JPH1110885A - インクジェット記録装置の記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
インクジェット記録装置の記録ヘッド及びその製造方法Info
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- JPH1110885A JPH1110885A JP16860797A JP16860797A JPH1110885A JP H1110885 A JPH1110885 A JP H1110885A JP 16860797 A JP16860797 A JP 16860797A JP 16860797 A JP16860797 A JP 16860797A JP H1110885 A JPH1110885 A JP H1110885A
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- recording head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高精度の記録ヘッドの製造を容易にする。
【解決手段】複数のノズル溝2と該ノズル溝の壁面に吐
出電極5を設けた記録セル1と、この記録セルに重ね合
わせて前記ノズル溝を覆うことにより複数のノズル穴を
形成する蓋10によって記録ヘッドを構成し、重ね合わ
せるときのずれによる影響をなくした。
出電極5を設けた記録セル1と、この記録セルに重ね合
わせて前記ノズル溝を覆うことにより複数のノズル穴を
形成する蓋10によって記録ヘッドを構成し、重ね合わ
せるときのずれによる影響をなくした。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ノズル穴からイン
クを飛翔させて画像を記録するインクジェット記録装置
の記録ヘッドに係り、特にインクを静電気力によってノ
ズル穴から引き出して飛翔させる静電誘導型のインクジ
ェット記録装置における記録ヘッドとその製造方法に関
する。
クを飛翔させて画像を記録するインクジェット記録装置
の記録ヘッドに係り、特にインクを静電気力によってノ
ズル穴から引き出して飛翔させる静電誘導型のインクジ
ェット記録装置における記録ヘッドとその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】静電誘導型のインクジェット記録装置
は、インクに接触する吐出電極と、吐出電極に対向して
インクを引き出す対向電極を設け、前記吐出電極と対向
電極の間に電圧を印加することによってインクを静電気
力で飛翔させ、飛翔するインクを対向電極の手前に位置
させた被印写媒体である紙などに付着させて画像を記録
する構成である。このような記録装置は、機械的に動く
部分が存在しないので装置の寿命を長くすることができ
る。
は、インクに接触する吐出電極と、吐出電極に対向して
インクを引き出す対向電極を設け、前記吐出電極と対向
電極の間に電圧を印加することによってインクを静電気
力で飛翔させ、飛翔するインクを対向電極の手前に位置
させた被印写媒体である紙などに付着させて画像を記録
する構成である。このような記録装置は、機械的に動く
部分が存在しないので装置の寿命を長くすることができ
る。
【0003】スリットジェットと呼ばれる静電誘導型の
インクジェット記録装置では、インクを飛翔させるため
の電圧を印加する吐出電極を1つのスリット開口部に複
数個配置し、それぞれにインクを飛翔させるに足る電圧
を印加することにより、インクを飛翔させるようにして
いる。
インクジェット記録装置では、インクを飛翔させるため
の電圧を印加する吐出電極を1つのスリット開口部に複
数個配置し、それぞれにインクを飛翔させるに足る電圧
を印加することにより、インクを飛翔させるようにして
いる。
【0004】スリットジェット型のインクジェット記録
装置では、隣り合う吐出電極の間に電位差が生じたとき
に、吐出電極間に絶縁破壊が起こらないように導電性を
もたないインクを用いている。一般には、半導電性(1
00MΩcm程度)のインクを用いているために、実際
には電極間に電流が流れてしまうことから、スパークな
どによる電極の破壊やインクの析出による目詰まりが問
題であった。
装置では、隣り合う吐出電極の間に電位差が生じたとき
に、吐出電極間に絶縁破壊が起こらないように導電性を
もたないインクを用いている。一般には、半導電性(1
00MΩcm程度)のインクを用いているために、実際
には電極間に電流が流れてしまうことから、スパークな
どによる電極の破壊やインクの析出による目詰まりが問
題であった。
【0005】このような問題を解消するために、特開平
5−208501号公報に開示されたインクジェット記
録装置は、隣の電極に与えられる記録信号電圧によって
誤ってインクが飛翔するのを防止し、且つ隣り合う電極
間に電流が流れないようにするために、仕切り壁を設け
ると共にインクタンク及びノズル溝に当接する部分のほ
とんどに絶縁膜を設けることによって電極の破壊及び目
詰まりを防止している。また、このインクジェット記録
装置の記録ヘッドは、電極を設けた平板とノズル溝を設
けた平板を組み合わせることにより製造している。
5−208501号公報に開示されたインクジェット記
録装置は、隣の電極に与えられる記録信号電圧によって
誤ってインクが飛翔するのを防止し、且つ隣り合う電極
間に電流が流れないようにするために、仕切り壁を設け
ると共にインクタンク及びノズル溝に当接する部分のほ
とんどに絶縁膜を設けることによって電極の破壊及び目
詰まりを防止している。また、このインクジェット記録
装置の記録ヘッドは、電極を設けた平板とノズル溝を設
けた平板を組み合わせることにより製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−20850
1号公報に開示されたインクジェット記録装置は、イン
クを吐出するための吐出電極を有する部材と仕切り壁を
有する部材とが別部品として分かれており、これらの2
つの部材を組み合わせるときにその位置合わせが大変難
しく、また、それらの部材の接合面には凸凹があるの
で、接合が難しいという課題がある。また、記録ヘッド
を形成するには2種類の部材が必要である。
1号公報に開示されたインクジェット記録装置は、イン
クを吐出するための吐出電極を有する部材と仕切り壁を
有する部材とが別部品として分かれており、これらの2
つの部材を組み合わせるときにその位置合わせが大変難
しく、また、それらの部材の接合面には凸凹があるの
で、接合が難しいという課題がある。また、記録ヘッド
を形成するには2種類の部材が必要である。
【0007】本発明の1つの目的は、精度良く製造する
ことができるインクジェット記録装置の記録ヘッドとそ
の製造方法を提供することにある。
ことができるインクジェット記録装置の記録ヘッドとそ
の製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、集積度の高いインク
ジェット記録装置の記録ヘッドとその製造方法を提供す
ることにある。
ジェット記録装置の記録ヘッドとその製造方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、記録ヘッドのノズル穴内のインクを静電
気力で飛翔させて記録媒体に付着させる静電誘導型のイ
ンクジェット記録装置の記録ヘッドにおいて、複数のノ
ズル溝と該ノズル溝の壁面に吐出電極を設けた記録セル
と、この記録セルに重ね合わせて前記ノズル溝を覆うこ
とにより複数のノズル穴を形成する蓋によって構成し
た。
成するために、記録ヘッドのノズル穴内のインクを静電
気力で飛翔させて記録媒体に付着させる静電誘導型のイ
ンクジェット記録装置の記録ヘッドにおいて、複数のノ
ズル溝と該ノズル溝の壁面に吐出電極を設けた記録セル
と、この記録セルに重ね合わせて前記ノズル溝を覆うこ
とにより複数のノズル穴を形成する蓋によって構成し
た。
【0010】吐出電極をノズル溝の壁面に設けたことに
より蓋を重ねるときの位置ずれの影響がなく、インク吐
出精度が向上する。
より蓋を重ねるときの位置ずれの影響がなく、インク吐
出精度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、絶縁板に形成し
たノズル溝にインクを吐出するための吐出電極を設けた
ことにあり、その一実施形態を図1に示している。
たノズル溝にインクを吐出するための吐出電極を設けた
ことにあり、その一実施形態を図1に示している。
【0012】図1の実施形態において、記録ヘッドは、
記録セル1と蓋10から構成している。ノズル溝と吐出
電極を備える記録セル1は、絶縁板の上面に形成したイ
ンクタンク(インクタンク溝)3から該上面に沿って対
向電極(図示せず)に向かって縁端まで伸びて外気に通
じる複数条のノズル溝2を形成すると共に各ノズル溝2
の底壁面にインクに電圧を印加する吐出電極5を設け、
該吐出電極5の延長基部に形成した配線接合部6に該吐
出電極5に対してインク吐出に必要な記録信号電圧を発
生する記録信号電圧発生電源7につながる配線8を接合
する。前記各吐出電極5は、前記ノズル溝2を形成した
絶縁板(記録セル1)の該ノズル溝形成面に一様に金属
蒸着やスパッタリングなどにより導電膜を形成した後に
各ノズル溝間の前記導電膜を除去して分離することによ
り形成する方法が好適である。
記録セル1と蓋10から構成している。ノズル溝と吐出
電極を備える記録セル1は、絶縁板の上面に形成したイ
ンクタンク(インクタンク溝)3から該上面に沿って対
向電極(図示せず)に向かって縁端まで伸びて外気に通
じる複数条のノズル溝2を形成すると共に各ノズル溝2
の底壁面にインクに電圧を印加する吐出電極5を設け、
該吐出電極5の延長基部に形成した配線接合部6に該吐
出電極5に対してインク吐出に必要な記録信号電圧を発
生する記録信号電圧発生電源7につながる配線8を接合
する。前記各吐出電極5は、前記ノズル溝2を形成した
絶縁板(記録セル1)の該ノズル溝形成面に一様に金属
蒸着やスパッタリングなどにより導電膜を形成した後に
各ノズル溝間の前記導電膜を除去して分離することによ
り形成する方法が好適である。
【0013】この記録セル1に対向して設けられる蓋1
0は、この記録セルとほぼ同等の大きさを有する絶縁板
によって構成される。
0は、この記録セルとほぼ同等の大きさを有する絶縁板
によって構成される。
【0014】このような記録セル1の接合面9と蓋10
とを接合することによって、ノズル溝2は覆われてノズ
ル穴となってその終端点はインクを吐出する開口(ノズ
ル開口)4を形成し、タンク溝3はインクタンクを形成
する。配線接合部6は、インクが漏れないように該部の
接合には十分な漏れ止めをすることが必要である。
とを接合することによって、ノズル溝2は覆われてノズ
ル穴となってその終端点はインクを吐出する開口(ノズ
ル開口)4を形成し、タンク溝3はインクタンクを形成
する。配線接合部6は、インクが漏れないように該部の
接合には十分な漏れ止めをすることが必要である。
【0015】次に、このような記録ヘッドによる印字方
法を説明する。先ず、インクをインクタンク溝(タン
ク)3及び各ノズル溝(ノズル穴)2に満たしておく。
ドットの印字を必要とする所望のノズル穴2の吐出電極
5に記録信号電圧発生電源7を用いて記録信号電圧を印
加し、開口4の延長線上にある対向電極(図示せず)に
対して電位差を生じさせると、吐出電極5と対向電極間
に生ずる電界に従ってインクタンク3にあるインクをノ
ズル溝2を通して開口4に移動させて飛翔させる。飛翔
したインクは、対向電極の手前に置いた紙などの被印写
媒体に付着して画像を形成(記録)する。
法を説明する。先ず、インクをインクタンク溝(タン
ク)3及び各ノズル溝(ノズル穴)2に満たしておく。
ドットの印字を必要とする所望のノズル穴2の吐出電極
5に記録信号電圧発生電源7を用いて記録信号電圧を印
加し、開口4の延長線上にある対向電極(図示せず)に
対して電位差を生じさせると、吐出電極5と対向電極間
に生ずる電界に従ってインクタンク3にあるインクをノ
ズル溝2を通して開口4に移動させて飛翔させる。飛翔
したインクは、対向電極の手前に置いた紙などの被印写
媒体に付着して画像を形成(記録)する。
【0016】以上のように構成され、駆動される記録ヘ
ッドは、個々のノズル溝2の底壁面にインクを吐出する
ための吐出電極5を設けているために、従来の記録ヘッ
ドのように電極を設けた部材と溝を設けた部材の接合不
具合に起因するクロストークなどの障害をなくすことが
でき、インク飛翔の位置ずれも低減することができる。
また、インクを吐出するために溝加工及び電極設置加工
される部材は1つであるために、製造及び取り扱いが容
易となる。この実施形態の場合には、特に、ノズル溝2
とインクタンク溝3を記録セル1の絶縁板の同一面に形
成しているので、ノズル溝及びインクタンク溝を設ける
加工が一面のみを対象にする作業になり、製造時の取り
扱いが極めて容易になる。
ッドは、個々のノズル溝2の底壁面にインクを吐出する
ための吐出電極5を設けているために、従来の記録ヘッ
ドのように電極を設けた部材と溝を設けた部材の接合不
具合に起因するクロストークなどの障害をなくすことが
でき、インク飛翔の位置ずれも低減することができる。
また、インクを吐出するために溝加工及び電極設置加工
される部材は1つであるために、製造及び取り扱いが容
易となる。この実施形態の場合には、特に、ノズル溝2
とインクタンク溝3を記録セル1の絶縁板の同一面に形
成しているので、ノズル溝及びインクタンク溝を設ける
加工が一面のみを対象にする作業になり、製造時の取り
扱いが極めて容易になる。
【0017】次に、前記実施形態における構成手段の詳
細を説明する。
細を説明する。
【0018】先ず、吐出電極5の大きさについて説明す
る。吐出電極5はインクに触れるようにするが、インク
を効率良く吐出させて飛翔させるためには、この吐出電
極5の面積は大きい方が望ましい。従来のインクジェッ
ト記録装置のようにインクに接触する吐出電極の面積が
小さくてもインクを吐出することができるが、吐出させ
るのに必要な電圧が高くなる。それに対して、吐出電極
を大きくしてインクとの接触面積を大きくすると、イン
クを吐出させるために必要な電圧が低くなることが確認
されている。従って、吐出電極の面積は大きい方がよ
い。そのために、この実施形態では、吐出電極5はノズ
ル溝2に沿った方向の長さを長くして面積を大きくして
いる。
る。吐出電極5はインクに触れるようにするが、インク
を効率良く吐出させて飛翔させるためには、この吐出電
極5の面積は大きい方が望ましい。従来のインクジェッ
ト記録装置のようにインクに接触する吐出電極の面積が
小さくてもインクを吐出することができるが、吐出させ
るのに必要な電圧が高くなる。それに対して、吐出電極
を大きくしてインクとの接触面積を大きくすると、イン
クを吐出させるために必要な電圧が低くなることが確認
されている。従って、吐出電極の面積は大きい方がよ
い。そのために、この実施形態では、吐出電極5はノズ
ル溝2に沿った方向の長さを長くして面積を大きくして
いる。
【0019】図1に示す実施形態では、吐出電極5は、
ノズル溝2の底壁面の一面だけに形成しているが、吐出
電極の面積を更に大きくしてインクの吐出に必要な電圧
を低くする別の実施形態としては、ノズル溝2の複数の
面、例えば底壁と両側壁に電極を形成するようにしてイ
ンクとの接触面積を更に広くすることができ、インクの
吐出に必要な電圧を更に低くすることができる。また、
後述するが、製造方法も簡略化できるので、大変好都合
である。一般には、ノズル溝2として凹んだ部分の壁面
(表面)の総てに吐出電極5を形成すると良い。
ノズル溝2の底壁面の一面だけに形成しているが、吐出
電極の面積を更に大きくしてインクの吐出に必要な電圧
を低くする別の実施形態としては、ノズル溝2の複数の
面、例えば底壁と両側壁に電極を形成するようにしてイ
ンクとの接触面積を更に広くすることができ、インクの
吐出に必要な電圧を更に低くすることができる。また、
後述するが、製造方法も簡略化できるので、大変好都合
である。一般には、ノズル溝2として凹んだ部分の壁面
(表面)の総てに吐出電極5を形成すると良い。
【0020】ノズル溝2の形状は、図1に示した実施形
態では、断面が四角形状のものとしたが、三角形状やU
字形状などいかなる形状でも構わない。そしてこのノズ
ル溝2の半分以上の壁面積に吐出電極を形成することが
好ましく、更に、ノズル溝2の全壁面に吐出電極を形成
すると良い。
態では、断面が四角形状のものとしたが、三角形状やU
字形状などいかなる形状でも構わない。そしてこのノズ
ル溝2の半分以上の壁面積に吐出電極を形成することが
好ましく、更に、ノズル溝2の全壁面に吐出電極を形成
すると良い。
【0021】吐出電極の面積を更に大きくしてインクの
吐出に必要な電圧を低くする別の実施形態として、記録
セル1のノズル溝2を覆ってノズル穴を形成する蓋10
における前記ノズル溝2との対向面にも吐出電極(蓋側
電極)を設け、この蓋側電極とノズル溝2の壁面に形成
した電極と合わせて筒状の吐出電極を形成することによ
り、ピペット状のインクノズルに似た構造にすることが
でき、インクの吐出に必要な電圧を更に低くすることが
できる。
吐出に必要な電圧を低くする別の実施形態として、記録
セル1のノズル溝2を覆ってノズル穴を形成する蓋10
における前記ノズル溝2との対向面にも吐出電極(蓋側
電極)を設け、この蓋側電極とノズル溝2の壁面に形成
した電極と合わせて筒状の吐出電極を形成することによ
り、ピペット状のインクノズルに似た構造にすることが
でき、インクの吐出に必要な電圧を更に低くすることが
できる。
【0022】次に、記録信号電圧発生電源7によって発
生する記録信号電圧について説明する。
生する記録信号電圧について説明する。
【0023】記録信号電圧発生電源7で発生する記録信
号電圧は、ノズル穴からインクを吐出させて飛翔させる
のに十分な波高値とパルス幅が必要である。インクを吐
出させて飛翔させるのに必要な電圧は、ノズル溝2(ノ
ズル穴)の先端開口4から対向電極(図示せず)までの
距離を約1mmとしたときに約1.5kVから約3kV
の電圧である。この電圧値は、記録セルの大きさや形状
によって変わるので、実際の適用においては確認が必要
である。
号電圧は、ノズル穴からインクを吐出させて飛翔させる
のに十分な波高値とパルス幅が必要である。インクを吐
出させて飛翔させるのに必要な電圧は、ノズル溝2(ノ
ズル穴)の先端開口4から対向電極(図示せず)までの
距離を約1mmとしたときに約1.5kVから約3kV
の電圧である。この電圧値は、記録セルの大きさや形状
によって変わるので、実際の適用においては確認が必要
である。
【0024】1つの電圧印加方法は、インクを飛翔させ
るために必要な値の記録信号電圧(パルス電圧)を発生
して印加する方法である。通常は、吐出電極5を接地電
位にしておき、インクを吐出して飛翔させようとすると
きにインクを飛翔させるに足る大きさの電圧を所望時間
だけ印加してインクを飛翔させる方法がある。この方法
では所望のときだけ吐出電極5に記録信号電圧をかける
ので、省電力であり、ノズル開口部先端のインクの乾燥
を防止することができる。
るために必要な値の記録信号電圧(パルス電圧)を発生
して印加する方法である。通常は、吐出電極5を接地電
位にしておき、インクを吐出して飛翔させようとすると
きにインクを飛翔させるに足る大きさの電圧を所望時間
だけ印加してインクを飛翔させる方法がある。この方法
では所望のときだけ吐出電極5に記録信号電圧をかける
ので、省電力であり、ノズル開口部先端のインクの乾燥
を防止することができる。
【0025】他の電圧印加方法は、吐出電極5に予めバ
イアス電圧を印加してノズル開口部先端にインクのメニ
スカスを十分に作っておき、このバイアス電圧に記録信
号電圧(パルス電圧)を所望時間だけ重畳してインクを
吐出させる方法である。この方法は、前もってメニスカ
スを作っているので前者の方法に比べて応答速度が早く
なって高速印写が可能となる。また、記録信号電圧(パ
ルス電圧)を低くすることができる。バイアス電圧には
直流電源を使用し、パルス電圧発生は直流電源とスイッ
チング素子を使用して行う構成とする場合には、スイッ
チング素子の低電圧化を図ることができる。そのため
に、パワートランジスタやパワーMOSFETなどのス
イッチング素子を使用した小型で集積度の高いものを使
うことができ、駆動回路を低価格にすることができる。
この実施形態において、前者の方法では2kV以上のパ
ルス電圧を印加していたのに対して、後者の方法では、
約1.7kVのバイアス電圧に対して約200Vのパル
ス電圧を発生すればインクを吐出させて飛翔させること
ができる。約200Vのパルス電圧を発生するために用
いるパワーMOSFETは、小型で低価格なものが供給
されている。
イアス電圧を印加してノズル開口部先端にインクのメニ
スカスを十分に作っておき、このバイアス電圧に記録信
号電圧(パルス電圧)を所望時間だけ重畳してインクを
吐出させる方法である。この方法は、前もってメニスカ
スを作っているので前者の方法に比べて応答速度が早く
なって高速印写が可能となる。また、記録信号電圧(パ
ルス電圧)を低くすることができる。バイアス電圧には
直流電源を使用し、パルス電圧発生は直流電源とスイッ
チング素子を使用して行う構成とする場合には、スイッ
チング素子の低電圧化を図ることができる。そのため
に、パワートランジスタやパワーMOSFETなどのス
イッチング素子を使用した小型で集積度の高いものを使
うことができ、駆動回路を低価格にすることができる。
この実施形態において、前者の方法では2kV以上のパ
ルス電圧を印加していたのに対して、後者の方法では、
約1.7kVのバイアス電圧に対して約200Vのパル
ス電圧を発生すればインクを吐出させて飛翔させること
ができる。約200Vのパルス電圧を発生するために用
いるパワーMOSFETは、小型で低価格なものが供給
されている。
【0026】また、他の電圧印加方法として、対向電極
にバイアス電圧を印加して、吐出電極に記録信号電圧を
印加する場合もある。
にバイアス電圧を印加して、吐出電極に記録信号電圧を
印加する場合もある。
【0027】次に、対向電極及び被印写媒体について説
明する。
明する。
【0028】この静電誘導型インクジェット記録装置
は、吐出電極と対向電極との間に生じた電界によって発
生する静電気力でインクを吐出して飛翔させる。この電
界は、吐出電極からインクと空気と被印写媒体である紙
などを通して対向電極に到達している。
は、吐出電極と対向電極との間に生じた電界によって発
生する静電気力でインクを吐出して飛翔させる。この電
界は、吐出電極からインクと空気と被印写媒体である紙
などを通して対向電極に到達している。
【0029】対向電極は、記録セルに近ければ近いほど
インクを吐出して飛翔させるために必要な電圧を低く設
定することができる。しかしながら、近づきすぎると、
被印写媒体たる紙などが記録セルに接触して印字不良に
なる危険がある。そのために、記録セルと対向電極との
間は500μmから約1mm程度にすると良い。高電圧
の電源を用意することができれば前記距離はこの範囲に
限らない。
インクを吐出して飛翔させるために必要な電圧を低く設
定することができる。しかしながら、近づきすぎると、
被印写媒体たる紙などが記録セルに接触して印字不良に
なる危険がある。そのために、記録セルと対向電極との
間は500μmから約1mm程度にすると良い。高電圧
の電源を用意することができれば前記距離はこの範囲に
限らない。
【0030】他の実施形態として対向電極を用いない構
成とすることもできる。記録セル内の吐出電極から外方
向に十分な大きさの電界が形成されればインクを飛翔さ
せることができるので、被印写媒体である紙などを十分
な電界を形成することができる電位にすればよい。従っ
て、一実施形態としては、紙などの被印写媒体を十分に
除電して接地電位にすれぱ、吐出電極に3kV程度のパ
ルス電圧を印加することによって十分にインクを吐出し
て飛翔させることができる。
成とすることもできる。記録セル内の吐出電極から外方
向に十分な大きさの電界が形成されればインクを飛翔さ
せることができるので、被印写媒体である紙などを十分
な電界を形成することができる電位にすればよい。従っ
て、一実施形態としては、紙などの被印写媒体を十分に
除電して接地電位にすれぱ、吐出電極に3kV程度のパ
ルス電圧を印加することによって十分にインクを吐出し
て飛翔させることができる。
【0031】次に、セルのサイズについて説明する。
【0032】インクジェット記録装置の記録ヘッドは、
100ドット/インチから720ドット/インチの解像
度の画質の画像の印写に適応するようにしているが、用
途によっては、より低解像度またより高解像度にも対応
することができる。一実施形態として、100ドット/
インチの記録密度の記録ヘッドの場合について説明す
る。
100ドット/インチから720ドット/インチの解像
度の画質の画像の印写に適応するようにしているが、用
途によっては、より低解像度またより高解像度にも対応
することができる。一実施形態として、100ドット/
インチの記録密度の記録ヘッドの場合について説明す
る。
【0033】100ドット/インチの記録ヘッドの場合
には、ノズル間隔を254μm程度にしなければならな
い。従って、記録セル1の各ノズル溝2は、幅が100
〜150μm、深さが100〜200μm程度が適当で
ある。しかしながら、インクを飛翔させるためにはこの
大きさに限らない。このノズル溝2の底壁に形成する吐
出電極5の厚さは数μm以上で有ることが好ましい。ノ
ズル溝2の長さは、少なくとも200μm以上で数mm
くらいが適当である。
には、ノズル間隔を254μm程度にしなければならな
い。従って、記録セル1の各ノズル溝2は、幅が100
〜150μm、深さが100〜200μm程度が適当で
ある。しかしながら、インクを飛翔させるためにはこの
大きさに限らない。このノズル溝2の底壁に形成する吐
出電極5の厚さは数μm以上で有ることが好ましい。ノ
ズル溝2の長さは、少なくとも200μm以上で数mm
くらいが適当である。
【0034】以上のような寸法で構成される記録セルの
大きさは、厚さが数mmの記録セル1で作り、横方向に
並べて形成するノズル溝2の数は、特段の制限はない
が、800本(800ドット)程度、最大では5000
本並べることができれば良いが、製造の容易さの観点か
ら8ビットバスに相当する256本並べるのが良い。
大きさは、厚さが数mmの記録セル1で作り、横方向に
並べて形成するノズル溝2の数は、特段の制限はない
が、800本(800ドット)程度、最大では5000
本並べることができれば良いが、製造の容易さの観点か
ら8ビットバスに相当する256本並べるのが良い。
【0035】次に、ノズル溝及びインクタンク溝などの
作成方法について説明する。
作成方法について説明する。
【0036】第1の作成方法は、記録セル1に対して切
削機械などを用いて機械加工するのが最も容易な方法で
ある。
削機械などを用いて機械加工するのが最も容易な方法で
ある。
【0037】第2の作成方法は、絶縁板(記録セル1)
に対してレーザーや発熱手段を当てて該絶縁板を焼いて
凸凹を作る方法である。例えば、アクリル板に対して半
田小手のような発熱手段を用いて熱して溶かしながら所
望のノズル溝2やインクタンク溝3を作成することがで
きる。同様にして、所望の位置で電気放電を行って絶縁
板をへこませる方法もある。
に対してレーザーや発熱手段を当てて該絶縁板を焼いて
凸凹を作る方法である。例えば、アクリル板に対して半
田小手のような発熱手段を用いて熱して溶かしながら所
望のノズル溝2やインクタンク溝3を作成することがで
きる。同様にして、所望の位置で電気放電を行って絶縁
板をへこませる方法もある。
【0038】第3の作成方法は、フォトエッチングやサ
ンドブラストなどで用いる方法である。形成すべき凸凹
の形状に応じて絶縁板にマスキングを行って浸食されな
いようにし、それ以外の部分に対して化学的浸食(フォ
トエッチング)または機械的浸食(サンドブラスト)を
行って凸凹を作る方法がある。
ンドブラストなどで用いる方法である。形成すべき凸凹
の形状に応じて絶縁板にマスキングを行って浸食されな
いようにし、それ以外の部分に対して化学的浸食(フォ
トエッチング)または機械的浸食(サンドブラスト)を
行って凸凹を作る方法がある。
【0039】以上の他にも、機械的,熱的,電磁気的,
化学的に凸凹を作る方法があるが、如何なる方法をとっ
ても良い。
化学的に凸凹を作る方法があるが、如何なる方法をとっ
ても良い。
【0040】以上のようにして製作した記録ヘッドは、
ノズル溝2(ノズル穴)を一列に並べてインクを飛翔さ
せる構成であるが、集積度を高めるために、以下のよう
な実施形態とすることができる。
ノズル溝2(ノズル穴)を一列に並べてインクを飛翔さ
せる構成であるが、集積度を高めるために、以下のよう
な実施形態とすることができる。
【0041】先ず、複数の記録セルを重ね合わせて複数
列のノズル穴群を形成する実施形態を説明する。このよ
うな記録ヘッドは、印字速度を高めたり、印字密度を高
めたり、カラー印字を行うのに有効である。
列のノズル穴群を形成する実施形態を説明する。このよ
うな記録ヘッドは、印字速度を高めたり、印字密度を高
めたり、カラー印字を行うのに有効である。
【0042】記録セル11,12の裏面は平面であるの
で、図2に示すように、図1の記録セル1と同様にノズ
ル溝と吐出電極を形成した複数枚の記録セル11,12
を多段に重合してその間にノズル穴群を形成し、最上側
の記録セル11の上面は蓋10によって覆って別のノズ
ル穴群を形成する構成である。このようにすれば、上側
の記録セル11は下側の記録セル12の蓋としても機能
するので、記録ヘッド全体の厚みの増加を軽減すること
ができる。因みに、従来の記録ヘッドは、ノズル溝を有
する記録セルと電極を有する蓋を対にして使用して1列
のノズル穴群を形成する構成であるので、複数列のノズ
ル穴群を形成しようとすると、記録セルと蓋を交互に重
ねるようにしなければならず、記録ヘッド全体の厚みが
単純に倍加する。
で、図2に示すように、図1の記録セル1と同様にノズ
ル溝と吐出電極を形成した複数枚の記録セル11,12
を多段に重合してその間にノズル穴群を形成し、最上側
の記録セル11の上面は蓋10によって覆って別のノズ
ル穴群を形成する構成である。このようにすれば、上側
の記録セル11は下側の記録セル12の蓋としても機能
するので、記録ヘッド全体の厚みの増加を軽減すること
ができる。因みに、従来の記録ヘッドは、ノズル溝を有
する記録セルと電極を有する蓋を対にして使用して1列
のノズル穴群を形成する構成であるので、複数列のノズ
ル穴群を形成しようとすると、記録セルと蓋を交互に重
ねるようにしなければならず、記録ヘッド全体の厚みが
単純に倍加する。
【0043】しかしながら、図2に示す実施形態のよう
に、上側の記録セル11の裏面(下面)を利用して下側
の記録セル12のノズル溝を覆うようにすることによ
り、複数列のノズル穴群を構成することができる。従っ
て、蓋10は、最上段の記録セル11を覆うように設け
れば足りるので、複数列のノズル穴群を備えた記録ヘッ
ドを比較的薄く構成することができる。
に、上側の記録セル11の裏面(下面)を利用して下側
の記録セル12のノズル溝を覆うようにすることによ
り、複数列のノズル穴群を構成することができる。従っ
て、蓋10は、最上段の記録セル11を覆うように設け
れば足りるので、複数列のノズル穴群を備えた記録ヘッ
ドを比較的薄く構成することができる。
【0044】そして、各記録セル11,12のノズル溝
(ノズル穴)の並び方向における相対位置を等しくすれ
ば、例えば図2に示すように2段の組み合わせでは2倍
の印字速度にすることができる。3段,4段と段数を多
くすれば、印字速度を更に向上させることができる。
(ノズル穴)の並び方向における相対位置を等しくすれ
ば、例えば図2に示すように2段の組み合わせでは2倍
の印字速度にすることができる。3段,4段と段数を多
くすれば、印字速度を更に向上させることができる。
【0045】また、各記録セル11,12のノズル溝
(ノズル穴)の並び方向における相対位置が互い違いに
なるように組み合わせれば、印字密度を向上させること
ができる。例えば、図2に示すように2段の組み合わせ
では2倍の印字密度にすることができる。各列が100
ドット/インチであれば200ドット/インチ相当にな
る。3段,4段と段数を多くすれば、印字密度を更に向
上させることができる。
(ノズル穴)の並び方向における相対位置が互い違いに
なるように組み合わせれば、印字密度を向上させること
ができる。例えば、図2に示すように2段の組み合わせ
では2倍の印字密度にすることができる。各列が100
ドット/インチであれば200ドット/インチ相当にな
る。3段,4段と段数を多くすれば、印字密度を更に向
上させることができる。
【0046】また、重ね合わせた各記録セル毎に使用す
るインクの色を変えることにより、カラーの印字を可能
にする。前述した互い違いの組み合わせを併用すれば、
より集積度の高い記録ヘッドとすることができる。
るインクの色を変えることにより、カラーの印字を可能
にする。前述した互い違いの組み合わせを併用すれば、
より集積度の高い記録ヘッドとすることができる。
【0047】更に別の実施形態として、記録セルを多段
に重ね合わせて印字ヘッドを構成する場合に、最上段の
蓋にも同一構成の記録セルを使用する形態を提案するこ
とができる。この実施形態は、図3に示すように、最後
に重ねる蓋を、記録セル13で代用した例である。これ
により、蓋に用いる専用の絶縁板を作る必要がなく、部
品の種類を少なくすることができる。
に重ね合わせて印字ヘッドを構成する場合に、最上段の
蓋にも同一構成の記録セルを使用する形態を提案するこ
とができる。この実施形態は、図3に示すように、最後
に重ねる蓋を、記録セル13で代用した例である。これ
により、蓋に用いる専用の絶縁板を作る必要がなく、部
品の種類を少なくすることができる。
【0048】以上のように構成される記録ヘッドは、個
別のインクタンク3内のインクを複数のノズル溝2に供
給して吐出している。インクタンク3内のインクが尽き
たときには記録ヘッドを交換するような使用方法が便利
であるが、記録セルを複数段に重ね合わせて構成した記
録ヘッドでは、各段におけるインクの消費量が異なるた
めに、各記録セル内のインクタンクが小さいと特定の記
録セル内のインクがすぐに無くなる場合がある。その対
策を施した別の実施形態として、外部からインクを供給
するようにした記録ヘッドを提案することができる。
別のインクタンク3内のインクを複数のノズル溝2に供
給して吐出している。インクタンク3内のインクが尽き
たときには記録ヘッドを交換するような使用方法が便利
であるが、記録セルを複数段に重ね合わせて構成した記
録ヘッドでは、各段におけるインクの消費量が異なるた
めに、各記録セル内のインクタンクが小さいと特定の記
録セル内のインクがすぐに無くなる場合がある。その対
策を施した別の実施形態として、外部からインクを供給
するようにした記録ヘッドを提案することができる。
【0049】図4は、記録ヘッドに外部インクタンクを
付設する実施形態を示している。外部インクタンク14
は、供給パイプ15を介して記録ヘッドの各記録セル1
1,12のインクタンク3に接続する。これにより記録
セル内のインクが消費されてインクタンク4内のインク
が不足となったときは、外部インクタンク14からイン
クを供給してインク不足を解消することができる。外部
インクタンク14を着脱可能にして交換できるようにす
れば、外部インクタンク14におけるインク不足を解消
することができる。また、外部インクタンク14を設け
ると、ノズル開口4と外部インクタンク14のインク液
面との間に高さの差を作ることができ、高低差によって
加圧または減圧したインクをノズル開口4に供給するこ
とができる。例えば、外部インクタンク14のインク液
面をノズル開口4の位置よりも低くなるようにしておけ
ば、インクはノズル開口4より内側へ引き込まれるの
で、インクの乾燥による固まりが発生しにくくなる。ま
た、外部インクタンク14のインク液面をノズル開口4
の位置よりも高くなようにしておけば、インクはノズル
開口4より外側に出っ張ったメニスカスを形成すること
ができるので、インクを容易に吐出させて飛翔させるこ
とができる。
付設する実施形態を示している。外部インクタンク14
は、供給パイプ15を介して記録ヘッドの各記録セル1
1,12のインクタンク3に接続する。これにより記録
セル内のインクが消費されてインクタンク4内のインク
が不足となったときは、外部インクタンク14からイン
クを供給してインク不足を解消することができる。外部
インクタンク14を着脱可能にして交換できるようにす
れば、外部インクタンク14におけるインク不足を解消
することができる。また、外部インクタンク14を設け
ると、ノズル開口4と外部インクタンク14のインク液
面との間に高さの差を作ることができ、高低差によって
加圧または減圧したインクをノズル開口4に供給するこ
とができる。例えば、外部インクタンク14のインク液
面をノズル開口4の位置よりも低くなるようにしておけ
ば、インクはノズル開口4より内側へ引き込まれるの
で、インクの乾燥による固まりが発生しにくくなる。ま
た、外部インクタンク14のインク液面をノズル開口4
の位置よりも高くなようにしておけば、インクはノズル
開口4より外側に出っ張ったメニスカスを形成すること
ができるので、インクを容易に吐出させて飛翔させるこ
とができる。
【0050】このように外部インクタンクを付設する実
施形態では、記録ヘッド内のインクタンクを省略するこ
ともできる。このようにすれば、インクタンク内での隣
接電極間の干渉を避けることができる。
施形態では、記録ヘッド内のインクタンクを省略するこ
ともできる。このようにすれば、インクタンク内での隣
接電極間の干渉を避けることができる。
【0051】以上のような実施形態の記録ヘッドは、隣
り合う吐出電極の間で電位差による干渉があると、誤っ
た吐出やインクの固着や電極の損傷が発生するので、イ
ンクに触れている電極部分の電極間距離を長くしなけれ
ばならない。そのための実施形態として、インクタンク
内に位置する吐出電極部分を絶縁部材で被覆する形態を
提案することができる。これにより吐出電極は、インク
タンク内ではインクと接触することがなくなり、ノズル
溝の内部でインクと接触するようになるために、隣り合
う吐出電極間の影響を低減することができる。
り合う吐出電極の間で電位差による干渉があると、誤っ
た吐出やインクの固着や電極の損傷が発生するので、イ
ンクに触れている電極部分の電極間距離を長くしなけれ
ばならない。そのための実施形態として、インクタンク
内に位置する吐出電極部分を絶縁部材で被覆する形態を
提案することができる。これにより吐出電極は、インク
タンク内ではインクと接触することがなくなり、ノズル
溝の内部でインクと接触するようになるために、隣り合
う吐出電極間の影響を低減することができる。
【0052】吐出電極を絶縁部材で被覆する処理は、図
5に示すように、記録セル1におけるインクタンク溝3
とその近傍のノズル溝2の領域を絶縁処理剤16の入っ
たタンク17に浸して該領域に絶縁皮膜を付着させるよ
うにして行うことができる。別の方法としては、ノズル
溝2(吐出電極5)の先端部分をマスクし、インクタン
ク3とその近傍のノズル溝2に対して絶縁処理剤をスプ
レーして絶縁皮膜を形成する方法も採用することができ
る。このとき形成する絶縁皮膜は、数μmの厚さが適当
であり、この程度厚さであれば、蓋や他の記録セルとの
接合においても被覆部分とそれ以外の部分で生じる段差
が少なく、インク漏れを生じないように接合することが
できる。絶縁処理剤は、フッ素系ポリマーの樹脂が適当
である。
5に示すように、記録セル1におけるインクタンク溝3
とその近傍のノズル溝2の領域を絶縁処理剤16の入っ
たタンク17に浸して該領域に絶縁皮膜を付着させるよ
うにして行うことができる。別の方法としては、ノズル
溝2(吐出電極5)の先端部分をマスクし、インクタン
ク3とその近傍のノズル溝2に対して絶縁処理剤をスプ
レーして絶縁皮膜を形成する方法も採用することができ
る。このとき形成する絶縁皮膜は、数μmの厚さが適当
であり、この程度厚さであれば、蓋や他の記録セルとの
接合においても被覆部分とそれ以外の部分で生じる段差
が少なく、インク漏れを生じないように接合することが
できる。絶縁処理剤は、フッ素系ポリマーの樹脂が適当
である。
【0053】吐出電極間の干渉を防ぐ他の実施形態とし
て、絶縁被覆を行わずにインクタンク3とその近傍のノ
ズル溝2内の電極を剥離してしまう形態を提案すること
ができる。この場合には、図6に示すように、インクタ
ンク3とその近傍の領域を金属を溶かす溶剤などが入っ
た剥離剤18のタンク19に浸して電極を剥離する。こ
れにより、インクタンク3とその近傍の電極が除去さ
れ、吐出電極5はノズル溝内に隔離状態に残る。各吐出
電極2に対する配線8の接続は、図6に示すようにノズ
ル開口に位置する先端部で行うようにする。しかしなが
ら、好ましくは、インクタンク3側の位置でノズル開口
部から遠い位置がよい。
て、絶縁被覆を行わずにインクタンク3とその近傍のノ
ズル溝2内の電極を剥離してしまう形態を提案すること
ができる。この場合には、図6に示すように、インクタ
ンク3とその近傍の領域を金属を溶かす溶剤などが入っ
た剥離剤18のタンク19に浸して電極を剥離する。こ
れにより、インクタンク3とその近傍の電極が除去さ
れ、吐出電極5はノズル溝内に隔離状態に残る。各吐出
電極2に対する配線8の接続は、図6に示すようにノズ
ル開口に位置する先端部で行うようにする。しかしなが
ら、好ましくは、インクタンク3側の位置でノズル開口
部から遠い位置がよい。
【0054】次に、吐出電極5と配線8の接続構造を工
夫した他の実施形態を説明する。前述したように、ノズ
ル溝の内部にのみに吐出電極を設けた記録ヘッドにおい
ては、ノズル開口部において配線接続を行う構成は、イ
ンクの吐出に影響を与えることになるので、該部での配
線接続は避けることが望ましい。
夫した他の実施形態を説明する。前述したように、ノズ
ル溝の内部にのみに吐出電極を設けた記録ヘッドにおい
ては、ノズル開口部において配線接続を行う構成は、イ
ンクの吐出に影響を与えることになるので、該部での配
線接続は避けることが望ましい。
【0055】図7は、記録セル1におけるノズル溝2の
中間部に下面に貫通する接続穴21を形成し、この接続
穴21を通して吐出電極5に対して配線8を接続する実
施形態を示している。このようにすれば、インクの流れ
を邪魔することがない配線接続を実現することができ
る。
中間部に下面に貫通する接続穴21を形成し、この接続
穴21を通して吐出電極5に対して配線8を接続する実
施形態を示している。このようにすれば、インクの流れ
を邪魔することがない配線接続を実現することができ
る。
【0056】また、別の実施形態として、図8に示すよ
うに、吐出電極5の先端を延長して記録セル1の下面に
まで引き回した接続部22を形成し、該部で配線接続を
するようにすることを提案することができる。このよう
な実施形態によれば、記録セル1に対して穴を開ける必
要がなくなり、電極形成工程で接続部(延長部)を形成
すれば良い。配線接続部22に対する配線8の接続は、
インクの吐出するノズル開口4の側ではなく、その反対
側が良い。このようにすれば記録セルを多段に積層する
実施形態においても問題なく使用することができる。
うに、吐出電極5の先端を延長して記録セル1の下面に
まで引き回した接続部22を形成し、該部で配線接続を
するようにすることを提案することができる。このよう
な実施形態によれば、記録セル1に対して穴を開ける必
要がなくなり、電極形成工程で接続部(延長部)を形成
すれば良い。配線接続部22に対する配線8の接続は、
インクの吐出するノズル開口4の側ではなく、その反対
側が良い。このようにすれば記録セルを多段に積層する
実施形態においても問題なく使用することができる。
【0057】更に他の実施形態として、1つの記録セル
を複数個の分割部材を組み合わせにより構成する形態を
提案することができる。図9に示す実施形態は、ノズル
溝2と吐出電極5を形成したセル23と、インクタンク
溝3を形成したセル24を接合して1つの記録セルを構
成する構成である。この実施形態は、吐出電極5を有す
るセル23には前もって配線8を接続しておき、電極を
必要としないインクタンク3を有するセル24を組み合
わせることによって一体化して1つの記録セルを構成す
るものである。電極をもたないセル24は機械加工のみ
で完成し、吐出電極5及び配線するセル23は、単純な
機械加工で形成し、また配線作業を容易にすることがで
きる。この実施形態は、吐出電極5を有するセル23と
インクタンク3を有するセル24との間に電極のないノ
ズル溝を有する補助のセル(図示せず)を介在させて電
極間の影響を軽減するように変形することもできる。
を複数個の分割部材を組み合わせにより構成する形態を
提案することができる。図9に示す実施形態は、ノズル
溝2と吐出電極5を形成したセル23と、インクタンク
溝3を形成したセル24を接合して1つの記録セルを構
成する構成である。この実施形態は、吐出電極5を有す
るセル23には前もって配線8を接続しておき、電極を
必要としないインクタンク3を有するセル24を組み合
わせることによって一体化して1つの記録セルを構成す
るものである。電極をもたないセル24は機械加工のみ
で完成し、吐出電極5及び配線するセル23は、単純な
機械加工で形成し、また配線作業を容易にすることがで
きる。この実施形態は、吐出電極5を有するセル23と
インクタンク3を有するセル24との間に電極のないノ
ズル溝を有する補助のセル(図示せず)を介在させて電
極間の影響を軽減するように変形することもできる。
【0058】図1に示した実施形態は、インクタンク3
とノズル溝2を1つの記録セル1内に設けているが、図
10に示すように、蓋26にインクタンク25を形成す
る実施形態を提案することができる。記録セル1にはノ
ズル溝2と吐出電極5を形成し、蓋26における前記ノ
ズル溝2の奥部との対向面にインクタンク溝25を形成
し、これらを接合することによってインクタンク25と
ノズル穴を構成する。
とノズル溝2を1つの記録セル1内に設けているが、図
10に示すように、蓋26にインクタンク25を形成す
る実施形態を提案することができる。記録セル1にはノ
ズル溝2と吐出電極5を形成し、蓋26における前記ノ
ズル溝2の奥部との対向面にインクタンク溝25を形成
し、これらを接合することによってインクタンク25と
ノズル穴を構成する。
【0059】このようにすれば、ノズル溝2の加工面と
インクタンク25の加工面を別にすることができるの
で、それぞれに適合した加工方法を採用することができ
る。例えば、インク溝2の深さとインクタンク溝25の
深さは異なることが多いので、異なる加工を必要とす
る。複数種類の溝加工では、それぞれの加工作業は、加
工していない面から行う方が容易である。ノズル溝2を
設けた記録セル1は、ノズル溝2を形成した後に吐出電
極5を設ければ良く、加工が極めて容易になる。
インクタンク25の加工面を別にすることができるの
で、それぞれに適合した加工方法を採用することができ
る。例えば、インク溝2の深さとインクタンク溝25の
深さは異なることが多いので、異なる加工を必要とす
る。複数種類の溝加工では、それぞれの加工作業は、加
工していない面から行う方が容易である。ノズル溝2を
設けた記録セル1は、ノズル溝2を形成した後に吐出電
極5を設ければ良く、加工が極めて容易になる。
【0060】以上のように構成される記録ヘッドは、イ
ンクを吐出するノズル開口4が穴形状となっているため
に、インクを飛翔させ易くするためにインクを突出させ
てメニスカスを形成するのに時間がかかり、印加する電
圧も高い。メニスカスを効率良く形成することができれ
ば、印加電圧を一層低くすることができる。
ンクを吐出するノズル開口4が穴形状となっているため
に、インクを飛翔させ易くするためにインクを突出させ
てメニスカスを形成するのに時間がかかり、印加する電
圧も高い。メニスカスを効率良く形成することができれ
ば、印加電圧を一層低くすることができる。
【0061】そこで、ノズル開口から機械的にインクを
突出させてメニスカスを形成させるために、図11に示
すように、各ノズル開口4の上側部と下側部に突起2
7,28を形成し、両者間にインクの表面張力を利用し
てメニスカスを形成するような実施形態を提案すること
ができる。突起27は蓋10の端面のノズル溝に対向さ
せてインク吐出方向に向けて3角形に突出するように形
成し、突起28は記録セル1の端面にノズル溝2の底壁
をインク吐出方向に向けて3角形に突出するように形成
する。突起27,28は、その一方だけでも効果があ
る。
突出させてメニスカスを形成させるために、図11に示
すように、各ノズル開口4の上側部と下側部に突起2
7,28を形成し、両者間にインクの表面張力を利用し
てメニスカスを形成するような実施形態を提案すること
ができる。突起27は蓋10の端面のノズル溝に対向さ
せてインク吐出方向に向けて3角形に突出するように形
成し、突起28は記録セル1の端面にノズル溝2の底壁
をインク吐出方向に向けて3角形に突出するように形成
する。突起27,28は、その一方だけでも効果があ
る。
【0062】図12は、メニスカスを形成するための他
の実施形態を示している。この実施形態は、ノズル開口
4が形成される記録セル1と蓋10の端面29,30を
曲面にしてメニスカスを形成し易くする形態である。こ
の実施形態は、加工が容易である。
の実施形態を示している。この実施形態は、ノズル開口
4が形成される記録セル1と蓋10の端面29,30を
曲面にしてメニスカスを形成し易くする形態である。こ
の実施形態は、加工が容易である。
【0063】このようにメニスカスを形成する方法は、
ノズル開口においてインクが流れ出さないように該部に
疎インク性を持たせなければならない。そうしなけれ
ば、ノズル開口間にインクがつながってしまって個々の
印字をおこなうことができないか、インクが逃げてしま
ってメニスカスが形成できないなどの欠点が生じてしま
う。
ノズル開口においてインクが流れ出さないように該部に
疎インク性を持たせなければならない。そうしなけれ
ば、ノズル開口間にインクがつながってしまって個々の
印字をおこなうことができないか、インクが逃げてしま
ってメニスカスが形成できないなどの欠点が生じてしま
う。
【0064】メニスカス形成のための他の実施形態とし
て、図13に示すように、ノズル溝2の中央に針形状の
ワイヤーやファイバーなどの心棒31を設置し、ノズル
開口4の中央にメニスカスを形成するようにする構成を
提案することができる。この実施形態は、メニスカス中
央が突出する心棒31の先端であるために、安定してイ
ンクを飛翔させることができる。
て、図13に示すように、ノズル溝2の中央に針形状の
ワイヤーやファイバーなどの心棒31を設置し、ノズル
開口4の中央にメニスカスを形成するようにする構成を
提案することができる。この実施形態は、メニスカス中
央が突出する心棒31の先端であるために、安定してイ
ンクを飛翔させることができる。
【0065】メニスカス形成の他の実施形態として、図
14に示すように、ノズル開口4の部分にU字状の線3
2を挿入することによって、メニスカスの先端位置を更
に安定にするような形態を提案することができる。この
U字状の線32は、その先端位置をノズル開口4に対し
て安定に保つことができる。
14に示すように、ノズル開口4の部分にU字状の線3
2を挿入することによって、メニスカスの先端位置を更
に安定にするような形態を提案することができる。この
U字状の線32は、その先端位置をノズル開口4に対し
て安定に保つことができる。
【0066】次に、電気的にメニスカスを形成する実施
形態を説明する。静電誘導型インクジェット記録装置で
は、静電力によってインクを移動させている。従って、
インクタンクから吐出電極に対して電界を加えることに
よって、ノズル開口にインクのメニスカスを形成するこ
とができる。
形態を説明する。静電誘導型インクジェット記録装置で
は、静電力によってインクを移動させている。従って、
インクタンクから吐出電極に対して電界を加えることに
よって、ノズル開口にインクのメニスカスを形成するこ
とができる。
【0067】図15は、ノズル溝2内の吐出電極5とイ
ンクタンク3内の補助電極33によって形成する電界に
よってノズル溝2内のインクをノズル開口4側に移動さ
せる実施形態である。インクタンク3内の補助電極33
と吐出電極5とは分離して形成し、この補助電極33
は、バイアス電源36に接続する。吐出電極5は、ノズ
ル開口4から記録セル端面に延長した接続部34を利用
して配線8に接続する。そして、吐出電極5と補助電極
33の間に電位差を与えて電界を形成し、静電力によっ
てインクを移動させてノズル開口4にメニスカスを形成
する。
ンクタンク3内の補助電極33によって形成する電界に
よってノズル溝2内のインクをノズル開口4側に移動さ
せる実施形態である。インクタンク3内の補助電極33
と吐出電極5とは分離して形成し、この補助電極33
は、バイアス電源36に接続する。吐出電極5は、ノズ
ル開口4から記録セル端面に延長した接続部34を利用
して配線8に接続する。そして、吐出電極5と補助電極
33の間に電位差を与えて電界を形成し、静電力によっ
てインクを移動させてノズル開口4にメニスカスを形成
する。
【0068】この実施形態は、電源7,36を一体的に
構成して1つの電源としてもよい。しかし、この場合に
は、接地電位の他に2つの電位が必要となるので、それ
に従った電位を供給できる電源が必要となる。
構成して1つの電源としてもよい。しかし、この場合に
は、接地電位の他に2つの電位が必要となるので、それ
に従った電位を供給できる電源が必要となる。
【0069】インクタンク3内のインクをノズル開口4
に向けて流れ易くするためには、インクタンク内部を加
圧ポンプ(図示省略)で加圧する方法を採用することも
できる。
に向けて流れ易くするためには、インクタンク内部を加
圧ポンプ(図示省略)で加圧する方法を採用することも
できる。
【0070】外部インクタンクを使用しない記録ヘッド
では、記録セルに形成したインクタンク内のインクが消
費されると該インクタンク内の圧力が低下してノズル開
口から吐出しづらくなる。従って、インクの消費に伴っ
てインクタンク内の圧力が低下しないように呼吸するす
る通気穴を設けることが望ましい。
では、記録セルに形成したインクタンク内のインクが消
費されると該インクタンク内の圧力が低下してノズル開
口から吐出しづらくなる。従って、インクの消費に伴っ
てインクタンク内の圧力が低下しないように呼吸するす
る通気穴を設けることが望ましい。
【0071】図16に示した実施形態は、通気穴溝39
を形成した蓋38を記録セル1に重ね合わせるとによ
り、両者の接合面に前記通気穴溝39による通気穴を形
成する形態である。その他の構成は、図8に示した実施
形態と同様である。
を形成した蓋38を記録セル1に重ね合わせるとによ
り、両者の接合面に前記通気穴溝39による通気穴を形
成する形態である。その他の構成は、図8に示した実施
形態と同様である。
【0072】図17に示した実施形態は、インクタンク
溝25を形成した蓋26に該インクタンク溝壁の一部を
切り欠いて通気穴溝40を形成し、記録セル1との接合
面に通気穴を形成する形態である。その他の構成は、図
10に示した実施形態と同様である。
溝25を形成した蓋26に該インクタンク溝壁の一部を
切り欠いて通気穴溝40を形成し、記録セル1との接合
面に通気穴を形成する形態である。その他の構成は、図
10に示した実施形態と同様である。
【0073】外部インクタンクをもたない記録ヘッドの
寿命を長くするためにはインクタンクの容量を大きくし
なければならない。記録ヘッドのインクタンク容量を大
きくするためには、蓋に大きなインクタンク溝を形成す
る方法が有効である。
寿命を長くするためにはインクタンクの容量を大きくし
なければならない。記録ヘッドのインクタンク容量を大
きくするためには、蓋に大きなインクタンク溝を形成す
る方法が有効である。
【0074】図18に示した実施形態は、記録セル1に
形成したインクタンク溝3と蓋41に形成した大きなイ
ンクタンク溝42を合わせて大きなインクタンクを形成
する構成である。蓋41は、基体43と通気穴溝44を
有する補助体45を組み合わせて通気穴を有するインク
タンクを備えた蓋体として形成する。
形成したインクタンク溝3と蓋41に形成した大きなイ
ンクタンク溝42を合わせて大きなインクタンクを形成
する構成である。蓋41は、基体43と通気穴溝44を
有する補助体45を組み合わせて通気穴を有するインク
タンクを備えた蓋体として形成する。
【0075】図19に示した実施形態は、多段に積層し
た記録セル1,46によって2列のノズル穴群を構成す
ると共にインクタンクの容量を大きくする構成である。
上段の記録セル46は、下段の記録セル1のインクタン
ク3aと上段の記録セル46のインクタンク3bを連通
させるための貫通穴47を備える。そして、蓋41は、
図18に示した実施形態と同様に構成する。このような
実施形態によれば、下段の記録セル1のインクタンク3
の容量は少なくても上段の記録セル46の大きなインク
タンク3bからインクを補給することができる。また、
上段のインクタンク3bには通気穴44によって呼吸す
る。
た記録セル1,46によって2列のノズル穴群を構成す
ると共にインクタンクの容量を大きくする構成である。
上段の記録セル46は、下段の記録セル1のインクタン
ク3aと上段の記録セル46のインクタンク3bを連通
させるための貫通穴47を備える。そして、蓋41は、
図18に示した実施形態と同様に構成する。このような
実施形態によれば、下段の記録セル1のインクタンク3
の容量は少なくても上段の記録セル46の大きなインク
タンク3bからインクを補給することができる。また、
上段のインクタンク3bには通気穴44によって呼吸す
る。
【0076】インクは、溶剤に着色材(顔料)を混入し
たものであるので記録ヘッド内で滞留すると着色材が沈
降して固着する問題がある。また、ノズル開口4に長時
間露出した部分は乾燥して固化する問題がある。
たものであるので記録ヘッド内で滞留すると着色材が沈
降して固着する問題がある。また、ノズル開口4に長時
間露出した部分は乾燥して固化する問題がある。
【0077】図20に示した実施形態は、インクタンク
内のインクを該インクタンクの一方の側に接続した供給
パイプ15と他方の側に接続した回収パイプ48とポン
プ49によって外部インクタンク14に還流させ、イン
クタンク内でインクが滞留することによって着色材が沈
降して固着するのを防止する構成である。
内のインクを該インクタンクの一方の側に接続した供給
パイプ15と他方の側に接続した回収パイプ48とポン
プ49によって外部インクタンク14に還流させ、イン
クタンク内でインクが滞留することによって着色材が沈
降して固着するのを防止する構成である。
【0078】図21に示す実施形態は、ノズル溝(ノズ
ル穴)2内でインクが滞留するのを防止する構成であ
る。記録セル1のノズル開口端面には、ノズル溝2と連
続するインク回収溝50を下面まで形成し、ノズル開口
部のインクを該インク回収溝50に沿って流下させる。
記録セル1の下面には、前記インク回収溝50と一致す
るようにインク回収穴溝51を形成したインク回収セル
52を接合して該接合面にインク回収穴を形成し、前記
インク回収溝50を流下するインクをこのインク回収穴
に引き込み、回収パイプ53からポンプ54を経て外部
インクタンク14に還流させるようにした。
ル穴)2内でインクが滞留するのを防止する構成であ
る。記録セル1のノズル開口端面には、ノズル溝2と連
続するインク回収溝50を下面まで形成し、ノズル開口
部のインクを該インク回収溝50に沿って流下させる。
記録セル1の下面には、前記インク回収溝50と一致す
るようにインク回収穴溝51を形成したインク回収セル
52を接合して該接合面にインク回収穴を形成し、前記
インク回収溝50を流下するインクをこのインク回収穴
に引き込み、回収パイプ53からポンプ54を経て外部
インクタンク14に還流させるようにした。
【0079】以上のような記録ヘッドを使用する静電誘
導型インクジェット記録装置は、各実施形態における特
徴を任意に組み合わせて構成した記録ヘッドを使用する
こともできる。例えば、ノズル位置を格子状に並べた単
色記録ヘッドを積層して多色記録ヘッドにすることもで
きる。
導型インクジェット記録装置は、各実施形態における特
徴を任意に組み合わせて構成した記録ヘッドを使用する
こともできる。例えば、ノズル位置を格子状に並べた単
色記録ヘッドを積層して多色記録ヘッドにすることもで
きる。
【0080】
【発明の効果】本発明になる記録ヘッドは、インクを導
くノズル溝壁に吐出電極を設けているので、記録セルと
蓋を接合するときにノズル溝と吐出電極の位置ずれが発
生しないので安定した形状のノズル穴を作成することが
でき、インクに適正な電圧を印加することができると共
にインクを正確に吐出させて飛翔させることができる。
くノズル溝壁に吐出電極を設けているので、記録セルと
蓋を接合するときにノズル溝と吐出電極の位置ずれが発
生しないので安定した形状のノズル穴を作成することが
でき、インクに適正な電圧を印加することができると共
にインクを正確に吐出させて飛翔させることができる。
【0081】また、同一形状の記録セルを多段に積み重
ねて複数列のノズル穴群を形成することができるので、
インクノズルの集積度を高くすることができる。
ねて複数列のノズル穴群を形成することができるので、
インクノズルの集積度を高くすることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す記録ヘッドの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すもので、2枚の記
録セルを重ねて2列のノズル穴群を形成する記録ヘッド
の分解斜視図である。
録セルを重ねて2列のノズル穴群を形成する記録ヘッド
の分解斜視図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態を示すもので、3枚
の記録セルを重ねて2列のノズル穴群を形成する記録ヘ
ッドの分解斜視図である。
の記録セルを重ねて2列のノズル穴群を形成する記録ヘ
ッドの分解斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態を示すもので、外部
インクタンクを付設する記録ヘッドの分解斜視図であ
る。
インクタンクを付設する記録ヘッドの分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イン
クタンク内とその近傍の電極の絶縁処理方法を説明する
図である。
クタンク内とその近傍の電極の絶縁処理方法を説明する
図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イン
クタンク内とその近傍の電極を除去して吐出電極を形成
する剥離処理方法を説明する図である。
クタンク内とその近傍の電極を除去して吐出電極を形成
する剥離処理方法を説明する図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態を示すもので、吐出
電極に対する配線接続の変形例を示す記録ヘッドの分解
斜視図である。
電極に対する配線接続の変形例を示す記録ヘッドの分解
斜視図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態を示すもので、吐出
電極に対する配線接続の変形例を示す記録ヘッドの縦断
側面図である。
電極に対する配線接続の変形例を示す記録ヘッドの縦断
側面図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態を示すもので、記録
セルを複数の部材で構成する記録ヘッドの分解斜視図で
ある。
セルを複数の部材で構成する記録ヘッドの分解斜視図で
ある。
【図10】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イ
ンクタンクを蓋に形成した記録ヘッドの分解斜視図であ
る。
ンクタンクを蓋に形成した記録ヘッドの分解斜視図であ
る。
【図11】本発明の更に他の実施形態を示すもので、メ
ニスカス形成のためにノズル開口部に突起を形成した記
録ヘッドの分解斜視図である。
ニスカス形成のためにノズル開口部に突起を形成した記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態を示すもので、メ
ニスカス形成のためにノズル開口端面を曲面に形成した
記録ヘッドの分解斜視図である。
ニスカス形成のためにノズル開口端面を曲面に形成した
記録ヘッドの分解斜視図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態を示すもので、メ
ニスカス形成のためにノズル溝に心棒を設置した記録セ
ルの斜視図である。
ニスカス形成のためにノズル溝に心棒を設置した記録セ
ルの斜視図である。
【図14】本発明の更に他の実施形態を示すもので、メ
ニスカス形成のためにノズル溝の先端にU字部材を設置
した記録セルの斜視図である。
ニスカス形成のためにノズル溝の先端にU字部材を設置
した記録セルの斜視図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態を示すもので、メ
ニスカス形成のために補助電極を設けた記録セルの斜視
図である。
ニスカス形成のために補助電極を設けた記録セルの斜視
図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イ
ンクタンクに呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッドの縦
断側面図である。
ンクタンクに呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッドの縦
断側面図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イ
ンクタンクに呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッドの分
解斜視図である。
ンクタンクに呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッドの分
解斜視図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態を示すもので、大
きなインクタンクと呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッ
ドの縦断側面図である。
きなインクタンクと呼吸用の通気穴を形成した記録ヘッ
ドの縦断側面図である。
【図19】本発明の更に他の実施形態を示すもので、大
きなインクタンクと呼吸用の通気穴を形成した多層記録
ヘッドの縦断側面図である。
きなインクタンクと呼吸用の通気穴を形成した多層記録
ヘッドの縦断側面図である。
【図20】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イ
ンクの滞留による着色材の沈降を防止するようにした記
録ヘッドの斜視図である。
ンクの滞留による着色材の沈降を防止するようにした記
録ヘッドの斜視図である。
【図21】本発明の更に他の実施形態を示すもので、イ
ンクの滞留による着色材の沈降を防止するようにした記
録ヘッドの斜視図である。
ンクの滞留による着色材の沈降を防止するようにした記
録ヘッドの斜視図である。
1…記録セル、2…ノズル溝、3…インクタンク(イン
クタンク溝)、4…ノズル開口、5…吐出電極、6…配
線接合部、7…記録信号電圧発生電源。
クタンク溝)、4…ノズル開口、5…吐出電極、6…配
線接合部、7…記録信号電圧発生電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深野 善信 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 島田 昭 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (17)
- 【請求項1】記録ヘッドのノズル穴内のインクを静電気
力で吐出させて飛翔させることにより記録媒体に付着さ
せる静電誘導型のインクジェット記録装置の記録ヘッド
において、 絶縁板に複数のノズル溝と該ノズル溝の壁面に吐出電極
を設けた記録セルと、この記録セルに重ね合わせて前記
ノズル溝を覆うことにより複数のノズル穴を形成する絶
縁板の蓋を設けたことを特徴とするインクジェット記録
装置の記録ヘッド。 - 【請求項2】請求項1において、前記記録セルは、複数
のノズル溝につながるインクタンクを備えたことを特徴
とするインクジェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項3】請求項1において、前記蓋は、前記記録セ
ルと接合する側の面に接合状態で前記ノズル溝につなが
るインクタンクを備えたことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項4】請求項1において、前記記録セルに設けら
れた複数のノズル溝にインクを供給する外部インクタン
クを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置の
記録ヘッド。 - 【請求項5】請求項1〜4の1項において、前記吐出電
極は、ノズル溝の半分以上の面に設けたことを特徴とす
るインクジェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項6】請求項5において、前記吐出電極は、ノズ
ル溝の全面に設けたことを特徴とするインクジェット記
録装置の記録ヘッド。 - 【請求項7】請求項1〜6の1項において、前記蓋にお
ける前記ノズル溝との対向面に電極を設けたことを特徴
とするインクジェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項8】請求項1〜7の1項において、インクタン
ク内及びインクタンクの近傍に位置する吐出電極は絶縁
部材で被覆したことを特徴とするインクジェット記録装
置の記録ヘッド。 - 【請求項9】請求項1〜7の1項において、インクタン
ク内及びインクタンクの近傍には吐出電極を位置させな
いようにしたことを特徴とするインクジェット記録装置
の記録ヘッド。 - 【請求項10】請求項1〜9の1項において、前記吐出
電極は、ノズル溝の先端部分から記録セルの裏面まで伸
びるように設けたことを特徴とするインクジェット記録
装置の記録ヘッド。 - 【請求項11】請求項1〜10の1項において、前記蓋
は、吐出電極を持たない絶縁板としたことを特徴とする
インクジェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項12】請求項1〜11の1項において、ノズル
穴の先端開口部にインク吐出方向に向けて記録セル及び
または蓋から突出させた突起を設けたことを特徴とする
インクジェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項13】請求項1〜12の1項において、前記吐
出電極より奥の位置にインクに静電気力を与える補助電
極を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置の
記録ヘッド。 - 【請求項14】請求項1〜10,12,13の1項にお
いて、複数の記録セルを積み重ねて複数列のノズル穴群
を形成したことを特徴とするインクジェット記録装置の
記録ヘッド。 - 【請求項15】請求項14において、隣接する記録セル
のインクタンクを連通させたことを特徴とするインクジ
ェット記録装置の記録ヘッド。 - 【請求項16】1枚の絶縁板に、一端が該絶縁板の縁端
を突き抜けるように伸び、他端がインクタンクにつなが
るように伸びる複数のノズル溝を形成し、各ノズル溝に
インクに電圧を印加するための吐出電極を設けた記録セ
ルを形成し、この記録セルに絶縁板の蓋を接合して前記
ノズル溝を覆うことにより両間にインクを導いて吐出さ
せる複数のノズル穴を形成することを特徴とするインク
ジェット記録装置の記録ヘッドの製造方法。 - 【請求項17】請求項16において、前記吐出電極は、
前記ノズル溝を形成した絶縁板の該ノズル溝形成面に一
様に金属蒸着やスパッタリングなどにより導電膜を形成
した後に各ノズル溝間の前記導電膜を除去して形成する
ことを特徴とするインクジェット記録装置の記録ヘッド
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16860797A JPH1110885A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | インクジェット記録装置の記録ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16860797A JPH1110885A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | インクジェット記録装置の記録ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110885A true JPH1110885A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15871199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16860797A Pending JPH1110885A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | インクジェット記録装置の記録ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110885A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004028815A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 静電吸引型液体吐出ヘッドの製造方法、ノズルプレートの製造方法、静電吸引型液体吐出ヘッドの駆動方法、静電吸引型液体吐出装置及び液体吐出装置 |
| WO2004028813A1 (ja) | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 液体吐出装置 |
| KR101191284B1 (ko) | 2010-11-08 | 2012-10-16 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
| KR101231039B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2013-02-07 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
| JP2016203547A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社リコー | ノズルプレート、インクジェットヘッド、インクジェット装置およびノズルプレートの製造方法 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16860797A patent/JPH1110885A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004028815A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 静電吸引型液体吐出ヘッドの製造方法、ノズルプレートの製造方法、静電吸引型液体吐出ヘッドの駆動方法、静電吸引型液体吐出装置及び液体吐出装置 |
| WO2004028813A1 (ja) | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 液体吐出装置 |
| US7314185B2 (en) | 2002-09-24 | 2008-01-01 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Liquid jetting device |
| CN100396488C (zh) * | 2002-09-24 | 2008-06-25 | 柯尼卡美能达控股株式会社 | 液体喷射装置 |
| US7449283B2 (en) | 2002-09-24 | 2008-11-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Producing method of electrostatic sucking type liquid jetting head, producing method of nozzle plate, driving method of electrostatic sucking type liquid jetting head, electrostatic sucking type liquid jetting apparatus and liquid jetting apparatus |
| KR101191284B1 (ko) | 2010-11-08 | 2012-10-16 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
| KR101231039B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2013-02-07 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
| JP2016203547A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社リコー | ノズルプレート、インクジェットヘッド、インクジェット装置およびノズルプレートの製造方法 |
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