JPH11111492A - 非移行式揺動プラズマト−チ - Google Patents

非移行式揺動プラズマト−チ

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JPH11111492A
JPH11111492A JP9267040A JP26704097A JPH11111492A JP H11111492 A JPH11111492 A JP H11111492A JP 9267040 A JP9267040 A JP 9267040A JP 26704097 A JP26704097 A JP 26704097A JP H11111492 A JPH11111492 A JP H11111492A
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electrode
plasma
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JP9267040A
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Inventor
Tadashi Hoshino
野 忠 星
Masaru Nakano
野 優 中
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非移行式プラズマト−チを、高温ガスフレー
ムを拡散又は冷却することなく広幅高温熱源とする。高
速揺動駆動。揺動回転駆動機構の点検,保守が容易。高
電流値に適合。 【解決手段】 絶縁スペ−サ10;これを貫通する電極
20;電極台30;電極空間41を有し絶縁スペ−サ1
0に固着されたノズル台40;一部がノズル台40の内
空間41に進入し、進入端面54に電極中心軸線21に
整合した開口53を、外端面に中心軸線21から偏心し
た開口51を有し、両開口53,51に連なるプラズマ
ノズル52を有し、ノズル台40に、中心軸線21を中
心に回転可に流体シ−ル55,54を介して結合したノ
ズル部材50;ノズル部材50の、ノズル台の外部分に
装着された回転駆動機構60;および、ノズル部材50
を回転駆動する原動機70;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ア−ク放電により
プラズマ化した高温ガスを噴射する非移行式プラズマト
−チに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のト−チは、物体の高温処理又は
加工に使用され、金属の加熱,溶融,溶射等に用いられ
る。プラズマジェットフレ−ムは、中心部が非常に高温
でフレ−ムの外側に向って急激に温度が低下する熱分布
を示す。しかし、薄板鋼板の表面加熱処理等を行う場合
は、中心部の熱で溶けやすく、これを避ける為にア−ク
を高速で揺動し、広幅で均一なプラズマジェット熱源が
必要となる。この為、特願平3−40273号の非移行
式プラズマト−チは、電気コイルにてトーチ内のアーク
電流路を横切る方向の磁束を発生して、アーク電流と磁
束の作用力により、アーク電流を揺動させる。これによ
れば、アーク電流は偏向して揺動するが、高温ガスフレ
ームはトーチ軸線上の指向性(慣性力)が強く十分、偏
向方向に熱の移動が出来ず、トーチ軸線上の温度分布が
高くなる。また、外電極上のアークの陽極点を強制往復
移動させる為、外電極の銅の消耗が早く、銅の溶け飛散
した微粒子が、加工材表面に蒸着する問題があった。
【0003】特願平4−31886号の非移行式プラズ
マジェット装置は、プラズマジェットフレームに、それ
と交差する方向に揺動ガスを当て、この揺動ガスの方向
と強さを連続的に変化させてプラズマジェットフレーム
を揺動させる。これによれば、高温ガスフレームが揺動
ガスで振られるため、揺動効果が高い。しかし、プラズ
マフレームに低温の揺動ガスを吹き付ける為、プラズマ
ジェットフレームの温度が下がってしまう。また、揺動
ガスの強弱によりプラズマフレームを揺動させるため高
速の揺動が不可能である。
【0004】特開平9−164486号公報の揺動式プ
ラズマト−チは、プラズマを噴射するノズル部材を、プ
ラズマ噴射開口が偏心したノズルを有するものとし、こ
のノズル部材を電気モ−タで回転駆動する。その実施例
として、移行式のプラズマト−チが開示されている。こ
の移行式のプラズマト−チは、すみ肉溶接に適するもの
であり、プラズマジェットが円錐面を描くように回転
し、プラズマの移行先の溶接材に対してプラズマの作用
領域が広く、溶接狙い位置が少々ずれても、意図した箇
所にプラズマア−クが作用する。脚長の長い溶接や合わ
せ部ギャップ大の溶接が可能である。しかし該実施例の
移行式プラズマト−チは、プラズマジェットを揺動して
広域にプラズマア−クを作用させるとしても、溶接など
のように、局所加熱を目的とするものであり、加熱領域
は開先前後と小さく、ア−ク電流は、例えば250A以
下程度と、比較的に低い。
【0005】ところが、非移行式プラズマト−チによる
鋼材の加熱や溶射では、300A以上の高電流値、例え
ば500A,800Aとなる使用態様が多く、これらの
高電流値でも、極力広域を均一かつ高速に溶射すること
が望まれている。この場合、特開平9−164486号
公報に具体的に開示された揺動式プラズマト−チでは、
電極の過熱を生じ易く、又、ノズルの冷却効果も低く、
冷却対策が必要になるものと推察される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非移行式プ
ラズマト−チにおいて、高温ガスフレームを拡散又は冷
却することなく揺動することを第1の目的とし、高速揺
動することを第2の目的とし、高電流値に適した非移行
式揺動プラズマト−チを提供することを第3の目的と
し、回転駆動機構の点検,保守が容易な非移行式揺動プ
ラズマト−チを提供することを第4の目的ととする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 (1)本発明の非移行式揺動プラズマト−チは、中心に
比較的に太径の通し穴(11)が開いた絶縁スペ−サ(10);
前記通し穴(11)を貫通する電極(20);前記絶縁スペ−サ
(10)の後端部に固着され前記電極(20)を支持する電極台
(30);前記電極(20)を受入れる内空間(41)を有し前記絶
縁スペ−サ(10)のノズル側の端部すなわち先端部に固着
されたノズル台(40);一部が該ノズル台(40)の内空間(4
1)に進入し、進入した端面(54)に前記電極(20)の中心軸
線(21)に整合した開口(53)と、ノズル台の内空間の外の
端面に前記電極(20)の中心軸線(21)から偏心した開口(5
1)と、両開口(53,51)に連なるプラズマノズル(52)を有
し、前記ノズル台(40)に、前記電極(20)の中心軸線(21)
を中心に回転可に流体シ−ル(55,54)を介して結合した
ノズル部材(50);該ノズル部材(50)を回転駆動するため
に、ノズル部材(50)の、ノズル台の外部分に装着された
回転駆動機構(60);および、該回転駆動機構(60)に、ノ
ズル部材(50)を回転駆動するための回転トルクを与える
原動機(70);を備える。なお、理解を容易にするために
カッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の
記号を、参考までに付記した。
【0008】これによれば、原動機(70)が回転駆動機構
(60)に回転トルクを与えると、ノズル部材(50)が、電極
(20)の中心軸線(21)を中心に回転する。これにより、プ
ラズマノズル(52)が連なる電極側開口(53)は電極(20)の
中心軸線(21)を中心に回転するものの、常に中心軸線(2
1)に整合して電極(20)に対向し、電極(20)先端に連なる
プラズマア−クが開口(53)の実質上中心(21)を通る。と
ころが、プラズマノズル(52)が連なる外端面開口(51)
は、中心軸線(21)から偏心しているので、中心軸線(21)
を中心とした円を描く。したがってプラズマノズル(52)
から外に噴き出すプラズマフレ−ムは、中心軸線(21)を
中心とした円錐面を描くように回転する。このように、
ノズル部材(50)の機械的な回転によりプラズマフレ−ム
が円錐面を描くように回転するので、従来のように気流
によってプラズマフレ−ムを振る場合の、拡散や冷却は
なく、プラズマフレ−ムは外端面開口(51)が指向した方
向に確実に進む。ノズル部材(50)の機械的な回転は高速
にすることができ、高速でプラズマジェットフレームを
回転揺動できる。回転駆動機構(60)が、ノズル部材(50)
の、ノズル台より外の部分に装着されているので、ト−
チ内部熱の影響を受けにくく、また、点検,保守が容易
である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(2)前記電極(20)は、その後端が絶縁スペ−サ(10)の
後端面の前後に位置する短い電極であって、前記電極台
(30)は、該電極の後端部を支持し;ト−チは更に、該電
極の後端面(22)が露出する空間(31)と、前記ノズル台(4
0)の内空間であって前記ノズル部材(50)の外表面(56)が
露出する空間(41)に冷却媒体を通す流路(81〜87)を備え
る。電極(20)が短く、その後端面(22)が冷却媒体で冷却
されるので、電極(20)の抜熱効果が高く、ト−チ内部の
温度上昇を抑制する効果が高い。したがって高電流値で
の使用に耐える。高電流値のプラズマア−クにて強力な
プラズマフレ−ムを噴き出して鋼材の広域を均一かつ高
速に加熱あるいは溶射する非移行式揺動プラズマト−チ
を得ることができる。
【0010】(3)前記回転駆動機構(60)は、前記ノズ
ル部材(50)の、ノズル台(40)の外部分に固着された外歯
歯車(63),これに噛み合う駆動歯車(62)および該駆動歯
車(62)に連結した減速機(61)を含み;前記原動機(70)
は、該減速機(61)を駆動する電気モ−タ(70)である。歯
車結合により電気モ−タ(70)がノズル部材(50)を回転駆
動するので、高速回転による高速揺動が可能であり、回
転駆動機構(60)はコンパクトに構成でき、耐熱性が高
い。しかも回転駆動機構(60)の全体がト−チの外にある
ので、点検,保守を簡易に行なうことができる。
【0011】(4)更に、前記ノズル部材(50)の偏心し
た開口(52)の外の近傍に粉体及びキャリヤガスを供給す
る粉体供給手段(90)を備える。これによれば、粉体供給
手段(90)が供給した粉体がプラズマフレ−ムで溶融され
て、指向先の加工材表面に溶着する。加工材を高速で揺
り移動させなくとも、プラズマフレーム自身が円錐面を
描くように高速回転移動し熱の分散及び被膜の均一化を
してくれるので、広い面を溶射するためにプラズマト−
チ又は加工材を走査駆動する機構は、揺動は実質上必要
とせず、溶射面を更新するために走行するものであれば
よく、簡易な機構を採用しうる。
【0012】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例の縦断面を示す。大要で短い
円柱又は円筒状の絶縁スペ−サ10の中心には、通し穴
11が開いており、該通し穴11の中心をタングステン
電極20が貫通している。電極20の先端は、その中心
に電気ア−クが集中するように円錐状である。電極20
の中心軸21が、ト−チのセンタ−ラインである。電極
20の後端部の円周面を電極ホルダ23が固定保持す
る。電極ホルダ23は、電極台30の中心穴に挿入され
て電極台30に固着され、Oリングが電極台30と電極
ホルダ23との間を気密にシ−ルしている。電極台30
は、絶縁スペ−サ10の、通し穴11よりやや太径の受
穴に挿入され絶縁スペ−サ10に固着されており、Oリ
ングが電極台30と絶縁スペ−サ10との間を気密にシ
−ルしている。
【0014】絶縁スペ−サ10の通し穴11に関して電
極台30と反対側の、通し穴11に連通しそれよりやや
太径の受穴に、ノズル台40の中央のスリ−ブが挿入さ
れ、このスリ−ブが絶縁スペ−サ10に対してOリング
で気密にシ−ルされている。ノズル台40は袋ナット4
3を貫通しており、袋ナット43が絶縁スペ−サ10に
ねじ結合しており、袋ナット43のねじ締めにより、ノ
ズル台40が絶縁スペ−サ10に固着されている。
【0015】ノズル台40の中心穴の内空間41に電極
20の前端部分が位置する。この内空間41に、大略傘
型のノズル部材50の握り柄に相当する細径後端部が挿
入されて、ベアリングを介して、ノズル台40にて中心
軸21を中心に回転自在に支持され、かつ、Xリング5
4で気密にシ−ルされている。ノズル部材50の傘に相
当する太径先端部の外縁部が、ノズル台40の先端開口
に挿入されて、ベアリングを介して、ノズル台40にて
中心軸21を中心に回転自在に支持され、かつ、Xリン
グ55で気密にシ−ルされている。
【0016】ノズル部材50の細径後端部の端面には、
中心軸21を中心とする円錐穴状の大径開口53が開い
ており、その内部に所定の空隙を置いて電極20の先端
部の円錐面が位置する。この大径開口53にプラズマノ
ズル52が連続し、このプラズマノズル52は、ノズル
部材50の太径先端部の端面の開口51に連なってい
る。
【0017】先端面の開口51は、中心軸21より偏心
した位置にある。すなわちプラズマノズル52は、電極
20の中心軸21を中心とする後端面の開口53と中心
軸21から偏心した先端面の開口51との間で曲ってい
る。ノズル部材50の太径先端部の外縁よりやや内側の
やや細径の円周部が袋ナット44を貫通しており、この
袋ナット44がノズル台40にねじ結合しており、袋ナ
ット44のねじ締めにより、ノズル部材50がノズル台
40に対して、z方向に位置決めされている。ノズル部
材50の太径先端部の径方向中央部分は、ノズル台40
および袋ナット44の外に露出しており、そこにフラン
ジ付リング状の中継ぎ部材64が固着され、この中継ぎ
部材64の外周に、リング状の外歯歯車63が固着され
ている。外歯歯車63には駆動歯車62が噛み合ってい
る。駆動歯車62は減速機61の出力軸に固着されてい
る。減速機61の入力軸には電気モ−タ70の回転軸が
結合している。絶縁スペ−サ10には取手72が固着さ
れており、この取手72に固着されたモ−タ取付台71
で電気モ−タ70が保持されている。
【0018】絶縁スペ−サ10には、プラズマガスを導
入する穴92が開いている。この穴92にパイプ91が
結合している。穴92はz方向に延び、そして絶縁スペ
−サ10のz方向の略中央部で半径方向に曲って、通し
穴11よりもわずかに後端側で、通し穴11に連通する
空間に開いている。パイプ91から穴92に供給される
プラズマガスは、穴92を通って絶縁スペ−サ10の中
心の空間に出て、電極20の周面に沿って通し穴11を
通り、ノズル台40の内空間41に至り、そして電極2
0の先端の円錐面に沿って開口53内に入ってプラズマ
ノズル52を通って外開口51よりト−チ外部に噴出す
る。
【0019】プラズマア−クを生ずる電源100がオン
のときには、電極20の先端と、ノズル部材50の、プ
ラズマノズル52の内表面との間に、プラズマア−クが
発生し、それがノズル52を通るプラズマガスを電離
し、開口51からプラズマフレ−ムが噴き出す。開口5
1が中心軸21から偏心しているので、プラズマフレ−
ムは、中心軸21とある角度をもって噴き出す。電気モ
−タ70を回転駆動すると、駆動歯車62が回転して外
歯歯車63および中継ぎ64を介してノズル部材50が
回転駆動され、これにより外開口51が中心軸21を中
心に円を描いて動き、外開口51から噴き出すプラズマ
フレ−ムが、中心軸21を中心とする円錐面を描く。
【0020】絶縁スペ−サ10には、冷却水を導入する
穴82が開いている。この穴82にパイプ81が結合し
ている。穴82はz方向に絶縁スペ−サ10を貫通し、
この穴82にノズル台40の穴83が連なっている。穴
83は、傘形のノズル部材50の支柱部の外側で、該支
柱部に向けて開いている。ノズル台40の、先端側に突
出したスリ−ブには導水リング45が挿入されており、
この導水リング45が、傘形のノズル部材50の支柱部
の外周に沿って傘部の内側に向かう水路を区画してい
る。この水路は傘部の内側の空間42に連通している。
この空間42に開いた穴84がノズル台40をz方向に
貫通しており、この穴84に、絶縁スペ−サ10をz方
向に貫通するパイプ85が接続している。パイプ85に
は絶縁継手(パイプ)を介してU字型のパイプ86の一
端が接続しており、パイプ86の他端に、絶縁継手(パ
イプ)を介してパイプ87が接続している。パイプ87
の先端は電極台30をz方向に貫通して、電極20の後
端面が露出した空間31に開いている。この空間31
は、電極台30の後端側内部空間と連続し、該後端側内
部空間に排水パイプ88の先端が開いている。
【0021】冷却水は、パイプ81−穴82−穴83−
空間42と流れてノズル部材50の熱を奪い、そして、
穴84−パイプ85,86,87−空間31と流れて空
間31にて電極20の熱を奪い、そして電極台30の内
空間を通って電極台30の熱を奪って、パイプ88を通
ってト−チの外に流れる。ノズル部材50の熱は、導水
リング45の内空間と、ノズル部材50の傘の内側とを
流れる冷却水により効率良く冷却される。電極20が短
かく、その後端面と、電極20を支持する電極ホルダ3
0が、空間31を流れる冷却水により効率良く冷却され
る。したがってノズル部材50および電極20の冷却効
果が高く、高いプラズマア−ク電流の通流すなわち強力
なプラズマフレ−ムの生成が可能である。
【0022】プラズマフレ−ム、特に、強力なプラズマ
フレ−ムは、加工対象材に対するエネルギ(機械的な力
(圧力)および熱作用)が強く、その中心部と周辺部と
のエネルギの差が大きく加工むらを生じ易いが、電気モ
−タ70でノズル部材50を回転駆動することにより、
プラズマフレ−ムが円錐面を描くように回転するので、
熱分布がプラズマフレ−ム照射範囲において均一で、広
範囲の加工を一走査で行なうことができる。
【0023】すなわち、図2に示すようにプラズマノズ
ル52の先端開口51が、中心軸21より、最も−x方
向に偏心した回転角度のときには、プラズマフレ−ムの
中心線(指向方向)は、中心軸21に対してy方向には
振れていないが、−x方向の振れが最大となる。この状
態からノズル部材50が時計方向に90度回転すると、
図3に実線で示すように、プラズマノズル52の先端開
口51が、中心軸21より、最も+y方向に偏心し、プ
ラズマフレ−ムの中心線は、中心軸21に対してx方向
には振れていないが、+y方向の振れが最大となる。こ
の状態からノズル部材50が時計方向に更に90度回転
すると、図4に示すように、プラズマノズル52の先端
開口51が、中心軸21より、最も+x方向に偏心し、
プラズマフレ−ムの中心線は、中心軸21に対してy方
向には振れていないが、+x方向の振れが最大となる。
この状態からノズル部材50が時計方向に更に90度回
転すると、図3に点線で示すように、プラズマノズル5
2の先端開口51が、中心軸21より、最も−y方向に
偏心し、プラズマフレ−ムの中心線は、中心軸21に対
してx方向には振れていないが、−y方向の振れが最大
となる。上述の第1実施例の使用例を次に示す。
【0024】 1.(加熱例) ノズル部材50の回転数:15回/秒 プラズマノズル52の径(最小径部):φ10mm ノズル孔偏向角θ:10° アーク電流:500A プラズマガス:60リットル/min(Arガス) 5リットル/min(Hzガス) (結果)トーチ先端から約60mmの所の鋼板表面を、均一に広範囲に加熱 できた。
【0025】−第2実施例− 図5に本発明の第2実施例を示す。図5に示すプラズマ
ト−チの構造は図1に示す第1実施例と同様であるが、
ト−チに粉体供給装置90が組付けられている。この実
施例では、ホッパ型の粉体供給器91の底部分の粉体供
給口が開いたキャリアガスパイプ92に粉体キャリアガ
スが供給され、このガス流に粉体供給口から粉体が引き
込まれて、ガス流と共に粉体給送パイプ93を通って粉
体噴射ノズル94に送り込まれ、ノズル94から中心軸
21に向けて噴き出す。噴き出した粉体はプラズマフレ
−ムに吸い込まれてプラズマフレ−ムの高熱で溶融し、
フレ−ムと共に加工対象材の表面に衝突する。第2実施
例の使用例を次に示す。
【0026】 2.(溶射例) ノズル部材50の回転数:15回/秒 プラズマノズル52の径(最小径部):φ12mm ノズル孔偏向角θ:10° アーク電流 :800A プラズマガス:40リットル/分(Arガス) 15リットル/分(Heガス) 粉体 :アルミナ 30g/分 粉体キャリヤガス:4リットル/分(Arガス) トーチ〜ワーク間距離:約100mm (結果) 広範囲で均一な溶射膜がえられた。また、ワ−クを高速移動 させることなしに施工することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】 図1に示すプラズマト−チの先端部を示し、
(a)は縦断面図、(b)はノズル部材50の先端面の
正面図である。
【図3】 図1に示すプラズマト−チの先端部を示し、
(a)は縦断面図、(b)はノズル部材50の先端面の
正面図である。
【図4】 図1に示すプラズマト−チの先端部を示し、
(a)は縦断面図、(b)はノズル部材50の先端面の
正面図である。
【図5】 本発明の第2実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
10:絶縁スペ−サ 11:通し穴 20:電極 21:中心軸 22:後端面 23:電極ホルダ 30:電極台 31:内空間 40:ノズル台 41:内空間 42:空間 43:袋ナット 44:袋ナット 45:導水リング 50:ノズル部材 51:外開口 52:プラズマノズル 53:後端開口 54:Xリング 55:Xリング 56:内表面 60:回転駆動機構 61:減速機 62:駆動歯車 63:外歯歯車 64:中継ぎ部材 70:電気モ−タ 71モ−タ取付台 72:取手 81,85,86,8
7,88:冷却水パイプ 82〜84:穴 91:プラズマガスパイ
プ 92:穴 100:電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に比較的に太径の通し穴が開いた絶縁
    スペ−サ;前記通し穴を貫通する電極;前記絶縁スペ−
    サの後端部に固着され前記電極を支持する電極台;前記
    電極を受入れる内空間を有し前記絶縁スペ−サのノズル
    側の端部すなわち先端部に固着されたノズル台;一部が
    該ノズル台の内空間に進入し、進入した端面に前記電極
    の中心軸線に整合した開口と、ノズル台の内空間の外の
    端面の前記電極の中心軸線から偏心した開口と、両開口
    に連なるプラズマノズルを有し、前記ノズル台に、前記
    電極の中心軸線を中心に回転可に流体シ−ルを介して結
    合したノズル部材;該ノズル部材を回転駆動するため
    に、ノズル部材の、ノズル台の外部分に装着された回転
    駆動機構;および、該回転駆動機構に、ノズル部材を回
    転駆動するための回転トルクを与える原動機;を備える
    非移行式揺動プラズマト−チ。
  2. 【請求項2】前記電極は、その後端が絶縁スペ−サの後
    端面の前後に位置する短い電極であって、前記電極台
    は、該電極の後端部を支持し;ト−チは更に、該電極の
    後端面が露出する空間と、前記ノズル台の内空間であっ
    て前記ノズル部材の外表面が露出する空間に冷却媒体を
    通す流路を備える;請求項1記載の非移行式揺動プラズ
    マト−チ。
  3. 【請求項3】前記回転駆動機構は、前記ノズル部材の、
    ノズル台の外部分に固着された外歯歯車,これに噛み合
    う駆動歯車および該駆動歯車に連結した減速機を含み;
    前記原動機は、該減速機を駆動する電気モ−タである;
    請求項1又は請求項2記載の非移行式揺動プラズマト−
    チ。
  4. 【請求項4】更に、前記ノズル部材の偏心した開口の外
    の近傍に粉体及びキャリヤガスを供給する粉体供給手段
    を備える、請求項1,請求項2又は請求項3記載の非移
    行式揺動プラズマト−チ。
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