JPH11111529A - 静止誘導電器鉄心 - Google Patents

静止誘導電器鉄心

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JPH11111529A
JPH11111529A JP27546197A JP27546197A JPH11111529A JP H11111529 A JPH11111529 A JP H11111529A JP 27546197 A JP27546197 A JP 27546197A JP 27546197 A JP27546197 A JP 27546197A JP H11111529 A JPH11111529 A JP H11111529A
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JP
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stationary induction
electromagnetic steel
induction electric
iron core
steel sheet
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JP27546197A
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Inventor
Juichi Nagata
寿一 永田
Tadahira Hirai
匡平 平井
Yoshito Ebisawa
義人 海老沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止誘導電器の積層鉄心の面外振動を低減
し、鉄心から発生する騒音を防止する。 【解決手段】 断面形状を多角形とした間隔片17を、
脚鉄3,4の周囲に形成される階段状の空間に配置し、
電磁鋼板16の階段状の表面全面に押し当て、さらにそ
の周囲にバインドテープ11を巻回する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静止誘導電器の鉄心
に係り、特に、鉄心を構成する積層鋼板の表面振動に起
因する騒音の低減を図るべく改良を施した静止誘導電器
鉄心に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境規制が厳しさを増しており、
変圧器をはじめとする静止誘導電器機器に対する騒音防
止要求が高まっている。このような静止誘導電器の騒音
防止対策としては、防音建屋や遮音板等の遮音構造物を
用いて、放射音を遮る方法が一般的である。しかし、さ
らに厳しくなりつつある騒音防止要求に対応するために
は、従来の遮音構造物を用いるだけでは限界があり、静
止誘導電器自身から発生する騒音を低減する必要があ
る。このような静止誘導電器自身から発生する騒音を低
減するために、従来から、鉄心材料の改善、鉄心を構成
する電磁鋼板の積層方法や接合部分の重ね合わせ方法の
改善など、鉄心を改善する手法が実施されている。
【0003】ここで、従来から用いられている静止誘導
電器鉄心の構成について説明する。なお、図12は従来
の静止誘導電器鉄心を示す正面図であり、図13はその
A−A断面図、図14はB−B断面図である。すなわ
ち、図12に示したように、変圧器鉄心本体1の基本骨
格は、水平方向に配置された継鉄2と垂直方向に配置さ
れた脚鉄3,4から構成されている。一般に、大容量の
変圧器など大型の静止誘導電器の場合、この継鉄2およ
び脚鉄3,4は、厚さ0.25mm程度の電磁鋼板16
を所定の厚みに積層し、さらにその鋼板を積み重ねて、
階段状の多角形になるように構成されている。
【0004】このように積層された電磁鋼板16は、継
鉄2においては、木材などの柔軟材質からなる当て板7
を介して鉄心締付用クランプ5,6により締付けられ、
さらに通常は熱収縮性材料から成るバインドテープ10
により拘束されている(図13参照)。なお、前記継鉄
2の上下面には当て木13,14が取り付けられ、両側
部に配設された鉄心締付用クランプ5,6の間にはクロ
スバー12が取り付けられている。一方、脚鉄3,4に
おいては、図14及び図15に示したように、ともに木
材などの柔軟材質からなる当て板8および断面形状が円
形の間隔片9を介して、バインドテープ11により拘束
されている。
【0005】なお、前記継鉄2および脚鉄3,4は、通
常、その断面形状は円に内接する階段状の多角形で構成
されているが、脚鉄4については、巻線が巻回されない
側脚として構成される場合には、その断面形状は円では
なく楕円に内接する階段状の多角形として構成される場
合が多い。また、図12に示す静止誘導電器鉄心は、脚
の数が3の場合を示しているが、脚の数が3以上であっ
ても、同様に構成される。
【0006】このような構成を有する従来の静止誘導電
器鉄心における騒音防止対策としては、特開平3−28
5309号や特開平4−250604号等に示されたよ
うに、鉄心材料を方向性珪素鋼板と低磁歪材である6.
5%珪素鋼板を組み合わせて使用する方法、また、継鉄
2と脚鉄3,4の接合部15をラップ接合とすることに
より、磁気特性を改善して、鉄心を構成する電磁鋼板1
6の磁歪量を低減し、騒音の発生を防止する方法が提案
され、実施されている。
【0007】また、特開平6−84659号には、図1
6に示したように、継鉄2と脚鉄3,4の接合部15に
その階段状の断面形状にあわせて成形した当て木41を
取付けることにより、接合部15近傍の電磁鋼板16表
面の振動を抑制して、振動に起因する騒音を低減する方
法が提案されている。さらに、小容量の静止誘導電器で
は、継鉄2や脚鉄3,4を樹脂で固めてモールド鉄心と
呼ばれる構成とする方法や、電磁鋼板16同士を接着し
て拘束し、振動を低減する方法が実施されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の静止誘導電器鉄心には、以下に述べるよ
うな問題点があった。すなわち、図12に示したような
構成を有する従来の静止誘導電器鉄心1においては、鉄
心を構成する電磁鋼板16表面に振動が発生し、それが
騒音の原因となっていた。この電磁鋼板16の表面に発
生する振動は、従来、“面内振動”と呼ばれる、電磁鋼
板16の伸縮方向である面方向の振動であると考えられ
ていたが、近年、前記面内振動だけでなく、“面外振
動”と呼ばれる、電磁鋼板16の面と直交する方向の振
動が大きいことが判明した。
【0009】しかし、従来、この面外振動を抑制する対
策は、積極的には行われていなかった。すなわち、図1
2に示したような構成を有する静止誘導電器鉄心1で
は、当て木13,14や間隔片9を介して、バインドテ
ープ10,11により電磁鋼板16を拘束しているが、
これらの当て木13,14や間隔片9は電磁鋼板16表
面の振動を抑制する目的で使用されているものではな
い。
【0010】また、図14及び図15に示したように、
間隔片9の断面形状は円形であるため、間隔片9と電磁
鋼板16は、間隔片9の円形断面の1点で接触すること
になる。従って、間隔片9と電磁鋼板16との間の非接
触面積が大きくなり、電磁鋼板16の表面振動を許す構
造となっていた。さらに、図14及び図15から明らか
なように、間隔片9は、鉄心断面の階段状の空間すべて
に配置されている訳ではない。また、図12に示したよ
うに、その長さも、鉄心1の窓部分に相当する長さしか
なく、継鉄2と脚鉄3,4の接合部15には、間隔片9
による拘束力が及んでいない。
【0011】また、図13に示したように、当て木1
3,14は、鉄心断面の階段状の空間の一部のみにしか
接触しない構成となっている。さらに、その断面形状は
継鉄2あるいは脚鉄3,4の断面形状に合致するように
形成されているものの、継鉄2あるいは脚鉄3,4の積
層時の誤差により、すべての面に対して隙間なく密着さ
せることは困難であった。このように、図12に示した
ような構成を有する静止誘導電器鉄心において、従来か
ら用いられていた拘束方法では、電磁鋼板16の表面に
発生する振動は十分に抑制されず、鉄心1から発生する
騒音を防止することはできなかった。
【0012】一方、接合部15をラップ接合としたり、
図16に示したような接合部15に当て木41を設置し
て、電磁鋼板16の振動を抑制する方法には、以下のよ
うな問題点があった。すなわち、電磁鋼板16の振動は
接合部15に限られたものではなく、その分布は電磁鋼
板16の表面全体にわたり、また、その大きさも接合部
15と鉄心の中央部ではそれほどの差はない。したがっ
て、接合部のみに振動防止対策を施しただけでは、騒音
防止対策としては不十分であり、大きな効果も期待でき
なかった。また、電磁鋼板16同士を接着したり、樹脂
で固める方法は、電磁鋼板16の見かけの剛性を大きく
することができるので、電磁鋼板16の振動抑制には効
果的であるが、大容量の静止誘導電器では、保守上の問
題などから適用が困難であった。
【0013】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解消するために提案されたもので、その目的は、静
止誘導電器の積層鉄心の面外振動を低減し、鉄心の騒音
を防止した静止誘導電器鉄心を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、所定の厚みに積層した電
磁鋼板を積み重ねることにより、断面形状が階段状の多
角形に形成されて成る継鉄及び脚鉄より構成された静止
誘導電器鉄心において、前記電磁鋼板表面の階段状の空
間部分に、その断面形状と係合する断面形状を有する当
接部材を、前記電磁鋼板表面と接するように配設したこ
とを特徴とするものである。また、請求項2に記載の発
明は、請求項1記載の静止誘導電器鉄心において、前記
当接部材が、前記電磁鋼板表面の階段状の空間部分に配
設された間隔片であることを特徴とするものである。さ
らに、請求項8に記載の発明は、請求項1記載の静止誘
導電器鉄心において、前記当接部材が、前記電磁鋼板表
面と電磁鋼板の周囲に配設される支持部材との間に形成
される空間を充填するように構成された当て木であるこ
とを特徴とするものである。
【0015】上記のような構成を有する請求項1,請求
項2又は請求項8に記載の発明によれば、電磁鋼板の表
面が、その断面形状と合致する当接部材(間隔片あるい
は当て木)によって拘束されるので、電磁鋼板の表面に
発生する振動を効果的に抑制することができ、その結
果、電磁鋼板の振動に起因する騒音を低減することがで
きる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
静止誘導電器鉄心において、前記間隔片が前記電磁鋼板
よりも熱膨脹率の高い材質から構成されていることを特
徴とするものである。上記のような構成を有する請求項
3に記載の発明によれば、静止誘導電器の運転時などに
発生する熱によって間隔片が膨脹するので、熱収縮性材
料で構成されるバインドテープの締め付け力の増大と相
俟って、電磁鋼板を拘束する効果をより高めることがで
きる。その結果、電磁鋼板の表面の振動をより効果的に
抑制することができるので、電磁鋼板の振動に起因する
騒音を大幅に低減することができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の静止誘導電器鉄心において、前記間隔片
と電磁鋼板との間に、前記電磁鋼板よりも熱膨脹率の高
い材質から構成されたスペーサを設置したことを特徴と
するものである。また、請求項9に記載の発明は、請求
項8に記載の静止誘導電器鉄心において、前記当て木と
電磁鋼板との間に、前記電磁鋼板よりも熱膨脹率の高い
材質から構成されたスペーサを設置したことを特徴とす
るものである。上記のような構成を有する請求項4又は
請求項9に記載の発明によれば、運転時などに発生する
熱によってスペーサが膨脹すると、間隔片と電磁鋼板の
間の隙間、あるいは当て木と電磁鋼板の間の隙間が埋め
られ、両者の密着性が高められる。これにより、間隔片
あるいは当て木の拘束力をより確実に電磁鋼板に伝達す
ることが可能となるので、電磁鋼板の表面の振動をより
効果的に抑制することができ、電磁鋼板の振動に起因す
る騒音を大幅に低減することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請
求項4のいずれか一に記載の静止誘導電器鉄心におい
て、前記間隔片の長さを、前記脚鉄と継鉄の接合部に届
く長さとしたことを特徴とするものである。上記のよう
な構成を有する請求項5に記載の発明によれば、磁束の
方向が変化するために磁歪が発生しやすい脚鉄と継鉄の
接合部が、間隔片によって拘束されるので、接合部に発
生する振動をも抑制することができ、より優れた騒音防
止効果が得られる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
乃至請求項5のいずれか一に記載の静止誘導電器鉄心に
おいて、前記間隔片に、冷却媒体を通す穴を設けたこと
を特徴とするものである。また、請求項12に記載の発
明によれば、請求項8乃至請求項11のいずれか一に記
載の静止誘導電器鉄心において、前記当て木に、冷却媒
体を通す穴を設けたことを特徴とするものである。上記
のような構成を有する請求項6又は請求項12に記載の
発明によれば、間隔片あるいは当て木に冷却媒体を通す
穴を設けたことにより、鉄心表面に冷却媒体が接するの
で、冷却効率の低下を防止することができる。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
乃至請求項6のいずれか一に記載の静止誘導電器鉄心に
おいて、前記間隔片が鉛材で構成されていることを特徴
とするものである。また、請求項14に記載の発明によ
れば、請求項8乃至請求項13のいずれか一に記載の静
止誘導電器鉄心において、前記当て木が鉛材で構成され
ていることを特徴とするものである。上記のような構成
を有する請求項7又は請求項14に記載の発明によれ
ば、間隔片あるいは当て木を構成する鉛材は密度が大き
く、優れた遮音性能を有しているので、電磁鋼板表面の
振動抑制効果の他に、鉛自身がもつ遮音効果により、さ
らなる騒音低減効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して、具体的に説明する。なお、図12乃至図1
6に示した従来型と同一の部材には同一の符号を付し
て、説明は省略する。
【0022】[1.第1実施形態]本実施形態は、図1
及び図2に示したように、断面形状を多角形とした間隔
片17を、脚鉄3,4の周囲に形成される階段状の空間
に配置し、電磁鋼板16の階段状の表面全面に押し当
て、さらにその周囲にバインドテープ11を巻回したも
のである。なお、図1及び図2に示した間隔片17は、
その断面形状を4角形とした例である。また、継鉄2に
おいても同様に適用できることは言うまでもない。
【0023】このような構成を有する本実施形態の静止
誘導電器鉄心によれば、間隔片17の断面形状を多角形
とすることにより、電磁鋼板16の表面との接触面積を
十分大きくすることができる。また、脚鉄3,4の周囲
に形成される階段状の空間すべてにこの間隔片17を配
置すれば、電磁鋼板16に対する拘束力はより大きくな
る。その結果、電磁鋼板16の表面は間隔片17によっ
て十分に拘束され、その表面振動が抑制されるため、電
磁鋼板16の振動に起因する騒音を低減することができ
る。
【0024】また、図3は、第1実施形態の変形例を示
したものである。すなわち、間隔片18の断面形状を多
角形とするのではなく、多角形の一部を曲線としたもの
であり、図3はその一例として、扇型としたものであ
る。このように、間隔片18の断面形状を多角形の一部
を曲線とした形状とした場合、間隔片18とバインドテ
ープ11との接点を曲線部分とすれば、バインドテープ
11の接触角度に関係なく、その締付け力を間隔片18
へ十分に伝達することができる。また、断面形状を多角
形とした場合と同様に、電磁鋼板16との接触面積を十
分に大きくすることができるので、階段状の空間すべて
にこの間隔片18を配置すれば、電磁鋼板16に対する
拘束はより大きくなる。その結果、電磁鋼板16の表面
振動が抑制されるため、電磁鋼板16の振動に起因する
騒音を低減することができる。
【0025】さらに、前記断面形状を有する間隔片1
7,18を、鉄心を構成する電磁鋼板よりも熱膨脹率の
大きい材料より構成すれば、静止誘導電器の運転時など
に発生する熱によって間隔片17,18が膨脹するの
で、熱収縮性材料で構成されるバインドテープ11の締
め付け力の増大と相俟って、電磁鋼板16を拘束する効
果をより高めることができる。その結果、電磁鋼板16
の表面の振動をより効果的に抑制することができるの
で、電磁鋼板16の振動に起因する騒音を大幅に低減す
ることができる。
【0026】[2.第2実施形態]本実施形態は、前記
第1実施形態をさらに改良したものである。すなわち、
図4に示したように、第1実施形態で示した間隔片1
7,18と電磁鋼板16との間に、鉄心を構成する電磁
鋼板よりも熱膨脹率の大きい材料で構成されたスペーサ
21を配置し、さらにその周囲にバインドテープ11を
巻回したものである。
【0027】このような構成を有する本実施形態の静止
誘導電器鉄心によれば、運転時などに発生する熱によっ
てスペーサ21が膨脹すると、間隔片17,18と電磁
鋼板16の間の隙間が埋められ、両者の密着性が高めら
れる。これにより、間隔片17,18の拘束力をより確
実に電磁鋼板16に伝達することが可能となるので、電
磁鋼板16の表面の振動をより効果的に抑制することが
でき、電磁鋼板16の振動に起因する騒音を大幅に低減
することができる。
【0028】[3.第3実施形態]本実施形態は、前記
第1実施形態あるいは第2実施形態をさらに改良したも
のである。すなわち、図5に示したように、前記断面形
状を有する間隔片17,18の長さを、継鉄2との接合
部15の位置まで延長し、接合部15にも間隔片17,
18及びバインドテープ11の拘束力が及ぶようにした
ものである。
【0029】このような構成を有する本実施形態の静止
誘導電器鉄心によれば、磁束の方向が変化するために磁
歪が発生しやすい接合部15が、間隔片17,18によ
って拘束されるので、接合部15に発生する振動をも抑
制することができる。その結果、前記第1実施形態及び
第2実施形態の効果に加えて、より優れた騒音防止効果
が得られる。
【0030】[4.第4実施形態]本実施形態は、前記
第1実施形態乃至第3実施形態をさらに改良したもので
ある。すなわち、図6に示したように、前記断面形状を
もつ間隔片17,18の所々に絶縁冷却用媒質を通す穴
31を設け、これらの間隔片17,18を鉄心断面の階
段状の空間に配置し、その周囲にバインドテープ11を
巻回したものである。なお、穴の個数や大きさ、設置位
置については、電磁鋼板16の拘束、その他鉄心の構成
の妨げにならない範囲で、適宜設定することができる。
【0031】このような構成を有する本実施形態の静止
誘導電器鉄心によれば、間隔片17,18と電磁鋼板1
6表面との接触面積を大きくしたために、絶縁冷却用媒
質が鉄心表面に接する面積が減少することによる冷却効
率の低下を防止することができる。したがって、本実施
形態の間隔片17,18を配置することにより、電磁鋼
板16表面の振動が拘束され、電磁鋼板16表面より放
射される騒音の低減が可能になるという第1乃至第3実
施形態の効果に加えて、鉄心表面の冷却効率を向上させ
ることができる。
【0032】[5.第5実施形態]本実施形態において
は、図7及び図8に示したように、積層された電磁鋼板
16の外側に、スペーサ21を介して、当て木19が配
設されている。また、この当て木19は、継鉄2と接す
る側の断面形状が、積層された電磁鋼板16の階段状の
断面形状に合致するように成形され、また、継鉄2と当
て木19をあわせた全体の断面形状が四角形となるよう
に構成されている。また、前記スペーサ21は、鉄心を
構成する電磁鋼板16よりも熱膨脹率の大きい材料、あ
るいは押し付け圧力により変形する塑性変形材料、弾性
体等から構成されている。
【0033】このような構成を有する本実施形態の静止
誘導電器鉄心によれば、以下のような作用・効果が得ら
れる。まず、スペーサ21の材質を、鉄心を構成する電
磁鋼板16よりも熱膨脹率の大きい材料とした場合に
は、静止誘導電器運転時等の熱によりスペーサ21が膨
脹し、当て木19と電磁鋼板16を密着させるため、電
磁鋼板16表面の振動を効果的に抑制することが可能と
なる。このように、電磁鋼板16表面の振動が抑制され
ることにより、電磁鋼板16表面から放射される騒音を
低減することができる。
【0034】また、スペーサ21の材質を、押し付け圧
力により変形する塑性変形材料とした場合には、組立締
め付け時に鉄心断面形状にあわせてスペーサ21を変形
させ、その形状を固定することができるので、より確実
に電磁鋼板16の振動を抑制することができ、これによ
り電磁鋼板16表面から放射される騒音を低減すること
ができる。
【0035】さらに、スペーサ21の材質を弾性体とし
た場合には、スペーサ21の弾性力により、電磁鋼板1
6の組立誤差による隙間の影響を吸収することができ
る。また、この隙間が吸収できない場合においても、弾
性体の持つ減衰効果により、電磁鋼板16の振動の影響
を低減することができる。
【0036】また、図9は、第5実施形態の変形例を示
したものである。すなわち、図7及び図8に示した当て
木19を、その外側に配設されるクランプ5,6により
拘束するように構成したものである。この構成では、ク
ランプ5,6の締め付け力により、当て木19と電磁鋼
板16が押し当てられ、この押し当て力により電磁鋼板
16表面の振動を抑制し、騒音を低減することができ
る。
【0037】[6.第6実施形態]本実施形態は、図1
0に示したように、第5実施形態に示した断面形状をも
つ当て木19の所々に、絶縁冷却用媒質を通す穴32を
設けたものである。このような構成を有する本実施形態
の静止誘導電器鉄心によれば、当て木19と電磁鋼板1
6表面との接触面積を大きくしたために、絶縁冷却用媒
質が鉄心表面に接する面積が減少することによる冷却効
率の低下を防止することができる。したがって、本実施
形態の当て木19を配置することにより、電磁鋼板16
表面の振動が拘束され、鋼板16表面より放射される騒
音の低減が可能になるという第5実施形態の効果に加え
て、鉄心表面の冷却効率を向上させることができる。
【0038】[7.第7実施形態]本実施形態において
は、図11に示したように、鉛材で構成された間隔片2
0あるいは当て木を、スペーサ24を介して鉄心断面の
階段状の空間に配置して、電磁鋼板16に押し当て、バ
インドテープ11などにより締め付けたものである。こ
のような構成とした場合、間隔片20あるいは当て木を
構成する鉛材は密度が大きく、優れた遮音性能を有して
いるので、前記実施形態の静止誘導電器鉄心における、
電磁鋼板16表面の振動抑制効果の他に、鉛自身がもつ
遮音効果により、さらなる騒音低減効果を得ることがで
きる。したがって、この構成により、より低騒音な静止
誘導電器鉄心を実現することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静止誘導電器の積層鉄心の面外振動を低減することがで
きるので、鉄心の騒音を防止した静止誘導電器鉄心を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す断面図
【図2】図1の拡大図
【図3】本発明の第1実施形態の変形例を示す断面図
【図4】本発明の第2実施形態の構成を示す要部拡大断
面図
【図5】本発明の第3実施形態の構成を示す側面図
【図6】本発明の第4実施形態の構成を示す要部拡大断
面図
【図7】本発明の第5実施形態の構成を示す断面図
【図8】図7の拡大図
【図9】本発明の第5実施形態の変形例を示す断面図
【図10】本発明の第6実施形態の構成を示す要部拡大
断面図
【図11】本発明の第7実施形態の構成を示す要部拡大
断面図
【図12】従来の静止誘導電器鉄心の構成を示す側面図
【図13】図12に示した静止誘導電器鉄心のA−A断
面図(継鉄部分)
【図14】図12に示した静止誘導電器鉄心のB−B断
面図(脚鉄部分)
【図15】図14の拡大図
【図16】従来の静止誘導電器鉄心における継鉄と脚鉄
の接合部の構成を示す側面図
【符号の説明】
1…静止誘導電器鉄心本体 2…継鉄 3,4…脚鉄 5,6…鉄心クランプ 7,8…当て板 9,17,18,20…間隔片 10,11…バインドテープ 12…クロスバー 13,14,19,41…当て板 15…鉄心継鉄・脚鉄接合部 16…電磁鋼板 21,22,23,24…スペーサ 31,32…冷媒用穴

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みに積層した電磁鋼板を積み重
    ねることにより、断面形状が階段状の多角形に形成され
    て成る継鉄及び脚鉄より構成された静止誘導電器鉄心に
    おいて、 前記電磁鋼板表面の階段状の空間部分に、その断面形状
    と係合する断面形状を有する当接部材を、前記電磁鋼板
    表面と接するように配設したことを特徴とする静止誘導
    電器鉄心。
  2. 【請求項2】 前記当接部材が、前記電磁鋼板表面の階
    段状の空間部分に配設された間隔片である請求項1記載
    の静止誘導電器鉄心。
  3. 【請求項3】 前記間隔片が、前記電磁鋼板よりも熱膨
    脹率の高い材質から構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の静止誘導電器鉄心。
  4. 【請求項4】 前記間隔片と電磁鋼板との間に、前記電
    磁鋼板よりも熱膨脹率の高い材質から構成されたスペー
    サを設置したことを特徴とする請求項2又は請求項3に
    記載の静止誘導電器鉄心。
  5. 【請求項5】 前記間隔片の長さを、前記脚鉄と継鉄の
    接合部に届く長さとしたことを特徴とする請求項2乃至
    請求項4のいずれか一に記載の静止誘導電器鉄心。
  6. 【請求項6】 前記間隔片に、冷却媒体を通す穴を設け
    たことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一
    に記載の静止誘導電器鉄心。
  7. 【請求項7】 前記間隔片が、鉛材で構成されているこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一に記
    載の静止誘導電器鉄心。
  8. 【請求項8】 前記当接部材が、前記電磁鋼板表面と電
    磁鋼板の周囲に配設される支持部材との間に形成される
    空間を充填するように構成された当て木である請求項1
    記載の静止誘導電器鉄心。
  9. 【請求項9】 前記当て木と電磁鋼板との間に、前記電
    磁鋼板よりも熱膨脹率の高い材質から構成されたスペー
    サを設置したことを特徴とする請求項8に記載の静止誘
    導電器鉄心。
  10. 【請求項10】 前記当て木と電磁鋼板との間に、塑性
    変形を起こす材料で構成されたスペーサを設置したこと
    を特徴とする請求項8に記載の静止誘導電器鉄心。
  11. 【請求項11】 前記当て木と電磁鋼板との間に、弾性
    材料で構成されたスペーサを設置したことを特徴とする
    請求項8に記載の静止誘導電器鉄心。
  12. 【請求項12】 前記当て木に、冷却媒体を通す穴を設
    けたことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれ
    か一に記載の静止誘導電器鉄心。
  13. 【請求項13】 前記当て木が、鉄心締め付け用のクラ
    ンプによって固定されていることを特徴とする請求項8
    乃至請求項12のいずれか一に記載の静止誘導電器鉄
    心。
  14. 【請求項14】 前記当て木が、鉛材で構成されている
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか一
    に記載の静止誘導電器鉄心。
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