JPH11110517A - 情報処理装置及びその方法 - Google Patents

情報処理装置及びその方法

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JPH11110517A
JPH11110517A JP27127097A JP27127097A JPH11110517A JP H11110517 A JPH11110517 A JP H11110517A JP 27127097 A JP27127097 A JP 27127097A JP 27127097 A JP27127097 A JP 27127097A JP H11110517 A JPH11110517 A JP H11110517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の合成作業における操作性を向上する。 【解決手段】メモリ上に元画像101と背景画像102
の各画像データを格納する。表示部111は、元画像1
01の画像データに基づく画像を表示画面上に表示す
る。抽出部112は、表示された画像上においてマウス
カーソル等によって指定された指定位置を表示部111
より取得し、元画像101と背景画像102のそれぞれ
から、この指定位置に対応する部分データを抽出する。
ここで、部分データは、各画像データ中の、指定位置を
中心とするブラシパターン113によって特定される領
域のデータである。合成部114は、抽出部112で抽
出されたデータについて、ブラシパターン113に基づ
いて合成処理を行い、その結果を元画像101の対応す
る部分に書込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元画像をメモ
リ上に展開してその展開されたデータを書き換えること
により画像を加工する情報処理装置及び情報処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等にお
いて、2次元画像をメモリ上に展開してその展開された
データを書き換えることにより画像を加工することを可
能とするアプリケーションが知られている。また、この
種のアプリケーションを実行するパーソナルコンピュー
タにおいては、キーボードや、マウスやペンなどのよう
なポインティングデバイス等の入力装置を具備する。こ
れらの入力装置によって、表示器などに表示されたアイ
コン、ボタンや文字列などによる情報を指示することが
できる。そして、アプリケーションは、その指示に従っ
て対応する処理を実行する。
【0003】画像の加工には、ある画像の一部を他の画
像に貼り付けるといった画像の合成が含まれる。一般
に、2枚の画像を合成する場合には、ユーザが貼り付け
る画像の輪郭をポインティングデバイスを用いてなぞっ
て切り出したり、または自動的に輪郭切り取りを行なっ
たり、マスクデータを用いたりするなどの方法が用いら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
による輪郭の切り出しは操作が難しく、また自動的に輪
郭を切り取る方法は処理が重く、目的の輪郭が得られな
い場合も多かった。したがって、上記従来のデータ処理
システムにおいて2枚の画像を合成するような場合に、
ユーザが望む結果を満足には得られない場合があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、画像の合成作業における操作性を向上する
情報処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。すな
わち、第1及び第2の画像データを格納する格納手段
と、前記第1の画像データに基づく画像を画面上に表示
する表示手段と、前記表示手段で表示された画像上にお
いて指定された指定部位に対応する部分を、前記第1及
び第2の画像データのそれぞれより抽出する抽出手段
と、前記抽出手段で抽出されたデータについて合成処理
を行う合成手段とを備える。
【0007】また、上記の目的を達成する本発明の情報
処理方法は以下の工程を有する。すなわち、第1及び第
2の画像データを記憶領域に格納する格納工程と、前記
第1の画像データに基づく画像を画面上に表示する表示
工程と、前記表示工程で表示された画像上において指定
された指定部位に対応する部分を、前記第1及び第2の
画像データのそれぞれより抽出する抽出工程と、前記抽
出工程で抽出されたデータについて合成処理を行う合成
工程とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施形態を説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係るデータ
処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0010】本実施形態に係るデータ処理装置は、CP
U(中央処理装置)1、ROM(リードオンリメモリ)
2、RAM(ランダムアクセスメモリ)3、キーボード
4、マウス5、表示器6、および外部記憶装置7により
構成され、これら各構成要素はバスライン8により互い
に接続されている。なお、システム構成によっては、後
述するシステムプログラムや画像合成処理プログラムな
どは、ROM2のかわりにハードディスクなどのような
外部記憶装置7に格納されていてもよい。この場合、必
要なプログラムが外部記憶装置7よりRAM3にロード
され、CPU1によって実行されることになる。
【0011】CPU1は、例えばマイクロプロセッサで
あり、本装置各部の動作を制御する。ROM2は、シス
テムプログラム2a、画像処理用アプリケーションプロ
グラム(以下、画像アプリプログラム)を格納する。画
像アプリプログラム2bは、画像加工操作等に係る各種
処理を指示したり実行したりする。また、画像アプリプ
ログラム2bは画像合成処理プログラム2b1(後述す
る)を含む。
【0012】RAM3は、画像を合成する元になる画像
を格納するための画像データ領域3a、画像データに合
成する画像を格納するための背景画像データ領域3b、
合成する場合の最小領域であるブラシパターン(後述す
る)に関する情報が格納されたブラシパターン領域3
c、およびその他の管理・ワーク領域3f等により構成
されている。
【0013】画像データ領域3aに格納された画像デー
タ(以後、これを元画像データと記述する場合もある)
は、2枚の画像を合成する元になる画像であり、合成後
の画像の縦・横画素数はこの元画像データの縦・横画素
数となる。外部記憶装置7から画像を読み込むと、まず
ここに格納される。何らかの加工処理などを行なったが
加工結果が気にいらなかった場合などに、画像を元の状
態に戻すことを可能とするために、加工前の画像データ
を格納しておく領域をこの画像データ領域3aの他に確
保しておいても良い。あるいは、加工処理された画像デ
ータを別の領域に書き込むようにしてもよい。例えば、
合成する画像データを画像データ領域3aの領域に貼り
付けることをせずに、別の画像領域を準備してそこに合
成結果を書き込むようにしてもよい。また、元画像デー
タは、既に他の何らかの加工を行なった結果の画像であ
っても良いことはいうまでもない。
【0014】背景画像データ領域3bに格納された画像
データ(以後、この画像データを背景画像データと記述
する場合もある)は元画像データに合成される画像であ
る。背景画像データは、元画像データの縦・横画素数と
同じになるように変倍されて元画像データに合成され
る。この背景画像データも、元画像データと同じように
外部記憶装置7から読み込まれる。
【0015】本実施形態では元画像データの任意の領域
をポインティングデバイスなどで指示することによりそ
の指示された領域に背景画像データの対応する領域を貼
り付けるが、その場合の指示領域の最小単位が、ブラシ
パターン領域3cに格納されるブラシパターンによって
定められる。
【0016】その他の各種情報やデータを管理したり、
ワークとして使用したりするための領域が管理・ワーク
領域3fである。
【0017】キーボード4は、ユーザが文字・数字・記
号等のデータの入力、及びCPU1に対する各種指示を
行なうためのものである。マウス5は、表示器6上に表
示されている各種情報を指示することにより、CPU1
に対して各種指示を行なう。マウスの代わりにトラック
ボール、ペン、またはタッチパネル等の方式でも良い。
表示器6は、LCD等により構成され、CPU1の制御
により各種データの表示を行なう。外部記憶装置7は、
例えばフロッピーディスク等のメディアからなり、該外
部記憶装置7からCPU1の制御により読み出された各
種データは、バスライン8を介してRAM3上で展開さ
れる。
【0018】以上の構成を備えた本実施形態のデータ処
理装置の動作について説明する。
【0019】図2は、本実施形態で説明する画像の合成
処理の概要を説明する図である。(a)は、画像の合成
を指示する表示器6上の画面の様子を表している。な
お、実際には、必要となる各種ツールアイコンなども同
時に表示される場合がある。
【0020】合成処理が指示されると、画面上には元画
像データを表示した画像21の上に、合成領域を指示す
るためのマウスカーソル22が表示される。図では+の
形状で表示しているが、後述するブラシパターン31と
同じ形状にするなど、他の形状であってもよい。
【0021】(b)は、画面に表示された画像21に対
応する元画像データ23の様子を示している。これは画
像データ領域3aに格納されている画像データである。
(a)の画面でカーソルによって指示された位置は、対
応する元画像データ23ではそれと相対的に同じ位置
(領域)が対象となる。ここで、「相対的に」というの
は次の理由からである。すなわち、もし(b)の元画像
データ23の1画素が(a)の表示器6上でも1ドット
として表示されるならば、(a)の1ドットと(b)の
1画素が1対1に対応する。しかしながら、元画像デー
タ23が表示器6に表示できる画像領域のドット数を越
えて大きい場合などは、スクロールさせない限り1対1
に対応させることはできないので、例えば元画像データ
23の4画素を画面上に表示された画像の1ドットに対
応させるなど、縮小または拡大されて元画像データ23
が画面上に表示されるからである。
【0022】(c)は、元画像データ23に合成する背
景画像データ24であり、背景画像データ領域3bに格
納されている画像データである。この背景画像データ2
4は、元画像データ23と大きさが異なっていてもよ
い。本例では、背景画像データ24上における、画面で
指示された位置(領域)と相対的に同じ位置(領域)の
データが、元画像データ23における画面で指示された
位置(領域)と相対的に同じ位置(領域)に貼り付けら
れる。
【0023】(d)は、指示された位置への合成を行っ
た後の元画像データ23の状態を示している。図示のよ
うに、本例ではマウスカーソルによって指示された位置
の、ブラシパターン31で特定される領域が合成処理の
対象となる。
【0024】図3はブラシパターンの例を示す図であ
る。(a)はブラシパターンを2値にて構成した例であ
る。この場合、例えば黒の部分に背景画像データが貼り
付けられ、白の部分には元画像データが貼り付けられる
(元画像データがそのまま残る)ことを示している。実
際には、例えば黒の部分=1、白の部分=0として表現
すれば、2値のデータでブラシパターンを構成すること
ができる。すなわち、ブラシパターンの領域において、
[元画像データの画素値]×(1−[ブラシパターンの
値])と[背景画像データの画素値]×[ブラシパター
ンの値]の論理和をとって合成することで合成画像の画
素値を生成する。
【0025】また、(b)はブラシパターンを多値にし
た例である。数値は、その画素に対応する背景画像上の
画素のパーセンテージを表し、上記の式と同様の演算に
よって画素値を算出することができる。例えば「70」
の部分を例にとると、[ブラシパターンのその位置に対
応する背景画像データ上の画素の値]×70%+[元画
像データ上の対応する画素の値]×30%が、合成画像
の対応する画素の値となる。このようにブラシパターン
を多値とすることにより、元画像と背景画像を合成した
領域の境界部分が、元画像から背景画像へと自然に変化
するように見えるという効果がある。
【0026】図4は、本実施形態による合成処理の操作
仕様例を示す図である。図4における画像は、表示器6
上に表示された画像(図2(a)の21に相当する)を
示している。画像データの処理を行う場合には、表示器
6に表示された画像をマウスなどのポインティングデバ
イス、またはカーソルキーなどキーボードからの入力な
どによって指示することによって処理を行なう。
【0027】図4におけるt0の+記号は、合成指示を
行ない、合成したい領域の始点を指示した状態のカーソ
ル位置である。例えばマウスによってこのカーソルを移
動させ、始点としたい位置で実行ボタンを押下すること
によって始点位置が決定される。次に背景を貼り付けた
い方向にカーソルを移動させると、画面では移動させた
軌跡に沿って背景が浮かび上がる。例えば始点を指定す
るためにマウスのボタンを押下し、その状態のまま(マ
ウスのボタンを押下したまま)ドラッグし、終点におい
てマウスボタンを放す。この様に、始点を指定してから
終点を指定するまでの間のマウスの軌跡に沿って当該元
画像データへの背景画像データの貼り付けが行われる。
【0028】なお、始点と終点の指定の操作方法は上記
に限らない。例えば、始点で1クリックした後にマウス
を動かし、終点でもう一度1クリックするようにしても
よい。あるいは、キーボードのカーソルキーなどによっ
てカーソルを移動させて、実行キーなどにより始点・終
点を指定するようにしてもよい。このように、そのシス
テムの操作仕様にしたがって始点・終点を指定する。
【0029】なお、カーソルキーによる始点・終点の指
定であれば、例えば実行キーが1回押下されて始点が指
定された後、当該実行キーの再度の押下によって終点が
指定されるまで、カーソル移動のためのカーソルキーが
押される毎に図5で説明する合成処理を実行する。もち
ろん1回押下でなく、複数回の押下毎に行なったり、一
定時間経過後の押下で行なったり、表示上の画像でのカ
ーソルの動きではなく実際の画像データ上での対象位置
の移動量に合わせて行なったりするなど、合成処理を実
行するタイミングは一通りではない。
【0030】またマウスなどのポインティングデバイス
による始点、終点の指定であれば、始点指定から終点指
定までの間に、一定時間経過する毎にその時点のカーソ
ルの位置を取得して合成処理を行なう。この場合も、一
定時間ではなく移動量を考慮したり、直前の合成処理を
行なった位置からカーソルが移動されていない場合には
合成処理を行なわないなど、合成処理を行なうタイミン
グは一通りではない。
【0031】図4の例では、一定時間経過毎にその時点
のカーソル位置を取得して合成処理を行なう様子を示し
ている。t0からt1、t2、というように一定時間が
経過したときのカーソル位置で合成処理を行なってい
る。そしてその合成結果は(b)のようになる。なお、
図4の(a)において、実際には、t0からt1にカー
ソルが移動する時点で、t0における背景合成が行われ
るために、カーソルがt1に移動した時点ではt0には
背景が表示されている。また、図4の(b)において
は、図4(a)のt14が終点となった時点の表示器上
の画像が示されている。
【0032】以下、図5のフローチャートと図2〜4を
用いて処理の流れを説明する。図5は本実施形態による
画像合成処理の手順を説明するフローチャートである。
ただし、画像アプリなどを起動し、各種初期処理を行な
うフローや、画像を呼び出したりするなどの処理のフロ
ーは、図5のフローチャートでは省略する。
【0033】まず、画像アプリが起動されると、ROM
2から画像アプリプログラム2bや本実施形態のように
画像を合成するための画像合成処理プログラム2b1が
読み出される。ただし、画像合成処理プログラム2b1
は、画像アプリから画像合成処理が起動された時に読み
出されるようにすれば、無駄な領域を使わないために効
果的である。画像の合成に必要となる各種情報や領域
は、RAM3上に確保される。画像データ領域3aや背
景画像データ領域3b、ブラシパターン領域3cは、当
該画像アプリの起動時に確保すれば良いが、それぞれが
必要となった時点で確保するようにすれば、やはり無駄
な領域を使わないため、他にメモリ領域を使用する他の
処理を行なう際などに効果的である。管理・ワーク領域
3fも、アプリ起動時にあらかじめ確保するか、必要と
なった時に確保しても良い。
【0034】画像アプリで加工したい画像(元画像デー
タとなる)を呼び出し、画像合成処理の起動を画像アプ
リで指示すると、次に背景としたい画像(背景画像デー
タとなる)を呼び出す処理を行なう。もちろん、背景と
したい画像を呼び出してから画像合成処理を指示するよ
うな仕様でも良い。この時、画像データ領域3aと背景
画像データ領域3bには、呼び出されたそれぞれの画像
データが格納され、必要な情報が設定されている。
【0035】また、元の画像データと背景となる画像デ
ータの形式が異なる(例えば元画像データがフルカラー
データであり、背景画像データが白黒多値画像など)場
合には、合成処理時においてはそれらの形式を一致させ
る必要がある。これは、例えばステップS1へ遷移する
前の処理において、何れか一方の画像データ形式を他方
の画像データ形式に合わせておくことで解決される。例
えば、画像データ領域3aと背景画像データ領域3bに
画像データが格納された時点で、背景画像データのデー
タ形式を元画像データのデータ形式に合わせて変換すれ
ばよい。更に両画像データを新たな形式に変換して呼び
出すなどの処理を行なってもよい。なお、両画像データ
の形式の整合は、後述する、合成画像の画素を計算する
時点において行うようにしてもよい。いずれにしても、
画像データの形式の整合は当業者には明らかであるの
で、それについての説明は本実施形態では省略する。ま
た、本実施形態では、本実施形態による合成処理の効果
を最もよく得ることができるフルカラー画像を対象とし
て説明している。
【0036】合成機能を起動すると、図4の説明で前述
したように、表示されている元画像上において表示背景
を合成する領域の始点を指定することになる。この始点
指定から、以下、終点が指定されるまで、前述したよう
にカーソルがキーボードからのカーソルキーによって移
動されたり、一定時間が経過したりする毎に、ステップ
S1以下の処理を行なう。
【0037】ステップS1では、現時点の表示器6上に
表示されている画像の表示器6上でのカーソル位置(座
標)を取得する。ここでカーソルの基点が、後述するブ
ラシパターン3cのどの位置に当たるかは、あらかじめ
決めておく必要がある。本実施形態では、マウスカーソ
ル22の中心(図2、図4における+の中心)をブラシ
パターン3cの中心とすることにする。
【0038】ステップS2では、ステップS1で取得し
た表示器6上での座標に対応する元画像データでの座標
を求める。例えば表示器6上の画像及び元画像データの
原点と縦・横の画素数を用いて比例計算を行うことによ
って元画像データで座標を求めることが可能である。あ
るいは、あらかじめ両画像の座標値の対応表をテーブル
として管理・ワーク領域3fなどの領域に作成しておい
てもよい。なお、表示器の解像度が切換可能である場
合、対応表はそれぞれの解像度に応じたものを用意して
おく必要がある。
【0039】ただし、表示器6上での画像のドットと画
像データ3aの画素が1対1に対応しており、座標も同
じ値を持っていれば、ステップS1で取得した座標をそ
のまま元画像データの座標としてよい。
【0040】次に、このカーソル位置にはブラシパター
ン3cが重ねられてそれにしたがって背景画像データが
合成されることになる。そこで、ブラシパターン31が
重ねられる、元画像データ上の範囲を求める。前述した
ように、ここで求めたカーソル座標はブラシパターン3
1の中心に当たるので、元画像データ上の座標とブラシ
パターン31の大きさとから、その範囲を求めることが
できる。元画像データ上の注目座標上にブラシパターン
31を重ねたときにブラシパターンが元画像データから
はみ出す(例えば指示された座標が(0,0)の場合な
ど)場合には、はみ出した領域は無視してよい。このよ
うな場合には、以後の処理も同様であるが、元画像デー
タ上に乗っているブラシの領域についてだけ処理を行な
えば良い。
【0041】このようにしてステップS2で元画像デー
タ上におけるブラシパターン31の重なる位置が求めら
れたらステップS3へ進む。以下ステップS3からステ
ップS7までの処理により、そのブラシパターン領域に
おける元画像データ上の全ての画素について合成処理が
行なわれる。すなわちブラシパターン31の要素数(図
3の例では9×9=81画素)だけ、対応する元画像デ
ータ上の各画素に注目して以下のステップS3〜S6の
処理を行なう。具体的にはブラシパターン31の全行に
ついて、それぞれ全桁について処理を行なう。
【0042】まず、ステップS3において、ブラシパタ
ーン31上の注目する要素に重なる元画像データ上の画
素に着目し、その画素値を取得する。具体的には、その
画素を管理・ワーク領域3f上に確保したポインタで指
す。ポインタで指すことにより、その画素の持つ画素値
もただちに知ることができる。
【0043】次にステップS4では、背景画像データ上
の、元画像データ上の着目している画素に対応する座標
を求める。例えば背景画像データが縦・横ともに元画像
データと同じ大きさであれば、元画像データで着目して
いる画素に対する背景画像データ上の座標は元画像デー
タで着目している画素の座標と同じである。また、背景
画像データが元画像データと同じ大きさでなければ、比
例計算によって、元画像データ上の着目している座標に
対応する背景画像データ上の座標を求める。そして、こ
のようにして求められた座標に対応する背景画像データ
の画素の画素値を取得する。
【0044】ただし、使用可能なRAMサイズに余裕が
あるシステムの場合などには、本処理に入る前、例えば
背景合成処理の先頭などで、背景画像データを元画像デ
ータと同じ大きさに変倍しておけば、ここでの比例計算
は行なわなくて済む。さらにその変倍において適切な補
間や間引き処理を行なうことにより、合成後の背景部分
の画像の品位がより良いものとなる。
【0045】また、ステップS4で求めた背景画像デー
タ上の座標も、管理・ワーク領域3f上に確保したポイ
ンタで指すことにより、ただちに画素値を知ることがで
きる。
【0046】ステップS5では、着目しているブラシパ
ターン31上の要素と、ステップS3、S4で求めた元
画像データ、背景画像データの画素値によって、合成後
の画素の値を求める。ここで図3(a)で示すような2
値のブラシパターンを用いる場合は、着目しているブラ
シパターン31上の要素が1であれば背景画像データの
注目画素値が、0であれば元画像データの注目画素値が
合成後の画素の値となる。
【0047】また図3(b)で示すような多値のブラシ
パターンを用いる場合は、ブラシパターンの要素の値に
よって計算を行なうことにより、合成後の画素値を求め
る。例えばブラシパターン3c上で着目している要素の
値が70であるとすると、(背景画像データの注目画素
値×70%+元画像データの注目画素値×(100−7
0)%)が求める値となる。ここでブラシパターン31
上で着目している要素の値が0の場合は元画像データの
注目画素の値を、100の場合は背景画像データの注目
画素の値をそのまま合成後の値とすれば良いことは言う
までもない。またこの例ではブラシパターンの値を0か
ら100としているが、それ以外の数値を用いて合成後
の画素値を計算してもよいことも明らかであろう。
【0048】ステップS6では、以上のステップS5で
求めた画素値を画像データ領域3a上の注目画素上に書
き込む。このため、既に合成の行なわれた元画像データ
上の領域が後で再び背景合成領域として指示された場
合、元画像データ上の合成済の領域が元の画像データと
して指定されることになる。このため、その部分は元画
像も背景画像もともに背景画像となり、合成結果はやは
り背景画像が合成されることになる。ここでも、ブラシ
パターン31上で着目している要素の値が0の場合は元
画像データ上の注目画素の値と同じ値であるから、この
場合は画素の書き込みは行なわないようにしてもよい。
【0049】このようにして、パターンブラシ31にお
ける全要素についてステップS3からステップS6の処
理を行なう(ステップS7)と、その時のカーソル位置
における合成を行なうことができる。さらに合成領域の
終点が指定されるまで、図4で説明したように一定時間
の経過またはカーソルの移動などに応じて、ステップ1
からの処理を繰り返す。以上の処理を背景合成機能の終
了指示を受けるまで繰り返すことにより、背景合成を実
現することができる。
【0050】図6は、以上説明した、本実施形態による
画像合成処理を実現するための機能構成を表わすブロッ
ク図である。元画像101及び背景画像102は夫々画
像データ領域3a及び背景画像データ領域3bに格納さ
れた画像データを表わす。表示部111は、表示器6上
に、元画像101を表示する。表示部111にはマウス
カーソル22が表示される。抽出部112は、表示器6
上のマウスカーソルの位置から、元画像101と背景画
像102上の対応する位置を獲得し、それぞれから画像
合成処理の対象と成る部分画像データを抽出する。ここ
で、部分画像データは、ブラシパターン113によって
特定されるブラシ領域である。
【0051】合成部114は、抽出部112によって抽
出された部分画像データとブラシパターン113とに基
づいて画像合成を行う。すなわち、2値データで構成さ
れる図3(a)の如きブラシパターンであれば、元画像
データか背景画像データのいずれかを採用する。或い
は、図3(b)の如き多値のブラシパターンであれば、
その値に応じた比率で元画像データと背景画像データを
合成する。そして、合成部114は、以上のようにして
合成した部分画像を、元画像101の対応する部分に書
込む。この結果、合成された結果が即座に表示部111
によって表示器6上に反映される。
【0052】[変形例1]上記実施形態では、背景画像
を合成することのみ説明したが、「元画像に戻す」とい
うモードを設けることにより、いったん背景画像に置き
換わった部分を元画像データに戻すこともできる。その
場合、元画像データを画像データ領域3aとは別に残し
ておく。そして、「背景を合成」と「元画像を合成」の
2つのモードを切り替えるメニューを背景合成機能内部
に設け、そのモードに応じて、処理を切り分けることに
なる。この場合の「背景を合成」モード中の動作は上記
実施形態と同じであるが、「元の画像を合成」モード中
には、ブラシパターンの持つ意味を次のように変更す
る。すなわち、「元画像を合成」モード中には、「背景
を合成」モードすなわち上述の実施形態において「背景
画像データ」としているところを「画像データ領域3a
とは別に残してある元画像データ」と置き換えて処理を
行なうことにより実現できる。
【0053】図7は上記変形例1による合成処理の機能
構成を説明するブロック図である。同図において図6と
同様の構成には同一の参照番号を付してある。画像合成
処理の起動に先立って元画像101のコピー103を生
成し、保持しておく。切換部120は、「背景を合成」
モードの場合は背景画像102を選択し、「元の画像を
合成」モードの場合には元画像のコピー103を選択し
て抽出部112と接続する。
【0054】[変形例2]上記実施形態では、1枚の元
画像に他のもう1枚の背景画像を合成する方法について
説明したが、合成する背景画像を2枚以上にすることも
できる。その場合、背景画像データの他にも合成すべき
背景画像を格納するための画像領域をRAM3に確保し
ておく。そして、合成を行なう時点で(始点を指定する
時点などで)、これから背景として合成する画像がどの
背景画像であるかを指示することにより、実現可能であ
る。合成処理方法は、上述の実施形態で「背景画像デー
タ」としているところを、「指示された背景画像デー
タ」に置き換えることにより実現できる。
【0055】図8は変形例2による合成処理の機能構成
を説明するブロック図である。同図において図6と同様
の構成には同一の参照番号を付してある。背景画像デー
タ領域3bには例えば背景画像A102、背景画像B1
04、背景画像C105が格納される。そして、切換部
121は指示された背景画像データとして、背景画像A
102、背景画像B104、背景画像C105の一つを
選択して、抽出部112と接続することになる。
【0056】[変形例3]上記実施形態では、1種類の
ブラシパターンで説明したが、ブラシパターンの形状や
大きさや透明度(上述の実施形態におけるブラシパター
ンの0〜100の割合)などの異なる複数のブラシパタ
ーンを準備することにより、よりきめの細かい合成を行
なうことも可能である。その場合は、合成を行なう時点
で(始点を指定する時点などで)どのブラシパターンを
使用するかを指定し、以降の処理ではその指定されたブ
ラシパターンを使用することで実現することができる。
【0057】なお、変形例3では、例えば、図6〜図8
の機能構成において、ブラシパターン113に複数種類
のブラシパターンを保持しておき、ユーザによって指示
されたブラシパターンを抽出部112、合成部114に
供給するように構成すればよいであろう。
【0058】[変形例4]上記実施形態では、ブラシパ
ターンをあらかじめ準備し、そのブラシパターンを使用
することについて説明したが、ユーザが自由にブラシパ
ターンを作成する方法も提供することができる。その場
合、ブラシパターンの大きさ・形状・透明度などのパラ
メータをユーザに指定させ、その指定に応じてブラシパ
ターン生成する手段を具備させる。そして、生成された
ブラシパターンをブラシパターン領域3cに格納するこ
とにより、ユーザによって定義されたブラシパターンを
用いて画像合成を行うことができる。もちろん、ユーザ
が複数のブラシパターンを作成することも、上述の変形
例3の手法と組み合わせることにより、可能である。ま
たそのようにしてユーザが作成したブラシパターンを外
部記憶装置7やRAM3などに登録する手段を提供する
ことにより、より使いやすい合成機能を提供することが
できる。
【0059】なお、上記実施形態では背景画像データを
表示していないが、元画像データによる元画像と共に背
景画像データによる背景画像を表示するようにしてもよ
い。
【0060】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、画像を合成する場合に、表示画像上で他の画像を合
成したい部分をポインティングデバイスなどで指示する
ことにより、その指示された部分に当該他の画像を簡単
に合成することができる。また、合成箇所の合成結果を
ただちに確認することもでき、優れた操作性を提供する
ことができる。
【0061】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0062】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0063】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0064】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0065】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の合成作業における操作性が著しく向上する。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態で説明する画像の合成処理の概要を
説明する図である。
【図3】ブラシパターンの例を示す図である。
【図4】本実施形態による合成処理の操作仕様例を示す
図である。
【図5】本実施形態による画像合成処理の手順を説明す
るフローチャートである。
【図6】実施形態による画像合成処理の機能構成を説明
するブロック図である。
【図7】変形例1による画像合成処理の機能構成を説明
するブロック図である。
【図8】変形例2による画像合成処理の機能構成を説明
するブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 キーボード 5 マウス 6 表示器 7 外部記憶装置 8 パスライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の画像データを格納する格
    納手段と、 前記第1の画像データに基づく画像を画面上に表示する
    表示手段と、 前記表示手段で表示された画像上において指定された指
    定部位に対応する部分を、前記第1及び第2の画像デー
    タのそれぞれより抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出されたデータについて合成処理を行
    う合成手段と を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記合成手段で合成された結果を前記第
    1の画像データに書き込む書込み手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、 前記表示手段で表示された画像上において指定された位
    置を検出する検出手段と、 前記第1及び第2の画像データのそれぞれにおいて、前
    記検出手段で検出された位置に対応する位置を特定し、
    該特定された位置を含む所定領域を特定する特定手段を
    有し、 前記第1及び第2の画像データのそれぞれから、前記特
    定手段で特定された所定領域に含まれるデータを抽出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記画面上に表示され
    ているカーソルの位置に基づいて、ユーザによって指定
    された位置を検出することを特徴とする請求項3に記載
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記特定領域は前記検出手段で検出され
    た位置を中心とする所定の閉図形領域であることを特徴
    とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定領域における合成処理の態様を
    示す処理情報を保持する保持手段を更に備え、 前記合成手段は、前記抽出手段で抽出されたデータにつ
    いて、前記処理情報に従って合成処理を行うことを特徴
    とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理情報は、当該所定領域内の各画
    素について、画素値の合成比率を示すことを特徴とする
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段は、複数種類の処理情報を
    保持し、 前記合成手段は、前記複数種類の処理情報より選択され
    た1つの処理情報を用いて、前記抽出手段で抽出された
    データについて、前記処理情報に従って合成処理を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の画像データを複写し、コピー
    画像データとして保持する画像保持手段を更に備え、 前記抽出手段は、前記第2の画像データか前記コピー画
    像データのいずれか一方と、前記第1の画像データとか
    ら前記指定部位に対応する部分を抽出することを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の画像データとして複数種類
    の画像データを保持する画像保持手段を更に備え、 前記抽出手段は、前記画像保持手段に保持された複数種
    類の画像データより選択された一つの画像データと、前
    記第1の画像データとから前記指定部位に対応する部分
    を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  11. 【請求項11】 第1及び第2の画像データを記憶領域
    に格納する格納工程と、 前記第1の画像データに基づく画像を画面上に表示する
    表示工程と、 前記表示工程で表示された画像上において指定された指
    定部位に対応する部分を、前記第1及び第2の画像デー
    タのそれぞれより抽出する抽出工程と、 前記抽出工程で抽出されたデータについて合成処理を行
    う合成工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 画像データの合成処理を行う制御プロ
    グラムを格納するコンピュータ可読メモリであって、該
    制御プログラムが、 第1及び第2の画像データを記憶領域に格納する格納工
    程のコードと、 前記第1の画像データに基づく画像を画面上に表示する
    表示工程のコードと、 前記表示工程で表示された画像上において指定された指
    定部位に対応する部分を、前記第1及び第2の画像デー
    タのそれぞれより抽出する抽出工程のコードと、 前記抽出工程で抽出されたデータについて合成処理を行
    う合成工程のコードとを備えることを特徴とする情報処
    理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206647A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd テープ印刷装置、画像と文書が合成された合成ラベルの作成方法、合成ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010206647A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd テープ印刷装置、画像と文書が合成された合成ラベルの作成方法、合成ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体

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