JPH1111239A - エネルギー吸収構造体 - Google Patents
エネルギー吸収構造体Info
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- JPH1111239A JPH1111239A JP9166949A JP16694997A JPH1111239A JP H1111239 A JPH1111239 A JP H1111239A JP 9166949 A JP9166949 A JP 9166949A JP 16694997 A JP16694997 A JP 16694997A JP H1111239 A JPH1111239 A JP H1111239A
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- absorbing structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エネルギー吸収量を増加し、且つ生産性を向
上する。 【解決手段】 バンパーリインフォースメント12を構
成する樹脂シート24、26、28には車両前方側へ向
けて複数の凸部30が形成されており、樹脂シート2
4、26、28の凸部30の形成パターンは同じになっ
ている。樹脂シート24、26、28の凸部30の4方
の側壁30Aは、車両後方へ向けてテーパ状に広がって
おり、各凸部30は台形状となっている。互いに重なり
合う凸部30は、凸部30の軸線34上に同軸且つエネ
ルギー吸収方向(車両前後方向)に重なり合っている。
また、凸部30の4方の側壁30Aの車両前後方向中間
部には、段差部30Bが形成されている。段差部30B
には後方の凸部30の頂面30Cが当接しており、重な
り合った前後の凸部30によって空気室36が形成され
ている。
上する。 【解決手段】 バンパーリインフォースメント12を構
成する樹脂シート24、26、28には車両前方側へ向
けて複数の凸部30が形成されており、樹脂シート2
4、26、28の凸部30の形成パターンは同じになっ
ている。樹脂シート24、26、28の凸部30の4方
の側壁30Aは、車両後方へ向けてテーパ状に広がって
おり、各凸部30は台形状となっている。互いに重なり
合う凸部30は、凸部30の軸線34上に同軸且つエネ
ルギー吸収方向(車両前後方向)に重なり合っている。
また、凸部30の4方の側壁30Aの車両前後方向中間
部には、段差部30Bが形成されている。段差部30B
には後方の凸部30の頂面30Cが当接しており、重な
り合った前後の凸部30によって空気室36が形成され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエネルギー吸収構造
体に係り、特に、車両のバンパリインフォースメント等
として使用されるエネルギー吸収構造体に関する。
体に係り、特に、車両のバンパリインフォースメント等
として使用されるエネルギー吸収構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両のバンパリインフ
ォースメントには、エネルギー吸収構造体が使用されて
おり、このエネルギー吸収構造体の一例が、実開平6−
55893号に示されている。
ォースメントには、エネルギー吸収構造体が使用されて
おり、このエネルギー吸収構造体の一例が、実開平6−
55893号に示されている。
【0003】図8に示される如く、このエネルギー吸収
構造体では、バンパのフェース部100の内側に、バン
パリインフォースメントとしての第1コア部材102と
第2のコア部材104とを備えており、これらの第1コ
ア部材102、第2のコア部材104及びフェース部1
00はそれぞれ熱可塑性にプラスチック材で構成されて
いる。また、第1コア部材102、第2のコア部材10
4及びフェース部100の各々には複数のリブ100
A、102A、102B、104Aが形成されており、
これらのリブ100A、102A、102B、104A
どうしを熱溶着手段により接合し、閉断面形態からなる
複数のセルが形成されている。
構造体では、バンパのフェース部100の内側に、バン
パリインフォースメントとしての第1コア部材102と
第2のコア部材104とを備えており、これらの第1コ
ア部材102、第2のコア部材104及びフェース部1
00はそれぞれ熱可塑性にプラスチック材で構成されて
いる。また、第1コア部材102、第2のコア部材10
4及びフェース部100の各々には複数のリブ100
A、102A、102B、104Aが形成されており、
これらのリブ100A、102A、102B、104A
どうしを熱溶着手段により接合し、閉断面形態からなる
複数のセルが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このエ
ネルギー吸収構造体では、閉断面形態からなる複数のセ
ルが、衝突時の圧縮荷重によって座屈するため、その荷
重特性は、セルの座屈直前にピーク荷重が発生し、その
後急激に下がる特性となる。この結果、エネルギー吸収
量が小さくなる傾向にある。また、このエネルギー吸収
構造体では、複数のリブを形成するために、かなり成形
性の良い樹脂材料を使用すると共に、成形圧もかなり高
くする必要があるので、生産性が良くない。
ネルギー吸収構造体では、閉断面形態からなる複数のセ
ルが、衝突時の圧縮荷重によって座屈するため、その荷
重特性は、セルの座屈直前にピーク荷重が発生し、その
後急激に下がる特性となる。この結果、エネルギー吸収
量が小さくなる傾向にある。また、このエネルギー吸収
構造体では、複数のリブを形成するために、かなり成形
性の良い樹脂材料を使用すると共に、成形圧もかなり高
くする必要があるので、生産性が良くない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、エネルギー吸
収量を増加でき、且つ生産性を向上できるエネルギー吸
収構造体を得ることが目的である。
収量を増加でき、且つ生産性を向上できるエネルギー吸
収構造体を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、樹脂製のシート材を複数枚重ね合せて構成されるエ
ネルギー吸収構造体において、前記複数のシート材は、
テーパ状の側壁を有する凸部を備え、同軸且つ同方向に
重なり合う一方の凸部の側壁の内側に、該凸部の内部に
挿入される他方の凸部が当接することを特徴としてい
る。
は、樹脂製のシート材を複数枚重ね合せて構成されるエ
ネルギー吸収構造体において、前記複数のシート材は、
テーパ状の側壁を有する凸部を備え、同軸且つ同方向に
重なり合う一方の凸部の側壁の内側に、該凸部の内部に
挿入される他方の凸部が当接することを特徴としてい
る。
【0007】従って、凸部が軸線方向から衝撃を受ける
と、同軸且つ同方向に重なり合う一方の凸部が他方の凸
部内に進入する。このため、進入された凸部の側壁部が
塑性変形し、この変形が凸部の進入に対し抵抗として作
用し、衝撃が吸収される。また、シート材には、側壁が
テーパ状になった凸部を形成するだけで良いので成形型
から抜き易く生産性を向上できる。
と、同軸且つ同方向に重なり合う一方の凸部が他方の凸
部内に進入する。このため、進入された凸部の側壁部が
塑性変形し、この変形が凸部の進入に対し抵抗として作
用し、衝撃が吸収される。また、シート材には、側壁が
テーパ状になった凸部を形成するだけで良いので成形型
から抜き易く生産性を向上できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
エネルギー吸収構造体において、前記重なり合う凸部に
よって空気室が形成されていることを特徴としている。
エネルギー吸収構造体において、前記重なり合う凸部に
よって空気室が形成されていることを特徴としている。
【0009】従って、重なり合う二つの凸部の間の空気
室に閉じ込められた空気が一方の凸部の進入によって圧
縮され、空気室内の圧力が上昇し、この圧力上昇が凸部
の進入に対し抵抗として作用し、衝撃が吸収される。
室に閉じ込められた空気が一方の凸部の進入によって圧
縮され、空気室内の圧力が上昇し、この圧力上昇が凸部
の進入に対し抵抗として作用し、衝撃が吸収される。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載のエネルギー吸収構造体において、前記複
数のシート材の各凸部の形成パターンが互いに同一であ
ることを特徴としている。
請求項2記載のエネルギー吸収構造体において、前記複
数のシート材の各凸部の形成パターンが互いに同一であ
ることを特徴としている。
【0011】従って、請求項1記載の内容に加えて、シ
ート材を成形するための成形型が一種類で良くコストを
低減できる。
ート材を成形するための成形型が一種類で良くコストを
低減できる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、前記空
気室の周囲の壁部に1箇所以上のオリフィスを設けたこ
とを特徴としている。
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、前記空
気室の周囲の壁部に1箇所以上のオリフィスを設けたこ
とを特徴としている。
【0013】従って、請求項2または請求項3記載の内
容に加えて、一方の凸部の進入によって、空気室内の圧
力が上昇し、オリフィスからから空気室内の空気が抵抗
を持って排出されるため、これによっても衝撃を吸収で
きる。
容に加えて、一方の凸部の進入によって、空気室内の圧
力が上昇し、オリフィスからから空気室内の空気が抵抗
を持って排出されるため、これによっても衝撃を吸収で
きる。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、前記空
気室の周囲の壁部に1箇所以上の薄肉部を設けたことを
特徴としている。
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、前記空
気室の周囲の壁部に1箇所以上の薄肉部を設けたことを
特徴としている。
【0015】従って、請求項2または請求項3記載の内
容に加えて、一方の凸部の進入によって、空気室内の圧
力が上昇し、薄肉部が破裂する抵抗によっても衝撃を吸
収できる。
容に加えて、一方の凸部の進入によって、空気室内の圧
力が上昇し、薄肉部が破裂する抵抗によっても衝撃を吸
収できる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載のエネルギー吸収構造体において、前記
重なり合う一方の凸部の側壁に、該凸部の内部に挿入さ
れる他方の凸部の頂面が当接する段差部を設けたことを
特徴としている。
いずれかに記載のエネルギー吸収構造体において、前記
重なり合う一方の凸部の側壁に、該凸部の内部に挿入さ
れる他方の凸部の頂面が当接する段差部を設けたことを
特徴としている。
【0017】従って、請求項1〜5のいずれかに記載の
内容に加えて、段差部によって重なり合う凸部間の位置
決めが容易にできると共に、段差部が凸部の進入時に塑
性変形することよっても衝撃を吸収できる。
内容に加えて、段差部によって重なり合う凸部間の位置
決めが容易にできると共に、段差部が凸部の進入時に塑
性変形することよっても衝撃を吸収できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のエネルギー吸収構造体の
第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0019】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図4に示される如く、本
第1実施形態のエネルギー吸収構造体はフロントバンパ
10のバンパーリインフォースメント12に適用されて
いる。このバンパーリインフォースメント12は左右一
対のバンパアーム14を介して、車体16の前部に設け
られた左右一対のフロントサイドメンバ18の前端部に
取付けられている。また、バンパーリインフォースメン
ト12の前部には、バンパーリインフォースメント12
を覆うバンパーカバー20が配設されている。
印UPは車両上方方向を示す。図4に示される如く、本
第1実施形態のエネルギー吸収構造体はフロントバンパ
10のバンパーリインフォースメント12に適用されて
いる。このバンパーリインフォースメント12は左右一
対のバンパアーム14を介して、車体16の前部に設け
られた左右一対のフロントサイドメンバ18の前端部に
取付けられている。また、バンパーリインフォースメン
ト12の前部には、バンパーリインフォースメント12
を覆うバンパーカバー20が配設されている。
【0020】図3に示される如く、バンパーリインフォ
ースメント12は、長尺矩形状の5枚の樹脂シート2
2、24、26、28、29を車両前後方向に重ね合せ
て形成されている。5枚の樹脂シート22、24、2
6、28、29のうち、中間部に配設されるシート材と
しての3枚の樹脂シート24、26、28には、車両前
方側へ向けて複数の凸部30が形成されている。これら
の凸部30は、車両前方から見て略正方形のものと、車
幅方向に沿って延設された長尺状のものとの2種類があ
り、バンパアームへの固定部32を除いた全面に形成さ
れている。なお、各樹脂シート24、26、28の凸部
30の形成パターンは同じになっている。
ースメント12は、長尺矩形状の5枚の樹脂シート2
2、24、26、28、29を車両前後方向に重ね合せ
て形成されている。5枚の樹脂シート22、24、2
6、28、29のうち、中間部に配設されるシート材と
しての3枚の樹脂シート24、26、28には、車両前
方側へ向けて複数の凸部30が形成されている。これら
の凸部30は、車両前方から見て略正方形のものと、車
幅方向に沿って延設された長尺状のものとの2種類があ
り、バンパアームへの固定部32を除いた全面に形成さ
れている。なお、各樹脂シート24、26、28の凸部
30の形成パターンは同じになっている。
【0021】図2に示される如く、各樹脂シート24、
26、28の凸部30の4方の側壁30Aは、車両後方
へ向けてテーパ状に広がっており、各凸部30は台形状
となっている。また、各樹脂シート24、26、28の
互いに重なり合う凸部30は、凸部30の軸線34上に
配設されている。
26、28の凸部30の4方の側壁30Aは、車両後方
へ向けてテーパ状に広がっており、各凸部30は台形状
となっている。また、各樹脂シート24、26、28の
互いに重なり合う凸部30は、凸部30の軸線34上に
配設されている。
【0022】図1に示される如く、各樹脂シート24、
26、28は溶着、接着等によって互いに結合されてお
り、各樹脂シート24、26、28の同軸上にある凸部
30はエネルギー吸収方向(車両前後方向)に重なり合
っている。また、凸部30の4方の側壁30Aの車両前
後方向中間部には、段差部30Bが形成されている。段
差部30Bには、凸部30の内部に車両後方側から挿入
される別の凸部30の頂面30Cが当接しており、重な
り合った前後の凸部30によって空気室36が形成され
ている。なお、樹脂シート28の凸部30と樹脂シート
29とによっても空気室37が形成されている。
26、28は溶着、接着等によって互いに結合されてお
り、各樹脂シート24、26、28の同軸上にある凸部
30はエネルギー吸収方向(車両前後方向)に重なり合
っている。また、凸部30の4方の側壁30Aの車両前
後方向中間部には、段差部30Bが形成されている。段
差部30Bには、凸部30の内部に車両後方側から挿入
される別の凸部30の頂面30Cが当接しており、重な
り合った前後の凸部30によって空気室36が形成され
ている。なお、樹脂シート28の凸部30と樹脂シート
29とによっても空気室37が形成されている。
【0023】5枚の樹脂シート22、24、26、2
8、29のうち、前後外側部に配設された樹脂シート2
2、29は、樹脂シート24、23に溶着、接着等によ
って結合されており、挟持された樹脂シート24、2
6、28の口開き等の変形を防止するようになってい
る。
8、29のうち、前後外側部に配設された樹脂シート2
2、29は、樹脂シート24、23に溶着、接着等によ
って結合されており、挟持された樹脂シート24、2
6、28の口開き等の変形を防止するようになってい
る。
【0024】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態のエネルギー吸収構造体では、衝突によ
りフロントバンパ10のバンパーリインフォースメント
12に車両前後方向の荷重が作用し、各樹脂シート2
4、26、28に形成された凸部30が軸線方向(車両
前後方向)から衝撃を受けると、衝撃が小さい場合に
は、各樹脂シート24、26、28の弾性変形により衝
突エネルギーを吸収する。この場合、衝撃による入力荷
重が各樹脂シート24、26、28の弾性領域内であれ
ば、各樹脂シート24、26、28は入力荷重が無くな
れば復元するため、修理の必要が無い。
本第1実施形態のエネルギー吸収構造体では、衝突によ
りフロントバンパ10のバンパーリインフォースメント
12に車両前後方向の荷重が作用し、各樹脂シート2
4、26、28に形成された凸部30が軸線方向(車両
前後方向)から衝撃を受けると、衝撃が小さい場合に
は、各樹脂シート24、26、28の弾性変形により衝
突エネルギーを吸収する。この場合、衝撃による入力荷
重が各樹脂シート24、26、28の弾性領域内であれ
ば、各樹脂シート24、26、28は入力荷重が無くな
れば復元するため、修理の必要が無い。
【0025】一方、衝撃が大きく、衝撃による入力荷重
が各樹脂シート24、26、28の弾性領域を越えた場
合には、互いに結合された前後の凸部30の側壁30A
が剪断力を受け剥離するため、この剥離によって衝撃が
吸収される。次に、テーパ状とされた側壁30Aによ
り、前方の凸部30の側壁30Aが、後方の凸部30の
側壁30Aの進入に対して抵抗するため、こてによって
も衝撃が吸収される。
が各樹脂シート24、26、28の弾性領域を越えた場
合には、互いに結合された前後の凸部30の側壁30A
が剪断力を受け剥離するため、この剥離によって衝撃が
吸収される。次に、テーパ状とされた側壁30Aによ
り、前方の凸部30の側壁30Aが、後方の凸部30の
側壁30Aの進入に対して抵抗するため、こてによって
も衝撃が吸収される。
【0026】また、この時、空気室36、37に閉じ込
められた空気が後方の凸部30の進入によって圧縮さ
れ、空気室36、37内の圧力が上昇するため、この圧
力上昇も凸部30の進入に対し抵抗として作用し、衝撃
が吸収される。さらに、前側凸部30に後方の凸部30
が進入すると、図5に示される如く、凸部30の側壁3
0A及び段差部30Bが破断するため、この破断が凸部
30の進入に対し抵抗として働き、大きな衝撃も吸収す
る。
められた空気が後方の凸部30の進入によって圧縮さ
れ、空気室36、37内の圧力が上昇するため、この圧
力上昇も凸部30の進入に対し抵抗として作用し、衝撃
が吸収される。さらに、前側凸部30に後方の凸部30
が進入すると、図5に示される如く、凸部30の側壁3
0A及び段差部30Bが破断するため、この破断が凸部
30の進入に対し抵抗として働き、大きな衝撃も吸収す
る。
【0027】従って、本第1実施形態のエネルギー吸収
構造体では、衝突時のエネルギーを安定的に、且つ長時
間に渡って吸収できる。
構造体では、衝突時のエネルギーを安定的に、且つ長時
間に渡って吸収できる。
【0028】また、本第1実施形態のエネルギー吸収構
造体では、樹脂シート24、26、28に凸部30を形
成すれば良いため、成形型から抜き易い。この結果、特
殊な成形型を必要とせず容易に成形できる。また、各樹
脂シート24、26、28の凸部30の形成パターンを
同じにしたため、各樹脂シート24、26、28を成形
するための成形型が一種類で良くコストを低減できる。
造体では、樹脂シート24、26、28に凸部30を形
成すれば良いため、成形型から抜き易い。この結果、特
殊な成形型を必要とせず容易に成形できる。また、各樹
脂シート24、26、28の凸部30の形成パターンを
同じにしたため、各樹脂シート24、26、28を成形
するための成形型が一種類で良くコストを低減できる。
【0029】また、本第1実施形態のエネルギー吸収構
造体では、凸部30の4方の側壁30Aの車両前後方向
中間部に段差部30Bを形成し、この段差部30Bに後
方の凸部30の頂面30Cを当接させているため、段差
部30Bによって前後の凸部30間の位置決めが容易に
でき、組付作業性が向上する。
造体では、凸部30の4方の側壁30Aの車両前後方向
中間部に段差部30Bを形成し、この段差部30Bに後
方の凸部30の頂面30Cを当接させているため、段差
部30Bによって前後の凸部30間の位置決めが容易に
でき、組付作業性が向上する。
【0030】また、本第1実施形態のエネルギー吸収構
造体では、エネルギー吸収構造体のエネルギー吸収量の
チューニングを、各樹脂シート24、26、28の厚
さ、枚数、及び凸部30の数、凸部30の形状、即ち、
縦長、横長、高さ(軸線34方向の長さ)等を変更する
ことで、容易に行うことができる。
造体では、エネルギー吸収構造体のエネルギー吸収量の
チューニングを、各樹脂シート24、26、28の厚
さ、枚数、及び凸部30の数、凸部30の形状、即ち、
縦長、横長、高さ(軸線34方向の長さ)等を変更する
ことで、容易に行うことができる。
【0031】なお、本第1実施形態では、3枚の樹脂シ
ート24、26、28の前後外側部にそれぞれ樹脂シー
ト22、29を配設したが、これらの樹脂シート22、
29を除いた構成としても良い。また、樹脂シート2
4、26、28は3枚に限定されず、2枚でも4枚以上
でも良い。また、凸部30の形状も車両前方から見て矩
形状に限定されず、三角形、多角形、円形等の他の形状
でも良い。また、樹脂シートの全面でなく、樹脂シート
の所定の部位にのみ凸部30を形成した構成としても良
い。また、各樹脂シート毎に凸部の形成パターンを変え
ても良い。
ート24、26、28の前後外側部にそれぞれ樹脂シー
ト22、29を配設したが、これらの樹脂シート22、
29を除いた構成としても良い。また、樹脂シート2
4、26、28は3枚に限定されず、2枚でも4枚以上
でも良い。また、凸部30の形状も車両前方から見て矩
形状に限定されず、三角形、多角形、円形等の他の形状
でも良い。また、樹脂シートの全面でなく、樹脂シート
の所定の部位にのみ凸部30を形成した構成としても良
い。また、各樹脂シート毎に凸部の形成パターンを変え
ても良い。
【0032】次に、本発明のエネルギー吸収構造体の第
2実施形態を図6に従って説明する。
2実施形態を図6に従って説明する。
【0033】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図6に示される如く、本第2実施形態のエ
ネルギー吸収構造体では、凸部30の頂面30Cの略中
央部にオリフィス50が穿設されており、最前部に配設
された樹脂シート22には、オリフィス50と対向する
部位に貫通孔52が穿設されている。
ネルギー吸収構造体では、凸部30の頂面30Cの略中
央部にオリフィス50が穿設されており、最前部に配設
された樹脂シート22には、オリフィス50と対向する
部位に貫通孔52が穿設されている。
【0035】従って、本第2実施形態のエネルギー吸収
構造体では、前方の凸部30への後方の凸部30の進入
によって、空気室36、37内の圧力が上昇し、オリフ
ィス50及び貫通孔52から空気室36、37内に空気
が抵抗を持って排出されるため、このオリフィス効果に
よっても衝撃を吸収できる。
構造体では、前方の凸部30への後方の凸部30の進入
によって、空気室36、37内の圧力が上昇し、オリフ
ィス50及び貫通孔52から空気室36、37内に空気
が抵抗を持って排出されるため、このオリフィス効果に
よっても衝撃を吸収できる。
【0036】なお、本第2実施形態ではオリフィス50
を凸部30の頂面30Cの略中央部に穿設したが、オリ
フィス50の穿設位置は、これに限定されず、他の位置
でも良い。また、オリフィス50を複数箇所に穿設して
も良い。
を凸部30の頂面30Cの略中央部に穿設したが、オリ
フィス50の穿設位置は、これに限定されず、他の位置
でも良い。また、オリフィス50を複数箇所に穿設して
も良い。
【0037】また、オリフィス50に代えて、図7に示
される如く、凸部30の頂面30Cに薄肉部54を設
け、この薄肉部54が空気室36、37内の気圧の上昇
によって破裂する抵抗によって衝撃を吸収する構成とし
ても良い。
される如く、凸部30の頂面30Cに薄肉部54を設
け、この薄肉部54が空気室36、37内の気圧の上昇
によって破裂する抵抗によって衝撃を吸収する構成とし
ても良い。
【0038】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、本発明のエネルギー吸
収構造体をフロントバンパのバンパーリインフォースメ
ントに適用したが、本発明のエネルギー吸収構造体は、
リヤバンパのバンパーリインフォースメントやバンパー
リインフォースメント以外の他のエネルギー吸収部にも
適用可能である。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、本発明のエネルギー吸
収構造体をフロントバンパのバンパーリインフォースメ
ントに適用したが、本発明のエネルギー吸収構造体は、
リヤバンパのバンパーリインフォースメントやバンパー
リインフォースメント以外の他のエネルギー吸収部にも
適用可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、樹脂製のシー
ト材を複数枚重ね合せて構成されるエネルギー吸収構造
体において、複数のシート材は、テーパ状の側壁を有す
る凸部を備え、同軸且つ同方向に重なり合う一方の凸部
の側壁の内側に、該凸部の内部に挿入される他方の凸部
が当接するため、エネルギー吸収量を増加でき、且つ生
産性を向上できるという優れた効果を有する。
ト材を複数枚重ね合せて構成されるエネルギー吸収構造
体において、複数のシート材は、テーパ状の側壁を有す
る凸部を備え、同軸且つ同方向に重なり合う一方の凸部
の側壁の内側に、該凸部の内部に挿入される他方の凸部
が当接するため、エネルギー吸収量を増加でき、且つ生
産性を向上できるという優れた効果を有する。
【0040】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
エネルギー吸収構造体において、重なり合う凸部によっ
て空気室が形成されているため、請求項1記載の効果に
加えて、更にエネルギー吸収量を増加できるという優れ
た効果を有する。
エネルギー吸収構造体において、重なり合う凸部によっ
て空気室が形成されているため、請求項1記載の効果に
加えて、更にエネルギー吸収量を増加できるという優れ
た効果を有する。
【0041】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載のエネルギー吸収構造体において、複数の
シート材の各凸部の形成パターンが互いに同一であるた
め、請求項1または請求項2記載の効果に加えて、シー
ト材を成形するための成形型が一種類で良くコストを低
減できるという優れた効果を有する。
請求項2記載のエネルギー吸収構造体において、複数の
シート材の各凸部の形成パターンが互いに同一であるた
め、請求項1または請求項2記載の効果に加えて、シー
ト材を成形するための成形型が一種類で良くコストを低
減できるという優れた効果を有する。
【0042】請求項4記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、空気室
の周囲の壁部に1箇所以上のオリフィスを設けたため、
請求項2または請求項3記載の効果に加えて、オリフィ
ス効果によってエネルギー吸収量をさらに増加できると
いう優れた効果を有する。
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、空気室
の周囲の壁部に1箇所以上のオリフィスを設けたため、
請求項2または請求項3記載の効果に加えて、オリフィ
ス効果によってエネルギー吸収量をさらに増加できると
いう優れた効果を有する。
【0043】請求項5記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、空気室
の周囲の壁部に1箇所以上の薄肉部を設けたため、請求
項2または請求項3記載の効果に加えて、薄肉部の破裂
によってエネルギー吸収量をさらに増加できるという優
れた効果を有する。
請求項3記載のエネルギー吸収構造体において、空気室
の周囲の壁部に1箇所以上の薄肉部を設けたため、請求
項2または請求項3記載の効果に加えて、薄肉部の破裂
によってエネルギー吸収量をさらに増加できるという優
れた効果を有する。
【0044】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載のエネルギー吸収構造体において、重な
り合う一方の凸部の側壁に、該凸部の内部に挿入される
他方の凸部の頂面が当接する段差部を設けたため、請求
項1〜5のいずれかに記載の効果に加えて、前後の凸部
間の位置決めが容易にでき、組付け作業性が向上すると
共に、段差部の破断によってエネルギー吸収量をさらに
増加できるという優れた効果を有する。
いずれかに記載のエネルギー吸収構造体において、重な
り合う一方の凸部の側壁に、該凸部の内部に挿入される
他方の凸部の頂面が当接する段差部を設けたため、請求
項1〜5のいずれかに記載の効果に加えて、前後の凸部
間の位置決めが容易にでき、組付け作業性が向上すると
共に、段差部の破断によってエネルギー吸収量をさらに
増加できるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施形態に係るエネルギー吸収構
造体を示す側断面図である。
造体を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るエネルギー吸収構
造体を示す分解側断面図である。
造体を示す分解側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るエネルギー吸収構
造体を示す分解斜視図である。
造体を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るエネルギー吸収構
造体が適用されたフロントバンパを有する車両を示す斜
め前方から見た分解斜視図である。
造体が適用されたフロントバンパを有する車両を示す斜
め前方から見た分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るエネルギー吸収構
造体の変形状態を示す斜め前方から見た斜視図である。
造体の変形状態を示す斜め前方から見た斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るエネルギー吸収構
造体を示す側断面図である。
造体を示す側断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の変形例に係るエネルギ
ー吸収構造体を示す側断面図である。
ー吸収構造体を示す側断面図である。
【図8】従来の実施形態に係るエネルギー吸収構造体が
適用されたフロントバンパを示す斜め前方から見た分解
斜視図である。
適用されたフロントバンパを示す斜め前方から見た分解
斜視図である。
10 フロントバンパ 12 バンパーリインフォースメント 24 樹脂シート(シート材) 26 樹脂シート(シート材) 28 樹脂シート(シート材) 30 凸部 30A 4方の側壁 30B 段差部 30C 頂面 34 凸部軸線 36 空気室 50 オリフィス 54 薄肉部
Claims (6)
- 【請求項1】 樹脂製のシート材を複数枚重ね合せて構
成されるエネルギー吸収構造体において、 前記複数のシート材は、テーパ状の側壁を有する凸部を
備え、同軸且つ同方向に重なり合う一方の凸部の側壁の
内側に、該凸部の内部に挿入される他方の凸部が当接す
ることを特徴とするエネルギー吸収構造体。 - 【請求項2】 前記重なり合う凸部によって空気室が形
成されることを特徴とする請求項1記載のエネルギー吸
収構造体。 - 【請求項3】 前記複数のシート材の各凸部の形成パタ
ーンが互いに同一であることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載のエネルギー吸収構造体。 - 【請求項4】 前記空気室の周囲の壁部に1箇所以上の
オリフィスを設けたことを特徴とする請求項2または請
求項3記載のエネルギー吸収構造体。 - 【請求項5】 前記空気室の周囲の壁部に1箇所以上の
薄肉部を設けたことを特徴とする請求項2または請求項
3記載のエネルギー吸収構造体。 - 【請求項6】 前記重なり合う一方の凸部の側壁に、該
凸部の内部に挿入される他方の凸部の頂面が当接する段
差部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載のエネルギー吸収構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9166949A JPH1111239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | エネルギー吸収構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9166949A JPH1111239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | エネルギー吸収構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111239A true JPH1111239A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15840628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9166949A Pending JPH1111239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | エネルギー吸収構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1111239A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-06-24 JP JP9166949A patent/JPH1111239A/ja active Pending
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