JPH11106012A - タイヤ収納装置 - Google Patents

タイヤ収納装置

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JPH11106012A
JPH11106012A JP27619397A JP27619397A JPH11106012A JP H11106012 A JPH11106012 A JP H11106012A JP 27619397 A JP27619397 A JP 27619397A JP 27619397 A JP27619397 A JP 27619397A JP H11106012 A JPH11106012 A JP H11106012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ用のラックは、陳列性等を考慮して、
奥行き方向には1本だけ収納して、横方向に並べて置く
のが普通であった。しかし、タイヤは2本又は4本単位
で出し入れするものであり、陳列する必要のないタイヤ
まで横並べにするのは、収納力を高めるうえで理不尽で
あった。そこで、収納力を高める。また、このために出
し入れが困難になることはないようにする。 【解決手段】 前部保持部12と後部保持部13とを有
したものとし、陳列の必要がないタイヤTは、後部保持
部13へ収納する。また、後部保持部13によるタイヤ
Tの保持高さを高くすると共に、前部保持部12と後部
保持部13との間に渡り部材10を設けて、後部保持部
13に対するタイヤTの出し入れを容易にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ収納装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤを販売や陳列又はストック等する
場合、従来は、図9に示すようなタイヤ収納装置80を
用いていた。このタイヤ収納装置80は、前後2本の棒
材81でタイヤTのトレッド面を2点支持することによ
り、タイヤTを、その転がり方向が前後に向く状態で起
立保持するものであった。
【0003】このタイヤ収納装置80は、タイヤTの後
方に背枠や補強用ブレース等の背部材83が設けられて
いるため、タイヤTは、その装置正面側からのみ出し入
れ可能になっていた。なお、この種、タイヤ収納装置8
0は、上下2段となっているのが普通であり、多くの場
合、複数のものを背合わせに連結して、全体をラック装
置100として構成させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイヤ収納
装置80において、同じ種類、同じサイズのタイヤT
は、上段や下段に対してそれぞれ左右方向に並べ置くよ
うにするか、或いは上下両段に分けるとしても、一塊に
まとめるようにして寄せ置くようにしていた。すなわ
ち、いずれにしても全てのタイヤTをタイヤ収納装置8
0の正面に面して並べることになるので、陳列等を目的
とする場合では特に、スペースの浪費に繋がる(陳列で
きるタイヤTの種類が少なくなる)ということがあっ
た。
【0005】なお、背合わせとなる上段相互間や下段相
互間では、上記した背部材83が邪魔になって出し入れ
が不可能であるため、これらの間で同じ種類、同じサイ
ズのタイヤTを並べ置くということは無かった。一方、
タイヤTには、2本又は4本といった組合せ本数で流通
されることが多いという事情がある。そのため、多くの
種類やサイズ違いに対応しようとする場合、左右方向に
長大なタイヤ収納装置80を構築する必要があり、占有
床面積としての有効利用が難しいということがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、タイヤの収納力を高めてスペースの浪費を防
止し、また占有床面積の有効利用が図れるようにしたタ
イヤ収納装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るタイヤ収納装置では、タイヤを転がり方向が前
後に向く状態で起立保持可能にした前部保持部と、この
前部保持部の後部で、タイヤを転がり方向が前後に向く
状態で起立保持可能にした後部保持部とを有している。
【0008】すなわち、このタイヤ収納装置では、前後
に2本のタイヤを収納できるようにしているので、同じ
種類、同じサイズのタイヤであれば、陳列の必要のない
タイヤは後部保持部へ保持させればよいことになる。従
って、装置全体として、保持できるタイヤの本数を多く
できることになる。このようなタイヤ収納装置を背合わ
せで連結して、その表裏両面を使用面とさせる場合と、
従来のタイヤ収納装置を背合わせで連結してその表裏両
面を使用面とさせる場合に比べると、それぞれ両使用面
に面して通路スペースを設けるにあたり、本発明では、
通路スペースを減少化させることができる。そのため、
本発明では、占有床面積の有効利用率を高めることがで
き、保持できるタイヤの本数を多くできることになる。
【0009】後部保持部につき、前部保持部よりもタイ
ヤ保持高さを高くさせるようにすると、後部保持部に対
するタイヤの出し入れが容易に行える。後部保持部にお
いて、前受けと後受けとでタイヤのトレッド面を2点支
持可能な構造にすると共に、このうち少なくとも一方を
前後移動可能にして前受けと後受けとの相互間隔を近接
・離反可能にすると、タイヤの直径が異なる場合でも、
タイヤ保持高さを調節できることになり、それだけ後部
保持部に対するタイヤの出し入れが容易になる。
【0010】前部保持部と後部保持部との間に、タイヤ
の転がりを支持する渡り部材を設けておくと、後部保持
部に対するタイヤの出し入れ時にタイヤの落ち込みがな
くなり、一層、作業の容易化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図2及び図3は、本発明に係るタ
イヤ収納装置1を多数組み合わせることにより、2階フ
ロアレベル2FLを超えた大型のラック装置2として構
築した例を示している。
【0012】このラック装置2は、前後方向に互いに所
定間隔をおいて立設された3本の通し柱3,4,5と、
これらの側方で各々、左右方向で対を成すように所定間
隔をおいて立設された同数の通し柱3,4,5とを有
し、中央の通し柱4から前後の各通し柱3,5へ向けて
それぞれ別々の横桟6,7が掛け渡されている。そし
て、左右で対を成す横桟6相互間及び横桟7相互間で
は、長手方向を左右へ向けた計4本の棒状材8(8a,
8b),9(9a,9b)が前後方向で互いに所定間隔
をおいて設けられ、また前後方向中央部に板状に形成さ
れた渡り部材10が各棒状材8,9と平行して設けられ
ている。
【0013】このうち、渡り部材10より前側の2本の
棒状材8によって前部保持部12が構成され、渡り部材
10より後側の2本の棒状材9によって後部保持部13
が構成されており、これら前部保持部12及び後部保持
部13を一ユニットとして(有して)、本発明に係るタ
イヤ収納装置1が構成されているものである。すなわ
ち、本実施形態のラック装置2では、横桟6側で構成さ
れるタイヤ収納装置1と横桟7側で構成されるタイヤ収
納装置1とが、中央の通し柱4を境として前後で背合わ
せに連結されていることになり、その表裏両面が使用面
になっている。なお、以下では、横桟6側で構成される
タイヤ収納装置1について説明する。
【0014】図1において、前部保持部12及び後部保
持部13は、それぞれ上記したように前後2本の棒状材
8,9を有して構成されているが、これら各棒状材8,
9は、タイヤTのトレッド面(外周面)を2点支持する
ことにより、タイヤTをその転がり方向が前後に向く状
態で起立保持可能にしている。すなわち、これら棒状材
8,9は、前後の各保持部12,13において前側配置
のもの8a,9aが「前受け」となり、後側配置のもの
8b,9bが「後受け」として機能するものである。
【0015】なお、本実施形態では、これら前受け8
a,9a及び後受け8b,9bとして中空丸パイプを用
いているが、中実材を用いてもよいし、その断面形状を
四角形状や板状等としたり、材料とする金属材を適宜変
更したり(又は金属材以外としたり)することも可能で
ある。横桟6は、図4及び図5に示すように、通し柱
3,4に対する掛け渡しを主な作用とする枠材17と、
前受け8aと後受け8bとの間隔保持結合等を主な作用
とする連結材18とを、溶接又はねじ止めやリベット止
め等により結合して形成してある。
【0016】従って枠材17には、その両端部に、通し
柱3,4に対して突出するフック部20が設けられてい
ると共に、その全長にわたり、連結材18用の受け枠部
21と補強用の折り曲げ部22とが設けられている。ま
た連結材18には断面コ字状をした条材が用いられてお
り、前部保持部12の前受け8a及び後受け8bと、渡
り部材10と、後部保持部13の後受け9aとが溶接等
によって止め付けられている。
【0017】なお、図1に示したようにこの連結材18
において、後部保持部13の後受け9bは固定するよう
にはなっておらず、この後受け9bを設ける部分には、
この後受け9bを上方から嵌め込み可能にした複数の嵌
合凹部24が前後方向に並んで設けられている。上記渡
り部材10は、断面コ字状をした上面板と下面板とを対
向させて中空構造に組み合わせたもので、その上面レベ
ルが、前部保持部12の後受け8bや後部保持部13の
前受け9aにおける上縁と、それぞれ一致するように設
けられている。
【0018】一方、通し柱3や4(5も同じ)には、中
空角パイプ(図3参照)が用いられており、それらにお
いて前部保持部12及び後部保持部13を挟むようにし
て対向する内側面には、上記横桟6の枠材17に設けら
れたフック部20と係合可能なフック孔26が設けられ
ている。このフック孔26は、「逆ハ」字状を呈するよ
うに前後に2個並んで設けられている。
【0019】従って、通し柱3と4との間で横桟6を掛
け渡す際には、前側の通し柱3でも後側の通し柱4で
も、それぞれ前側のフック孔26を用いるものとし、更
に前側の通し柱3で選んだフック孔26に比べて、後側
の通し柱4では1段又はそれ以上高レベルのフック孔2
6を選ぶようにして、これらへ横桟6における両端のフ
ック部20を係合させ、もって横桟6を前下がりに傾け
た状態にすることが可能になっている。
【0020】このようにすると、前部保持部12よりも
後部保持部13でのタイヤTの保持高さを高くすること
ができるので、後部保持部13に対するタイヤTの出し
入れが容易になるという利点がある。このような構成の
ラック装置2(タイヤ収納装置1)では、同じ種類、同
じサイズのタイヤTであって陳列の必要のないタイヤT
を後部保持部13へ保持させることができ、装置全体と
して保持可能なタイヤTの本数を多くできるものであ
る。
【0021】また、図6に模式的に示すように、このラ
ック装置2と、従来のタイヤ収納装置80(図9参照)
を背合わせに連結したラック装置100との占有床面積
を比べた場合、それぞれ表裏の両使用面に面して設ける
通路スペースSは、本発明では3本で足りるのに対し、
従来では4本も必要としていることが明らかである。そ
して、これに伴い、各段ごとの全体としてのタイヤ保持
本数では、本発明にあって8本となり、従来では6本し
かないことがわかる。
【0022】このようなことから、本発明のタイヤ収納
装置1を用いることで、占有床面積の有効利用率を高め
ることができるということが明らかである。本発明のタ
イヤ収納装置1では、図7(a)に示すように小径のタ
イヤTを保持させる場合、後部保持部13の後受け9b
を、横桟6に設けられた複数の嵌合凹部24(図1参
照)のうち、前方のものへ嵌め入れるようにすると、そ
れだけ前受け9aとの相互間隔が狭くなり、タイヤTの
保持高さも高くできる。
【0023】従って、横桟6が前下がり状に傾いている
点と相まって、この後部保持部13に対するタイヤTの
出し入れが容易になる。のみならず、前部保持部12で
は、前受け8aと後受け8bとの間でタイヤTがやや深
く沈み込むのに比べて、この後部保持部13では、前受
け9aと後受け9bとの間でのタイヤTの沈み込みが浅
くなるため、なお一層、後部保持部13に対するタイヤ
Tの出し入れが容易になる。
【0024】一方、図7(b)に示すように一般的な外
径のタイヤTを保持させる場合、後部保持部13の後受
け9bは、前受け9aに対する相互間隔が、前部保持部
12における前受け8aと後受け8bとの相互間隔と同
じになるように、横桟6の嵌合凹部24(図1参照)を
選べばよい。なお、この場合でも、後受け9bがなるべ
く前位置となることを心がけて、嵌合凹部24を選ぶの
が好ましい。
【0025】図7(c)に示すように、前部保持部12
で保持するタイヤTと後部保持部13で保持するタイヤ
Tとが互いに当接した状態で、後部保持部13で保持す
るタイヤTが前受け9aにうまく当接しない場合には、
後受け9bを、横桟6に設けられた複数の嵌合凹部24
(図1参照)のうち、適宜、後側のものへ嵌め入れるよ
うにすればよい。
【0026】本発明に係るタイヤ収納装置1を用いて構
成するラック装置2では、図8に示すようにその最下段
にバス・トラック用の大径タイヤTを収納する場合で
も、この収納部分の上段側では前後2本のタイヤTを保
持できるものである。すなわち、後部保持部13によっ
てタイヤTを保持している領域は、従来であれば、デッ
ドスペースとされているので、この点でも、本発明では
タイヤTの保持数を増やせるものであることが明らかで
ある。
【0027】なお、従来のラック装置100において、
図8に示すように最下段部分に大径のタイヤTを収納で
きるようにする場合、補強用ブレース等の背部材83を
高さ方向に一体のものとして設けることが難しくなり、
その結果、構造の複雑化等を招来していたが、本発明で
は、このような不具合は生じない。ところで、本発明
は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0028】例えば、前部保持部12の後受け8b、渡
り部材10及び後部保持部13の前受け9aは、互いに
一体のものとして形成することもできる。後部保持部1
3において、前受け9aを移動可能にすることも可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るタイヤ収納装置では、前・後の保持部を有して、そ
れぞれにおいてタイヤを転がり方向が前後に向くように
起立保持できるので、同じ種類、同じサイズのタイヤで
あって陳列の必要のないタイヤは後部保持部へ保持させ
ることができ、装置全体として保持可能なタイヤの本数
を多くできる。
【0030】このタイヤ収納装置を背合わせで連結し
て、その表裏両面を使用面とさせると、タイヤの保持本
数を従来に比して増やすことができ、もって、占有床面
積の有効利用率を高めることができる。後部保持部は、
前部保持部よりもタイヤの保持高さを高くさせること
で、後部保持部に対するタイヤの出し入れが容易にな
る。
【0031】後部保持部を、タイヤのトレッド面を2点
支持する前受けと後受けとで構成し、その少なくとも一
方を前後移動可能にしておくと、タイヤの直径に応じて
タイヤの保持高さを調節することができ、後部保持部に
対するタイヤの出し入れが容易になる。前部保持部と後
部保持部との間に渡り部材を設けると、後部保持部に対
するタイヤの出し入れ時にタイヤの落ち込みがなくな
り、一層、作業の容易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤ収納装置を示す側断面図
(図3のB−B線拡大断面図に相当)である。
【図2】本発明に係るタイヤ収納装置を複数用いて構成
したラック装置を示す側面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】横桟を分解して示す要部斜視図である。
【図6】本発明と従来とでラック装置の占有床面積を比
較して示す模式図である。
【図7】本発明に係るタイヤ収納装置についてその使用
状況を説明した概略側断面図である。
【図8】本発明に係るタイヤ収納装置を用いて構成した
ラック装置の別実施形態を示す要部側面図である。
【図9】従来のタイヤ収納装置を用いて構成したラック
装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 タイヤ収納装置 9a 後部保持部の前受け 9b 後部保持部の後受け 10 渡り部材 12 前部保持部 13 後部保持部 T タイヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ(T)を転がり方向が前後に向く
    状態で起立保持可能にした前部保持部(12)と、該前
    部保持部(12)の後部で、タイヤ(T)を転がり方向
    が前後に向く状態で起立保持可能にした後部保持部(1
    3)とを有していることを特徴とするタイヤ収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイヤ収納装置(1)が
    背合わせで連結されて表裏両面が使用面とされているこ
    とを特徴とするタイヤ収納装置。
  3. 【請求項3】 後部保持部(13)は前部保持部(1
    2)よりもタイヤ保持高さが高くなっていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のタイヤ収納装置。
  4. 【請求項4】 後部保持部(13)は、前受け(9a)
    と後受け(9b)とでタイヤ(T)のトレッド面を2点
    支持する構造であり、これら前受け(9a)と後受け
    (9b)の相互間隔が近接・離反可能になっていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    タイヤ収納装置。
  5. 【請求項5】 前部保持部(12)と後部保持部(1
    3)との間に、タイヤ(T)の転がりを支持する渡り部
    材(10)が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載のタイヤ収納装置。
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