JPH11110019A - 数値制御装置及びその制御方法 - Google Patents
数値制御装置及びその制御方法Info
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- JPH11110019A JPH11110019A JP9275610A JP27561097A JPH11110019A JP H11110019 A JPH11110019 A JP H11110019A JP 9275610 A JP9275610 A JP 9275610A JP 27561097 A JP27561097 A JP 27561097A JP H11110019 A JPH11110019 A JP H11110019A
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Abstract
重畳主軸の回転数の計算を簡素化し、構成をシンプルに
すること。 【解決手段】 基準主軸と重畳主軸の回転方向と、主軸
重畳指令の回転方向と、基準主軸と重畳主軸の指令回転
数とから、主軸重畳時の重畳主軸の回転数を算出する重
畳主軸回転数計算手段21を設けた。
Description
その制御方法に係わり、さらに詳しくは、旋盤の基準主
軸を駆動する主軸モータと重畳主軸を駆動する主軸モー
タの主軸重畳制御に関するものである。
れた加工プログラムに基づいて数値制御処理を実行し、
該処理結果により工作機械を駆動してワークに指令通り
の加工を施すものである。
モータ13と、同期主軸を駆動する主軸モータ13Aと
を主軸同期制御する数値制御装置の概要を示す要部ブロ
ック図である。図において、1は数値制御装置を表わし
ており、数値制御装置1は、加工プログラム解析処理部
3と、補間処理部4と、機械制御信号処理部6と、ラダ
ー回路5と、軸制御部10、10Aと、データ入出力回
路11と、メモリ7と、パラメータ設定部8と、画面表
示部9とから構成されている。また、数値制御装置1と
主軸モータ13、13Aとの間には、数値制御装置1か
らの指令を解析し、主軸モータ13,13Aを制御する
ための主軸アンプ12、12Aが存在する。
軸を駆動する主軸モータ13と、同期主軸を駆動する主
軸モータ13Aとの主軸同期制御の説明を行う。基準主
軸を駆動する主軸モータ13と、同期主軸を駆動する主
軸モータ13Aは、加工プログラム中の主軸同期指令
(G164)で指令される。図14において、2は加工
プログラムであり、テープリーダ等から読み込まれた加
工プログラム2はメモリ7に格納される。加工プログラ
ム2を実行する際には、加工プログラム解析処理部3が
メモリ7から1ブロックずつ加工プログラムを読み出
し、読み出された加工プログラム2は加工プログラム解
析処理部3で処理される。まず、主軸同期指令をメモリ
7から読み出す。次に読み出された該指令は、加工プロ
グラム解析処理部3で、主軸同期指令から基準主軸と同
期主軸と同期主軸の回転方向の情報が解析され、補間処
理部4に渡される。補間処理部4では、回転速度指令か
ら基準主軸を駆動する主軸モータ13の回転位置指令に
換算する。また、主軸同期指令で指令された同期主軸に
対しても、基準主軸を駆動する主軸モータ13に対する
回転速度指令から、同期主軸を駆動する主軸モータ13
Aに対する回転位置指令を計算する。基準主軸を駆動す
る主軸モータ13と同期主軸を駆動する主軸モータ13
Aに対する回転位置指令は、基準主軸を駆動する主軸モ
ータ13と同期主軸を駆動する主軸モータ13Aとに対
応する軸制御部10、10Aに出力され、該回転位置指
令は軸制御部10、10Aで、予め指定された加減速パ
ターンに従って加減速を考慮した単位時間あたりのサー
ボ位置指令に計算し直して、データ入出力回路11に出
力する。該サーボ位置指令は、データ入出力回路11を
介して基準主軸と同期主軸の主軸アンプ12、12Aに
送信される。主軸アンプ12、12Aは、受信した該指
令に従って主軸モータ13、13Aを位置制御しながら
回転させる。ここで基準主軸を駆動する主軸モータ13
に対応する軸制御部10と、同期主軸を駆動する主軸モ
ータ13Aに対応する軸制御部10Aの加減速パターン
が同じになるように調整されているため、基準主軸にチ
ャックされたワークと同期主軸は、回転速度が変化して
いる場合でも同期して回転することができる。
指令が指令されると、加工プログラム解析処理部3が切
削油のオン・オフ等の機械制御信号の制御を記述するラ
ダー回路5に通知すべき指令と判断し、機械制御信号処
理部6に解析結果を通知する。機械制御信号処理部6
は、通知された解析結果を機械制御信号に変換してラダ
ー回路5に出力する。
他の機械的条件を判断して回転開始信号をオフする。機
械制御信号処理部6が回転開始信号をオフになったこと
を検出して、補間処理部4に回転停止指令を通知する。
補間処理部4では、基準主軸を駆動する主軸モータ13
と同期主軸を駆動する主軸モータ13Aとに対応する軸
制御部10、10Aに回転速度指令0を指令する。該指
令は、軸制御部10、10Aで予め指定された加減速パ
ターンに従って加減速を考慮したサーボ位置指令に計算
し直して、データ入出力回路11に出力する。該サーボ
位置指令は、データ入出力回路11を介して基準主軸と
同期主軸の主軸アンプ12、12Aに送信される。主軸
アンプ12は、受信した該指令に従って基準主軸を駆動
する主軸モータ13と同期主軸を駆動する主軸モータ1
3Aとを同期させながら減速停止させる。
主軸同期制御を基準主軸と同期主軸(以降、重畳主軸と
記述する)に回転差を持たせて同期させる制御を考える
と(以降、主軸重畳制御と記述する)、重畳主軸に対す
る回転指令を演算する場合に、基準主軸と重畳主軸の回
転方向や、主軸重畳指令の重畳主軸に対する回転方向等
の場合分けを行わなければならず、演算が複雑になる問
題点がある。
済性を考慮して基準主軸の主軸アンプ12より性能が劣
るものが一般に用いられ、また基準主軸と重畳主軸の加
減速パターンは、各主軸アンプ12、12Aの性能を最
大限利用できるように予め夫々設定される(基準主軸の
加減速パターンより重畳主軸の加減速パターンの方が傾
きが緩やかとなる)。
軸重畳制御時において基準主軸が加減速を行う場合、基
準主軸の加減速パターンに従って重畳主軸を加減速を行
うと、基準主軸の加減速パターンより重畳主軸の加減速
パターンの方が傾きが緩やかであるので、重畳主軸の主
軸アンプ12Aが加減速能力を越えてアラームになって
しまう問題点がある。
と重畳主軸の加減速が重なる場合、重畳主軸は基準主軸
の加速または減速に加えて自分自身の加速または減速が
加算されるため、重畳主軸の主軸アンプ12Aの加減速
能力を越えてアラームになってしまう問題点がある。
プを行う場合、タップ主軸である重畳主軸が予めパラメ
ータで決められたタップ時定数で加減速を行うと、基準
主軸の加減速パターンで決まる時定数より小さい場合に
重畳主軸の主軸アンプ12Aの加減速能力を越えてアラ
ームになってしまう問題点がある。
プを行う場合、タップ主軸である重畳主軸の回転数が同
期タップを行うことによってクランプ速度を越えてしま
う状態になると、重畳主軸はクランプ速度を終えて回転
しないため、正常な同期タップ加工ができない問題点が
ある。
ためになされたもので、主軸重畳制御時において、重畳
主軸に対する回転指令を演算する場合に、基準主軸と重
畳主軸の回転方向や、主軸重畳指令の重畳主軸に対する
回転方向等の場合分けを行わず、演算が簡単になる数値
制御装置及びその制御方法を得ることを目的とする。
が加減速を行う場合、主軸アンプがアラームにならない
数値制御装置及びその制御方法を得ることを目的とす
る。
と重畳主軸の加減速が重なる場合、主軸アンプがアラー
ムにならない数値制御装置及びその制御方法を得ること
を目的とする。
プを行う場合、主軸アンプがアラームにならない数値制
御装置及びその制御方法を得ることを目的とする。
タップを行う場合、タップ主軸である重畳主軸の回転数
が同期タップを行うことによって回転数がクランプ速度
を越えてしまう可能性があると、同期タップを開始しな
い数値制御装置及びその制御方法を得ることを目的とす
る。
制御装置は、主軸重畳制御時において、基準主軸と重畳
主軸の回転方向と、主軸重畳指令の回転方向と、基準主
軸と重畳主軸の指令回転数とから主軸重畳時の重畳主軸
の回転数を算出する重畳主軸回転数計算手段を備えるも
のである。
重畳制御時において、基準主軸が加減速を行う場合、基
準主軸と重畳主軸の加減速パターンのうち、傾斜の緩や
か加減速パターンを決定する多段加減速決定手段を備え
るものである。
重畳制御時において、基準主軸と重畳主軸が同時に同方
向に加減速が重なる場合、基準主軸と重畳主軸のアンプ
の加減速能力を超えない加減速時定数を計算する加減速
時定数計算手段を備えるものである。
主軸と重畳主軸との間の同期タップ実行時にタップ主軸
となる重畳主軸に対する加減速時定数を、予めパラメー
タで決められたタップ時定数と重畳主軸の多段加減速の
時定数のうち、大きい値(傾きが緩やかな方)を使うこ
とを決定する同期タップ時定数決定手段を備えるもので
ある。
タップ開始時にタップ主軸となる重畳主軸が同期タップ
を実行した場合、重畳主軸の回転数がクランプ速度を越
えるかどうかをチェックし、クランプ速度を越える場合
は同期タップを開始せずアラームにする同期タップクラ
ンプ速度チェック手段を備えるものである。
法は、加工プログラムより主軸重畳指令が指令される前
の、基準主軸と重畳主軸の回転方向と、基準主軸と重畳
主軸の指令回転数とを予めメモリに記憶しておき、加工
プログラムより主軸重畳指令が指令されたとき、上記メ
モリより基準主軸と重畳主軸の回転方向と、基準主軸と
重畳主軸の指令回転数とを読込むとともに、この基準主
軸と重畳主軸の回転方向と、基準主軸と重畳主軸の指令
回転数と、主軸重畳指令の回転方向とから主軸重畳時の
重畳主軸の回転数を算出するものである。
法は、主軸重畳制御時に基準主軸が加減速を行う場合、
基準主軸の加減速パターンと重畳主軸の加減速パターン
とを比較して傾斜が緩やかな方の加減速パターンを選択
し、この選択した加減速パターンを用いて加減速を行う
ものである。
法は、基準主軸と重畳主軸が同時に同方向に加減速が重
なる場合、基準主軸と重畳主軸のアンプの加減速能力を
超えない加減速時定数を計算し、この計算した時定数で
加減速を行うものである。
法は、基準主軸と重畳主軸との間の同期タップ実行時
に、タップ主軸となる重畳主軸に対する加減速時定数
を、予めパラメータで決められたタップ時定数と重畳主
軸の多段加減速の時定数とを比較して大きい値の方を使
うものである。
方法は、同期タップ開始時にタップ主軸となる重畳主軸
が同期タップを実行した場合、重畳主軸の回転数がクラ
ンプ速度を越えるかどうかをチェックし、クランプ速度
を越える場合は同期タップを開始せずアラームにするも
のである。
て説明する。即ち、図1はこの発明に係る数値制御装置
の要部ブロック図であり、図14に示した従来の数値制
御装置のブロック図と比較して、重畳主軸回転数計算手
段21と、多段加減速決定手段22と、加減速時定数計
算手段23とが付加されたことが特徴である。
で説明した補間処理部4と同じ機能を実行し、また補間
処理部4Aは、重畳主軸回転数計算手段21と、多段加
減速決定手段22と、加減速時定数計算手段23とを含
んだ補間処理部を表わしている。また、加工プログラム
2、プログラム解析処理部3、ラダー回路5、機械制御
信号処理部6、メモリ7、パラメータ設定部8、画面表
示部9、軸制御部10、10A、データ入出力回路1
1、主軸アンプ12、12A及び主軸モータ13、13
Aは、従来例で説明したものと同じものを表している。
ロック図と、図2の重畳主軸回転数計算手段21、多段
加減速決定手段22及び加減速時定数計算手段23の動
作を示すフローチャートと、図3、図4の重畳制御動作
の説明図と、図5の多段加減速パターンを決定するため
の説明図と、図6の主軸の加減速の時定数を決定するテ
ーブルと、図7の基準主軸と重畳主軸の加減速が重なっ
た場合の重畳主軸の加減速動作を示す図とを用いて説明
する。なお図3、図4において、各図の上部が加工プロ
グラムを示し、また下部がその加工プログラムが指令さ
れたときの基準主軸及び重畳主軸の動作(回転数)を示
す。
例えば図3における加工プログラムのブロック(2)に
示すように主軸重畳指令(G164)が指令されると、
加工プログラム解析処理部3が指令の解析を行い、この
加工プログラム解析処理部3で解析された結果が補間処
理部4Aの重畳主軸回転数計算手段21に渡され、この
重畳主軸回転数計算手段21が重畳主軸の実際の回転数
を計算する。なお、図3における加工プログラムのブロ
ック(2)におけるG164は主軸重畳指令を表わして
おり、H1は基準主軸を正転方向に回転させることを、
D3は重畳主軸を正転方向に回転させることを表わして
いる。
が加工プログラム解析処理部3からの通知を受けて、現
在の基準主軸の回転方向と回転数の情報と、現在の重畳
主軸の回転方向と回転数の情報とを、加工プログラム解
析処理部3の解析結果が書かれているメモリ7から読み
込む。次に、加工プログラム解析処理部3から通知され
た主軸重畳指令の情報と、メモリ7から読み込んだ上記
情報を基に重畳主軸の実際の回転数を下記の計算式に従
って計算する。 重畳主軸の実際の回転数=(主軸重畳指令の重畳主軸の符号) ×(基準主軸の回転方向の符号) ×(基準主軸の指令回転数) +(重畳主軸の回転方向の符号) ×(重畳主軸の指令回転数)・・・・・・(A) ここで、基準主軸の回転方向の符号、重畳主軸の回転方
向の符号は正転の場合がプラス、逆転の場合がマイナス
を表わしている。
(2)の例で言えば、主軸重畳指令の重畳主軸の符号は
プラス,基準主軸の回転方向の符号はプラス、基準主転
の指令回転数は3000rpm、重畳主軸の回転方向の
符号はプラス、重畳主軸の指令回転数は0rpmである
から、前述の式(A)にあてはめると、重畳主軸の実際
の回転数は、 (+1)×(+1)×(3000)+(+1)× 0=
3000(rpm) となる。重畳主軸回転数計算手段21の計算結果から、
重畳主軸は0rpmから3000rpmに加速すること
になる。
て説明する。図4における加工プログラムのブロック
(2)の指令では、前述の式(A)に従って重畳主軸の回転
数を計算すると (−1)×(+1)×750+(−1)× 0 = −
750(rpm) となる。図4における加工プログラムのブロック(3)の
指令では、 (−1)×(+1)×750+(−1)×500 = −
1250(rpm) となる。図4における加工プログラムのブロック(4)の
指令では、 (−1)×(−1)×750+(−1)×500 =
250(rpm) となる。図4における加工プログラムのブロック(5)の
指令では、 (−1)×(−1)×750+(+1)×250 = 1
000(rpm) となる。従って図4における加工プログラムで指令され
る重畳主軸は、0(rpm)→−750(rpm)→−1
250(rpm)→250(rpm)→1000(rp
m)と回転数が変化する。
は、図3における加工プログラムのブロック(4)に示
すように重畳制御時に基準主軸に加減速するような指令
が入った場合には、多段加減速決定手段22によって重
畳主軸の加減速パターンを決定する。この具体例を図5
を用いて説明する。なお、図5において(a)は通常時
(重畳制御されることなく、基準主軸単独で加減速を行
う時)の基準主軸の加減速パターンを、(b)は重畳主
軸の加減速パターン、(c)は多段加減速決定手段22
によって決定された基準主軸の加減速パターンを表して
いる。また基準主軸と重畳主軸の加減速パターンは、パ
ラメータ設定部8を用いて、各主軸アンプ12、12A
の性能を最大限利用できるように予め夫々設定される
が、この実施の態様1においては、重畳主軸の主軸アン
プ12Aが、経済性を考慮して基準主軸の主軸アンプ1
2より加減速能力が劣るものが用いられた例を示してい
るので、基準主軸の加減速パターンより重畳主軸の加減
速パターンの方が傾きが緩やかなものとなっている。こ
こで重畳制御時において、基準主軸が1000rpmか
ら3000rpmに加速する場合を考えてみる。100
0rpmから3000rpmまで加速するときの基準主
軸と重畳主軸の傾きを計算してみると、基準主軸の場合
は、(3300−0)/(0.5−0)=6600(r
pm/s)となり、重畳主軸の場合は (1500−0)/(0.4−0)=3750(rpm
/s) (5000−1500)/(2.5−0.4)=166
7(rpm/s) となり、 6600(rpm/s)> 3750(rpm/s) 6600(rpm/s)> 1667(rpm/s) となる。従って、傾きは重畳主軸の傾きが基準主軸の傾
きより1つでも小さいため、図5の(c)に示すよう
に、重畳制御時において、基準主軸の加減速は重畳主軸
の加減速パターンに従うことが、多段加減速決定手段2
2によって決定される。このため、重畳制御時に基準主
軸に加減速するような指令が入った場合にあっても、重
畳主軸の主軸アンプ12Aの加減速能力を超えることが
なくなり、ひいては重畳主軸の主軸アンプ12Aがアラ
ームになることがなくなる。
主軸の主軸アンプ12Aが、経済性を考慮して基準主軸
の主軸アンプ12より加減速能力が劣るものが用いられ
た例を示しており、基準主軸の加減速パターンより重畳
主軸の加減速パターンの方が傾きが緩やかなものとなっ
ているため、基準主軸の加減速は重畳主軸の加減速パタ
ーンに従うが、仮に重畳主軸の主軸アンプ12Aとして
基準主軸の主軸アンプ12より加減速能力が優れるもの
が用いられた場合(重畳主軸の加減速パターンより基準
主軸の加減速パターンの方が傾きが緩やかなものとな
る)等には、基準主軸の加減速パターンに従うことは言
うまでもない。
は、加減速時定数計算手段23が、メモリ7に格納され
ている図6の表に従って基準主軸と重畳主軸の加減速時
定数を計算する。例えば、基準主軸と重畳主軸が正転重
畳制御状態、即ち、図3における加工プログラムのブロ
ック(2)の指令のD3のように、主軸重畳指令の重畳主
軸の符号がプラスの場合において、基準主軸と重畳主軸
が同時に正転方向に加速するとき、図6の表の(1)から
基準主軸、重畳主軸の加減速時定数は多段加減速決定手
段22で決められた多段加減速の時定数の2倍となる。
図7の例では(1)の区間が、正転重畳制御状態で基準主
軸が正転減速で、重畳主軸が正転減速となり、図6の表
で言えば(2)になるため、基準主軸、重畳主軸の加減
速時定数は多段加減速決定手段22で決められた多段加
減速の時定数の2倍になっている。図3における加工プ
ログラムのブロック(2)の場合は、正転重畳制御状態で
基準主軸が一定回転(定常回転)で重畳主軸は正転加速
するため、図6の(3)に相当し、多段加減速決定手段2
2で決められた多段加減速の時定数のまま(1倍)で加
速を行う。このため基準主軸と重畳主軸が同時に同方向
に加減速する場合にあっても、重畳主軸の主軸アンプ1
2Aの加減速能力を超えることがなくなり、ひいては重
畳主軸の主軸アンプ12Aがアラームになることがなく
なる。最後にステップ4で、上記計算結果に基づいて基
準主軸及び重畳主軸の加減速を行う。
図13を用いて説明する。図8はこの発明に係る数値制
御装置の要部ブロック図であり、図1に示した実施の態
様1のブロック図と比較して、同期タップ時定数決定手
段24と、同期タップクランプ速度チェック手段25と
が付加されたことが特徴である。
間処理部4と同じ機能を実行し、4Bは、重畳主軸回転
数計算手段21、多段加減速決定手段22、加減速時定
数計算手段23、、同期タップ時定数決定手段24及び
同期タップクランプ速度チェック手段25を含んだ補間
処理部を表わしている。また、加工プログラム2、プロ
グラム解析処理部3、ラダー回路5、機械制御信号処理
部6、メモリ7、パラメータ設定部8、画面表示部9、
軸制御部10、10A、データ入出力回路11、主軸ア
ンプ12、12A及び主軸モータ13、13Aは従来例
で説明したものと同じものを表している。また、重畳主
軸回転数計算手段21、多段加減速決定手段22及び加
減速時定数計算手段23は、実施の態様1で説明したも
のと同じものを表している。
ク図と、図9の同期タップ時定数決定手段24及び同期
タップクランプ速度チェック手段25の動作を示すフロ
ーチャートと、図10の基準主軸と重畳主軸の差速によ
る同期タップの例を示す図と、図11の基準主軸と重畳
主軸の差速による同期タップの動作を説明する図と、図
12の基準主軸と重畳主軸の差速による同期タップの加
減速の時定数を決定するための説明図と、図13の基準
主軸と重畳主軸の差速による同期タップにおいて重畳主
軸がクランプ速度を越える場合の動作を説明する図とを
使用して説明する。なお図11及び図13において、各
図の上部が加工プログラムを示し、また下部がその加工
プログラムが指令されたときの基準主軸及び重畳主軸の
動作(回転数)を示す。
重畳主軸の差速による同期タップ加工の例を説明する。
図10ではチャックされたワークが基準主軸によって4
000rpmで回転している。また、対向側にタップ工
具が装着された重畳主軸も4000rpmで回転してお
り、この状態から基準主軸にチャックされたワークの中
心に、Z軸の移動で基準主軸と重畳主軸に1000rp
mの回転差を持たせる事によってタップを加工を行う。
即ち、Z軸が前進(図10では左側に移動)する場合、
重畳主軸は5000rpmで回転し、穴底、つまりZ軸
が停止した瞬間は重畳主軸は4000rpmで回転して
おり、また、Z軸が後退(図10では右側に移動)する
場合は重畳主軸は3000rpmで回転することによっ
てワークの中心にタップ加工を行うことができる。図1
1の加工プログラム例と基準主軸,重畳主軸の動作例で
説明すると、まず加工プログラムのブロック(1)の指令
で、基準主軸が4000rpmで回転する。次に加工プ
ログラムのブロック(2)の指令で、前述の式(A)に従っ
て重畳主軸も4000rpmで回転する。加工プログラ
ムのブロック(3)のZ軸移動指令によって重畳主軸のタ
ップ工具をワークに近づけて、(4)の同期タップ指令に
よってZ軸の移動によって重畳主軸の回転が5000r
pmに上がり、穴底のZ軸の停止によって重畳主軸の回
転が4000rpmに減速し、Z軸のもどりの移動によ
って重畳主軸の回転が3000rpmに減速し、タップ
加工の終了でZ軸が停止すると重畳主軸の回転が400
0rpmに上がるという動作を行う。
主軸と重畳主軸の差速よる同期タップの時定数の決定方
法と、重畳主軸のクランプ速度のチェック方法について
記述する。ステップ21では加工プログラム解析処理部
3が、図11の加工プログラムのブロック(4)に示した
ような同期タップ指令を解析し、同期タップ指令であれ
ば、補間処理部4Bの同期タップ時定数決定手段24に
同期タップモードであることを通知する。同期タップ指
令でなければ何もしない。
手段24が加工プログラム解析処理部3からの通知を受
けて、例えば図12に示したような、同期タップ時定数
と重畳主軸の加減速パターンの時定数を比較することに
よって、傾きが緩やかな方の時定数を同期タップの時定
数として決定する。具体的には下記に記述する方法によ
って決定する。まず(a)の基準主軸と重畳主軸の差速
よらない、通常の同期タップ時の加減速パターンから3
000rpm〜5000rpmの傾きを次のように算出
する。 (2000−0)/(1.0−0)=2000(rpm
/s) 次に(b)の重畳主軸の多段加減速パターンから300
0rpm〜5000rpmの傾きを次のように算出す
る。 (5000−1500)/(2.5−0.4)=166
7(rpm/s) 次に上記算出した傾きを比較する。この結果、 2000(rpm/s)>1667(rpm/s) となり、重畳主軸の多段加減速パターンの方が傾きが小
さいため、本時定数を同期タップ加工に用いることを決
定する。
ムのブロック(4)の同期タップ指令(G84)を加工プ
ログラム解析処理部3で解析する。同期タップクランプ
速度チェック手段25が、加工プログラム解析処理部3
の解析結果から、タップ回転数(図13の加工プログラ
ムのブロック(4)の指令の例では2000rpm)を読
み込む。次に現在の回転している重畳主軸の回転数にこ
の2000rpmを加算また減算した計算結果の絶対値
を、予め、パラメータで設定されているクランプ速度と
比較する。計算結果がクランプ速度より大きい場合は、
ステップ24に進む。
度をこえていることを、同期タップクランプ速度チェッ
ク手段25が補間処理手段20にアラーム通知する。補
間処理手段20は、同期タップクランプ速度チェック手
段25からのアラーム通知を受けて、同期タップ指令の
実行をせず、メモリ7を介して画面表示部9に同期タッ
プを実行するとクランプ速度を超える旨のアラームメッ
セージを画面表示部9に表示する。同期タップクランプ
速度チェック手段25の計算結果がクランプ速度により
小さい場合にはステップ25に進む。ステップ25で
は、前述したように同期タップ加工を行う。
発明によれば、主軸重畳指令の重畳主軸の符号、基準主
軸の回転方向の符号、基準主軸の指令回転数、重畳主軸
の回転方向の符号、重畳主軸の指令回転数から、重畳主
軸の実際の回転数を計算するようにしたので、基準主軸
と重畳主軸の主軸重畳制御の演算が簡単になり構成がシ
ンプルになる。
の加減速パターンのうち、傾斜の緩やかな方の加減速パ
ターンを選択して基準主軸と重畳主軸の加減速を行うよ
うにしたので、主軸アンプの加減速能力を超えてアラー
ムになることはなくなる。
が同時に同方向に加減速が重なる場合、基準主軸と重畳
主軸のアンプの加減速能力を超えない加減速時定数を計
算するようにしたので、基準主軸の加速または減速して
重畳主軸の加速または減速が重なっても、重畳主軸の主
軸アンプの加減速能力を超えてアラームになることはな
くなる。
が回転し、差速による同期タップ加工実行時に、タップ
主軸となる重畳主軸に対する加減速時定数を予めパラメ
ータで決められたタップ時定数と重畳主軸の多段加減速
のうち、値が大きい方を使うようにしたので、重畳主軸
の主軸アンプの加減速能力をこえてアラームになること
はなくなる。
軸が回転、差速による同期タップ加工開始時にタップ主
軸となる重畳主軸がクランプ速度をこえるかどうかチェ
ックし、クランプ速度を超える場合は同期タップを開始
せずアラームにするようにしたので、不正なタップ加工
を未然に防ぐことができる。
の要部ブロック図である。
の動作を説明するためのフローチャートである。
制御の動作を説明図である。
制御の動作を説明図である。
ターンを決定するための説明図である。
の時定数を決定するテーブルである。
畳主軸の加減速が重なった場合の重畳主軸の加減速動作
を示す図である。
の要部ブロック図である。
の動作を説明するためのフローチャートである。
重畳主軸の差速による同期タップの例を示す図である。
重畳主軸の差速による同期タップの動作を説明する図で
ある。
重畳主軸の差速による同期タップの加減速の時定数を決
定するための説明図である。
重畳主軸の差速による同期タップにおいて重畳主軸がク
ランプ速度を越える場合の動作を説明する図である。
る。
グラム解析処理部、4A、4B 補間処理部、5 ラダ
ー回路、6 機械信号処理部、7 メモリ、8 パラメ
ータ設定部、9 画面表示部、10、10A 軸制御
部、11 データ入出力回路、12、12A 主軸アン
プ、13、13A 主軸モータ、20 補間処理手段、
21 重畳主軸回転数計算手段、22 多段加減速決定
手段、23 加減速時定数計算手段、24 同期タップ
時定数決定手段、25 同期タップクランプ速度チェッ
ク手段。
Claims (10)
- 【請求項1】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置において、基準主軸と重畳主
軸の回転方向と、主軸重畳指令の回転方向と、基準主軸
と重畳主軸の指令回転数とから主軸重畳時の重畳主軸の
回転数を算出する重畳主軸回転数計算手段を備えたこと
を特徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置において、主軸重畳制御時に
基準主軸が加減速を行う場合、基準主軸と重畳主軸の加
減速パターンのうち、傾斜の緩やかな加減速パターンを
決定する多段加減速決定手段を備えたことを特徴とする
数値制御装置。 - 【請求項3】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置において、基準主軸と重畳主
軸が同時に同方向に加減速が重なる場合、基準主軸と重
畳主軸のアンプの加減速能力を超えない加減速時定数を
計算する加減速時定数計算手段を備えたことを特徴とす
る数値制御装置。 - 【請求項4】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置において、基準主軸と重畳主
軸との間の同期タップ実行時に、タップ主軸となる重畳
主軸に対する加減速時定数を、予めパラメータで決めら
れたタップ時定数と重畳主軸の多段加減速の時定数のう
ち、大きい値を使うことを決定する同期タップ時定数決
定手段を備えたことを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項5】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置において、同期タップ開始時
にタップ主軸となる重畳主軸が同期タップを実行した場
合、重畳主軸の回転数がクランプ速度を越えるかどうか
をチェックし、クランプ速度を越える場合は同期タップ
を開始せずアラームにする同期タップクランプ速度チェ
ック手段を備えたことを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項6】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置の制御方法において、加工プ
ログラムより主軸重畳指令が指令される前の、基準主軸
と重畳主軸の回転方向と、基準主軸と重畳主軸の指令回
転数とを予めメモリに記憶しておき、加工プログラムよ
り主軸重畳指令が指令されたとき、上記メモリより基準
主軸と重畳主軸の回転方向と、基準主軸と重畳主軸の指
令回転数とを読込むとともに、この基準主軸と重畳主軸
の回転方向と、基準主軸と重畳主軸の指令回転数と、主
軸重畳指令の回転方向とから主軸重畳時の重畳主軸の回
転数を算出することを特徴とする数値制御装置の制御方
法。 - 【請求項7】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置の制御方法において、主軸重
畳制御時に基準主軸が加減速を行う場合、基準主軸の加
減速パターンと重畳主軸の加減速パターンとを比較して
傾斜が緩やかな方の加減速パターンを選択し、この選択
した加減速パターンを用いて加減速を行うことを特徴と
する数値制御装置の制御方法。 - 【請求項8】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置の制御方法において、基準主
軸と重畳主軸が同時に同方向に加減速が重なる場合、基
準主軸と重畳主軸のアンプの加減速能力を超えない加減
速時定数を計算し、この計算した時定数で加減速を行う
ことを特徴とする数値制御装置の制御方法。 - 【請求項9】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳主
軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸重
畳制御させる数値制御装置の制御方法において、基準主
軸と重畳主軸との間の同期タップ実行時に、タップ主軸
となる重畳主軸に対する加減速時定数を、予めパラメー
タで決められたタップ時定数と重畳主軸の多段加減速の
時定数とを比較して大きい値の方を使うことを特徴とす
る数値制御装置の制御方法。 - 【請求項10】 基準主軸を駆動する主軸モータと重畳
主軸を駆動する主軸モータを、指令された回転差で主軸
重畳制御させる数値制御装置の制御方法において、同期
タップ開始時にタップ主軸となる重畳主軸が同期タップ
を実行した場合、重畳主軸の回転数がクランプ速度を越
えるかどうかをチェックし、クランプ速度を越える場合
は同期タップを開始せずアラームにすることを特徴とす
る数値制御装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561097A JP3543571B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 数値制御装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27561097A JP3543571B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 数値制御装置及びその制御方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003099205A Division JP3925450B2 (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 数値制御装置及びその制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11110019A true JPH11110019A (ja) | 1999-04-23 |
| JP3543571B2 JP3543571B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17557856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27561097A Expired - Fee Related JP3543571B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 数値制御装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3543571B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5631467B1 (ja) * | 2013-09-06 | 2014-11-26 | 株式会社牧野フライス製作所 | 穴加工方法および数値制御装置 |
| WO2019054329A1 (ja) * | 2017-09-12 | 2019-03-21 | シチズン時計株式会社 | 工作機械 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27561097A patent/JP3543571B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5631467B1 (ja) * | 2013-09-06 | 2014-11-26 | 株式会社牧野フライス製作所 | 穴加工方法および数値制御装置 |
| WO2019054329A1 (ja) * | 2017-09-12 | 2019-03-21 | シチズン時計株式会社 | 工作機械 |
| JPWO2019054329A1 (ja) * | 2017-09-12 | 2020-10-15 | シチズン時計株式会社 | 工作機械 |
| TWI771490B (zh) * | 2017-09-12 | 2022-07-21 | 日商西鐵城時計股份有限公司 | 機床 |
| US11484947B2 (en) | 2017-09-12 | 2022-11-01 | Citizen Watch Co., Ltd. | Machine tool |
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| JP3543571B2 (ja) | 2004-07-14 |
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