JPH1110689A - 射出成形機の射出装置 - Google Patents
射出成形機の射出装置Info
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- JPH1110689A JPH1110689A JP16704397A JP16704397A JPH1110689A JP H1110689 A JPH1110689 A JP H1110689A JP 16704397 A JP16704397 A JP 16704397A JP 16704397 A JP16704397 A JP 16704397A JP H1110689 A JPH1110689 A JP H1110689A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出用の油圧シリンダに改良を加えることに
より容易に射出率(射出速度)を変更し得る射出装置を
提供する。 【構成】 バレルの両側に点対称で対をなす油圧シリン
ダを1対設ける。そして、該油圧シリンダを2個直列に
接続するとともに、該油圧シリンダ内に多段式のピスト
ンおよびラムを配設して、3カ所の給排室を形成可能と
し、これらの給排室に圧油を選択供給することにより5
段階の射出率(射出速度)を得る。
より容易に射出率(射出速度)を変更し得る射出装置を
提供する。 【構成】 バレルの両側に点対称で対をなす油圧シリン
ダを1対設ける。そして、該油圧シリンダを2個直列に
接続するとともに、該油圧シリンダ内に多段式のピスト
ンおよびラムを配設して、3カ所の給排室を形成可能と
し、これらの給排室に圧油を選択供給することにより5
段階の射出率(射出速度)を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の射出装置に
係り、簡単な構造で5段階の射出速度を得ることを意図
した射出成形機の射出装置に関するものである。
係り、簡単な構造で5段階の射出速度を得ることを意図
した射出成形機の射出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂を高圧で射出することに
より、製品を成形するための装置には種々のものがあ
り、たとえば、図4に示すように、スクリュインライン
型と呼ばれ、油圧モータ18によりスクリュ11を回転
させることによって合成樹脂を溶融させつつバレル13
の先端に送り、バレル13の先端に溶融樹脂が蓄えられ
るにしたがってスクリュ11が後退し、バレル13の固
定部と一体に設けた射出用の油圧シリンダ20でスクリ
ュ11を前進させることにより溶融樹脂をノズル14か
ら金型(図示せず)内に射出する装置がある。
より、製品を成形するための装置には種々のものがあ
り、たとえば、図4に示すように、スクリュインライン
型と呼ばれ、油圧モータ18によりスクリュ11を回転
させることによって合成樹脂を溶融させつつバレル13
の先端に送り、バレル13の先端に溶融樹脂が蓄えられ
るにしたがってスクリュ11が後退し、バレル13の固
定部と一体に設けた射出用の油圧シリンダ20でスクリ
ュ11を前進させることにより溶融樹脂をノズル14か
ら金型(図示せず)内に射出する装置がある。
【0003】この射出装置10の油圧回路は、油圧源回
路30におけるポンプ31からの圧油をリリーフ弁32
で調圧して、射出制御切換弁35を介して油圧シリンダ
20に送り、溶融樹脂の計量時にはピストン後室23か
らの戻り油路となるリリーフ弁37を設け、該リリーフ
弁37の開放圧を調整するリリーフ弁制御回路38を設
けたものが多く用いられている。油圧源回路30はポン
プ31やリリーフ弁32、また、アキュムレータ33な
どにより構成され、多くのものは一定吐出圧にして一定
吐出容量とされるけれども、流量制御弁を加えて吐出容
量を可変とするものや、ポンプを複数台設けて吐出流量
を可変とするものもある。
路30におけるポンプ31からの圧油をリリーフ弁32
で調圧して、射出制御切換弁35を介して油圧シリンダ
20に送り、溶融樹脂の計量時にはピストン後室23か
らの戻り油路となるリリーフ弁37を設け、該リリーフ
弁37の開放圧を調整するリリーフ弁制御回路38を設
けたものが多く用いられている。油圧源回路30はポン
プ31やリリーフ弁32、また、アキュムレータ33な
どにより構成され、多くのものは一定吐出圧にして一定
吐出容量とされるけれども、流量制御弁を加えて吐出容
量を可変とするものや、ポンプを複数台設けて吐出流量
を可変とするものもある。
【0004】一般に、射出成形では溶融樹脂を金型内に
充填する時は、金型により溶融樹脂が冷却されて粘度が
上昇するため、可能な限り短時間で充填を完了させる必
要がある。充填時間が長くなると、未充填や成形不良が
発生し易くなる。射出に要する時間は射出率により決ま
るが、この射出率は溶融樹脂の充填時の抵抗に打ち勝つ
射出圧力により、保証されていなければならない。前記
射出率は油圧ポンプの吐出流量とスクリュ断面積/射出
シリンダの実効断面積の比率により、また、射出圧力は
油圧ポンプの吐出圧力とスクリュ断面積/射出シリンダ
の実効断面積の比率により、一義的に決まる。射出率を
数式を使って以下に説明する。 I.R.:射出率(ml/sec) Q:油圧ポンプの吐出量(ml/sec) AS :スクリュ断面積(cm2 ) AI :射出シリンダの実効断面積(cm2 ) V:射出速度(cm/sec) とすると、I.R.=Q×(AS /AI )となり、射出
シリンダの実効断面積が一定の場合は、射出率は油圧ポ
ンプの吐出量によりきまる。なお、射出率と射出速度の
関係はI.R.=AS ×Vとなり、比例関係にあるので
射出率を大きくすることは射出速度を速くすることを意
味する。また、射出圧力(溶融樹脂圧力)は以下のよう
になる。 Pm : 射出圧力(溶融樹脂圧力)(kg/cm2 ) PH :油圧ポンプ吐出圧力(kg/cm2 ) とすると、Pm =(AI /AS )×PH となり、射出シ
リンダの実効断面積が一定の場合は、射出圧力は油圧ポ
ンプ吐出圧力によりきまる。
充填する時は、金型により溶融樹脂が冷却されて粘度が
上昇するため、可能な限り短時間で充填を完了させる必
要がある。充填時間が長くなると、未充填や成形不良が
発生し易くなる。射出に要する時間は射出率により決ま
るが、この射出率は溶融樹脂の充填時の抵抗に打ち勝つ
射出圧力により、保証されていなければならない。前記
射出率は油圧ポンプの吐出流量とスクリュ断面積/射出
シリンダの実効断面積の比率により、また、射出圧力は
油圧ポンプの吐出圧力とスクリュ断面積/射出シリンダ
の実効断面積の比率により、一義的に決まる。射出率を
数式を使って以下に説明する。 I.R.:射出率(ml/sec) Q:油圧ポンプの吐出量(ml/sec) AS :スクリュ断面積(cm2 ) AI :射出シリンダの実効断面積(cm2 ) V:射出速度(cm/sec) とすると、I.R.=Q×(AS /AI )となり、射出
シリンダの実効断面積が一定の場合は、射出率は油圧ポ
ンプの吐出量によりきまる。なお、射出率と射出速度の
関係はI.R.=AS ×Vとなり、比例関係にあるので
射出率を大きくすることは射出速度を速くすることを意
味する。また、射出圧力(溶融樹脂圧力)は以下のよう
になる。 Pm : 射出圧力(溶融樹脂圧力)(kg/cm2 ) PH :油圧ポンプ吐出圧力(kg/cm2 ) とすると、Pm =(AI /AS )×PH となり、射出シ
リンダの実効断面積が一定の場合は、射出圧力は油圧ポ
ンプ吐出圧力によりきまる。
【0005】合成樹脂の種類、および金型内に形成され
る製品の形状および大きさにより、最適な射出時間は広
範囲で変化するため、これに対応するためには、図4に
示した構成では大容量の油圧ポンプと大径の射出シリン
ダが必要となり、経済的ではない。前記の射出率や射出
圧力の変更を油圧源回路で行なうことも可能であるが、
油圧の調整幅を大きくすることは回路構成を複雑とし、
高価となるとともに油圧エネルギの損失が大きくなる欠
点がある。これに対して、射出用の油圧シリンダに改良
を加えることにより容易に前記の射出率、射出圧力を変
更し得る射出装置もある。
る製品の形状および大きさにより、最適な射出時間は広
範囲で変化するため、これに対応するためには、図4に
示した構成では大容量の油圧ポンプと大径の射出シリン
ダが必要となり、経済的ではない。前記の射出率や射出
圧力の変更を油圧源回路で行なうことも可能であるが、
油圧の調整幅を大きくすることは回路構成を複雑とし、
高価となるとともに油圧エネルギの損失が大きくなる欠
点がある。これに対して、射出用の油圧シリンダに改良
を加えることにより容易に前記の射出率、射出圧力を変
更し得る射出装置もある。
【0006】すなわち、1例として図5に示す。本図に
おいて、射出装置を構成するバレルの両側に点対称に対
をなす前記油圧シリンダを複数対設けるとともに、前記
ラムおよびピストンの断面積を実効断面積とした合計値
と前記各油圧シリンダ毎の実効断面積値との比率を所望
する速度比となるように構成し、油圧シリンダを適宜選
択使用するとともに、複数対の油圧シリンダに独立した
ピストン後室または給排室に各々開閉弁を設け、さら
に、スクリュ前進時に圧油が実効断面積に作用しない残
りの油圧シリンダでは、各油圧シリンダに独立して設け
た開放弁を介してタンクまたはピストン前室から後室に
環流供給させて、7段階の射出率、射出圧力を得ること
ができる。
おいて、射出装置を構成するバレルの両側に点対称に対
をなす前記油圧シリンダを複数対設けるとともに、前記
ラムおよびピストンの断面積を実効断面積とした合計値
と前記各油圧シリンダ毎の実効断面積値との比率を所望
する速度比となるように構成し、油圧シリンダを適宜選
択使用するとともに、複数対の油圧シリンダに独立した
ピストン後室または給排室に各々開閉弁を設け、さら
に、スクリュ前進時に圧油が実効断面積に作用しない残
りの油圧シリンダでは、各油圧シリンダに独立して設け
た開放弁を介してタンクまたはピストン前室から後室に
環流供給させて、7段階の射出率、射出圧力を得ること
ができる。
【0007】なお、油圧源回路30は金型の型締めなど
他の油圧装置にも共用され、ポンプ31の効率的使用が
図られている。
他の油圧装置にも共用され、ポンプ31の効率的使用が
図られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】射出率や射出圧力は射
出する合成樹脂の種類、および金型内に形成される製品
の形状および大きさによって変化させなければならず、
油圧ポンプ、モータ、リリーフバルブおよび流量制御弁
などにより、油圧源回路からの吐出圧力および吐出流量
を変化させることにより行なわれている。最近は合成樹
脂の種類が多種多様になるとともに、製品も少ロット多
品種の生産が増加し、射出圧の調整頻度の増加とともに
調整幅も大きくしなければならなくなった。
出する合成樹脂の種類、および金型内に形成される製品
の形状および大きさによって変化させなければならず、
油圧ポンプ、モータ、リリーフバルブおよび流量制御弁
などにより、油圧源回路からの吐出圧力および吐出流量
を変化させることにより行なわれている。最近は合成樹
脂の種類が多種多様になるとともに、製品も少ロット多
品種の生産が増加し、射出圧の調整頻度の増加とともに
調整幅も大きくしなければならなくなった。
【0009】しかし、油圧源回路で油圧の調整幅を大き
くすることは前述した通り、回路構成を複雑にするとと
もに、油圧エネルギの損失が大きくなり経済的ではな
い。また、図5に示すような射出装置を構成するバレル
の両側に、点対称に対をなす油圧シリンダを複対設ける
方法では、射出装置が複雑になるとともに油圧配管の管
路抵抗の違いにより、対をなす左右の油圧シリンダ内の
油圧に微妙な差異を生じて、射出動作に悪影響を与えて
いる。
くすることは前述した通り、回路構成を複雑にするとと
もに、油圧エネルギの損失が大きくなり経済的ではな
い。また、図5に示すような射出装置を構成するバレル
の両側に、点対称に対をなす油圧シリンダを複対設ける
方法では、射出装置が複雑になるとともに油圧配管の管
路抵抗の違いにより、対をなす左右の油圧シリンダ内の
油圧に微妙な差異を生じて、射出動作に悪影響を与えて
いる。
【0010】本発明は上記従来の問題点に着目し、射出
用の油圧シリンダに改良を加えることにより容易に射出
率や射出圧力を変更し得るとともに、射出装置を簡素化
することにより、対をなす左右の油圧シリンダ内の油圧
を容易に均一にできる射出装置を提供するものである。
用の油圧シリンダに改良を加えることにより容易に射出
率や射出圧力を変更し得るとともに、射出装置を簡素化
することにより、対をなす左右の油圧シリンダ内の油圧
を容易に均一にできる射出装置を提供するものである。
【0011】このような課題を解決するために、本発明
に係る第1の発明では、油圧源回路からの圧油を油圧シ
リンダに送ることにより、ピストンまたはラムを前進さ
せて合成樹脂を射出する射出装置であって、前記射出装
置を構成するバレルの両側に点対称に対をなす前記油圧
シリンダを1対設けるとともに、該油圧シリンダを2個
を直列に接続して、前記ピストンおよびラムの断面積を
3段階に変化させて、その実効断面積比率を11:6:
3となるように構成した。また、第2の発明では軸方向
に3種類の断面積を有する多段式のラムおよびピストン
よりなる前記油圧シリンダを、射出装置を構成するバレ
ルの両側に点対称に1対設けて、有効断面積比率を変更
することにより、所望する射出率を5段階に渡って得る
ことができる構成にした。
に係る第1の発明では、油圧源回路からの圧油を油圧シ
リンダに送ることにより、ピストンまたはラムを前進さ
せて合成樹脂を射出する射出装置であって、前記射出装
置を構成するバレルの両側に点対称に対をなす前記油圧
シリンダを1対設けるとともに、該油圧シリンダを2個
を直列に接続して、前記ピストンおよびラムの断面積を
3段階に変化させて、その実効断面積比率を11:6:
3となるように構成した。また、第2の発明では軸方向
に3種類の断面積を有する多段式のラムおよびピストン
よりなる前記油圧シリンダを、射出装置を構成するバレ
ルの両側に点対称に1対設けて、有効断面積比率を変更
することにより、所望する射出率を5段階に渡って得る
ことができる構成にした。
【0012】
【作用】本発明では、バレルの両側に点対称に対をなす
多段式油圧シリンダを1対設けるとともに、3個の給排
室を形成し、これらの給排室内のピストンおよびラムの
断面積を3段階に変化させて、それらの断面積を実効断
面積とした合計値と各給排室の実効断面積との比率を5
5%,30%,15%に構成しているので、油圧シリン
ダの各ポートを適宜選択使用するとともに、各給排室に
各々開閉弁を設け、スクリュ前進時に圧油が実効断面積
に作用しない、残りの給排室の圧油を各給排室に独立し
て設けた開放弁を介して、タンクまたはピストン前室
(給排室)から後室(給排室)に環流供給させ、5段階
の射出率を得ることができる。
多段式油圧シリンダを1対設けるとともに、3個の給排
室を形成し、これらの給排室内のピストンおよびラムの
断面積を3段階に変化させて、それらの断面積を実効断
面積とした合計値と各給排室の実効断面積との比率を5
5%,30%,15%に構成しているので、油圧シリン
ダの各ポートを適宜選択使用するとともに、各給排室に
各々開閉弁を設け、スクリュ前進時に圧油が実効断面積
に作用しない、残りの給排室の圧油を各給排室に独立し
て設けた開放弁を介して、タンクまたはピストン前室
(給排室)から後室(給排室)に環流供給させ、5段階
の射出率を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る合成樹脂の射出装置の
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明における射出装置の油圧回路
例を示す図、図2は本発明における射出装置の横切断断
面図、図3は図2のA−A視の油圧シリンダの縦切断断
面図である。
例を示す図、図2は本発明における射出装置の横切断断
面図、図3は図2のA−A視の油圧シリンダの縦切断断
面図である。
【0015】本発明の実施例は、図1に示すように、ス
クリュインライン型の射出装置10であり、スクリュ1
1を前後進させるために1対の油圧シリンダ60を、バ
レル13の固定部15の両側に設けた射出装置10であ
る。
クリュインライン型の射出装置10であり、スクリュ1
1を前後進させるために1対の油圧シリンダ60を、バ
レル13の固定部15の両側に設けた射出装置10であ
る。
【0016】この油圧シリンダ60は図2に示すよう
に、バレル13の両側に点対称に対をなす構成となって
いる。該油圧シリンダ60の構造を図3に基づき説明す
る。本油圧シリンダ60はシリンダ65とシリンダ
66より構成されており、ピストンロッド61、ピス
トン62、ピストンロッド63、ラム64を内蔵して
いる。また、油圧シリンダとピストン、ラムと蓋体67
により給排室A69(ピストン前室)、給排室B70
(ピストン後室)、給排室C71(ラム室)を形成して
いる。これらの給排室にはそれぞれ給排出孔D72、給
排出孔E73、給排出孔F74を穿設している。
に、バレル13の両側に点対称に対をなす構成となって
いる。該油圧シリンダ60の構造を図3に基づき説明す
る。本油圧シリンダ60はシリンダ65とシリンダ
66より構成されており、ピストンロッド61、ピス
トン62、ピストンロッド63、ラム64を内蔵して
いる。また、油圧シリンダとピストン、ラムと蓋体67
により給排室A69(ピストン前室)、給排室B70
(ピストン後室)、給排室C71(ラム室)を形成して
いる。これらの給排室にはそれぞれ給排出孔D72、給
排出孔E73、給排出孔F74を穿設している。
【0017】ピストンロッド63はピストンロッド
61よりも大きい径のものが使用されており、給排室6
9と70に同時に圧油を供給すれば、有効断面積差によ
り給排室70から給排室69に還流供給される構造にし
ている。ピストンロッド61は蓋体67を貫通してス
クリュ11を前後進させる可動台17に接続させてい
る。
61よりも大きい径のものが使用されており、給排室6
9と70に同時に圧油を供給すれば、有効断面積差によ
り給排室70から給排室69に還流供給される構造にし
ている。ピストンロッド61は蓋体67を貫通してス
クリュ11を前後進させる可動台17に接続させてい
る。
【0018】この射出装置10の油圧回路は、油圧源回
路30から射出制御切換弁50A、射出制御切換弁
50B、射出制御切換弁50Cを通り、油圧シリンダ
の各給排出孔72、73、74を経由して、各油圧シリ
ンダの給排室69、70、71に圧油を送り得るように
なっている。
路30から射出制御切換弁50A、射出制御切換弁
50B、射出制御切換弁50Cを通り、油圧シリンダ
の各給排出孔72、73、74を経由して、各油圧シリ
ンダの給排室69、70、71に圧油を送り得るように
なっている。
【0019】本発明では、射出制御切換弁50A、50
B、50Cを選択的に操作することによって、油圧源回
路30から供給された一定圧力、一定流量の圧油を給排
室69、70、71へ供給することにより、後述する5
段階の射出率の切換調整が可能なように構成されてい
る。
B、50Cを選択的に操作することによって、油圧源回
路30から供給された一定圧力、一定流量の圧油を給排
室69、70、71へ供給することにより、後述する5
段階の射出率の切換調整が可能なように構成されてい
る。
【0020】該油圧シリンダ65、66を構成する各部
品の摺動部分や当接部分には圧油の漏洩を防止するパッ
キン68等のシール部材が配設されている。
品の摺動部分や当接部分には圧油の漏洩を防止するパッ
キン68等のシール部材が配設されている。
【0021】符号52はリリーフ弁であって、スクリュ
11の後退時に給排出室69から排出される圧油を調圧
のうえ排出を行なうものである。符号18は油圧モータ
を示し、油圧源回路30からの圧油を図示しない配管に
よって油圧モータ18に供給して回転駆動し、スクリュ
11のヘッド側に溶融樹脂を計量しながら貯留すること
により、スクリュ11を後退させる構成になっている。
11の後退時に給排出室69から排出される圧油を調圧
のうえ排出を行なうものである。符号18は油圧モータ
を示し、油圧源回路30からの圧油を図示しない配管に
よって油圧モータ18に供給して回転駆動し、スクリュ
11のヘッド側に溶融樹脂を計量しながら貯留すること
により、スクリュ11を後退させる構成になっている。
【0022】このような構造の油圧シリンダ65、66
内に前後進可能にピストンロッド61、63、ピストン
62、ラム64を設けた時、給排室69ではシリンダ径
をD 1 ピストンロッド(61)径をd1 とするとシリン
ダ断面積Aに対してピストン62に圧油の作用する実効
断面積a0 、給排室70ではシリンダ径をD2 (=
D 1 )、ピストンロッド(63)径をd2 とするとシリ
ンダ断面積Bに対してピストン62に圧油の作用する実
効断面積b0 、また給排室71ではラム径をd3 とする
とシリンダ断面積Cに対してラム64に圧油の作用する
実効断面積c0 とすると、油圧シリンダ65、66の実
効断面積の合計値はa0 +b0 +c0 =Xとなる。
内に前後進可能にピストンロッド61、63、ピストン
62、ラム64を設けた時、給排室69ではシリンダ径
をD 1 ピストンロッド(61)径をd1 とするとシリン
ダ断面積Aに対してピストン62に圧油の作用する実効
断面積a0 、給排室70ではシリンダ径をD2 (=
D 1 )、ピストンロッド(63)径をd2 とするとシリ
ンダ断面積Bに対してピストン62に圧油の作用する実
効断面積b0 、また給排室71ではラム径をd3 とする
とシリンダ断面積Cに対してラム64に圧油の作用する
実効断面積c0 とすると、油圧シリンダ65、66の実
効断面積の合計値はa0 +b0 +c0 =Xとなる。
【0023】また、給排室69、70、71の実効断面
積の合計値Xと給排室69、70、71の実効断面積a
0 、b0 、c0 との比率は本実施例ではX1 =a0 /X
=55%、X2 =b0 /X=30%、X3 =c0 /X=
15%とした構成となっている。なお、給排室69、7
0、71の実効断面積の比較ではa0 >b0 >c0 とな
るように構成されている。なお、符号14はノズル、5
4はタンク、57はホッパを示す。
積の合計値Xと給排室69、70、71の実効断面積a
0 、b0 、c0 との比率は本実施例ではX1 =a0 /X
=55%、X2 =b0 /X=30%、X3 =c0 /X=
15%とした構成となっている。なお、給排室69、7
0、71の実効断面積の比較ではa0 >b0 >c0 とな
るように構成されている。なお、符号14はノズル、5
4はタンク、57はホッパを示す。
【0024】以上のように構成された油圧シリンダ6
5、66および油圧回路を有する射出装置10の作用は
次のようになる。
5、66および油圧回路を有する射出装置10の作用は
次のようになる。
【0025】ここで、スクリュ11の前進によってスク
リュ11のヘッド側に貯留された溶融樹脂を図示しない
金型のキャビティ部へ射出充填する工程から説明する。
リュ11のヘッド側に貯留された溶融樹脂を図示しない
金型のキャビティ部へ射出充填する工程から説明する。
【0026】まず、背圧用リリーフ弁53の電磁切換弁
53Aのソレノイドbを非励磁とする。射出制御切換弁
50A、50B、50Cの各ソレノイドも非励磁状態と
する。この状態で油圧源回路30から図示しない配管を
介して油圧モータ18に圧油を供給するとスクリュ11
は回転駆動し、計量が開始される。
53Aのソレノイドbを非励磁とする。射出制御切換弁
50A、50B、50Cの各ソレノイドも非励磁状態と
する。この状態で油圧源回路30から図示しない配管を
介して油圧モータ18に圧油を供給するとスクリュ11
は回転駆動し、計量が開始される。
【0027】スクリュ11の回動によってスクリュ11
のヘッド部には溶融樹脂が次第に貯留(計量)され、こ
の貯留される溶融樹脂の圧力によってスクリュ11は後
退する。
のヘッド部には溶融樹脂が次第に貯留(計量)され、こ
の貯留される溶融樹脂の圧力によってスクリュ11は後
退する。
【0028】この時スクリュ11の後退に伴って給排室
69内の圧油はリリーフ弁52を介してタンク54に放
出される。給排室71内の圧油は射出制御切換弁50C
を通ってタンク54に放出される。給排室70内は射出
制御切換弁50Bを通ってタンクから吸い込まれた油で
充たされる。
69内の圧油はリリーフ弁52を介してタンク54に放
出される。給排室71内の圧油は射出制御切換弁50C
を通ってタンク54に放出される。給排室70内は射出
制御切換弁50Bを通ってタンクから吸い込まれた油で
充たされる。
【0029】計量が完了すると射出制御切換弁50Bの
ソレノイドbおよび射出制御切換弁50Aのソレノイド
aを励磁し、スクリュ11を少し後退させて先端ノズル
14から溶融樹脂の鼻たれ現象を防止するためのサック
バックを行うのである。
ソレノイドbおよび射出制御切換弁50Aのソレノイド
aを励磁し、スクリュ11を少し後退させて先端ノズル
14から溶融樹脂の鼻たれ現象を防止するためのサック
バックを行うのである。
【0030】サックバックが完了すると、射出制御切換
弁50Bのソレノイドbおよび射出制御切換弁50Aの
ソレノイドaを消磁するとともに、本発明では次のよう
に各給排室69、70、71を選択組合せることにより
圧油の供給を行うとスクリュ11の射出前進時に表1の
ような5段階の射出率の調整(射出速度の調整)を行う
ことができる。
弁50Bのソレノイドbおよび射出制御切換弁50Aの
ソレノイドaを消磁するとともに、本発明では次のよう
に各給排室69、70、71を選択組合せることにより
圧油の供給を行うとスクリュ11の射出前進時に表1の
ような5段階の射出率の調整(射出速度の調整)を行う
ことができる。
【0031】なお、油圧シリンダ65、66はそれぞれ
左右点対称であるため、65R、65L、66R、66
Lを一組とする。
左右点対称であるため、65R、65L、66R、66
Lを一組とする。
【0032】
【表1】
【0033】前記表1に示したX1 、X2 、X3 の比率
を変更することで所望する任意の射出速度が得られるの
である。
を変更することで所望する任意の射出速度が得られるの
である。
【0034】ここで、表1に示したスクリュ11の速度
調整方法について詳述する。例えば第1速の4.67倍
速を得ようとすると、給排室71に油圧源回路30から
の圧油を供給すればよく、他の給排室69、70へは圧
油を供給しないのである。
調整方法について詳述する。例えば第1速の4.67倍
速を得ようとすると、給排室71に油圧源回路30から
の圧油を供給すればよく、他の給排室69、70へは圧
油を供給しないのである。
【0035】即ち、射出制御切換弁50Cのソレノイド
bおよび射出制御切換弁50Aのソレノイドaを励磁
(ソレノイドbは非励磁)する。このため、圧油はラム
64の実効断面積c0 のみに作用し、c0 ×P(圧油の
圧力)の力でスクリュ11を前進させる。
bおよび射出制御切換弁50Aのソレノイドaを励磁
(ソレノイドbは非励磁)する。このため、圧油はラム
64の実効断面積c0 のみに作用し、c0 ×P(圧油の
圧力)の力でスクリュ11を前進させる。
【0036】ピストン62とラム64の前進によってス
クリュ11は4.67倍速の前進をなし、溶融樹脂は金
型キャビティ(図示なし)内へ射出される。
クリュ11は4.67倍速の前進をなし、溶融樹脂は金
型キャビティ(図示なし)内へ射出される。
【0037】以下表1に示すような所望の速度調整を同
様に行うことができるのである。例えば、表1に示す
2.8倍速を得ようとすると、給排室69、70に圧油
を供給すればよく、残りの給排室71へは圧油を供給し
ないのである。
様に行うことができるのである。例えば、表1に示す
2.8倍速を得ようとすると、給排室69、70に圧油
を供給すればよく、残りの給排室71へは圧油を供給し
ないのである。
【0038】即ち、射出制御切換弁50Bのソレノイド
bおよび射出制御切換弁50Aのソレノイドbを励磁
(ソレノイドaは非励磁)する。圧油はピストン62の
両側にに作用し、実効断面積の差により(a0 ×P)−
(b0 ×P)の力でスクリュ1して給排室69に還流供
給される。圧油は1を前進させることになる。
bおよび射出制御切換弁50Aのソレノイドbを励磁
(ソレノイドaは非励磁)する。圧油はピストン62の
両側にに作用し、実効断面積の差により(a0 ×P)−
(b0 ×P)の力でスクリュ1して給排室69に還流供
給される。圧油は1を前進させることになる。
【0039】ピストン62とラム64の前進によってス
クリュ11は2.8倍速の前進をなし、溶融樹脂は金型
キャビティ(図示なし)内へ射出される。
クリュ11は2.8倍速の前進をなし、溶融樹脂は金型
キャビティ(図示なし)内へ射出される。
【0040】次に、第2の発明について段落番号002
2と同じ符号を使って説明する。給排室69、70、7
1の実効断面積a0 、b0 、c0 の比率が4:3:2に
なるようにシリンダ径D1 、D2 (=D1 )に対してピ
ストンロッド径d1 、d2 ラム径d3 を適宜選択するこ
とにより、表2に示す射出率(射出速度)を得ることが
できる。
2と同じ符号を使って説明する。給排室69、70、7
1の実効断面積a0 、b0 、c0 の比率が4:3:2に
なるようにシリンダ径D1 、D2 (=D1 )に対してピ
ストンロッド径d1 、d2 ラム径d3 を適宜選択するこ
とにより、表2に示す射出率(射出速度)を得ることが
できる。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係る第1の発明では、油圧源回路からの圧
油を油圧シリンダに送ることによりラムおよび(また
は)ピストンを前進させて合成樹脂を射出する射出装置
であって、前記射出装置を構成するバレルの両側に点対
称に対をなす前記油圧シリンダを1対設けるとともに、
該油圧シリンダを2個直列に接続するとともに、前記ピ
ストンおよびラムの実効断面積を3段階に変化させてそ
の実効断面積比率を11:6:3となるように構成し、
第2の発明では前記実効断面積比率を変更することによ
り、所望する5段階の射出率(射出速度)を得る構成に
したことにより、油圧源回路が一定圧力と一定流量の圧
油を送り出すものであっても、電磁弁を適宜選択するこ
とによって容易に射出率(射出速度)を切換えて射出材
料に適した射出を行うことができる。本射出装置は従来
の複列シリンダ型に比較して構造および油圧配管系が極
めて簡単である。この為、油圧配管の管路抵抗の違いに
より対をなす左右の油圧シリンダ内の油圧の微妙な差異
が原因で生じていた射出動作の問題点(ジグリング等)
を解決できた。また、本射出装置は流量制御弁による流
量制御方式とは異なるため、油圧源回路の油圧エネルギ
を極めて有効に利用できる。
に、本発明に係る第1の発明では、油圧源回路からの圧
油を油圧シリンダに送ることによりラムおよび(また
は)ピストンを前進させて合成樹脂を射出する射出装置
であって、前記射出装置を構成するバレルの両側に点対
称に対をなす前記油圧シリンダを1対設けるとともに、
該油圧シリンダを2個直列に接続するとともに、前記ピ
ストンおよびラムの実効断面積を3段階に変化させてそ
の実効断面積比率を11:6:3となるように構成し、
第2の発明では前記実効断面積比率を変更することによ
り、所望する5段階の射出率(射出速度)を得る構成に
したことにより、油圧源回路が一定圧力と一定流量の圧
油を送り出すものであっても、電磁弁を適宜選択するこ
とによって容易に射出率(射出速度)を切換えて射出材
料に適した射出を行うことができる。本射出装置は従来
の複列シリンダ型に比較して構造および油圧配管系が極
めて簡単である。この為、油圧配管の管路抵抗の違いに
より対をなす左右の油圧シリンダ内の油圧の微妙な差異
が原因で生じていた射出動作の問題点(ジグリング等)
を解決できた。また、本射出装置は流量制御弁による流
量制御方式とは異なるため、油圧源回路の油圧エネルギ
を極めて有効に利用できる。
【図1】本発明における射出装置の油圧回路例を示す図
である。
である。
【図2】本発明における射出装置の横切断断面図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A視の縦切断断面図である。
【図4】従来の射出装置の一例を示す図である。
【図5】従来の多段シリンダ型の射出装置の一例を示す
図である。
図である。
10 射出装置 11 スクリュ 13 バレル 14 ノズル 15 バレル固定部 17 可動台 18 油圧シリンダ 20 射出シリンダ 23 ピストン後室 30 油圧源回路 31 油圧ポンプ 32 リリーフ弁 33 アキュムレータ 35 射出制御切換弁 37 リリーフ弁 38 リリーフ弁制御回路 50A、50B、50C 射出制御切換弁 52 リリーフ弁 53 背圧用リリーフ弁 53A 電磁切換弁 54 タンク 57 ホッパー 60 射出シリンダ 61 ピストンロッド 62 ピストン 63 ピストンロッド 64 ラム 65(65R、65L) 油圧シリンダ 66(66R、66L) 油圧シリンダ 67 蓋体 68 パッキン 69 給排室(A:ピストン前室) 70 給排室(B:ピストン後室) 71 給排室(C:ラム室) 72 給排出孔D 73 給排出孔E 74 給排出孔F
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧源回路からの圧油を油圧シリンダに
送ることにより、ラムまたはピストンを前進させて、合
成樹脂を射出する射出装置であって、前記射出装置を構
成するバレルの両側に、点対称に対をなす前記油圧シリ
ンダを1対設けるととに、該油圧シリンダを2個直列に
接続し、該油圧シリンダと前記ラムおよびピストンで構
成される3個の給排室の実効断面積比率を11:6:3
となるように構成したことを特徴とする射出成形機の射
出装置。 - 【請求項2】 軸方向に3種類の実効断面積を有する多
段式のラムおよびピストンよりなる前記油圧シリンダ
を、射出装置を構成するバレルの両側に点対称に1対設
けて、実効断面積比率を変更することにより5段階の射
出速度を得る構成にしたことを特徴とする射出成形機の
射出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16704397A JPH1110689A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 射出成形機の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16704397A JPH1110689A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 射出成形機の射出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110689A true JPH1110689A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15842336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16704397A Pending JPH1110689A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 射出成形機の射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110689A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103182840A (zh) * | 2011-12-29 | 2013-07-03 | 上海富奇凡机电科技有限公司 | 微注射器式多喷头三维打印机 |
| WO2017201870A1 (zh) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | 昆山博力迈三维打印科技有限公司 | 一种3d橡皮泥打印机 |
| CN113799319A (zh) * | 2021-11-18 | 2021-12-17 | 广东台进智能装备股份有限公司 | 一种平衡互换的双射台注塑机 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16704397A patent/JPH1110689A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103182840A (zh) * | 2011-12-29 | 2013-07-03 | 上海富奇凡机电科技有限公司 | 微注射器式多喷头三维打印机 |
| WO2017201870A1 (zh) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | 昆山博力迈三维打印科技有限公司 | 一种3d橡皮泥打印机 |
| CN113799319A (zh) * | 2021-11-18 | 2021-12-17 | 广东台进智能装备股份有限公司 | 一种平衡互换的双射台注塑机 |
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