JPH11111905A - 電気的接続方法および突起電極形成体 - Google Patents

電気的接続方法および突起電極形成体

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JPH11111905A
JPH11111905A JP9269789A JP26978997A JPH11111905A JP H11111905 A JPH11111905 A JP H11111905A JP 9269789 A JP9269789 A JP 9269789A JP 26978997 A JP26978997 A JP 26978997A JP H11111905 A JPH11111905 A JP H11111905A
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conductive particles
circuit wiring
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layer
bump
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Tsutomu Mitani
力 三谷
Masahiro Ono
正浩 小野
Tsukasa Shiraishi
司 白石
Yoshihiro Bessho
芳宏 別所
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップ等を基板等に高密度実装するに
際して、電気的被接続部に、極めて簡単なプロセスでバ
ンプをバリアメタルなしで直接形成、またはバリアメタ
ルを形成して、電気的接続を実現する方法を提供する。 【解決手段】 LSIチップ1の被接続部2に、被接続
部2の厚みの1/2以下の直径を有する導電性粒子4を
堆積し、加圧して被接続部2にバンプ6を形成し、つい
でバンプ6を介して回路基板7と電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子部品と該電
子部品を実装する回路基板との電気的接続方法に関する
ものであって、特にLSI等の半導体チップ部品を回路
基板に高密度実装する際の電気的接続方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子機器、システムの小型、軽量化、高
性能化の実現には半導体集積回路の高密度実装が不可欠
となっている。各種高密度実装技術の中で、裸の半導体
チップ(ベアチップ)をキャリア基板または回路基板上
に実装するチップサイズパッケージ(CSP)およびマ
ルチチップモジュール(MCM)の実用化が最近著し
い。これらベアチップ実装技術においては、ベアチップ
をバンプを介して回路基板の配線電極上に接続するフリ
ップチップ接続技術の更なるレベルアップと、低コスト
化が重要な課題である。
【0003】フリップチップ接続技術とは、ベアチップ
を裏向けにしてバンプを介して回路基板に実装する技術
で、接続領域がチップの領域でおさまるため高密度実装
に適した優れた方法である。フリップチップ接続で重要
な役割を果たすバンプについては各種材料、構造、形成
方法などが検討、あるいは一部実用化されつつある。バ
ンプの形成方法には大きく分けて3つの方法がある。
【0004】第1の方法は半導体ウエハ上に形成された
各チップのパッド電極上に例えばクロム、ニッケル、金
等の薄膜からなるバリアメタル層を堆積した後、更に1
0〜50μmの厚みのハンダ層を形成したハンダバンプ
法である。パッド電極は通常厚み1μm程度のアルミニ
ウム膜で構成されており、このアルミニウム膜には表面
酸化層が数nm〜数十nm程度形成されているため、こ
のままではハンダバンプは形成しがたい。そこで従来技
術ではまず、ハンダ膜上にハンダバンプ層を形成するた
めの中間層としてバリアメタルを形成する。バリアメタ
ルの形成には真空蒸着法、スパッタリング法等が用いら
れている。また、ハンダバンプの形成には真空蒸着法
(特公昭63−4939号公報)、電解メッキ法(特開
昭63−6860号公報)、またはハンダボール法(特
開昭64−22049号公報)等が用いられている。
【0005】第2の方法は、パッド電極に例えばワイヤ
ボンディング装置と金線を用いてボールボンディングを
し、パッド上に高さ約50μm程度の金ボールバンプを
形成するボールボンディング法である。この方法ではパ
ッド電極の表面酸化層をボンディング時に破壊してパッ
ト電極のアルミニウム新生面と金バンプとが結合するた
めに、上記ハンダバンプ法でのバリアメタル層が不要で
あり、通常の半導体チップにもバンプを形成できるとい
う特徴がある。
【0006】また、第3の方法として、0.1μm以下
の貴金属の超微粉をノズル先端からキャリアガスととも
にパッドに吹き付けて金等のバンプを形成するものも提
案されている(特許第1525310号、マテリア第3
4巻第4号455ページ〜460ページ等)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ハンダバンプ法で
はバリアメタル層が必要であることが課題である。バリ
アメタル層は真空蒸着法、あるいはスパッタ法でチタ
ン、ニッケル、クロム等の薄膜が多層に形成されてお
り、ハンダバンプ法でのコストアップ、形成の長時間化
の主たる要因となっている。
【0008】また、ハンダバンプを形成するにおいて、
真空蒸着法はバンプ用として数10μm以上の厚膜を形
成するには堆積時間がかかり、工程コストの面で課題が
ある。
【0009】電解メッキ法は、電界分布に応じてメッキ
膜の厚みが変動すること、およびメッキに長時間を要す
ること、更には予め全パッドを電気的に接続するための
共通電極が必要であること等が課題である。
【0010】ハンダボール法は、粒径の揃ったハンダボ
ールが必要であること、およびこれらハンダボールを全
パッド電極上に漏れなく配設すること等が課題である。
【0011】ボールボンディング法はパッド毎にボンデ
ィングするものであるため、形成速度は高速ボンダでも
毎秒6〜8パッド程度であり、多パッド化に伴う形成時
間の長時間化の結果、工程コストが膨大となり大量生産
には向かない。また、ボンディング時に衝撃加重が作用
するため、パッド電極下部の多層配線層、機能素子層な
どが破壊される可能性が高く、パッド下には前記各層を
配設したいわゆるエリアアレイのLSIチップにバンプ
を形成することが困難となって、チップの高集積化に対
応することがはなはだ難しくなる。
【0012】また、貴金属超微粉をキャリアガスで吹き
付ける方法は、1バンプ単位で形成するために、多パッ
ド化に伴う形成時間の長時間化の結果、工程コストが膨
大となり大量生産には向かない。
【0013】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであって、半導体ウエハ、あるいは半導体チッ
プのパッド電極上に、簡便なプロセスでバンプをバリア
メタルなしで直接形成するか、あるいはバリアメタルを
形成することによる電気的接続方法、及び、かくして形
成された突起電極形成体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成とする。
【0015】即ち、本発明の電気的的接続方法は、2つ
の回路配線層を対向させて、両回路配線層にそれぞれ存
在する複数の被接続部を電気的に接続する電気的接続方
法であって、少なくとも一方の回路配線層の被接続部へ
導電性粒子を堆積する堆積工程と、前記堆積工程によっ
て形成された堆積層を加圧して成形する加圧成形工程
と、かくして成形された導電性粒子成形体を介して対向
する他方の回路配線層の被接続部と電気的に接続する接
続工程とからなり、前記導電性粒子の直径が導電性粒子
が堆積された前記回路配線層の被接続部の厚みの1/2
以下であることを特徴とする。
【0016】また、本発明の電気的的接続方法は、2つ
の回路配線層を対向させて、両回路配線層にそれぞれ存
在する複数の被接続部を電気的に接続する電気的接続方
法であって、少なくとも一方の回路配線層の被接続部へ
導電性粒子を堆積する堆積工程と、前記堆積工程によっ
て形成された堆積層を加圧して成形する加圧成形工程
と、前記加圧成形工程と同時になされる工程であって、
前記被接続部に超音波を印加する超音波印加工程と、か
くして成形された導電性粒子成形体を介して対向する他
方の回路配線層の被接続部と電気的に接続する接続工程
とからなり、前記導電性粒子の直径が導電性粒子が堆積
された前記回路配線層の被接続部の厚みの1/2以下で
あることを特徴とする。
【0017】また、本発明の電気的的接続方法は、2つ
の回路配線層を対向させて、両回路配線層にそれぞれ存
在する複数の被接続部を電気的に接続する電気的接続方
法であって、少なくとも一方の回路配線層の被接続部へ
導電性粒子を堆積する堆積工程と、前記堆積工程によっ
て形成された堆積層を加圧して成形する加圧成形工程
と、前記加圧成形工程後に前記堆積層を加熱する加熱工
程と、かくして成形された導電性粒子成形体を介して対
向する他方の回路配線層の被接続部と電気的に接続する
接続工程とからなり、前記導電性粒子の直径が導電性粒
子が堆積された前記回路配線層の被接続部の厚みの1/
2以下であることを特徴とする。
【0018】また、本発明の電気的的接続方法は、2つ
の回路配線層を対向させて、両回路配線層にそれぞれ存
在する複数の被接続部を電気的に接続する電気的接続方
法であって、少なくとも一方の回路配線層の被接続部へ
導電性粒子を堆積する堆積工程と、前記堆積工程によっ
て形成された堆積層を、対向する他方の回路配線層の被
接続部によって加圧する工程とからなり、前記導電性粒
子の直径が導電性粒子が堆積された前記回路配線層の被
接続部の厚みの1/2以下であることを特徴とする。
【0019】一方、本発明の突起電極形成体は、導電性
粒子からなる突起電極を回路配線層の被接続部に配置し
た突起電極形成体であって、前記被接続部と前記突起電
極との接続界面における前記導電性粒子の直径が前記被
接続部の厚みの1/2以下であり、かつ前記接続界面に
おいて前記導電性粒子が前記被接続部の表面酸化層を破
壊もしくは突き破って前記被接続部の金属に接続してい
ることを特徴とする。
【0020】また、本発明の突起電極形成体は、導電性
粒子と該導電性粒子の間隙に補充された樹脂材料とから
なる突起電極を回路配線層の被接続部に配置した突起電
極形成体であって、前記被接続部と前記突起電極との接
続界面における前記導電性粒子の直径が前記被接続部の
厚みの1/2以下であり、かつ前記接続界面において前
記導電性粒子が前記被接続部の表面酸化層を破壊もしく
は突き破って前記被接続部の金属に接続していることを
特徴とする。
【0021】また、本発明の突起電極形成体は、導電性
粒子からなる接続部と、導電性材料からなる突起部とを
回路配線層の被接続部上に順次配置した突起電極形成体
であって、前記被接続部と前記接続部との接続界面にお
ける前記導電性粒子の直径が前記被接続部の厚みの1/
2以下であり、かつ前記接続界面において前記導電性粒
子が前記被接続部の表面酸化層を破壊もしくは突き破っ
て前記被接続部の金属に接続していることを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明全体に共通する特徴は、回
路配線層の被接続部の厚みの1/2以下、好ましくは1
/5以下、さらに好ましくは1/10以下の直径を有す
る微細な導電性粒子を被接続部上に堆積させて加圧する
ことである。被接続部は、通常、例えば厚み1μm程度
のアルミニウム膜からなり、その表面に表面酸化層が数
nm〜数十nm形成されている。前記の粒子がアルミニ
ウム膜上に加圧されると、針をアルミニウム膜に突き立
てるごとく表面酸化層と粒子との界面では局所的に大き
い圧力が表面酸化層に作用することとなり、容易に表面
酸化層が破壊される。その結果、新生アルミニウム面と
前記導電性粒子とが直接接合することになる。かくし
て、本発明で形成されたバンプ、あるいはバリアメタル
等の導電性粒子成形体(突起電極)は、被接続部と低抵
抗で良好な電気的接続と付着強度が確保される。
【0023】しかも、前記のような被接続部の厚みに対
して導電性粒子を特定サイズの微粒子とすることによっ
て、被接続部の厚みの1/5〜1/10程度の塑性変形
で電気的接続が確保されるため、被接続部の下への前記
塑性変形の影響がほとんどない。すなわち、本発明は、
被接続部の下にトランジスタ等の機能素子あるいは多層
配線等を形成した、いわゆるエリアアレイLSIチップ
の被接続部上にダメージレスでバンプあるいはバリアメ
タルを形成できるものである。
【0024】請求項1に記載の電気的接続方法は、導電
性粒子を例えばLSIチップ等の被接続部(以下、パッ
ド電極と称することがある)上に堆積して、被接続部と
当接する部分が凸になった版型等で加圧することで被接
続部との電気的接続を確保するものである。この方法に
よれば、極めて簡素なプロセスでウエハレベルでのバン
プが被接続部上に一括で直接形成、あるいはバリアメタ
ルが被接続部上に一括形成できる。
【0025】請求項2に記載の電気的接続方法は、前記
請求項1の発明での導電性粒子の加圧と同時に超音波を
印加するものである。この超音波の印加によって、被接
続部と接する導電性粒子が被接続部と摩擦される結果、
前記請求項1の発明以上に被接続部上の表面酸化層が破
壊されやすくなる。すなわち、請求項1の発明よりもさ
らに小さい加圧荷重でバンプが被接続部上に一括で直接
形成、あるいはバリアメタルが被接続部上に一括形成で
きるため、前記のようなエリアアレイLSIチップへの
ダメージがさらに低減できる。また、よりダメージを受
けやすいチップ上にもバンプ、あるいはバリアメタルを
形成できる。
【0026】また、超音波の印加によって導電性粒子間
での摩擦も発生するために、本方法で形成されたバン
プ、あるいはバリアメタルは、バルクに近いより緻密な
構造となり、電気的特性の向上が可能である。
【0027】請求項3に記載の電気的接続方法は、前記
請求項1の発明、あるいは請求項2の発明で成形された
バンプあるいはバリアメタルを加熱するものである。こ
の加熱によって、前記バンプあるいはバリアメタルは被
接続部との接合がさらに強化されるとともに、緻密な構
造となる。
【0028】前記加熱は前記バンプあるいはバリアメタ
ル部分をレーザー光又は赤外線等でスポット状に加熱す
る方法が、LSIチップの温度上昇にともなう悪影響を
低減すること等の観点からも望ましい。
【0029】請求項5に記載の電気的接続方法は、前記
請求項1の発明での凸形状の版型を用いずに、例えば、
LSIチップを接続する回路基板の被接続部を突起状に
形成しておき、この突起状被接続部で前記LSIチップ
の被接続部(パッド電極)に堆積した導電性粒子を加圧
成形するものである。本発明では、前記導電性粒子がL
SIチップの被接続部側にも付着すると同時に、回路基
板の電極にも付着するために、LSIチップと回路基板
の接続が一括で可能となるものであり、接続プロセスが
さらに簡素なものとなる。
【0030】請求項6に記載の突起電極形成体は、例え
ばバンプに関するものであって、少なくとも例えばLS
Iチップ等の被接続部(パッド電極)と突起電極(バン
プ)の接合界面においては、被接続部の厚みの1/2以
下、好ましくは1/5以下、さらに好ましくは1/10
以下の直径の微細な導電性粒子が配設されており、この
粒子が被接続部の表面酸化層を破壊もしくは突き破って
被接続部とバンプとが接しているというものである。
【0031】既に前記のごとく被接続部の表面酸化層を
チップのダメージがないような低荷重で破壊するには前
記サイズの導電性粒子が適するが、本発明では、このよ
うな導電性粒子が少なくとも前記接合界面に配設されて
いる。バンプのようにある程度の高さが必要な突起電極
においては、バンプ自体の導電性もある程度要求され
る。そのためには本発明でのバンプ内部での導電性粒子
間の接点をある程度少なくし接触抵抗を低減することが
有効であって、例えば前記接合界面以外のバンプ内部で
は前記界面の導電性粒子より比較的大きいサイズの導電
性粒子を配設した構造が好ましい。すなわち本発明のバ
ンプは、接合界面では前記サイズの導電性粒子を配設し
て被接続部とバンプとの電気的接続を確保し、かつバン
プ自体の導電性は例えば直径が1μm〜5μmと比較的
大きいサイズの導電性粒子で構成するのが好ましい。
【0032】また、本発明のバンプは、形成方法等によ
ってある程度、間隙が存在する。この間隙は、例えばL
SIチップと回路基板との熱応力を緩和する作用をする
ため、接続信頼性の高いバンプを提供できることも特徴
である。
【0033】また、請求項7に記載の突起電極形成体
は、前記接合界面では請求項6の発明と同様な構造、作
用であるが、導電性粒子で形成されたバンプが、形成方
法等によって存在する前記粒子の間隙を樹脂材料で補充
した構造を有している。この樹脂材料はバンプを構成す
る導電性粒子間の接着による補強作用が発現できるほ
か、LSIチップと回路基板との熱応力を樹脂成分によ
って緩和し、接続信頼性のさらに高いバンプを提供する
ことができる。
【0034】請求項6及び請求項7の発明では、バンプ
の形状を被接続部(パッド電極)から回路基板等の回路
配線層に向かって凸形状とし、さらには前記バンプと回
路基板等の回路配線層との接続に導電性樹脂材料を介す
ることによって、さらに接続信頼性の向上が可能にな
る。ここで導電性樹脂材料とは、例えば銀粉を樹脂材料
で混練したペースト状のものなどが適している。このよ
うな樹脂材料はバンプを凸状とすることで転写量が確保
しやすいため、高い接続信頼性がえられるのである。ま
た、導電性樹脂はLSIチップと回路基板との熱応力を
樹脂成分によって緩和し、接続信頼性のさらに高いバン
プを提供することができる。
【0035】請求項6及び請求項7の発明では、突起電
極(バンプ)がハンダ成分を含有していると好ましい。
ここでハンダ成分を含有させるには、例えばニッケルな
どの導電性粒子とハンダの粒子との混合物を用いてもよ
く、また、例えばニッケル粒子の表面にハンダが被覆さ
れているようなものを用いてもかまわない。この場合、
バンプを形成した後、バンプを加熱することでハンダが
溶融しバンプ自体の導電性を向上しやすくなる。このと
き、ハンダはバンプ中に分散されていてもよい。また、
バンプの表面に豊富に含有されていてもよい。
【0036】また、バンプの表面層にハンダを主成分と
する層を配設し、バンプを多層の導電性粒子層から構成
し、かつLSIチップと回路基板との熱膨張差を緩和す
るように各層の熱膨張係数を順次変化させた傾斜組成構
造とすると、熱応力を緩和でき、高い接続信頼性が確保
できるようになるために好ましい。
【0037】請求項13に記載の突起電極形成体は、例
えばバリアメタルに関するものであって、少なくとも例
えばLSIチップ等の被接続部(パッド電極)とバリア
メタル等の接続部の接合界面においては、被接続部の厚
みの1/2以下、好ましくは1/5以下、さらに好まし
くは1/10以下の直径の微細な導電性粒子が配設され
ており、この粒子が被接続部の表面酸化層を破壊もしく
は突き破って被接続部(パッド電極)と接続部(バリア
メタル)とが接しているものである。
【0038】既に前記のごとく被接続部の表面酸化層を
チップのダメージがないような低荷重で破壊するには前
記サイズの導電性粒子が適するが、本発明では、このよ
うな導電性粒子が少なくとも前記接合界面に配設されて
いる。バリアメタルにおいても、バリアメタル自体の導
電性もある程度要求される。そのためには本発明でのバ
リアメタル内部での導電性粒子間の接点をある程度少な
くし接触抵抗を低減することが有効であって、例えば前
記接合界面以外のバリアメタル内部では前記界面の導電
性粒子より比較的大きいサイズの導電性粒子を配設した
構造が好ましい。すなわち本発明のバリアメタルは、接
合界面では前記サイズの導電性粒子を配設して被接続部
(パッド電極)とバリアメタルとの電気的接続を確保
し、かつバリアメタル自体の導電性は例えば直径が1μ
m〜5μmと比較的大きいサイズの導電性粒子で構成す
ることが好ましい。
【0039】また、請求項6、7、13の発明において
は、導電性粒子の硬さを特定することによって、さらに
作用が発現されやすくなる。すなわち、被接続部の表面
酸化層を例えば加圧などによって破壊もしくは突き破る
場合、被接続部よりも硬い導電性粒子を用いた方が、よ
り小さい加圧力で表面酸化層が破壊される。これによ
り、前記のようなエリアアレイLSIチップへのダメー
ジがさらに低減できる。また、よりダメージを受けやす
いチップ上にもバンプあるいはバリアメタルを容易に形
成できるのである。
【0040】また、この場合、導電性粒子は被接続部よ
りも硬い粒子を含む異なる硬さの複数の粒子で構成され
ていてもよい。被接続部の表面酸化層は例えばニッケル
等のアルミニウムからなる被接続部よりも硬い粒子が破
壊し、また銀、金又は銅のように被接続部と同等の硬さ
か、あるいはより柔らかく粒子変形しやすい粒子を同時
に用いてバンプあるいはバリアメタルの導電性の向上を
はかることができる。
【0041】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0042】(実施例1)図1は、本発明の請求項1に
記載の電気的接続方法の実施形態例を示すものである。
【0043】まず、拡散工程が終了したウエハのLSI
チップ1上に、被接続部となるパッド電極2が開口する
ようにドライフィルム3を貼り付けて露光、および現像
する。本実施例ではパッド電極2は厚み1μmのアルミ
膜のものを用いた。ドライフィルム3はネガタイプのも
ので、厚み50μmのものを用いた。このドライフイル
ム3を、85℃に加熱したローラーラミネーターでLS
Iチップ1に貼り付ける。その後、露光用マスク(図示
せず)と平行光の紫外線によって露光し、濃度1%の炭
酸ソーダ水溶液で現像すると、図1(a)に示すように
パッド電極部が開口する。
【0044】次に図1(b)に示すように前記開口部に
導電性粒子4を前記ドライフィルム3の厚み程度に堆積
させる。本実施例では導電性粒子4は、直径が20nm
のニッケル粒子と、直径が70nmの銀粒子とを重量比
率50:50で混合した混合粒子を用いた。また、堆積
方法としては前記混合粒子を有機溶剤などに混ぜて超音
波で分散化したペースト状のものを印刷機で塗布後、乾
燥した。
【0045】この後、図1(c)に示すようなパッド電
極2部分に相当する位置にパッド電極に類似した形状を
有する凸版型5を加圧荷重で押し当てる。本実施例で
は、前記凸版型5として、焼き入れ処理したダイス鋼
を、凸版型の突起部表面を平均粗さ0.05μm以下に
仕上げ、かつ各突起部の高さバラツキを0.5μm程度
に仕上げたものを用いた。これは、導電性粒子4が凸版
型5には付着しにくく、また、パッド電極2へ均一な荷
重で押し当てられてバラツキの少ないバンプ、あるいは
バリアメタルを形成するためである。
【0046】上記加圧後、図1(d)に示すように凸版
型5をとりさり、またドライフィルムマスク3を剥離す
ると、パッド電極2上にはバンプ6が形成されたLSI
チップとなる。ドライフィルム3の剥離は、3%のカセ
イソーダ水溶液を用いた。また、このバンプ形成後、L
SIチップ1をエタノール中で超音波洗浄することでダ
ストなどの残余を除去する。
【0047】このようにしてバンプ6を形成したLSI
チップ1は、図1(e)に示すように回路基板7の被接
続部と電気的に接続され、封止樹脂8で固められて完成
する。本実施例では前記チップと基板との接続は銀フィ
ラーを含有した接着性の導電性樹脂材料を用いた。ま
た、封止樹脂8はシリカフィラーを含有したエポキシ系
のものを用いた。
【0048】本実施例ではLSIチップ1は10mm角
のサイズで、パッド電極2が200μm角、パッド電極
ピッチが500μmでパッド数が289個のエリアアレ
イチップを用いた。本実施例での加圧荷重は検討の結
果、1パッド電極あたり200g程度以上となるとパッ
ド電極下に形成したトランジスタ素子の特性がシフトし
やすくなった。また、パッド電極2とバンプ6との接続
抵抗(バンプ6の電気抵抗を含む)は加圧荷重が100
g程度以下の場合、100mΩ程度以上と増加し、好ま
しくない傾向が現れ始めた。
【0049】以上の検討結果から、本実施例での好適な
荷重は、1パッド電極あたり120g以上、150g以
下の範囲とした。
【0050】また、導電性粒子の直径と、前記チップダ
メージ、およびパッド電極とバンプとの接続抵抗につい
て検討した結果、前記直径が1μm以上では低い接続抵
抗とチップダメージレスが両立しがたく、直径が0.5
μmの場合は接続抵抗を100mΩ以下にするには加圧
荷重が180gと上記特性シフトの上限荷重に近いもの
であった。
【0051】(実施例2)次に図2を用いて本発明の請
求項2に記載の電気的接続方法の実施形態例を説明す
る。
【0052】まず、拡散工程が終了したウエハのLSI
チップ1上に、被接続部となるパッド電極2が開口する
ようにドライフィルム3を貼り付けて露光、および現像
する。本実施例ではパッド電極2は厚み1μmのアルミ
膜のものを用いた。ドライフィルム3はネガタイプのも
ので、厚み50μmのものを用いた。このドライフイル
ム3を、85℃に加熱したローラーラミネーターでLS
Iチップ1に貼り付ける。その後、露光用マスク(図示
せず)と平行光の紫外線によって露光し、濃度1%の炭
酸ソーダ水溶液で現像すると、図2(a)に示すように
パッド電極部が開口する。
【0053】次に図2(b)に示すように前記開口部に
導電性粒子4を適量ほど堆積させる。本実施例では導電
性粒子4は、直径が20nmのニッケル粒子と、直径が
70nmの銀粒子とを重量比率50:50で混合した混
合粒子を用いた。また、堆積方法としては前記混合粒子
を有機溶剤などに混ぜて超音波で分散化したペースト状
のものを印刷機で塗布後、乾燥した。
【0054】この後、図2(c)に示すようなパッド電
極2部分に相当する位置にパッド電極に類似した形状を
有する凸版型5を加圧荷重で押し当てる。本実施例で
は、前記凸版型5として、焼き入れ処理したダイス鋼
を、凸版型の突起部表面を平均粗さ0.05μm以下に
仕上げ、かつ各突起部の高さバラツキを0.5μm程度
に仕上げたものを用いた。これは、導電性粒子4が凸版
型5には付着しにくく、また、パッド電極2へ均一な荷
重で押し当てられてバラツキの少ないバンプ、あるいは
バリアメタルを形成するためである。
【0055】本発明の実施例では、図2(c)に示すよ
うに超音波発信子9と超音波ホーン10の先端に凸版型
5が取り付けられている。前記加圧の際、超音波が印加
される。本実施例では超音波発信子9は出力50W、周
波数25kHzのものを用いて、パッド電極2の面方向
に振動させた。この出力、周波数は導電性粒子4の材
質、あるいはサイズ、形状、さらにはパッド電極2のサ
イズ等によって適宜選択することができる。
【0056】上記加圧後、図2(d)に示すように凸版
型5をとりさり、またドライフィルムマスク3を剥離す
ると、パッド電極2上にはバンプ6が形成されたLSI
チップとなる。ドライフィルム3の剥離は、3%のカセ
イソーダ水溶液を用いた。また、このバンプ形成後、L
SIチップ1をエタノール中で超音波洗浄することでダ
ストなどの残余を除去する。
【0057】このようにしてバンプ6を形成したLSI
チップ1は、図2(e)に示すように回路基板7の被接
続部と電気的に接続され、封止樹脂8で固められて完成
する。本実施例では前記チップと基板との接続は銀フィ
ラーを含有した接着性の導電性樹脂材料を用いた。ま
た、封止樹脂8はシリカフィラーを含有したエポキシ系
のものを用いた。
【0058】本実施例では前記実施例1と同じくLSI
チップ1は10mm角のサイズで、パッド電極2が20
0μm角、パッド電極ピッチが500μmでパッド数が
289個のエリアアレイチップを用いた。本実施例での
加圧荷重は検討の結果、1パッド電極あたり200g程
度以上となるとパッド電極下に形成したトランジスタ素
子の特性がシフトしやすくなった。また、パッド電極2
とバンプ6との接続抵抗(バンプ6の電気抵抗を含む)
は加圧荷重が50g程度以下の場合、100mΩ程度以
上と増加し、好ましくない傾向が現れ始めた。
【0059】以上の検討結果から、本実施例での好適な
荷重は、1パッド電極あたり70g以上、150g以下
の範囲とした。本実施例での好適な荷重の下限は前記加
圧のみの実施例1に比べてさらに低荷重とすることがで
きた。
【0060】また、導電性粒子4の直径と、前記チップ
ダメージ、およびパッド電極とバンプとの接続抵抗につ
いて検討した結果、前記直径が1μm以上では低い接続
抵抗とチップダメージレスが両立しがたく、直径が0.
5μmの場合は接続抵抗を100mΩ以下にするには加
圧荷重が160gと上記特性シフトの上限荷重に近いも
のであった。
【0061】(実施例3)次に図3を用いて本発明の請
求項3に記載の電気的接続方法の実施形態例を説明す
る。
【0062】拡散工程が終了したウエハのLSIチップ
1上の被接続部であるパッド電極2上にバンプ6が形成
されるまでの工程(図3(a)、(b)、(c)、
(d))は実施例1の図1(a)、(b)、(c)、
(d)と同様である。
【0063】本実施例では、かくして形成されたバンプ
6に、図3(e)に示すように例えばレーザー光線11
をレーザー光線用マスク12を介して照射する。
【0064】本実施例では、レーザー光線は炭酸ガスレ
ーザーを用いて、レンズで絞ってバンプ6にスキャンし
ながら照射した。またバンプ6の上方にはバンプ6部分
が開口したレーザー光線用マスク12を位置合わせして
配置した。このマスク12は前記レーザー光線11の照
射時にバンプ以外のLSIチップ部分がダメージを受け
ないようにするための保護マスクである。なお、レーザ
ー光線の代わりに赤外線を用いてもよい。
【0065】このようにしてバンプ6を形成したLSI
チップ1は、実施例1の図1(e)に示した例と同様に
回路基板の被接続部と電気的に接続され、封止樹脂で固
められて完成する。
【0066】本実施例ではLSIチップ1は10mm角
のサイズで、パッド電極2が200μm角、パッド電極
ピッチが500μmでパッド数が289個のエリアアレ
イチップを用いた。本実施例での加圧荷重は検討の結
果、1パッド電極あたり200g程度以上となるとパッ
ド電極下に形成したトランジスタ素子の特性がシフトし
やすくなった。また、パッド電極2とバンプ6との接続
抵抗(バンプ6の電気抵抗を含む)は加圧荷重が70g
程度以下の場合、100mΩ程度以上と増加し、好まし
くない傾向が現れ始めた。
【0067】以上の検討結果から、本実施例での好適な
荷重は、1パッド電極あたり90g以上、150g以下
の範囲とした。本実施例での好適な荷重の下限は前記加
圧のみの実施例1に比べてさらに低荷重とすることがで
きた。
【0068】また、導電性粒子4の直径と、前記チップ
ダメージ、およびパッド電極とバンプとの接続抵抗につ
いて検討した結果、前記直径が1μm以上では低い接続
抵抗とチップダメージレスが両立しがたく、直径が0.
5μmの場合は接続抵抗を100mΩ以下にするには加
圧荷重が170gと上記特性シフトの上限荷重に近いも
のであった。
【0069】(実施例4)次に図4を用いて本発明の請
求項5に記載の電気的接続方法の実施形態例を説明す
る。
【0070】拡散工程が終了したウエハのLSIチップ
1上の被接続部であるパッド電極2上に導電性粒子4が
堆積されるまでの工程(図4(a)、(b))は実施例
1の図1(a)、(b)と同様である。
【0071】本実施例では、かくして堆積された導電性
粒子4に、図4(c)に示すように、例えば他方の被接
続部となる基板側バンプ13が形成された回路基板14
で加圧成形する。
【0072】本発明では、基板側バンプ13での導電性
粒子の加圧によって、導電性粒子4がパッド電極2表面
に食い込み、かつ導電性粒子4が基板側バンプ13表面
にも食い込むので、導電性粒子4とパッド電極2との電
気的接合、および導電性粒子4と基板側バンプ13との
電気的接合が一括で実現される。
【0073】本実施例では、回路基板14は厚み0.6
mmのガラスエポキシ基板を用いており、また、基板側
バンプ13は前記基板14のランド上にクリームハンダ
の印刷後リフローして形成したハンダバンプを用いた。
前記ハンダバンプの表面は、図示はしていないが、前記
リフロー後に表面を鏡面平板でレベリングしてバンプ表
面の平面性、平滑性を確保している。
【0074】ハンダは本実施例の導電性粒子に含まれる
ニッケルより柔らかいので、ニッケルがハンダ表面に食
い込んで、導電性粒子と基板側バンプ13との電気的接
合が良好となる。
【0075】また、この加圧工程で回路基板14、ある
いはLSIチップ1のいずれか一方を150℃〜200
℃程度と前記ハンダの融点程度に加熱すると、前記導電
性粒子が基板側バンプ13表面に食い込みやすくなり、
導電性粒子と基板側バンプ13との電気的接合をより良
好とすることも可能である。
【0076】このようにしてLSIチップ1と回路基板
14は双方の被接続部が電気的に接合され、この後に、
ドライフィルム3を除去し、図4(d)に示すように前
記実施例1の図1(e)に示したのと同様に封止樹脂8
で固められて完成する。
【0077】本実施例ではLSIチップ1は10mm角
のサイズで、パッド電極2が200μm角、パッド電極
ピッチが500μmでパッド数が289個のエリアアレ
イチップを用いた。本実施例での加圧荷重は検討の結
果、1パッド電極あたり200g程度以上となるとパッ
ド電極下に形成したトランジスタ素子の特性がシフトし
やすくなった。また、パッド電極2とバンプ6との接続
抵抗(バンプ6の電気抵抗を含む)は加圧荷重が100
g程度以下の場合、100mΩ程度以上と増加し、好ま
しくない傾向が現れ始めた。
【0078】以上の検討結果から、本実施例での好適な
荷重は、1パッド電極あたり120g以上、150g以
下の範囲とした。
【0079】また、導電性粒子の直径と、前記チップダ
メージ、およびパッド電極2とバンプ6との接続抵抗に
ついて検討した結果、前記直径が1μm以上では低い接
続抵抗とチップダメージレスが両立しがたく、直径が
0.5μmの場合は接続抵抗を100mΩ以下にするに
は加圧荷重が180gと上記特性シフトの上限荷重に近
いものであった。
【0080】この実施例ではLSIチップ1のパッド電
極2側に導電性粒子4を堆積して、基板側バンプ13が
形成された回路基板14で加圧したが、前記導電性粒子
4を前記基板側バンプ13に堆積して、パッド電極2が
形成されたLSIチップ1で加圧してもかまわない。
【0081】(実施例5)次に図5を用いて本発明の請
求項6に記載の突起電極形成体の第一の実施形態例を説
明する。
【0082】図5(a)は、LSIチップ15と回路基
板20とが突起電極であるバンプ17を介して電気的に
接続された状態を示す。また、図5(b)は前記バンプ
部分の拡大図である。本実施例ではバンプ17はLSI
チップ15の被接続部であるパッド電極16上に形成し
た。すなわち、請求項6に記す突起電極形成体とは、本
実施例では、LSIチップ15と被接続部としてのパッ
ド電極16と突起電極としてのバンプ17のことを示
す。
【0083】図5(b)に示すように、本実施例でのバ
ンプ17は回路基板20に向かって凸形状をしており、
銀フィラーを含有した導電性樹脂18によって回路基板
20の被接続部であるランド電極19と接続されてい
る。凸形状に成形するための手段は、例えば前記実施例
1の図1に記した凸型版5において、バンプ部分にバン
プ形状を彫り込んだものを用いて加圧すること等があ
る。
【0084】図5(c)は前記パッド電極16とバンプ
17との接続界面を拡大した説明図である。本実施例で
は、パッド電極16は厚み1μmのアルミ蒸着膜であ
り、また接続界面での導電性粒子17’は直径が20n
mのニッケル粒子と、直径が70nmの銀粒子とを重量
比率50:50で混合した混合粒子を用いた。
【0085】同図に示すように本実施例では前記粒子1
7’がパッド電極16の表面酸化層(図示せず)を破壊
し、表面に食い込んでパッド電極であるアルミと直接接
合している。前記食い込み深さは本実施例では100n
mとした。また、図示していないがバンプ17の前記接
続界面以外の部分は直径1μmから5μmの銀粒子を用
いた。
【0086】また、本実施例のバンプ17には例えば図
5(c)に示すような間隙21が存在している。本実施
例での間隙21の体積比率はバンプ17全体での平均で
約8%であった。
【0087】本実施例ではLSIチップ15は10mm
角のサイズで、パッド電極16が200μm角、パッド
電極ピッチが500μmでパッド数が289個のエリア
アレイチップを用いた。本実施例での前記食い込み深さ
は検討の結果、400nm程度以上とするとパッド電極
下に形成したトランジスタ素子の特性がシフトしやすく
なった。また、パッド電極16とバンプ17との接続抵
抗(バンプ17の電気抵抗を含む)は前記食い込み深さ
が10nm程度以下の場合、100mΩ程度以上と増加
し、好ましくない傾向が現れ始めた。
【0088】以上の検討結果から、本実施例での好適な
食い込み深さは、20nm以上、300nm以下とし
た。
【0089】また、導電性粒子17’の直径について検
討すると、上記食い込み深さを制御性、再現性よく確保
するには、前記直径が1μmでは本実施例で用いたLS
Iチップのパッド電極16厚みの1μmと同等であるた
めか、導電性粒子17’の加圧荷重を制御することが困
難であり、約0.4μm以下では食い込み深さの制御
性、再現性が比較的容易に確保できた。
【0090】(実施例6)次に図6を用いて本発明の請
求項6に記載の突起電極形成体の第二の実施形態例を説
明する。
【0091】図6(a)はLSIチップ22がバンプ2
3を介して回路基板24に電気的に接続された状態を示
した概略図であり、図6(b)はバンプ23部分の拡大
図である。図6(b)において、バンプ23とLSIチ
ップ22の被接続部であるパッド電極25との接続界面
には、直径が20nmのニッケル粒子と直径が70nm
の銀粒子とが重量比で50:50で存在しており、また
接続界面以外のバンプ23には直径が20nmのニッケ
ル粒子と、直径が70nmの銀粒子と、直径が1μm〜
5μmのハンダ粒子とを重量比で30:30:40で含
有したものを用いた。
【0092】本実施例では前記バンプ23と回路基板2
4の被接続部であるランド電極27とはハンダを主成分
とするハンダ接続層26で接続した。前記のようにバン
プ23自体にもハンダが含有されているので、バンプ2
3とハンダ接続層26との濡れ性も良好であった。ま
た、例えば前記図5に示したようなバンプの空隙は本実
施例では前記バンプ23を加熱することでハンダで充填
されており、バンプ自体の導電性が良好なものとなっ
た。
【0093】また、本実施例で用いた導電性粒子の直径
について検討すると、上記食い込み深さを制御性、再現
性よく確保するには、前記直径が1μmでは本実施例で
用いたLSIチップのパッド電極25の厚み1μmと同
等であるためか、導電性粒子の加圧荷重を制御すること
が困難であり、約0.4μm以下では食い込み深さの制
御性、再現性が比較的容易に確保できた。
【0094】また、本実施例では導電性粒子の材料にニ
ッケルと銀を使用したが、アルミナあるいはシリカなど
の硬質絶縁性材料と銀との混合粒子を用いてもよい。こ
のとき、パッド電極25とバンプ23の接続界面におい
て、硬質絶縁性材料が銀をパッド電極に押し当てる作用
をし表面酸化層を破壊しやすくなる。また、銀は隣接す
る銀と接触していくためにバンプ23の導電性も確保で
きるのである。
【0095】さらには、特に例えば回路基板24がセラ
ミック等の熱膨張率がLSIチップ22のシリコンと同
程度である場合、前記のような硬質絶縁性材料の粒子の
熱膨張率はセラミックおよびシリコンと同等であるた
め、バンプ23の熱膨張率も前記基板及びチップに近く
設定できることで熱応力を低減でき、その結果接続信頼
性の高いものが実現可能である。
【0096】(実施例7)次に図7を用いて本発明の請
求項6に記載の突起電極形成体の第三の実施形態例を説
明する。
【0097】図7(a)はLSIチップ28がバンプ2
9を介して回路基板30に接続された状態を示した概略
図であり、図7(b)はバンプ29部分の拡大図であ
る。図7(b)において、バンプ29とLSIチップ2
8の被接続部であるパッド電極31との接続界面、及び
バンプ29のほとんどの領域では、直径が20nmのニ
ッケル粒子と直径が70nmの銀粒子とを重量比で5
0:50で含有している。また、バンプ29の表面に
は、直径が20nmのニッケル粒子と直径が70nmの
銀粒子と直径が1μm〜5μmのハンダ粒子とを重量比
で10:10:80で含有させて得たハンダ層32が形
成されている。
【0098】本実施例では前記バンプ29と回路基板3
0の被接続部であるランド電極34とはハンダを主成分
とするハンダ接続層33で接続した。前記のようにバン
プ29の表面にハンダ層32が形成されているために、
バンプ29とハンダ接続層33との濡れ性も良好であっ
た。
【0099】(実施例8)次に図8を用いて本発明の請
求項6に記載の突起電極形成体の第四の実施形態例を説
明する。
【0100】図8(a)はLSIチップ35がバンプ3
6を介して回路基板37に接続された状態を示した概略
図であり、図8(b)はバンプ36部分の拡大図であ
る。図8(b)において、バンプ36と回路基板37の
被接続部であるパッド電極38との接合界面では直径が
20nmのニッケル粒子と直径が70nmの銀粒子とが
重量比で50:50で存在している。本実施例ではバン
プ36は図8(b)に示すように多層構成となってい
る。その構成を記すと、パッド電極38上に、直径が2
0nmのニッケル粒子と直径が70nmの銀粒子とを重
量比で50:50で含有させた第一層36a、直径が2
0nmのニッケル粒子と直径が70nmの銀粒子と直径
が1μm〜5μmのハンダ粒子とを重量比で40:4
0:20で含有させた第二層36b、直径が20nmの
ニッケル粒子と直径が70nmの銀粒子と直径が1μm
〜5μmのハンダ粒子とを重量比で10:10:80で
含有させた第三層36cが、順次積層されている。また
回路基板40の被接続部であるランド電極40との接続
は、ハンダを主成分とするハンダ接続層39を用いた。
【0101】本実施例では前記バンプ36が組成を順次
傾斜させたものであるため、回路基板37とLSIチッ
プ35との間に発生する熱応力を緩和しやすい。
【0102】(実施例9)次に図9を用いて本発明の請
求項7に記載の突起電極形成体の一実施形態例を説明す
る。
【0103】図9(a)は、LSIチップ41と回路基
板43とが突起電極であるバンプ42で電気的に接続さ
れた状態を示した概略図である。また、図9(b)は前
記バンプ部分の拡大図である。本実施例ではバンプ42
はLSIチップ41の被接続部であるパッド電極44上
に形成した。従って、請求項6の突起電極形成体とは本
実施例では、LSIチップ41と被接続部であるパッド
電極44と突起電極であるバンプ42のことを意味す
る。
【0104】図9(b)に示すように、本実施例のバン
プ42は回路基板43に向かって凸形状をしており、銀
フィラーを含有した導電性樹脂45によって、回路基板
の被接続部であるランド電極46と接続されている。凸
形状に成形するための手段は例えば前記実施例1の図1
に記した凸型版5において、バンプ部分にバンプ形状を
彫り込んだものを用いて加圧すること等がある。
【0105】図9(c)は前記バンプ42とパッド電極
44との接続界面の一部を拡大した説明図である。本実
施例では、バンプ42の導電性粒子42’の間隙にはエ
ポキシ系樹脂42”が補充されている。このエポキシ系
樹脂42”は導電性粒子42’相互の接着力を強化しつ
つ、回路基板43とLSIチップ42間の熱応力を緩和
するため、例えば図9(b)に示すような導電性樹脂4
5でバンプ42と回路基板43とを接続した構造と相ま
って接続信頼性の極めて高いものが実現できる。
【0106】図9(c)に示すように本実施例では前記
粒子42’がパッド電極44の表面酸化層(図示せず)
を破壊し、表面に食い込んでパッド電極44であるアル
ミと直接接合している。前記食い込み深さは本実施例で
は100nmとした。また、図示していないがバンプ4
2の前記接合界面以外の部分は直径1μmから5μmの
銀粒子を用いた。
【0107】本実施例ではLSIチップ41は10mm
角のサイズで、パッド電極44が200μm角、パッド
電極44のピッチが500μmでパッド数が289個の
エリアアレイチップを用いた。本実施例での前記食い込
み深さは、検討の結果400nm程度以上とするとパッ
ド電極44の下に形成したトランジスタ素子の特性がシ
フトしやすくなった。また、パッド電極44とバンプ4
2との接続抵抗(バンプ42の電気抵抗を含む)は前記
食い込み深さが10nm程度以下の場合、100mΩ程
度以上と増加し、好ましくない傾向が現れ始めた。
【0108】以上の検討結果から、本実施例での好適な
食い込み深さは、20nm以上、300nm以下とし
た。
【0109】また、導電性粒子42’の直径について検
討すると、上記食い込み深さを制御性、再現性よく確保
するには、前記直径が1μmでは本実施例で用いたLS
Iチップ41のパッド電極44の厚み1μmと同等であ
るためか、導電性粒子42’の加圧荷重を制御すること
が困難であり、約0.4μm以下では食い込み深さの制
御性、再現性が比較的容易に確保できた。
【0110】(実施例10)次に図10を用いて本発明
の請求項13に記載の突起電極形成体の一実施形態例を
説明する。
【0111】図10(a)はLSIチップ47と回路基
板49とが突起電極であるバンプ48で電気的に接続さ
れた状態を示した概略図である。また、図10(b)は
前記バンプ部分の拡大図である。本実施例では、LSI
チップ47の被接続部であるパッド電極50上に、本発
明の接続部として、直径が20nmのニッケル粒子と直
径が70nmの銀粒子とを重量比で50:50で混合し
た導電性粒子51’を加圧成形して形成したバリアメタ
ル51を5μmの厚みで形成した。このバリアメタル5
1上に、本発明の突起部として、高融点ハンダのバンプ
48をまずスクリーン印刷法で50μmの厚みで形成
し、その上に低融点ハンダのハンダ接続層52をスクリ
ーン印刷法で30μmの厚みで形成している。前記バリ
アメタル51とバンプ48とハンダ接続層52とが形成
されたLSIチップ47を回路基板49の被接続部であ
るランド53に対向して位置合わせし、リフローすると
本実施例の接続が完了する。
【0112】図10(c)は前記バリアメタル51とパ
ッド電極50との接続界面を拡大した説明図である。本
実施例でも同図に示すように、導電性粒子51’がパッ
ド電極50の表面酸化層(図示せず)を破壊し、表面に
食い込んでパッド電極50であるアルミと直接接合して
いる。前記食い込み深さは本実施例では100nmとし
た。
【0113】本実施例ではLSIチップ47は10mm
角のサイズで、パッド電極50が200μm角、パッド
電極50のピッチが500μmでパッド数が289個の
エリアアレイチップを用いた。本実施例での前記食い込
み深さは、検討の結果、400nm程度以上とするとパ
ッド電極50の下に形成したトランジスタ素子の特性が
シフトしやすくなった。また、パッド電極50とバンプ
48との接続抵抗(バンプ48の電気抵抗を含む)は前
記食い込み深さが10nm程度以下の場合、100mΩ
程度以上と増加し、好ましくない傾向が現れ始めた。
【0114】以上の検討結果から、本実施例での好適な
食い込み深さは、20nm以上、300nm以下とし
た。
【0115】また、導電性粒子51’の直径について検
討すると、上記食い込み深さを制御性、再現性よく確保
するには、前記直径が1μmでは本実施例で用いたLS
Iチップ47のパッド電極50の厚み1μmと同等であ
るためか、導電性粒子51’の加圧荷重を制御すること
が困難であり、約0.4μm以下では食い込み深さの制
御性、再現性が比較的容易に確保できた。
【0116】以上に記した本発明では、各実施例にも記
載したごとく、パッド電極下にトランジスなどの機能素
子、あるいは多層配線などを形成したエリアアレイのL
SIチップに対して実施されると、特に効果が大きいも
のであるが、本発明はチップ周辺にパッド電極を配置し
た、いわゆるペリフェラルのLSIチップに対しても効
果を発揮するし、また回路基板同士の接続に対しても効
果が発揮されるものである。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気的接続方法
によれば、被接続部の厚みに対して特定サイズの導電性
粒子を加圧してバンプ又はバリアメタルなどの導電性粒
子成形体(突起電極)を形成することによって、導電性
粒子が例えばLSIチップのパッド電極等の被接続部の
表面酸化層を容易に破壊するため、高い付着強度を有
し、低抵抗で信頼性の高い電気的接続を、簡素なプロセ
スで効率よく実現できる。しかも、被接続部の下への影
響がほとんどないために、被接続部の下にトランジスタ
等の機能素子あるいは多層配線等を形成した、いわゆる
エリアアレイLSIチップの被接続部上にもダメージレ
スでバンプあるいはバリアメタルを一括して形成でき
る。
【0118】また、導電性粒子の加圧と同時に超音波を
印加することにより、被接続部と導電性粒子が摩擦され
る結果、被接続部上の表面酸化層が破壊されやすくな
り、さらに小さい加圧荷重でバンプ又はバリアメタルな
どの導電性粒子成形体(突起電極)を被接続部上に一括
で形成できるため、エリアアレイLSIチップへのダメ
ージがさらに低減できる。また、超音波の印加によって
導電性粒子間での摩擦も発生するために、導電性粒子成
形体(突起電極)はより緻密な構造となり、電気的特性
が向上する。
【0119】また、成形されたバンプあるいはバリアメ
タルなどの導電性粒子成形体(突起電極)を加熱するこ
とにより、被接続部との接合が強化されるとともに、緻
密な構造となる。
【0120】また、堆積させた導電性粒子を他方の回路
配線層の被接続部で加圧することにより、被接続部同士
の接続が一括で可能となり、接続プロセスがさらに簡素
化する。
【0121】一方、本発明の突起電極形成体によれば、
被接続部と突起電極の接続界面における導電性粒子の直
径を被接続部の厚みとの関係で特定範囲とし、しかも導
電性粒子が被接続部の表面酸化層を破壊もしくは突き破
って被接続部と接続していることにより、突起電極と被
接続部との間に低抵抗で良好な電気的接続と高い付着強
度を得ることができる。
【0122】さらに、導電性粒子の間隙を樹脂材料で補
充することにより、導電性粒子間の接着による突起電極
の補強ができることに加えて、両回路配線層間の熱応力
を樹脂成分によって緩和し、接続信頼性のより高い突起
電極形成体が提供できる。
【0123】従って、本発明のいずれによっても、高品
質で低コストなCSP、あるいはMCM等の高密度実装
部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の電気的接続方法を示した
概略図である。
【図2】 本発明の実施例2の電気的接続方法を示した
概略図である。
【図3】 本発明の実施例3の電気的接続方法を示した
概略図である。
【図4】 本発明の実施例4の電気的接続方法を示した
概略図である。
【図5】 本発明の実施例5の突起電極形成体を示した
概略図である。
【図6】 本発明の実施例6の突起電極形成体を示した
概略図である。
【図7】 本発明の実施例7の突起電極形成体を示した
概略図である。
【図8】 本発明の実施例8の突起電極形成体を示した
概略図である。
【図9】 本発明の実施例9の突起電極形成体を示した
概略図である。
【図10】 本発明の実施例10の突起電極形成体を示
した概略図である。
【符号の説明】
1 LSIチップ 2 パッド電極 3 ドライフィルム 4 導電性粒子 5 凸版型 6 バンプ 7 回路基板 8 封止樹脂 9 超音波発信子 10 超音波ホーン 11 レーザー光線 12 レーザー光線用マスク 13 基板側バンプ 14 回路基板 15 LSIチップ 16 パッド電極 17 バンプ 17’ 導電性粒子 18 導電性樹脂 19 ランド電極 20 回路基板 21 間隙 22 LSIチップ 23 バンプ 24 回路基板 25 パッド電極 26 ハンダ接続層 27 ランド電極 28 LSIチップ 29 バンプ 30 回路基板 31 パッド電極 32 ハンダ層 33 ハンダ接続層 34 ランド電極 35 LSIチップ 36 バンプ 36a バンプ第一層 36b バンプ第二層 36c バンプ第三層 37 回路基板 38 パッド電極 39 ハンダ接続層 40 ランド電極 41 LSIチップ 42 バンプ 42’ 導電性粒子 42” 樹脂材料 43 回路基板 44 パッド電極 45 導電性粒子 46 ランド電極 47 LSIチップ 48 バンプ 49 回路基板 50 パッド電極 51 バリアメタル 51’ 導電性粒子 52 ハンダ接続層 53 ランド電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 芳宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの回路配線層を対向させて、両回路
    配線層にそれぞれ存在する複数の被接続部を電気的に接
    続する電気的接続方法であって、少なくとも一方の回路
    配線層の被接続部へ導電性粒子を堆積する堆積工程と、
    前記堆積工程によって形成された堆積層を加圧して成形
    する加圧成形工程と、かくして成形された導電性粒子成
    形体を介して対向する他方の回路配線層の被接続部と電
    気的に接続する接続工程とからなり、前記導電性粒子の
    直径が導電性粒子が堆積された前記回路配線層の被接続
    部の厚みの1/2以下であることを特徴とする電気的接
    続方法。
  2. 【請求項2】 2つの回路配線層を対向させて、両回路
    配線層にそれぞれ存在する複数の被接続部を電気的に接
    続する電気的接続方法であって、少なくとも一方の回路
    配線層の被接続部へ導電性粒子を堆積する堆積工程と、
    前記堆積工程によって形成された堆積層を加圧して成形
    する加圧成形工程と、前記加圧成形工程と同時になされ
    る工程であって、前記被接続部に超音波を印加する超音
    波印加工程と、かくして成形された導電性粒子成形体を
    介して対向する他方の回路配線層の被接続部と電気的に
    接続する接続工程とからなり、前記導電性粒子の直径が
    導電性粒子が堆積された前記回路配線層の被接続部の厚
    みの1/2以下であることを特徴とする電気的接続方
    法。
  3. 【請求項3】 2つの回路配線層を対向させて、両回路
    配線層にそれぞれ存在する複数の被接続部を電気的に接
    続する電気的接続方法であって、少なくとも一方の回路
    配線層の被接続部へ導電性粒子を堆積する堆積工程と、
    前記堆積工程によって形成された堆積層を加圧して成形
    する加圧成形工程と、前記加圧成形工程後に前記堆積層
    を加熱する加熱工程と、かくして成形された導電性粒子
    成形体を介して対向する他方の回路配線層の被接続部と
    電気的に接続する接続工程とからなり、前記導電性粒子
    の直径が導電性粒子が堆積された前記回路配線層の被接
    続部の厚みの1/2以下であることを特徴とする電気的
    接続方法。
  4. 【請求項4】 加熱工程の加熱が、レーザー光線又は赤
    外線を利用して、これを堆積層へ直接スポット状に、又
    はマスクを介してスポット状に照射することにより行わ
    れることを特徴とする請求項3に記載の電気的接続方
    法。
  5. 【請求項5】 2つの回路配線層を対向させて、両回路
    配線層にそれぞれ存在する複数の被接続部を電気的に接
    続する電気的接続方法であって、少なくとも一方の回路
    配線層の被接続部へ導電性粒子を堆積する堆積工程と、
    前記堆積工程によって形成された堆積層を、対向する他
    方の回路配線層の被接続部によって加圧する工程とから
    なり、前記導電性粒子の直径が導電性粒子が堆積された
    前記回路配線層の被接続部の厚みの1/2以下であるこ
    とを特徴とする電気的接続方法。
  6. 【請求項6】 導電性粒子からなる突起電極を回路配線
    層の被接続部に配置した突起電極形成体であって、前記
    被接続部と前記突起電極との接続界面における前記導電
    性粒子の直径が前記被接続部の厚みの1/2以下であ
    り、かつ前記接続界面において前記導電性粒子が前記被
    接続部の表面酸化層を破壊もしくは突き破って前記被接
    続部の金属に接続していることを特徴とする突起電極形
    成体。
  7. 【請求項7】 導電性粒子と該導電性粒子の間隙に補充
    された樹脂材料とからなる突起電極を回路配線層の被接
    続部に配置した突起電極形成体であって、前記被接続部
    と前記突起電極との接続界面における前記導電性粒子の
    直径が前記被接続部の厚みの1/2以下であり、かつ前
    記接続界面において前記導電性粒子が前記被接続部の表
    面酸化層を破壊もしくは突き破って前記被接続部の金属
    に接続していることを特徴とする突起電極形成体。
  8. 【請求項8】 突起電極の形状が、凸状の2段突起であ
    ることを特徴とする請求項6又は7に記載の突起電極形
    成体。
  9. 【請求項9】 突起電極が配置された回路配線層の被接
    続部と、これとは別の回路配線層の被接続部とを電気的
    に接続するに際して、前記突起電極と前記別の回路配線
    層の被接続部との間に導電性樹脂材料を設けて両被接続
    部を電気的に接続することを特徴とする請求項8に記載
    の突起電極形成体。
  10. 【請求項10】 突起電極がハンダを含有していること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の突起電極形成体。
  11. 【請求項11】 突起電極の表層にハンダを主成分とす
    る層を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の
    突起電極形成体。
  12. 【請求項12】 突起電極が複数の導電性層からなり、
    少なくとも表層にハンダを主成分とする層を有し、かつ
    各層は傾斜組成構造であることを特徴とする請求項6又
    は7に記載の突起電極形成体。
  13. 【請求項13】 導電性粒子からなる接続部と、導電性
    材料からなる突起部とを回路配線層の被接続部上に順次
    配置した突起電極形成体であって、前記被接続部と前記
    接続部との接続界面における前記導電性粒子の直径が前
    記被接続部の厚みの1/2以下であり、かつ前記接続界
    面において前記導電性粒子が前記被接続部の表面酸化層
    を破壊もしくは突き破って前記被接続部の金属に接続し
    ていることを特徴とする突起電極形成体。
  14. 【請求項14】 導電性粒子の硬度が回路配線層の被接
    続部の硬度より大きいことを特徴とする請求項6、7又
    は13に記載の突起電極形成体。
  15. 【請求項15】 導電性粒子が、硬度が異なる複数の材
    料の混合物からなり、前記混合物のうち最も大きな硬度
    を有する材料の硬度が回路配線層の被接続部の硬度より
    大きいことを特徴とする請求項6、7又は13に記載の
    突起電極形成体。
  16. 【請求項16】 突起電極形成体がLSIチップであっ
    て、前記LSIチップは被接続部下部に多層配線あるい
    は機能素子を形成していることを特徴とする請求項6、
    7又は13に記載の突起電極形成体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142309A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
CN114375103A (zh) * 2022-01-28 2022-04-19 孙宇 一种印制电路板生产组件及生产工艺

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