JPH1158736A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法

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JPH1158736A
JPH1158736A JP22322497A JP22322497A JPH1158736A JP H1158736 A JPH1158736 A JP H1158736A JP 22322497 A JP22322497 A JP 22322497A JP 22322497 A JP22322497 A JP 22322497A JP H1158736 A JPH1158736 A JP H1158736A
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JP
Japan
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jet head
ink jet
ink
polyimide
joining
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Application number
JP22322497A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Miyaguchi
耀一郎 宮口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互干渉が発生して安定したインク滴吐出を
行えない。 【解決手段】 ノズル61を形成したノズル形成部材6
2と、インク液室66を形成するための液室隔壁部材6
7と、圧電素子等の電気機械変換素子で変位されるダイ
アフラム領域63を形成した振動板64とを積層した構
造をなし、ノズル形成部材62と液室隔壁部材67、液
室隔壁部材67と振動板64をそれぞれ熱可塑性ポリイ
ミド或いは液晶ポリマー樹脂を接合材料に用いた接合薄
層65で接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド及びその製造方法に関し、特に複数の部品を接合して
構成するインクジェットヘッド及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、コピー機等の
画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置
の記録ヘッドを構成するインクジェットヘッドは、イン
ク滴を吐出するノズルと、ノズルが連通するインク液室
と、各インク液室内のインクを加圧するエネルギーを発
生するエネルギー発生素子、例えば圧電素子等の電気機
械変換素子やヒータ等の電気熱変換素子とを備え、エネ
ルギー発生素子を印写データに応じて駆動して対応する
インク液室内インクを加圧し、ノズルからインク滴を吐
出させて画像を記録する。
【0003】このようなインクジェットヘッドは複数の
部品を接合材料で接合して構成するのが一般的であり、
ドライフィルムレジスト(DFR)で構成部品を形成し
たもの(特公昭63−54547号公報参照)、ビスフ
ェノールエポキシ樹脂接着剤を接合材料としたもの、S
i/ガラスの陽極接合を行うようにしたもの、ポリエチ
レンアイオノマー−ホットメルト接合を行うようにした
ものなどがある。
【0004】また、低粘度ポリイミド及び高粘度ポリイ
ミドで構成部品を形成したもの(特開平4−78539
号公報参照)、基板と液室構造部材との間にポリイミド
からなる弾性の融着層を形成したもの(特開平5−77
423号公報参照)などもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットヘッドに用いるインクは水や有機溶剤を含んでいる
ために、ドライフィルムレジスト、ビスフェノールエポ
キシ樹脂接着剤、ポリエチレンアイオノマーなどでイン
ク流路を形成した場合、200〜50kg/mm2程度
にヤング率が低下したり、あるいはヤング率が100k
g/mm2と小さいものもあり、その上膜厚を26〜1
20μmの厚膜とするために、インク液室全体の剛性が
低下し、ヘッドの固有振動数が低くなり、隣接ノズル間
で相互干渉が発生してインク滴吐出効率が低下する。
【0006】また、ポリイミドを用いてヘッド構成部品
を形成し、若しくはその機能の一部を担わせるには26
μm以上の厚膜にしなければならないため、接合時の加
熱圧着によってパターンが変形してインク滴吐出特性に
バラツキが発生したり、ヤング率が500kg/mm2
程度でインク液室の隔壁部分を形成するために相互干渉
が大きくなって吐出効率が低下し、インク滴吐出特性の
バラツキが発生する。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、安定したヘッド特性が得られるインクジェットヘ
ッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェットヘッドは、複数の部品の
少なくとも2以上の部品を熱可塑性を有するポリイミド
を接合材料として接合している構成とした。
【0009】請求項2のインクジェットヘッドは、複数
の部品の少なくとも2以上の部品を熱可塑性及び感光性
を有するポリイミドを接合材料として接合している構成
とした。
【0010】請求項3のインクジェットヘッドは、上記
請求項1又は2のインクジェットヘッドにおいて、前記
ポリイミド材料中にギャップを規定するギャップ材を添
加している構成とした。
【0011】請求項4のインクジェットヘッドは、上記
請求項3のインクジェットヘッドにおいて、前記ギャッ
プ材の粒径が0.5〜10μmである構成とした。
【0012】請求項5のインクジェットヘッドは、上記
請求項3又は4のインクジェットヘッドにおいて、前記
ギャップ材の添加量が8重量パーセントを越えない構成
とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッドは、上記
請求項3乃至5のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記ギャップ材の弾性率が500kg/mm2
上である構成とした。
【0014】請求項7のインクジェットヘッドは、上記
請求項1乃至6のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記ポリイミド材料の厚みが25μmを越えない
構成とした。
【0015】請求項8のインクジェットヘッドは、複数
の部品の少なくとも2以上の部品を液晶ポリマー樹脂を
接合材料として接合している構成とした。
【0016】請求項9のインクジェットヘッドは、請求
項8のインクジェットヘッドにおいて、前記液晶ポリマ
ー樹脂材料の厚みが25μmを越えない構成とした。
【0017】請求項10のインクジェットヘッドの製造
方法は、熱可塑性を有するポリイミドを薄膜化して、こ
の薄膜化したポリイミドで前記複数の部品の少なくとも
2以上の部品を接合する構成とした。
【0018】請求項11のインクジェットヘッドの製造
方法は、熱可塑性及び感光性を有するポリイミドを薄膜
化して、ホトリソグラフィ工程で前記薄膜化したポリイ
ミドをパターン化して前記複数の部品の少なくとも2以
上の部品を接合する構成とした。
【0019】請求項12のインクジェットヘッドの製造
方法は、液晶ポリマー樹脂を薄膜化して、この薄膜化し
た液晶ポリマー樹脂で前記複数の部品の少なくとも2以
上の部品を接合する構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドのチャ
ンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡
大断面図、図3は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大
断面図である。
【0021】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(液室支持部材)13を接
着剤14によって接合している。
【0022】複数の圧電素子12は、インクを液滴化し
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。ここで、複数の圧電素子1
2は1枚の圧電素子に多数のスリット加工を施すことで
複数に分割形成したものであり、このスリット加工時に
基板11上まで切込むことで、基板11上にスリット溝
11aが形成される。
【0023】ここで、圧電素子12としては10層以上
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
【0024】各圧電素子12の内部電極21は1層おき
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
【0025】そして、各列の各圧電素子12の対向する
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
【0026】一方、液室ユニット2は、金属薄膜の積層
体からなる1層又は複層構造の振動板31と、SUS3
04等のSUS基板から形成した液室隔壁部材32と、
SUS基板、Ni電鋳金属或いは樹脂等からなるノズル
形成部材であるノズルプレート33とを順次を積層し、
膜厚が25μmを越えないポリイミド或いは液晶ポリマ
ー樹脂を用いた接合材料34,34で接合している。
【0027】これらの各部材によって、1つの圧電素子
12(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応
するダイアフラム部36と、各ダイアフラム部36を介
して加圧されるインク液室である加圧液室37と、この
加圧液室37の両側に位置して加圧液室37に供給する
インクを導入する共通液室38,38と、加圧液室37
と共通液室38,38とを連通するインク供給路39,
39と、加圧液室37に連通するノズル40とによって
1つのチャンネルを形成し、このチャンネルを複数個2
列設けている。
【0028】振動板31は、エレクトロフォーミング
(電鋳)工法で形成したNiメッキ膜からなり、駆動部
17に対応する前記ダイアフラム部36と、駆動部17
と接合するためにこのダイアフラム部36の中央部に一
体的に形成した島状凸部41と、非駆動部18に接合す
る梁となると共に各チャンネル(ノズル)を独立させる
隔壁部42及びフレーム部材13に接合する周辺厚肉部
42と、共通液室38に対応する圧力を吸収する弾性体
部(以下「ダンパー部」という。)44を形成してい
る。
【0029】液室隔壁部材32は、金属板、例えばSU
S基板で形成したものである。ノズルプレート33には
インク滴を飛翔させるための微細な吐出口であるノズル
40を多数を形成している。このノズル40の内部形状
(内側形状)は、略円柱形状、略円錘台形状或いはホー
ン形状に形成することができる。また、このノズル40
の径はインク滴出口側の直径で約25〜35μmであ
る。
【0030】このノズルプレート33のインク吐出面
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理を施した撥水処理面47としている。例えば、PTF
E−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性の
あるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コー
トしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布
後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理
膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高
品位の画像品質を得られるようにしている。なお、ノズ
ルプレート33の周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥
水処理面48としている。
【0031】接合材料34は、2つの部品である振動板
31と液室隔壁部材32、或いは液室隔壁部材32とノ
ズルプレート33とを接合するためのものであり、熱可
塑性ポリイミドを5〜25μmの膜厚で薄膜塗布して予
備乾燥を経て2つの部品を熱圧着で接合している。熱可
塑性ポリイミドはインクに対して膨潤しない材料であ
り、ヤング率も500kg/mm2程度であり、高精度
に強固に2つの部品を接合することができる。そして、
膜厚を5〜25μm以下の薄膜にすることで、エネルギ
ー発生素子によるエネルギーに弾性変形を無視すること
ができて、相互干渉に影響を与えることがなく、インク
滴吐出効率の低下を招かない。
【0032】また、接合材料34としては液晶ポリマー
樹脂を用いることもできる。液晶ポリマー樹脂もインク
に対して膨潤しない材料であり、ヤング率も500kg
/mm2程度であり、これが殆ど変形しないので、高精
度に強固に2つの部品を接合することができる。液晶ポ
リマー樹脂は、低吸湿性(0.04%以下)であって、
熱膨張係数も3×10-5cm/℃で、金属に近いもので
ある。そして、膜厚を5〜25μm以下の薄膜にするこ
とで、エネルギー発生素子によるエネルギーに弾性変形
を無視することができて、相互干渉に影響を与えること
がなく、インク滴吐出効率の低下を招かない。
【0033】これらの駆動ユニット1と液室ユニット2
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
【0034】そして、基板11をヘッド支持部材である
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
【0035】また、ノズルカバー(ヘッドカバー)3
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
【0036】このように構成したインクジェットヘッド
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部36を介して加圧液室37が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル40からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室37から共通液室38へ通じる
インク供給路39,39方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路39,39の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室38,38側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
【0037】そして、インク滴吐出の終了に伴い、加圧
液室37内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室37内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室38,38に
流入し、共通液室38,38からインク供給路39,3
9を経て加圧液室37内に充填される。そして、ノズル
40の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰し、
表面張力によってノズル38の出口付近に戻されて(リ
フィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動作に移
行する。
【0038】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の具体例について図4乃至図6を参照して説明する。図
4は本発明に係るインクジェットヘッドの第1例を示す
要部模式的断面図である。このインクジェットヘッド
は、ノズル61を形成したノズル形成部材62と圧電素
子等の電気機械変換素子で変位されるダイアフラム領域
63を有する振動板64とを熱可塑性ポリイミド或いは
液晶ポリマー樹脂を接合材料に用いた接合薄層65で接
合したものである。この接合薄層65の膜厚は0.5〜
25μmにしている。なお、ノズル61が連通しダイア
フラム領域63に対応する部分がインク液室66とな
る。
【0039】このように熱可塑性ポリイミド或いは液晶
ポリマー樹脂を接合材料に用いて薄膜化して2つの部品
を接合することにより、これらの樹脂はヤング率が有機
材料の中でも大きく、さらにインク中に含まれる界面活
性剤や有機溶媒によって膨潤せず、架橋構造を保持し、
熱可塑性によって部品の表面微細孔中に浸透してアンカ
ー効果を発揮して2つの部品を強固に接合することがで
きる。したがって、インク滴吐出エネルギーを与えたと
きにも高周波振動圧力の吸収を行わないので吐出圧力を
効率的にインク滴吐出に振り向けることができると共
に、膨潤軟化も発生しないので、相互干渉が発生せず、
安定したインク滴吐出特性を有するインクジェットヘッ
ドを得ることができる。
【0040】そして、接合材料となる熱可塑性ポリイミ
ド或いは液晶ポリマー樹脂を0.5〜25μmの薄膜と
することで、圧力変形が小さく、透湿性も小さく、更に
接合強度がピーリング試験で1〜1.5kg/cmを確
保することができる。
【0041】図5は本発明に係るインクジェットヘッド
の第2例を示す要部模式的断面図である。このインクジ
ェットヘッドは、ノズル61を形成したノズル形成部材
62と、インク液室66を形成するための液室隔壁部材
67と、圧電素子等の電気機械変換素子で変位されるダ
イアフラム領域63を形成した振動板64とを積層した
構造をなし、ノズル形成部材62と液室隔壁部材67、
液室隔壁部材67と振動板64をそれぞれ熱可塑性ポリ
イミド或いは液晶ポリマー樹脂を接合材料に用いた接合
薄層65で接合している。この第2例のインクジェット
ヘッドの構造を前述した図1乃至図3に示すインクジェ
ットヘッドに適用している。
【0042】図6は本発明に係るインクジェットヘッド
の第3例を示す要部模式的断面図である。このインクジ
ェットヘッドは、ノズル61を形成したノズル形成部材
62と、インク液室66を形成するための液室隔壁部材
67と、金属部材68と熱可塑性ポリイミド或いは液晶
ポリマー樹脂からなる薄層69とを一体化して、薄層6
9で圧電素子等の電気機械変換素子で変位されるダイア
フラム領域63を形成した振動板部材70とを積層した
構造をなし、ノズル形成部材62と液室隔壁部材67と
を熱可塑性ポリイミド或いは液晶ポリマー樹脂を接合材
料に用いた接合薄層65で接合し、液室隔壁部材67と
振動板部材70とを接合薄層となる薄層69で接合して
いる。
【0043】このように、熱可塑性ポリイミド或いは液
晶ポリマー樹脂を接合材料に用いることによって、振動
板のダイアフラム部を兼用することができる。
【0044】次に、これらの第1〜第3例の各インクジ
ェットヘッドの製造方法について図7乃至9を参照して
説明する。図7は第1例のインクジェットヘッドの製造
方法を説明する模式的断面図である。先ず、同図(a)
に示すようにノズルを形成したノズル形成部材62を準
備して、同図(b)に示すようにロールコータ工法でノ
ズル形成部材62の振動板側に液状の熱可塑性ポリイミ
ド78を薄膜形成塗布する。
【0045】すなわち、ノズル形成部材62をワークW
として搬送ベルト75で搬送しながらロールコータ7
6,77で液状(イミド化の前駆体)の熱可塑性ポリイ
ミド78をワークWに薄膜塗布する。なお、ロールコー
タ工法に代えて、ドクターブレード工法、スピンコート
工法、キャスチィング法、ロール転写法などで0.5〜
25μmの薄膜を塗布形成することもできる。
【0046】ここで、熱可塑性ポリイミド前駆体液状材
料78は50cpsから2000cps程度の粘度のも
のが一般的であり、また、塗布する薄膜厚みは0.5〜
25μmとしている。さらに、熱可塑性ポリイミドとし
ては、例えば、ユビフレックス−VT、ユピセル、ユピ
ファインなど(いずれも商品名、宇部興産(株)製)、
ネオフレックスシリーズ(商品名、三井東圧化学(株)
製)を挙げることができる。
【0047】次いで、同図(c)に示すようにノズル形
成部材62に薄膜塗布した熱可塑性ポリイミド前駆体液
状材料78を180〜270℃で加熱して有機溶媒と一
部縮合重合の水を揮発乾燥させる一次乾燥(予備乾燥)
を行って、所謂Bステージの状態の熱可塑性ポリイミド
79にする。このBステージの状態の熱可塑性ポリイミ
ド79は完全にイミド化されていないので、部品として
個々が粘着することもない。
【0048】このように、熱可塑性ポリイミド前駆体液
状材料を0.5〜25μmの薄膜塗布を行うことによっ
て、微細パターンである30μmルールや30μmのノ
ズル径を有するノズル形成部材の表面に、パターン化す
ることなく、クリーピングなく塗布して接着接合面を得
ることができる。
【0049】そこで、同図(d)に示すようにノズル形
成部材62に振動板64を位置合わせして、加熱(28
0〜350℃)及び加圧(0.5〜10kg/cm2
を5分間程度行って、ノズル形成部材62と振動板64
とを熱可塑性ポリイミドを接合材料とする接合薄膜65
で接合して同図(e)に示すようにヘッドを完成する。
【0050】この加熱加圧によって一次乾燥状態にある
熱可塑性ポリイミド前駆体液状材料78(Bステージ状
態の熱可塑性ポリイミド79)は完全にポリイミド化し
て、且つ、ノズル形成部材62の接合面及び振動板64
の接合面に存在するミクロ状の凹凸に熱可塑性ポリイミ
ドが充填固着されて、これがアンカー効果を発揮して接
合強度を発揮する。
【0051】次に、図8は第2例のインクジェットヘッ
ドの製造方法の第1例を説明する模式的断面図である。
先ず、同図(a)に示すように例えば厚みが30〜12
0μmの基板、ここでは50μmのSUS304基板な
どのSUS基板81(表面処理で0.5〜5μmの凹凸
を形成している。)を準備し、同図(b)に示すように
SUS基板81と厚み5〜25μmの液晶ポリマー樹脂
フィルム82とを重ね合わせて、熱間ローラ83,84
間を通して280〜350℃の加熱と1〜10kg/c
2の加圧で熱圧着し、同図(c)に示すようにSUS
基板81に液晶ポリマー樹脂フィルム82を適正膜厚で
加熱ラミネートする。
【0052】そして、この液晶ポリマー樹脂フィルム8
2をラミネートしたSUS基板81にプレス加工を施し
て同図(d)に示すように所定形状の部品、ここでは液
室隔壁部材67の部品形状を形成する。その後、同図
(e)に示すように振動板64を位置合わせてして、2
80〜350℃の加熱と1〜10kg/cm2の加圧で
熱圧着し、液室隔壁部材67と振動板64とを液晶ポリ
マー樹脂を接合材料とする接合薄層65で接合する。そ
の後、これに図7で説明した方法などで得たノズル形成
部材62を位置決めして重ね合わせて、熱可塑性ポリイ
ミド或いはこの例と同様に液晶ポリマー樹脂を接合材料
として、ノズル形成部材62と液室隔壁部材67とを熱
圧着で接合する。
【0053】この場合、液晶ポリマー樹脂フィルムに代
えて、上述した熱可塑性ポリイミドのフィルム(高分子
ポリイミドフィルム)を用いることもできる。そして、
液室隔壁部材などに金属板(例えば、SUS基板)を用
いることによって、ポリイミドを接合材料として用いて
も、ヤング率20000〜20500kg/mm2を確
保することができ、相互干渉の発生を極めて低減するこ
とができる。この場合、ポリイミドは単なる接合層であ
ってヘッド構成部品を構成しているものではなく、厚み
も0.5〜25μmという薄膜であるので、樹脂成分に
よる剛性の低下は無視することができる。
【0054】次に、図9は第2例のインクジェットヘッ
ドの製造方法の第2例を説明する模式的断面図である。
先ず、同図(a)に示すように例えば厚みが30〜12
0μmの基板、ここでは上記例と同様に、50μmのS
US304基板などのSUS基板81(表面処理で0.
5〜5μmの凹凸を形成している。)の両面に厚み5〜
25μmの2枚の液晶ポリマー樹脂フィルム82,82
とをサンドイッチ構造で重ね合わせて、適正膜厚で加熱
ラミネートする。
【0055】そして、この液晶ポリマー樹脂フィルム8
2,82をラミネートしたSUS基板81にプレス加工
を施して同図(b)に示すように所定形状の部品、ここ
では液室隔壁部材67の部品形状を形成する。その後、
同図(c)に示すように一方に振動板64を、他方にノ
ズル形成部材62を位置決めして重ね合わせ、上記例と
同様にして熱圧着し、同図(d)に示すようにノズル形
成部材62と液室隔壁部材67、液室隔壁部材67と振
動板64とをそれぞれ液晶ポリマー樹脂を接合材料に用
いた接合薄層65,65で接合してヘッドを完成する。
【0056】この場合も液晶ポリマー樹脂フィルムに代
えて熱可塑性ポリイミドフィルムを用いて、これを接合
薄層として接合することもできる。
【0057】次に、図10は第3例のインクジェットヘ
ッドの製造方法を説明する模式的断面図である。先ず、
同図(a)に示すように例えば厚みが30〜120μm
の基板、ここでは上記例と同様に、50μmのSUS3
04基板などのSUS基板81(表面処理で0.5〜5
μmの凹凸を形成している。)と厚み30μmのSUS
基板83との間に5〜25μmの液晶ポリマー樹脂フィ
ルム82をサンドイッチ構造で積層した部材を得る。
【0058】次いで、同図(b)に示すようにSUS基
板81にエッチングを施して液室隔壁部材67を形成
し、また、SUS基板83にエッチングを施して振動板
部材70の厚肉部分となる金属部材68を形成して、こ
の金属部材68と液晶ポリマー樹脂フィルム82でダイ
アフラム領域63を有する振動板部材70を得る。
【0059】そして、この液室隔壁部材67及び振動板
部材70とからなる部材に同図(c)に示すように前述
した図7の製造方法と同様にして得られたBステージ状
態の熱可塑性ポリイミド79を有するノズル形成部材6
2を位置決めして重ね合わせ、加熱加圧して接着するこ
とで、同図(d)に示すようにノズル形成部材62と液
室隔壁部材67とを熱可塑性ポリイミドを接合材料とす
る接合薄層65で接合し、液室隔壁部材67と振動板6
4を液晶ポリマー樹脂を接合材料とする接合薄層65で
接合してヘッドを完成する。
【0060】次に、本発明に係るインクジェットヘッド
の第4例及びその製造方法について図11及び図12を
参照して説明する。この実施例では、Ni或いはSUS
等からなるノズル形成部材61とSUS基板からなる液
室隔壁部材67との間を熱可塑性を有する感光性ポリイ
ミドを接合材料に用いた接合薄層85で接合している。
液室隔壁部材67と振動板64とは熱可塑性ポリイミド
或いは液晶ポリマー樹脂を接合材料として用いた接合薄
層86で接合している。なお、感光性ポリイミドはネガ
型及びポジ型のいずれでも使用できる。
【0061】このインクジェットヘッドを製造するに
は、図12(a)に示すようにノズル形成部材61の接
合面側に感光性ポリイミド87を薄膜塗布形成し、これ
に露光マスクを使用して紫外線を照射し、現像すること
で不要部分を除去するホトリソグラフィ工法によるパタ
ーニングを行って、同図(b)に示すようにノズル61
から後退したポリイミドパターン88を形成する。
【0062】その後、これに上述した製造方法を用いて
形成した液室隔壁部材67、振動板64(又は振動板部
材70)を所要の方法で接合してインクジェットヘッド
を完成する。
【0063】このように熱可塑性及び感光性を有するポ
リイミドを用いることによって、ノズル周辺部分やその
他の流体抵抗部など20ミクロンルール以下の微細パタ
ーンが要求されるときに、ポリイミドの僅かなクリーピ
ングによる撥水性の増大、流体抵抗形状への影響を防止
するために、形状周辺のエッジから適切な距離をおいて
後退させるため、ホトリソパターン化で微細パターンを
形成でき、はみだしを防止して、ノズル周辺の正確なパ
ターンを得ることができる。これによって、ノズル周辺
でのインクの濡れ性を均一化することができて、インク
滴吐出のばらつきを防止できて安定したインク滴吐出特
性を得ることができる。
【0064】この感光性ポリイミドは流体抵抗部とイン
ク流路を形成する上でも利用できる。すなわち、図13
に示すように振動板となるSUS基板91と液室隔壁部
材となるSUS基板92との間にポリイミド93をサン
ドイッチして流体抵抗部となるインク流路94を形成す
るとき、インク流路94の流体抵抗Rは(l×w×s)
で決定することができる。感光性ポリイミドを用いるこ
とによって、部品の接合を行うと共にインク流路94の
幅lを容易に制御すること、即ち、流体抵抗を容易に制
御することが可能になる。
【0065】次に、本発明の他の実施例について図14
を参照して説明する。この実施例は、ノズル形成部材、
振動板、液室隔壁部材となる2つのSUS基板91,9
2をを液状の熱可塑性ポリイミドを用いた接合薄層65
で接合するとき、液状の熱可塑性ポリイミド中にギャッ
プ材95を添加したものである。これによって接合薄層
65として一定の膜厚を確保することができるので、十
分な接合強度が得られ、バルク効果が発揮できてクリー
ピング試験でも要求仕様値を満足することができるよう
になる。
【0066】ギャップ材95としては、直径0.5〜1
0μmの硬質アクリル(弾性率550kg/mm2)、
SiO2(弾性率7500kg/mm2)、Ti(弾性率1
1500kg/mm2)などの金属粒子、セラミックス
(例えばタングステン・カーバイド、弾性率53400
kg/mm2)などが適している。このように、ギャッ
プ材95としては、ポリイミド膜の薄層化を達成するた
めに粒径が0.5〜10μmであることが好ましく、弾
性率は500kg/mm2以上であることが好ましい。
また、その添加量は接合強度を確保する上で1〜8重量
パーセント(wt/%)に抑えることが好ましい。
【0067】このようにギャップ材を添加することで、
薄膜熱圧着接合時におけるポリイミドの更なる薄膜化に
よってポリイミドに接合薄層がオングストロームレベル
になってバルク接着効果を発揮できなくなる事態を防止
して、信頼性の高い接合を行うことができる。
【0068】なお、上記実施例においては、本発明をエ
ネルギー発生手段として圧電素子を用いるピエゾアクチ
ュエータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形
成部材に適用した例について説明したが、その他の電気
機械変換素子を用いるインクジェットヘッド及びそのノ
ズル形成部材、発熱抵抗体を用いるいわゆるバブルジェ
ット方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形成部
材にも適用することができる。また、ノズルの開口方向
を圧電素子の変位方向と同じにしたサイドシュータ方式
のインクジェットヘッドで説明しているが、ノズルの開
口方向を圧電素子の変位方向と直交する方向にしたエッ
ジシュータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル
形成部材にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッドによれば、複数の部品の少なくとも2以
上の部品を熱可塑性を有するポリイミドによって接合し
たので、ポリイミドを薄膜化することで、剛性を確保し
て相互干渉を低減させて接合することができ、安定した
インク滴吐出特性が得られる。
【0070】請求項2のインクジェットヘッドによれ
ば、複数の部品の少なくとも2以上の部品を熱可塑性及
び感光性を有するポリイミドを接合材料として接合した
ので、剛性を確保して相互干渉を低減させて接合するこ
とができると共に、微細なパターンに対応することがで
き、安定したインク滴吐出特性が得られる。
【0071】請求項3のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェットヘッドにおい
て、ポリイミド材料中にギャップを規定するギャップ材
を添加したので、ポリイミド膜の極度の薄膜化による接
合効果の低減を防止して、接合の信頼性を確保すること
ができる。
【0072】請求項4のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項3のインクジェットヘッドにおいて、ギ
ャップ材の粒径が0.5〜10μmである構成としたの
で、剛性を維持しつつ接合強度を確保することができ
る。
【0073】請求項5のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項3又は4のインクジェットヘッドにおい
て、ギャップ材の添加量が8重量パーセントを越えない
構成としたので、接合強度を確保することができる。
【0074】請求項6のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項3乃至5のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、ギャップ材の弾性率が500kg/mm
2以上である構成としたので、ポリイミド膜の極度の薄
膜化を防止することができる。
【0075】請求項7のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1乃至6のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、前記ポリイミド材料の厚みが25μmを
越えない構成としたので、剛性を確保して相互干渉を低
減させて接合することができ、安定したインク滴吐出特
性が得られる。
【0076】請求項8のインクジェットヘッドによれ
ば、複数の部品の少なくとも2以上の部品を液晶ポリマ
ー樹脂を接合材料として接合しているので、剛性を確保
して相互干渉を低減させて接合することができ、安定し
たインク滴吐出特性が得られる。
【0077】請求項9のインクジェットヘッドによれ
ば、請求項8のインクジェットヘッドにおいて、液晶ポ
リマー樹脂材料の厚みが25μmを越えない構成とした
ので、剛性を確保して相互干渉を低減させて接合するこ
とができ、安定したインク滴吐出特性が得られる。
【0078】請求項10のインクジェットヘッドの製造
方法によれば、熱可塑性を有するポリイミドを薄膜化し
て、この薄膜化したポリイミドで複数の部品の少なくと
も2以上の部品を接合するので、剛性を確保して相互干
渉を低減させて接合することができ、安定したインク滴
吐出特性を有するインクジェットヘッドが得られる。
【0079】請求項11のインクジェットヘッドの製造
方法によれば、熱可塑性及び感光性を有するポリイミド
を薄膜化して、ホトリソグラフィ工程で薄膜化したポリ
イミドをパターン化して前記複数の部品の少なくとも2
以上の部品を接合するので、剛性を確保して相互干渉を
低減させて接合することができ、安定したインク滴吐出
特性を有するインクジェットヘッドが得られる。
【0080】請求項12のインクジェットヘッドの製造
方法によれば、液晶ポリマー樹脂を薄膜化して、この薄
膜化した液晶ポリマー樹脂で複数の部品の少なくとも2
以上の部品を接合するので、剛性を確保して相互干渉を
低減させて接合することができ、安定したインク滴吐出
特性を有するインクジェットヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの分解
斜視図
【図2】同ヘッドのチャンネル方向と直交する方向の要
部拡大断面図
【図3】同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図
【図4】本発明に係るインクジェットヘッドの具体的な
第1例を示す要部模式的断面図
【図5】本発明に係るインクジェットヘッドの具体的な
第2例を示す要部模式的断面図
【図6】本発明に係るインクジェットヘッドの具体的な
第3例を示す要部模式的断面図
【図7】図4のインクジェットヘッドの製造方法の説明
に供する模式的断面図
【図8】図5のインクジェットヘッドの製造方法の第1
例の説明に供する模式的断面図
【図9】図5のインクジェットヘッドの製造方法の第2
例の説明に供する模式的断面図
【図10】図6のインクジェットヘッドの製造方法の説
明に供する模式的断面図
【図11】本発明に係るインクジェットヘッドの具体的
な第4例を示す要部模式的断面図
【図12】図11のインクジェットヘッドの製造方法の
説明に供する模式的断面図
【図13】ポリイミドをインク流路を形成する例の説明
に供する説明図
【図14】ポリイミド中にギャップ材を添加した例の説
明に供する説明図
【符号の説明】
1…駆動ユニット、2…液室ユニット、12…圧電素
子、31…振動板、32…液室隔壁部材、33…ノズル
プレート、34…接合材料、38…ノズル、62…ノズ
ル形成部材、64…振動板、67…液室隔壁部材、65
…接合薄層、78…熱可塑性ポリイミド前駆体材料、8
1…SUS基板、82…液晶ポリマー樹脂フィルム、9
5…ギャップ材。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品を接合して構成したインクジ
    ェットヘッドにおいて、前記複数の部品の少なくとも2
    以上の部品を熱可塑性を有するポリイミドを接合材料と
    して接合したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 複数の部品を接合して構成したインクジ
    ェットヘッドにおいて、前記複数の部品の少なくとも2
    以上の部品を熱可塑性及び感光性を有するポリイミドを
    接合材料として接合したことを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    ヘッドにおいて、前記ポリイミド材料中にギャップを規
    定するギャップ材を添加したことを特徴とするインクジ
    ェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェットヘッド
    において、前記ギャップ材の粒径が0.5〜10μmで
    あることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のインクジェット
    ヘッドにおいて、前記ギャップ材の添加量が8重量パー
    セントを越えないことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドにおいて、前記ギャップ材の弾性率が
    500kg/mm2以上であることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドにおいて、前記ポリイミド材料の厚み
    が25μmを越えないことを特徴とするインクジェット
    ヘッド。
  8. 【請求項8】 複数の部品を接合して構成したインクジ
    ェットヘッドにおいて、前記複数の部品の少なくとも2
    以上の部品を液晶ポリマー樹脂を接合材料として接合し
    たことを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のインクジェットヘッド
    において、前記液晶ポリマー樹脂材料の厚みが25μm
    を越えないことを特徴とするインクジェットヘッド。
  10. 【請求項10】 複数の部品を接合してインクジェット
    ヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法にお
    いて、熱可塑性を有するポリイミドを薄膜化して、この
    薄膜化したポリイミドで前記複数の部品の少なくとも2
    以上の部品を接合することを特徴とするインクジェット
    ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 複数の部品を接合してインクジェット
    ヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法にお
    いて、熱可塑性及び感光性を有するポリイミドを薄膜化
    して、ホトリソグラフィ工程で前記薄膜化したポリイミ
    ドをパターン化して前記複数の部品の少なくとも2以上
    の部品を接合することを特徴とするインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
  12. 【請求項12】 複数の部品を接合してインクジェット
    ヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法にお
    いて、液晶ポリマー樹脂を薄膜化して、この薄膜化した
    液晶ポリマー樹脂で前記複数の部品の少なくとも2以上
    の部品を接合することを特徴とするインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
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