JPH1111354A - 自動車のフロントフェンダ部の構造 - Google Patents

自動車のフロントフェンダ部の構造

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JPH1111354A
JPH1111354A JP16215797A JP16215797A JPH1111354A JP H1111354 A JPH1111354 A JP H1111354A JP 16215797 A JP16215797 A JP 16215797A JP 16215797 A JP16215797 A JP 16215797A JP H1111354 A JPH1111354 A JP H1111354A
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JP
Japan
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front fender
lower outer
resonator
pillar lower
fender
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JP16215797A
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Tomoyuki Matsuzawa
智之 松▲沢▼
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易な構造でフロントタイヤから発生した騒
音が、フロントピラーロアアウタとフロントフェンダの
間の空間に侵入するのを防止でき、非常に安定した車室
内騒音低減効果を実現すること。 【解決手段】 フロントピラーロアアウタ2と、フード
リッヂアッパー1と、フードリッヂロア12と、ダッシ
ュロア9と、フロントフェンダ3と、フロントフェンダ
3のフロントフェンダ3とフロントピラーロアアウタ2
との間の空間側の面に接合された開口部を有する箱状部
材10と、フロントフェンダ3とフードリッヂロア12
とダッシュロア9と箱状部材10に取り付けられたフロ
ントフェンダプロテクタ7とを設け、フロントフェンダ
3とフロントフェンダプロテクタ7と箱状部材10によ
り囲まれた略閉空間を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、自動車のフロ
ントフェンダ部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のフロントフェンダ部の構造とし
ては、例えば図20〜22に示すものがある。この従来
のフロントフェンダ部の構造にあっては、フードリッヂ
アッパー101とフードリッヂロア112とフロントピ
ラーロアアウタ102とダッシュロア109が接合され
て車体の一部を成しており、フロントフェンダ103が
フードリッヂアッパー101とフロントピラーロアアウ
タ102を覆うようにフードリッヂアッパー101とフ
ロントピラーロアアウタ102に取り付けられている。
フロントフェンダプロテクタ107がフロントタイヤ1
08の上部を覆うようにフロントフェンダ103とダッ
シュロア109とフードリッヂロア112に取り付けら
れており、かつフロントピラーロアアウタ102とフロ
ントフェンダ103の間の空間104を覆っていてフロ
ントタイヤ108からの水や泥が浸入するのを防いでい
る(特開平6−278658号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
従来のフロントフェンダ部の構造では、走行時にフロン
トタイヤ108から騒音が放射される際に、騒音がフロ
ントフェンダプロテクタ107を加振したり、フロント
フェンダ103とフロントドア105との間の隙間10
6を通ったりして、フロントピラーロアアウタ102と
フロントフェンダ103の間の空間104に騒音が透過
し、さらに騒音がフロントピラーロアアウタ102を透
過して車室内に侵入するため、車室内騒音が悪化してし
まうといった問題点があった。またフロントフェンダ1
03とフロントドア105の間の隙間106などがある
ため、フロントピラーロアアウタ102とフロントフェ
ンダ103の間の空間104を隙間を塞ぐことにより遮
音することは非常に困難であった。本発明は、このよう
な従来の装置が有する未解決の課題に着目してなされた
ものであり、容易な構造でフロントタイヤから発生した
騒音が、フロントピラーロアアウタとフロントフェンダ
の間の空間に侵入するのを防止でき、非常に安定した車
室内騒音低減効果を実現できるフロントフェンダ部の構
造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の自動車のフロントフェンダ部の構
造では、フロントピラーロアアウタと、フロントピラー
ロアアウタに接合されたフードリッヂアッパーと、フー
ドリッヂアッパーに接合されたフードリッヂロアと、フ
ロントピラーロアアウタとフードリッヂロアに接合され
たダッシュロアと、フロントピラーロアアウタとフード
リッヂアッパーに取り付けられたフロントフェンダと、
フロントフェンダのフロントフェンダとフロントピラー
ロアアウタとの間の空間側の面に接合された開口部を有
する箱状部材と、フロントフェンダとフードリッヂロア
とダッシュロアと該箱状部材に取り付けられたフロント
フェンダプロテクタとで構成され、フロントフェンダと
フロントフェンダプロテクタと該箱状部材により囲まれ
た略閉空間を有することを特徴としている。また、請求
項2記載の自動車のフロントフェンダ部の構造では、請
求項1記載の自動車のフロントフェンダ部の構造であっ
て、前記箱状部材はフロントピラーロアアウタと対向す
る部分に振動板を備え、かつ該振動板の周辺部に剛性の
低い部分を備え、前記略閉空間の中に該振動板とフロン
トフェンダプロテクタの前記略閉空間を囲む部分とを直
線状に連結する機構を備えていることを特徴としてい
る。次に、請求項3記載の自動車のフロントフェンダ部
の構造では、請求項2記載の自動車のフロントフェンダ
部の構造であって、前記略閉空間に吸音材を備えること
を特徴としている。さらに、請求項4記載の自動車のフ
ロントフェンダ部の構造では、請求項1乃至3記載の自
動車のフロントフェンダ部の構造であって、フロントフ
ェンダプロテクタの前記略閉空間を囲む部分が、剛性が
高い部分を備え、かつ該剛性が高い部分の周辺部に剛性
の低い部分を備えることを特徴としている。
【0005】
【作用】 請求項1の自動車のフロントフェンダ部の構
造によれば、開口部を有する箱状部材をフロントフェン
ダのフロントフェンダとフロントピラーロアアウタとの
間の空間側の面に接合し、フロントフェンダプロテクタ
をフロントフェンダと箱状部材に取り付けることによ
り、フロントフェンダとフロントフェンダプロテクタと
箱状部材により囲まれた略閉空間を覆う部分が共鳴器と
して作用する。共鳴器中の空気はフロントフェンダプロ
テクタの振動により加振され、共鳴器の開口部から音が
放射される。共鳴器の開口部から放射される音は、共鳴
器の共振周波数より高い周波数帯域では、フロントタイ
ヤから放射される騒音と逆位相の音となり消音効果が得
られ、フロントピラーロアアウタを透過して車室内に侵
入する騒音を低減できる。請求項2の自動車のフロント
フェンダ部の構造によれば、開口部を有する箱状部材を
フロントフェンダのフロントフェンダとフロントピラー
ロアアウタとの間の空間側の面に接合し、フロントフェ
ンダプロテクタをフロントフェンダと箱状部材に取り付
けることにより、フロントフェンダとフロントフェンダ
プロテクタと箱状部材により囲まれた略閉空間を覆う部
分が共鳴器として作用する。さらに共鳴器のフロントピ
ラーロアアウタと対向する部分に振動板と振動板周辺の
剛性の低い部分を備え、振動板とフロントフェンダプロ
テクタの共鳴器を構成している部分とが共鳴器の中で直
線状に連結されていることにより、フロントフェンダの
フロントフェンダとフロントピラーロアアウタとの間の
空間の形状により大きい面積をとれないフロントフェン
ダプロテクタの共鳴器を構成している部分の振動を振動
板に伝達することができる。振動板はフロントフェンダ
のフロントフェンダとフロントピラーロアアウタとの間
の空間の形状によりその面積を大きくとることができる
ので、共鳴器の体積変化を大きくすることができ、共鳴
器の開口部からより大きい音を放射することができる。
共鳴器の開口部から放射される音は、共鳴器の共振周波
数より低い周波数帯域では、フロントタイヤから放射さ
れる騒音と逆位相の音となり消音効果が得られる。さら
に振動板はフロントピラーロアアウタと対向しており、
フロントピラーロアアウタと振動板の間の空気の体積変
化を抑えるように振動するため、フロントピラーロアア
ウタにかかる音圧を吸収する作用もある。よってフロン
トピラーロアアウタを透過して車室内に侵入する騒音を
より大きく低減できる。請求項3の自動車のフロントフ
ェンダ部の構造によれば、請求項2記載の自動車のフロ
ントフェンダ部の構造の作用に加えて、共鳴器の中に吸
音材が備えられているので、振動板がフロントピラーロ
アアウタにかかる音圧を吸収する作用がより効率よく行
える。よってフロントピラーロアアウタを透過して車室
内に侵入する騒音をより大きく低減できる。請求項4の
自動車のフロントフェンダ部の構造によれば、請求項1
乃至3の自動車のフロントフェンダ部の構造の作用に加
えて、フロントフェンダプロテクタの共鳴器を構成して
いる部分に備えられた剛性の高い部分が、その周辺部に
剛性が低い部分を備えていることで、より剛体に近く振
動する。よって共鳴器の体積変化がより大きくなるの
で、共鳴器の開口部からより大きい音を放射することが
できる。よってフロントピラーロアアウタを透過して車
室内に侵入する騒音をより大きく低減できる。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の実施の形態1の構成を示す
図、図2は図1の分解図の車体側を示す図、図3は図1
の分解図のフロントフェンダ側を示す図、図4は図1の
A−A断面を示す図、図5は図1のB−B断面を示す
図、図6は実施の形態1の作用を説明する図である。
尚、図面は車体の左側について示してあるが、右側につ
いても同様である。まず、構成を説明すると、フードリ
ッヂアッパー1とフードリッヂロア12とフロントピラ
ーロアアウタ2とダッシュロア9が接合されて車体の一
部を成している。フロントフェンダ3がフードリッヂア
ッパー1とフロントピラーロアアウタ2を覆うようにフ
ードリッヂアッパー1とフロントピラーロアアウタ2に
取り付けられている。フロントピラーロアアウタ2とフ
ロントフェンダ3の間には空間4が空いている。フロン
トドア5がフロントピラーロアアウタ2に取り付けられ
ており、フロントフェンダ3とフロントドア5の間には
隙間6が空いている。箱状部材10がフロントフェンダ
3のフロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3
の間の空間4側の面に固着されている。フロントフェン
ダプロテクタ7がフロントタイヤ8の上部を覆うように
フロントフェンダ3とダッシュロア9とフードリッヂロ
ア12と箱状部材10に取り付けられており、かつフロ
ントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の間の空
間4を覆っている。箱状部材10には開口部11が設け
られている。箱状部材10とフロントフェンダ3とフロ
ントフェンダプロテクタ7に囲まれた略閉空間13が存
在し、略閉空間13を覆う部分が共鳴器14を構成して
いる。共鳴器14の共振周波数は改善を必要とする騒音
の周波数より低く設定されている。
【0007】次に実施の形態1の作用を説明する。フロ
ントタイヤ8が走行時に騒音を発生し、フロントフェン
ダプロテクタ7を加振し、フロントピラーロアアウタ2
とフロントフェンダ3の間の空間4に騒音が透過してく
る。また同時にフロントタイヤ8が発生する騒音は、フ
ロントフェンダ3とフロントドア5の間の隙間6を通っ
てフロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の
間の空間4に侵入してくる。フロントピラーロアアウタ
2とフロントフェンダ3の間の空間4に侵入した騒音は
フロントピラーロアアウタ2を透過して車室内に侵入
し、車室内騒音を悪化させようとする。本実施の形態で
は、開口部11が設けられた箱状部材10をフロントフ
ェンダ3のフロントピラーロアアウタ2とフロントフェ
ンダ3の間の空間4側の面に固着し、フロントフェンダ
プロテクタ7をフロントフェンダ3と箱状部材10に取
り付けることにより、簡単な構造で共鳴器14を構成す
ることができ、さらにフロントフェンダプロテクタ7の
振動を利用して共鳴器14中の空気を効率よく加振する
ことができる。共鳴器14の共振周波数付近では共鳴器
14の開口部11から放射される音15は増幅されてお
り、かつ共鳴器14の共振周波数より高い周波数帯域で
は共鳴器14の開口部11から放射される音15は、フ
ロントフェンダプロテクタ7を直接的に透過してくる音
16やフロントフェンダ3とフロントドアの間の隙間6
を通過してくる音17とは逆位相になるため、両者の音
の和により消音効果を生じることになるのであるが、フ
ロントフェンダプロテクタ7の振動を利用して共鳴器1
4中の空気を加振しているため、非常に効率の良い騒音
低減効果が得られる。さらに共鳴器14を構成している
部分は、フロントフェンダ3とフロントフェンダプロテ
クタ7と箱状部材10であるため、共鳴器14中の空気
が直接フロントピラーロアアウタ2を加振することもな
く、安定した騒音低減効果が得られる。以上のように、
フロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の間
の空間4の騒音レベルが低減され、フロントピラーロア
アウタ2を透過して車室内に侵入する騒音を低減させる
ことができ、結果として図7に示すようにフロントタイ
ヤ8が騒音を放射したときの車室内の音圧レベルを非常
に効率よく低減できる。次に、本発明実施の形態2を示
す。全体の構成は図1に示される実施の形態1と同様で
あり、図8は実施の形態2にかかる図1のA−A断面を
示す図、図9は実施の形態2にかかる図1のB−B断面
を示す図、図10は実施の形態2の作用を説明する図で
ある。以下、実施の形態1と異なる点について説明す
る。フロントフェンダプロテクタ7の共鳴器14を構成
している部分18に剛性の高い部分19が備えられてお
り、さらに剛性の高い部分19の周辺部に剛性が低い部
分20が備えられている。
【0008】次に実施の形態2の作用を説明する。実施
の形態1の作用に加えて、次のような作用がある。フロ
ントタイヤ8からの騒音がフロントフェンダプロテクタ
7を加振する際に、フロントフェンダプロテクタ7の共
鳴器14を構成している部分18に備えられた剛性の高
い部分19が、その周辺部に剛性が低い部分20を備え
ていることで、より剛体に近く振動する。よって共鳴器
14の体積変化がより大きくなるので、共鳴器14中の
空気をより大きく加振することができ、共鳴器14の開
口部11からより大きい音を放射することができる。よ
ってより大きい騒音低減効果が実現できる。
【0009】次に、本発明の実施の形態3を示す。全体
の構成は図1に示される実施の形態1と同様であり、図
11は実施の形態3にかかる図1のA−A断面を示す
図、図12は実施の形態3にかかる図1のB−B断面を
示す図、図13は実施の形態3の作用を説明する図であ
る。フードリッヂアッパー1とフードリッヂロア12と
フロントピラーロアアウタ2とダッシュロア9が接合さ
れて車体の一部を成している。フロントフェンダ3がフ
ードリッヂアッパー1とフロントピラーロアアウタ2を
覆うようにフードリッヂアッパー1とフロントピラーロ
アアウタ2に取り付けられている。フロントピラーロア
アウタ2とフロントフェンダ3の間には空間4が空いて
いる。フロントドア5がフロントピラーロアアウタ2に
取り付けられており、フロントフェンダ3とフロントド
ア5の間には隙間6が空いている。箱状部材10がフロ
ントフェンダ3のフロントピラーロアアウタ2とフロン
トフェンダ3の間の空間4側の面に固着されている。フ
ロントフェンダプロテクタ7がフロントタイヤ8の上部
を覆うようにフロントフェンダ3とダッシュロア9とフ
ードリッヂロア12と箱状部材10に取り付けられてお
り、かつフロントピラーロアアウタ2とフロントフェン
ダ3の間の空間4を覆っている。箱状部材10には開口
部11が設けられている。箱状部材10とフロントフェ
ンダ3とフロントフェンダプロテクタ7に囲まれた略閉
空間13が存在し、略閉空間13を覆う部分が共鳴器1
4を構成している。共鳴器14のフロントピラーロアア
ウタ2と対向する部分21には、振動板22及び振動板
周辺の剛性の低い部分23が備えられている。振動板2
2とフロントフェンダプロテクタ7の共鳴器14を構成
している部分18とが連結機構24により共鳴器14の
中で直線状に連結されている。振動板22の面積は、フ
ロントフェンダプロテクタ7の共鳴器14を構成してい
る部分18の面積より十分大きい値に設定されている。
共鳴器14の共振周波数は改善を必要とする騒音の周波
数より高く設定されている。
【0010】次に実施の形態3の作用を説明する。フロ
ントタイヤ8が走行時に騒音を発生し、フロントフェン
ダプロテクタ7を加振し、フロントピラーロアアウタ2
とフロントフェンダ3の間の空間4に騒音が透過してく
る。また同時にフロントタイヤ8が発生する騒音は、フ
ロントフェンダ3とフロントドア5の間の隙間6を通っ
てフロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の
間の空間4に侵入してくる。フロントピラーロアアウタ
2とフロントフェンダ3の間の空間4に侵入した騒音は
フロントピラーロアアウタ2を透過して車室内に侵入
し、車室内騒音を悪化させようとする。本実施の形態で
は、開口部11が設けられた箱状部材10をフロントフ
ェンダ3のフロントピラーロアアウタ2とフロントフェ
ンダ3の間の空間4側の面に固着し、フロントフェンダ
プロテクタ7をフロントフェンダ3と箱状部材10に取
り付けることにより、簡単な構造で共鳴器14を構成す
ることができる。さらに本実施の形態では、共鳴器14
のフロントピラーロアアウタ2と対向する部分21に振
動板22及び振動板周辺の剛性の低い部分23を備え、
振動板22とフロントフェンダプロテクタ7の共鳴器1
4を構成している部分18とが連結機構24により共鳴
器14の中で直線状に連結されているので、フロントピ
ラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の間の空間4の
形状により大きい面積をとれないフロントフェンダプロ
テクタ7の共鳴器14を構成している部分18の振動
を、振動板22に伝達することができる。振動板22は
フロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3の間
の空間4の形状によりその面積を大きくとることができ
るので、共鳴器14の体積変化を大きくすることがで
き、共鳴器14中の空気をより大きく加振することがで
きる。共鳴器14の共振周波数付近では共鳴器14の開
口部11から放射される音15は増幅されており、かつ
共鳴器14の共振周波数より低い周波数帯域では共鳴器
14の開口部11から放射される音15は、フロントフ
ェンダプロテクタ7を直接的に透過してくる音16やフ
ロントフェンダ3とフロントドア5の間の隙間6を通過
してくる音17とは逆位相になるため、両者の音の和に
より消音効果を生じることになる。さらに振動板22
は、フロントピラーロアアウタ2と対向しており、フロ
ントピラーロアアウタ2と振動板22の間の空気の体積
変化を抑えるように振動し、フロントピラーロアアウタ
2にかかる音圧を吸収する作用もあるため、より大きい
騒音低減効果が得られる。また共鳴器14を構成してい
る部分は、フロントフェンダ3とフロントフェンダプロ
テクタ7と箱状部材10であるため、共鳴器14中の空
気が直接フロントピラーロアアウタ2を加振することも
なく、安定した騒音低減効果が得られる。以上のよう
に、フロントピラーロアアウタ2とフロントフェンダ3
の間の空間4の騒音レベルが低減され、フロントピラー
ロアアウタ2を透過して車室内に侵入する騒音を低減さ
せることができ、結果として図14に示すようにフロン
トタイヤ8が騒音を放射したときの車室内の音圧レベル
を非常に効率よく低減できる。従って、この実施の形態
3でも実施の形態1と同様な作用効果を奏する他、共鳴
器の体積変化を大きくとれる構造にしたり、振動板が騒
音を吸収する作用も利用しているので、より大きいレベ
ルの騒音低減効果が実現できるといった利点がある。
【0011】次に、本発明の実施の形態4を示す。全体
の構成は図1に示される実施の形態1と同様であり、図
15は実施の形態4にかかる図1のA−A断面示す図
を、図16は実施の形態4にかかる図1のB−B断面を
示す図、図17は実施の形態4の作用を説明する図であ
る。以下、実施の形態3と異なる点について説明する。
フロントフェンダプロテクタ7の共鳴器14を構成して
いる部分18に剛性の高い部分19が備えられており、
さらに剛性の高い部分19の周辺部に剛性が低い部分2
0が備えられている。
【0012】次に実施の形態4の作用を説明する。実施
の形態3の作用に加えて、次のような作用がある。フロ
ントタイヤ8からの騒音がフロントフェンダプロテクタ
7を加振する際に、フロントフェンダプロテクタ7の共
鳴器14を構成している部分18に備えられた剛性の高
い部分19が、その周辺部に剛性が低い部分20を備え
ていることで、より剛体に近く振動する。よってフロン
トフェンダプロテクタ7の共鳴器14を構成している部
分18の振動を、より大きいレベルで振動板22に伝達
することができる。よって共鳴器14の体積変化がより
大きくなり、共鳴器14中の空気をより大きく加振する
ことができ、共鳴器14の開口部11からより大きい音
を放射することができる。さらに振動板22がフロント
ピラーロアアウタ2にかかる音圧を吸収する作用もより
大きくなる。よってより大きい騒音低減効果が実現でき
る。
【0013】次に、本発明実施の形態5を示す。全体の
構成は図1に示される実施の形態1と同様であり、図1
8は明実施の形態5にかかる図1のA−A断面を示す
図、図19は実施の形態5にかかる図1のB−B断面を
示す図である。以下、実施の形態3と異なる点について
説明する。共鳴器14の中には吸音材25が備えられて
いる。
【0014】次に実施の形態5の作用を説明する。実施
の形態3の作用に加えて、次のような作用がある。共鳴
器14の中には吸音材25が備えられているので、振動
板22がフロントピラーロアアウタ2にかかる音圧を吸
収する作用がより効率良く行える。よってより大きい騒
音低減効果が実現できる。
【0015】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1の自動
車のフロントフェンダ部の構造によれば、開口部が設け
られた箱状部材をフロントフェンダのフロントピラーロ
アアウタとフロントフェンダの間の空間側の面に接合
し、フロントフェンダプロテクタをフロントフェンダと
箱状部材に取り付けることにより、簡単な構造で共鳴器
を構成することができ、さらにフロントフェンダプロテ
クタの振動を利用して共鳴器中の空気を効率よく加振
し、フロントタイヤから放射される騒音と逆位相の音を
共鳴器の開口部から放射することができるので、フロン
トタイヤからフロントピラーロアアウタを透過して車室
内に侵入する騒音を非常に効率良く安定して低減するこ
とができるという効果が得られる。請求項2の自動車の
フロントフェンダ部の構造によれば、請求項1の自動車
のフロントフェンダ部の構造の効果に加え、共鳴器のフ
ロントピラーロアアウタと対向する部分に振動板と振動
板周辺の剛性の低い部分を備え、振動板とフロントフェ
ンダプロテクタの共鳴器を構成している部分とが共鳴器
の中で直線状に連結されていることで、フロントフェン
ダのフロントフェンダとフロントピラーロアアウタとの
間の空間の形状により大きい面積をとれないフロントフ
ェンダプロテクタの共鳴器を構成している部分の振動
を、面積を大きくとることができる振動器に伝達するこ
とができるので、共鳴器の体積変化を大きくすることが
でき、共鳴器の開口部からより大きい音を放射すること
ができる。さらに振動板はフロントピラーロアアウタと
対向しており、フロントピラーロアアウタにかかる音圧
を吸収する作用もある。よって、より大きいレベルの騒
音を低減することができるという効果が得られる。請求
項3の自動車のフロントフェンダ部の構造によれば、請
求項1の自動車のフロントフェンダ部の構造の効果に加
え、共鳴器の中に吸音材が備えられていることにより、
振動板がフロントピラーロアアウタにかかる音圧を吸収
する作用がより効率良く行える。よって、より大きいレ
ベルの騒音を低減することができるという効果が得られ
る。請求項4の自動車のフロントフェンダ部の構造によ
れば、請求項1の自動車のフロントフェンダ部の構造の
効果に加え、フロントフェンダプロテクタの共鳴器を構
成している部分に備えられた剛性の高い部分が、その周
辺部に剛性が低い部分を備えていることで、より剛体に
近く振動し、共鳴器の体積変化がより大きくなり、共鳴
器の開口部からより大きい音を放射することができる。
よって、より大きいレベルの騒音を低減することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の構成を示す図であ
る。
【図2】 図1の分解図の車体側を示す図である。
【図3】 図1の分解図のフロントフェンダ側を示す図
である。
【図4】 図1のA−A断面を示す図である。
【図5】 図1のB−B断面を示す図である。
【図6】 実施の形態1の作用を説明する図である。
【図7】 実施の形態1の効果を示す図である。
【図8】 実施の形態2にかかる図1のA−A断面を示
す図である。
【図9】 実施の形態2にかかる図1のB−B断面を示
す図である。
【図10】 実施の形態2の作用を説明する図である。
【図11】 実施の形態3にかかる図1のA−A断面を
示す図である。
【図12】 実施の形態3にかかる図1のB−B断面を
示す図である。
【図13】 実施の形態3の作用を説明する図である。
【図14】 実施の形態3の効果を示す図である。
【図15】 実施の形態4にかかる図1のA−A断面を
示す図である。
【図16】 実施の形態4にかかる図1のB−B断面を
示す図である。
【図17】 実施の形態4の作用を説明する図である。
【図18】 実施の形態5にかかる図1のA−A断面を
示す図である。
【図19】 実施の形態5にかかる図1のB−B断面を
示す図である。
【図20】 従来のフロントフェンダ部の構造を示す図
である。
【図21】 図20の分解図の車体側を示す図である。
【図22】 図20の分解図のフロントフェンダ側を示
す図である。
【符号の説明】
1 フードリッヂアッパー 2 フロントピラーロアアウタ 3 フロントフェンダ 4 空間 5 フロントドア 6 隙間 7 フロントフェンダプロテクタ 8 フロントタイヤ 9 ダッシュロア 10 箱状部材 11 開口部 12 フードリッヂロア 13 略閉空間 14 共鳴器 15 共鳴器の開口部から放射される音 16 フロントフェンダプロテクタを直接的に透過して
くる音 17 フロントフェンダとフロントドアの間の隙間を通
過してくる音 18 フロントフェンダプロテクタの共鳴器を構成して
いる部分 19 剛性の高い部分 20 剛性の低い部分 21 共鳴器のフロントピラーロアアウタと対向する部
分 22 振動板 23 振動板周辺の剛性の低い部分 24 連結機構 25 吸音材 101 フードリッヂアッパー 102 フロントピラーロアアウタ 103 フロントフェンダ 105 フロントドア 106 隙間 107 フロントフェンダプラテクタ 108 フロントタイヤ 109 ダッシュロア 112 フードリッヂロア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーロアアウタと、フロント
    ピラーロアアウタに接合されたフードリッヂアッパー
    と、フードリッヂアッパーに接合されたフードリッヂロ
    アと、フロントピラーロアアウタとフードリッヂロアに
    接合されたダッシュロアと、フロントピラーロアアウタ
    とフードリッヂアッパーに取り付けられたフロントフェ
    ンダと、フロントフェンダのフロントフェンダとフロン
    トピラーロアアウタとの間の空間側の面に接合された開
    口部を有する箱状部材と、フロントフェンダとフードリ
    ッヂロアとダッシュロアと該箱状部材に取り付けられた
    フロントフェンダプロテクタとで構成され、フロントフ
    ェンダとフロントフェンダプロテクタと該箱状部材によ
    り囲まれた略閉空間を有することを特徴とする自動車の
    フロントフェンダ部の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のフロントフェン
    ダ部の構造であって、前記箱状部材はフロントピラーロ
    アアウタと対向する部分に振動板を備え、かつ該振動板
    の周辺部に剛性の低い部分を備え、前記略閉空間の中に
    該振動板とフロントフェンダプロテクタの前記略閉空間
    を囲む部分とを直線状に連結する機構を備えていること
    を特徴とする自動車のフロントフェンダ部の構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車のフロントフェン
    ダ部の構造において、前記略閉空間に吸音材を備えるこ
    とを特徴とする自動車のフロントフェンダ部の構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の自動車のフロント
    フェンダ部の構造において、フロントフェンダプロテク
    タの前記略閉空間を囲む部分が、剛性が高い部分を備
    え、かつ該剛性が高い部分の周辺部に剛性の低い部分を
    備えることを特徴とする自動車のフロントフェンダ部の
    構造。
JP16215797A 1997-06-19 1997-06-19 自動車のフロントフェンダ部の構造 Pending JPH1111354A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11724656B2 (en) * 2020-01-08 2023-08-15 Hyundai Motor Company Low-noise pocket-type wheel guard

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