JPH11111279A - 水素吸蔵合金電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 - Google Patents
水素吸蔵合金電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池Info
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- JPH11111279A JPH11111279A JP9291590A JP29159097A JPH11111279A JP H11111279 A JPH11111279 A JP H11111279A JP 9291590 A JP9291590 A JP 9291590A JP 29159097 A JP29159097 A JP 29159097A JP H11111279 A JPH11111279 A JP H11111279A
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- polyethyleneimine
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素吸蔵合金を活物質として含有するペース
トの保存中の粘度低下を抑制し、ペーストの長期保存を
可能にして、水素吸蔵合金電極の生産性を向上させる。 【解決手段】 水素吸蔵合金を活物質として含有するペ
ーストの調製にあたり、分散剤としてポリエチレンイミ
ンをペースト中に含有させる。上記ポリエチレンイミン
の平均分子量は500〜100000が好ましく、ま
た、上記ポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵合金1
00重量部に対して0.01〜5重量部が好ましい。
トの保存中の粘度低下を抑制し、ペーストの長期保存を
可能にして、水素吸蔵合金電極の生産性を向上させる。 【解決手段】 水素吸蔵合金を活物質として含有するペ
ーストの調製にあたり、分散剤としてポリエチレンイミ
ンをペースト中に含有させる。上記ポリエチレンイミン
の平均分子量は500〜100000が好ましく、ま
た、上記ポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵合金1
00重量部に対して0.01〜5重量部が好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素を可逆的に吸
脱蔵することができる水素吸蔵合金を活物質とする水素
吸蔵合金電極およびそれを負極に用いたニッケル水素二
次電池に関する。
脱蔵することができる水素吸蔵合金を活物質とする水素
吸蔵合金電極およびそれを負極に用いたニッケル水素二
次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】水素吸蔵合金電極は、水素吸蔵合金に増
粘剤やバインダーなどを添加し、水でペースト状にし、
そのペーストを金属発泡体に充填したり、パンチングメ
タルに塗着する工程を経て製造されるが、このペースト
の増粘剤として使用されているポリビニルアルコールな
どの水溶性高分子は、ペーストを放置すると水素吸蔵合
金表面に吸着するため、ペーストは水素吸蔵合金と水と
に分離してしまう。その結果、ペーストの粘度が低下し
て、ペーストの性質が大きく変化するため、ペーストの
長期保存ができず、水素吸蔵合金電極の生産性が低下す
るという問題があった。
粘剤やバインダーなどを添加し、水でペースト状にし、
そのペーストを金属発泡体に充填したり、パンチングメ
タルに塗着する工程を経て製造されるが、このペースト
の増粘剤として使用されているポリビニルアルコールな
どの水溶性高分子は、ペーストを放置すると水素吸蔵合
金表面に吸着するため、ペーストは水素吸蔵合金と水と
に分離してしまう。その結果、ペーストの粘度が低下し
て、ペーストの性質が大きく変化するため、ペーストの
長期保存ができず、水素吸蔵合金電極の生産性が低下す
るという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の水素
吸蔵合金を活物質として含有するペーストの保存性が悪
かったという問題点を解決し、水素吸蔵合金を含有する
ペーストの長期保存性を確保して、水素吸蔵合金電極の
生産性を向上させることを目的とする。
吸蔵合金を活物質として含有するペーストの保存性が悪
かったという問題点を解決し、水素吸蔵合金を含有する
ペーストの長期保存性を確保して、水素吸蔵合金電極の
生産性を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、水素吸蔵合金
を活物質として含有するペーストの調製にあたり、分散
剤としてポリエチレンイミンを添加することによって、
ペースト放置中の増粘剤の水溶性高分子の水素吸蔵合金
表面への吸着を防止して、ペーストの粘度低下を抑制
し、長期保存後でもペーストを使用できるようにして、
上記課題を解決したものである。
を活物質として含有するペーストの調製にあたり、分散
剤としてポリエチレンイミンを添加することによって、
ペースト放置中の増粘剤の水溶性高分子の水素吸蔵合金
表面への吸着を防止して、ペーストの粘度低下を抑制
し、長期保存後でもペーストを使用できるようにして、
上記課題を解決したものである。
【0005】上記のように、ペースト中にポリエチレン
イミンを含有させると、ポリエチレンイミンがまず水素
吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸蔵合金の表面にポリ
エチレンイミン層を形成する。このポリエチレンイミン
層が水素吸蔵合金表面への増粘剤の水溶性高分子の吸着
を阻害し、ペーストの粘性を支配している増粘剤の作用
をペースト調製時のまま保つので、ペーストの粘度が低
下せず、長期保存後でもペーストが使用できるようにな
る。また、ポリエチレンイミンは主鎖にカチオンチャー
ジを有していて静電的に反発し合うことから、ポリエチ
レンイミンを吸着した水素吸蔵合金同士が凝集すること
もない。
イミンを含有させると、ポリエチレンイミンがまず水素
吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸蔵合金の表面にポリ
エチレンイミン層を形成する。このポリエチレンイミン
層が水素吸蔵合金表面への増粘剤の水溶性高分子の吸着
を阻害し、ペーストの粘性を支配している増粘剤の作用
をペースト調製時のまま保つので、ペーストの粘度が低
下せず、長期保存後でもペーストが使用できるようにな
る。また、ポリエチレンイミンは主鎖にカチオンチャー
ジを有していて静電的に反発し合うことから、ポリエチ
レンイミンを吸着した水素吸蔵合金同士が凝集すること
もない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、ペースト中に含
有させるポリエチレンイミンの分子量は、平均分子量で
500〜100000が好ましい。ポリエチレンイミン
の平均分子量が500より小さい場合は、水素吸蔵合金
表面への吸着効果が低下するおそれがあり、ポリエチレ
ンイミンの平均分子量が100000より大きい場合
は、ペーストの粘度をいたずらに高くしてしまって作業
性が低下するおそれがある。
有させるポリエチレンイミンの分子量は、平均分子量で
500〜100000が好ましい。ポリエチレンイミン
の平均分子量が500より小さい場合は、水素吸蔵合金
表面への吸着効果が低下するおそれがあり、ポリエチレ
ンイミンの平均分子量が100000より大きい場合
は、ペーストの粘度をいたずらに高くしてしまって作業
性が低下するおそれがある。
【0007】また、本発明において、ペースト中に含有
させるポリエチレンイミンの量は、水素吸蔵合金100
重量部に対して0.01〜5重量部が好ましい。ポリエ
チレンイミンの含有量が水素吸蔵合金100重量部に対
して0.01重量部より少ない場合は、水素吸蔵合金の
表面に吸着するポリエチレンイミン量が少なくなるた
め、増粘剤の水溶性高分子の水素吸蔵合金表面への吸着
を充分に抑制することができず、そのため、ペーストの
粘度を長期間保持することができなくなるおそれがあ
り、ポリエチレンイミンの含有量が水素吸蔵合金100
重量部に対して5重量部より多い場合は、それに伴って
水素吸蔵合金の充填量が少なくなって容量が低下するお
それがある。つまり、ポリエチレンイミンの含有量は水
素吸蔵合金100重量部に対して0.01〜5重量部の
範囲で、ポリエチレンイミン添加の効果が明瞭に発現す
るようになるとともに、所望する水素吸蔵合金の充填量
を確保することができる。
させるポリエチレンイミンの量は、水素吸蔵合金100
重量部に対して0.01〜5重量部が好ましい。ポリエ
チレンイミンの含有量が水素吸蔵合金100重量部に対
して0.01重量部より少ない場合は、水素吸蔵合金の
表面に吸着するポリエチレンイミン量が少なくなるた
め、増粘剤の水溶性高分子の水素吸蔵合金表面への吸着
を充分に抑制することができず、そのため、ペーストの
粘度を長期間保持することができなくなるおそれがあ
り、ポリエチレンイミンの含有量が水素吸蔵合金100
重量部に対して5重量部より多い場合は、それに伴って
水素吸蔵合金の充填量が少なくなって容量が低下するお
それがある。つまり、ポリエチレンイミンの含有量は水
素吸蔵合金100重量部に対して0.01〜5重量部の
範囲で、ポリエチレンイミン添加の効果が明瞭に発現す
るようになるとともに、所望する水素吸蔵合金の充填量
を確保することができる。
【0008】本発明において、水素吸蔵合金を活物質と
するペーストの調製にあたり、ペースト中には、上記ポ
リエチレンイミン以外に、従来同様に、増粘剤が添加さ
れる。上記増粘剤としては、たとえば、ポリビニルアル
コール、メチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、
カルボキシメチルセルロースなどが用いられる。また、
上記ペースト中には、必要に応じ、バインダーとして、
たとえば、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、
スチレン−アクリル酸共重合体などのゴム系高分子や、
ポリテトラフルオロエチレンなどを添加してもよい。
するペーストの調製にあたり、ペースト中には、上記ポ
リエチレンイミン以外に、従来同様に、増粘剤が添加さ
れる。上記増粘剤としては、たとえば、ポリビニルアル
コール、メチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、
カルボキシメチルセルロースなどが用いられる。また、
上記ペースト中には、必要に応じ、バインダーとして、
たとえば、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、
スチレン−アクリル酸共重合体などのゴム系高分子や、
ポリテトラフルオロエチレンなどを添加してもよい。
【0009】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度や量を示す%は重量%である。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度や量を示す%は重量%である。
【0010】実施例1 水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエチレンイミ
ン水溶液1.0gおよび3%ポリビニルアルコール水溶
液32gを順次添加し、混合してペーストを調製した。
使用した水素吸蔵合金はMmNi3.55Co0.75Mn0.4
Al0.3 Mo0.04(Mmはミッシュメタル系合金)であ
り、使用したポリエチレンイミンの平均分子量は500
0で、ペースト中におけるポリエチレンイミンの含有量
は水素吸蔵合金100重量部に対して0.5重量部であ
った。
ン水溶液1.0gおよび3%ポリビニルアルコール水溶
液32gを順次添加し、混合してペーストを調製した。
使用した水素吸蔵合金はMmNi3.55Co0.75Mn0.4
Al0.3 Mo0.04(Mmはミッシュメタル系合金)であ
り、使用したポリエチレンイミンの平均分子量は500
0で、ペースト中におけるポリエチレンイミンの含有量
は水素吸蔵合金100重量部に対して0.5重量部であ
った。
【0011】上記のようにして調製したペーストを厚さ
600μmのニッケル発泡体からなる支持体に乾燥後の
全体の厚さが650μmになるように塗布充填し、乾燥
した後、ロールプレスで圧縮して、厚さ290μmの水
素吸蔵合金電極を作製した。
600μmのニッケル発泡体からなる支持体に乾燥後の
全体の厚さが650μmになるように塗布充填し、乾燥
した後、ロールプレスで圧縮して、厚さ290μmの水
素吸蔵合金電極を作製した。
【0012】実施例2 実施例1と同様の水素吸蔵合金とポリエチレンイミンを
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液0.02gおよび3%ポリビニルア
ルコール水溶液32gを順次添加し、混合してペースト
を調製した。このペーストを用いたほかは、実施例1と
同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例2
のペースト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水
素吸蔵合金100重量部に対して0.01重量部であっ
た。
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液0.02gおよび3%ポリビニルア
ルコール水溶液32gを順次添加し、混合してペースト
を調製した。このペーストを用いたほかは、実施例1と
同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例2
のペースト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水
素吸蔵合金100重量部に対して0.01重量部であっ
た。
【0013】実施例3 実施例1と同様の水素吸蔵合金とポリエチレンイミンを
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液2.1gおよびポリビニルアルコー
ル水溶液32gを順次添加し混合してペーストを調製し
た。このペーストを用いたほかは、実施例1と同様にし
て水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例3のペース
ト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵合
金100重量部に対して1.05重量部であった。
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液2.1gおよびポリビニルアルコー
ル水溶液32gを順次添加し混合してペーストを調製し
た。このペーストを用いたほかは、実施例1と同様にし
て水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例3のペース
ト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵合
金100重量部に対して1.05重量部であった。
【0014】実施例4 実施例1と同様の水素吸蔵合金とポリエチレンイミンを
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液10.0gおよびポリビニルアルコ
ール水溶液32gを順次添加し混合してペーストを調製
した。このペーストを用いたほかは、実施例1と同様に
して水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例4のペー
スト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵
合金100重量部に対して5.0重量部であった。
用い、上記水素吸蔵合金100gに対して50%ポリエ
チレンイミン水溶液10.0gおよびポリビニルアルコ
ール水溶液32gを順次添加し混合してペーストを調製
した。このペーストを用いたほかは、実施例1と同様に
して水素吸蔵合金電極を作製した。この実施例4のペー
スト中におけるポリエチレンイミンの含有量は水素吸蔵
合金100重量部に対して5.0重量部であった。
【0015】比較例1 実施例1と同様の水素吸蔵合金100重量部に対して3
%ポリビニルアルコール水溶液32重量部を添加し、混
合してペーストを調製した。このペーストを用いたほか
は、実施例1と同様にして水素吸蔵合金電極を作製し
た。この比較例1のペーストには、前記実施例1〜4の
ペーストとは異なり、ポリエチレンイミンをまったく含
有させなかった。
%ポリビニルアルコール水溶液32重量部を添加し、混
合してペーストを調製した。このペーストを用いたほか
は、実施例1と同様にして水素吸蔵合金電極を作製し
た。この比較例1のペーストには、前記実施例1〜4の
ペーストとは異なり、ポリエチレンイミンをまったく含
有させなかった。
【0016】上記のようにして調製したペーストと該ペ
ーストを用いて作製した水素吸蔵合金電極について次の
試験を行った。
ーストを用いて作製した水素吸蔵合金電極について次の
試験を行った。
【0017】ペーストの経時変化:上記のようにして調
製したペーストの調製直後の粘度と流動性を調べた後、
上記ペーストを20℃で放置し、1日後、2日後および
7日後の粘度と流動性を調べた。ペーストの粘度の経時
変化を図1に示す。また、ペーストの流動性の経時変化
を表1に示す。
製したペーストの調製直後の粘度と流動性を調べた後、
上記ペーストを20℃で放置し、1日後、2日後および
7日後の粘度と流動性を調べた。ペーストの粘度の経時
変化を図1に示す。また、ペーストの流動性の経時変化
を表1に示す。
【0018】ペーストの粘度の測定は温度30℃でB型
粘度計によりローター(HH−4)の回転速度100r
pmで測定し、流動性は温度20℃でサンプル瓶にペー
ストを注入して所定期間放置した後、これを傾斜させる
ことによって調べた。そして、表1への表示にあたって
は、次の評価基準により表示した。
粘度計によりローター(HH−4)の回転速度100r
pmで測定し、流動性は温度20℃でサンプル瓶にペー
ストを注入して所定期間放置した後、これを傾斜させる
ことによって調べた。そして、表1への表示にあたって
は、次の評価基準により表示した。
【0019】評価基準: 〇 : 流動性あり × : 流動性なし
【0020】
【表1】
【0021】水素吸蔵合金電極の重量の測定:前記のよ
うにして作製した実施例1〜4および比較例1の水素吸
蔵合金電極の各1000個ずつについて重量を測定し
た。その最小値、最大値および公差(最大値−最小値)
を表2に示す。なお、上記水素吸蔵合金電極はいずれも
サイズが36mm×67mm×0.29mmであった。
うにして作製した実施例1〜4および比較例1の水素吸
蔵合金電極の各1000個ずつについて重量を測定し
た。その最小値、最大値および公差(最大値−最小値)
を表2に示す。なお、上記水素吸蔵合金電極はいずれも
サイズが36mm×67mm×0.29mmであった。
【0022】
【表2】
【0023】電池の放電容量:つぎに、上記実施例1〜
4および比較例1の水素吸蔵合金電極のそれぞれを負極
として用い、これに組み合わせる正極として公知のペー
スト式ニッケル電極を用い、30%水酸化カリウム水溶
液を電解液として用いて公称容量580mAhの密閉型
ニッケル水素二次電池を作製した。得られた電池を0.
145Aで公称容量の120%まで充電し、1時間休止
後、110mAで電池電圧が1.0Vになるまで放電
し、放電容量を求め、それを標準容量とした。また、
0.58A充電、−dV=5mV、0.58A放電1V
カットの充放電サイクルを繰り返し、500サイクル後
の放電容量を求めた。その結果を表3に示す。
4および比較例1の水素吸蔵合金電極のそれぞれを負極
として用い、これに組み合わせる正極として公知のペー
スト式ニッケル電極を用い、30%水酸化カリウム水溶
液を電解液として用いて公称容量580mAhの密閉型
ニッケル水素二次電池を作製した。得られた電池を0.
145Aで公称容量の120%まで充電し、1時間休止
後、110mAで電池電圧が1.0Vになるまで放電
し、放電容量を求め、それを標準容量とした。また、
0.58A充電、−dV=5mV、0.58A放電1V
カットの充放電サイクルを繰り返し、500サイクル後
の放電容量を求めた。その結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】表1に示すように、実施例1〜4のペース
トは、7 日間放置後も流動性を有していたが、比較例1
のペーストは1日放置しただけで流動性を失っていた。
すなわち、比較例1のペーストでは、増粘剤のポリビニ
ルアルコールが水素吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸
蔵合金と水とに分離し、粘度が低下するとともに、水素
吸蔵合金が底部に沈殿してペーストとしての流動性を失
っていた。
トは、7 日間放置後も流動性を有していたが、比較例1
のペーストは1日放置しただけで流動性を失っていた。
すなわち、比較例1のペーストでは、増粘剤のポリビニ
ルアルコールが水素吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸
蔵合金と水とに分離し、粘度が低下するとともに、水素
吸蔵合金が底部に沈殿してペーストとしての流動性を失
っていた。
【0026】また、図1に示すように、実施例1〜4の
ペーストは、比較例1のペーストに比べて、経時に伴う
粘度低下が少なかった。つまり、本発明の実施例1〜4
のペーストは、保存中の粘度低下が少なく、長期保存が
可能であった。なお、比較例1のペーストは2日放置後
には水素吸蔵合金が固化してしまって粘度の測定ができ
なかったため、図1には7日放置後の粘度は示していな
い。
ペーストは、比較例1のペーストに比べて、経時に伴う
粘度低下が少なかった。つまり、本発明の実施例1〜4
のペーストは、保存中の粘度低下が少なく、長期保存が
可能であった。なお、比較例1のペーストは2日放置後
には水素吸蔵合金が固化してしまって粘度の測定ができ
なかったため、図1には7日放置後の粘度は示していな
い。
【0027】そして、表2に示すように、実施例1〜4
の水素吸蔵合金電極は、比較例1の水素吸蔵合金電極に
比べて、重量のバラツキが少なかった。これは実施例1
〜4のペーストが比較例1のペーストより塗布機のタン
ク内での分離が進行せず、より均一な状態を保っている
という理由によるものである。また、表3に示すよう
に、実施例1〜4の電池は、標準容量が比較例1の電池
より大きく、かつ500サイクル後の放電容量も比較例
1の電池より大きく、ポリエチレンイミンを含有させた
ことによる放電容量の低下は認められず、ポリエチレン
イミンはむしろ放電容量を向上させるのに寄与してい
た。
の水素吸蔵合金電極は、比較例1の水素吸蔵合金電極に
比べて、重量のバラツキが少なかった。これは実施例1
〜4のペーストが比較例1のペーストより塗布機のタン
ク内での分離が進行せず、より均一な状態を保っている
という理由によるものである。また、表3に示すよう
に、実施例1〜4の電池は、標準容量が比較例1の電池
より大きく、かつ500サイクル後の放電容量も比較例
1の電池より大きく、ポリエチレンイミンを含有させた
ことによる放電容量の低下は認められず、ポリエチレン
イミンはむしろ放電容量を向上させるのに寄与してい
た。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水素吸蔵合金を活物質とするペーストの保存中の粘度低
下を抑制し、ペーストの長期保存を可能にして、水素吸
蔵合金電極の生産性を向上させることができた。
水素吸蔵合金を活物質とするペーストの保存中の粘度低
下を抑制し、ペーストの長期保存を可能にして、水素吸
蔵合金電極の生産性を向上させることができた。
【0029】また、本発明によれば、上記のようなペー
ストの粘度低下の抑制や水素吸蔵合金電極の生産性の向
上を放電容量の低下を招くことなく、むしろ放電容量を
向上させた状態で、達成することができた。
ストの粘度低下の抑制や水素吸蔵合金電極の生産性の向
上を放電容量の低下を招くことなく、むしろ放電容量を
向上させた状態で、達成することができた。
【図1】実施例1〜4のペーストおよび比較例1のペー
ストの粘度の経時変化を示す図である。
ストの粘度の経時変化を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 水素吸蔵合金を活物質とする水素吸蔵合
金電極であって、ポリエチレンイミンを含有することを
特徴とする水素吸蔵合金電極。 - 【請求項2】 ポリエチレンイミンの平均分子量が50
0〜100000である請求項1記載の水素吸蔵合金電
極。 - 【請求項3】 ポリエチレンイミンを水素吸蔵合金10
0重量部に対して0.01〜5重量部含有する請求項1
記載の水素吸蔵合金電極。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の水素吸蔵合
金電極を負極に用いたことを特徴とするニッケル水素二
次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291590A JPH11111279A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 水素吸蔵合金電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291590A JPH11111279A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 水素吸蔵合金電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111279A true JPH11111279A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17770921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9291590A Withdrawn JPH11111279A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 水素吸蔵合金電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11111279A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100441525B1 (ko) * | 2001-09-26 | 2004-07-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 전극재료, 그 제조 방법, 전극 및 이를 포함하는 전지 |
| US7303837B2 (en) | 2002-09-11 | 2007-12-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Positive electrode for lithium-sulfur battery and lithium-sulfur battery and article of manufacture including same |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP9291590A patent/JPH11111279A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100441525B1 (ko) * | 2001-09-26 | 2004-07-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 전극재료, 그 제조 방법, 전극 및 이를 포함하는 전지 |
| US7303837B2 (en) | 2002-09-11 | 2007-12-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Positive electrode for lithium-sulfur battery and lithium-sulfur battery and article of manufacture including same |
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