JPH11112853A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11112853A
JPH11112853A JP9270166A JP27016697A JPH11112853A JP H11112853 A JPH11112853 A JP H11112853A JP 9270166 A JP9270166 A JP 9270166A JP 27016697 A JP27016697 A JP 27016697A JP H11112853 A JPH11112853 A JP H11112853A
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Japan
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image
ccd
images
scanning speed
vibration
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JP9270166A
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Minoru Kawahara
実 河原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普及している程度のCCD固体撮像素子を使
って、フィルム並の高画質を実現する。 【解決手段】 レンズ系を介した入射光を受光して画像
を取り込むCCDブロック11と、画像複数枚分の蓄積
容量を有するRAM15と、CCDブロック11の走査
速度を切り替えるクロックジェネレータ12と、CCD
ブロック11のCCDを振動させると水平,垂直駆動素
子22,23及びウォブリングドライバ21と、CCD
の走査速度とCCDの振動を制御するシステムコントロ
ーラ20とを備え、CCDに微少振動を与え且つ走査速
度を切り替えて撮像した複数の画像をRAM15に蓄積
し、その蓄積された複数の画像から1枚の画像を合成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像をデータ化す
る手段として固体撮像素子(CCD:Charge Coupled D
evice)を備えてなる撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体等の画像を撮影するた
めの撮影装置として、主に動画像の撮影に使用されるビ
デオカメラや、主に静止画像の撮影に使用される電子ス
チルカメラ(アナログスチルカメラ、ディジタルスチル
カメラ)等が存在する。
【0003】上述したような撮像装置において画像をデ
ータ化する手段として一般的に使われている固体撮像素
子(CCD:Charge Coupled Device)は、素子の撮像
面上に規則正しく並んだ受光センサ部分の間隔が、その
まま画素の間隔となるため、解像度は一価的に決まって
いる。したがって、解像度を向上させるには、受光セン
サ密度を向上させる必要があり、その手法として、各々
の受光センサ部分の面積を小さくする方法、あるいは素
子の面積を大きくする方法などが採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それら解像度
を向上させる方法は、いずれも固体撮像素子上の受光セ
ンサの絶対数を増やさなければならず、このことから当
該素子製造時の歩溜まりを著しく低下させることとなっ
ている。このため、現在の固体撮像素子の解像度は、横
4000画素とも言われるいわゆる35mm銀塩フィル
ムには遠く及ばないのが現状である。
【0005】また、撮像素子の解像度は、素子によって
固定値なので、例えば数種類の解像度を切り替える要求
がある場合、最も高いものに合わせて撮像素子を選び、
この撮像素子を用いて例えば低解像度の画像を生成する
ときには当該撮像素子の周囲の画素の信号を捨てるなど
方法が採られる。この場合、当然、画枠が変化すること
になるので、例えばカメラのズーム機能を連動させるな
どの操作を施さなければ、同一範囲の撮影ができないこ
とになる。
【0006】さらに、もしも撮像素子に不良画素が発生
したような場合、その撮像素子自体を製造不良として破
棄してしまうか、或いは不良画素の周囲の画素で補間す
るという方法が採られる。もちろん、前者の方法を採る
とコストアップにつながり、また、後者の方法では、所
詮、画素を捏造する処理なので、完全な修復は不可能で
ある。
【0007】一方、撮像素子の露光範囲に注目すると、
現在は以前よりも広くなって600%と言われている
が、2000%とも言われる銀塩フィルム(銀塩感光フ
ィルム)には遠く及ばない。
【0008】このように、銀塩フィルムのラチチュード
が広いのは、その感光特性の非線形性によるものと言わ
れている。基本的に線形な露光特性であるCCDのよう
な固体撮像素子を使う場合、例えば画像の中に白い部分
があるとき当該白い部分の画像が飽和して潰れるのを抑
えるため、素子からの撮像信号をニー(knee)補正回路
と呼ばれる歪み発生回路を通して、上記白い部分に階調
が残るようにしている。しかし、それでも受光センサそ
のものが飽和してしまう範囲には無力であるし、これを
解決するために例えばアイリスを絞るようなことを行う
と、逆に暗部の利得を無理に上げなければならなくな
り、ノイズが目立つようになってしまう。
【0009】また、暗部の階調を維持しつつレンジを広
げれば、A/D変換器のビット数が増えることになり、
その点でのデメリットも大きい。
【0010】いずれにしても、高解像度や軟調さが求め
られる高画質の用途に対して、現状のCCDのような撮
像素子の特性では不充分である。このため、一般的に
は、撮影をフィルムで行い、それをリニアイメージ受光
センサ(Linear Image Sensor)などでデータ化、ある
いはカメラ・テレシネ装置などでビデオ信号化するとい
う方法が採られている。しかし、当然のことながら、直
接CCDで撮影するより、時間もコストも大幅に多くか
かる。
【0011】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、普及している程度のCCD固体撮
像素子を使って、フィルム並の高画質を実現することを
可能にする撮像装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、レ
ンズ系を介した入射光を受光して画像を取り込む撮像素
子と、少なくとも画像2枚分の蓄積容量を有する画像蓄
積手段と、撮像素子の走査速度を制御する走査速度制御
手段とを備え、撮像素子の走査速度を切り替えて少なく
とも2枚の画像を取り込んで画像を画像蓄積手段に蓄積
し、その蓄積された少なくとも2枚の画像から1枚の画
像を合成することにより、上述した課題を解決する。
【0013】すなわち本発明によれば、撮像素子の走査
速度を切り替えて画像を取り込むことで、例えば画像の
明るい部分を適正値で撮像した画像と暗い部分を適正値
で撮像した画像とを生成し、これらを合成することで、
明るい部分と暗い部分が共に適正値となる1枚の画像を
得るようにしている。
【0014】また、本発明の撮像装置は、レンズ系を介
した入射光を受光して画像を取り込む撮像素子と、画像
複数枚分の蓄積容量を有する画像蓄積手段と、撮像素子
を振動させる振動手段と、振動手段の動作を制御する振
動制御手段とを備え、撮像素子に微少振動を与えながら
複数の画像を取り込んで画像蓄積手段に蓄積し、その蓄
積された複数の画像から1枚の画像を合成することによ
り、上述した課題を解決する。
【0015】すなわち本発明によれば、撮像素子を微少
振動させて複数の画像を取り込み、これらを合成するこ
とで、撮像素子の受光センサ間を補間した高解像度の1
枚の画像を得るようにしている。
【0016】さらに本発明の撮像装置は、レンズ系を介
した入射光を受光して画像を取り込む撮像素子と、画像
複数枚分の蓄積容量を有する画像蓄積手段と、撮像素子
の走査速度を制御する走査速度制御手段と、撮像素子を
振動させる振動手段と、振動手段の動作を制御する振動
制御手段とを備え、撮像素子に微少振動を与え且つ走査
速度を切り替えて複数の画像を取り込んで画像蓄積手段
に蓄積し、その蓄積された複数の画像から1枚の画像を
合成することにより、上述した課題を解決する。
【0017】すなわち本発明によれば、撮像素子を微少
振動させると共に走査速度を切り替えて画像を取り込
み、これらを合成することで、明るい部分と暗い部分が
共に適正値で且つ撮像素子の受光センサ間を補間した高
解像度の1枚の画像を得るようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】図1には、本発明の撮像装置の一実施の形
態として、電子スチルカメラの構成を示す。
【0020】先ず、この図1に示す電子スチルカメラの
通常の動作を説明する。
【0021】クロックジェネレータ12で発生した一定
周波数のクロックにて、いわゆる3板式のCCDブロッ
ク11がドライブされる。なお、このCCDブロック1
1の各CCDは現在一般に普及している48万画素のC
CDを用いている。
【0022】上記CCDブロック11にて撮像された撮
像信号は、A/D(アナログ/ディジタル)コンバータ
13にてサンプリングされてデータ化された後、ビデオ
プロセッサ14にて処理される。このビデオプロセッサ
14での処理により得られた画像データは、例えば64
メガビットの容量を持つRAM(ランダムアクセスメモ
リ)15に一旦蓄えられる。なお、ビデオプロセッサ1
4の詳細な構成及び動作については後述する。
【0023】上記RAM15から読み出された画像デー
タは、上記ビデオプロセッサ14を介して、D/A(デ
ィジタル/アナログ)コンバータ18にてモニタ用のア
ナログ信号に変換され、モニタ出力端子19を介して図
示しないモニタ装置に送られる。また、上記ビデオプロ
セッサ14を介してRAM15から読み出された画像デ
ータは、装置全体の動作を司るシステムコントローラ2
0からの制御信号に応じて、ディスクストレージ部16
内のディスク記録媒体に記録される。このディスクスト
レージ部16内のディスク記録媒体に記録された画像デ
ータは、その後必要に応じて再生され、外部コンピュー
タとのインターフェイス端子17を介して出力される。
【0024】次に、上記図1の電子スチルカメラにおい
て、本発明の一つの特徴である広レンジ撮影を行う場合
の動作を説明する。
【0025】ここで、図2に示す特性曲線CV1は、C
CDに入ってくる光量とCCDからの出力レベルの関係
を表している。この特性曲線CV1から判る通り、CC
Dの露光特性は、直線性はよいが入力光量の輝度レベル
が500%を越えると出力レベルが飽和してしまう。一
方、図2の点線で示した特性曲線CV2は銀塩フィルム
の感光特性を表しており、この特性曲線CV2から判る
通り、銀塩フィルムの感光特性は直線性は悪いが図2に
示した範囲では飽和することがない。
【0026】ところで、電子スチルカメラにおいて、通
常はCCDから出力されるビデオ信号のうち120%程
度以上のレベル部分については伝送しないが、単純にそ
れをカットすると不自然に見えるため、前記ニー(Kne
e)補正回路と呼ばれる非線形回路を通して、ビデオ信
号のレベルの100%を超えた部分の利得を圧縮して、
画像の白が潰れるのを抑えている。この方法を発展させ
れば、例えばCCDの露光特性を前記銀塩フィルムの特
性曲線CV2の特性に近づけることは可能である。しか
し、このようにしたとしても、所詮CCDが飽和する入
力輝度レベル600%以上の領域に階調を付けることは
不可能である。
【0027】このようなことから、本実施の形態の電子
スチルカメラでは、先ず、第1の撮像動作として、図示
しないアイリスの絞り量を通常より1絞り(1EV)分
だけ開けるようにし、図2中の特性曲線CV3にて示す
露光特性でCCDの撮像を行うようにする。この第1の
撮像動作での撮像により得られた信号を、10ビットの
A/Dコンバータ13にてデータ化し、RAM15に一
旦蓄える。
【0028】次に、第2の撮像動作として、アイリスの
絞り量はそのままに、シャッタスピードを8倍に速め
て、つまり露光時間を上記第1の撮像動作時の1/8
(アイリスの絞り量に換算すると3EV暗い画像にす
る)にして、図2中の特性曲線CV4にて示す露光特性
でCCDの撮像を行い、その信号を上記A/Dコンバー
タ13にてデータ化し、RAM15に蓄える。なお、シ
ャッタスピードは、CCDをドライブするクロック周波
数に正比例するので、クロックジェネレータ12の制御
によって瞬時に、しかも正確に切り替えることが可能で
ある。
【0029】上記第1,第2の撮像動作での撮像により
得られた2枚の画像には、ちょうど8倍の感度差がある
ので、上記第2の撮像動作による画像データを3ビット
(=log28)だけシフトすれば、第1の撮像動作に
よる画像データに値として一致することになる。つま
り、第1の撮像動作での撮像によって画像データのビッ
ト9〜0を、第2の撮像動作での撮像によって画像デー
タのビット12〜3を、それぞれ撮像したことになる。
【0030】ただし、第1の撮像動作での撮像におい
て、画像の明るい部分は潰れることになるので、当該第
1の撮像動作では上記明るい部分を無効とし、一方で、
第2の撮像動作での撮像において、画像の暗い部分は階
調が粗くなるので、当該第2の撮像動作では上記暗い部
分を無効とする。この場合、明るい部分と暗い部分で、
第1,第2の撮像動作による信号を切り替えて使う必要
がある。本実施の形態では、上記第1,第2の撮像動作
を各画素毎にそのレベルに応じて切り替えて1枚の画像
を合成するようにしている。具体的には、第1の撮像動
作での撮像時に露光特性の直線性が怪しくなる、図2中
の境界レベルLV5にて示した150%の輝度レベルを
境に、暗い部分を第1の撮像動作による画像に、明るい
部分を第2の撮像動作による画像に、というように切り
替えて1枚の画像を合成する。なお、2枚の画像の切り
替え部分は、画像のにじみやブレの問題が目立つおそれ
があるので、ゆるやかに移行するようにすることが望ま
しい。いずれにしても2枚の画像の感度の比が周波数の
比と正確に一致するので、段差のつく心配は無用であ
る。
【0031】本実施の形態の電子スチルカメラは、上述
のようにして、輝度レベル150%以上の階調は粗いが
13ビット分の階調を有する、という画像を得た後、更
にビデオプロセッサ14によって非線形演算を施して、
目指す図2の特性曲線CV2の特性を得るようにする。
上述のような処理を行えば、画像の明るい部分の利得が
圧縮されるので、階調の粗いことは問題にならなくな
る。
【0032】なお、上述の説明では、画像の明るい部分
の処理を目的としたが、例えば極く暗い部分に不感帯を
設け、黒が潰れるようにすれば、より銀塩フィルムの特
性に近づけることが可能である。
【0033】上述した本発明の電子スチルカメラの例で
は、8倍の感度差を付けて2回撮像しているが、これだ
と上記切り替え境界部分で画像が急激に粗くなるので、
例えば2倍ずつで4回撮像するようにすれば、それら4
つの境界部分での画像の変化を、より緩やかにすること
が可能となる。このような手法は、A/Dコンバータの
ビット数を更に減らしたい場合にも応用できる。逆に、
レンジを更に広げたい場合は、感度差や回数を増やせば
良い。
【0034】また、補正処理のカーブを変えて、暗い部
分から明るい部分まで一様に画像の濃淡を圧縮するよう
にすれば、例えば日向と日陰を同時に見ることができる
ような画像を撮影できるようになる。例えば、前記ニー
(Knee)補正をかける。或いは、折れ線のニー(Knee)
補正ではなく、logをとって指数部を使うことも可能
である。
【0035】次に、上記図1の電子スチルカメラにおい
て、本発明のもう一つの特徴である高解像度撮影につい
て以下に説明する。
【0036】図3には、図1の3板式CCDブロック1
1のうちの1つのCCD31が搭載される光学ブロック
を詳細に示している。
【0037】この図3の光学ブロックにおいて、CCD
31は、ピエゾ効果の圧電素子34,35によって、中
間枠32に2点だけで懸架される。すなわち、圧電素子
34は両端部に支持部34a,34bが固定され、また
圧電素子35は両端部に支持部35a,35bが固定さ
れてなり、上記圧電素子34の支持部34aと圧電素子
35の支持部35aがCCD31の対角線上の外縁部に
それぞれ固定され、さらに上記圧電素子34の支持部3
4bと圧電素子35の支持部35bが中間枠32の対角
線上の内縁部にそれぞれ固定されることで、CCD31
は、圧電素子34,35によって中間枠32に2点だけ
で懸架されている。
【0038】当該中間枠32は、同じくピエゾ効果の圧
電素子36,37によって、外枠33に2点だけで懸架
される。すなわち、圧電素子36は両端部に支持部36
a,36bが固定され、また圧電素子37は両端部に支
持部37a,37bが固定されてなり、上記圧電素子3
6の支持部36aと圧電素子37の支持部37aが上記
中間枠32の対角線上の外縁部にそれぞれ固定され、さ
らに上記圧電素子36の支持部36bと圧電素子37の
支持部37bが外枠33の対角線上の内縁部にそれぞれ
固定されることで、中間枠32は、圧電素子36,37
によって外枠33に2点だけで懸架されている。
【0039】さらに、この外枠33は、図示しないレン
ズ光学系に固定され、上記CCD31がレンズ光学系の
光軸上に配置されている。
【0040】ここで、上記圧電素子34,35に電圧を
加えると、これら圧電素子34,35は同方向に湾曲す
ることになり、したがってCCD31は左右に動かされ
ることになる。同様に、圧電素子36,37に電圧を加
えると、これら圧電素子36,37は同方向に湾曲する
ことになり、したがって中間枠32と共にCCD31は
上下に動かされることになる。すなわち、上記圧電素子
34,35,36,37に電圧を加えれば、CCD31
を上下左右に移動させることが可能になる。またこれら
圧電素子34,35,36,37は、長軸方向に長い形
状を有しているため、これらに電圧を印加してCCD3
1を移動させたとしても、当該CCD31はレンズ光学
系の光軸に対して回転することはない。このように、C
CD31を図3のような光学ブロックに搭載すること
で、レンズ光学系の光軸に対して垂直を保ったままで、
しかも回転を与えることもなく、CCD31を平行に上
下左右微動させることができる。
【0041】上記圧電素子34,35は前記図1の例で
は図中指示符号22にて示される構成要素(以下、水平
駆動素子22と呼ぶ)に相当し、上記圧電素子36,3
7は前記図1の例では図中指示符号23にて示される構
成要素(以下、垂直駆動素子23と呼ぶ)に相当する。
【0042】上記水平駆動素子22及び垂直駆動素子2
3の各圧電素子は、図1の例ではウォブリングドライバ
21にて駆動される。当該ウォブリングドライバ21
は、位相が90°ずれた同一周波数の正弦波を出力する
ものである。このような位相が90°ずれたそれぞれ同
一周波数の4つの正弦波を、上記水平駆動素子22及び
垂直駆動素子23の4つの圧電素子への駆動電圧として
各々供給すると、上記CCD31上の受光センサ41は
図4の図中円Cの軌跡を描いて微動することになる。な
お、図4はCCD31上を拡大して示すものであり、図
中指示符号41,45,46,47がCCD31上の受
光センサ位置を示している。上記ウォブリングドライバ
21が上記水平駆動素子22及び垂直駆動素子23を駆
動することで、CCD31上の例えば受光センサ位置4
1は、円Cの軌跡を描いて図中指示符号41,42,4
3,44にて示す位置に移動することになる。なお、上
記受光センサ位置が移動する際の振幅は、CCDの画素
間隔(受光センサ間隔)の約0.7倍になるように、ま
た周期は1枚の画像撮像時間の4倍になるようにする。
この振幅及び周期による微動をCCD31に与えるため
に、前記システムコントローラ20は上記ウォブリング
ドライバ21を制御する。
【0043】本実施の形態の電子スチルカメラでは、上
述のような微動をCCD31に与え、例えば図4の受光
センサ位置41のときに1枚目の画像を撮像し、受光セ
ンサ位置42のときに2枚目の画像を撮像し、以下同様
に、受光センサ位置43のときに3枚目の画像を、受光
センサ位置44のときに4枚目の画像を撮像する。この
ようにして撮像された4枚の画像データを、それぞれR
AM15の別番地に蓄える。上記4枚の画像のうち、受
光センサ位置42,43,44のときの3つの画素は、
受光センサ位置41のときの近傍の位置45,46,4
7の各受光センサの画素との間を補間した画素となる。
CCD31は全体として微動されるため、上記のような
補間画素は、CCD31上の全ての画素(受光センサ)
について生成されることになる。
【0044】上述のようにして生成されてRAM15に
蓄えられた4枚分の画像は、当該RAM15から読み出
される際に、4枚の画像の各画素のデータが交互に読み
出されて1枚の合成画像として出力される。すなわち、
当該1枚の合成画像における第1の走査線(最初の走査
線)は、上記4枚の画像のうちの1枚目の画像の第1の
走査線と2枚目の画像の第1の走査線の各画素を交互に
配置してなり、合成画像の次の第2の走査線は、上記4
枚の画像のうちの3枚目の画像の第1の走査線と4枚目
の画像の第1の走査線の各画素を交互に配置してなり、
さらに合成画像のその次の第3の走査線は、上記4枚の
画像のうちの1枚目の画像の第2の走査線と2枚目の画
像の第2の走査線の各画素を交互に配置してなり、さら
に合成画像のその次の第4の走査線は、上記4枚の画像
のうちの3枚目の画像の第2の走査線と42枚目の画像
の第2の走査線の各画素を交互に配置してなる。以下、
この繰り返しである。なお、当該合成画像を生成する際
には、例えば空間フィルタによって、各画素が滑らかに
繋がるように平滑化処理することが望ましい。
【0045】このようにして画像の合成(並べ替え)と
平滑化の処理を行うことで、本実施の形態の電子スチル
カメラでは、等価的にCCD単体の2倍の解像度、すな
わち4倍の画素数を実現することができる。本実施の形
態では、48万画素のCCDを使用しているため、19
2万画素相当の画像を合成することが可能となる。
【0046】上述の説明では、広レンジ化と高解像度化
を個々に説明したが、本発明実施の形態の電子スチルカ
メラでは、それらを組み合わせて所望の画像を得るよう
にしている。具体的には、広レンジ化のための2回の撮
像を、高解像度化のためにCCDブロック11を揺すり
ながら4回繰り返し、都合8回の撮像で、一枚の合成画
像を完成させている。
【0047】次に、図5を用いて、図1の電子スチルカ
メラのビデオプロセッサ14の構成及び動作を詳細に説
明する。なお、ビデオプロセッサ14は、通常はディジ
タルシグナルプロセッサにて構成されるものであり、内
部での処理はソフトウェアにて行われるが、この図5に
は当該内部の処理をブロック構成として表している。ま
た、ここでは、R,G,B三原色のうちの1色成分のデ
ータに絞って述べるが、他の2色成分も並行して全く同
じ処理が施される。
【0048】先ず、撮像した画像を図1のRAM15に
貯め込む過程から説明する。図5において、ライトアド
レスジェネレータ51では撮像と同期した同期信号であ
る水平同期信号(Hシンク)及び垂直同期信号(Vシン
ク)を基点にして内部カウンタを回して、書き込みのた
めの下位アドレスを発生する。書き込みのための上位ア
ドレスには、ビデオプロセッサ14の外部から与えられ
るCCDの位置(走査位置)に対応したポジション信号
と、シャッタスピード切り替え信号であるファースト/
スロー信号が、そのまま与えられる。なお、ファースト
信号はCCDのシャッタスピードが速い(走査速度が速
い)ときを、スロー信号はシャッタスピードが遅い(走
査速度が遅い)ときを表す。こうして得られたライトア
ドレスに応じて、A/Dコンバータ13から入力される
10ビットデータが、セレクタ54、バッファ55を介
して、RAM15上に書き込まれる。以上のように、先
ず1枚の画像を撮り、次にファースト/スロー信号を切
り替えてもう1枚の画像を撮像した後、それらを1枚に
合成する処理をする。
【0049】次に、RAM15からの読み出し過程を説
明する。図5において、リードアドレスジェネレータ5
2は、システムコントローラ20が発生する合成開始ト
リガであるマージスタート信号に応じて起動し、2枚の
画像の同位置の各画素データを交互にRAM15から読
み出すように、読み出しアドレスを発生する。RAM1
5から読み出された上記スロー時のデータは、バッファ
55を介してフリップフロップ56にラッチされ、次に
読み取られるファースト時のデータと位相が揃えられ
る。これら2系統の10ビットデータは、13ビット幅
のセレクタ58に入力されるが、その際、スロー側は上
位を、またファースト側は下位を、それぞれ3ビット幅
0で満たす。ジャッジ回路57は、ファースト側のデー
タからレベルが150%を越えるか否かを判定し、セレ
クタ58の入力選択信号を発生する。こうしてセレクタ
58の出力は、リニアな13ビット幅のデータになる。
【0050】続くニー補正回路59では、レベルが10
0%以上の明るさで階調を残すための図6の(a)に示
すような3タイプの変換カーブを用意している。なお、
図6の(b)にはlogスケールで変換カーブを表して
いる。
【0051】先ず、タイプT1の変換カーブは、入力5
0%までが利得1、100%までが1/4、それ以上は
1/32となる。急激に利得を下げるので、入力100
%でも出力は63%で、出力が100%になるのは約1
250%である。
【0052】次のタイプT2の変換カーブは、完全なl
ogカーブであり、不自然な画像になるが、極めて広い
入力範囲に階調が残る。
【0053】また、タイプT3の変換カーブは、55%
以下で利得を1とし、それ以上は入力の自乗に反比例し
た傾きで変換される。この方法だと、入力100%でも
出力が80%という自然なレベルであり、なおかつ10
00%以上にも階調が残る。
【0054】これら変換カーブによる補正処理は、被写
体に応じてカメラマンが選択し、システムコントローラ
20からの制御信号で切り替えられる。こうして13ビ
ット幅のデータがニー補正回路59によって10ビット
幅に圧縮され、セレクタ54とバッファ55を経て、再
びRAM15に書き込まれていく。
【0055】以上を一式として、前述の通り、CCDブ
ロック11を微動させながら4回撮像を繰り返し、RA
M15上に1枚分の高解像度のデータが揃ったところ
で、システムコントローラ20よりリードリクエスト
(読み出し要求)がくる。リードアドレスジェネレータ
52は、並べ替えを実現するように読み出しアドレスを
発生し、RAM15からのデータはバッファ55を経
て、ビデオ出力として当該ビデオプロセッサ14から出
力されていく。
【0056】なお、上述した本実施の形態の例では、同
一周波数、同一振幅の正弦波にてCCDを揺すっている
が、周波数を適当な整数比にして、より複雑なリサージ
ュを描かせれば、さらに解像度を上げることが可能であ
る。その場合、正弦波ではなく、三角波や鋸歯状波を使
えば、補間画素が整列するので、合成処理が容易にな
る。
【0057】図7には、3板式CCDブロック11を前
記水平,垂直駆動素子22,23にて図7の(a)のよ
うにX方向に振動させつつ、その2/3の周波数でY方
向に振動させた場合の例を挙げている。このように、C
CDブロック11をX方向に振動させつつ、その2/3
の周波数でY方向に振動させると、一つの受光センサ
(画素)は図7の(b)に示すようなリサージュを描
く。振幅が受光センサ(画素)の間隔と同じであれば、
図7の(b)中の太線は1/4の領域だけを通る。この
とき、CCDをFIT(フレームインタライン)型と
し、図7の(b)中の矢印の終点にて一気に読み出して
レジスタに転送することでシャッタを閉じる。次に、同
様にして図7の(b)中の点線の期間だけ露光しながら
図中の太線部の結果を読み出してRAM15に蓄える。
これを繰り返すことで、都合6枚の画像を得ることがで
きる。その後、RAM16に蓄えた6枚の画像を足し引
きして合成することで、等価的に1画素が6分割された
解像度の高い合成画像を完成することができる。CCD
の画素数が50万画素であれば、300万画素相当の画
像を得ることが可能となる。なお、この場合、レンズ光
学系を工夫してスポットをむしろ小さくすることも必要
となる。また、正弦波でなく三角波に基づいてCCDを
振動させれば、演算処理は楽になるがいずれにしても空
間フィルタを駆使して、なめらかな画を得る必要があ
る。
【0058】この図7の例のように6枚の画像から合成
画像を生成する場合においても、前記広レンジ化を併用
することが可能である。すなわち具体的には、広レンジ
化のための2回の撮像を、高解像度化のためにCCDブ
ロック11を揺すりながら6回繰り返し、都合12回の
撮像で、一枚の合成画像を完成させている。なお、12
回の撮像で1枚の合成画像が完成するので、当該1枚の
合成画像を得るまでの時間が長くなる。この場合、例え
ば動き検出をして、自然にぼかす処理を施すことが望ま
しい。
【0059】上述したようなことから、本発明実施の形
態の電子スチルカメラにおいては、強い明暗が同一画面
内に混在しても、各々について絵柄の認識が可能にな
る。また、現在でも入手可能な画素数の少ない安価なC
CDを用い、電子シャッタスピードを変えたり、位置を
微動させたりしながら複数の画を取り込み、ディジタル
処理することによって、高解像度の画像を得ることが可
能である。さらに、データ量や撮像時間の許す範囲内な
ら、解像度を自由に切り替えられる。また、広レンジ、
高解像の撮像が実現できるので、銀塩フィルムに殆ど遜
色ない画質が得られ、銀塩フィルムにとってかわるCC
D撮像デバイスが実現できる。その他、CCDの出力を
取り込むA/Dコンバータのビット数を減らすことがで
きる。
【0060】なお、上述の説明では、銀塩フィルム並の
解像度を目指す高画質の電子スチルカメラ(例えばディ
ジタルカメラ)について説明したが、同様にして、動画
ビデオカメラや監視用ビデオカメラなどでも、高画質、
高機能化が可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
おいては、レンズ系を介した入射光を受光して画像を取
り込む際に、撮像素子の走査速度を切り替えて少なくと
も2枚の画像を取り込み、それら2枚の画像から1枚の
画像を合成することにより、普及している程度のCCD
固体撮像素子を使って、フィルム並の高レンジを実現可
能である。
【0062】また、本発明の撮像装置は、レンズ系を介
した入射光を受光して画像を取り込む際に、撮像素子に
微少振動を与えながら複数の画像を取り込み、それら複
数の画像から1枚の画像を合成することにより、普及し
ている程度のCCD固体撮像素子を使って、フィルム並
の高解像度を実現可能である。
【0063】さらに本発明の撮像装置は、レンズ系を介
した入射光を受光して画像を取り込む際に、撮像素子に
微少振動を与え且つ走査速度を切り替えて複数の画像を
取り込み、それら複数の画像から1枚の画像を合成する
ことにより、普及している程度のCCD固体撮像素子を
使って、フィルム並の高解像度を実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子スチルカメラの概略
構成を示すブロック回路図である。
【図2】CCDへの入力光量と出力の関係を示す特性図
である。
【図3】CCDブロックの懸架機構を示す平面図であ
る。
【図4】受光センサ(受光画素)の軌跡の説明に用いる
図である。
【図5】ビデオプロセッサの詳細な構成を示すブロック
回路図である。
【図6】ニー補正のための3タイプの変換カーブを示す
特性図である。
【図7】CCDをX方向に振動させつつ、その2/3の
周波数でY方向に振動させた場合にCCDが描く軌跡を
示す図である。
【符号の説明】
11 CCDブロック、 12 クロックジェネレー
タ、 13 A/Dコンバータ、 14 ビデオプロセ
ッサ、 15 RAM、 16 ディスクストレージ
部、 17 コンピュータインターフェイス端子、 1
8 D/Aコンバータ、 19 モニタ出力端子、 2
0 システムコントローラ、 21 ウォブリングドラ
イバ、 22 水平駆動素子、 23 垂直駆動素子、
31 CCD、 34,35,36,37 圧電素
子、 32 中間枠、 33 外枠、51 ライトアド
レスジェネレータ、 52 リードアドレスジェネレー
タ、53,54,58 セレクタ、 55 バッファ、
56 フリップフロップ、57 ジャッジ回路、 5
9 ニー補正回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ系を介した入射光を受光して画像
    を取り込む撮像素子と、 少なくとも画像2枚分の蓄積容量を有する画像蓄積手段
    と、 上記撮像素子の走査速度を制御する走査速度制御手段と
    を備え、 上記撮像素子の走査速度を切り替えて少なくとも2枚の
    画像を取り込み、上記少なくとも2枚の画像を上記画像
    蓄積手段に蓄積し、上記画像蓄積手段上に蓄積された少
    なくとも2枚の画像から1枚の画像を合成することを特
    徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 レンズ系を介した入射光を受光して画像
    を取り込む撮像素子と、 画像複数枚分の蓄積容量を有する画像蓄積手段と、 上記撮像素子を振動させる振動手段と、 上記振動手段の動作を制御する振動制御手段とを備え、 上記撮像素子に微少振動を与えながら複数の画像を取り
    込み、上記複数の画像を上記画像蓄積手段に蓄積し、上
    記画像蓄積手段上に蓄積された複数の画像から1枚の画
    像を合成することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 レンズ系を介した入射光を受光して画像
    を取り込む撮像素子と、 画像複数枚分の蓄積容量を有する画像蓄積手段と、 上記撮像素子の走査速度を制御する走査速度制御手段
    と、 上記撮像素子を振動させる振動手段と、 上記振動手段の動作を制御する振動制御手段とを備え、 上記撮像素子に微少振動を与え且つ走査速度を切り替え
    て複数の画像を取り込み、上記複数の画像を上記画像蓄
    積手段に蓄積し、上記画像蓄積手段上に蓄積された複数
    の画像から1枚の画像を合成することを特徴とする撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 上記合成した1枚の画像に非線形補正を
    施す非線形補正手段を設けることを特徴とする請求項1
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記合成した1枚の画像に非線形補正を
    施す非線形補正手段を設けることを特徴とする請求項3
    記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記合成した1枚の画像に平滑化処理を
    施す平滑化手段を設けることを特徴とする請求項2記載
    の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記合成した1枚の画像に平滑化処理を
    施す平滑化手段を設けることを特徴とする請求項3記載
    の撮像装置。
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