JPH11104796A - 薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPH11104796A JPH11104796A JP27797097A JP27797097A JPH11104796A JP H11104796 A JPH11104796 A JP H11104796A JP 27797097 A JP27797097 A JP 27797097A JP 27797097 A JP27797097 A JP 27797097A JP H11104796 A JPH11104796 A JP H11104796A
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- JP
- Japan
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- molten metal
- long side
- side wall
- immersion nozzle
- nozzle
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄肉広幅のスラブ鋳片の連続鋳造用として、
品質良好な鋳片を安定して鋳造できる浸漬ノズルを提供
する。 【解決手段】 略円筒状の頭部3に続く首部4を介して
偏平状の胴部5が形成されており、胴部5の短片側壁と
底壁及び長片側壁にはそれぞれ溶湯吐出孔6,7,8が
設けられており、長片側壁の溶湯吐出口8の開口面積の
合計は、全ての溶湯吐出孔6.7.8の開口面積の合計
の2%以上10%以下となっている。この構成により、
浸漬ノズル1の長片側壁と鋳型長辺との間に溶湯を適切
に供給することができ、ノズルと鋳型の間の地金張りを
防止して品質良好な鋳片を安定して鋳造することができ
る。
品質良好な鋳片を安定して鋳造できる浸漬ノズルを提供
する。 【解決手段】 略円筒状の頭部3に続く首部4を介して
偏平状の胴部5が形成されており、胴部5の短片側壁と
底壁及び長片側壁にはそれぞれ溶湯吐出孔6,7,8が
設けられており、長片側壁の溶湯吐出口8の開口面積の
合計は、全ての溶湯吐出孔6.7.8の開口面積の合計
の2%以上10%以下となっている。この構成により、
浸漬ノズル1の長片側壁と鋳型長辺との間に溶湯を適切
に供給することができ、ノズルと鋳型の間の地金張りを
防止して品質良好な鋳片を安定して鋳造することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続鋳造によって例
えば厚み100mm以下、幅1000mm以上の薄肉広
幅のスラブ鋳片を鋳造するための浸漬ノズルに関するも
のである。
えば厚み100mm以下、幅1000mm以上の薄肉広
幅のスラブ鋳片を鋳造するための浸漬ノズルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、後工程の省力化を目指してスラブ
鋳片(以下、単にスラブという)を薄肉化する傾向があ
るが、それに伴って浸漬ノズルを扁平形状にする必要が
生じている。
鋳片(以下、単にスラブという)を薄肉化する傾向があ
るが、それに伴って浸漬ノズルを扁平形状にする必要が
生じている。
【0003】しかし、溶湯流量を確保する必要上、ノズ
ルの扁平化には自ずと限界がある。そのため薄肉広幅の
スラブの鋳造においては、鋳型長辺とノズルの間隔が従
来のスラブ鋳造に比べて必然的に狭くなり、その部分に
溶湯が凝固して鋳型とノズルをブリッジする所謂地金張
りが発生する危険性が高い。
ルの扁平化には自ずと限界がある。そのため薄肉広幅の
スラブの鋳造においては、鋳型長辺とノズルの間隔が従
来のスラブ鋳造に比べて必然的に狭くなり、その部分に
溶湯が凝固して鋳型とノズルをブリッジする所謂地金張
りが発生する危険性が高い。
【0004】地金張りを防止するためには、外部から熱
を加えて地金を溶解する方法が考えられる。しかし薄肉
化に伴って鋳造速度を高速化する傾向があるため、メニ
スカス近傍の初期凝固シェルは脆弱である。そのため、
入熱により凝固シェルの再溶解が発生するおそれがあ
る。
を加えて地金を溶解する方法が考えられる。しかし薄肉
化に伴って鋳造速度を高速化する傾向があるため、メニ
スカス近傍の初期凝固シェルは脆弱である。そのため、
入熱により凝固シェルの再溶解が発生するおそれがあ
る。
【0005】地金張りを防止する別の方法としては、円
筒状の浸漬ノズルの鋳型短辺側に上向きの溶湯吐出孔を
設ける方法や、電磁気などによって溶湯表面を攪拌する
方法が知られている。しかし、これらの方法は溶湯表面
を乱すことに繋がるため、凝固不均一によるスラブの縦
割れやパウダー巻き込み欠陥の発生が常に付きまとうこ
とになる。さらには溶湯流速の増大によって、凝固シェ
ルの再溶解が発生する懸念もある。
筒状の浸漬ノズルの鋳型短辺側に上向きの溶湯吐出孔を
設ける方法や、電磁気などによって溶湯表面を攪拌する
方法が知られている。しかし、これらの方法は溶湯表面
を乱すことに繋がるため、凝固不均一によるスラブの縦
割れやパウダー巻き込み欠陥の発生が常に付きまとうこ
とになる。さらには溶湯流速の増大によって、凝固シェ
ルの再溶解が発生する懸念もある。
【0006】地金張りと凝固シェル再溶解の防止を両立
する浸漬ノズルとして、ノズル自体を扁平形状とし、か
つ短片側壁と底壁に溶湯吐出孔を設けたものが、例えば
特開平8−39208号公報に開示されている。しか
し、このノズルであっても鋳型長辺とノズルの間で地金
張りが発生することがあり、特に鋳造の開始直後や連々
鋳における取鍋交換時などの鋳造速度低下時において地
金張りの危険性が増大することとなり、安定した連続鋳
造が期待できない。
する浸漬ノズルとして、ノズル自体を扁平形状とし、か
つ短片側壁と底壁に溶湯吐出孔を設けたものが、例えば
特開平8−39208号公報に開示されている。しか
し、このノズルであっても鋳型長辺とノズルの間で地金
張りが発生することがあり、特に鋳造の開始直後や連々
鋳における取鍋交換時などの鋳造速度低下時において地
金張りの危険性が増大することとなり、安定した連続鋳
造が期待できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄肉広幅ス
ラブの連続鋳造に際し、鋳型とノズルの狭小な間隙に発
生し易い地金張りを安定的に防止するとともに、湯面の
波立ちや凝固シェルの再溶解を防止するための浸漬ノズ
ルを提供することを課題とする。
ラブの連続鋳造に際し、鋳型とノズルの狭小な間隙に発
生し易い地金張りを安定的に防止するとともに、湯面の
波立ちや凝固シェルの再溶解を防止するための浸漬ノズ
ルを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】鋳型とノズルの間の地金
張りを防止するために、鋳型長辺側へ溶湯を吐出するこ
とが最も効果的と考えられる。しかし、従来は鋳型長辺
側へ溶湯を吐出すると、湯面変動や凝固シェルの再溶解
が必ず起こると考えられており、特に薄肉扁平な鋳型で
は鋳型長辺とノズルの間隔が益々狭いので、鋳型長辺側
への溶湯の吐出はいわばタブーとされてきた。そのた
め、従来は薄肉広幅スラブの連続鋳造において、鋳型長
辺側へ溶湯を吐出させる方法は検討されていなかった。
張りを防止するために、鋳型長辺側へ溶湯を吐出するこ
とが最も効果的と考えられる。しかし、従来は鋳型長辺
側へ溶湯を吐出すると、湯面変動や凝固シェルの再溶解
が必ず起こると考えられており、特に薄肉扁平な鋳型で
は鋳型長辺とノズルの間隔が益々狭いので、鋳型長辺側
への溶湯の吐出はいわばタブーとされてきた。そのた
め、従来は薄肉広幅スラブの連続鋳造において、鋳型長
辺側へ溶湯を吐出させる方法は検討されていなかった。
【0009】本発明の薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノ
ズルは、従来の常識に反して鋳型長辺側へ溶湯を吐出す
るように構成したものであり、その要旨は下部を扁平状
に形成し、短片側壁と底壁および長片側壁に溶湯吐出孔
を設けたことを特徴とする。また、好ましくは前記に加
えて全ての溶湯吐出孔の合計開口面積に占める長片側壁
の溶湯吐出孔の合計開口面積の比率を2%以上とするこ
とによって、地金張りをより確実に防止することがで
き、さらには、前記合計開口面積の比率を10%以下と
することによって凝固シェルの再溶解および湯面変動を
より確実に防止することができる。
ズルは、従来の常識に反して鋳型長辺側へ溶湯を吐出す
るように構成したものであり、その要旨は下部を扁平状
に形成し、短片側壁と底壁および長片側壁に溶湯吐出孔
を設けたことを特徴とする。また、好ましくは前記に加
えて全ての溶湯吐出孔の合計開口面積に占める長片側壁
の溶湯吐出孔の合計開口面積の比率を2%以上とするこ
とによって、地金張りをより確実に防止することがで
き、さらには、前記合計開口面積の比率を10%以下と
することによって凝固シェルの再溶解および湯面変動を
より確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3は本発明に
よる浸漬ノズルの実施例を示し、図1は外観斜視図(一
部破壊図)、図2および図3は長片側から見た断面図を
示す。図1において、浸漬ノズル1の溶湯流路2の水平
断面は頭部3では円筒状であり、首部4では円筒状から
扁平状に急激に変化し、下部に対応する胴部5では扁平
状をなしている。
よる浸漬ノズルの実施例を示し、図1は外観斜視図(一
部破壊図)、図2および図3は長片側から見た断面図を
示す。図1において、浸漬ノズル1の溶湯流路2の水平
断面は頭部3では円筒状であり、首部4では円筒状から
扁平状に急激に変化し、下部に対応する胴部5では扁平
状をなしている。
【0011】胴部5は外形も扁平状であり、その下端近
傍の両短片側壁には短片側の溶湯吐出孔6,6が設けら
れており、底壁には底壁の溶湯吐出孔7,7が設けられ
ている。また両長片側壁にはそれぞれ3ヶの長片側の溶
湯吐出孔8,8,8が設けられており、該長片側の溶湯
吐出孔8,8,8は浸漬ノズル1の軸芯に対して左右対
称に配置されている。長片側の溶湯吐出孔8,8,8は
短片側の溶湯吐出孔6,6の上端よりも下方に位置して
おり、短片側の溶湯吐出孔6,6を溶湯に浸漬させたと
きに、全ての溶湯吐出孔が溶湯に浸漬するようになって
いる。
傍の両短片側壁には短片側の溶湯吐出孔6,6が設けら
れており、底壁には底壁の溶湯吐出孔7,7が設けられ
ている。また両長片側壁にはそれぞれ3ヶの長片側の溶
湯吐出孔8,8,8が設けられており、該長片側の溶湯
吐出孔8,8,8は浸漬ノズル1の軸芯に対して左右対
称に配置されている。長片側の溶湯吐出孔8,8,8は
短片側の溶湯吐出孔6,6の上端よりも下方に位置して
おり、短片側の溶湯吐出孔6,6を溶湯に浸漬させたと
きに、全ての溶湯吐出孔が溶湯に浸漬するようになって
いる。
【0012】図2および図3は、本発明による浸漬ノズ
ルの他の実施例であり、図1に示した長片側の溶湯吐出
孔8,8,8を一体化した例である。図2は水平方向の
スリット状開口をもた溶湯吐出孔9を設けた例であり、
図3は円形開口をもった溶湯吐出孔10を設けた例であ
る。浸漬ノズル1自体の強度からすると、図3の円形開
口をもった溶湯吐出孔10が望ましいが、地金張り防止
の点では図2の水平方向のスリット状開口をもた溶湯吐
出孔9が望ましい。
ルの他の実施例であり、図1に示した長片側の溶湯吐出
孔8,8,8を一体化した例である。図2は水平方向の
スリット状開口をもた溶湯吐出孔9を設けた例であり、
図3は円形開口をもった溶湯吐出孔10を設けた例であ
る。浸漬ノズル1自体の強度からすると、図3の円形開
口をもった溶湯吐出孔10が望ましいが、地金張り防止
の点では図2の水平方向のスリット状開口をもた溶湯吐
出孔9が望ましい。
【0013】長片側壁の溶湯吐出孔8,8,8の開口面
積と位置および形状は、目標とする鋳片の厚みや鋳造速
度ならびに浸漬ノズル1を形成する材料の強度などに応
じて選択することができるが、長片側壁の溶湯吐出孔
8,8,8からの溶湯の吐出流量は、長片側壁の溶湯吐
出孔8,8,8の合計開口面積と全ての溶湯吐出孔6,
6,7,7,8,8,8の合計開口面積の比率によって
変化する。
積と位置および形状は、目標とする鋳片の厚みや鋳造速
度ならびに浸漬ノズル1を形成する材料の強度などに応
じて選択することができるが、長片側壁の溶湯吐出孔
8,8,8からの溶湯の吐出流量は、長片側壁の溶湯吐
出孔8,8,8の合計開口面積と全ての溶湯吐出孔6,
6,7,7,8,8,8の合計開口面積の比率によって
変化する。
【0014】例えば図1において、全ての溶湯吐出孔6
および7および8の合計開口面積に対する長片側壁の溶
湯吐出孔8の合計開口面積の比率が2%に満たない場合
は、長片側壁の溶湯吐出孔8の溶湯吐出流量が不足して
地金張りが発生し易くなる。一方、前記合計開口面積の
比率が10%を超える場合は、長片側壁の溶湯吐出孔8
の溶湯吐出流量が過剰となって湯面変動や凝固シェルの
再溶解が発生し易くなる。
および7および8の合計開口面積に対する長片側壁の溶
湯吐出孔8の合計開口面積の比率が2%に満たない場合
は、長片側壁の溶湯吐出孔8の溶湯吐出流量が不足して
地金張りが発生し易くなる。一方、前記合計開口面積の
比率が10%を超える場合は、長片側壁の溶湯吐出孔8
の溶湯吐出流量が過剰となって湯面変動や凝固シェルの
再溶解が発生し易くなる。
【0015】したがって、地金張りをより確実に防止す
るためには、前記合計開口面積の比率を2%以上とする
ことが必要であり、湯面変動や凝固シェルの再溶解をよ
り確実に防止するためには、前記開口面積の比率を10
%以下とすることが必要である。この値は、図2および
図3の浸漬ノズル1についても同様である。
るためには、前記合計開口面積の比率を2%以上とする
ことが必要であり、湯面変動や凝固シェルの再溶解をよ
り確実に防止するためには、前記開口面積の比率を10
%以下とすることが必要である。この値は、図2および
図3の浸漬ノズル1についても同様である。
【0016】以上のように構成した浸漬ノズルを用いて
連続鋳造する場合は、図1の例では長片側壁の溶湯吐出
孔8を図示しない鋳型の長辺側に向けた状態で首部3を
図示しないタンディッシュに連結する。タンディッシュ
から浸漬ノズル1に供給された溶湯は、各溶湯吐出孔6
と7および8から鋳型に供給されるが、長片側の溶湯吐
出孔8から吐出する溶湯は、特に地金張りの生じ易い鋳
型辺片との間に適切な熱量を与えることで地金張りを防
止する。このとき、前記合計開口面積の比率が2〜10
%であると、地金張りおよび湯面の波立ちや凝固シェル
の再溶解をより確実に防止することができる
連続鋳造する場合は、図1の例では長片側壁の溶湯吐出
孔8を図示しない鋳型の長辺側に向けた状態で首部3を
図示しないタンディッシュに連結する。タンディッシュ
から浸漬ノズル1に供給された溶湯は、各溶湯吐出孔6
と7および8から鋳型に供給されるが、長片側の溶湯吐
出孔8から吐出する溶湯は、特に地金張りの生じ易い鋳
型辺片との間に適切な熱量を与えることで地金張りを防
止する。このとき、前記合計開口面積の比率が2〜10
%であると、地金張りおよび湯面の波立ちや凝固シェル
の再溶解をより確実に防止することができる
【0017】
【実施例】以下に本発明の効果を表1に記載の実施例に
基づいて説明する。鋳型断面形状は100mm厚×10
00mm幅の薄肉形状であり、0.05%炭素鋼を1.
5m/分の速度で鋳造した。用いた浸漬ノズルは図1〜
図3に示す形状のものであり、外寸は幅190mm×厚
み60mmであり、鋳型長辺と浸漬ノズルの間隔は20
mmであった。各ノズルの短片側壁の溶湯吐出孔の合計
開口面積は1000mm2 、底壁の溶湯吐出孔の合計開
口面積は2000mm2 として一定とし、長片側壁の溶
湯吐出孔の合計開口面積を種々変化させた。なお、ノズ
ル浸漬深さは100mmとして鋳造した。なお、従来例
は長片側壁に溶湯吐出孔を設けない浸漬ノズルの例であ
り、また、合計開口面積の比率とは、全ての溶湯吐出孔
の合計開口面積に占める長片側壁の溶湯吐出孔の合計開
口面積の比率である。
基づいて説明する。鋳型断面形状は100mm厚×10
00mm幅の薄肉形状であり、0.05%炭素鋼を1.
5m/分の速度で鋳造した。用いた浸漬ノズルは図1〜
図3に示す形状のものであり、外寸は幅190mm×厚
み60mmであり、鋳型長辺と浸漬ノズルの間隔は20
mmであった。各ノズルの短片側壁の溶湯吐出孔の合計
開口面積は1000mm2 、底壁の溶湯吐出孔の合計開
口面積は2000mm2 として一定とし、長片側壁の溶
湯吐出孔の合計開口面積を種々変化させた。なお、ノズ
ル浸漬深さは100mmとして鋳造した。なお、従来例
は長片側壁に溶湯吐出孔を設けない浸漬ノズルの例であ
り、また、合計開口面積の比率とは、全ての溶湯吐出孔
の合計開口面積に占める長片側壁の溶湯吐出孔の合計開
口面積の比率である。
【0018】
【表1】
【0019】次に得られた結果について表1を基に説明
する。実験番号2,3,4,5は本発明の請求項2の要
件を満たした浸漬ノズルの例であるが、溶湯量60to
n×5連続の計300tonを全量安定して完鋳でき
た。得られたスラブの表面には割れなどの欠陥は見られ
ず表面品質は良好であった。また鋳造後にノズルを回収
して吐出孔を観察したが、スカム等の詰まりや溶損の痕
跡は認められず健全であった。
する。実験番号2,3,4,5は本発明の請求項2の要
件を満たした浸漬ノズルの例であるが、溶湯量60to
n×5連続の計300tonを全量安定して完鋳でき
た。得られたスラブの表面には割れなどの欠陥は見られ
ず表面品質は良好であった。また鋳造後にノズルを回収
して吐出孔を観察したが、スカム等の詰まりや溶損の痕
跡は認められず健全であった。
【0020】一方、実験番号1は本発明の請求項2の要
件を満足しない浸漬ノズルの例であるが、長片側壁の溶
湯吐出孔の合計開口面積が小さいため鋳型長辺と浸漬ノ
ズルの間に地金張りが発生しスラブに縦割が僅少発生し
た。また実験番号6,7,8も本発明の請求項2の要件
を満足しない浸漬ノズルの例であるが、長片側壁の溶湯
吐出孔の合計開口面積が大き過ぎたため鋳型長辺と浸漬
ノズルの間で湯面の波立ちが発生し、スラブの長片側面
に縦割れが僅少発生した。また実験番号9は長片側壁の
溶湯吐出孔を設けない例であるが、鋳型長辺と浸漬ノズ
ルの間に地金張りが発生して鋳造停止に至った。
件を満足しない浸漬ノズルの例であるが、長片側壁の溶
湯吐出孔の合計開口面積が小さいため鋳型長辺と浸漬ノ
ズルの間に地金張りが発生しスラブに縦割が僅少発生し
た。また実験番号6,7,8も本発明の請求項2の要件
を満足しない浸漬ノズルの例であるが、長片側壁の溶湯
吐出孔の合計開口面積が大き過ぎたため鋳型長辺と浸漬
ノズルの間で湯面の波立ちが発生し、スラブの長片側面
に縦割れが僅少発生した。また実験番号9は長片側壁の
溶湯吐出孔を設けない例であるが、鋳型長辺と浸漬ノズ
ルの間に地金張りが発生して鋳造停止に至った。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の浸漬ノズル
によれば、薄肉広幅スラブの連続鋳造において、鋳型長
辺側に適切な溶湯の吐出流を与えることによって、鋳型
長辺とノズルの狭小な間隙に発生し易い地金張りを安定
的に防止するとともに、湯面の波立ちや凝固シェルの再
溶解を防止することができ、その結果、表面欠陥の無い
品質良好なスラブを安定して鋳造することが可能にな
る。
によれば、薄肉広幅スラブの連続鋳造において、鋳型長
辺側に適切な溶湯の吐出流を与えることによって、鋳型
長辺とノズルの狭小な間隙に発生し易い地金張りを安定
的に防止するとともに、湯面の波立ちや凝固シェルの再
溶解を防止することができ、その結果、表面欠陥の無い
品質良好なスラブを安定して鋳造することが可能にな
る。
【図1】本発明による浸漬ノズルの実施例を示す外観斜
視図(一部破壊図)。
視図(一部破壊図)。
【図2】本発明による浸漬ノズルの他の実施例を長片側
から見た断面図。
から見た断面図。
【図3】本発明による浸漬ノズルの他の実施例を長片側
から見た断面図。
から見た断面図。
1 浸漬ノズル 2 溶湯流路 3 ノズルの頭部 4 ノズルの首部 5 ノズルの胴部 6 短片側壁の溶湯吐出孔 7 底壁の溶湯吐出孔 8 長片側壁の溶湯吐出孔 9 スリット状の開口をもつ長片側壁の溶湯吐出孔 10 円状開口をもつ長片側壁の溶湯吐出孔
Claims (3)
- 【請求項1】 下部が扁平状に形成されており、短片側
壁と底壁および長片側壁に溶湯吐出孔が設けられている
ことを特徴とする薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズ
ル。 - 【請求項2】 下部が扁平状に形成されており、短片側
壁と底壁および長片側壁に溶湯吐出孔が設けられてお
り、前記全ての溶湯吐出孔の合計開口面積に占める前記
長片側壁の溶湯吐出孔の合計開口面積の比率が2%以上
10%以下であることを特徴とする薄肉広幅スラブ連続
鋳造用浸漬ノズル。 - 【請求項3】 前記長片側壁の溶湯吐出孔は水平方向の
スリット状開口が形成されていることを特徴とする薄肉
広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27797097A JPH11104796A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27797097A JPH11104796A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11104796A true JPH11104796A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17590813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27797097A Withdrawn JPH11104796A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 薄肉広幅スラブ連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11104796A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101007264B1 (ko) | 2008-12-26 | 2011-01-13 | 주식회사 포스코 | 침지노즐 |
| CN104096812A (zh) * | 2013-04-15 | 2014-10-15 | 维苏威高级陶瓷(苏州)有限公司 | 薄坯板快换浸入式水口 |
| CN109465436A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-03-15 | 莱芜钢铁集团银山型钢有限公司 | 一种超薄异型坯中心点浇铸浸入式水口 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27797097A patent/JPH11104796A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101007264B1 (ko) | 2008-12-26 | 2011-01-13 | 주식회사 포스코 | 침지노즐 |
| CN104096812A (zh) * | 2013-04-15 | 2014-10-15 | 维苏威高级陶瓷(苏州)有限公司 | 薄坯板快换浸入式水口 |
| CN109465436A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-03-15 | 莱芜钢铁集团银山型钢有限公司 | 一种超薄异型坯中心点浇铸浸入式水口 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |