JPH11111293A - 有機電解液二次電池 - Google Patents
有機電解液二次電池Info
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- JPH11111293A JPH11111293A JP9291592A JP29159297A JPH11111293A JP H11111293 A JPH11111293 A JP H11111293A JP 9291592 A JP9291592 A JP 9291592A JP 29159297 A JP29159297 A JP 29159297A JP H11111293 A JPH11111293 A JP H11111293A
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- Japan
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- negative electrode
- active material
- lithium
- electrode active
- secondary battery
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高容量で、かつサイクル特性が優れた有機電
解液二次電池を提供する。 【解決手段】 正極、負極およびリチウムイオン伝導性
の有機電解液を有する有機電解液二次電池において、負
極活物質として、下記の組成式(I) Lix My Ti1-y O2-y (I) (式中、MはSi、Ge、SnおよびPbよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属であり、xおよびy
は、0≦x≦6、0.5≦y≦1である)で示される複
合酸化物またはこれにリチウムを含有させたものであっ
て、かつX線回折測定でルチル型TiO2 の回折線がみ
られるものを用いる。上記負極活物質は、たとえば、S
i、Ge、Sn、Pbなどの酸化物とルチル型のTiO
2 などのチタン酸化物との混合物を焼成することによっ
て得られる。
解液二次電池を提供する。 【解決手段】 正極、負極およびリチウムイオン伝導性
の有機電解液を有する有機電解液二次電池において、負
極活物質として、下記の組成式(I) Lix My Ti1-y O2-y (I) (式中、MはSi、Ge、SnおよびPbよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属であり、xおよびy
は、0≦x≦6、0.5≦y≦1である)で示される複
合酸化物またはこれにリチウムを含有させたものであっ
て、かつX線回折測定でルチル型TiO2 の回折線がみ
られるものを用いる。上記負極活物質は、たとえば、S
i、Ge、Sn、Pbなどの酸化物とルチル型のTiO
2 などのチタン酸化物との混合物を焼成することによっ
て得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電解液二次電
池に関し、さらに詳しくは、高容量で、かつサイクル特
性の優れた有機電解液二次電池に関する。
池に関し、さらに詳しくは、高容量で、かつサイクル特
性の優れた有機電解液二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池に代表される有機電解
液二次電池は、高容量で、かつ高電圧、高エネルギー密
度であることから、その発展に対して大きな期待が寄せ
られている。
液二次電池は、高容量で、かつ高電圧、高エネルギー密
度であることから、その発展に対して大きな期待が寄せ
られている。
【0003】この有機電解液二次電池では、負極活物質
としてリチウムまたはリチウム合金が用いられてきた
が、これらの負極活物質による場合、高容量化を期待で
きるものの、充電時のリチウムのデンドライト成長によ
り内部短絡が発生しやすく、そのため、電池性能が低下
したり、安全性に欠けるという問題があった。
としてリチウムまたはリチウム合金が用いられてきた
が、これらの負極活物質による場合、高容量化を期待で
きるものの、充電時のリチウムのデンドライト成長によ
り内部短絡が発生しやすく、そのため、電池性能が低下
したり、安全性に欠けるという問題があった。
【0004】そこで、リチウムやリチウム合金に代え
て、リチウムイオンをドープ・脱ドープすることができ
る活性炭や黒鉛などの炭素材料を負極活物質として用い
ることが提案されている(特公平4−24831号公
報、特公平5−17669号公報など)。
て、リチウムイオンをドープ・脱ドープすることができ
る活性炭や黒鉛などの炭素材料を負極活物質として用い
ることが提案されている(特公平4−24831号公
報、特公平5−17669号公報など)。
【0005】上記黒鉛は、炭素原子6個に対して1個の
リチウムイオンを捕らえることができ、これを単位体積
当たりの容量で示すと830mAh/mlに相当する。
しかし、この黒鉛は、充放電によるリチウムイオンの出
入りにより、完全充電(372mAh/g相当のリチウ
ムを含む状態)時には、完全放電(リチウムを含まない
状態)時に対して層間距離が約10%拡大し、充電、放
電を繰り返すと、この伸び縮みにより負極活物質の黒鉛
が集電体から剥離したり、微粉化が生じて電池性能が低
下する。そのため、黒鉛で500サイクル以上の寿命を
得るには、通常250mAh/g(600mAh/m
l)以下の範囲内で使用しなければならないという制約
があった。
リチウムイオンを捕らえることができ、これを単位体積
当たりの容量で示すと830mAh/mlに相当する。
しかし、この黒鉛は、充放電によるリチウムイオンの出
入りにより、完全充電(372mAh/g相当のリチウ
ムを含む状態)時には、完全放電(リチウムを含まない
状態)時に対して層間距離が約10%拡大し、充電、放
電を繰り返すと、この伸び縮みにより負極活物質の黒鉛
が集電体から剥離したり、微粉化が生じて電池性能が低
下する。そのため、黒鉛で500サイクル以上の寿命を
得るには、通常250mAh/g(600mAh/m
l)以下の範囲内で使用しなければならないという制約
があった。
【0006】この黒鉛よりも高容量のものとしては低結
晶炭素がある。この低結晶炭素は層間以外にも非晶質部
分の空隙にリチウムイオンを挿入することができ、しか
も充放電中に格子間隔の伸び縮みがほとんどないので、
サイクル寿命も長くなるものと期待されている。ところ
が、この低結晶炭素は理論上最大1200mAh/g
(すなわち、C2Liの状態)までの高容量が期待でき
るものの、真密度が低く、体積あたりの容量では黒鉛と
大差がない。
晶炭素がある。この低結晶炭素は層間以外にも非晶質部
分の空隙にリチウムイオンを挿入することができ、しか
も充放電中に格子間隔の伸び縮みがほとんどないので、
サイクル寿命も長くなるものと期待されている。ところ
が、この低結晶炭素は理論上最大1200mAh/g
(すなわち、C2Liの状態)までの高容量が期待でき
るものの、真密度が低く、体積あたりの容量では黒鉛と
大差がない。
【0007】そのため、周期律表でIVB族またはVB族
の半金属を主体とした酸化物を負極活物質として用いる
ことによって高容量化を図ること(特開平6−2752
68号公報、特開平7−122274号公報)や、シリ
コンオキサイドを負極活物質として用いることによって
高容量化を図ることが提案されている(特開平6−32
5765号公報、特開平7−29602号公報、特開平
9−7638号公報)。
の半金属を主体とした酸化物を負極活物質として用いる
ことによって高容量化を図ること(特開平6−2752
68号公報、特開平7−122274号公報)や、シリ
コンオキサイドを負極活物質として用いることによって
高容量化を図ることが提案されている(特開平6−32
5765号公報、特開平7−29602号公報、特開平
9−7638号公報)。
【0008】しかしながら、上記のような酸化物系の負
極活物質は、多量のリチウムイオンを包摂できるので高
容量化に適しているものの、サイクル特性が悪いという
問題があった。
極活物質は、多量のリチウムイオンを包摂できるので高
容量化に適しているものの、サイクル特性が悪いという
問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術における問題点を解決し、高容量で、かつサ
イクル特性が優れた有機電解液二次電池を提供すること
を目的とする。
な従来技術における問題点を解決し、高容量で、かつサ
イクル特性が優れた有機電解液二次電池を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、負極活物質と
して、組成式(I) Lix My Ti1-y O2-y (I) (式中、MはSi、Ge、SnおよびPbよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属であり、xおよびy
は、0≦x≦6、0.5≦y≦1である)で示される複
合酸化物またはこれにリチウムを含有させたものであっ
て、かつX線回折測定でルチル型TiO2 の回折線がみ
られるものを用いることによって、上記課題を解決し
た。
して、組成式(I) Lix My Ti1-y O2-y (I) (式中、MはSi、Ge、SnおよびPbよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属であり、xおよびy
は、0≦x≦6、0.5≦y≦1である)で示される複
合酸化物またはこれにリチウムを含有させたものであっ
て、かつX線回折測定でルチル型TiO2 の回折線がみ
られるものを用いることによって、上記課題を解決し
た。
【0011】本発明において、上記負極活物質を用いる
ことにより、高容量を保ちながら、サイクル特性を向上
できる理由は、現在のところ必ずしも明らかではない
が、以下のように考えられる。すなわち、酸化物でリチ
ウムイオンを包摂するのはMO(MはSi、Ge、Sn
およびPbよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金
属)のみと考えられることから、単に高容量の負極活物
質にするには、MO単独が好ましいが、このMOは有機
電解液二次電池に使用した場合、充放電でリチウムイオ
ンが大量にドープ・脱ドープされるため、激しく膨張収
縮を繰り返し、MO自体が微粉化したり、集電体から剥
離しやすくなる。そこで、MOにTiO2を共存させる
と、TiO2 がMOを包み緩衝材として機能して充放電
に伴う負極の確壊を抑制するので、それによって、高容
量化を保ちながら、サイクル特性を向上させることがで
きるものと考えられる。特にルチル型のTiO2 は、リ
チウムイオンを通過させやすく、MOと共存させても物
理的・化学的に安定であり、MOの作用を妨げない。
ことにより、高容量を保ちながら、サイクル特性を向上
できる理由は、現在のところ必ずしも明らかではない
が、以下のように考えられる。すなわち、酸化物でリチ
ウムイオンを包摂するのはMO(MはSi、Ge、Sn
およびPbよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金
属)のみと考えられることから、単に高容量の負極活物
質にするには、MO単独が好ましいが、このMOは有機
電解液二次電池に使用した場合、充放電でリチウムイオ
ンが大量にドープ・脱ドープされるため、激しく膨張収
縮を繰り返し、MO自体が微粉化したり、集電体から剥
離しやすくなる。そこで、MOにTiO2を共存させる
と、TiO2 がMOを包み緩衝材として機能して充放電
に伴う負極の確壊を抑制するので、それによって、高容
量化を保ちながら、サイクル特性を向上させることがで
きるものと考えられる。特にルチル型のTiO2 は、リ
チウムイオンを通過させやすく、MOと共存させても物
理的・化学的に安定であり、MOの作用を妨げない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において負極活物質として
用いる組成式(I)で示される複合酸化物は、一般にS
i、Ge、SnおよびPbよりなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属の酸化物とルチル型のチタン酸化物を
含む混合物を焼成することによって得られる。より具体
的には、MOとルチル型のTiO2 を混合した混合物を
焼成することによって得られるが、上記以外の原料や方
法を用いて組成式(I)で示される複合酸化物を合成し
てもよい。
用いる組成式(I)で示される複合酸化物は、一般にS
i、Ge、SnおよびPbよりなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属の酸化物とルチル型のチタン酸化物を
含む混合物を焼成することによって得られる。より具体
的には、MOとルチル型のTiO2 を混合した混合物を
焼成することによって得られるが、上記以外の原料や方
法を用いて組成式(I)で示される複合酸化物を合成し
てもよい。
【0013】本発明において負極活物質として用いる組
成式(I)で示される複合酸化物は、電池として組み込
む時点では必ずしもリチウムを含有している必要はない
が、不可逆容量が比較的大きいため最初の充放電におい
て負極中に挿入したリチウムの一部は永久に残留する。
これを過剰の正極で補うのは非効率的なので、あらかじ
め化学的または電気化学的に不可逆容量に相当する分の
リチウムを含有させておくことが好ましい。また、負極
に不可逆容量に相当する分の金属リチウムを張り付ける
か、正極活物質に不可逆容量の大きい材料を用いてもよ
い。
成式(I)で示される複合酸化物は、電池として組み込
む時点では必ずしもリチウムを含有している必要はない
が、不可逆容量が比較的大きいため最初の充放電におい
て負極中に挿入したリチウムの一部は永久に残留する。
これを過剰の正極で補うのは非効率的なので、あらかじ
め化学的または電気化学的に不可逆容量に相当する分の
リチウムを含有させておくことが好ましい。また、負極
に不可逆容量に相当する分の金属リチウムを張り付ける
か、正極活物質に不可逆容量の大きい材料を用いてもよ
い。
【0014】特に上記組成式(I)で示される複合酸化
物が電池組み込み前において、そのリチウムの酸素に対
するモル比が2以下である場合には、過剰の酸素がリチ
ウムを取り込んでLi2 Oを形成し、このLi2 Oが以
後の充放電に寄与しない不可逆容量となることから、そ
の不可逆容量に相当する分のリチウムを供給するため
に、金属リチウムを負極に張り付けるか、または正極活
物質として20%以上の不可逆容量を持つ物質を用いる
ことが好ましい。上記のような不可逆容量の大きい正極
活物質としては、たとえば、LiNiO2 やLiNiO
2 にCoなどの遷移金属を添加したもの、Li2 Mn2
O4 などが挙げられる。
物が電池組み込み前において、そのリチウムの酸素に対
するモル比が2以下である場合には、過剰の酸素がリチ
ウムを取り込んでLi2 Oを形成し、このLi2 Oが以
後の充放電に寄与しない不可逆容量となることから、そ
の不可逆容量に相当する分のリチウムを供給するため
に、金属リチウムを負極に張り付けるか、または正極活
物質として20%以上の不可逆容量を持つ物質を用いる
ことが好ましい。上記のような不可逆容量の大きい正極
活物質としては、たとえば、LiNiO2 やLiNiO
2 にCoなどの遷移金属を添加したもの、Li2 Mn2
O4 などが挙げられる。
【0015】本発明の有機電解液二次電池において、放
電終止電圧は金属リチウム電位に対して1.5Vまで可
能であるが、1.0V以下にするとサイクル寿命を長く
することができる。金属リチウム電位に対して1.0V
以下とは正極にLiCoO2を用いた場合の電池電圧に
して3.2V以上に相当する。
電終止電圧は金属リチウム電位に対して1.5Vまで可
能であるが、1.0V以下にするとサイクル寿命を長く
することができる。金属リチウム電位に対して1.0V
以下とは正極にLiCoO2を用いた場合の電池電圧に
して3.2V以上に相当する。
【0016】本発明において、負極の作製にあたって
は、たとえば、上記組成式(I)で示される複合酸化物
またはこれにリチウムを含有させたものからなる負極活
物質に、必要に応じて、導電助剤やバインダーなどを添
加して、負極合剤を調製し、それを加圧成形して負極を
作製するか、または上記負極合剤に溶剤を加えてスラリ
ー状の塗料を調製し、その塗料を支持体としての作用を
兼ねる集電体に塗布し、乾燥して負極合剤からなる塗膜
を形成する工程を経て負極を作製する方法が採用され
る。ただし、負極の作製方法は上記例示のもに限られる
ことなく、他の方法を採用してもよい。
は、たとえば、上記組成式(I)で示される複合酸化物
またはこれにリチウムを含有させたものからなる負極活
物質に、必要に応じて、導電助剤やバインダーなどを添
加して、負極合剤を調製し、それを加圧成形して負極を
作製するか、または上記負極合剤に溶剤を加えてスラリ
ー状の塗料を調製し、その塗料を支持体としての作用を
兼ねる集電体に塗布し、乾燥して負極合剤からなる塗膜
を形成する工程を経て負極を作製する方法が採用され
る。ただし、負極の作製方法は上記例示のもに限られる
ことなく、他の方法を採用してもよい。
【0017】上記導電助剤としては、たとえば、ニッケ
ル粉末などの非炭素系材料や、黒鉛、アセチレンブラッ
ック、カーボンブラック、コークスなどの炭素系材料が
挙げられ、これらの導電助剤の中でも(002)面の層
間距離(d002 )が0.338nm以上の低結晶性炭素
材料が好ましい。この導電助剤の添加量は、特に制限さ
れることはないが、負極活物質に対して1〜30重量%
が好ましく、2〜15重量%がより好ましい。また、バ
インダーとしては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリアクリル酸、エチレ
ンプロピレンジエンゴムなどが挙げられる。このバイン
ダーの添加量は、特に制限されることはないが、負極活
物質に対して1〜50重量%が好ましく、2〜20重量
%がより好ましい。
ル粉末などの非炭素系材料や、黒鉛、アセチレンブラッ
ック、カーボンブラック、コークスなどの炭素系材料が
挙げられ、これらの導電助剤の中でも(002)面の層
間距離(d002 )が0.338nm以上の低結晶性炭素
材料が好ましい。この導電助剤の添加量は、特に制限さ
れることはないが、負極活物質に対して1〜30重量%
が好ましく、2〜15重量%がより好ましい。また、バ
インダーとしては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリアクリル酸、エチレ
ンプロピレンジエンゴムなどが挙げられる。このバイン
ダーの添加量は、特に制限されることはないが、負極活
物質に対して1〜50重量%が好ましく、2〜20重量
%がより好ましい。
【0018】本発明において、正極活物質としては、特
に限定されることはなく、各種のものを用いるが、たと
えば、LiNiO2 、CiCoO2 、LiMn2 O4 な
どのリチウム複合酸化物が高電圧が得られることから好
適に用いられる。そして、正極の作製にあたっては、た
とえば、上記正極活物質に、必要に応じて、導電助剤、
バインダーなどを添加して正極合剤を調製し、それを加
圧成形して正極を作製する方法を採用するか、または上
記正極合剤に溶剤を加えてスラリー状の塗料を調製し、
その塗料を支持体としての作用を兼ねる集電体に塗布
し、乾燥して正極合剤からなる塗膜を形成する工程を経
て正極を作製する方法が採用される。ただし、正極の作
製方法は上記例示のものに限られることなく、他の方法
を採用してもよい。また、導電助剤や結着剤としては、
前記負極の場合と同様のものを用いることができ、その
正極活物質に対する使用量も前記負極活物質に対する使
用量と同程度でよい。
に限定されることはなく、各種のものを用いるが、たと
えば、LiNiO2 、CiCoO2 、LiMn2 O4 な
どのリチウム複合酸化物が高電圧が得られることから好
適に用いられる。そして、正極の作製にあたっては、た
とえば、上記正極活物質に、必要に応じて、導電助剤、
バインダーなどを添加して正極合剤を調製し、それを加
圧成形して正極を作製する方法を採用するか、または上
記正極合剤に溶剤を加えてスラリー状の塗料を調製し、
その塗料を支持体としての作用を兼ねる集電体に塗布
し、乾燥して正極合剤からなる塗膜を形成する工程を経
て正極を作製する方法が採用される。ただし、正極の作
製方法は上記例示のものに限られることなく、他の方法
を採用してもよい。また、導電助剤や結着剤としては、
前記負極の場合と同様のものを用いることができ、その
正極活物質に対する使用量も前記負極活物質に対する使
用量と同程度でよい。
【0019】有機電解液は、特に特定のものに限定され
ることはないが、たとえば、1,2−ジメトキシエタ
ン、1,2−ジエトキシエタン、プロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、テト
ラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、ジエチルカー
ボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネートなどの単独または2種以上の混合溶媒に、たとえ
ば、LiClO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiAs
F6 、LiSbF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 F9
SO3 、LiCF3 CO2 、Li2 C2 F4 (SO3 )
2 、LiN(CF3 SO2 )2 、LiC(CF3 S
O2 )3 、LiCn F2n+1SO3 (n≧2)などの電解
質を単独でまたは2種以上を溶解させて調製したものが
用いられる。
ることはないが、たとえば、1,2−ジメトキシエタ
ン、1,2−ジエトキシエタン、プロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、テト
ラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、ジエチルカー
ボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネートなどの単独または2種以上の混合溶媒に、たとえ
ば、LiClO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiAs
F6 、LiSbF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 F9
SO3 、LiCF3 CO2 、Li2 C2 F4 (SO3 )
2 、LiN(CF3 SO2 )2 、LiC(CF3 S
O2 )3 、LiCn F2n+1SO3 (n≧2)などの電解
質を単独でまたは2種以上を溶解させて調製したものが
用いられる。
【0020】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0021】実施例1 負極活物質として、PbOとルチル型のTiO2 とを
1:1のモル比で混合し、アルゴン雰囲気の電気炉で1
000℃で10時間焼成することによって得られた複合
酸化物をボールミルで粉砕したものを用いた。この複合
酸化物を組成式で示すとPb0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、組成式
(I)において、x=0、M=Pb、y=0.5であ
る。
1:1のモル比で混合し、アルゴン雰囲気の電気炉で1
000℃で10時間焼成することによって得られた複合
酸化物をボールミルで粉砕したものを用いた。この複合
酸化物を組成式で示すとPb0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、組成式
(I)において、x=0、M=Pb、y=0.5であ
る。
【0022】上記Pb0.5 Ti0.5 O1.5 100重量部
に対して、導電助剤として鱗片状黒鉛を15重量部、バ
インダーとしてポリフッ化ビニリデンの濃度12.5体
積%のN−メチルピロリドン溶液でポリフッ化ビニリデ
ンを固形分として5重量部加えて混合し、さらにN−メ
チルピロリドンを加えて適当な粘度にまで希釈した。こ
れをドラフト中室温で2時間攪拌し、さらに攪拌しなが
ら真空中で150℃に加熱し、N−メチルピロリドンを
完全に揮発させた。乾燥して固まったものを乳鉢で粉砕
し、再び真空中で100℃で5時間乾燥して、これを負
極合剤とした。この負極合剤を直径10mm、厚さ0.
3mmのペレット状に加圧成形し、その両面に集電体を
兼ねたニッケル網を圧着して補強した。このペレット状
の負極を作用極とし、対極および参照極にリチウム箔を
用い、LiPF6 をエチレンカーボネートとエチルメチ
ルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒に1モル/
リットルの濃度に溶解した溶液を有機電解液として用い
てセルを作製した。
に対して、導電助剤として鱗片状黒鉛を15重量部、バ
インダーとしてポリフッ化ビニリデンの濃度12.5体
積%のN−メチルピロリドン溶液でポリフッ化ビニリデ
ンを固形分として5重量部加えて混合し、さらにN−メ
チルピロリドンを加えて適当な粘度にまで希釈した。こ
れをドラフト中室温で2時間攪拌し、さらに攪拌しなが
ら真空中で150℃に加熱し、N−メチルピロリドンを
完全に揮発させた。乾燥して固まったものを乳鉢で粉砕
し、再び真空中で100℃で5時間乾燥して、これを負
極合剤とした。この負極合剤を直径10mm、厚さ0.
3mmのペレット状に加圧成形し、その両面に集電体を
兼ねたニッケル網を圧着して補強した。このペレット状
の負極を作用極とし、対極および参照極にリチウム箔を
用い、LiPF6 をエチレンカーボネートとエチルメチ
ルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒に1モル/
リットルの濃度に溶解した溶液を有機電解液として用い
てセルを作製した。
【0023】実施例2 実施例1のPbOに代えてSnOを用いた以外は、実施
例1と同様にしてセルを作製した。この実施例2の負極
活物質は組成式で示すとSn0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、x=
0、M=Sn、y=0.5である。
例1と同様にしてセルを作製した。この実施例2の負極
活物質は組成式で示すとSn0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、x=
0、M=Sn、y=0.5である。
【0024】実施例3 実施例1のPbOに代えてGeOを用いた以外は、実施
例1と同様にしてセルを作製した。この実施例3の負極
活物質は組成式で示すとGe0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、x=
0、M=Ge、y=0.5である。
例1と同様にしてセルを作製した。この実施例3の負極
活物質は組成式で示すとGe0.5 Ti0.5 O1.5 であ
る。これを組成式(I)に基づいて説明すると、x=
0、M=Ge、y=0.5である。
【0025】上記実施例1〜3の負極活物質について、
X線回折測定を行ったところ、いずれの負極活物質にも
ルチル型TiO2 の共存することが確認された。上記X
線回折測定は、リガク社製のRAD−RCを用い、X線
源がCuKα線で、室温下、40kv、150mA、走
査速度2度/分、SLIT DS 1 RS.6SS1
で行った。
X線回折測定を行ったところ、いずれの負極活物質にも
ルチル型TiO2 の共存することが確認された。上記X
線回折測定は、リガク社製のRAD−RCを用い、X線
源がCuKα線で、室温下、40kv、150mA、走
査速度2度/分、SLIT DS 1 RS.6SS1
で行った。
【0026】比較例1 負極活物質としてPbOを用いた以外は、実施例1と同
様にしてセルを作製した。
様にしてセルを作製した。
【0027】比較例2 負極活物質としてSnOを用いた以外は、実施例1と同
様にしてセルを作製した。
様にしてセルを作製した。
【0028】比較例3 負極活物質としてGeOを用いた以外は、実施例1と同
様にしてセルを作製した。
様にしてセルを作製した。
【0029】比較例4 実施例2におけるSnOとルチル型のTiO2 とのモル
比を4:1とした以外は、実施例1と同様にしてセルを
作製した。この比較例4の負極活物質は組成式で示すと
Sn0.8 Ti0.2 O1.2 であり、Tiが組成式(I)の
場合により少なかった。
比を4:1とした以外は、実施例1と同様にしてセルを
作製した。この比較例4の負極活物質は組成式で示すと
Sn0.8 Ti0.2 O1.2 であり、Tiが組成式(I)の
場合により少なかった。
【0030】この比較例4の負極活物質について実施例
1と同様にX線回折測定を行ったところ、ルチル型のT
iO2 は観察されなかった。
1と同様にX線回折測定を行ったところ、ルチル型のT
iO2 は観察されなかった。
【0031】作製したセルを0.2mA/cm2 の定電
流で対リチウム電位1.5V〜50mVの充放電を行っ
た。ただし、実施例2と比較例2については対リチウム
電位1.0V〜50mVの充放電を行った。
流で対リチウム電位1.5V〜50mVの充放電を行っ
た。ただし、実施例2と比較例2については対リチウム
電位1.0V〜50mVの充放電を行った。
【0032】表1に実施例および比較例のセルの負極合
剤(導電助剤、バインダー込み)の単位体積あたりの充
電容量および放電容量、不可逆容量率(不可逆容量の初
期充電容量に対する比率)、100サイクル目の放電容
量の初期放電容量に対する保持率を示した。
剤(導電助剤、バインダー込み)の単位体積あたりの充
電容量および放電容量、不可逆容量率(不可逆容量の初
期充電容量に対する比率)、100サイクル目の放電容
量の初期放電容量に対する保持率を示した。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜3は、比較例1〜4に比べて、100サイクル目
の放電容量の初期放電容量に対する保持率が高く、サイ
クル特性が優れていた。
例1〜3は、比較例1〜4に比べて、100サイクル目
の放電容量の初期放電容量に対する保持率が高く、サイ
クル特性が優れていた。
【0035】また、実施例1〜3は、負極合剤の単位体
積あたりの放電容量が0.8〜1.1Ah/ccの範囲
にあり、TiO2 の導入によりMO単独の比較例1〜3
に比べると初期放電容量は低下しているものの、それで
も、黒鉛負極の0.4Ah/cc程度に比べると高容量
であり、実用上充分に高い容量を有していた。
積あたりの放電容量が0.8〜1.1Ah/ccの範囲
にあり、TiO2 の導入によりMO単独の比較例1〜3
に比べると初期放電容量は低下しているものの、それで
も、黒鉛負極の0.4Ah/cc程度に比べると高容量
であり、実用上充分に高い容量を有していた。
【0036】実施例4 LiPF6 をリン酸トリメチルに溶解させた後、エチレ
ンカーボネートを加えて混合することにより、リン酸ト
リメチルとエチレンカーボネートとの体積比98:2の
混合溶媒にLiPF6 を1.0モル/リットル溶解させ
た有機電解液を調製した。
ンカーボネートを加えて混合することにより、リン酸ト
リメチルとエチレンカーボネートとの体積比98:2の
混合溶媒にLiPF6 を1.0モル/リットル溶解させ
た有機電解液を調製した。
【0037】また、リチウムコバルト酸化物(LiCo
O2 )91重量部に黒鉛6重量部とポリフッ化ビニリデ
ン3重量部とを加えて正極合剤とし、これをN−メチル
ピロリドンで分散させてスラリー状の塗料を調製した。
この正極合剤を含有するスラリー状の塗料を厚さ20μ
mのアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に
塗布し、乾燥して正極合剤からなる塗膜を形成した後、
ローラープレス機により圧縮成形し、リード体の溶接を
行い、厚さ160μmのシート状の正極を2枚作製し
た。
O2 )91重量部に黒鉛6重量部とポリフッ化ビニリデ
ン3重量部とを加えて正極合剤とし、これをN−メチル
ピロリドンで分散させてスラリー状の塗料を調製した。
この正極合剤を含有するスラリー状の塗料を厚さ20μ
mのアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に
塗布し、乾燥して正極合剤からなる塗膜を形成した後、
ローラープレス機により圧縮成形し、リード体の溶接を
行い、厚さ160μmのシート状の正極を2枚作製し
た。
【0038】上記とは別に、実施例1で合成したPb
0.5 Ti0.5 O1.5 45重量部に黒鉛40重量部とポリ
アクリル酸15重量部とを混合して負極合剤を調製し、
これを水で分散させてスラリー状の塗料を調製した。こ
の負極合剤を含有するスラリー状の塗料を厚さ18μm
の銅箔からなる負極集電体の両面に均一に塗布し、乾燥
して負極合剤からなる塗膜を形成した後、ローラープレ
ス機で圧縮成形し、リード体の溶接を行い、厚さ40μ
mのシート状の負極を作製した。
0.5 Ti0.5 O1.5 45重量部に黒鉛40重量部とポリ
アクリル酸15重量部とを混合して負極合剤を調製し、
これを水で分散させてスラリー状の塗料を調製した。こ
の負極合剤を含有するスラリー状の塗料を厚さ18μm
の銅箔からなる負極集電体の両面に均一に塗布し、乾燥
して負極合剤からなる塗膜を形成した後、ローラープレ
ス機で圧縮成形し、リード体の溶接を行い、厚さ40μ
mのシート状の負極を作製した。
【0039】つぎに、上記シート状の正極の1枚とシー
ト状の負極を、両者の間に厚さ25μmの微孔性ポリプ
ロピレンフィルムからなるセパレータを介在させて重ね
合わせ、渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製し、その
渦巻状電極体を外径18mmの有底円筒状の電池ケース
内に充填し、正極および負極のリード体の溶接を行った
のち、前記の有機電解液を電池ケース内に注入し、つい
で、電池ケースの開口部を封口して、筒形の有機電解液
二次電池を作製した。この電池の詳細な構成については
後に図1を参照しつつ説明する。
ト状の負極を、両者の間に厚さ25μmの微孔性ポリプ
ロピレンフィルムからなるセパレータを介在させて重ね
合わせ、渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製し、その
渦巻状電極体を外径18mmの有底円筒状の電池ケース
内に充填し、正極および負極のリード体の溶接を行った
のち、前記の有機電解液を電池ケース内に注入し、つい
で、電池ケースの開口部を封口して、筒形の有機電解液
二次電池を作製した。この電池の詳細な構成については
後に図1を参照しつつ説明する。
【0040】この電池を20℃、0.2Cで4.1Vま
で充電し、引き続いて0.2Cで2.75Vまで放電し
たところ、充電容量は1.6Ah、放電容量は0.4A
hであった。このように放電容量が充電容量に比べて小
さかったのは、負極に不可逆容量があるためである。
で充電し、引き続いて0.2Cで2.75Vまで放電し
たところ、充電容量は1.6Ah、放電容量は0.4A
hであった。このように放電容量が充電容量に比べて小
さかったのは、負極に不可逆容量があるためである。
【0041】そこで、上記電池をアルゴンガス雰囲気下
で分解し、負極のみを取り出してメチルエチルカーボネ
ートで表面を洗浄し、上記シート状の正極のもう1枚を
用いて再びセパレータを介して上記シート状の負極と重
ね合せ、渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製し、その
渦巻状電極体を用いて上記と同様の手順で外径18mm
の筒形の有機電解液二次電池を作製した。
で分解し、負極のみを取り出してメチルエチルカーボネ
ートで表面を洗浄し、上記シート状の正極のもう1枚を
用いて再びセパレータを介して上記シート状の負極と重
ね合せ、渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製し、その
渦巻状電極体を用いて上記と同様の手順で外径18mm
の筒形の有機電解液二次電池を作製した。
【0042】この電池を20℃、0.2Cで2.75V
〜4.1Vの範囲で充放電させたところ、1回目の充電
容量は1.5Ahであり、その後の充放電は1.4Ah
でほぼ一定であった。また、この電池は100サイクル
後においても1回目の放電容量の80%以上の放電容量
を示した。
〜4.1Vの範囲で充放電させたところ、1回目の充電
容量は1.5Ahであり、その後の充放電は1.4Ah
でほぼ一定であった。また、この電池は100サイクル
後においても1回目の放電容量の80%以上の放電容量
を示した。
【0043】ここで、図1に示す電池について説明する
と、1は前記のシート状の正極で、2はシート状の負極
である。ただし、図1では、繁雑化を避けるため、正極
1や負極2の作製にあたって使用した集電体としての金
属箔などは図示していない。そして、これらの正極1と
負極2はセパレータ3を介して渦巻状に巻回され、渦巻
状電極体として前記の有機電解液4と共に電池ケース5
内に収容されている。
と、1は前記のシート状の正極で、2はシート状の負極
である。ただし、図1では、繁雑化を避けるため、正極
1や負極2の作製にあたって使用した集電体としての金
属箔などは図示していない。そして、これらの正極1と
負極2はセパレータ3を介して渦巻状に巻回され、渦巻
状電極体として前記の有機電解液4と共に電池ケース5
内に収容されている。
【0044】電池ケース5はステンレス鋼製で、負極端
子を兼ねており、この電池ケース5の底部には上記渦巻
状電極体の挿入に先立って、ポリテトラフルオロエチレ
ンからなる絶縁体6が配置されている。封口板7はアル
ミニウム製で、円板状をしていて、中央部に薄肉部7a
を厚み方向の両端面より内部側に設け、かつ上記薄肉部
7aの周囲に電池内圧を防爆弁9に作用させるための圧
力導入口7bとしての孔が設けられている。そして、こ
の薄肉部7aの上面に防爆弁9の突出部9aが溶接さ
れ、溶接部分11を構成している。なお、上記の封口板
7に設けた薄肉部7aや防爆弁9の突出部9aなどは、
図面上での理解がしやすいように、切断面のみを図示し
ており、切断面後方の輪郭線は図示を省略している。ま
た、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9aとの
溶接部分11も、図面上での理解が容易なように、実際
よりは誇張した状態に図示している。
子を兼ねており、この電池ケース5の底部には上記渦巻
状電極体の挿入に先立って、ポリテトラフルオロエチレ
ンからなる絶縁体6が配置されている。封口板7はアル
ミニウム製で、円板状をしていて、中央部に薄肉部7a
を厚み方向の両端面より内部側に設け、かつ上記薄肉部
7aの周囲に電池内圧を防爆弁9に作用させるための圧
力導入口7bとしての孔が設けられている。そして、こ
の薄肉部7aの上面に防爆弁9の突出部9aが溶接さ
れ、溶接部分11を構成している。なお、上記の封口板
7に設けた薄肉部7aや防爆弁9の突出部9aなどは、
図面上での理解がしやすいように、切断面のみを図示し
ており、切断面後方の輪郭線は図示を省略している。ま
た、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9aとの
溶接部分11も、図面上での理解が容易なように、実際
よりは誇張した状態に図示している。
【0045】端子板8は、圧延鋼製で表面にニッケルメ
ッキが施され、周縁部が鍔状になった帽子状をしてお
り、この端子板8にはガス排出孔8aが設けられてい
る。防爆弁9は、アルミニウム製で、円板状をしてお
り、その中央部には発電要素側(図1では、下側)に先
端部を有する突出部9aが設けられ、その突出部9aの
下面が、前記したように、封口板7の薄肉部7aの上面
に溶接され、溶接部分11を構成している。絶縁パッキ
ング10は、ポリプロピレン製で、環状をしており、封
口板7の周縁部の上部に配置され、その上部に防爆弁9
が配置していて、封口板7と防爆弁9とを絶縁するとと
もに、両者の間から有機電解液が漏れないように両者の
間隙を封止している。環状ガスケット12はポリプロピ
レン製で、リード体13はアルミニウム製で、前記封口
板7と正極1とを接続し、渦巻状電極体の上部には絶縁
体14が配置され、負極2と電池ケース5の底部とはニ
ッケル製のリード体15で接続されている。
ッキが施され、周縁部が鍔状になった帽子状をしてお
り、この端子板8にはガス排出孔8aが設けられてい
る。防爆弁9は、アルミニウム製で、円板状をしてお
り、その中央部には発電要素側(図1では、下側)に先
端部を有する突出部9aが設けられ、その突出部9aの
下面が、前記したように、封口板7の薄肉部7aの上面
に溶接され、溶接部分11を構成している。絶縁パッキ
ング10は、ポリプロピレン製で、環状をしており、封
口板7の周縁部の上部に配置され、その上部に防爆弁9
が配置していて、封口板7と防爆弁9とを絶縁するとと
もに、両者の間から有機電解液が漏れないように両者の
間隙を封止している。環状ガスケット12はポリプロピ
レン製で、リード体13はアルミニウム製で、前記封口
板7と正極1とを接続し、渦巻状電極体の上部には絶縁
体14が配置され、負極2と電池ケース5の底部とはニ
ッケル製のリード体15で接続されている。
【0046】前記のように、電池ケース5の底部には絶
縁体6が配置され、前記正極1、負極2およびセパレー
タ3からなる渦巻状電極体や、有機電解液4、渦巻状電
極体上部の絶縁体14などは、この電池ケース5内に収
容され、それらの収容後、電池ケース5の開口端近傍部
分に底部が内方に突出した環状の溝が形成される。そし
て、上記電池ケース5の開口部に、封口板7、絶縁パッ
キング10、防爆弁9が挿入された環状ガスケット12
を入れ、さらにその上から端子板8を挿入し、電池ケー
ス5の溝から先の部分を内方に締め付けることによっ
て、電池ケース5の開口部が封口されている。ただし、
上記のような電池組立にあたっては、あらかじめ負極2
と電池ケース5とをリード体15で接続し、正極1と封
口板7とをリード体13で接続しておくことが好まし
い。
縁体6が配置され、前記正極1、負極2およびセパレー
タ3からなる渦巻状電極体や、有機電解液4、渦巻状電
極体上部の絶縁体14などは、この電池ケース5内に収
容され、それらの収容後、電池ケース5の開口端近傍部
分に底部が内方に突出した環状の溝が形成される。そし
て、上記電池ケース5の開口部に、封口板7、絶縁パッ
キング10、防爆弁9が挿入された環状ガスケット12
を入れ、さらにその上から端子板8を挿入し、電池ケー
ス5の溝から先の部分を内方に締め付けることによっ
て、電池ケース5の開口部が封口されている。ただし、
上記のような電池組立にあたっては、あらかじめ負極2
と電池ケース5とをリード体15で接続し、正極1と封
口板7とをリード体13で接続しておくことが好まし
い。
【0047】上記のようにして組み立てられた電池にお
いては、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9a
とが溶接部分11で接触し、防爆弁9の周縁部と端子板
8の周縁部とが接触し、正極1と封口板7とは正極側の
リード体13で接続されているので、正極1と端子板8
とはリード体13、封口板7、防爆弁9およびそれらの
溶接部分11によって電気的接続が得られ、電路として
正常に機能する。
いては、封口板7の薄肉部7aと防爆弁9の突出部9a
とが溶接部分11で接触し、防爆弁9の周縁部と端子板
8の周縁部とが接触し、正極1と封口板7とは正極側の
リード体13で接続されているので、正極1と端子板8
とはリード体13、封口板7、防爆弁9およびそれらの
溶接部分11によって電気的接続が得られ、電路として
正常に機能する。
【0048】そして、電池に異常事態が起こり、電池内
部にガスが発生して電池の内圧が上昇した場合には、そ
の内圧上昇により、防爆弁9の中央部が内圧方向(図1
では、上側の方向)に変形し、それに伴って溶接部分1
1で一体化されている薄肉部7aに剪断力が働いて、該
薄肉部7aが破断するか、または防爆弁9の突出部9a
と封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離し、そ
れによって、正極1と端子板8との電気的接続が消失し
て、電流が遮断されるようになる。その結果、電池反応
が進行しなくなるので、過充電時や短絡時でも、充電電
流や短絡電流による電池の温度上昇や内圧上昇がそれ以
上進行しなくなって、電池の発火や破裂が防止されるよ
うになる。
部にガスが発生して電池の内圧が上昇した場合には、そ
の内圧上昇により、防爆弁9の中央部が内圧方向(図1
では、上側の方向)に変形し、それに伴って溶接部分1
1で一体化されている薄肉部7aに剪断力が働いて、該
薄肉部7aが破断するか、または防爆弁9の突出部9a
と封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離し、そ
れによって、正極1と端子板8との電気的接続が消失し
て、電流が遮断されるようになる。その結果、電池反応
が進行しなくなるので、過充電時や短絡時でも、充電電
流や短絡電流による電池の温度上昇や内圧上昇がそれ以
上進行しなくなって、電池の発火や破裂が防止されるよ
うになる。
【0049】なお、上記防爆弁9には薄肉部9bが設け
られており、たとえば、充電が極度に進行して有機電解
液や活物質などの発電要素が分解し、大量のガスが発生
した場合は、防爆弁9が変形して、防爆弁9の突出部9
aと封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離した
後、この防爆弁9に設けた薄肉部9bが開裂してガスを
端子板8のガス排出孔8aから電池外部に排出させて電
池の破裂を防止することができる。
られており、たとえば、充電が極度に進行して有機電解
液や活物質などの発電要素が分解し、大量のガスが発生
した場合は、防爆弁9が変形して、防爆弁9の突出部9
aと封口板7の薄肉部7aとの溶接部分11が剥離した
後、この防爆弁9に設けた薄肉部9bが開裂してガスを
端子板8のガス排出孔8aから電池外部に排出させて電
池の破裂を防止することができる。
【0050】この実施例4に示すように、上記のような
実装電池においても、本発明の電池は、前記実施例1〜
3のモデルセルの場合と同様に、高い容量と優れたサイ
クル特性を有している。
実装電池においても、本発明の電池は、前記実施例1〜
3のモデルセルの場合と同様に、高い容量と優れたサイ
クル特性を有している。
【0051】ちなみに、上記Pb0.5 Ti0.5 O1.5 に
代えて比較例1と同様にPbOを負極活物質として用
い、上記実施例4と同様に電池を作製し、実施例4と同
様の条件下で充放電させた場合、100サイクル後には
放電容量がまったく得られなかった。
代えて比較例1と同様にPbOを負極活物質として用
い、上記実施例4と同様に電池を作製し、実施例4と同
様の条件下で充放電させた場合、100サイクル後には
放電容量がまったく得られなかった。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、高容
量で、かつサイクル特性の優れた有機電解液二次電池を
提供することができた。
量で、かつサイクル特性の優れた有機電解液二次電池を
提供することができた。
【図1】本発明に係る有機電解液二次電池の一例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
1 正極 2 負極 3 セパレータ 4 有機電解液
Claims (6)
- 【請求項1】 正極、負極およびリチウムイオン伝導性
の有機電解液を有する有機電解液二次電池において、負
極活物質が、下記の組成式(I) Lix My Ti1-y O2-y (I) (式中、MはSi、Ge、SnおよびPbよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属であり、xおよびy
は、0≦x≦6、0.5≦y≦1である)で示される複
合酸化物またはこれにリチウムを含有させたものであっ
て、かつX線回折測定でルチル型TiO2 の回折線がみ
られるものであることを特徴とする有機電解液二次電
池。 - 【請求項2】 負極活物質が、少なくともSi、Ge、
SnおよびPbよりなる群から選ばれる少なくとも1種
の金属の酸化物とルチル型のチタン酸化物を含む混合物
を焼成して得られた複合酸化物であることを特徴とする
請求項1記載の有機電解液二次電池。 - 【請求項3】 負極活物質が、請求項2で得られた複合
酸化物に電気化学的にリチウムを挿入したものであるこ
とを特徴とする有機電解液二次電池。 - 【請求項4】 請求項1において電池組み込み前の負極
活物質のリチウムの酸素に対するモル比が2以下である
場合に、これを補う金属リチウムを負極に張り付けたこ
とを特徴とする有機電解液二次電池。 - 【請求項5】 請求項1において電池組み込み前の負極
活物質のリチウムの酸素に対するモル比が2以下である
場合に、正極活物質として20%以上の不可逆容量をも
つ物質を使用したことを特徴とする有機電解液二次電
池。 - 【請求項6】 請求項1において放電終止電圧が3.2
V以上であることを特徴とする有機電解液二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291592A JPH11111293A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 有機電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291592A JPH11111293A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 有機電解液二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111293A true JPH11111293A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17770947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9291592A Withdrawn JPH11111293A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 有機電解液二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11111293A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003249211A (ja) * | 2002-02-26 | 2003-09-05 | Nec Corp | 二次電池用負極、二次電池および二次電池用負極の製造方法 |
| JP2005504693A (ja) * | 2000-12-05 | 2005-02-17 | ハイドロ−ケベック | Li4Ti5O12,Li(4−α)ZαTi5O12,又はLi4ZβTi(5−β)O12を主成分とする粒子群,それらの粒子群の獲得方法、及び、電気化学装置に於けるそれらの粒子群の利用方法 |
| KR100986873B1 (ko) | 2007-03-28 | 2010-10-08 | 가부시끼가이샤 도시바 | 비수전해질 전지용 부극 활물질, 비수전해질 전지, 전지 팩 및 자동차 |
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