JPH11108190A - 積層金属ガスケット - Google Patents
積層金属ガスケットInfo
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- JPH11108190A JPH11108190A JP27567797A JP27567797A JPH11108190A JP H11108190 A JPH11108190 A JP H11108190A JP 27567797 A JP27567797 A JP 27567797A JP 27567797 A JP27567797 A JP 27567797A JP H11108190 A JPH11108190 A JP H11108190A
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1層の金属板の燃焼室穴の周縁部を折り返し
てシール部を形成し、他の1層の金属板における上記折
り返し部と当接する部分に金属板積層厚さを調整する段
差部を設け、段差の深さを燃焼室穴周りにおいて連続的
に変化させた金属ガスケットにおいて、段差深さの不連
続な変化を補償し、面圧の不連続を補償、緩和する。 【解決手段】 金属板2における燃焼室穴4周縁の折り
返し部21に当接する金属板1の部分に、段差の深さを
燃焼室穴周りにおいて連続的に変化させた段差部11を
形成し、該段差部の表面にゴム、合成樹脂からなる緩衝
層7を被覆する。
てシール部を形成し、他の1層の金属板における上記折
り返し部と当接する部分に金属板積層厚さを調整する段
差部を設け、段差の深さを燃焼室穴周りにおいて連続的
に変化させた金属ガスケットにおいて、段差深さの不連
続な変化を補償し、面圧の不連続を補償、緩和する。 【解決手段】 金属板2における燃焼室穴4周縁の折り
返し部21に当接する金属板1の部分に、段差の深さを
燃焼室穴周りにおいて連続的に変化させた段差部11を
形成し、該段差部の表面にゴム、合成樹脂からなる緩衝
層7を被覆する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用エンジンの
シリンダヘッドガスケットとして好適に用いられる積層
型金属ガスケットに関するものである。
シリンダヘッドガスケットとして好適に用いられる積層
型金属ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】少なくとも2層の金属板を積層してな
り、1層の金属板を燃焼室穴周縁部において折り返すこ
とにより燃焼室穴周縁のシール部における金属板積層厚
さを他の部分より厚く形成したシリンダヘッドガスケッ
ト用積層金属ガスケットにおいて、他の1層の金属板に
おける前記折り返し部分が当接する部分に段差を形成
し、該段差の深さを調整することにより、前記の燃焼室
穴周縁のシール部と他の部分との金属板積層厚さの差を
燃焼室穴のシールに適した大きさに調整することが、実
開平6−24266号公報、特開平6−229477号
公報に記載されている。
り、1層の金属板を燃焼室穴周縁部において折り返すこ
とにより燃焼室穴周縁のシール部における金属板積層厚
さを他の部分より厚く形成したシリンダヘッドガスケッ
ト用積層金属ガスケットにおいて、他の1層の金属板に
おける前記折り返し部分が当接する部分に段差を形成
し、該段差の深さを調整することにより、前記の燃焼室
穴周縁のシール部と他の部分との金属板積層厚さの差を
燃焼室穴のシールに適した大きさに調整することが、実
開平6−24266号公報、特開平6−229477号
公報に記載されている。
【0003】また、燃焼室穴周りのシール部における面
圧分布の適正化を図るために、前記の段差を燃焼室穴周
りの位置によって変化させ、燃焼室穴周りの中のシリン
ダ締め付け用ボルトを挿通するボルト穴に近接する位置
において前記段差の深さを深くし、ボルト穴から離隔す
る位置において段差の深さを浅くし、面圧の不連続を生
じないように段差の深い部分と浅い部分との間で段差の
深さを連続的に変化させることが実用新案登録第252
4028号公報において提案されている。
圧分布の適正化を図るために、前記の段差を燃焼室穴周
りの位置によって変化させ、燃焼室穴周りの中のシリン
ダ締め付け用ボルトを挿通するボルト穴に近接する位置
において前記段差の深さを深くし、ボルト穴から離隔す
る位置において段差の深さを浅くし、面圧の不連続を生
じないように段差の深い部分と浅い部分との間で段差の
深さを連続的に変化させることが実用新案登録第252
4028号公報において提案されている。
【0004】本願の出願人は、上記の段差の加工の合理
化を図るために、燃焼室穴周りのシール部とその他の部
分との間の金属板積層厚さの差の調節は折り返しを行う
金属板の厚さの選択により行い、段差は燃焼室穴周りの
面圧分布の適正化だけに利用することとし、燃焼室穴周
りの中で、燃焼室穴間の部位を除く部位だけに或はボル
ト穴に近接する部位だけに段差を形成し、段差形成の範
囲、深さを減縮することを最近の出願において提案し
た。この場合においても、面圧の不連続を生じないよう
に段差の深さは連続的に変化させる。
化を図るために、燃焼室穴周りのシール部とその他の部
分との間の金属板積層厚さの差の調節は折り返しを行う
金属板の厚さの選択により行い、段差は燃焼室穴周りの
面圧分布の適正化だけに利用することとし、燃焼室穴周
りの中で、燃焼室穴間の部位を除く部位だけに或はボル
ト穴に近接する部位だけに段差を形成し、段差形成の範
囲、深さを減縮することを最近の出願において提案し
た。この場合においても、面圧の不連続を生じないよう
に段差の深さは連続的に変化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記段差の深さを燃焼
室穴周りの位置に応じて正確に形成することは面圧分布
の適正化のために重要であり、また、面圧の不連続を生
じないように段差の深さを連続的にかつ円滑に変化させ
ることが必要である。然しながら、前記段差の加工に通
常利用されるコイニング加工によって段差の深さを所望
どおりに正確に形成し、段差の深さを連続的にかつ滑ら
かに変化させることは容易ではなく、実際には深さが連
続的に滑らかに変化していない不連続部や不円滑部が形
成され勝ちである。
室穴周りの位置に応じて正確に形成することは面圧分布
の適正化のために重要であり、また、面圧の不連続を生
じないように段差の深さを連続的にかつ円滑に変化させ
ることが必要である。然しながら、前記段差の加工に通
常利用されるコイニング加工によって段差の深さを所望
どおりに正確に形成し、段差の深さを連続的にかつ滑ら
かに変化させることは容易ではなく、実際には深さが連
続的に滑らかに変化していない不連続部や不円滑部が形
成され勝ちである。
【0006】本発明は、このような段差の深さが不連続
的に変化する部分や滑らかに変化していない部分を補
償、吸収するとともに、段差の深さの変化の不連続によ
る面圧の不連続、不均一を補償、緩和することを目的と
するものである。
的に変化する部分や滑らかに変化していない部分を補
償、吸収するとともに、段差の深さの変化の不連続によ
る面圧の不連続、不均一を補償、緩和することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の積層金属ガスケットは、複数層の金属板を積層して
なり、1層の金属板の燃焼室穴の周縁部を折り返すこと
により燃焼室穴周縁のシール部における金属板積層厚さ
を他の部分より厚く形成するとともに、他の1層の金属
板における前記折り返し部分と当接する部位に金属板積
層厚さを調整する段差部を形成し、該段差の深さを燃焼
室穴周りの位置によって連続的に変化させ、該段差部の
表面にゴム、合成樹脂からなる緩衝層を被覆したことを
特徴とするものである。
明の積層金属ガスケットは、複数層の金属板を積層して
なり、1層の金属板の燃焼室穴の周縁部を折り返すこと
により燃焼室穴周縁のシール部における金属板積層厚さ
を他の部分より厚く形成するとともに、他の1層の金属
板における前記折り返し部分と当接する部位に金属板積
層厚さを調整する段差部を形成し、該段差の深さを燃焼
室穴周りの位置によって連続的に変化させ、該段差部の
表面にゴム、合成樹脂からなる緩衝層を被覆したことを
特徴とするものである。
【0008】本発明においては上記のとおり段差部の表
面にゴム、合成樹脂からなる緩衝層が被覆されており、
該緩衝層が下記の作用により、段差の深さの変化が不連
続な部分や滑らかでない部分を補償、吸収し、面圧の不
連続、不均一を補償、緩和する。すなわち、 段差の深さの変化が不連続な部分や滑らかでない部分
がゴム、合成樹脂を被覆することにより深さ変化が連続
的になり、滑らかになる。緩衝層のこのような作用に
は、緩衝層を被覆する際の硬化性液状コーティング材の
表面張力が大きく貢献する。
面にゴム、合成樹脂からなる緩衝層が被覆されており、
該緩衝層が下記の作用により、段差の深さの変化が不連
続な部分や滑らかでない部分を補償、吸収し、面圧の不
連続、不均一を補償、緩和する。すなわち、 段差の深さの変化が不連続な部分や滑らかでない部分
がゴム、合成樹脂を被覆することにより深さ変化が連続
的になり、滑らかになる。緩衝層のこのような作用に
は、緩衝層を被覆する際の硬化性液状コーティング材の
表面張力が大きく貢献する。
【0009】ガスケットが締め付けられたとき、段差
の深さが相対的に浅く面圧が高い部分に被覆された緩衝
層が段差の深さが相対的に深く面圧が低い部分に向かっ
てフローし、段差の深さ変化の不連続、不円滑が補償さ
れ、矯正されるとともに、面圧の不連続、不均一が緩和
される。 緩衝層の弾性的な変化により段差の深さ変化の不連続
や不円滑さが補償され、吸収される。
の深さが相対的に浅く面圧が高い部分に被覆された緩衝
層が段差の深さが相対的に深く面圧が低い部分に向かっ
てフローし、段差の深さ変化の不連続、不円滑が補償さ
れ、矯正されるとともに、面圧の不連続、不均一が緩和
される。 緩衝層の弾性的な変化により段差の深さ変化の不連続
や不円滑さが補償され、吸収される。
【0010】上記の作用により段差の深さ変化の不連続
部分や滑らかでない部分を補償し、面圧の不連続、不均
一を緩和する緩衝層を形成するゴム、合成樹脂として
は、NBR、シリコンゴム、ふっ素ゴム等が殊に好まし
く用いられ、また、エポキシ樹脂等を用いることもでき
る。
部分や滑らかでない部分を補償し、面圧の不連続、不均
一を緩和する緩衝層を形成するゴム、合成樹脂として
は、NBR、シリコンゴム、ふっ素ゴム等が殊に好まし
く用いられ、また、エポキシ樹脂等を用いることもでき
る。
【0011】緩衝層の被覆厚さは10乃至40μm、好
ましくは10乃至20μmである。緩衝層は上記のゴ
ム、合成樹脂からなる硬化性液状コーティング材をスク
リーンコーティングもしくはフローコーティングにより
段差部の表面に被覆し、乾燥硬化することにより好まし
く形成される。
ましくは10乃至20μmである。緩衝層は上記のゴ
ム、合成樹脂からなる硬化性液状コーティング材をスク
リーンコーティングもしくはフローコーティングにより
段差部の表面に被覆し、乾燥硬化することにより好まし
く形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細並びに実施の形態を
図面に基づき以下に説明する。図1は本発明の第1実施
例の積層金属ガスケットG1の平面図である。図2は図
1のA−A線による拡大断面図であり、図3は図1のB
−B線による拡大断面図であり、図4は図1のC−C線
による拡大断面図である。図面をわかり易くするために
冷却水通路穴、オイル通路穴等の図示を省略している。
なお、図1乃至図4に限らず、各図において同一の符号
は同一の部分を示している。
図面に基づき以下に説明する。図1は本発明の第1実施
例の積層金属ガスケットG1の平面図である。図2は図
1のA−A線による拡大断面図であり、図3は図1のB
−B線による拡大断面図であり、図4は図1のC−C線
による拡大断面図である。図面をわかり易くするために
冷却水通路穴、オイル通路穴等の図示を省略している。
なお、図1乃至図4に限らず、各図において同一の符号
は同一の部分を示している。
【0013】積層金属ガスケットG1はエンジンのシリ
ンダヘッド用ガスケットであり、ステンレス鋼板、鋼板
等の金属板1及び2を積層して形成されている。金属板
1及び2はそれぞれ燃焼室穴4、シリンダブロックにシ
リンダヘッドを締結するボルトを挿通するボルト穴5並
びに図示を省略した冷却水通路穴、及びオイル通路穴等
を備えている。金属板1の下方(シリンダブロック側)
に積層されている金属板2は、その燃焼室穴4の周縁部
が金属板1の上面上に折り返され、その湾曲部22が燃
焼室穴4を郭定している。
ンダヘッド用ガスケットであり、ステンレス鋼板、鋼板
等の金属板1及び2を積層して形成されている。金属板
1及び2はそれぞれ燃焼室穴4、シリンダブロックにシ
リンダヘッドを締結するボルトを挿通するボルト穴5並
びに図示を省略した冷却水通路穴、及びオイル通路穴等
を備えている。金属板1の下方(シリンダブロック側)
に積層されている金属板2は、その燃焼室穴4の周縁部
が金属板1の上面上に折り返され、その湾曲部22が燃
焼室穴4を郭定している。
【0014】金属板1は、金属板2の折り返し部21が
当接する部分に段差部11を備え、燃焼室穴4の周縁の
シール部6における金属板の積層厚さを該段差部11に
より調整している。シール部6はガスケットの他部分よ
り金属板積層厚さが厚く、積層ガスケットG1をシリン
ダヘッドとシリンダブロックとの接合面間に装着し締め
付けたとき、厚さが厚いシール部6に面圧が集中し、燃
焼室穴4をシールする。
当接する部分に段差部11を備え、燃焼室穴4の周縁の
シール部6における金属板の積層厚さを該段差部11に
より調整している。シール部6はガスケットの他部分よ
り金属板積層厚さが厚く、積層ガスケットG1をシリン
ダヘッドとシリンダブロックとの接合面間に装着し締め
付けたとき、厚さが厚いシール部6に面圧が集中し、燃
焼室穴4をシールする。
【0015】段差部11はシール部6とその他の部分と
における金属板積層厚さの差を上記シールに適正な値に
調整するとともに、シール部6の面圧が燃焼室穴4周り
において適正に分布するように、シール部6における金
属板積層厚さを燃焼室穴周りの位置によって調整してい
る。このために段差部11における段差の深さは燃焼室
穴4周りの位置によって変化させ、図2乃至図4に示す
とおり、大きいボルト締め付け力が印加されるボルト穴
5に近接する部位における段差の深さh1は最も深く、
シール条件が過酷な燃焼室穴4、4間においては段差の
深さh3を最も浅く、ボルト穴5から離隔し印加される
ボルト締め付け力が小さい部位においては段差の深さh
2をボルト穴に近接する部位の段差の深さh1よりも浅く
選ばれている。
における金属板積層厚さの差を上記シールに適正な値に
調整するとともに、シール部6の面圧が燃焼室穴4周り
において適正に分布するように、シール部6における金
属板積層厚さを燃焼室穴周りの位置によって調整してい
る。このために段差部11における段差の深さは燃焼室
穴4周りの位置によって変化させ、図2乃至図4に示す
とおり、大きいボルト締め付け力が印加されるボルト穴
5に近接する部位における段差の深さh1は最も深く、
シール条件が過酷な燃焼室穴4、4間においては段差の
深さh3を最も浅く、ボルト穴5から離隔し印加される
ボルト締め付け力が小さい部位においては段差の深さh
2をボルト穴に近接する部位の段差の深さh1よりも浅く
選ばれている。
【0016】そして、シール部6の面圧が燃焼室穴4周
りにおいて不連続にならないように、上記段差の深さが
燃焼室穴4周りにおいて連続的に滑らかに変化するよう
に形成されている。然しながら、段差部11における段
差の深さが連続的に滑らかに変化するようにコイニング
することは難かしく、実際には段差の深さが不連続的に
変化する部分や、変化が滑らかでない部分がしばしば形
成される。本発明による積層ガスケットG1においては
このような不連続な部分や滑らかでない部分を補償、吸
収し、シール部6の面圧に不連続、不均一を生じるのを
補償、緩和するために、段差部11の表面にふっ素ゴム
からなる緩衝層7を被覆している。
りにおいて不連続にならないように、上記段差の深さが
燃焼室穴4周りにおいて連続的に滑らかに変化するよう
に形成されている。然しながら、段差部11における段
差の深さが連続的に滑らかに変化するようにコイニング
することは難かしく、実際には段差の深さが不連続的に
変化する部分や、変化が滑らかでない部分がしばしば形
成される。本発明による積層ガスケットG1においては
このような不連続な部分や滑らかでない部分を補償、吸
収し、シール部6の面圧に不連続、不均一を生じるのを
補償、緩和するために、段差部11の表面にふっ素ゴム
からなる緩衝層7を被覆している。
【0017】緩衝層7はふっ素ゴムを主体とする加硫可
能な液状コーティング材を段差部11の表面上にスクリ
ーンコーティングにより被覆し、乾燥、加硫して形成さ
れた。緩衝層の厚さは15μmであった。この緩衝層7
が段差部11の段差の深さの不連続的な変化や滑らかで
ない変化を補償、吸収する作用、面圧の不連続、不均一
を補償、緩和する作用は既に前記したとおりである。
能な液状コーティング材を段差部11の表面上にスクリ
ーンコーティングにより被覆し、乾燥、加硫して形成さ
れた。緩衝層の厚さは15μmであった。この緩衝層7
が段差部11の段差の深さの不連続的な変化や滑らかで
ない変化を補償、吸収する作用、面圧の不連続、不均一
を補償、緩和する作用は既に前記したとおりである。
【0018】図5は第1実施例の変形例の積層金属ガス
ケットG1′についての図2と同様な拡大断面図であ
る。変形例のガスケットG1′が第1実施例のガスケッ
トG1と相違する点は、ガスケットG1′においては金
属板1の上方にステンレス鋼板等の弾性金属板3を積層
し、該金属板3がシール部6よりも外側(燃焼室穴から
遠方側)において燃焼室穴4を囲繞する段差状ビード8
を備えている点である。この点以外は実施例1の積層金
属ガスケットG1と同様である。ガスケットG1′にお
いてはシール部6と段差状ビード8とにおいて大きいシ
ール面圧を生じ、燃焼室穴4を二重にシールする。ま
た、シール部6における折り返し部21は段差状ビード
8に対してストッパーとして機能する。
ケットG1′についての図2と同様な拡大断面図であ
る。変形例のガスケットG1′が第1実施例のガスケッ
トG1と相違する点は、ガスケットG1′においては金
属板1の上方にステンレス鋼板等の弾性金属板3を積層
し、該金属板3がシール部6よりも外側(燃焼室穴から
遠方側)において燃焼室穴4を囲繞する段差状ビード8
を備えている点である。この点以外は実施例1の積層金
属ガスケットG1と同様である。ガスケットG1′にお
いてはシール部6と段差状ビード8とにおいて大きいシ
ール面圧を生じ、燃焼室穴4を二重にシールする。ま
た、シール部6における折り返し部21は段差状ビード
8に対してストッパーとして機能する。
【0019】図6は第1実施例の他の変形例G1″につ
いての図2と同様な拡大断面図である。積層金属ガスケ
ットG1″は金属板1の上方にステンレス鋼板、鋼板等
からなる金属板3′を積層し、金属板1の段差部11と
金属板2の折り返し部21とは金属板3′を介在させて
互いに当接している。この点以外は実施例1の積層金属
ガスケットG1と同様である。
いての図2と同様な拡大断面図である。積層金属ガスケ
ットG1″は金属板1の上方にステンレス鋼板、鋼板等
からなる金属板3′を積層し、金属板1の段差部11と
金属板2の折り返し部21とは金属板3′を介在させて
互いに当接している。この点以外は実施例1の積層金属
ガスケットG1と同様である。
【0020】図7は本発明の第2実施例の積層金属ガス
ケットG2における段差部11を備える金属板1の平面
図である。第2実施例の積層金属ガスケットG2は、第
1実施例の金属ガスケットG1と同じく、燃焼室穴4の
周縁に段差部11を備える金属板1と、金属板1の下方
に積層され燃焼室穴4の周縁部を金属板1の上面に折り
返し、折り返しの湾曲部22により燃焼室穴4を郭定す
るとともに折り返し部22を前記段差部11に当接させ
ている金属板2とを積層してなるものである。
ケットG2における段差部11を備える金属板1の平面
図である。第2実施例の積層金属ガスケットG2は、第
1実施例の金属ガスケットG1と同じく、燃焼室穴4の
周縁に段差部11を備える金属板1と、金属板1の下方
に積層され燃焼室穴4の周縁部を金属板1の上面に折り
返し、折り返しの湾曲部22により燃焼室穴4を郭定す
るとともに折り返し部22を前記段差部11に当接させ
ている金属板2とを積層してなるものである。
【0021】第2実施例のガスケットG2においては、
金属板1の段差部11が、図7の平面図に示すように、
燃焼室穴4、4間の部位においては形成されておらず、
これを除く部位だけに段差部が形成されている点と、段
差部における段差の深さが実施例1の場合よりも全体的
に浅い点において第1実施例のガスケットG1と相違し
ている。これ以外の点は段差部11の表面に緩衝層を被
覆している点を含め第1実施例と同様である。
金属板1の段差部11が、図7の平面図に示すように、
燃焼室穴4、4間の部位においては形成されておらず、
これを除く部位だけに段差部が形成されている点と、段
差部における段差の深さが実施例1の場合よりも全体的
に浅い点において第1実施例のガスケットG1と相違し
ている。これ以外の点は段差部11の表面に緩衝層を被
覆している点を含め第1実施例と同様である。
【0022】第2実施例のガスケットにおいては、シー
ル部6とその他の部分とにおける金属板積層厚さの差の
調整は金属板2の厚さの選定により行い、段差部はかか
る調整には利用されない。第2実施例のガスケットにお
いては段差部はシール部6における金属板積層厚さを燃
焼室穴4周りの位置によって調整することだけに用いら
れる。従って、燃焼室穴4の周縁のシール部6において
金属板積層厚さが最も厚い燃焼室穴4、4間においては
段差部を形成せず、金属板積層厚さがこれよりも薄い部
分において段差部11が形成されている。従って、第2
実施例のガスケットにおける段差部11の深さは第1実
施例の場合に較べて全体的に著しく浅く、コイニングに
よる成形が容易である。なお、第1実施例のガスケット
と同様に、ボルト穴に近接する部位の段差はボルト穴か
ら離隔する部位の段差よりも深く形成される。
ル部6とその他の部分とにおける金属板積層厚さの差の
調整は金属板2の厚さの選定により行い、段差部はかか
る調整には利用されない。第2実施例のガスケットにお
いては段差部はシール部6における金属板積層厚さを燃
焼室穴4周りの位置によって調整することだけに用いら
れる。従って、燃焼室穴4の周縁のシール部6において
金属板積層厚さが最も厚い燃焼室穴4、4間においては
段差部を形成せず、金属板積層厚さがこれよりも薄い部
分において段差部11が形成されている。従って、第2
実施例のガスケットにおける段差部11の深さは第1実
施例の場合に較べて全体的に著しく浅く、コイニングに
よる成形が容易である。なお、第1実施例のガスケット
と同様に、ボルト穴に近接する部位の段差はボルト穴か
ら離隔する部位の段差よりも深く形成される。
【0023】図8は第2実施例の変形例の積層ガスケッ
トG2′における段差部11を備える金属板1の平面図
である。変形例のガスケットG2′においては、燃焼室
穴4の周縁のシール部においてボルト穴5に近接する部
分だけに段差部が設けられている。この点以外は第2実
施例の積層金属ガスケットと同様である。第2実施例及
びその変形例のガスケットにおいても、段差部11にお
いて段差の深さを連続的に滑らかに変化させる点は第1
実施例のガスケットと同様であり、実際の加工において
生じる段差の深さの不連続的変化や滑らかでない変化を
補償するためにゴム、合成樹脂からなる緩衝層を段差部
11の表面に被覆することも第1実施例のガスケットと
同様である。
トG2′における段差部11を備える金属板1の平面図
である。変形例のガスケットG2′においては、燃焼室
穴4の周縁のシール部においてボルト穴5に近接する部
分だけに段差部が設けられている。この点以外は第2実
施例の積層金属ガスケットと同様である。第2実施例及
びその変形例のガスケットにおいても、段差部11にお
いて段差の深さを連続的に滑らかに変化させる点は第1
実施例のガスケットと同様であり、実際の加工において
生じる段差の深さの不連続的変化や滑らかでない変化を
補償するためにゴム、合成樹脂からなる緩衝層を段差部
11の表面に被覆することも第1実施例のガスケットと
同様である。
【0024】図9は本発明の第3実施例の積層金属ガス
ケットG3についての図2と同様な拡大断面図である。
第3実施例のガスケットG3においては、上方(シリン
ダヘッド側)に積層された金属板1は、その燃焼室穴4
の周縁部を金属板1自身に重なるように折り返した折り
返し部12を備え、下方に積層された金属板2は、金属
板1の該折り返し部12に当接する部分に段差部23を
備えている。該段差部23は、実施例1のガスケットG
1の段差部11と同様に、燃焼室穴4の周縁のシール部
6における金属板の積層厚さとガスケットのその他の部
分における金属板の積層厚さとの差を調整するととも
に、シール部6の面圧が燃焼室穴4周りにおいて適正に
分布するように、シール部6における金属板積層厚さを
燃焼室穴4周りの位置によって調整している。
ケットG3についての図2と同様な拡大断面図である。
第3実施例のガスケットG3においては、上方(シリン
ダヘッド側)に積層された金属板1は、その燃焼室穴4
の周縁部を金属板1自身に重なるように折り返した折り
返し部12を備え、下方に積層された金属板2は、金属
板1の該折り返し部12に当接する部分に段差部23を
備えている。該段差部23は、実施例1のガスケットG
1の段差部11と同様に、燃焼室穴4の周縁のシール部
6における金属板の積層厚さとガスケットのその他の部
分における金属板の積層厚さとの差を調整するととも
に、シール部6の面圧が燃焼室穴4周りにおいて適正に
分布するように、シール部6における金属板積層厚さを
燃焼室穴4周りの位置によって調整している。
【0025】第3実施例のガスケットG3は、上記のと
おり、燃焼室穴4周縁の折り返し部12が金属板1に設
けられ、しかも該折り返し部12は他の金属板を挟まず
に、金属板1自身に重なるように折り返され、段差部2
3が金属板2に設けられている点において第1実施例の
ガスケットG1と相違するが、これらの点以外において
は第1実施例のガスケットG1と同様である。緩衝層7
は段差部23に被覆されている。
おり、燃焼室穴4周縁の折り返し部12が金属板1に設
けられ、しかも該折り返し部12は他の金属板を挟まず
に、金属板1自身に重なるように折り返され、段差部2
3が金属板2に設けられている点において第1実施例の
ガスケットG1と相違するが、これらの点以外において
は第1実施例のガスケットG1と同様である。緩衝層7
は段差部23に被覆されている。
【0026】
【発明の効果】上記説明したとおり、本発明による積層
金属ガスケットにおいては燃焼室穴の周縁のシール部の
一部を構成している段差部の表面にゴム、合成樹脂から
なる緩衝層を被覆しているので、段差部の形成加工に当
たり、段差の深さの不連続的な変化や滑らかでない変化
が生じても、該緩衝層によりこれを補償、吸収すること
ができ、シール面圧の不連続、不均一を補償、緩和でき
る。
金属ガスケットにおいては燃焼室穴の周縁のシール部の
一部を構成している段差部の表面にゴム、合成樹脂から
なる緩衝層を被覆しているので、段差部の形成加工に当
たり、段差の深さの不連続的な変化や滑らかでない変化
が生じても、該緩衝層によりこれを補償、吸収すること
ができ、シール面圧の不連続、不均一を補償、緩和でき
る。
【図1】本発明の第1実施例の積層金属ガスケットの平
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線による拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線による拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線による拡大断面図である。
【図5】第1実施例の変形例のガスケットの拡大断面図
である。
である。
【図6】第1実施例の他の変形例のガスケットの拡大断
面図である。
面図である。
【図7】本発明の第2実施例の積層金属ガスケットを構
成する段差部を備えた金属板の平面図である。
成する段差部を備えた金属板の平面図である。
【図8】第2実施例の変形例についての図7と同様な平
面図である。
面図である。
【図9】本発明の第3実施例のガスケットの拡大断面図
である。
である。
1、2、3、3′ 金属板 4 燃焼室穴 5 ボルト穴 6 シール部 7 緩衝層 11、23 段差部 12、21 折り返し部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数層の金属板を積層してなり、1層の
金属板の燃焼室穴の周縁部を折り返すことにより燃焼室
穴周縁のシール部における金属板積層厚さを他の部分よ
り厚く形成するとともに、他の1層の金属板における前
記折り返し部分と当接する部分に金属板の積層厚さを調
整する段差部を形成し、該段差部における段差の深さを
燃焼室穴周りの位置によって連続的に変化させ、該段差
部の表面にゴム、合成樹脂からなる緩衝層を被覆したこ
とを特徴とする積層金属ガスケット。 - 【請求項2】 前記段差部が燃焼室穴周りの全周におい
て形成され、段差の深さがボルト穴に近接する位置にお
いて最も深く、隣接する燃焼室穴の間の位置において最
も浅く形成されている請求項1記載の積層金属ガスケッ
ト。 - 【請求項3】 前記段差部が燃焼室穴周りの中の燃焼室
穴間を除く部位において形成され、段差の深さがボルト
穴に近接する位置において深く、ボルト穴から離隔する
位置において浅く形成されている請求項1記載の積層金
属ガスケット。 - 【請求項4】 前記段差部が燃焼室穴周りの中のボルト
穴に近接する部位だけに形成されている請求項1記載の
積層金属ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27567797A JPH11108190A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 積層金属ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27567797A JPH11108190A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 積層金属ガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108190A true JPH11108190A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17558815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27567797A Pending JPH11108190A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 積層金属ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009022635A1 (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-19 | Elringklinger Marusan Corporation | メタルガスケット |
| JP2009097529A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Ishikawa Gasket Co Ltd | 金属積層形ガスケット |
| DE102006014285B4 (de) | 2005-04-14 | 2022-04-21 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Zylinderkopfdichtung |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27567797A patent/JPH11108190A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006014285B4 (de) | 2005-04-14 | 2022-04-21 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Zylinderkopfdichtung |
| WO2009022635A1 (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-19 | Elringklinger Marusan Corporation | メタルガスケット |
| JP2009041703A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Elringklinger Marusan Corp | メタルガスケット |
| JP2009097529A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Ishikawa Gasket Co Ltd | 金属積層形ガスケット |
| DE102008042752B4 (de) * | 2007-10-12 | 2016-03-31 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Metallschichtdichtung |
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