JPH1040916A - 水素吸蔵電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 - Google Patents
水素吸蔵電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池Info
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- JPH1040916A JPH1040916A JP8208902A JP20890296A JPH1040916A JP H1040916 A JPH1040916 A JP H1040916A JP 8208902 A JP8208902 A JP 8208902A JP 20890296 A JP20890296 A JP 20890296A JP H1040916 A JPH1040916 A JP H1040916A
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- Japan
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- hydrogen storage
- paste
- storage electrode
- polyvinylpyrrolidone
- polyvinyl alcohol
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素吸蔵合金粉末を含有するペーストの長期
保存性を確保して、水素吸蔵電極およびそれを負極とし
て用いるニッケル水素二次電池の生産性を向上させる。 【解決手段】 水素吸蔵合金粉末をバインダーで保持し
てなる水素吸蔵電極において、上記バインダーとしてポ
リビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの混合物
を用いる。ポリビニルピロリドンの全バインダー中の分
率は5〜25重量%、特に10〜16重量%が好まし
く、ポリビニルアルコールの平均重合度は100〜10
000が好ましく、ポリビニルピロリドンの平均重合度
は1000〜50000が好ましい。
保存性を確保して、水素吸蔵電極およびそれを負極とし
て用いるニッケル水素二次電池の生産性を向上させる。 【解決手段】 水素吸蔵合金粉末をバインダーで保持し
てなる水素吸蔵電極において、上記バインダーとしてポ
リビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの混合物
を用いる。ポリビニルピロリドンの全バインダー中の分
率は5〜25重量%、特に10〜16重量%が好まし
く、ポリビニルアルコールの平均重合度は100〜10
000が好ましく、ポリビニルピロリドンの平均重合度
は1000〜50000が好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素を可逆的に吸
脱蔵することができる水素吸蔵合金粉末を用いた水素吸
蔵電極および該水素吸蔵電極を負極に用いたニッケル水
素二次電池に関する。
脱蔵することができる水素吸蔵合金粉末を用いた水素吸
蔵電極および該水素吸蔵電極を負極に用いたニッケル水
素二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水素吸蔵電極の作製にあたり、水
素吸蔵合金粉末を支持体に保持させるためのバインダー
兼増粘剤としては、一般にポリビニルアルコールが用い
られていた。
素吸蔵合金粉末を支持体に保持させるためのバインダー
兼増粘剤としては、一般にポリビニルアルコールが用い
られていた。
【0003】しかしながら、このポリビニルアルコール
を単独でバインダーとして用いたペーストは、放置する
とポリビニルアルコールが水素吸蔵合金粉末に吸着する
ため、水素吸蔵合金と水とに分離してしまい、その結
果、ペーストの粘度が低下して、ペーストの性質が大き
く変化するため、ペーストの長期保存ができず、水素吸
蔵電極の生産性が低下するという問題があった。
を単独でバインダーとして用いたペーストは、放置する
とポリビニルアルコールが水素吸蔵合金粉末に吸着する
ため、水素吸蔵合金と水とに分離してしまい、その結
果、ペーストの粘度が低下して、ペーストの性質が大き
く変化するため、ペーストの長期保存ができず、水素吸
蔵電極の生産性が低下するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の水素
吸蔵合金粉末を含有するペーストの保存性が悪かったと
いう問題点を解決し、水素吸蔵合金粉末を含有するペー
ストの長期保存性を確保して、水素吸蔵電極の生産性を
向上させることを目的とする。
吸蔵合金粉末を含有するペーストの保存性が悪かったと
いう問題点を解決し、水素吸蔵合金粉末を含有するペー
ストの長期保存性を確保して、水素吸蔵電極の生産性を
向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水素吸蔵合金
粉末を含有するペーストの調製にあたり、バインダーと
してポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンの混
合物を用いることによって、ペースト保存中のポリビニ
ルアルコールの水素吸蔵合金表面への吸着を防止して、
ペーストの粘度低下を抑制し、長期保存後でもペースト
を使用できるようにして、上記目的を達成したものであ
る。
粉末を含有するペーストの調製にあたり、バインダーと
してポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンの混
合物を用いることによって、ペースト保存中のポリビニ
ルアルコールの水素吸蔵合金表面への吸着を防止して、
ペーストの粘度低下を抑制し、長期保存後でもペースト
を使用できるようにして、上記目的を達成したものであ
る。
【0006】上記のように、ペースト中にポリビニルピ
ロリドンを含有させると、ポリビニルピロリドンがまず
水素吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸蔵合金の表面に
ポリビニルピロリドン層を形成する。このポリビニルピ
ロリドン層が水素吸蔵合金表面へのポリビニルアルコー
ルの吸着を阻害し、ペーストの粘性を支配しているポリ
ビニルアルコールをペースト調製時のまま保つので、ペ
ーストの粘度が低下せず、長期保存後でもペーストが使
用できるようになる。
ロリドンを含有させると、ポリビニルピロリドンがまず
水素吸蔵合金の表面に吸着して、水素吸蔵合金の表面に
ポリビニルピロリドン層を形成する。このポリビニルピ
ロリドン層が水素吸蔵合金表面へのポリビニルアルコー
ルの吸着を阻害し、ペーストの粘性を支配しているポリ
ビニルアルコールをペースト調製時のまま保つので、ペ
ーストの粘度が低下せず、長期保存後でもペーストが使
用できるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリビニルピロ
リドンの全バインダー中の分率としては5〜25重量
%、特に10〜16重量%であることが好ましい。すな
わち、ポリビニルアルコールが75〜95重量%で、ポ
リビニルピロリドンが5〜25重量%であることが好ま
しく、特にポリビニルアルコールが84〜90重量%
で、ポリビニルピロリドンが10〜16重量%であるこ
とが好ましい。ポリビニルピロリドンの分率が5重量%
より少ない場合は、ポリビニルアルコールの水素吸蔵合
金表面への吸着を防止して、ペーストの粘度を適切に保
つ効果が充分に発現しなくなるおそれがあり、ポリビニ
ルピロリドンが25重量%より多い場合は、それに伴う
ポリビニルアルコールの減少によって、ポリビニルアル
コールにより保たれているペーストの流動性が低下し
て、ペーストを支持体に塗着する際の作業性が悪くなる
おそれがある。
リドンの全バインダー中の分率としては5〜25重量
%、特に10〜16重量%であることが好ましい。すな
わち、ポリビニルアルコールが75〜95重量%で、ポ
リビニルピロリドンが5〜25重量%であることが好ま
しく、特にポリビニルアルコールが84〜90重量%
で、ポリビニルピロリドンが10〜16重量%であるこ
とが好ましい。ポリビニルピロリドンの分率が5重量%
より少ない場合は、ポリビニルアルコールの水素吸蔵合
金表面への吸着を防止して、ペーストの粘度を適切に保
つ効果が充分に発現しなくなるおそれがあり、ポリビニ
ルピロリドンが25重量%より多い場合は、それに伴う
ポリビニルアルコールの減少によって、ポリビニルアル
コールにより保たれているペーストの流動性が低下し
て、ペーストを支持体に塗着する際の作業性が悪くなる
おそれがある。
【0008】本発明において用いるポリビニルアルコー
ルは、その平均重合度が100〜10000であること
が好ましい。ポリビニルアルコールの平均重合度が10
0より小さい場合は、粘度が低くなりすぎ、増粘剤とし
ての効果が充分に発現しなくなるおそれがあり、ポリビ
ニルアルコールの平均重合度が10000より大きい場
合は、粘度が高くなりすぎて流動性が悪くなり、ペース
ト塗着時の作業性が低下するおそれがある。
ルは、その平均重合度が100〜10000であること
が好ましい。ポリビニルアルコールの平均重合度が10
0より小さい場合は、粘度が低くなりすぎ、増粘剤とし
ての効果が充分に発現しなくなるおそれがあり、ポリビ
ニルアルコールの平均重合度が10000より大きい場
合は、粘度が高くなりすぎて流動性が悪くなり、ペース
ト塗着時の作業性が低下するおそれがある。
【0009】また、ポリビニルピロリドンは、その平均
重合度が1000〜50000であることが好ましい。
ポリビニルピロリドンの平均重合度が1000より小さ
い場合は、粘度が低くなりすぎて増粘剤としての作用を
充分に果たし得なくなるおそれがあり、ポリビニルピロ
リドンの平均重合度が5000より大きい場合は、ペー
ストの粘度が高くなりすぎて流動性が低下し、作業性が
悪くなるおそれがある。
重合度が1000〜50000であることが好ましい。
ポリビニルピロリドンの平均重合度が1000より小さ
い場合は、粘度が低くなりすぎて増粘剤としての作用を
充分に果たし得なくなるおそれがあり、ポリビニルピロ
リドンの平均重合度が5000より大きい場合は、ペー
ストの粘度が高くなりすぎて流動性が低下し、作業性が
悪くなるおそれがある。
【0010】ペーストの調製にあたり、上記バインダー
は、バインダー全体として水素吸蔵合金粉末との総量中
で0.1〜25重量%程度使用するのが好ましい。
は、バインダー全体として水素吸蔵合金粉末との総量中
で0.1〜25重量%程度使用するのが好ましい。
【0011】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度や量を示す%は重量%である。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度や量を示す%は重量%である。
【0012】実施例1 水素吸蔵合金粉末100gに対して平均重合度1000
0のポリビニルピロリドンの1%水溶液13.0gおよ
び平均重合度1500のポリビニルアルコールの3%水
溶液32gを順次添加し攪拌混合してペーストを調製し
た。使用した水素吸蔵合金はMmNi3.55Co0.75Mn
0.4 Al0.3 Mo0.04(Mmはミッシュメタル系合金)
であり、水素吸蔵合金と全バインダーとの総量中の全バ
インダーの分率は1.08%で、全バインダー中におけ
るポリビニルピロリドンの分率は11.8%であった。
0のポリビニルピロリドンの1%水溶液13.0gおよ
び平均重合度1500のポリビニルアルコールの3%水
溶液32gを順次添加し攪拌混合してペーストを調製し
た。使用した水素吸蔵合金はMmNi3.55Co0.75Mn
0.4 Al0.3 Mo0.04(Mmはミッシュメタル系合金)
であり、水素吸蔵合金と全バインダーとの総量中の全バ
インダーの分率は1.08%で、全バインダー中におけ
るポリビニルピロリドンの分率は11.8%であった。
【0013】上記のようにして調製したペーストを厚み
600μmのニッケル発泡体からなる支持体に乾燥後の
全体の厚みが650μmになるように塗布し、乾燥した
後、ロールプレスで圧縮して、厚み300μmの水素吸
蔵電極を作製した。
600μmのニッケル発泡体からなる支持体に乾燥後の
全体の厚みが650μmになるように塗布し、乾燥した
後、ロールプレスで圧縮して、厚み300μmの水素吸
蔵電極を作製した。
【0014】実施例2 実施例1と同様の水素吸蔵合金粉末100gに対して平
均重合度10000のポリビニルピロリドンの1%水溶
液5.8gおよび平均重合度1500のポリビニルアル
コールの3%水溶液32gを順次添加し攪拌混合してペ
ーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの総
量中の全バインダーの分率は1.01%であり、全バイ
ンダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は5.8
%であった。
均重合度10000のポリビニルピロリドンの1%水溶
液5.8gおよび平均重合度1500のポリビニルアル
コールの3%水溶液32gを順次添加し攪拌混合してペ
ーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの総
量中の全バインダーの分率は1.01%であり、全バイ
ンダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は5.8
%であった。
【0015】上記のようにして調製したペーストを用い
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
【0016】実施例3 実施例1と同様の水素吸蔵合金粉末100gに対して平
均重合度10000のポリビニルピロリドンの1.5%
水溶液10gおよび平均重合度1500のポリビニルア
ルコールの3%水溶液27gを順次添加し攪拌混合して
ペーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの
総量中の全バインダーの分率は0.95%で、全バイン
ダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は15.6
%であった。
均重合度10000のポリビニルピロリドンの1.5%
水溶液10gおよび平均重合度1500のポリビニルア
ルコールの3%水溶液27gを順次添加し攪拌混合して
ペーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの
総量中の全バインダーの分率は0.95%で、全バイン
ダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は15.6
%であった。
【0017】上記のようにして調製したペーストを用い
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
【0018】実施例4 実施例1と同様の水素吸蔵合金粉末100gに対して平
均重合度10000のポリビニルピロリドンの2.5%
水溶液10gおよび平均重合度1500のポリビニルア
ルコールの3%水溶液27gを順次添加し攪拌混合して
ペーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの
総量中の全バインダーの分率は1.07%で、全バイン
ダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は23.5
%であった。
均重合度10000のポリビニルピロリドンの2.5%
水溶液10gおよび平均重合度1500のポリビニルア
ルコールの3%水溶液27gを順次添加し攪拌混合して
ペーストを調製した。水素吸蔵合金と全バインダーとの
総量中の全バインダーの分率は1.07%で、全バイン
ダー中におけるポリビニルピロリドンの分率は23.5
%であった。
【0019】上記のようにして調製したペーストを用い
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
たほかは、実施例1と同様にして水素吸蔵電極を作製し
た。
【0020】比較例1 実施例1と同様の水素吸蔵合金粉末100gに対して平
均重合度1500のポリビニルアルコールの2.6%水
溶液42gを添加し攪拌混合してペーストを調製した。
水素吸蔵合金と全バインダーとの総量中の全バインダー
の分率は1.08%であるが、この比較例1のペースト
は、上記実施例1〜4のペーストとは異なり、ポリビニ
ルピロリドンをまったく含有していない。
均重合度1500のポリビニルアルコールの2.6%水
溶液42gを添加し攪拌混合してペーストを調製した。
水素吸蔵合金と全バインダーとの総量中の全バインダー
の分率は1.08%であるが、この比較例1のペースト
は、上記実施例1〜4のペーストとは異なり、ポリビニ
ルピロリドンをまったく含有していない。
【0021】上記のようにして調製したペーストと該ペ
ーストを用いて作製した水素吸蔵電極について次の試験
を行った。
ーストを用いて作製した水素吸蔵電極について次の試験
を行った。
【0022】ペーストの経時変化:上記のようにして調
製したペーストの調製直後の粘度と流動性を調べた後、
上記ペーストを20℃で放置し、1日後、2日後および
6日後の粘度と流動性を調べた。ペーストの粘度の経時
変化を図1に示す。また、ペーストの流動性の経時変化
を表1に示す。
製したペーストの調製直後の粘度と流動性を調べた後、
上記ペーストを20℃で放置し、1日後、2日後および
6日後の粘度と流動性を調べた。ペーストの粘度の経時
変化を図1に示す。また、ペーストの流動性の経時変化
を表1に示す。
【0023】ペーストの粘度の測定は温度30℃でB型
粘度計により測定し、流動性は温度20℃でサンプルビ
ンにペーストを注入して所定期間放置した後、これを傾
斜させることによって調べた。そして、表1への表示に
あたっては、次の評価基準により表示した。
粘度計により測定し、流動性は温度20℃でサンプルビ
ンにペーストを注入して所定期間放置した後、これを傾
斜させることによって調べた。そして、表1への表示に
あたっては、次の評価基準により表示した。
【0024】評価基準: ○ : 流動性あり × : 流動性なし
【0025】
【表1】
【0026】水素吸蔵電極の重量分布の測定:前記のよ
うにして作製した水素吸蔵電極(サイズ=100mm×
40mm)の重量の分布状況を調べた。その結果を図2
に示す。なお、サンプル数は各水素吸蔵電極とも100
0個ずつである。
うにして作製した水素吸蔵電極(サイズ=100mm×
40mm)の重量の分布状況を調べた。その結果を図2
に示す。なお、サンプル数は各水素吸蔵電極とも100
0個ずつである。
【0027】電池の放電容量:つぎに、上記実施例1〜
4および比較例1の水素吸蔵電極のそれぞれと公知のペ
ースト式ニッケル電極とを組み合わせ、30%水酸化カ
リウム水溶液を電解液として用いて公称容量580mA
hの密閉型ニッケル水素二次電池を作製した。得られた
電池を0.145Aで公称容量の120%まで充電し、
1時間の休止後110mAで電池電圧が1.0Vになる
まで放電し、放電容量を求めた。その結果を表2に示
す。
4および比較例1の水素吸蔵電極のそれぞれと公知のペ
ースト式ニッケル電極とを組み合わせ、30%水酸化カ
リウム水溶液を電解液として用いて公称容量580mA
hの密閉型ニッケル水素二次電池を作製した。得られた
電池を0.145Aで公称容量の120%まで充電し、
1時間の休止後110mAで電池電圧が1.0Vになる
まで放電し、放電容量を求めた。その結果を表2に示
す。
【0028】
【表2】
【0029】表1に示すように、実施例1〜4のペース
トは、6日間放置後も流動性を有していたが、比較例1
のペーストは1日放置しただけで流動性を失っていた。
すなわち、比較例1のペーストでは、ポリビニルアルコ
ールが水素吸蔵合金粉末に吸着して、水素吸蔵合金と水
とに分離し、粘度が低下するとともに、水素吸蔵合金が
底部に沈殿してペーストとしての流動性を失っていた。
トは、6日間放置後も流動性を有していたが、比較例1
のペーストは1日放置しただけで流動性を失っていた。
すなわち、比較例1のペーストでは、ポリビニルアルコ
ールが水素吸蔵合金粉末に吸着して、水素吸蔵合金と水
とに分離し、粘度が低下するとともに、水素吸蔵合金が
底部に沈殿してペーストとしての流動性を失っていた。
【0030】また、図1に示すように、実施例1〜4の
ペーストは、比較例1のペーストに比べて、経時に伴う
粘度低下が少なかった。つまり、本発明の実施例1〜4
のペーストは、保存中の粘度低下が少なく、長期保存が
可能であった。なお、比較例1のペーストは2日放置後
には水素吸蔵合金粉末が固化してしまって粘度の測定が
できなかったため、図1には6日放置後の粘度は示して
いない。
ペーストは、比較例1のペーストに比べて、経時に伴う
粘度低下が少なかった。つまり、本発明の実施例1〜4
のペーストは、保存中の粘度低下が少なく、長期保存が
可能であった。なお、比較例1のペーストは2日放置後
には水素吸蔵合金粉末が固化してしまって粘度の測定が
できなかったため、図1には6日放置後の粘度は示して
いない。
【0031】そして、図2に示すように、実施例1〜4
の水素吸蔵電極は、比較例1の水素吸蔵電極に比べて、
重量のバラツキが少なかった。これは実施例1〜4のペ
ーストが比較例1のペーストより塗布機のタンク内での
分離が進行せず、より均一な状態を保っているという理
由によるものである。また、表2に示すように、実施例
1〜4の電池は、比較例1の電池と同等の放電容量を有
し、ペーストのバインダー組成を変更したことによる放
電容量の低下は認められなかった。なお、実施例3の水
素吸蔵電極と実施例4の水素吸蔵電極は、ほぼ同様の重
量分布を示したので、図2には重量分布を示す1本の曲
線に実施例3,4の文字を付している。
の水素吸蔵電極は、比較例1の水素吸蔵電極に比べて、
重量のバラツキが少なかった。これは実施例1〜4のペ
ーストが比較例1のペーストより塗布機のタンク内での
分離が進行せず、より均一な状態を保っているという理
由によるものである。また、表2に示すように、実施例
1〜4の電池は、比較例1の電池と同等の放電容量を有
し、ペーストのバインダー組成を変更したことによる放
電容量の低下は認められなかった。なお、実施例3の水
素吸蔵電極と実施例4の水素吸蔵電極は、ほぼ同様の重
量分布を示したので、図2には重量分布を示す1本の曲
線に実施例3,4の文字を付している。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水素吸蔵合金粉末を含有するペーストの保存中の粘度低
下を抑制し、ペーストの長期保存を可能にして、水素吸
蔵電極の生産性を向上させることができた。
水素吸蔵合金粉末を含有するペーストの保存中の粘度低
下を抑制し、ペーストの長期保存を可能にして、水素吸
蔵電極の生産性を向上させることができた。
【0033】また、本発明によれば、上記のようなペー
ストの粘度低下の抑制や水素吸蔵電極の生産性の向上を
放電容量の低下を招くことなく、達成することができ
た。
ストの粘度低下の抑制や水素吸蔵電極の生産性の向上を
放電容量の低下を招くことなく、達成することができ
た。
【図1】実施例1〜4のペーストおよび比較例1のペー
ストの粘度の経時変化を示す図である。
ストの粘度の経時変化を示す図である。
【図2】実施例1〜4の水素吸蔵電極および比較例1の
水素吸蔵電極の重量分布を示す図である。
水素吸蔵電極の重量分布を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 水素吸蔵合金粉末をバインダーで保持し
てなる水素吸蔵電極において、上記バインダーとしてポ
リビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの混合物
を含有することを特徴とする水素吸蔵電極。 - 【請求項2】 ポリビニルピロリドンの全バインダー中
の分率が5〜25重量%である請求項1記載の水素吸蔵
電極。 - 【請求項3】 ポリビニルアルコールの平均重合度が1
00〜10000である請求項1記載の水素吸蔵電極。 - 【請求項4】 ポリビニルピロリドンの平均重合度が1
000〜50000である請求項1記載の水素吸蔵電
極。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の水素吸
蔵電極を負極に用いたことを特徴とするニッケル水素二
次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208902A JPH1040916A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 水素吸蔵電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208902A JPH1040916A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 水素吸蔵電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040916A true JPH1040916A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16564025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8208902A Withdrawn JPH1040916A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 水素吸蔵電極およびそれを用いたニッケル水素二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040916A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100906250B1 (ko) * | 2006-09-04 | 2009-07-07 | 주식회사 엘지화학 | 바인더로서 고중합도 폴리비닐알콜과 폴리비닐피롤리돈의혼합물을 포함하는 전극 합제 및 이를 포함하는 리튬이차전지 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP8208902A patent/JPH1040916A/ja not_active Withdrawn
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| KR100906250B1 (ko) * | 2006-09-04 | 2009-07-07 | 주식회사 엘지화학 | 바인더로서 고중합도 폴리비닐알콜과 폴리비닐피롤리돈의혼합물을 포함하는 전극 합제 및 이를 포함하는 리튬이차전지 |
| JP2010503174A (ja) * | 2006-09-04 | 2010-01-28 | エルジー・ケム・リミテッド | 結合剤として重合度が高いポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンの混合物を含む電極材料及びそれを使用するリチウム二次バッテリー |
| US7846583B2 (en) | 2006-09-04 | 2010-12-07 | Lg Chem, Ltd. | Electrode material containing mixture of polyvinyl alcohol of high degree of polymerization and polyvinyl pyrrolidone as binder and lithium secondary battery employed with the same |
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