JPH11108170A - 自動変速機の変速過渡制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速過渡制御装置Info
- Publication number
- JPH11108170A JPH11108170A JP9275456A JP27545697A JPH11108170A JP H11108170 A JPH11108170 A JP H11108170A JP 9275456 A JP9275456 A JP 9275456A JP 27545697 A JP27545697 A JP 27545697A JP H11108170 A JPH11108170 A JP H11108170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- shift
- rotation speed
- control
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速時における摩擦係合要素の係合圧のフィ
ードバック制御と、変速時のエンジンのトルクダウン制
御との調和が図られ、変速フィーリングのさらなる向上
が図れる自動変速機の変速過渡制御装置を提供する。 【解決手段】 変速中のエンジントルクをトルクダウン
させるコントロールユニット4(トルクダウン手段)
と、変速中のエンジントルクをトルクダウン可能か否か
判定し、可能な場合にトルクダウン指令を出すととも
に、変速中の変速機構の実入力軸回転数を、トルクダウ
ンの有無により設定変更した目標回転数にあわせるよ
う、デュ−ティソレノイドバルブ3(液圧制御要素)を
介して前記係合圧をフィードバック制御するコントロー
ルユニット2(フィードバック制御手段、トルクダウン
判定手段、目標回転数変更手段)とを設ける。
ードバック制御と、変速時のエンジンのトルクダウン制
御との調和が図られ、変速フィーリングのさらなる向上
が図れる自動変速機の変速過渡制御装置を提供する。 【解決手段】 変速中のエンジントルクをトルクダウン
させるコントロールユニット4(トルクダウン手段)
と、変速中のエンジントルクをトルクダウン可能か否か
判定し、可能な場合にトルクダウン指令を出すととも
に、変速中の変速機構の実入力軸回転数を、トルクダウ
ンの有無により設定変更した目標回転数にあわせるよ
う、デュ−ティソレノイドバルブ3(液圧制御要素)を
介して前記係合圧をフィードバック制御するコントロー
ルユニット2(フィードバック制御手段、トルクダウン
判定手段、目標回転数変更手段)とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機におけ
る変速機構の摩擦係合要素に供給される液圧の変速時の
フィードバック制御を行う変速過渡制御装置に係わり、
前記フィードバック制御と、変速時のエンジンのトルク
ダウン制御との調和が図られ、変速フィーリングのさら
なる向上に貢献できる自動変速機の変速過渡制御装置に
関する。
る変速機構の摩擦係合要素に供給される液圧の変速時の
フィードバック制御を行う変速過渡制御装置に係わり、
前記フィードバック制御と、変速時のエンジンのトルク
ダウン制御との調和が図られ、変速フィーリングのさら
なる向上に貢献できる自動変速機の変速過渡制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用の自動変速機としては、
エンジンの回転をトルクコンバータを介して入力し、複
数組のプラネタリギアを有する変速機構により変速して
プロペラシャフト(車軸側)に出力するものが普及して
いる。この種の自動変速機における変速機構は、トルク
コンバータからのインプットシャフトの回転を、シフト
位置に応じて、プラネタリギアを構成する特定のギア又
はキャリアに伝動したり、特定のギア又はキャリアの回
転を適宜アウトプットシャフトに伝動したり、或いは適
宜特定のギア又はキャリアの回転を拘束するために、通
常複数のクラッチやブレーキ等の油圧式摩擦係合要素を
備えている。
エンジンの回転をトルクコンバータを介して入力し、複
数組のプラネタリギアを有する変速機構により変速して
プロペラシャフト(車軸側)に出力するものが普及して
いる。この種の自動変速機における変速機構は、トルク
コンバータからのインプットシャフトの回転を、シフト
位置に応じて、プラネタリギアを構成する特定のギア又
はキャリアに伝動したり、特定のギア又はキャリアの回
転を適宜アウトプットシャフトに伝動したり、或いは適
宜特定のギア又はキャリアの回転を拘束するために、通
常複数のクラッチやブレーキ等の油圧式摩擦係合要素を
備えている。
【0003】そして、油圧制御回路に組込まれたソレノ
イドバルブ等が制御されることにより、前記摩擦係合要
素が締結又は解放されて変速が行われる。この場合、摩
擦係合要素が解放から締結又は締結から解放に切換わる
際に、その締結力の変化が適度に進行しないと、過大な
トルクショックが生じる等の問題がある。例えばシフト
アップにおいて、解放側の摩擦係合要素の負荷がゼロに
低下して変速の第1段階(いわゆるトルクフェーズ)が
終了し、実行ギア比が変化し始める時点以降の段階(い
わゆるイナーシャフェーズ)では、締結側の摩擦係合要
素の締結容量(即ち、供給油圧)を適度に増加させて、
変速機構の入力軸回転数を適度な変化率で減少させる必
要がある。
イドバルブ等が制御されることにより、前記摩擦係合要
素が締結又は解放されて変速が行われる。この場合、摩
擦係合要素が解放から締結又は締結から解放に切換わる
際に、その締結力の変化が適度に進行しないと、過大な
トルクショックが生じる等の問題がある。例えばシフト
アップにおいて、解放側の摩擦係合要素の負荷がゼロに
低下して変速の第1段階(いわゆるトルクフェーズ)が
終了し、実行ギア比が変化し始める時点以降の段階(い
わゆるイナーシャフェーズ)では、締結側の摩擦係合要
素の締結容量(即ち、供給油圧)を適度に増加させて、
変速機構の入力軸回転数を適度な変化率で減少させる必
要がある。
【0004】というのは、この際上記締結容量が大きす
ぎると、上記入力軸回転数が急速に低下してシフトアッ
プに要する変速時間は短くなるが、出力軸トルクが一時
的に増大して大きな変速ショックが発生する。一方、上
記締結容量が小さすぎると、変速時間が過大となって歯
切れの悪い変速フィーリングとなる。
ぎると、上記入力軸回転数が急速に低下してシフトアッ
プに要する変速時間は短くなるが、出力軸トルクが一時
的に増大して大きな変速ショックが発生する。一方、上
記締結容量が小さすぎると、変速時間が過大となって歯
切れの悪い変速フィーリングとなる。
【0005】そこで従来では、例えば特開平3−374
70号公報に開示されるように、上記摩擦係合要素に供
給する変速時の油圧(係合圧)をフィードバック制御し
て、変速機構の入力軸回転数を所定の変化特性で変化さ
せる制御方式がある。これは、スロットル開度やエンジ
ン負荷などのエンジントルクを推定できる検出値に応じ
て、例えば最適な変速時間を予めマップとして登録して
おき、変速時には、スロットル開度などの実際の検出値
に基づいて前記マップから対応する変速時間を判定し、
この変速時間から前記入力軸回転数の変化率を求め、実
際の入力軸回転数がこの変化率で変化するように、変速
中の各時点での目標回転数を設定し、実際の入力軸回転
数をこの目標回転数にあわせるように前記係合圧をフィ
ードバック制御するものである。
70号公報に開示されるように、上記摩擦係合要素に供
給する変速時の油圧(係合圧)をフィードバック制御し
て、変速機構の入力軸回転数を所定の変化特性で変化さ
せる制御方式がある。これは、スロットル開度やエンジ
ン負荷などのエンジントルクを推定できる検出値に応じ
て、例えば最適な変速時間を予めマップとして登録して
おき、変速時には、スロットル開度などの実際の検出値
に基づいて前記マップから対応する変速時間を判定し、
この変速時間から前記入力軸回転数の変化率を求め、実
際の入力軸回転数がこの変化率で変化するように、変速
中の各時点での目標回転数を設定し、実際の入力軸回転
数をこの目標回転数にあわせるように前記係合圧をフィ
ードバック制御するものである。
【0006】また従来では、変速ショック抑制のため
に、変速時にエンジントルクをトルクダウンさせること
も行われている。また、例えば特開昭61−11943
2号公報や特開昭61−119434号公報に開示され
るように、変速時のパラメータ(変速時間やエンジン回
転数など)の基準値からの偏差に応じて、次回の変速時
におけるトルクダウン量を変更する学習制御も知られて
いる。
に、変速時にエンジントルクをトルクダウンさせること
も行われている。また、例えば特開昭61−11943
2号公報や特開昭61−119434号公報に開示され
るように、変速時のパラメータ(変速時間やエンジン回
転数など)の基準値からの偏差に応じて、次回の変速時
におけるトルクダウン量を変更する学習制御も知られて
いる。
【0007】しかし、エンジンのトルクダウン制御の状
況に応じて、前述したようなフィードバック制御の制御
目標をよりこのましい値に調整することは、従来行われ
ていなかった。
況に応じて、前述したようなフィードバック制御の制御
目標をよりこのましい値に調整することは、従来行われ
ていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このため従来では、上
述したフィードバック制御によりリアルタイムで調整さ
れる変速時の油圧と、変速時のエンジンからの入力トル
クとの調和が必ずしもとれないために、さらなる変速フ
ィーリングの向上という点で問題があった。
述したフィードバック制御によりリアルタイムで調整さ
れる変速時の油圧と、変速時のエンジンからの入力トル
クとの調和が必ずしもとれないために、さらなる変速フ
ィーリングの向上という点で問題があった。
【0009】すなわち、変速時のエンジンのトルクダウ
ン制御は、実際には必ずしも無条件に行われるわけでは
なく、エンジンの冷却水の温度等の条件によっては、エ
ンスト防止などのために不可能な場合があり、この場合
には変速ショックの抑制のため必要であってもトルクダ
ウン制御は行われない。ところが、変速時の前記入力軸
回転数の目標は、このようなトルクダウン制御の有無に
かかわらず、前述したように変速時のスロットル開度な
どにより一義的に決定され、その目標に対して前述のフ
ィードバック制御が行われてしまう。
ン制御は、実際には必ずしも無条件に行われるわけでは
なく、エンジンの冷却水の温度等の条件によっては、エ
ンスト防止などのために不可能な場合があり、この場合
には変速ショックの抑制のため必要であってもトルクダ
ウン制御は行われない。ところが、変速時の前記入力軸
回転数の目標は、このようなトルクダウン制御の有無に
かかわらず、前述したように変速時のスロットル開度な
どにより一義的に決定され、その目標に対して前述のフ
ィードバック制御が行われてしまう。
【0010】そして、前記入力軸回転数の目標回転数を
決定する変速時間などのマップのデータは、トルクダウ
ン制御が行われることを前提に設定されているため、実
際にトルクダウン制御が行われない場合には、変速時の
エンジンからの入力トルクTeがその分だけ過大とな
り、図4の符号Tp1に示すように、イナーシャフェー
ズでの出力軸トルクTpの一次的増加の程度が振幅方向
に大きくなり、変速ショックが増加してしまう。
決定する変速時間などのマップのデータは、トルクダウ
ン制御が行われることを前提に設定されているため、実
際にトルクダウン制御が行われない場合には、変速時の
エンジンからの入力トルクTeがその分だけ過大とな
り、図4の符号Tp1に示すように、イナーシャフェー
ズでの出力軸トルクTpの一次的増加の程度が振幅方向
に大きくなり、変速ショックが増加してしまう。
【0011】つまりこの場合、締結側の摩擦係合要素が
毎回滑りぎみになって、イナーシャフェーズ開始直後の
実際の入力軸回転数Ntが図4の符号Nt0で示す目標
回転数よりもかなり大きくなり、この大きな偏差が前述
のフィードバック制御によってむりやり補正されるた
め、大きな変速ショックが生じる。
毎回滑りぎみになって、イナーシャフェーズ開始直後の
実際の入力軸回転数Ntが図4の符号Nt0で示す目標
回転数よりもかなり大きくなり、この大きな偏差が前述
のフィードバック制御によってむりやり補正されるた
め、大きな変速ショックが生じる。
【0012】また、変速時のエンジンのトルクダウン量
は、実際には毎回同量ではなく、前述したような学習制
御で変更される場合に加えて、エンジンの冷却水の温度
等の条件によっては、変速ショックの抑制のため必要な
量よりも例えばトルクダウン量を低減する場合がある。
ところが、前記入力軸回転数の目標回転数を決定する変
速時間などのマップのデータは、所定量のトルクダウン
制御が行われることを前提に設定されているため、実際
のトルクダウン量が想定された量よりも低減されてしま
った場合には、やはり変速時のエンジンからの入力トル
クTeが過大となり、トルクダウン制御が行われない場
合と同様に変速ショックが増加してしまう。
は、実際には毎回同量ではなく、前述したような学習制
御で変更される場合に加えて、エンジンの冷却水の温度
等の条件によっては、変速ショックの抑制のため必要な
量よりも例えばトルクダウン量を低減する場合がある。
ところが、前記入力軸回転数の目標回転数を決定する変
速時間などのマップのデータは、所定量のトルクダウン
制御が行われることを前提に設定されているため、実際
のトルクダウン量が想定された量よりも低減されてしま
った場合には、やはり変速時のエンジンからの入力トル
クTeが過大となり、トルクダウン制御が行われない場
合と同様に変速ショックが増加してしまう。
【0013】なお図4では、紙面に向って右方向が時間
軸であり、エンジントルクTe、入力軸回転数Nt、及
び出力軸トルクTpの変化の一例を示している。また図
4では、トルクダウン制御が正常に行われた場合の出力
軸トルクTpの変動を、符号Tp0で示している。
軸であり、エンジントルクTe、入力軸回転数Nt、及
び出力軸トルクTpの変化の一例を示している。また図
4では、トルクダウン制御が正常に行われた場合の出力
軸トルクTpの変動を、符号Tp0で示している。
【0014】そこで本発明は、変速時における摩擦係合
要素の係合圧のフィードバック制御と、変速時のエンジ
ンのトルクダウン制御との調和が図られ、変速フィーリ
ングのさらなる向上が図れる自動変速機の変速過渡制御
装置を提供することを目的としている。
要素の係合圧のフィードバック制御と、変速時のエンジ
ンのトルクダウン制御との調和が図られ、変速フィーリ
ングのさらなる向上が図れる自動変速機の変速過渡制御
装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の自動変速機の変速過渡制御装置は、
複数の摩擦係合要素の締結・解放切換により変速を行う
変速機構を有するとともに、前記摩擦係合要素の係合圧
を制御する液圧制御要素を備えた自動変速機の変速過渡
制御装置で、変速中の前記変速機構の実入力軸回転数を
スロットル開度,エンジン負荷に応じて設定された目標
回転数にあわせるよう、前記液圧制御要素を介して前記
係合圧をフィードバック制御するフィードバック制御手
段と、変速中のエンジントルクを、トルクダウン可能か
否か判定するトルクダウン判定手段と、このトルクダウ
ン判定手段によりトルクダウン可能と判定された場合
に、変速中のエンジントルクをトルクダウンさせるトル
クダウン手段と、前記トルクダウン判定手段による判定
結果により、前記フィードバック制御の目標回転数の設
定を変更する目標回転数変更手段と、を備えたことを特
徴とする。
め、請求項1記載の自動変速機の変速過渡制御装置は、
複数の摩擦係合要素の締結・解放切換により変速を行う
変速機構を有するとともに、前記摩擦係合要素の係合圧
を制御する液圧制御要素を備えた自動変速機の変速過渡
制御装置で、変速中の前記変速機構の実入力軸回転数を
スロットル開度,エンジン負荷に応じて設定された目標
回転数にあわせるよう、前記液圧制御要素を介して前記
係合圧をフィードバック制御するフィードバック制御手
段と、変速中のエンジントルクを、トルクダウン可能か
否か判定するトルクダウン判定手段と、このトルクダウ
ン判定手段によりトルクダウン可能と判定された場合
に、変速中のエンジントルクをトルクダウンさせるトル
クダウン手段と、前記トルクダウン判定手段による判定
結果により、前記フィードバック制御の目標回転数の設
定を変更する目標回転数変更手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0016】請求項2記載の自動変速機の変速過渡制御
装置は、前記目標回転数変更手段が、前記トルクダウン
が行われない場合に、前記トルクダウンが行われる場合
よりも変速時間が長くなる方向に、前記目標回転数の設
定を変更することを特徴とする。
装置は、前記目標回転数変更手段が、前記トルクダウン
が行われない場合に、前記トルクダウンが行われる場合
よりも変速時間が長くなる方向に、前記目標回転数の設
定を変更することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の自動変速機の変速過渡制御
装置は、複数の摩擦係合要素の締結・解放切換により変
速を行う変速機構を有するとともに、前記摩擦係合要素
の係合圧を制御する液圧制御要素を備えた自動変速機の
変速過渡制御装置で、変速中の前記変速機構の実入力軸
回転数をスロットル開度,エンジン負荷に応じて設定さ
れた目標回転数にあわせるよう、前記液圧制御要素を介
して前記係合圧をフィードバック制御するフィードバッ
ク制御手段と、変速中のエンジントルクのトルクダウン
量を判定するトルクダウン量判定手段と、このトルクダ
ウン量判定手段により判定されたトルクダウン量だけ変
速中のエンジントルクをトルクダウンさせるトルクダウ
ン手段と、前記トルクダウン量判定手段により判定され
たトルクダウン量により、前記フィードバック制御の目
標回転数の設定を変更する目標回転数変更手段と、を備
えたことを特徴とする。
装置は、複数の摩擦係合要素の締結・解放切換により変
速を行う変速機構を有するとともに、前記摩擦係合要素
の係合圧を制御する液圧制御要素を備えた自動変速機の
変速過渡制御装置で、変速中の前記変速機構の実入力軸
回転数をスロットル開度,エンジン負荷に応じて設定さ
れた目標回転数にあわせるよう、前記液圧制御要素を介
して前記係合圧をフィードバック制御するフィードバッ
ク制御手段と、変速中のエンジントルクのトルクダウン
量を判定するトルクダウン量判定手段と、このトルクダ
ウン量判定手段により判定されたトルクダウン量だけ変
速中のエンジントルクをトルクダウンさせるトルクダウ
ン手段と、前記トルクダウン量判定手段により判定され
たトルクダウン量により、前記フィードバック制御の目
標回転数の設定を変更する目標回転数変更手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の自動変速機の変速過渡制御
装置は、前記目標回転数変更手段が、前記トルクダウン
量が少ないほど、変速時間が長くなる方向に前記目標回
転数の設定を変更することを特徴とする。
装置は、前記目標回転数変更手段が、前記トルクダウン
量が少ないほど、変速時間が長くなる方向に前記目標回
転数の設定を変更することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 (第1例)まず、本発明の第1例について説明する。本
例の変速過渡制御装置は、図1に示すように、タービン
回転数計測手段1と、変速機用のコントロールユニット
2と、デュ−ティソレノイドバルブ3と、エンジン用の
コントロールユニット4とよりなる。
面を参照して説明する。 (第1例)まず、本発明の第1例について説明する。本
例の変速過渡制御装置は、図1に示すように、タービン
回転数計測手段1と、変速機用のコントロールユニット
2と、デュ−ティソレノイドバルブ3と、エンジン用の
コントロールユニット4とよりなる。
【0020】ここで、タービン回転数計測手段1は、自
動変速機10における変速機構11の入力軸回転数Nt
(この場合、トルクコンバータ12のタービンランナに
連結された回転軸の回転数)を検出するセンサである。
動変速機10における変速機構11の入力軸回転数Nt
(この場合、トルクコンバータ12のタービンランナに
連結された回転軸の回転数)を検出するセンサである。
【0021】次に、コントロールユニット2は、本発明
のフィードバック制御手段、トルクダウン判定手段、及
び目標回転数変更手段を構成するもので、具体的には予
め設定されたプログラムに従って動作するとともに、各
種設定値を記憶するメモリを備えたマイクロコンピュー
タよりなる。
のフィードバック制御手段、トルクダウン判定手段、及
び目標回転数変更手段を構成するもので、具体的には予
め設定されたプログラムに従って動作するとともに、各
種設定値を記憶するメモリを備えたマイクロコンピュー
タよりなる。
【0022】このコントロールユニット2は、この場合
後述する図2のフローチャートに示す処理により、変速
中のエンジントルクをトルクダウン可能か否か判定し、
この判定結果により、必要に応じて後述するフィードバ
ック制御の目標回転数の設定を変更し、そしてこの設定
に基づいて、変速中のイナーシャフェーズにおいて締結
側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバック制御する点
に特徴を有するものである。
後述する図2のフローチャートに示す処理により、変速
中のエンジントルクをトルクダウン可能か否か判定し、
この判定結果により、必要に応じて後述するフィードバ
ック制御の目標回転数の設定を変更し、そしてこの設定
に基づいて、変速中のイナーシャフェーズにおいて締結
側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバック制御する点
に特徴を有するものである。
【0023】この場合コントロールユニット2は、例え
ば、入力軸回転数の目標変化率を決定する変速時間のマ
ップ(スロットル開度などに応じて設定された変速時間
のデータ線図)を2種類記憶しており、一方の標準的な
マップAは、所定量のトルクダウンが行われる場合の最
適なデータとして設定されたもので、他方の特別なマッ
プBは、トルクダウンが行われない場合(或いはトルク
ダウン量が少ない場合)の最適なデータとして設定され
たものとなっている。そして具体的には、トルクダウン
が行われる場合よりも、トルクダウンが行われない場合
の方が、変速時間が長くなるように、前記特別なマップ
Bの各データがトルクダウンの分だけ大きく設定されて
いる。つまり、一方のマップAに基づく目標変化率をd
Nt0とし、他方のマップBに基づく同種の変速につい
ての目標変化率をdNt1とすれば、dNt0>dNt
1となっている。
ば、入力軸回転数の目標変化率を決定する変速時間のマ
ップ(スロットル開度などに応じて設定された変速時間
のデータ線図)を2種類記憶しており、一方の標準的な
マップAは、所定量のトルクダウンが行われる場合の最
適なデータとして設定されたもので、他方の特別なマッ
プBは、トルクダウンが行われない場合(或いはトルク
ダウン量が少ない場合)の最適なデータとして設定され
たものとなっている。そして具体的には、トルクダウン
が行われる場合よりも、トルクダウンが行われない場合
の方が、変速時間が長くなるように、前記特別なマップ
Bの各データがトルクダウンの分だけ大きく設定されて
いる。つまり、一方のマップAに基づく目標変化率をd
Nt0とし、他方のマップBに基づく同種の変速につい
ての目標変化率をdNt1とすれば、dNt0>dNt
1となっている。
【0024】また、デュ−ティソレノイドバルブ3は、
本発明の液圧制御要素に相当し、変速機構ケーシングの
下部に設けられる油圧制御回路に組込まれた調圧手段
で、コントロールユニット2の油圧制御信号に従って動
作して、図示省略したオイルポンプの出力圧であるライ
ン圧を調圧し、変速機構の摩擦係合要素に供給される油
圧(即ち、係合圧)を調整するものである。
本発明の液圧制御要素に相当し、変速機構ケーシングの
下部に設けられる油圧制御回路に組込まれた調圧手段
で、コントロールユニット2の油圧制御信号に従って動
作して、図示省略したオイルポンプの出力圧であるライ
ン圧を調圧し、変速機構の摩擦係合要素に供給される油
圧(即ち、係合圧)を調整するものである。
【0025】また、エンジン用のコントロールユニット
4は、やはりマイクロコンピュータよりなるエンジン2
0の制御手段で、点火時期制御、吸入空気量制御、燃料
供給量制御、吸排気弁の開閉時期の制御、過給圧の制御
など、一般に知られたエンジンの各種電子制御を行う。
この場合、このコントロールユニット4は、変速機用の
コントロールユニット2からのトルクダウン指令に従っ
て、コントロールユニット2の処理で設定されたトルク
ダウン量に応じて変速時のエンジンの出力トルクを低減
させる機能を有し、本発明のトルクダウン手段を構成す
る。
4は、やはりマイクロコンピュータよりなるエンジン2
0の制御手段で、点火時期制御、吸入空気量制御、燃料
供給量制御、吸排気弁の開閉時期の制御、過給圧の制御
など、一般に知られたエンジンの各種電子制御を行う。
この場合、このコントロールユニット4は、変速機用の
コントロールユニット2からのトルクダウン指令に従っ
て、コントロールユニット2の処理で設定されたトルク
ダウン量に応じて変速時のエンジンの出力トルクを低減
させる機能を有し、本発明のトルクダウン手段を構成す
る。
【0026】ここで、上記トルクダウンは、具体的に
は、エンジン20の点火時期、吸入空気量、燃料供給
量、吸排気弁の開閉時期、又は過給圧などが調整される
ことによって、実現される。
は、エンジン20の点火時期、吸入空気量、燃料供給
量、吸排気弁の開閉時期、又は過給圧などが調整される
ことによって、実現される。
【0027】なお、変速中の解放側の摩擦係合要素の油
圧の制御、或いはトルクフェーズにおける締結側の油圧
の制御も、例えばコントロールユニット2により従来ど
おり行われる構成とすればよいが、本例は、締結側の油
圧のフィードバック制御、及び変速中のトルクダウン制
御に特徴を有するものであるので、その他の制御処理に
ついては説明を省略する。また、変速機10やエンジン
20の構成及び動作についても、本発明は特に限定され
ないので、その説明を省略する。
圧の制御、或いはトルクフェーズにおける締結側の油圧
の制御も、例えばコントロールユニット2により従来ど
おり行われる構成とすればよいが、本例は、締結側の油
圧のフィードバック制御、及び変速中のトルクダウン制
御に特徴を有するものであるので、その他の制御処理に
ついては説明を省略する。また、変速機10やエンジン
20の構成及び動作についても、本発明は特に限定され
ないので、その説明を省略する。
【0028】次に、図2のフローチャートにより、本例
のコントロールユニット2の特徴的な制御処理を説明す
る。まずステップS2では、変速中のトルクダウンが可
能か否か判定する。ここでは、例えばエンジンの冷却水
の温度等の検出値を読取り、この検出値を予め設定され
た基準値と比較することにより、トルクダウンできるか
否かを判定する。
のコントロールユニット2の特徴的な制御処理を説明す
る。まずステップS2では、変速中のトルクダウンが可
能か否か判定する。ここでは、例えばエンジンの冷却水
の温度等の検出値を読取り、この検出値を予め設定され
た基準値と比較することにより、トルクダウンできるか
否かを判定する。
【0029】次にステップS4では、変速するか否かの
周知の変速判定を行う。なお、この変速判定は、予め設
定された変速線図に基づいて、その時点で検出されてい
るスロットル開度と車速から判定される。そして、なん
らかの変速が行われる場合には、ステップS6に進み、
変速が行われない場合にはステップS2に戻り、再度最
新の検出値に基づいて前記トルクダウンの判定を行う。
周知の変速判定を行う。なお、この変速判定は、予め設
定された変速線図に基づいて、その時点で検出されてい
るスロットル開度と車速から判定される。そして、なん
らかの変速が行われる場合には、ステップS6に進み、
変速が行われない場合にはステップS2に戻り、再度最
新の検出値に基づいて前記トルクダウンの判定を行う。
【0030】次いでステップS6では、ステップS2で
の最新の判定結果が、トルクダウン可能か否か判別し、
トルクダウン可能であればステップS8に進み、トルク
ダウンが不可能ならばステップS12に進む。
の最新の判定結果が、トルクダウン可能か否か判別し、
トルクダウン可能であればステップS8に進み、トルク
ダウンが不可能ならばステップS12に進む。
【0031】次にステップS8では、例えば予め設定さ
れた一定のトルクダウン量のトルクダウンをコントロー
ルユニット4に対して指令する。そしてステップS10
では、ステップS4で判定された変速を行うための係合
圧制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、トルク
ダウンが行われる場合の最適値として設定された前述の
マップAのデータに基づく目標変化率dNt0を制御目
標として、締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバ
ック制御する。
れた一定のトルクダウン量のトルクダウンをコントロー
ルユニット4に対して指令する。そしてステップS10
では、ステップS4で判定された変速を行うための係合
圧制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、トルク
ダウンが行われる場合の最適値として設定された前述の
マップAのデータに基づく目標変化率dNt0を制御目
標として、締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバ
ック制御する。
【0032】一方ステップS12では、同様にステップ
S4で判定された変速を行うための係合圧制御を行う
が、イナーシャフェーズにおいては、入力軸回転数Nt
の目標変化率をdNt1に変更して締結側の摩擦係合要
素の係合圧をフィードバック制御する。すなわち、目標
変化率を決定する前述のマップを、トルクダウンが行わ
れる場合の最適値として設定されたマップAから、トル
クダウンが行われない場合のマップBに変更して、この
マップBに登録された変速時間のデータに基づいて入力
軸回転数Ntの目標変化率dNt1を算出し、この目標
変化率dNt1を制御目標として、係合圧のフィードバ
ック制御を行う。
S4で判定された変速を行うための係合圧制御を行う
が、イナーシャフェーズにおいては、入力軸回転数Nt
の目標変化率をdNt1に変更して締結側の摩擦係合要
素の係合圧をフィードバック制御する。すなわち、目標
変化率を決定する前述のマップを、トルクダウンが行わ
れる場合の最適値として設定されたマップAから、トル
クダウンが行われない場合のマップBに変更して、この
マップBに登録された変速時間のデータに基づいて入力
軸回転数Ntの目標変化率dNt1を算出し、この目標
変化率dNt1を制御目標として、係合圧のフィードバ
ック制御を行う。
【0033】以上説明した本例の制御装置によれば、変
速時の係合圧のフィードバック制御の制御目標である入
力軸の目標回転数が、エンジンのトルクダウン制御の有
無によって設定変更される。このため、この目標回転数
をトルクダウン制御の有無に応じた最適値に設定できる
ようになり、エンジン水温等の条件によってトルクダウ
ン制御が行われない場合にも、変速ショックの増加を抑
制してより良好な変速フィーリングが得られるという効
果が奏される。
速時の係合圧のフィードバック制御の制御目標である入
力軸の目標回転数が、エンジンのトルクダウン制御の有
無によって設定変更される。このため、この目標回転数
をトルクダウン制御の有無に応じた最適値に設定できる
ようになり、エンジン水温等の条件によってトルクダウ
ン制御が行われない場合にも、変速ショックの増加を抑
制してより良好な変速フィーリングが得られるという効
果が奏される。
【0034】例えば本例では、トルクダウン制御が行わ
れない場合には、変速時間が長くなる方向に入力軸の目
標回転数変化率が変更され、例えば図4において符号N
t1で示すように目標回転数の変化が緩やかになる。こ
のため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、例えば図
4において符号Tp2で示すような変化となって、振幅
方向には増加しない。
れない場合には、変速時間が長くなる方向に入力軸の目
標回転数変化率が変更され、例えば図4において符号N
t1で示すように目標回転数の変化が緩やかになる。こ
のため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、例えば図
4において符号Tp2で示すような変化となって、振幅
方向には増加しない。
【0035】(第2例)次に、本発明の第2例について
説明する。本例の変速過渡制御装置は、コントロールユ
ニットの制御処理の一部に特徴を有し、他の構成は第1
例と同様であるので、装置構成及び同様の処理ステップ
については、重複する説明を省略する。なお、本例にお
けるコントロールユニット2は、本発明のフィードバッ
ク制御手段、トルクダウン量判定手段、及び目標回転数
変更手段を構成している。
説明する。本例の変速過渡制御装置は、コントロールユ
ニットの制御処理の一部に特徴を有し、他の構成は第1
例と同様であるので、装置構成及び同様の処理ステップ
については、重複する説明を省略する。なお、本例にお
けるコントロールユニット2は、本発明のフィードバッ
ク制御手段、トルクダウン量判定手段、及び目標回転数
変更手段を構成している。
【0036】本例では、図3に示すように、まずステッ
プS22で、変速中のトルクダウン量を判定する。ここ
では、例えばエンジンの冷却水の温度等の検出値を読取
り、この検出値に応じて予め設定された許容範囲内で、
最適なトルクダウン量を判定する。
プS22で、変速中のトルクダウン量を判定する。ここ
では、例えばエンジンの冷却水の温度等の検出値を読取
り、この検出値に応じて予め設定された許容範囲内で、
最適なトルクダウン量を判定する。
【0037】次にステップS4では、前述の変速判定を
行い、なんらかの変速が行われる場合には、ステップS
26に進み、変速が行われない場合にはステップS22
に戻り、再度最新の検出値に基づいて前記トルクダウン
量の判定を行う。
行い、なんらかの変速が行われる場合には、ステップS
26に進み、変速が行われない場合にはステップS22
に戻り、再度最新の検出値に基づいて前記トルクダウン
量の判定を行う。
【0038】次いでステップS26では、ステップSS
2での最新の判定結果(トルクダウン量)が、予め設定
されたしきい値を越えているか否か判別し、越えていれ
ばステップS8,S10に順次進み、トルクダウン量が
小さくしきい値を下回っていればステップS28,S1
2に順次進む。
2での最新の判定結果(トルクダウン量)が、予め設定
されたしきい値を越えているか否か判別し、越えていれ
ばステップS8,S10に順次進み、トルクダウン量が
小さくしきい値を下回っていればステップS28,S1
2に順次進む。
【0039】なお、この場合ステップS8、及びステッ
プS28では、ステップS22で判定されたトルクダウ
ン量のトルクダウンをコントロールユニット4に対して
指令する。そしてステップS10では、第1例と同様
に、ステップS4で判定された変速を行うための係合圧
制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、前述のマ
ップAのデータに基づく目標変化率dNt0を制御目標
として、締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバッ
ク制御する。
プS28では、ステップS22で判定されたトルクダウ
ン量のトルクダウンをコントロールユニット4に対して
指令する。そしてステップS10では、第1例と同様
に、ステップS4で判定された変速を行うための係合圧
制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、前述のマ
ップAのデータに基づく目標変化率dNt0を制御目標
として、締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィードバッ
ク制御する。
【0040】一方ステップS12では、第1例と同様
に、ステップS4で判定された変速を行うための係合圧
制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、入力軸回
転数Ntの目標変化率を、前述のマップBに基づくdN
t1に変更して締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィー
ドバック制御する。
に、ステップS4で判定された変速を行うための係合圧
制御を行い、イナーシャフェーズにおいては、入力軸回
転数Ntの目標変化率を、前述のマップBに基づくdN
t1に変更して締結側の摩擦係合要素の係合圧をフィー
ドバック制御する。
【0041】以上説明した本例の制御装置によれば、変
速時の係合圧のフィードバック制御の制御目標である入
力軸の目標回転数が、エンジンのトルクダウン量によっ
て設定変更される。このため、この目標回転数をトルク
ダウン量に応じた最適値に設定できるようになり、エン
ジン水温等の条件によってトルクダウン量が抑制される
場合にも、変速ショックの増加を抑制してより良好な変
速フィーリングが得られるという効果が奏される。
速時の係合圧のフィードバック制御の制御目標である入
力軸の目標回転数が、エンジンのトルクダウン量によっ
て設定変更される。このため、この目標回転数をトルク
ダウン量に応じた最適値に設定できるようになり、エン
ジン水温等の条件によってトルクダウン量が抑制される
場合にも、変速ショックの増加を抑制してより良好な変
速フィーリングが得られるという効果が奏される。
【0042】例えば本例では、トルクダウン量が抑制さ
れてしきい値を下回った場合には、変速時間が長くなる
方向に入力軸の目標回転数変化率が変更され、第1例と
同様に、例えば図4において符号Nt1で示すように目
標回転数の変化が緩やかになる。このため、変速時の出
力軸トルクTpの変動は、例えば図4において符号Tp
2で示すような変化となって、振幅方向には増加しな
い。
れてしきい値を下回った場合には、変速時間が長くなる
方向に入力軸の目標回転数変化率が変更され、第1例と
同様に、例えば図4において符号Nt1で示すように目
標回転数の変化が緩やかになる。このため、変速時の出
力軸トルクTpの変動は、例えば図4において符号Tp
2で示すような変化となって、振幅方向には増加しな
い。
【0043】なお、本発明は上記形態例に限られず、各
種の態様があり得る。例えば上記形態例では、変速時の
フィードバック制御のための入力軸の目標回転数のデー
タ(例えば、前述の変速時間のマップ)を2種類登録し
ておき、トルクダウン制御の有無、或いはトルクダウン
量によって、いずれか一方の種類のデータを選択して前
記フィードバック制御を行っているが、前記目標回転数
のデータは基準となるもののみを記憶しておき、トルク
ダウン量に応じてこのデータを修正する演算を行って、
修正後のデータに基づいて前記目標回転数を決定するよ
うにしてもよい。
種の態様があり得る。例えば上記形態例では、変速時の
フィードバック制御のための入力軸の目標回転数のデー
タ(例えば、前述の変速時間のマップ)を2種類登録し
ておき、トルクダウン制御の有無、或いはトルクダウン
量によって、いずれか一方の種類のデータを選択して前
記フィードバック制御を行っているが、前記目標回転数
のデータは基準となるもののみを記憶しておき、トルク
ダウン量に応じてこのデータを修正する演算を行って、
修正後のデータに基づいて前記目標回転数を決定するよ
うにしてもよい。
【0044】また、図2及び図3に例示したような制御
処理における例えばトルクダウンに関する判定処理等
は、エンジン用のコントロールユニット4により実行す
る態様もあり得る。さらに、エンジン用のコントロール
ユニットと変速機用のコントロールユニットを1セット
のユニットに統合し、この一つのユニットで変速機とエ
ンジンの全ての制御を行う態様でもよいことはいうまで
もない。
処理における例えばトルクダウンに関する判定処理等
は、エンジン用のコントロールユニット4により実行す
る態様もあり得る。さらに、エンジン用のコントロール
ユニットと変速機用のコントロールユニットを1セット
のユニットに統合し、この一つのユニットで変速機とエ
ンジンの全ての制御を行う態様でもよいことはいうまで
もない。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の変速過渡制御装置では、
目標回転数変更手段によって、変速時の係合圧のフィー
ドバック制御の制御目標である入力軸の目標回転数が、
トルクダウン判定手段による判定結果(エンジンのトル
クダウン制御の有無)によって設定変更される。このた
め、この目標回転数をトルクダウン制御の有無に応じた
最適値に設定できるようになり、エンジン水温等の条件
によってトルクダウン制御が行われない場合にも、変速
ショックの増加を抑制してより良好な変速フィーリング
が得られるという効果が奏される。
目標回転数変更手段によって、変速時の係合圧のフィー
ドバック制御の制御目標である入力軸の目標回転数が、
トルクダウン判定手段による判定結果(エンジンのトル
クダウン制御の有無)によって設定変更される。このた
め、この目標回転数をトルクダウン制御の有無に応じた
最適値に設定できるようになり、エンジン水温等の条件
によってトルクダウン制御が行われない場合にも、変速
ショックの増加を抑制してより良好な変速フィーリング
が得られるという効果が奏される。
【0046】例えば、請求項2に記載のように、トルク
ダウンが行われない場合に、トルクダウンが行われる場
合よりも変速時間が長くなる方向に、前記目標回転数の
設定を変更するようにした場合には、例えば図4におい
て符号Nt1で示すように目標回転数の変化が緩やかに
なる。このため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、
例えば図4において符号Tp2で示すような変化となっ
て、振幅方向には増加しない。
ダウンが行われない場合に、トルクダウンが行われる場
合よりも変速時間が長くなる方向に、前記目標回転数の
設定を変更するようにした場合には、例えば図4におい
て符号Nt1で示すように目標回転数の変化が緩やかに
なる。このため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、
例えば図4において符号Tp2で示すような変化となっ
て、振幅方向には増加しない。
【0047】また、請求項3記載の変速過渡制御装置で
は、目標回転数変更手段によって、変速時の係合圧のフ
ィードバック制御の制御目標である入力軸の目標回転数
が、エンジンのトルクダウン量によって設定変更され
る。このため、この目標回転数をトルクダウン量に応じ
た最適値に設定できるようになり、エンジン水温等の条
件によってトルクダウン量が抑制される場合にも、変速
ショックの増加を抑制してより良好な変速フィーリング
が得られるという効果が奏される。
は、目標回転数変更手段によって、変速時の係合圧のフ
ィードバック制御の制御目標である入力軸の目標回転数
が、エンジンのトルクダウン量によって設定変更され
る。このため、この目標回転数をトルクダウン量に応じ
た最適値に設定できるようになり、エンジン水温等の条
件によってトルクダウン量が抑制される場合にも、変速
ショックの増加を抑制してより良好な変速フィーリング
が得られるという効果が奏される。
【0048】例えば、請求項4記載のように、トルクダ
ウン量が少ないほど、変速時間が長くなる方向に入力軸
の目標回転数を変更した場合には、例えば図4において
符号Nt1で示すように目標回転数の変化が緩やかにな
る。このため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、例
えば図4において符号Tp2で示すような変化となっ
て、振幅方向には増加しない。
ウン量が少ないほど、変速時間が長くなる方向に入力軸
の目標回転数を変更した場合には、例えば図4において
符号Nt1で示すように目標回転数の変化が緩やかにな
る。このため、変速時の出力軸トルクTpの変動は、例
えば図4において符号Tp2で示すような変化となっ
て、振幅方向には増加しない。
【図1】本発明の第1例である変速過渡制御装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】同装置の制御処理内容を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図3】本発明の第2例である装置の制御処理内容を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】従来の問題点と本発明の作用を説明する図であ
る。
る。
1 タービン回転数計測手段 2 変速機用コントロールユニット(フィードバック制
御手段、トルクダウン判定手段、トルクダウン量判定手
段、目標回転数変更手段) 3 デュ−ティソレノイドバルブ(液圧制御要素) 4 エンジン用コントロールユニット(トルクダウン手
段) 10 変速機 11 変速機構 12 トルクコンバータ 20 エンジン
御手段、トルクダウン判定手段、トルクダウン量判定手
段、目標回転数変更手段) 3 デュ−ティソレノイドバルブ(液圧制御要素) 4 エンジン用コントロールユニット(トルクダウン手
段) 10 変速機 11 変速機構 12 トルクコンバータ 20 エンジン
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の摩擦係合要素の締結・解放切換に
より変速を行う変速機構を有するとともに、前記摩擦係
合要素の係合圧を制御する液圧制御要素を備えた自動変
速機の変速過渡制御装置で、 変速中の前記変速機構の実入力軸回転数をスロットル開
度,エンジン負荷に応じて設定された目標回転数にあわ
せるよう、前記液圧制御要素を介して前記係合圧をフィ
ードバック制御するフィードバック制御手段と、 変速中のエンジントルクを、トルクダウン可能か否か判
定するトルクダウン判定手段と、 このトルクダウン判定手段によりトルクダウン可能と判
定された場合に、変速中のエンジントルクをトルクダウ
ンさせるトルクダウン手段と、 前記トルクダウン判定手段による判定結果により、前記
フィードバック制御の目標回転数の設定を変更する目標
回転数変更手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の変速過渡制御装
置。 - 【請求項2】 前記目標回転数変更手段は、前記トルク
ダウンが行われない場合に、前記トルクダウンが行われ
る場合よりも変速時間が長くなる方向に、前記目標回転
数の設定を変更することを特徴とする請求項1記載の自
動変速機の変速過渡制御装置。 - 【請求項3】 複数の摩擦係合要素の締結・解放切換に
より変速を行う変速機構を有するとともに、前記摩擦係
合要素の係合圧を制御する液圧制御要素を備えた自動変
速機の変速過渡制御装置で、 変速中の前記変速機構の実入力軸回転数をスロットル開
度,エンジン負荷に応じて設定された目標回転数にあわ
せるよう、前記液圧制御要素を介して前記係合圧をフィ
ードバック制御するフィードバック制御手段と、 変速中のエンジントルクのトルクダウン量を判定するト
ルクダウン量判定手段と、 このトルクダウン量判定手段により判定されたトルクダ
ウン量だけ変速中のエンジントルクをトルクダウンさせ
るトルクダウン手段と、 前記トルクダウン量判定手段により判定されたトルクダ
ウン量により、前記フィードバック制御の目標回転数の
設定を変更する目標回転数変更手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の変速過渡制御装
置。 - 【請求項4】 前記目標回転数変更手段は、前記トルク
ダウン量が少ないほど、変速時間が長くなる方向に前記
目標回転数の設定を変更することを特徴とする請求項3
記載の自動変速機の変速過渡制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9275456A JPH11108170A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 自動変速機の変速過渡制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9275456A JPH11108170A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 自動変速機の変速過渡制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108170A true JPH11108170A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17555788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9275456A Pending JPH11108170A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 自動変速機の変速過渡制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108170A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007327520A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | パワートレーンの制御装置 |
| US7389176B2 (en) * | 2006-06-08 | 2008-06-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine output control apparatus of power train |
| JP2023153702A (ja) * | 2022-04-05 | 2023-10-18 | マツダ株式会社 | 車両の変速制御装置 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP9275456A patent/JPH11108170A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007327520A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | パワートレーンの制御装置 |
| US7389176B2 (en) * | 2006-06-08 | 2008-06-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine output control apparatus of power train |
| JP2023153702A (ja) * | 2022-04-05 | 2023-10-18 | マツダ株式会社 | 車両の変速制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100396902C (zh) | 发动机扭矩控制装置以及发动机扭矩控制方法 | |
| US7416515B2 (en) | Engine torque control device | |
| JP2002130463A (ja) | トルクコンバータのスリップ制御装置 | |
| US6761664B2 (en) | Shift control device and shift control method for vehicular automatic transmission | |
| JP3846405B2 (ja) | ロックアップクラッチの制御装置 | |
| JP3994474B2 (ja) | 自動変速機のロックアップスリップ制御装置 | |
| US6471620B2 (en) | Control method for automatic transmission | |
| JP3746100B2 (ja) | 変速制御装置および制御方法 | |
| JP4158586B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
| JPH0490935A (ja) | 自動変速機のライン圧制御装置 | |
| JPH1137267A (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
| JPH11108170A (ja) | 自動変速機の変速過渡制御装置 | |
| US6714850B2 (en) | Method of controlling shift action in up-shift mode operation of automatic transmission for vehicles | |
| US6261204B1 (en) | Method for adaptation of pressure of an overlapping upshifting | |
| JP3623077B2 (ja) | 自動変速機の変速過渡制御装置 | |
| JP3152095B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
| JP3540569B2 (ja) | 自動変速機の変速過渡制御装置 | |
| JP3606157B2 (ja) | 車両用自動変速機のクリープ力制御装置 | |
| JP2784878B2 (ja) | 自動変速機のライン圧制御装置 | |
| JP3218758B2 (ja) | ロックアップクラッチのスリップ制御装置 | |
| JP3543981B2 (ja) | 車両の駆動ユニットのアウトプットトルクを制御する方法と装置 | |
| JP3525585B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
| JP3097442B2 (ja) | 自動変速機の変速容量制御装置 | |
| JPH1151166A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
| JPH023769A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040716 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041126 |