JPH1111122A - 軌陸車の車輪位置保持装置 - Google Patents

軌陸車の車輪位置保持装置

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JPH1111122A
JPH1111122A JP17061797A JP17061797A JPH1111122A JP H1111122 A JPH1111122 A JP H1111122A JP 17061797 A JP17061797 A JP 17061797A JP 17061797 A JP17061797 A JP 17061797A JP H1111122 A JPH1111122 A JP H1111122A
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Yoshio Tagami
吉夫 田上
Yoshinori Kuwabara
義則 桑原
Tsutomu Takeda
努 武田
Masakatsu Maeda
真克 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ車輪の車輪位置保持装置の操作を忘れ
たまま軌道走行が行われるのを防止することができる軌
陸車の安全装置を提供する。 【解決手段】 転車台を格納位置から下方へ張り出し作
動させる時にフック揺動油圧シリンダ13を伸長作動さ
せる。これによりフック12はフック取付ピン11を中
心に揺動しブラケットピン10を引っかける位置に来
る。転車台が完全に張り出すとタイヤ車輪位置は車体の
所定位置で固定保持される。これによりタイヤ車輪の車
輪位置保持装置の操作を忘れたまま軌道走行が行われる
のを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路及び軌道(鉄
道用レール)上を走行可能な軌陸車、特に軌道走行時に
タイヤ車輪(道路走行用車輪)をレールから離した状態
で走行する形式の軌陸車に関する。
【0002】
【従来の技術】軌陸車はトラックをベースとして構成さ
れており、車体の前後左右の4箇所にタイヤ車輪を有し
ている。更に、車体の前後左右の4箇所には、鉄輪(軌
道走行用車輪)が、下方への張り出し作動及び上方への
格納作動自在に取り付けられている。そして、車体に
は、例えば高所作業装置等の作業装置が設けられてい
る。
【0003】このような軌陸車はタイヤ車輪駆動式のも
のが知られており、軌道走行時は鉄輪をレール上に張り
出すとともに、タイヤ車輪をレール面に接触させ、タイ
ヤ車輪を回転駆動して走行するようになっている。但
し、タイヤ空気圧が低い場合にはタイヤ変形によりその
一部が下方に突出することがある。この場合には下方へ
の突出部は車輌限界を超えることがあり、軌道走行時に
レール近傍に備え付けられた機器を破損するおそれがあ
る。このためタイヤ車輪駆動式に代えて鉄輪駆動式とす
るとともに、軌道走行時はタイヤ車輪をレールから離し
て走行するような構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、タイヤ車輪
はサスペンション装置を介して車体に取り付けられてい
るので、鉄輪を張り出してタイヤ車輪をレールから離す
ためには、車体を少なくともサスペンションのたわみ量
を超える寸法だけ持ち上げる必要がある。しかしながら
この場合には、鉄輪支持部材をかなり長くせねばなら
ず、これにより車体の重心は高くなり、車体は不安定と
なり好ましくない。このため鉄輪駆動式の軌陸車では、
ほぼ接地時の状態の位置で車体に対してタイヤ車輪位置
を固定保持した後、車体を上方に引き上げる構造が考え
られている。
【0005】しかしながら、タイヤ車輪位置を固定保持
する操作を忘れたまま軌道上を走行した場合には前記の
ようにタイヤ車輪位置が車輌限界を超えるおそれがあ
り、この場合にはタイヤ車輪によりレール近傍に備え付
けられた機器を破損するおそれがある。また、レールに
押しつけられたタイヤによる弾性的反力を受け車体が不
安定となるほか、タイヤ車輪の転がり抵抗により軌道走
行中大きな抵抗を受けるなどの問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、道路走行から軌道走行に移行する段階で
のタイヤ車輪位置の固定保持操作の忘れを防止し、上記
の問題を未然に防ぐことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の車輪位置保持装置は、タイヤ車輪と鉄輪
と転車台とを備え、軌道走行時には鉄輪を軌道上に張り
出すとともにタイヤ車輪を軌道から離した状態で走行す
る形式の軌陸車に用いられ、転車台を格納位置から下方
へ張り出し作動させると同時に車輪保持手段を作動さ
せ、タイヤ車輪を回転自在に支持する車輪支持部材を車
体に対して所定位置に固定保持してタイヤ車輪位置を固
定保持する手段を講じたものである。
【0008】このような構成によれば、転車台を張り出
して車体を持ち上げ支持する時にタイヤ車輪位置が車輪
保持手段により固定保持されるので、タイヤ車輪は車体
と一緒にそのまま持ち上げられる。このため、サスペン
ション装置のたわみの影響を受けずにタイヤ車輪をその
まま持ち上げることができ、転車台の張り出し量は小さ
くてよく、また鉄輪の張り出し量も小さくてよい。更
に、車輪位置保持手段によるタイヤ車輪位置の固定保持
作動が転車台の張り出し作動と連動して行われるので、
車輪位置の固定保持操作の忘れを確実に防止できる。
【0009】また、一旦なされたタイヤ車輪位置の固定
保持は、その後道路上で車体がタイヤ車輪のみによって
支えられた状態以外では解除してはならない。よって上
記軌陸車が更に、車輪保持手段による車輪支持部材の保
持作動を制御する保持作動制御手段の他、転車台格納検
知手段と車輪格納検知手段とを備え、転車台格納検知手
段および車輪格納検知手段からの信号により、保持作動
制御手段が車輪位置保持の解除を許可する構成とするの
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、本発明の車輪位置保持装置を備えた軌陸車を
例として図を参照して説明する。本発明の車輪位置保持
装置を備えた軌陸車1は、図2に示すようにトラックを
ベースとして構成されており、車体2の前後左右の4箇
所に取り付けられたタイヤ車輪(道路走行用車輪)3に
よって道路上を走行することができる。更に車体2の前
後左右の4箇所には、鉄輪(軌道走行用車輪)4が、車
体2に揺動自在に支持された鉄輪支持部材4aに回転自
在に取り付けられている。
【0011】鉄輪支持部材4aは鉄輪張出格納油圧シリ
ンダ5の伸縮作動により揺動作動するようになってお
り、この鉄輪支持部材4aを揺動させることにより鉄輪
4を下方に張り出したり上方に格納したりできるように
なっている。また、左右の鉄輪4、4間は鉄道用のレー
ル(軌道)Rの幅に合わせてピッチが変えられる。全て
の鉄輪4を張り出してレールR上に載置された軌陸車1
は、鉄輪駆動用油圧モータ(図示せず)により鉄輪4を
駆動してレールR上を走行可能となっている。
【0012】車体2の下部中央には、軌陸車1をレール
R上へ載せ変え移動するための転車台6が取り付けられ
ている。転車台6は、転車台張出格納油圧シリンダ7の
伸縮作動により下方に張り出したり上方に格納したりで
きるようになっており、更に車体旋回用油圧モータ8に
より車体2を転車台6に対して水平旋回することができ
るようになっている。
【0013】このように構成された軌陸車1によりレー
ルR上の張架線やトロリ線等の鉄道設備の工事や点検を
行う場合は、まずタイヤ車輪3を駆動して作業現場近く
まで道路上を走行して移動する。なお、このような道路
走行中では、鉄輪4および転車台6は格納状態にある。
【0014】作業現場近くの踏切上に到着するとレール
Rを横切るようにして停車し、車体2上に取り付けられ
た転車台張出格納レバー21を操作して転車台6を張り
出させ、これにより車体2を支持する。そして、車体旋
回用油圧モータ8を駆動して車体2を転車台6に対して
水平旋回させ、左右の鉄輪4、4をレールR上に位置さ
せる。ここで、左右の鉄輪4、4のピッチがレールRの
幅と異なっている場合には、レールRの幅に合わせて左
右の鉄輪4、4のピッチを固定する。そして、車体2上
に取り付けられた鉄輪張出格納レバー20を操作して全
ての鉄輪4を張り出し作動させるとともに転車台張出格
納レバー21の操作により転車台6を格納作動させて鉄
輪4をレールR上に載せる。
【0015】次に鉄輪駆動用油圧モータ(図示せず)に
より鉄輪4を駆動してレールR上を走行し、目的地まで
移動して作業をする。作業が終わると再びレールR上を
走行して踏切上まで移動し、転車台6により車体2を支
持・旋回する。この時鉄輪4は格納される。そして転車
台6を格納作動して車体を道路上に降ろした後、タイヤ
車輪3を駆動して道路上を走行し、別の場所に移動す
る。
【0016】上記のように軌陸車1が鉄輪4の駆動力の
みにより軌道上を走行する際には、道路走行用のタイヤ
車輪3がレールRと接触しないようにするのが望まし
い。よってタイヤ車輪位置は図2に示すような車体2の
所定位置に固定保持されることとなるが、このタイヤ車
輪位置の固定保持操作を確実に行うため、本発明に係る
車輪位置保持装置が設けられる。
【0017】
【車輪位置保持装置の構成】車輪位置保持装置の構成を
図1に示す。タイヤ車輪3の車軸16を回転自在に支持
する車輪支持部材(軸受け)17をリーフスプリング1
8に固定するUボルト19に共締めされたブラケット9
には、ブラケットピン10が固設されている。このブラ
ケットピン10の上方に位置して車体2側に固設された
フック取付ピン11には、車輪位置フック12が枢結さ
れている。更に油圧によって伸縮作動するフック揺動油
圧シリンダ13の一端が車体2上に取り付けられている
とともに、他の一端がフック12の中程に取り付けられ
ている。そして、このフック揺動油圧シリンダ13の伸
縮作動によりフック12はフック取付ピン11を中心に
揺動される。フック揺動油圧シリンダ13の伸長作動に
よりフック12がフック取付ピン11のまわりに揺動さ
れ、フック12の長手方向がほぼ上下方向となった時、
フック12の鉤部12aがブラケットピン10の下方に
位置する構成となっている。
【0018】車体2が道路上にあって、かつ転車台6が
張り出されていない時は、車体2はリーフスプリング1
8がたわんだ状態でタイヤ車輪3のみにより支えられて
いるので、上記のようにフック揺動シリンダ13の伸長
作動によりフック12が揺動してその長手方向がほぼ上
下方向となった時、ブラケットピンは実線10の位置に
あり、フック鉤部12aとは離れた状態となる。
【0019】また、転車台6あるいは車体2の転車台格
納部近傍には、転車台6の格納状態を検知するリミット
スイッチ(第1リミットスイッチ)22が備え付けられ
ており、転車台張出格納油圧シリンダ7が収縮し、転車
台6が車体内に完全に格納されている時にはオンとな
り、転車台張出格納油圧シリンダ7が格納状態から伸長
し、転車台6が少しでも下方に張り出されている時には
オフとなる。また鉄輪支持部材4aあるいは車体2の鉄
輪支持部材取付部近傍には、鉄輪4の格納状態を検知す
るリミットスイッチ(第2リミットスイッチ)23が備
え付けられており、鉄輪張出格納油圧シリンダ5が収縮
し、鉄輪4が完全に格納されている時にはオンとなり、
鉄輪張出格納油圧シリンダ5が格納状態から伸長し、鉄
輪4が少しでも張り出されている時にはオフとなる。
【0020】次に、転車台張出格納油圧シリンダ7およ
びフック揺動油圧シリンダ13の作動制御装置について
図4を参照して説明する。ここで、各油圧シリンダのポ
ート(接続口)については、ロッドのある側が乙ポー
ト、反対側が甲ポートとする。油圧モータ28を駆動す
ると油圧ポンプ27により油槽30内の作動油はサクシ
ョンフィルタ29を介して吸い上げられ、第2制御弁2
6へと送られる。第2制御弁は4ポートあり、油圧ポン
プ27と通じるポート33と油槽30と通じるポート3
4の他に、第1制御弁25へ通じるポート35と全ての
フック揺動油圧シリンダ13の乙ポートと通じるポート
36(配管は途中で分岐)を有する。また第1制御弁2
5も4ポートあり、第2制御弁と通じるポート37と油
槽30と通じるポート38の他に、全ての転車台張出格
納油圧シリンダ7の甲ポートおよび全てのフック揺動油
圧シリンダ13の甲ポートと通じるポート39(ともに
配管は途中で分岐)と全ての転車台張出格納油圧シリン
ダ7の乙ポートと通じるポート40(配管は途中で分
岐)を有する。また、各油圧シリンダの甲ポートおよび
乙ポートへの配管の途中にはパイロット式チェック弁3
2が設けられている。
【0021】第1制御弁25は手動式方向制御弁であ
り、転車台張出格納レバー21の手動操作により弁が切
換えられる。この第1制御弁25は転車台張出格納レバ
ー21を操作しない時はばねの力により常に中立位置2
5bに位置する。第2制御弁26はソレノイド式方向制
御弁であり、一定条件の下(後述)で車体2上に設けら
れたフック揺動レバー24を手動操作するとフック揺動
コントローラ15を介してソレノイド26cに電磁力が
与えられ、弁が切換えられる。フック揺動レバー24を
操作しない時はばねの力により常にノーマル位置26a
に位置する。
【0022】転車台張出格納レバー21もフック揺動レ
バー24も操作しない時は、第1制御弁は中立位置25
bにあり、第2制御弁はノーマル位置26aにある。こ
の時油圧ポンプ27が作動していれば油槽30から吸い
上げられた作動油は第2制御弁26aのポート37から
ポート39へ、更に第1制御弁25aのポート33へ送
られるが、ここで作動油は遮断されるので管内の油の圧
力は高くなり、リリーフ弁31により油槽30内へ吐き
出される。この状態では転車台張出格納油圧シリンダ7
もフック揺動油圧シリンダ13も作動しない。
【0023】
【車輪位置保持装置の作動】先ず、道路走行より軌道走
行へ移行する時の作動を説明する。車体2は道路上(踏
切上)にタイヤ車輪3のみで支えられており、この時転
車台6は格納状態にあり(第1リミットスイッチ22は
オン)、鉄輪4も格納状態にある(第2リミットスイッ
チ23は全てオン)。
【0024】車体2上に設けられた転車台張出格納レバ
ー21を手動操作して転車台張出格納油圧シリンダ7を
伸長作動させると、転車台6が下方に張り出し始める
(第1リミットスイッチ22はオフとなる)。この転車
台張出格納油圧シリンダ7の伸長作動と同時にフック揺
動油圧シリンダ13も伸長作動するが、これによりフッ
ク12をフック取付ピン11を中心に揺動させ、フック
12の鉤部12aをブラケットピン10の下方に位置さ
せる。転車台6が地面に接地する前にこのフック12の
作動は完了する(地面の凹凸を考慮すると、フック揺動
油圧シリンダ13の伸長作動は転車台張出格納油圧シリ
ンダ7の伸長開始後、程なく完了するのが望ましい)。
この時のタイヤ車輪3の外形は実線14、ブラケットピ
ンは実線10の位置にある。
【0025】更に転車台6が張り出され地面へ接地する
と、その時を境に車体2は持ち上がり始める。このよう
な車体2の持ち上げ移動に対して、タイヤ車輪3は車体
2に対してリーフスプリング(サスペンション装置)1
8を介して支持されているので、リーフスプリング18
のたわみは徐々に解放されていくとともにタイヤ車輪3
は接地状態でその場に残ろうとする。しかし、図1のよ
うにフック12の鉤部12aがブラケットピン10のす
ぐ下方に位置していることから、更に転車台6が張り出
されていくと、リーフスプリング18のたわみが完全に
解放される前に鉤部12aがブラケットピン10に引っ
掛かり、タイヤ車輪3は前記タイヤ外形14の位置から
若干量下方へ下がった位置にてフック12に固定保持さ
れたまま地面を離れる。この時のタイヤ車輪の外形は2
点鎖線14a、ブラケットピンは2点鎖線10aの位置
となる。なお図1では、車体2の持ち上げ移動に対する
車体側構造の上方への移動を、図示の便宜上、タイヤ車
輪側構造が下方へ移動したように(タイヤ車輪外形14
から14aへ、ブラケットピン10から10aへ)描い
ている。
【0026】更に転車台6が張り出されると、タイヤ車
輪3は位置を固定保持されたまま車体2とともに上方へ
持ち上げられる。このため転車台6の張り出し量は小さ
くてよく、また鉄輪4の張り出し量も小さくて(鉄輪支
持部材4aの長さが短くて)よい。
【0027】転車台6を完全に張り出させて車体2を支
持した後は、転車台6を水平旋回させて左右の鉄輪4、
4をレールR上に位置させる。ここで、左右の鉄輪4、
4のピッチがレールRの幅と異なっている場合には、レ
ールRの幅に合わせて左右の鉄輪4、4のピッチを固定
する。そして車体2上に設けられた鉄輪張出格納レバー
20を操作して鉄輪張出格納油圧シリンダ5を伸長作動
させ、鉄輪4を張り出させる(第2リミットスイッチが
全てオフになる)。そして転車台6を徐々に格納作動さ
せて左右の鉄輪4、4をレールR上に乗せた後、鉄輪駆
動用油圧モータ(図示せず)により鉄輪4を駆動し、軌
道上を走行する。
【0028】このように、更に軌道走行時に必須となる
タイヤ車輪位置の固定保持が転車台6の張り出し作動と
連動して行われるため、タイヤ車輪位置の固定保持忘れ
が確実に防止できる。
【0029】また、タイヤ車輪3をレールRより離した
状態に固定保持することにより、タイヤ車輪3をレール
Rに接触させたまま軌道上を走行することにより生じる
問題、すなわちタイヤ車輪3の変形部が車輌限界を超え
た場合に起こりうるレールR近傍の機器の破損のおそ
れ、レールRに押しつけられたタイヤ車輪3による弾性
的反力による車体の不安定、タイヤ車輪3の転がり抵抗
による軌道走行中の大きな抵抗の発生などの問題を防止
することができる。
【0030】なお、タイヤ車輪位置が固定保持されてい
ない状態で軌道を走行することを防止するため、軌道走
行開始時にはフック12により車輪位置が固定保持さ
れ、かつ全ての鉄輪4が張り出した状態でなければ、鉄
輪駆動用油圧モータ(図示せず)を駆動できない構造と
することが好ましい。
【0031】上記の転車台6の張り出し(同時に車輪位
置保持装置が作動)と格納の過程における転車台張出格
納油圧シリンダ7およびフック揺動油圧シリンダ13の
作動を油圧回路図(図4)により説明する。転車台6を
張り出し作動する時は、フック揺動レバー24を操作し
ない状態(第2制御弁はノーマル位置26a)で転車台
張出格納レバー21を手動操作して第1制御弁を25a
に切換える。これにより油圧ポンプ27により吸い上げ
られた作動油は、第2制御弁26aのポート37からポ
ート39を通過して第1制御弁25aのポート33へ流
入し、ポート35から流出する。作動油は更にそれぞれ
の転車台張出格納油圧シリンダ7の甲ポートへ流れ込ん
で転車台張出格納油圧シリンダ7をそれぞれ伸長作動さ
せ、それと同時に転車台張出格納油圧シリンダ7の乙ポ
ートから流出した作動油は第1制御弁25aのポート3
6からポート34を経て油槽30へ吐き出される。これ
により転車台6は張り出し作動する。
【0032】なお、この過程で第1制御弁25aのポー
ト36を流出した作動油はそれぞれの転車台張出格納油
圧シリンダ7の甲ポートに流入すると同時にそれぞれの
フック揺動油圧シリンダ13の甲ポートにも流入し、一
方フック揺動油圧シリンダ13の乙ポートから流出した
作動油は第2制御弁26aのポート40からポート38
を経て油槽30内に吐き出される。これによりフック揺
動油圧シリンダ13は伸長作動され、フック12は揺動
してタイヤ車輪位置の固定保持が行われる。このように
タイヤ車輪位置の固定保持は転車台6の張り出し操作と
同時に行われる(図3中の実線の流れを参照)。
【0033】前述したように転車台6が地面に接地する
前にフック揺動油圧シリンダ13の伸長作動は完了する
ので、転車台6の張り出しがそれ以上行われなくなった
時は転車台張出格納油圧シリンダ7およびフック揺動油
圧シリンダ13の伸長作動は全て終了しているため、フ
ック揺動操作レバー24の操作を止める(手を放す)。
あるいは転車台6が完全に張り出したことを検知するた
めの検知手段とそれを介して転車台6の張り出し完了を
表示する表示パネルを設けてもよい。フック揺動操作レ
バー24から手を放すと第1制御弁は25bの中立位置
となり、油圧ポンプ27により吸い上げられる作動油は
全てリリーフ弁31から油槽30内へ吐き出されるよう
になる。
【0034】その後の転車台6の旋回後、転車台6を格
納させる過程は、転車台6を張り出す時と同様フック揺
動レバー24はそのままに(第2制御弁はノーマル位置
26a)、転車台張出格納レバー21を操作して第1制
御弁を25cに切り換える。そうすると油圧ポンプ27
により吸い上げられ、第2制御弁26aのポート37か
ポート39を通過してきた作動油は第1制御弁25cの
ポート33に流入し、ポート36から流出する。そして
この作動油は転車台張出格納油圧シリンダ7の乙ポート
に流入し、一方転車台張出格納油圧シリンダ7の甲ポー
トから流出した作動油は第1制御弁25cのポート35
からポート34を通って油槽30内に吐き出される。こ
れにより転車台張出格納油圧シリンダ7は収縮作動し、
転車台6は格納される。なお、この過程でフック揺動油
圧シリンダ13は作動しない。
【0035】次に、軌道走行より道路走行へ移行する作
動を説明する。軌道走行を終えた直後は転車台6は完全
に格納された状態にあり(第1リミットスイッチはオ
ン)、鉄輪4は張り出し状態にある(第2リミットスイ
ッチは全てオフ)。
【0036】この状態から転車台6を徐々に張り出させ
て車体2を持ち上げ、、転車台6が完全に張り出される
とこれにより車体2は支持される。そして鉄輪張出格納
レバー20の操作により鉄輪張出格納油圧シリンダ5を
収縮作動させて鉄輪4を格納し(第2リミットスイッチ
が全てオンになる)、転車台6を水平旋回させて車体2
を道路上に降ろす位置で止める。そして転車台6を徐々
に格納していくと、やがてタイヤ車輪3は地面に接す
る。更に転車台6を格納させていき、完全に格納し終わ
ると(第1リミットスイッチはオンになる)、車体2は
タイヤ車輪3のみによって支持される。
【0037】上記の転車台6の張り出し(車輪位置保持
装置は作動しない)と格納の過程における転車台張出格
納油圧シリンダ7の作動について図4を用いて説明す
る。転車台6を張り出させる時は、道路走行から軌道走
行へ移行する時と同様の過程を経る。ただしフック揺動
油圧シリンダ13が既に伸長状態にあるところが異な
る。すなわち第1制御弁25aを通過した作動油は転車
台張出格納油圧シリンダ7を伸長させるのみであり、フ
ック揺動油圧シリンダ13は作動しない(転車台6の張
り出し作動により前記のように作動油はフック揺動油圧
シリンダ13の甲ポートに流入しようとするが、フック
揺動油圧シリンダ13は既に伸長状態にあるため堰き止
められるのみである)。この後、転車台6を格納させる
時の転車台張出格納油圧シリンダ7の収縮過程は道路走
行から軌道走行への移行時と同様の過程を経る。
【0038】最後に、この後のタイヤ車輪位置の固定保
持解除の操作を説明する。タイヤ車輪位置を固定保持す
るために伸長させていたフック揺動油圧シリンダ13を
収縮させることによりタイヤ車輪位置の固定保持は解除
されるが、これは先ず車体2に取り付けたフック揺動レ
バー24を手動操作することにより行われる。軌道走行
中誤ってタイヤ車輪位置の固定保持の解除が行われる危
険を防ぐため、このフック揺動レバー24は、上記のよ
うに鉄輪4が格納されて転車台6も完全に格納され、タ
イヤ車輪3のみで車体2が支えられている状態、すなわ
ち第1リミットスイッチがオン、第2スイッチも全てオ
ンの状態でなければフック揺動レバー24を操作して
も、フック揺動コントローラ15はフック揺動油圧シリ
ンダ13の収縮作動をさせる信号が出せない構成とする
(図3中の破線の流れを参照)。
【0039】上記のように、鉄輪4が格納されて転車台
6も完全に格納されタイヤ車輪3のみで車体2が支えら
れている状態では、リーフスプリング18は車体2の重
量によりたわみ、フック12とブラケットピン10は離
れた状態(2点鎖線10aより実線10へ移動)となっ
ている(図2参照)。フック揺動レバー24を手動操作
し、フック揺動コントローラ15を介してフック揺動油
圧シリンダ13を収縮作動させると、フック12はフッ
ク取付ピン11を中心に揺動して車体2に格納され、タ
イヤ車輪位置の固定保持解除が完了する。しかる後はじ
めてタイヤ車輪3により道路を走行する。
【0040】このような構成とすることにより、軌道走
行中誤ってフック揺動レバー24を操作してもタイヤ車
輪位置の固定保持が解除される危険がなく、思わぬ事故
を招く心配がない。
【0041】上記の車輪位置の固定保持解除操作に伴う
フック揺動油圧シリンダ13の作動を図4を用いて説明
する。鉄輪4が格納され(第2リミットスイッチはオ
ン)、転車台6も格納された(第1リミットスイッチも
オン)後、転車台張出格納レバー21はそのままで(第
1制御弁は中立位置25bにある)フック揺動レバー2
4を手動操作する。するとフック揺動コントローラ15
から第2制御弁のソレノイド26cに電磁信号が送られ
て第2制御弁は26bに切り換えられ、油圧ポンプ27
で吸い上げられた作動油は第2制御弁26bのポート3
7からポート40へ流れ、フック揺動油圧シリンダ13
の乙ポートへ流入する。一方、フック揺動油圧シリンダ
13の甲ポートから流出した作動油は第1制御弁25b
のポート35へ流入し、ポート34を通って油槽30内
へ吐き出される。これによりフック揺動油圧シリンダ1
3は収縮作動し、フック12を揺動させ車輪位置の固定
保持作動が解除される。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る車輪位置保
持装置によれば、転車台の張り出し作動と連動して車輪
位置保持手段が作動するので、車輪位置の固定保持忘れ
が確実に防止でき、車輪位置保持を忘れた時に生じうる
軌道走行時のレール近傍の機器の破損、タイヤ車輪がレ
ールに押しつけられることによって生じるタイヤの弾性
的反力による車体の不安定、軌道走行中のタイヤ車輪の
転がり抵抗による抵抗の発生などの問題を防ぐことがで
きる。また、車輪位置の固定保持の解除は鉄輪を格納し
かつ転車台も格納した状態でなければできないので、軌
道走行中誤って車輪位置の固定保持が解除される危険が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪位置保持装置の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の車輪位置保持装置を備える軌陸車の構
成を示す側面図である。
【図3】本発明の車輪位置保持装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の車輪位置保持装置の油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 軌陸車 2 車体 3 タイヤ車輪(道路走行用車輪) 4 鉄輪(軌道走行用車輪) 4a 鉄輪支持部材 6 転車台 10 ブラケットピン 11 フック取付ピン 12 フック 13 フック揺動油圧シリンダ 14 タイヤ外形 17 車輪支持部材 18 リーフスプリング 19 Uボルト R レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 努 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414ー1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 (72)発明者 前田 真克 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414ー1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路走行用車輪と、軌道走行用車輪と、
    車体に格納された格納位置から下方に張り出して車体を
    持ち上げ支持するとともにこの状態で車体を水平旋回さ
    せることが可能な転車台とを備え、道路走行時には前記
    軌道走行用車輪を格納して前記道路走行用車輪を用いて
    走行し、軌道走行時には前記軌道走行用車輪を軌道上に
    張り出して前記道路走行用車輪を軌道から離した状態で
    走行するように構成された軌陸車の車輪位置保持装置で
    あって、 前記道路走行用車輪を回転自在に支持する車輪支持部材
    を、前記車体に対して所定位置で固定保持可能な車輪保
    持手段を備え、 前記転車台を格納位置から下方へ張り出し作動させる時
    に前記車輪保持手段を作動させ、前記車輪支持部材を前
    記所定位置で固定保持させることを特徴とする軌陸車の
    車輪位置保持装置。
  2. 【請求項2】 前記車輪保持手段による前記車輪支持部
    材の保持作動を制御する保持作動制御手段と、 前記軌道走行用車輪の格納状態を検知する車輪格納検知
    手段と、 前記転車台の格納状態を検知する転車台格納検知手段と
    を備え、 前記転車台格納検知手段および前記車輪格納検知手段か
    らの信号により、前記保持作動制御手段が前記車輪支持
    部材による前記車輪位置保持の解除を許可することを特
    徴とする請求項1記載の軌陸車の車輪位置保持装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009101864A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Aichi Corp 軌陸作業車のサスロック装置
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CN114179579B (zh) * 2021-12-28 2023-09-22 株洲中车特种装备科技有限公司 一种轨道工程车转向架

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