JPH1110364A - 摩擦溶接方法 - Google Patents

摩擦溶接方法

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JPH1110364A
JPH1110364A JP17147397A JP17147397A JPH1110364A JP H1110364 A JPH1110364 A JP H1110364A JP 17147397 A JP17147397 A JP 17147397A JP 17147397 A JP17147397 A JP 17147397A JP H1110364 A JPH1110364 A JP H1110364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、加工部材の溶接部全体を溶融
させることができ、未溶融部のない摩擦溶接方法を提供
するにある。 【解決手段】ショルダ部と前記ショルダ部より細いネジ
部からなる回転ツールを加工部材の溶接部に挿入し、前
記ツールを回転させながら移動することにより、金属の
塑性流動を利用して溶接する摩擦溶接方法において、加
工部材の溶接部近傍の表裏両面が他の部位よりも高く突
起状に形成されていることを特徴とする摩擦溶接方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な摩擦溶接方法
に関し、特に金属の固相接合法によって、船舶や自動
車,航空,エレベータ,圧力容器などアルミニウム合金
を使用する構造体の溶接方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】ツールを用いた摩擦溶接方法として、特
表平7−505090 号が公知である。この特表平7−505090
号による摩擦溶接方法では、加工部材より実質的に硬い
材質からなるツールを加工部材の溶接部に挿入し、前記
ツールを回転させながら移動することにより、溶接長手
方向に連続的に溶接が可能である。特表平7−505090 号
の溶接部裏面には、塑性流動によって溶接部裏面に形状
の変化をきたすことのない様、前記溶接部裏面全体に裏
当て板を配置している。つまり、溶接部裏面の形状は溶
接後も同一である。また、ツールを回転させながら移動
するため、ツールによって溶接部表面が機械的に切削さ
れ、溶接部の表面に凹みが生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記摩擦溶接方法を実
際の工業製品に適用する場合、次のような課題がある。 (1)ツールを回転させながら移動するため、ツールに
よって溶接部表面が機械的に切削され、溶接部の表面に
凹みが生じる。
【0004】(2)加工部材の溶接部において、溶接部
に挿入されたツールの先端から0.2mm程度しか、深さ
方向に対しては溶け込みが得られない。このため、溶接
部の裏面に未溶融部(溶込み欠陥)が生じる。溶接部裏
面に未溶融部を発生させずに溶接部裏面まで溶接を行う
には、溶接部に挿入されたツール先端と加工部材裏面ま
たは裏当て板との距離を、常に0.2mm 以下に制御する
必要がある。しかし、溶接部に挿入されたツール先端と
の距離を、常に0.2mm 以下に制御するのは、長尺物を
溶接する場合は特に困難である。
【0005】(3)ツール先端が溶接部を貫通した状態
で溶接を行った場合、溶接部裏面に配置した裏当て板に
ツール先端が接触するため、ツール、あるいは裏当て板
が破損する。また、溶接部裏面にも欠陥が発生する。さ
らに、加工部材と裏当て板が接合されることもある。
【0006】図1は従来の溶接方法を示した図である。
従来の方法では加工部材1が裏当て板2上に、図のよう
に配置されている。ツール4を回転させながら加工部材
1の接合線3に挿入,加工部材1を貫通する直前まで挿
入する。この時のツール先端4aと加工部材1の裏面1
aとの距離は、通常0.2mm 以下である。この状態で溶
接方向へ移動して溶接する。この方法ではツール先端4
aは溶接中、常に加工部材1の裏面1aよりも上を移動
しなくてはならない。つまり、従来の溶接方法では、ツ
ール先端4aが加工部材1の裏面1aを貫通してはなら
ない。ツール先端4aが加工部材1を貫通した場合、裏
当て板2及びツール4が破損してしまう。また、加工部
材1の裏面に欠陥が生じる。
【0007】図2は溶接後の溶接部断面を示した図であ
る。従来の方法では、溶接部表面が凹んでしまう。ま
た、ツール4の先端4aが加工部材1の裏面1aを貫通
した状態では溶接を行うことができない。ツール先端4
aを加工部材1の裏面1aに達する直前で保持する必要
がある。しかし、加工部材1が長尺の場合などは溶接部
の厚さが一定ではない。このため、溶融部5の下から加
工部材1の裏面1aに達する範囲で、未溶融部6が発生
してしまう。溶接条件によっても異なるが、ツール4の
先端4aから0.2mm 程度しか溶け込みが得られない。
従って、未溶融部6の発生を防止するには、ツール4の
先端4aと加工部材1の裏面1aとの距離を常に0.2m
m 以下に制御しなくてはならない。この制御を工業的に
行うことは極めて困難である。
【0008】本発明の目的は、加工部材の溶接部全体を
溶融させることができ、未溶融部のない摩擦溶接方法を
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)加工部材の溶接部近傍の表裏両面を、他の部分よ
りも高く、突起状に形成することにより、ツール先端を
加工部材の裏面より下まで挿入させることができる。ま
た、溶接部表面の凹みを加工部材表面よりも上部に形成
させることができる。
【0010】(2)加工部材の裏面に配置した裏当て板
の溶接部直下に溶接線に沿って溝を設けることにより、
加工部材と裏当て板との接触を防止できる。また、加工
部材の裏面に配置した裏当て板の溶接部直下に溶接線に
沿って溝を設けることにより、ツール先端を溶接部裏面
から貫通させて溶接することができる。
【0011】前記(1)の手段により、溶接部近傍のみ
加工部材表面を突起状に形成することで、溶接部表面に
生じる凹みは加工部材表面より上の突起部に形成され、
加工部材内から排除される。また、溶接部近傍のみ加工
部材裏面を突起状に形成することでツール先端を加工部
材裏面よりも下へ挿入することができ、ツール先端より
下に発生する未溶融部分は突起部に形成され、加工部材
内から排除される。
【0012】前記(2)の手段により、溶接の課程でツ
ールの挿入方向に対して局部的に500〜2000kgf
の大きな荷重がかかる。このため、溶接中に塑性流動し
た金属が、溶接部裏面に設けられた溝に押し込められ
る。その結果、溶接部裏面に前記溝と同一形状の裏波が
形成される。
【0013】上記手段によりツール先端を溶接部裏面か
ら貫通させて溶接を行うことができる。これにより、溶
接部裏面に発生する未溶融部を排除することができる。
また、ツール先端が貫通した場合でも、加工部材及びツ
ール先端を破損させることなく溶接することが可能とな
る。さらに、加工部材と裏当て板が接合されることなく
溶接を行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、本発明をアルミニウム合金の突き合
わせ溶接に適用した場合の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。
【0015】図3(a)及び(b)は溶接部近傍の表裏
両面が突起状に形成された加工部材の溶接方法を示した
図である。加工部材表面の突起は溶接部表面の凹みを防
止するためのものである。この突起幅10は、実験によ
る経験では本溶接に使用するツール4のショルダ径9よ
りも小さくした場合には溶接部表面に欠陥が発生しやす
い。突起幅10がショルダ径9と同一、あるいはショル
ダ径以上では欠陥のない溶接部が得られているため、本
実施例では突起幅10をショルダ径9と同等、あるいは
ショルダ径9以上とした。また、突起高さ11は、ショ
ルダ径9によって異なるが、ツール4の傾斜によるショ
ルダ径9と加工部材表面との隙間とほぼ同じ高さにする
のが望ましい。現状では0.5 〜3mmであれば問題な
い。ツール挿入の際には、ショルダが加工部材表面まで
到達しないようにツール4を挿入する。
【0016】加工部材裏面の突起は溶接部裏面の未溶融
部を排除するためのものである。したがって、ツール先
端は加工部材裏面を貫通して突起の内部まで挿入され
る。ツール先端を裏面の突起まで挿入するため、図3
(a)のように突起幅12は溶接に使用するツール4の
ツール先端4aよりも大きくする必要がある。突起高さ
13は使用するツール4のツール先端4aの寸法によっ
て異なるが、ツール先端R部4b全体が突起内部に到達
するまでツール4を挿入することから、0.5 〜3mmと
している。
【0017】図3(b)のように加工部材裏面の突起幅
がツール先端4a以下では、溶接中、ツール4による塑
性流動で突起全体が撹拌され良好な溶接部が得られな
い。
【0018】(実施例2)図4は溶接後に溶接部近傍の
突起を削除した状態を示した図である。本溶接方法で発
生する溶接部表面の凹みは、実施例1により突起8aに
形成される。溶接後、この突起8aをグラインダ等で加
工部材表面1bまで切削することで加工部材表面1bと
同一の高さにできる。加工部材裏面の未溶融部6は突起
8bに形成される。溶接後、この突起8bをグラインダ
等で加工部材裏面1aまで切削することで未溶融部6を
加工部材1から排除でき、加工部材裏面1aと同じ高さ
にすることができる。
【0019】(実施例3)図5は溝付の裏当て板を用い
た場合の溶接方法を示した図である。本溶接方法では、
図5(a)及び(b)に示すように、裏当て板2に設け
た溝7を加工部材1の溶接面3の直下に配置する。な
お、ツール4の先端が加工部材1の裏面を貫通するまで
ツール4を挿入して溶接を行う。
【0020】図5(b)では加工部材の溶接部表面に突
起8aが形成された加工部材を示す。本溶接方法では、
溶接部において、加工部材の一部を裏当て板2に設けた
溝7に塑性流動させている。溶接中、溶接部表面は部材
がツール4の押し付け力により下方へと押されて塑性流
動しているため、溝に金属が充填されると、溶接部表面
では逆に金属が減少する。そのため溶接後の表面は凹状
になる。予め溶接部表面に突起8を形成しておくこと
で、この突起8aにより溝の内部に充填される金属を補
うことができる。
【0021】図6は、本発明を用いて溶接を行った加工
部材の溶接部周辺を断面で示した図である。加工部材1
の溶接部直下に溝を設けることで、溶接部裏面に裏波を
形成することができる。また、ツール4の先端4aを加
工部材1の裏面1aから貫通させて溶接することができ
るため、図2で示した位置に未溶融部が発生することは
ない。つまり、未溶融部を加工部材1内部から排除でき
る。本方法においても、溶接条件によっても異なるが、
ツール4の先端4aから0.2mm 以上の下方では未溶融
部が発生する。しかし、未溶融部の発生は加工部材1の
裏面よりも下方、裏波14内部である。
【0022】図7は、本発明により形成された裏波をグ
ラインダ、又は切削などにより機械的に除去した状態を
断面で示した図である。本発明では、前述したように裏
波14内部に未溶融部が発生する。そこで、溶接終了後
に加工部材1の裏面に形成された裏波14を、図6に示
すように加工部材1裏面まで削除することで未溶融部を
完全に排除することが可能である。
【0023】(実施例4)図8は実施例1で示した摩擦
溶接方法で接合された加工部材の接合部裏面を、アーク
又はレーザなどの溶融溶接方法により再度、溶接した状
態を断面で示した図である。本発明では、ツール4を加
工部材1から貫通させるこができるため、溶け込み不足
による未溶融部の発生を従来の位置から排除できる。し
かし、本発明により溶け込み不足が大きく改善される期
待は小さい。したがって、本発明により形成されたFS
Wによる溶接部15の裏波部分に未溶融部が生じる場合
がある。そこで、本発明により形成された裏波を、アー
ク又はレーザなどの熱源を用いて再度溶接し、アーク溶
接による溶接部16を形成することで未溶融部を排除し
た。本実施例では溶接箇所が突出しているため、溶融さ
せる範囲が極めて少ないため低入熱で溶融させることが
可能であり、他の溶接方法に比べ溶接後の変形を小さく
することができる。また、フィラーワイヤを使用するこ
となく溶接できる。
【0024】(実施例5)本発明の特徴である裏当て板
について、本実施例では以下に示す形状あるいは構造の
物を幾つか用いて溶接を行った。
【0025】図9は、本溶接で使用した裏当て板の溝周
辺部を断面で示した図である。図9(a)及び(b)に
示すように、溝7の幅が下方に向かって小さくなって
る。これは、溶接後に加工部材を裏当て板から取り外す
作業を容易にするためである。図9(c)は溝7の中央
から左右に分割が可能な構造の裏当て板である。この構
造を用いることでも、溶接終了後に加工部材1に形成さ
れた裏波14を、裏当て板から容易に取り外すことがで
きる。
【0026】(実施例6)図10は、溝周辺に冷却構造
を備えた裏当て板を断面により示した図である。図に示
すように溝7の周辺、裏当て板2の内部に溶接方向に向
かって冷却口17を設け、溶接中、この冷却口17に水
を循環させることで溝7周辺を冷却させた。この方法で
も、加工部材の取り外しが容易になった。なお、冷却口
17には、水以外にも、圧縮空気などでも目的を達成で
きる。
【0027】(実施例7)図11は溝幅とツール先端と
の関係を示した図である。つまり、図11(a)はツー
ル先端の径に対して溝幅が小さい場合、図11(b)は
ツール先端の径に対して溝幅が大きい場合の溶接時の位
置関係を示している。図11(a)では、溝幅18に対
してツール先端の径19が大きい。従って、ツール先端
4aを溝7の内部まで挿入することはできない。従来の
ツール先端4aは球面状に形成されているが、更にテー
パ状にすることでツール先端4aが溝7の内部に達する
ようにしている。この時、裏当て板の溝幅18はツール
先端径19より1〜2mm小さい程度が望ましい。
【0028】図11(b)では、溝幅18がツール先端
径19よりも大きい。この場合、ツール先端4aを溝7
の内部まで挿入することができる。しかし、必要以上に
溝幅18が大きくなると、裏波と加工部材裏面との境界
部分に欠陥が発生してしまう。そこで、本実施例では溝
幅18をツール先端径19に対して1mm大きく、最大で
も5mmまでに限定した。
【0029】(実施例8)本発明を鉄道車両に適用した
例について説明する。図12は鉄道車両の一部を斜視図
で示した図であり、本実施例は、図12に示す鉄道車両
構体の溶接箇所20の一部に使用した。
【0030】図13は鉄道車両の構体での本発明の実施
方法を示した断面図である。接合部材は押し出し型材2
1,22,23である。型材21,22,23を裏当て
板2上に配置,溶接線の直下が溝7になるようにして拘
束する。型材の拘束は万力や装置で上方から裏当て板2
に押さえることによって行う。材質はSi量が0.4〜
0.9wt% ,Mg量が0.4〜0.8wt%を主組成と
するアルミニウム合金である。溶接終了後に溶接部裏面
に形成された裏波をグラインダで切削した。なお、本実
施例での溶接条件は、ツールの回転数1800rpm ,溶
接速度600mm/min であり、長さ3mの溶接部に適用
した。
【0031】(実施例9)図14は溶接部近傍の表裏両
面に突起が形成された鉄道車両の構体での実施方法を示
した断面図である。接合部材は押し出し型材24,25
である。型材24,25を裏当て板2上に配置,溶接線
の直下が溝7になるようにして拘束する。型材の拘束は
万力や装置で上方から裏当て板2に押さえることによっ
て行う。材質はSi量が0.4〜0.9wt%,Mg量が
0.4〜0.8wt%を主組成とするアルミニウム合金で
ある。溶接終了後に溶接部近傍の表裏両面の突起をグラ
インダにより削除した。なお、本実施例での溶接条件
は、ツールの回転数1000rpm,溶接速度400mm/m
in であり、長さ2mの溶接部に適用した。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、下記に示す効果が得ら
れる。
【0033】(1)加工部材の溶接部近傍の表裏両面に
突起を形成することで、溶接部表面の凹み及び溶接部裏
面の未溶融部は突起内部に発生し、溶接後に突起を削除
することで加工部材内部から排除できる。
【0034】(2)裏当て板に溝を設け、この溝を加工
部材の溶接部直下に配置することで、ツールが接合部裏
面を貫通した場合でもツール及び裏当て板が破損するの
を防止できる。
【0035】(3)常時、ツールを貫通させて溶接が行
えるため、加工部材の溶接部全体を溶融させることが可
能になる。さらに、溶接によって形成された裏波を削除
することで、溶接部裏面に発生していた未溶融部分を排
除することができる。
【0036】(4)ツールを貫通させて溶接を行えるた
め、溶接中にツール挿入深さの変動する許容値が従来の
方法に比べ拡大した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の溶接方法を示した図である。
【図2】溶接後の溶接部断面を示した図である。
【図3】溶接部近傍の表裏両面が突起状に形成された加
工部材の溶接方法を示した図である。
【図4】溶接後、表裏両面の突起を削除した状態を示し
た図である。
【図5】本発明による溶接方法を示した図である。
【図6】本発明により溶接された加工部材の溶接部を断
面により示した図である。
【図7】本発明により形成された裏波を除去した状態を
断面により示した図である。
【図8】本発明により溶接された加工部材の溶接部裏面
をアーク又はレーザ等の溶融溶接方法により再度、溶接
した状態を断面により示した図である。
【図9】本溶接で使用した裏当て板の溝周辺部を断面で
示した図である。
【図10】溝周辺に冷却構造を備えた裏当て板を断面に
より示した図である。
【図11】溝幅とピン径との関係を示した図である。
【図12】鉄道車両の構体を示した斜視図である。
【図13】鉄道車両の構体に本発明を適用した実施方法
を示した断面図である。
【図14】溶接部近傍の表裏両面に突起が形成された鉄
道車両の構体での実施方法を示した断面図である。
【符号の説明】
1…加工部材、1a…加工部材裏面、1b…加工部材表
面、2…裏当て板、3…溶接面、4…ツール、4a…ツ
ール先端、4b…ツール先端R部、5…溶融部、6…未
溶融部、7…溝、8a,8b…突起、9…ショルダ径、
10,12…突起幅、11,13…突起高さ、14…裏
波、15…FSWによる溶接部、16…アーク溶接によ
る溶接部、17…冷却口、18…溝幅、19…ツール先
端径、20…溶接箇所、21,22,23,24,25
…押し出し型材。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショルダ部と前記ショルダ部より細いネジ
    部からなる回転ツール(以下、ツールと略す)を加工部
    材の溶接部に挿入し、前記ツールを回転させながら移動
    することにより、金属の塑性流動を利用して溶接する摩
    擦溶接方法において、加工部材の溶接部近傍の表裏両面
    が他の部位よりも高く突起状に形成されていることを特
    徴とする摩擦溶接方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の加工部材表面の突起の幅
    は、ショルダ径と同等又はショルダ径以上で、かつ突起
    の高さは0.5 〜3mm以内であることを特徴とする摩擦
    溶接方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の加工部材裏面の突起の幅
    は、ツール先端径以上で、かつ突起の高さは0.5 〜3
    mm以内であることを特徴とする摩擦溶接方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の溶接継手
    構造の表面及び裏面の突起部の片方、または両方は前記
    摩擦溶接後、機械的に削除されることを特徴とする摩擦
    溶接方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の溶接継手
    構造の表面及び裏面の突起部の片方、または両方は溶接
    後、アーク溶接等により溶融溶接されることを特徴とす
    る摩擦溶接方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記加工部材の裏面に
    配置される裏当て板はツールの直下に溝が設けられてい
    ることを特徴とする摩擦溶接方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記ツールの先端が前
    記加工部材の溶接部裏面を貫通し、前記加工部材の溶接
    部裏面と前記当て板との間に形成された溝の内部を移動
    しながら溶接することを特徴とする摩擦溶接方法。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記裏当て板の溝の形
    状は前記回転ツールの先端形状と同一形状に形成されて
    いることを特徴とする摩擦溶接方法。
  9. 【請求項9】請求項7又は8により摩擦溶接された溶接
    部裏面を溶融溶接することを特徴とする摩擦溶接方法。
  10. 【請求項10】請求項7又は8により溶接された溶接部
    裏面を機械的に削除することを特徴とする摩擦溶接方
    法。
  11. 【請求項11】請求項6において、前記裏当て板の溝の
    幅は、前記ツールのピン径に対して1〜5mm大きく形成
    されていることを特徴とする摩擦溶接方法。
  12. 【請求項12】請求項6において、前記裏当て板の溝の
    幅が、溶接に使用するツールのピン径に対して1〜2mm
    小さく形成されていることを特徴とする摩擦溶接方法。
  13. 【請求項13】請求項6において、前記溝の形状は下方
    に向かって溝幅が小さくなっていることを特徴とする摩
    擦溶接方法。
  14. 【請求項14】請求項6において、裏当て板の溝周辺、
    あるいは前記裏当て板全体を強制的に冷却する機構を備
    えていることを特徴とする摩擦溶接方法。
  15. 【請求項15】請求項6において、溝の中央、あるいは
    前記溝のほぼ中央から溶接進行方向に対して左右に分割
    できる機構を備えている裏当て板を用いることを特徴と
    する摩擦溶接方法。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれかに記載の方法
    により製作された車両構体。
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