JPH1110873A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッド及びその製造方法Info
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- JPH1110873A JPH1110873A JP17023797A JP17023797A JPH1110873A JP H1110873 A JPH1110873 A JP H1110873A JP 17023797 A JP17023797 A JP 17023797A JP 17023797 A JP17023797 A JP 17023797A JP H1110873 A JPH1110873 A JP H1110873A
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- adhesive
- liquid chamber
- jet head
- ink jet
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立効率、接合品質が悪い。
【解決手段】 スリット溝11aを形成した基板11と
フレーム部材13とをフィルム状接着剤14で接合し
た。
フレーム部材13とをフィルム状接着剤14で接合し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド及びその製造方法に関し、特にスリット溝を形成した
基板上に液室支持部材を接着剤接合するインクジェット
ヘッド及びその製造方法に関する。
ド及びその製造方法に関し、特にスリット溝を形成した
基板上に液室支持部材を接着剤接合するインクジェット
ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写
装置等に用いられるインクジェット記録装置は、インク
滴を吐出するためのノズルと、ノズルに対応して設けた
電気機械変換素子や電気熱変換体などのアクチュエータ
素子と、このアクチュエータ素子で加圧されるインク流
路(以下、「加圧液室」と称する。)を備えたインクジ
ェットヘッドを記録ヘッドに用いて、記録信号に応じて
ノズルからインク滴を記録媒体(インク滴が付着するも
の)に吐出することによって、高速、高解像度、高品質
の記録を行なうものである。
装置等に用いられるインクジェット記録装置は、インク
滴を吐出するためのノズルと、ノズルに対応して設けた
電気機械変換素子や電気熱変換体などのアクチュエータ
素子と、このアクチュエータ素子で加圧されるインク流
路(以下、「加圧液室」と称する。)を備えたインクジ
ェットヘッドを記録ヘッドに用いて、記録信号に応じて
ノズルからインク滴を記録媒体(インク滴が付着するも
の)に吐出することによって、高速、高解像度、高品質
の記録を行なうものである。
【0003】従来のインクジェットヘッドとしては、例
えば特開平8−142324号公報に記載されているよ
うに、スリット溝を形成した基板上に複数の圧電素子を
複数列列状に接合すると共に、圧電素子の周囲に位置す
る液室支持部材となるフレーム部材を接合してなるアク
チュエータユニットと、ダイアフラム部を有する振動板
上に、圧電素子でダイアフラム部を介して加圧される加
圧液室及びこの液室にインクを供給する共通液室を形成
する液室隔壁部材を積層し、更にこの液室隔壁部材上に
ノズルを形成したノズルプレートを積層した液室ユニッ
トとを接合したものがある。
えば特開平8−142324号公報に記載されているよ
うに、スリット溝を形成した基板上に複数の圧電素子を
複数列列状に接合すると共に、圧電素子の周囲に位置す
る液室支持部材となるフレーム部材を接合してなるアク
チュエータユニットと、ダイアフラム部を有する振動板
上に、圧電素子でダイアフラム部を介して加圧される加
圧液室及びこの液室にインクを供給する共通液室を形成
する液室隔壁部材を積層し、更にこの液室隔壁部材上に
ノズルを形成したノズルプレートを積層した液室ユニッ
トとを接合したものがある。
【0004】このようなインクジェットヘッドにおける
従来の基板と液室支持部材(フレーム部材)との接着剤
接合について図8を参照して説明すると、同図(a)に
示すようにスリット溝101aを形成し圧電素子102
を接合した基板101と同図(b)に示すようなフレー
ム部材103とを接合する場合、同図(b)に示すよう
にスタンパ104にてフレーム部材103に常温硬化型
エポキシ系接着剤106を転写した後、同図(b)に示
すように基板101にフレーム部材103を重ねて常温
硬化させて接合する。
従来の基板と液室支持部材(フレーム部材)との接着剤
接合について図8を参照して説明すると、同図(a)に
示すようにスリット溝101aを形成し圧電素子102
を接合した基板101と同図(b)に示すようなフレー
ム部材103とを接合する場合、同図(b)に示すよう
にスタンパ104にてフレーム部材103に常温硬化型
エポキシ系接着剤106を転写した後、同図(b)に示
すように基板101にフレーム部材103を重ねて常温
硬化させて接合する。
【0005】この場合、常温硬化型接着剤に代えて液状
熱硬化型接着剤を用いると、熱硬化させるための雰囲気
温度で接着剤粘度が一時的に低下して、図9に示すよう
に接着剤106が基板101のスリット溝101aに流
れ出し、基板101に設けた電極面107に樹脂膜を形
成することがある。このように基板上の電極面に樹脂膜
が形成されると、FPCケーブル等をハンダ熱圧着接合
する際に接合不良を生じてしまうことになるので、常温
硬化型接着剤を用いている。
熱硬化型接着剤を用いると、熱硬化させるための雰囲気
温度で接着剤粘度が一時的に低下して、図9に示すよう
に接着剤106が基板101のスリット溝101aに流
れ出し、基板101に設けた電極面107に樹脂膜を形
成することがある。このように基板上の電極面に樹脂膜
が形成されると、FPCケーブル等をハンダ熱圧着接合
する際に接合不良を生じてしまうことになるので、常温
硬化型接着剤を用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
トヘッドのように常温硬化型接着剤を用いると硬化時間
が長くなって、組立効率が悪くなる。また、塗布方法と
して、スタンプ工法を用いると、接着剤塗布膜厚の管理
が難しく、塗布品質にバラツキが生じ、接合不良を生じ
るおそれがある。
トヘッドのように常温硬化型接着剤を用いると硬化時間
が長くなって、組立効率が悪くなる。また、塗布方法と
して、スタンプ工法を用いると、接着剤塗布膜厚の管理
が難しく、塗布品質にバラツキが生じ、接合不良を生じ
るおそれがある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、組立効率、接合品質を向上することを目的とす
る。
あり、組立効率、接合品質を向上することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェットヘッドは、スリット溝を
形成した基板上に液室支持部材を接着剤接合するインク
ジェットヘッドにおいて、前記接着剤がフィルム状接着
剤である構成とした。
め、請求項1のインクジェットヘッドは、スリット溝を
形成した基板上に液室支持部材を接着剤接合するインク
ジェットヘッドにおいて、前記接着剤がフィルム状接着
剤である構成とした。
【0009】請求項2のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記フィル
ム状接着剤はエポキシ系樹脂接着剤である構成とした。
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記フィル
ム状接着剤はエポキシ系樹脂接着剤である構成とした。
【0010】請求項3のインクジェットヘッドは、上記
請求項1又は2のインクジェットヘッドにおいて、前記
フィルム状接着剤は補強材を含む構成とした。
請求項1又は2のインクジェットヘッドにおいて、前記
フィルム状接着剤は補強材を含む構成とした。
【0011】請求項4のインクジェットヘッドは、上記
請求項3のインクジェットヘッドにおいて、前記フィル
ム状接着剤の補強材はガラス繊維からなる構成とした。
請求項3のインクジェットヘッドにおいて、前記フィル
ム状接着剤の補強材はガラス繊維からなる構成とした。
【0012】請求項5のインクジェットヘッドは、上記
請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記フィルム状接着剤はオリゴマーが1000個
を越えるものである構成とした。
請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記フィルム状接着剤はオリゴマーが1000個
を越えるものである構成とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッドの製造方
法は、スリット溝を形成した基板上に液室支持部材を接
着剤接合するインクジェットヘッドの製造方法におい
て、前記基板又は液室支持部材にフィルム状接着剤を塗
布して接合する構成とした。
法は、スリット溝を形成した基板上に液室支持部材を接
着剤接合するインクジェットヘッドの製造方法におい
て、前記基板又は液室支持部材にフィルム状接着剤を塗
布して接合する構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドのチャ
ンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡
大断面図、図3は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大
断面図である。
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドのチャ
ンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡
大断面図、図3は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大
断面図である。
【0015】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(液室支持部材)13をフ
ィルム状接着剤14によって接合している。
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(液室支持部材)13をフ
ィルム状接着剤14によって接合している。
【0016】複数の圧電素子12は、インクを液滴化し
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。ここで、複数の圧電素子1
2は1枚の圧電素子に多数のスリット加工を施すことで
複数に分割形成したものであり、このスリット加工時に
基板11上まで切込むことで、基板11上にスリット溝
11aが形成される。
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。ここで、複数の圧電素子1
2は1枚の圧電素子に多数のスリット加工を施すことで
複数に分割形成したものであり、このスリット加工時に
基板11上まで切込むことで、基板11上にスリット溝
11aが形成される。
【0017】ここで、圧電素子12としては10層以上
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
【0018】各圧電素子12の内部電極21は1層おき
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
【0019】そして、各列の各圧電素子12の対向する
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
【0020】一方、液室ユニット2は、金属薄膜の積層
体からなる複層構造の振動板31と、ドライフィルムレ
ジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形成した2層
構造の液室隔壁部材32と、金属、樹脂等からなるノズ
ルプレート33とを順次を積層し、熱融着して形成して
いる。これらの各部材によって、1つの圧電素子12
(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応する
ダイアフラム部34と、各ダイアフラム部34を介して
加圧される加圧液室35と、この加圧液室35の両側に
位置して加圧液室35に供給するインクを導入する共通
液室36,36と、加圧液室35と共通液室36,36
とを連通するインク供給路37,37と、加圧液室35
に連通するノズル38とによって1つのチャンネルを形
成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
体からなる複層構造の振動板31と、ドライフィルムレ
ジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形成した2層
構造の液室隔壁部材32と、金属、樹脂等からなるノズ
ルプレート33とを順次を積層し、熱融着して形成して
いる。これらの各部材によって、1つの圧電素子12
(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応する
ダイアフラム部34と、各ダイアフラム部34を介して
加圧される加圧液室35と、この加圧液室35の両側に
位置して加圧液室35に供給するインクを導入する共通
液室36,36と、加圧液室35と共通液室36,36
とを連通するインク供給路37,37と、加圧液室35
に連通するノズル38とによって1つのチャンネルを形
成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
【0021】振動板31は、2層構造のニッケルめっき
膜からなり、駆動部17に対応する前記ダイアフラム部
34と、駆動部17と接合するためにこのダイアフラム
部34の中央部に一体的に形成した島状凸部40と、非
駆動部18に接合する梁となると共に各チャンネル(ノ
ズル)を独立させる隔壁部41及びフレーム部材13に
接合する周辺厚肉部42と、共通液室36に対応する圧
力を吸収する弾性体部(以下「ダンパー部」という。)
43を形成している。
膜からなり、駆動部17に対応する前記ダイアフラム部
34と、駆動部17と接合するためにこのダイアフラム
部34の中央部に一体的に形成した島状凸部40と、非
駆動部18に接合する梁となると共に各チャンネル(ノ
ズル)を独立させる隔壁部41及びフレーム部材13に
接合する周辺厚肉部42と、共通液室36に対応する圧
力を吸収する弾性体部(以下「ダンパー部」という。)
43を形成している。
【0022】液室隔壁部材32は、振動板31側に予め
ドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用い
て露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1
感光性樹脂層45と、ノズルプレート33側に予めドラ
イフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露
光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光
性樹脂層46とを熱圧着で接合してなる。
ドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用い
て露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1
感光性樹脂層45と、ノズルプレート33側に予めドラ
イフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露
光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光
性樹脂層46とを熱圧着で接合してなる。
【0023】ノズルプレート33にはインク滴を飛翔さ
せるための微細な吐出口であるノズル38を多数を形成
している。このノズル38の内部形状(内側形状)は、
略円柱形状、略円錘台形状或いはホーン形状に形成する
ことができる。また、このノズル38の径はインク滴出
口側の直径で約25〜35μmである。
せるための微細な吐出口であるノズル38を多数を形成
している。このノズル38の内部形状(内側形状)は、
略円柱形状、略円錘台形状或いはホーン形状に形成する
ことができる。また、このノズル38の径はインク滴出
口側の直径で約25〜35μmである。
【0024】このノズルプレート33のインク吐出面
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理を施した撥水処理面47としている。例えば、PTF
E−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性の
あるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コー
トしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布
後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理
膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高
品位の画像品質を得られるようにしている。なお、ノズ
ルプレート33の周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥
水処理面48としている。
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理を施した撥水処理面47としている。例えば、PTF
E−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性の
あるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コー
トしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布
後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理
膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高
品位の画像品質を得られるようにしている。なお、ノズ
ルプレート33の周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥
水処理面48としている。
【0025】これらの駆動ユニット1と液室ユニット2
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
【0026】そして、基板11をヘッド支持部材である
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
【0027】また、ノズルカバー(ヘッドカバー)3
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
【0028】このように構成したインクジェットヘッド
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部34を介して加圧液室35が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル38からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室35から共通液室36へ通じる
インク供給路37,37方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路37,37の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室36,36側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部34を介して加圧液室35が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル38からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室35から共通液室36へ通じる
インク供給路37,37方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路37,37の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室36,36側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
【0029】そして、インク滴吐出の終了に伴い、加圧
液室35内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室34内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室36,36に
流入し、共通液室36,36からインク供給路37,3
7を経て加圧液室35内に充填される。そして、ノズル
38の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰し、
表面張力によってノズル38の出口付近に戻されて(リ
フィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動作に移
行する。
液室35内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室34内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室36,36に
流入し、共通液室36,36からインク供給路37,3
7を経て加圧液室35内に充填される。そして、ノズル
38の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰し、
表面張力によってノズル38の出口付近に戻されて(リ
フィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動作に移
行する。
【0030】次に、駆動ユニットの組立工程の内の基板
11とフレーム部材13との接合について図4以降をも
参照して説明する。このインクジェットヘッドにおいて
は、前述したように、基板11とフレーム部材13とは
接着剤14を用いて接合している。この接着剤14とし
ては、フィルム状接着剤を用いている。フィルム状接着
剤としては、耐水性、耐熱性、接合強度などからエポキ
シ系フィルム状接着剤が好ましい。
11とフレーム部材13との接合について図4以降をも
参照して説明する。このインクジェットヘッドにおいて
は、前述したように、基板11とフレーム部材13とは
接着剤14を用いて接合している。この接着剤14とし
ては、フィルム状接着剤を用いている。フィルム状接着
剤としては、耐水性、耐熱性、接合強度などからエポキ
シ系フィルム状接着剤が好ましい。
【0031】フィルム状接着剤は、液状樹脂接着剤をB
ステージ(半硬化状態)化することで形成しているの
で、硬化時の硬化熱による接着剤の粘度低下がかなり少
なく抑えられることを実験により確認した。また、フィ
ルム状接着剤の樹脂材料について、流動性を低減するこ
とを目的としてオリゴマーが1000個以上あるものを
使用することで、より粘度低下を少なくすることができ
る。これによって、基板とフレーム部材との接合を熱硬
化させることができて組立効率が向上し、接着剤の流れ
出しが少なくなって接合品質が向上する。
ステージ(半硬化状態)化することで形成しているの
で、硬化時の硬化熱による接着剤の粘度低下がかなり少
なく抑えられることを実験により確認した。また、フィ
ルム状接着剤の樹脂材料について、流動性を低減するこ
とを目的としてオリゴマーが1000個以上あるものを
使用することで、より粘度低下を少なくすることができ
る。これによって、基板とフレーム部材との接合を熱硬
化させることができて組立効率が向上し、接着剤の流れ
出しが少なくなって接合品質が向上する。
【0032】このようなフィルム状接着剤を用いて基板
11とフレーム部材13とを接合するには、図4に示す
ようにフィルム状接着剤14をフレーム部材13の基板
11との接着面形状にパターン加工し、このパターン加
工したフィルム状接着剤14を図5に示すようにフレー
ム部材13の接着面に一定の位置関係で置くことによっ
て接着剤塗布が完了する。そこで、このフレーム部材1
3上のフィルム状接着剤14上に基板11の接着面を重
ね合わせて熱硬化させることで、フレーム部材13と基
板11とを接合する。
11とフレーム部材13とを接合するには、図4に示す
ようにフィルム状接着剤14をフレーム部材13の基板
11との接着面形状にパターン加工し、このパターン加
工したフィルム状接着剤14を図5に示すようにフレー
ム部材13の接着面に一定の位置関係で置くことによっ
て接着剤塗布が完了する。そこで、このフレーム部材1
3上のフィルム状接着剤14上に基板11の接着面を重
ね合わせて熱硬化させることで、フレーム部材13と基
板11とを接合する。
【0033】ここで、フィルム状接着剤14のパターン
加工を行う場合、一般的に当該加工パターンに合わせた
型を作成して抜くことになるが、フィルム自体の剛性が
低いと、微細パターンになるに従って加工が難しくな
る。そこで、図6及び図7に示すようにフィルム状接着
剤14として、フィルム状接着剤14a,14a間に補
強材14bを挟んだものを用いることで、フィルム状接
着剤の剛性を高くして微細なパターン加工を容易にする
ことができると共に、取扱い性も向上できる。この補強
材14bとしてはガラス繊維などを使用することができ
る。
加工を行う場合、一般的に当該加工パターンに合わせた
型を作成して抜くことになるが、フィルム自体の剛性が
低いと、微細パターンになるに従って加工が難しくな
る。そこで、図6及び図7に示すようにフィルム状接着
剤14として、フィルム状接着剤14a,14a間に補
強材14bを挟んだものを用いることで、フィルム状接
着剤の剛性を高くして微細なパターン加工を容易にする
ことができると共に、取扱い性も向上できる。この補強
材14bとしてはガラス繊維などを使用することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッドによれば、スリット溝を形成した基板と
液室支持部材とをフィルム状接着剤で接合したので、組
立効率及び接合品質が向上する。
ジェットヘッドによれば、スリット溝を形成した基板と
液室支持部材とをフィルム状接着剤で接合したので、組
立効率及び接合品質が向上する。
【0035】請求項2のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、フ
ィルム状接着剤としてエポキシ系樹脂接着剤を用いたの
で、耐水性、耐熱性、接合強度を確保できて接合信頼性
が向上する。
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、フ
ィルム状接着剤としてエポキシ系樹脂接着剤を用いたの
で、耐水性、耐熱性、接合強度を確保できて接合信頼性
が向上する。
【0036】請求項3のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェットヘッドにおい
て、フィルム状接着剤は補強材を含む構成としたので、
パターン加工が容易になり、組立性が向上する。
ば、上記請求項1又は2のインクジェットヘッドにおい
て、フィルム状接着剤は補強材を含む構成としたので、
パターン加工が容易になり、組立性が向上する。
【0037】請求項4のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項3のインクジェットヘッドにおいて、フ
ィルム状接着剤の補強材はガラス繊維からなる構成とし
たので、パターン加工が容易になり、組立性が向上す
る。
ば、上記請求項3のインクジェットヘッドにおいて、フ
ィルム状接着剤の補強材はガラス繊維からなる構成とし
たので、パターン加工が容易になり、組立性が向上す
る。
【0038】請求項5のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、フィルム状接着剤はオリゴマーが100
0個を越えるものである構成としたので、粘度低下を一
層少なくすることができる。
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、フィルム状接着剤はオリゴマーが100
0個を越えるものである構成としたので、粘度低下を一
層少なくすることができる。
【0039】請求項6のインクジェットヘッドの製造方
法によれば、基板又は液室支持部材にフィルム状接着剤
を塗布して接合する構成としたので、組立工率及び接合
品質が向上する。
法によれば、基板又は液室支持部材にフィルム状接着剤
を塗布して接合する構成としたので、組立工率及び接合
品質が向上する。
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの分解
斜視図
斜視図
【図2】図1のノズル配列方向と直交する方向の要部拡
大断面図
大断面図
【図3】図1のノズル配列方向の要部拡大断面図
【図4】フィルム状接着剤の接着前の斜視説明図
【図5】フィルム状接着剤をフレーム部材の塗布した状
態の斜視説明図
態の斜視説明図
【図6】補強材入りフィルム状接着剤を説明する模式的
断面図
断面図
【図7】同補強材入りフィルム状接着剤を説明する模式
的斜視図
的斜視図
【図8】従来の基板と液室支持部材との接合方法を説明
する説明図
する説明図
【図9】基板と液室支持部材との接合用接着剤の説明に
供する斜視説明図
供する斜視説明図
1…駆動ユニット、2…液室ユニット、11…基板、1
1a…スリット溝、12…圧電素子、13…フレーム部
材、14…フィルム状接着剤、23…振動板、24,2
5,26…感光性樹脂層、28…ノズルプレート。
1a…スリット溝、12…圧電素子、13…フレーム部
材、14…フィルム状接着剤、23…振動板、24,2
5,26…感光性樹脂層、28…ノズルプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長場 誠治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩瀬 政之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中根 信保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 牧田 秀行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (6)
- 【請求項1】 スリット溝を形成した基板上に液室支持
部材を接着剤接合するインクジェットヘッドにおいて、
前記接着剤がフィルム状接着剤であることを特徴とする
インクジェットヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
において、前記フィルム状接着剤はエポキシ系樹脂接着
剤であることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
ヘッドにおいて、前記フィルム状接着剤は補強材を含む
ことを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェットヘッド
において、前記フィルム状接着剤の補強材はガラス繊維
からなることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
クジェットヘッドにおいて、前記フィルム状接着剤はオ
リゴマーが1000個を越えるものであることを特徴と
するインクジェットヘッド。 - 【請求項6】 スリット溝を形成した基板上に液室支持
部材を接着剤接合するインクジェットヘッドの製造方法
において、前記基板又は液室支持部材にフィルム状接着
剤を塗布して接合することを特徴とするインクジェット
ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17023797A JPH1110873A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17023797A JPH1110873A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110873A true JPH1110873A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15901218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17023797A Pending JPH1110873A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110873A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008068191A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Pre-Tech Co Ltd | 超音波輻射体および超音波輻射体の製造方法 |
| JP2013173360A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Xerox Corp | 浸透したメッシュを使用して接着剤結合線の品質を制御する |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17023797A patent/JPH1110873A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008068191A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Pre-Tech Co Ltd | 超音波輻射体および超音波輻射体の製造方法 |
| JP2013173360A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Xerox Corp | 浸透したメッシュを使用して接着剤結合線の品質を制御する |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040329 |