JPH11104360A - 人形および人形の製造方法 - Google Patents
人形および人形の製造方法Info
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- JPH11104360A JPH11104360A JP28434997A JP28434997A JPH11104360A JP H11104360 A JPH11104360 A JP H11104360A JP 28434997 A JP28434997 A JP 28434997A JP 28434997 A JP28434997 A JP 28434997A JP H11104360 A JPH11104360 A JP H11104360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】人形および人形の製造方法、特にほぼ平坦状
で、かつ取り付け支持部材が存在せず、人形のみを単独
で壁などに支持可能とした人形および人形の製造方法に
関し、押し絵人形風のほぼ平坦な人形を、該人形単体で
飾ったり、取り扱ったりでき、かつ安価な人形および人
形の製造方法を実現することを目的とする。 【解決手段】押し絵人形と同様な構成にした取り付け基
板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹脂や紙粘土などの
ような易塑性加工性の材料が一体化され、かつほぼ平坦
に形成されている人形である。前記の易塑性加工性の材
料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦な紙粘土の
層の表面に和紙を重ねて接着する構成がより望ましい。
で、かつ取り付け支持部材が存在せず、人形のみを単独
で壁などに支持可能とした人形および人形の製造方法に
関し、押し絵人形風のほぼ平坦な人形を、該人形単体で
飾ったり、取り扱ったりでき、かつ安価な人形および人
形の製造方法を実現することを目的とする。 【解決手段】押し絵人形と同様な構成にした取り付け基
板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹脂や紙粘土などの
ような易塑性加工性の材料が一体化され、かつほぼ平坦
に形成されている人形である。前記の易塑性加工性の材
料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦な紙粘土の
層の表面に和紙を重ねて接着する構成がより望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人形および人形の製造
方法、特にほぼ平坦状で、かつ取り付け支持部材が存在
せず、人形のみを単独で壁などに支持可能とした人形お
よび人形の製造方法に関する。
方法、特にほぼ平坦状で、かつ取り付け支持部材が存在
せず、人形のみを単独で壁などに支持可能とした人形お
よび人形の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人形には、前後左右および上下方向の総
ての方向を立体に製作して、人形ケースなどの中に入れ
て飾るものと、正面側のみを押し絵人形の要領で形成
し、羽子板などの基板に貼りつけたようなほぼ平坦状の
人形とがある。また、後者の場合は、額に入れて飾るこ
ともあるが、この場合も、額の基板に貼りつけて固定す
ることになる。
ての方向を立体に製作して、人形ケースなどの中に入れ
て飾るものと、正面側のみを押し絵人形の要領で形成
し、羽子板などの基板に貼りつけたようなほぼ平坦状の
人形とがある。また、後者の場合は、額に入れて飾るこ
ともあるが、この場合も、額の基板に貼りつけて固定す
ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正面側
のみ形成した押し絵人形の場合は、前記のように羽子板
や額などの取り付け基板に取り付けることが必要とな
り、その結果、飾ったりする場合の取り扱いが不便で、
かつ高価となる。
のみ形成した押し絵人形の場合は、前記のように羽子板
や額などの取り付け基板に取り付けることが必要とな
り、その結果、飾ったりする場合の取り扱いが不便で、
かつ高価となる。
【0004】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、押し絵人形風のほぼ平坦な人形を、該人形単体
で飾ったり、取り扱ったりでき、かつ安価な人形および
人形の製造方法を実現することにある。
着目し、押し絵人形風のほぼ平坦な人形を、該人形単体
で飾ったり、取り扱ったりでき、かつ安価な人形および
人形の製造方法を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、押し絵
人形と同様な構成にした取り付け基板無しの人形の裏側
に、軟質の合成樹脂や紙粘土などのような易塑性加工性
の材料が一体化され、かつほぼ平坦に形成されている人
形である。
のような手段によって解決される。請求項1は、押し絵
人形と同様な構成にした取り付け基板無しの人形の裏側
に、軟質の合成樹脂や紙粘土などのような易塑性加工性
の材料が一体化され、かつほぼ平坦に形成されている人
形である。
【0006】このように、押し絵人形と同様な人形の裏
側に、紙粘土などのような易塑性加工性の材料を一体化
し、かつほぼ平坦に形成された構成なため、従来のよう
に人形を取り付け支持する基板が必要なく、人形単体で
扱える。したがって、人形単体で壁などにつり下げた
り、立てたりして鑑賞できる。
側に、紙粘土などのような易塑性加工性の材料を一体化
し、かつほぼ平坦に形成された構成なため、従来のよう
に人形を取り付け支持する基板が必要なく、人形単体で
扱える。したがって、人形単体で壁などにつり下げた
り、立てたりして鑑賞できる。
【0007】また、取り付け基板は人形本体より大きい
のが通常なため、人形を飾るのに大きなスぺースを要す
るが、本発明は取り付け基板が無いため、狭いスぺース
でも飾れる。しかも、安価に製造できる。
のが通常なため、人形を飾るのに大きなスぺースを要す
るが、本発明は取り付け基板が無いため、狭いスぺース
でも飾れる。しかも、安価に製造できる。
【0008】請求項2は、請求項1記載の易塑性加工性
の材料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦な紙粘
土の層の表面に和紙を重ねて接着してなる人形である。
このように、易塑性加工性の材料として紙粘土を使用し
た構成なため、安価に製造でき、特別の製造設備も要し
ない。また、ほぼ平坦な紙粘土層の表面に和紙を重ねて
接着した構成なため、引っ張り力に強い和紙によって、
紙粘土層が割れたりするのを防止でき、取り付け基板が
無くても、人形の強度は十分に維持される。
の材料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦な紙粘
土の層の表面に和紙を重ねて接着してなる人形である。
このように、易塑性加工性の材料として紙粘土を使用し
た構成なため、安価に製造でき、特別の製造設備も要し
ない。また、ほぼ平坦な紙粘土層の表面に和紙を重ねて
接着した構成なため、引っ張り力に強い和紙によって、
紙粘土層が割れたりするのを防止でき、取り付け基板が
無くても、人形の強度は十分に維持される。
【0009】請求項3は、押し絵人形と同様な手法で製
造した取り付け基板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹
脂や紙粘土などのような易塑性加工性の材料を付着して
一体化し、かつほぼ平坦に形成した後、硬化させること
を特徴とする人形の製造方法である。
造した取り付け基板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹
脂や紙粘土などのような易塑性加工性の材料を付着して
一体化し、かつほぼ平坦に形成した後、硬化させること
を特徴とする人形の製造方法である。
【0010】このように、取り付け基板無しの押し絵人
形風の人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性加工性
の材料を付着させて一体化し、かつほぼ平坦に形成した
後、硬化させる方法なため、取り付け基板無しの押し絵
人形風の人形を容易に製造できる。
形風の人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性加工性
の材料を付着させて一体化し、かつほぼ平坦に形成した
後、硬化させる方法なため、取り付け基板無しの押し絵
人形風の人形を容易に製造できる。
【0011】また、易塑性加工性の材料を用いるので、
押し絵人形風の人形の裏面の各凹部中に易塑性加工性の
材料が充填され硬化する。その結果、人形部の変形など
を未然に防止でき、人形部の凹凸を半永久的に維持で
き、常に新しい人形のように見える。
押し絵人形風の人形の裏面の各凹部中に易塑性加工性の
材料が充填され硬化する。その結果、人形部の変形など
を未然に防止でき、人形部の凹凸を半永久的に維持で
き、常に新しい人形のように見える。
【0012】請求項4は、請求項3記載の易塑性加工性
の材料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化され
た紙粘土の層の表面に和紙を重ねて接着し、かつ硬化さ
せることを特徴とする人形の製造方法である。
の材料として、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化され
た紙粘土の層の表面に和紙を重ねて接着し、かつ硬化さ
せることを特徴とする人形の製造方法である。
【0013】このように、易塑性加工性の材料として、
紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化された紙粘土の層の
表面に和紙を重ねて接着するため、紙粘土層が割れたり
することのない堅牢な人形を、容易にかつ安価に製造で
きる。
紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化された紙粘土の層の
表面に和紙を重ねて接着するため、紙粘土層が割れたり
することのない堅牢な人形を、容易にかつ安価に製造で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明による人形および人形
の製造方法が実際上どのように具体化されるか実施形態
を説明する。図1は本発明による人形の一実施形態であ
り、(1)は正面図、(2)は(1)図におけるA−A
断面図である。
の製造方法が実際上どのように具体化されるか実施形態
を説明する。図1は本発明による人形の一実施形態であ
り、(1)は正面図、(2)は(1)図におけるA−A
断面図である。
【0015】正面図に示すように、この人形は琉装をし
ており、両足1、おくみ2、前身頃3、両そで4、5、
両そでの裏地4a、5a、リボン6、肩部7、えり8、
襦袢えり9、顔10、花笠11などで構成されている。
花笠11は、下段部11a、中段部11b、花部11c
からなっている。
ており、両足1、おくみ2、前身頃3、両そで4、5、
両そでの裏地4a、5a、リボン6、肩部7、えり8、
襦袢えり9、顔10、花笠11などで構成されている。
花笠11は、下段部11a、中段部11b、花部11c
からなっている。
【0016】前記の各パーツ1〜11cは、押し絵人形
を作る場合と同じ要領で、厚紙などの型紙に数mm厚の
スポンジを重ね、その上から、それぞれのパーツの生地
を重ねて接着した3層構造になっている。
を作る場合と同じ要領で、厚紙などの型紙に数mm厚の
スポンジを重ね、その上から、それぞれのパーツの生地
を重ねて接着した3層構造になっている。
【0017】そして、これらの各パーツ1〜11cを、
順次下から上側のパーツを重ねて接着することで、人形
の正面部が形成される。そして、最後に、この押し絵人
形風の人形を裏返しにして、裏側に、紙粘土などからな
る易塑性加工性の材料の層12を付着させて一体化し、
かつほぼ平坦に形成してある。
順次下から上側のパーツを重ねて接着することで、人形
の正面部が形成される。そして、最後に、この押し絵人
形風の人形を裏返しにして、裏側に、紙粘土などからな
る易塑性加工性の材料の層12を付着させて一体化し、
かつほぼ平坦に形成してある。
【0018】また、紙粘土層12が割れたりしないよう
に、紙粘土層12の表面には和紙13を重ね、かつ一体
に接着してある。また、この和紙の層13には、和紙用
の樹脂を数回塗布することによって、つや出しすると、
より商品価値が高まる。
に、紙粘土層12の表面には和紙13を重ね、かつ一体
に接着してある。また、この和紙の層13には、和紙用
の樹脂を数回塗布することによって、つや出しすると、
より商品価値が高まる。
【0019】図示の人形は、琉装をしているが、本発明
は、琉装に限られず、和装や洋装など、任意の衣装形態
に適用できる。また、人形の正面を形成する各パーツの
形状も、人形の形態に応じて、任意である。
は、琉装に限られず、和装や洋装など、任意の衣装形態
に適用できる。また、人形の正面を形成する各パーツの
形状も、人形の形態に応じて、任意である。
【0020】次に、図2〜図5において、図1の琉装人
形の製造方法を工程順に説明する。図2は、各パーツ1
〜11cを重ねて接着する際の位置決め用の配置図であ
り、普通紙や厚紙などに、各パーツ1〜11cの配置が
図示されている。
形の製造方法を工程順に説明する。図2は、各パーツ1
〜11cを重ねて接着する際の位置決め用の配置図であ
り、普通紙や厚紙などに、各パーツ1〜11cの配置が
図示されている。
【0021】この配置図14の上に、先ず下側のパーツ
から、それぞれのパーツ1〜11cの配置に合わせて重
ね、順次接着していく。
から、それぞれのパーツ1〜11cの配置に合わせて重
ね、順次接着していく。
【0022】各パーツ1〜11cは、それぞれ形状が異
なり、表地の図柄などが異なるだけであって、基本的な
構成は同じである。すなわち、図3(1)に示すよう
に、各パーツ1〜11cの形状に切り抜かれた厚紙など
からなる型紙15を、各パーツ1〜11cごとに予め用
意しておき、それぞれの型紙15の上に、同じくそれぞ
れのパーツ1〜11cの形状に切り抜かれた数mm厚の
スポンジ16を重ねる。
なり、表地の図柄などが異なるだけであって、基本的な
構成は同じである。すなわち、図3(1)に示すよう
に、各パーツ1〜11cの形状に切り抜かれた厚紙など
からなる型紙15を、各パーツ1〜11cごとに予め用
意しておき、それぞれの型紙15の上に、同じくそれぞ
れのパーツ1〜11cの形状に切り抜かれた数mm厚の
スポンジ16を重ねる。
【0023】次に、該スポンジ16の上から、表地17
を重ね、表地外周17aを型紙15の裏側に回して、型
紙15の裏面に接着すると、図3(2)のように、スポ
ンジ16の外周は圧縮され、力のかからない中央部が膨
らむため、それぞれのパーツ1〜11cが立体感を表現
できる。なお、えり8や襦袢えり9などのように厚みを
出す必要のないパーツは、スポンジ16を入れてない。
を重ね、表地外周17aを型紙15の裏側に回して、型
紙15の裏面に接着すると、図3(2)のように、スポ
ンジ16の外周は圧縮され、力のかからない中央部が膨
らむため、それぞれのパーツ1〜11cが立体感を表現
できる。なお、えり8や襦袢えり9などのように厚みを
出す必要のないパーツは、スポンジ16を入れてない。
【0024】表地17は、それぞれのパーツ1〜11c
に応じた図柄になっており、通常は布にプリントした
り、和紙に印刷したものを利用できるが、衣装部分は、
本物の生地を利用するのが好ましい。
に応じた図柄になっており、通常は布にプリントした
り、和紙に印刷したものを利用できるが、衣装部分は、
本物の生地を利用するのが好ましい。
【0025】図4に示すように、このようにして製作し
た各パーツ1〜11cを用意しておく。そして、図2の
配置図14の上に、まず下側のパーツすなわち、両足1
を載せて、配置図14上に仮接着しておく。また、肩部
7上に襦袢えり9およびえり8を巻きつけてなるパーツ
7を、配置図14上に載せて仮接着する。
た各パーツ1〜11cを用意しておく。そして、図2の
配置図14の上に、まず下側のパーツすなわち、両足1
を載せて、配置図14上に仮接着しておく。また、肩部
7上に襦袢えり9およびえり8を巻きつけてなるパーツ
7を、配置図14上に載せて仮接着する。
【0026】次いで、先に配置した両足1および肩部7
上に、おくみ2のパーツを載せて本接着し、さらにその
上に、前身頃3のパーツの載せて本接着する。同様にし
て、おくみ2および前身頃3のパーツの上に、リボン6
のパーツを、そしてその上に、両そでの裏地4a、5a
を載せる。さらに、左そで5のパーツを載せ、その上に
右そで4のパーツを載せて、順次各パーツ間を本接着す
る。
上に、おくみ2のパーツを載せて本接着し、さらにその
上に、前身頃3のパーツの載せて本接着する。同様にし
て、おくみ2および前身頃3のパーツの上に、リボン6
のパーツを、そしてその上に、両そでの裏地4a、5a
を載せる。さらに、左そで5のパーツを載せ、その上に
右そで4のパーツを載せて、順次各パーツ間を本接着す
る。
【0027】また、前記の仮接着された肩部7上に、顔
部10のパーツを載せて本接着し、その上に、花笠11
の下段部11a、中段部11b、花部11cの順に重ね
て、それぞれの間を本接着する。なお、本接着に用いる
接着剤は、工作用などの通常の接着剤で足りるが、強力
な接着剤が適している。
部10のパーツを載せて本接着し、その上に、花笠11
の下段部11a、中段部11b、花部11cの順に重ね
て、それぞれの間を本接着する。なお、本接着に用いる
接着剤は、工作用などの通常の接着剤で足りるが、強力
な接着剤が適している。
【0028】接着剤が硬化し、各パーツ1〜11cの間
が強固に接着されたら、裏返して、前記の仮接着した配
置図14の紙を剥離し除去すると、図5(1)のよう
に、正面側18および背面側19が凹凸状態となる。
が強固に接着されたら、裏返して、前記の仮接着した配
置図14の紙を剥離し除去すると、図5(1)のよう
に、正面側18および背面側19が凹凸状態となる。
【0029】以上の工程は、通常の押し絵人形を製作す
る場合と基本的に似ているが、押し絵人形の場合は、製
品となる基板を予め用意し、その上に順次本接着してい
くのに対し、本発明の場合は、基板を用いない。製作過
程で、各パーツを仮に固定する基板を用いることも可能
ではあるが、その場合でも、各パーツ1〜11c間が接
着完了したら、該仮基板は除去する。
る場合と基本的に似ているが、押し絵人形の場合は、製
品となる基板を予め用意し、その上に順次本接着してい
くのに対し、本発明の場合は、基板を用いない。製作過
程で、各パーツを仮に固定する基板を用いることも可能
ではあるが、その場合でも、各パーツ1〜11c間が接
着完了したら、該仮基板は除去する。
【0030】正面側18は、立体感を出すために、意識
的に凹凸に形成してあるが、背面側19は、正面側18
を製作した後に、結果的に生じたものであって、そのま
ま残しておくのは商品価値を低下させることになる。ま
た、このように各パーツ1〜11c間を接着したままの
状態では、強度が軟弱で、耐久性に劣る。
的に凹凸に形成してあるが、背面側19は、正面側18
を製作した後に、結果的に生じたものであって、そのま
ま残しておくのは商品価値を低下させることになる。ま
た、このように各パーツ1〜11c間を接着したままの
状態では、強度が軟弱で、耐久性に劣る。
【0031】このような弊害が生じないように、各パー
ツ1〜11c間を接着した後、裏側に紙粘土などを付着
させて、裏打ち層12を形成する。すなわち、図5
(2)のように、パーツ1〜11c同士を本接着して一
体化した人形の正面部18を裏返した状態で、必要に応
じて接着剤を塗布し、その上側から紙粘土12などを付
着させ、凹部20などを埋めていくと、紙粘土層12が
硬化した後、人形の正面側18の凹凸がそのまま半永久
的に維持され、人形としての立体感を維持できる。
ツ1〜11c間を接着した後、裏側に紙粘土などを付着
させて、裏打ち層12を形成する。すなわち、図5
(2)のように、パーツ1〜11c同士を本接着して一
体化した人形の正面部18を裏返した状態で、必要に応
じて接着剤を塗布し、その上側から紙粘土12などを付
着させ、凹部20などを埋めていくと、紙粘土層12が
硬化した後、人形の正面側18の凹凸がそのまま半永久
的に維持され、人形としての立体感を維持できる。
【0032】なお、紙粘土層12を形成する際に、図1
の花笠の上段部11cの上端背部に、逆U字状の針金や
クリップ、ひもなど21を埋め込んでおくと、この逆U
字状体21を利用して、人形を壁などに引っかけること
ができる。この逆U字状体21は、正面から見えないよ
うに、全体が人形の背部に隠れるように配設してもよ
い。
の花笠の上段部11cの上端背部に、逆U字状の針金や
クリップ、ひもなど21を埋め込んでおくと、この逆U
字状体21を利用して、人形を壁などに引っかけること
ができる。この逆U字状体21は、正面から見えないよ
うに、全体が人形の背部に隠れるように配設してもよ
い。
【0033】紙粘土12の層の表面は、できるだけ平坦
となるように、処理する。次いで、必要に応じて接着剤
を塗布した後、和紙13を重ねて接着する。紙粘土層1
2は、人形を飾った場合に、正面側から見えないよう
に、人形部の外形の輪郭より2mm程度引っ込めた位置
まで形成するのがよい。
となるように、処理する。次いで、必要に応じて接着剤
を塗布した後、和紙13を重ねて接着する。紙粘土層1
2は、人形を飾った場合に、正面側から見えないよう
に、人形部の外形の輪郭より2mm程度引っ込めた位置
まで形成するのがよい。
【0034】また、和紙13は、紙粘土層12の外周の
輪郭の位置で切除してもよいが、紙粘土層12の外周よ
り多少大きめに残し、紙粘土層12の外周からはみ出し
た縁部は、(3)のように、紙粘土層12の外周と人形
の外周部のパーツ裏面との間に押し込むと、きれいな仕
上がりとなる。
輪郭の位置で切除してもよいが、紙粘土層12の外周よ
り多少大きめに残し、紙粘土層12の外周からはみ出し
た縁部は、(3)のように、紙粘土層12の外周と人形
の外周部のパーツ裏面との間に押し込むと、きれいな仕
上がりとなる。
【0035】このようにして、人形正面部と紙粘土層を
一体化し、かつ和紙を重ねた状態で、例えば電話帳など
の重しを載せて、1〜2日間放置しておくと、紙粘土層
12が硬化し、人形正面部が強固に補強される。
一体化し、かつ和紙を重ねた状態で、例えば電話帳など
の重しを載せて、1〜2日間放置しておくと、紙粘土層
12が硬化し、人形正面部が強固に補強される。
【0036】最後に、和紙13の上から、和紙用の樹脂
を数回塗布すると、つや出しが完了する。あるいは、和
紙13の層の上に、例えばハイビスカスなどのような沖
縄を代表する図柄を描いた紙などを重ね、その上からつ
や出し樹脂を塗布すると、図柄が和紙層13の上に印刷
されているように見える。
を数回塗布すると、つや出しが完了する。あるいは、和
紙13の層の上に、例えばハイビスカスなどのような沖
縄を代表する図柄を描いた紙などを重ね、その上からつ
や出し樹脂を塗布すると、図柄が和紙層13の上に印刷
されているように見える。
【0037】
【発明の効果】請求項1によると、押し絵人形と同様な
人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性加工性の材料
が一体化され、かつほぼ平坦に形成された構成なため、
従来のように人形を取り付け支持する基板が必要なく、
人形単体で扱える。したがって、人形単体で壁などにつ
り下げたり、立てたりして鑑賞できる。
人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性加工性の材料
が一体化され、かつほぼ平坦に形成された構成なため、
従来のように人形を取り付け支持する基板が必要なく、
人形単体で扱える。したがって、人形単体で壁などにつ
り下げたり、立てたりして鑑賞できる。
【0038】また、取り付け基板は人形本体より大きい
のが通常なため、人形を飾るのに大きなスぺースを要す
るが、本発明は取り付け基板が無いため、狭いスぺース
でも飾れる。しかも、安価に製造できる。
のが通常なため、人形を飾るのに大きなスぺースを要す
るが、本発明は取り付け基板が無いため、狭いスぺース
でも飾れる。しかも、安価に製造できる。
【0039】請求項2によると、易塑性加工性の材料と
して紙粘土を使用した構成なため、安価に製造でき、特
別の製造設備も要しない。また、ほぼ平坦な紙粘土層の
表面に和紙を重ねて接着した構成なため、引っ張り力に
強い和紙によって、紙粘土層が割れたりするのを防止で
き、取り付け基板が無くても、人形の強度は十分に維持
される。
して紙粘土を使用した構成なため、安価に製造でき、特
別の製造設備も要しない。また、ほぼ平坦な紙粘土層の
表面に和紙を重ねて接着した構成なため、引っ張り力に
強い和紙によって、紙粘土層が割れたりするのを防止で
き、取り付け基板が無くても、人形の強度は十分に維持
される。
【0040】請求項3によると、取り付け基板無しの押
し絵人形風の人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性
加工性の材料を付着させて一体化し、かつほぼ平坦に形
成した後、硬化させる方法なため、取り付け基板無しの
押し絵人形風の人形を容易に製造できる。
し絵人形風の人形の裏側に、紙粘土などのような易塑性
加工性の材料を付着させて一体化し、かつほぼ平坦に形
成した後、硬化させる方法なため、取り付け基板無しの
押し絵人形風の人形を容易に製造できる。
【0041】また、易塑性加工性の材料を用いるので、
押し絵人形風の人形の裏面の各凹部中に易塑性加工性の
材料が充填され硬化する。その結果、人形部の変形など
を未然に防止でき、人形部の凹凸を半永久的に維持で
き、常に新しい人形のように見える。
押し絵人形風の人形の裏面の各凹部中に易塑性加工性の
材料が充填され硬化する。その結果、人形部の変形など
を未然に防止でき、人形部の凹凸を半永久的に維持で
き、常に新しい人形のように見える。
【0042】請求項4によると、易塑性加工性の材料と
して、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化された紙粘土
の層の表面に和紙を重ねて接着するため、紙粘土層が割
れたりすることのない堅牢な人形を、容易にかつ安価に
製造できる。
して、紙粘土を使用し、しかもほぼ平坦化された紙粘土
の層の表面に和紙を重ねて接着するため、紙粘土層が割
れたりすることのない堅牢な人形を、容易にかつ安価に
製造できる。
【図1】 本発明による人形の一実施形態であり、
(1)は正面図、(2)は(1)図におけるA−A断面
図である。
(1)は正面図、(2)は(1)図におけるA−A断面
図である。
【図2】 各パーツを重ねて接着する際の位置決め用の
配置図である。
配置図である。
【図3】 各パーツの構造と製造方法を示す断面図であ
る。
る。
【図4】 各パーツを例示する平面図である。
【図5】 裏打ち層の形成方法を工程順に説明する断面
図である。
図である。
1 両足 2 おくみ 3 前身頃 4 左そで 5 右そで 4a、5a 裏地 6 リボン 7 肩部 8 えり 9 襦袢えり 10 顔 11 花笠 12 易塑性加工性の材料の層(紙粘土層)、裏打ち層 13 和紙の層 14 配置図 15 型紙 16 スポンジ 17 表地 18 正面側 19 背面側 20 凹部 21 引っかけ用の逆U字状体
Claims (4)
- 【請求項1】 押し絵人形と同様な構成にした取り付け
基板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹脂や紙粘土など
のような易塑性加工性の材料が一体化され、かつほぼ平
坦に形成されていることを特徴とする人形。 - 【請求項2】 前記の易塑性加工性の材料として、紙粘
土を使用し、しかもほぼ平坦な紙粘土の層の表面に和紙
を重ねて接着してなることを特徴とする請求項1記載の
人形。 - 【請求項3】 押し絵人形と同様な手法で製造した取り
付け基板無しの人形の裏側に、軟質の合成樹脂や紙粘土
などのような易塑性加工性の材料を付着させて一体化
し、かつほぼ平坦に形成した後、硬化させることを特徴
とする人形の製造方法。 - 【請求項4】 前記の易塑性加工性の材料として、紙粘
土を使用し、しかもほぼ平坦化された紙粘土の層の表面
に和紙を重ねて接着し、かつ硬化させることを特徴とす
る請求項3記載の人形の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28434997A JPH11104360A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 人形および人形の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28434997A JPH11104360A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 人形および人形の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11104360A true JPH11104360A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17677440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28434997A Pending JPH11104360A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 人形および人形の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11104360A (ja) |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28434997A patent/JPH11104360A/ja active Pending
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