JPH1153534A - 画像の修復方法及び装置 - Google Patents
画像の修復方法及び装置Info
- Publication number
- JPH1153534A JPH1153534A JP9206982A JP20698297A JPH1153534A JP H1153534 A JPH1153534 A JP H1153534A JP 9206982 A JP9206982 A JP 9206982A JP 20698297 A JP20698297 A JP 20698297A JP H1153534 A JPH1153534 A JP H1153534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- noise
- restoration
- repair
- mask
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 画像の陰影成分を精度よく修復する。
【解決手段】 画像の修復方法は、画像に含まれる陰影
を境界値問題の緩和法である連続過緩和(SOR;Successi
ve Over Relaxation)法にて処理するステップS1と、
画像に含まれる雑音を修復するステップS2〜S8とを
有している。
を境界値問題の緩和法である連続過緩和(SOR;Successi
ve Over Relaxation)法にて処理するステップS1と、
画像に含まれる雑音を修復するステップS2〜S8とを
有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル化された
写真映像やコンピュータで作成された画像等のデジタル
映像から雑音の陰影成分を除去する画像の修復方法及び
装置に関する。
写真映像やコンピュータで作成された画像等のデジタル
映像から雑音の陰影成分を除去する画像の修復方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送の利用可能なチャンネ
ルの激増とマルチメディア技術の急増に伴い、多くの古
い映画フィルムや写真フィルムは、ビデオ信号やデジタ
ルフォーマットの信号に変換されて使用されることが多
くなっている。しかし、長年にわたる使用と閲覧によ
り、多くの古い映画フィルムや写真フィルムは、スクラ
ッチ(scratches:引っ掻き傷)が生じたり、埃や他のデ
ィブリ(debris: 破片)による汚れが多くなっている。
ルの激増とマルチメディア技術の急増に伴い、多くの古
い映画フィルムや写真フィルムは、ビデオ信号やデジタ
ルフォーマットの信号に変換されて使用されることが多
くなっている。しかし、長年にわたる使用と閲覧によ
り、多くの古い映画フィルムや写真フィルムは、スクラ
ッチ(scratches:引っ掻き傷)が生じたり、埃や他のデ
ィブリ(debris: 破片)による汚れが多くなっている。
【0003】例えば、フィルムの保管におけるスクラッ
チやディブリ等の欠陥は、視聴者に対して非常に目立つ
ものであり、高精細度テレビジョンやデジタルテレビジ
ョンフォーマットの信号や、他のデジタルマルチメディ
アフォーマットの信号と同様に、画質を劣化したり悪影
響を及ぼすことなく、デジタル画像からスクラッチを除
去する方法が切望されている。
チやディブリ等の欠陥は、視聴者に対して非常に目立つ
ものであり、高精細度テレビジョンやデジタルテレビジ
ョンフォーマットの信号や、他のデジタルマルチメディ
アフォーマットの信号と同様に、画質を劣化したり悪影
響を及ぼすことなく、デジタル画像からスクラッチを除
去する方法が切望されている。
【0004】例えば、映画の特殊効果では、俳優/物体
を高く浮かせるためにワイア、ケーブル又はロッド等に
よって吊り下げたり、支えるものが必要である。一般的
には、これらのワイア、ケーブル、ロッド等の外観は、
後の制作において光学的な処理により除去され、近年で
はフィルムのデジタル処理によって処理することがより
一般的になっている。
を高く浮かせるためにワイア、ケーブル又はロッド等に
よって吊り下げたり、支えるものが必要である。一般的
には、これらのワイア、ケーブル、ロッド等の外観は、
後の制作において光学的な処理により除去され、近年で
はフィルムのデジタル処理によって処理することがより
一般的になっている。
【0005】同様に、デスクトップ出版によって、画像
の不要な箇所を取り除いたり、写真からスクラッチや汚
れを消したりすることがしばしば行われている。ここ
で、スクラッチあるいはスクラッチノイズと称される用
語は、デジタル画像に生じる上述した種類のノイズ全て
を含むものである。
の不要な箇所を取り除いたり、写真からスクラッチや汚
れを消したりすることがしばしば行われている。ここ
で、スクラッチあるいはスクラッチノイズと称される用
語は、デジタル画像に生じる上述した種類のノイズ全て
を含むものである。
【0006】デジタル画像のスクラッチは、デジタル画
像中の不要な画素である。スクラッチ雑音は、一般的に
画素の小さな独立したグループや集まりというよりはむ
しろ、多数の隣接した画素からなる。デジタル画像にお
いて、スクラッチノイズは、例えば10画素X100画
素のような画素の領域により構成され、スクラッチによ
って切断されたテクスチャ又はエッジなどの細部を有す
るデジタル画像の領域に存在する。
像中の不要な画素である。スクラッチ雑音は、一般的に
画素の小さな独立したグループや集まりというよりはむ
しろ、多数の隣接した画素からなる。デジタル画像にお
いて、スクラッチノイズは、例えば10画素X100画
素のような画素の領域により構成され、スクラッチによ
って切断されたテクスチャ又はエッジなどの細部を有す
るデジタル画像の領域に存在する。
【0007】デジタル画像からスクラッチを除去するた
めに、スクラッチ領域を構成する画素は、元のデータを
表し、あるいは元のデータに匹敵するデータで置換しな
ければならない。効果的にスクラッチ領域を修復するた
めには、この画素データが、スクラッチ領域において周
辺の領域と同程度にシャープな画像を生じさせるもので
なければならない。さらに、鮮明なエッジの連続が維持
され、ワイアあるいはスクラッチ画素を置換するために
生成されたテクスチャは周辺のテクスチャに調和しなけ
ればならない。
めに、スクラッチ領域を構成する画素は、元のデータを
表し、あるいは元のデータに匹敵するデータで置換しな
ければならない。効果的にスクラッチ領域を修復するた
めには、この画素データが、スクラッチ領域において周
辺の領域と同程度にシャープな画像を生じさせるもので
なければならない。さらに、鮮明なエッジの連続が維持
され、ワイアあるいはスクラッチ画素を置換するために
生成されたテクスチャは周辺のテクスチャに調和しなけ
ればならない。
【0008】デジタル技術における従来の技術の効果
は、規則的又はランダム的に発生する画像の特徴と画像
内における相対的なサイズに従って変化する。規則的に
発生する特徴の例としては、煉瓦壁や布に織り込まれた
テクスチャがある。ランダムに発生する特徴の例として
は、アスファルト道路、コンクリート歩道又は砂浜があ
る。
は、規則的又はランダム的に発生する画像の特徴と画像
内における相対的なサイズに従って変化する。規則的に
発生する特徴の例としては、煉瓦壁や布に織り込まれた
テクスチャがある。ランダムに発生する特徴の例として
は、アスファルト道路、コンクリート歩道又は砂浜があ
る。
【0009】従来の技術の効果は、スクラッチ領域の大
きさや種類にも依存する。画像の平滑あるいはぼやけた
領域に小さく、孤立したノイズ画素の集合は、例えばフ
ィルタリング、クローニング、ペインティングの技術等
の従来の技術により比較的簡単に除去することができ
る。しかし、従来のノイズ除去技術は、多数の隣接した
画素からなるスクラッチや、画像のテクスチャ領域又は
際立ったエッジを有する領域のスクラッチには適用でき
ない。
きさや種類にも依存する。画像の平滑あるいはぼやけた
領域に小さく、孤立したノイズ画素の集合は、例えばフ
ィルタリング、クローニング、ペインティングの技術等
の従来の技術により比較的簡単に除去することができ
る。しかし、従来のノイズ除去技術は、多数の隣接した
画素からなるスクラッチや、画像のテクスチャ領域又は
際立ったエッジを有する領域のスクラッチには適用でき
ない。
【0010】一般的に、スクラッチノイズは周辺の画素
値と比較したときに画素値の突然の変化として、スクラ
ッチの位置に出現する。この突然の変化は画像の周波数
スペクトルにおける高周波成分として現れる。
値と比較したときに画素値の突然の変化として、スクラ
ッチの位置に出現する。この突然の変化は画像の周波数
スペクトルにおける高周波成分として現れる。
【0011】このような画像ノイズを除去するための方
法は、特願平8−204776号明細書中に提案されて
いる。この方法は、ノイズのある画素の位置と、サンプ
ル画像により、これらのノイズのある画素を自然な方法
で修復する。即ち、ユーザは、デジタルペイントブラシ
のような道具でノイズ領域にこのノイズ領域を覆うマス
クであるノイズマスクを上書きすることによって、ノイ
ズのある画素の位置と、また、ノイズの周辺のリペア領
域と、このリペア領域の修復に参照されるノイズのない
部分のサンプル領域とを特定する。
法は、特願平8−204776号明細書中に提案されて
いる。この方法は、ノイズのある画素の位置と、サンプ
ル画像により、これらのノイズのある画素を自然な方法
で修復する。即ち、ユーザは、デジタルペイントブラシ
のような道具でノイズ領域にこのノイズ領域を覆うマス
クであるノイズマスクを上書きすることによって、ノイ
ズのある画素の位置と、また、ノイズの周辺のリペア領
域と、このリペア領域の修復に参照されるノイズのない
部分のサンプル領域とを特定する。
【0012】例えば、上記リペア領域は、図10中のA
に示すように、図中略々中央に図中左上を長手方向とす
るスクラッチ/ワイヤのようなノイズ6を含むような長
方形の領域に取られる。ここで、この画像には、図中横
方向を長手方向とするブロックが、互い違いに規則的に
配列されている。
に示すように、図中略々中央に図中左上を長手方向とす
るスクラッチ/ワイヤのようなノイズ6を含むような長
方形の領域に取られる。ここで、この画像には、図中横
方向を長手方向とするブロックが、互い違いに規則的に
配列されている。
【0013】上記ノイズマスクは、同図中のBに示すよ
うに、図中Aに示したリペア領域31のノイズ6をカバ
ーするように、このノイズ6に上書きされる。このノイ
ズマスク5により、上記ノイズ6は覆われている。
うに、図中Aに示したリペア領域31のノイズ6をカバ
ーするように、このノイズ6に上書きされる。このノイ
ズマスク5により、上記ノイズ6は覆われている。
【0014】また、サンプル領域は、図11に示すよう
に、ノイズマスク5を含むリペア領域1に対して、この
リペア領域と同様の画像のノイズを含まない領域につい
て、同一形状かつ同一寸法に設定される。上記リペア領
域1は、このサンプル領域29を参照することにより修
復される。即ち、上記リペア領域1に含まれるノイズ5
は、このリペア領域1及びサンプル領域29の空間及び
周波数領域の情報を用いて除去される。
に、ノイズマスク5を含むリペア領域1に対して、この
リペア領域と同様の画像のノイズを含まない領域につい
て、同一形状かつ同一寸法に設定される。上記リペア領
域1は、このサンプル領域29を参照することにより修
復される。即ち、上記リペア領域1に含まれるノイズ5
は、このリペア領域1及びサンプル領域29の空間及び
周波数領域の情報を用いて除去される。
【0015】従来の方法と比較すると、コピーペーステ
ィング、ペインティング、中央値フィルタリング、ロー
パスフィルタリング等の普及している従来の方法は、1
つの領域の情報のみを用いて雑音を除去する。これに対
し、上述の提案の方法による結果は、従来の周知の技術
で得られる結果よりも優れているが、広範囲に亘る輝度
の大きな変化を有する画像を考慮しているが完全ではな
い。即ち、この方法によると、図12に示すよう不均一
な陰を有する画像を処理して、画像からこの不均一な陰
を除去することが困難であった。
ィング、ペインティング、中央値フィルタリング、ロー
パスフィルタリング等の普及している従来の方法は、1
つの領域の情報のみを用いて雑音を除去する。これに対
し、上述の提案の方法による結果は、従来の周知の技術
で得られる結果よりも優れているが、広範囲に亘る輝度
の大きな変化を有する画像を考慮しているが完全ではな
い。即ち、この方法によると、図12に示すよう不均一
な陰を有する画像を処理して、画像からこの不均一な陰
を除去することが困難であった。
【0016】続いて、上述の明細書中に提案された方法
の具体的な手順を、図13に示すフローチャートを参照
して説明する。
の具体的な手順を、図13に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0017】最初のステップS101においては、リペ
ア画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(M2)を次
のステップS102に送る。ここで、リペア画像は、ユ
ーザが選択した雑音領域周辺の長方形の画像領域であ
る。
ア画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで
計算されたマグニチュード(M2)と位相(M2)を次
のステップS102に送る。ここで、リペア画像は、ユ
ーザが選択した雑音領域周辺の長方形の画像領域であ
る。
【0018】一方、ステップS106においては、サン
プル画像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFT
の出力は、サンプル画像の高速フーリエ変換の位相とマ
グニチュードである。ここでは、位相は無視され、マグ
ニチュードは、後のステップS102で使用される。
プル画像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFT
の出力は、サンプル画像の高速フーリエ変換の位相とマ
グニチュードである。ここでは、位相は無視され、マグ
ニチュードは、後のステップS102で使用される。
【0019】ここで、サンプル画像Sとは、ユーザは雑
音の画像領域を含まずリペア画像と似ていて正確に同じ
サイズの長方形の画像領域である。この選択した領域を
サンプル画像とする。サンプル画像中の顕著なラインの
相対的位置は、リペア画像中の顕著なラインの位置とは
異なってもよい。
音の画像領域を含まずリペア画像と似ていて正確に同じ
サイズの長方形の画像領域である。この選択した領域を
サンプル画像とする。サンプル画像中の顕著なラインの
相対的位置は、リペア画像中の顕著なラインの位置とは
異なってもよい。
【0020】ステップS102においては、マグニチュ
ードM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグ
ニチュードM1は、サンプル画像のFFTで得られるマ
グニチュードであり、マグニチュードM2は、リペア画
像のFFTで得られる。この最小マグニチュードの計算
は、DC成分以外の全ての周波数成分において行われ
る。DCにおいては、マグニチュードM2の値が選択さ
れる。最小値の計算により得られた新しいマグニチュー
ドを、次のステップで使われるフーリエ変換の新しい値
として送る。リペア画像のFFTで得られた位相情報P
2は、変更されず、次のステップS103に送られる。
ードM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグ
ニチュードM1は、サンプル画像のFFTで得られるマ
グニチュードであり、マグニチュードM2は、リペア画
像のFFTで得られる。この最小マグニチュードの計算
は、DC成分以外の全ての周波数成分において行われ
る。DCにおいては、マグニチュードM2の値が選択さ
れる。最小値の計算により得られた新しいマグニチュー
ドを、次のステップで使われるフーリエ変換の新しい値
として送る。リペア画像のFFTで得られた位相情報P
2は、変更されず、次のステップS103に送られる。
【0021】ステップS103においては、前のステッ
プS102で得られたマグニチュードと位相の出力を用
いて、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そし
て、このIFFTの結果をステップS104に送る。
プS102で得られたマグニチュードと位相の出力を用
いて、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そし
て、このIFFTの結果をステップS104に送る。
【0022】ステップS104においては、入力値を実
数にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数
である可能性があるマトリクスである。マトリクスにお
いてそのような複素数の値は0に設定する。実数も0か
ら255の範囲外の可能性もあるので、クリッピングを
行う。即ち、値が0以下のときには、それを0にする。
それが255以上のときは、それを255にし、それ以
外であれば何もしない。そして、次のステップS105
に進む。
数にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数
である可能性があるマトリクスである。マトリクスにお
いてそのような複素数の値は0に設定する。実数も0か
ら255の範囲外の可能性もあるので、クリッピングを
行う。即ち、値が0以下のときには、それを0にする。
それが255以上のときは、それを255にし、それ以
外であれば何もしない。そして、次のステップS105
に進む。
【0023】ステップS105においては、バイナリマ
スク修復を行う。即ち、前のステップS104で得られ
た画素を元のリペア画像の画素と混合する。バイナリマ
スクから離れている位置の画素の値は、この位置には雑
音がないことが判っているので、元のリペア画像の値と
されるべきである。バイナリマスクの値が0である領域
内では、元のリペア画像には雑音があり、またよりよい
値が計算されたことから、それらの値はそのまま残され
るべきである。
スク修復を行う。即ち、前のステップS104で得られ
た画素を元のリペア画像の画素と混合する。バイナリマ
スクから離れている位置の画素の値は、この位置には雑
音がないことが判っているので、元のリペア画像の値と
されるべきである。バイナリマスクの値が0である領域
内では、元のリペア画像には雑音があり、またよりよい
値が計算されたことから、それらの値はそのまま残され
るべきである。
【0024】ここで、バイナリマスクは、ユーザが雑音
領域の上に上書き(ペイント)したマスクである。この
バイナリマスクは、雑音の画素をカバーするのに十分な
大きさを有するが、正確に同じ形状のものである必要は
ない。
領域の上に上書き(ペイント)したマスクである。この
バイナリマスクは、雑音の画素をカバーするのに十分な
大きさを有するが、正確に同じ形状のものである必要は
ない。
【0025】なお、ユーザは、ステップS101からス
テップS105において実行されるループの回数を選択
することができる。
テップS105において実行されるループの回数を選択
することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】画像修復において、画
像にローパスフィルタをかけて画像を低周波成分と高周
波成分に分離する従来手法においては、修復画像の陰影
が大きく変化する画像を修復する場合には陰影成分の修
復ができなかった。
像にローパスフィルタをかけて画像を低周波成分と高周
波成分に分離する従来手法においては、修復画像の陰影
が大きく変化する画像を修復する場合には陰影成分の修
復ができなかった。
【0027】これは、ローパスフィルタを用いた周波数
領域での陰影成分の分離は、陰影が十分に滑らかな場合
でしか機能しないという問題と、ローパスフィルタをか
けただけではノイズ部分の画素値を周囲に拡散させてし
まい、陰影成分だけを正確に分離できず、ノイズと周囲
の部分の輝度差が高周波成分に含まれてしまうという問
題があったからである。また、強いフィルタをかけて、
更に画像をぼかすことでノイズの影響を減少させること
ができるが、陰影成分をも分離することになり、やはり
よい修復結果は得られない。
領域での陰影成分の分離は、陰影が十分に滑らかな場合
でしか機能しないという問題と、ローパスフィルタをか
けただけではノイズ部分の画素値を周囲に拡散させてし
まい、陰影成分だけを正確に分離できず、ノイズと周囲
の部分の輝度差が高周波成分に含まれてしまうという問
題があったからである。また、強いフィルタをかけて、
更に画像をぼかすことでノイズの影響を減少させること
ができるが、陰影成分をも分離することになり、やはり
よい修復結果は得られない。
【0028】本発明は、上述の実情に鑑みてなされるも
のであって、従来技術の欠点を克服し、陰影成分に関し
ても積極的に修復処理を行うことで、陰影の大きな画像
からスクラッチノイズのみを除去して望ましい画像を得
るような画像の陰影成分の修復方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
のであって、従来技術の欠点を克服し、陰影成分に関し
ても積極的に修復処理を行うことで、陰影の大きな画像
からスクラッチノイズのみを除去して望ましい画像を得
るような画像の陰影成分の修復方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0029】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係る画像の修復方法は、画像に含まれ
る雑音を境界値問題の緩和法である連続過緩和(SOR;Su
ccessive Over Relaxation)法にて処理する第1の修復
工程と、画像に含まれる雑音を修復する第2の修復工程
とを有し、具体的には画像内の雑音の陰影成分を修復す
るものである。ここで、上記連続過緩和法は、ディフュ
ージョン法であるものとする。
めに、この発明に係る画像の修復方法は、画像に含まれ
る雑音を境界値問題の緩和法である連続過緩和(SOR;Su
ccessive Over Relaxation)法にて処理する第1の修復
工程と、画像に含まれる雑音を修復する第2の修復工程
とを有し、具体的には画像内の雑音の陰影成分を修復す
るものである。ここで、上記連続過緩和法は、ディフュ
ージョン法であるものとする。
【0030】即ち、上記画像の修復装置及び方法は、修
復対象となる画像中のノイズ部分に対してディフュージ
ョン法を用いた修復を行って、陰影成分を修復するもの
である。
復対象となる画像中のノイズ部分に対してディフュージ
ョン法を用いた修復を行って、陰影成分を修復するもの
である。
【0031】このため、画像修復過程において、修復処
理を開始する前に修復対象部分を予めディフュージョン
法を用いて修復する。この結果、低周波成分を修復する
こととノイズと周囲の画像の輝度差に起因する不要な高
周波成分の影響を避けることができるため、画像修復の
精度が高まる。
理を開始する前に修復対象部分を予めディフュージョン
法を用いて修復する。この結果、低周波成分を修復する
こととノイズと周囲の画像の輝度差に起因する不要な高
周波成分の影響を避けることができるため、画像修復の
精度が高まる。
【0032】また、この発明に係る画像の修復方法は、
画像の欠落部分を修復する場合に、ディフュージョン法
を施す前に当該欠落部分に初期値を設定することで計算
量を減らすことを特徴とするものである。
画像の欠落部分を修復する場合に、ディフュージョン法
を施す前に当該欠落部分に初期値を設定することで計算
量を減らすことを特徴とするものである。
【0033】即ち、ディフュージョン法は画像修復にか
かる計算回数が問題となる。修復精度が十分なものとな
るためには、リペア領域に含まれるピクセル数の平方根
を取った数値だけ繰り返しフィルタの計算しなければな
らない。仮にリペア領域の大きさが縦横とも100ピク
セルとすると、100回の繰り返し計算が必要になる。
そのため、繰り返し計算の回数を減らすため修復領域の
内部に予め初期値を与えることで、修復処理を高速に終
了させるものである。
かる計算回数が問題となる。修復精度が十分なものとな
るためには、リペア領域に含まれるピクセル数の平方根
を取った数値だけ繰り返しフィルタの計算しなければな
らない。仮にリペア領域の大きさが縦横とも100ピク
セルとすると、100回の繰り返し計算が必要になる。
そのため、繰り返し計算の回数を減らすため修復領域の
内部に予め初期値を与えることで、修復処理を高速に終
了させるものである。
【0034】ここでは、ディフュージョン法の計算を開
始する前に、予め初期値を与える。この結果、修復に必
要な計算回数を減らすことができるため高速な計算が可
能となる。
始する前に、予め初期値を与える。この結果、修復に必
要な計算回数を減らすことができるため高速な計算が可
能となる。
【0035】さらに、この発明に係る画像の修復方法
は、ディフュージョン法により処理を施すためのフィル
タの形状を当該画像に応じて変化させるものである。こ
のフィルタは、上記画像の画素に施される線形演算に対
応する行列にて表現されるものである。
は、ディフュージョン法により処理を施すためのフィル
タの形状を当該画像に応じて変化させるものである。こ
のフィルタは、上記画像の画素に施される線形演算に対
応する行列にて表現されるものである。
【0036】即ち、ディフュージョン法のフィルタは上
下左右の画素を参照するため、対象性を有する画像をデ
ィフュージョン法で修復した場合に、他の部分の色が互
いに混ざってしまいうまく修復することができない場合
がある。そのため、フィルタの形状を変化させて計算す
ることで、色のにじみを回避するものである。
下左右の画素を参照するため、対象性を有する画像をデ
ィフュージョン法で修復した場合に、他の部分の色が互
いに混ざってしまいうまく修復することができない場合
がある。そのため、フィルタの形状を変化させて計算す
ることで、色のにじみを回避するものである。
【0037】従って、ディフュージョン法で用いるフィ
ルタの形状を変更することができるので、画像の持つ方
向に合った修復を行うことが可能となる。
ルタの形状を変更することができるので、画像の持つ方
向に合った修復を行うことが可能となる。
【0038】上述の課題を解決するために、この発明に
係る画像の修復装置は、画像に含まれる雑音をディフュ
ージョン法にて処理するディフュージョン法の手段と、
画像に含まれる雑音を修復する修復手段とを有するもの
である。
係る画像の修復装置は、画像に含まれる雑音をディフュ
ージョン法にて処理するディフュージョン法の手段と、
画像に含まれる雑音を修復する修復手段とを有するもの
である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像の修復
方法及び装置について、図面を参照して説明する。
方法及び装置について、図面を参照して説明する。
【0040】画像の修復装置は、図1に示すように、こ
の装置の全体を制御する制御部10と、データの演算を
集中して行う中央処理部21と、データを保存するメモ
リ22とを有している。
の装置の全体を制御する制御部10と、データの演算を
集中して行う中央処理部21と、データを保存するメモ
リ22とを有している。
【0041】上記制御部10は、この装置の各部に対し
て制御を行うコントローラである。この制御部10は、
上記中央処理部21と、上記メモリ22とデータの送受
を行い、これら中央処理部21及びメモリ22と一体と
なって上記画像内の領域設定方法に係る一連の手順を実
行する。また、この制御部10には、マウス23と、ペ
ン/タブレット24と、画像入力26とからデータが入
力し、CRT25にデータを出力している。
て制御を行うコントローラである。この制御部10は、
上記中央処理部21と、上記メモリ22とデータの送受
を行い、これら中央処理部21及びメモリ22と一体と
なって上記画像内の領域設定方法に係る一連の手順を実
行する。また、この制御部10には、マウス23と、ペ
ン/タブレット24と、画像入力26とからデータが入
力し、CRT25にデータを出力している。
【0042】上記中央処理部21は、データに係る演算
を集中して行うプロセッサである。この中央処理部21
は、上記制御部10に接続され、この制御部10の制御
の下に、この制御部10から与えられたデータについて
演算を行う。
を集中して行うプロセッサである。この中央処理部21
は、上記制御部10に接続され、この制御部10の制御
の下に、この制御部10から与えられたデータについて
演算を行う。
【0043】上記メモリ22は、データを保存する記憶
部である。このメモリ22は、上記制御部10に接続さ
れ、この制御部10の制御の下に、データの書込み及び
読み出しをなされる。
部である。このメモリ22は、上記制御部10に接続さ
れ、この制御部10の制御の下に、データの書込み及び
読み出しをなされる。
【0044】また、上記画像の修復装置は、入力手段と
してマウス23及びペン/タブレット24を、また、こ
の画像内の領域設定方法の処理に係る画像を出力する出
力手段としてCRT25を有している。
してマウス23及びペン/タブレット24を、また、こ
の画像内の領域設定方法の処理に係る画像を出力する出
力手段としてCRT25を有している。
【0045】上記マウス23は、掌に握って操作するこ
とができる程度の大きさの筐体を有するポインティング
デバイスである。このマウス23は、例えば机上のよう
な平坦面上を所望の方向に所望の距離摺動されることに
より、例えばCRT25上に表示されたカーソルの位置
を入力される。そして、このマウス23は、入力された
位置に係るデータを上記制御部10に伝送する。
とができる程度の大きさの筐体を有するポインティング
デバイスである。このマウス23は、例えば机上のよう
な平坦面上を所望の方向に所望の距離摺動されることに
より、例えばCRT25上に表示されたカーソルの位置
を入力される。そして、このマウス23は、入力された
位置に係るデータを上記制御部10に伝送する。
【0046】上記ペン/タブレット24は、略々直方体
状の平坦な筐体を有し、この平坦な主面の1にマトリッ
クス状配設された複数の検知素子を備え、このマトリッ
クス上の位置を検知するタブレットと、このタブレット
の主面をペン先にてなぞることにより位置を入力するペ
ンとの一組からなる入力手段である。このペン/タブレ
ット24は、入力された位置に係るデータを上記制御部
10に伝送する。
状の平坦な筐体を有し、この平坦な主面の1にマトリッ
クス状配設された複数の検知素子を備え、このマトリッ
クス上の位置を検知するタブレットと、このタブレット
の主面をペン先にてなぞることにより位置を入力するペ
ンとの一組からなる入力手段である。このペン/タブレ
ット24は、入力された位置に係るデータを上記制御部
10に伝送する。
【0047】上記CRT25は、画像に係るデータを陰
極線の管面に配設された複数の画素に画像として表示す
る出力手段である。このCRT25は、上記制御部10
から画像に係るデータを伝送され、このデータを画像と
して表示する。
極線の管面に配設された複数の画素に画像として表示す
る出力手段である。このCRT25は、上記制御部10
から画像に係るデータを伝送され、このデータを画像と
して表示する。
【0048】次に、画像内の修復方法にか係る一連の工
程を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
程を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0049】最初のステップS1においては、ノイズを
含むリペア画像のノイズを含む部分を指定する。このノ
イズを含む部分は、例えば上記CRT25上にてマウス
23等のポインティングデバイスを用いることにより指
定される。そして、次のステップS2に進む。
含むリペア画像のノイズを含む部分を指定する。このノ
イズを含む部分は、例えば上記CRT25上にてマウス
23等のポインティングデバイスを用いることにより指
定される。そして、次のステップS2に進む。
【0050】ステップS2においては、ディフュージョ
ン法を用い、上記ステップS1にて指定した画像のノイ
ズ部分の陰影成分を修復し、ステップS3に進む。この
ディフュージョン法については、後に詳述する。
ン法を用い、上記ステップS1にて指定した画像のノイ
ズ部分の陰影成分を修復し、ステップS3に進む。この
ディフュージョン法については、後に詳述する。
【0051】ステップS3においては、画像を周波数領
域にて分割する。即ち、修復する画像を、周波数によっ
て、高周波成分であるテクスチャ成分と、低周波成分で
ある陰影成分とに分割する。そして、これに続くステッ
プS4に進む。このステップS3以後は、通常の画像内
の雑音修復工程に対応するものである。
域にて分割する。即ち、修復する画像を、周波数によっ
て、高周波成分であるテクスチャ成分と、低周波成分で
ある陰影成分とに分割する。そして、これに続くステッ
プS4に進む。このステップS3以後は、通常の画像内
の雑音修復工程に対応するものである。
【0052】ステップS4においては、上記ステップS
4にて修復する画像を周波数領域にて分割することによ
り得られた画像のテクスチャ成分を、参照画像であるサ
ンプル画像の高周波成分であるテクスチャ成分を参照し
てPOCS(Projection onto Convex Sets)により処
理する。そして、次のステップS5に進む。
4にて修復する画像を周波数領域にて分割することによ
り得られた画像のテクスチャ成分を、参照画像であるサ
ンプル画像の高周波成分であるテクスチャ成分を参照し
てPOCS(Projection onto Convex Sets)により処
理する。そして、次のステップS5に進む。
【0053】ステップS5においては、上記ステップS
4にて処理された画像に対してソフトマスク(ソフトノ
イズマスク)を参照することにより、ソフトマスク修正
を施す。そして、ステップS6に進む。
4にて処理された画像に対してソフトマスク(ソフトノ
イズマスク)を参照することにより、ソフトマスク修正
を施す。そして、ステップS6に進む。
【0054】ステップS6においては、上記ステップS
5にてソフトマスク修復された画像と、上記ステップS
3にて周波数領域にて分割された低周波成分である陰影
成分を合成する。そして、次のステップS7に進む。
5にてソフトマスク修復された画像と、上記ステップS
3にて周波数領域にて分割された低周波成分である陰影
成分を合成する。そして、次のステップS7に進む。
【0055】ステップS7においては、クリッピングを
行う。例えば、画素の値が0〜255の範囲の外にある
ときには、その値が上記範囲に収まるようにクリッピン
グを施す。そして、これに続くステップS8に進む。
行う。例えば、画素の値が0〜255の範囲の外にある
ときには、その値が上記範囲に収まるようにクリッピン
グを施す。そして、これに続くステップS8に進む。
【0056】ステップS8においては、ソフトマスク修
復がなされる。即ち、上記ステップS7にてクリッピン
グが施された画像は、原リペア画像と、ソフトマスクを
参照することにより、ソフトマスク修復される。そし
て、この画像に陰影成分の修復方法に係る一連の工程を
終了する。このソフトマスク修復については、後に説明
する。
復がなされる。即ち、上記ステップS7にてクリッピン
グが施された画像は、原リペア画像と、ソフトマスクを
参照することにより、ソフトマスク修復される。そし
て、この画像に陰影成分の修復方法に係る一連の工程を
終了する。このソフトマスク修復については、後に説明
する。
【0057】このように、本手法では、ステップS3で
示した周波数分割を行う前の段階でディフュージョン法
を用いてノイズ部分の陰影成分のみを修復してしまい、
ステップS4以降で従来法を用いてテクスチャ成分を修
復する。これによって、低周波成分と高周波成分ともに
修復することが可能となり、望ましい修復結果が得られ
る。
示した周波数分割を行う前の段階でディフュージョン法
を用いてノイズ部分の陰影成分のみを修復してしまい、
ステップS4以降で従来法を用いてテクスチャ成分を修
復する。これによって、低周波成分と高周波成分ともに
修復することが可能となり、望ましい修復結果が得られ
る。
【0058】続いて、上記画像の修復方法の第1の具体
例について、図3に示すフローチャートを参照して説明
する。この具体例は、画像内の雑音を含むリペア領域を
参照領域であるサンプル参照領域を参照することによ
り、その際にソフトマスクを用いて修復するものであ
る。
例について、図3に示すフローチャートを参照して説明
する。この具体例は、画像内の雑音を含むリペア領域を
参照領域であるサンプル参照領域を参照することによ
り、その際にソフトマスクを用いて修復するものであ
る。
【0059】最初のステップS21においては、リペア
画像にソフトマスク(ソフトノイズマスク)を乗算す
る。このノイズマスクとしては、バイナリマスク(バイ
ナリノイズマスク)でも、ソフトエッジのソフトマスク
でもよい。ここで、リペア画像は、ユーザが選択した雑
音領域周辺の長方形の画像領域である。
画像にソフトマスク(ソフトノイズマスク)を乗算す
る。このノイズマスクとしては、バイナリマスク(バイ
ナリノイズマスク)でも、ソフトエッジのソフトマスク
でもよい。ここで、リペア画像は、ユーザが選択した雑
音領域周辺の長方形の画像領域である。
【0060】バイナリマスクは、ユーザが雑音領域の上
に上書きしたマスクである。このバイナリマスクは、雑
音の画素をカバーするのに十分な大きさを有するが、正
確に同じ形状のものである必要はない。
に上書きしたマスクである。このバイナリマスクは、雑
音の画素をカバーするのに十分な大きさを有するが、正
確に同じ形状のものである必要はない。
【0061】ソフトエッジマスクは、必要に応じて、ユ
ーザが上書きしたバイナリマスクからソフトエッジマス
クを生成する。ソフトマスクを生成する際、バイナリマ
スク内ではソフトマスクの値は0である。バイナリマス
ク外では、ソフトマスクの値は、0から1の間のガウス
関数である。すなわち、バイナリマスク外の画素におい
ては、バイナリマスクからの距離をdとすると、ソフト
マスクの値は、1−exp(−k*d*d)となり、こ
こで、kは、ユーザがこのソフトマスクのソフトエッジ
を急峻にしたり、なだらかにしたりするために設定する
ことができる定数である。一般的に、定数kの値は、
0.15である。バイナリマスクからの距離dが決まる
と、ソフトマスクの1つの値が得られる。我々は、この
目的のためにおよそ約5つの画素の距離が適することを
見いだした。
ーザが上書きしたバイナリマスクからソフトエッジマス
クを生成する。ソフトマスクを生成する際、バイナリマ
スク内ではソフトマスクの値は0である。バイナリマス
ク外では、ソフトマスクの値は、0から1の間のガウス
関数である。すなわち、バイナリマスク外の画素におい
ては、バイナリマスクからの距離をdとすると、ソフト
マスクの値は、1−exp(−k*d*d)となり、こ
こで、kは、ユーザがこのソフトマスクのソフトエッジ
を急峻にしたり、なだらかにしたりするために設定する
ことができる定数である。一般的に、定数kの値は、
0.15である。バイナリマスクからの距離dが決まる
と、ソフトマスクの1つの値が得られる。我々は、この
目的のためにおよそ約5つの画素の距離が適することを
見いだした。
【0062】ノイズマスクとしてバイナリマスクを使用
したときは、リペア画像中の実際の雑音は、黒い領域で
覆われる。この領域の外側の領域は、雑音のない部分で
ある。乗算の結果は、マスクリペア画像である。一方、
ソフトマスクを使用するときは、そのソフトマスクのソ
フト範囲は、雑音のエッジ近傍の位置で略々0であり、
ソフトマスクのエッジから数画素離れた位置で略々0と
なり、それらの間の位置で0と1の中間の値を有する要
因を、リペア画像に乗算することにより、下の元の値は
減少する。その乗算結果を、マスクリペア画像という。
そして、次のステップS22に進む。
したときは、リペア画像中の実際の雑音は、黒い領域で
覆われる。この領域の外側の領域は、雑音のない部分で
ある。乗算の結果は、マスクリペア画像である。一方、
ソフトマスクを使用するときは、そのソフトマスクのソ
フト範囲は、雑音のエッジ近傍の位置で略々0であり、
ソフトマスクのエッジから数画素離れた位置で略々0と
なり、それらの間の位置で0と1の中間の値を有する要
因を、リペア画像に乗算することにより、下の元の値は
減少する。その乗算結果を、マスクリペア画像という。
そして、次のステップS22に進む。
【0063】ステップS22においては、ディフュージ
ョン法を用いて処理を行い、ステップS23に進む。こ
のディフュージョン法については、後に詳細に説明す
る。
ョン法を用いて処理を行い、ステップS23に進む。こ
のディフュージョン法については、後に詳細に説明す
る。
【0064】ステップS23においては、マスクリペア
画像を、ハイパスフィルタマスクリペア画像と、ローパ
スフィルタマスクリペア画像との2つの画像に分割す
る。ローパスフィルタリペア画像は、次のステップS2
4に送られないが、その代わりに、ステップS29に送
られる。ハイパスフィルタマスクリペア画像のみが、次
のステップS24に直接送られる。
画像を、ハイパスフィルタマスクリペア画像と、ローパ
スフィルタマスクリペア画像との2つの画像に分割す
る。ローパスフィルタリペア画像は、次のステップS2
4に送られないが、その代わりに、ステップS29に送
られる。ハイパスフィルタマスクリペア画像のみが、次
のステップS24に直接送られる。
【0065】ステップS24においては、ハイパスフィ
ルタマスクリペア画像の高速フーリエ変換(FFT)を
計算して、FFTで計算されたマグニチュード(M2)
と位相(P2)を次のステップに送る。
ルタマスクリペア画像の高速フーリエ変換(FFT)を
計算して、FFTで計算されたマグニチュード(M2)
と位相(P2)を次のステップに送る。
【0066】一方、ステップS31においては、サンプ
ル画像を、ローパスフィルタを用いて濾波して、ローパ
スフィルタサンプル画像とハイパスフィルタサンプル画
像を生成する。そのローパスフィルタサンプル画像は無
視され、ハイパスフィルタサンプル画像が次のステップ
S32の入力になる。
ル画像を、ローパスフィルタを用いて濾波して、ローパ
スフィルタサンプル画像とハイパスフィルタサンプル画
像を生成する。そのローパスフィルタサンプル画像は無
視され、ハイパスフィルタサンプル画像が次のステップ
S32の入力になる。
【0067】ここで、サンプル画像とは、ユーザが選択
した雑音の画像領域を含まずリペア画像と似ていて正確
に同じサイズの長方形の画像領域である。この選択した
領域をサンプル画像とする。このサンプル画像はリペア
画像に比べてかなり暗いか明るくてもよい。サンプル画
像中の顕著なラインの相対的位置は、リペア画像中の顕
著なラインの位置とは異なってもよい。
した雑音の画像領域を含まずリペア画像と似ていて正確
に同じサイズの長方形の画像領域である。この選択した
領域をサンプル画像とする。このサンプル画像はリペア
画像に比べてかなり暗いか明るくてもよい。サンプル画
像中の顕著なラインの相対的位置は、リペア画像中の顕
著なラインの位置とは異なってもよい。
【0068】ステップS32においては、ハイパスフィ
ルタサンプル画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算
する。FFTの出力は、ハイパスサンプル画像のフーリ
エ変換の位相とマグニチュードである。ここで、位相は
無視する。マグニチュード(M1)は次のステップS2
5に送られる。
ルタサンプル画像の高速フーリエ変換(FFT)を計算
する。FFTの出力は、ハイパスサンプル画像のフーリ
エ変換の位相とマグニチュードである。ここで、位相は
無視する。マグニチュード(M1)は次のステップS2
5に送られる。
【0069】ステップS25においては、マグニチュー
ド(M1)と(M2)の最小マグニチュードを計算す
る。マグニチュード(M1)は、サンプル画像のFFT
で得られるマグニチュードであり、マグニチュード(M
2)は、ハイパスフィルタマスクサンプル画像のFFT
で得られるマグニチュードである。最小値の計算により
得られた新しいマグニチュードを、次のステップS26
で使われる逆フーリエ変換の新しい値として送る。ハイ
パスフィルタマスクリペア画像のFFTで得られた位相
情報(P2)を変更せずに、次のステップS26に送
る。
ド(M1)と(M2)の最小マグニチュードを計算す
る。マグニチュード(M1)は、サンプル画像のFFT
で得られるマグニチュードであり、マグニチュード(M
2)は、ハイパスフィルタマスクサンプル画像のFFT
で得られるマグニチュードである。最小値の計算により
得られた新しいマグニチュードを、次のステップS26
で使われる逆フーリエ変換の新しい値として送る。ハイ
パスフィルタマスクリペア画像のFFTで得られた位相
情報(P2)を変更せずに、次のステップS26に送
る。
【0070】ステップS26においては、前のステップ
S25で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を計算する。そし
て、ステップS27に進む。
S25で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を計算する。そし
て、ステップS27に進む。
【0071】ステップS27においては、入力値を実数
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリックスである。マトリックスに
おいてそのような複素数の値は0に設定する。実数も0
から255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを
行う。値が0以下のときは、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にする。それ以外で何
も変更しない。そして、ステップS28に進む。
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリックスである。マトリックスに
おいてそのような複素数の値は0に設定する。実数も0
から255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを
行う。値が0以下のときは、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にする。それ以外で何
も変更しない。そして、ステップS28に進む。
【0072】ステップS28においては、ステップS2
2で得られた画素を先にステップS23のローフィルタ
を介したマスクリペア画像の画素と混合するソフトマス
ク修復が行われる。ノイズマスクから離れている位置の
画素の値は、この位置に雑音がないことが判っているの
で、マスクリペア画像の値とされるべきである。ノイズ
マスクの値が0である領域内では、マスクリペア画像に
は雑音があり、またよりよい値が計算されたことから、
それらの値はそのまま残されるべきである。ソフトマス
クを採用しているときは、ソフトマスクの値が0と1の
間の領域の値としては、前のステップにおいて計算され
た値とマスクリペア画像の値を混合した値とする。これ
ら3つの操作(ソフトマスクの値が0、1及び0と1と
の中間の値の処理)は、以下のように定義することがで
きる。ある位置におけるソフトマスクの値をmとする
と、その位置での新しい画素は、m*rp+(1−p)
*rとなり、ここで、rpは、ハイパスフィルタを介し
たマスクリペア画像R内のその位置の値であり、rは、
前のステップで得られたその位置の値である。なお、ソ
フトマスクに代わってバイナリマスクを用いるバイナリ
マスク修復を行うこともできる。そして、ステップS2
9に進む。
2で得られた画素を先にステップS23のローフィルタ
を介したマスクリペア画像の画素と混合するソフトマス
ク修復が行われる。ノイズマスクから離れている位置の
画素の値は、この位置に雑音がないことが判っているの
で、マスクリペア画像の値とされるべきである。ノイズ
マスクの値が0である領域内では、マスクリペア画像に
は雑音があり、またよりよい値が計算されたことから、
それらの値はそのまま残されるべきである。ソフトマス
クを採用しているときは、ソフトマスクの値が0と1の
間の領域の値としては、前のステップにおいて計算され
た値とマスクリペア画像の値を混合した値とする。これ
ら3つの操作(ソフトマスクの値が0、1及び0と1と
の中間の値の処理)は、以下のように定義することがで
きる。ある位置におけるソフトマスクの値をmとする
と、その位置での新しい画素は、m*rp+(1−p)
*rとなり、ここで、rpは、ハイパスフィルタを介し
たマスクリペア画像R内のその位置の値であり、rは、
前のステップで得られたその位置の値である。なお、ソ
フトマスクに代わってバイナリマスクを用いるバイナリ
マスク修復を行うこともできる。そして、ステップS2
9に進む。
【0073】ステップS29においては、前のステップ
S28の出力と、ステップS23で得られたローパスフ
ィルタマスクリペア画像と合成(マージ)する。マージ
は、2つの画像を単純に加算することにより行われる。
そして、次のステップS30に進む。
S28の出力と、ステップS23で得られたローパスフ
ィルタマスクリペア画像と合成(マージ)する。マージ
は、2つの画像を単純に加算することにより行われる。
そして、次のステップS30に進む。
【0074】ステップS30においては、クリッピング
が行われる。即ち、このステップの入力の画素のいずれ
かが255より大きいときは、それを255とする。そ
れ以外であれば、何もしないでおく。
が行われる。即ち、このステップの入力の画素のいずれ
かが255より大きいときは、それを255とする。そ
れ以外であれば、何もしないでおく。
【0075】なお、ユーザは、ステップS23からステ
ップS30において実行されるループの回数を選択する
ことができる。そして、この一連の工程の結果、画像に
含まれた雑音の領域が修復された結果画像が得られる。
ップS30において実行されるループの回数を選択する
ことができる。そして、この一連の工程の結果、画像に
含まれた雑音の領域が修復された結果画像が得られる。
【0076】また、ステップS24〜S27は、上記図
2中のステップS4にPOCSに対応している。
2中のステップS4にPOCSに対応している。
【0077】続いて、上記一連の工程における陰影成分
の修復に用いられるディフュージョン法に係る工程を、
図4のフローチャートを参照して説明する。この画像内
の陰影成分の修復に係る部分は、ディフュージョン法を
施すステップである上記図2中のS2及び上記図3中の
ステップS22に対応している。ここで、ディフュージ
ョン法とは境界値問題の緩和法である連続過緩和法(SO
R; Successive Overrelaxation)法(Numerical Recipe
s in C,William H. Pressなど,技術評論社)の一種であ
る。
の修復に用いられるディフュージョン法に係る工程を、
図4のフローチャートを参照して説明する。この画像内
の陰影成分の修復に係る部分は、ディフュージョン法を
施すステップである上記図2中のS2及び上記図3中の
ステップS22に対応している。ここで、ディフュージ
ョン法とは境界値問題の緩和法である連続過緩和法(SO
R; Successive Overrelaxation)法(Numerical Recipe
s in C,William H. Pressなど,技術評論社)の一種であ
る。
【0078】最初のステップS11において、画像の修
復対象部分の値を0とする。修復対象部分とは、例えば
画像内でスクラッチ等の雑音が生じた部分である。そし
て、次のステップS12に進む。
復対象部分の値を0とする。修復対象部分とは、例えば
画像内でスクラッチ等の雑音が生じた部分である。そし
て、次のステップS12に進む。
【0079】ステップS12においては、修復する画像
にディフュージョン法のフィルタをかける。このディフ
ュージョン法のフィルタとは、例えば次式に示すよう
に、3行3列の行列であり、第1行第2列、第2行第1
列、第2行第3列及び第3行第2列の要素がそれぞれw
/4、第2行第2列の要素が1−w、他の部分が0であ
るものである。
にディフュージョン法のフィルタをかける。このディフ
ュージョン法のフィルタとは、例えば次式に示すよう
に、3行3列の行列であり、第1行第2列、第2行第1
列、第2行第3列及び第3行第2列の要素がそれぞれw
/4、第2行第2列の要素が1−w、他の部分が0であ
るものである。
【0080】
【数1】
【0081】この行列にて表現される上記フィルタを修
復すべき画像に施す順序としては、図5に示すように、
リペア画像31において、フレーム内の水平方向に左か
ら右を操作の方向として、この走査線をリペア画像のフ
レームの垂直方向に対して上から下に、順に各画素と周
囲の画素を対象として適用する。
復すべき画像に施す順序としては、図5に示すように、
リペア画像31において、フレーム内の水平方向に左か
ら右を操作の方向として、この走査線をリペア画像のフ
レームの垂直方向に対して上から下に、順に各画素と周
囲の画素を対象として適用する。
【0082】この際、計算対象の画素の図中左方向と上
方向の成分については、直前の計算にて得られた画素値
を用いる。これら図中の左方向及び上方向の成分は、上
記行列の第1行第2列及び第2行第1列の要素にそれぞ
れ対応している。ここで、上記フィルタを表現する行列
の要素に現れたwは、過緩和パラメータと呼ばれ、0<
w<2の値を取る。そして、ステップS13に進む。
方向の成分については、直前の計算にて得られた画素値
を用いる。これら図中の左方向及び上方向の成分は、上
記行列の第1行第2列及び第2行第1列の要素にそれぞ
れ対応している。ここで、上記フィルタを表現する行列
の要素に現れたwは、過緩和パラメータと呼ばれ、0<
w<2の値を取る。そして、ステップS13に進む。
【0083】ステップS13においては、修復後の画素
値と修復前の画素値を比較して、定められた閾値以上だ
ったら上記ステップS12に戻り、修復計算を繰り返
す。閾値未満だったら、この一連の工程を終了する。
値と修復前の画素値を比較して、定められた閾値以上だ
ったら上記ステップS12に戻り、修復計算を繰り返
す。閾値未満だったら、この一連の工程を終了する。
【0084】上記ディフュージョン法による画像の修復
の一例は、図6に示されている。即ち、図中Aに示す画
像は、輝度値が連続的に変化する正常部分8の一部に、
輝度値が著しく低い欠落部分9を有している。
の一例は、図6に示されている。即ち、図中Aに示す画
像は、輝度値が連続的に変化する正常部分8の一部に、
輝度値が著しく低い欠落部分9を有している。
【0085】この欠落部分9を有する画像は、図中B及
びCに示すように、反復回数を重ねる毎に、欠落部分近
傍の画素値をの画素値が流れ込むような形で徐々に値が
復元されていく。
びCに示すように、反復回数を重ねる毎に、欠落部分近
傍の画素値をの画素値が流れ込むような形で徐々に値が
復元されていく。
【0086】以上の実施例ではディフュージョン法を用
いて修復する方法を説明した。ここで、ディフュージョ
ン法で修復する場合は、フィルタを繰り返し適用する
が、その計算回数が問題となる。修復精度が十分なもの
となるためには、リペア領域に含まれるピクセル数の平
方根を取った数値だけ繰り返しフィルタの計算しなけれ
ばならない。仮にリペア領域の大きさが縦横とも100
ピクセルとすると、100回の繰り返し計算が必要にな
る。
いて修復する方法を説明した。ここで、ディフュージョ
ン法で修復する場合は、フィルタを繰り返し適用する
が、その計算回数が問題となる。修復精度が十分なもの
となるためには、リペア領域に含まれるピクセル数の平
方根を取った数値だけ繰り返しフィルタの計算しなけれ
ばならない。仮にリペア領域の大きさが縦横とも100
ピクセルとすると、100回の繰り返し計算が必要にな
る。
【0087】そこで、計算回数を減らすため、修復領域
の内部に予め初期値を与えて、修復計算を速める方法に
ついて、図7を参照して説明する。同図中のA〜Cは、
8×8画素から構成されるている画像であり、この画像
の中央の4×4画素が欠落している。
の内部に予め初期値を与えて、修復計算を速める方法に
ついて、図7を参照して説明する。同図中のA〜Cは、
8×8画素から構成されるている画像であり、この画像
の中央の4×4画素が欠落している。
【0088】従来法においては、図中のAに示す修復領
域2にディフュージョン法を適用する際に、従来法では
図中のBに示すように修復領域2の輝度値を0としてい
た。そのため、輝度値が十分に回復するには繰り返しの
回数も多く、計算時間がかかるものとなっていた。ここ
で、ディフュージョン法においては修復が十分に行われ
れば、値は必ず領域を囲む周囲の画素1の最も低い値以
上となる。そのため、同図中のCに示すように、修復領
域に隣接する画素1の値の中で最も輝度の低い画素を選
び、選んだ画素値を用いて、修復領域2を埋めてしま
う。その後ディフュージョン法を用いて修復する。この
結果、修復が完了するまでにかかる回数の増加を大幅に
抑えることができる。
域2にディフュージョン法を適用する際に、従来法では
図中のBに示すように修復領域2の輝度値を0としてい
た。そのため、輝度値が十分に回復するには繰り返しの
回数も多く、計算時間がかかるものとなっていた。ここ
で、ディフュージョン法においては修復が十分に行われ
れば、値は必ず領域を囲む周囲の画素1の最も低い値以
上となる。そのため、同図中のCに示すように、修復領
域に隣接する画素1の値の中で最も輝度の低い画素を選
び、選んだ画素値を用いて、修復領域2を埋めてしま
う。その後ディフュージョン法を用いて修復する。この
結果、修復が完了するまでにかかる回数の増加を大幅に
抑えることができる。
【0089】また、図8中のAに示す画像のような大き
な輝度変化がパターンを持つ場合でも、上記画像の修復
方法は容易に応用することができる。図中のA〜Cは、
図中の横方向には同じ輝度値を取るような対称性を有し
ている。同図中のAには、図中略々横方向を長手方向と
して、スクラッチ/ワイヤのようなノイズ6が含まれて
いる。このノイズ6は、ノイズマスク5にてカバーさ
れ、このノイズ67及びノイズマスク5を含む長方形の
領域4が設定されている。
な輝度変化がパターンを持つ場合でも、上記画像の修復
方法は容易に応用することができる。図中のA〜Cは、
図中の横方向には同じ輝度値を取るような対称性を有し
ている。同図中のAには、図中略々横方向を長手方向と
して、スクラッチ/ワイヤのようなノイズ6が含まれて
いる。このノイズ6は、ノイズマスク5にてカバーさ
れ、このノイズ67及びノイズマスク5を含む長方形の
領域4が設定されている。
【0090】上記領域4をディフュージョン法で修復し
た場合に、修復結果は同図中のBとなる。この図中のB
では、輝度が急激に変化している部分があるが、この部
分については上下方向の画素の値が特に中心部分で大き
く異なるため、異なる部分の色が流れ込んできた結果、
画像ににじみ7が現れてしまう。そのため、フィルタの
形状を画像のパターンの方向に合わせることで、不要な
にじみ7を防止することができる。
た場合に、修復結果は同図中のBとなる。この図中のB
では、輝度が急激に変化している部分があるが、この部
分については上下方向の画素の値が特に中心部分で大き
く異なるため、異なる部分の色が流れ込んできた結果、
画像ににじみ7が現れてしまう。そのため、フィルタの
形状を画像のパターンの方向に合わせることで、不要な
にじみ7を防止することができる。
【0091】ここでは、画像のパターンは横方向である
ため、フィルタの形状を次に掲げる行列を用いて修復す
る。その結果、同図中のCに示すように縦方向の画素の
影響を受けずに陰影成分を修復することができる。この
行列は、3行3列であり、第2行第1列及び第2行第3
列の要素の値はw/2、第2行第2列の要素の値は1−
wであり、他の要素の値は0である。
ため、フィルタの形状を次に掲げる行列を用いて修復す
る。その結果、同図中のCに示すように縦方向の画素の
影響を受けずに陰影成分を修復することができる。この
行列は、3行3列であり、第2行第1列及び第2行第3
列の要素の値はw/2、第2行第2列の要素の値は1−
wであり、他の要素の値は0である。
【0092】
【数2】
【0093】次に、上記画像の陰影成分の修復方法に係
る第2の具体例を、図9のフローチャートを参照して説
明する。この第2の具体例は、上述した第1の具体例に
おけるステップS23のフィルタの工程を除いたもので
ある。この第2の具体例と上記第1の具体例について共
通の部分については、簡単のために説明を省略する。
る第2の具体例を、図9のフローチャートを参照して説
明する。この第2の具体例は、上述した第1の具体例に
おけるステップS23のフィルタの工程を除いたもので
ある。この第2の具体例と上記第1の具体例について共
通の部分については、簡単のために説明を省略する。
【0094】最初のステップS31においては、リペア
画像にソフトマスクを乗算する。その結果、元の雑音
は、そのソフトマスクの黒い領域により覆われる。そし
て、次のステップS32に進む。
画像にソフトマスクを乗算する。その結果、元の雑音
は、そのソフトマスクの黒い領域により覆われる。そし
て、次のステップS32に進む。
【0095】ステップS32においては、ディフュージ
ョン法による処理を施す。このディフュージョン法につ
いては、上で詳細に説明したので、ここでの説明は省略
する。そして、次のステップS32に進む。
ョン法による処理を施す。このディフュージョン法につ
いては、上で詳細に説明したので、ここでの説明は省略
する。そして、次のステップS32に進む。
【0096】ステップS33においては、マスクリペア
画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで計
算されたマグニチュード(M2)と位相(M2)を次の
ステップS34に送る。
画像の高速フーリエ変換(FFT)を行い、FFTで計
算されたマグニチュード(M2)と位相(M2)を次の
ステップS34に送る。
【0097】一方、ステップS38においては、サンプ
ル画像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの
出力は、サンプル画像の高速フーリエ変換の位相とマグ
ニチュードである。ここでは、位相は無視され、マグニ
チュードは、後で使用される。上記マグニチュードは、
ステップS34に送られる。
ル画像の高速フーリエ変換(FFT)を行う。FFTの
出力は、サンプル画像の高速フーリエ変換の位相とマグ
ニチュードである。ここでは、位相は無視され、マグニ
チュードは、後で使用される。上記マグニチュードは、
ステップS34に送られる。
【0098】ステップS34においては、マグニチュー
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、サンプル画像のFFTで得られるマグ
ニチュードであり、マグニチュードM2は、マスクリペ
ア画像のFFTで得られるものである。この最小マグニ
チュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分に
おいて行われる。DCにおいては、マグニチュードM2
の値が選択される。最小値の計算により得られた新しい
マグニチュードを、次のステップで使われるフーリエ変
換の新しい値として送る。マスクリペア画像のFTで得
られた位相情報P2は、変更されずに、次のステップS
35に送られる。
ドM1、M2の最小マグニチュードを計算する。マグニ
チュードM1は、サンプル画像のFFTで得られるマグ
ニチュードであり、マグニチュードM2は、マスクリペ
ア画像のFFTで得られるものである。この最小マグニ
チュードの計算は、DC成分以外の全ての周波数成分に
おいて行われる。DCにおいては、マグニチュードM2
の値が選択される。最小値の計算により得られた新しい
マグニチュードを、次のステップで使われるフーリエ変
換の新しい値として送る。マスクリペア画像のFTで得
られた位相情報P2は、変更されずに、次のステップS
35に送られる。
【0099】ステップS35においては、前のステップ
S34で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
IFFTの結果を次のステップS36に送る。
S34で得られたマグニチュードと位相の出力を用い
て、逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う。そして、
IFFTの結果を次のステップS36に送る。
【0100】ステップS36においては、入力値を実数
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを行
う。値が0以下のときには、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にし、それ以外であれ
ば、何もしない。そして、この結果を、これに続くステ
ップS37に送る。
にする。この入力値は、それらの内の幾つかは複素数で
ある可能性があるマトリクスである。マトリクスにおい
てそのような複素数の値は0に設定する。実数も0から
255の範囲外の可能性もあるのでクリッピングを行
う。値が0以下のときには、それを0にする。それが2
55以上のときは、それを255にし、それ以外であれ
ば、何もしない。そして、この結果を、これに続くステ
ップS37に送る。
【0101】ステップS37においては、前のステップ
S36で得られた画素を元のリペア画像の画素と混合す
るソフトマスク修復を行う。
S36で得られた画素を元のリペア画像の画素と混合す
るソフトマスク修復を行う。
【0102】ここで、ユーザは、ステップS2からステ
ップS6において実行されるループの回数を選択するこ
とができる。そして、この一連の工程の結果、画像に含
まれた雑音の領域が修復された結果画像が得られる。
ップS6において実行されるループの回数を選択するこ
とができる。そして、この一連の工程の結果、画像に含
まれた雑音の領域が修復された結果画像が得られる。
【0103】なお、上記画像の修復方法及び装置におい
ては、ディフュージョン法に限定されずに種々のSOR
法を使用することができる。
ては、ディフュージョン法に限定されずに種々のSOR
法を使用することができる。
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来手法
で問題となっていたノイズ部分に大きな陰影がある画像
を修復できない問題について、SOR法、例えばディフ
ュージョン法を用いて修復する方法を開発することで解
決した。また、ディフュージョン法を用いる場合に問題
となる計算回数について、初期値を与えることで計算回
数を抑える方法を開発した。また、陰影に方向がある場
合でも、フィルタの方向を与えることで陰影の方向に合
わせた修復が行える方法を開発した。
で問題となっていたノイズ部分に大きな陰影がある画像
を修復できない問題について、SOR法、例えばディフ
ュージョン法を用いて修復する方法を開発することで解
決した。また、ディフュージョン法を用いる場合に問題
となる計算回数について、初期値を与えることで計算回
数を抑える方法を開発した。また、陰影に方向がある場
合でも、フィルタの方向を与えることで陰影の方向に合
わせた修復が行える方法を開発した。
【0105】これにより従来難しかった、輝度値に大き
な変化がある陰影成分を持つ領域を修復することができ
るようになった。
な変化がある陰影成分を持つ領域を修復することができ
るようになった。
【図1】画像の修復装置の概略的な構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】画像の修復方法に係る一連の工程を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】上記修復方法の第1の具体例の一連の工程を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】上記修復方法に係る工程の要部を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】画像に対する処理の順序を示す図である。
【図6】画像の欠落の修復の状態を示す図である。
【図7】画像内の欠落部分に対して初期値を与える態様
を示す図である。
を示す図である。
【図8】対称性を有する画像内の欠落部分の修復を説明
する図である。
する図である。
【図9】上記修復方法の第2の具体例の一連の工程を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図10】スクラッチ/ワイヤが存在する画像を示す図
である。
である。
【図11】リペア領域及びサンプル領域が設定された画
像を示す図である。
像を示す図である。
【図12】不均一な陰影を含む画像を示す図である。
【図13】従来の画像の修復方法の一例の一連の工程を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
10 制御部、21 中央処理部、22 メモリ
Claims (8)
- 【請求項1】 画像に含まれる雑音を境界値問題の緩和
法である連続過緩和(SOR;Successive Over Relaxatio
n)法にて処理する第1の修復工程と、 画像に含まれる雑音を修復する第2の修復工程とを有す
ることを特徴とする画像の修復方法。 - 【請求項2】 上記連続過緩和法は、ディフュージョン
法であることを特徴とする請求項1記載の画像の修復方
法。 - 【請求項3】 上記第2の修復工程は、上記第1の修復
工程にて処理を施された画像に高速フーリエ変換を施し
て第1の高速フーリエ係数を取得する工程と、雑音を含
む画像を修復する際に参照する画像に高速フーリエ変換
を施して第2の高速フーリエ係数を取得する工程と、上
記第1及び第2のフーリエ係数に基づいて得られたフー
リエ係数に対して逆フーリエ変換を施して画像を取得す
る工程と、上記逆フーリエ変換にて取得した画像にて雑
音を含む画像を置換する工程とを有することを特徴とす
る請求項2記載の画像の修復方法。 - 【請求項4】 画像の欠落部分を修復する場合に、上記
ディフュージョン法を施す前に当該欠落部分に初期値を
設定することで計算量を減らすことを特徴とする請求項
2記載の画像の修復方法。 - 【請求項5】 上記ディフュージョン法により処理を施
すためのフィルタの形状を当該画像に応じて変化させる
ことを特徴とする請求項2記載の画像の修復方法。 - 【請求項6】 上記フィルタは、上記画像の画素に施さ
れる線形演算に対応する行列にて表現されることを特徴
とする請求項5記載の画像の修復方法。 - 【請求項7】 画像に含まれる雑音をディフュージョン
法にて処理するディフュージョン法の手段と、 画像に含まれる雑音を修復する修復手段とを有すること
を特徴とする画像の修復装置。 - 【請求項8】 上記修復手段は、上記ディフュージョン
手段にて処理を施された画像に高速フーリエ変換を施し
て第1の高速フーリエ係数を取得する手段と、雑音を含
む画像を修復する際に参照する画像に高速フーリエ変換
を施して第2の高速フーリエ係数を取得する手段と、上
記第1及び第2のフーリエ係数に基づいて得られたフー
リエ係数に対して逆フーリエ変換を施して画像を取得す
る手段と、上記逆フーリエ変換にて取得した画像にて雑
音を含む画像を置換する手段とを有することを特徴とす
る請求項7記載の画像の修復装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206982A JPH1153534A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 画像の修復方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206982A JPH1153534A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 画像の修復方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1153534A true JPH1153534A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16532226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9206982A Withdrawn JPH1153534A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 画像の修復方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1153534A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011066673A1 (en) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | Thomson Licensing | Rendering method |
| WO2011087083A1 (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-21 | 国立大学法人富山大学 | データ処理方法、データ処理装置、及びデータ処理プログラム |
| CN102393955A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-03-28 | 西安电子科技大学 | 用于图像复原的全信息非局部约束全变分方法 |
| US8969606B2 (en) | 2011-06-10 | 2015-03-03 | Invista North America S.A R.L. | Calcination and reduction process including a fluidizing bed reactor |
| US9371346B2 (en) | 2010-09-07 | 2016-06-21 | Invista North America S.A.R.L. | Preparing a nickel phosphorus ligand complex |
| CN108510450A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-09-07 | 北京农业信息技术研究中心 | 一种作物叶片图像的光照处理方法及装置 |
| CN111353965A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-06-30 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像修复方法、装置、终端及存储介质 |
| CN112418249A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-02-26 | 北京字跳网络技术有限公司 | 掩膜图像生成方法、装置、电子设备和计算机可读介质 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9206982A patent/JPH1153534A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011066673A1 (en) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | Thomson Licensing | Rendering method |
| US9401124B2 (en) | 2009-12-04 | 2016-07-26 | Thomson Licensing | Rendering method |
| WO2011087083A1 (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-21 | 国立大学法人富山大学 | データ処理方法、データ処理装置、及びデータ処理プログラム |
| US9371346B2 (en) | 2010-09-07 | 2016-06-21 | Invista North America S.A.R.L. | Preparing a nickel phosphorus ligand complex |
| US8969606B2 (en) | 2011-06-10 | 2015-03-03 | Invista North America S.A R.L. | Calcination and reduction process including a fluidizing bed reactor |
| CN102393955A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-03-28 | 西安电子科技大学 | 用于图像复原的全信息非局部约束全变分方法 |
| CN108510450A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-09-07 | 北京农业信息技术研究中心 | 一种作物叶片图像的光照处理方法及装置 |
| CN108510450B (zh) * | 2018-02-07 | 2020-06-09 | 北京农业信息技术研究中心 | 一种作物叶片图像的光照处理方法及装置 |
| CN111353965A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-06-30 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像修复方法、装置、终端及存储介质 |
| CN111353965B (zh) * | 2020-02-28 | 2023-08-01 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像修复方法、装置、终端及存储介质 |
| CN112418249A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-02-26 | 北京字跳网络技术有限公司 | 掩膜图像生成方法、装置、电子设备和计算机可读介质 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6583823B1 (en) | Methods, apparatuses, and mediums for repairing a pixel associated with motion-picture processes | |
| US5974194A (en) | Projection based method for scratch and wire removal from digital images | |
| KR100940148B1 (ko) | 디지털 영상을 그 잡음을 고려하여 수정하기 위한 방법 및시스템 | |
| CA1331229C (en) | Method and apparatus for generating animated images | |
| US7577313B1 (en) | Generating synthesized texture in differential space | |
| US8488899B2 (en) | Image processing apparatus, method and recording medium | |
| KR101295649B1 (ko) | 화상처리장치, 화상처리방법, 및 기억매체 | |
| JP2009251839A (ja) | 画像信号処理回路、画像表示装置、および画像信号処理方法 | |
| IL121399A (en) | A system for removing noise in the image by using frequency transductions | |
| JP2011095861A (ja) | 画像処理装置、制御方法、及びプログラム | |
| GB2233856A (en) | Electronic image processing | |
| JPH1153534A (ja) | 画像の修復方法及び装置 | |
| US20030001862A1 (en) | Method for the minimization of artifacts in full frame animations transferred to NTSC interlaced video | |
| JPH11103447A (ja) | 動画像の修復方法及び装置並びに提供媒体 | |
| JP2005012561A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像投射装置 | |
| JP2010067253A (ja) | ドメインゲイン修正を利用した画像強化方法 | |
| JP4008333B2 (ja) | 複数台のプロジェクタによるマルチ映像投影方法、同方法を使用するためのプロジェクタ装置、プログラム及び記録媒体 | |
| JP5971017B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
| JP5867128B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
| JP5900321B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
| KR100905524B1 (ko) | 확대된 영상의 흐려짐 선명화 장치 및 방법 | |
| JP2688811B2 (ja) | 白黒画像に着色する方法 | |
| JPH10105700A (ja) | 画像雑音の除去方法及び除去装置 | |
| JP2887255B2 (ja) | 画像合成装置 | |
| KR101595257B1 (ko) | 디지털 영상 처리 장치 및 방법과 이를 위한 기록매체 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |