図を参照して説明する。こ
のデータフロー図の構成要素であるブロックは、四辺形
はデータを、楕円形は処理モジュールを表している。簡
単のため、図中では動画像の最初の3フレームに関する
処理だけを示してあるが、これより長い動画像について
も図示する処理の繰り返しとなる。
【0043】一般にnを整数として“POCSn”と書
いてある処理モジュール、即ち図中の“POCS0”S
13、“POCS1”S23及び“POCS2”S33
は、第n番目のフレームに対する、単一フレームでの修
復処理を示す。
いてある処理モジュール、即ち図中の“POCS0”S
13、“POCS1”S23及び“POCS2”S33
は、第n番目のフレームに対する、単一フレームでの修
復処理を示す。
【0044】ここで使用するアルゴリズムは、特願平7
−303420号及び特願平8−204776号の各明
細書中に記載されている、POCS(Projection Onto
Convex Sets )という数学原理に基づく修復アルゴリズ
ムを使用する。その詳細はこれらの明細書および、発明
者らによる論文、Anil N.Hirani,Takashi Totsuka
著、"Combining frequency and spatial domain inform
ation for fast interactive image noise removal",C
omputer Graphics Proceedings (SIGGRAPH96),pp.296-
276.に詳細に説明されている。この“POCSn”のモ
ジュールでは繰り返しによる修復計算の1回分を実行す
る。
−303420号及び特願平8−204776号の各明
細書中に記載されている、POCS(Projection Onto
Convex Sets )という数学原理に基づく修復アルゴリズ
ムを使用する。その詳細はこれらの明細書および、発明
者らによる論文、Anil N.Hirani,Takashi Totsuka
著、"Combining frequency and spatial domain inform
ation for fast interactive image noise removal",C
omputer Graphics Proceedings (SIGGRAPH96),pp.296-
276.に詳細に説明されている。この“POCSn”のモ
ジュールでは繰り返しによる修復計算の1回分を実行す
る。
【0045】このアルゴリズムは修復の対象となる(修
復すべきキズなどがある)原画像(一般には“原画像#
n”、図中では“原画像#0”S12、“原画像#1”
S22及び“原画像#2”S32と図示)と、この原画
像上の、修復すべき領域とその際に参照する領域との位
置の情報(一般には“位置情報#n”、図中には“位置
情報#0”S11、“位置情報#1”S21及び“位置
情報#2”S31と図示)とを必要とする。図6はこれ
を説明するもので、キズ(図中の黒い曲線)3を修復す
るために、これを含む修復対象領域2と、その際に見
本、つまりサンプルにして使用する参照領域1とが図示
してある。
復すべきキズなどがある)原画像(一般には“原画像#
n”、図中では“原画像#0”S12、“原画像#1”
S22及び“原画像#2”S32と図示)と、この原画
像上の、修復すべき領域とその際に参照する領域との位
置の情報(一般には“位置情報#n”、図中には“位置
情報#0”S11、“位置情報#1”S21及び“位置
情報#2”S31と図示)とを必要とする。図6はこれ
を説明するもので、キズ(図中の黒い曲線)3を修復す
るために、これを含む修復対象領域2と、その際に見
本、つまりサンプルにして使用する参照領域1とが図示
してある。
【0046】即ち、このフレーム31においては、図中
略々左下に図中横方向を長手方向としてキズ3が形成さ
れている。そして、このフレーム31においては、上記
キズ3を囲むように、このフレーム31の対向する辺に
各辺が平行な略々矩形の修復対象領域2が設定されてい
る。また、このフレーム31の図中の略々右上には、こ
のフレーム31の対向する辺に各辺が平行になるように
上記修復対象領域2と同一形状の参照領域1が設定され
ている。
略々左下に図中横方向を長手方向としてキズ3が形成さ
れている。そして、このフレーム31においては、上記
キズ3を囲むように、このフレーム31の対向する辺に
各辺が平行な略々矩形の修復対象領域2が設定されてい
る。また、このフレーム31の図中の略々右上には、こ
のフレーム31の対向する辺に各辺が平行になるように
上記修復対象領域2と同一形状の参照領域1が設定され
ている。
【0047】これらの四辺形領域は適切なグラフィカル
・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いて入力する
ことができる。
・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いて入力する
ことができる。
【0048】さて、POCSに基づく画像修復を1回行
うと、ある程度修復された結果が得られる。これが“P
OCS結果画像#n”、図中では“POCS結果画像#
0”S14、“POCS結果画像#1”S24及び“P
OCS結果画像#2”S34で図示する画像である。特
願平7−303420号の明細書中などに記載されてい
る従来の方法では、この結果を再び直接“POCSn”
モジュールに入れて反復し、修復画像を望ましい結果に
収束させていた。しかし、本発明では、“POCS結果
画像#n”の画像をさらに“平均処理n”、図中の“平
均処理0”S15、“平均処理1”S25及び“平均処
理2”S35で図示する平均処理モジュールに送る。こ
こでは、前後のフレームにおける対応箇所の画像と、修
復対象領域との重み付き平均を計算し、それを修復対象
領域に書きもどす処理を行う。
うと、ある程度修復された結果が得られる。これが“P
OCS結果画像#n”、図中では“POCS結果画像#
0”S14、“POCS結果画像#1”S24及び“P
OCS結果画像#2”S34で図示する画像である。特
願平7−303420号の明細書中などに記載されてい
る従来の方法では、この結果を再び直接“POCSn”
モジュールに入れて反復し、修復画像を望ましい結果に
収束させていた。しかし、本発明では、“POCS結果
画像#n”の画像をさらに“平均処理n”、図中の“平
均処理0”S15、“平均処理1”S25及び“平均処
理2”S35で図示する平均処理モジュールに送る。こ
こでは、前後のフレームにおける対応箇所の画像と、修
復対象領域との重み付き平均を計算し、それを修復対象
領域に書きもどす処理を行う。
【0049】動画像であるから、画像内の物体は動いて
いる。そのため、前後のフレームにおける対応箇所は、
同じ座標の場所にあるとは限らない。従って、予め対応
箇所がどこにあるかを求めておく必要がある。これを行
うのが“マッチングn n+1”という名前の付いたモ
ジュール、図中では“マッチング01”及び“マッチン
グ12”である。
いる。そのため、前後のフレームにおける対応箇所は、
同じ座標の場所にあるとは限らない。従って、予め対応
箇所がどこにあるかを求めておく必要がある。これを行
うのが“マッチングn n+1”という名前の付いたモ
ジュール、図中では“マッチング01”及び“マッチン
グ12”である。
【0050】図7はこれを説明するものである。同図中
のAは、第i−1フレーム30であり、この第i−1フ
レーム30の中央略々左上には、図中右下方向に向かっ
て移動する移動体41が表示されている。この第i−1
フレーム30の中央やや左下には、この第i−1フレー
ム30の対向する辺と各辺が平行な矩形状の対応領域5
が設定されている。この対応領域5については後述す
る。同図中のBは、第iフレーム31であり、この第i
フレーム31の中央やや下には、図中右下方向に移動す
る移動体41が表示されている。この第iフレーム31
中央やや左下には、図中略々右上を長手方向とする略々
矩形状のキズ3が含まれている。そして、このキズ3を
囲むように、この第iフレーム31の略々中央やや下に
は、この第iフレーム31の対向する辺と各辺が平行な
矩形状の修復対象領域2が設定されている。同図中のC
は、第i+1フレーム32であり、この第i+1フレー
ム32の中央右下には、図中右下方向に移動する移動体
41が表示されている。この第i+1フレーム32の略
々中央やや右下には、この第i+1フレーム32の対向
する辺と各辺が平行な矩形状の対応領域5が設定されて
いる。
のAは、第i−1フレーム30であり、この第i−1フ
レーム30の中央略々左上には、図中右下方向に向かっ
て移動する移動体41が表示されている。この第i−1
フレーム30の中央やや左下には、この第i−1フレー
ム30の対向する辺と各辺が平行な矩形状の対応領域5
が設定されている。この対応領域5については後述す
る。同図中のBは、第iフレーム31であり、この第i
フレーム31の中央やや下には、図中右下方向に移動す
る移動体41が表示されている。この第iフレーム31
中央やや左下には、図中略々右上を長手方向とする略々
矩形状のキズ3が含まれている。そして、このキズ3を
囲むように、この第iフレーム31の略々中央やや下に
は、この第iフレーム31の対向する辺と各辺が平行な
矩形状の修復対象領域2が設定されている。同図中のC
は、第i+1フレーム32であり、この第i+1フレー
ム32の中央右下には、図中右下方向に移動する移動体
41が表示されている。この第i+1フレーム32の略
々中央やや右下には、この第i+1フレーム32の対向
する辺と各辺が平行な矩形状の対応領域5が設定されて
いる。
【0051】対応する領域を別のフレーム上で探索する
方法としては、例えばブロックマッチングを使用する。
ブロックマッチングは、ある領域(ブロック)と最も似
ている領域を別の場所から見出す方法である。上記図7
の場合、第iフレーム31上の修復対象領域2と同じ大
きさの領域を第i−1フレーム30に設け、これら領域
内の各画素値の差の二乗和を求める。この二乗和の値が
最も小さくなるように第i−1フレーム30内で上記領
域の位置をずらしていく。こうして求まったのが図中の
第i−1フレーム30において破線で示した対応領域5
である。第i+1フレーム32の破線領域も同様にして
求まる。もちろん、二乗和の代用として、絶対値和を用
いても同様な処理が可能である。
方法としては、例えばブロックマッチングを使用する。
ブロックマッチングは、ある領域(ブロック)と最も似
ている領域を別の場所から見出す方法である。上記図7
の場合、第iフレーム31上の修復対象領域2と同じ大
きさの領域を第i−1フレーム30に設け、これら領域
内の各画素値の差の二乗和を求める。この二乗和の値が
最も小さくなるように第i−1フレーム30内で上記領
域の位置をずらしていく。こうして求まったのが図中の
第i−1フレーム30において破線で示した対応領域5
である。第i+1フレーム32の破線領域も同様にして
求まる。もちろん、二乗和の代用として、絶対値和を用
いても同様な処理が可能である。
【0052】こうして対応する箇所の探索を実行した
ら、“マッチング01”モジュールは第0フレームの修
復対象領域と対応する第1フレームにおける領域の位置
を“平均処理0”モジュールに、また、逆に第1フレー
ムの修復対象領域と対応する第0フレームにおける領域
の位置は“平均処理1”モジュールにそれぞれ送る。他
のフレームにおいても同様である。
ら、“マッチング01”モジュールは第0フレームの修
復対象領域と対応する第1フレームにおける領域の位置
を“平均処理0”モジュールに、また、逆に第1フレー
ムの修復対象領域と対応する第0フレームにおける領域
の位置は“平均処理1”モジュールにそれぞれ送る。他
のフレームにおいても同様である。
【0053】“平均処理n”モジュールはこうして求ま
った対応関係を使用して前後のフレームから画像を読み
出し、前述のように重み付き平均を算出する。これは Wn-1 * Image[n-1] + Wn * Image[n] + Wn+1 * Image[n+1] ・・・ (1) という式で表される計算である。式中、Image
[i]は第iフレームにおけるPOCSモジュール
(“POCS i”)の出力、つまり“POCS結果画
像#i”で図示される画像のことであり、Wiは第i番
目のフレームの重みである。重みを変化させることで、
前後の連続性をどれくらい強くするかを制御できる。通
常はWn−1=0.2,Wn=0.6,Wn+1=0.
2を使用する。
った対応関係を使用して前後のフレームから画像を読み
出し、前述のように重み付き平均を算出する。これは Wn-1 * Image[n-1] + Wn * Image[n] + Wn+1 * Image[n+1] ・・・ (1) という式で表される計算である。式中、Image
[i]は第iフレームにおけるPOCSモジュール
(“POCS i”)の出力、つまり“POCS結果画
像#i”で図示される画像のことであり、Wiは第i番
目のフレームの重みである。重みを変化させることで、
前後の連続性をどれくらい強くするかを制御できる。通
常はWn−1=0.2,Wn=0.6,Wn+1=0.
2を使用する。
【0054】以上のようにして重み付き平均を求めた結
果を修復領域内に書きもどし、領域外はもとの“POC
S結果画像#n”画像のままとする。こうして求まった
修復結果画像を上記図5においては“修復結果画像#
n”、具体的には図中の“修復結果画像#0”S16、
“修復結果画像#1”S26及び“修復結果画像#2”
S36として図示している。
果を修復領域内に書きもどし、領域外はもとの“POC
S結果画像#n”画像のままとする。こうして求まった
修復結果画像を上記図5においては“修復結果画像#
n”、具体的には図中の“修復結果画像#0”S16、
“修復結果画像#1”S26及び“修復結果画像#2”
S36として図示している。
【0055】以上が画像修復のための反復計算の1サイ
クルである。これを繰り返すことで次第にきれいに修復
されていく。反復計算の結果、画像が収束し、“修復結
果画像#n”の画像が、前回の反復計算とほとんど同一
になったとき、反復処理を終了する。こうして、動画像
の修復全体が完了する。
クルである。これを繰り返すことで次第にきれいに修復
されていく。反復計算の結果、画像が収束し、“修復結
果画像#n”の画像が、前回の反復計算とほとんど同一
になったとき、反復処理を終了する。こうして、動画像
の修復全体が完了する。
【0056】続いて、上述の動画像の修復方法の一連の
工程の処理をソフトウェアにより実現した第1の具体例
を、図8を参照して説明する。
工程の処理をソフトウェアにより実現した第1の具体例
を、図8を参照して説明する。
【0057】最初のステップS41では、第0フレーム
から第N−1フレームまでの各フレームにおける修復す
べき修復対象領域と、その際に参照する参照領域とを、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて入力す
る。そして、次のステップS42に進む。
から第N−1フレームまでの各フレームにおける修復す
べき修復対象領域と、その際に参照する参照領域とを、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて入力す
る。そして、次のステップS42に進む。
【0058】ステップS42においては、修復対象領域
と対応する前後のフレーム上の領域の探索を行う。これ
は上記図5における“マッチング n n+1”モジュ
ールの役割に対応する。ステップS42は、ステップS
43、ステップS44及びステップS45から構成され
ている。このステップS42は、第0フレームから第N
−1フレームまでの全てのフレームについて、ステップ
S43乃至ステップS45を実行する。ステップS43
においては、修復対象領域と対応する前のフレーム上の
領域の探索を行い、座標オフセット(修復対象領域か
ら、どれだけずれた場所に対応領域があるか)を変数に
格納している。ステップS44においては、次のフレー
ム上に対応領域を求めて、座標オフセットを変数に格納
している。さらにステップS45では中間結果を格納す
る画像の配列image[i]を、原画像の値で初期化
している。第0フレームから第N−1フレームまでの全
てのフレームについて、以上の処理が整うと、これに続
くステップS46に進む。
と対応する前後のフレーム上の領域の探索を行う。これ
は上記図5における“マッチング n n+1”モジュ
ールの役割に対応する。ステップS42は、ステップS
43、ステップS44及びステップS45から構成され
ている。このステップS42は、第0フレームから第N
−1フレームまでの全てのフレームについて、ステップ
S43乃至ステップS45を実行する。ステップS43
においては、修復対象領域と対応する前のフレーム上の
領域の探索を行い、座標オフセット(修復対象領域か
ら、どれだけずれた場所に対応領域があるか)を変数に
格納している。ステップS44においては、次のフレー
ム上に対応領域を求めて、座標オフセットを変数に格納
している。さらにステップS45では中間結果を格納す
る画像の配列image[i]を、原画像の値で初期化
している。第0フレームから第N−1フレームまでの全
てのフレームについて、以上の処理が整うと、これに続
くステップS46に進む。
【0059】ステップS46においては、画像修復の反
復計算全体である。このステップS46は、ステップS
47及びステップS49から構成されている。このステ
ップS46は、ステップS47及びステップS49を収
束するまで繰り返す。上記ステップS47はステップS
48から構成され、ステップS49はステップS50か
ら構成されている。
復計算全体である。このステップS46は、ステップS
47及びステップS49から構成されている。このステ
ップS46は、ステップS47及びステップS49を収
束するまで繰り返す。上記ステップS47はステップS
48から構成され、ステップS49はステップS50か
ら構成されている。
【0060】ステップS47のループの内部では、まず
フレーム内の修復をステップS48で実施する。これは
図5におけるPOCSモジュールの処理に相当する。こ
れを第0フレームから第N−1フレームまでの全フレー
ムについて実施する。
フレーム内の修復をステップS48で実施する。これは
図5におけるPOCSモジュールの処理に相当する。こ
れを第0フレームから第N−1フレームまでの全フレー
ムについて実施する。
【0061】ついで、ステップS49において、本発明
に直接関係する時間軸方向(前後フレーム)の重み付け
平均処理が実施される。ループ内の各フレームに対する
処理をステップS50で行う。このステップS50で
は、まず前のフレームの画像を、ステップS43で求め
たオフセットだけずらす操作を行う。これは後の平均処
理を簡単にするものである。同様に、次のフレームの画
像を、今度はステップS44で求めたオフセットだけず
らす操作を行う。これらの操作によって、修復領域と、
それに対応する前後フレームの対応領域が同じ座標上で
ぴったり重なるようになる。その後、修復領域と上記処
理によってずらされた前後フレームの対応領域との重み
付け平均を前述の式に基づいて演算し、演算結果をIm
age[i]に再格納する。以上の処理を第0フレーム
から第N−1フレームまでの各フレームについて繰り返
し実施してステップS49は終了する。さらに画像全体
が収束したら(各フレームについて、前回の繰り返し時
と比べ、画像の差の絶対値和が所定の闘値以下であれ
ば)、修復が完了したと判断しステップS46を終え
て、処理全体が完了する。
に直接関係する時間軸方向(前後フレーム)の重み付け
平均処理が実施される。ループ内の各フレームに対する
処理をステップS50で行う。このステップS50で
は、まず前のフレームの画像を、ステップS43で求め
たオフセットだけずらす操作を行う。これは後の平均処
理を簡単にするものである。同様に、次のフレームの画
像を、今度はステップS44で求めたオフセットだけず
らす操作を行う。これらの操作によって、修復領域と、
それに対応する前後フレームの対応領域が同じ座標上で
ぴったり重なるようになる。その後、修復領域と上記処
理によってずらされた前後フレームの対応領域との重み
付け平均を前述の式に基づいて演算し、演算結果をIm
age[i]に再格納する。以上の処理を第0フレーム
から第N−1フレームまでの各フレームについて繰り返
し実施してステップS49は終了する。さらに画像全体
が収束したら(各フレームについて、前回の繰り返し時
と比べ、画像の差の絶対値和が所定の闘値以下であれ
ば)、修復が完了したと判断しステップS46を終え
て、処理全体が完了する。
【0062】なお、ステップS50において、平均化処
理を実施する時点において前フレームの画像Image
[i−1]についてはすでに1回目のステップS49ル
ープの繰り返しにおいて平均化処理を施した画像が格納
されており、現在修復中の画像Image[i]と次の
フレームの画像Image[i+1]に関してはまだス
テップS50を完了していないので、当然ながら平均化
処理前の画像が格納されている。このように、Imag
e[i−1]については先んじたデータを使用している
が、これは寧ろデータの収束を早めるもので、問題はな
い。
理を実施する時点において前フレームの画像Image
[i−1]についてはすでに1回目のステップS49ル
ープの繰り返しにおいて平均化処理を施した画像が格納
されており、現在修復中の画像Image[i]と次の
フレームの画像Image[i+1]に関してはまだス
テップS50を完了していないので、当然ながら平均化
処理前の画像が格納されている。このように、Imag
e[i−1]については先んじたデータを使用している
が、これは寧ろデータの収束を早めるもので、問題はな
い。
【0063】以上に述べたように、従来の方法によるフ
レーム内での修復と、本発明による前後フレームとの平
均化処理とを交互に施すことにより、複数フレームにわ
たる連続性の良好な、つまり動画として高い品質の修復
が可能となる。
レーム内での修復と、本発明による前後フレームとの平
均化処理とを交互に施すことにより、複数フレームにわ
たる連続性の良好な、つまり動画として高い品質の修復
が可能となる。
【0064】さて、以上に述べた実施例では、修復処理
は全てのフレームについて同時に行う。このため修復の
連続性きわめて良好であるが、全体の処理が終了するま
で結果画像が得られない。
は全てのフレームについて同時に行う。このため修復の
連続性きわめて良好であるが、全体の処理が終了するま
で結果画像が得られない。
【0065】続いて、フレームを順次処理しながら、次
々に結果をオペレータに出力することが可能な方式をソ
フトウェアにて実現した第2の具体例を、図9に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
々に結果をオペレータに出力することが可能な方式をソ
フトウェアにて実現した第2の具体例を、図9に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0066】最初のステップS51では、第0フレーム
から第N−1フレームまでの各フレームにおける修復す
べき修復対象領域と、その際に参照する参照領域とを、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて入力す
る。そして、次のステップS52に進む。
から第N−1フレームまでの各フレームにおける修復す
べき修復対象領域と、その際に参照する参照領域とを、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて入力す
る。そして、次のステップS52に進む。
【0067】ステップS52においては、修復対象領域
と対応する前後のフレーム上の領域の探索を行う。これ
は上記図5における“マッチング n n+1”モジュ
ールの役割に対応する。 ステップS52は、ステップ
S53、ステップS54及びステップS55から構成さ
れている。このステップS52は、第0フレームから第
N−1フレームまでの全てのフレームについて、ステッ
プS53乃至ステップS55を実行する。ステップS5
3においては、修復対象領域と対応する前のフレーム上
の領域の探索を行い、座標オフセット(修復体小領域か
ら、どれだけずれた場所に対応領域があるか)を変数に
格納している。ステップS54においては、次のフレー
ム上に対応領域を求めて、座標オフセットを変数に格納
している。さらにステップS55では中間結果を格納す
る画像の配列image[i]を、原画像の値で初期化
している。第0フレームから第N−1フレームまでの全
てのフレームについて、以上の処理が整うと、これに続
くステップS56に進む。
と対応する前後のフレーム上の領域の探索を行う。これ
は上記図5における“マッチング n n+1”モジュ
ールの役割に対応する。 ステップS52は、ステップ
S53、ステップS54及びステップS55から構成さ
れている。このステップS52は、第0フレームから第
N−1フレームまでの全てのフレームについて、ステッ
プS53乃至ステップS55を実行する。ステップS5
3においては、修復対象領域と対応する前のフレーム上
の領域の探索を行い、座標オフセット(修復体小領域か
ら、どれだけずれた場所に対応領域があるか)を変数に
格納している。ステップS54においては、次のフレー
ム上に対応領域を求めて、座標オフセットを変数に格納
している。さらにステップS55では中間結果を格納す
る画像の配列image[i]を、原画像の値で初期化
している。第0フレームから第N−1フレームまでの全
てのフレームについて、以上の処理が整うと、これに続
くステップS56に進む。
【0068】なお、これらステップS51及びステップ
S52は、それぞれ上記ステップS41及びステップS
42と同一である。修復処理の本体は以下のステップS
56であるが、ここのアルゴリズムが図8を用いて説明
した上述の具体例と異なる。
S52は、それぞれ上記ステップS41及びステップS
42と同一である。修復処理の本体は以下のステップS
56であるが、ここのアルゴリズムが図8を用いて説明
した上述の具体例と異なる。
【0069】このステップS56は、ステップS57及
びステップS58から構成されている。そして、このス
テップS56は、ステップS57及びステップS58を
第0フレームから第N−1フレームまでの全てのフレー
ムについて実行する。このステップS58は、ステップ
S59及びステップS60から構成されている。
びステップS58から構成されている。そして、このス
テップS56は、ステップS57及びステップS58を
第0フレームから第N−1フレームまでの全てのフレー
ムについて実行する。このステップS58は、ステップ
S59及びステップS60から構成されている。
【0070】そのループの中でステップS57では、ま
ず前のフレームの画像を、ステップS53で求めたオフ
セットだけずらす操作を行い、次いで次のフレームの画
像に対しても同様な操作を行う。この部分は、第1の具
体例、つまり図8におけるステップS50の最初の部分
と同じ機能である。次いでステップS58では修復処理
を反復計算によって実施する。まずステップS59はフ
レーム内の修復を実施する。これは図5におけるPOC
Sモジュール、および、図8におけるステップS48処
理と同じである。次いで、平均化処理を実施するのがス
テップS60である。この処理は上記図8のステップS
50に相当するが、次のフレームの対応領域refNe
xtの中にキズにより情報が欠落している画素が含まれ
る場合には、その画素の情報を使用せずに平均化を行う
点が異なる。
ず前のフレームの画像を、ステップS53で求めたオフ
セットだけずらす操作を行い、次いで次のフレームの画
像に対しても同様な操作を行う。この部分は、第1の具
体例、つまり図8におけるステップS50の最初の部分
と同じ機能である。次いでステップS58では修復処理
を反復計算によって実施する。まずステップS59はフ
レーム内の修復を実施する。これは図5におけるPOC
Sモジュール、および、図8におけるステップS48処
理と同じである。次いで、平均化処理を実施するのがス
テップS60である。この処理は上記図8のステップS
50に相当するが、次のフレームの対応領域refNe
xtの中にキズにより情報が欠落している画素が含まれ
る場合には、その画素の情報を使用せずに平均化を行う
点が異なる。
【0071】次のフレームの対応領域refNext中
の画素の正しい値がわかっている場合には第1の具体例
と場合と同じくを用いるが、次のフレームの対応領域r
efNext中の画素の正しい値が不明な場合は以下の
式 Kn-1 * Image[n-1] + Kn * Image[n] ・・・ (2) を用いて平均化処理を行う。
の画素の正しい値がわかっている場合には第1の具体例
と場合と同じくを用いるが、次のフレームの対応領域r
efNext中の画素の正しい値が不明な場合は以下の
式 Kn-1 * Image[n-1] + Kn * Image[n] ・・・ (2) を用いて平均化処理を行う。
【0072】図10は、第iフレーム31の修復中の様
子を詳しく図示するものである。図中のAには第i−1
フレーム30が、図中のBには第iフレーム31が、図
中のCには第i+1フレーム32が表示されている。こ
れら図中のA乃至Cのフレーム30乃至32に表示され
ている画像は、上記図7中のA乃至Cに表示されている
画像と同一であるので説明を省略する。但し、図中Bの
第iフレーム31に表示されている修復対象領域2に
は、図中縦方向に1画素幅の領域4が示されている。
子を詳しく図示するものである。図中のAには第i−1
フレーム30が、図中のBには第iフレーム31が、図
中のCには第i+1フレーム32が表示されている。こ
れら図中のA乃至Cのフレーム30乃至32に表示され
ている画像は、上記図7中のA乃至Cに表示されている
画像と同一であるので説明を省略する。但し、図中Bの
第iフレーム31に表示されている修復対象領域2に
は、図中縦方向に1画素幅の領域4が示されている。
【0073】上述した第2の具体例では、修復処理は前
のフレームから順に完了するので第i−1フレーム30
はすでに完了している。図11には、修復領域とそれと
対応する前後のフレームの領域を、1画素幅で取り出し
て並べたものを図示してある。図中の各列は左から順
に、第i−1、i、i+1、i+2、i+3フレームに
対応している。図中、黒で示した画素は第iフレーム3
1においてキズがある情報が欠落している画素を示し、
斜線を付した画素はそれ以降のフレームにおいて、やは
り情報が欠落している画素を示している。この図におけ
る黒で示した4画素が第iフレーム31における修復の
対象であり、上記1画素幅の領域4に対応している。こ
のうち、上側の2画素については第i−1フレーム30
および第i+1フレーム32において画素値の情報が存
在するから、この場合は上記式(1)に従って修復を行
う。なお、第i−1フレーム30に関しては、画素の情
報は原画像上に元々存在していた場合はもちろん、第i
−1フレーム30に対する修復処理の結果生成したデー
タである場合もある。
のフレームから順に完了するので第i−1フレーム30
はすでに完了している。図11には、修復領域とそれと
対応する前後のフレームの領域を、1画素幅で取り出し
て並べたものを図示してある。図中の各列は左から順
に、第i−1、i、i+1、i+2、i+3フレームに
対応している。図中、黒で示した画素は第iフレーム3
1においてキズがある情報が欠落している画素を示し、
斜線を付した画素はそれ以降のフレームにおいて、やは
り情報が欠落している画素を示している。この図におけ
る黒で示した4画素が第iフレーム31における修復の
対象であり、上記1画素幅の領域4に対応している。こ
のうち、上側の2画素については第i−1フレーム30
および第i+1フレーム32において画素値の情報が存
在するから、この場合は上記式(1)に従って修復を行
う。なお、第i−1フレーム30に関しては、画素の情
報は原画像上に元々存在していた場合はもちろん、第i
−1フレーム30に対する修復処理の結果生成したデー
タである場合もある。
【0074】さて、一方下側の2画素については、第i
+1フレーム32の画素情報が存在しない(キズのた
め、正しい値ではないので使用できない)ので、この場
合は上記式(2)を用いて平均化処理を実施する。
+1フレーム32の画素情報が存在しない(キズのた
め、正しい値ではないので使用できない)ので、この場
合は上記式(2)を用いて平均化処理を実施する。
【0075】以上のように、ステップS60では、画素
の正しい値がわかっているかどうかを条件に、平均化処
理の方式を切り替える。これが第1の具体例での平均化
処理との違いである。第2の具体例の方式によれば、各
フレームは順次修復が完了するので、修復が完了したも
のから画面に表示して確認するなどの用途に利用するこ
とができ、操作性の向上に寄与する。
の正しい値がわかっているかどうかを条件に、平均化処
理の方式を切り替える。これが第1の具体例での平均化
処理との違いである。第2の具体例の方式によれば、各
フレームは順次修復が完了するので、修復が完了したも
のから画面に表示して確認するなどの用途に利用するこ
とができ、操作性の向上に寄与する。
【0076】以上に説明した第2の具体例では処理をフ
レーム番号の増加する方向に順次(昇順)行ったが、こ
れと同様な処理をフレーム番号が減少する方向に順次
(降順)実施することも可能である。この場合は、第i
−1フレーム30の画素の正しい値が分かっているかど
うかで平均化処理の式を切り替えればよい。平均化処理
を実施するので、フレーム番号の昇順であれ、降順であ
れ、処理の進んでいく方向に、フレーム内の画素の情報
は少しずつ減衰しながら伝播していく。従って、キズの
軽微な、あるいはキズのない画像が先頭にあるときは、
このフレームの情報が伝播しやすいフレーム番号昇順の
処理が好ましく、逆に動画像の際後にキズの軽妙な画像
がある場合は降順の処理が好ましい。
レーム番号の増加する方向に順次(昇順)行ったが、こ
れと同様な処理をフレーム番号が減少する方向に順次
(降順)実施することも可能である。この場合は、第i
−1フレーム30の画素の正しい値が分かっているかど
うかで平均化処理の式を切り替えればよい。平均化処理
を実施するので、フレーム番号の昇順であれ、降順であ
れ、処理の進んでいく方向に、フレーム内の画素の情報
は少しずつ減衰しながら伝播していく。従って、キズの
軽微な、あるいはキズのない画像が先頭にあるときは、
このフレームの情報が伝播しやすいフレーム番号昇順の
処理が好ましく、逆に動画像の際後にキズの軽妙な画像
がある場合は降順の処理が好ましい。
【0077】この、昇順の処理と降順の処理とを組み合
わせることでさらに高品質の修復を行うことができる。
典型的には、いったん昇順の修復を実施した後に、その
結果を出発点として降順の修復をさらに実施する。この
方法により修復の品質が向上する理由を図12を用いて
説明する。
わせることでさらに高品質の修復を行うことができる。
典型的には、いったん昇順の修復を実施した後に、その
結果を出発点として降順の修復をさらに実施する。この
方法により修復の品質が向上する理由を図12を用いて
説明する。
【0078】図12は、図11と同じようにして連続す
る複数フレームから、1画素幅の領域を取り出してなら
べたものである。斜線を付した画素は、情報が欠落して
いる、つまり正しい値が不明の画素である。図上の数字
はフレーム番号を表す。この例では第0フレームと第4
フレームはキズが無く、中間のフレームにキズが存在す
る。さて、昇順の修復だけを実施した場合は、第0フレ
ームの情報は次第に減衰しながらも以降のフレームに伝
播していき連続性の確保と正しい画素値の伝播の役割も
はたすが、第4フレームに関してはせっかく正しい画素
値が分かっているにも関わらず、その情報は第3フレー
ムの修復でしか生かされない。それより前のフレームは
修復を完了しているからである。しかし、ここでさらに
降順の修復を追加すれば、今度は第4フレームの情報が
次第に前のフレームに伝播していくようになり、正しい
値が外地のフレームの情報が無駄なく周囲のフレームに
伝わるようになる。この結果、より品質の高い修復が可
能となる。
る複数フレームから、1画素幅の領域を取り出してなら
べたものである。斜線を付した画素は、情報が欠落して
いる、つまり正しい値が不明の画素である。図上の数字
はフレーム番号を表す。この例では第0フレームと第4
フレームはキズが無く、中間のフレームにキズが存在す
る。さて、昇順の修復だけを実施した場合は、第0フレ
ームの情報は次第に減衰しながらも以降のフレームに伝
播していき連続性の確保と正しい画素値の伝播の役割も
はたすが、第4フレームに関してはせっかく正しい画素
値が分かっているにも関わらず、その情報は第3フレー
ムの修復でしか生かされない。それより前のフレームは
修復を完了しているからである。しかし、ここでさらに
降順の修復を追加すれば、今度は第4フレームの情報が
次第に前のフレームに伝播していくようになり、正しい
値が外地のフレームの情報が無駄なく周囲のフレームに
伝わるようになる。この結果、より品質の高い修復が可
能となる。
【0079】次に、上記図5に示した、“POCS0”
S13、“POCS1”S23、“POCS2”S33
等、一般には、“POCSn”のモージュールに対応す
る画像修復方法である特願平7−303420号明細書
や、特願平8−204776号明細書に記載された画像
内の雑音の修復方法のアルゴリズムについて説明する。
まず、上記アルゴリズムの第1の例の手順を、図13に
示すフローチャートを参照して説明する。
S13、“POCS1”S23、“POCS2”S33
等、一般には、“POCSn”のモージュールに対応す
る画像修復方法である特願平7−303420号明細書
や、特願平8−204776号明細書に記載された画像
内の雑音の修復方法のアルゴリズムについて説明する。
まず、上記アルゴリズムの第1の例の手順を、図13に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0080】最初のステップS61においては、修復対
象画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(P2)を次
のステップS62に送る。
象画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(P2)を次
のステップS62に送る。
【0081】ここで、上記修復対象画像は、ユーザが選
択したキズ周辺の長方形の画像領域である。
択したキズ周辺の長方形の画像領域である。
【0082】一方、ステップS66においては、参照画
像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの出力
は、参照画像のフーリエ変換の位相(P1)とマグニチ
ュード(M1)である。ここでは、位相(P1)は無視
され、マグニチュード(M1)は、後のステップS62
で使用される。
像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの出力
は、参照画像のフーリエ変換の位相(P1)とマグニチ
ュード(M1)である。ここでは、位相(P1)は無視
され、マグニチュード(M1)は、後のステップS62
で使用される。
【0083】ここで、参照画像とは、ユーザが設定した
キズの画像領域を含まず修復対象画像と似ていて正確に
同じサイズの長方形の画像領域である。この選択した領
域を参照画像とする。
キズの画像領域を含まず修復対象画像と似ていて正確に
同じサイズの長方形の画像領域である。この選択した領
域を参照画像とする。
【0084】ステップS62においては、マグニチュー
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、参照画像のFFTで得られるマグニチ
ュードであり、マグニチュードM2は、修復対象画像の
FFTで得られるマグニチュードである。この最小マグ
ニチュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分
について行われる。DCにおいては、マグニチュードM
2の値が選択される。最小値の計算により得られた新し
いマグニチュードを、次のステップS63で行われる逆
フーリエ変換に使う値として送る。修復対象画像のFF
Tで得られた位相情報P2は、変更されずに、次のステ
ップS63に送られる。
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、参照画像のFFTで得られるマグニチ
ュードであり、マグニチュードM2は、修復対象画像の
FFTで得られるマグニチュードである。この最小マグ
ニチュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分
について行われる。DCにおいては、マグニチュードM
2の値が選択される。最小値の計算により得られた新し
いマグニチュードを、次のステップS63で行われる逆
フーリエ変換に使う値として送る。修復対象画像のFF
Tで得られた位相情報P2は、変更されずに、次のステ
ップS63に送られる。
【0085】ステップS63においては、前のステップ
S62で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
このIFFTの結果をステップS64に送る。
S62で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
このIFFTの結果をステップS64に送る。
【0086】ステップS64においては、入力値を実数
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるので、クリッピングを行
う。即ち、値が0以下のときには、それを0にする。そ
れが255以上のときは、それを255にし、それ以外
であれば何もしない。そして、次のステップS65に進
む。
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるので、クリッピングを行
う。即ち、値が0以下のときには、それを0にする。そ
れが255以上のときは、それを255にし、それ以外
であれば何もしない。そして、次のステップS65に進
む。
【0087】ステップS65においては、バイナリマス
ク修復を行う。即ち、前のステップで得られた画素を元
の修復画像の画素と混合する。バイナリマスクは、選択
された修復対象領域を画像の他の領域から区別するため
のデータであり、例えば、修復対象領域の各画素に値
“0”を設定し、他の領域の各画素に値“1”を設定す
ることにより、修復領域を区別する。バイナリマスクか
ら離れている位置の画素の値は、この位置には雑音がな
いことが判っているので、元の修復画像の値とされる。
バイナリマスクの値が“0”である領域内では、元の修
復画像には雑音があり、またよりよい値が計算されたこ
とから、それらの値を用いる。
ク修復を行う。即ち、前のステップで得られた画素を元
の修復画像の画素と混合する。バイナリマスクは、選択
された修復対象領域を画像の他の領域から区別するため
のデータであり、例えば、修復対象領域の各画素に値
“0”を設定し、他の領域の各画素に値“1”を設定す
ることにより、修復領域を区別する。バイナリマスクか
ら離れている位置の画素の値は、この位置には雑音がな
いことが判っているので、元の修復画像の値とされる。
バイナリマスクの値が“0”である領域内では、元の修
復画像には雑音があり、またよりよい値が計算されたこ
とから、それらの値を用いる。
【0088】ここで、バイナリマスクは、ユーザが雑音
領域の上に上書き(ペイント)したマスクである。この
バイナリマスクは、雑音の画素をカバーするのに十分な
大きさを有するが、正確に同じ形状のものである必要は
ない。
領域の上に上書き(ペイント)したマスクである。この
バイナリマスクは、雑音の画素をカバーするのに十分な
大きさを有するが、正確に同じ形状のものである必要は
ない。
【0089】また、ユーザは、ステップS61からステ
ップS65までのループを実行する回数を選択すること
ができる。
ップS65までのループを実行する回数を選択すること
ができる。
【0090】上述の既存の画像修復方法の欠点を解決
し、連続する大きな領域の情報の欠落に対しても良好な
修復結果を得る方法として、上記特願平7−30342
0号明細書や、特願平8−204776号明細書に記載
されたアルゴリズムがある。これらは、画像をきれいに
修復するための処理を周波数領域と空間領域の双方に分
けて実行することを特徴としている。これらの方式では
画像の大域的な特徴(全体の陰影や大きな模様)は別途
選んだ参照領域を参考にしつつ周波数領域にて復元し、
欠落部分と周辺領域の連続性など細部の修復は空間領域
で実施する。
し、連続する大きな領域の情報の欠落に対しても良好な
修復結果を得る方法として、上記特願平7−30342
0号明細書や、特願平8−204776号明細書に記載
されたアルゴリズムがある。これらは、画像をきれいに
修復するための処理を周波数領域と空間領域の双方に分
けて実行することを特徴としている。これらの方式では
画像の大域的な特徴(全体の陰影や大きな模様)は別途
選んだ参照領域を参考にしつつ周波数領域にて復元し、
欠落部分と周辺領域の連続性など細部の修復は空間領域
で実施する。
【0091】ここで、上記先願明細書中に示した画像修
復方法について、第2の例として図14に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
復方法について、第2の例として図14に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0092】最初のステップS71においては、修復対
象画像にソフトノイズマスクを乗算する。その結果、元
のキズは、そのソフトノイズマスクの黒い領域により覆
われる。そのソフトノイズマスクのソフト範囲では、雑
音のエッジ近傍の位置で略々“0”であり、ソフトノイ
ズマスクのエッジから数画素離れた位置で略々“1”に
なり、それらの間の位置で0と1の中間の値を有する因
子を、修復対象画像に乗算することにより、下の元の画
素の値は減少する。その乗算結果を、マスク修復対象画
像という。そして、これに続くステップS72に進む。
象画像にソフトノイズマスクを乗算する。その結果、元
のキズは、そのソフトノイズマスクの黒い領域により覆
われる。そのソフトノイズマスクのソフト範囲では、雑
音のエッジ近傍の位置で略々“0”であり、ソフトノイ
ズマスクのエッジから数画素離れた位置で略々“1”に
なり、それらの間の位置で0と1の中間の値を有する因
子を、修復対象画像に乗算することにより、下の元の画
素の値は減少する。その乗算結果を、マスク修復対象画
像という。そして、これに続くステップS72に進む。
【0093】ここで、修復対象画像は、ユーザが選択し
たキズ周辺の長方形の画像領域である。ソフトノイズマ
スクは、ユーザが上書きしたバイナリマスクから生成さ
れたソフトエッジのマスクである。ここで、バイナリマ
スクは、ユーザがキズの上に上書き(ペイント)したマ
スクである。このバイナリマスクは、雑音の画素をカバ
ーするのに十分な大きさを有するものであるが、正確に
同じ形状のものである必要はない。
たキズ周辺の長方形の画像領域である。ソフトノイズマ
スクは、ユーザが上書きしたバイナリマスクから生成さ
れたソフトエッジのマスクである。ここで、バイナリマ
スクは、ユーザがキズの上に上書き(ペイント)したマ
スクである。このバイナリマスクは、雑音の画素をカバ
ーするのに十分な大きさを有するものであるが、正確に
同じ形状のものである必要はない。
【0094】ソフトノイズマスクを生成する際、バイナ
リマスク内ではソフトノイズマスクの値は0である。バ
イナリマスク外では、ソフトノイズマスクの値は、0か
ら1の間のガウス関数である。すなわち、バイナリマス
ク外の画素においては、バイナリマスクからの距離をd
とすると、ソフトノイズマスクの値は、1−exp(−
k*d*d)となり、ここで、kは、ユーザがこのソフ
トノイズマスクのソフトエッジを急峻にしたり、なだら
かにしたりするために設定することができる定数であ
る。一般的に、定数kの値は、0.15である。バイナ
リマスクからの距離dが決まると、ソフトノイズマスク
の1つの値が得られる。我々は、この目的のためにおよ
そ画素5個分の距離が適することを見いだした。
リマスク内ではソフトノイズマスクの値は0である。バ
イナリマスク外では、ソフトノイズマスクの値は、0か
ら1の間のガウス関数である。すなわち、バイナリマス
ク外の画素においては、バイナリマスクからの距離をd
とすると、ソフトノイズマスクの値は、1−exp(−
k*d*d)となり、ここで、kは、ユーザがこのソフ
トノイズマスクのソフトエッジを急峻にしたり、なだら
かにしたりするために設定することができる定数であ
る。一般的に、定数kの値は、0.15である。バイナ
リマスクからの距離dが決まると、ソフトノイズマスク
の1つの値が得られる。我々は、この目的のためにおよ
そ画素5個分の距離が適することを見いだした。
【0095】ステップS72においては、マスク修復対
象画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(P2)を次
のステップS73に送る。
象画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(P2)を次
のステップS73に送る。
【0096】一方、ステップS77においては、参照画
像1の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの出
力は、参照画像のフーリエ変換の位相(P1)とマグニ
チュード(M1)である。ここでは、位相は無視され、
マグニチュードは、後で使用される。上記マグニチュー
ドは、ステップS73に送られる。
像1の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの出
力は、参照画像のフーリエ変換の位相(P1)とマグニ
チュード(M1)である。ここでは、位相は無視され、
マグニチュードは、後で使用される。上記マグニチュー
ドは、ステップS73に送られる。
【0097】ここで、参照画像1は、ユーザが選択した
キズの画像領域を含まず修復対象と似ていて正確に同じ
サイズの長方形の画像領域である。この選択した領域を
参照領域とする。参照領域中の顕著なラインの相対的位
置は、修復対象領域中の顕著なラインの位置とは異な
る。
キズの画像領域を含まず修復対象と似ていて正確に同じ
サイズの長方形の画像領域である。この選択した領域を
参照領域とする。参照領域中の顕著なラインの相対的位
置は、修復対象領域中の顕著なラインの位置とは異な
る。
【0098】ステップS73においては、マグニチュー
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、参照画像のFFTで得られるマグニチ
ュードであり、マグニチュードM2は、マスク修復対象
画像のFFTで得られる画像である。この最小マグニチ
ュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分にお
いて行われる。DCにおいては、マグニチュードM2の
値が選択される。最小値の計算により得られた新しいマ
グニチュードを、次のステップS74で行われる逆フー
リエ変換で使われる新しい値として送る。マスク修復対
象画像のFFTで得られた位相情報P2は、変更されず
に、次のステップS74に送られる。
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、参照画像のFFTで得られるマグニチ
ュードであり、マグニチュードM2は、マスク修復対象
画像のFFTで得られる画像である。この最小マグニチ
ュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分にお
いて行われる。DCにおいては、マグニチュードM2の
値が選択される。最小値の計算により得られた新しいマ
グニチュードを、次のステップS74で行われる逆フー
リエ変換で使われる新しい値として送る。マスク修復対
象画像のFFTで得られた位相情報P2は、変更されず
に、次のステップS74に送られる。
【0099】ステップS74においては、前のステップ
S73で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
IFFTの結果を次のステップS75に送る。
S73で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
IFFTの結果を次のステップS75に送る。
【0100】ステップS75においては、入力値を実数
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを行
う。値が0以下のときには、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にし、それ以外であれ
ば、何もしない。そして、この結果を、これに続くステ
ップS76に送る。
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを行
う。値が0以下のときには、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にし、それ以外であれ
ば、何もしない。そして、この結果を、これに続くステ
ップS76に送る。
【0101】ステップS76においては、前のステップ
S75で得られた画素を元の修復対象画像の画素と混合
するソフトマスク修復を行う。ソフトノイズマスクから
離れている位置の画素の値は、この位置には雑音がない
ことが判っているので、元の修復対象画像の値とされる
べきである。ソフトノイズマスクの値が“0”である領
域内では、元の修復対象画像には雑音があり、またより
よい値が計算されたことから、それらの値はそのままを
用いる。ソフトノイズマスクの値が0と1の間の領域の
値としては、前のステップにおいて計算された値と修復
対象画像との値を混合した値とする。これらの3つの処
理(ソフトノイズマスクの値が0、1及び0と1の中間
の値の処理)は、以下のように定義することができる。
ある位置におけるソフトノイズマスクの値をmとする
と、その位置の新しい画素の値は、 m*r0+(1−m)*r となり、ここで、r0は、修復対象画像内のその位置の
値であり、rは、前のステップで得られた位置の値であ
る。
S75で得られた画素を元の修復対象画像の画素と混合
するソフトマスク修復を行う。ソフトノイズマスクから
離れている位置の画素の値は、この位置には雑音がない
ことが判っているので、元の修復対象画像の値とされる
べきである。ソフトノイズマスクの値が“0”である領
域内では、元の修復対象画像には雑音があり、またより
よい値が計算されたことから、それらの値はそのままを
用いる。ソフトノイズマスクの値が0と1の間の領域の
値としては、前のステップにおいて計算された値と修復
対象画像との値を混合した値とする。これらの3つの処
理(ソフトノイズマスクの値が0、1及び0と1の中間
の値の処理)は、以下のように定義することができる。
ある位置におけるソフトノイズマスクの値をmとする
と、その位置の新しい画素の値は、 m*r0+(1−m)*r となり、ここで、r0は、修復対象画像内のその位置の
値であり、rは、前のステップで得られた位置の値であ
る。
【0102】なお、ユーザは、ステップS72からステ
ップS76において実行されるループの回数を選択する
ことができる。
ップS76において実行されるループの回数を選択する
ことができる。
【0103】続いて、上記明細書中に説明した画像修復
方法の第3の例について、図15に示すフローチャート
を参照して説明する。最初のステップS81において
は、修復対象画像にノイズマスクを乗算する。このノイ
ズマスクとしては、バイナリマスクでも、ソフトエッジ
のマスクでもよい。
方法の第3の例について、図15に示すフローチャート
を参照して説明する。最初のステップS81において
は、修復対象画像にノイズマスクを乗算する。このノイ
ズマスクとしては、バイナリマスクでも、ソフトエッジ
のマスクでもよい。
【0104】ノイズマスクとしてバイナリマスクを使用
したときは、修復対象画像中の実際の雑音は、黒い領域
で覆われる。この領域の外側の領域は、雑音のない部分
である。乗算の結果は、マスク修復対象画像である。一
方、ソフトノイズマスクを使用するときは、そのソフト
ノイズマスクのソフト範囲は、雑音のエッジ近傍の位置
で略々“0”であり、ソフトノイズマスクのエッジから
数画素離れた位置で略々“1“となり、それらの間の位
置で0と1の中間の値を有する要因を、修復対象画像に
乗算することにより、下の元の値は減少する。その乗算
結果を、マスク修復対象画像という。そして、次のステ
ップS82に進む。
したときは、修復対象画像中の実際の雑音は、黒い領域
で覆われる。この領域の外側の領域は、雑音のない部分
である。乗算の結果は、マスク修復対象画像である。一
方、ソフトノイズマスクを使用するときは、そのソフト
ノイズマスクのソフト範囲は、雑音のエッジ近傍の位置
で略々“0”であり、ソフトノイズマスクのエッジから
数画素離れた位置で略々“1“となり、それらの間の位
置で0と1の中間の値を有する要因を、修復対象画像に
乗算することにより、下の元の値は減少する。その乗算
結果を、マスク修復対象画像という。そして、次のステ
ップS82に進む。
【0105】ステップS82においては、マスク修復対
象画像を、ハイパスフィルタマスク画像と、ローパスフ
ィルタマスク画像との2つの画像に分割する。ローパス
フィルタマスク修復対象画像は、次のステップS83に
送られないが、その代わりに、ステップS88に送られ
る。ハイパスフィルタマスク修復対象画像のみが、次の
ステップS83に直接に送られる。
象画像を、ハイパスフィルタマスク画像と、ローパスフ
ィルタマスク画像との2つの画像に分割する。ローパス
フィルタマスク修復対象画像は、次のステップS83に
送られないが、その代わりに、ステップS88に送られ
る。ハイパスフィルタマスク修復対象画像のみが、次の
ステップS83に直接に送られる。
【0106】ステップS83においては、ハイパスフィ
ルタマスク画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算し
て、FFTで計算されたマグニチュード(M2)と位相
(P2)を次のステップに送る。
ルタマスク画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算し
て、FFTで計算されたマグニチュード(M2)と位相
(P2)を次のステップに送る。
【0107】一方、ステップS90においては、参照画
像を、ローパスフィルタを用いて濾波して、ローパスフ
ィルタ参照画像とハイパスフィルタ参照画像を生成す
る。そのローパスフィルタ参照画像は無視され、ハイパ
スフィルタ参照画像が次のステップS91の入力にな
る。
像を、ローパスフィルタを用いて濾波して、ローパスフ
ィルタ参照画像とハイパスフィルタ参照画像を生成す
る。そのローパスフィルタ参照画像は無視され、ハイパ
スフィルタ参照画像が次のステップS91の入力にな
る。
【0108】ステップS91においては、ハイパスフィ
ルタ参照画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算す
る。FFTの出力は、ハイパスフィルタ参照画像のフー
リエ変換の位相とマグニチュードである。ここで、位相
は無視する。マグニチュード(M1)は次のステップS
84に送られる。
ルタ参照画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算す
る。FFTの出力は、ハイパスフィルタ参照画像のフー
リエ変換の位相とマグニチュードである。ここで、位相
は無視する。マグニチュード(M1)は次のステップS
84に送られる。
【0109】ステップS84においては、マグニチュー
ド(M1)と(M2)の最小マグニチュードを計算す
る。マグニチュード(M1)は、参照画像のFFTで得
られるマグニチュードであり、マグニチュード(M2)
は、ハイパスフィルタ修復対象画像のFFTで得られる
マグニチュードである。最小値の計算により得られた新
しいマグニチュードを、次のステップS85で行われる
逆フーリエ変換で使われるの新しい値として送る。ハイ
パスフィルタマスク修復対象画像のFFTで得られた位
相情報(P2)を変更せずに、次のステップS85に送
る。
ド(M1)と(M2)の最小マグニチュードを計算す
る。マグニチュード(M1)は、参照画像のFFTで得
られるマグニチュードであり、マグニチュード(M2)
は、ハイパスフィルタ修復対象画像のFFTで得られる
マグニチュードである。最小値の計算により得られた新
しいマグニチュードを、次のステップS85で行われる
逆フーリエ変換で使われるの新しい値として送る。ハイ
パスフィルタマスク修復対象画像のFFTで得られた位
相情報(P2)を変更せずに、次のステップS85に送
る。
【0110】ステップS85においては、前のステップ
S84で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を計算する。そし
て、ステップS86に進む。
S84で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を計算する。そし
て、ステップS86に進む。
【0111】ステップS86においては、入力値が実数
にされ、また、クリッピングが行なわれる。そして、ス
テップS87に進む。
にされ、また、クリッピングが行なわれる。そして、ス
テップS87に進む。
【0112】ステップS87においては、ステップS8
1で得られた画素を先に生成されたステップS82にお
けるハイパスフィルタを介したマスク修復対象画像の画
素と混合するソフトマスク修復が行われる。なお、ソフ
トノイズマスクに代わってバイナリマスクを用いるバイ
ナリマスク修復を行うこともできる。そして、ステップ
S88に進む。バイナリマスク修復の場合の手順は、図
中の破線にて示されている。
1で得られた画素を先に生成されたステップS82にお
けるハイパスフィルタを介したマスク修復対象画像の画
素と混合するソフトマスク修復が行われる。なお、ソフ
トノイズマスクに代わってバイナリマスクを用いるバイ
ナリマスク修復を行うこともできる。そして、ステップ
S88に進む。バイナリマスク修復の場合の手順は、図
中の破線にて示されている。
【0113】ステップS88においては、前のステップ
S87の出力と、ステップS82で得られたローパスフ
ィルタマスク修復対象画像とをマージする。マージは、
2つの画像を単純に加算することにより行われる。そし
て、次のステップS89に進む。
S87の出力と、ステップS82で得られたローパスフ
ィルタマスク修復対象画像とをマージする。マージは、
2つの画像を単純に加算することにより行われる。そし
て、次のステップS89に進む。
【0114】ステップS89においては、クリッピング
が行われる。即ち、このステップの入力の画素のいずれ
かが255より大きいときは、それを255とする。そ
れ以外であれば、何もしないでおく。
が行われる。即ち、このステップの入力の画素のいずれ
かが255より大きいときは、それを255とする。そ
れ以外であれば、何もしないでおく。
【0115】なお、ユーザは、ステップS82からステ
ップS89において実行されるループの回数を選択する
ことができる。
ップS89において実行されるループの回数を選択する
ことができる。
【0116】このように全般的な特徴を表現しやすい周
波数領域と、局所的な特徴を表現しやすい空間領域を使
い分けることで、従来と比べてきわめて良好な画像修復
が可能となる。
波数領域と、局所的な特徴を表現しやすい空間領域を使
い分けることで、従来と比べてきわめて良好な画像修復
が可能となる。
【0117】以上述べたように、画像の修復はデジタル
画像を扱う幅広い分野で使用できる技術である。上述の
動画像の修復方法では、この画像の修復を動画像に対し
て実施した際の問題点を解決し高品位な画像修復を提供
する。
画像を扱う幅広い分野で使用できる技術である。上述の
動画像の修復方法では、この画像の修復を動画像に対し
て実施した際の問題点を解決し高品位な画像修復を提供
する。
【0118】即ち、上述の動画像の修復方法では、重み
付き平均を用いた前後のフレームの対応箇所との平均化
処理により動画像における修復に連続性を与えることが
でき、高品位な画像修復が可能となる。
付き平均を用いた前後のフレームの対応箇所との平均化
処理により動画像における修復に連続性を与えることが
でき、高品位な画像修復が可能となる。
【0119】また、フレームの修復を順次行い、この時
平均化処理は修復が終了していないフレームについて
は、画素の情報が存在する(正しい値が分かっている)
場合のみ平均化処理に使用することで、動画像において
連続性を保ちつつ、しかも修復をフレーム単位で順次完
了させることが可能となる。これにより、動画像全体の
修復を待たずに修復完了したものから使用することがで
き、操作性が向上する。
平均化処理は修復が終了していないフレームについて
は、画素の情報が存在する(正しい値が分かっている)
場合のみ平均化処理に使用することで、動画像において
連続性を保ちつつ、しかも修復をフレーム単位で順次完
了させることが可能となる。これにより、動画像全体の
修復を待たずに修復完了したものから使用することがで
き、操作性が向上する。
【0120】さらに、フレームの修復を順次行うとき
に、フレーム番号の昇順と降順の修復とを組み合わせる
ことで、正しい値が分かっている画素の情報を効率よく
前後のフレームに伝播させることができるので、より高
品位な修復が可能となる。
に、フレーム番号の昇順と降順の修復とを組み合わせる
ことで、正しい値が分かっている画素の情報を効率よく
前後のフレームに伝播させることができるので、より高
品位な修復が可能となる。
【図1】従来の画像の修復方法を説明する図である。
【図2】従来の画像の修復方法を説明する図である。
【図3】従来の画像の修復方法を説明する図である。
【図4】動画像の修復装置の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】動画像の修復方法の工程を示すデータフロー図
である。
である。
【図6】フレームに設定された修復対象領域及び参照領
域を示す図である。
域を示す図である。
【図7】複数のフレームに設定される対応領域を説明す
る図である。
る図である。
【図8】上記修復方法の第1の具体例のフローチャート
である。
である。
【図9】上記修復方法の第2の具体例のフローチャート
である。
である。
【図10】上記修復対象領域における1画素幅の画素の
取り出しを示す図である。
取り出しを示す図である。
【図11】各フレームから取り出した1画素幅の画素を
順に並べた図である。
順に並べた図である。
【図12】画素の修復の際のフレーム番号の昇順及び降
順の実施の相違を説明する図である。
順の実施の相違を説明する図である。
【図13】フレーム内処理による画像の修復方法の第1
の例のフローチャートである。
の例のフローチャートである。
【図14】フレーム内処理による画像の修復方法の第2
の例のフローチャートである。
の例のフローチャートである。
【図15】フレーム内処理による画像の修復方法の第3
の例のフローチャートである。
の例のフローチャートである。
10 制御部、 21 中央処理部、 22 メモリ
Claims (23)
- 【請求項1】 連続した複数の画像から構成される動画
像中の画素情報の欠落を修復する動画像の修復方法にお
いて、 画素情報が欠落した修復対象画像の前後の少なくとも1
つの画像における、上記欠落画素に対応する画像部分の
情報に基づいて、画像が時間方向に連続であるように上
記欠落画素を修復する連続性維持工程を有する動画像の
修復方法。 - 【請求項2】 上記連続性維持工程は、情報が欠落した
修復対象画像について、この修復対象画像の前後の少な
くとも1つの画像における欠落画素に対応する画像領域
の重み付き平均を求めることで連続性を確保する請求項
1記載の動画像の修復方法。 - 【請求項3】 欠落画素を有する修復対象画像内自身の
情報を用いて修復処理を行なう画像内修復工程を更に有
し、 画像内修復工程と連続性維持工程とを繰り返し実行して
動画像の修復を行なう請求項1記載の動画像の修復方
法。 - 【請求項4】 欠落画素を有する修復対象画像の画素情
報の修復処理を行なう修復工程を更に有し、 修復工程と連続性維持工程とを繰り返し実行して動画像
の修復を行なう請求項1記載の動画像の修復方法。 - 【請求項5】 上記修復工程を欠落画素を有する複数の
修復対象画像に対し並列的に行なった後に、上記修復工
程を施した修復対象画像のそれぞれに対して連続性維持
工程を実行する請求項4記載の動画像の修復方法。 - 【請求項6】 欠落画素を有する複数の修復対象画像に
対して、順に上記修復工程と上記連続性維持工程とを実
行する請求項4記載の動画像の修復方法。 - 【請求項7】 上記連続性維持工程は、修復対象画像の
前後の画像における欠落画素に対応する画像部分におい
て画素情報が欠落している場合には、その対応する画像
部分の画素情報を用いずに連続性維持処理をする請求項
1記載の動画像の修復方法。 - 【請求項8】 上記連続性維持工程は、修復対象画像の
前後の画像における欠落画素に対応する画像部分におい
て画素情報が欠落している場合には、そのフレームが既
に修復されているのであれば修復した結果の画像の画素
値に基づいて連続性維持処理をする請求項1記載の動画
像の修復方法。 - 【請求項9】 修復対象画像を時間の順方向に順次選択
し、上記連続性維持工程は、時間的に古い側の既に修復
が終了した画像部分を用いると共に、画素情報が存在す
る場合には時間的に新しい側の対応する画像部分をも用
いて当該修復対象画像の修復を行う請求項8記載の動画
像の修復方法。 - 【請求項10】 修復対象画像を時間の逆方向に順次選
択し、上記連続性維持工程は、時間的に新しい側の既に
修復が終了した画像部分を用いると共に、画素情報が存
在する場合には時間的に古い側の対応する画像部分をも
用いて当該修復対象画像の修復を行う請求項8記載の動
画像の修復方法。 - 【請求項11】 修復対象画像を時間の順方向に順次選
択し、上記連続性維持工程は、時間的に古い側の既に修
復が終了した画像部分を用いると共に、画素情報が存在
する場合には時間的に新しい側の対応する画像部分をも
用いて当該修復対象画像の修復を行う順方向工程と、 修復対象画像を時間の逆方向に順次選択し、上記連続性
維持工程は、時間的に新しい側の既に修復が終了した画
像部分を用いると共に、画像情報が存在する場合には時
間的に古い側の対応する画像部分をも用いて当該修復対
象画像の修復を行う逆方向工程とを交互に処理する請求
項8記載の動画像の修復方法。 - 【請求項12】 連続した複数の画像から構成される動
画像中の画素情報の欠落を修復する動画像の修復装置に
おいて、 画素情報が欠落した修復対象画像の前後の少なくとも1
つの画像における、上記欠落画素に対応する画像部分の
情報に基づいて、画像が時間方向に連続であるように上
記欠落画素を修復する連続性維持処理を制御する制御手
段を有する動画像の修復装置。 - 【請求項13】 上記制御手段は、情報が欠落した修復
対象画像について、この修復対象画像の前後の少なくと
も1つの画像における欠落画素に対応する画像領域の重
み付き平均を求めることで連続性を確保する請求項12
記載の動画像の修復装置。 - 【請求項14】 上記制御手段は、欠落画素を有する修
復対象画像内自身の情報を用いて修復処理を行なう画像
内修復処理と上記連続性維持処理とを繰り返し実行する
制御を行なって動画像の修復を行なう請求項12記載の
動画像の修復装置。 - 【請求項15】 上記制御手段は、欠落画素を有する修
復対象画像の画素情報の修復処理と上記連続性維持処理
とを繰り返し実行する制御を行なって動画像の修復を行
なう請求項12記載の動画像の修復装置。 - 【請求項16】 上記制御手段は、上記修復処理を欠落
画素を有する複数の修復対象画像に対し並列的に行なっ
た後に、上記修復処理を施した修復対象画像のそれぞれ
に対して連続性維持処理を実行する請求項15記載の動
画像の修復装置。 - 【請求項17】 上記制御手段は、欠落画素を有する複
数の修復対象画像に対して、順に上記修復処理と上記連
続性維持処理とを実行する請求項15記載の動画像の修
復装置。 - 【請求項18】 上記制御手段は、修復対象画像の前後
の画像における欠落画素に対応する画像部分において画
素情報が欠落している場合には、その対応する画像部分
の画素情報を用いずに連続性維持処理をする請求項12
記載の動画像の修復装置。 - 【請求項19】 上記制御手段は、修復対象画像の前後
の画像における欠落画素に対応する画像部分において画
素情報が欠落している場合には、そのフレームが既に修
復されているのであれば修復した結果の画像の画素値に
基づいて連続性維持処理をする請求項12記載の動画像
の修復装置。 - 【請求項20】 上記制御手段は、修復対象画像を時間
の順方向に順次選択し、時間的に古い側の既に修復が終
了した画像部分を用いると共に、画素情報が存在する場
合には時間的に新しい側の対応する画像部分をも用いて
連続性維持処理を行う請求項19記載の動画像の修復装
置。 - 【請求項21】 上記制御手段は、修復対象画像を時間
の逆方向に順次選択し、時間的に新しい側の既に修復が
終了した画像部分を用いると共に、画素情報が存在する
場合には時間的に古い側の対応する画像部分をも用いて
連続性維持処理を行う請求項19記載の動画像の修復装
置。 - 【請求項22】 上記制御手段は、 修復対象画像を時間の順方向に順次選択し、時間的に古
い側の既に修復が終了した画像部分を用いると共に、画
素情報が存在する場合には時間的に新しい側の対応する
画像部分をも用いて連続性維持処理を行う順方向処理
と、 修復対象画像を時間の逆方向に順次選択し、時間的に新
しい側の既に修復が終了した画像部分を用いると共に、
画像情報が存在する場合には時間的に古い側の対応する
画像部分をも用いて連続性維持処理を行う逆方向処理と
を交互に処理する制御を行なう請求項19記載の動画像
の修復装置。 - 【請求項23】 連続した複数の画像から構成される動
画像中の画素情報の欠落を修復する処理を制御装置に実
行させるための制御情報を提供する提供媒体において、 画素情報が欠落した修復対象画像の前後の少なくとも1
つの画像における、上記欠落画素に対応する画像部分の
情報に基づいて、画像が時間方向に連続であるように上
記欠落画素を修復する制御情報を有する提供媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10218367A JPH11103447A (ja) | 1997-08-01 | 1998-07-31 | 動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-208208 | 1997-08-01 | ||
| JP20820897 | 1997-08-01 | ||
| JP10218367A JPH11103447A (ja) | 1997-08-01 | 1998-07-31 | 動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11103447A true JPH11103447A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=26516703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10218367A Withdrawn JPH11103447A (ja) | 1997-08-01 | 1998-07-31 | 動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11103447A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008522555A (ja) * | 2004-12-01 | 2008-06-26 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | デジタル映像のアーティファクト削減 |
| JP2008219681A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Univ Nihon | 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、及び、記録媒体 |
| US7548247B2 (en) | 2005-08-12 | 2009-06-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image editing apparatus and control method for the same, computer program, storage media |
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| US9230309B2 (en) | 2013-04-05 | 2016-01-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image processing apparatus and image processing method with image inpainting |
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